JP2008000627A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板ケースの放熱通路の本来の放熱機能を生かしつつ該放熱通路を介して不正が行われるのを防止することができる。
【解決手段】メイン制御基板ケースの蓋体底面部51には、メイン制御基板ケース内に収容されたメイン制御基板60に実装された電子部品が発熱したとしてもその熱は放熱通路70の内側開口75bから外側開口74aへと逃げるため、放熱通路70の本来の機能は損なわれない。また、放熱通路70に針金等の小道具を挿入してメイン制御基板60に不正を働こうとしても、その小道具を放熱通路70の外側開口74aから内側開口75bへ直線的に到達させることができないため、放熱通路70を介して不正が行われるのを防止することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、遊技機に関し、詳しくは、遊技に関わる制御を司る制御基板を収容する基板ケースを備えた遊技機に関する。
従来より、パチンコ機やスロットマシンに代表される遊技機では、各種の制御基板に搭載したCPUがROMに記録されたプログラムに基づいて種々の電子制御を行っている。これらの制御基板は基板ケース内に密閉状態で収容されているが、制御基板に実装されるICやトランジスタなどの電子部品は使用に伴って発熱するため、基板ケース内が高温化して電子部品に悪影響を及ぼすおそれがある。そこで、基板ケース内の高温化を防止するために、基板ケースには通常放熱穴が設けられている(例えば特許文献1参照)。
特開平11−33194号公報(図1)
しかしながら、放熱穴を介して針金等の小道具を挿入すると制御基板に届くため、不正行為者がこの放熱穴を介して制御基板に不正を働くおそれがある。そして、遊技機の制御基板のROMがいわゆる不正ROMに交換されると、遊技機として検査をパスしたときとは異なる遊技が行われることになる。この点に鑑み、放熱穴をなくした基板ケースが開発されているが、そうすると基板ケース内の高温化を招きやすくなり電子部品に悪影響を及ぼすおそれが生じる。
本発明は、基板ケースの放熱通路の本来の放熱機能を生かしつつ該放熱通路を介して不正が行われるのを防止することができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
手段1.遊技に関わる制御を司る制御基板を収容する基板ケースを備えた遊技機であって、
前記基板ケースの外面側に設けられた外側開口と該基板ケースの内面側に設けられた内側開口とを有し前記制御基板で発生した熱を外部に逃がすための放熱通路を備え、
前記放熱通路のうち前記外側開口と前記内側開口との間に形成される空間は、前記外側開口から前記内側開口へと仮想直線が通過することのないように形成されている、
遊技機。
この遊技機では、基板ケース内に収容された制御基板が発熱したとしてもその熱を放熱通路の内側開口から外側開口へと逃がすことができるため、放熱通路の本来の機能は損なわれない。また、放熱通路に針金等の直線状の小道具を挿入して制御基板に不正を働こうとしても、その小道具を放熱通路の外側開口から内側開口へ直線的に到達させることができないため、放熱通路を介して制御基板への不正が行われるのを防止することができる。
手段2.前記基板ケースは、複数の放熱孔形成面が隙間を持って積層された箇所を有し、前記放熱通路は、各放熱孔形成面に形成された放熱孔を仮想的に結ぶことにより形成される、手段1に記載の遊技機。例えば上側に配置される放熱孔形成面の放熱孔の開口部分に対して下側に配置される放熱孔形成面の放熱孔の開口部分をずらせば、本発明の放熱通路を容易に実現することができる。
手段3.前記複数の放熱孔形成面が隙間を持って積層された箇所は、前記基板ケースのうち前記制御基板に対向する位置である、手段2に記載の遊技機。この場合、制御基板に対向する位置に放熱通路が形成されているため、制御基板に実装された電子部品が発した熱を効率よく逃がすことができる。
