JP2008001352A - 空気通路開閉用ドア - Google Patents

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Abstract

【課題】ドア回転角度に対する通風面積を任意に設定可能な空気通路開閉用ドアを提供する。
【解決手段】空気が流れる空気通路17に対して回転可能に支持される回転軸18aと、回転軸18aと一体となって回転して空気通路17を開閉するドア本体部18bとを備え、ドア本体部18bが、回転軸18aに結合され回転軸18aと平行な平面状に延びる平板部27と、平板部27のうち空気通路17を閉じる側の平板面27aから空気通路17の一部を塞ぐように隆起する隆起部28とを有し、隆起部28には、ドア本体部18bの回転方向に沿った案内面28aと、案内面28aから回転軸18a側に向かって窪んだ窪み部29とが形成されており、窪み部29は案内面28aに沿って延びており、案内面28aに沿う方向において、窪み部29の断面積が変化している。
【選択図】図5

Description

本発明は、空気通路を開閉するドアに関するものであり、車両用空調装置に用いて好適である。
従来、この種のドアにおいて、ドア回転角度(ドア開度)に対する風量の変化が直線的になっているものが特許文献1に記載されている。
この従来技術では、ドア本体部の先端部に、回転軸を中心とする円弧面を有する円弧面板を形成し、円弧面板の側部に、回転軸と直交する平面を有する側板が形成されている。そして、円弧面板には、ドア回転角度が所定角度以下では開口面積が徐々に大きくなる第1の切欠き部と、ドア回転角度が所定角度以上では開口面積が急激に大きくなる第2の切欠き部とが形成されている。
これによれば、ドア回転角度が所定範囲のときの通風面積を円弧面板によって減少させることができるので、ドア回転角度に対する風量の変化を直線的にすることができる。
特開平5−178066号公報
しかしながら、この従来技術では、円弧面板と側板とに囲まれた部分が空洞になっている。このため、ドア回転角度に対する風量の変化を直線的にすることはできるものの、ドアの開度に対する風量を任意に設定することができない。
具体的には、例えば、ドア回転角度が小さいときに通風面積をごく微小面積にして風量をごく微少風量にしたり、ドア回転角度が大きくなるにつれて通風面積を減少させて風量を減少させたりすることができない。
本発明は、上記点に鑑み、ドア回転角度に対する通風面積を任意に設定可能な空気通路開閉用ドアを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、空気が流れる空気通路(17)に対して回転可能に支持される回転軸(18a)と、
回転軸(18a)と一体となって回転して空気通路(17)を開閉するドア本体部(18b)とを備え、
ドア本体部(18b)が、回転軸(18a)に結合され回転軸(18a)と平行な平面状に延びる平板部(27)と、平板部(27)のうち空気通路(17)を閉じる側の平板面(27a)から空気通路(17)の一部を塞ぐように隆起する隆起部(28)とを有し、
隆起部(28)には、ドア本体部(18b)の回転方向に沿った案内面(28a)と、案内面(28a)から回転軸(18a)側に向かって窪んだ窪み部(29)とが形成されており、
窪み部(29)は案内面(28a)に沿って延びており、
案内面(28a)に沿う方向において、窪み部(29)の断面積が変化していることを特徴とする。
これによると、ドア本体部(18b)が空気通路(17)を開けると、隆起部(28)が空気通路(17)の一部を塞ぎ、空気が窪み部(29)を通過することとなる。このため、案内面(28a)に沿う方向における窪み部(29)の断面積の変化に対応して、ドア回転角度に対する空気通路(17)の通風面積を変化させることができる。
したがって、窪み部(29)の断面積を適宜設定することによって、ドア回転角度に対する空気通路(17)の通風面積を任意に設定することができる。
なお、空気通路(17)の通風面積とは、ドア本体部(18b)によって開閉される空気通路(17)の最小断面積部における面積のことを言う。
本発明は、具体的には、ドア本体部(18b)の回転方向のうち空気通路(17)を全開する側の方向をドア回転角度の正方向としたとき、
ドア回転角度が最小角度になっているときのドア回転角度の増加に対する空気通路(17)の通風面積の変化勾配が、ドア回転角度が最大角度になっているときの変化勾配よりも小さくなるように、窪み部(29)の断面積が設定されている。
これにより、ドア回転角度が小さいときにドア回転角度の増加に対する空気通路(17)の通風面積の変化勾配を小さくできる(後述の図7、図9を参照)。このため、ドア回転角度をごく微小角度に調整することなく、空気通路(17)の通風面積をごく微小面積にして空気の流量をごく微少量に調整することができる。
