JP2006174890A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】放熱通路を形成させた基板ケース内に更に放熱通路を形成させたカバー体を設ける場合に両放熱通路を介しての電子部品に対する不正行為を防止するようにした遊技機を提供する。
【解決手段】基板34を収容した基板ケース21を備えたパチンコ機において同基板ケース21には内部の熱を外部に放熱するための第1の放熱通路32が形成されている。基板34にはCPU31が搭載されカバー25によって包囲されている。カバー25にも内部の熱を外部(基板ケース21)に放熱するための第2の放熱通路37が形成されている。第1の放熱通路32から直線状に針金のような不正操作用の道具を挿入させてもカバー25の天井壁35aに形成された第2の放熱通路37Aは道具の最大動作範囲内に存在しないので、容易に第2の放熱通路37Aからカバー25内に道具を挿入させることはできない。
【選択図】 図4
【解決手段】基板34を収容した基板ケース21を備えたパチンコ機において同基板ケース21には内部の熱を外部に放熱するための第1の放熱通路32が形成されている。基板34にはCPU31が搭載されカバー25によって包囲されている。カバー25にも内部の熱を外部(基板ケース21)に放熱するための第2の放熱通路37が形成されている。第1の放熱通路32から直線状に針金のような不正操作用の道具を挿入させてもカバー25の天井壁35aに形成された第2の放熱通路37Aは道具の最大動作範囲内に存在しないので、容易に第2の放熱通路37Aからカバー25内に道具を挿入させることはできない。
【選択図】 図4
Description
本発明は遊技機に関し、特に遊技に関する各種の電子制御を司る制御基板を収容した基板ケースを備えた遊技機に関するものである。
従来よりパチンコ機やスロットマシン等に代表される遊技機では、各種制御基板に搭載されたCPUがROMに記憶されたプログラムに基づいて遊技状態を制御するようになっている。制御基板は基板ケース内に密封状態で収容されているが、CPU等の電子部品は使用に伴って発熱するためその熱が基板ケースにこもると各種電子部品に悪影響を及ぼすおそれがある。そのため、例えば特許文献1の図1等に開示されるように従来から基板ケースには内部が熱くなるのを防止するために放熱用の穴が設けられている。
特開平11−33194号公報
ところが、このような放熱用の穴を設けた場合、その穴から針金のような細長い道具を挿入(つまり侵入)すると制御基板に届いてしまうため、このような不正操作用の道具を使用して不正行為者が制御基板に対し不正行為をする可能性があった。たとえば、CPUやROM等を取り外してしまったり、外部からCPUに不正データを出力するといった不正行為がされるおそれがある。このような不正行為がなされると遊技機として認定を受けたゲーム内容と異なる遊技が行われる可能性が生じることとなる。そのため、不正行為がされるおそれがある個々の電子部品について不正操作用の道具がそれら電子部品に接触できないように電子部品をカバー体で覆い、電子部品の周囲をカバー体と制御基板とで完全に包囲してしまうことが考えられる。
しかしながらカバー体で覆ってしまう場合にはカバー体内部が密封状態となって高温化し、個々の電子部品に悪影響が生じるため、基板ケースと同様にカバー体にも放熱用の穴(放熱通路)を設ける必要性が生じる。しかし、不用意にカバー体に放熱用の穴を設けた場合、基板ケースの放熱用の穴から挿入された不正操作用の道具が更にカバー体の放熱用の穴から電子部品に容易に達してしまいカバー体で覆われているにも関わらず不正行為がされてしまうおそれがあった。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、放熱通路を形成させた基板ケース内に更に放熱通路を形成させたカバー体を設ける場合に両放熱通路を介しての電子部品に対する不正行為を防止するようにした遊技機を提供するものである。
しかしながらカバー体で覆ってしまう場合にはカバー体内部が密封状態となって高温化し、個々の電子部品に悪影響が生じるため、基板ケースと同様にカバー体にも放熱用の穴(放熱通路)を設ける必要性が生じる。しかし、不用意にカバー体に放熱用の穴を設けた場合、基板ケースの放熱用の穴から挿入された不正操作用の道具が更にカバー体の放熱用の穴から電子部品に容易に達してしまいカバー体で覆われているにも関わらず不正行為がされてしまうおそれがあった。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、放熱通路を形成させた基板ケース内に更に放熱通路を形成させたカバー体を設ける場合に両放熱通路を介しての電子部品に対する不正行為を防止するようにした遊技機を提供するものである。
上記の目的を達成するために請求項1の発明では、遊技に関する各種の電子制御を司る制御基板を収容した基板ケースを備え、同基板ケースに同基板ケース内に発生した熱を外部に放熱するために同基板ケース内側に面した内側開口部と同基板ケース外側に面した外側開口部とを有する第1の放熱通路を形成した遊技機において、前記制御基板上に同制御基板上に搭載した個々の電子部品を単独で或いは複数同時に覆うカバー体を配設するとともに、同カバー体に同カバー体内に発生した熱を外部に放熱するための同カバー体内側に面した内側開口部と同カバー体外側に面した外側開口部とを有する第2の放熱通路を形成し、前記第1の放熱通路の外側開口部から内側開口部へと仮想直線が通過可能である場合に、その仮想直線の延長上に同第2の放熱通路の外側開口部を存在させないようにしたことをその要旨とする。
このような構成では、基板ケース内において制御基板の電子部品等から発熱しても、第1の放熱通路から放熱させることができるため基板ケース内は高温化しない。また、カバー体に覆われた電子部品から発熱しても、第2の放熱通路から放熱させることができるためカバー体内部は高温化しない。
また、不正を行おうとする者が基板ケースの第1の放熱通路から針金等の不正操作用の道具を挿入して、第1の放熱通路の外側開口部から内側開口部に向かって不正操作用の道具を直線状に延出させたとしてもカバー体の第2の放熱通路に達することはない。つまり、不正操作用の道具を挿入しても第2の放熱通路とはずれた方向に進出することとなるためカバー体に覆われた電子部品にアクセスするためには道具を屈曲させたりする調整が必要となり不正操作用の道具を第2の放熱通路に挿入させることが困難となる。更に、不正操作用の道具をそのように屈曲させなければならないことによって基板ケース外部から自在に操作することが困難となるので不正操作の効果的な防止となる。
また、不正を行おうとする者が基板ケースの第1の放熱通路から針金等の不正操作用の道具を挿入して、第1の放熱通路の外側開口部から内側開口部に向かって不正操作用の道具を直線状に延出させたとしてもカバー体の第2の放熱通路に達することはない。つまり、不正操作用の道具を挿入しても第2の放熱通路とはずれた方向に進出することとなるためカバー体に覆われた電子部品にアクセスするためには道具を屈曲させたりする調整が必要となり不正操作用の道具を第2の放熱通路に挿入させることが困難となる。更に、不正操作用の道具をそのように屈曲させなければならないことによって基板ケース外部から自在に操作することが困難となるので不正操作の効果的な防止となる。
また、上記の目的を達成するために請求項2の発明では、遊技に関する各種の電子制御を司る制御基板を収容した基板ケースを備え、同基板ケースに同基板ケース内に発生した熱を外部に放熱するために同基板ケース内側に面した内側開口部と同基板ケース外側に面した外側開口部とを有する第1の放熱通路を形成した遊技機において、前記制御基板上に同制御基板上に搭載した個々の電子部品を単独で或いは複数同時に覆うカバー体を配設するとともに、同カバー体に同カバー体内に発生した熱を外部に放熱するための第2の放熱通路を形成し、前記第1の放熱通路の外側開口部から内側開口部へと仮想直線が通過可能である場合に、その仮想直線の延長上に同カバー体を存在させないようにしたことをその要旨とする。
このような構成では、基板ケース内において制御基板の電子部品等から発熱しても、第1の放熱通路から放熱させることができるため基板ケース内は高温化しない。また、カバー体に覆われた電子部品から発熱しても、第2の放熱通路から放熱させることができるためカバー体内部は高温化しない。
