JP2005206641A - 着色組成物と捺染布帛 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属顔料配合の光輝性組成物の皮膜の上に、有彩色顔料配合の着色組成物の皮膜を重ねることなく、金属顔料固有の色彩とは異なる有彩色の光輝性皮膜を形成する。
【解決手段】鱗片状アルミニウム粉末と着色剤とバインダーと酸化チタン及び/又は雲母粉末を主材として光輝性着色組成物を調製し、口紅、頬紅、眉墨、調髪、アイシャドウ、マニキア等の化粧料、インク、塗料、捺染糊等として使用する。鱗片状アルミニウム粉末の平均粒径を50μm以下、酸化チタンと雲母の平均粒径を10μm以下、着色剤の平均粒径を1μm以下とし、鱗片状アルミニウム粉末の平均粒径を酸化チタンと雲母の平均粒径よりも大きくするとよい。光輝性着色組成物を捺染糊として布帛12に印捺する場合、その印捺塗膜20に光輝性転写フイルムを重ね合わせて光輝性皮膜13を転写することも出来る。
【選択図】図2

Description

本発明は、光輝性を有する口紅、頬紅、眉墨、調髪、アイシャドウ、マニキア等の化粧料、インク、塗料、捺染糊等の着色組成物と光輝性を有する捺染布帛に関するものである。
アルミニウム箔を粉砕して成る80〜300メッシュの鱗片状アルミニウム粉末を配合した塗料をメタルスクリーン版を通して不織布に塗布し、光輝性内装材を製造することは公知である(例えば、特許文献1参照)。基材にベタ塗り塗膜を塗布し、そのベタ塗り塗膜の上に、平均粒径5〜20μmの鱗片状アルミニウム粉末を配合したアクリレート系エマルジョンを塗布し、アルミニウムを蒸着したかの如くメタリック感のある化粧シートを製造し、その上に印刷柄を施し、その印刷柄に光輝性を付与することは公知である(例えば、特許文献2参照)。脂肪酸で処理した平均粒径15〜75μmの片状黄銅金属粉100重量部に対し、分子量600以下のポリエチレングリコールを2〜20重量部混合被覆して成る捺染用金粉は公知である(例えば、特許文献3参照)。基材に酸化チタンを配合した下地隠蔽用インクを塗布し、その下地隠蔽塗膜の上に金属粉等の光輝性金属顔料を配合した光輝性インクを塗布し、次いで有彩色顔料を配合した柄印刷用インクをグラビア印刷することによって、印刷柄の色相と光輝性の色合わせと色補正を行うことは公知である(例えば、特許文献4参照)。金属薄膜の片面または両面に有彩色顔料を配合した樹脂塗膜を積層して成る着色箔を破砕して成る金属光沢を有する有彩色光輝性金属顔料(着色粉)を、塗料やインクに配合して使用することは公知である(例えば、特許文献5参照)。本発明者は、金属蒸着フイルムやホログラフィックフイルム等の光輝性皮膜の積層された光輝性フイルムに熱融着性バインダーを塗布し、その熱融着性バインダーに被覆された光輝性フイルムを粉砕して接着性光輝性粉末とし、それを布帛に散布し加熱融着して光輝性布帛を製造する方法を公開している(例えば、特許文献6参照)。
特許第2938455号公報(特開平1−192883)(請求項1、実施例)。 特許第2679483号公報(特開平5−111991)(請求項1、0010、実施例、発明の効果)。 特許第2638697号公報(特開平5−39448)(請求項1)。 特公平8−11435号公報(特開平7−9650)(請求項1、0010、0039)。 実公平1−368915号公報(実開昭62−21041)(実用新案登録請求の範囲、実施例、第1表)。 特開平10−37085号公報(要約書、請求項1、0016、図1)。
