JP2007527774A - 改善された内容を有するタンポンアプリケータと、このアプリケータの製造方法 - Google Patents

Abstract

【課題】タンポンアプリケータ及びこれの製造方法
【解決手段】アプリケータを形成する１つ以上の内層に少なくとも１つの内層の変性部を有する、複数層型タンポンアプリケータである。この結果、アプリケータ内において審美性の向上、機能性の強化、又はこれらの両方が達成される。
【選択図】図１

Description

（関連出願）
本出願は、２００４年３月８日付けで出願された第６０／５５１，１０９号の係属中の米国仮特許出願に対して優先権を主張するものである。

本発明は、概して複数層型タンポンアプリケータに関する。より詳細には、本発明は、改善された内層（１つ又は複数）を設けることで、機能性及び審美性を改善した複数層型タンポンアプリケータに関する。

非常に機能的な特性と非常に審美的な特性の両方を持ち合わせた製品を必要とする様々な用途が存在する。これは、消費者の関心が、その特定の製品の機能性がどの程度優れているかだけでなく、その製品の外観と快適性にも向いている場合の消費者製品について、特に言えることである。

特に、タンポンのような女性用衛生製品には上述の制約が課されるため、機能性の高さに加え、消費者の審美上の要求をも満たす製品の製造が非常に困難となる。

消費者研究により、タンポンアプリケータの色、質感、仕上がりによって、使用者が感知するアプリケータの挿入の容易さ及び快適さを変えられることがわかった。これには、着色料の付与、表面質感の変性、摩擦係数、表面接点、及び光の反射による視覚効果が含まれるが、これらに限定されるものではない。

タンポンアプリケータに関しては、一般に、プラスチックのような鋳造した熱可塑性材料、又は厚紙やボール紙のような紙積層のいずれかで形成されることが広く知られている。

液体被覆した紙積層アプリケータが当技術分野において知られている。例えば、Ｗｅｉｇｎｅｒらの米国特許第４，４１２，８３３号は、変性したポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビリニデン又はポリビニルアルコールのような、分解可能で、分散可能又は水溶性の重合体で被覆することができる、つやのある紙で形成されたアプリケータに関する。Ｗｈｉｔｅｈｅａｄの米国特許第４，５０８，５３１号は、ポリオレフィンのような感熱コーティング（例えば、ポリエチレン又はポリプロピレン）、あるいは感熱接着剤を設けたアプリケータに関する。Ｎｉｅｌｓｏｎらの米国特許第５，９８４，８８８号は、多数の紙を積層し外面には堆肥にできるコーティングを有する、紙製のアプリケータ製品に関する。

しかしながら、上述した従来技術の厚紙製タンポンアプリケータに付加される液体又はフィルムコーティングによっても、アプリケータの審美性を言うまでもなくさらに向上しながら、所望のつや仕上げによる形成、アプリケータの円形性、摩擦の低減、十分な生物分解性の保持の組み合わせを実現することが可能とはならない。さらに、いくつかの従来技術の液体コーティングはより高価であり、有機溶剤を使用する必要があるため、製造コスト及び消費者コストがより高額になってしまう。

本発明は、タンポンアプリケータの外部面又は外面に関連した所望の機能特性において妥協することなく、タンポンアプリケータにさらなる審美特性及び／又はさらなる機能特性を持たせる際に伴う問題を克服する。これは、多層型アプリケータを形成する材料の少なくとも１つ以上の内層を変性させることによって達成される。その結果、外面に関連した所望の機能特性のいずれも妥協することなく、審美性と機能性を増加させた非常に機能的な製品が効率的に製造される。

本発明の目的は、１つ以上の内層の変性部を有する１つ以上の内層を設けた多層型タンポンアプリケータを提供することである。

本発明の別の目的は、１つ以上の内層の変性部によってアプリケータの審美性が増加するこのようなタンポンアプリケータを提供することである。

本発明のさらに別の目的は、１つ以上の内層の変性部によって機能特性が増加するタンポンアプリケータを提供することである。

本発明のさらに別の目的は、１つ以上の内層の変性部により、増加した審美性及び機能性の組み合わせが提供されるタンポンアプリケータを提供することである。

本発明のこれら及び他の目的及び利点は、本発明のタンポンアプリケータから理解されるだろう。多層型タンポンアプリケータは、アプリケータを形成する１つ以上の内層への少なくとも１つの内層の変性部を有する。その結果、審美性が増加し、機能性が増加し、又はこれらの両方が達成できる。

１つ又はより多くの内層を改善して得られた本発明の複数層型タンポンアプリケータは、例えば、改善された視覚的／審美特性、改善された表面特徴、及び／又は改善された挿入時の快適感覚を併せ持っている。

「アプリケータ」という用語は、円筒及び／又はプランジャを含む意味を持つ。円筒は、引き込み端部と、この引き込み端部の反対側に位置し、綿撒糸を収容することができる挿入端部とを含む。引き込み端部はフィンガーグリップ部分又は機構（１つ又は複数）を含むことができ、一方、挿入端部は複数のペタルを含むことができる。フィンガーグリップ部分及び／又はペタルは円筒に一体形成されるか、又は別個に形成し、円筒に固定することができる。例として図１を参照すると、タンポンアプリケータ１０は円筒２０とプランジャ４０で表されている。円筒２０は挿入端部２２と引き込み端部２４を有する。挿入端部２２はペタル２６を含む。円筒２０は綿撒糸５０を収容した状態で示されている。

