JP4683528B2 - 表示装置付遊技機 - Google Patents

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本発明は、様々な画像の表示が可能な表示装置を備えたスロットマシン及びパチンコ機等の表示装置付遊技機に関するものである。
従来から、スロットマシンやパチンコ遊技機等の遊技機は、人々に娯楽を提供するための手段として利用されている。このような遊技機としては、様々な画像の表示が可能な表示装置を備えたものが知られている。
例えば、パチンコ球を発射することで遊技を実行するパチンコ機は、ゲージ盤の中央に設けられた液晶ディスプレイ装置等の表示装置を備えたものが一般的となっている。このような表示装置を遊技機に設けることにより、遊技の進行状態等を遊技者に視覚的に報知することができる。
遊技機に設けられる表示装置は、一般的に、動画を含む画像を画面に映し出す液晶パネル等の表示デバイスと、この表示デバイスに映し出すべき画像のデータを処理する等のグラフィック処理を行うLSI等を含んで構成された電子回路とを備えたものであり、遊技機の背面側に取り付けられている。
ここで、表示デバイス及び電子回路は、壊れやすい易損品であるといえ、遊技機の背面に露出した状態で設置されると、遊技機を搬送する際に何かと衝突する、あるいは、遊戯中において遊技者が不正行為を行う等により、破損しやすい。
そこで、遊技機としては、表示デバイス及び電子回路のような壊れやすい易損品を機械的に保護するために、箱状のケースを設け、このケースの内部に電子回路等の易損品を収納したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このケースは、静電気保護用の保護板が内部に敷設された方形皿状のケース体と、金属製の枠状部材に合成樹脂の透明板を張り付けたカバー体とを備え、カバー体がケース体の上方を覆うように構成されたものとなっている。
特許第2742676号公報(図5)
前述のようなケースでは、合成樹脂製の透明板が電磁波をそのまま通過させてしまうので、外部からの電磁波も遮断できず、電子回路を狂わせる強力な電磁波をそのまま内部に進入させてしまい、遊技機に違法な払い出し動作を行わせる強力な電波による不正行為、いわゆる電波ゴトから、電子回路を保護できない、という問題がある。
また、表示デバイス及び電子回路が発生する有害な電磁波が、ほとんどそのまま外部へ漏れてしまう、という問題もある。
ここで、ケース全体を金属製にし、電磁波を遮断できるようにすることが考えられるが、金属製のケースで、易損品を機械的に保護するのに充分な機械的強度を確保しようとすると、ケースが厚肉となり、重量が大幅に増加する。このため、全金属製のケースでは、大幅な重量増加を伴わなければ、機械的強度を確保できない、という問題がある。
また、重量を軽くするために、チタン合金やマグネシウム合金を採用すると、ケースのコストが高価になりすぎるという問題がある。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ケースの重量を大幅に増加させることなく、電磁波及び機械的損傷から電子回路を保護できるようになる表示装置付遊技機を提供することである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、前述の目的を達成するためになされたものである。以下に、各発明の特徴点を、図面に示した発明の実施の形態を用いて説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、遊技を行う遊技者に面した画面(100)に様々な画像の表示が可能となっている表示装置(28)を備えた表示装置付遊技機(PM)であって、前記表示装置(28)は、画像の表示を行う略平板状の表示デバイスである表示パネル(1
0)を有するものであり、前記表示パネル(10)の背面側を覆うケース(104)として、外側に配置される合成樹脂製のアウターケース(105)と、内側に配置される鉄板製のインナーケース(111A)とを有する二重構造のものが設けられているとともに、前記アウターケース(105)は、周りを囲む側壁が設けられた第1のケース(120)と、前記第1のケース(120)に並設されるとともに前記第1のケース(120)の側壁(124)と対向する側壁(12A)が設けられた第2のケース(12)とを備え、前記第1のケース(120)は、動作時に冷却が必要な発熱素子(101A,101B)を有するとともに、前記画面(100)に表示させるべき画像の電気的な処理を行う電子回路が形成された画像処理基板(101)と、前記発熱素子(101A,101B)の熱を発散させるための放熱板(131)と、この放熱板(131)を支持するブラケット(132)と、前記放熱板(131)を冷却するための冷却空気を送風する冷却ファン(133)とを内部に収納可能に形成されており、前記冷却ファン(133)は前記ブラケット(132)に固定されるとともに、前記放熱板(131)が前記発熱素子(101A,101B)に接触した状態で前記ブラケット(132)に固定され、且つ、前記冷却ファンの吹出口に対応し冷却空気を吐き出すための開口(125)が、前記第2のケース(12)の側壁(12A)と対向する前記第1のケース(120)の側壁(124)に設けられるとともに、前記開口(125)から吐き出された冷却空気を排気するための排気口(126)が、前記第1のケース(120)及び前記第2のケース(12)の各背面をその一部として含んで構成される面において、前記冷却ファンの吹出口及び前記開口と対向するように形成され、前記開口(125)から前記排気口(126)まで至る前記第1のケース(120)の側壁(124)、及び、前記開口(125)に対向する位置から前記排気口(126)まで至る前記第2のケース(12)の側壁(12A)により、前記冷却空気を前記開口(125)から前記排気口(126)まで導く排気路が形成されていることを特徴とするものである。
(請求項1の効果)
以上のように構成されている本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、インナーケースを鉄板製としたので、インナーケースで電磁波を充分遮断することができ、電磁波から電子回路を保護することができ、ひいては、強力な電波による不正行為、いわゆる電波ゴトから電子回路及び当該表示装置付遊技機を守ることができる。