また、不正を行おうとする者が基板ケースの第1の放熱通路から針金等の不正操作用の道具を挿入して、第1の放熱通路の外側開口部から内側開口部に向かって不正操作用の道具を直線状に延出させたとしてもカバー体に達することはない。つまり、不正操作用の道具を挿入してもカバー体とはずれた方向に進出することとなるためカバー体に覆われた電子部品にアクセスするためには道具を屈曲させたりする調整が必要となり不正操作用の道具を第2の放熱通路に挿入させることが困難となる。更に、不正操作用の道具をそのように屈曲させなければならないことによって基板ケース外部から自在に操作することが困難となるので不正操作の効果的な防止となる。
また、不正を行おうとする者が基板ケースの第1の放熱通路から針金等の不正操作用の道具を挿入して、第1の放熱通路の外側開口部から内側開口部に向かって不正操作用の道具を直線状に延出させたとしてもカバー体に達することはない。つまり、不正操作用の道具を挿入してもカバー体とはずれた方向に進出することとなるためカバー体に覆われた電子部品にアクセスするためには道具を屈曲させたりする調整が必要となり不正操作用の道具を第2の放熱通路に挿入させることが困難となる。更に、不正操作用の道具をそのように屈曲させなければならないことによって基板ケース外部から自在に操作することが困難となるので不正操作の効果的な防止となる。
また、上記の目的を達成するために請求項3の発明では、遊技に関する各種の電子制御を司る制御基板を収容した基板ケースを備え、同基板ケースに同基板ケース内に発生した熱を外部に放熱するための第1の放熱通路を形成した遊技機において、前記制御基板上に同制御基板上に搭載した個々の電子部品を単独で或いは複数同時に覆うカバー体を配設し、同カバー体に同カバー体内に発生した熱を外部に放熱するための第2の放熱通路を形成するとともに、前記基板ケースには隙間を介在させて配置された複数の積層プレートから構成される積層プレート部分を設け、同各積層プレート部分に形成された放熱孔と同各積層プレート間の隙間によって前記第1の放熱通路を形成し、隣接する同各積層プレートの放熱孔同士が重複配置されないようにしたことをその要旨とする。
このような構成では、基板ケース内において制御基板の電子部品等から発熱しても、第1の放熱通路から放熱させることができるため基板ケース内は高温化しない。また、カバー体に覆われた電子部品から発熱しても、第2の放熱通路から放熱させることができるためカバー体内部は高温化しない。
また、不正を行おうとする者が基板ケースの積層プレート部分の第1の放熱通路から針金等の不正操作用の道具を挿入しようとする場合、隣接する積層プレートの放熱孔同士が重複配置されていないので、道具を直線状に延出させることはできない。つまり、最外層の積層プレートから挿入した不正操作用の道具は内層の積層プレートによって直線方向の進出が阻まれるからである。従って道具はカバー体に容易に達し得ることがないとともに、更に第2の放熱通路に挿入させてカバー体内部に達することも困難となる。
ここに、積層プレート部分は基板ケースの全面に形成しても、一部分であってもよい。一部分である場合には特にアクセスしやすい前面壁部分に形成することが好ましい。また、ここで放熱孔とは放熱通路の下位概念として使用している語句であって、積層プレートに厚みがある以上放熱通路と同様空気が流通する空間部分を有するものである。
また、不正を行おうとする者が基板ケースの積層プレート部分の第1の放熱通路から針金等の不正操作用の道具を挿入しようとする場合、隣接する積層プレートの放熱孔同士が重複配置されていないので、道具を直線状に延出させることはできない。つまり、最外層の積層プレートから挿入した不正操作用の道具は内層の積層プレートによって直線方向の進出が阻まれるからである。従って道具はカバー体に容易に達し得ることがないとともに、更に第2の放熱通路に挿入させてカバー体内部に達することも困難となる。
ここに、積層プレート部分は基板ケースの全面に形成しても、一部分であってもよい。一部分である場合には特にアクセスしやすい前面壁部分に形成することが好ましい。また、ここで放熱孔とは放熱通路の下位概念として使用している語句であって、積層プレートに厚みがある以上放熱通路と同様空気が流通する空間部分を有するものである。
また、上記の目的を達成するために請求項4の発明では、遊技に関する各種の電子制御を司る制御基板を収容した基板ケースを備え、同基板ケースに同基板ケース内に発生した熱を外部に放熱するために同基板ケース内側に面した内側開口部と同基板ケース外側に面した外側開口部とを有する第1の放熱通路を形成した遊技機において、前記制御基板上に同制御基板上に搭載した個々の電子部品を単独で或いは複数同時に覆うカバー体を配設するとともに、同カバー体に同カバー体内に発生した熱を外部に放熱するための第2の放熱通路を形成し、前記カバー体には隙間を介在させて配置された複数の積層プレートから構成される積層プレート部分を設け、同各積層プレート部分に形成された放熱孔と同各積層プレート間の隙間によって前記第2の放熱通路を形成し、隣接する同各積層プレートの放熱孔同士が重複配置されないようにしたことをその要旨とする。
このような構成では、基板ケース内において制御基板の電子部品等から発熱しても、第1の放熱通路から放熱させることができるため基板ケース内は高温化しない。また、カバー体に覆われた電子部品から発熱しても、第2の放熱通路から放熱させることができるためカバー体内部は高温化しない。
また、不正を行おうとする者がたとえ基板ケースの積層プレート部分の第1の放熱通路から針金等の不正操作用の道具を挿入できたとしても、カバー体の積層プレート部分に至った段階では第2の放熱通路から道具を挿入させることは困難である。カバー体の積層プレート部分においては隣接する積層プレートの放熱孔同士が重複配置されていないので、道具を直線状に延出させることはできないからである。つまり、最外層の積層プレートから不正操作用の道具を挿入できたとしても内層の積層プレートによって直線方向の進出が阻まれるからである。従って道具をカバー体内部に侵入させることは困難となるとともに、カバー体内部の電子部品に不正にアクセスすることが困難となる。
ここに、積層プレート部分はカバー体の全面に形成しても、一部分であってもよい。一部分である場合には特にアクセスしやすい前面壁部分に形成することが好ましい。また、ここで放熱孔とは放熱通路の下位概念として使用している語句であって、積層プレートに厚みがある以上放熱通路と同様空気が流通する空間部分を有するものである。
また、不正を行おうとする者がたとえ基板ケースの積層プレート部分の第1の放熱通路から針金等の不正操作用の道具を挿入できたとしても、カバー体の積層プレート部分に至った段階では第2の放熱通路から道具を挿入させることは困難である。カバー体の積層プレート部分においては隣接する積層プレートの放熱孔同士が重複配置されていないので、道具を直線状に延出させることはできないからである。つまり、最外層の積層プレートから不正操作用の道具を挿入できたとしても内層の積層プレートによって直線方向の進出が阻まれるからである。従って道具をカバー体内部に侵入させることは困難となるとともに、カバー体内部の電子部品に不正にアクセスすることが困難となる。
ここに、積層プレート部分はカバー体の全面に形成しても、一部分であってもよい。一部分である場合には特にアクセスしやすい前面壁部分に形成することが好ましい。また、ここで放熱孔とは放熱通路の下位概念として使用している語句であって、積層プレートに厚みがある以上放熱通路と同様空気が流通する空間部分を有するものである。
また、上記の目的を達成するために請求項5の発明では、遊技に関する各種の電子制御を司る制御基板を収容した基板ケースを備え、同基板ケースに同基板ケース内に発生した熱を外部に放熱するために同基板ケース内側に面した内側開口部と同基板ケース外側に面した外側開口部とを有し両開口部間に空気の流通する空間が形成された第1の放熱通路を形成した遊技機において、前記制御基板上に同制御基板上に搭載した個々の電子部品を単独で或いは複数同時に覆うカバー体を配設するとともに、同カバー体に同カバー体内に発生した熱を外部に放熱するための第2の放熱通路を形成し、前記基板ケースの前記第1の放熱通路は外側開口部から内側開口部に至る途中の経路で屈曲して形成されるようにしたことをその要旨とする。
このような構成では、基板ケース内において制御基板の電子部品等から発熱しても、第1の放熱通路から放熱させることができるため基板ケース内は高温化しない。また、カバー体に覆われた電子部品から発熱しても、第2の放熱通路から放熱させることができるためカバー体内部は高温化しない。