アルミニウム粉末その他の光輝性金属顔料を配合した光輝性捺染糊を印捺して描出される印捺模様の色彩は、その光輝性金属顔料の素材とするアルミニウムや黄銅等の金属素材固有の色彩に限られる。従来技術において、その金属素材固有の色彩を他の色彩に変える場合、その光輝性金属顔料を有する光輝性皮膜の上に、通常の着色顔料を配合した捺染糊や塗料インクを印捺積層することとしている(例えば、上記特許文献2と4と5参照)。つまり、光輝性金属顔料の光輝性皮膜の発する光輝が、着色顔料の塗膜を透過することによって、その透過する着色顔料の塗膜の色彩を帯びるようにすると言うものである。その場合、印捺工程が、光輝性捺染糊の印捺工程と通常の着色捺染糊の印捺工程との2工程になって工程管理が複雑になる。それだけではなく、上記特許文献4も指摘するように、光輝性捺染糊の塗膜の着色捺染糊の塗膜との色相と光輝性の色合わせと色補正を逐一行わなければならず、その調整に多大な労力と時間を要する。金属蒸着フイルムやホログラフィックフイルムを粉砕したグリッターと称される光輝性粉末は、プラスチックフイルムをベースとするので粉砕が困難で高価であり、又、細かく粉砕するにも限度があって捺染スクリーンを透過する程に細かく粉砕することは出来ない。
そこで本発明は、光輝性金属顔料を配合した光輝性捺染糊に有彩色顔料を配合し、それを布帛に印捺して光輝性金属顔料固有の色彩とは異なる有彩色の光輝性捺染布帛を得ることを目的とする。
本発明に係る着色組成物は、鱗片状アルミニウム粉末と酸化チタン及び/又は雲母粉末と着色剤とバインダーを含有することを第1の特徴とする。
本発明に係る着色組成物の第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、鱗片状アルミニウム粉末の平均粒径が50μm以下、酸化チタンと雲母の平均粒径が10μm以下、着色剤の平均粒径が1μm以下である点にある。
本発明に係る着色組成物の第3の特徴は、上記第1、第2の何れかの特徴に加えて、鱗片状アルミニウム粉末の平均粒径が酸化チタンと雲母の平均粒径よりも大きく、酸化チタンと雲母の平均粒径が着色剤の平均粒径よりも大きい点にある。
本発明に係る着色組成物の第4の特徴は、上記第1、第2、第3の何れかの特徴に加えて、鱗片状アルミニウム粉末の含有量が酸化チタンと雲母の含有量よりも多い点にある。
本発明に係る着色組成物の第5の特徴は、上記第1、第2、第3、第4の何れかの特徴に加えて、バインダーが、パラフィン、ワックス、セレシン、ミツロウ、ラノリン、スクワラン、ワセリンの1種以上である点にある。
本発明に係る着色組成物の第6の特徴は、上記第1、第2、第3、第4の何れかの特徴に加えて、バインダーが熱可塑性合成樹脂エマルジョンである点にある。
本発明に係る捺染布帛は、布帛12に鱗片状アルミニウム粉末11と酸化チタン及び/又は雲母粉末と着色剤とバインダーを含有する着色組成物を印捺して成ることを第1の特徴とする。
本発明に係る捺染布帛の第2の特徴は、布帛12に鱗片状アルミニウム粉末11と酸化チタン及び/又は雲母粉末と着色剤とバインダーを含有する着色組成物の印捺箇所に光輝性皮膜の積層された転写フイルムを重ね合わせ、そのフイルムから布帛12に光輝性皮膜13を転写して成る点にある。
本発明に係る捺染布帛の第3の特徴は、上記第2の特徴に加えて、布帛12が織目または編目による凹部14と凸部15を有する織編布帛であり、その凹部14に未転写部を残し、その凸部15に光輝性皮膜13を転写して成る点にある。
本発明によると、着色組成物の塗膜20は、金属薄膜の上に有彩色捺染塗膜を積層したかの如く有彩色の金属光沢を帯び、その配合した着色剤の色彩に応じた多彩な光輝性化粧料や光輝性印刷物、光輝性内装材、光輝性化粧シート、光輝性捺染布帛等が得られる。
着色組成物のバインダーを熱可塑性合成樹脂エマルジョンとし、その印捺塗膜の上に光輝性皮膜の積層された転写フイルムを重ね合わせ、その転写フイルムから布帛12に光輝性皮膜13を転写すると、その転写皮膜13と印捺塗膜20の光沢が融和し、それらの転写皮膜13と印捺塗膜20が一体になった美観を呈する。このため、連続している印捺塗膜20の一部にフイルムの光輝性皮膜13を転写すると、その平滑な光輝性皮膜13が転写されて強い光輝を帯びた転写部分(13)から、光輝性皮膜13が転写されずに糸条の細かい起伏が現れて弱い光輝を帯びた未転写部分(21・22・23)へと光沢がなだらかに変化したボカシ柄の光輝性捺染布帛が得られる。