また、アウターケースを合成樹脂製としたので、その肉厚を充分厚くしても、重量が大幅に増加することがなく、且つ、肉厚を充分とることにより、アウターケースの機械的強度が確保され、機械的損傷から電子回路を保護することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態である一実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1〜図14は、本実施形態を示すものである。図1は、本実施形態に係る遊技機を示す正面図、図2は、本実施形態に係る遊技機を示す背面図、図3は、本実施形態に係る表示装置を正面側から示す斜視図、図4は、本実施形態に係る表示装置を背面側から示す斜視図、図5は、本実施形態に係る表示装置を背面側から示す分解斜視図、図6は、本実施形態に係るサブ制御基板及び中継基板を背面側から示す分解斜視図、図7は、本実施形態に係る表示装置を示す背面図、図8は、図7のA−A線における断面図、図9は、本実施形態に係る液晶ユニットを背面側から示す分解斜視図、図10は、本実施形態に係る画像処理基板及び空冷ユニットを背面側から示す分解斜視図、図11は、本実施形態に係る液晶ユニットを示す一部分解状態の背面図、図12は、本実施形態に係る液晶ユニットの要部を背面側から示す斜視図、図13は、図7のJ−J線における断面図、図14は、図7のM−M線における断面図である。
(パチンコ機PMの概略構成)
本実施形態に係る遊技機としてのパチンコ機PMは、図1の如く、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠を成す外枠1と、この外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成されるとともに、外枠1に開閉可能に搭載される前枠2とを備えている。このうち、前枠2は、外枠1の正面左側上下に配設されたヒンジ部材3a,3bを介して外枠1に横開き開閉および着脱可能に取り付けられている。そして、正面右側に設けられた施錠金具4により、前枠2が外枠1の開口を閉鎖した状態が維持され、この状態で遊技に供される。
前枠2の正面側には、当該前枠2の正面形状に応じて形成された方形状のガラス扉5および球皿6がともに横開き開閉及び着脱が可能に組付けられている。
これらのガラス扉5および球皿6は、施錠金具4および図示しないロック機構を利用して前枠2の前面を覆う閉鎖状態で保持されるようになっている。
このうち、球皿6には、払い出された遊技球を貯留して整列させる球皿部6aと、球皿部6aに貯留する遊技球を下方に排出させる球抜きボタン6bと、遊技球の発射操作を行う操作ハンドル8とが設けられている。
また、図1において、ガラス扉5の背後に位置する前枠2の上部には、所定のゲージ設定で構成された遊技盤20を収納する図示しない収容枠が形成されている。収容枠に嵌め込まれた遊技盤20は、図示しない複数の係合レバーにより着脱交換可能にセット保持されている。
このように遊技盤20がセット保持された状態においては、遊技盤20の前面と、閉鎖状態にあるガラス扉5のガラス板とが所定間隔をおいて対向するように構成されており、これにより、遊技盤20の前面と、ガラス扉5のガラス板内面との間に、遊技球が落下移動する遊技領域空間が形成されるようになっている。
収容枠2aの裏側には、図2の如く、球貯留供給機構40や球払出機構50等を有する裏セット盤BSPが複数の係合レバー18により着脱可能に装備され、常には、遊技盤20の裏面を覆うように閉鎖保持されるようになっている。
裏セット盤BSPは、遊技盤20の背後に位置し、全体として収容枠2aの背面外郭サイズよりも幾分大きめの縦長方形形状を成したものとなっている。
裏セット盤BSPの各部には、当該パチンコ機PMの作動を統括的に制御する主制御装置91と、遊技者への遊技球の払出を制御する球払出制御装置92と、効果照明装置及び効果音響装置の作動制御を行うサブ制御基板93と、各装置、基板及び電子部品に所定の電力を供給する電源装置94と、遊技機の作動状態を遊技施設側に出力するための外部端子板96と、後述する特別図柄表示装置28の作動制御を行う画像処理基板101と、遊技者に遊技球の払い出しを行う球払出装置53とが図2に示すように配置されている。
このうち、サブ制御基板93には、特別図柄表示装置28に表示させる画像に関するデータが記憶された図示しないROMが設けられている。
このようなパチンコ機PMは、全体が所要の後傾角度(例えば、1度以内の後傾角)で遊技施設の遊技島に縦向きに保持される。
図1に戻って、パチンコ機PMは、球皿6およびガラス扉5が閉鎖施錠された状態で遊技に供され、球皿部6aに遊技球を貯留させてから、操作ハンドル8を回動操作すると、遊技が開始されるようになっている。
すなわち、球皿部6aに貯留する遊技球が図示省略する球送り装置によって1球ずつ発射レール上の発射位置まで送り出され、遊技球が発射位置についた状態で、操作ハンドル8の操作レバーが回動操作されると、遊技球は、図示しない打球発射装置のハンマーに打ち出されて遊技盤20の外レール22aに案内されて、遊技領域PAに導かれ、これにより、パチンコゲームが展開されるようになっている。
このような概要構成を備えたパチンコ機PMについて、以降では各部の構成をもう少し詳しく説明する。
遊技盤20は、所定板厚の積層合板の表面にセルが貼り付けられた化粧板21の前面に、ステンレス鋼板等を利用した帯状の外レール22aおよび内レール22b(これらを合わせて案内レール22と称する)が設けられたものである。遊技盤20の案内レール22に囲まれた内側の領域が遊技領域PAとなっている。この遊技領域PAには、多数本の遊技釘(図示略)、複数の風車23、一般入賞口24、始動入賞口25、大入賞口26、及び、周囲に飾り部を有した特別図柄表示装置28が設けられている。
一般入賞口24は、ここに遊技球が入ると、当該遊技球をセーフ球とする処理のみが実行される、換言すると、所定数の遊技球の払い出しのみが実行されるように設定されている入賞口である。一般入賞口24の奥には、ここに入った遊技球を検出する図示しない入賞球検出センサ(具体的には、遊技球の通過を磁気的、光学的または電気的手段等により検出するセンサ)が取り付けられている。この一般入賞口24には、化粧板21を貫通する図示しないセーフ球通路孔が接続されており、一般入賞口24に入った遊技球は、セーフ球通路孔を通って遊技盤20の裏面側に排出されるようになっている。
始動入賞口25は、ここに遊技球が入ることにより、当該遊技球をセーフ球とする処理が実行されるだけでなく、図柄変動の契機となるように設定されている入賞口である。この始動入賞口25には、普通電動役物として、左右のチューリップ羽根を開閉させることができる、いわゆる電動チューリップが設けられている。