また、不正を行おうとする者が基板ケースの積層プレート部分の第1の放熱通路の外側開口部から針金等の不正操作用の道具を挿入しようとする場合には途中の経路が屈曲しているため道具を直線状に延出させて内側開口部から侵入させることはできない。たとえ、道具を第1の放熱通路の形状の応じて屈曲させてみても、直線状に延出できないためこれを自在に操ることは困難である。従って、道具がカバー体に容易に達し得ることがないとともに、更に道具を第2の放熱通路から挿入させてカバー体内部の電子部品に不正にアクセスすることが困難となる。
また、不正を行おうとする者が基板ケースの積層プレート部分の第1の放熱通路の外側開口部から針金等の不正操作用の道具を挿入しようとする場合には途中の経路が屈曲しているため道具を直線状に延出させて内側開口部から侵入させることはできない。たとえ、道具を第1の放熱通路の形状の応じて屈曲させてみても、直線状に延出できないためこれを自在に操ることは困難である。従って、道具がカバー体に容易に達し得ることがないとともに、更に道具を第2の放熱通路から挿入させてカバー体内部の電子部品に不正にアクセスすることが困難となる。
また、上記の目的を達成するために請求項6の発明では、遊技に関する各種の電子制御を司る制御基板を収容した基板ケースを備え、同基板ケースに同基板ケース内に発生した熱を外部に放熱するために同基板ケース内側に面した内側開口部と同基板ケース外側に面した外側開口部とを有し両開口部間に空気の流通する空間が形成された第1の放熱通路を形成した遊技機において、前記制御基板上に同制御基板上に搭載した個々の電子部品を単独で或いは複数同時に覆うカバー体を配設するとともに、同カバー体に同カバー体内に発生した熱を外部に放熱するための第2の放熱通路を形成し、同カバー体の前記第2の放熱通路は外側開口部から内側開口部に至る途中の経路で屈曲して形成されるようにしたことをその要旨とする。
このような構成では、基板ケース内において制御基板の電子部品等から発熱しても、第1の放熱通路から放熱させることができるため基板ケース内は高温化しない。また、カバー体に覆われた電子部品から発熱しても、第2の放熱通路から放熱させることができるためカバー体内部は高温化しない。
また、不正を行おうとする者がたとえ基板ケースの積層プレート部分の第1の放熱通路から針金等の不正操作用の道具を挿入できたとしても、カバー体の積層プレート部分に至った段階では第2の放熱通路から道具を挿入させることは困難である。カバー体の第2の放熱通路は屈曲して形成されているため、外側開口部からうまく不正操作用の道具を挿入できたとしても、道具を直線状に延出させることはできないからである。また、たとえ、道具を第2の放熱通路の形状の応じて屈曲させてみても、直線状に延出できないためこれを自在に操ることは困難である。従って道具をカバー体内部に侵入させることが困難となるとともに、カバー体内部の電子部品に不正にアクセスすることが困難となる。
また、不正を行おうとする者がたとえ基板ケースの積層プレート部分の第1の放熱通路から針金等の不正操作用の道具を挿入できたとしても、カバー体の積層プレート部分に至った段階では第2の放熱通路から道具を挿入させることは困難である。カバー体の第2の放熱通路は屈曲して形成されているため、外側開口部からうまく不正操作用の道具を挿入できたとしても、道具を直線状に延出させることはできないからである。また、たとえ、道具を第2の放熱通路の形状の応じて屈曲させてみても、直線状に延出できないためこれを自在に操ることは困難である。従って道具をカバー体内部に侵入させることが困難となるとともに、カバー体内部の電子部品に不正にアクセスすることが困難となる。
また、上記の目的を達成するために請求項7の発明では請求項1〜6のいずれかの発明の構成に加え、前記第2の放熱通路は前記制御基板から立ち上がる前記カバー体の側壁にのみ形成するようにしたことをその要旨とする。
一般的に不正を行おうとする者は基板ケースの制御基板に対面する天井面(正面壁)側から不正操作用の道具を挿入しようと試みる。それは制御基板の対面位置から作業するほうが制御基板に対して不正なアクセスをしやすいからである。そのため、第2の放熱通路を制御基板から立ち上がるカバー体の側壁にのみ形成するようにした。これによって、たとえ、不正操作用の道具が基板ケースの天井面(正面壁)から内部に挿入できたとしても、そのままカバー体の天井面(正面壁)からは挿入することはできないため不正操作用の道具をカバー体の内部に挿入させることがより困難となる。
一般的に不正を行おうとする者は基板ケースの制御基板に対面する天井面(正面壁)側から不正操作用の道具を挿入しようと試みる。それは制御基板の対面位置から作業するほうが制御基板に対して不正なアクセスをしやすいからである。そのため、第2の放熱通路を制御基板から立ち上がるカバー体の側壁にのみ形成するようにした。これによって、たとえ、不正操作用の道具が基板ケースの天井面(正面壁)から内部に挿入できたとしても、そのままカバー体の天井面(正面壁)からは挿入することはできないため不正操作用の道具をカバー体の内部に挿入させることがより困難となる。
上記各請求項に記載された発明では、放熱のためにカバー体に設けた第2の放熱通路から不正操作用の道具をカバー体内部へ侵入させることが非常に困難であるため、基板ケース内においてカバー体で覆われた電子部品に対し不正なアクセスがされる可能性が極めて低くなる。
以下、本発明をパチンコ機に応用した各実施の形態について図面に基づいて説明する。まず、図1に基づいてパチンコ機の概略を説明し、その後各実施の形態それぞれについて本件発明の目的に沿った固有の構成について説明する。
図1に示すように、パチンコ機11の外枠12には前枠13がヒンジ14を介して開閉自在に取り付けられている。前枠13の裏側上部位置には遊技球を収納するタンク15が配設されている。タンク15の側方には外部端子ボックス16が配設されている。タンク15の下側にはタンクレール17が配設されており、同タンク15内の遊技球がタンクレール17を介して遊技球払い出し装置18に導かれる。遊技球払い出し装置18の下方には払い出し制御基板19が配設されている。
タンクレール17の下方であって外枠12中央位置には大型カバー20が配設されている。本実施の形態では大型カバー20の内部には液晶ディスプレイの表示制御を司る表示制御基板が配設されている。更に、大型カバー20内には各種ランプの点灯制御を司るランプ制御基板や、スピーカから発する音声の制御を司る音声制御基板が配設されている。これら各制御基板はそれぞれ基板ケースに収納されている。
大型カバー20の下方にはメイン制御基板ケース21が配設されている。メイン制御基板ケース21内にはパチンコ機の遊技に関わる各種制御を司るメイン制御基板23が収納されている。メイン制御基板ケース21の下方には遊技球を発射するためのステップモータ24が配設されている。
図1に示すように、パチンコ機11の外枠12には前枠13がヒンジ14を介して開閉自在に取り付けられている。前枠13の裏側上部位置には遊技球を収納するタンク15が配設されている。タンク15の側方には外部端子ボックス16が配設されている。タンク15の下側にはタンクレール17が配設されており、同タンク15内の遊技球がタンクレール17を介して遊技球払い出し装置18に導かれる。遊技球払い出し装置18の下方には払い出し制御基板19が配設されている。
タンクレール17の下方であって外枠12中央位置には大型カバー20が配設されている。本実施の形態では大型カバー20の内部には液晶ディスプレイの表示制御を司る表示制御基板が配設されている。更に、大型カバー20内には各種ランプの点灯制御を司るランプ制御基板や、スピーカから発する音声の制御を司る音声制御基板が配設されている。これら各制御基板はそれぞれ基板ケースに収納されている。
大型カバー20の下方にはメイン制御基板ケース21が配設されている。メイン制御基板ケース21内にはパチンコ機の遊技に関わる各種制御を司るメイン制御基板23が収納されている。メイン制御基板ケース21の下方には遊技球を発射するためのステップモータ24が配設されている。
(実施の形態1)
図2に実施の形態1のメイン制御基板ケース21を図示する。メイン制御基板ケース21は透明なポリカーボネート製のケース本体25とケース蓋体26とから構成され、両者を組み合わせることによって内部に収納空間が形成される。ケース蓋体26はパチンコ機11の裏側からメイン制御基板ケース21を目視した際に正面に配置される正面壁26aと、同正面壁26a周縁に形成された側壁26bを備えている。メイン制御基板ケース21ではケース蓋体26をケース本体25に装着し一体化した状態でケース本体25側の封止ブロック27とケース蓋体26側の封止用スリット部28が対向配置されるようになっている。対向配置させられた状態で封止ブロック27と封止用スリット部28にはJ字金具29が不可逆的に嵌挿され、その結果メイン制御基板ケース21は封止される。メイン制御基板ケース21はケース本体25に形成されたフック30によってパチンコ機裏面に取り付けられる。