手段4.前記複数の放熱孔形成面の枚数は、2枚又は3枚である、手段2又は3に記載の遊技機。放熱孔形成面の枚数が多ければ多いほど不正防止効果が高くなるが、その反面、放熱効果が低くなる。このため、放熱孔形成面は2枚又は3枚として両効果の両立を図ることが好ましい。
手段5.前記複数の放熱孔形成面の各々に形成された放熱孔は、外側の放熱孔形成面ほど孔径が大きくなっている、手段2〜4のいずれかに記載の遊技機。こうすれば、熱が基板ケース内にこもりにくい。
手段6.前記基板ケースの外側に配置された外側放熱孔形成面に形成された外側放熱孔と前記基板ケースの内側に配置された内側放熱孔形成面に形成された内側放熱孔は、前記外側放熱孔から直線的な棒状部材を差し込んだときの該棒状部材の最大到達範囲を超えた位置に前記内側放熱孔が存在するように配置されているか、又は、前記外側放熱孔から直線的な棒状部材を差し込んだときの該棒状部材の先端が前記内側放熱孔を通過せず側壁に当たるように該内側放熱孔が配置されている、手段2〜5のいずれかに記載の遊技機。こうすれば、本発明の放熱通路を比較的簡単に具現化することができる。
手段7.前記基板ケースの外側に配置された外側放熱孔形成面に形成された外側放熱孔と前記基板ケースの内側に配置された内側放熱孔形成面に形成された内側放熱孔と両放熱孔形成面の中間に配置された中間放熱孔形成面に形成された放熱孔とは、軸方向に重なる部分を持たないように形成されている、手段2〜5のいずれかに記載の遊技機。こうしても、本発明の放熱通路を比較的簡単に具現化することができる。
手段8.前記放熱通路は、前記外側開口から屈曲して前記内側開口に至るように前記基板ケースの所定のケース面を貫通している、手段1に記載の遊技機。このようにしても、本発明の放熱通路を具現化することができる。
手段9.前記放熱通路は、前記外側開口から複数回屈曲して前記内側開口に至るように形成されている、手段8に記載の遊技機。こうすれば、屈曲点が多いため針金等の小道具を制御基板へ到達させるのが一層困難になり、不正防止効果が高まる。
手段10.前記所定のケース面は、前記放熱通路が形成された1枚の平板により構成されている、手段8又は9に記載の遊技機。こうすれば、このケース面を複数枚の平板を接合して構成する場合に比べて簡易に製造することができる。
手段11.前記所定のケース面は、貫通孔を有する複数枚の平板を各平板の貫通孔が連通して前記放熱通路をなすように機械的に又は化学的に接合したものである、手段8又は9に記載の遊技機。こうすれば、複雑に屈曲している放熱通路を具現化することができる。
手段12.前記遊技機はパチンコ機である、手段1〜11のいずれかに記載の遊技機。こうすれば、パチンコ機において、手段1〜11の作用効果が得られる。
手段13.前記遊技機はスロットマシンである、手段1〜11のいずれかに記載の遊技機。こうすれば、スロットマシンにおいて、手段1〜11の作用効果が得られる。
手段14.前記遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融合させてなる融合機である、手段1〜11のいずれかの遊技機。こうすれば、パチンコ機とスロットマシンとを融合させてなる融合機において、手段1〜11の作用効果が得られる。ここで、融合機としては、例えば遊技媒体としてメダルの代わりに遊技球を用いるスロットマシンなどが挙げられる。
なお、本発明は上述したように遊技機として捉えることもできるが、基板ケースとして捉えることもできる。即ち、「遊技に関わる制御を司る制御基板を収容する基板ケースであって、前記基板ケースの外面側に設けられた外側開口と該基板ケースの内面側に設けられた内側開口とを有し前記制御基板で発生した熱を外部に逃がすための放熱通路を備え、前記放熱通路のうち前記外側開口と前記内側開口との間に形成される空間は、前記外側開口から前記内側開口へと仮想直線が通過することのないように形成されている、基板ケース。」として捉えることもできる。この基板ケースでは、制御基板が発熱したとしてもその熱を放熱通路の内側開口から外側開口へと逃がすことができるため、放熱通路の本来の機能は損なわれない。また、放熱通路に針金等の小道具を挿入して制御基板に不正を働こうとしても、その小道具を放熱通路の外側開口から内側開口へ直線的に到達させることができないため、放熱通路を介して制御基板への不正が行われるのを防止することができる。この基板ケースにつき、手段2〜9と同様の限定を加えてもよい。その場合も手段2〜9と同様の効果が得られる。