始動入賞口25の奥には、一般入賞口24と同様に、入賞した遊技球を検出する図示しない入賞球検出センサが取り付けられている。また、始動入賞口25には、一般入賞口24と同様に、化粧板21を貫通するセーフ球通路孔(図示略)が接続されており、始動入賞口25に入賞した遊技球は、セーフ球通路孔を通って遊技盤20の裏面側に排出されるようになっている。
大入賞口26は、左右に長い方形状の開口であり、当該大入賞口26を開閉するための扉としての球受け部材を備えている。大入賞口26の球受け部材は、通常、閉鎖されており、遊技中において、所定の遊技条件の下で特別遊技状態が成立した、すなわち、特別図柄表示装置28に特定態様の図柄が表示されたときに、前方にほぼ90度倒されて大入賞口が開放されるように設定されている。これにより、大入賞口26は、前方を通過する遊技球をすべて、その内部に取り込むようになっている。
大入賞口26の奥には、特定領域及び一般領域の二つの領域が左右に設けられている。特定領域及び一般領域の各々には、入賞球検出センサが取り付けられているとともに、一般入賞口24等と同様に、化粧板21を貫通する図示しないセーフ球通路孔が接続されている。大入賞口26から入ったセーフ球は、特定領域及び一般領域のいずれか一方を通って遊技盤20の裏面側に排出されるようになっている。
各入賞口24,25,26に遊技球が入ると、各入賞口に取り付けられた入賞球検出センサによって入賞したことが検出されるようになっている。そして、各入賞口に入った一つ一つの遊技球毎に、その入賞口の種類や遊技状況に応じた所定数の賞球が後述する球払出機構50から球皿6に払い出されるようになっている。
また、特別図柄表示装置28は、具体的には、液晶パネル10を有する液晶表示装置であり、図1及び図2に示すように、遊技を行う遊技者に面して設けられた液晶パネル10の画面100に様々な画像の表示が可能となっている。特別図柄表示装置28の液晶パネル10は、遊技盤20の裏面側に取り付けられた画像処理基板101により制御され、その画面100には、遊技状況に応じて種々の情報が表示されるようになっている。
遊技領域PAの最下部には、入賞口24,25,26に入賞せずに落下した遊技球を集めて排出させるアウト口27が設けられている。アウト口27には、化粧板21を貫通する図示しないアウト球通路孔が接続されている。
このアウト口27に集められた遊技球は、アウト球としてアウト球通路孔を通って遊技盤20の裏面に排出されるようになっている。
(特別図柄表示装置28)
次に、特別図柄表示装置28について、さらに詳しく説明する。
特別図柄表示装置28は、図3〜図8に示すように、略直方体状の外観を有する装置となっており、サブ制御基板93からのコマンドデータを画像処理基板101で処理し、その処理結果である画像データに基づいて液晶パネル10を駆動し、その正面に配置された液晶パネル10の画面100に画像データに基づく画像を表示する画像表示用のデバイスである。
ここで、特別図柄表示装置28は、液晶パネル10や画像処理基板101等の画像表示用のデバイスだけでなく、前述した効果照明装置及び効果音響装置の作動制御を行うサブ制御基板93をも備えている。サブ制御基板93は、画面100に表示すべき画像のデータ、及び、画面100に表示される画像に対応した音声のデータを出力するとともに、パチンコ機PMの各部に設けたランプ等の照明を点滅する等の点灯制御で照明による演出を行うものとなっている。
画像処理基板101及びサブ制御基板93は、図4の如く、特別図柄表示装置28の背面、換言すると、液晶パネル10の背面に、互いに並列となるように配置されている。そして、特別図柄表示装置28、画像処理基板101及びサブ制御基板93は、液晶パネル10の背面を覆うケースである保護ケース104の内部に収納されている。このように保護ケース104の内部に収納されることにより、サブ制御基板93は、特別図柄表示装置28及び画像処理基板101に一体化されている。
保護ケース104は、図5の如く、外側に配置されるアウターケース105と、内側に配置されるインナーケースである液晶リアケース111Aとを有する二重構造のものとなっている。
この際、前述した液晶パネル10及び画像処理基板101は、その背面側が鉄板製の液晶リアケース111Aに覆われている。そして、これらの液晶パネル10、画像処理基板101及び液晶リアケース111Aを含んで液晶ユニット110が構成され、この液晶ユニット110は、その背面が合成樹脂製のアウターケース105に覆われている。
液晶リアケース111Aは、図5の如く、その背面106が段付状とされ、背面106の図5中右側に設けられるとともに、アウターケース105の背面を形成する背板部107に向かって迫り出した上段突出部106Aと、背面106の図5中左側に設けられるとともに、アウターケース105の背板部107から退いた下段後退部106Bとを有するものとなっている。
液晶リアケース111Aの背面側には、図5に示すように、その背面106の図5中左側に設けられた下段後退部106Bの外側面と、アウターケース105の背板部107との間に形成されるとともに、サブ制御基板93が配置可能な隙間である装着スペース11が設けられている。
より詳しく説明すると、アウターケース105は、液晶リアケース111Aの背面106全体を覆うことができる大きさに形成されるとともに、図5中左側に方形容器状の容器部120Bが設けられたミドルケース120と、容器部120Bの蓋となるリアケース12とを備えたものである。
このうち、ミドルケース120には、図5及び図8に示すように、図5中左側、図8中右側に配置された空間を前後に仕切る底面11Aが形成され、この底面11Aの背面側の隙間が、前述したサブ制御基板93を収納するサブ制御室としての装着スペース11となっている。この装着スペース11には、サブ制御基板93が収納状態で装着されるようになっている。
サブ制御基板93は、図8の如く、装着スペース11の内部に収納され、この状態で底面11Aにビス止めされている。そして、装着スペース11は、サブ制御基板93の背面側を覆おうように配置されるとともに、ミドルケース120にビス止めされているリアケース12で蓋がされるようになっている。このリアケース12は、透明な合成樹脂を成形したものであり、その内部が外から見えるようになっている。
装着スペース11をリアケース12で塞ぐと、ミドルケース120側に設けられている背板部107Aの上面と、リアケース12側に設けられている背板部107Bの最上面とが同一面を形成するようになっている。