ケース蓋体26にはメイン制御基板ケース21内のCPU31等の電子部品に起因する熱をメイン制御基板ケース21外に放出するための多数の第1の放熱通路32が形成されている。
図2に実施の形態1のメイン制御基板ケース21を図示する。メイン制御基板ケース21は透明なポリカーボネート製のケース本体25とケース蓋体26とから構成され、両者を組み合わせることによって内部に収納空間が形成される。ケース蓋体26はパチンコ機11の裏側からメイン制御基板ケース21を目視した際に正面に配置される正面壁26aと、同正面壁26a周縁に形成された側壁26bを備えている。メイン制御基板ケース21ではケース蓋体26をケース本体25に装着し一体化した状態でケース本体25側の封止ブロック27とケース蓋体26側の封止用スリット部28が対向配置されるようになっている。対向配置させられた状態で封止ブロック27と封止用スリット部28にはJ字金具29が不可逆的に嵌挿され、その結果メイン制御基板ケース21は封止される。メイン制御基板ケース21はケース本体25に形成されたフック30によってパチンコ機裏面に取り付けられる。
ケース蓋体26にはメイン制御基板ケース21内のCPU31等の電子部品に起因する熱をメイン制御基板ケース21外に放出するための多数の第1の放熱通路32が形成されている。
図3に示すように、メイン制御基板ケース21内部であってケース蓋体26側にはメイン制御基板34が取着されている。メイン制御基板34はプリント配線板に機種に応じた種々の電子部品を実装して構成されており、電子部品が実装された側がケース蓋体26b側を向く。実装された電子部品には例えばCPU31やROM33が含まれる。CPU31はROM33のプログラムやデータに従って各種の処理を実行するものである。そのため、CPU31に不正にアクセスしてROM33のプログラムやデータとは異なる情報を与えることでCPU31に誤動作をさせて不当な賞球の獲得の可能性がある。本実施の形態ではそのような不正アクセスを防止するためにCPU31を覆うカバー35がメイン制御基板34上に配設されている。
図3及び図10に示すように、半透明のポリカーボネート製のカバー35はケース蓋体26の正面壁26aと平行に配設される天井壁35aとメイン制御基板34上に立設される周壁35bを備えている。カバー35は周壁35bによってメイン制御基板34に対しネジ36によって固着される。従って、CPU31は自身が実装されたメイン制御基板34とカバー35によって完全に包囲されることとなる。カバー35にはCPU31の発熱に由来する熱をカバー35外に放出するための多数の第2の放熱通路37が形成されている。
図3及び図10に示すように、半透明のポリカーボネート製のカバー35はケース蓋体26の正面壁26aと平行に配設される天井壁35aとメイン制御基板34上に立設される周壁35bを備えている。カバー35は周壁35bによってメイン制御基板34に対しネジ36によって固着される。従って、CPU31は自身が実装されたメイン制御基板34とカバー35によって完全に包囲されることとなる。カバー35にはCPU31の発熱に由来する熱をカバー35外に放出するための多数の第2の放熱通路37が形成されている。
次に、本実施の形態1について上記第1及び第2の放熱通路32,37周辺の構造について更に詳しく説明する。尚、以下の説明において第1及び第2の放熱通路32,37は正面側に形成されたものはAの下位番号を付し、側面側に形成されたものはBの下位番号を付して区別する。
メイン制御基板ケース21に形成された第1の放熱通路32は図3に示すようにケース蓋体26の正面壁26aと側壁26bにそれぞれ形成されている。正面壁26aの縁寄りに形成された第1の放熱通路32Aは断面円形状に形成された通路であって、図3においては手前側から奥側に向かい所定間隔で配設されている。第1の放熱通路32Aは正面壁26aの厚み方向に直交せず外側開口部から内側開口部にかけて側壁26bに向かって斜め方向に形成されている。
側壁26bに形成された第1の放熱通路32Bは断面長方形形状に形成された通路であって、図3においては手前側から奥側に向かい所定間隔で3列に配設されている。第1の放熱通路32Bは側壁26bの厚み方向に直交するように形成されている。
メイン制御基板ケース21に形成された第1の放熱通路32は図3に示すようにケース蓋体26の正面壁26aと側壁26bにそれぞれ形成されている。正面壁26aの縁寄りに形成された第1の放熱通路32Aは断面円形状に形成された通路であって、図3においては手前側から奥側に向かい所定間隔で配設されている。第1の放熱通路32Aは正面壁26aの厚み方向に直交せず外側開口部から内側開口部にかけて側壁26bに向かって斜め方向に形成されている。
側壁26bに形成された第1の放熱通路32Bは断面長方形形状に形成された通路であって、図3においては手前側から奥側に向かい所定間隔で3列に配設されている。第1の放熱通路32Bは側壁26bの厚み方向に直交するように形成されている。
図3及び図10に示すように、第2の放熱通路37はカバー35の天井壁35aと周壁35bにそれぞれ形成されている。天井壁35aに形成された第2の放熱通路37Aは断面円形状に形成された通路であって、図3においては手前側から奥側に向かい所定間隔で3列に配設されている。第2の放熱通路32Aは天井壁35aの厚み方向に直交するように形成されている。第2の放熱通路37Aが正対するケース蓋体26の正面壁26a位置には第1の放熱通路32Aは形成されていない。
周壁35bに形成された第2の放熱通路37Bは断面長方形形状に形成された通路であって、図3においては手前側から奥側に向かい所定間隔で1列に配設されている。第2の放熱通路37Bは周壁35bの厚み方向には直交せずメイン制御基板34寄りの外側開口部から内側開口部にかけて天井壁35aに向かって斜め方向に形成されている。
周壁35bに形成された第2の放熱通路37Bは断面長方形形状に形成された通路であって、図3においては手前側から奥側に向かい所定間隔で1列に配設されている。第2の放熱通路37Bは周壁35bの厚み方向には直交せずメイン制御基板34寄りの外側開口部から内側開口部にかけて天井壁35aに向かって斜め方向に形成されている。
このような構成とすることで、例えば不正を行おうとする者がケース蓋体26の正面側、つまり正面壁26aの第1の放熱通路32Aの外側開口部から針金等の不正操作用の道具を挿入しても、道具はカバー35から遠ざかる方向に導かれることとなるので、カバー35の第2の放熱通路37方向に道具の向きをカバー35方向に変更させることは急角度に道具を折り曲げるような調整を必要とするが、実際にはそのような調整は困難である。つまり、カバー35の天井壁35aに形成された第2の放熱通路32Aから道具を侵入させることは極めて困難となる。
また、側面側、つまりケース蓋体26の側壁26bの第1の放熱通路32Bの外側開口部から道具を挿入しても、カバー35の周壁35bが前方にあるため、直線的にカバー35内に達することは困難である。更に、道具を第2の放熱通路37Bに挿入できたとしても、第2の放熱通路37Bの延出方向はCPU31から遠ざかる方向、つまりで天井壁35a方向に導かれてしまうため、道具がCPU31に達することはない。一方、カバー35内におけるCPU31に由来する熱は第2の放熱通路37から外部に放出される。
また、側面側、つまりケース蓋体26の側壁26bの第1の放熱通路32Bの外側開口部から道具を挿入しても、カバー35の周壁35bが前方にあるため、直線的にカバー35内に達することは困難である。更に、道具を第2の放熱通路37Bに挿入できたとしても、第2の放熱通路37Bの延出方向はCPU31から遠ざかる方向、つまりで天井壁35a方向に導かれてしまうため、道具がCPU31に達することはない。一方、カバー35内におけるCPU31に由来する熱は第2の放熱通路37から外部に放出される。
(実施の形態2)
次に図4に基づいて実施の形態2について説明する。実施の形態2は実施の形態1に比較的近いバリエーションであるので、実施の形態1と異なる構成を主に説明する。共通する構成部材については図上同じ符号を付すことで詳しい説明は省略する。A,Bの下位番号については実施の形態1と同様である。
実施の形態2における正面壁26aに形成された第1の放熱通路32Aは断面円形状に形成された通路であって、図4においては手前側から奥側に向かい所定間隔で配設されている。第1の放熱通路32Aは正面壁26aの厚み方向に直交して形成されている。本実施の形態2では側壁26bには第1の放熱通路32Bは形成されてはいない。正面壁26aの内側寄りに形成された第1の放熱通路32A’はカバー35と正対する位置に形成されている。