また、本発明は、具体的には、ドア本体部(18b)の回転方向のうち空気通路(17)を全開する側の方向をドア回転角度の正方向としたとき、ドア本体部(18b)の回転範囲のうち少なくとも一部の回転範囲では、ドア回転角度の増加に対する空気通路(17)の通風面積の変化勾配が負の傾きになるように、窪み部(29)の断面積が設定されている。
これにより、ドア回転角度を大きくして空気通路(17)の通風面積を一旦増加させても、ドア回転角度を同一方向に変化させる間に空気通路(17)の通風面積を減少させることができる(後述の図11、図13を参照)。
本発明は、具体的には、案内面(28a)は、回転先端側に膨らんだ円弧面状の曲面である。
これによると、隆起部(28)が空気通路(17)の一部を塞いでも、空気が円弧面状の案内面(28a)に沿ってスムーズに流れるので、隆起部(28)によって通風抵抗が増大することを抑制できる。
本発明は、より具体的には、案内面(28a)を、回転軸(18a)と同心の円弧面にすることができる。
なお、本発明における「円弧面」とは、厳密な円弧面のみを意味するものではなく、製造誤差等によって円弧面から微小にずれた略円弧面をも含む意味のものである。
また、本発明は、より具体的には、窪み部(29)を回転軸(18a)方向に複数個並んで形成してもよい。
また、本発明は、具体的には、平板部(27)の一端部に回転軸(18a)が配置されており、
平板部(27)の他端部が回転先端側となっている。
これにより、いわゆる片持ちドアにおいて本発明の効果を発揮できる。
また、本発明は、より具体的には、平板部(27)の中央部に回転軸(18a)が配置されており、
平板部(27)の両端部が回転先端側となっている。
これにより、いわゆるバタフライドアにおいて本発明の効果を発揮できる。
本発明は、より具体的には、隆起部(28)を、平板部(27)の一端側に形成された第1隆起部(281)と、平板部(27)の他端側に形成された第2隆起部(282)とで構成することができる。
本発明は、より具体的には、第1隆起部(281)と第2隆起部(282)とを、回転軸(18a)の中心に対して互いに回転対称に形成することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図7に基づいて説明する。本実施形態は本発明による空気通路開閉用ドアを車両用空調装置のエアミックスドアに適用したものであって、図1は本実施形態による車両用空調装置の室内ユニット部のうち、空調ユニット部10の概略断面図である。
空調ユニット部10は車室内前部の計器盤(図示せず)内側において車両幅(左右)方向の略中央部に配置される。その際、空調ユニット部10は車両の上下前後方向に対して図1の矢印のように搭載される。
なお、空調ユニット部10に空気を送風する送風機ユニット(図示せず)は、計器盤内側において空調ユニット部10から助手席側にオフセット配置されている。この送風機ユニットは周知のごとく、内気(車室内空気)と外気(車室外空気)とを切替導入する内外気切替部と、この内外気切替部から導入した空気を空調ユニット部10へ向けて送風する遠心式の送風機部とを有している。
空調ユニット部10は樹脂製のケース11を有し、このケース11は縦長の形状であり、その内部に下方側から上方側へと送風空気が流れる空気通路を構成する。ケース11内部において最下部に、上記送風機ユニットの送風空気が流入する空気入口空間12が形成されている。
この空気入口空間12の上方側に冷房用熱交換器をなす蒸発器13と暖房用熱交換器をなすヒータコア14とを配置している。蒸発器13は空気入口空間12の直ぐ上方に配置され、ヒータコア14は蒸発器13の更に上方に配置されている。
蒸発器13はケース11の底面部15より所定高さだけ上方部位に水平面から所定角度(例えば、20°程度)傾斜して配置されている。より具体的には、蒸発器13は、水平面から所定の傾斜角度だけ車両前方側に向かって斜め下方に傾斜配置されている。
ケース11の底面部15は蒸発器13に発生する凝縮水の受け部を構成し、底面部15のうち、その車両前方側の最底部には、凝縮水を車室外に排出するための排出パイプ16が配置されている。
蒸発器13は、周知のように空調用冷凍サイクルの減圧手段(図示せず)にて減圧された低圧冷媒が導入され、この低圧冷媒が送風空気から吸熱して蒸発することにより送風空気を冷却するようになっている。
なお、蒸発器13は、周知のようにタンク部13a、13bの間に熱交換コア部13cを配置した構成となっている。この熱交換コア部13cは複数の偏平チューブ(図示せず)と複数のコルゲートフィン(図示せず)とを交互に積層して接合した構成である。空気入口空間12内に流入した空気は蒸発器13の熱交換コア部13cを矢印aのように下方から上方へ通過するようになっている。
これに対し、ヒータコア14は、車両エンジン(図示せず)からの温水(冷却水)を熱源として空気を加熱する温水式暖房用熱交換器であって、ヒータコア14は、所定間隔を隔てて対向配置した下側の温水入口タンク部14aと上側の温水出口タンク部14bとの間に熱交換コア部14cを配置した構成となっている。
この熱交換コア部14cは、複数の偏平チューブ(図示せず)と複数のコルゲートフィン(図示せず)とを交互に積層して接合した構成である。
