JP2007522991A - エアバックカバー - Google Patents

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Abstract

本発明は、エアバック(1)用のエアバックカバー(10)であって、エアバック(1)の作動時に開放されるフラップ(2)が設けられていて、該フラップ(2)が結合エレメント(5)を介してトリムパネル(3)のトリム部分(6)に枢着されている形式のものに関する。このような形式のエアバックカバーにおいて本発明の構成では、結合エレメント(5)が、少なくとも2つのヒンジ軸線(X,Y)を備えた少なくとも1つのヒンジ(7)を有しており、該ヒンジ(7)が、エアバック(1)の開放段階の始めに、開放方向(B)に作用するエアバック(1)の操作力(F)の一部を、開放方向(B)に対して直角な力成分(F)に変更するのに適した構成を有している。

Description

本発明は、請求項1の上位概念部に記載された形式の、自動車のエアバック用のエアバックカバーに関する。
このような形式のエアバックカバーは、エアバックモジュールのための収容室を閉鎖しており、エアバックモジュールは車両の衝突時に爆発的に膨らんで、この際にエアバックカバーを裂開、つまり開放する。閉鎖された状態において、フラップ状のエアバックカバーは目標破損領域又は目標破損箇所を介して車両の隣接したトリム部分に保持されているので、トリムパネルは実質的に閉鎖された表面を有している。エアバック作動時における車両乗員の怪我を回避するために、エアバックカバーは片側において結合エレメントを介してトリムパネルに固定されている。これによってエアバックカバーは目標破損領域の裂開後に、例えば車両のウインドシールドに向かって上方に旋回運動をして開放する。ガス運転式のエアバックを備えた乗員保護装置のためには、エアバックのためのこのようなカバーの開放が迅速に行われることが必要であるが、しかしながら飛び出すカバー部分によって怪我のおそれがあってはならない。フラップ状のカバーの開放は、爆発的に膨らむエアバック自体によって行われるので、エアバックカバーの裂開及び開放時には大きな力の発生することがある。このような場合には、ウインドシールドや車室内におけるその他の構成部材の損傷するおそれがある。
DE19735438A1に基づいて公知の乗員保護システム(エアバック)用のエアバックカバーでは、フラップの補強金属薄板が金属薄板状の結合エレメントを用いて車両のトリムパネルに固定されている。この場合金属薄板帯は変形部分を有していて、フラップの爆発的な開放時にフラップをまず初め直線的に運動させ、つまり開放方向において均一に持ち上げ、次いで変形部分の変形後にフラップを旋回させて完全に開放することができるようになっている。金属薄板帯の変形部分によって確かにフラップの開放運動は幾分緩衝されるが、しかしながら、フラップを裂開するために必要な力が、強く高められた加速に基づいてコントロールされない旋回運動を引き起こすというおそれは、依然として残っている。そしてこれにより、ウインドシールドの損傷又はトリムパネルの隣接するトリム部分の損傷の惹起されることがある。
DE4214662C2に記載されたカバーを備えた乗員用の衝突保護装置では、カバーは変形可能な枢着エレメントを介してトリムパネルに固定されている。この変形可能な枢着エレメントは目標屈曲箇所とトラフ状の領域とを有しており、その結果旋回軸線を中心にした開放運動は、隣接したトリム部分が開放運動時に邪魔にならないように行われる。しかしながらこの公知の構成においても、エアバックフラップの裂開時及び次いで行われる離反旋回時に、ウインドシールドの破壊されるおそれは今なお存在する。それというのは、高められた裂開力がダイレクトに旋回軸線を介してフラップの極めて大きな加速に変換されるからである。
ゆえに本発明の課題は、自動車のエアバック用のエアバックカバーを改良して、従来よりも迅速に開放し、かつ旋回可能なエアバックフラップの開放による怪我及び損傷のおそれが僅かしかないようにすることである。
この課題を解決するために本発明によるエアバックカバーでは、請求項1の特徴部に記載のように構成されている。