光輝性金属顔料(鱗片状アルミニウム粉末)の配合率を変えた数種類の光輝性着色組成物を部分的に塗着し、或いは、光輝性着色組成物の塗着量を部分的に変えて連続した印捺塗膜21・22・23を形成することによって印捺図柄をボカシ調にすることも出来る。即ち、図3に図示するように、光輝性皮膜13が転写されて強い光輝性を帯びた転写部分(13)から光輝性皮膜13の転写されない鱗片状アルミニウム粉末の配合された印捺塗膜21に続き、その光輝性着色組成物の塗着量の多い印捺塗膜21から光輝性着色組成物の塗着量の少ない印捺塗膜22に続き、そこから更に光輝性着色組成物の塗着量の少ない印捺塗膜23へと光沢がなだらかに変化したボカシ調の光輝性捺染布帛を得ることが出来る。
本発明によると、従来技術において酸化チタンや雲母や有彩色顔料が配合されずに使用されていた光輝性金属顔料配合捺染糊に酸化チタンや雲母と共に有彩色顔料を配合することによって光輝性金属顔料の色彩とは異なる有彩色の光輝性捺染布帛が得られるのであるが、そのように従来技術において光輝性金属顔料配合捺染糊に酸化チタンや雲母と共に有彩色顔料が配合されることがなかった理由は、特に粒径の細かい光輝性金属顔料は、その捺染糊に配合する前の乾燥した粉末状態では強い光輝を発するものの、それを捺染糊に配合すると空気とバインダーとの光の屈折率の相異によって光輝が低下して金属素材固有の色相が強く現れて黒ずむ一方、酸化チタンや有彩色顔料が光輝性を有しないが故に、それらを配合することは光輝性金属顔料の光輝性を維持する上でマイナス要因になると考えられていたことによるものと思われる。
事実、強い光輝を発する鱗片状アルミニウム粉末を配合した捺染糊に有彩色顔料を配合しても、その有彩色顔料の色彩は鱗片状アルミニウム粉末による強い光輝に影響されて印捺塗膜には現れず、その配合は無駄になる。しかし本発明の効果は、有彩色顔料に加えて酸化チタンと雲母を鱗片状アルミニウム粉末配合捺染糊に配合して生じるものであるが、その生じる理由は、酸化チタンと雲母が鱗片状を成していて鱗片状アルミニウム粉末の強い光輝を抑え、その酸化チタンと雲母が鱗片状を成していて白色であって隠蔽性を有するので、その酸化チタンと雲母の表面が有彩色顔料に覆われて有彩色を呈する一方、隠蔽する鱗片状の酸化チタンや雲母の周りに鱗片状アルミニウム粉末の一部が露出して光輝を発することによるものと考えられる。
更に詳しく説明すると、印捺塗膜20の細部において、上記特許文献4が示唆するように、酸化チタンや雲母が鱗片状アルミニウム粉末の一部に細かい隠蔽性ベタ塗り層を形成し、そのベタ塗り層の上に有彩色顔料が細かく塗着して発色し、その細かく発色する鱗片状の酸化チタンや雲母の有彩色と、その鱗片状の酸化チタン及び/又は雲母粒子の周囲に細かく露出する鱗片状アルミニウム粉末の一部が発する光輝が融合し、恰も、印刷画面における色彩の異なる細かい数個の網点が融合し、その色彩の異なる細かい網点の分布密度に応じて印刷画面を多彩に彩るように、印捺塗膜20が光輝性の有彩色を呈することになるものと考えられる。
そのように鱗片状アルミニウム粉末の一部が隠蔽されることなく鱗片状の酸化チタンや雲母粒子の周囲に露出するようにするためには、鱗片状アルミニウム粉末の配合量を酸化チタンと雲母の配合量よりも多くすると共に、鱗片状アルミニウム粉末の平均粒径を酸化チタンと雲母の平均粒径よりも大きくし、酸化チタンと雲母の平均粒径を着色剤の平均粒径よりも大きくすると効果的であり、概して、鱗片状アルミニウム粉末の平均粒径を50μm以下、酸化チタンと雲母の平均粒径を10μm以下、着色剤の平均粒径を1μm以下にするとよい。そのように、鱗片状アルミニウム粉末の平均粒径を50μm以下とするのは、衣料用布帛に使用される繊維の太さが概して30μm以下(例えば、絹繊維の太さは概して15〜30μm)であり、その複数本の繊維が集まって太さが概して160μm前後(約200dtex)の糸条を構成しており、光輝性着色組成物のバインダーの配合量が少なくても鱗片状アルミニウム粉末が糸条に密着一体化し、又、そのようにバインダーの配合量を少なくすることによって捺染布帛の風合いが光輝性着色組成物の印捺塗膜によって損なわれないようにするためである。そのためには、鱗片状アルミニウム粉末の平均粒径を繊維の太さと同程度となる3〜30μmとし、酸化チタンと雲母の平均粒径を1μm以下とし、鱗片状アルミニウム粉末が細かく分散して布帛の表面を構成している1本1本の繊維に密着一体化するようにするとよい。