このヒータコア14を蒸発器13の上方側で、かつ、車両後方寄りの部位に配置しているため、ヒータコア14よりも車両前方側の部位に、ヒータコア14をバイパスして冷風を矢印bのように流す冷風バイパス通路17が形成されている。なお、冷風バイパス通路17は本発明における空気通路に該当するものである。
また、ヒータコア14と蒸発器13との間には、エアミックスドア18が配置されている。エアミックスドア18の回転軸18aは、ヒータコア14の温水出口タンク部14bの下方にて車両幅方向に延びるように配置され、回転軸18aの両端部はケース11の左右の側壁面の軸受孔(図示せず)により回転可能に保持される。
回転軸18aの一端部はケース11の外部にてリンク機構を介して温度調整操作機構に連結されて、この温度調整操作機構によりエアミックスドア18が回転操作される。この温度調整操作機構は、サーボモータを用いたオート操作機構で構成されるが、乗員の手動操作力により直接操作されるマニュアル操作機構にしてもよい。
このエアミックスドア18は周知のごとくヒータコア14の熱交換コア部14cを通過する温風(矢印c)とヒータコア14をバイパスして冷風バイパス通路17を通過する冷風(矢印b)との風量割合を調整して車室内への吹出空気温度を調整する温度調整手段である。
図1において、エアミックスドア18の実線位置は冷風バイパス通路17を全閉し、ヒータコア14の熱交換コア部14cの空気入口通路19を全開する最大暖房位置である。ケース11において冷風バイパス通路17の入口周縁部には最大暖房側のシール面17aが形成され、最大暖房時にはエアミックスドア18がこの最大暖房側のシール面17aに当接することにより、冷風バイパス通路17を全閉する。
また、エアミックスドア18の2点鎖線位置は冷風バイパス通路17を全開し、空気入口通路19を全閉する最大冷房位置である。ケース11において空気入口通路19の入口周縁部には最大冷房側のシール面19aが形成され、最大冷房時にはエアミックスドア18がこの最大冷房側のシール面19aに当接することにより、空気入口通路19を全閉する。
エアミックスドア18が空気入口通路19を開けると、蒸発器13通過後の空気は矢印cのように熱交換コア部14cを通過してヒータコア14の上方へ流れる。
ヒータコア14の上方側に温風通路20が形成されており、この温風通路20を通して温風が空気混合部21へ向かって流れる。この空気混合部21は冷風バイパス通路17と温風通路20の合流部に形成され、冷風と温風を混合する。この冷温風の混合により所望温度の空気が得られる。この空気混合部21は、ケース11内においてヒータコア14の上方側に形成される。
ケース11の上面部において、車両後方側の部位に乗員の上半身側へ空調風を吹き出すフェイス開口部22を配置し、このフェイス開口部22よりも車両前方側の部位に車両窓ガラス側へ空調風を吹き出すデフロスタ開口部23を配置している。そして、フット開口部24はフェイス開口部22下方のケース内部空間に配置してある。フット開口部24を通過した空調風はフット吹出通路25を通過して車両左右両側に開口するフット吹出口26から乗員の足元側へ空調風を吹き出すようになっている。
これらの吹出開口部22、23、24は、図示しない吹出モード切替ドアにより開閉されるようになっている。なお、吹出モード切替ドアもエアミックスドア18の温度調整操作機構と同様の操作機構により回転操作される。
次に、エアミックスドア18について詳しく説明する。図2は本実施形態におけるエアミックスドア18の斜視図である。エアミックスドア18は回転軸18aと、この回転軸18aに一体に結合され回転軸18aを中心として回転するドア本体部18bとから構成されており、ポリプロピレン等の合成樹脂にて一体に成形されている。
本実施形態では、このエアミックスドア18を、ドア本体部18bの一端部(図2の下端部)に回転軸18aが配置され、ドア本体部18bの他端部(図2の上端部)が回転先端側となる片持ちドアで構成している。
エアミックスドア18のドア本体部18bは、回転軸18aに結合され回転軸18aと平行に延びる平板部27と、平板部27のうち冷風バイパス通路17を閉じる側の平板面27aから隆起する隆起部28とで構成されている。
この隆起部28は、全体として断面扇形状にて回転軸18aの軸方向に延びている。隆起部28には、ドア本体部18bの回転方向(以下、ドア回転方向と言う。)に沿った案内面28aと、案内面28aから回転軸18a側に向かって窪んだ窪み部29とが形成されている。
案内面28aは、平板部27の回転先端側(図2の上端側)に膨らんだ回転軸18aと同心の円弧面である。本例では、案内面28aの中心角を90°に設定している。
窪み部29は、案内面28aの曲率中心側(回転軸18a側)に断面V字状に窪んだ形状にて、案内面28aの周方向全域にわたって延びるように形成されている。この窪み部29の断面積は案内面28aの周方向において連続的に変化している。
