(発明の詳細な説明)
本発明は、UIおよびBPHを含むがこれらに限定されない泌尿器系障害の診断および処置のための方法および組成物を提供する。本明細書中で使用される場合、泌尿器系障害は、膀胱、尿道または中枢神経系/末梢神経系の機能不全によって引き起こされる、尿失禁(過活動膀胱/過敏膀胱を含む)、溢流性尿失禁、緊張性尿失禁を含むがこれらに限定されない、膀胱の疾患であり得る。
本明細書中で使用される場合、泌尿器系障害は、雄性骨盤領域において生じた、例えば、雄性性機能不全および/または尿症状によって特徴付けられる、異常な状態を言及する「前立腺障害」を含むがこれらに限定されない、前立腺の障害であり得る。この障害は、前立腺炎、良性前立腺肥大および前立腺の癌(例えば、腺癌または癌腫)を含む、前立腺のいくつかの一般的疾患においてのように、尿生殖器炎症(例えば、平滑筋細胞の炎症)の形態で症状発現し得る。
本明細書中で使用される場合、泌尿器系障害は、以下を含むがこれらに限定されない腎臓の障害であり得る:先天異常(腎臓の嚢胞疾患(嚢胞腎臓形成異常、常染色体優性(成人)多発性嚢胞腎疾患、常染色体劣性(小児期)多発性嚢胞腎疾患、および腎髄質の嚢胞疾患(髄質海綿腎、および複合型腎ろう−尿毒症髄質嚢胞疾患(nephronophthisis−uremic medullary cystic disease complex)、後天性(透析関連)嚢胞疾患(例えば、単純嚢腫)を含むがこれらに限定されない)を含むがこれらに限定されない)を含むがこれらに限定されない);糸球体疾患(インサイチュ免疫複合体沈着(抗GBM腎炎、ヘイマン腎炎、および移植した抗原に対する抗体を含むがこれらに限定されない)を含むがこれらに限定されない糸球体傷害の病理を含む)、循環免疫複合体腎炎、糸球体細胞に対する抗体、糸球体腎炎における細胞媒介免疫、第2補体経路の活性化、上皮細胞傷害、および糸球体傷害のメディエーター(細胞メディエーターおよび可溶性メディエーターを含む)を含む病理、急性糸球体腎炎(例えば、急性増殖(溶連菌後(poststreptococcal)、感染後)糸球体腎炎(溶連菌感染後糸球体腎炎および非溶連菌性急性糸球体腎炎、急速進行性(半月体)糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、膜性糸球体腎炎(膜性腎症)、微少変化疾患(minimal change disease)(リポイドネフローゼ)、巣状分節状糸球体硬化症、膜性増殖性糸球体腎炎、IgA腎症(バーガー疾患)、巣状増殖性および壊死性糸球体腎炎(巣状糸球体腎炎)を含むがこれらに限定されない)、遺伝性腎炎(アルポート症候群および薄膜疾患(良性家族性血尿)を含むがこれらに限定されない)、慢性糸球体腎炎、全身性疾患(全身性エリテマトーデス、ヘーノホ−シェーンライン紫斑病、細菌性心内膜炎、糖尿病性糸球体硬化症、アミロイドーシス、線維性およびイムノタクトイド(immunotactoid)糸球体腎炎、および他の全身性障害を含むがこれらに限定されない)に関連した糸球体損傷;細管および間隙に罹患する疾患(急性細管壊死および尿細管間質性腎炎(腎盂腎炎および尿路感染症を含むがこれらに限定されない)を含む)、急性腎盂腎炎、慢性腎盂腎炎および逆流性腎症、ならびに薬物および毒素によって誘導される尿細管間質性腎炎(急性薬物誘発性間質性腎炎、鎮痛薬濫用腎症、非ステロイド性抗炎症薬物に関連した腎症、および他の尿細管間質性疾患(尿酸腎症、高カルシウム血症および腎石灰症、および多発性骨髄腫を含むがこれらに限定されない)を含むがこれらに限定されない);血管の疾患(良性腎硬化症、悪性高血圧症および加速性腎硬化症を含む)、腎動脈狭窄、および血栓性細小血管症(古典的(小児期)溶血性尿毒症症候群、成人溶血性尿毒症症候群/血栓性血小板減少性紫斑病、特発性HUS/TTP、および他の血管障害(アテローム硬化性虚血性腎臓疾患、アテローム塞栓性腎臓疾患、鎌状赤血球疾患腎症、びまん性皮質壊死、および腎臓梗塞を含むがこれらに限定されない)を含むがこれらに限定されない);尿路閉塞(閉塞性尿路疾患);尿石症(腎石、結石);ならびに腎臓の腫瘍(良性腫瘍(例えば、腎乳頭腺腫、腎線維腫または過誤腫(線維過誤腫)、血管筋脂肪腫、および膨大細胞腫)および悪性腫瘍(腎盂の尿路上皮癌を含む腎細胞癌(副腎腫、腎臓の腺癌)を含む))を含むがこれらに限定されない)。
「処置」は、本明細書中で使用される場合、疾患もしくは障害、疾患もしくは障害の少なくとも1つの症状、または疾患もしくは障害に対する素因の治療(curing)、治癒(healing)、弛緩(alleviating)、軽減(relieving)、変更(altering)、救済(remedying)、改善(ameliorating)、向上(improving)または影響(affecting)を目的とする、疾患もしくは障害、疾患もしくは障害の症状または疾患もしくは障害に対する素因を有する患者への治療薬剤の適用もしくは投与、またはこの患者由来の単離された組織もしくは細胞株への治療薬剤の適用もしくは投与と定義される。治療薬剤としては、低分子、ペプチド、抗体、リボザイムおよびアンチセンスオリゴヌクレオチドが挙げられるがこれらに限定されない。代表的な分子は、本明細書中に記載される。
本発明は少なくとも一部、核酸分子およびタンパク質分子(以下に記載される)が、疾患状態においては、正常な状態、すなわち疾患でない状態におけるそれらの発現と比較して示差的に発現されるという知見に基づく。本発明の方法に従って同定される本発明の分子のモジュレーターは、UIおよびBPHを含むがこれらに限定されない疾患を調節(例えば、阻害、処置または予防)または診断するために用いられ得る。
「示差的発現」は、本明細書中で使用される場合、遺伝子の時間的発現パターンおよび/または組織発現パターンにおける定量的相違および定性的相違の両方を包含する。従って、示差的に発現される遺伝子は、その発現が、疾患状態と比較して、正常な状態において活性化または不活化されていてもよい。発現が、正常状態と疾患状態とで、またはコントロール状態と実験状態とで異なる程度は、正常な特徴付け技術(例えば、定量的PCR、ノーザン分析、差引きハイブリダイゼーション)を介して可視化されるに充分に大きいことのみを必要とする。示差的に発現される遺伝子の発現パターンは、疾患(例えば、UIおよびBPH)評価の予後判定もしくは診断の一部として用いられ得るか、または疾患(例えば、UIまたはBPH)の処置に有用な化合物を同定するための方法において用いられ得る。さらに、疾患に関与する示差的に発現される遺伝子は、標的遺伝子発現のレベルまたは標的遺伝子産物の活性のレベルの調節が、疾患状態(例えば、UIおよび/またはBPH)を治療、治癒、弛緩、軽減、変更、救済、改善、向上または影響するように作用するように、標的遺伝子を提示し得る。標的遺伝子の発現または標的遺伝子産物の活性を調節する化合物は、疾患の処置において用いられ得る。本明細書中に記載される遺伝子は、疾患に関して示差的に発現され得、そして/またはそれらの産物は、疾患に対して重要な遺伝子産物と相互作用し得るが、これらの遺伝子はまた、さらなる疾患細胞プロセスに重要な機構に関与し得る。
本明細書中で使用される場合、「泌尿器科細胞」としては、膀胱細胞、前立腺細胞、腎臓細胞、脈管細胞、尿道細胞または、中枢神経系/末梢神経系の細胞(例えば、後根神経節、三叉神経節、脳または脊髄)が挙げられるがこれらに限定されない。
(本発明の分子)
本発明の分子としては、以下の分類が挙げられるがこれらに限定されない:Gタンパク質共役レセプター(GPCR)。脂質メディエーターおよびリガンド型イオンチャネルのGPCRは、(特に、c線維における)増大した求心性神経活性に関連している。神経伝達物質を異化/代謝する酵素、神経伝達物質/ペプチドホルモンGPCR、プロテアーゼ/ペプチダーゼおよびトランスポーターは、以下に関与することが示されている:a)CNS/末梢神経節における低減した阻害コントロール、b)CNS/末梢神経節における増大した興奮性神経伝達、およびc)排尿筋における遠心性刺激に対する増大した感度。cAMP/cGMPを異化/代謝する酵素、リガンド型イオンチャネル、Ca2+/K+チャネル、Ser/Thr−キナーゼおよびATPaseは、膀胱平滑筋収縮の筋原性調節に関係している。神経伝達物質GPCRおよびcAMP/cGMPを異化/代謝する酵素の関与は、膀胱の貯蔵反射の神経学的調節および筋原性の調節において実証されている。
ペプチドホルモンGPCR、プロテイナーゼ/ペプチダーゼ、ステロイドおよび核ホルモンレセプターを異化/代謝する酵素は、テストステロン産生の内分泌調節に関与することが示されている。レセプターチロシンキナーゼおよびSer/Thr−キナーゼは、支質細胞由来増殖因子および局所因子を通して、BPHにおける初期上皮増殖を媒介することに関連している。ペプチドホルモン/神経伝達物質GPCRおよびトランスポーターは、平滑筋緊張の神経学的調節を媒介することが実証されている。cAMP/cGMPを異化/代謝する酵素、リガンド型イオンチャネル、Ca2+/K+チャネル、ATPaseは、前立腺における平滑筋緊張の筋原性調節に関連している。
(遺伝子ID44390)
低親和性ナトリウムブドウ糖共輸送体SGLT3としても知られているヒト44390配列(同じくSAAT1として知られている)(配列番号1)は、非翻訳領域を含めておよそ2043ヌクレオチド長である。配列番号1の核酸約17〜1996に位置しているコード配列が659のアミノ酸タンパク質(配列番号2)をコードする。
TaqMan発現により評価すると、44390mRNAが、前立腺BPH、そしてそれに続いて脳、小腸と結腸において比較的高いレベルで発現された(前立腺BPH>脳、小腸、結腸>他の組織)。追加のTaqMan実験は、44390mRNAが正常な前立腺と比べて、周辺領域および移行領域のサンプルを含む、11のうち5つのBPHサンプルにおいて、高いレベルで発現され、そして、アップレギュレートされていることを示した。
ヒト44390のプローブを使って実行したインサイチュハイブリダイゼーション(ISH)実験が、ヒト、サルおよびラットの前立腺サンプルにおいて44390のmRNA発現を示した。正常なヒト前立腺とBPHのサンプルが、上皮層で非常に明確な発現を示した。ラット後根神経節(DRG)において、44390のmRNA発現がすべての大きさのニュ−ロンで観察された。.
44390は、低親和性ナトリウムブドウ糖共輸送体SGLT3(すなわちSAAT1)として知られているSGLT3は糖類に対して低親和性を持つが、D−グルコースに対しては高い選択性を有する。グルコース取り込みの阻害がインターロイキン3依存性細胞株でアポトーシスを増やす。SGLT3 mRNA発現レベルが、肝臓癌および肺癌において増加し、それによって細胞増殖におけるSGLT3の役割を意味する。従って、44390の活性を阻止することによりグルコース取り込みを減少し、そして細胞のアポトーシスをもたらす。前立腺における44390のmRNAの高い発現レベルとBPHにおけるアップレギュレーションに基づいて、44390はユニークな標的であって、そしてBPHの症状を減らすのに有用である。
前立腺BPHサンプルにおける44390の発現のために、44390の活性のモジュレーターはBPHと失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の44390ポリペプチドは、44390の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID54181)
ペプチジルアルギニンデイミナーゼIII型(PAD−III)として知られているヒト54181配列(配列番号3)は、非翻訳領域を含めておよそ3183ヌクレオチド長である。配列番号3の核酸約42〜2036に位置しているコード配列が、664のアミノ酸タンパク質(配列番号4)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、54181のmRNAが正常な膀胱組織サンプルおよびUI膀胱組織サンプルにおいて高いレベルで発現された。追加のTaqMan実験は、54181mRNAが、33〜78歳の範囲の年齢で、男性の被験体において、UIサンプルを含む、17のうち13の膀胱サンプルで発現されたことを示した。54181のmRNAがまた、年齢が41から85歳の範囲の年齢の女性の被験体において、UIサンプルを含む、15のうち14の膀胱サンプルにおいて発現された。54181のmRNAはまた、平滑筋と上皮の両方で発現され、より高い発現で平滑筋細胞でより上皮において発現された。
ISH実験は、サルとラットのDRGサンプルにおいて、そしてヒト、サルおよびラットの膀胱サンプルにおいて、54181のmRNA発現を示した。サルとラットのDRGにおいて、54181のmRNA発現がすべての大きさのニュ−ロンで観察された。ヒト、サルおよびラットの膀胱サンプルにおいて、54181のmRNAが尿路上皮ではっきりと発現された。
54181はペプチジルアルギニンデイミナーゼIII型(PAD−III)である。PADは、カルシウムイオンの存在下でアルギニンのシトルリンへの変換を通してタンパク質の翻訳後修飾を触媒する。54181すなわちPAD−IIIが基質プロタミンに対して高い活性を示す。プロタミンは、血管拡張を起こすことが知られている。プロタミンはまた、カルシウムチャネルを抑制することによって、気管平滑筋でアゴニスト誘導性の収縮を減少させることが示された。さらに、プロタミンがノルエピネフリンによって誘発されたか、または、ウサギの腸間膜動脈において増加したカリウムにより誘導される収縮を阻害する。従って、アンタゴニストで54181の活性を阻止することにより、プロタミンの内因性レベルを増やす。増加したプロタミンレベルが、平滑筋の弛緩または膀胱平滑筋の張り(tone)の減少をもたらす。従って、54181は、過活性な膀胱とUIを制御するためのユニークな標的である。
正常な膀胱組織サンプルとUI膀胱組織サンプルでの54181の発現とその機能的な役割のために、54181の活性を調節することにより、UI膀胱における平滑筋の張りを調節する。54181の活性のモジュレーターは、失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の54181のポリペプチドは、54181の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID211)
コレシストキニンA型レセプター(CCK−Aレセプター、CCK−AR)としても知られているヒト211配列(配列番号5)は、非翻訳領域を含めておよそ1393ヌクレオチド長である。配列番号5の核酸約72〜1358に位置しているコード配列が、428のアミノ酸タンパク質(配列番号6)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、211のmRNAは、脳、脊髄およびDRGで限定された発現を示した。211のmRNA発現レベルが、原発性の骨芽細胞で最も高く、そしてそれにDRG、脳および脊髄が続いた。ラットTaqManパネルは、DRGにおける211のmRNAの限定された、そして高い発現を示した。追加のラットパネルはまた、211のmRNA発現が泌尿器科学動物モデルのDRGにおいて制御されないことを示した。しかしながら、コレシストキニンとして知られている211のリガンドは脊髄損傷(SCI)モデルと老齢の泌尿器科学動物モデルでアップレギュレートされていた。
211はその天然のリガンドがコレシストキニン、神経ペプチドである、GPCRである。GPCRは別の神経ペプチドのファミリーに対するレセプターである。感覚の反応を調節することにおいて、神経ペプチドはキー・プレイヤーである。
DRGにおける211のmRNAの選択的かつ限定された発現に基づいて、211の活性を調節することにより、膀胱反射作用および/または反射亢進を変え得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。211の活性のモジュレーターは、失禁を含むがこれらに限定されない、泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の211のポリペプチドは、211の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID5687)
神経ペプチドFFレセプター2(NPFF2)としても知られているヒト5687配列(配列番号7)は、非翻訳領域を含めておよそ1936ヌクレオチド長である。配列番号7の核酸約99〜1667に位置しているコード配列は、522のアミノ酸タンパク質(配列番号8)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、5687のmRNAは、脳皮質、視床下部、脊髄、DRGおよび脳で発現された。DRGにおける5687のmRNA発現は、SCIモデル、膀胱炎および自然発症の高血圧のラット(SHR)モデルにおいてアップレギュレートしていた。
ヒト5687のプローブで行なわれたISH実験が、5687のmRNAがサルの脳とDRGで発現されたことを示した。脳において、5687のmRNAが主に皮質で発現された。サルのDRGにおいて、発現が、小さい直径と中間の直径のニュ−ロンの非常に限定された小集団で観察された。
GPCRは別の神経ペプチドのファミリーに対するレセプターである。感覚の反応を調節することにおいて、神経ペプチドはキー・プレイヤーである。5687すなわちNPFF2は、神経ペプチドAF(NPAF、A−18−F−アミド)および、モルヒネ調節性ペプチドとしても知られている、神経ペプチドFF(NPFF、F−8−F−アミド)に対するレセプターである。5687はまた、天然に存在するか、または合成の種々のPhe−Arg−Phe−NH2(FMRF−アミド)様リガンドによって活性化され得る。このレセプターは、ホスファチジルイノシトールカルシウム第二メッセンジャー系を活性化するGタンパク質との会合によってその作用を媒介する。NPFFは、痛覚およびオピエ−ト誘導性の痛覚消失症の調節に関する。
脳皮質、視床下部、脊髄、DRGおよび脳における5687のmRNA発現に起因して、モジュレーターである5687の活性がBPHおよび失禁を含むがこれらに限定されない、泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の5687のポリペプチドは、5687の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID884)
機能的なグリシンレセプターa1サブユニットとしても知られているヒト884配列(配列番号9)は、非翻訳領域を含めておよそ1715ヌクレオチド長である。配列番号9の核酸約297〜1646に位置しているコード配列が、449のアミノ酸タンパク質(配列番号10)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、884のmRNAが脳、脊髄およびDRGにおいて発現された。さらなるTaqMan分析は、DRGにおける884のmRNA発現が、老齢およびSHRのラットモデルでアップレギュレートされたことを示した。
ISH実験は、ラットの脳およびすべての脊髄ニュ−ロンにおいて884のmRNA発現を示した。884のmRNAはまた、サルおよびヒトの膀胱において、おそらく平滑筋において発現された。
グリシンはDRGにおける主要な抑制性神経伝達物質である。嚢内グリシン(γアミノ酪酸(GABA)ではない)が、グリシンレセプターインヒビターであるストリキニーネによって抑制されるウレタン麻酔されたラットにおける膀胱の一連の中枢性思春期早発症律動性収縮を活性化する(J Pharm Pharmacol.37(7):517−20)。さらに、ストリキニーネ感受性の機構は、外部の尿道の括約筋運動ニュ−ロンの直接的なグリシン作動性阻害に部分的に起因し得る排尿の間に通常観察される、括約筋活性の抑制に寄与する(Exp Brain Res.119(3):297−306)。884へのリガンドの結合が、アニオン(例えば、塩化物)に対するコンダクタンスを増し、膜の過分極をもたらし、今度は、ニューロンの発射を減らす。
排尿におけるグリシンレセプターの役割を考慮すると、884の機能を調節する薬物が、膀胱機能、膀胱反射および/または反射亢進に関与するニューロンの経路の活性を変更し得る。従って、884は、失禁に対するユニークな標的であり得る。884の活性のモジュレーターは、失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の884のポリペプチドは、884の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID1405)
レチナールグアニリルシクラーゼ1(retGCまたはグアニル酸シクラーゼ2D)としても知られているヒト1405配列(配列番号11)は、非翻訳領域を含めておよそ3621ヌクレオチド長である。配列番号11の核酸約74〜3385に位置しているコード配列が、1103のアミノ酸タンパク質(配列番号12)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、1405のmRNAがDRG、そしてそれに続いて脳、前立腺および胸部で発現された(DRG>>脳>前立腺、胸部>>他の組織)。
RetGCは光伝達における基質としてGTPを使用している、cGMPの再合成に関係している。cGMPはPKG、PDE経路および感動的なCNGチャネル機能を通して多数の細胞の活性に関与する二次メッセンジャー分子である。種々のイオンチャネルの活性を調節することによって、cGMPはDRGニュ−ロンにおけるニューロンの興奮性を変更し得る。
DRG、脳および前立腺における1405の選択的かつ限定された発現に基づいて、1405の活性を調節することは膀胱反射作用および/または反射亢進を変更し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。1405の活性のモジュレーターは、BPHと失禁を含むがこれらに限定されない、泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の1405のポリペプチドは、1405の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID636)
電圧ゲート型カリウムチャネルKv1.6としても知られている、ヒト636配列(配列番号13)は、非翻訳領域を含めておよそ4234ヌクレオチド長である。配列番号13の核酸約863〜2452に位置するコード配列が、529アミノ酸タンパク質(配列番号14)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、636 mRNAは、ラットおよびヒトのサンプルにおいて、CNS組織で最も強く発現していた。追加のTaqMan分析は、636 mRNAが、DRGにおいて高いレベルで発現されたことを示した。636 mRNAはまた、若年ラットと比べた場合に、老齢のラットでダウンレギュレートされていた。