本発明の別の有利な構成は、請求項2以下に記載されている。
本発明によれば、エアバックカバーはフラップを有していて、このフラップはエアバックの作動時に開放されるようになっており、かつ結合エレメントを介して枢着的に自動車のトリムパネルのトリム部分に保持されている形式のエアバックカバーにおいて、結合エレメントが、少なくとも2つのヒンジ軸線X,Yを備えた少なくとも1つのヒンジである。2つのヒンジ軸線を備えたフラップヒンジは次のように、すなわちエアバックの開放段階の開始時に、開放方向Bに作用する操作力の一部が、開放方向Bに対して直角な力成分に変更されるように、構成されかつ取り付けられている。横方向力成分はフラップの改善された迅速な裂開のために、ヒンジとは反対側に位置する目標破損領域から離れる方向に作用する。これにより二重枢着式のヒンジ、つまり2つの枢着部を備えたヒンジによって、エアバックカバーのフラップは開放時に単純にただ1つの枢着軸を中心にして押し開けられるのではなく、まず初めに開放方向に対して直角な力成分が生ぜしめられるので、フラップと隣接したトリム部分との間に設けられた目標破損領域の裂開はこれによって助成される。従って本発明によるエアバックカバーの開放は、汎用の装置におけるよりも迅速になる。これによってさらに、フラップの極めて大きな加速が減じられ、構成部材の損傷のおそれや車両乗員の怪我がさらに減じられる。少なくとも2つのヒンジ軸線を備えたヒンジのてこ腕によって、操作力の一部がエアバックフラップの裂開時に横方向力に変換されて、裂開のために使用されるので、これによりフラップの開放旋回時における運動力は減じられる。フラップの枢着ヒンジの2つのヒンジ軸線によってさらに、隣接したトリム部分が損傷すること又はフラップが上方旋回時に隣接した部分に衝突し、完全に開放しないことが、回避される。肉厚のトリムパネルにおいても、本発明による二軸式のヒンジ構成は、フラップの完全かつ自由な上方旋回を可能にし、しかもこの場合にフラップが隣接した領域によってブロックされることはない。「ヒンジ」というのは、本明細書では、少なくとも2つの旋回軸線を中心にした枢着された部分の旋回運動を可能にする結合手段のことである。本発明によるヒンジは、ダブル枢着式の剛性のヒンジとして形成されていても、又はフレキシブルな帯状のフラップヒンジとして形成されていてもよい。少なくとも2つのヒンジ軸線は、そのために公知の手段によって実現することができ、例えば、フラップと隣接したトリム部分とを結合する金属薄板条片における目標屈曲箇所として形成されていてもよい。旋回軸受を備えた他のヒンジ形式もまた同様に使用することができる。
本発明の有利な構成では、ヒンジが、引張りに対して抵抗力のある材料から形成されている。エアバックフラップの裂開時にエアバック自体によって生ぜしめられる開放力の一部を変向させるためには単に、ダブルの枢着軸線を介してフラップがまず初めに開放方向に対して直角な方向に引っ張られるだけでよく、これによって、ヒンジとは反対側のフラップ領域における目標破損領域の裂開が容易になる。そのためには、少なくとも2つのヒンジ軸線を備えた本発明によるヒンジが長手方向において伸長不能に形成されていることが必要である。このことは、少なくとも引張りに対して抵抗力のある材料がヒンジ又はヒンジ領域のために使用されることによって、達成される。ヒンジのために可撓性のフレキシブルな材料を使用する場合には、隣接する剛性のトリム部分及びフラップに対する取付けポイントにおいて、自動的に本発明におけるところの2つのヒンジ軸線が形成される。エアバックの作動時にフラップはまず初め持ち上げられ、この際にダブる枢着式のヒンジによって目標破損箇所から離れる方向に引っ張られ、この引張り動作は目標破損箇所が完全に裂開されるまで続く。次いで本発明によるエアバックフラップは第2のヒンジ軸線を介してさらに旋回させられ、この際におけるフラップの加速は減じられている。それというのは、開放力の一部はフラップを裂開するために使用されたからである。このようにして本発明によるエアバックカバーは、従来のエアバックフラップに比べてより迅速にかつコントロールされて開放することになる。
