JP2000245731A - X線撮影装置 - Google Patents

X線撮影装置

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JP2000245731A
JP2000245731A JP11056314A JP5631499A JP2000245731A JP 2000245731 A JP2000245731 A JP 2000245731A JP 11056314 A JP11056314 A JP 11056314A JP 5631499 A JP5631499 A JP 5631499A JP 2000245731 A JP2000245731 A JP 2000245731A
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ray
rays
ray tube
tube
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Masataka Ueki
雅敬 植木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影した画像の画質を向上させたX線撮影装
置を提供すること。 【解決手段】 電子ビームを発生する陰極12および電
子ビームの衝突により所定方向の放射軸を含む所定の範
囲にX線を放出するターゲット面13aが形成された陽
極13を有するX線管11と、X線を遮蔽する遮蔽材料
16aとX線を透過する透過材料16bが交互に配列さ
れ、X線管11と被写体17との間に配置されるグリッ
ド16とを具備したX線撮影装置において、放射軸に対
する遮蔽材料16aの配列の向きが一様になっていな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンモグラフィー
撮影などにおいて、画質を向上させたX線撮影装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のX線撮影装置について、マンモグ
ラフィー撮影を例にとり図7を参照して説明する。符号
70はX線管装置で、X線管装置70はX線管71など
から構成されている。また、X線管71は、電子ビーム
を発生する陰極72や、陰極72と対向する傘状の回転
陽極73などから構成されている。陰極72から放出さ
れた電子eは、陰極72と回転陽極73間の高圧電界で
加速される。そして、電子eの入射方向に対して傾斜す
る回転陽極73のターゲット面73aに衝突する。この
とき、制動輻射でターゲット面73aからX線74が放
出する。放出したX線74は所定方向の放射軸Zを中心
にある範囲の広がりをもって出力する。
【0003】X線管71から出力されたX線74は絞り
75で絞られ、焦点外X線や余分な散乱X線が除去され
る。焦点外X線などが除去されたX線74は絞り75の
開口75aを通り、被写体76を透過する。被写体76
を透過したX線74は、被写体76で発生した散乱X線
がグリッド77で除去され、被写体76のX線像をフィ
ルム78に感光させる。
【0004】上記した構成のX線撮影装置は、散乱X線
を除去するために、被写体76とフィルム78との間に
グリッド77が配置されている。グリッド77は、X線
を遮蔽する物質たとえば薄い鉛箔77aと、X線透過率
の高い物質77bとを交互に積み重ねた構造をしてい
る。グリッド77は、被写体76を撮影する場合、たと
えば矢印Y方向に一定速度で移動する構成になってい
る。そして、被写体76内で発生し、放射軸Zから大き
く離れた方向に飛んでくる散乱X線を、鉛箔77aで遮
蔽し、除去する。
【0005】グリッド77の鉛箔77aは、X線の放射
軸Zに対して平行、あるいは、場所により傾斜した向き
に配列され、X線をできるだけ遮らない配置、いわゆる
カットオフとならない幾何学的配置にされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】X線撮影装置には、傘
型ターゲットなどを有する回転陽極型X線管が多く用い
られる、回転陽極型X線管は、陽極側すなわちターゲッ
ト面の接線方向に近い側に放出するX線は、線質が硬
く、また、いわゆるヒール効果で線量が減少する特性が
ある。
【0007】ところで、マンモグラフィー用のX線撮影
の場合、通常、X線管の陽極側に被写体の乳頭部が位置
し、陰極側に胸壁部が位置する。このため、乳頭部を照
射するX線の方が胸壁部に比べて線質が硬く、また、線
量が少なくなる。その結果、被写体を透過するX線の線