次に、本発明を実施するための最良の実施形態を説明する。図1は本実施形態のパチンコ機20を裏面から見た外観図であり、図2はメイン制御基板ケース30を一方から見たときの斜視図、図3はメイン制御基板ケース30の組立斜視図である。
パチンコ機20は、図1に示すように、外枠2にヒンジ3を介して開閉自在に取り付けられた前枠4と、前枠4の裏側上部に取り付けられ遊技球を貯留可能なタンク6と、遊技球をタンク6から遊技球払出装置8へと導くタンクレール10と、遊技球払出装置8を制御する払出制御基板を収容する払出制御基板ケース12と、前枠4の裏面中央に開閉自在に取り付けられ特別図柄表示装置としての液晶ディスプレイの表示制御を司る表示制御基板を収容する表示制御基板ケースや各種ランプの表示制御を司るランプ制御基板を収容するランプ制御基板ケースやスピーカからの発生音の制御を司る音声制御基板を収容する音声制御基板ケースなどを内包する大型カバー14と、遊技盤の各種入賞口への遊技球の入賞に応じて各種制御基板へ制御信号を出力するメイン制御基板60を収容するメイン制御基板ケース30と、遊技球を遊技盤へ発射させるステップモータ16とを備える。
メイン制御基板ケース30は、図2に示すように、ケース蓋体50の内面側にメイン制御基板60をネジ又は接着剤で固定し、このケース蓋体50をケース本体40に長辺方向に沿ってスライドさせて一体化したあと、ケース本体40に設けられた封止用ブロック46とケース蓋体50に設けられた封止用スリット56とを整合させた状態でJ字金具80により両者を不可逆的に封止したものである。このように、メイン制御基板ケース30は、ケース本体40とケース蓋体50とによって囲まれる収容空間にメイン制御基板60の実装面上に取り付けたICチップ等の電子部品を密封状態で収容したものである。
ケース本体40は、透明なポリカーボネート樹脂を成形したものであり、図3に示すように、矩形状の本体底面部41と、この本体底面部41の各長辺に沿って立設した一対の本体長壁部42,42とを備えている。両本体長壁部42,42の内側には、ケース蓋体50をスライドさせるためのレール溝43,43が長辺に沿って形成されている。また、一方の本体長壁部42の外面には、パチンコ機20の裏面にメイン制御基板ケース30を引っかけるための引っ掛け部44,44が設けられている。また、ケース本体40には、レール溝43,43をスライドしていくケース蓋体50をレール溝43,43の終端にてストップさせるストッパ壁43a,43aが形成されている。これら二つのストッパ壁43a,43aの間には、5つの封止用ブロック46,46,…が設けられている。封止用ブロック46は、内部に空洞が形成され、その空洞にはJ字金具80(図2参照)の長足部81が一旦挿入されるとJ字金具80を抜き取ろうとしても長足部81に形成されたギザギザの突起82と係合して抜き取り方向への移動を阻止するフック(図示せず)が形成されている。
ケース蓋体50は、透明なポリカーボネート樹脂を成形したものであり、矩形状の蓋体底面部51と、この蓋体底面部51の各長辺に沿って立設した一対の蓋体長壁部52,52とを備えている。このうち、蓋体底面部51は、メイン制御基板60に対向している。この蓋体底面部51には、メイン制御基板60の熱を外部へ放出するための多数の放熱通路70が形成されている。また、両蓋体長壁部52,52には、ケース本体40のレール溝43,43に嵌め込んでスライドさせるための鍔部53,53(図2〜図4には片側のみ示す)が形成されている。この鍔部53には、メイン制御基板60のコネクタ64を露出させるための複数のコネクタ用窓54が設けられている。また、ケース蓋体50の一方の短辺には5つの封止用スリット56,56,…が設けられている。この封止用スリット56の内部には、J字金具80を封止用スリット56に挿入するとJ字金具80の鈎状に形成された引掛部83が引っ掛かる架橋部(図示せず)が形成されている。なお、ケース蓋体50の他方の短辺には図示しないが蓋体短壁部が設けられ、この結果、ケース蓋体50は、蓋体底面部51の四方が蓋体長壁部52,52と封止用スリット56,56,…と基体短壁部とよって囲まれている。