本発明の別の有利な構成では、トリム部分及びフラップが各1つの補強金属薄板を有しており、該補強金属薄板にヒンジが直接的に結合されている。ヒンジはこの場合補強金属薄板の間におけるブリッジ状の金属薄板部分として形成されていることができる。通常、プラスチックフォーム及び/又はライニングフォイルによって囲繞注型されている補強金属薄板との直接的な結合は、エアバックの爆発的な作動におけるフラップの確実な保持及び確実な固定を可能にする。2つのヒンジ軸線を備えた本発明によるヒンジは、他の材料から別個に実現されていてもよく、例えばリベット、ねじ、溶接又はこれに類した公知の結合手段を介して結合金属薄板と固定されていることができる。
本発明の別の有利な構成では、2つのヒンジ軸線を備えた本発明によるヒンジが補強金属薄板と一体的に成形され、かつヒンジ軸線X,Yが金属薄板状の材料における目標屈曲箇所として形成されている。このように構成されていると、エアバックカバーの製造が簡単になり、かつトリム部分におけるフラップの付加的な取付け及び固定ステップが不要になる。ヒンジ軸線X,Yを形成する目標屈曲箇所は例えば、フラップ及びトリム部分の補強金属薄板の縁部領域における先細の領域並びに材料切除によって形成されることができる。目標屈曲箇所は同様にまた、金属薄板材料における縦長の溝状の凹設部によって形成することもできる。
本発明の別の有利な構成では、ヒンジが金属又はプラスチック製のリバウンドストラップ状(fangbandartig)のヒンジとして形成されている。本発明のようにエアバックの開放力の一部を、裂開を促進する横方向力に転用するためには単に、ヒンジに2つのヒンジ軸線が設けられているだけでよい。剛性に形成されたトリム部分及びフラップにおけるリバウンドストラップ状のヒンジの取付けポイントは、ヒンジのフレキシブルな構成においても、互いに平行に延びるダブルのヒンジ軸線を形成している。一度作動させられたエアバックはフラップを自然に開放位置に保つので、フラップのヒンジが剛性的に形成されている必要はない。金属又はプラスチック製のヒンジのリバウンドストラップ状の構成は、安価に製造することができる。この場合、金属薄板帯として形成されたヒンジにおいて必要とされるような、レーザカット作業、打抜き作業又は曲げ作業は不要である。このような観点からヒンジは、金属織布又はプラスチック織布、又は金属・プラスチック混合物から製造されている。このような材料から製造されていると、ヒンジはフレキシブルであり、エアバックカバーの取付け及び適合を容易にする。
本発明の別の有利な構成では、少なくとも2つのヒンジ軸線X,Yの間における間隔が、車両のトリムパネルの隣接したトリム部分の厚さに合わせられている。エアバックの初期の作動時にフラップはトリム部分の側におけるヒンジ軸線Xを中心にして旋回させられ、この際に持ち上げられて側方に引き離され、次いでフラップはエアバックフラップの側におけるヒンジ軸線Yを中心にして旋回する。この際にトリム部分の補強材料及び保持体材料に基づいて旋回運動が妨げられることはない。2つのヒンジ軸線を備えた本発明によるヒンジを用いた開放は、このようにしてヒンジにおいてダブルのつまり2回の折曲げ動作を生ぜしめ、この際に車両のトリムパネルの隣接したトリム部分が損傷されることはない。これにより、エアバックの作動後における面倒かつコストのかかる修理も回避される。
本発明の別の有利な構成では、ヒンジの幅が、エアバックの使用温度範囲内において所定の横方向力Fを生ぜしめるように設定されている。例えば金属薄板帯として実現され得るヒンジの幅は、この場合次のように、すなわちエアバックの使用温度範囲内においてエアバック作動時に発生する横方向力がヒンジ軸線のより大きな又は小さな抵抗によって制御されるように、選択される。ヒンジの幅が小さくなればなるほど、エアバックの作動の初期段階における横方向力成分は大きくなる。このようにしてヒンジをその都度の状況に最適に調節することができ、例えば目標破損領域又は目標破損箇所の保持力に関連しても調節することができる。