「内層」という用語は、アプリケータの最外部又は外側層を除いたあらゆる層を意味する。「層」はコーティング、積層、フィルム、シート、ラッカー、不織布、メッシュ、紙、プラスチック、接着剤、又はこれ以外の、タンポンアプリケータ円筒又はプランジャの複数層構造の任意の部分を形成する任意の構造を含んでよいが、これに限定されるものではない。例として、再び図１を参照すると、タンポンアプリケータ１０は円筒２０とプランジャ４０を有する。円筒２０は、内層２８、３０を含む複数の層から形成されている。さらにプランジャ４０も、内層４２、４４を含む複数の層で形成されている。

「外層」又は「最外層」の用語は相互置換が可能であり、本願明細書の内容では、アプリケータ円筒及び／又はアプリケータプランジャの最外部又は外側面を形成する材料の最終層を画定している。しかし、１つ以上の内層の任意の部分を変性することで、外層を貫通できることは言うまでもない。例として、図１に示したタンポンアプリケータ１０は円筒２０とプランジャ４０を有している。円筒２０は外層３２を含み、プランジャ４０は外層４６を含む。

図１に示した複数層型タンポンアプリケータ１０は２つの内層を設けて示されているが、任意数の内層を使用して、本発明による所望の審美及び／又は機能特性を達成する複数層型タンポンアプリケータを形成できることが理解されるべきである。

内層（１つ又は複数）及び内層の変性部（１つ又は複数）
本発明によれば、所望の効果（１つ又は複数）を達成するために、タンポンアプリケータの１つ以上の内層に対して実行できる新規の内層の変性部が多数ある。

本発明の一実施形態では、アプリケータを光学的に拡張するために、１つ以上の内層が変性される。アプリケータを光学的に拡張するために適切な材料には、コーティング、キャストコーティング加工した紙、色紙（染色又は着色による）、エンボス加工した紙、光学拡張材料を染み込ませた材料、ゲートロール塗工した紙、リリースペーパー、ティッシュペーパー、着色ワックス、リップグロス顔料含有ワックス、ラッカー、雲母、二酸化チタン（ＴｉＯ_２）被覆雲母、酸化金属、オキシ塩化ビスマス、重合体、重合体混合物、共重合体、重合体コーティング、着色料、染料、顔料、ホログラム、パールセント、反射性材料、光輝剤、可塑剤、柔軟剤、弾性剤、又はこれらの任意の組み合わせが含まれるが、これらに限定されるものではない。

本発明の一実施形態では、１つ以上の内層は、樹脂、ワックス、又はこれらの任意の組み合わせのようなコーティング組成物を含むことができるが、これらに限定されるものではない。本発明に使用に適した樹脂には、エポキシ、アクリル、ウレタン、ポリエステル、シリコン、紫外線硬化エポキシ、紫外線硬化アクリル、電子ビーム硬化エポキシ、電子ビーム硬化アクリル、紫外線硬化シリコン、電子ビーム硬化シリコン、熱硬化シリコン、また、スチレン化アクリル、アクリル酸エポキシ、アクリル酸ポリエステル、ポリエステル、ビニルエステル、ビニルエーテル、塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテートのような変性樹脂、及びこれらの内層の変性部又は組み合わせが含まれるが、これらに限定されるものではない。

全体が参照してここに組み込まれる米国特許第５，９３１，８０３号は、本発明での使用に適した紫外線硬化エポキシ混合物を例として開示している。さらに、全体が参照してここに組み込まれる米国特許第６，２２１，４９７号は、本発明のコーティング組成物への使用に適した紫外線硬化エポキシ混合物を例として開示している。

１つ以上の光学拡張を実施するために、コーティング組成物は、樹脂及び／又はワックスに追加された、コーティング組成物に審美特性を与える１つ以上の光学成分を含むことができる。このような組成物には、雲母、二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、オキシ塩化ビスマス、ホログラム材料、パールセント材料、反射性材料、グリター剤、金属効果着色料、干渉性着色料、液晶効果材料、又はこれらの任意の組み合わせが含まれるが、これらに限定されるものではない。上述の光学成分は、天然又は合成由来のものであってよい。本発明のコーティング組成物に使用される光学成分は、雲母、二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、オキシ塩化ビスマス、又はこれらの任意の組み合わせであることが好ましい。

１つ以上の光学成分が存在する場合には、これは、コーティング組成物の総重量に基づき、これの約１〜７０重量パーセント（重量％）の量で含まれる。より好ましくは、１つ以上の光学成分が、約２〜２５重量％、最も好ましくは約５〜１５重量％の量で含まれている。

オキシ塩化ビスマスが使用される場合は、これは約８〜１１ミクロンの粒径を有し、コーティング組成物内に約５〜５０重量％の量で含まれることが好ましい。より好ましくは、オキシ塩化ビスマスは約９〜１０ミクロンの粒径を有し、約２５〜３５重量％の量で含まれる。

例えば、オキシ塩化ビスマスを組成物内に注意深く均質化して使用すると、拡散が向上することがわかっている。拡散が向上することで、コーティングに改善された耐摩擦性特徴が加わる。さらに、均質化したオキシ塩化ビスマス粒子によってもコーティング組成物内の光沢と輝き特徴が向上し、これにより見た目特性が向上する。

本発明の別の実施形態では、本発明のコーティング組成物に使用されている光学成分は、雲母、二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、又はこれらの任意の組み合わせである。光学成分は二酸化チタン被覆雲母であることが好ましい。適切な雲母成分の例には、ＭＡＧＮＡＰＥＡＲＬ、ＭＥＡＲＬＩＮ、ＭＥＡＲＬＩＴＥ、ＬＵＭＩＮＡを含む様々な商標の下でＥｎｇｅｌｈａｒｄ社から市販されている成分、及び、ＡＦＦＬＡＩＲを販売するＭｅｒｃｋ社のＥＭ化学部門から市販されている成分が含まれるが、これらに限定されるものではない。