カバー35に形成された第2の放熱通路37はカバー35の天井壁35aと周壁35bにそれぞれ形成されている。天井壁35aに形成された第2の放熱通路37Aは実施の形態1とは異なり2列に配設されている。周壁35bに形成された第2の放熱通路37Bは断面円形状に形成された通路であって、図4においては手前側から奥側に向かい所定間隔で2列に配設されている。第2の放熱通路37Bは周壁35bの厚み方向に直交して形成されている。
ここに、図13に示すように、第1の放熱通路32A’に不正操作用の直線状の道具を挿入した場合、内側開口部と外側開口部の対角線を結んだ範囲がこの道具を差し込んで動かせる最大動作範囲となる。カバー35の天井壁35aに形成された第2の放熱通路37Aはこの範囲外に配置されている。
次に図4に基づいて実施の形態2について説明する。実施の形態2は実施の形態1に比較的近いバリエーションであるので、実施の形態1と異なる構成を主に説明する。共通する構成部材については図上同じ符号を付すことで詳しい説明は省略する。A,Bの下位番号については実施の形態1と同様である。
実施の形態2における正面壁26aに形成された第1の放熱通路32Aは断面円形状に形成された通路であって、図4においては手前側から奥側に向かい所定間隔で配設されている。第1の放熱通路32Aは正面壁26aの厚み方向に直交して形成されている。本実施の形態2では側壁26bには第1の放熱通路32Bは形成されてはいない。正面壁26aの内側寄りに形成された第1の放熱通路32A’はカバー35と正対する位置に形成されている。
カバー35に形成された第2の放熱通路37はカバー35の天井壁35aと周壁35bにそれぞれ形成されている。天井壁35aに形成された第2の放熱通路37Aは実施の形態1とは異なり2列に配設されている。周壁35bに形成された第2の放熱通路37Bは断面円形状に形成された通路であって、図4においては手前側から奥側に向かい所定間隔で2列に配設されている。第2の放熱通路37Bは周壁35bの厚み方向に直交して形成されている。
ここに、図13に示すように、第1の放熱通路32A’に不正操作用の直線状の道具を挿入した場合、内側開口部と外側開口部の対角線を結んだ範囲がこの道具を差し込んで動かせる最大動作範囲となる。カバー35の天井壁35aに形成された第2の放熱通路37Aはこの範囲外に配置されている。
このような構成とすることで、例えば不正を行おうとする者が正面側、つまりケース蓋体26の正面壁26aの第1の放熱通路32A’の外側開口部から針金等の不正操作用の道具を挿入しても、上記のように第2の放熱通路37Aは道具の最大動作範囲外に配置しているため、道具をカバー35の天井壁35aに形成された第2の放熱通路37Aには直線的に挿入させることはできない。つまり、カバー35の天井壁35aに形成された第2の放熱通路32Aから道具を侵入させることは極めて困難となる。
また、側面側、つまりケース蓋体26の側壁26bにはそもそも第1の放熱通路32Bが形成されていないため、道具を挿入することはできない。一方、カバー35内におけるCPU31の発熱に由来する熱は第2の放熱通路37から外部に放出される。
また、側面側、つまりケース蓋体26の側壁26bにはそもそも第1の放熱通路32Bが形成されていないため、道具を挿入することはできない。一方、カバー35内におけるCPU31の発熱に由来する熱は第2の放熱通路37から外部に放出される。
(実施の形態3)
次に図5に基づいて実施の形態3について説明する。実施の形態3は実施の形態1に比較的近いバリエーションであるので、実施の形態1と異なる構成を主に説明する。共通する構成部材については図上同じ符号を付すことで詳しい説明は省略する。A,Bの下位番号については実施の形態1と同様である。
実施の形態3における正面壁26aに形成された第1の放熱通路32Aは実施の形態2と同じ構成であるため説明は省略する。本実施の形態3でも側壁26bには第1の放熱通路32Bは形成されてはいない。正面壁26aの中央寄りに形成された第1の放熱通路32A’はカバー35と正対する位置に形成されている。
カバー35の周壁35bには第2の放熱通路37Bが形成されている。カバー35の天井壁35aには第2の放熱通路37Aは形成されていない。周壁35bに形成された第2の放熱通路37Bは断面円形状に形成された通路であって、図5においては手前側から奥側に向かい所定間隔で3列に配設されている。第2の放熱通路37Bは周壁35bの厚み方向に直交して形成されている。
次に図5に基づいて実施の形態3について説明する。実施の形態3は実施の形態1に比較的近いバリエーションであるので、実施の形態1と異なる構成を主に説明する。共通する構成部材については図上同じ符号を付すことで詳しい説明は省略する。A,Bの下位番号については実施の形態1と同様である。
実施の形態3における正面壁26aに形成された第1の放熱通路32Aは実施の形態2と同じ構成であるため説明は省略する。本実施の形態3でも側壁26bには第1の放熱通路32Bは形成されてはいない。正面壁26aの中央寄りに形成された第1の放熱通路32A’はカバー35と正対する位置に形成されている。
カバー35の周壁35bには第2の放熱通路37Bが形成されている。カバー35の天井壁35aには第2の放熱通路37Aは形成されていない。周壁35bに形成された第2の放熱通路37Bは断面円形状に形成された通路であって、図5においては手前側から奥側に向かい所定間隔で3列に配設されている。第2の放熱通路37Bは周壁35bの厚み方向に直交して形成されている。
このような構成とすることで、例えば不正を行おうとする者が正面側、つまりケース蓋体26の正面壁26aの第1の放熱通路32A’の外側開口部から針金等の不正操作用の道具を挿入しても、カバー35の天井壁35aには第2の放熱通路37Aが形成されていないので直線的にカバー35内に道具を挿入することはできない。また、道具を曲げる等の調整をして、周壁35bの第2の放熱通路37Bから挿入させることは非常に困難である。また、側面側、つまりケース蓋体26の側壁26bにも第1の放熱通路32Bが形成されていないため、直線的に道具を挿入することはできない。つまり、正面側からも側面側からも不正操作用の道具を直線状にカバー35内に挿入することはできず、結果としてカバー35の周壁35bに形成された第2の放熱通路32Bから道具を侵入させることは極めて困難となる。一方、カバー35内におけるCPU31に由来する熱は第2の放熱通路37Bから外部に放出される。
(実施の形態4)
次に図6及び図11に基づいて実施の形態4について説明する。実施の形態4はケース蓋体26に関しては実施の形態1に比較的近いバリエーションであるので、ケース蓋体26の詳しい説明は省略しカバー35を主に説明する。共通する構成部材については図上同じ符号を付すことで詳しい説明は省略する。A,Bの下位番号については実施の形態1と同様である。
実施の形態4における正面壁26aの縁寄りに形成された第1の放熱通路32Aは断面円形状に形成された通路であって、図6においては手前側から奥側に向かい所定間隔で配設されている。第1の放熱通路32Aは正面壁26aの厚み方向に直交して形成されている。
次に図6及び図11に基づいて実施の形態4について説明する。実施の形態4はケース蓋体26に関しては実施の形態1に比較的近いバリエーションであるので、ケース蓋体26の詳しい説明は省略しカバー35を主に説明する。共通する構成部材については図上同じ符号を付すことで詳しい説明は省略する。A,Bの下位番号については実施の形態1と同様である。
実施の形態4における正面壁26aの縁寄りに形成された第1の放熱通路32Aは断面円形状に形成された通路であって、図6においては手前側から奥側に向かい所定間隔で配設されている。第1の放熱通路32Aは正面壁26aの厚み方向に直交して形成されている。
側壁26bに形成された第1の放熱通路32Bは断面円形形状に形成された通路であって、図6においては手前側から奥側に向かい所定間隔で2列に配設されている。第1の放熱通路32Bは側壁26bの厚み方向に直交するように形成されている。
カバー35は内箱41に対して相似形状の外箱42を被せるようにして構成されている。両箱41,42の間にはごく狭い均等幅の隙間43が形成されるためカバー35は2重の積層構造とされる。図6及び図11に示すように、内箱41と外箱42にはそれぞれ同図においては手前側から奥側に向かい所定間隔で放熱孔44,45が形成されている。両放熱孔44,45は隙間43を挟んで重複しない完全にずれた位置関係に配設されている。両放熱孔44,45は第2の放熱通路の一部をなし、これら両放熱孔44,45及び隙間43によって第2の放熱通路が構成される。