本発明の別の有利な構成では、エアバックカバーの開放段階においてフラップに作用する横方向力を制御するために、ヒンジの材料に少なくとも1つの貫通した開口が設けられている。ヒンジ又はヒンジ領域における複数の開口又は少なくとも1つの開口によって、開放時にヒンジにおいて生じる力を制御することができる。それというのは、これによって2つのヒンジ軸線を備えた本発明によるヒンジにおける旋回特性及びエネルギ吸収の強さを調節できるからである。ヒンジに開口を設けることによって、開口のない同じヒンジに比べて変形が促進される。そしてこの変形により、フラップの裂開及び上昇時に、ヒンジ内部におけるエネルギ吸収の強さが左右される。
本発明の別の有利な構成では、エアバックカバーが保持体層を有していて、該保持体層がヒンジの領域に少なくとも1つの開口を備えている。このような開口によって、エアバックの作動時に作用する横方向力の強さを制御することができる。それというのは、ヒンジの操作の容易さを、所望のように設けられた開口によって調節することができるからである。これに関連した本発明の有利な構成では、エアバックの作動時に作用する横方向力の強さを制御するために、支持体層における開口がヒンジの領域において、トリム部分の側とフラップの側とにおいて異なっている。例えば支持体層における開口をトリム部分の側において、フラップの側におけるよりも大きくかつ深く形成することができる。このように構成されていると、初期段階における横方向力の発生、ひいてはエアバックフラップの裂開が促進され、しかも次いで行われるフラップの開放旋回運動が緩衝されるので、フラップの飛び出し時における過剰な加速、ひいては場合によっては生じるウインドシールド又はこれに類したものの損傷が回避される。
本発明のさらに別の有利な構成では、ヒンジがトリム部分及びフラップにおいて保持体層の互いに向かい合っている側に固定されている。このように構成されていると、ヒンジによって一種の材料の断層が生ぜしめられ、これによって同様に、力、特にエアバックの作動時に生じる横方向力の方向を制御することができ、その結果エアバックの最適な裂開特性ひいては迅速な作動が保証される。
次に図面を参照しながら、本発明によるエアバックカバーの実施例を説明する。
図1は、本発明によるエアバックカバーの1実施例における閉鎖された状態と、エアバック作動後の運転経過とを示す断面図であり、
図2は、帯状のヒンジを一体的に形成された本発明による補強金属薄板の1実施例を示す平面図であり、
図3aは、ダブルのヒンジ軸線X,Yを有するヒンジと支持体層における開口とを備えた本発明によるエアバックカバーの1実施例を示す断面図であり、
図3bは、ダブルのヒンジ軸線X,Yを有するヒンジと支持体層における開口とを備えた本発明によるエアバックカバーの別の実施例を示す断面図であり、
図3cは、ダブルのヒンジ軸線X,Yを有するヒンジと支持体層における開口とを備えた本発明によるエアバックカバーのさらに別の実施例を示す断面図である。
図1には、本発明によるエアバックカバーの第1実施例が、その作用原理を説明するために側面図で示されている。エアバックカバー10は、自動車の車内においてトリムパネル3の後ろに位置しているエアバック1を被覆及び閉鎖するために設けられている。エアバック1は図示の場合には休止状態で、つまり衝突時における作動の前において、エアバック収容室16の内部に位置しており、このエアバック収容室16は、トリムパネル3のトリム部分6とほぼ同一面を成すエアバックフラップ2によって閉鎖されている。エアバック1の作動時にフラップ2は、そのために設けられた目標破損領域4又は目標破損箇所によって切り離され、そして車室の内部への(矢印Bの方向)エアバックの完全な膨出を可能にするための経路を開放する。すなわちフラップ2はエアバック1の作動時にエアバック自体によって取り外され、つまり爆発的にガス充填されてエアバック収容室16から押し出されるガス袋によって、取り外される。裂開して外れたエアバックフラップ2が車室内の乗員に怪我を負わせることを回避するために、エアバックフラップ2は片側において結合エレメント5を用いて隣接したトリム部分6に保持される。これによりエアバックフラップ2は有利には、室内において上方にウインドシールドガラス(図示せず)に向かって旋回開放運動Cを行う。本発明によるエアバックカバー10はそのために、平行な2つの軸線X,Yを中心にして旋回可能なヒンジ7の形をした特別な結合エレメント5を有している。