雲母ベースの着色料は、二酸化チタン又は酸化鉄で被覆できる不規則形状の雲母小板である。これらを本発明によるコーティング組成物に添加すると、きらきら光る見た目を与える白色光沢、見る角度によって見た目が変わる干渉色又はフロップ色、又はメタリックシルバー及びゴールド効果を含む様々な真珠光沢効果を生成する。二酸化チタン被覆雲母は、二酸化チタンの鋭錐品位とルチル品位の両方を使用して製造できる。より高い光沢とより上質な白色性を生成することからルチル品位が好ましい。

雲母、特に二酸化チタン被覆雲母を使用する場合、これは約２〜１５０ミクロンの粒径を有し、コーティング組成物中に約１〜６０重量％の割合で含まれていることが好ましい。より好ましくは、雲母は約２〜１０ミクロンの粒径を有し、約２〜２０重量％、さらに好ましくは約５〜１５重量％の割合で含まれている。

コーティング組成物は、コーティング組成物に選択的に色を与えるために、１つ以上の色成分を、単独で、又は１つ以上の光学成分との組み合わせで含んでよい。適切な色成分には、顔料、染料、無機着色料、有機着色料、又はこれらの任意の組み合わせが含まれるが、これらに限定されるものではない。色を与えるために、樹脂及び／又はワックス中に１つ以上の着色料が含まれていることが好ましい。適切な着色料には、二酸化チタン、二酸化白色チタン、酸化鉄、赤酸化鉄、橙酸化鉄、白色硫化亜鉛、アルミニウム粉体、青銅粉体、Ｒｅｄ Ｌａｋｅ Ｃ、フタロシアニン緑色、フタロシアニン青色、フタロシアニン赤色、ジアリライドイエロー、キナクリドンレッド、ローダミンレッド、リソールルビン赤色、ナプトール赤色、ネオザポン赤色、カルビゾール紫色、カーボンブラック、又はこれらの任意の組み合わせを含んでよいが、これらに限定されるものではない。

１つ以上の色成分が樹脂及び／又はワックス中に存在する場合には、約０．００１〜５重量％の量で含まれている。この１つ以上の色成分は、好ましくは０．０１〜３重量％、より好ましくは約０．５〜１重量％の量で存在する。

コーティング組成を形成するためには、１つ以上の色成分がこのコーティング組成物内に混合される。本発明のコーティング組成物を調合する場合は、１つ以上の色成分を、最終的なコーティング組成物の所望及び／又は必要な物理性質を最終的に妥協する量又は方法で添加することを防止するよう、特別な注意を払う必要がある。

例として、１つ以上の内層を光学的に拡張するために使用できる適切な材料には、ＲＡＤ−ＫＯＴＥ Ｋ２６１−Ｐｕｒｐｌｅ−Ｐｕｒｐｌｅ Ｔｉｎｔｅｄ Ｖａｒｎｉｓｈ、ＲＡＤ−ＫＯＴＥ Ｋ２６１−Ｒ１−Ｒｅｄ Ｔｉｎｔｅｄ Ｖａｒｎｉｓｈ、ＲＡＤ−ＫＯＴＥ Ｋ２６１−Ｂｌｕｅ１−Ｂｌｕｅ Ｔｉｎｔｅｄ Ｖａｒｎｉｓｈ、及び、パールセント製品２３ＫＲＣＣＶ１−ＨＬＰ３０（紫色、ピンク色、青色）とＫ２６１Ｐ １５３１（無色、紫色、ピンク色、青色）が含まれるが、これらに限定されるものではない。上述の材料は全てＲａｄ Ｃｕｒｅより市販されているものである。

本発明による１つ以上の内層を変性させるために有効な適切なコーティング材料のさらなる例及び説明は、本出願よりも早く提出された仮特許出願第６０／４８２，６４９号、第６０／５０２，４３２号、第６０／５３６，１００号の利益を主張する出願番号第１０／８７７，４４０号の同時係属一般特許出願に説明されており、これらは全て参照してここに組み込まれる。

上述に加え、又はこれの代わりに、１つ以上の内層内に１つ以上の表面変性材料を含むことで、膣挿入特徴及び／又は握持性を改善することができる。適切な表面変性材料には、潤滑剤、表面硬質性／軟質性変性剤、研磨材料、親水性材料、疎水性材料、ポリウレタン、アクリル、ＰＶＣ、シリコン、ＰＴＦＥ、パラフィン、フェノール、フッ素重合体、ポリエステル、エポキシ、ビニル、ポリアミドイミド、ＰＰＳ、ナイロン、パリレン、ウレタン、ポリアミド、多硫化物、Ｐｅｎｆｏｒｄ Ｇｕｍ ２８０ Ｓｔａｒｃｈ、キャストコーティング紙、表面が滑らかな紙、噴霧処理した紙、又はこれらの任意の組み合わせ、のうちの１つ以上が含まれるが、これらに限定されるものではない。

