JP2007521006A - 3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールでフレーバーが強化されたコーヒー - Google Patents

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Abstract

高いレベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含むコーヒー生成物およびプロセスを提供する。様々な形態では、コーヒー生成物は、粉末または顆粒形態などの乾燥した焙煎して挽いたコーヒーまたは乾燥した可溶性のコーヒー生成物である。このプロセスには、強化したコーヒーフレーバーの飲料を生成するために焙煎して挽いたコーヒーまたは可溶性コーヒー、あるいはその抽出物または溶液に3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを加えることが含まれる。

Description

本出願は、2003年6月25日出願の米国特許仮出願第60/482008号に基づき請求するものである。
本発明は、官能特性に関し強化されたコーヒーを通じて、高い消費者の味覚満足度を達成することのできるコーヒー生成物、詳細には、高レベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールにより強化された官能特性を有するコーヒーに関するものである。
コーヒー飲料は、少なくとも13世紀以降、焙煎して挽いた生成物として調製されてきた。コーヒー製造業者は、コーヒーの官能的インパクトを制御して、異質、或いは、より良い生成物を製造し、次いで、その特定の生成物に関心を持つようになる消費者を引きつけるために売り込みが試みられる。通常、焙煎時間および温度の基本的な焙煎条件は周知のコーヒー特性に影響を与える。一般に、より低い温度でより短い時間で焙煎されたコーヒー豆は、よりマイルドなより香りのよいコーヒーとなるが、より高い温度とより長い焙煎時間の組合せた供せられたコーヒー豆は、より深みがありより濃くなる傾向がある。コーヒーの最終的な味および香りは、ブレンドした原産のコーヒーの起源にも左右される。最も劇的なのは、濃いロブスタ(Robusta)と複合したさわやかなアラビカ(Arabica)との対比である。なお、それぞれのコーヒー種の範囲内によりわずかな差が存在する。
従来、コーヒーの最終生成物には、焙煎の程度およびブレンドしたコーヒー豆の起源を表記する。何故ならば、これらは、消費者の好み、すなわち、嗜好の主要な要因として広く受け入れられているためである。この例示は、コーヒー生成物を、ライト、ミディアムまたはダークのように表示すること、場合によってはそれぞれの包装にコーヒー豆の起源を表示することである。この情報によって、消費者は、彼または彼女の嗜好に最も合うコーヒーの選択を行う。消費者には焙煎度が低いものを好む人もいるが、はるかに深煎りの生成物を好む人もいる。
主要な消費者のコーヒーに対する官能的特徴は、多くの多様なコーヒー種の消費者の官能評価によって決められたその焙煎品質および酸味である。大規模な独立した研究が行われ非特許文献1に発表された。本研究では、コーヒーの香りを特徴付けるのに小さな役割を果たす他の特性が説明されている。
広く受け入れられている一般的なコーヒー専門語は、コーヒーの様々なフレーバー特性を表現するために、コーヒー試飲の歴史の間に発達してきた。この一般的なコーヒー専門語は、整合性があるコーヒーの銘柄に一致するために、かつ、個々のコーヒーを対比させるために、専門家によって使用されている。例えば、コーヒーは、他の特性と共に、「グラッシー」、「グリーン」、「シトラス」、「フローラル」、「フルーティ」、「シリアル」、「ローステッド」、「キャラメル」、「ビター」、「ウッディー」および「ワイニー」と表現することができる。
近年、コーヒー製造業者はコーヒー生成物にさらなるフレーバーを加えている。さらなるフレーバーによって、従来からの、例えば、焙煎条件におけるその成分および処理に限定されてきたコーヒー分野内に一定の革新を可能にする。
コーヒー生成物にさらなるフレーバーを加えることによって、「フレーバーコーヒー」と呼ばれている特製またはグルメコーヒーを製造している例がたくさんある。例えば、ヘーゼルナッツフレーバーをコーヒーに加えると明らかにヘーゼルナッツフレーバーコーヒーが産み出される。こうしたフレーバーコーヒーは、「非コーヒーフレーバーをもつコーヒー」に位置付けられており、コーヒー自体に本来備わっていない特別なフレーバー特性を示す生成物を捜し求めている消費者に人気がある。コーヒーに加えられている代表的なフレーバーには、「ヘーゼルナッツ」、「チョコレート」、「バニラ」、「ラズベリー」、「アイリッシュクリーム」、「タフィー」、「オレンジ」、「アマレット」および「マシュマロ」などがある。それぞれのフレーバーは、それぞれの特徴的な付加的非コーヒー特性をそのコーヒー生成物に加える。
コーヒー自体は、多くの化合物を含む複合した生成物である。これらのフレーバー化合物のうち、最終コーヒー飲料の味および香りに関連するとこれまで考えられていたのはほんのわずかなものだけであった。これまで関連すると考えられていた化合物のうち、それらは、コーヒー飲料内に存在する際それらが関連付けられるフレーバー特性によっていくつかのグループに分類できる。フレーバーグループの例は、ローステッドナッティである。コーヒー製造業者は、ブレンドおよび焙煎条件を変えることによってコーヒーのフレーバーを変える。結果として、コーヒーフレーバー化合物のレベルは生成物ごとに異なる。
1つのフレーバー特性の強さを確実に影響させる目的でコーヒー豆を加工した場合、一般に、少なくとももう一方のフレーバー特性に否定的な影響がある。これは、コーヒーフレーバーの化合物の化学に関連付けられて、焙煎条件に応じて異なった化学反応を起こす。
煎じたコーヒー成分中の天然の成分の1つは、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールである。3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールは、フルーティフローラルの特徴を有すると説明されている。これまで、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールは、コーヒーフレーバーおよび/または消費者の好みに対して「主要な」重要であると考えられていなかった。焙煎したコーヒーフレーバーへの寄与全体では3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールが重要ではないと評価されている(非特許文献2等参照)。
通常、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールは、焙煎して挽いたコーヒー生成物中に30μg/kg〜4700μg/kg含まれ、煎じたコーヒー中では、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールは、1μg/l〜約30μg/l含まれる(焙煎して挽いたコーヒー50gと水1リットルを用いてドリップフィルター中で煎じた場合)。焙煎して挽いたコーヒー中の3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの量は、使用したコーヒー豆の種類とその焙煎条件によって決まり、煎じたコーヒー中の量も、浸出条件によって決まることに留意されたい。フルーティフローラルの特徴は、従来のコーヒーフレーバー飲料中で望ましいと思われていなかったので、コーヒー中の天然の3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルにさらに3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールが加えられることはなかった。
