JPS623124Y2 - - Google Patents

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JPS623124Y2
JPS623124Y2 JP3484081U JP3484081U JPS623124Y2 JP S623124 Y2 JPS623124 Y2 JP S623124Y2 JP 3484081 U JP3484081 U JP 3484081U JP 3484081 U JP3484081 U JP 3484081U JP S623124 Y2 JPS623124 Y2 JP S623124Y2
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electrode
adhesive layer
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【考案の詳細な説明】 本考案は、心電図計や悩波計等の生体電位測定
装置や低周波治療装置等に接続して使用される生
体用電極に関する。
一般にこの種の生体電位測定用電極としては、
吸盤状弾性体に金属電極を内設し、前記弾性体の
吸引力により皮膚に金属電極を接触させるように
したものや、金属板等の導電性部材をバンド等に
より皮膚に圧着するようにした電極が使用されて
いた。
しかし、前者の電極では金属電極と皮膚との導
電性を良好にするために電解質を含むクリームを
介在させなければならず、使用後にこのクリーム
を拭き取る作業は非常に面倒なものであつた。ま
たこの電極においては皮膚を吸引することにより
固定する方法を採つているため長時間使用により
皮膚が充血し痛みを伴う等の欠点を有していた。
また、後者の電極では、立体的な人体の皮膚の任
意の場所に固定するのは非常に難かしく、場所に
よつては固定できない場合もあつた。さらに被測
定者のわずかな動きで容易にずれてしまい正確な
測定をすることができない欠点も有していた。
このような欠点を改良した電極として特開昭54
年77489号(対応米国特許第4125110号)や特開昭
52年95895号(対応米国特許第4066078号)または
特開昭55年81635号(対応米国特許願1978年
968489号)公報に開示されている電極が発明され
た。すなわちこれらの電極は、導電性部材を有す
る支持部より成る裏打ち部材と界面基材とよりな
り、前記界面基材自体が、導電性と保形性と粘着
性とを有しており、クリームや固定バンド等を一
切必要とせずに単に生体に押圧するのみで界面基
材自体の粘着力により極めて良好に皮膚に固定さ
れるものである。
しかしながら、上記いずれの電極においても界
面基材と裏打ち部材とは容易に剥離できる構成に
はなつておらず、界面基材が疲労や体液により汚
れたりした場合は、裏打ち部材を含む生体用電極
を全部使い捨てしなければならないものであつ
た。そのため、特に病院等で生体電位を測定する
場合等のように生体用電極も大量に使用する場合
は、生体用電極全部を使い捨てにすることは非常
に不合理であり、測定コストも著しく高価になる
ものであつた。
また、裏打ち部材をプラスチツクシートやゴム
シートで形成し、剥離することも不可能では無い
生体用電極もあるが、積極的に剥離できる構成に
はなつていないため、すなわち界面基材は粘弾性
を有しており裏打ち部材に強固に粘密着している
ため、界面基材を裏打ち部材より剥離するのは極
めてめんどであり、実質的に不可能なものであつ
た。
本考案は上記欠点を解消したもので、界面基材
と裏打ち部材とを極めて簡単に剥離することがで
き、それにより裏打ち部材を複数回使用すること
ができるようにした生体用電極を提供することを
目的とする。
以下、本考案生体用電極の第1の実施例を図面
第1図及び第2図を参照して詳細に説明する。図
において1は生体用電極で、2はその界面基材で
ある。この界面基材2は例えばカラヤガム45重量
部とグリセリン50重量部と塩化ナトリウム5重量
部との混和物で形成されたシートであり、これ自
体が導電性と保形性と粘着性とを有するものであ
る。3は裏打ち部材である。この裏打ち部材3
は、支持部材4とこの支持部材4の略中央部を貫
通して一体的に設けられた導電性部材5とから成
り、前記支持部材4は塩化ビニールのシートで形
成され、また導電性部材5は銀メツキ処理された
金属で形成されている。6は環状縁部材である。
この環状縁部材6は例えば紙で形成され、その略
中央部には前記導電性部材5の下部と略同一径の
穴7が開設されており、前記界面基材2の上面に
貼着されている。また、この環状縁部材6の上面
の一部、例えば穴7の周縁近傍には感圧接着剤で
形成された接着剤層8が設けられている。前記裏
打ち部材3の導電性部材5の下部は環状縁部材6
の穴7を貫通して前記界面基材2の上面に界面基
材2自体の粘着力により貼着されており、また支
持部材4は前記環状縁部材6を覆い、接着剤層8
により環状縁部材6の上面に貼着されている。9
はリード線である。このリード線9の一端は前記
導電性部材8の頂部に接続されており、また他端
は図示していない生体電位測定機器等に接続され
ている。10は前記導電性部材5の頂部とリード
線との接続部を覆うカバーである。尚、この生体
用電極1は、使用前には裏打ち部材3と界面基材
2とは分離されており、界面基材2の両面には図
示していないシリコン処理等をして剥離容易にし
た保護紙が貼着されている。
次に上記のように構成した生体用電極の使用方
法及び作用を説明する。まず、界面基材2の上面
に貼着された図示していない保護紙を、環状縁部
材6の周縁すなわち接着剤層の無い部分を起点と
して環状縁部材6より剥離する。そしてこの剥離
後の界面基材2の上面の環状縁部材6の穴7を貫
通するように導電性部材8を位置し、裏打ち部材
を押圧する。この操作により、導電性部材5は界
面基材2と接触し、支持部材4は環状縁部材6の
穴7の周縁近傍に設けた接着剤層8により、一部
が剥離状態のまま環状縁部材6上に貼着される。
その後界面基材2の下面の保護紙を剥離し、人体
の測定希望場所に当接し、押圧する。この操作に