好ましい実施形態では、１つ以上の表面変性材料は１種以上の潤滑剤である。本発明に使用できる適切な潤滑剤には、グリセリン、グリセリド、トリグリセリド、鉱油、植物油、植物抽出剤、アロエ、キウイ抽出剤、シリコン、これらの任意の組み合わせが含まれるが、これらに限定されるものではない。例として、本発明への使用に適した潤滑剤は次のとおりである：Ｃｏｌｕｍｂｉａ Ｌａｂｓより販売されているＲＥＰＬＥＮＳ、Ｍｕｌｔｉ−Ｇｙｎ ＵＳＡより販売されているＢＩＯ−ＡＣＴＩＶＥ ＭＵＬＴＩ−ＧＹＮ ＬＵＢＲＩＣＡＲＥ、Ｊｏｈｎｓｏｎ ａｎｄ Ｊｏｈｎｓｏｎより販売されているＫ−Ｙ Ｊｅｌｌｙ、Ａｓｔｒｏ−Ｌｕｂｅ Ｉｎｃ．より販売されているＡＳＴＲＯＧＬＩＤＥ、ＳＹＬＫ、ＷＥＴ ＰＬＡＴＩＮＵＭ ＯＲＩＧＩＮＡＬ、ＪＵＩＣＹ ＬＵＢＥ、Ｍａｙｅｒ Ｌａｂより販売されているＡＱＵＡ ＬＵＢ、ＬＩＦＥＳＴＹＬＥＳ Ｌｉｑｕｉｄ Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｌｕｂｒｉｃａｎｔ、Ｕｐｓｈｅｒ−Ｓｍｉｔｈ Ｌａｂｏｒａｔｏｒｉｅｓ，Ｉｎｃ．より販売されているＬＵＢＲＩＮ、ＴＯＤＡＹ ＰＥＲＳＯＮＡＬ ＬＵＢＲＩＣＡＮＴ、及びＳｃｈｅｒｉｎｇ−Ｐｌｏｕｇｈより販売されているＧＹＮＥ−ＭＯＩＳＴＲＩＮ。

上述に加えて、又はこれの代わりに、１つ以上の内層内又は上に、１つ以上の表面内層の変性部を含み、膣挿入特徴及び／又は握持性を向上させることができる。適切な表面内層の変性部には、物理／機械的な表面デザイン、エッチング、スクラッチング、質感加工、エンボス加工、陥没、突出、デザイン、焼印、装飾物、紙上のゲートロール材料、透かし、印刷紙、又はこれらの任意の組み合わせが含まれるが、これらに限定されるものではない。

以下を混合する一般的に知られた混合技術も考えられる：分散、懸濁、同種混合物を含むコーティング、染料、顔料、変性剤、添加物；印刷パターン又はエンボス加工；外部面材料のコーティング技術、例えば積層、トップコーティング、ディッピング、真空付着、噴霧、静電噴霧、粉体コーティング、液体コーティング、パリレンコーティング、さらに表面上への色の噴霧のような色付与技術；及び／又は上に挙げた効果を達成するために表面を変性する表面仕上げが可能である。先述した効果を達成するために使用される任意の材料は、本発明のタンポンアプリケータの１つ以上の内層を形成する、及び／又は、１つ以上の内層と一体であると考えられる。

最外層
タンポンアプリケータの最外部又は外層は、当業者に周知の任意の適切な材料及び／又はコーティングであってよい。本発明に使用される適切な材料及び／又はコーティングには、樹脂、ワックス、紙、プラスチック、又はこれらの任意の組み合わせが含まれるが、これらに限定されるものではない。本発明に使用される適切な樹脂には、エポキシ、アクリル、ウレタン、ポリエステル、シリコン、紫外線硬化エポキシ、紫外線硬化アクリル、電子ビーム硬化エポキシ、電子ビーム硬化アクリル、紫外線硬化シリコン、電子ビーム硬化シリコン、熱硬化シリコン、スチレン化アクリルのような変性樹脂、アクリル酸エポキシ、アクリル酸ポリエステル、ポリエステル、ビニルエステル、ビニルエーテル、塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテート、及びこれらの任意の内層の変性部又は組み合わせが含まれるが、これらに限定されるものではない。

例として、全体が参照してここに組み込まれる米国特許第５，９３１，８０３号は、本発明への使用に適した紫外線硬化エポキシ混合物を開示している。やはり例として、全体が参照してここに組み込まれる米国特許第６，２２１，４９７号は、本発明のコーティング組成物内への使用に適した紫外線硬化エポキシ混合物を開示している。

コーティング組成物は、コーティング組成物及び結果として生じるコーティングされたタンポンアプリケータの最終的な機能性を妥協することなく、コーティング組成物に審美特性を付与する、樹脂及び／又はワックスに添加した１つ以上の光学成分を含むこともできる。このような成分には、雲母、二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、オキシ塩化ビスマス、ホログラム材料、パールセント材料、反射性材料、グリター剤、金属効果着色料、干渉性着色料、液晶効果材料、又はこれらの任意の組み合わせが含まれるが、これらに限定されるものではない。上述の光学成分は、天然又は合成由来のものであってよい。本発明のコーティング組成物に使用する光学成分は、雲母、二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、オキシ塩化ビスマス、又はこれらの任意の組み合わせであることが好ましい。

１つ以上の光学成分が存在する場合には、これらはコーティング組成物中に、これの総重量に基づく約１〜７０重量％の量で含まれている。１つ以上の光学成分が好ましくは約２〜２５重量％の量で含まれることが好ましく、また約５〜１５重量％の量で含まれることがより好ましい。

