JP2007527783A5

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Publication number: JP2007527783A5
Application number: JP2006552276A
Authority: JP
Filing date: 2005-02-04
Publication date: 2008-03-21
Anticipated expiration: 2025-02-04

Claims

以下の段階を含む、放出制御のための方法：
粒子フィルタまたはNO_xトラップより上流の位置で、マンガン系八面体型分子ふるい(Mn-OMS)を含む多量の収着剤と排ガスを接触させることにより燃焼排ガスから実質的な量の硫黄酸化物を除去する段階。
Mn-OMSが式X_aMn₈O₁₆を有し、式中、Xがアルカリ金属およびアルカリ土類金属からなる群より選択され、aが0.5〜1.5の間である、請求項1記載の方法。
Xはカリウムである、請求項2記載の方法。
接触における温度が少なくとも約100℃である、請求項1記載の方法。
Mn-OMSは接触温度で少なくとも約40重量%の二酸化硫黄吸収容量を有する、請求項4記載の方法。
排ガスは自動車からのものである、請求項1記載の方法。
排ガスはディーゼルエンジンの排ガスである、請求項6記載の方法。
MnSO₄が接触により形成され、方法が、MnSO₄をKOHおよびO₂と反応させることによる接触の後に収着剤を再生する段階をさらに含む、請求項1記載の方法。
接触により排ガスから少なくとも約90%の硫黄酸化物を除去する、請求項1記載の方法。
構造がA×B八面体のチャネル形の微小孔を形成するように、Mn-OMSが共に連結されたMO₆八面体より形成され、式中AおよびBが2から4の整数である、請求項1記載の方法。
元素Mのモル単位で50%以上がマンガンである、請求項10記載の方法。
H⁺、NH₄ ⁺、Li⁺、Na⁺、Ag⁺、K⁺、Rb⁺、Tl⁺、Cs⁺、Mg²⁺、Ca²⁺、Sr²⁺、Ba²⁺、Ra²⁺、Cu²⁺、Pb²⁺より選択される陽イオンがチャネル内に位置する、請求項11記載の方法。
陽イオンがK⁺である、請求項12記載の方法。
元素Mの最大5%までが銅、クロミウム、鉄、ニッケル、コバルト、亜鉛、アルミニウム、ガリウム、チタン、スズ、鉛、アンチモン、インジウム、ケイ素、ゲルマニウム、チタンおよびそれらの組合せより選択されるドーパントである、請求項10記載の方法。
元素Mの少なくとも1%がドーパントである、請求項14記載の方法。
以下を含む、放出制御のためのシステムであって、
第1の放出制御装置は第2の放出制御装置より上流にあり、
該第1の放出制御装置は排気流から実質的な量の二酸化硫黄を除去するために収着剤を含んでおり、
該収着剤はマンガン系八面体型分子ふるい(Mn-OMS)を含む、システム：
燃焼排気流の供給源; および
排気流を受ける第1および第2の放出制御装置。
第2の放出制御装置は粒子フィルタまたはNO_xトラップである、請求項16記載のシステム。
燃焼排気流の供給源は車両のエンジンである、請求項17記載のシステム。
エンジンはディーゼルエンジンである、請求項18記載のシステム。
収着剤は200℃を超える温度で約40重量%よりも高い二酸化硫黄吸収容量を有する、請求項19記載のシステム。
収着剤が、2×2構造であるMn-OMS構造を有する、請求項16記載のシステム。
第1の放出制御装置は燃焼排気流の供給源の通常動作の少なくとも24時間にわたって排気流中の二酸化硫黄の少なくとも約90%を除去するのに十分な収着剤を含む、請求項16記載のシステム。
収着剤は2×2構造を有する、請求項22記載のシステム。
以下の段階を含む、ガスから二酸化硫黄を除去する方法:
支持体上のマンガン系八面体型分子ふるい(Mn-OMS)を含んだ収着床にガス状流を通すことによりガス状流中の二酸化硫黄の少なくとも約95%を除去する段階。
ガス状流は酸素1モルパーセント未満である、請求項24記載の方法。
ガス状流には実質的に酸素がない、請求項24記載の方法。
ガス状流は燃焼排ガスである、請求項24記載の方法。
以下を含む、低放出自動車であって、
収着剤は第2の放出制御装置に進入するはずのSO₂の量を実質的に低下させるための多量のマンガン系八面体型分子ふるい(Mn-OMS)を含む、自動車：
自動車に動力を供給するための燃焼エンジン;
収着剤を含み、かつエンジンの排ガスを受ける、第1の放出制御装置; ならびに
第1の放出制御装置を通り抜けた排ガスから微粒子および/またはNO_xを除去するための、第1の放出制御装置より下流の第2の放出制御装置。
エンジンはディーゼルエンジンである、請求項28記載の自動車。
第1の放出制御装置は収着剤の色を判定するためのウィンドウを有する筺体を含む、請求項28記載の自動車。
収着剤は2×2構造を有する、請求項28記載の自動車。
構造がチャネル形の微小孔をもたらすように共に連結されたMO₆八面体より形成された、構造型OMS 2×2、OMS 2×3およびOMS 3×3を有する材料より選択される材料と、排ガスを接触させることにより、排ガス中の硫黄酸化物のレベルを実質的に低下させる段階を含む方法であって、該八面体は、元素(M)の少なくとも主要部がマンガンである、周期表のIIIB、IVB、VB、VIIB、VIIB、VIII、IB、IIBおよびIIIA族由来の元素ならびにゲルマニウムより選択される少なくとも1つの元素(M)を含み、該材料は、アルカリ元素、アルカリ土類元素、希土類元素、遷移金属および周期表のIIIA族、IVA族由来の元素によって形成される群より選択される少なくとも1つの元素(B)をさらに含む、方法。
金属(M)の平均原子価が約+3.5から+4の間である、請求項32記載の方法。
元素(B)の少なくとも主要部が、カリウム、ナトリウム、ストロンチウム、銅、亜鉛、マグネシウム、ルビジウムおよびカルシウムならびに該元素の少なくとも2つの混合物より選択される、請求項32記載の方法。
元素Mの少なくとも75%がマンガンである、請求項34記載の方法。
流入口および流出口を規定する筐体を含む、放出制御装置であって、
多量の硫黄酸化物の収着剤が筐体中に含まれており、
収着剤はマンガン系八面体型分子ふるい(Mn-OMS)を含み、
筐体は収着剤の色をモニターするためのウィンドウを含む、装置。
流入口が自動車の内燃エンジンからの排ガス流に連結している、請求項36記載の装置。
以下の段階を含む、方法:
請求項36記載の放出制御装置を用いて内燃エンジンの排ガスから硫黄酸化物を除去する段階; および
収着剤の変色に基づいて排ガスから放出制御装置を取り出す段階。