さらに、しばしば、特定の嗜好を有する消費者の1つの特定の標的グループに対してコーヒー生成物を最適化する目的で1つの特定のフレーバー特性を変えると、その標的グループの嗜好に関して別のフレーバー特性に否定的に影響を与えることになる。このように、いくつかのフレーバーは、「対の関係(coupled)」と言われており、目的とする特性を特定のレベルにするには、望ましくない特性に関して妥協する必要がしばしばある。例えば、比較的過激な条件下で焙煎したコーヒーは、望ましい濃く、深く、焙煎されたフレーバーをもたらすが、通常、望ましくないレベルの苦みを犠牲にしている。対の関係は、消費者がコーヒーをより許容できるようにすることができる範囲を阻害している。したがって、焙煎したコーヒーの香りは、ずっと以前から消費者の好みに対して既に最適化されていると考えられていた。その結果、最近では極めてわずかしか増えていない。
"A European Sensory and Consumer Study - A Case Study On Coffee" by J. A. McEwan (European Sensory Network Food Research Association) Blank-I; Sen-A; Grosch-W, "Potent odorants of the roasted powder and brew of Arabica coffee" Zeitschrift-fuer-Lebensmittel-Untersuchung-und-Forschung, 195 (3) 239-245, 1992 Nickerson; Pro Am. Soc. Brew. Chem., 5, 5-13(1964)
当技術分野で求められているのは、望ましくないフレーバーを添加せずに消費者の味覚に訴える強化した天然のコーヒーフレーバーを有するコーヒーである。
本発明は、高いレベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールによって強化されたコーヒー関連官能特性によって消費者の高い味覚満足度を達成するコーヒー生成物に係るものである。具体的には、消費者のコーヒーの好みは、特定の高いレベルの付加的3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールで、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールが高いレベルではないコーヒーに比べて高まる。
本発明は、その一形態において、焙煎して挽いたコーヒーであって、Likensの測定法(非特許文献3参照)(以下「Likens法」)を用いて焙煎して挽いた生成物中で測定して3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルが乾燥した焙煎して挽いたコーヒー少なくとも6000μg/kgである。好ましい一形態では、乾燥した焙煎して挽いたコーヒー中の3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルは、Likens法を用いて測定して少なくとも8000μg/kgである。別の好ましい形態では、乾燥した焙煎して挽いたコーヒー中の3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルは、Likens法を用いて測定して少なくとも16,000μg/kgである。
本発明の別の形態は、乾燥した焙煎して挽いたコーヒーに3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを加えて、Likens法を用いて測定して乾燥した焙煎コーヒー中の3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの天然レベルよりも少なくとも25%高いレベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含む最終コーヒー生成物を製造することを含む、カップで煎じたフレーバーが強化されたコーヒーフレーバーの飲料を製造する方法に関する。好ましい形態では、最終コーヒー生成物は、Likens法を用いて測定して乾燥した焙煎コーヒー中の3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの天然レベルよりも少なくとも50%高いレベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含む。さらに別の好ましい形態では、最終コーヒー生成物は、Likens法を用いて測定して乾燥した焙煎コーヒー中の3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの天然レベルよりも少なくとも100%高いレベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含む。
本発明はまた、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルが、Likens法を用いて測定して可溶性のコーヒー生成物中に存在する可溶性コーヒー固体少なくとも2000μg/kgである可溶性のコーヒー生成物に関する。好ましい一形態では、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの量は、Likens法を用いて可溶性コーヒー固体少なくとも4000μg/kgである。さらに別の好ましい形態では、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの量は、Likens法を用いて可溶性のコーヒー生成物中で測定して可溶性コーヒー固体少なくとも10,000μg/kgである。可溶性コーヒー固体には、コーヒーを濃縮した可溶性固体が含まれ、数例を挙げると、噴霧乾燥体、凍結乾燥体、凝集体および液体濃縮物、ならびにコーヒー抽出物などがある。
さらに別の一実施形態では、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールは、基質中により高いまたはより低い割合でカプセル化されており、焙煎して挽いたコーヒー中に取り入れるカプセル化された3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの割合は、所望のコーヒー生成物を得るために必要に応じて変えられる。
本発明の別の形態は、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールでコーティングした、焙煎した全豆コーヒーに関する。コーティングは、全豆を適切な油基剤または有機担体中に溶解させた3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールと一緒に散在させることによって全豆に施すことができる。