ISH実験は、636 mRNAが、サルおよびラットのサンプルにおいて、脊髄、脳、およびDRGニューロンの小集団で発現していたことを示した。
636は、潜在的に、失禁において、重要な役割を果たす。636は、DRGにおいて高いレベルで存在し、老齢のラットでダウンレギュレートされている。636のオープナー(opener)は、カリウムイオンを流入させて、膜の過分極を起こし、次いで、DRGから膀胱平滑筋への伝達を減らす。したがって、636を開く薬物は、失禁の阻害のための新規な方法であり得る。
CNSおよびDRGにおける636の発現に起因して、モジュレーター636の活性は、失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科の障害を処置するのに有用である。本発明の636ポリペプチドは、636活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID4421)
T型カルシウムチャネルα−1Gサブユニット(CaV3.1)としても知られているヒト4421配列(配列番号15)は、非翻訳領域を含めておよそ7648ヌクレオチド長である。配列番号15の核酸約1〜7134に位置するコード配列が、2377アミノ酸タンパク質(配列番号16)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、4421 mRNAが、主に、CNS組織および前立腺組織において発現した。4421 mRNAはまた、BPHにおいてアップレギュレートされた。
T型カルシウムチャネルは、カルシウムイオンを流入させ、平滑筋収縮において重要な役割を果たすことが知られている。さらに、カルシウムチャネルを通るカルシウムの流入は、平滑筋における脱分極の重要な構成要素である。4421の阻害は、前立腺間質細胞へのカルシウムの流入を阻害し、従って、直接、かつ、平滑筋の脱分極を阻害することによって、筋肉の収縮を減少する。4421がBPHでアップレギュレートされるので、4421のインヒビターは、それゆえ、BPH前立腺における平滑筋の張りを弛緩させる。
CNSおよび前立腺組織における4421の選択的かつ制限された発現に基づいて、4421は、BPHのためのユニークな標的を表す。4421活性のモジュレーターは、BPHを含むがこれらに限定されない泌尿器科の障害を処置するのに有用である。本発明の4421ポリペプチドは、4421活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID5410)
レセプター様キナーゼRor2としても知られているヒト5410配列(配列番号17)は、非翻訳領域を含めておよそ4092ヌクレオチド長である。配列番号17の核酸約200〜3031に位置するコード配列が、943アミノ酸タンパク質(配列番号18)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、5410 mRNAは、前立腺において最も高いレベルで発現し、そして、膀胱、胸部、腸および静脈において、より少ない量で発現した。5410 mRNAはまた、正常な前立腺と比べた場合、BPHにおいてダウンレギュレートされた。
5410は、キナーゼドメインならびにFrizzledドメインを含む。Wntタンパク質は、細胞表面上のFrizzledファミリーのレセプターに結合する(EMBO J 18(24):6867−72)。Wntタンパク質は、部分的に、細胞表面レセプターを介して機能し、おそらく、Gタンパク質の活性化を介して、細胞内Ca2+の増加を刺激する(Oncogene 18(55):7860−72)。カルシウムの流入は、平滑筋の収縮を生じ、従って、5410の阻害が、BPHの平滑筋を弛緩させる。さらに、カルシウム依存性のWntシグナル伝達は、主に、b−カテニンを介して機能する。次いで、b−カテニンは、直接、c−mycおよびサイクリンD1遺伝子を活性化し得る。c−mycおよびサイクリンD1遺伝子は、アポトーシスを阻害し、細胞増殖を促進することが知られている(Oncogene 18(55):7860−72)。このことと一致して、正常な上皮細胞(MDCK)におけるb−カテニンの穏やかな過剰発現が、細胞内変換を生じる。これらの細胞は、軟寒天中でコロニーを形成し、懸濁液中で生存し、そして、高い細胞密度およびその後のγ照射で増殖し続ける(J Cell Biol 146(4):855−68)。従って、Wntシグナル伝達の阻害は、増殖を減らし、アポトーシスを増やし得る。
5410は、BPHの重要な標的であり得る。5410の活性化は、Wntシグナル伝達の活性化をもたらし、次いで、カルシウムの流入、細胞増殖および抗アポトーシスをもたらす。従って、5410を阻害する薬物は、1)BPHの前立腺における平滑筋の弛緩;2)前立腺細胞増殖の減少;および3)前立腺細胞のアポトーシスの増加を生じ得る。
前立腺における5410の選択的かつ限定的な発現に基づいて、5410活性のモジュレーターは、BPHを含むがこれらに限定されない泌尿器科の障害を処置するのに有用である。本発明の5410ポリペプチドは、5410活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID30905)
プロトン駆動性オリゴペプチドトランスポーターPEPT2としても知られているヒト30905配列(配列番号19)は、非翻訳領域を含めておよそ2685ヌクレオチド長である。配列番号19の核酸約31〜2220に位置するコード配列が、729アミノ酸タンパク質(配列番号20)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、30905 mRNAは、ヒトの前立腺、中枢神経系(CNS)、腎臓、扁桃腺および脾臓のサンプルにおいて発現した。30905 mRNAはまた、正常な前立腺と、BPHの前立腺の両方において、高いレベルで存在した。30905 mRNAは、2つのBPHサンプルにおいてアップレギュレートされていた。
30905は、高親和性の、プロトン駆動性オリゴペプチドトランスポーターPEPT2である。30905に対する基質は、主に、ジペプチドおよびトリペプチドを含む。N−アセチル−L−アスパルチル−L−グルタミン酸(NAAG)は、PEPT2に対する基質である(Am J Physiol 275:C967)。NAAGは、哺乳動物のCNSにおいて最も豊富なペプチド神経伝達物質であり、グルタミン酸レセプターのN−メチル−d−アスパラギン酸(NMDA)サブタイプを阻害し得る(J Neurochem 75(2):443)。NAAGは、酵素N−アセチル化a連結酸性ジペプチダーゼ(NAALADase)により加水分解される。興味深いことに、前立腺特異的な膜抗原(PSMA)が、この基質での加水分解活性および、NAALADaseの薬理学的特性を有し、このことは、NAAGが、前立腺において重要であるが、未知の役割を果たし得ることを示唆した。(PNAS 93:749)。NMDAレセプターは、ウェスタンブロット(NMDAレセプターアンタゴニストとmRNAとの結合)により測定すると、成体雄ラット由来の陰茎、膀胱および腹側前立腺組織、ならびに、ヒト男性患者由来の同じ外科的組織に存在する。さらに、ベタネコールまたは電場刺激による組織片のインビトロ収縮は、種々のNMDAレセプターアンタゴニストにより阻害された(J Androl 21(4):566)。さらに、NMDAレセプターアンタゴニストMK−801は、正常なラットにおける膀胱収縮圧と、尿道活性の用量依存性の減少を生じた。MK−801をAMPAレセプターインヒビターLY293558と合わせて用いると、慢性脊髄麻酔ラットにおいて、膀胱の収縮圧を部分的に阻害し、膀胱の収縮に付随する尿道の収縮を顕著に減らした(Adv Exp Med Biol 462:275)。従って、NAAGは、前立腺に存在するようである。NAAGはNMDAレセプターのインヒビターであるので、30905を阻害することによりNAAGの取り込みを阻害することは、前立腺の間質平滑筋を弛緩し、それによりBPHの間に生じる症状を弛緩するための新規のメカニズムであり得る。
30905の前立腺における選択的かつ限定的な発現に基づいて、30905活性のモジュレーターは、BPHおよび失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科の障害を処置するのに有用である。本発明の30905ポリペプチドは、30905活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID2045)
KLK10としても知られているヒト2045配列(配列番号21)は、約831ヌクレオチド長である。配列番号21の核酸約1〜831に位置するコード配列は、276アミノ酸タンパク質(配列番号22)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、2045 mRNAは、ヒトの前立腺および、胸部腫瘍、卵巣腫瘍、結腸腫瘍および前立腺腫瘍において発現した。2045 mRNAは、BPHにおいてアップレギュレートされた。2045 mRNAはまた、前立腺間質よりも前立腺上皮において高い発現を示した。
インサイチュハイブリダイゼーション実験は、2045 mRNAが、前立腺上皮に存在したことを示した。
2045は、KLK10(セリンプロテアーゼのカリクレインファミリーのメンバー)である。カリクレインプロテアーゼは、キニノーゲン(主にa2−グロブリン由来の多機能タンパク質)を有し、キニン(ブラジキニンを含む)の放出をもたらす。ブラジキニンは、増殖因子として知られており、細胞増殖の増加を生じる。さらに、PSA(カリクレインファミリーのメンバー)は、インシュリン様増殖因子結合タンパク質(IGFBP)を切断し、従って、そのインシュリン様増殖因子−1(IGF−1;World J Urol 13(5):306)に対する親和性を減少することが知られている。IGF−1は、BPH由来の間質細胞における細胞増殖を増加させる(J Natl.Cancer Inst.91(19):1663)。従って、2045の阻害は、前立腺におけるブラジキニンおよびIGF−1のレベルの減少を生じ得、従って、BPHにおける間質細胞増殖の阻害のための新規なメカニズムである。
前立腺における2045の選択的かつ限定的な発現に基づいて、2045活性のモジュレーターは、BPHを含むがこれらに限定されない泌尿器科の障害を処置するのに有用である。本発明の2045ポリペプチドは、2045活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID16405)
Gタンパク共役レセプター88としても知られているヒト16405配列(配列番号23)は、非翻訳領域を含めておよそ2043ヌクレオチド長である。配列番号23の核酸約192〜1346に位置するコード配列は、384アミノ酸タンパク質(配列番号24)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、16405 mRNAは、脳、精巣、三叉神経節および皮膚において発現した。16405 mRNAはDRGニューロンの小集団においてアップレギュレートされた。インサイチュハイブリダイゼーション実験は、16405 mRNAが、脳、脊髄、後根神経節および、上頚神経節の交感神経ニューロンにおいて発現したことを示した。
16405は、侵害受容ニューロンの調節に重要である。16405の脳における選択的かつ限定的な発現に基づいて、16405の活性の調節は、膀胱反射作用および/または反射亢進を変え得、そして、失禁に対するユニークな標的であり得る。16405活性のモジュレーターは、BPHおよび失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科の障害を処置するのに有用である。本発明の16405ポリペプチドは、16405活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID18560)
バニロイド(vanilloid)レセプター様タンパク質(VRL1)または一過性のレセプター電位カチオンチャネル、サブファミリーV、メンバー2(TRPV2)としても知られている、ヒト18560配列(配列番号25)は、非翻訳領域を含めておよそ2809ヌクレオチド長である。配列番号25の核酸約361〜2655に位置するコード配列は、764アミノ酸タンパク質(配列番号26)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、18560 mRNAは、上頚神経節(SCG)の交感神経ニューロンにおいて最も高いレベルで発現し、それに続いて、DRGおよび三叉神経節(TRG)における感覚ニューロンにおいて発現した。18560 mRNAはまた、副腎においても発現した。18560 mRNAは、脊髄および脳(全脳および別の脳の領域)においてより低いレベルで発現した。18560 mRNAのいくらかの発現が、末梢器官(例えば、肝臓、脾臓および胸腺)において検出された。
インサイチュハイブリダイゼーション実験は、サルのDRG、NodoseおよびTRGニューロンにおける18560 mRNAの発現を示した。高いレベルの発現が、交感神経ニューロンにおいて検出された。脊髄において、18560 mRNAは、表面薄層および脳から背側触覚ニューロンで発現した。
DRGおよび脳における18560の選択的かつ限定的な発現に基づいて、18560の活性の調節は、膀胱反射作用および/または反射亢進を変え得、失禁に対するユニークな標的であり得る。18560活性のモジュレーターは、BPHおよび失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科の障害を処置するのに有用である。本発明の18560ポリペプチドは、18560活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID2047)
カリクレイン6(プロテアーゼM、ニューロシン、ザイム、またはSP59としてもまた知られている)として知られているヒト2047の配列(配列番号27)は、非翻訳領域を含めておよそ1506ヌクレオチド長である。配列番号27の核酸約246〜980に位置しているコード配列が244のアミノ酸タンパク質(配列番号28)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、2047のmRNAが脊髄、そしてそれに続いて視床下部、脳と皮膚において非常に高いレベルにおいて発現された。2047のmRNAは軸索切断、慢性の狭さく損傷(CCI)と完全なフロイントのアジュバント(CFA)注射の後にラットモデルのDRGでダウンレギュレートされていた。最も劇的な変更は2047のmRNAが4〜10倍アップレギュレートされたCFAの後に主に皮膚脱毛症で見いだされた。 CCIおよび軸索切断の後、遅い時間時点で、2047のmRNAは約8倍アップレギュレートしていた。
脊髄およびDRGにおける2047の選択的、かつ限定的な発現に基づいて、2047の活性を調節することは膀胱反射作用および/または反射亢進を変更し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。2047の活性のモジュレーターは、BPHと失禁を含むがこれらに限定されない、泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の2047のポリペプチドが2047の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID33751)
カリウム電圧ゲート化チャネルサブファミリーHメンバー7(Ether−a−go−go関連の遺伝子カリウムチャネル3;HERG−3;Eag関連タンパク質3)としても知られている、ヒト33751配列(配列番号29)は、非翻訳領域を含めておよそ4113ヌクレオチド長である。配列番号29の核酸約101〜3691に位置しているコード配列が1196のアミノ酸タンパク質(配列番号30)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、33751のmRNA発現レベルは、脳、そしてそれに続いてDRGおよび脊髄で最も高かった。33751のmRNAがCCIおよび軸索切断の後にラットモデルのDRGでダウンレギュレートされていた。33751のmRNAがCFA注射の後および軸索切断の後にラットモデルの脊髄でダウンレギュレートされていた。
インサイチュハイブリダイゼーション実験が33751のmRNAがサルおよびラット脳、脊髄とDRGにおいて発現されたことを示した。サル脊髄において、33751のmRNAが薄膜V、大きいサイズニュ−ロン、最もありそうな脊髄−視床ニュ−ロンにおいて発現された。DRGにおいて、ニュ−ロンの小集団が、高いレベルの33751のmRNAを発現した。
DRGにおける33751の選択的、かつ限定的な発現に基づいて、33751の活性を調節することは膀胱反射作用および/または反射亢進を変更し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。33751の活性のモジュレーターは、BPHと失禁を含むがこれらに限定されない、泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の33751のポリペプチドが33751の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID52872)
GPCR GPR54としても知られているヒト52872配列(配列番号31)は、非翻訳領域を含めておよそ1609ヌクレオチド長である。配列番号31の核酸約176〜1372に位置しているコード配列が398のアミノ酸タンパク質(配列番号32)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、52872のmRNA発現レベルがヒトの脳、そして引き続いて、脊髄で最も高いレベルであった。52872のmRNAの発現が精巣と胎盤においてまた観察された。52872のmRNAがヒトDRG、ラット脳幹と背側核において低いレベルで発現された。52872のmRNAがラット膀胱排出口障害(BOO)モデルのDRGにおいて、そして老齢のSHRにおいてもまたアップレギュレートされた。
インサイチュハイブリダイゼーション実験が52872のmRNAが大脳皮質、線条、視床、脊髄、背角、および中間のサイズDRGニュ−ロンの小さい小集団において発現されたことを確認した。
GPCRは異なった神経ペプチドのファミリーのレセプターである。神経ペプチドは炎症に関係している。サブスタンスPのような神経ペプチドは、膀胱求心性神経によって生産されて、また、IL−6およびIL−1(両方とも、炎症プロセスで重要である)を活性化する。C線維とAδ線維は感覚の膀胱求心性神経である。
脳、脊髄とDRGにおける52872の選択的、かつ限定的な発現に基づいて、52872の活性を調節することは膀胱反射作用および/または反射亢進を変更し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。52872の活性のモジュレーターは、BPHと失禁を含むがこれらに限定されない、泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の52872のポリペプチドが52872の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID14063)
ニューロトリプシン(またはモトプシンまたはライディン)としても知られているヒト14063配列(配列番号33)は非翻訳領域を含めておよそ3344ヌクレオチド長である。配列番号33の核酸約41〜2668に位置しているコード配列が875のアミノ酸タンパク質(配列番号34)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、14063のmRNAが肺、DRG、結腸、卵巣および脳、そしてその後に、腎臓および脊髄において最も高いレベルで発現された。14063のmRNAが自然発症高血圧ラットのDRG、失禁のモデルでアップレギュレートされていた。
インサイチュハイブリダイゼーション実験が、14063のmRNAがサルの脳および脊髄(薄膜Vで、背角の発現のより低いレベルを有する運動ニュ−ロンとニュ−ロンの高いレベル)において発現されたことを示した。DRGにおいて、ニュ−ロンの小集団が14063のmRNAを発現した。14063のmRNAが、気管支および肺胞の上皮ならびに腎細管の上皮において発現された。
細胞外セリンプロテアーゼが、発達した成人の神経系組織で発現されるという証拠が出現した。直接C線維とAδ求心性神経の末端を作動させることが知られている活性の物質が、酵素のこのクラスの触媒活性によって生成される。C線維とAδ線維は感覚の膀胱求心性神経である。ニューロトリプシンのインヒビターが、膀胱を神経支配するそれらのニューロンの活性化を誘発する活性の代謝産物の生成をブロックする。
DRGにおける14063の選択的、かつ限定的な発現に基づいて、14063の活性を調節することは膀胱反射作用および/または反射亢進を変更し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。14063の活性のモジュレーターは、BPHと失禁を含むがこれらに限定されない、泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の14063のポリペプチドが14063の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID20739)
セリン/トレオニンプロテインキナーゼPAK−β(PAK−3キナーゼ)としても知られているヒト20739配列(配列番号35)はおよそ1635ヌクレオチド長である。配列番号35の核酸約1〜1635に位置しているコード配列が544のアミノ酸タンパク質(配列番号36)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、20739のmRNAが脳と脊髄において最も高いレベルで、そしてそれに続いて膵臓およびDRGにおいてより低いレベルの発現で発現された。20739のmRNAが、雌および雄の両方のラットの24カ月のL6−S1において、そしてBOO 8+9のラットモデルにおいてもまたアップレギュレートされた。