メイン制御基板60は、プリント配線板のうちケース蓋体50側の面(実装面)に種々の電子部品が実装されたものである。実装された電子部品には、図2に示すように、パチンコ機20の全体の制御を司るCPU62や各種プログラムが記録されたROM63などが含まれる。このメイン制御基板60上には、ここに実装された種々の電子部品と外部の電子部品とを電気的に接続するための複数のコネクタ64も搭載されている。また、CPU62は、ROM63に記録されたプログラムにしたがって各種の処理を実行するものであり、例えば遊技者にとって有利な特別遊技状態(いわゆる大当たり)へ移行するか否かについてはROM63に記録された大当たり確率のテーブルを参照する。したがって、このROM63を大当たり確率が極めて高いテーブルをもつ不正ROMに交換すると、不当な賞球が得られることになる。なお、各電子部品はメイン制御基板60の実装面の裏側にはんだで固定されている。
ここで、ケース蓋体50の蓋体底面部51に設けられた放熱通路70について、詳細に説明する。図4は蓋体底面部51の説明図であり、(a)は図3の円内の部分拡大図、(b)は(a)のA−A断面図である。図5及び図6は図4(b)の部分拡大図である。蓋体底面部51は、全体にわたって外側に配置された外側放熱孔形成面71と、内側に配置された内側放熱孔形成面72からなる二重板構造であり、両放熱孔形成面71,72の間には隙間73が設けられている。また、外側放熱孔形成面71には多数の外側放熱孔74が設けられ、内側放熱孔形成面72には多数の内側放熱孔75が設けられている。外側放熱孔74は、内側放熱孔75よりも孔径が大きく形成され、内側放熱孔75よりも配置密度が粗くなるように形成されている。また、外側放熱孔74の開口部分と内側放熱孔75の開口部分とは孔軸方向にみたときに重なる部分がないように形成されている。そして、放熱通路70は、外側放熱孔74の外側開口74aと内側放熱孔75の内側開口75bとの間に形成される通路であり、いずれの外側放熱孔74の外側開口74aからも直線的にいずれかの内側放熱孔75の内側開口75bまで通過することはできないように設計されている。具体的には、図5に示すように、外側放熱孔74の外側開口74aに真っ直ぐな棒状部材を差し込んだ場合、外側放熱孔74の外側開口74aの縁と外側放熱孔74の内側開口74bの縁とを対角線状に結んだ仮想直線L1が棒状部材を差し込んで動かせる最大の到達範囲であるから、内側放熱孔75の外側開口75aがこの到達範囲の外に存在しているものについては、この外側放熱孔74から差し込んだ棒状部材は到達しない。また、到達範囲内に位置する内側放熱孔75についても、図6に示すように、外側放熱孔74の内側開口74bの縁と内側放熱孔75の外側開口75aの縁とが最短距離になるように結んだ仮想直線L2,L3は内側放熱孔75の内側開口75bまで届かず側壁にぶつかるため、外側放熱孔74から差し込んだ棒状部材はメイン制御基板60にまで到達することはできない。
以上詳述したように、本実施形態のパチンコ機20では、メイン制御基板ケース30内に収容されたメイン制御基板60に実装された電子部品が発熱したとしてもその熱は放熱通路70の内側開口75bから外側開口74aへと逃げるため、放熱通路70の本来の機能は損なわれない。また、放熱通路70に針金等の直線状の小道具を挿入してメイン制御基板60に不正を働こうとしても、その小道具を放熱通路70の外側開口74aから内側開口75bへ直線的に到達させることができないため、放熱通路70を介して不正が行われるのを防止することができる。
また、上側に配置される外側放熱孔形成面71に形成された外側放熱孔74に対して下側に配置される内側放熱孔形成面72に形成された内側放熱孔75をずらすだけでよいため、本発明の放熱通路を容易に実現することができる。
更に、放熱孔形成面の枚数が多いほど不正防止効果が高くなるが、その反面、放熱効果が低くなることから、本実施形態では放熱孔形成面を2枚として、両効果の両立を図っている。