コーティング組成物は、１つ以上の色成分を、単独で、又はコーティング組成物に選択的に色を付与する１つ以上の光学成分と組み合わせて含むことができる。適切な色成分には、顔料、染料、無機着色料、有機着色料、又はこれらの任意の組み合わせが含まれるが、これらに限定されるものではない。色を付与するために、コーティング組成中に１種以上の着色料が含まれることが好ましい。適切な着色料には、二酸化チタン、二酸化白色チタン、酸化鉄、赤酸化鉄、橙酸化鉄、白色硫化亜鉛、アルミニウム粉体、青銅粉体、Ｒｅｄ Ｌａｋｅ Ｃ、フタロシアニン緑色、フタロシアニン青色、フタロシアニン赤色、ジアリライドイエロー、キナクリドンレッド、ローダミンレッド、リソールルビン赤色、ナプトール赤色、ネオザポン赤色、カルビゾール紫色、カーボンブラック、又はこれらの任意の組み合わせを含んでよいが、これらに限定されるものではない。

１つ以上の色成分が樹脂及び／又はワックス中に存在する場合には、約０．００１〜５重量％の量で含まれている。この１つ以上の色成分は、好ましくは０．０１〜３重量％、より好ましくは約０．５〜１重量％の量で存在する。

例として、１つ以上の内層を光学的に拡張するために使用できる適切な材料には、ＲＡＤ−ＫＯＴＥ Ｋ２６１−Ｐｕｒｐｌｅ−Ｐｕｒｐｌｅ Ｔｉｎｔｅｄ Ｖａｒｎｉｓｈ、ＲＡＤ−ＫＯＴＥ Ｋ２６１−Ｒ１−Ｒｅｄ Ｔｉｎｔｅｄ Ｖａｒｎｉｓｈ、ＲＡＤ−ＫＯＴＥ Ｋ２６１−Ｂｌｕｅ１−Ｂｌｕｅ Ｔｉｎｔｅｄ Ｖａｒｎｉｓｈ、及び、パールセント製品２３ＫＲＣＣＶ１−ＨＬＰ３０（紫色、ピンク色、青色）とＫ２６１Ｐ １５３１（無色、紫色、ピンク色、青色）が含まれるが、これらに限定されるものではない。上述の材料は全てＲａｄＣｕｒｅ社より市販されているものである。適切な雲母成分の例には、Ｅｎｇｅｌｈａｒｄ社から、ＭＡＧＮＡＰＥＡＲＬ、ＭＥＡＲＬＩＮ、ＭＥＡＲＬＩＴＥ、ＬＵＭＩＮＡを含む様々な商標で販売されている成分、及び、ＡＦＦＬＡＩＲを販売するＭｅｒｃｋ社のＥＭ化学部門から販売されている成分が含まれるが、これらに限定されるものではない。

樹脂及び／又はワックス材料を１つ以上の選択色成分と独自に混合することで、基板に付加した場合に、選択色成分なしで、類似のコーティングと比較可能及び／又はこれよりも優位の特性を例示するコーティングができることが、予想外にわかった。さらに、このコーティング組成物は、プラスチックのものと類似した機能及び審美の両方の特性を呈する。これは、コーティング組成物で被覆した厚紙製タンポンアプリケータの場合には特に重要である。

さらに意外にも、このコーティング組成物によってつやが増加することもわかった。この結果、コーティング組成物により視覚的な見かけが良くなる。さらに、例として、厚紙製タンポンアプリケータにコーティング組成物を付加した場合、増加したつやにより、厚紙製アプリケータがプラスチック状の見た目を有するようになる。ＡＳＴＭ Ｄ５２３に従って６０°の角度で測定され、本発明のコーティング組成物に属するこのつやは、約３０〜９５の範囲内、好ましくは約３０〜６０である。

コーティング組成物の別の重要な属性は、優れた無変色性を備えている点である。ここで使用する無変色性という用語は、材料がこれの処理、検査、収容、又は使用の最中に遭遇し得る任意の環境に露出された結果、材料がこれの任意の色特徴において変更すること、隣接する材料へこれの任意の顔料が移ること、又はこれらの両方を生じることに対する、材料の抵抗である。本発明のコーティング組成物に、例えばＡＡＴＣＣ検査方法８−１９８１に従った検査を実施したところ、色移りがほとんど、もしくは全くなかった。

さらに、従来の知識と異なり、コーティング組成物の別の重要な属性である引張強度、引張モジュール、及び延長が、本発明によるコーティング組成物によって妥協するということがない。

特に、本発明のコーティング組成物によって、０．１〜０．２の運動摩擦係数測定が達成される。

このコーティング組成物は、タンポンアプリケータに低い摩擦係数及び増加したつやを提供するだけでなく、色付きの、プラスチック状の外観をも提供する。さらに、コーティングは０．５ｍｇ／ｉｎ^２を超えない低い抽出可能性を有する。

一旦調合されたら、コーティング組成物を、基板コーティングの技術で周知の任意の処理によって、１つ以上の任意の内層に付加することができる。適切な処理には、噴霧、トップコーティング、ロールコーティング、ディッピング、印刷、溶融、押し出し、ホットメルト押し出し、スロットダイ、ナイフ、グラビア印刷、オフセットグラビア印刷、フレキソ印刷、凸版印刷、オフセット及びリソグラフ、スクリーニング、又はこれらの任意の組み合わせが含まれるが、これに限定されるものではない。

本発明による厚紙製タンポンアプリケータの場合、外層を形成するコーティング組成物が１つ以上の内層の外面に付加されて、基礎となるタンポンアプリケータ構造を形成することが好ましい。１つ以上の変性させた内層と、好ましくは外層とを含むこの基礎となるタンポンアプリケータ構造が、タンポンアプリケータ製品内に形成される。タンポンアプリケータは、らせん状に巻いていることが好ましいが、しかし、渦巻き型に形成することも可能である。

外層を形成するコーティング組成物をアプリケータ全体に、又はアプリケータの所望の任意部分に付加することができる。これは、円筒及び／又はプランジャの任意の部分を含むアプリケータの、任意の部分を含んでよい。この結果、タンポンアプリケータに、任意の所望の１つ以上の特性を選択的に付加できるようになる。