より具体的には、案内面28aの周方向のうち平板面27aに近い側(図2の上方側)から、平板面27aから離れる側(図2の下方側)へ向かうにつれて、窪み部29の断面積が増加している。
次に、上記構成に基づいて本実施形態の作動を説明する。図示しない送風機ユニットの送風機を作動させると、図示しない内外気切替部から内気または外気が吸入され、この吸入空気は送風機により送風されて空調ユニット部10のケース11内最下部の空気入口空間12に流入する。
その後、送風空気は蒸発器13を図1の矢印aのごとく下方から上方へ通過して冷却され、冷風となる。この冷風は、次に、エアミックスドア18の開度により冷風バイパス通路17を通過する冷風bとヒータコア14を通過する温風cとに振り分けられ、温風cはヒータコア14下流側の温風通路20を通過して空気混合部21に導かれる。また、冷風bは冷風バイパス通路17を通過して空気混合部21に導かれる。
空気混合部21において温風cと冷風bが混合されて所定温度の空気となる。従って、エアミックスドア18の開度により冷風bと温風cの風量割合を調整することにより、空気混合部21付近で混合される空気の温度を所望の温度に調整できる。
そして、吹出モード切替ドア(図示せず)を操作して、フェイス開口部22とデフロスタ開口部23とフット開口部24の開閉を選択することにより、所定の1つの開口部または複数の開口部から車室内へ空気を吹き出すことができる。
次に、エアミックスドア18による冷風バイパス通路17の開閉作動について詳しく説明する。以下では、エアミックスドア18が冷風バイパス通路17を全閉する全閉状態でのドア回転角度を0°とし、ドア回転方向のうち冷風バイパス通路17を全開する側の方向をドア回転角度の正方向としている。
図3(a)はドア回転角度が0°の状態、すなわち、冷風バイパス通路17の全閉状態を示す要部拡大断面図であり、図3(b)は図3(a)におけるA−A断面図である。図3(a)に示すように、この全閉状態ではドア本体部18bの平板部27の外周縁部がシール面17aに当接しているので、冷風バイパス通路17が全閉される。このとき、隆起部28の全体が冷風バイパス通路17内に挿入されている。
図4(a)はドア回転角度が20°の状態を示す要部拡大断面図であり、図4(b)は図4(a)におけるB−B断面図である。図4(a)に示すように、エアミックスドア18が全閉状態から全開方向へ20度回転すると、ドア本体部18bの平板部27の外周縁部がシール面17aから離れる。このとき隆起部28の一部(平板部27に近い側の部位)が冷風バイパス通路17外部に出るが、隆起部28の残余の部位(平板部27から離れる側の部位)が冷風バイパス通路17内に挿入されている。
このため、蒸発器13で冷却された冷風は、隆起部28の外面とシール面17aとの間に形成される隙間を通過して冷風バイパス通路17に流入する。より具体的には、蒸発器13で冷却された冷風は、主に、隆起部28の窪み部29とシール面17aとの間に形成される三角状の隙間30を通過する。
したがって、本実施形態では、隆起部28を設けない場合と比較して、冷風バイパス通路17の通風面積が減少する。ここで、冷風バイパス通路17の通風面積とは、エアミックスドア18によって開閉される冷風バイパス通路17の最小断面積部における面積のことを言う。
このため、隆起部28を設けない場合と比較して、蒸発器13側から冷風バイパス通路17に流入する空気の流量が減少する。
図5(a)はドア回転角度が40°の状態を示す要部拡大断面図であり、図5(b)は図5(a)におけるC−C断面図である。また、図6(a)はエアミックスドア18が冷風バイパス通路17を全開する全開状態を示す要部拡大断面図であり、図6(b)は図6(a)におけるD−D断面図である。なお、本例では、全開状態におけるドア回転角度は60°である。
図5(b)、図6(b)に示すように、ドア回転角度が増加するにつれて三角状の隙間30の面積が増加する。このため、ドア回転角度が増加するにつれて冷風バイパス通路17の通風面積も増加して、蒸発器13側から冷風バイパス通路17に流入する空気の流量が増加する。
なお、本例では、隆起部28の案内面28aの中心角を90°に設定している。換言すれば、全開状態のドア回転角度(本例では60°)よりも大きく設定している。このため、全開状態においても隆起部28の一部(平板部27から離れる側の部位)が冷風バイパス通路17内に挿入されている。
図7は、ドア回転角度と冷風バイパス通路17の通風面積との関係を示すグラフである。図7中の破線は比較例であり、この比較例は、図示を省略しているが、本実施形態に対して隆起部28を廃止してドア本体部18bを平板部27のみからなる単純な平板状に形成したものである。
図7からわかるように、本実施形態では、ドア回転角度に対する冷風バイパス通路17の通風面積を比較例よりも減少させることができる。逆に言えば、比較例よりも大きなドア回転角度でもって、冷風バイパス通路17の通風面積を微小面積に調整できる。
