JP2008006096A - 生体用電極および固定シール - Google Patents

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Abstract

【課題】生体用電極装着時の患者または被検者の貼付違和感を軽減すること。
【解決手段】基材1は、生体表面に貼付可能な平面状の部材である。取付部2は、リード線3のコネクタ部4と着脱自在に接続する。カバー5は、取付部2に接続されたコネクタ部4を、基材1の平面領域内で覆う。これにより、カバー5は、コネクタ部4を取付部2に固定させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、生体用電極と、生体用電極にリード線を固定するのに用いる固定シールとに関する。
心電図などの生体情報の計測には、一般に、生体用電極(以下、単に「電極」ともいう)が用いられる。従来の電極としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された電極においては、リード線を電極に着脱自在に接続するための取付部が、生体表面に貼付可能な基材の平面中央部に予め設けられている。
リード線が着脱自在に接続される取付部を有する電極を生体表面に装着する場合は、図16に示すように、基材1を患者または被検者の皮膚(図示せず)に貼付し、取付部2にリード線3のコネクタ部4を接続した後、基材1よりも大きな貼付面を有する粘着性カバーを、基材1を覆って皮膚に貼付することにより、リード線3の固定を行うことが多い。このような固定方法は、例えば、長時間にわたる電極装着が必要な検査を行う場合や、患者または被検者の体動が伴う運動負荷心電図検査を行う場合に、行われる。
特開平11−137529号公報
しかしながら、上記従来の固定方法においては、基材よりも大きな粘着性カバーが用いられるため、粘着性カバーが患者または被検者の皮膚に直接貼付され、電極装着時の貼付面積が拡大する。このため、電極装着時に患者または被験者に与えられる引っ張り感やかゆみなどの貼付違和感が増大するという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、生体用電極装着時の患者または被検者の貼付違和感を軽減することができる生体用電極および固定シールを提供することを目的とする。
本発明に係る生体用電極は、生体表面に貼付される平面状の基材と、前記基材の平面中央部に設けられ、リード線のコネクタ部と着脱自在に接続する取付部と、前記取付部に接続された前記コネクタ部を前記基材の平面領域内で覆い、前記コネクタ部を前記取付部に固定させる固定シールと、を備える構成を採る。
本発明に係る生体用電極は、上記構成において、前記固定シールを、前記基材の平面外周部の一部分に固着し、前記平面外周部の他の部分に接離自在に接着する、構成を採る。
本発明に係る生体用電極は、上記構成において、前記固定シールは、略V字形状を有し、前記固定シールを、前記形状の二つの端部で前記平面外周部に接離自在に接着し、前記固定シール上の前記二つの端部の中間位置で前記平面外周部に固着する、構成を採る。
本発明に係る生体用電極は、上記構成において、前記残りの二つの端部の中間には間隙が形成されており、前記コネクタ部のリード線側を、前記間隙に配置する、構成を採る。
本発明に係る生体用電極は、上記構成において、前記固定シールを、前記コネクタ部の一部領域のみを覆う位置に配置する、構成を採る。
本発明に係る生体用電極装置は、上記の生体用電極と、上記のコネクタ部と、を備える構成を採る。
本発明に係る固定シールは、生体用電極の基材の平面中央部に設けられた取付部にリード線のコネクタ部を固定する固定シールであって、前記取付部に着脱自在に接続された前記コネクタ部を前記基材の平面領域内で覆う、略V字形状のシール本体と、前記シール本体に設けられ、前記シール本体の前記形状の二つの端部および前記シール本体上の前記二つの端部の中間位置を前記基材の平面外周部に接着して、前記シール本体に覆われた前記コネクタ部を前記取付部に固定する接着部と、を備える構成を採る。
本発明に係る固定シールは、上記構成において、前記取付部を包囲する位置に配置される環状シールをさらに備え、前記シール本体の前記中間位置は、前記環状シールの一部分に固着されており、前記接着部は、前記環状シールを前記平面外周部に接着し、前記二つの端部を前記環状シールの他の部分に接離自在に接着する、構成を採る。