ここで、サブ制御基板93は、パチンコ機PMが動作するのに必要な演算処理を行う処理回路が形成された回路基板である。このサブ制御基板93が設置されている装着スペース11の図8中上方には、接続コネクタCNが取り付けられた中継基板13が配置されている。この中継基板13は、サブ制御基板93よりも面積が小さい基板であり、サブ制御基板93と図示しない電線により電気的に接続されている。なお、この電線は、一端がサブ制御基板93と電気的に接続され、前述の接続コネクタCNと嵌合する図示しない接続コネクタが他端に接続されたものとなっている。
サブ制御基板93には、図6の如く、接続コネクタCN、操作スイッチSW及びコンデンサCC、並びに、大規模集積回路LSI及び集積回路IC等のチップ部品等、当該サブ制御基板93から突出する突出寸法が異なる複数種類の電子部品が設けられている。
そして、サブ制御基板93には、突出寸法が大きい電子部品であるコンデンサCC等の高寸法電子部品がまとめて配置された高寸法部品配置領域HRと、突出寸法が小さい電子部品である集積回路チップCH等の低寸法電子部品がまとめて配置された低寸法部品配置領域LRとが設けられている。
このうち、高寸法部品配置領域HRは、サブ制御基板93の周縁部分に形成され、低寸法部品配置領域LRは、サブ制御基板93の内側部分に形成されている。
このようなサブ制御基板93を内部に収納するリアケース12は、サブ制御基板93の上方を覆う天井部として、前述の背板部107Bを備えたものとなっている。
この背板部107Bには、低寸法部品配置領域LRに対応する部分を、高寸法部品配置領域HRに対応する部分よりも内側に向かって凹ますことにより形成された凹部108が設けられている。この凹部108は、その内部に中継基板13が収納されるものとなっている。そして、中継基板13は、凹部108の内部に中継基板13が収納された状態で、リアケース12にビス止めされ、リアケース12と一体化されている。
ここで、リアケース12が透明なので、中継基板13を凹部108から取り外せば、リアケース12の内部に収納されている電子部品を容易に確認することができるようになっている。
また、凹部108は、深さ寸法が充分確保されており、これにより、中継基板13が全体的に凹部108の内部に埋没し、リアケース12の背板部107Bから突出しないようになっている。
さらに、中継基板13をサブ制御基板93に重なるように設けても、特別図柄表示装置28全体の奥行き寸法が嵩張らないようになっている。
(液晶ユニット110)
液晶ユニット110は、図5及び図9に示すように、背面側に配置された液晶リアケース111Aと、正面側に配置された鉄板製の液晶フロントケース111Bとに分割された液晶ユニットケース111の内部に、液晶パネル10及び画像処理基板101等の構成部品を収納したものである。
ここで、液晶フロントケース111Bは、四角枠状の部材であり、液晶フロントケース111Bと、液晶パネル10の画面100との間に、図示しない保護シートが配置されている。この保護シートは、画面100に密着するとともに画面100全体を覆う透明な合成樹脂製の平板である。この保護シートと画面100との間には埃や汚れが進入できないので、画面100の手入れは、保護シート表面の清掃だけで済むようになっている。
液晶ユニットケース111の上段突出部106Aは、液晶ユニットケース111の背面の図8中左側の部分に設けられるとともに、図8中上方へ膨出した部位となっている。この上段突出部106Aの内部は、図8の如く、画像処理基板101を収納する画像処理室としての収納スペース14となっている。これにより、画像処理基板101を収納する収納スペース14と、サブ制御基板93を装着するための装着スペース11とが左右に並設されるようになっている。なお、ミドルケース120は、液晶ユニットケース111に形成された収納スペース14に対応して、その背面が膨出しており、ミドルケース120の内部に液晶リアケース111Aがピッタリと収納可能となっている。
液晶ユニット110には、前述した液晶パネル10及び画像処理基板101の他に、図9の如く、液晶パネル10との接続を行う図示しないハーネスが接続される液晶ハーネス中継端子板102と、液晶パネル10のバックライト用の電源装置であるインバータ基板103と、画像処理基板101を冷却するための空冷ユニット130と、画像処理基板101を所定位置に固定するためのケース基板である液晶ベース112とが設けられている。これらの部品は、液晶ユニット110を構成するものであり、液晶ユニットケース111の内部にすべて収納されている。
液晶ベース112は、液晶パネル10の正面形状に応じたサイズの略平板状の部材となっている。この液晶ベース112の収納スペース14に対応する部分には、図8、図10及び図11の如く、収納スペース14内に配置されている画像処理基板101、液晶ハーネス中継端子板102及び空冷ユニット130が固定されている。
ここで、液晶ベース112には、当該液晶ベース112との間に空間をあけて画像処理基板101を支持する複数のボス112Aが立設されている。画像処理基板101は、その四隅及び長辺の中間部分に形成されたネジ孔109に挿通されたネジでボス112Aの頂部に固定されるようになっている。
また、液晶ベース112の装着スペース11に対応する部分、換言すると、図11において、液晶ベース112における画像処理基板101の左側の部分には、インバータ基板103が固定されている。
画像処理基板101は、図8及び図11に示すように、略正方形状の略平板に形成された二つのLSI101A,101Bと、これらのLSI101A,101Bを含んで形成された電子回路とを備え、この電子回路で、画面100に表示させるべき画像の電気的な処理を行うものとなっている。LSI101A,101Bは、動作時に冷却が必要な発熱素子である。そして、画像処理基板101は、動作時に発熱して冷却が必要となる電子部品であるLSI101A,101Bで高速演算を行う高速演算回路が形成された回路基板となっている。
空冷ユニット130は、図8及び図11の如く、LSI101A,101Bの熱を発散させるための放熱板131と、この放熱板131を支持するブラケット132と、収納スペース14の内部に設けられるとともに、放熱板131、ひいては、画像処理基板101を冷却するための冷却空気を送風する冷却ファン133とを備えたものである。