このため、高精度なドア回転操作機構を用いることなく、冷風バイパス通路17の通風面積を微小面積に調整でき、冷風バイパス通路17を流れる空気の流量を微少量に調整できる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、隆起部28の案内面28aの中心角が全開状態のドア回転角度よりも大きく設定されているが、本実施形態では、図8に示すように、案内面28aの中心角が全開状態のドア回転角度よりも小さく設定されている。
図8は本実施形態を示す要部拡大断面図である。本実施形態では、隆起部28の案内面28aの中心角が全開状態のドア回転角度(本例では60°)よりも小さい30°に設定されている。
したがって、ドア回転角度が30°より大きくなると、図8に示すように、隆起部28の全部が冷風バイパス通路17外部に出るので、上記第1実施形態と比較して、冷風バイパス通路17の通風面積が増加する。このため、上記第1実施形態と比較して、蒸発器13側から冷風バイパス通路17に流入する空気の流量が増加する。
図9は、本実施形態におけるドア回転角度と冷風バイパス通路17の通風面積との関係を示すグラフである。図9中の破線は図7の比較例と同じである。
図9からわかるように、本実施形態では、回転角度が最小角度になっているときの回転角度の増加に対する冷風バイパス通路17の通風面積の変化勾配が、回転角度が最大角度になっているときの通風面積の変化勾配よりも小さくなっている。
このため、ドア回転角度が小さいときにおける冷風バイパス通路17の通風面積を上記第1実施形態と同様に比較例よりも減少させているが、ドア回転角度が大きいときにおける冷風バイパス通路17の通風面積を上記第1実施形態よりも増加させることができる。このため、全開状態における冷風バイパス通路17を流れる空気の流量を上記第1実施形態よりも増加させて比較例に近づけることができる。
(第3実施形態)
上記第1実施形態では、窪み部29の断面積が、案内面28aの周方向のうち平板部27の平板面27aに近い側から、平板面27aから離れる側へ向かうにつれて増加しているが、本実施形態では、図10に示すように、窪み部29の断面積が、案内面28aの周方向における一部の範囲では平板面27aに近い側から平板面27aから離れる側へ向かうにつれて減少している。
図10は本実施形態を示す要部拡大断面図である。本実施形態では、窪み部29の底部を案内面28aの周方向に波打つ形状に形成している。より具体的には、窪み部29のうち案内面28aの周方向中間部に回転軸18a側に窪んだ凹部29aを形成している。
このため、凹部29aのうち平板面27aに近い側の端部から最低部までの範囲では窪み部29の断面積が平板面27aに近い側から平板面27aから離れる側へ向かうにつれて増加するが、凹部29aのうち最低部から平板面27aから離れる側の端部までの範囲では窪み部29の断面積が平板面27aに近い側から平板面27aから離れる側へ向かうにつれて減少する。
図11は、本実施形態におけるドア回転角度と冷風バイパス通路17の通風面積との関係を示すグラフである。図11中の破線は図7の比較例と同じである。
図11からわかるように、本実施形態では、ドア回転角度の中間領域X1では、ドア回転角度の増加に対する冷風バイパス通路17の通風面積の変化勾配を負の傾きにすることができる。
これにより、ドア回転角度を大きくして冷風バイパス通路17の通風面積を一旦増加させても、ドア回転角度を同一方向に変化させる間に冷風バイパス通路17の通風面積を減少させることができる。
このように、窪み部29の断面積を適宜設定することによって、ドア回転角度に対する冷風バイパス通路17の通風面積を任意に設定することができる。
(第4実施形態)
上記第3実施形態では、ドア回転角度の中間領域X1で冷風バイパス通路17の通風面積の変化勾配を負の傾きにしているが、本実施形態では、図13に示すように、ドア回転角度の中間領域X2のみならず、ドア回転角度の最大角度近傍の領域X3でも冷風バイパス通路17の通風面積の変化勾配を負の傾きにする。
図12は本実施形態を示す要部拡大断面図である。本実施形態では、窪み部29のうち案内面28aの周方向両端部に回転軸18a側に窪んだ2つの凹部29b、29cを形成している。
図13は、本実施形態におけるドア回転角度と冷風バイパス通路17の通風面積との関係を示すグラフである。図13中の破線は図7の比較例と同じである。
図13からわかるように、本実施形態では、ドア回転角度の中間領域X2のみならず、ドア回転角度の最大角度近傍の領域X3でも冷風バイパス通路17の通風面積の変化勾配を負の傾きにすることができる。
(第5実施形態)
上記第1実施形態では、案内面28aに窪み部29を形成しているが、本実施形態では、図14(a)に示すように、窪み部29の代わりに、隆起部28のうち案内面28a側の両角部に面取り部31を形成している。
図14(a)は本実施形態を示す要部拡大断面図であり、図14(b)は図14(a)におけるE−E断面図である。本実施形態では、上記第1実施形態に対して、窪み部29を廃止し、その代わりに、隆起部28のうち案内面28a側の両角部に、案内面28aの周方向(図14(a)の紙面垂直方向)全域にわたって面取り部31を形成している。