質や線量が一様でなくなり、画質が低下する。
【0008】また、回転陽極型X線管のターゲット面が
傾斜しているため、乳頭部側から見た場合と胸壁部側か
ら見た場合とで、焦点の長さ方向の寸法が相違する。こ
のため、乳頭部と胸壁部とで画像のコントラストが変化
し画質が低下する。
【0009】本発明は、上記した欠点を解決し、撮影し
た画像の画質を向上させたX線撮影装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子ビームを
発生する陰極および前記電子ビームの衝突により所定方
向の放射軸を含む所定の範囲にX線を放出するターゲッ
ト面が形成された陽極を有するX線管と、前記X線を遮
蔽する遮蔽材料と前記X線を透過する透過材料が交互に
配列され、前記X線管と被写体との間に配置されるグリ
ッドとを具備したX線撮影装置において、前記放射軸に
対する前記遮蔽材料の配列の向きが一様でないことを特
徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態について、マ
ンモグラフィー撮影を例にとり図1の概略構成図を参照
して説明する。図1の(a)〜(c)は、撮影時におけ
る機器の位置関係を時系列的に示している。符号10は
X線管装置で、X線管装置10はX線管11などから構
成されている。また、X線管11は、電子ビームを発生
する陰極12や、陰極12と対向する傘状の回転陽極1
3などから構成されている。
【0012】陰極12で発生した電子eは、陰極12と
回転陽極13間の高圧電界で加速される。そして、電子
eの入射方向に対して傾斜する回転陽極13のターゲッ
ト面13aに焦点Iを形成し衝突する。このとき、制動
輻射によってターゲット面13aからX線14aが放出
する。X線14aは、X線管の管軸mに対し横方向に位
置するいわゆる放射軸Z方向を中心に、ある範囲の広が
りをもって出力する。X線管11から出力したX線14
aは絞り15で絞られ、焦点外X線や余分な散乱X線が
除去される。絞り15で絞られたX線14aは、絞り1
5の開口15aを通り、グリッド16に入射する。そし
て、グリッド16において散乱X線などが除去される。
グリッド16を通過したX線14bは被写体17を透過
し、被写体17のX線像をフィルム18に感光させる。
【0013】グリッド16は、X線を遮蔽する物質たと
えば薄い鉛箔16aと、X線を透過する物質16bとを
交互に積み重ねた構造をしている。なお、グリッド16
の鉛箔16aは、放射軸Zに対する角度が一様でなく、
場所によって異なる向きに配列されている。
【0014】たとえば、グリッド16の中央領域Aは、
中心部分が放射軸Xに対し平行で、その右側はやや右下
がりに傾いて配列され、その左側はやや左下がりに傾い
て配列されている。所定領域Aの一方の側、たとえば図
の右側領域Bは右下がりに傾斜している。また、他方の
側、たとえば所定領域Aの図の左側領域Cは、右側領域
Bとは逆に左下がりに傾斜している。中央領域Aや右側
領域B、左側領域Cでは、中央領域Aの中心部分から離
れるにしたがって、X線の放射軸Zに対する傾斜が徐々
に大きくなっている。
【0015】上記した構成のグリッド16は、放射軸Z
から大きく離れた方向に飛んでくる散乱X線を、鉛箔1
6aで遮蔽し除去する。
【0016】被写体17を撮影する場合、グリッド16
をX線管装置10に対し固定した配置にすると、鉛箔1
6aの影になる部分が生じ、フィルム18に到達するX
線の量が変動し縞模様を発生する。このため、被写体1
7を撮影する場合は、X線による曝射を開始すると同時
に、図の(a)〜(c)で示すように、たとえば矢印Y
方向にグリッド16を一定速度で移動させる。
【0017】上記したように、鉛箔16aの向きは、X
線の放射軸Zに対し一様になっていない。このため、鉛
箔16aの向きによって、X線が透過する量が変化す
る。すなわち、鉛箔16aの向きがX線の放射方向に対
し平行に近い部分でX線が多く透過し、傾きが大きい部
分では透過するX線が少なくなる。
【0018】たとえば、図1(a)では、ターゲット面
13aの焦点Iの直下にグリッド16の右側領域Bが位
置している。この場合、ターゲット面13aから陰極1
2側方向に放出されたX線が、主として、グリッド16
の右側領域Bにおける右側部分を通過する。そして、X
線は被写体17の右側部分のX線像をフィルム18に感
光させる。
【0019】図2(b)では、ターゲット面13aの焦
点Iの直下にグリッド16の中央領域Aが位置してい
る。この場合、ターゲット面13aから陽極13側と陰