本発明において「酸化チタン及び/又は雲母粉末を含有する」とは、少なくとも酸化チタン粉末と雲母粉末との何れか一方を含有することを意味する。光輝性着色組成物には酸化チタン粉末と雲母粉末を併用するとよく、雲母粉末の併用によって印捺塗膜20の色調が深みを帯びたものとなる。雲母の表面には、酸化チタンや酸化鉄等によるコーティングを施しておくとよい。
織目や編目による凹部14と凸部15を有する織編布帛に、その凹部14に未転写部を残し、その凸部15に光輝性皮膜13を転写すると、光輝性着色組成物の印捺塗膜20と光輝性皮膜13の光沢が融和し、凹部14の未転写部に繊維による細かい起伏が現れ、光輝性皮膜13による扁平感が抑えられ、光輝性皮膜13の転写されていない通常の捺染布帛と同様に感触が軟らかく、極自然に光輝を放つ光輝性捺染布帛が得られる。そのためには、織物では、その織組織を経糸と緯糸の何れか一方が他方よりも表面に多く浮き出る綾織組織、つまり非平織組織、例えば図3に図示する如く斜文織組織とすることが望ましい。この点、編物では、編糸がニードルループとシンカーループとで表裏反転する編目を形成しており、そのニードルループとシンカーループとによる起伏の大きい凹凸を有するので、本発明を効果的に実施する上で編組織を格別考慮する必要はない。
転写フイルムに積層されている光輝性皮膜13を布帛12へと転写するには、光輝性着色組成物のバインダーには熱融着性を有する熱可塑性合成樹脂エマルジョンを用い、その乾燥した印捺塗膜20に光輝性皮膜13の積層されている転写フイルムを重ね合わせて加熱圧着するとよい。光輝性着色組成物の塗着量は、印捺塗膜20の厚みが100μm以下になるように、捺染スクリーンの厚みによって設定する。そのように印捺塗膜20の厚みを100μm以下にすると、鱗片状アルミニウム粉末と有彩色顔料に彩られた鱗片状の酸化チタンや雲母が細かく点在して有彩色の光輝性捺染布帛が効率的に得られる。着色剤には、有彩色顔料の他に染料を適用することも出来る。熱融着性を有するバインダーとしては、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合系樹脂、ウレタン系樹脂の各エマルジョンが使用される。
光輝性着色組成物の塗着量を部分的に変え、その塗着量の多い部分(21)から少ない部分(23)へと塗着量がなだらかに変化するように印捺し、その塗着量がなだらかに変化した印捺塗膜(21〜23)に光輝性皮膜13の積層されている転写フイルムを重ね合わせて加熱圧着すると、その光輝性皮膜13は、光輝性着色組成物の塗着量の少ない部分(22・23)に比して塗着量の多い部分(21)に強く転写され、光輝性皮膜13に縁取られて光輝性がなだらかに変化したボカシ調の光輝性捺染布帛が得られる。光輝性着色組成物の塗着量を部分的に変えるには、グラビアロールにあってはその周面に彫刻する印捺図柄の彫刻深さを部分的に変え、捺染スクリーンにあってはその表面に穿設される印捺図柄の穿孔の孔径や穿孔密度を部分的に変える。
ボカシ調の光輝性捺染布帛を得るには、異なる有彩色顔料を配合した数種類の光輝性着色組成物、或いは、有彩色顔料やアルミニウム粉末の配合量の異なる数種類の光輝性着色組成物を調製し、その数種類の中の一部の光輝性着色組成物に熱融着性樹脂を配合し、その熱融着性樹脂の配合された光輝性着色組成物の印捺塗膜(21)にだけ光輝性皮膜が転写されるようにしてもよい。