タンポンアプリケータ上へのコーティング組成物の所望の特性の付加を達成するために、コーティングを約２〜５０ミクロンの厚さで付加する必要があることがわかった。コーティングが約３〜６ミクロンの厚さを有することが好ましい。

例
以下の例又は実施形態は、本発明のタンポンアプリケータの１つ以上の内層に加えることができる多くの新規変性を例証し、また、本発明のどのような形にも限定しないことを目的とする。

本発明の一実施形態では、タンポンアプリケータの円筒及びプランジャは、同一の内層の変性部を含んでよいため、アプリケータ全体にかけて一様な審美特性及び／又は機能特性が得られる。例証の方法によって、また図１を参照すると、内層２８、３０、内層４２、４４の一方又は両方は、顔料、着色料、染料、パールセンス、又はこれらの任意の組み合わせのような１つ以上の同一の光学拡張材料を有することができるが、これらに限定されるものではない。この結果、タンポンアプリケータ１０全体にこの光学拡張が存在することになる。

本発明の別の実施形態では、内層２８、３０が変性される、及び／又は、内層４２、４４とは異なる材料を含む。この結果、円筒２０が、プランジャ４０に関連するものとは異なる審美特性及び／又は機能特性を有することになる。例えば円筒上の摩擦係数を低く保ちながらも、プランジャの握持性を拡張したい場合に、これは特に有益である。これは、円筒２０及びプランジャ４０の内層（１つ又は複数）の材料／変性を変更することで、本発明によって容易に達成できる。

本発明のさらに別の実施形態では、円筒を成している１つ以上の内層の分離範囲を変更することで、タンポンアプリケータ円筒の引き込み端部にフィンガーグリップ範囲を形成することができる。図２を参照すると、タンポンアプリケータ１０は、引き込み端部２４を設けた円筒２０を有する。内層３０は、本発明の１つ以上の変性剤によって変性され、この結果、フィンガーグリップ範囲５０内の引き込み端部２４に、上昇させた又は質感を持たせた表面３６が得られる。

図１、図２に関連して上述した原理は、タンポンアプリケータ円筒、プランジャ、又はこれら両方の任意の部分又は範囲に適用できることが理解されるべきである。タンポンアプリケータの初期形成中にこのような変性を提供する機能により、例えばフィンガーグリップを形成するための別の工程を設ける必要が排除される。この結果、かなりの時間効率性及びコスト効率性が得られる。

本発明の別の実施形態では、タンポンアプリケータの少なくとも１つの内層を色付きに変性することで、色の付いたアプリケータが得られる。この内層の変性部は、着色したワックスのような色付きコーティング材料を含むか、又は色付きの紙あるいはプラスチック材料を含むことができる。１つ以上の内層に対するこの内層の変性部は、一様であってもよいし、あるいは、アプリケータの任意の部分に任意の所望の複数の色、又はパターン化した効果を実施してもよい。これにより、アプリケータは、本発明により、外層コーティング又は樹脂、ワックス、もしくはこれらの組み合わせを含むことが可能になる。

本発明の別の実施形態では、複数層型タンポンアプリケータの少なくとも１つの内層はエンボス加工した紙層を含む。この場合のエンボス加工は、アプリケータ全体にわたってパターン化されたものであり、任意の１つの範囲に限定されたものでないことが好ましい。さらに、このアプリケータは、本発明による外層を形成するためのコーティングを含むことができる。

本発明の別の実施形態では、１つ以上の内層は潤滑剤を含むように変性される。タンポンアプリケータはさらに、ワックス、樹脂、又はこれらの任意の組み合わせのような外部コーティング材料を含む。潤滑剤は、タンポンアプリケータの使用者に潤滑を提供するために、外層表面を通り、外層表面内へ、また外層表面上へ移動することができる。

本発明の別の変形は、先述の示唆から当業者に明白であろう。さらに、本発明を特定の実施形態及びこれの特定の詳細に関連して説明したが、これらの詳細は本発明の範囲を限定するように解釈されることを意図するものではない。

本発明による多層型タンポンアプリケータの断面図である。 本発明によるフィンガーグリップを形成する内層の変性部を有する多層型タンポンアプリケータの断面図である。

Claims (45)