極12側の中間方向に放出されたX線が、主として、中
央領域Aの中心部分を通過する。そして、X線は被写体
17の中央部分のX線像をフィルム18に感光させる。
【0020】図2(c)では、ターゲット面13aの焦
点Iの直下にグリッド16の左側領域Cが位置してい
る。この場合、ターゲット面13aから陽極13側方向
に放出されたX線が、主として、左側領域Cの左側部分
を通過する。そして、X線は被写体17の左側部分のX
線像をフィルム18に感光させる。
【0021】したがって、図1(a)〜(c)では、グ
リッド16を透過し、フィルム18に画像を作るX線束
は、たとえばハッチングP、Q、Rのように変化する。
なお、ハッチングP、Q、Rは1つの例であり、X線束
は、グリッド16の配置や、鉛箔16aの向きなどによ
って変化する。
【0022】上記した構成によれば、図の(a)の状態
では、陰極12側に放出されるX線、すなわち、線質が
柔らかく、少ない線量のX線が被写体17を透過しフィ
ルム18上に画像を生成する。(b)の状態では、陰極
12側と陽極13側の中間部分に放出されるX線が被写
体17を透過しフィルム18上に画像を生成する。
(c)の状態では、陽極13側に放出されるX線、すな
わち、線質が硬く、少ない線量のX線が被写体17を透
過しフィルム18上に画像を生成する。
【0023】したがって、グリッド16の移動に伴い、
グリッド16を透過するX線は、陰極12側に放出され
るX線から陽極13側に放出されるX線へと徐々に変化
し、X線の線質や線量が変化する。そのため、グリッド
16の移動に合わせて、X線管の陰極12と陽極13間
に印加する管電圧や、X線管に流れる管電流を変化さ
せ、いわゆるヒール効果による画像コントラストの劣化
を補正し、良好な画像が得られるようにしている。
【0024】たとえば、図(a)の状態では、管電圧を
上げ、管電流を下げている。また、図(c)の状態で
は、図(a)の状態に比べ、管電圧を下げ、管電流を上
げている。
【0025】上記したグリッドの移動量(x)と、管電
圧(管電圧)および管電流(管電流)の変化との関係を
示すと図2のようになる。図2の横軸はグリッドの移動
量を示し、縦軸は管電圧および管電流を示している。曲
線Ep が管電圧(kV)、曲線Ip (mA)が管電流を
示している。
【0026】上記した構成によれば、たとえばマンモグ
ラフィー用の撮影の場合、胸壁側から乳頭側まで、被写
体全体を透過するX線の線質や線量が均一化し、一様な
コントラストの良好な画像が得られる。
【0027】次に、本発明の他の実施形態について図3
を参照して説明する。図3では、図1に対応する部分に
は同一の符号を付し、重複する説明は一部省略する。こ
の実施形態の場合、X線管装置10は、X線管の焦点I
を中心にグリッドに対して、陰極側および陽極側が上下
する方向に回転する構造になっている。
【0028】図3(a)は、図1(a)と同様、焦点I
からグリッド16に垂直に下ろした垂線31が、グリッ
ド16の右側領域Bと交差している。そして、X線管装
置10は、焦点Iを中心に回転し、陰極側10aが上方
を向き、陽極側10bが下方を向いている。
【0029】この状態では、X線管(図示せず)が傾斜
し、たとえば、ターゲット面から陽極側と陰極側の中間
方向に放出されたX線が、グリッド16の右側領域Bの
鉛箔16a(図1)と平行関係に近くなり、X線は、主
に、グリッド16の右側領域Bを通過する。
【0030】図3(b)は、図1(b)と同様、焦点I
からグリッド16に垂直に下ろした垂線31が、グリッ
ド16の中央領域Aと交差している。そして、X線管の
管軸mはグリッド16とほぼ平行になっている。
【0031】この状態では、X線管のターゲット面から
陽極側と陰極側の中間方向に放出されたX線が、主に、
グリッド16の中央領域Aを透過する。
【0032】図3(c)は、図1(c)と同様、焦点I
からグリッド16に垂直に下ろした垂線31が、グリッ
ド16の領域Cと交差している。そして、X線管装置1
0は、焦点Iを中心に回転し、陰極側10aが下方を向
いている。
【0033】この状態では、X線管が傾斜し、たとえ
ば、ターゲット面から陽極側と陰極側の中間方向に放出
されたX線が、グリッド16の左側領域Cの鉛箔16a
と平行関係に近くなり、X線は、主に、グリッド16の
左側領域Bを透過する。
【0034】上記した構成によれば、グリッド16の移
動に合わせて、X線管装置11の管軸mを回転させてい
る。この回転によって、たとえば、ターゲット面から陰