以下、布帛に光輝性着色組成物を印捺して成る捺染布帛の実施例について説明するが、本発明の光輝性着色組成物は、捺染糊の他に口紅、頬紅、眉墨、調髪、アイシャドウ、マニキア等の化粧料(化粧品)として使用することも出来、又、インクや塗料として紙やプラスチックフィルム等に印捺・塗布して光輝性内装材や光輝性化粧シート等を得るために適用することも出来、その適用範囲は捺染分野に限定されない。口紅、頬紅、眉墨、調髪、アイシャドウ等の化粧料に適用される光輝性着色組成物には酸化防止剤、消炎剤、抗菌剤、香料、ビタミン剤その他の薬用成分が配合され、そのバインダーには、パラフィン、ワックス、セレシン、ミツロウ、ラノリン、スクワラン、ワセリン等の粘結性を有する油性化合物が使用される。
アクリル樹脂エマルジョン(樹脂分重量50%)80重量部、酸化チタン(平均粒径0.4μm)3.5重量部、アルミニウム粉末(平均粒径21μm)4.5重量部、ポリアクリル酸ソーダー増粘剤(固形分重量30%)1・0重量部、緑色顔料(平均粒径0.1μm以下)4.5重量部、水12・0重量部によって調製した光輝性捺染糊を、穿孔密度をなだらかに変えて印捺図柄を穿設した150メッシュ捺染スクリーンによって斜文織組織の織物12に印捺乾燥し、180℃にて5分間熱処理した後、金属蒸着皮膜の積層された転写フイルムを重ね合わせて加熱圧着し、穿孔密度の大きい印捺塗膜21に光輝性皮膜13が転写され、穿孔密度の少ない印捺塗膜22を経て穿孔密度が更に少ない印捺塗膜23へと緑色の濃度と光輝の度合いがなだらかに変化したボカシ調の光輝性捺染布帛を得た。
本発明に係る光輝性捺染布帛の拡大斜視図である。 本発明に係る光輝性捺染布帛の拡大斜視図である。 本発明に係る光輝性捺染布帛の拡大表面図である。
符号の説明
11:鱗片状アルミニウム粉末
12:布帛
13:光輝性皮膜
14:凹部
15:凸部
20・21・22・23:印捺塗膜

Claims (9)

  1. 鱗片状アルミニウム粉末と酸化チタン及び/又は雲母粉末と着色剤とバインダーを含有する光輝性着色組成物。
  2. 鱗片状アルミニウム粉末の平均粒径が50μm以下、酸化チタンと雲母の平均粒径が10μm以下、着色剤の平均粒径が1μm以下である前掲請求項1に記載の光輝性着色組成物。
  3. 鱗片状アルミニウム粉末の平均粒径が酸化チタンと雲母の平均粒径よりも大きく、酸化チタンと雲母の平均粒径が着色剤の平均粒径よりも大きい前掲請求項1と2に記載の光輝性着色組成物。
  4. 鱗片状アルミニウム粉末の含有量が酸化チタンと雲母の含有量よりも多い前掲請求項1と2と3に記載の光輝性着色組成物。
  5. バインダーが、パラフィン、ワックス、セレシン、ミツロウ、ラノリン、スクワラン、ワセリンの1種以上である前掲請求項1と2と3と4に記載の光輝性着色組成物。
  6. バインダーが熱可塑性合成樹脂エマルジョンである前掲請求項1と2と3と4に記載の光輝性着色組成物。
  7. 布帛12に鱗片状アルミニウム粉末11と酸化チタン及び/又は雲母粉末と着色剤とバインダーを含有する着色組成物を印捺して成る光輝性捺染布帛。
  8. 布帛12に鱗片状アルミニウム粉末11と酸化チタン及び/又は雲母粉末と着色剤とバインダーを含有する着色組成物の印捺箇所に光輝性皮膜の積層された転写フイルムを重ね合わせ、そのフイルムから布帛12に光輝性皮膜13を転写して成る光輝性捺染布帛。
  9. 布帛12が織目または編目による凹部14と凸部15を有する織編布帛であり、その凹部14に未転写部を残し、その凸部15に光輝性皮膜13を転写して成る前掲請求項8に記載の光輝性捺染布帛。
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JP2009279814A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Hiraoka & Co Ltd 遮熱性膜材料
WO2010116655A1 (ja) * 2009-04-08 2010-10-14 積水化学工業株式会社 布地用塗布剤及び塗布装置

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