インサイチュハイブリダイゼーション実験は、サルおよびラット脳と脊髄サンプルで20739のmRNAが発現されたことを示した。サルおよびラットDRGで、20739のmRNA発現がすべての大きさのニュ−ロンの小集団に制限された。
p21で活性化するキナーゼ3は、GPCRsからMAPキナーゼまでを誘導するシグナル伝達経路における早いステップにおいて機能するSte20キナーゼと相同である。さらに、PAK3媒介性のシグナル伝達は、Junキナーゼとp38有糸分裂活性化プロテインキナーゼ活性化および遺伝子転写調節に向ける。PAK3が、p38活性化を介してIL−1の発現を誘発することが示されている。さらに、p38インヒビターが、BKへの感作をブロックする。p38の活性化は、BK−R1と誘導性の一酸化窒素合成酵素(iNOS)の発現をアップレギュレートする。これらすべてのメディエーターは、直接C線維およびAδ求心性線維を活性化することを知られており、そしてこれらは膀胱を神経支配する繊維である。サブスタンスPは、膀胱求心性神経によって生産される公知の神経ペプチドであり、p38を活性化して、IL−6およびIL−1の発現をもたらす。さらに、PAK−3自身は炎症の後に感覚のニュ−ロンでアップレギュレートされている。PAK−3の阻害が活性代謝産物の産生をブロックし得る。
脳、脊髄およびDRGにおける20739の選択的、かつ限定的な発現に基づいて、20739の活性を調節することは膀胱反射作用および/または反射亢進を変更し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。20739の活性のモジュレーターは、BPHと失禁を含むがこれらに限定されない、泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の20739のポリペプチドが20739の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID32544)
ホスホリパーゼC(PLC)としても知られているヒト32544配列(配列番号37)は非翻訳領域を含めておよそ4635ヌクレオチド長である。配列番号37の核酸約435〜4058に位置しているコード配列が1207のアミノ酸タンパク質(配列番号38)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、32544のmRNAが脳、そしてそれに続いて脊髄と皮膚で最も高いレベルにおいて発現された。さらなるTaqMan実験が、子宮頸管上位の神経節の交感神経細胞における高いレベルの32544のmRNAの発現を示した。32544のmRNAが脊髄損傷を有するラットおよび老齢のラットのDRGにおいてアップレギュレートされていた。32544のmRNAが膀胱炎のL1−L5 DRGおよびL6−S1 DRGにおいてもまたアップレギュレートされた。
ISH実験は、32544のmRNAが脳、DRGおよび脊髄において発現されたことを示した。脊髄において、33544のmRNAが背角でそしてDRGでニュ−ロンの小さい小集団において発現された。
PLCアイソザイム、すなわちホスホイノシチド特異的なホスホリパーゼCファミリーのメンバーの活性化が、他のPLCアイソザイムまたはカルシウムチャネルのレセプター媒介性の活性化に対して次のイベントとして起こり得ることが示された。より最近は、ホスホリパーゼC1がまたブラジキニン刺激により活性化されるということが示された。この状況で、PLC−β活性化の後に、イノシトール1,4,5−三リン酸(IP3)生成とカルシウムの遊離が続いて起こり、PLC1がカルシウム流入によって活性化されるようにである。PLC−βに関連があるレセプター媒介性のシグナル伝達が増強され、そして延長され得るという点で、正のフィードバック機構を表し得るため、PLC1のこの調節は重要な意味を有する。さらに、ブラジキニン刺激作用の後のPLC1の活性化が、ノルエピネフリン(交感ニューロンの主な神経伝達物質)分泌の増強をもたらす細胞内カルシウムの増加と結び付けられる。さらに、PLC1の発現がグルタミン酸処理の後にニュ−ロンで増える。この増加は細胞外カルシウム、NMDAアンタゴニストまたは窒素酸化物(NO)合成酵素インヒビターの除去によって妨げられることができる。
ホスホリパーゼC1は、直接C線維およびAδ求心性神経を活性化する、ブラジキニンのような因子のシグナル伝達の経路における重要なメディエーターであるようである。これらは膀胱を神経支配する繊維である。
DRGにおける32544の選択的、かつ限定的な発現に基づいて、32544の活性を調節することは膀胱反射作用および/または反射亢進を変更し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。32544の活性のモジュレーターは、BPHと失禁を含むがこれらに限定されない、泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の32544のポリペプチドが32544の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID43239)
システィニル基ロイコトリエンレセプター2(CysLTR2)としても知られているヒト43239配列(配列番号39)は、およそ1041ヌクレオチド長である。配列番号39の核酸約1〜1041に位置しているコード配列が346のアミノ酸タンパク質(配列番号40)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、43239のmRNAがほ張りど排他的にサルDRGにおいて発現された。43239のmRNAが16週齢および老齢のSHRにおけるDRGでダウンレギュレートされていた。ISH実験がサルDRGニュ−ロンの小集団における43239のmRNAの発現の高いレベルを確証した。
P2Yレセプターのアクチベーターが、誘導性の一酸化窒素合成酵素(炎症性プロセスの間に放出される、膀胱を神経支配するC線維とAδ求心性神経の活性を変更する公知の因子)の調節を生じ得る。
DRGにおける43239の選択的、かつ限定的な発現に基づいて、43239の活性を調節することは膀胱反射作用および/または反射亢進を変更し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。43239の活性のモジュレーターは、BPHと失禁を含むがこれらに限定されない、泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の43239のポリペプチドが43239の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID44373)
亜鉛トランスポーターZnT−3としても知られているヒト44373配列(配列番号41)は非翻訳領域を含めておよそ2000ヌクレオチド長である。配列番号41の核酸約84〜1250に位置しているコード配列が388のアミノ酸タンパク質(配列番号42)をコードする。
ヒトおよびラットの組織パネルを使って行ったTaqMan分析により評価すると、44373のmRNAが脳、そしてそれに続いて脊髄に最も高いレベルの見られた発現で神経系組織の組織で主に発現された。44373のmRNAが脊髄損傷を有するラットおよびBOOラットモデルのDRGでアップレギュレートされていた。44373のmRNAが16週齢のSHRにおけるDRGでダウンレギュレートされていた。
ISH実験がサルおよびラット両方のサンプルで脊髄と皮質で44373のmRNAが発現されたことを示した。
シナプスから解放された亜鉛は、ニューロンの興奮の阻害または拡張をもたらし得る神経調節性の能力を有する(Neurobiol Dis(1997)4:137)。亜鉛は一酸化窒素合成酵素の非常に効力があるインヒビターである(Neurobiol Dis(1997)4:137)。生理的濃度において、亜鉛は、グルタミン酸脱炭酸酵素の活性を強めるピリドキサルリン酸の形成を強めて、ピリドキサルキナーゼの活性を促進する(Prog Clin Biol Res(1984)144A:255)。ZnT−3はシナプス小胞(PNAS(1999)16:1716)の中に亜鉛の輸送のために必要とされる。亜鉛とマグネシウムはまた、NMDAレセプター複合体の効力がある強力なインヒビターである(Pol J Pharmacol(2001)53:641)。
亜鉛イオンは、グルタミン酸レセプターを調節して、GABAを合成している酵素の活性を強め、そして一酸化窒素合成酵素を抑制することが示された。これらすべてがC線維およびAδ線維の活性を調節する。これらは膀胱を神経支配する繊維である。
脳および脊髄における44373の選択的、かつ限定的な発現に基づいて、44373の活性を調節することは膀胱反射作用および/または反射亢進を変更し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。44373の活性のモジュレーターは、BPHと失禁を含むがこれらに限定されない、泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の44373のポリペプチドが44373の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID51164)
カリウムチャネルとしても知られているヒト51164配列(配列番号43)は非翻訳領域を含めておよそ1506ヌクレオチド長である。配列番号43の核酸約157〜1362に位置しているコード配列が401のアミノ酸タンパク質(配列番号44)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、51164のmRNAが排他的にサルDRGにおいて発現された。51164のmRNAが脊髄損傷でラットにおけるDRGでアップレギュレートされていた。ISH実験がサルDRG(小さい、および中間の大きさの)ニュ−ロンの小集団で高いレベルの51164のmRNA発現を示した。
51164が排他的にDRGに対して発現される。その細胞体が胸腰仙椎のDRGにある感覚のニューロンがサブスタンスP(SP)とNOS、直接C線維およびAδ求心性神経を活性化することが知られているメディエーターを含んでいる。これらは膀胱を神経支配する繊維である。51164は、DRGニュ−ロンにおける発射パターンの調節のために重要である。拮抗する51164が、これらのニュ−ロンの発射パターンと、C線維およびAδ求心性神経を活性化する炎症性プロセスの間に重要な、それらのメディエーターの放出を減少させ得る。
DRGにおける51164の選択的、かつ限定的な発現に基づいて、51164の活性を調節することは膀胱反射作用および/または反射亢進を変更し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。51164の活性のモジュレーターは、BPHと失禁を含むがこれらに限定されない、泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の51164のポリペプチドが51164の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID53010)
カルボキシエステラーゼとしても知られているヒト53010配列(配列番号45)は非翻訳領域を含めておよそ2158ヌクレオチド長である。配列番号45に核酸約96〜1841に位置しているコード配列が581のアミノ酸タンパク質(配列番号46)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、53010のmRNAが脳、そしてそれに続いて皮膚、脊髄、DRGおよび肝臓において非常に低いレベルで発現された。53010のラット相同分子種は、神経系組織においてまた非常に低いレベルで発現された。53010のmRNAがBOOモデルにおけるDRGでアップレギュレートされていた。
ISH実験は、53010のmRNAが、サルの脳および脊髄において発現されたことを示した。53010のmRNAが、ヒトのDRG、皮質と視床核の小集団において低いレベルで発現された。ラットISH実験は、視床の腹側後核、腹側外側核および後腹側核で53010のmRNA発現を示した。低いレベルの53010のmRNA発現が脊髄で観察された。
カルボキシエステラーゼは、脂質代謝の調節因子であり、広い特異性を有する酵素である。これらはアシルグリセロール(AG)リパーゼ(2−AGおよびジアシルグリセロール(DAG)をアラキドン酸へと加水分解する)の反応を触媒する。カルボキシエステラーゼはまた、内因性カンナビノイドを不活性化している)アミダーゼ反応およびリゾホスホリパーゼ反応(リゾホスファチジン酸を引き起こす酵素)を触媒する。カルボキシエステラーゼインヒビターが2−AG(内因性カンナビノイド)のレベルを増やすことが示された。カルボキシエステラーゼの阻害が、カンナビノイドの内因性レベルを増やす。VR1とカンナビノイドCB1レセプターがリガンド認識の特性を共有するため、カンナビノイドは、VR1レセプターが(これらのレセプターが位置している)C線維およびAδ求心性神経を不活性化することにおいて役割を果たし得る。C線維およびAδ線維は、感覚の膀胱求心性神経である。
DRGおよび脳における53010の選択的、かつ限定的な発現に基づいて、53010の活性を調節することは膀胱反射作用および/または反射亢進を変更し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。53010の活性のモジュレーターは、BPHと失禁を含むがこれらに限定されない、泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の53010のポリペプチドが53010の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID16852)
大きい伝導性のカルシウム活性化カリウムチャネル(slowpoke)βサブユニットKCNMB4として知られているヒト16852配列(配列番号47)は、非翻訳領域を含めておよそ1107ヌクレオチド長である。配列番号47の核酸約56〜688に位置しているコード配列が210のアミノ酸タンパク質(配列番号48)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、16852のmRNAが神経系組織で排他的に発現された。16852のmRNAが脳、そしてそれに続いて脊髄、DRG、胎盤および上位の子宮頸管の神経節において、最も高いレベルで発現された。16852のmRNAがBOOラットおよび老齢のSHRモデルにおいてまたアップレギュレートされた。ISH実験は、脳、DRGおよび脊髄における16852のmRNAの排他的な発現を確認した。
16852は、炎症性経路に関与する、ニュ−ロン、C求心性神経およびAδ求心性神経の生理学の調節に重大である。C線維およびAδ線維は感覚の膀胱求心性神経である。
DRG、脳および脊髄における16852の選択的、かつ限定的な発現に基づいて、16852の活性を調節することは膀胱反射作用および/または反射亢進を変更し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。16852の活性のモジュレーターは、BPHと失禁を含むがこれらに限定されない、泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の16852のポリペプチドが16852の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID1587)
セリン/トレオニンプロテインキナーゼPCTAIRE3としても知られているヒト1587配列(配列番号49)は、非翻訳領域を含めておよそ1242ヌクレオチド長である。配列番号49の核酸約1〜1143に位置しているコード配列が、380のアミノ酸タンパク質(配列番号50)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、1587のmRNAは、脊髄、脳および病的な心臓において最も高いレベルで、そしてそれに続いて心臓、腎臓およびDRGにおいてより低いレベルで発現された。1587のmRNAは、BOOモデルおよび老齢のSHRにおけるDRGでアップレギュレートされていた。
ISH実験は、1587のmRNAがサルおよびラットの脳、脊髄およびDRGにおいて発現されたことを示す。脳および脊髄において、1587のmRNAがグリア細胞におけるニューロンおよび部分母集団の両方において発現された。サルおよびラットのDRGにおいて、1587のmRNA発現がニュ−ロンの大部分で観察された。
細胞周期は、サイクリン依存性キナーゼ(Cdc/cdk)の順序づけられた作用によって中央部で調節される。Cdk関連キナーゼのいくらかが、末期的に区別される神経細胞において比較的豊富であることを知られていた。これらのキナーゼは、重要な神経特定の機能を果たすと考えられる。PCTAIRE 1−3は、最終低に分化したニューロンにおいて、それらの主要な役割を示す、中枢神経系で高く発現される、Cdk関連のキナーゼのメンバーである。PCTAIREは、ik3−1(アダプター分子)を通してcdk5と機能的に関連し得る、cdc2関連のキナーゼである。
さらに、cdk5とcdc2基質の1つは、アンフィサイシン(ダイナミンとの相互作用により、ギャバレセプターの内在化に関係するリンタンパク質)である。アンフィサイシンとダイナミンとの相互作用をブロックすることによって、GABAレセプターが細胞表面で維持され、そしてこれは、抑制性電流の大きさの増加をもたらす。アンフィサイシンを活性化し、それによって、GBAレセプターの内在化を担う経路を活性化することによって、CdkファミリーメンバーはGABAレセプターをダウンレギュレートし得る。
拮抗する1587が、抑制性経路を増やすことによって、C線維とAδ求心性神経からのシグナル伝達をブロックする、抑制性アミノ酸GABAのレベルの増加をもたらす。C線維およびAδ線維は、感覚の膀胱求心性神経である。
脊髄、脳およびDRGにおける1587の選択的、かつ限定的な発現に基づいて、1587の活性を調節することは膀胱反射作用および/または反射亢進を変更し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。1587の活性のモジュレーターは、BPHと失禁を含むがこれらに限定されない、泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の1587のポリペプチドが1587の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID2207)
rho/rac相互作用シトロンキナーゼとしても知られているヒト2207配列(配列番号51)は、非翻訳領域を含めておよ6574そヌクレオチド長である。配列番号51の核酸約19〜6180に位置しているコード配列が2053のアミノ酸タンパク質(配列番号52)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、2207のmRNAが脳、そしてそれに続いて末梢血細胞およびDRGにおいて最も高いレベルで発現された。2207のmRNAは、脊髄においてより低いレベルで発現された。2207のmRNAは、BOOモデルおよび老齢のSHRにおけるDRGでアップレギュレートされていた。
ISH実験は、2207のmRNAがサルおよびラットの脳、脊髄およびDRGにおいて発現されたことを示した。脳において、感覚の視床で2207の最も高いレベルでmRNA発現が見られた。サルおよびラットのDRGにおいて、2207のmRNA発現がすべての大きさのニューロンの小集団に制限された。
シトロンキナーゼは主に神経系で発現したrho/rac相互作用タンパク質である。ラットにおいて、2207がNMDAレセプターと、そしてPSD95と共にヘテロダイマー複合体を形成することが示された。これらの複合体は、海馬そして視床における、グルタミン酸作動性のシナプシスで説明された。タンパク質のrho/Racファミリーは、PAKキナーゼの上流のアクチベーター、COX2プロモーター、および新規のシトロン相同ドメインによって特徴づけられる他のタンパク質である。rhoキナーゼの活性化がミオシン活性の増加をもたらし、そしてアクチノマイシンネットワークの収縮を促進するミオシン軽鎖ホスファターゼを阻害することがまた知られている。NMDAレセプター活性を不活性化することによって、拮抗する2207が、C線維およびAδ求心性神経からのシグナル伝達をブロックする。C線維およびAδ線維は、感覚の膀胱求心性神経である。
DRG、脳および脊髄における2207の選択的、かつ限定的な発現に基づいて、2207の活性を調節することは膀胱反射作用および/または反射亢進を変更し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。2207の活性のモジュレーターは、BPHと失禁を含むがこれらに限定されない、泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の2207のポリペプチドが2207の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID22245)
ヒト22245配列(配列番号53)は、長い一過性レセプターポテンシャルチャネル(LTRPC21)としても公知であり、約6220ヌクレオチド長である(非翻訳領域を含む)。コード配列は、配列番号53のおよそ核酸446〜4957に位置しており、1503アミノ酸のタンパク質(配列番号54)をコードする。
ヒト組織パネルおよびラット組織パネルを用いて行うTaqMan分析により評価する場合、22245mRNAは、神経系において発現していた。22245mRNAは、脳において最も高レベルで発現しており、DRG、結腸および卵巣がそれに続く。22245mRNAは、男性の24ヶ月のL6−S1、および16週のSHRにおいてダウンレギュレートされていた。
ISH実験により、22245mRNAは、脳皮質、海馬およびDRG中のニューロンの部分集団(いくらかの小さな直径のニューロンを含む)において発現していたことが示された。