極側と陽極側の中間部分に放出されるX線がグリッド1
6を通過し、被写体全体を照射する。
【0035】たとえば、マンモグラフィー撮影に用いら
れているX線管は、通常、ターゲット面の横方向からX
線を取出す構造になっている。この構造の場合、被写体
の陽極側から見た場合と、被写体の陰極側から見た場合
とで、みかけ上の焦点の長さ方向の寸法が変化する。そ
のため、長さ方向の分解能が陽極側と陰極側とで変化
し、画質を低下させる。
【0036】上記した本発明の構成によれば、被写体全
体にわたって、ターゲット面から陰極側と陽極側の中間
部分に放出されるX線がグリッドを通過する。したがっ
て、焦点の長さ方向の分解能の変化が小さくなる。その
結果、長さ方向の実効焦点寸法が陽極側から陰極側まで
一定に保たれ、たとえば胸壁側におけるコントラストの
低下が防止される。
【0037】なお、X線管装置の管軸mを焦点Iを中心
に回転させる場合、必要な照射野は、X線の放射軸に対
する鉛箔の傾斜角度で調整できる。したがって、X線管
自身の照射野はあまり問題にならない。そのため、照射
野が狭いという特性があるものの、最大定格を大きくと
れるターゲット角度の小さいX線管を使用できる。
【0038】上記したようにグリッドを移動する場合、
その移動速度が遅いと、X線像に縞模様が発生すること
がある。このため、グリッドの移動にはある程度の速度
が要求される。また、グリッドの移動速度を早くする
と、グリッドの移動範囲が広くなる。このような場合、
X線管装置の管軸mをたとえば被写体にほぼ平行方向に
配置し、グリッドの移動方向も被写体にほぼ平行方向に
すれば、グリッドの移動範囲を確保できる。
【0039】上記した実施形態では、X線管装置の管軸
mを回転させ、長さ方向の実効焦点寸法を陽極側から陰
極側まで一定にしている。この構成に代えて、電子ビー
ムを発生するフィラメントの近傍にバイアス電極を配置
して、バイアス電極に印加する電圧を調整する構成にす
ることもできる。また、フィラメントに抵抗を接続し、
フィラメントに流れる電流を利用してフィラメントに印
加する電圧を変化させる構成、あるいは、フィラメント
に可変抵抗を接続し、フィラメントに印加する電圧を変
化させる構成にすることもできる。
【0040】次に、本発明のもう1つの他の実施形態に
ついて図4を参照して説明する。図4は、図1に対応す
る部分には同一の符号を付し、重複する説明は一部省略
する。この実施形態の場合、X線管装置10は、X線管
の焦点Iを中心に被写体17に対して、陰極側10aお
よび陽極側10bが上下する方向に回転する構造になっ
ている。
【0041】X線管装置10の近くに絞り15が配置さ
れている。そして、X線管装置10の管軸mが傾く方向
に合わせて、絞り15が例えば矢印方向に移動する。こ
のとき、X線管装置10からX線が出力される方向すな
わち放射軸Zと、絞り15の開口15aとが、常に、一
致するように絞り15を移動させる。
【0042】この場合、絞り15の開口15aは、照射
野の全体をカバーできる大きさの丸または四角の形状で
なく、図6に示すように、管軸方向では照射野全体の一
部だけをカバーする形状、たとえば1つの方向で長く、
これと直交する方向で狭いスリット状にしている。な
お、開口15aの長い方の1つの方向では、被写体17
の幅全体をX線が透過する寸法に設定されている。
【0043】上記した構成において、図4(a)〜
(c)に示すように、X線管装置10を焦点Iを中心に
回転させ、同時に、絞り15を移動させる。このとき、
図5(a)〜(c)に示すように、スリット状の開口1
5aに合わせて、扇状に広がるX線ビーム41が被写体
17全体を管軸方向に順に透過し、フィルム上にX線像
を形成する。
【0044】この場合も、X線の線質や線量は被写体全
体で一定となり、良好な画像が得られる。
【0045】上記した実施形態では、絞りの開口の形状
をスリット状にしている。しかし、スリット状以外の任
意の形状にすることができる。
【0046】また、上記した実施形態では、X線の放射
軸をX線が放出される範囲の中央部分として説明してい
る。しかし、X線の放射軸は、X線が放出される範囲内
であれば任意の方向に選ぶことができる。
【0047】上記した構成によれば、医用X線撮影装置
など、制動輻射型のX線を発生するX線管を使用したX
線撮影装置において、被写体より見たターゲット面の角
度が、被写体の撮影部分によって変化しない。このた
め、X線の線質や線量などのエネルギー特性が均一化す
る。また、実効焦点寸法の変化もなくなり、良好なX線