更にまた、外側放熱孔74の方が内側放熱孔75より孔径が大きいため、熱がメイン制御基板ケース30内にこもりにくい。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、本発明の遊技機の基板ケースの一例としてメイン制御基板ケース30を示したが、例えば払出制御基板を収容する払出制御基板ケース、表示制御基板を収容する表示制御基板ケース、ランプ制御基板を収容するランプ制御基板ケース、又は音声制御基板を収容する音声制御基板ケースなどに本発明を適用してもよい。これらの場合も上述した実施形態と同様の効果が得られる。
また、上述した実施形態では、蓋体底面部51を外側放熱孔形成面71と内側放熱孔形成面72の二重板構造としたが、図7に示すように、外側放熱孔形成面71の外側に更に最外放熱孔形成面76を隙間を持って配置した三重板構造としてもよい。即ち、最外放熱孔形成面76には多数の最外放熱孔77が設けられ、最外放熱孔77は外側放熱孔74よりも孔径が大きく形成されている。また、最外放熱孔77の開口部分と外側放熱孔74の開口部分と内側放熱孔75の開口部分とは軸方向にみたときに重なる部分がないように形成されている。そして、放熱通路70は、最外放熱孔77の外側開口77aと内側放熱孔75の内側開口75bとの間に形成される通路であり、いずれの最外放熱孔77の外側開口77aからも直線的にいずれかの内側放熱孔75の内側開口75bまで通過することはできないように設計されている。なお、外側放熱孔74と内側放熱孔75については上述した実施形態と同じであるため、その説明は省略する。このように三重板構造とした場合にも、上述した実施形態とほぼ同じ作用効果を奏するが、二重板構造に比べて一層不正防止効果が高まる。
更に、上述した実施形態では、外側放熱孔74の孔径を内側放熱孔75よりも大きくしたが、逆に外側放熱孔74の孔径を内側放熱孔75よりも小さくしてもよい。例えば、図4の外側放熱孔形成面71と内側放熱孔形成面72の内外を入れ替えて配置してもよい。こうしても、放熱機能を損なうことなく不正を防止することができる。あるいは、例えば、図8のように、内側放熱孔形成面72に形成される内側放熱孔78の孔径を外側放熱孔74の孔径と同じにしてもよい。図8では、外側放熱孔74から棒状部材を差し込んで動かせる最大の到達範囲(図5参照)の外に、内側放熱孔78が形成されている。こうしても、放熱機能を損なうことなく不正を防止することができる。
更にまた、上述した実施形態では、蓋体底面部51の全体を二重板構造としたが、蓋体底面部51のうち放熱通路70を形成する箇所のみ二重板構造とし他の箇所を一重板構造としてもよい。
そしてまた、上述した実施形態では、放熱通路70を複数の放熱孔形成面に形成された放熱孔により構成するものとしたが、図9(a)に示すように、蓋体底面部51の内外を屈曲しながら貫通する放熱通路90としてもよい。この放熱通路90は、外側開口90aから差し込んだ直線的な棒状部材L4を内側開口90bまで通過させることができないように設計されている。したがって、放熱通路90の本来の機能を損うことなく、放熱通路90に針金等の直線状の小道具を挿入して不正が行われるのを防止することができる。ここで、蓋体底面部51は、図9(a)に示すように、1枚の平板の両面から非貫通の傾斜穴を軸線が交差するように穿設することにより作製してもよいし、図9(b)に示すように、傾斜穴を有する2枚の平板を軸線が交差するようにネジ等で機械的に接合したり接着剤等で化学的に接合することにより見かけ上一重板構造となるように作製してもよい。あるいは、図10(a)の放熱通路92のように、外側開口92aから複数回屈曲してジグザグ状に内側開口92bに至るようにしてもよい。この放熱通路92は、外側開口92aから差し込んだ直線的な棒状部材L5を内側開口92bまで通過させることができないように設計されている。したがって、この場合も、放熱通路92の本来の機能を損うことなく、放熱通路92に針金等の直線状の小道具を挿入して不正が行われるのを防止することができる。特に、ジグザグ状であるため、小道具を一層挿入しづらいことから、不正防止効果が高まる。ここで、蓋体底面部51は、図10(b)に示すように、両面から非貫通の傾斜穴を軸線が交差するように穿設した平板を2枚用意し、これらをネジ等で機械的に接合したり接着剤等で化学的に接合したりすることにより見かけ上一重板構造となるように作製してもよいし、図10(c)に示すように、傾斜穴を有する3枚の平板を軸線が交差するようにネジ等で機械的に接合したり接着剤等で化学的に接合することにより見かけ上一重板構造となるように作製してもよい。