アデノシン5’−ジホスホリボース(ADP−リボース)は、22245のリガンドである(Nature 2001,411:595)。DRGニューロン内の代謝生成物産生グルタミン酸レセプターの活性化により、内向きのCa++依存性の電流が生じる。これは、ADP−リボース前駆体により模倣された(J.Neurophysiol 1997,77:2573)。酸化剤およびH2O2もまた、22245を介してカルシウム流入を増大し得る(Mol Cell 2002,9:163;JBC 2002,277:23150)。カルシウム流入はまた、22245を発現する細胞において、NOドナーであるS−ニトロソ−N−アセチル−D,L−ペニシルアミン(SNAP)によって引き起こされ得る。さらに、アラキドン酸は、22245発現細胞において、Mn2+流入を増強する。22245は、TNFα媒介性細胞死において重要な役割を果たす(Mol Cell 2002,9:163)。TNFα、アラキドン酸およびフリーラジカルは、C繊維応答およびAδ繊維応答の生成および維持に関与している。
22245は、ナトリウムおよびカルシウムの両方が透過可能である非選択的カチオン輸送を担っている。カルシウム流入は、C繊維およびAδ繊維の活性化において重要である。さらに、22245は、酸化剤および反応性窒素種によって活性化され得、糖尿病性神経障害における感覚ニューロンの活性因子であることが示されている。C繊維およびAδ繊維の他の調節因子(例えば、アラキドン酸)は、22245活性を増強する。さらに、TNFα活性のいくつかは、22245によって媒介されるようである。そのために、22245のブロッカーは、C繊維およびAδ繊維によるシグナル伝達を阻害する。これらの繊維は、膀胱求心性感覚繊維である。
DRGおよび脳における22245の選択的でかつ制限された発現に基づき、22245の活性を調節することにより、膀胱の反射および/または反射亢進を変更し得、尿失禁の独特な標的であり得る。22245活性の調節因子は、泌尿器科学上の障害(BPHおよび尿失禁が挙げられるが、これらに限定されない)の処置において有用である。本発明の22245ポリペプチドは、22245活性の調節因子をスクリーニングする際に有用である。
(遺伝子ID2387)
ヒト2387配列(配列番号55)は、グリシンレセプターα3サブユニットとしても公知であり、約3069ヌクレオチド長である(非翻訳領域を含む)。コード配列は、配列番号55のおよそ核酸421〜1770に位置しており、449アミノ酸のタンパク質(配列番号56)をコードする。
ヒト組織パネルおよびラット組織パネルを用いて行うTaqMan分析により評価する場合、2387mRNAは、神経系において発現していた。2387mRNAは、脳において最も高レベルで発現しており、脊髄およびDRGがそれに続く。2387mRNAは、ラットSCIモデルのDRG、BOO8+9モデルのDRG、およびラット膀胱炎L6−S1モデルのDRGにおいてアップレギュレートされていた。2387mRNAはまた、ラット膀胱炎L6−L5モデルのDRGおよび高齢SHRモデルにおいて、ダウンレギュレートされていた。
ISH実験により、2387mRNAは、サルDRGおよびサル脊髄の背角(dorsal horn)において、小さなニューロンの小さな部分集団において発現していたことが示された。
2387は、グリシンレセプターα3サブユニットである。このαサブユニットの不均一性により、薬理学的に異なるレセプターが生じ得るか、あるいは領域特異的または細胞特異的な発現を示し得る。α3サブユニットの活性化または増強により、C繊維のシグナル伝達およびAδ繊維のシグナル伝達が阻害される。
DRG、脳、および脊髄における2387の選択的でかつ制限された発現に基づき、2387の活性を調節することにより、膀胱の反射および/または反射亢進を変更し得、尿失禁の独特な標的であり得る。2387活性の調節因子は、泌尿器科学上の障害(BPHおよび尿失禁が挙げられるが、これらに限定されない)の処置において有用である。本発明の2387ポリペプチドは、2387活性の調節因子をスクリーニングする際に有用である。
(遺伝子ID52908)
ヒト52908配列(配列番号57)は、カリウム電位依存性チャネルサブファミリーHのメンバー6(Ether−a−go−go関連遺伝子カリウムチャネル2;Eag関連タンパク質2としても公知)としても公知であり、約3164ヌクレオチド長である(非翻訳領域を含む)。コード配列は、配列番号57のおよそ核酸1〜2877に位置しており、958アミノ酸のタンパク質(配列番号58)をコードする。
TaqMan分析により評価する場合、52908mRNAは、DRGにおいて最も高レベルで発現しており、前立腺および脳がそれに続いた。52908mRNAは、脊髄傷害を有するラットにおいてアップレギュレートされていた。
ISH実験により、52908mRNAは、ラットの脳において低レベルで発現していることが示された。脊髄において、52908mRNAは、板I、II、およびV内のニューロンの部分集合において最も高レベルで発現していた。さらに、52908mRNAのいくらかの発現が、中心管、板Xの周囲で観察された。
カリウムチャネルの活性化は、ニューロンの興奮(firing)の頻度およびパターンに影響を与える。いつくかの電位依存性カリウムチャネルが、感覚ニューロンの部分集団(膀胱神経支配に伴われる部分集団(C繊維およびAδ繊維)を含む)において発現している。52908に拮抗させることにより、これらのニューロンの興奮パターン、および、C繊維およびAδ求心性繊維を活性化する炎症性プロセスの間に重要である媒介因子(サブスタンスPおよびNOS)の放出を潜在的に減少する。これらの繊維は、膀胱求心性感覚繊維である。
DRG、脳、および前立腺における52908の選択的でかつ制限された発現に基づき、52908の活性を調節することにより、膀胱の反射および/または反射亢進を変更し得、尿失禁の独特な標的であり得る。52908活性の調節因子は、泌尿器科学上の障害(BPHおよび尿失禁が挙げられるが、これらに限定されない)の処置において有用である。本発明の52908ポリペプチドは、52908活性の調節因子をスクリーニングする際に有用である。
(遺伝子ID69112)
ヒト69112配列(配列番号59)は、オーファンセリンスレオニンキナーゼとしても公知であり、約2421ヌクレオチド長である(非翻訳領域を含む)。このコード配列は、配列番号59のおよそ核酸91〜2058に位置しており、655アミノ酸のタンパク質(配列番号60)をコードする。
TaqMan分析により評価する場合、69112mRNAは、DRGおよび脊髄において最も高レベルで発現しており、脳がそれに続く。69112mRNAはまた、BOOラットモデルのDRGにおいてアップレギュレートされていた。
ISH実験により、ヒト、サルおよびラットの、脳、脊髄およびDRGにおける69112mRNAの発現を示した。脳では、69112mRNAは、皮質ニューロンの部分集団において低レベルで発現していた。脊髄では、69112mRNAは、最も表面に近い板(侵害受容に関与する領域)においてのみ発現していた。サルDRGおよびラットDRGにおいて、69112mRNAの発現は、ニューロン(主に小さな直径の侵害受容ニューロン)の極めて制限された部分集団において観察された。
69112は、ダブルコルチンドメインおよびCPG−16キナーゼに類似するキナーゼドメインを有する、新たなオーファンセリンスレオニンキナーゼである。69112は、潜在的に尿失禁に関与するいくつかの分子(すわわち、膀胱反射亢進を起こすPGE2;および、排尿反射を阻害するセロとニン)の下流エレメントである。
DRGおよび脊髄における69112の選択的でかつ制限された発現に基づき、69112の活性を調節することにより、膀胱の反射および/または反射亢進を変更し得、尿失禁の独特な標的であり得る。69112活性の調節因子は、泌尿器科学上の障害(BPHおよび尿失禁が挙げられるが、これらに限定されない)の処置において有用である。本発明の69112ポリペプチドは、69112活性の調節因子をスクリーニングする際に有用である。
(遺伝子ID14990)
ヒト14990配列(配列番号61)は、ニューロテンシンレセプター2型(NTR2)としても公知であり、約1547ヌクレオチド長である(非翻訳領域を含む)。コード配列は、配列番号61のおよそ核酸58〜1290に位置しており、410アミノ酸のタンパク質(配列番号62)をコードする。
TaqMan分析により評価する場合、14990mRNAは、脳、脊髄において独占的に発現しており、DRGにおいて低レベルで発現していた。14990mRNAはまた、BOO8+9モデルのDRGにおいてアップレギュレートされていた。
ニューロテンシンは、中枢神経系では神経伝達因子として作用し、末梢神経系ではホルモンとして作用する。ドーパミンシグナル伝達の調節における役割に加えて、ニューロテンシンは、Cδ繊維およびAδ繊維のような感覚系において役割を果たすことが公知である。これらの繊維は、膀胱求心性感覚繊維である。これらのニューロテンシンに拮抗させることにより、Cδ繊維のシグナル伝達およびAδ繊維のシグナル伝達を阻害し得る。
DRGにおける14990の選択的でかつ制限された発現に基づき、14990の活性を調節することにより、膀胱の反射および/または反射亢進を変更し得、尿失禁の独特な標的であり得る。14990活性の調節因子は、泌尿器科学上の障害(BPHおよび尿失禁が挙げられるが、これらに限定されない)の処置において有用である。本発明の14990ポリペプチドは、14990活性の調節因子をスクリーニングする際に有用である。
(遺伝子ID18547)
ヒト18547配列(配列番号63)は、バニロイド(vanilloid)レセプター1としても公知であり、約3278ヌクレオチド長である(非翻訳領域を含む)。コード配列は、配列番号63のおよそ核酸482〜3001に位置しており、839アミノ酸のタンパク質(配列番号64)をコードする。
TaqMan分析により評価する場合、18547mRNAは、DRGおよび三叉神経節において最も高レベルで発現しており、腎臓がそれに続いた。18547mRNAはまた、BOOラットのDRGにおいてアップレギュレートされていた。ISH実験により、DRGおよびTRG、ならびに小さな直径のニューロンにおける高レベルの18547mRNAを確認した。18547mRNAはまた、下神経節(nodose ganglion)において発現していた。
熱および低pHは、炎症の間の感覚ニューロンの公知の調節因子である。VR1ノックアウトマウスは、化学的刺激および熱刺激に対する応答が非常に減少する。VR1は、ヒト膀胱に存在し、感覚ニューロン(Cδ繊維およびAδ繊維は、膀胱求心性感覚繊維である)におけるそれらの異なる発現に従って、膀胱の過剰活性(overactivity)による種々の病態生理学的状態に寄与し得る。
バニロイドレセプター1の調節により、膀胱の過剰活性が潜在的に制御される。DRGにおける18547の選択的でかつ制限された発現に基づき、18547の活性を調節することにより、膀胱の反射および/または反射亢進を変更し得、尿失禁の独特な標的であり得る。18547活性の調節因子は、泌尿器科学上の障害(BPHおよび尿失禁が挙げられるが、これらに限定されない)の処置において有用である。本発明の18547ポリペプチドは、18547活性の調節因子をスクリーニングする際に有用である。
(遺伝子ID115)
ヒト115配列(配列番号65)は、代謝生成物産生グルタミン酸レセプター4(mGluR4)としても公知であり、約3884ヌクレオチド長である(非翻訳領域を含む)。コード配列は、配列番号65のおよそ核酸171〜2909に位置しており、912アミノ酸のタンパク質(配列番号66)をコードする。
TaqMan分析により評価する場合、115mRNAは、脳、DRGおよび脊髄において制限的な発現を示した。ラットTaqManパネルにおいて、DRGにおける115mRNAの発現は、SCIモデルではダウンレギュレートされており、高齢SHRラットモデルではアップレギュレートされていた。
ISH実験により、ヒト、サルおよびラットの、脳サンプル、脊髄サンプル、DRGサンプルおよび膀胱サンプルにおける115mRNAの発現が示された。サルDRGおよびラットDRGにおいて、発現は全てのサイズのニューロンにおいて観察される。ヒト、サルおよびラットの膀胱サンプルにおいて、115mRNAの明確な発現が尿路上皮に見られる。
115は、GPCR代謝生成物産生グルタミン酸レセプター4(mGluR4)である。mGLURファミリーのグルタミン酸レセプターは、神経系において、シナプス神経伝達およびニューロン興奮の興奮性制御および抑制性制御を提供する。mGluRのアゴニストおよびアンタゴニストの適用は、侵害受容応答を調節することが示されている。侵害受容ニューロンは、Aδ繊維性およびC繊維性の感覚ニューロンである。膀胱は、Aδ繊維およびC繊維によって神経支配され、これらの繊維は排尿時感覚において役割を果たす。
泌尿器科学動物モデルにおけるDRGでのこのイオンチャネルの選択的発現および調節に基づき、115の機能を調節することにより、膀胱の機能、膀胱の反射および/または反射亢進に関与するニューロン経路の活性を変更し得、尿失禁の独特な標的であり得る。脳およびDRGにおける115発現に起因して、115活性の調節因子は、泌尿器科学上の障害(BPHおよび尿失禁が挙げられるが、これらに限定されない)の処置において有用である。本発明の115ポリペプチドは、115活性の調節因子をスクリーニングする際に有用である。
(遺伝子ID579)
ヒト579配列(オーファンナトリウム依存性およびクロライド依存性神経伝達物質輸送体NTT73としてもまた公知である)(配列番号67)は、非翻訳領域を含めて約3103ヌクレオチド長である。配列番号67のうちのおよそ核酸442〜2634に位置するコード配列は、730個のアミノ酸のタンパク質(配列番号68)をコードする。
TaqMan分析によって評価されたように、579mRNAは、神経組織において独占的に発現された。579mRNAは、脳において最も高いレベルに発現され、次いで脊髄、DRG、胎盤および上頚神経節であった。579mRNAはまた、BOOラットのDRGおよび老齢のSHRモデルにおいてアップレギュレートされた。ISH試験は、脳、DRGおよび脊髄における579mRNAの独占的発現を確認した。
579は、炎症経路に関与するニューロン、C求心神経およびA−δ求心神経の生理機能を調節するために重要である。C線維およびA−δ線維は、感覚膀胱求心神経である。
DRG、脳および脊髄における579の選択的発現および制限的発現に基づいて、579の活性を調節することは、膀胱反射および/または反射亢進を変化させ得、かつ尿失禁についての固有の標的であり得る。579活性の調節因子は、泌尿器科の障害(BPHおよび尿失禁が挙げられるが、これらに限定されない)の処置において有用である。本発明の579ポリペプチドは、579活性の調節因子のためのスクリーニングにおいて有用である。
(遺伝子ID15985)
ヒト15985配列(二重コルチン様キナーゼとしてもまた公知である)(配列番号69)は、非翻訳領域を含めて約3552ヌクレオチド長である。配列番号69のうちのおよそ核酸208〜2508に位置するコード配列は、766個のアミノ酸のタンパク質(配列番号70)をコードする。
Taqman分析によって評価されたように、15985mRNAは、神経組織において制限された発現を示した。最も高いレベルの15985mRNA発現は、脳および脊髄において観察され、次いでDRGであった。
インサイチュハイブリダイゼーション試験は、15985mRNAが脳において最も高いレベルに発現され、次いで脊髄の後角、中心管の周囲およびDRGニューロンの亜集団中であることを示した。脊髄および脳において、15985mRNA発現は、ニューロンの亜集団および希突起膠細胞の両方において観察された。
15985はまた、二重コルチン様キナーゼとして公知である。二重コルチン様キナーゼは、膀胱の排尿開口部閉塞後に活性化されるカルシウム活性化プロテアーゼであるカルパインによって、タンパク質分解的に切断される。カルパイン活性化は、結果として特定の膜タンパク質(排尿筋の進行性脱神経を生じる神経膜の膜タンパク質を含む)のタンパク質分解を生じる。さらに、VR1の調節因子ならびに5−HTレセプターおよびプロスタグランジンの考えられる下流効果器として公知である、サイクリックAMP依存性タンパク質キナーゼPKAは、15985に対して優れた相同性を有するキナーゼであるCPG−16をリン酸化することが示された。従って、膀胱閉塞症の間の細胞内カルシウムの増加は、結果として、膜興奮性の調節だけでなく、プロテアーゼやキナーゼのような細胞内媒介物の活性化も生じる。カルシウムによるカルパインの活性化は、二重コルチンキナーゼを切断し、もはや微小管に固定化されない活性キナーゼドメインを生じる。構造的にはCPG−16に類似でありかつこの時点で細胞質中で遊離な、このキナーゼドメインは、膀胱を神経支配するニューロンにおいて公知の二次メッセンジャーであるPKAによって、活性化され得る。
脳、脊髄およびDRGにおける15985mRNA発現に起因して、調節因子15985活性は、泌尿器科の障害(BPHおよび尿失禁が挙げられるが、これらに限定されない)の処置において有用である。本発明の15985ポリペプチドは、15985活性の調節因子のためのスクリーニングにおいて有用である。
(遺伝子ID15625)
ヒト15625配列(プリン受容体12(P2Y12)またはP2Y12血小板ADPレセプターとしてもまた公知である)(配列番号71)は、非翻訳領域を含めて約2305ヌクレオチド長である。配列番号71のうちのおよそ核酸280〜1308に位置するコード配列は、342個のアミノ酸のタンパク質(配列番号72)をコードする。
TaqMan分析によって評価されたように、15625mRNAは、脳および脊髄において最も高い発現レベルを示し、次いでDRGであった。インサイチュハイブリダイゼーション試験は、脳における、特に神経膠細胞おける高いレベルの15625mRNA発現を確認した。さらに、非常に高いレベルの15625mRNAが、TRGニューロンおよびDRGニューロンの亜集団において検出された。15625mRNAを発現するニューロンは、小さい直径のニューロンであった。
後根神経節におけるすべての小さい直径の感覚ニューロンは、侵害受容に関連する。腰神経節および仙骨神経節に特異的に位置する小さいニューロンはまた、膀胱を神経支配する(それらは膀胱感覚の検出における第1工程である)。15625についてのリガンドであるADPは、膀胱筋の収縮性特性を調節することが示された。後根神経節におけるニューロンの集団内で、15625は、膀胱を神経支配し得る小さい直径のニューロンにおいて、独占的にかつ非常に高いレベルで発現される。これは機構であり得、この機構を通じて膀胱収縮性が調節される。
15625は、尿失禁についての固有の標的を表す。15625活性の調節因子は、泌尿器科の障害(BPHおよび尿失禁が挙げられるが、これらに限定されない)の処置において有用である。本発明の15625ポリペプチドは、15625活性の調節因子のためのスクリーニングにおいて有用である。
(遺伝子ID760)
ヒト760配列(プロキネチシン(prokineticin)レセプター2(PKR2)としてもまた公知である)(配列番号73)は、非翻訳領域を含めて約4052ヌクレオチド長である。配列番号73のうちのおよそ核酸45〜1199に位置するコード配列は、384個のアミノ酸のタンパク質(配列番号74)をコードする。
TaqMan分析によって評価されたように、760mRNA発現は、脳において最も高いレベルで観察され、次いで、脊髄およびDRGであった。ラットパネルにおけるさらなるTaqMan試験は、760mRNAがDRGにおいて最も高いレベルの発現を示し、次いで、脳および脊髄であったことを示した。
ISH試験は、760mRNAが皮質、帯状およびいくつかの視床核において主に発現されることを示した。脊髄において、760mRNAは、大部分の表面板、V板および中心管の周辺、内臓感覚および侵害受容に関連する領域、ならびに運動ニューロンにおいて発現された。サルDRGおよびラットDRGにおいて、760mRNAの発現は、小さい直径のニューロンの非常に限定された亜集団において観察された。
GPCRは、神経ペプチドの異なるファミリーについてのレセプターである。神経ペプチドは、侵害受容応答および内臓応答を調節することにおける中心的存在である。760は、最近希少ではなくなり、そしてそのリガンドはプロキネチシン1およびプロキネチシン2である。これらは、GI平滑筋の収縮性および血管形成を誘導する2つの小さいタンパク質である。
膀胱神経支配(DRGにおける小さい直径の感覚ニューロンおよび脊髄中のその標的を含む)に関する末梢経路における760の洗練された発現および限定的な発現に基づいて、760の活性の調節は、膀胱活性を調節し得る。760活性の調節因子は、泌尿器科の障害(BPHおよび尿失禁が挙げられるが、これらに限定されない)の処置において有用である。本発明の760ポリペプチドは、760活性の調節因子のためのスクリーニングにおいて有用である。
(遺伝子ID18603)
ヒト18603配列(アンキリン様タンパク質(ANKTM1)としてもまた公知である)(配列番号75)は、非翻訳領域を含めて約3433ヌクレオチド長である。配列番号75のうちのおよそ核酸74〜3433に位置するコード配列は、1119個のアミノ酸のタンパク質(配列番号76)をコードする。
ヒト組織パネルにおいてTaqMan分析によって評価されたように、18603mRNAの増大された発現レベルが、正常な卵巣、結腸および結腸組織、次いで、正常な膀胱および小腸において示された。18603mRNA発現は、皮質およびBPHにおいて低かった(卵巣、結腸>膀胱>>脳、BPH)。ラット泌尿器学的パネルにおいて実施されたさらなるTaqMan分析は、18603mRNAが、DRGにおいて発現を制限され、次いで、脳、脊髄および結腸であることを示した。ラット泌尿器学的DRGおよび膀胱パネルにおける連続的なTaqMan分析は、18603が、SCIラットモデルのDRGにおいてダウンレギュレートされ、かつ膀胱炎ラットモデルの膀胱においてアップレギュレートされることを実証した。
ISH試験は、サルDRGサンプルおよびラットDRGサンプル、ならびにヒト膀胱サンプル、サル膀胱サンプルおよびラット膀胱サンプルにおける、18603mRNA発現を示した。サルDRGおよびラットDRGにおいて、18603mRNA発現は、小さい直径のニューロンの非常に限定された亜集団において観察された。ヒト膀胱サンプル、サル膀胱サンプルおよびラット膀胱サンプルにおいて、18603mRNAの明確な発現が尿路上皮において確認された。
アンキリン様タンパク質(ANKTM1)である18603は、TRPVチャネルのファミリーメンバーである。TRPVチャネルは、温度センサならびに機械受容器として機能することが示された(Cell Calcium.2003 May;33(5−6):479−87およびCell Calcium.2003 May;33(5−6):471−478)。ANKTM1は、侵害受容ニューロンにおいて発現され、かつ寒い温度によって活性化されることが示された(Cell.2003 Mar 21;112(6):819−29)。寒冷感受性かつメントール感受性のC求心性線維は、膀胱冷却閉塞試験に関連し、寒冷感受性レセプターが膀胱機能において重要な役割を果たすことを示すことが示された(J.Physiol.2002 Aug 15;543(Pt 1):211−20)。