換言すれば、ブラケット132には、図10に示すように、冷却ファン133及び放熱板131の取り付けのために、冷却ファン被取付部であるファン固定部132Dと、放熱板被取付部131Dとが設けられている。そして、ブラケット132に放熱板131及び冷却ファン133が取り付けられ、これらのブラケット132、放熱板131及び冷却ファン133が一体化されて空冷ユニット130を形成している。
このうち、放熱板131は、図12及び図13に示すように、熱伝導性に優れたアルミニウム材を押出成形することにより、互いに平行に延びる複数の冷却フィン131Bが設けられたものである。換言すると、放熱板131は、長方形状の略平板に形成された平板部131Aの一面から突出する多数の冷却フィン131Bを、当該平板部131Aに一体成形したものである。多数の冷却フィン131Bは、平板部131Aの長手方向に配列されるとともに、各々が平板部131Aの長手方向と直角に交差する方向に延びるものとなっている。
放熱板131は、図13の如く、多数の冷却フィン131Bが形成する列の両端近傍部分、及び、当該列の中間部分縁部分が平面とされ、この平面となった部分がブラケット132と面接触する面接触部131Cとなっている。
ブラケット132は、液晶ベース112側からLSI101A,101Bに放熱板131を接触させるために、液晶ベース112との間に空間をおいて放熱板131を支持するものとなっている。また、このブラケット132は、図8、図10及び図12の如く、熱伝導性に優れた材料であるアルミニウム板を折り曲げることにより、断面形状が全体的にU字形、換言すると、溝型に成形された部材である。
なお、ブラケット132には、図10の如く、画像処理基板101側に延びる接地用突起140が設けられている。画像処理基板101をボス112Aに固定すると、ブラケット132の接地用突起140が画像処理基板101の図示しない接地端子と電気的に接続されるようになっている。これにより、画像処理基板101の当該接地端子が、空冷ユニット130に設けられているアルミニウム製のブラケット132のを介して液晶リアケース111Aと電気的に導通し、これにより、画像処理基板101のアースがサブ制御基板93のアース等と一緒に共通にとれるようになっている。
そして、ブラケット132は、図8、図10、図12及び図13の如く、U字形の側壁部として、対向配置された二つの側壁132Aを有している。これらの側壁132Aの各々には、冷却空気をU字の内部に流通させるための送風口である通風孔132Bが設けられている。
また、各側壁132Aには、液晶ベース112と接する部分が液晶ベース112の表面と平行となるように折り曲げられることにより、液晶ベース112に取り付けるための取付部132Cが形成されている。
断面U字形の二つの側壁132Aのうち、冷却ファン133側に配置されている側壁132Aに設けられた取付部132Cの先端部分は、図8、図10及び図12の如く、側壁132Aと対向するように、側壁132Aと同じ方向へ折り曲げられ、これにより、冷却ファン133が固定されるファン固定部132Dが形成されている。冷却ファン133は、その吸込口133Aが側壁132Aに向けられた状態で、ファン固定部132Dに固定されている。なお、ファン固定部132Dには、冷却ファン133の吸込口133Aに対応して切り欠かれた切欠部132Eが設けられている。
U字形に成形されたブラケット132の底部132Fには、放熱板131の冷却フィン131Bを、そのU字形の内部に挿通させるためのフィン挿通口としての挿通孔132Gが設けられている。
放熱板131は、ブラケット132の底部132Fの外側の面から挿通孔132Gに冷却フィン131Bが挿通されるとともに、ブラケット132の底部132Fに形成されている放熱板被取付部131Dに面接触部131Cが接触し、この状態で、ブラケット132に固定されている。
また、放熱板131は、図8及び図13の如く、シリコンゴムやシリコングリス等の熱伝導性及び密着性に優れた熱伝導体101Cを介して、画像処理基板101のLSI101A,101Bに接触した状態でブラケット132により固定されている。
この際、ブラケット132の対向配置された一対の側壁132Aに開けられた通風孔132Bの間に冷却フィン131Bを配置するとともに、側壁132Aの長手方向と冷却フィン131Bの長手方向とを直交させることにより、一対の側壁132Aに開けられた通風孔132Bが、冷却フィン131Bの間の空間によって、相互に連通されるようにし、かつ、一方の側壁132Aに対して冷却ファン133を近接配置するとともに、この冷却ファン133の吸込口を当該側壁132Aの通風孔132Bに面して設けてある。これにより、空冷ユニット130は、冷却ファン133により送風される冷却空気が効率よく冷却フィン131Bの間を流通するように構成されたものとなっている。
また、図4、図5及び図8に示すように、ミドルケース120の左右に設けられている側壁121,122のうち、液晶ユニットケース111の収納スペース14に対応して膨出している部分の側面となる側壁121には、細長いスリット状の長孔が多数形成され、これらの長孔が冷却空気を内部に取り入れるための吸気口123となっている。
そして、図5及び図8に示すように、吸気口123が設けられた側壁121と重なり合う液晶ユニットケース111の側壁113には、側壁121の各吸気口123に対応するとともに、側壁121の吸気口123と連通する複数の長孔が、冷却空気を内部に取り入れるための吸気口114として設けられている。
そして、これらの吸気口114,123は、両方とも遊技球が内部に進入不可能なサイズの長孔から形成されている。
ここにおいて、冷却ファン133は、図8の如く、ケース111,120の左右方向の中心位置よりも若干左側にずれた位置に取り付けられている。また、冷却ファン133は、収納スペース14の内部に配置されるとともに、放熱板131と液晶ベース112との間に形成された空間に冷却空気を送り込める位置であって、図10の如く、画像処理基板101の周縁部分にあたる位置に設置されている。
また、冷却ファン133の吸込口133Aは、ケース111,120の吸気口114,123が設けられた側壁113,121に対向するように配置されている。
さらに、図8及び図14の如く、ミドルケース120の膨出している部分の周りを囲む側壁のうち、ミドルケース120の左右方向の中間部分に設けられている側壁124には、冷却ファン133の吹出口133Bに対応した開口125が設けられている。
液晶ユニットケース111についても同様に、液晶ユニットケース111の膨出している部分の周りを囲む側壁のうち、液晶ユニットケース111の左右方向の中間部分に設けられている側壁115には、冷却ファン133の吹出口133Bに対応した複数の開口116が設けられている。