有利には、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールは、カプセル化形態で焙煎して挽いたコーヒー生成物に加えることができる。例えば、カプセル化された3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール含有基質は、以下の成分から構成されていてよい:マルトデキストリン(80%〜99.98%)、アラビアゴム(0%〜19.98%)、リン酸三カルシウム(0%〜1%)および3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール(0.02%〜20%)。次いで、カプセル化された3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを、焙煎して挽いたコーヒーに最終生成物の全重量の1%と15%との間で混合する。
カプセル化された3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールは、浸出工程で水と接触するまでコーヒー化合物を固体またはガラス質の基質中に捕捉する任意の技術によって調製することができる。適当なカプセル化法には、噴霧乾燥および凍結乾燥があるが、それだけには限定されない。
本発明の別の形態は、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールレベルが、Likens法を用いて測定してコーヒー固体少なくとも2000μg/kgのレベルである、そのまま飲めるコーヒー抽出物またはそのまま飲めるコーヒー抽出物混合物に関する。好ましい一形態では、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルは、Likens法を用いて可溶性コーヒー中で測定してコーヒー固体少なくとも4000μg/kgの量で存在する。さらに別の好ましい形態では、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルは、Likens法を用いて可溶性コーヒー中で測定してコーヒー固体少なくとも10,000μg/kgの量で存在する。
本発明はまた、高いレベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含むコーヒーを調製する方法に関する。この方法には、エタノールと水の担体に希釈した蒸気または液体形態の3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを生コーヒーに注ぐことが含まれる。3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールと担体の比は、5%〜50%の間、好ましくは15%であるべきであるが、担体自体は約60%エタノールであるべきである。希釈した3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール、生コーヒー豆および水の組成は、それぞれ30mg、10kgおよび12kgとすることができる。あるいは、この組成は、5000mg(希釈した3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール)、10kg(生コーヒー豆)および12kg(水)とすることができる。調製物は、20℃と95℃との間の温度で15分と24時間との間そのままにしておく。
本発明はまた、もともと低レベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含むコーヒーブレンドから高いレベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含むコーヒーを調製する方法に関する。この方法には、もともと低レベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含むコーヒーブレンドを選び、そのコーヒーに3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを加えることが含まれる。他の一実施形態では、Likens法を用いて焙煎して挽いた生成物中で測定して3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルが4,700μg/kg未満であり、またさらには30μg/kg程低い、焙煎して挽いたコーヒーに3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを加える。得られたコーヒーの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルは、このもともと3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールが低いコーヒーブレンド中に存在するであろうものよりも高い。
高いレベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含む上記のコーヒー生成物すべての様々な他の実施形態では、最終コーヒー生成物は、ミルク、クリーマ、砂糖および/または別の甘味料を含んでいてよい。
本発明は、高いレベルでは、特定の地域別市場内であらゆる焙煎の程度に対して消費者の好みが駆り立てられると判定された、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを高いレベルで含むコーヒーに関する。従来の要因のように、比較的高いまたは低いレベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールが存在することを好む消費者の重要な区分を特定することが可能である。
3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールにより消費者の好みが駆り立てられたという判定は、それぞれの特性が消費者の好みに寄与するという重要性を評価するために、まずコーヒー化合物を選択し、かつそれらの個々の特定の官能のコーヒー特性への寄与を特定することによって分かった。フレーバーおよびアロマ特性は、しっかりした統計学的設計の範囲内でコーヒーフレーバー化合物の関連したグループを添加することによって高められると判定された。この方法により、強化したレベルのそれぞれ個々の特性に対する消費者の反応の評価が可能になり、純粋なコーヒーにおいてなじみのない特性が作り出されなかった。このようにして、コーヒー特性を切り離した。フレーバー特性、すなわち従来からコーヒー生成物の好みを駆り立てることに関連する成分、およびこれまでコーヒー生成物の特徴の微妙な違いに寄与することだけに関連していた他の特性への消費者の応答は、成分ごとに基づいて判定した。