本発明によれば、生体用電極装着時の患者または被検者の貼付違和感を軽減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、下記の実施の形態において、同一の要素には同一の参照番号を付す。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る生体用電極の使用例の上面図である。また、図2は、図1の使用例の斜視図である。参照番号1は基材を、参照番号2は取付部を、参照番号3はリード線を、参照番号4はコネクタ部を、参照番号5はカバーを、それぞれ表す。
本実施の形態の電極は、基材1、取付部2およびカバー5を備える。基材1は、生体表面に貼付可能な平面状の部材であり、取付部2は、基材1の平面中央部に設けられ、リード線3の端部に設けられたコネクタ部4と着脱自在に接続するものであり、固定具または固定部材としてのカバー5は、取付部2に接続されたコネクタ部4を基材1の平面領域内で覆い、コネクタ部4を取付部2に固定させるものである。なお、この電極と、リード線3のコネクタ部4とにより、生体用電極装置を構成することもできる。
ここで、基材1、取付部2およびリード線3(コネクタ部4を含む)の構造の詳細について、マグネット式の電極を例にとり、図3を用いて説明する。基材1は、不織布タイプ、フォームタイプまたはフィルムタイプの平面部材1aを有し、その裏面(生体表面の貼付される面)に粘着層(図示せず)が設けられている。また、その平面中央部には孔が設けられていて、その孔には電解質ゲル1bが充填されている。取付部2は、ハット型の収容部2aに例えばフェライトからなる磁性体2bを嵌入することにより形成されている。また、取付部2を基材1の表面(生体表面に貼付される面の反対側の面)の中央部に位置合わせした状態で、平面部材1aが収容部2aの下部に圧着されている。また、収容部2aの上部には開口が設けられていて、磁性体2bがその開口から露出されている。リード線3のコネクタ部4には、開口よりも小径のマグネット4aがコネクタ部4から突出して設けられている。このため、コネクタ部4が取付部2に近づけられると、マグネット4aの磁力により、マグネット4aと、露出している磁性体2bとが接合する。このようにしてコネクタ部4は取付部2に接続される。
なお、基材1、取付部2およびリード線3を含む各部の構造は、上記のもののほかに様々なものがあり、本発明は、様々な構造に適用可能である。また、電極は、マグネット式だけでなく、ホック式などの様々な種類のものがある。本発明は、マグネット式の電極での用途に特に適しているが、リード線が別個に用意され使用時にのみリード線が接続される種類の電極であれば、適用可能である。以下では、説明の簡略化のために、各部の構造の詳細には言及しない。
カバー5は、取付部2に接続されたコネクタ部4を、基材1の平面領域から突出せずに、つまり基材1の平面領域内で覆うことが可能な寸法および形状のカバーシールを備えている。本実施の形態では、カバー5の本体を構成するカバーシールは、図4に示すように、V字形状(図4では逆V字形状として示されている)であり、換言すれば、基端部7から伸び二つの先端部8に向かって分岐した形状を有する。よって、カバーシールの形状としては、他にU字形状などがあり得る。基端部7から二つの先端部8に向かって伸びる二つの延伸部10は、挟角θを形成していて、二つの先端部8の中間には間隙部11が形成されている。また、カバーシールの基端部7側領域には、基材1の平面外周部の一部分に固着される固着部6が装着部として設けられていて、カバーシールの、固着部6が設けられた領域を除く全ての領域には、基材1の平面外周部の他の部分に接離可能に接着される接着部9(例えば粘着層)が装着部として設けられている。