図8の如く、リアケース12には、開口116,125と対向する側壁12Aが設けられている。この側壁12Aは、液晶ユニットケース111の側壁115と近接する位置において、側壁115に沿って延びるものとなっている。
この側壁12Aには、図5に示すように、開口116,125と対向する部分に凹みが設けられている。この凹みにより、図4、図7、図8及び図14に示すように、リアケース12及びミドルケース120の各背面をその一部として含んで構成されるケース全体の背面120Aに、冷却ファン133の吹出口133Bから排出される冷却空気を排出するための排気口126が形成されている。
この排気口126は、画像処理基板101を冷却したために暖められた冷却空気を外部に排気するためのものである。また、排気口126は、吹出口133Bに対向して設けられるとともに、遊技球が内部に進入不可能なサイズの孔から形成されたもの、換言すると、遊技球が内部に進入不可能な開口となっている。
この際、図8において、保護ケース104の左右方向に中間部分に配置された側壁115及び側壁12Aは、収納スペース14と装着スペース11とを図8中左右に仕切る仕切壁となっている。
また、リアケース12の側壁12Aのうち、冷却ファン133の吹出口133Bと対向する部分は、冷却ファン133の吹出口133Bの近傍に配置されるとともに、排気口126に向かって冷却空気を導く導風板141となっている。
そして、ミドルケース120には、図5及び図8に示すように、リアケース12の側壁12Aの凹んだ部分に対応し、且つ、この凹んだ部分と連続するように、U字形に折れ曲がった立ち上がり壁部127が設けられている。立ち上がり壁部127のうち、冷却ファン133の吹出口133Bと対向する部分は、リアケース12側の導風板141と連結される当該導風板141とともに、排気口126に向かって冷却空気を導く導風板141Aとなっている。
さらに、液晶ベース112には、図8及び図9に示すように、排気口126に対向する部分が傾斜した状態で迫り上がった傾斜底部117が設けられている。この傾斜底部117の周囲には、リアケース12の側壁12Aの凹んだ部分に対応するとともに、この凹んだ部分と連続する立ち上がり壁部118が設けられている。これらのうち、傾斜底部117は、ミドルケース120の導風板141Aと連結され、且つ、導風板141,141Aとともに、排気口126に向かって冷却空気を導く導風板141Bとなっている。
改めて説明すると、導風板141,141A,141Bは、画像処理基板101を冷却したために暖められた冷却空気が装着スペース11の内部に進入しないように、当該冷却空気を排気口126に向かって導くものとなっている。
ここにおいて、画像処理基板101を収納する収納スペース14と、サブ制御基板93を装着するための装着スペース11とを、ミドルケース120の左右に並設し、収納スペース14と装着スペース11との境界部分に配置される側壁124に近接して冷却ファン133を設けるとともに、冷却ファン133の吹出口133Bに対応した開口125を側壁124に設け、さらに、リアケース12に設けた側壁12Aの開口125と対向する部分を凹ませ、この凹みを冷却空気の排気路とし、リアケース12が排気ダクトを兼用するようにしてある。
これにより、ケース全体の背面120Aに冷却空気を排出するための排気口126を設けても、冷却空気を排気口126まで導く排気ダクトを別途設ける必要がなく、ケース全体の構造が簡略化されるようになっている。
前述のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、複数のボス112Aを液晶ベース112に立設し、これらのボス112Aで画像処理基板101を支持し、液晶ベース112と画像処理基板101との間に放熱板131を配置するようにしたので、ブラケット132を介して放熱板131が液晶ベース112に固定されるようになり、これにより、放熱板131を取り付けるための取付用部位を画像処理基板101に設ける必要がなくなり、画像処理基板101の実装率を向上することができる。
ここで、放熱板被取付部131D及びファン固定部132Dをブラケット132に設け、ブラケット132に放熱板131及び冷却ファン133を一体化した空冷ユニット130を形成し、液晶ベース112に空冷ユニット130を取り付けることにより、放熱板131、ブラケット132及び冷却ファン133のすべてをまとめて液晶ベース112に取り付けられるようにしたので、液晶ベース112に対して取付作業を行うべき部品の数が減り、画像処理基板101の実装率を向上しても、組立作業に要する時間を短縮することができる。
また、放熱板131と液晶ベース112との間に形成された空間に冷却空気を送り込める位置に冷却ファン133を配置し、冷却ファン133を稼働させることにより、放熱板131と液晶ベース112との間に形成された空間に冷却空気を確実に送り込めるようにしたので、LSI101A,101Bが発する熱を放熱板から空気中へ効率良く発散することができる。
そのうえ、画像処理基板101の周縁部分にあたる位置に冷却ファン133を配置したので、保護ケース104の内部を流通する冷却空気の排気口126に隣接して冷却ファン133を設けることができ、このように排気口126に隣接して冷却ファン133を設けることにより、冷却空気の流路長が短くなり、冷却空気の流路抵抗を低減できる。
そして、以上のように、熱を放熱板131から空気中へ効率良く発散できるようになるうえ、冷却空気の流路抵抗を低減できるようになるので、冷却ファン133及び放熱板131の冷却性能を充分に確保することができる。
さらに、断面U字形のブラケット132を採用し、このブラケット132のU字形の底部132Fに挿通孔132Gを設け、これにより、ブラケット132の底部132Fの外側から放熱板131の冷却フィン131Bを挿通孔132Gに挿通すると、放熱板131のブラケット132に対する位置が決まるようにしたので、ネジ止め等により、放熱板131をブラケット132に容易に固定することができる。また、これにより、空冷ユニット130の平面形が放熱板131よりも一回り大きくなるので、放熱板131が付いた状態のブラケット132を容易に液晶ベース112に取り付けることができる。
しかも、ブラケット132のU字形の側壁132Aに冷却空気を流通させる通風孔132Bを設けたので、放熱板131の冷却フィン131Bをブラケット132のU字形の内部に配置しても何ら問題が生じない。