従って、尿失禁ラットモデルにおける、DRG、脳、脊髄および膀胱における18603の発現に基づいて、このチャネルの活性を調節することは、膀胱閉塞および/または反射亢進を変化させ得、かつ尿失禁についての固有の標的であり得る。18603活性の調節因子は、泌尿器科の障害(BPHおよび尿失禁が挙げられるが、これらに限定されない)の処置において有用である。本発明の18603ポリペプチドは、18603活性の調節因子のためのスクリーニングにおいて有用である。
(遺伝子ID2395)
ヒト2395配列(メラニン濃縮性ホルモンレセプター、GPR24、SLC−1としてもまた公知である)(配列番号77)は、非翻訳領域を含めて約2042ヌクレオチド長である。配列番号77のうちのおよそ核酸421〜1482に位置するコード配列は、353個のアミノ酸のタンパク質(配列番号78)をコードする。
ヒト組織パネルにおいて実施されたTaqMan分析によって評価されたように、2395mRNAは、脳、DRG、卵巣および脊髄において、制限された発現を示した(脳>脊髄、卵巣>DRG)。ラットパネルを使用したさらなるTaqMan分析は、2395mRNAが、ヒトパネルにおいて観察される発現パターンと類似の発現パターンを有し、かつDRGにおける2395mRNA発現が、SCIモデルにおいてダウンレギュレートされることを実証した。
GPCRは、神経ペプチドの異なるファミリーについてのレセプターである。神経ペプチドは、感覚受容器を調節することにおける中心的存在である。2395は、Gタンパク質連結レセプターであり、GPR24(SLC−1)、ソマトスタチンレセプター様タンパク質およびメラニン濃縮性ホルモン(MCH)レセプターとしてもまた公知である。食欲促進性ペプチドであるMCHは、SLC−1レセプターの内因性リガンドとして同定された。
従って、DRGにおける2395の選択的発現および限定的発現、ならびに尿失禁ラットモデル(SCIモデル)における2395のダウンレギュレーションに基づいて、このGPCRの活性を調節することは、膀胱閉塞および/または反応亢進を変化させ得、かつ尿失禁についての固有の標的であり得る。2395活性の調節因子は、泌尿器科の障害(BPHおよび尿失禁が挙げられるが、これらに限定されない)の処置において有用である。本発明の2395ポリペプチドは、2395活性の調節因子のためのスクリーニングにおいて有用である。
(遺伝子ID2554)
ヒト2554配列(代謝調節型グルタミン酸レセプター8aまたはmGluR8としてもまた公知である)(配列番号79)は、非翻訳領域を含めて約3321ヌクレオチド長である。配列番号79のうちのおよそ核酸58〜2784に位置するコード配列は、908個のアミノ酸のタンパク質(配列番号80)をコードする。
ヒト組織パネルを使用して実施されたTaqMan分析によって評価されたように、2554mRNA発現は、脳、DRGおよび脊髄に限定された。(脳>DRG、脊髄)。ラット組織パネルを使用するさらなるTaqMan分析は、2554mRNAが、脳、脊髄およびDRGにおいて限定されかつ発現され、そしてDRGにおける2554mRNA発現が、メスの老齢ラットモデルにおいてアップレギュレートされたことを実証した。
2554は、グルタミン酸レセプター(すなわち、代謝調節型グルタミン酸レセプター8(mGluR8))のファミリー中のGPCRである。このグルタミン酸レセプターのファミリーは、神経系におけるシナプス伝達およびニューロンの興奮性に関して、興奮性調節および抑制性調節を提供する。mGluRアゴニストおよびmGluRアンタゴニストの適用は、侵害受容応答を調節することが示された。侵害受容ニューロンは、A−δ感覚ニューロンおよびC−線維感覚ニューロンである。膀胱は、A−δおよびC−線維によって神経支配され、このことが、排尿感覚における役割を果たす。(J Neurophysiol 2000 Dec;84(6):2998−3009およびPain 1996 Dec;68(2−3):255−63)。
従って、泌尿器学的な動物モデルのDRGにおける2554の選択的発現および調節に基づいて、2554の機能を調節することは、膀胱機能、膀胱閉塞および/または反応亢進に関連する神経的経路の活性を変化させ得、かつ尿失禁についての固有の標的であり得る。2554活性の調節因子は、泌尿器科の障害(BPHおよび尿失禁が挙げられるが、これらに限定されない)の処置において有用である。本発明の2554ポリペプチドは、2554活性の調節因子のためのスクリーニングにおいて有用である。
(遺伝子ID8675)
ジヒドロキシビタミンD3 24−水酸化酵素としても知られているヒト8675配列(配列番号81)は、非翻訳領域を含めておよそ3254ヌクレオチド長である。配列番号81の核酸約394〜1935に位置しているコード配列が、513のアミノ酸タンパク質(配列番号82)をコードする。
ヒト組織パネルの上のTaqMan分析により評価すると、8675のmRNAの高い発現レベルが肺腫瘍サンプル、そしてそれに続いてUUI膀胱、正常な胸部および正常な扁桃腺サンプルに示された。低い発現が、腎臓および前立腺腫瘍サンプルでさらに観察された(肺腫瘍>UUI膀胱>扁桃腺、胸>>腎臓、前立腺腫瘍)。別のヒト組織パネル上で行なわれたさらなるTaqMan分析が、試験された膀胱組織サンプルの大部分で8675のmRNAの上昇した発現を示した。膀胱生検組織パネル上で行なわれた追加のTaqMan分析が、8675のmRNA発現が正常な組織サンプルと比較して神経性尿意促迫と急迫性尿失禁サンプルにおいてアップレギュレートされたことを示した。
ISH実験がヒト、サルおよびラットのDRGサンプルおよび膀胱サンプルにおける8675のmRNA発現を示した。サルおよびラットのDRGにおいて、発現は小さい直径のニュ−ロンの小集団に非常に限定されていた。ヒトおよびラットの膀胱サンプルにおいて、8675のmRNAの明確な発現が尿路上皮で見られた。
8675は1,25−ジヒドロキシビタミンのD3 24−ヒドロキシラーゼであり、そしてそれはシトクロムP450、ファミリー24、サブファミリーAに属する。この酵素は、アドレノドキシンとNADPH−アドレノドキシンレダクターゼの存在下で、生物学的に1,25−ジヒドロキシビタミンD3(1,25−(OH)2D3)(ビタミンD3の生理的に活性な形態)を不活性化する。おそらく平滑筋細胞におけるCa−ATPアーゼ活性を刺激することによって、1,25−(OH)2D3は、カルシウム恒常性を維持において役割を果たす(J.Cell Biochem.2003;88(2):356−62;Biochem Biophys.Res.Commun.1988 Feb 15;150(3):1138−43;Annu.Rev.Nutr.2002;22:139−66.Epub 2002 Jan 04;およびJ.Mol.Endocrinol.2000 Oct;25(2):141−8))。
従って、膀胱における8675の特異的な発現と失禁のサンプルでのアップレギュレーションに基づいて、8675の活性を調節することは膀胱平滑筋の弛緩または膀胱平滑筋緊張の退行を導き得、そして過活性な膀胱と失禁を制御するためのユニークな標的であり得る。8675の活性のモジュレーターは失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の8675のポリペプチドが8675の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID32720)
グルカゴン様ペプチド−2レセプター(GLP−2R)としても知られているヒト32720配列(配列番号83)はおよそ1662ヌクレオチド長である。配列番号83の核酸約1〜1662に位置しているコード配列が553のアミノ酸タンパク質(配列番号84)をコードする。
ヒト組織パネルで行なわれたTaqMan分析によって評価すると、32720のmRNAの上昇した発現レベルが、正常な膀胱サンプル、そしてそれに続いて、UUI膀胱サンプルと脳皮質サンプルで観察された。低い発現レベルが、正常な膵臓および小腸サンプルで観察された(正常な膀胱>>UUI膀胱、脳皮質>膵臓、腸)。もう1つのヒト組織パネルで行なわれたさらなるTaqMan分析が、試験された膀胱組織サンプルの大部分で32720のmRNAの上昇した発現を示した。膀胱生体組織検査組織パネルで行なわれた追加のTaqMan分析が、32720のmRNA発現が、正常な組織サンプルと比較して神経性急迫性尿失禁サンプルにおいてダウンレギュレートされたことを示した。
32720はグルカゴン様ペプチド−2レセプター(GLP−2R)として知られているII型GPCRである。32720はGs連結GPCRであり、そしてGLP2のためのレセプターである。32720の活性化がcAMP生産を増加させる。GLP−2Rを発現する細胞がGLP−2に応答して、そしてcAMP生産を増やすことが示された。cAMPの増加が、平滑筋弛緩を引き起こす(Regul.Pept.2000 Jun 30;90(1−3):27−32およびProc.Natl.Acad.Sci.USA.1999 Feb 16;96(4):1569−73)。
従って、膀胱における32720の特異的な発現と失禁のサンプルにおけるアップレギュレーションに基づいて、32720の活性を調節することは平滑筋弛緩または膀胱の平滑筋緊張の退行を導き得る。それゆえ、32720は過活性な膀胱と失禁を制御するためのユニークな標的であり得る。32720の活性のモジュレーターは失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の32720のポリペプチドは、32720の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID4809)
ニューロンのニコチンアセチルコリン(ACh)レセプターα2サブユニットとしても知られているヒト4809配列(配列番号85)は非翻訳領域を含めておよそ2664ヌクレオチド長である。配列番号85の核酸約555〜2144に位置しているコード配列が529のアミノ酸タンパク質(配列番号86)をコードする。
ヒト組織パネルを用いて行ったTaqMan分析により評価すると、4809のmRNA発現が前立腺腫瘍サンプル、そしてそれに続いてBPH前立腺サンプルと脳皮質サンプルで高められた(前立腺腫瘍>前立腺BPH、皮質)。もう1つのヒト組織パネルを使っている追加のTaqMan分析が、末梢と移行領域サンプルを含めて正常な前立腺サンプルとBPH前立腺サンプルにおいて上昇した4809のmRNA発現を示した。
ISH実験が、ヒトとラット前立腺サンプルならびにサルおよびラットの脳とDRGサンプルで4809のmRNA発現を示した。全体的に、4809のmRNAシグナルがBPHおよび正常なヒト前立腺サンプル全てにおける上皮層で陽性であった。ラットおよびウサギの前立腺で、4809のmRNA発現がヒト前立腺と比較してより低かった。ISHはまた、この遺伝子のβ2サブユニットについても行なわれ、そして4809と比較して、4809に類似しているが、より小さいシグナルを有する発現を示した。
4809はニューロンのニコチンアセチルコリン(ACh)レセプターα2サブユニット、リガンドゲート化イオンチャネルである。Elliotら(J. Mol. Neurosci. 1996 Fall;7(3):217−28)は、α2サブユニットと2つの非アルファのニューロンのニコチンサブユニット、β2またはβ4のいずれかとを一緒に注射されたアフリカツメガエル卵母細胞を使って機能的な発現を示した。
前立腺において、アクチベーターの適用によるアセチルコリンレセプターの活性化が収縮を起こすことが示された(J.Auton.Pharmacol.1998 Aug;18(4):205−11;Pharmacol.Ther.2002 Apr−May;94(1−2):93−112およびProstate 1991;18(4):289−301)。
前立腺腫瘍サンプルおよびBPH前立腺サンプルにおける4809の選択的な発現と調節に基づいて、アンタゴニストで4809を妨げると、前立腺の平滑筋細胞が弛緩する。このような前立腺平滑筋の弛緩は、BPHによって起こされる障害を減らすことによって、BPHの徴候を軽減する。それゆえ、4809はBPHのためのユニークな薬物の標的であり得る。4809の活性のモジュレーターはBPHと失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の4809のポリペプチドが4809の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID14303)
ナトリウム/水素交換体6(NHE6)として知られているヒト14303配列(配列番号87)は非翻訳領域を含めておよそ4452ヌクレオチド長である。配列番号87の核酸36〜2045に位置しているコード配列が669のアミノ酸タンパク質(配列番号88)をコードする。
ヒトおよびラットの組織パネルを使って行ったTaqMan分析により評価すると、14303のmRNA発現レベルがCNS組織で最も高かった。さらに、14303のmRNAがBOOと膀胱炎モデルにおける脊髄サンプルでダウンレギュレートしていることが示された。
ISH実験は、14303のmRNAがDRGのすべてのニュ−ロン、脊髄および皮質で発現されたことを示した。14303のmRNAはまた、サル前立腺筋細胞において発現されることも明らかにされた。
14303はナトリウム−プロトン交換体(NHE)であり、そして、ニューロンの活性の後に細胞からプロトンをポンプで汲み出すことによって、ニューロンおよびニューロンの周りでのpHの重要な制御因子であると考えられる(J Clin Invest 104(5):637−45;J Neurosci Res 56(4):358−70;J Neurosci Res 1998 Feb 15;51(4):431−41)。細胞外酸性化が痛みを媒介すること、そしてプロトンが直接DRGの侵害受容ニュ−ロンに存在しているVR1レセプターを活性化することが示された(J Physiol 433:145−61;TIPS 20:(3):112−8)。VR1レセプターは失禁に関係している経路の重要なプレーヤーであることが知られている。従って、理論によって束縛されないで、14303と相互作用する薬物が失禁の処置のために重要であり得る。
従って、DRGと脊髄のようなCNS特異的な組織における14303の特異的な発現に基づいて、14303の活性のモジュレーターが失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の14303のポリペプチドが14303の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID16816)
ヒト16816配列(配列番号89)、ホスホリパーゼC4は、非翻訳領域を含めて3116およそヌクレオチド長である。配列番号89の核酸約205〜2493に位置しているコード配列が762のアミノ酸タンパク質(配列番号90)をコードする。
ヒト組織パネルを用いてTaqMan分析により評価すると、16816のmRNAが骨格筋組織で最も高いレベルで、そしてそれに続いてCNSの膀胱組織サンプルと組織において発現された。ラット組織パネルの上の追加のTaqMan実験は、骨格筋、腎臓およびCNSの組織サンプルで16816のmRNA発現を実証した。さらに、16816のmRNAが老齢のSHRにおけるDRGサンプルでダウンレギュレートしていることが示された。16816のmRNAがBOOおよび膀胱炎モデルにおける脊髄サンプルでまた、ダウンレギュレートしていることが示された。
ISH実験は、16816のmRNAがサルおよびラットの両方のDRGサンプルにおける侵害受容ニュ−ロンで発現されたことを示した。16816のmRNAはまた、サルの脳(視床)および筋肉組織サンプルで発現されることが示された。
16816は、ホスファチジルイノシトール4,5−二リン酸塩(PIP2)から、2つの二次メッセンジャー分子(イノシトール1,4,5−三リン酸塩(IP3)およびジアシルグリセロール)を生成することによって、レセプター媒介性のシグナル伝達において重要な役割を果たす、ホスファチジルイノシトール特異的なホスホリパーゼC(PLC)である。PLCは、侵害受容経路に関係していることをよく知られている。例えば、2つの発痛促進性の因子であるブラジキニンと神経成長因子(NGF)は、それぞれ、Gタンパク質結合(BK2)レセプターとチロシンキナーゼ(TrkA)レセプターを活性化して、主要な求心性ニューロンにおけるホスホリパーゼC(PLC)シグナル伝達経路を刺激することが、十分に確立されている。ブラジキニンまたはNGF媒介性のインビボの熱の感受性の増強が、VR1、すなわち、膀胱機能に関係していることを知られるレセプターの発現を必要とすることが示された。抗体滞留またはPLC媒介性の加水分解により細胞膜ホスファチジルイノシトール−4,5−二リン酸(PtdIns(4,5)P2)のレベルの減少は、細胞のレベルにおいてブラジキニンまたはNGFの相乗効果をまねる。さらに、TrkAへのPLC−γの回収が、チャネル活性のNGF媒介性の増強に必須であり、生化学的な研究がVR1がこの複合体と結合することを示唆する(Nature.2001 411(6840):957−62)。痛覚および、その侵害受容でニューロンが膀胱を神経支配して、そして排泄において役割を果たすことにおけるPLCの重要性を仮定すると、16816と相互作用する薬物は失禁の処置のために重要であり得る。
従って、骨格筋、膀胱とCNS組織における16816の特異的な発現に基づいて、16816の活性のモジュレーターが失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の16816のポリペプチドが16816の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID17827)
ヒト17827配列(配列番号91)、カリウムチャネルサブファミリーKメンバー12KCNK12(またはタンデム毛穴ドメインハロタンの内気なカリウムチャネル2THIK2)は、非翻訳領域を含めておよそ1943ヌクレオチド長である。配列番号91の核酸約466〜1758に位置しているコード配列が430のアミノ酸タンパク質(配列番号92)をコードする。
ヒトおよびラットの組織パネルを使って行ったTaqMan分析により評価すると、17827のmRNA発現レベルが中枢神経系組織で最も高かった。17827のmRNAの発現が、ラットパネルにおいて肺、前立腺および気管組織サンプルでさらに観察された。さらに、17827のmRNAが、SCIモデルのDRGにおいてアップレギュレートされ、老齢のSHRモデルにおいてダウンレギュレートされていることが示された。17827のmRNAはまた、老齢の女性のL6/S1モデルの脊髄サンプルにおいてアップレギュレートされ、膀胱炎モデルにおいてダウンレギュレートされていることが示された。
ISH実験は、すべての大きさのサルおよびラットの両方のDRGニュ−ロンならびにTRGで17827のmRNAが発現されたことを示した。mRNAはまた、サルおよびラットの脊髄と脳サンプルで発現されることを示した。
17827は、DRGニュ−ロンに存在しているカリウムチャネルである。K+チャネルの活性化が、ニューロンの発射の頻度およびパターンに影響を与える。K+チャネルの調節は、侵害受容ニュ−ロンの発射パターンのために重要であり得る。侵害受容ニューロンと運動ニューロンが膀胱を神経支配 して、そして排泄において役割を果たすので、17827と相互作用する薬物は失禁の処置のために重要であり得る。
従って、CNS組織サンプルにおける17827のmRNAの選択的な発現と調節に基づいて、17827の活性のモジュレーターが失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の17827ポリペプチドは、17827の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID32620)
ヒト32620配列(配列番号93)、ナトリウムブドウ糖共輸送体KST1またはナトリウム/ミオイノシトール共輸送体SMIT2は、非翻訳領域を含めておよそ2384ヌクレオチド長である。配列番号93の核酸約233〜2260に位置しているコード配列が675のアミノ酸タンパク質(配列番号94)をコードする。
ヒトおよびラットの組織パネルを使って行ったTaqMan分析により評価すると、32620のmRNA発現レベルは、中枢神経系組織で最も高かった。32620のmRNAの発現がヒトパネルにおける結腸と小腸組織サンプルで、そしてラットパネルにおける腎臓、前立腺と十二指腸サンプルでさらに観察された。さらに、32620のmRNAが老齢のSHRモデルのDRGサンプルでダウンレギュレートしていることが示された。32620のmRNAはまた、BOO、膀胱炎および老齢の男性(L4、L5)モデルの脊髄サンプルでダウンレギュレートしていることが示された。
ISH実験は、32620のmRNAが主にDRGの小さい直径ニューロンにおいて発現されたことを示した。32620のmRNAはまた、脊髄とサル組織の皮質のグリア細胞で発現されることが示された。サル腎臓における32620のmRNAの低レベルの発現がまた、観察された。
32620は、ナトリウム依存性の様式でミオイノシトールを輸送する。ホスファチジルイノシトール(PI)の中へのミオイノシトールの組込みは、蔗糖を食べさせたラットおよびコントロールラットの膀胱と比較して、ストレプトゾトシン(STZ)誘導性の糖尿病の膀胱に有意に増加していた(Mol Cell Biochem.1995 152:71−6)。イノシトールリン酸(IPs)生産のカルバコール(ムスカリンレセプターアゴニスト)誘導性の増加は、コントロールおよびショ糖を食べさせた動物由来の膀胱よりも糖尿病の膀胱でより高かった。ムスカリンアゴニスト刺激の後の拡張されたIP生産は、ムスカリンレセプターのアップレギュレーションにだけではなく、STZ誘導性の糖尿病の膀胱でPIへのミオイノシトールの組込みの増加にも起因し得る。糖尿病はしばしば失禁と結び付けられる。これらのデータは32620と相互作用する薬物が膀胱の張りを調節し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得ることを示唆する。
従って、CNSおよび腎臓サンプルにおける32620の選択的な発現と調節に基づいて、32620の活性のモジュレーターが失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の32620ポリペプチドは32620の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID577)