実験を通して、これまで、官能特性に影響を与えるかまたは官能特性に関連しているために重要であることや、ましてや、全体的なコーヒーフレーバーにおいて本当に重要であることが知られていなかった唯一の化学物質「3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール」によって、驚くべきことに、かなりの消費者の好みを駆り立てることができたと判定された。さらに、高められた消費者の好みは、Likens法を用いて焙煎して挽いた生成物中で測定して3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルが少なくとも6000μg/kgである焙煎して挽いたコーヒー中の3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールによるものであると判定した。焙煎して挽いたコーヒー中の3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルに関するこれらの結果に基づき、このデータを可溶性コーヒー中に存在する可溶性コーヒー固体少なくとも2000μg/kgのレベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含む可溶性コーヒーに外挿することができる。
さらに、フルーティでフローラルな特性により実質的に消費者の好みが駆り立てられたと判定した。より具体的には、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールによって得られたフルーティでフローラルな特性は、これまで既知のコーヒー特性、成分および従来の要因を変えることによって達成可能なレベル以上にコーヒー生成物の味を改善すると判定した。フルーティでフローラルな特徴が従来の、すなわち、非フレーバーコーヒーの全体的な好みを高めることになるとは予想されないはずなので、これは驚きであった。
フルーティでフローラルな特性により消費者の好みが駆り立てられたという判定は、それぞれがコーヒーのよく知られている官能特性を表す天然のコーヒー化学物質、すなわち、コーヒー成分のグループをまず特定することによって行った。次に、消費者が試して非常に好まれた焙煎コーヒー中に存在するこれらの成分のレベルを、3つのフレーバーグループ:「ローステッドナッティ」、「ローステッドキャラメル」および「フルーティフローラル」の効果を利用して判定した。ローステッドナッティ、ローステッドキャラメルおよびフルーティフローラルの特徴を表すフレーバーグループをコーヒー基剤に含め、その効果をそれぞれのフレーバーグループの100%増大について測定した。
1組のフレーバー強化コーヒーの試作品を、実験設計ソフトウェアを用いて体系的に設計した。以下の表1は、ここでグループAおよびグループBと命名した2つの消費者グループについて標準的な統計クラスター化法によって判定した結果を示している。試験集団には他の大きなクラスターは見つからなかった。グループAは、試験集団の約60%からなり、グループBは残りの約40%からなる。グループAおよびグループBは、ローステッドナッティおよびローステッドキャラメルのフレーバー化合物で強化したコーヒーに有意な差をつけなかった。単独の区別反応は、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールフレーバー化合物に対する各グループの反応に含まれるが、グループBは、グループAと比較して3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールが存在することに対する好みの得点では有意な「上昇」が見られる。
この試験の結果を以下の表1に示す。
Figure 2007521006
表1中の数字は、すべてのフレーバー増強剤が同等と評価されている特定のフレーバー増強剤を含む生成物グループに対するグループA(列1)の、すべてのフレーバー増強剤が定格等価である特定のフレーバー増強剤を含む生成物グループに対するグループB(列2)の、1〜9の好ましさの尺度に基づいて評価した総合的な好みの得点、同じ生成物グループに対するグループAとBの間の好みの得点の差(列3)、ならびに消費者グループと平均点を比較する場合に最小自乗差(LSD)測定を用いる統計的なスチューデントのt検定による有意検定結果(列4)である。
結果より、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール増強剤が、これら2つのグループ間の全体的な好みの応答を駆り立てることが特定された。グループB(40%)では、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールは肯定的な要因である。
消費者の好みの得点の分析から、意外にも結果の自然なクラスタリングが示された。消費者と専門家のどちらも同様にとても求めている特性であるというこれまで広く受け入れられてきた認識にもかかわらず、ローステッドナッティおよびローステッドキャラメルの特徴の原因である化合物のレベルの変更によって、好みの得点において有意な応答はもたらされなかった。しかし、フレーバーが消費者の好みにおいて重要ではないとこれまで考えられてきたにもかかわらず、フルーティフローラルグループの増加が消費者の好みにおける有意な増加として起こった。
より驚くべきことに、全体的なコーヒーフレーバーに対するその寄与において重要ではないとこれまで考えられてきたフルーティフローラルフレーバーグループの化合物の3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールにより、顧客の嗜好が駆り立てられた。即ち、コーヒーのフルーティフローラルフレーバー特徴が消費者の40%(グループB、気に入った人)にとって好みの「要因」であり、残りの60%(グループA、受容する人)にとって「疎外(alienator)」ではないということが明らかになった。統計に基づき、9.0点の尺度において0.5より大きく得点が異なる場合、反応は有意である。
無料の消費者試験では、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールが、煎じたコーヒー固体で測定した標準的な煎じたコーヒーに含まれるより約1000倍高いレベルで存在していても同様の応答が示された。驚くべきことに、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを加えることによって、不安定な非コーヒー様の特徴を生じさせずにコーヒーをとても強化する能力がもたらされる。
次に表2および3を参照すると、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの存在に好意的に反応していると特定された消費者のグループは、天然のレベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含むコーヒーと異なる高いレベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含むさらに強化したコーヒー生成物に対して味覚試験を行った。試料A、BおよびCによって示されるように、焙煎して挽いたコーヒーに噴霧乾燥形態の3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを加えた3つの試料すべてに関してこのグループは強化したコーヒーフレーバーを肯定的に特定した(表2)。噴霧乾燥した3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールは、高いレベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールをもたらした。