1. １つ以上の内層を備えるタンポンアプリケータであって、
   前記１つ以上の内層は、少なくとも１つの内層の変性部を有し、前記内層の変性部は、前記少なくとも１つの内層の変性部を設けないタンポンアプリケータと比べより高い審美特性及び／又は機能特性を前記タンポンアプリケータに与える、タンポンアプリケータ。
2. 前記タンポンアプリケータは、円筒、プランジャ、フィンガーグリップ、１つ以上の挿入ペタル、及びこれらの任意の組み合わせを備える、請求項１に記載のタンポンアプリケータ。
3. 前記少なくとも１つの内層の変性部は、１つ以上の光学拡張材料、表面変性材料、表面変性部、及びこれらの任意の組み合わせを含む、請求項１に記載のタンポンアプリケータ。
4. 前記１つ以上の光学拡張材料は、コーティング、キャストコーティング紙、色紙、染色紙、着色紙、エンボス加工を施した紙、光学拡張材料を染み込ませた紙、ゲートロール紙、リリース紙、ティッシュペーパー、着色ワックス、リップグロス顔料を含むワックス、ラッカー、雲母、二酸化チタン被覆雲母、酸化金属、オキシ塩化ビスマス、重合体、重合体混合物、共重合体、重合体コーティング、着色料、染料、顔料、ホログラム、パールセント、反射性材料、グリター剤、可塑剤、柔軟剤、弾性剤、及びこれらの任意の組み合わせからなるグループより選択される、請求項３に記載のタンポンアプリケータ。
5. 前記１つ以上の光学拡張材料は、コーティング、色紙、染色紙、着色紙、エンボス加工を施した紙、光学拡張材料を染み込ませた紙、着色したワックス、リップグロス顔料を含むワックス、ラッカー、雲母、二酸化チタン被覆雲母、酸化金属、オキシ塩化ビスマス、着色料、染料、顔料、ホログラム、パールセント、反射性材料、グリター剤、及びこれらの任意の組み合わせからなるグループより選択される、請求項３に記載のタンポンアプリケータ。
6. 前記１つ以上の光学拡張材料はコーティングである、請求項１に記載のタンポンアプリケータ。
7. 前記コーティングは、樹脂、ワックス、及びこれらの任意の組み合わせを備える、請求項６に記載のタンポンアプリケータ。
8. 前記コーティングは、エポキシ、アクリル、ウレタン、ポリエステル、シリコン、紫外線硬化エポキシ、紫外線硬化アクリル、電子ビーム硬化エポキシ、電子ビーム硬化アクリル、紫外線硬化シリコン、電子ビーム硬化シリコン、熱硬化シリコン、また、スチレン化アクリル、アクリル酸エポキシ、アクリル酸ポリエステル、ポリエステル、ビニルエステル、ビニルエーテル、塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテートのような変性樹脂、及びこれらの任意の組み合わせからなるグループより選択した樹脂を備える、請求項７に記載のタンポン。
9. 前記コーティングは、雲母、二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、オキシ塩化ビスマス、ホログラム材料、パールセント材料、反射性材料、グリター剤、金属効果着色料、干渉着色料、液晶効果材料、及びこれらの任意の組み合わせからなるグループより選択した１つ以上の光学成分をさらに備える、請求項６に記載のタンポンアプリケータ。
10. 前記１つ以上の光学成分は、前記コーティング中に、このコーティングの総重量に基づく約１〜７０重量％の量で含まれている、請求項９に記載のタンポンアプリケータ。
11. 前記コーティングは、１つ以上の色成分を備える、請求項６に記載のタンポンアプリケータ。
12. 前記１つ以上の色成分は、顔料、染料、無機着色料、有機着色料、及びこれらの任意の組み合わせからなるグループより選択される、請求項１１に記載のタンポンアプリケータ。
13. 前記１つ以上の色成分は、二酸化チタン、二酸化白色チタン、酸化鉄、赤酸化鉄、橙酸化鉄、白色硫化亜鉛、アルミニウム粉体、青銅粉体、Ｒｅｄ Ｌａｋｅ Ｃ、フタロシアニン緑色、フタロシアニン青色、フタロシアニン赤色、ジアリライドイエロー、キナクリドンレッド、ローダミンレッド、リソールルビン赤色、ナプトール赤色、ネオザポン赤色、カルビゾール紫色、カーボンブラック、及びこれらの任意の組み合わせからなるグループより選択した１つ以上の着色料である、請求項１１に記載のタンポンアプリケータ。
14. 前記１つ以上の色成分は、前記コーティング中に、前記コーティングの総重量に基づいた約０．００１〜５重量％の量で存在する、請求項１１に記載のタンポンアプリケータ。
15. 前記コーティングは、１つ以上の光学成分と、１つ以上の色成分を備える、請求項６に記載のタンポンアプリケータ。
16. 前記１つ以上の表面変性材料は、潤滑剤、表面硬質性変性剤、表面軟性変性剤、研磨材料、親水性材料、疎水性材料、ポリウレタン、アクリル、ＰＶＣ、シリコン、ＰＴＦＥ、パラフィン、フェノール、フッ素重合体、ポリエステル、エポキシ、ビニル、ポリアミドイミド、ＰＰＳ、ナイロン、パリレン、ウレタン、ポリアミド、多硫化物、Ｐｅｎｆｏｒｄ Ｇｕｍ ２８０ Ｓｔａｒｃｈ、キャストコーティング紙、表面が滑らかな紙、噴霧処理した紙、及びこれらの任意の組み合わせからなるグループより選択される、請求項３に記載のタンポンアプリケータ。
17. 前記１つ以上の表面変性部は、物理的な表面デザイン、機械的な表面デザイン、エッチング、スクラッチング、質感加工、エンボス加工、陥没、突出、デザイン、焼印、装飾物、紙上のゲートロール材料、透かし、印刷紙、及びこれらの任意の組み合わせからなるグループより選択される、請求項３に記載のタンポン。
18. 外層をさらに備える、請求項１に記載のタンポンアプリケータ。
19. 前記外層は、コーティング、紙、プラスチック、及びこれらの任意の組み合わせからなるグループより選択される、請求項１８に記載のタンポンアプリケータ。
20. 前記外層は、樹脂、ワックス、及びこれらの任意の組み合わせからなるグループより選択したコーティングである、請求項１９に記載のタンポンアプリケータ。