よって、カバー5を、基端部7で基材1の平面外周部の一部分に固着し、コネクタ部4のリード線3側を、先端部8間に配置して、カバー5を、先端部8で基材1の平面外周部の他の部分に接離自在に接着することにより、図1および図2に示すように、取付部2へのコネクタ部4の固定が完了する。このように、コネクタ部4のリード線3側を先端部8間に配置するため、リード線3のコネクタ部4のみを覆うことができ、これにより、コネクタ部4の回動を挟角θ以内に規制することができるとともに、リード線3を遊動自在にすることができる。また、本実施の形態では、リード線3を遊動自在にする、つまりリード線3自体を基材1には固定しない。これは、コネクタ部4が取付部2に接続されるとリード線3の付け根と基材1とが離間するような構造(例えば図3参照)の場合、有利である。すなわち、カバー5で付け根付近のリード線3を基材1に押し当てると、コネクタ部4が取付部2から浮くことがあり得る。これに対し、本実施の形態の固定手法を利用すると、コネクタ部4が取付部2から浮くことを防止することができる。
また、基端部7および二つの先端部8を含む三つの端部にて、カバー5を基材1に装着するため、二つの端部にてカバー5を基材1に装着する場合に比べて、電極が生体表面から剥がれ落ちる可能性を低減することができる。これは、電極使用時において生じ得る、リード線3に加えられる引張り力であって、コネクタ部4を取付部2から離脱させる方向の力を、三個所に分散することができるためである。なお、本実施の形態では、基端部7に固着部6が設けられ、二つの先端部8に接着部9が設けられているが、基端部7と一方の先端部8とに固着部6を設け、他方の先端部8にのみ接着部9を設けてもよい。あるいは、これら三つの端部全てに接着部9を設けてもよい。
また、基端部7は、カバー5上の、二つの先端部8の中間位置として定義することができるが、その中間位置は、必ずしもカバー5の完全な中間位置でなくてもよく、その完全な中間位置よりも一方の先端部8側に偏位した位置も含むものとする。
再び図1および図2を参照すると、カバー5の配置位置は、コネクタ部4の一部領域を除く、基材1の平面領域内で、コネクタ部4を覆う位置である。つまり、カバー5の接着部9がコネクタ部4の一部分を覆わない。このため、接着部9が粘着剤からなる場合には、粘着剤がコネクタ部4に付着するのを少量に抑えることができ、コネクタ部4の汚れを少なくすることができる。
図5は、基材1へのカバー5の装着例を示す図である。基材1およびカバー5は、別体として予め形成される。そして、カバー5の固着部6が、基材1の平面外周部の所定のまたは任意の部位に固着される。なお、固着部6は、一旦固着されると分離不可能となるような手段でもよいし、分離可能な手段でもよい。その後、カバー5の接着部9が、基材1に接離自在に接着される。このように、カバー5を、別個に形成された基材1に後付けすることができるため、既存のあらゆる種類の電極に対してこのカバー5を適用することができる。
また、図1および図5から分かるように、カバー5は、コネクタ部4が取付部2に接続されている場合にはコネクタ部4の一部分を覆い、且つ、コネクタ部4が取付部2に接続されていない場合には取付部2を覆わない位置に、配置される。このため、電極不使用時において、カバー5の粘着剤が取付部2に付着して取付部2を汚すことを防止することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、取付部2に接続されたコネクタ部4をカバー5により基材1の平面領域内で覆ってコネクタ部4を取付部2に固定させるため、カバー5が皮膚に直接貼付されるのを防止することができ、電極装着時の貼付面積を縮小することができ、患者または被験者に与えられる貼付違和感を軽減することができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2に係る電極の使用例の上面図である。また、図7は、本実施の形態に係るカバーの接着部を示す図である。
本実施の形態のカバー5aは、実施の形態1で説明したカバー5と同様のものであるが、カバー5aが基材1の平面領域の略全域を覆うという点で、カバー5と相違する。
カバー5aには、カバー5に形成された間隙部11に比べて小さい間隙部11aが設けられている。カバー5aは、実施の形態1の間隙部11と同様に、一定の範囲でコネクタ部4の回動を許容しリード線3を遊動自在にしているが、コネクタ部4の略全域を覆う。さらに、カバー5aは、基材対向面の領域のうち、使用時にコネクタ部4に当接する領域を除く全域に、接着部12としての粘着層が設けられている。これにより、コネクタ部4の固定をより強固にすることができると同時に、粘着剤がコネクタ部4または取付部2に付着してコネクタ部4または取付部2を汚すことを防止することができる。