ヒンジ7は図示の実施例ではトリム部分6の補強金属薄板8とフラップ2との間に組み込まれていて、2つのヒンジ軸線X,Yを有しており、この両軸線X,Yを中心にしてフラップ2は開放時にそれぞれ旋回可能である。2つのヒンジ軸線X,Yを備えた本発明によるヒンジ7は、フラップ2と隣接したトリム部分6との間におけるしっかりとした保持が保証されている限りにおいては、補強金属薄板8とは異なった部分に固定されていてもよい。ヒンジ7は図示の実施例では下側領域において、トリム部分6及びフラップ2に枢着されている。トリム部分6の側(図1で見て左側)において、ヒンジ軸線Xを介しての枢着部は、保持体層12の上における補強金属薄板8のところに設けられている。これに対してエアバックフラップ2の側においては、図示の実施例では、ヒンジ軸線Yを介しての枢着は、保持体層12の下に設けられたフラップ2の補強金属薄板8のところで行われる。上側の保持体層12と下側の保持体層12との間における材料の断層(Materialsprung)又はずれは、本発明によるエアバックカバー10の後で詳説する開放旋回運動の特殊な動作を可能にする。エアバック1の作動後に初期段階においてフラップ2はまず初め開放方向Bに持ち上げられ、この際に二重枢着式のヒンジ7に基づいて直ちに横方向力Fが本来の操作力Fに対して垂直に生ぜしめられる。この状態において目標破損箇所4はヒンジ7に対してなお完全には裂断されていないので、このように生ぜしめられた横方向力Fによりエアバック1の開放時における裂開動作は容易にかつ迅速に実施される。この状態において横方向力Fはフラップ2を目標破損箇所4から引き離す。これに対して汎用の同様な形式のエアバックカバーでは単に直線的に外方に向かって方向付けられた開放運動(エアバックカバーの長手方向に対して直角)が、目標破損領域4を裂開するために生ぜしめられ、このような開放運動は、次いで行われるフラップ2の開放旋回時における高められた力及び過度の加速を生ぜしめ、ひいてはウインドシールドガラス又は隣接した部分における損傷を容易に生ぜしめることがある。このようなことは本発明によれば2つのヒンジ軸線X,Yを有するヒンジ7によって回避される。それというのは本発明では操作力Fの一部が横方向力成分Fに変換され、さらにこの横方向力成分Fが、これによって行われる裂開動作によって消滅させられるからである。合力として生じる旋回方向Cにおける旋回力はこれにより相応に低減もしくは減衰される。さらに本発明によるエアバックカバー10のフラップ2は完全に開放旋回することができ、従ってエアバック1を妨げられることなく解放することができる。それというのは、保持体層12の上に比較的厚いトリム部分6が存在する場合でもフラップ2は隣接するトリム部分6に衝突することがないからである。この場合ヒンジ7は、ヒンジ7が少なくとも2つのヒンジ軸線X,Yを有していて、エアバック圧によって開放されるフラップ2を開放の初期段階において目標破損箇所4から横方向に引っ張るように構成されている限りは、そのために適した如何なる形状を有することもできる。例えばヒンジ7はフラップ2の補強金属薄板8とトリム部分6の補強金属薄板8との間における金属薄板帯として形成されていることができる。他の形態、例えばフレキシブルなリバウンドストラップ状のヒンジ又は、金属織布、プラスチック織布又は両者の混合物から成るヒンジもまた同様に適している。プラスチック織布は安価に製造することができ、大きな製作誤差範囲で使用可能である。本発明によるエアバックカバーによって、構造上極めて単純に、エアバックの迅速な開放、例えば5msの範囲における開放が可能になる。さらに、裂開のために使用される横方向力成分Fの発生によってエネルギを部分的に吸収することに基づいて、矢印Cの方向における開放時に過度の加速の生じることが回避されるので、車両における隣接した構成部分が損傷することはなくなり、乗員が怪我をするおそれも減じられる。図1には破線及び一点鎖線でフラップ2の旋回運動Cの異なった位置が示されている。ヒンジ7はまず初めにヒンジ7の側におけるフラップ2の斜めの起立を生ぜしめる。それというのは反対側の端部においては、裂開領域4はなお維持されているからである。これによって初期段階において直接的に横方向力が生ぜしめられる。そして裂開後に初めて、フラップ2の本来の旋回運動がより小さな力で実施される。