面取り部31の面取り寸法は、回転軸18aの周方向のうち平板部27に近い側(図14(b)の下方側)から、平板部27から離れる側(図14(b)の上方側)へ向かうにつれて大きくなっている。
本実施形態では、蒸発器13で冷却された冷風は、主に、隆起部28の2つの面取り部31とシール面17aとの間に形成される三角状の2つの隙間32を通過して冷風バイパス通路17に流入する。このため、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第6実施形態)
上記第1実施形態では、エアミックスドア18を片持ちドアで構成しているが、本実施形態では、図15に示すように、エアミックスドア18をバタフライドアドア、すなわち、ドア本体部18bの中央部に回転軸18aが配置され、ドア本体部18bの両端部が回転先端側となるドアで構成している。
図15は本実施形態を示す要部拡大断面図である。本実施形態では、ドア本体部18bの中央部、すなわち、平板部27の中央部に回転軸18aが配置され、平板部27の両端部が回転先端側となっている。
したがって、平板部27のうち回転軸18aよりも一端側(図15の上端側)の第1平板部271では空気流れ下流側(図15の左方側)を向いた平板面271aの外周縁部がシール面17aに当接して冷風バイパス通路17を閉じるようになっている。
また、平板部27のうち回転軸18aよりも他端側(図15の下端側)の第2平板部27aでは空気流れ上流側(図15の右方側)を向いた平板面272aの外周縁部がシール面17aに当接して冷風バイパス通路17を閉じるようになっている。
そして、本実施形態では、隆起部28が、第1平板部271のうち冷風バイパス通路17を閉じる側の平板面271aから隆起する第1隆起部281と、第2平板部272のうち冷風バイパス通路17を閉じる側の平板面272aから隆起する第2隆起部282とで構成されている。さらに、第1隆起部281と第2隆起部282は、回転軸18aの中心に対して互いに回転対称に形成されている。
この第1、第2隆起部281、282についてより具体的に説明すると、第1、第2隆起部281、282はそれぞれ全体として断面扇形状にて回転軸18aの軸方向に延びている。第1隆起部281には第1平板部271の回転先端側(図2の上端側)に膨らんだ円弧面からなる案内面281aが回転軸18aと同心に形成されている。第2隆起部282には第2平板部272の回転先端側(図2の下端側)に膨らんだ円弧面からなる案内面282aが回転軸18aと同心に形成されている。本例では、案内面281a、282aの中心角を90°に設定している。
案内面281a、282aには、それぞれ、回転軸18a側に断面V字状に窪んだ窪み部291、292が、案内面281a、282aの周方向全域にわたって延びるように形成されている。
一方の窪み部291の断面積は、一方の案内面281aの周方向のうち第1平板面271aに近い側(図15の右方側)から、第1平板面271aから離れる側(図15の左方側)へ向かうにつれて増加している。
また、他方の窪み部292の断面積は、他方の案内面282aの周方向のうち第2平板面272aに近い側(図15の左方側)から、第2平板面272aから離れる側(図15の右方側)へ向かうにつれて増加している。
本実施形態では、蒸発器13で冷却された冷風は、主に、第1隆起部281の窪み部291とシール面17aとの間に形成される三角状の隙間301と、第2隆起部282の窪み部292とシール面17aとの間に形成される三角状の隙間302とを通過して冷風バイパス通路17に流入する。このため、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第7実施形態)
上記第1実施形態では、冷風バイパス通路17をケース11の全幅にわたって形成しているが、本実施形態では、図16(a)に示すように、冷風バイパス通路17をケース11の幅方向(左右方向)に2分割している。
図16(a)は本実施形態を示す要部拡大断面図であり、図16(b)は図16(a)におけるF−F断面図である。本実施形態では、ケース11内の空間であって、冷風バイパス通路17および温風通路20から吹出開口部22、23、24およびフット吹出通路25に至る空間を左右方向に分割する仕切板33をケース11内に配置している。
このため、冷風バイパス通路17が左右2つの通路171、172に分割されている。なお、図示を省略しているが、温風通路20、空気混合部21、吹出開口部22、23、24およびフット吹出通路25もそれぞれ左右2つに分割されている。
また、左右2つに分割された吹出開口部22、23、24は、図示しない吹出モード切替ドアによりそれぞれ左右独立して開閉されるようになっている。左右2つに分割された吹出開口部22、23、24のうち車両左側の開口部を通過した空気は車室内左側へ吹き出すようになっており、車両右側の開口部を通過した空気は車室内右側へ吹き出すようになっている。