ナトリウム依存性のプロリントランスポーターSLC6A7としても知られているヒト577配列(配列番号95)は、およそ1911ヌクレオチド長である。配列番号95の核酸約1〜1911に位置しているコード配列が、636のアミノ酸タンパク質(配列番号96)をコードする。
ヒト組織パネルを用いて行ったTaqMan分析により評価すると、577のmRNAが主に脳と脊髄の非常に低いレベルにおいて発現された。ラット組織パネルを使っている追加のTaqMan分析が脳、脊髄およびDRGにおいて577のmRNA発現を示した。さらに、577のmRNAが老齢のSHRにおけるDRGサンプルでアップレギュレートされていた。
ISH実験は、577のmRNAがサルとヒトの皮質サンプルにおいて高いレベルで、そしてラットのDRGニュ−ロンの小集団において低いレベルで発現されたことを示した。577のmRNAの発現が、ラット脊髄の浅薄な背角および中間領域においてもまた示された。
577は、グルタミン酸作動性のDRGニュ−ロンに局在化して、そしてエンケファリンによってブロックされる。このトランスポーターの阻害は、エンケファリンの鎮痛性の作用のいくらかを媒介し得る。侵害受容ニュ−ロンと運動ニューロンが膀胱を神経支配して、そして排泄において役割を果たす。577の機能を調節する薬物が、膀胱機能に関与するニューロンの経路の活性、膀胱反射および/または反射亢進を変更し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。
従って、DRGと脊髄サンプルにおける577の選択的な発現と調節に基づいて、577の活性のモジュレーターが失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の577のポリペプチドが577の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID619)
内向き整流K+チャネルKir3.2としても知られているヒト619配列(配列番号97)は非翻訳領域を含めておよそ2598ヌクレオチド長である。配列番号97の核酸約652〜1923に位置しているコード配列が423のアミノ酸タンパク質(配列番号98)をコードする。
ヒト組織パネルを用いて行ったTaqMan分析により評価すると、619のmRNA発現が脳サンプル、そしてそれに続いて脊髄サンプルで高められた。ラット組織パネルを使っている追加のTaqMan分析が、DRGを含むCNS特異的な組織サンプルにおいて、619のmRNA発現を示した。さらに、619のmRNAが、SCIモデルにおけるDRGサンプルにおいてアップレギュレートされ、老齢のSHRモデルのDRGサンプルでダウンレギュレートされていることが示された。619のmRNAはまた、BOOと膀胱炎モデルにおける脊髄サンプルでダウンレギュレートされ、そしてSHRモデルにおける脊髄サンプルでアップレギュレートされていることが示された。
ISH実験は、619のmRNAがサルおよびラットのサンプルにおけるDRGニュ−ロンの小集団で発現されたことを示した。619のmRNAの発現は、サルの皮質サンプルおよび脊髄サンプルの背角でまた示された。
619はDRGニュ−ロンに存在しているカリウムチャネルである。カリウムチャネルの活性化がニューロンの発射の頻度とパターンに影響を与える。K+チャネルの調節は、侵害受容ニュ−ロンの発射パターンのために重要であり得る。侵害受容ニュ−ロンと運動ニューロンが膀胱を神経支配して、そして排泄において役割を果たす。619の機能を調節する薬物が、膀胱機能に関与するニューロンの経路の活性、膀胱反射および/または反射亢進を変更し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。
従って、DRGおよび脊髄のようなCNS特異的な組織サンプルにおける、619の選択的な発現と調節に基づいて619の活性のモジュレーターが失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の619のポリペプチドが619の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID1423)
チロシン−プロテインキナーゼレセプターEphrin−B2としても知られているヒト1423配列(配列番号99)は、非翻訳領域を含めておよ3924そヌクレオチド長である。配列番号99の核酸約1〜3168に位置しているコード配列は、1055のアミノ酸タンパク質(配列番号100)をコードする。
ヒト組織パネルを用いて行ったTaqMan分析により評価すると、1423のmRNA発現はCNSおよびHUVECの組織サンプルにおいて高く、そしていくつかの腫瘍における発現がまた実証された。ラット組織パネルを使っている追加のTaqMan分析がCNSおよび結腸組織サンプルで1423のmRNA発現を示した。1423のmRNAが、BOOおよび膀胱炎モデルにおける脊髄サンプルでまた、ダウンレギュレートしていることが示された。
ISH実験は、1423のmRNAが、サルおよびラットのサンプルにおけるDRGニュ−ロンの小集団で発現されたことを示した。1423のmRNAの発現が、サルおよびラットの脊髄と皮質サンプルでまた示された。
EphrinB2レセプターとしても知られている1423のレセプターは、それらが群がる興奮性のシナプシスに局在化し、そしてNMDAレセプターと関連する(Cell 2000,103:945;Science 2002,295:491)。より具体的には、EphBレセプターのEphrinB2活性化が、カルシウム依存性NMDAレセプターの流入を増強する(Science 2002,295:491)。さらに、EphrinB2での細胞の処理が、Srcキナーゼの活性化を通してNMDAレセプターのチロシンリン酸化をもたらし、そしてEphrinB2依存性の現象が、NMDAレセプター依存性の遺伝子発現を増強する(Science 2002,295:491)。NMDAレセプターの活性化が、DRGにおける痛覚と、侵害受容ニュ−ロンが膀胱を神経支配して、そして排泄において役割を果たすということに重要な役割を果たすとすれば、1423と相互作用する薬物が膀胱反射および/または反射亢進を調節し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。
従って、DRGおよび脊髄のようなCNS特異的な組織サンプルにおける1423の選択的な発現と調節に基づいて1423の活性のモジュレーターが失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の1423のポリペプチドが1423の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID2158)
シントロフィン関連セリン/トレオニンキナーゼとしても知られるヒト2158の配列(配列番号101)は非翻訳領域を含めておよそ4833ヌクレオチド長である。配列番号101の核酸約40から4752までに位置しているコード配列が1570のアミノ酸タンパク質(配列番号102)をコードする。
ヒト組織パネルを用いて行ったTaqMan分析により評価すると、2158のmRNA発現が脳とDRGで高められた。ラット組織パネルを使っている追加のTaqMan分析がCNS特異的な組織サンプルで2158のmRNA発現を示した。さらに、2158のmRNAが老齢のSHRモデルにおけるDRGサンプルでダウンレギュレートされ、膀胱炎モデルにおける脊髄サンプルでダウンレギュレートされていることが示された。
ISH実験が、サルの脊髄と皮質組織サンプルにおいて、そしてすべての大きさのDRGニュ−ロンにおいて、2158のmRNAが発現されたことを示した。
2158は、α1とβ2両方のシナプトトロフィンと相互作用して、そしてシントロフィンを介してジストロフィン/アトロフィンネットワークに微小管フィラメントを接続すると考えられる。伝達に必要なシナプス後機構を組織化することにおいて、この遺伝子は重要である。2158がシナプス後ニューロンのプロセスと大脳の脈管構造で局在化し、そして直接nNOSと相互作用し得る。nNOS活性化が、DRGにおける痛覚と、侵害受容ニューロンと運動ニューロンが膀胱を神経支配して、そして排泄において役割を果たすということにおける重要な役割を果たすとすれば、2158と相互作用する薬物は失禁の処置のために重要であり得る。
従って、DRGおよび脊髄のようなCNS特異的な組織サンプルにおける2158の選択的な発現と調節に基づいて、2158の活性のモジュレーターが失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の2158のポリペプチドが2158の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID8263)
カルボキシペプチダーゼ−Zとしても知られているヒト8263配列(配列番号103)は非翻訳領域を含めておよそ2100ヌクレオチド長である。配列番号の核酸約103の40〜1965までに位置しているコード配列が641のアミノ酸タンパク質(配列番号104)をコードする。
ヒト組織パネルを用いて行ったTaqMan分析により評価すると、8263のmRNA発現が卵巣組織サンプル、そしてそれに続いてCNS、膀胱、いくらかの腫瘍およびBPH前立腺サンプルで高められた。ラット組織パネルを使っている追加のTaqMan分析が、8263のmRNAが広く発現されたことを示した。さらに、8263のmRNAが、DRGサンプルでそして老齢の動物の脊髄サンプルでダウンレギュレートしていることが示された。8263のmRNAがさらに、老齢のSHRモデルにおける脊髄サンプルでダウンレギュレートされ、膀胱炎モデルにおける脊髄サンプルでアップレギュレートされていることが示された。8263のmRNAがSCIモデルおよび老齢の膀胱における膀胱サンプルでまた、ダウンレギュレートしていることがを示された。
ISH実験がサルおよびラットのDRGサンプルでそしてヒト、サルおよびラットの膀胱サンプルで8263のmRNA発現を示した。サルおよびラットのDRGにおいて、8263のmRNA発現がすべての大きさのニュ−ロンに観察された。ヒトおよびサルの膀胱サンプルにおいて、8263のmRNAの発現が筋肉に若干の発現を有し、尿路上皮で主として見られた。8263のmRNAがラット膀胱筋細胞とラット前立腺において発現された。
8263、カルボキシペプチダーゼ−Z(CPZ)は、細胞外ペプチドまたはタンパク質のプロセシングにおけるCPZに選択的な役割を果たす(Biochem Biophys Res Commun.1999 Mar 24;256(3):564−8)。DRGにおける侵害受容性の伝達に影響を与えること、そして侵害受容性ニューロンが膀胱を神経支配して、そして排泄において役割を果たすことにおける、エンケファリンおよびブラジキニンのようなペプチドの重要な役割を仮定すると、8263と相互作用する薬物は失禁の処置のために重要であり得る。
従って、8263の選択的な発現と調節に基づいてDRGと脊髄のような膀胱とCNS特異的な組織サンプルにおいて、8263の活性のモジュレーターが失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の8263のポリペプチドが8263の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID15402)
HNK1スルホトランスフェラーゼとしても知られているヒト15402配列(配列番号105)は非翻訳領域を含めておよそ2877ヌクレオチド長である。配列番号105の核酸約387〜1457に位置しているコード配列が356アミノ酸のタンパク質(配列番号106)をコードする。
ヒト組織パネルを用いて行ったTaqMan分析により評価すると、15402のmRNA発現がCNSサンプルならびに卵巣、赤血球およびHUVECサンプルでもまた高められた。ラット組織パネルを使っている追加のTaqMan分析がCNSサンプルで15402のmRNA発現を示した。15402のmRNAがまた、BOOおよび膀胱炎モデルにおける脊髄サンプルで、ダウンレギュレートしていることが示された。
ISH実験は、15402のmRNAがサルのTRGニュ−ロンとDRGニュ−ロンの小集団において発現されたことを示した。15402のmRNAがさらにヒトおよびサルの皮質ニューロンの個体群において発現された。
15402が硫酸塩をミエリン関連糖タンパク(MAG;TINS 18(4):183−191)に存在しているHNK−1炭化水素認識部位に移す。硫化MAGは脱ミエリン化神経病変(Biochem Biophys Res Commun 1985 Apr 16;128(1):383−8)の患者における、モノクローナルIgMについての主要な標的である。15402がDRGにおける痛覚において重要な役割を果たし得ること、および侵害受容性ニュ−ロンが膀胱を神経支配し、そして排泄において役割を果たし得るとすると、15402と相互作用する薬物は失禁の処置のために重要であり得る。
従って、DRGおよび脊髄のようなCNS特異的な組織サンプルにおける15402のmRNAの選択的な発現と調節に基づいて、15402の活性のモジュレーターが失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の15402のポリペプチドは15402の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID16209)
p56KKIAMREプロテインキナーゼとしても知られているヒト16209配列(配列番号107)は非翻訳領域を含めておよそ2095ヌクレオチド長である。配列番号107の核酸約478〜1959に位置しているコード配列が493のアミノ酸タンパク質(配列番号108)をコードする。
ヒトおよびラットの組織パネルを使って行なわれたTaqMan分析によって評価されるように、16209のmRNA発現が、CNS特異的なサンプルにおいて高められた。16209のmRNAはまた、老齢の女性のモデル、およびSCIモデルにおけるDRGサンプルでアップレギュレートされていることが示された。
ISH実験は、16209のmRNAが、サルおよびラットの皮質、すべての大きさの脊髄ニュ−ロンおよびDRGニュ−ロンにおいて発現されたことを示した。
KKIAMREは、MAPKとカルシウムイオン−カルモジュリン依存性プロテインキナーゼIIと同様に機能し、そして長期の増強(LTP)において役割を果たすことが示唆される。LTPはNMDAレセプターの活性化によって起こる。NMDAレセプターの活性化が、DRGにおける痛覚おいて重要な役割を果たし得、侵害受容性ニューロンと運動ニューロンが膀胱を神経支配して、そして排泄において役割を果たすとすると、16209と相互作用する薬物が膀胱反射および/または反射亢進を調節し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。
従って、DRGおよび脊髄のようなCNS特異的な組織サンプルにおける16209のmRNAの選択的な発現と調節に基づいて、16209の活性のモジュレーターが、失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の16209のポリペプチドは、16209の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID16386)
脳のスルホトランスフェラーゼ様タンパク質(hBR−STL)としても知られているヒト16386配列(配列番号109)は非翻訳領域を含めておよそ2419ヌクレオチド長である。配列番号109の核酸約21〜875に位置しているコード配列が284のアミノ酸タンパク質(配列番号110)をコードする。
ヒトおよびラットの組織パネルを使って行なわれたTaqMan分析によって評価されるように、16386のmRNA発現は、CNS特異的なサンプルで高められた。16386のmRNAはまた、SCIモデルのDRGサンプルでダウンレギュレートしていることが示された。16836のmRNAが膀胱炎モデルにおける脊髄サンプルでダウンレギュレートしていることがさらに示された。
ISH実験は、16386のmRNAがすべての大きさのサルおよびラットの皮質、脊髄とDRGニュ−ロンで発現されたことを示した。
スルホトランスフェラーゼの2つの主要な機能的なクラスがある:フェノールスルホトランスフェラーゼおよびヒドロキシステロイドスルホトランスフェラーゼ。フェノールスルホトランスフェラーゼの1つの主要なクラス(SULT1AとSULT1Bからなる)は、ドーパミン、チロシンおよび甲状腺ホルモンを硫酸化するものである(Pharmacogenomics Journal 2002;2:297−308)。16386は、甲状腺ホルモンを硫酸化することが示され、16386がドーパミン/チロシンクラスにあることを示唆する。従って、16386は、ドーパミンを硫酸化する可能性がある(Gene 2002;285:39−47)。生体アミンの硫酸抱合体(例えば、ドーパミン)は、生物学的に不活性であり、そしてアミン自身よりも容易に排出される(Pharmacol Rev.1985;37:333−364)。従って、16386は、標的組織を不活性化して、標的組織からドーパミンを取り除くのに役立ち得る。ドーパミンは、排尿に影響を与えることが知られている(Urology.2002 59(5 Suppl 1):18−24)。従って、16386と相互作用する薬物は失禁の処置のために重要であり得る。
従って、DRGおよび脊髄のようなCNS特異的な組織サンプルにおける16386のmRNAの選択的な発現と調節に基づいて、16386の活性のモジュレーターが、失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の16386のポリペプチドは、16386の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID21165)
β1,4−ガラクトシル基転移酵素6(配列番号111)としても知られているヒト21165配列は、非翻訳領域を含めておよそ3931ヌクレオチド長である。配列番号111の核酸約298〜1446に位置しているコード配列が382のアミノ酸タンパク質(配列番号112)をコードする。
ヒト組織パネルを用いて行ったTaqMan分析により評価すると、21165のmRNA発現がCNSとHUVECサンプルで高められた。ラット組織パネルを使っている追加のTaqMan分析が、CNS、腎臓、心臓および肺のサンプルにおいて21165のmRNA発現を示した。21165のmRNAはまた、BOOおよび膀胱炎モデルの脊髄サンプルでダウンレギュレートしていることが示された。
ISH実験は、21165のmRNAがすべての大きさのサルおよびラットの皮質、脊髄とDRGニュ−ロンで発現されたことを示した。
D−1−フェニル−2−デカノイルアミノ−3−モルホリノ−1−プロパノール(D−PDMP)(21165のインヒビター)が、PC12細胞で神経成長因子(NGF)経路の行動を阻害することが示された(J.Biol.Chem.1998 273(40):26001−7)。ウィスターラットにおいて、神経成長因子の膀胱内適用は、膀胱機能亢進を急に誘導した(J Urol.2001 Mar;165(3):975−9)。従って、21165のインヒビターは失禁の処置のために重要であり得る。
従って、DRGおよび脊髄のようなCNS特異的な組織サンプルにおける21165の選択的な発現と調節に基づいて、21165の活性のモジュレーターが失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の21165のポリペプチドが、21165の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID30911)
ナトリウム−水素交換体NHE5(配列番号113)としても知られているヒト30911配列は非翻訳領域を含めておよそ3761ヌクレオチド長である。配列番号113の核酸約70〜2760に位置しているコード配列が896のアミノ酸タンパク質(配列番号114)をコードする。
ヒトとラット組織パネルを使って行なわれたTaqMan分析によって評価されるように、30911のmRNA発現がCNS特異的なサンプルで高められた。30911のmRNAはまた、BOOと膀胱炎モデルで脊髄サンプルで、ダウンレギュレートしていることが示された。
ISH実験が、30911のmRNAがすべての大きさのサルおよびラットの脊髄とDRGニュ−ロンにおいて発現されたことを示した。
ニューロンの活性の後に細胞からプロトンをポンプで汲み出すことによって、ナトリウム−水素交換体(NHE)がニューロン中およびニューロンの周りにおけるpHの重要な調節因子であると考えられる(J Clin Invest 104(5):637−45;J Neurosci Res 56(4):358−70;J Neurosci Res 1998 Feb 15;51(4):431−41)。細胞外酸性化が痛みを媒介することが示された、そしてプロトンがDRG中の侵害受容性のニュ−ロンに存在しているVR1レセプターを直接活性化する(J Physiol 433:145−61;TIPS 20:(3):112−8)。VR1レセプターは失禁に関係している経路の重要なプレーヤーである。従って、30911と相互作用する薬物は失禁の処置のために重要であり得る。
従って、DRGおよび脊髄のようなCNS特異的な組織サンプルにおける30911の選択的な発現と調節に基づいて、30911の活性のモジュレーターが失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の30911のポリペプチドは、30911の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID41897)
ヘパラン硫酸D−グルコサミニル3−O−スルホトランスフェラーゼ−2としても知られているヒト41897配列(配列番号115)は非翻訳領域を含めておよそ1968ヌクレオチド長である。配列番号115の核酸約73から1176までに位置しているコード配列は、367アミノ酸のタンパク質(配列番号116)をコードする。
ヒト組織パネルを用いて行ったTaqMan分析により評価すると、41897のmRNA発現がCNSサンプルで高められて、そしてまたマクロファージで発現されることが示された。ラット組織パネルを使っている追加のTaqMan分析がCNSサンプルでの41897のmRNA発現を示した。41897のmRNAはまた、SCIモデルにおけるDRGで、ダウンレギュレートしていることが示された。41897のmRNAはまた、膀胱炎モデルにおける脊髄サンプルでダウンレギュレートしていた。