図2には、金属薄板帯として成形されたヒンジ7をフラップ2とトリム部分6との間に備えた本発明によるエアバックカバーの別の実施例が平面図で示されている。図1に示した実施例におけると同様に、エアバックカバーに設けられるヒンジ7の数は必要に応じて変化可能であり、例えば二重枢着式のヒンジ7を備えた本発明による結合エレメントは2つ設けられていても又はそれ以上設けられていてもよい。図2に示された実施例ではヒンジ7は、フラップ2の補強金属薄板8及び、フラップ2が結合されているトリム部分6の補強金属薄板8と一体的に形成されている。ヒンジもしくはヒンジ領域7はここではそれぞれの補強金属薄板8の間におけるブリッジ状の結合部として設けられており、この実施例においても各2つのヒンジ軸線X,Yがそれぞれトリム部分6とエアバックフラップ2とに形成されている。ヒンジ軸線X,Yは例えば目標屈曲箇所の形で材料減少によって実現することも、又は補強金属薄板8に結合された剛性の保持体層(図2には図示せず)の特殊な切欠きもしくは凹設部によって形成することも可能である。図示の実施例ではヒンジ7の中央に2つの貫通孔もしくは開口9が設けられており、両方の開口9はエアバックの作動時におけるフラップ2の旋回特性及び旋回力を調節することができる。開口9は、この領域におけるヒンジ7の容易な変形可能性に基づいて高められたエネルギ吸収部を提供し、その結果旋回方向Cにおける旋回力は相応に減じられる。このようにして本発明によるヒンジを用いて旋回運動を減衰することができ、かつ同時にエアバックカバーの裂開動作を容易にすることができる。従って開口9の寸法及び形状は間接的に、開放時に生ぜしめられる横方向力Fを調節するために役立つ。
択一的にヒンジ7はその幅を変化可能であり、これによって抵抗ひいてはエネルギ吸収及び開放時に作用する力を変化させることができる。同様に、隣接した保持体層摩擦ライニングはフォーム層へのヒンジ7の取付けも変化させることができ、この場合例えばヒンジの領域において保持体層に切欠きもしくは凹設部が設けられる(図1参照)。本発明にとって重要なことは次のことである。すなわち本発明では、ヒンジ7を用いて、エアバック1によって生ぜしめられた開放力Fが少なくとも部分的に横方向力成分Fに変換され、そのためにヒンジは少なくとも引張りに対して抵抗力をもって形成されねばならない。図2にはさらに補強金属薄板8の上側領域にそれぞれ3つの開口13が示されており、これらの開口13は、例えば保持体層12、フォーム層14又はこれに類したもののような隣接した層との結合のために働く。ダブルもしくは二重のヒンジ軸線X,Yを備えた帯状のヒンジが間に配置されている本発明による金属薄板部材7,8は、このような金属薄板部材を形成するための公知の形式によって、例えばレーザ切断又は打抜きによって、製造することができる。同様なことは、エアバックカバー10の目標破損領域4に対しても言える。
図3a、図3b及び図3cには、本発明によるヒンジ7の形状及び取付け形式の別の実施例がそれぞれ断面図で示されている。図3aに示された実施例では、ヒンジ7は位置固定のトリム部分6の側においてヒンジ軸Xを介して補強金属薄板8に結合されており、この場合補強金属薄板8は保持体層12の上に位置している。エアバックフラップ2の側においてヒンジ7は同様に補強金属薄板8に枢着されている(ヒンジ軸線Y)。しかしながらここでは補強金属薄板8は保持体層12の下に設けられている。このように構成されていると、一種の材料の断層が生じ、この材料の断層によって特性及び、開放時に生じる横方向力Fに影響を与えることができる。保持体層12は下側においてはヒンジ軸線Xにまで延びており、これに対して上側においてはヒンジ7の領域に切欠きもしくは開口11が設けられている。