カバー35は内箱41に対して相似形状の外箱42を被せるようにして構成されている。両箱41,42の間にはごく狭い均等幅の隙間43が形成されるためカバー35は2重の積層構造とされる。図6及び図11に示すように、内箱41と外箱42にはそれぞれ同図においては手前側から奥側に向かい所定間隔で放熱孔44,45が形成されている。両放熱孔44,45は隙間43を挟んで重複しない完全にずれた位置関係に配設されている。両放熱孔44,45は第2の放熱通路の一部をなし、これら両放熱孔44,45及び隙間43によって第2の放熱通路が構成される。
このような構成とすることで、例えば不正を行おうとする者が正面側、つまりケース蓋体26の正面壁26aの第1の放熱通路32Aの外側開口部から針金等の不正操作用の道具を挿入しても、実施の形態2と同様そもそも第1の放熱通路32Aに直線状の道具を差し込んで動かせる最大範囲到達から外箱42の正面壁42aに形成された放熱孔45Aとは大きく離間しているため道具が放熱孔45Aに直線状に達することはない。
また、万一不正操作用の道具を屈曲させることで放熱孔45Aに到達させることができたとしても、カバー35が二重になっているため、更に隙間43を縫って内箱41の放熱孔44から内部に道具を侵入させ自在に操ることは困難である。一方、カバー35内におけるCPU31に由来する熱は両放熱孔44,45と隙間43を通じて外部に放出される。
また、万一不正操作用の道具を屈曲させることで放熱孔45Aに到達させることができたとしても、カバー35が二重になっているため、更に隙間43を縫って内箱41の放熱孔44から内部に道具を侵入させ自在に操ることは困難である。一方、カバー35内におけるCPU31に由来する熱は両放熱孔44,45と隙間43を通じて外部に放出される。
(実施の形態5)
次に図7及び図12に基づいて実施の形態5について説明する。実施の形態5は実施の形態4に比較的近いバリエーションであるので実施の形態4と同様カバー35を主に説明する。共通する構成部材については図上同じ符号を付すことで詳しい説明は省略する。A,Bの下位番号については実施の形態1と同様である。
実施の形態5における正面壁26aに形成された第1の放熱通路32Aは断面円形状に形成された通路であって、図7においては手前側から奥側に向かい所定間隔で配設されている。第1の放熱通路32Aは正面壁26aの厚み方向に直交して形成されている。第1の放熱通路32Bは側壁26bには形成されていない。
カバー35は内箱47に対して相似形状の外箱48を被せるようにして構成されている。両箱47,48の間には隙間は形成されず両者は密着する。両箱47,48にはそれぞれ厚み方向に対して斜めに延出された小通路が形成され、両箱47,48の密着状態で小通路が連結されて断面く字状に屈曲された第2の放熱通路49が形成されている。
次に図7及び図12に基づいて実施の形態5について説明する。実施の形態5は実施の形態4に比較的近いバリエーションであるので実施の形態4と同様カバー35を主に説明する。共通する構成部材については図上同じ符号を付すことで詳しい説明は省略する。A,Bの下位番号については実施の形態1と同様である。
実施の形態5における正面壁26aに形成された第1の放熱通路32Aは断面円形状に形成された通路であって、図7においては手前側から奥側に向かい所定間隔で配設されている。第1の放熱通路32Aは正面壁26aの厚み方向に直交して形成されている。第1の放熱通路32Bは側壁26bには形成されていない。
カバー35は内箱47に対して相似形状の外箱48を被せるようにして構成されている。両箱47,48の間には隙間は形成されず両者は密着する。両箱47,48にはそれぞれ厚み方向に対して斜めに延出された小通路が形成され、両箱47,48の密着状態で小通路が連結されて断面く字状に屈曲された第2の放熱通路49が形成されている。
このような構成とすることで、例えば不正を行おうとする者が正面側、つまりケース蓋体26の正面壁26aの第1の放熱通路32Aの外側開口部から針金等の不正操作用の道具を挿入しても、実施の形態2と同様そもそも第1の放熱通路32Aに直線状の道具を差し込んで動かせる最大範囲到達から外箱48の正面壁48aに形成された第2の放熱通路49Aは大きく離間しているため道具が第2の放熱通路49に直線状に達することはない。
また、万一不正操作用の道具を屈曲させることで第2の放熱通路49に到達させることができたとしても、第2の放熱通路49は内部で屈曲しているため、更に第2の放熱通路49を通過させてカバー35の所望の方向に道具を進出させ自在に操ることは困難である。一方、カバー35内におけるCPU31に由来する熱は第2の放熱通路49から外部に放出される。
また、万一不正操作用の道具を屈曲させることで第2の放熱通路49に到達させることができたとしても、第2の放熱通路49は内部で屈曲しているため、更に第2の放熱通路49を通過させてカバー35の所望の方向に道具を進出させ自在に操ることは困難である。一方、カバー35内におけるCPU31に由来する熱は第2の放熱通路49から外部に放出される。
(実施の形態6)
次に図8に基づいて実施の形態6について説明する。実施の形態6は実施の形態1のバリエーションとして特にケース蓋体26にポイントをおいたものである。共通する構成部材については図上同じ符号を付すことで詳しい説明は省略する。A,Bの下位番号については実施の形態1と同様である。
ケース蓋体26は実施の形態4のように内箱50に対して相似形状の外箱51を被せるようにして構成されている。両箱50,51の間にはごく狭い均等幅の隙間52が形成されるためカバー35は2重の積層構造とされる。図8に示すように、内箱50と外箱51にはそれぞれ同図においては手前側から奥側に向かい所定間隔で放熱孔53,54形成されている。両放熱孔53,54は隙間52を挟んで重複しない完全にずれか位置関係に配設されている。両放熱孔53,54は第1の放熱通路の一部をなし、これら両放熱孔53,54及び隙間52によって第1の放熱通路が構成される。カバー体35は実施の形態5とほぼ同じ構成であるため説明は省略する。
次に図8に基づいて実施の形態6について説明する。実施の形態6は実施の形態1のバリエーションとして特にケース蓋体26にポイントをおいたものである。共通する構成部材については図上同じ符号を付すことで詳しい説明は省略する。A,Bの下位番号については実施の形態1と同様である。
ケース蓋体26は実施の形態4のように内箱50に対して相似形状の外箱51を被せるようにして構成されている。両箱50,51の間にはごく狭い均等幅の隙間52が形成されるためカバー35は2重の積層構造とされる。図8に示すように、内箱50と外箱51にはそれぞれ同図においては手前側から奥側に向かい所定間隔で放熱孔53,54形成されている。両放熱孔53,54は隙間52を挟んで重複しない完全にずれか位置関係に配設されている。両放熱孔53,54は第1の放熱通路の一部をなし、これら両放熱孔53,54及び隙間52によって第1の放熱通路が構成される。カバー体35は実施の形態5とほぼ同じ構成であるため説明は省略する。
このような構成とすることで、例えば不正を行おうとする者がケース蓋体26の外箱51の放熱孔52から針金等の不正操作用の道具を挿入しようとしても、二重になったケース蓋体26の隙間52を縫って外箱51の放熱孔54からメイン制御基板ケース21内部に道具を侵入させることは困難である。また、メイン制御基板ケース21内部に侵入できたとしても道具を自在に操ることは隙間52を縫いながら進出させなければならないことから非常に困難で、更にCPU31はカバー体35に覆われているため道具を第2の放熱通路内に挿入すること自体が極めて困難となる。万一不正操作用の道具を第2の放熱通路49に到達させることができたとしても、第2の放熱通路49は内部で屈曲しているため、更に第2の放熱通路49を通過させてカバー35の所望の方向に道具を進出させ自在に操ることは困難である。一方、カバー35内におけるCPU31に由来する熱は両放熱孔53,54と隙間54を通じて外部に放出される。
(実施の形態7)
次に図9に基づいて実施の形態7について説明する。実施の形態7も実施の形態1のバリエーションとして特にケース蓋体26にポイントをおいたものである。共通する構成部材については図上同じ符号を付すことで詳しい説明は省略する。A,Bの下位番号については実施の形態1と同様である。