なお、本実施の形態のカバー5aには、実施の形態1で説明した固着部6が設けられていないが、カバー5aの基材対向面領域の一部分に固着部6を設けてもよい。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3に係る電極の使用例を示す図である。本実施の形態のカバー5bは、実施の形態1で説明したカバー5と同様のものであるが、帯状の形状を有する点において、カバー5と相違する。
このような電極によるコネクタ部4の固定手順としては、カバー5bの長手方向の一端部を基材1の平面外周部に固着し、または既にカバー5bが固着された電極を用意して(図8(a))、取付部2にコネクタ部4を接続して、カバー5bの長手方向の他端部を、カバー5bでリード線3を覆いながら基材1に当接させ接着させる(図8(b))。これにより、カバー5bは、帯の中間部にてコネクタ部4を押さえ、帯の両端部にて基材1に接離可能に接着する。このように、帯状のカバー5bを使用することで、極めて容易にカバー5bを基材1に接着させることができる。
なお、前述の固定手順は、カバー5bの一端部に、実施の形態1で説明した固着部6が設けられた場合を前提としているが、カバー5bに固着部6を設けない場合でも、同様の作用効果を実現することができる。また、接着部としては、前述した実施の形態と同様のものの使用があり得る。
(実施の形態4)
図9は、本発明の実施の形態4に係るカバーの構成を示す図である。
本実施の形態のカバー5cは、実施の形態1で説明したカバー5と同様のものであるが、本実施の形態のカバー5cは、V字形状のカバーシールと環状のベースシールとを備えた特有の構成を有する。
より具体的には、カバー5cの本体を構成するカバーシールの基端部14は、ベースシール13の一部分に予め固着されている。また、ベースシール13は、取付部2を基材1の平面領域内で包囲するような寸法および形状で形成されている。ベースシール13の基材対向面の全域には、ベースシール13を基材1に接着するベースシール接着部として、例えば粘着層(図示せず)が設けられている。さらに、ベースシール13の他方の面(基材対向面の反対側の面)の全域には、面ファスナが設けられている。また、カバーシールの基材対向面の、二つの先端部15を含む全域にも、ベースシール13に設けられた面ファスナと対をなす面ファスナが設けられていて、これらの面ファスナは、カバーシールをベースシール13に接離自在に接着するカバーシール接着部としての機能を有する。前述のベースシール接着部とカバーシール接着部とにより、本実施の形態のカバー5cの接着部が構成される。
図10は、カバー5cの使用例を示す図である。カバー5cによるコネクタ部4の固定手順としては、カバーが備えられていない従来の生体用電極と、リード線3と、カバー5cとを用意し(図10(a))、カバーが備えられていない従来の生体用電極の基材1の取付部2を包囲しながらベースシール13を基材1に装着して、取付部2にコネクタ部4を取り付けて、カバー5cの先端部15を、カバー5cでコネクタ部4を覆いながらベースシール13に当接させ接着させる(図10(b))。
このような装着部を有するカバー5cを使用することで、従来の生体用電極に対して特段の変更を加えることなく、強固なリード線固定を実現することができる。特に、接着手段として面ファスナが使用される場合には、カバー5cの構成を本実施の形態のようにすると有利である。また、カバー5cを基材1に装着するための部材を環状としたことにより、V字形状を有するカバーシールの容易な装着を実現することができる。
(実施の形態5)
図11は、本発明の実施の形態5に係る電極の使用例を示す上面図である。また、図12は、図11の使用例の斜視図であり、図13は、図11の使用例を図11の上方から見た場合の側面図である。
本実施の形態のカバー5dは、実施の形態1で説明したカバー5と同様のものであるが、基材1と一体的に形成されるという点において、カバー5と相違する。カバー5dは、基材1とともに、コネクタ部4を収納可能なポケットを形成する。カバー5dを基材1と一体形成することにより、基材1とカバー5dとの位置合わせの手間を省くことができる。また、より強固なコネクタ部4の固定を実現するためには、図13に示すように、ポケットの開口を中心として左右両側16を絞りつつ、適度な大きさのコネクタ収容部17を設けることが好ましい。