そして更に、上述した実施形態では、パチンコ機20を例にとって説明したが、本発明が 適用可能な遊技機はパチンコ機に限定されるものではなく、例えばスロットマシンや、パチンコ機とスロットマシンとを融合させた遊技機などにも適用することができるのは勿論である。
本実施形態のパチンコ機を裏面から見た外観図である。 メイン制御基板ケースを一方から見たときの斜視図である。 メイン制御基板ケースの組立斜視図である。 蓋体底面部の説明図であり、(a)図3の円内の部分拡大図、(b)は(a)のA−A断面図である。 図4(b)の部分拡大図である。 図4(b)の部分拡大図である。 他の実施形態の蓋体底面部の断面図である。 他の実施形態の蓋体底面部の説明図であり、(a)蓋体底面部51の部分拡大図、(b)は(a)のB−B断面図である。 他の実施形態の放熱通路の断面図である。 他の実施形態の放熱通路の断面図である。
符号の説明
2…外枠、3…ヒンジ、4…前枠、6…タンク、8…遊技球払出装置、10…タンクレール、12…払出制御基板ケース、14…大型カバー、16…ステップモータ、20…パチンコ機、30…メイン制御基板ケース、40…ケース本体、41…本体底面部、42…本体長壁部、43…レール溝、43a…ストッパ壁、46…封止用ブロック、50…ケース蓋体、51…蓋体底面部、52…蓋体長壁部、53…鍔部、54…コネクタ用窓、56…封止用スリット、60…メイン制御基板、62…CPU、63…ROM、64…コネクタ、70…放熱通路、71…外側放熱孔形成面、72…内側放熱孔形成面、73…隙間、74…外側放熱孔、74a…外側開口、74b…内側開口、75…内側放熱孔、75a…外側開口、75b…内側開口、76…最外放熱孔形成面、77…最外放熱孔、77a…外側開口、78…内側放熱孔、80…J字金具、81…長足部、82…突起、83…引掛部、90…放熱通路、90a…外側開口、90b…内側開口、92…放熱通路、92a…外側開口、92b…内側開口。

Claims (5)

  1. 遊技に関わる制御を司る制御基板を収容する基板ケースを備えた遊技機であって、
    前記基板ケースの外面側に設けられた外側開口と該基板ケースの内面側に設けられた内側開口とを有し前記制御基板で発生した熱を外部に逃がすための放熱通路を備え、
    前記放熱通路のうち前記外側開口と前記内側開口との間に形成される空間は、前記外側開口から前記内側開口へと仮想直線が通過することのないように形成されている、
    遊技機。
  2. 前記基板ケースは、複数の放熱孔形成面が隙間を持って積層された箇所を有し、前記放熱通路は、各放熱孔形成面に形成された放熱孔を仮想的に結ぶことにより形成される、請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記複数の放熱孔形成面の枚数は、2枚又は3枚である、請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記複数の放熱孔形成面の各々に形成された放熱孔は、外側の放熱孔形成面ほど孔径が大きくなっている、請求項2又は3に記載の遊技機。
  5. 前記放熱通路は、前記外側開口から屈曲して前記内側開口に至るように前記基板ケースの所定のケース面を貫通している、請求項1に記載の遊技機。
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JP2015150322A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 株式会社高尾 遊技機

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