Figure 2007521006
表2から、この味覚試験で使用したドリップフィルター調製法を用いた場合でも、焙煎して挽いた生成物中の3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールすべてが最終飲料中に抽出されるとは限らないことが明白である。強化した焙煎して挽いたコーヒーからの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの抽出は、約18%である。あらかじめ調製したコーヒー抽出物に3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを直接加える場合、調製したコーヒーに3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを液体またはカプセル化または任意の他の形態で加えようと関係なく、予想よりも3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルが高い飲料になるのを避けるために注意してこの因子を調整しなければならないことは明らかである。このように、焙煎して挽いたコーヒーに加えた3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの量と比較して、煎じたコーヒーに約18%の3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールしか加える必要がなく、同等レベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含む最終飲料が得られることを考慮して、ドリップフィルター法によってあらかじめ調製したコーヒー抽出物に液体3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを適当なレベルで加える第2の味覚試験を行った。この第2の味覚試験のレベルを表3に示す。
Figure 2007521006
Figure 2007521006
次に表4を参照すると、グループは、可溶性のコーヒー生成物中の高いレベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを識別することができた。可溶性コーヒー粉末/顆粒に加えた液体3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを加えた試料Hによって示されるように、可溶性コーヒー1kg当り3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールをわずか2000μg増加させた場合でも、グループは、強化した可溶性コーヒーと対照の可溶性コーヒーを識別することができた。可溶性のコーヒー生成物には、コーヒーを濃縮した可溶性固体が含まれ、数例を挙げると、噴霧乾燥体、凍結乾燥体、凝集体および液体濃縮物、ならびにコーヒー抽出物などがある。
コーヒー中の高いレベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールは、多数の手段によって達成することができる。好ましい一実施形態では、カプセル化された3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールをカプセル化形態で焙煎して挽いたコーヒーに直接取り入れている。焙煎して挽いたコーヒーは、任意の選択した焙煎条件を用いて調製した生コーヒー豆の任意のブレンドで構成されていてよい。最終コーヒー飲料は、顧客の最適な浸出方法によって調製する。いくつかの浸出方法の例には、自動ドリップフィルター、手動ドリップフィルター、パーコレーター、エスプレッソおよびフレンチプレスがあるが、それだけには限定されない。
あるいは、カプセル化された3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール自体は、浸出工程で水と接触するまでコーヒー化合物を固体またはガラス質基質中に捕捉する任意の技術によって調製することができる。適当なカプセル化法には、噴霧乾燥および凍結乾燥があるが、それだけには限定されない。好ましい一実施形態では、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールは、噴霧乾燥して、マルトデキストリン(80%から99.80%)、アラビアゴム(0%から19.8%)、リン酸三カルシウム(1%)および3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール(0.2%)からなる配合にする。3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールは、焙煎して挽いたコーヒーに最終生成物の全重量の1%と15%との間で取り入れることができる。
他の別の実施形態では、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールは、基質中により高いまたはより低い割合でカプセル化されており、焙煎して挽いたコーヒー中に取り入れるカプセル化された3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの割合は、所望のコーヒー生成物を得るために必要に応じて変えられる。
有利には、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルは、Likens法を用いて焙煎して挽いた生成物中で測定して少なくとも6000μg/kgのレベルで存在しているべきである。3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールは、以下の成分から構成されているカプセル化された3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール含有基質の形態とすることができる:マルトデキストリン(80%〜99.97%)、アラビアゴム(0%〜19.97%)、リン酸三カルシウム(0%〜1%)および3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール(0.02%〜20%)。次いで、カプセル化された3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを、焙煎して挽いたコーヒーに最終生成物の全重量の1%と15%との間で混合する。さらに、可溶性コーヒー中に3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールが可溶性コーヒー固体で少なくとも2000μg/kg存在すると有利であり、その場合、カプセル化された3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールは最終生成物重量の1%および15%の量で可溶性コーヒーに混合または加えられる。