撮影が可能となる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、撮影した画像の画質を
向上させたX線撮影装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための概略構成図
である。
【図2】本発明の実施形態を説明するための図で、X線
管装置に印加する管電圧およびX線管装置に流す管電流
を説明するための図である。
【図3】本発明の他の実施形態を説明するための概略構
成図である。
【図4】本発明の他の実施形態を説明するための概略構
成図である。
【図5】図4の他の実施形態において、被写体に照射さ
れるX線の模様を説明するための図である。
【図6】本発明の他の実施形態で使用される絞りの例を
説明するための概略構成図である。
【図7】従来例を説明するための概略構成図である。
【符号の説明】
10…X線管装置 11…X線管 12…陰極 13…陽極 13a…ターゲット面 14a、14b…X線 15…絞り 16…グリッド 17…被写体 18…フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05G 1/34 H05G 1/34 Z

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ビームを発生する陰極および前記電
    子ビームの衝突により所定方向の放射軸を含む所定範囲
    にX線を放出するターゲット面が形成された陽極を有す
    るX線管と、前記X線を遮蔽する遮蔽材料と前記X線を
    透過する透過材料が交互に配列され、前記X線管と被写
    体との間に配置されるグリッドとを具備したX線撮影装
    置において、前記放射軸に対する前記遮蔽材料の配列の
    向きが一様でないことを特徴とするX線撮影装置。
  2. 【請求項2】 グリッドを構成する遮蔽材料が配列され
    る向きは、前記グリッドの所定部分では放射軸に一致
    し、前記所定部分の両側は前記放射軸に対する傾きが逆
    になっている請求項1記載のX線撮影装置。
  3. 【請求項3】 グリッドを移動する移動装置と、前記グ
    リッドの移動に対応して、X線管に印加する管電圧およ
    びX線管に流れる管電流を制御する制御装置とを設けた
    請求項1または請求項2記載のX線撮影装置。
  4. 【請求項4】 制御装置は、グリッドが、ターゲット面
    から陰極側に放出されたX線を通過する状態の場合に、
    グリッドが、ターゲット面から陽極側に放出されたX線
    を通過する状態の場合よりも、管電圧が大きく、かつ、
    管電流が少なくなるように制御する請求項3記載のX線
    撮影装置。
  5. 【請求項5】 グリッドを移動する移動装置と、陰極の
    近くに位置し、前記グリッドの移動に対応して印加され
    るバイアス電圧が変化するバイアス電極とを設けた請求
    項1記載のX線撮影装置。
  6. 【請求項6】 グリッドを移動する移動装置と、陰極の
    フィラメントに接続されたバイアス抵抗とを設けた請求
    項1記載のX線撮影装置。
  7. 【請求項7】 X線管のターゲット面に形成される電子
    ビームの焦点位置を中心にして、陰極側および陽極側が
    グリッドに対し上下する方向にX線管を回転させる回転
    機構と、グリッドを移動する移動装置とを設けた請求項
    1記載のX線撮影装置。
  8. 【請求項8】 電子ビームを発生する陰極および前記電
    子ビームの衝突により所定方向の放射軸を含む所定範囲
    にX線を放出するターゲット面が形成された陽極を有す
    るX線管と、このX線管のターゲット面に形成される電
    子ビームの焦点位置を中心にして、陰極側および陽極側
    が被写体に対し上下する方向にX線管を回転させる回転
    機構と、前記X線が通過する開口を有し、前記X線管か
    らX線が出力される所定範囲に含まれる放射軸と前記開
    口とが一致するように移動する絞りとを具備したX線撮
    影装置。
  9. 【請求項9】 開口が、1つの方向で長く、これと直交
    する方向で狭いスリット状である請求項8記載のX線撮
    影装置。
  10. 【請求項10】 開口の1つの方向の長さが、被写体の
    一方向の幅全体をX線が照射できる長さである請求項9
    記載のX線撮影装置。
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