また、図14に、本実施の形態に係る電極の変形例を示し、図15に、その側面図を示す。ここに示すカバー5eは、基材1とともに、コネクタ部4を挿通可能なループを形成する。この例の場合も、カバー5dと同様に、基材1とカバー5eとが一体的に形成されるため、位置合わせの手間を省くことができる。
以上、本発明の実施の形態1〜5について説明した。ただし、以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されない。つまり、各実施の形態において説明した構成や構造、用途などは一例であり、本発明の範囲においてこれらの例に対する様々な変更および修正が可能であることは明らかである。例えば、実施の形態1〜5で説明したいくつかの特徴を適宜組み合わせて実施することが可能である。また、生体用電極およびリード線のコネクタ部のそれぞれの構造は、各実施の形態で説明したもののみに限定されるべきではなく、様々な変形例があり得る。
本発明の実施の形態1に係る生体用電極の使用例を示す上面図 図1の使用例の斜視図 マグネット式生体用電極の構造例を示す図 本発明の実施の形態1に係るカバーの概形を示す図 本発明の実施の形態1に係る基材とカバーとの装着構造を示す図 本発明の実施の形態2に係る生体用電極の使用例を示す図 本発明の実施の形態2に係るカバーの接着部を示す図 本発明の実施の形態3に係る生体用電極の使用例を示す図 本発明の実施の形態4に係るカバーの構成を示す図 本発明の実施の形態4に係るカバーの使用例を示す図 本発明の実施の形態5に係る生体用電極の使用例の上面図 図11の使用例の斜視図 図11の使用例の側面図 本発明の実施の形態5に係る生体用電極の変形例を示す図 図14の変形例の側面図 従来のリード線固定法を説明するための図
符号の説明
1 基材
2 取付部
5、5a、5b、5c、5d、5e カバー
6 固着部
7、14 基端部
8、15 先端部
9、12 接着部

Claims (8)

  1. 生体表面に貼付される平面状の基材と、
    前記基材の平面中央部に設けられ、リード線のコネクタ部と着脱自在に接続する取付部と、
    前記取付部に接続された前記コネクタ部を前記基材の平面領域内で覆い、前記コネクタ部を前記取付部に固定させる固定シールと、
    を備えることを特徴とする生体用電極。
  2. 前記固定シールを、前記基材の平面外周部の一部分に固着し、前記平面外周部の他の部分に接離自在に接着する、
    ことを特徴とする請求項1記載の生体用電極。
  3. 前記固定シールは、略V字形状を有し、
    前記固定シールを、前記形状の二つの端部で前記平面外周部に接離自在に接着し、前記固定シール上の前記二つの端部の中間位置で前記平面外周部に固着する、
    ことを特徴とする請求項2記載の生体用電極。
  4. 前記残りの二つの端部の中間には間隙が形成されており、
    前記コネクタ部のリード線側を、前記間隙に配置する、
    ことを特徴とする請求項3記載の生体用電極。
  5. 前記固定シールを、前記コネクタ部の一部領域のみを覆う位置に配置する、
    ことを特徴とする請求項2記載の生体用電極。
  6. 請求項1記載の生体用電極と、
    前記コネクタ部と、
    を備えることを特徴とする生体用電極装置。
  7. 生体用電極の基材の平面中央部に設けられた取付部にリード線のコネクタ部を固定する固定シールであって、
    前記取付部に着脱自在に接続された前記コネクタ部を前記基材の平面領域内で覆う、略V字形状のシール本体と、
    前記シール本体に設けられ、前記シール本体の前記形状の二つの端部および前記シール本体上の前記二つの端部の中間位置を前記基材の平面外周部に接着して、前記シール本体に覆われた前記コネクタ部を前記取付部に固定する接着部と、
    を備えることを特徴とする固定シール。
  8. 前記取付部を包囲する位置に配置される環状シールをさらに備え、
    前記シール本体の前記中間位置は、前記環状シールの一部分に固着されており、
    前記接着部は、前記環状シールを前記平面外周部に接着し、前記二つの端部を前記環状シールの他の部分に接離自在に接着する、
    ことを特徴とする請求項7記載の固定シール。
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