ヒンジ7自体はリバウンドストラップ状のヒンジとして、ヒンジ軸線X,Yに目標屈曲箇所を備えた金属薄板ブリッジとして、又はそのために当業者にとって周知の他の形式で実現されることができる。フォームから成る層14は、車室内に向けられた上側に装飾層又はラミネート層15を備えており、この装飾層又はラミネート層15は目標破損領域4をも完全に覆っている。保持体層12は、フォーム14に比べて硬くかつ強固ではあるが、補強金属薄板8の材料よりも軽い材料から形成されている。保持体層12、フォーム14及びラミネート層15のためには有利にはプラスチック材料を使用することができ、これに対して補強金属薄板8及びヒンジ7は有利には、例えばアルミニウム金属薄板のような金属薄板から形成されている。ヒンジ7はしかしながらまた同様に、プラスチック材料又は複合材料から製造されていてもよい。トリム部分6及びフラップ2におけるヒンジ7の取付け及び固定は、図示の実施例とは異なる形式で、例えば溶接又はねじ結合によって行うことができる。
図3bに同様に断面図で示された別の実施例では、ヒンジ7はトリム部分6及びフラップ2における補強金属薄板8とそれぞれ結合されており、この補強金属薄板8は保持体層12の下に位置している。ヒンジ7の領域には特別な切欠きもしくは開口11が設けられており、この切欠きもしくは開口11によって、裂開動作時に作用する力の強さ及び形態に特別な影響を与えることができる。ヒンジ軸線Xの側において保持体層12は急に終わっている。フラップ2の側では保持体層12は階段状に厚さを減じられている。従ってヒンジ7の運動自由度はヒンジ軸線Xにおいて、ヒンジ軸線Yにおける運動自由度よりも大きい。これによりフラップ2の最初の裂開(主として軸線Xを中心にした旋回)のために旋回動作が容易になる。次いで行われるエアバックカバー10を完全に開放するためのフラップ2の旋回(軸線Yを中心にした旋回)時に、旋回運動は、なお部分的に存在している保持体層12によって緩衝されるので、これにより極めて強い加速ひいては車両内部における隣接した部分の損傷は回避される。
図3cには、ヒンジ7の領域における本発明によるエアバックカバーの別の実施例が同様に断面図で示されている。この実施例が既に述べた実施例と異なっている点は、次のことにある。すなわち図3cの実施例ではフォーム層14が設けられておらず、その結果保持体層12が直接的にラミネート層15によって覆われている。ヒンジ7の領域には貫通した開口が設けられているので、この実施例ではヒンジ7は装飾層又はラミネート層15に直接接触している。ヒンジ7はここでは、曲げ出された又はトラフ状に成形された領域を有しており、この領域は保持体層12の開口11を満たしている。このような成形部の屈曲箇所にはヒンジ軸線X,Yが形成されるので、この実施例においても次のような作用形式が得られる。すなわちこの場合、初期段階においてエアバック1の操作力Fはまず初め外方に向かってフラップ2を軽く持ち上げ(ヒンジ側)、この際に2つのヒンジ軸線X,Yに基づいて直接的にヒンジ2のてこ腕によって横方向力Fが生ぜしめられ、この横方向力Fは目標破損箇所4におけるフラップ2の裂開を促進しかつ加速させる。完全に裂開された後で初めて、フラップ2は旋回軸線Yを中心にして本来の旋回方向Cに回動され、この際に残っている開放エネルギは、裂開動作時に既に使用された力に基づいて、著しく減じられている。このようにしてエアバックカバー10のコントロールされない飛び出し及び強い加速は、効果的に回避される。この実施例においてもヒンジの形状、開口11の形状及びサイズ、並びにヒンジ軸線X,Yの構成は特別に選択することができ、これによって開放動作時に生じる力を相応に制御することが可能である。そして、なお完全に裂開されていないエアバックフラップ2の初期の開放時に力成分が、二重に枢着された旋回ヒンジ又はヒンジ領域7のてこ腕によって、本来の開放方向に対して直角な方向に生ぜしめられるならば、ヒンジ7はこの実施例でもリバウンドストラップ状のフレキシブルなエレメントとして、又は2つの枢着点を備えた剛性の旋回ヒンジとして形成されていることができ、かつそのために適した形状を有することができる。