さらに、ブラケット132の断面形状をU字形にしたので、板材を折り曲げるとともに、その所定箇所に開口を形成するといった容易な加工でブラケット132を作製できるようになり、ブラケット132の製造に要する時間も短縮することができる。
また、特別図柄表示装置28の背面側に、画像処理基板101とサブ制御基板93とを並列に配置したので、特別図柄表示装置28の奥行き寸法が嵩張ることがない。
しかも、パチンコ機PMにおける特別図柄表示装置28が占有していない残りの部分にサブ制御基板93の設置が不可能となるほど、特別図柄表示装置28の画面を大きくしても、画像処理基板101及びサブ制御基板93の両方が特別図柄表示装置28の背面側に配置可能となるので、画像処理基板101との並列配置により、サブ制御基板93をパチンコ機PMに設置することができる。
さらに、特別図柄表示装置28の保護ケース104の内部にサブ制御基板93及び画像処理基板101を設置し、これにより、サブ制御基板93を画像処理基板101とともに特別図柄表示装置28に一体化したので、サブ制御基板93にアンプ及びスピーカを接続し、この状態で特別図柄表示装置28を起動すれば、その画面100に映し出された映像に応じた音声も出力されるようになる。このため、特別図柄表示装置28をパチンコ機PMに組み込む前に、特別図柄表示装置28に映し出される画像の動作を、その音声とともに確認する検査を行うにあたり、アンプ及びスピーカの接続作業を行うだけで、その他面倒な作業が何ら必要なく、速やかに検査を開始することができ、特別図柄表示装置28の単独検査の便宜を図ることができる。
また、側壁12A,115に仕切られた収納スペース14及び装着スペース11を保護ケース104に内部に設け、収納スペース14及び装着スペース11の内部に、画像処理基板101及びサブ制御基板93をそれぞれ収納し、さらに、画像処理基板101を冷却した暖かい冷却空気が装着スペース11に進入しないように、当該冷却空気を排気口126に向かって導く導風板141を側壁12Aの一部分として設けたので、発熱する画像処理基板101の隣りにサブ制御基板93を並設しても、画像処理基板101の発熱の影響がサブ制御基板93に及ぶことがなく、特別図柄表示装置28を備えたパチンコ機PMの動作を全般的に良好なものとすることができる。
さらに、特別図柄表示装置28の背面側を覆う保護ケース104として、外側のミドルケース120と内側の液晶リアケース111Aとを備えた二重構造のものを採用し、且つ、液晶リアケース111Aを鉄板製としたので、液晶リアケース111Aで電磁波を充分遮断することができ、電磁波から画像処理基板101及び液晶パネル10を保護することができ、ひいては、強力な電波による不正行為、いわゆる電波ゴトから画像処理基板101、液晶パネル10及びパチンコ機PM本体を守ることができる。
また、ミドルケース120を合成樹脂製としたので、その肉厚を充分厚くしても、重量が大幅に増加することがなく、且つ、肉厚を充分とることにより、ミドルケース120の機械的強度が確保され、機械的損傷から画像処理基板101及び液晶パネル10を保護することができる。
さらに、液晶リアケース111Aの内部に画像処理基板101及び液晶パネル10を配置し、液晶リアケース111Aの外側にサブ制御基板93を配置することにより、比較的電磁波ノイズの影響を受けやすい画像処理基板101及び液晶パネル10を、サブ制御基板から電磁気的に隔離するようにしたので、サブ制御基板93、画像処理基板101及び液晶パネル10を同じ保護ケース104の内部に配置しても、サブ制御基板93で音声信号の発生に伴い電磁波が発生しても、この電磁波による乱れが液晶パネル10の画面100に発生することを未然に防止することができる。
また、液晶リアケース111Aの背面106を段付状にして、ミドルケース120の内面に向かって迫り出した上段突出部106Aと、ミドルケース120の内面から退いた下段後退部106Bとを設け、上段突出部106Aの内部に画像処理基板101を設置し、ミドルケース120の背板部107Bと、液晶リアケース111Aに設けた下段後退部106Bの外側面との間に形成された隙間にサブ制御基板93を設置したので、画像処理基板101及び液晶パネル10と、サブ制御基板93とを液晶リアケース111Aで電磁気的に隔離しても、特別図柄表示装置28の背面において、画像処理基板101とサブ制御基板93とを並列に配置することができ、特別図柄表示装置28の背面にサブ制御基板93を設置しても、特別図柄表示装置28の奥行き寸法の増大を防止できる。
さらに、突出寸法が大きいコンデンサCC等の高寸法電子部品をまとめて配置した高寸法部品配置領域HRと、突出寸法が小さい集積回路チップCH等の低寸法電子部品をまとめて配置した低寸法部品配置領域LRとをサブ制御基板93に設け、このうち、低寸法部品配置領域LRと重なるように中継基板13を配置したので、中継基板13を設けても、特別図柄表示装置28の奥行き寸法が嵩張ることがなくなる。
これにより、サブ制御基板93に中継基板13を重ねて配置することにより、サブ制御基板93を設置するための部位に中継基板13もサブ制御基板93とともに設置できるようになるので、中継基板13を設置するために専用の部位を別途確保する必要がなくなり、パチンコ機PMの背面に各部品や機器をコンパクトに配置できるようになる。
また、突出寸法が大きく、サブ制御基板93の表面を占有する専有面積が小さいコンデンサCC等の高寸法電子部品を、サブ制御基板93の周縁部分に沿って帯状に配置したので、その内側に高寸法電子部品が設置されていない部位を広く残すことができる。これにより、大規模集積回路LSI等の占有面積が大きい低寸法電子部品を複数設置するのに必要な面積を容易に確保できるうえ、中継基板13を重ねて配置するために必要な広さの低寸法部品配置領域LRを容易に確保することができる。
さらに、サブ制御基板93を収納するケースとして、サブ制御基板93の上方を覆う背板部107を備えたリアケース12を採用し、且つ、サブ制御基板93の低寸法部品配置領域LRに対応する背板部107の部分を、高寸法部品配置領域HRに対応する背板部107の他の部分よりも内側に向かって凹ますことことにより、背板部107に凹部108を設け、この凹部108の内部に中継基板13を収納するようにしたので、サブ制御基板93をリアケース12の内部に収納することで、サブ制御基板93を損傷や不正行為等から保護するようにしても、特別図柄表示装置28の奥行き寸法が増大せず、ひいてはパチンコ機PMの奥行き寸法が増大を抑えることができ、パチンコ機PMの奥行き寸法が嵩張ることを未然に防止することができる。