別の実施形態では、焙煎した全コーヒー豆または焙煎して挽いたコーヒーを蒸気または液体形態のフレーバー成分、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールによって煎じ出す。得られた煎じ出された焙煎したコーヒー豆または焙煎して挽いたコーヒーは、Likensの測定法を用いて焙煎して挽いた生成物中で測定して3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルが6000μg/kgより高いと判定した。
生コーヒーの煎じ出しは、蒸気または液体形態のフレーバー成分、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを煎じ出すことによって達成される。例えば、生コーヒー豆のバッチを、水ならびにエタノールと水の担体に希釈した3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールから構成される溶液と一緒に容器(加熱能力ありまたはなしの)中に入れることができる。3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールと担体の比は、5%〜50%、好ましくは15%とすることができるが、担体自体は60%エタノールである。希釈した3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール(前述の溶液)、生豆および水の組成は、それぞれ30mg、10kgおよび12kgとすることができる。この組成はまた、5000mg(希釈した3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール)、10kg(生コーヒー豆)および12kg(水)とすることもできる。この調製物を20℃と95℃との間の温度で15分と24時間との間そのままにしておく。焙煎する前に、コーヒー豆の水気を切り、空気流中で乾燥させる。コーヒーは、焙煎、冷却および粉砕段階後、Likensの測定法を用いて焙煎して挽いた生成物中で測定して3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルが少なくとも6000μg/kgである。
別の実施形態では、コーヒー豆は、噴霧乾燥した、または他の方法でカプセル化された3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを用いて殻で覆われる、またはコーティングされる。カプセル化された3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを殻で覆っている基質は、Likens法を用いて焙煎して挽いた生成物中で測定してレベルが少なくとも6000μg/kgである3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含む最終粉砕生成物をもたらすレベルで存在する。
別の実施形態では、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを蒸気、液体または噴霧乾燥形態で焙煎または急冷チャンバーのいずれかに導入する。コーヒーは、焙煎、冷却および粉砕段階後、Likensの測定法を用いて焙煎して挽いた生成物中で測定して3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルが少なくとも6000μg/kgである。
さらに別の実施形態では、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール(蒸気、液体またはカプセル化された)を焙煎した全コーヒー豆、焙煎して挽いたコーヒー粉末、可溶性粉末、可溶性顆粒、濃縮した液体コーヒー抽出物、そのまま飲めるコーヒー抽出物、濃縮した液体コーヒー抽出物混合物またはそのまま飲めるコーヒー抽出物混合物に混合する。3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールは、適切な油基剤または担体中に溶解させることができる。
他の実施形態では、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを、天然の低レベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含むコーヒーブレンドに加える。3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールをもともと低レベルのコーヒーに加えることの利点は、低レベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含むコーヒーブレンドを選び、もともとより高レベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含むブレンド中で見られるレベルまで3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルを増大させることによってそのフレーバーを強化することができることである。
例えば、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルが4,700μg/kg未満、またわずか30μg/kgと低い、焙煎して挽いたコーヒーに3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを加えることができる。得られたコーヒーの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルは、このもともと3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールが低いコーヒーブレンド中に存在するであろうものよりも高いことになる。
高いレベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含む現在の様々なコーヒー生成物のいずれかをミルク、クリーマ、砂糖および/または別の甘味料と混合して最終コーヒー生成物を形成できることは、当業者に容易に許容されるであろう。
本発明を、その好ましい実施形態に関して詳細に説明してきたが、本発明は、本発明の範囲および精神の範囲内で多くの変更形態および変形形態が可能であることは当業者に明らかであろう。

Claims (41)

  1. 乾燥させた焙煎して挽いたコーヒー中の3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルが、焙煎して挽いた生成物中でLikens測定法を用いて測定して少なくとも6000μg/kgである焙煎して挽いたコーヒーを含むことを特徴とするコーヒー組成物。
  2. 乾燥した焙煎して挽いたコーヒー中の前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルが、Likens測定法を用いて測定して少なくとも8000μg/kgであることを特徴とする請求項1に記載のコーヒー組成物。
  3. 乾燥した焙煎して挽いたコーヒー中の前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルが、Likens測定法を用いて測定して少なくとも16,000μg/kgであることを特徴とする請求項1に記載のコーヒー組成物。