ケース蓋体26は内箱55に対して相似形状の外箱56を被せるようにして構成されている。両箱55,56の間には隙間は形成されず両者は密着する。両箱55,56にはそれぞれ厚み方向に対して斜めに延出された小通路が形成され、両箱55,56の密着状態で小通路が連結されて断面く字状に屈曲された第1の放熱通路57が形成されている。カバー体35は実施の形態1や2とほぼ同じ構成であるため説明は省略する。
このような構成とすることで、例えば不正を行おうとする者がケース蓋体26の外箱56から針金等の不正操作用の道具を挿入しようとしても、第2の放熱通路49が屈曲しているため、メイン制御基板ケース21内部に道具を侵入させることは困難である。また、たとえメイン制御基板ケース21内部に侵入できたとしても道具を自在に操ることは屈曲部分を介しているため困難で、CPU31は更にカバー体35に覆われているため道具を第2の放熱通路37内に挿入することは極めて困難となる。一方、カバー35内におけるCPU31に由来する熱は第2の放熱通路37から外部に放出される。
次に図9に基づいて実施の形態7について説明する。実施の形態7も実施の形態1のバリエーションとして特にケース蓋体26にポイントをおいたものである。共通する構成部材については図上同じ符号を付すことで詳しい説明は省略する。A,Bの下位番号については実施の形態1と同様である。
ケース蓋体26は内箱55に対して相似形状の外箱56を被せるようにして構成されている。両箱55,56の間には隙間は形成されず両者は密着する。両箱55,56にはそれぞれ厚み方向に対して斜めに延出された小通路が形成され、両箱55,56の密着状態で小通路が連結されて断面く字状に屈曲された第1の放熱通路57が形成されている。カバー体35は実施の形態1や2とほぼ同じ構成であるため説明は省略する。
このような構成とすることで、例えば不正を行おうとする者がケース蓋体26の外箱56から針金等の不正操作用の道具を挿入しようとしても、第2の放熱通路49が屈曲しているため、メイン制御基板ケース21内部に道具を侵入させることは困難である。また、たとえメイン制御基板ケース21内部に侵入できたとしても道具を自在に操ることは屈曲部分を介しているため困難で、CPU31は更にカバー体35に覆われているため道具を第2の放熱通路37内に挿入することは極めて困難となる。一方、カバー35内におけるCPU31に由来する熱は第2の放熱通路37から外部に放出される。
本発明は以下のような態様に変更して実施することが可能である。
・上記各実施の形態では基板ケースとしてメイン制御基板ケース21を一例として示したが、他の基板ケース、例えば上記払い出し制御基板19、表示制御基板やランプ制御基板や、音声制御基板等に実装されて電子部品をカバー体で覆って収納した基板ケースに応用しても上記各実施の形態と同様の効果を奏する。
・上記各実施の形態の構成は一例であって、構成部材は図示されたものに限定されるわけではない。例えば、第1及び第2の放熱通路32,37及び放熱孔44,45、53,54の形状や数や形成位置は上記に限定されるものではない。
・実施の形態4及び6のカバー体35を構成する積層プレートとしての内箱41(50)と外箱42(51)は内外2枚である。放熱性をよくするためにはこのような2枚構造が好ましいが3枚以上で構成してもよい。また、カバー体35すべてを複層構造とする必要はない。特に放熱通路が形成される一部分だけを複層構造としてもよい。
・電子部品として放熱するものであればカバー体で覆うのはCPU31に限定されるものではない。また、単体の電子部品をカバー体で覆う場合だけではなく、複数の電子部品をまとめて覆う場合も本発明は応用できる。
・屈曲した放熱通路49,57の形状は上記以外の屈曲(たとえばジグザグ状)もありうる。また、本実施の形態では内箱47(55)と外箱48(56)を構成する板を2枚密着させるようにして放熱通路49,57を形成するようにしていたが、型枠を使って一体成形するように製作してもよい。要は一枚に見えるように構築できれば足りる。
・上記実施の形態はパチンコ機に応用した例について説明したが、本発明の趣旨からしてその他の遊技機、例えばスロットマシンやパチロット等に応用することは自由である。 その他、本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
・上記各実施の形態では基板ケースとしてメイン制御基板ケース21を一例として示したが、他の基板ケース、例えば上記払い出し制御基板19、表示制御基板やランプ制御基板や、音声制御基板等に実装されて電子部品をカバー体で覆って収納した基板ケースに応用しても上記各実施の形態と同様の効果を奏する。
・上記各実施の形態の構成は一例であって、構成部材は図示されたものに限定されるわけではない。例えば、第1及び第2の放熱通路32,37及び放熱孔44,45、53,54の形状や数や形成位置は上記に限定されるものではない。
・実施の形態4及び6のカバー体35を構成する積層プレートとしての内箱41(50)と外箱42(51)は内外2枚である。放熱性をよくするためにはこのような2枚構造が好ましいが3枚以上で構成してもよい。また、カバー体35すべてを複層構造とする必要はない。特に放熱通路が形成される一部分だけを複層構造としてもよい。
・電子部品として放熱するものであればカバー体で覆うのはCPU31に限定されるものではない。また、単体の電子部品をカバー体で覆う場合だけではなく、複数の電子部品をまとめて覆う場合も本発明は応用できる。
・屈曲した放熱通路49,57の形状は上記以外の屈曲(たとえばジグザグ状)もありうる。また、本実施の形態では内箱47(55)と外箱48(56)を構成する板を2枚密着させるようにして放熱通路49,57を形成するようにしていたが、型枠を使って一体成形するように製作してもよい。要は一枚に見えるように構築できれば足りる。
・上記実施の形態はパチンコ機に応用した例について説明したが、本発明の趣旨からしてその他の遊技機、例えばスロットマシンやパチロット等に応用することは自由である。 その他、本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
上記請求項に適宜追加可能な上記実施の形態から把握できる本発明のその他の技術的思想について下記に付記として説明する。
(1)前記カバー体の前記側壁に形成された前記第2の放熱通路は前記電子部品から離間する方向に内側開口部が向くように同側壁の厚み方向に対して斜めに形成されていること。具体的には例えば上記実施の形態1が相当する。このように構成すると、カバー体内部に侵入した不正操作部材が電子部品にアクセスしにくくなる。
(2)前記カバー体の前記側壁に前記第2の放熱通路を形成する場合には基板ケースの同第2の放熱通路が形成された同側壁の部分と向かい合う側壁に前記第1の放熱通路を形成しないようにすること。
具体的には例えば上記実施の形態2、3及び5が相当する。このようにすれば側面方向からの不正アクセスを効果的に遮断することができる。
(3) 上記請求項3において、前記カバー体の前記第1の放熱通路は外側開口部から内側開口部に至る途中の経路を屈曲して形成したこと。
これによって第1の放熱通路に不正操作用の道具を挿入しても途中の経路が屈曲しているため道具を直線状に延出させて内側開口部から侵入させることはできない。
(4) 上記請求項3において、前記カバー体には隙間を介在させて配置された複数の積層プレートから構成される積層プレート部分を設け、同各積層プレート部分に形成された放熱孔と同各積層プレート間の隙間によって前記第2の放熱通路を形成し、隣接する同各積層プレートの放熱孔同士が重複配置されないようにしたこと。
これによって第2の放熱通路に不正操作用の道具を挿入しようとしても、カバー体の積層プレート部分においては隣接する積層プレートの放熱孔同士が重複配置されていないので、道具を直線状に延出させることはできない。
(5) 上記請求項4において、前記基板ケースの前記第1の放熱通路を外側開口部から内側開口部に至る途中の経路で屈曲して形成したこと。
これによって第1の放熱通路に不正操作用の道具を挿入しても途中の経路が屈曲しているため道具を直線状に延出させて内側開口部から侵入させることはできない。
(6) 上記請求項5において、前記カバー体の前記第2の放熱通路を外側開口部から内側開口部に至る途中の経路で屈曲して形成したこと。
これによって第2の放熱通路に不正操作用の道具を挿入できても途中の経路が屈曲しているため道具を直線状に延出させて内側開口部から侵入させることはできない。
(1)前記カバー体の前記側壁に形成された前記第2の放熱通路は前記電子部品から離間する方向に内側開口部が向くように同側壁の厚み方向に対して斜めに形成されていること。具体的には例えば上記実施の形態1が相当する。このように構成すると、カバー体内部に侵入した不正操作部材が電子部品にアクセスしにくくなる。