そして、左右2つの冷風バイパス通路171、172に対応して、隆起部28も左右2つの隆起部341、342に分割されている。したがって、案内面28aも左右2つの案内面341a、342aに分割されている。
この左右2つの案内面341a、342aには、それぞれ窪み部351、352が形成されており、本例では、一方の案内面341aの窪み部351の断面積が同一断面における他方の案内面342aの窪み部352の断面積よりも大きくなっている。
蒸発器13で冷却された冷風は、主に、一方の隆起部341側の窪み部351とシール面17aとの間に形成される三角状の隙間361を通過して一方の冷風バイパス通路171に流入するとともに、他方の隆起部342側の窪み部352とシール面17aとの間に形成される三角状の隙間362を通過して他方の冷風バイパス通路172に流入する。
本例では、一方の隆起部341側の窪み部351の断面積が同一断面における他方の隆起部342側の窪み部352の断面積よりも大きくなっているので、一方の隆起部341側の冷風バイパス通路171を流れる冷風の風量が他方の隆起部342側の冷風バイパス通路172を流れる冷風の風量よりも多くなる。
このように、本実施形態では、一方の冷風バイパス通路171を流れる空気の流量と、他方の冷風バイパス通路172を流れる空気の流量とを、1つのエアミックスドア18のみで独立して調整することができる。
(第8実施形態)
上記第1実施形態では、案内面28aに窪み部29を1つのみ形成しているが、本実施形態では、図17に示すように、案内面28aに窪み部29を回転軸18a方向に2つ並んで形成している。
図17は本実施形態を示す要部拡大断面図である。蒸発器13で冷却された冷風は、主に、2つの窪み部291とシール面17aとの間にそれぞれ形成される2つの三角状の隙間30を通過して冷風バイパス通路17に流入する。このため、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、案内面28aに窪み部29を回転軸18a方向に2つ並んで形成しているが、窪み部29を3つ以上並んで形成してもよい。
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態では、案内面28aが円弧面になっているが、案内面28aが円弧面状に膨らんだ曲面であってもよい。
また、上記第1〜第4、第6、第7実施形態では、窪み部29、291、292を断面V字状に形成しているが、断面V字状以外の断面形状、例えば、断面矩形状、断面半円形状等に形成してもよい。
また、上記第6実施形態では、案内面281a、282aに窪み部291、292を1つずつ形成しているが、案内面281a、282aに窪み部291、292を回転軸18a方向に複数個ずつ並んで形成してもよい。
また、上記第7実施形態では、案内面341a、342aに窪み部351、352を1つずつ形成しているが、案内面341a、342aに窪み部351、352を回転軸18a方向に複数個ずつ並んで形成してもよい。
また、上記第4実施形態では、隆起部28の案内面28a側の両角部に面取り部31を形成しているが、面取り部31の代わりに当該両角部を円弧状に形成してもよい。
また、上記第7実施形態では、一方の隆起部341側の窪み部351の断面積が同一断面における他方の隆起部342側の窪み部352の断面積よりも大きくなっているが、これに限定されることなく、左右2つの窪み部351、352の形状を適宜設定することができる。
また、上記各実施形態では、隆起部28(上記第6実施形態では第1、第2隆起部281、282)を断面扇形状にて回転軸18aの軸方向に延びる形状に形成しているが、これに限定されることなく、例えば、断面三角状にて回転軸18aの軸方向に延びる形状や、半球形状等の種々の形状に形成してもよい。
また、上記各実施形態では、全開状態におけるドア回転角度は60°であるので、ドア回転角度が60°のときに隆起部28の一部が冷風バイパス通路17内に挿入されているように隆起部28が形成されているが、例えば、全開状態におけるドア回転角度が90°である場合には、ドア回転角度が90°のときに隆起部28の一部が冷風バイパス通路17内に挿入されているように隆起部28を形成すれば、全開状態におけるドア回転角度が60°以上であってもドア回転角度の全範囲において本発明による効果を得ることができる。
また、上記各実施形態では、本発明による空気通路開閉用ドアを車両用空調装置のエアミックスドアに適用しているが、車両用空調装置のエアミックスドアに限定されることなく、種々の空気通路開閉用ドアに対して本発明を適用することができる。
