JP3488976B2 - 生体用電極 - Google Patents

生体用電極

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JP3488976B2 JP08076697A JP8076697A JP3488976B2 JP 3488976 B2 JP3488976 B2 JP 3488976B2 JP 08076697 A JP08076697 A JP 08076697A JP 8076697 A JP8076697 A JP 8076697A JP 3488976 B2 JP3488976 B2 JP 3488976B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、生体の皮膚表面に
貼着して生体信号を取り出す生体用電極に係り、特に安
定して生体信号を取り出すことのできる生体用電極に関
する。 【0002】 【従来の技術】心電図などを得るために生体の皮膚表面
に貼着する生体用電極としては、従来から種々の提案が
なされている。例えば実公平7−7924号公報に記載
された医療用電極が公知である。この電極の一例の構成
を図5,6に示す。図5は平面図、図6は図5のA−A
線断面図である。図5,6において、電極1は上下1対
の絶縁性を有するシート状の保持部材2,3と、保持部
材2,3間に挟持される導電性を有するフィルム状の電
極部材4とから構成されている。 【0003】保持部材2,3の下面全面にはそれぞれ絶
縁性を有する皮膚粘着剤層5,6が形成されており、そ
れぞれの一端側が積層されている。電極部材4の両面全
面にはAg/AgClが塗布されており、導電性が与え
られている。電極部材4は矩形状のパッド部4aとその
一辺から突出する舌片状のタブ部4bとが一体に形成さ
れてなっており、パッド部4aの片面には導電性粘着剤
層7が形成されている。 【0004】電極部材4のパッド部4aは保持部材2,
3の積層部分を通って内側に配置されており、導電性粘
着剤層7が形成されていない面が皮膚粘着剤層5を介し
て上部保持部材2の下面に接している。タブ部4bは保
持部材2,3の積層部分から外側に突出しており、下部
保持部材3の皮膚粘着剤層6が形成されていない上面の
上に位置している。またパッド部4aの幅は保持部材
2,3の幅より狭くなっている。 【0005】電極1の保管時には図6に示すように、プ
ラスチックシートなどで構成された剥離紙8上に配置さ
れている。そして保持部材2,3及び電極部材4はそれ
ぞれ皮膚粘着剤層5,6及び導電性粘着剤層7により剥
離紙8上に貼着される。このとき電極部材4のパッド部
4aの幅が保持部材2の幅より狭くなっているので、パ
ッド部4a及び導電性粘着剤層7の外周は皮膚粘着剤層
5によって包囲され、剥離紙8上に密封貼着される。 【0006】電極1の使用時には電極1を剥離紙8から
剥離し、皮膚粘着剤層5,6及び導電性粘着剤層7を介
して被検者の皮膚表面に貼着する。そして図5,6に2
点鎖線で示すようにタブ部4bを挟持部材であるクリッ
プ9で挟み、クリップ9に接続されたリード線10を介
して、図示しない心電計に生体信号を送り心電図を得
る。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の電極1によると、可撓性で比較的薄形にできる
ため、被検者に容易に装着することができる。またタブ
部4bが可撓性であるため、リード線10に振動などの
応力が作用してもタブ部4bで振動を吸収することがで
き、取り出した生体信号にノイズが発生することを軽減
させることができる。 【0008】しかしながら電極部材4は極めて薄いフィ
ルムで構成されているため、クリップ9でタブ部4bを
挟持したとき、僅かな外力が作用してもクリップ9が外
れやすいという問題があった。この問題を解決するため
従来は、タブ部4bの表面に摩擦係数の大きいシートを
貼るなどしており、余分の手間がかかった。またタブ部
4bが可撓性を有するためクリップ9が動きやすく、装
着状態が不安定になる欠点もあった。さらに、クリップ
9が大きく振動した場合などでは、タブ部4bが可撓性
があるためパッド部4aに当り、大きなノイズを発生す
ることがあった。 【0009】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、電極部材をクリップで強固に挟持するととも
に、電極部材と下部保持部材とでクリップを挾持するこ
とができ、皮膚表面に安定して装着することのできる生
体用電極を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明は、それぞれの一端側が積
層配置され、下面全面に粘着剤層が形成されたシート状
上下1対の保持部材と、該保持部材間に挟持され、
端側が下部保持部材の前記一端側より突出し、少なくと
も突出端下面に導電性粘着剤層が形成されたフィルム状
の電極部材とを具備し、生体の皮膚表面に前記1対の
持部材及び前記電極部材をそれぞれ前記各粘着剤層を介
して粘着し、前記電極部材を挟持部材で挟持して生体信
号を取り出す生体用電極において、前記1対の保持部材
のうち少くとも上部保持部材を伸縮性を有するテープで
構成し、前記電極部材の他端側の先端縁部は前記上部保
持部材の前記一端側の先端縁部よりも短く、前記上部保
持部材の前記先端縁部の中間部に前記電極部材の前記先
端縁部が合致するように前記上部保持部材が前記電極部
材の全面を被覆し、前記上部保持部材の前記一端側の下
面であって前記電極部材を被覆している部分を除く部分
は前記上部保持部材の前記粘着剤層により前記下部保持
部材の上面に貼着されていることを特徴とする。 【0011】上記構成によると、上部保持部材は伸縮性
を有するので、挟持部材の一方のアームを、それぞれ粘
着剤層が形成されていない電極部材の面と下部保持部材
の面との間に挿入することができる。また上部保持部材
は電極部材の全面を被覆しているので、挟持部材により
保持部材と電極部材とを一体に挟持することができる。