より、界面基材2自体の粘着力により生体用電極
1は人体に貼着される。そして測定後人体より取
外す場合は、環状縁部材6の接着剤層8以外の部
分の上面に位置する裏打ち部材3の支持部材4を
把持部として指でつまみ、この部分を起点として
裏打ち部材3を界面基材2の上面の環状縁部材6
より剥離する。再度測定する時は界面基材2を交
換し同様の操作を行う。
次に本考案生体用電極の第2の実施例を図面第
3図及び第4図を参照して説明するが、前記第1
の実施例と同一部分には同一符号を付してその説
明を省略する。1は生体用電極で2は界面基材で
ある。11は裏打ち部材で、支持部材12とこの
支持部材12に印刷配線した銀−塩化銀処理の導
電性部材13とを有している。14は環状縁部材
で、その略中央部には前記導電性部材13よりも
大径の穴15が開設され、この穴15の周縁近傍
には接着剤層16が設けられている。前記裏打ち
部材11の導電性部材13は環状縁部材14の穴
15を貫通して前記界面基材2の上面に界面基材
2自体の粘着力により貼着されており、また支持
部材12も、その導電性部材13の近傍は穴15
を貫通して界面基材2の貼着されているが、その
ほとんどは前記環状縁部材14を覆い、接着剤層
16により環状縁部材14の上面に貼着されてい
る。
本実施例の使用方法及び作用は上記第1の実施
例と同一であるのでその説明を省略する。
尚、上記実施例においては、生体電位測定用の
生体用電極を例に説明したが、これに限定される
ものでは無く、低周波治療装置に接続して使用す
る導子や、電気メスの対極板等生体に使用する電
極であればいかなるものでも良い。さらに、界面
基材の好適な実施例として、カラヤガム45重量部
とグリセリン50重量部と塩化ナトリウム5重量部
との混和物で形成したものについて説明したが、
この配合比は使用目的や使用場所により変化させ
たものであつても良い。また、界面基材の材料と
しては、特開昭55年81635号公報や特開昭52年
95895号公報または特開昭54年77489号公報に開示
されているものから、本考案の用途に応じ、任意
に選択したもの等導電性と保形性と粘着性とを有
していればいかなるものを使用しても良い。さら
に裏打ち部材の支持部材と導電性部材とは別体の
ものについて説明したが、支持部自体を例えばア
ルミ箔等の導電性の物で形成しこれを裏打ち部材
としたものであつても良い。また、支持部は軟質
ビニールやシリコン処理をした不織布等本考案の
作用を成すものであればいかなるものでも良く、
さらに導電部も「細」と「源子」とで構成される
いわゆるスナツプフアスナーであつても良い。
以上の説明で明らかなように本考案生体用電極
によれば、裏打ち部材と界面基材の間に環状縁部
材を介在させその一部に接着剤層を設け、これに
裏打ち部材を貼着する構成としたため、裏打ち部
材の剥離時には接着剤層の無い環状縁部材に対応
する裏打ち部材が把持部となり極めて簡単に周縁
のどの部分からでも迅速に剥離することができ
る。これにより裏打ち部材を複数回使用すること
ができ1個当りの製造コストも極めて安価にでき
る。また、使用時に保護紙を剥離するときも同様
の作用で極めて簡単に迅速に剥離することができ
る。
特に実施例のように界面基材にカラヤガムを主
材料としたものを使用すると、発汗によりはがれ
たり、皮膚がカブれたりすること無く長時間に渡
り極めて良好に使用することができる。また第1
の実施例のように導電性部材の下面と環状縁部材
の穴とを略同一径に形成すると、穴が貼着時のガ
イドとして作用し導電性部材の位置決めが容易に
なる。さらに人体の多量の発汗により界面基材が
膨潤したとしても接触面積は最小のため、剥離時
の保形性に秀れ、裏打ち部材に残りカスが付着す
ること無く剥離することができる。また第2の実
施例のように、支持部に銀−塩化銀処理した導電
性部材を印刷配線した裏打ち部材を使用すると生
体用電極自体の厚さも極めて薄く、また凸部の無
い生体用電極が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面第1図及び第2図は本考案生体用電極を生
体電位測定用電極に適用した第1の実施例を示
し、第1図はその断面図、第2図はその分解斜視
図を示す。第3図及び第4図は同第2の実施例を
示し、第3図はその断面図、第4図はその分解斜
視図を示す。 1……生体用電極、2……界面基材、3,11
……裏打ち部材、4,12……支持部材、5,1
3……導電性部材、6,14……環状縁部材、
7,15……穴、8,16……接着剤層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導電性と保形性と粘着性とを有する界面基材
    と、この界面基材の上面縁部に貼着された環状線
    部材と、この環状線部材の上面内縁部に設けられ
    た接着剤層と、その一部に導電性部材が界面基材
    に接触するように一体的に設けられた支持部材よ
    り成る裏打ち部材とから成り、且つ前記裏打ち部
    材は、前記界面基材上面及び、前記環状縁部材上
    の接着剤層上面及びその外縁部まで延びているこ
    とによつて前記環状縁部材及び前記界面基材上面
    に対し着脱自在に貼着され得ることを特徴とする
    生体用電極。
JP3484081U 1981-03-14 1981-03-14 Expired JPS623124Y2 (ja)

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JPS57149008U JPS57149008U (ja) 1982-09-18
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008006096A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Fukuda Denshi Co Ltd 生体用電極および固定シール

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