21. 前記樹脂は、エポキシ、アクリル、ウレタン、ポリエステル、シリコン、紫外線硬化エポキシ、紫外線硬化アクリル、電子ビーム硬化エポキシ、電子ビーム硬化アクリル、紫外線硬化シリコン、電子ビーム硬化シリコン、熱硬化シリコン、また、スチレン化アクリル、アクリル酸エポキシ、アクリル酸ポリエステル、ポリエステル、ビニルエステル、ビニルエーテル、塩化ビニル、ポリニビルアルコール、ポリビニルアセテートのような変性樹脂、及びこれらの任意の組み合わせからなるグループより選択される、請求項２０に記載のタンポンアプリケータ。
22. 前記コーティングは、雲母、二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、オキシ塩化ビスマス、ホログラム材料、パールセント材料、反射性材料、グリター材料、金属効果着色料、干渉着色料、液晶効果材料、及びこれらの任意の組み合わせからなるグループより選択した１つ以上の光学成分をさらに備える、請求項１９に記載のタンポンアプリケータ。
23. 前記１つ以上の光学成分は、前記コーティング中に、コーティングの総重量に基づく約１〜７０重量％の量で含まれる、請求項２２に記載のタンポンアプリケータ。
24. 前記コーティングは、１つ以上の色成分を備える、請求項１９に記載のタンポンアプリケータ。
25. 前記１つ以上の色成分は、顔料、染料、無機着色料、有機着色料、及びこれらの任意の組み合わせからなるグループより選択される、請求項２４に記載のタンポンアプリケータ。
26. 前記１つ以上の色成分は、二酸化チタン、二酸化白色チタン、酸化鉄、赤酸化鉄、橙酸化鉄、白色硫化亜鉛、アルミニウム粉体、青銅粉体、Ｒｅｄ Ｌａｋｅ Ｃ、フタロシアニン緑色、フタロシアニン青色、フタロシアニン赤色、ジアリライドイエロー、キナクリドンレッド、ローダミンレッド、リソールルビン赤色、ナプトール赤色、ネオザポン赤色、カルビゾール紫色、カーボンブラック、及びこれらの任意の組み合わせからなるグループより選択した１つ以上の着色料である、請求項２４に記載のタンポンアプリケータ。
27. 前記１つ以上の色成分は、前記コーティング中に、前記コーティングの総重量に基づいた約０．００１〜５重量％の量で存在する、請求項２４に記載のタンポンアプリケータ。
28. 前記コーティングは、１つ以上の光学成分と、１つ以上の色成分を備える、請求項１９に記載のタンポンアプリケータ。
29. 前記タンポンアプリケータは、円筒及びプランジャを有し、前記１つ以上の内層の変性部は、前記円筒とプランジャとの両方に均一に付加される、請求項１に記載のタンポンアプリケータ。
30. 前記タンポンアプリケータは、円筒及びプランジャを有し、前記円筒への１つ以上の内層の変性部は、前記プランジャに成された１つ以上の内層の変性部と異なる、請求項１に記載のタンポンアプリケータ。
31. 前記タンポンアプリケータは、前記円筒の１つ以上の分離範囲への１つ以上の内層の変性部を設けた円筒を有する、請求項１に記載のタンポンアプリケータ。
32. 前記タンポンアプリケータは、前記プランジャの１つ以上の分離範囲への１つ以上の内層の変性部を設けたプランジャを有する、請求項１に記載のタンポンアプリケータ。
33. 挿入端部と、この挿入端部の反対に位置する引き込み端部とを設けた円筒を備え、この円筒の前記引き込み端部は、フィンガーグリップ範囲を形成するための１つ以上の内層の変性部を備える、タンポンアプリケータ。
34. 少なくとも１つの色付き内層を備えるタンポンアプリケータであって、前記少なくとも１つの色付き内層は、色付きコーティング材料、色付きワックス、色付き樹脂、色紙、色付きプラスチック、及びこれらの任意の組み合わせからなるグループより選択される、タンポンアプリケータ。
35. 樹脂コーティング、ワックスコーティング、及びこれらの任意の組み合わせからなるグループより選択した外層をさらに備える、請求項３４に記載のタンポンアプリケータ。
36. エンボス加工を施した紙の１つ以上の内層を備えるタンポンアプリケータであって、前記エンボス加工はアプリケータ全体にわたりパターン化されている、タンポンアプリケータ。
37. 樹脂コーティング、ワックスコーティング、及びこれらの任意の組み合わせからなるグループより選択した外層をさらに備える、請求項３６に記載のタンポンアプリケータ。
38. １つ以上の内層を有するタンポンアプリケータであって、前記１つ以上の内層は１種以上の潤滑剤を含む、タンポンアプリケータ。
39. 前記１種以上の潤滑剤は、グリセリン、グリセリド、トリグリセリド、鉱油、植物油、植物抽出剤、アロエ、キウイ抽出剤、シリコン、及びこれらの任意の組み合わせからなるグループより選択される、請求項３８に記載のタンポンアプリケータ。
40. 樹脂コーティング、ワックスコーティング、及びこれらの任意の組み合わせからなるグループより選択した外層をさらに備える、請求項３８に記載のタンポン。
41. 前記タンポンアプリケータの使用者に潤滑性を提供するために、前記１種以上の潤滑剤は前記外層を通って移動することができる、請求項４０に記載のタンポンアプリケータ。
42. エンボス加工した紙の１つ以上の内層をさらに備える、請求項３８に記載のタンポンアプリケータ。
43. １つ以上の内層を有するタンポンアプリケータを製造する方法であって、
    １つ以上の光学拡張材料、表面変性材料、表面変性剤、及びこれらの任意の組み合わせによって、前記１つ以上の内層を変性させる工程を備え、
    前記タンポンアプリケータは、１つ以上の内層を変性しないタンポンアプリケータと比べて向上した審美特性及び／又は機能特性を有する、方法。
44. 前記タンポンアプリケータに外層を付加する工程をさらに備える、請求項４３に記載の方法。
45. 前記外層は、樹脂、ワックス、及びこれらの任意の組み合わせからなるグループより選択される、請求項４４に記載の方法。

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