  4. カップに入れたコーヒーのフレーバーを強化したコーヒーフレーバー飲料を製造する方法であって、焙煎した全豆または挽いたコーヒーに3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを加えて、Likens測定法を用いて測定して前記全豆または挽いたコーヒー中の3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの天然レベルよりも少なくとも25%高いレベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含む最終コーヒー生成物を生成することを含むことを特徴とする方法。
  5. 前記最終コーヒー生成物が、Likens測定法を用いて測定して前記全豆または挽いたコーヒー中の3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの天然レベルよりも少なくとも50%高いレベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを前記最終コーヒー生成物中に含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記最終コーヒー生成物が、Likens測定法を用いて測定して前記全豆または挽いたコーヒー中の3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの天然レベルよりも少なくとも100%高いレベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを前記最終コーヒー生成物中に含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  7. 前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを全豆コーヒーに添加することを特徴とする請求項4に記載の方法。
  8. 前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの添加は、油担体中に溶解させた3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールで前記全豆をコーティングすることを含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを挽いたコーヒーに添加することを特徴とする請求項4に記載の方法。
  10. 前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの添加は、油担体中に溶解させた3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを前記挽いたコーヒーに添加することを含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルが、Likens測定法を用いて可溶性のコーヒー生成物中で測定して可溶性コーヒー固体少なくとも2000μg/kgである可溶性のコーヒー生成物を含むことを特徴とする可溶性コーヒー組成物。
  12. 前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの量が、Likens測定法を用いて前記可溶性のコーヒー生成物中で測定して可溶性コーヒー固体少なくとも4000μg/kgであることを特徴とする請求項11に記載の可溶性コーヒー組成物。
  13. 前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの量が、Likens測定法を用いて可溶性のコーヒー生成物中で測定して可溶性コーヒー固体少なくとも6,000μg/kgであることを特徴とする請求項11に記載の可溶性コーヒー組成物。
  14. 前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの量が、Likens測定法を用いて可溶性のコーヒー生成物中で測定して可溶性コーヒー固体少なくとも10,000μg/kgであることを特徴とする請求項11に記載の可溶性コーヒー組成物。
  15. 乾燥した可溶性のコーヒー生成物およびLikens測定法を用いて測定して飲料混合物中可溶性コーヒー固体少なくとも2000μg/kgの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含むことを特徴とする飲料混合物。
  16. 前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールが、Likens測定法を用いて測定して前記飲料混合物中可溶性コーヒー固体少なくとも4000μg/kgの量で存在することを特徴とする請求項15に記載の飲料混合物。
  17. 前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールが、Likens測定法を用いて測定して前記飲料混合物中可溶性コーヒー固体少なくとも10,000μg/kgの量で存在することを特徴とする請求項15に記載の飲料混合物。
  18. 前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールがカプセル化形態で存在することを特徴とする請求項15に記載の飲料混合物。
  19. 前記カプセル化形態は、マルトデキストリン、アラビアゴム、リン酸三カルシウムおよび前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含むことを特徴とする請求項18に記載の飲料混合物。
  20. カップに入れたコーヒーのフレーバーを強化したコーヒーフレーバー飲料を製造する方法であって、
    Likens測定法を用いて測定してコーヒー抽出物中にコーヒー固体2000μg/kg未満の天然のレベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含む液体コーヒー抽出物に3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを添加し、最終コーヒー生成物中にコーヒー固体少なくとも2000μg/kgを含む最終可溶性コーヒー生成物を生成することを含むことを特徴とする方法。
  21. 前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの添加は、液体3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを前記液体コーヒー抽出物に添加し、続いて乾燥させて、乾燥した最終可溶性コーヒー生成物を形成することを含むことを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. 前記最終可溶性コーヒー生成物の3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルが、前記可溶性のコーヒー生成物中に存在する可溶性コーヒー固体少なくとも3000μg/kgであることを特徴とする請求項20に記載の方法。
  23. 前記最終可溶性コーヒー生成物の3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルが、前記可溶性のコーヒー生成物中に存在する可溶性コーヒー固体少なくとも4000μg/kgであることを特徴とする請求項20に記載の方法。