本発明の第1実施形態による車両用空調装置の室内ユニット部のうち、空調ユニット部の概略断面図である。 図1におけるエアミックスドアの斜視図である。 (a)は冷風バイパス通路の全閉状態を示す要部拡大断面図であり、(b)は(a)におけるA−A断面図である。 (a)はドア回転角度が20°の状態を示す要部拡大断面図であり、(b)は(a)におけるB−B断面図である。 (a)はドア回転角度が40°の状態を示す要部拡大断面図であり、(b)は(a)におけるC−C断面図である。 (a)は冷風バイパス通路の全開状態を示す要部拡大断面図であり、(b)は(a)におけるD−D断面図である。 第1実施形態におけるドア回転角度と冷風バイパス通路の通風面積との関係を示すグラフである。 本発明の第2実施形態を示す要部拡大断面図である。 第2実施形態におけるドア回転角度と冷風バイパス通路の通風面積との関係を示すグラフである。 本発明の第3実施形態を示す要部拡大断面図である。 第3実施形態におけるドア回転角度と冷風バイパス通路の通風面積との関係を示すグラフである。 本発明の第4実施形態を示す要部拡大断面図である。 第4実施形態におけるドア回転角度と冷風バイパス通路の通風面積との関係を示すグラフである。 (a)は本発明の第5実施形態を示す要部拡大断面図であり、(b)は(a)におけるE−E断面図である。 本発明の第6実施形態を示す要部拡大断面図である。 (a)は本発明の第7実施形態を示す要部拡大断面図であり、(b)は(a)におけるF−F断面図である。 本発明の第7実施形態を示す要部拡大断面図である。
符号の説明
17…冷風バイパス通路(空気通路)、18a…回転軸、18b…ドア本体部、
27…平板部、27a…平板面、28…隆起部、28a…案内面、29…窪み部。

Claims (10)

  1. 空気が流れる空気通路(17)に対して回転可能に支持される回転軸(18a)と、
    前記回転軸(18a)と一体となって回転して前記空気通路(17)を開閉するドア本体部(18b)とを備え、
    前記ドア本体部(18b)は、前記回転軸(18a)に結合され前記回転軸(18a)と平行な平面状に延びる平板部(27)と、前記平板部(27)のうち前記空気通路(17)を閉じる側の平板面(27a)から前記空気通路(17)の一部を塞ぐように隆起する隆起部(28)とを有し、
    前記隆起部(28)には、前記ドア本体部(18b)の回転方向に沿った案内面(28a)と、前記案内面(28a)から前記回転軸(18a)側に向かって窪んだ窪み部(29)とが形成されており、
    前記窪み部(29)は前記案内面(28a)に沿って延びており、
    前記案内面(28a)に沿う方向において、前記窪み部(29)の断面積が変化していることを特徴とする空気通路開閉用ドア。
  2. 前記ドア本体部(18b)の回転方向のうち前記空気通路(17)を全開する側の方向をドア回転角度の正方向としたとき、
    前記ドア回転角度が最小角度になっているときの前記ドア回転角度の増加に対する前記空気通路(17)の通風面積の変化勾配が、前記ドア回転角度が最大角度になっているときの前記変化勾配よりも小さくなるように、前記窪み部(29)の断面積が設定されていることを特徴とする請求項1に記載の空気通路開閉用ドア。
  3. 前記ドア本体部(18b)の回転方向のうち前記空気通路(17)を全開する側の方向をドア回転角度の正方向としたとき、
    前記ドア本体部(18b)の回転範囲のうち少なくとも一部の回転範囲では、前記ドア回転角度の増加に対する前記空気通路(17)の通風面積の変化勾配が負の傾きになるように、前記窪み部(29)の断面積が設定されていることを特徴とする請求項1に記載の空気通路開閉用ドア。
  4. 前記案内面(28a)は、前記回転先端側に膨らんだ円弧面状の曲面であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の空気通路開閉用ドア。
  5. 前記案内面(28a)が、前記回転軸(18a)と同心の円弧面であることを特徴とする請求項4に記載の空気通路開閉用ドア。
  6. 前記窪み部(29)が前記回転軸(18a)方向に複数個並んで形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の空気通路開閉用ドア。
  7. 前記平板部(27)の一端部に前記回転軸(18a)が配置されており、
    前記平板部(27)の他端部が回転先端側となっていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の空気通路開閉用ドア。
  8. 前記平板部(27)の中央部に前記回転軸(18a)が配置されており、
    前記平板部(27)の両端部が回転先端側となっていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の空気通路開閉用ドア。
  9. 前記隆起部(28)が、前記平板部(27)の一端側に形成された第1隆起部(281)と、前記平板部(27)の他端側に形成された第2隆起部(282)とで構成されていることを特徴とする請求項8に記載の空気通路開閉用ドア。
  10. 前記第1隆起部(281)と前記第2隆起部(282)とが、前記回転軸(18a)の中心に対して互いに回転対称に形成されていることを特徴とする請求項9に記載の空気通路開閉用ドア。
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