この結果、挟持部材は電極部材を強固に挟持することが
でき、しかも挟持部材がゆれることがないので、生体信
号を安定して検出することができる。また電極部材の一
部は接着テープなどにより下部保持部材に密着保持され
ているので、液体などが導電性粘着剤層に浸入すること
を防止でき、その劣化を防ぐことができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の生体用電極の一実
施の形態を図面を参照して説明する。 【0013】図1乃至図4に本発明の一実施の形態の構
成を示す。図1は平面図、図2は図1のA−A線断面
図、図3は図2のB−B線断面図、図4は図2のC−C
線断面図である。これらの図において、図5及び図6に
示す従来例の部分に対応する部分には同一の符号を付し
てあり、その説明は適宜省略する。本実施の形態の特徴
は上部保持部材2の材質及び装着位置と、電極部材4の
下部保持部材3への保持構造にあり、他の部分の構成は
図5,6に示す従来例とほぼ同様である。 【0014】図1乃至図4において、上部保持部材2の
積層側の部分は、上部保持部材2と下部保持部材3との
積層部間に挟持された電極部材4の上面全面を、皮膚接
着剤層5を介して密着被覆している。すなわち、上部保
持部材2の積層側の一辺と電極部材4の一辺とは同一線
上にある。この部分の電極部材4の下面と下部保持部材
3の上面とにはそれぞれ粘着剤層が形成されておらず、
しかも上部保持部材2は伸縮性のあるテープで構成され
ているので、電極部材4と下部保持部材3との間にクリ
ップ9の一方のアーム9aを挿入することが可能であ
る。従ってクリップ9の他方のアーム9bを上部保持部
材2の上面に当接させることにより、クリップ9により
上部保持部材2と電極部材4とを一体に挟持することが
できる。 【0015】また電極部材4の長手方向の中間部上面に
は、幅方向に両面接着テープ11が接着されており、両
面接着テープ11は電極部材4の幅方向の両側に突出し
ている。そしてテープ11の突出した両端は下部保持部
材3の積層側の端部上面に接着されており、電極部材4
はテープ11によりその部分が下部保持部材3の上面に
液密に密着保持されている。 【0016】本実施の形態によれば、クリップ9で電極
部材4を上部保持部材2とともに挟持するので、挟持す
る部分が厚くなり、クリップ9に外力が作用しても容易
に脱落することはない。またクリップ9のアーム9aが
電極部材4と下部保持部材3との間に挿入されるとき、
上部保持部材2は伸縮性があるため、アーム9aが挾持
されてクリップ9のゆれを防ぐことができる。この結
果、生体信号を安定して検出することができる。さらに
電極部材3の中間部は下部保持部材3の上面に両面接着
テープ11で液密に密着保持されているので、粘着剤層
が形成されていない電極部材3の下面と下部保持部材3
の上面との間に水などが浸入しても、導電性粘着剤層7
まで到達することがなく、その部分の劣化を防ぐことが
できる。 【0017】またクリップ9がスライド形式のもので、
下部アーム9aを電極部材4と下部保持部材3との間に
挿入した後、上部アーム9bを上部保持部材2の上面上
をスライドさせる場合は、上部保持部材2の上面に円滑
面を形成し、上部アームをスライドしやすくするとよ
い。 【0018】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の生体用電
極によれば、挟持部材により電極部材と上部保持部材と
を一体に挟持できるようにしたので、挟持部材により電
極部材を強固に挟持することができ、生体信号を安定し
て検出することができる。また挾持部材の一方のアーム
が電極部材と下部保持部材との間に挿入されるとき、上
部保持部材は伸縮性を有するので、前記アームが挾持さ
れて挾持部材のゆれの発生を防ぐことができ、生体信号
の検出をさらに安定させることができる。また電極部材
を接着テープにより下部保持部材上に密着保持させたの
で、液体などが導電性粘着剤層に浸入することを防止
し、その劣化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の生体用電極の一実施の形態の構成を示
す平面図である。 【図2】図1のA−A線断面図である。 【図3】図2のB−B線断面図である。 【図4】図2のC−C線断面図である。 【図5】従来の生体用電極の一例の構成を示す平面図で
ある。 【図6】図5のA−A線断面図である。 【符号の説明】 1 生体用電極 2 上部保持部
材 3 下部保持部材 4 電極部材 5,6 皮膚粘着剤層 7 導電性粘着
剤層 9 クリップ(挟持部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 それぞれの一端側が積層配置され、下面
    全面に粘着剤層が形成されたシート状の上下1対の保持
    部材と、 該保持部材間に挟持され、一端側が下部保持部材の前記
    一端側より突出し、少なくとも突出端下面に導電性粘着
    剤層が形成されたフィルム状の電極部材とを具備し、 生体の皮膚表面に前記1対の保持部材及び前記電極部材
    をそれぞれ前記各粘着剤層を介して粘着し、前記電極部
    材を挟持部材で挟持して生体信号を取り出す生体用電極
    において、 前記1対の保持部材のうち少くとも上部保持部材を伸縮
    性を有するテープで構成し、前記電極部材の他端側の先端縁部は前記上部保持部材の
    前記一端側の先端縁部よりも短く、前記上部保持部材の
    前記先端縁部の中間部に前記電極部材の前記先端縁部が
    合致するように前記上部保持部材が前記電極部材の全面
    を被覆し、前記上部保持部材の前記一端側の下面であっ
    て前記電極部材を被覆している部分を除く部分は前記上
    部保持部材の前記粘着剤層により前記下部保持部材の上
    面に貼着されていることを特徴とする生体用電極。
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