本発明によるエアバックカバーの1実施例における閉鎖された状態と、エアバック作動後の運転経過とを示す断面図である。 帯状のヒンジを一体的に形成された本発明による補強金属薄板の1実施例を示す平面図である。 ダブルのヒンジ軸線X,Yを有するヒンジと支持体層における開口とを備えた本発明によるエアバックカバーの1実施例を示す断面図である。 ダブルのヒンジ軸線X,Yを有するヒンジと支持体層における開口とを備えた本発明によるエアバックカバーの別の実施例を示す断面図である。 ダブルのヒンジ軸線X,Yを有するヒンジと支持体層における開口とを備えた本発明によるエアバックカバーのさらに別の実施例を示す断面図である。

Claims (12)

  1. 自動車のトリムパネル(3)の収容室(16)の内部に設けられているエアバック(1)用のエアバックカバー(10)であって、エアバック(1)の作動時に開放されるフラップ(2)が設けられていて、該フラップ(2)がエアバック(1)を閉鎖状態において目標破損領域又は目標破損箇所(4)を介して閉鎖状態に保ち、フラップ(2)が結合エレメント(5)を介してトリムパネル(3)のトリム部分(6)に枢着されている形式のものにおいて、
    結合エレメント(5)が、少なくとも2つのヒンジ軸線(X,Y)を備えた少なくとも1つのヒンジ(7)を有しており、該ヒンジ(7)が、エアバック(1)の開放段階の始めに、開放方向(B)に作用するエアバック(1)の操作力(F)の一部を、開放方向(B)に対して直角な力(F)に変更するのに適した構成を有していることを特徴とするエアバック。
  2. ヒンジ(7)が、引張りに対して抵抗力のある材料から形成されている、請求項1記載のエアバックカバー(10)。
  3. トリム部分(6)及びフラップ(2)が各1つの補強金属薄板(8)を有しており、該補強金属薄板(8)にヒンジ(7)が直接的に結合されている、請求項1又は2記載のエアバックカバー(10)。
  4. ヒンジ(7)が補強金属薄板(8)と一体的に形成され、かつヒンジ軸線(X,Y)が目標屈曲箇所として補強金属薄板(7,8)に形成されている、請求項3記載のエアバックカバー(10)。
  5. ヒンジ(7)が金属又はプラスチック製のリバウンドストラップとして形成されている、請求項1から4までのいずれか1項記載のエアバックカバー(10)。
  6. ヒンジ(7)が金属織布又はプラスチック織布から形成されている、請求項1から5までのいずれか1項記載のエアバックカバー(10)。
  7. 互いに平行なヒンジ軸線(X,Y)の間における間隔が、トリム部分(6)の厚さに合わせられている、請求項1から6までのいずれか1項記載のエアバックカバー(10)。
  8. ヒンジ(7)の幅が、エアバック(1)の使用温度範囲内において所定の横方向力(F)を生ぜしめるように設定されている、請求項1から7までのいずれか1項記載のエアバックカバー(10)。
  9. エアバックカバー(10)の開放段階においてフラップ(2)に作用する横方向力(F)を制御するために、ヒンジ(7)の材料に少なくとも1つの貫通した開口(9)が設けられている、請求項1から8までのいずれか1項記載のエアバックカバー(10)。
  10. 保持体層(12)が設けられていて、該保持体層(12)がヒンジ(7)の領域に少なくとも部分的に開口(11)を有している、請求項1から9までのいずれか1項記載のエアバックカバー(10)。
  11. 目標破損領域(4)を裂開させるために開放段階において作用する横方向力(F)の強さを制御することを目的として、ヒンジ(7)の領域における開口(11)が交互に、補強金属薄板(8)を挟んで異なった側でそれぞれトリム部分(6)とフラップ(2)とに設けられている、請求項10記載のエアバックカバー(10)。
  12. ヒンジ(7)がトリム部分(6)及びフラップ(2)において保持体層(12)の互いに向かい合っている側にそれぞれ固定されている、請求項1から11までのいずれか1項記載のエアバックカバー(10)。
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