また、その表面から画像処理基板101側へ延びる接地用突起140をブラケット132に設け、画像処理基板101をボス112Aに固定すると、ブラケット132の接地用突起140に画像処理基板101の図示しない接地端子が自動的に接続されるようにしたので、画像処理基板101を接地するにあたり、画像処理基板101にアース用の電線を接続する必要がなく、アース用電線を接続する手間が省け、特別図柄表示装置28の配線作業に要する時間を短縮することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形及び改良などをも含むものである。
例えば、前記実施形態では、特別図柄表示装置28に表示させる画像に関するデータを記憶したROMをサブ制御基板93に設けたが、当該ROMを設置する回路基板としては、サブ制御基板93に限らず、画像処理基板101等の他の回路基板でもよい。
また、遊技機としては、パチンコ機に限らず、雀球等の他の弾球式遊技機でもよく、あるいは、外周面に図柄を表示する回転リールを有し、回転リールの図柄を特定の組合せに揃えるスロットマシン等の回動式遊技機でもよく、要するに、本発明は、遊技媒体の投入により遊技が行えるとともに、入賞すると所定数量の遊技媒体が遊技者に払い出される遊技機に適用することができる。
本発明の一実施形態に係る遊技機を示す正面図である。 前記実施形態に係る遊技機を示す背面図である。 前記実施形態に係る表示装置を正面側から示す斜視図である。 前記実施形態に係る表示装置を背面側から示す斜視図である。 前記実施形態に係る表示装置を背面側から示す分解斜視図である。 前記実施形態に係るサブ制御基板及び中継基板を示す分解斜視図である。 前記実施形態に係る表示装置を示す背面図である。 図7のA−A線における断面図である。 前記実施形態に係る液晶ユニットを背面側から示す分解斜視図である。 前記実施形態に係る画像処理基板及び空冷ユニットを示す分解斜視図である。 前記実施形態に係る液晶ユニットを示す一部分解状態の背面図である。 前記実施形態に係る液晶ユニットの要部を背面側から示す斜視図である。 図7のJ−J線における断面図である、 図7のM−M線における断面図である。
符号の説明
1 外枠 2a 収容枠
2 前枠 3a ヒンジ部材
4 施錠金具 5 ガラス扉
6a 球皿部 6b ボタン
6 球皿 8 操作ハンドル
10 液晶パネル 11A 底面
11 装着スペース 12A 側壁
12 リアケース 13 中継基板
14 収納スペース 18 係合レバー
20 遊技盤 21 化粧板
22a 外レール 22b 内レール
22 案内レール 23 風車
24 一般入賞口 25 始動入賞口
26 大入賞口 27 アウト口
28 特別図柄表示装置 40 球貯留供給機構
50 球払出機構 53 球払出装置
91 主制御装置 92 球払出制御装置
93 サブ制御基板 94 電源装置
96 外部端子板 100 画面
101C 熱伝導体 101 画像処理基板
101A LSI(大規模集積回路) 101B LSI(大規模集積回路)
102 液晶ハーネス中継端子板 103 インバータ基板
104 保護ケース 105 アウターケース
106A 上段突出部 106B 下段後退部
106 背面 107A 背板部
107B 背板部 107 背板部
108 凹部 109 ネジ孔
110 液晶ユニット 111A 液晶リアケース
111B 液晶フロントケース 111 液晶ユニットケース
112A ボス 112 液晶ベース
113 側壁 114 吸気口
115 側壁 116 開口
117 傾斜底部 118 壁部
120A 背面 120B 容器部
120 ミドルケース 121 側壁
123 吸気口 124 側壁
125 開口 126 排気口
127 壁部 130 空冷ユニット
131A 平板部 131B 冷却フィン
131C 面接触部 131D 放熱板被取付部
131 放熱板 132A 側壁
132B 通風孔 132C 取付部
132D ファン固定部 132E 切欠部
132F 底部 132G 挿通孔
132 ブラケット 133A 吸込口
133B 吹出口 133 冷却ファン
140 接地用突起 141A 導風板
141B 導風板 141 導風板
BSP 裏セット盤 CC コンデンサ
CH 集積回路チップ CN 接続コネクタ
HR 高寸法部品配置領域 IC 集積回路
LR 低寸法部品配置領域 LSI 大規模集積回路
PA 遊技領域 PM パチンコ機
SW 操作スイッチ

Claims (1)

  1. 遊技を行う遊技者に面した画面に様々な画像の表示が可能となっている表示装置を備えた表示装置付遊技機であって、
    前記表示装置は、画像の表示を行う略平板状の表示デバイスである表示パネルを有するものであり、
    前記表示パネルの背面側を覆うケースとして、外側に配置される合成樹脂製のアウターケースと、内側に配置される鉄板製のインナーケースとを有する二重構造のものが設けられているとともに、
    前記アウターケースは、
    周りを囲む側壁が設けられた第1のケースと、前記第1のケースに並設されるとともに前記第1のケースの側壁と対向する側壁が設けられた第2のケースとを備え、
    前記第1のケースは、
    動作時に冷却が必要な発熱素子を有するとともに、前記画面に表示させるべき画像の電気的な処理を行う電子回路が形成された画像処理基板と、
    前記発熱素子の熱を発散させるための放熱板と、
    この放熱板を支持するブラケットと、
    前記放熱板を冷却するための冷却空気を送風する冷却ファンとを内部に収納可能に形成されており、
    前記冷却ファンは前記ブラケットに固定されるとともに、前記放熱板が前記発熱素子に接触した状態で前記ブラケットに固定され、且つ、
    前記冷却ファンの吹出口に対応し冷却空気を吐き出すための開口が、前記第2のケースの側壁と対向する前記第1のケースの側壁に設けられるとともに、前記開口から吐き出された冷却空気を排気するための排気口が、前記第1のケース及び前記第2のケースの各背面をその一部として含んで構成される面において、前記冷却ファンの吹出口及び前記開口と対向するように形成され、前記開口から前記排気口まで至る前記第1のケースの側壁、及び、前記開口に対向する位置から前記排気口まで至る前記第2のケースの側壁により、前記冷却空気を前記開口から前記排気口まで導く排気路が形成されていることを特徴とする表示装置付遊技機。
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