(2)前記カバー体の前記側壁に前記第2の放熱通路を形成する場合には基板ケースの同第2の放熱通路が形成された同側壁の部分と向かい合う側壁に前記第1の放熱通路を形成しないようにすること。
具体的には例えば上記実施の形態2、3及び5が相当する。このようにすれば側面方向からの不正アクセスを効果的に遮断することができる。
(3) 上記請求項3において、前記カバー体の前記第1の放熱通路は外側開口部から内側開口部に至る途中の経路を屈曲して形成したこと。
これによって第1の放熱通路に不正操作用の道具を挿入しても途中の経路が屈曲しているため道具を直線状に延出させて内側開口部から侵入させることはできない。
(4) 上記請求項3において、前記カバー体には隙間を介在させて配置された複数の積層プレートから構成される積層プレート部分を設け、同各積層プレート部分に形成された放熱孔と同各積層プレート間の隙間によって前記第2の放熱通路を形成し、隣接する同各積層プレートの放熱孔同士が重複配置されないようにしたこと。
これによって第2の放熱通路に不正操作用の道具を挿入しようとしても、カバー体の積層プレート部分においては隣接する積層プレートの放熱孔同士が重複配置されていないので、道具を直線状に延出させることはできない。
(5) 上記請求項4において、前記基板ケースの前記第1の放熱通路を外側開口部から内側開口部に至る途中の経路で屈曲して形成したこと。
これによって第1の放熱通路に不正操作用の道具を挿入しても途中の経路が屈曲しているため道具を直線状に延出させて内側開口部から侵入させることはできない。
(6) 上記請求項5において、前記カバー体の前記第2の放熱通路を外側開口部から内側開口部に至る途中の経路で屈曲して形成したこと。
これによって第2の放熱通路に不正操作用の道具を挿入できても途中の経路が屈曲しているため道具を直線状に延出させて内側開口部から侵入させることはできない。
11…遊技機としてのパチンコ機、21…メイン制御基板ケース、31…電子部品としてのCPU、32,57…第1の放熱通路、35…カバー体、34…メイン制御基板、37,49…第2の放熱通路、43…第2の放熱通路を構成する隙間、44,45…第2の放熱通路を構成する放熱孔、53,54…第2の放熱通路を構成する放熱孔、52…第1の放熱通路を構成する隙間。
Claims (7)
- 遊技に関する各種の電子制御を司る制御基板を収容した基板ケースを備え、同基板ケースに同基板ケース内に発生した熱を外部に放熱するために同基板ケース内側に面した内側開口部と同基板ケース外側に面した外側開口部とを有する第1の放熱通路を形成した遊技機において、
前記制御基板上に同制御基板上に搭載した個々の電子部品を単独で或いは複数同時に覆うカバー体を配設するとともに、同カバー体に同カバー体内に発生した熱を外部に放熱するための同カバー体内側に面した内側開口部と同カバー体外側に面した外側開口部とを有する第2の放熱通路を形成し、
前記第1の放熱通路の外側開口部から内側開口部へと仮想直線が通過可能である場合に、その仮想直線の延長上に同第2の放熱通路の外側開口部が存在しないことを特徴とする遊技機。 - 遊技に関する各種の電子制御を司る制御基板を収容した基板ケースを備え、同基板ケースに同基板ケース内に発生した熱を外部に放熱するために同基板ケース内側に面した内側開口部と同基板ケース外側に面した外側開口部とを有する第1の放熱通路を形成した遊技機において、
前記制御基板上に同制御基板上に搭載した個々の電子部品を単独で或いは複数同時に覆うカバー体を配設するとともに、同カバー体に同カバー体内に発生した熱を外部に放熱するための第2の放熱通路を形成し、
前記第1の放熱通路の外側開口部から内側開口部へと仮想直線が通過可能である場合に、その仮想直線の延長上に同カバー体が存在しないことを特徴とする遊技機。 - 遊技に関する各種の電子制御を司る制御基板を収容した基板ケースを備え、同基板ケースに同基板ケース内に発生した熱を外部に放熱するための第1の放熱通路を形成した遊技機において、
前記制御基板上に同制御基板上に搭載した個々の電子部品を単独で或いは複数同時に覆うカバー体を配設し、同カバー体に同カバー体内に発生した熱を外部に放熱するための第2の放熱通路を形成するとともに、
前記基板ケースには隙間を介在させて配置された複数の積層プレートから構成される積層プレート部分を設け、同各積層プレート部分に形成された放熱孔と同各積層プレート間の隙間によって前記第1の放熱通路を形成し、隣接する同各積層プレートの放熱孔同士が重複配置されないようにしたことを特徴とする遊技機。 - 遊技に関する各種の電子制御を司る制御基板を収容した基板ケースを備え、同基板ケースに同基板ケース内に発生した熱を外部に放熱するために同基板ケース内側に面した内側開口部と同基板ケース外側に面した外側開口部とを有する第1の放熱通路を形成した遊技機において、
前記制御基板上に同制御基板上に搭載した個々の電子部品を単独で或いは複数同時に覆うカバー体を配設するとともに、同カバー体に同カバー体内に発生した熱を外部に放熱するための第2の放熱通路を形成し、
前記カバー体には隙間を介在させて配置された複数の積層プレートから構成される積層プレート部分を設け、同各積層プレート部分に形成された放熱孔と同各積層プレート間の隙間によって前記第2の放熱通路を形成し、隣接する同各積層プレートの放熱孔同士が重複配置されないようにしたことを特徴とする遊技機。 - 遊技に関する各種の電子制御を司る制御基板を収容した基板ケースを備え、同基板ケースに同基板ケース内に発生した熱を外部に放熱するために同基板ケース内側に面した内側開口部と同基板ケース外側に面した外側開口部とを有し両開口部間に空気の流通する空間が形成された第1の放熱通路を形成した遊技機において、
前記制御基板上に同制御基板上に搭載した個々の電子部品を単独で或いは複数同時に覆うカバー体を配設するとともに、同カバー体に同カバー体内に発生した熱を外部に放熱するための第2の放熱通路を形成し、
前記基板ケースの前記第1の放熱通路は外側開口部から内側開口部に至る途中の経路で屈曲して形成されていることを特徴とする遊技機。 - 遊技に関する各種の電子制御を司る制御基板を収容した基板ケースを備え、同基板ケースに同基板ケース内に発生した熱を外部に放熱するために同基板ケース内側に面した内側開口部と同基板ケース外側に面した外側開口部とを有し両開口部間に空気の流通する空間が形成された第1の放熱通路を形成した遊技機において、
前記制御基板上に同制御基板上に搭載した個々の電子部品を単独で或いは複数同時に覆うカバー体を配設するとともに、同カバー体に同カバー体内に発生した熱を外部に放熱するための第2の放熱通路を形成し、
同カバー体の前記第2の放熱通路は外側開口部から内側開口部に至る途中の経路で屈曲して形成されていることを特徴とする遊技機。 - 前記第2の放熱通路は前記制御基板から立ち上がる前記カバー体の側壁にのみ形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008173340A (ja) * | 2007-01-19 | 2008-07-31 | Samii Kk | 雀球遊技機 |
JP2008307170A (ja) * | 2007-06-13 | 2008-12-25 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP2009034312A (ja) * | 2007-08-01 | 2009-02-19 | Sankyo Co Ltd | 遊技機 |
JP2009153584A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Fujishoji Co Ltd | 遊技機 |
JP2010094239A (ja) * | 2008-10-15 | 2010-04-30 | Kyoraku Sangyo Kk | 基板保護ケース、その支持構造、及び遊技機 |
JP2014144038A (ja) * | 2013-01-28 | 2014-08-14 | Yamasa Kk | 遊技機用基板ケース |
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2004
- 2004-12-21 JP JP2004368724A patent/JP2006174890A/ja not_active Withdrawn
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