ISH実験は、41897のmRNAがすべての大きさのサルおよびラット皮質、脊髄とDRGニュ−ロンで発現されたことを示した。
TNF−αがグリコシルトランスフェラーゼとスルホトランスフェラーゼの発現を増やす(JBC 2002 277:424−431)。TNF−α mRNA発現レベルは、急性膀胱炎(しばしば失禁と関連する疾患)の後に(2〜10倍)増加した(Physiol Genomics.2002;9:5−13)。さらに、スルホトランスフェラーゼはまた、ドーパミンのようなモノアミンの異化作用を担う(Mol Pharm 1998 Dec;54(6):942−8)。ドーパミンは排尿に影響を与ることが知られている(Urology.2002 59(5 Suppl 1):18−24)。それゆえ、41897と相互作用する薬物は、失禁の処置のために重要であり得る。
従って、DRGおよび脊髄のようなCNS特異的な組織サンプルにおける41897の選択的な発現と調節に基づいて、41897の活性のモジュレーターが、失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の41897のポリペプチドが41897の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID1643)
nimA関連のプロテインキナーゼ3(NEK3)として知られているヒト1643の配列(配列番号117)は非翻訳領域を含めておよそ2104ヌクレオチド長である。配列番号117の核酸約96〜1616に位置しているコード配列は、506アミノ酸のタンパク質(配列番号118)をコードする。
ヒトおよびラットの組織パネルを使って行ったTaqMan分析により評価すると、1643のmRNA発現レベルがCNSの組織で最も高かった。さらに、1643のmRNAがヒト結腸腫瘍サンプルとラット精巣、肺、脾臓、十二指腸と結腸サンプルにおいて発現された。1643のmRNAは、SCIモデルにおけるDRGサンプルでアップレギュレートされ、SHRモデルでダウンレギュレートされていることが示された。1643のmRNAが、さらにBOOと老齢のSHRモデルの脊髄サンプルでダウンレギュレートしていることが示された。
ISH実験は、1643のmRNAが小さい直径ニュ−ロンを含むラットDRGニュ−ロンの小集団において発現されたことを示した。
1643がDRGのニュ−ロンにおいて発現した。侵害受容性のニュ−ロンと運動ニューロンが膀胱を神経支配して、そして排泄において役割を果たす。1643の機能を調節する薬物が膀胱機能、膀胱反射および/または反射亢進に関与するニューロンの経路の活性を変更し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。
従って、DRGおよび脊髄のようなCNS特異的な組織における1643の特異的な発現と調節に基づいて、1643の活性のモジュレーターが失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の1643のポリペプチドが、1643の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID2543)
副腎皮質刺激ホルモン放出因子レセプター2(CRF2)としても知られているヒト2543配列(配列番号119)は非翻訳領域を含めておよそ2110ヌクレオチド長である。配列番号の核酸約119の1から1236までに位置しているコード配列は、411アミノ酸のタンパク質(配列番号120)をコードする。
ヒト組織パネルを用いてTaqMan分析により評価すると、2543のmRNA発現が脳下垂体と脳サンプルで高められた。さらに、非常に低い2543のmRNA発現レベルが膵臓と心臓サンプルで観察された。ラット組織パネルに対する追加のTaqMan実験が、脳、脊髄、DRGと膀胱サンプルで限定された発現を実証した。別のラット組織パネルを使っているさらなるTaqMan実験が、SHRモデルでDRGでの2543のmRNA発現がダウンレギュレートしていたことを示した。
ISH実験が、サルおよびラットの脳、DRGと膀胱サンプルで2543のmRNA発現を示した。サルおよびラットのDRGで、発現が、すべての大きさのニュ−ロンに観察された。サルおよびラットの膀胱サンプルで、2543のmRNAが、尿路上皮細胞において発現された。
2543は、GPCR、すなわち、副腎皮質刺激ホルモン放出因子レセプター2(CRF2)である。2543が、CRFの抱合体について高親和性を持つ。そしてそれはまた、ウロコルチン(urocortin)にI、IIおよびIIIに抱合する。このGPCRへのリガンドの結合は、アデニル酸シクラーゼ活性の刺激をもたらして、そしてニュ−ロンを活性化する。DRGにおける2543の選択的、かつ限定的な発現失禁のラットモデル(SHRモデル)におけるにダウンレギュレ−ション基づいて、このGPCRの活性を調節することは、膀胱反射作用および/または反射亢進を変更し得、そして、失禁のためのユニークな標的であり得る。
従って、脳、DRGおよび膀胱組織における2543の特異的な発現に基づいて、2543の活性のモジュレーターは失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の2543のポリペプチドは、2543の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID9626)
アミロライド感受性のイオンチャネルASIC2(MDEGとBNaC1としても知られている)としても知られているヒト9626配列(配列番号121)は、非翻訳領域を含めておよそ1663ヌクレオチド長である。配列番号121の核酸約128〜1663までに位置しているコード配列は、512アミノ酸のタンパク質(配列番号122)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、ヒトおよびラットの組織パネルを使って行った、9626のmRNA発現レベルがCNSの組織で最も高かった。9626のmRNAの発現が、ヒト末梢血単核球と感染していない白血球細胞でそしてラット精巣でさらに観察された。さらに、9626のmRNAがSCIおよび老齢の男性のL4,5 DRGモデルのDRGサンプルでダウンレギュレートしていることが示された。9626のmRNAはまた、膀胱炎モデルの脊髄サンプルでダウンレギュレートしていることが示された。
ISH実験が、9626のmRNAがラットとサルのDRGで主に小さい直径ニュ−ロンの小集団において発現されたことを示した。
アミロライド感受性のイオンチャネル(ASIC)は、酸感知チャネルである。以前の研究が、ASICがDRGの感覚ニュ−ロンに存在していることが示され、そしていくつかのサブタイプが痛覚に関与することが示された。さらに、細胞外酸性化が痛みを媒介することが示され、そしてプロトンがDRG中の侵害受容性のニュ−ロンに存在しているVR1レセプターを直接活性化する(J Physiol 433:145−61;Tips20:(3):112−8)。VR1レセプターは、失禁に関係している経路の重要なプレーヤーである。侵害受容性ニューロンと運動ニューロンが膀胱を神経支配し、そして排泄において役割を果たすので、そして、ASICが潜在的にVR1と相互作用し得るので、9626と相互作用する薬物は失禁の処置のために重要であり得る。
従って、CNSサンプルにおける9626の選択的な発現と調節に基づいて、9626の活性のモジュレーターが、失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の9626ポリペプチドは、9626の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である
(遺伝子ID13231)
nimA関連のプロテインキナーゼ1(NEK1)としても知られているヒト13231配列(配列番号123)は、およそ3645ヌクレオチド長である。配列番号123の核酸約1〜3645に位置しているコード配列が1214のアミノ酸タンパク質(配列番号124)をコードする。
ヒトおよびラットの組織パネルを使って行ったTaqMan分析により評価すると、13231のmRNA発現レベルがCNSの組織で最も高かった。13231のmRNAの発現が、ヒトパネルにおいてDRGと赤血球で、そしてラットパネルにおいて精巣で、さらに観察された。さらに、13231のmRNAが規律正しくてBOOモデルの脊髄サンプルでダウンレギュレートされて、そして膀胱炎モデルの脊髄サンプルでアップレギュレートされていることが示された。
ISH実験は、13231のmRNAが主にラットとサルのDRGニュ−ロンの小集団(小さい直径ニュ−ロンを含む)において発現されたことを示した。
13231は、DRGのニュ−ロンにおいて発現される。侵害受容性のニュ−ロンと運動ニューロンが膀胱を神経支配して、そして排泄において役割を果たす。13231の機能を調節する薬物が、膀胱機能、膀胱反射および/または反射亢進に関与するニューロンの経路の活性を変更し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。
従って、CNSおよびDRGサンプルにおける13231の選択的な発現と調節に基づいて、13231の活性のモジュレーターが失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の13231ポリペプチドは13231の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID32409)
セリンプロテアーゼDESC1としても知られているヒト32409配列(配列番号125)は非翻訳領域を含めておよそ1471ヌクレオチド長である。配列番号125の核酸約53〜1324に位置しているコード配列が、423のアミノ酸タンパク質(配列番号126)をコードする。
ヒト組織パネルを使って十知られるTaqMan分析により評価すると、32409のmRNAが主に肺腫瘍、正常な膀胱とUUI膀胱サンプルにおいて発現された。ラット組織パネルを使っているさらなるTaqMan分析が脳、脊髄、DRGと膀胱サンプルで32409のmRNA発現を示した。さらに、32409のmRNAが膀胱炎ラットモデルで膀胱サンプルでダウンレギュレートしていることを示した。
ISH実験がサルおよびラットDRGと膀胱サンプルで32409のmRNA発現を示した。サルおよびラットのDRGで、発現がすべての大きさのニュ−ロンにおいて観察された。サルおよびラットの膀胱サンプルで、32409のmRNAが尿路上皮細胞と平滑筋細胞において発現された。
32409はセリンプロテアーゼDESC1であって、そしてペプチダーゼファミリーS1に所属する。ペプチダーゼは、多数の生理学的機能で役割を果たす種々のペプチドを分解する遺伝子のファミリーである。膀胱におけるこの酵素の選択的、かつ限定的な発現および失禁のラットモデル(膀胱炎モデル)におけるダウンレギュレ−ションに基づいて、32409の活性を調節することは膀胱平滑筋の弛緩または膀胱平滑筋の張りの退行が生じ得、そして過敏な膀胱と失禁を制御するためのユニークな標的であり得る。
従って、膀胱サンプルにおける32409の選択的な発現と調節に基づいて、32409の活性のモジュレーターが失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の32409のポリペプチドが32409の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID84260)
カルボキシペプチダーゼA6としても知られているヒト84260配列(配列番号127)は非翻訳領域を含めておよそ1907ヌクレオチド長である。配列番号127の核酸約217から1530までに位置しているコード配列が437のアミノ酸タンパク質(配列番号128)をコードする。
ヒト組織パネルを用いて行ったTaqMan分析により評価すると、84260のmRNA発現が前立腺と結腸腫瘍、そしてそれに続いてBPH前立腺に非常に限定されていた(前立腺腫瘍、結腸腫瘍>BPH前立腺)。別のヒト組織パネルを使っているさらなるTaqMan分析が、正常な前立腺サンプルと比較してBPHサンプルで84260のmRNAのアップレギュレーションを示した。さらに前立腺上皮 対 前立腺皮質パネルを使っているさらなるTaqMan分析が、前立腺の上皮と間質両方の成分における発現を示した。
ISH実験は、84260のmRNAがヒトBPH前立腺サンプルの基底上皮層において発現されたことを示した。発現が正常な前立腺サンプルで見られなかった。
84260はカルボキシペプチダーゼA6であり、これはカルボキシペプチダーゼBとおよそ40%の同一性を有し、そしてカルボキシペプチダーゼAファミリーに属する。カルボキシペプチダーゼは、細胞増殖における役割を果たすことが示された。BPHにおける84260の選択的な発現とアップレギュレーションに基づいて、アンタゴニストで84260の活性をブロックすることは前立腺サンプルにおいて間質または上皮細胞のアポトーシスを起こし得、そして従って、BPHの徴候を減らすことにおいて有用であり得る。
従って、前立腺組織サンプルにおける84260の選択的な発現と調節に基づいて、84260の活性のモジュレーターがBPHを含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を処置するのに有用である。本発明の84260のポリペプチドは、84260の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID2882)
Gタンパク質共役レセプター26(GPR26)としても知られているヒト2882配列(配列番号129)は非翻訳領域を含めておよそ2530ヌクレオチド長である。配列番号129の核酸約186〜1199に位置しているコード配列が337アミノ酸のタンパク質(配列番号130)をコードする。
TaqMan分析により評価すると、2882のmRNAがヒトCNS組織で大いに発現され、動脈において低いレベルで発現された。2882のmRNAはまた、ラットCNS組織で大いに発現された。泌尿器科学パネルにおいて、2882のmRNAがDRGで発現されて、そしてBOOと膀胱炎モデルでダウンレギュレートされた。
ISHは、ラットの2882のmRNAが、皮質ニューロン、線条体ニューロン、扁桃体ニューロン、entorhinalcorticalニューロン、CA1、CA3および歯状回地域の小脳のプルキンエ細胞と海馬ニューロンを含めて脳のいくつかの地域において発現された。サル2882mRNAは、黒質ニューロン、視床ニューロンと皮質ニューロンを含めて脳のいくつかの地域において発現された。
2882が、DRGのニュ−ロンに存在していて、そして泌尿器科学に関係がある多数のモデルでレギュレートされる。DRGの侵害受容性のニュ−ロンと運動ニューロンが膀胱を神経支配して、そして排泄において役割を果たす。従って、2882と相互作用する薬物が膀胱反射および/または反射亢進を調節し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。
従って、DRGのようなCNS特異的な組織でそして泌尿器科疾患のモデルにおける2882の特異的な発現と調節に基づいて、2882の活性のモジュレーターが失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を治療するのに有用である。本発明の2882のポリペプチドが2882の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID8203)
ヒスタミンH3レセプターとしても知られているヒト8203配列(配列番号131)は非翻訳領域を含めておよそ2699ヌクレオチド長である。配列番号131の核酸約299〜1636までに位置しているコード配列が445のアミノ酸タンパク質(配列番号132)をコードする。
ヒト組織パネルを用いてTaqMan分析により評価すると、8203のmRNA発現レベルがCNS組織で最も高くて、そして低いレベルにおいて同じく末梢血単核球(PBMC)に存在していた。ラット組織パネルにおいて、CNS組織で8203のmRNA発現レベルで最も高く、そしてまた大動脈に低いレベルに発現している。泌尿器科学パネルにおいて、8203のmRNA発現が膀胱炎モデルの脊髄でそしてSCIモデルの膀胱でダウンレギュレートされていた。
ラット組織の上のISH実験が8203のmRNAが小さいDRGニューロン、より良い子宮頸管の神経節ニューロン、視床ニューロンと小脳のプルキニエ細胞のサブ住民に対して発現されることを示した。
膀胱の中のヒスタミン性尿路上皮(J of Urology.February 2002;167(2,Part 1 of 2):742−745)と損なわれない動脈の平滑筋。げっ歯類CNSの中に直接機能される場合、ヒスタミンが抗侵害受容性を誘発する。さらに、ヒスタミンが種々の非中心的な神経終末を刺激する。H3レセプターの活性化後にC線維感覚器終末がサブスタンスPとニューロキニン、侵害受容性の行動に関係している神経ペプチドのリリースを抑制する。ヒスタミンH3レセプターアゴニスト、(R)−MeHAがげっ歯類で抗炎症性、おおよび対侵害受容性の特性を表示した。DRGにおいて侵害受容性のニュ−ロンと運動ニューロンが膀胱を神経支配して、そして排泄において役割を果たす。
従って、8203を含めて、ヒスタミンレセプターと相互作用する薬物が膀胱反射および/または反射亢進を調節し得、そしてCNS組織と泌尿器科病のモデルで従って、8203の特異的な発現と調節に基づいた失禁のためのユニークな標的であり得る、8203の活性のモジュレーターは失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を治療するのに有用である。本発明の8203のポリペプチドが8203の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID32678)
アミロライド感受性の脳ナトリウムチャネルBNaC2(すなわちASIC1;ACCN2)としても知られているヒト32678配列(配列番号133)は、非翻訳領域を含めておよそ3923ヌクレオチド長である。配列番号133の核酸約230〜1954に位置しているコード配列が、574のアミノ酸タンパク質(配列番号134)をコードする。
ヒト組織パネルを用いるTaqMan分析により評価すると、32678のmRNA発現レベルは、CNS組織で最も高かった。また、結腸腫瘍およびPBMCにも存在していた。ラット組織パネルにおいて、32678のmRNA発現レベルは、DRG、皮質および脊髄で最も高かった。泌尿器科学パネルにおいて、32678のmRNAは、膀胱炎およびSCIモデルでダウンレギュレートされていた。
アミロライド感受性のイオンチャネル(ASIC)は、酸を感知するチャネルである。以前の研究が、ASICがDRGの感覚ニュ−ロンに存在し、そしていくつかのサブタイプが痛覚に関与することが示されたことを示した。さらに、細胞外酸性化が痛みを媒介することが示され、そしてプロトンが直接、DRGにおける侵害受容ニュ−ロンに存在しているVR−1レセプターを活性化する(J.Physiol.;433:145−61;TIPS;20(3):112−8)。VR1レセプターは失禁に関する経路の重要なプレーヤーである。侵害受容ニューロンと運動ニューロンが膀胱を神経支配して、そして排泄において役割を果たすため、そしてASICが潜在的にVR1と相互作用し得るため、32678と相互作用する薬物は失禁の処置のために重要であり得る。
従って、CNS組織と疾患の泌尿器科モデルにおける32678の特異的な発現と調節に基づいて、32678の活性のモジュレーターが失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を治療するのに有用である。本発明の32678のポリペプチドは、32678の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
(遺伝子ID55053)
ヒト55053配列(配列番号135)すなわち、セリン/トレオニンプロテインキナーゼは、非翻訳領域を含めておよそ2980ヌクレオチド長である。配列番号135の核酸約86〜2422に位置しているコード配列が、778のアミノ酸タンパク質(配列番号136)をコードする。
ヒト組織パネルを用いてTaqMan分析により評価すると、55053のmRNA発現レベルはCNS組織で最も高かった。ラット組織パネルにおいて、55053のmRNA発現レベルはまた、CNS組織で最も高かった。泌尿器科学パネルにおいて、55053のmRNAが膀胱炎モデルでダウンレギュレートされていた。
ラット組織の上のISH実験は、55053のmRNAが大抵のDRGニュ−ロンに発現されたことを示した。ヒト組織で、55053のmRNAが皮質と脊髄ニュ−ロンに発現された。サル組織で、55053のmRNAが、大抵のDRGニュ−ロン、ならびに、脊髄および皮質において発現された。
55053はDRGのニュ−ロンに存在しているキナーゼであって、そして泌尿器科学に関する膀胱炎モデルで調節されている。DRGの侵害受容ニュ−ロンおよび運動ニューロンが、膀胱を神経支配し、そして排泄において役割を果たす。従って、55053と相互作用する薬物が膀胱反射および/または反射亢進を調節し得、そして失禁のためのユニークな標的であり得る。
従って、DRGおよび疾患の泌尿器科モデルにおける55053の選択的な発現および調節に基づいて、55053の活性のモジュレーターは、失禁を含むがこれらに限定されない泌尿器科障害を治療するのに有用である。本発明の55053のポリペプチドは、55053の活性のモジュレーターをスクリーニングするのに有用である。
本発明の種々の局面が、以下のサブセクションでさらに詳細に記載される:
(スクリーニングアッセイ:)
本発明は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質に結合し、例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の発現、あるいは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性に対して刺激効果または阻害効果を有するか、あるいは例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の基質の発現または活性に対して刺激効果または阻害効果を有する、モジュレーター(すなわち、候補化合物もしくは試験化合物または候補薬剤もしくは試験薬剤)を同定するための方法(これはまた、本明細書中で「スクリーニングアッセイ」として述べられている)を提供する。本明細書中に記載のアッセイを使用して同定される化合物は、泌尿器系障害を処置するのに有用であり得る。