  24. 前記最終可溶性コーヒー生成物の3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールのレベルが、前記可溶性のコーヒー生成物中に存在する可溶性コーヒー固体少なくとも10,000μg/kgであることを特徴とする請求項20に記載の方法。
  25. 前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの添加は、粉末3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを前記液体コーヒー抽出物に添加し、続いて乾燥させて、乾燥した最終可溶性コーヒー生成物を形成することを含むことを特徴とする請求項20に記載の方法。
  26. カップに入れたコーヒーのフレーバーを強化した、強化したコーヒーフレーバーの飲料を製造する方法であって、
    焙煎した全豆または挽いたコーヒーに3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを添加することを含むことを特徴とする方法。
  27. 前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールがカプセル化形態であることを特徴とする請求項26に記載の方法。
  28. 前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの添加は、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを添加し、Likens測定法を用いて前記全豆または挽いたコーヒー中で測定して全豆または挽いたコーヒー少なくとも6000μg/kgまで3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの濃度を増大させることを含むことを特徴とする請求項26に記載の方法。
  29. 前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの添加は、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを添加し、Likens測定法を用いて前記全豆または挽いたコーヒー中で測定して全豆または挽いたコーヒー少なくとも8000μg/kgまで3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの濃度を増大させることを含むことを特徴とする請求項26に記載の方法。
  30. 前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの添加は、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを添加し、Likens測定法を用いて前記全豆または挽いたコーヒー中で測定して全豆または挽いたコーヒー少なくとも10,000μg/kgまで3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの濃度を増大させることを含むことを特徴とする請求項26に記載の方法。
  31. 前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの添加は、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを添加し、Likens測定法を用いて前記全豆または挽いたコーヒー中で測定して全豆または挽いたコーヒー少なくとも16,000μg/kgまで3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの濃度を増大させることを含むことを特徴とする請求項26に記載の方法。
  32. 前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの添加は、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを全豆コーヒーに添加することを含むことを特徴とする請求項26に記載の方法。
  33. 前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールの添加は、3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを挽いたコーヒーに添加することを含むことを特徴とする請求項26に記載の方法。
  34. 焙煎して挽いたコーヒーおよびカプセル化された3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含むことを特徴とするコーヒー組成物。
  35. 前記カプセル化された3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールは、マルトデキストリン、アラビアゴム、リン酸三カルシウムおよび3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含むことを特徴とする請求項34に記載のコーヒー組成物。
  36. 高いレベルの3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含むコーヒーを調製する方法であって、
    極性および/または非極性溶媒からなる担体に希釈した液体または蒸気形態の3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを生コーヒーに注ぐことを含むことを特徴とする方法。
  37. 前記生コーヒーおよび3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを20℃と95℃との間で15分から24時間加熱することをさらに含むことを特徴とする請求項36に記載の方法。
  38. Likens測定法を用いて測定して前記液体コーヒー中に存在する可溶性コーヒー固体少なくとも2000μg/kgの量で存在する3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールを含む濃縮したまたは普通の濃さの液体コーヒーを含むことを特徴とするそのまま飲める飲料。
  39. 前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールが、Likens測定法を用いて測定して前記液体コーヒー中に存在する可溶性コーヒー固体少なくとも4000μg/kgの量で存在することを特徴とする請求項38に記載の方法。
  40. 前記3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールが、Likens測定法を用いて測定して前記液体コーヒー中に存在する可溶性コーヒー固体少なくとも10,000μg/kgの量で存在することを特徴とする請求項38に記載の方法。
  41. 3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オールでコーティングした焙煎した全豆コーヒーを含むことを特徴とするコーヒー組成物。
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