これらのアッセイは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質と相互作用する他の細胞内タンパク質または細胞外タンパク質と結合する化合物、および他の細胞内タンパク質または細胞外タンパク質と44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質との相互作用を妨害する化合物を同定するように設計されている。例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質(これは、膜貫通レセプター型タンパク質である)の場合、このような技術は、このようなレセプターのためのリガンドを同定し得る。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質のリガンドまたは基質は、例えば、泌尿器系障害の少なくとも1つの症状を改善するために使用され得る。このような化合物としては、ペプチド、抗体、または有機低分子もしくは無機低分子が挙げられ得るがこれらに限定されない。このような化合物はまた、他の細胞性タンパク質を含み得る。
アッセイによって同定される化合物(例えば、本明細書に記載の化合物)は、例えば、泌尿器系障害を処置するのに有用であり得る。泌尿器系障害状態が、細胞または組織における、全体的に低いレベルの44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の遺伝子発現および/または44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質により生じる場合において、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質と相互作用する化合物は、結合した44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質の活性を強調するかまたは増幅する化合物を含み得る。このような化合物は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質の活性のレベルの効果的な増大を引き起し、そのようにして、症状を改善する。
他の場合において、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の遺伝子における変異は、泌尿器系障害にいたる有害な効果を有する、異常型または過剰量の、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質を生じさせ得る。同様に、生理学的状態は、泌尿器系障害に至る、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の遺伝子発現の過剰な増大を引き起こし得る。このような場合、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質に結合する化合物は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質の活性を阻害するタンパク質として同定され得る。本節で記載されるような技術によって同定される化合物の効果を試験するためのアッセイは、本明細書中に議論されている。
1つの実施形態において、本発明は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質または44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のポリペプチドあるいはそれらの生物学的に活性な部分の基質である候補化合物または試験化合物をスクリーニングするためのアッセイを提供する。
別の実施形態において、本発明は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質または44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のポリペプチドまたはその生物学的活性な部分に結合するかまたはその活性を調節するための候補化合物または試験化合物をスクリーニングするためのアッセイを提供する。本発明の試験化合物は、以下に挙げられる当該分野で公知のコンビナトリアルライブラリー法における多くのアプローチのうちの任意のものを使用して得られ得る:生物学的ライブラリー;空間的にアドレス可能な並列固相ライブラリーまたは液相ライブラリー;デコンボルーション処理を必要とする合成ライブラリー法;「1ビーズ1化合物」ライブラリー法;およびアフィニティクロマトグラフィー選択法を使用する合成ライブラリー法。生物学的ライブラリーアプローチは、ペプチドライブラリーに限定されるが、その一方で、他の4つのアプローチは、化合物の、ペプチドライブラリー、非ペプチドオリゴマーライブラリー、または低分子ライブラリーに適用可能である(Lam、K.S.(1997)Anticancer Drug Des.12:145)。
分子ライブラリーの合成のための方法の例は、例えば、以下において、当該分野で見出され得る:DeWittら(1993)Proc.Natl.Acad.Sci.USA
90:6909;Erbら(1994)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 91:11422;Zuckermannら(1994)、J.Med.Chem.37:2678;Choら(1993)Science 261:1303;Carrellら(1994)Angew.Chem.Int.Ed.Engl.33:2059;Carellら(1994)Angew.Chem.Int.Ed.Engl.33:2061;およびGallopら(1994)J.Med.Chem.37:1233。
化合物のライブラリーは、溶液中(例えば、Houghten(1992)Biotechniques 13:412〜421)、ビーズ上(Lam(1991)Nature 354:82〜84)、チップ上(Fodor(1993)Nature 364:555〜556)、細菌上(Ladner、米国特許第5,223,409号)、芽胞上(Ladner、USP’409号)、プラスミド上(Cullら(1992)ProcNatl Acad Sci USA 89:1865〜1869)またはファージ上(ScottおよびSmith(1990)Science 249:386〜390);(Devlin(1990)Science 249:404〜406);(Cwirlaら(1990)Proc.Natl.Acad.Sci.87:6378〜6382);(Felici(1991)J.Mol.Biol.222:301〜310);(Ladner 前出)に提示され得る。
1つの実施形態において、アッセイは、細胞ベースのアッセイであり、ここで44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質またはその生物学的に活性な部分を発現する細胞を、試験化合物と接触させ、そして試験化合物が44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の活性を調節する能力の決定を、例えば、細胞内カルシウム濃度、細胞内IP3濃度、細胞内cAMP濃度、または細胞内ジアシルグリセロール濃度、細胞内タンパク質のリン酸化プロフィール、細胞増殖および/または細胞移動、例えば、細胞表面接着分子もしくはUIおよび/もしくはBPHに関連する遺伝子の遺伝子発現、または44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の調節転写因子の活性をモニタリングすることによって達成し得る。この細胞は、哺乳動物起源(例えば、神経細胞起源)であり得る。1つの実施形態において、レセプタードメインと相互作用する化合物が、リガンドとして(すなわち、レセプターに結合し、シグナル伝達経路を調節するよう)機能するそれらの能力についてスクリーニングされ得る。リガンドの同定、およびリガンド−レセプター複合体の活性の測定は、この相互作用のモジュレーター(例えば、アンタゴニスト)の同定を導く。このようなモジュレーターは、泌尿器系障害の処置に有用であり得る。
試験化合物が、基質への44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の結合を調節する能力、または44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053に結合する能力もまた、決定し得る。基質への44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の結合を調節する試験化合物の能力の決定は、例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の基質を、放射性同位体または酵素標識とカップリングさせることによって達成され得、
その結果、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053への44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の基質を検出することによって、決定され得る。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053はまた、放射性同位体または酵素標識とカップリングされて、複合体中の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の基質への44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の結合を調節する試験化合物の能力をモニタリングし得る。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053と結合する試験化合物の能力の決定は、例えば、その化合物と、放射性同位体または酵素標識とをカップリングさせることによって達成され、
その結果、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053へのこの化合物の結合は、複合体中の標識された44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の化合物を検出することによって決定され得る。例えば、化合物(例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のリガンドまたは基質)を、125I、35S、14C、または3Hで、直接的または間接的のいずれかで標識し得、そしてこの放射性同位体が、放射線照射の直接的な計数によってか、またはシンチレーション計数によってかで検出され得る。化合物はさらに、例えば、西洋ワサビペルオキシダーゼ、アルカリホスファターゼ、またはルシフェラーゼで酵素標識され得、そして適切な基質から産物への変換を測定することによって、この酵素標識を検出し得る。
化合物(例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のリガンドまたは基質)が、相互作用物質(interactant)のうちのいずれの標識をも伴わずに、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053と相互作用する能力を、決定することもまた、本発明の範囲内である。例えば、マイクロフィジオメーター(マイクロ生理機能測定器)を使用して、化合物または44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のいずれの標識をも伴わずに、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053との化合物の相互作用を検出し得る(McConnell,H.M.ら(1992)Science 257:1906−1912)。本明細書中で使用される場合、「マイクロフィジオメーター」(例えば、Cytosensor)は、光アドレス可能な電位差測定センサー(LAPS)を使用して、細胞がその環境を酸性化する速度を測定する、分析装置である。この酸性化速度の変化は、化合物と44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053との間の相互作用の指標として使用され得る。
別の実施形態において、アッセイは、細胞ベースのアッセイであり、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の標的分子(例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の基質)を発現する細胞を、試験化合物と接触させる工程、および44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の標的分子の活性を調節する(例えば、刺激または阻害)する試験化合物の能力を決定する工程を包含する。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の標的分子の活性を調節する試験化合物の能力の決定は、例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の標的分子に結合するか、または44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の標的分子と相互作用する44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質の能力を決定することによって達成され得る。
44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の標的分子に結合するかまたはそれと相互作用する44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質またはその生物学的に活性なフラグメントの能力の決定は、直接結合の決定についての上記方法の1つにより達成され得る。好ましい実施形態において、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の標的分子に結合するかまたはそれと相互作用する44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質の能力の決定は、その標的分子の活性を決定することによって達成され得る。例えば、標的分子の活性は、標的の細胞性セカンドメッセンジャー(すなわち、細胞内Ca2+、ジアシルグリセロール、IP3、cAMP)の誘導を検出するか、適切な基質に対するその標的の触媒/酵素活性を検出するか、レポーター遺伝子(検出マーカー(例えば、ルシフェラーゼ)をコードする核酸に作動可能に連結された標的応答性調節エレメントを含む)の誘導を検出するか、または標的により調節される細胞応答(例えば、遺伝子発現)を検出することによって、決定され得る。
さらに別の実施形態において、本発明のアッセイは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質またはその生物学的に活性な部分が、試験化合物と接触され、そして44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質またはその生物学的に活性な部分に結合する試験化合物の能力が決定される、無細胞アッセイである。本発明のアッセイにおいて使用される44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質の好ましい生物学的に活性な部分としては、非44390分子、非54181分子、非211分子、非5687分子、非884分子、非1405分子、非636分子、非4421分子、非5410分子、非30905分子、非2045分子、非16405分子、非18560分子、非2047分子、非33751分子、非52872分子、非14063分子、非20739分子、非32544分子、非43239分子、非44373分子、非51164分子、非53010分子、非16852分子、非1587分子、非2207分子、非22245分子、非2387分子、非52908分子、非69112分子、非14990分子、非18547分子、非115分子、非579分子、非15985分子、非15625分子、非760分子、非18603分子、非2395分子、非2554分子、非8675分子、非32720分子、非4809分子、非14303分子、非16816分子、非17827分子、非32620分子、非577分子、非619分子、非1423分子、非2158分子、非8263分子、非15402分子、非16209分子、非16386分子、非21165分子、非30911分子、非41897分子、非1643分子、非2543分子、非9626分子、非13231分子、非32409分子、非84260分子、非2882分子、非8203分子、非32678分子もしくは非55053分子との相互作用に関与するフラグメント(例えば、高い表面確率スコアを有するフラグメント)が挙げられる。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質への試験化合物の結合は、上記のように直接的かまたは間接的かのいずれかで決定され得る。
好ましい実施形態において、このアッセイは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質またはその生物学的に活性な部分と、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053に結合する既知の化合物とを接触させて、アッセイ混合物を形成する工程、このアッセイ混合物と、試験化合物を接触させる工程、および44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質と相互作用する試験化合物の能力を決定する工程(44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質と相互作用する試験化合物の能力を決定する工程は、既知の化合物と比較して44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053またはその生物学的に活性な部分と優先的に結合する試験化合物の能力を決定する工程を包含する)を包含する。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053と、既知の標的タンパク質との相互作用を調節する化合物は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質(特に、変異44390タンパク質、変異54181タンパク質、変異211タンパク質、変異5687タンパク質、変異884タンパク質、変異1405タンパク質、変異636タンパク質、変異4421タンパク質、変異5410タンパク質、変異30905タンパク質、変異2045タンパク質、変異16405タンパク質、変異18560タンパク質、変異2047タンパク質、変異33751タンパク質、変異52872タンパク質、変異14063タンパク質、変異20739タンパク質、変異32544タンパク質、変異43239タンパク質、変異44373タンパク質、変異51164タンパク質、変異53010タンパク質、変異16852タンパク質、変異1587タンパク質、変異2207タンパク質、変異22245タンパク質、変異2387タンパク質、変異52908タンパク質、変異69112タンパク質、変異14990タンパク質、変異18547タンパク質、変異115タンパク質、変異579タンパク質、変異15985タンパク質、変異15625タンパク質、変異760タンパク質、変異18603タンパク質、変異2395タンパク質、変異2554タンパク質、変異8675タンパク質、変異32720タンパク質、変異4809タンパク質、変異14303タンパク質、変異16816タンパク質、変異17827タンパク質、変異32620タンパク質、変異577タンパク質、変異619タンパク質、変異1423タンパク質、変異2158タンパク質、変異8263タンパク質、変異15402タンパク質、変異16209タンパク質、変異16386タンパク質、変異21165タンパク質、変異30911タンパク質、変異41897タンパク質、変異1643タンパク質、変異2543タンパク質、変異9626タンパク質、変異13231タンパク質、変異32409タンパク質、変異84260タンパク質、変異2882タンパク質、変異8203タンパク質、変異32678タンパク質もしくは変異55053タンパク質)の活性を調節するのに有用であり得る。
別の実施形態において、アッセイは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質またはその生物学的に活性な部分が試験化合物と接触され、そして44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質またはその生物学的に活性な部分の活性を調節(例えば、刺激または阻害)する試験化合物の能力が決定される、無細胞アッセイである。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質の活性を調節する試験化合物の能力の決定は、例えば、直接結合の決定についての上記の方法の1つにより、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の標的分子に結合する44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質の能力を決定することによって達成され得る。
44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の標的分子に結合する44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質の能力の決定はまた、リアルタイムBiomolecular Interaction Analysis(BLA)(Sjolander,S.およびUrbaniczky,C.(1991)Anal.Chem.63:2338−2345ならびにSzaboら(1995)Curr.Opin.Struct.Biol.5:699−705)のような技術を用いて達成され得る。本明細書中で使用する場合、「BIA」は、いかなる相互作用物質も標識することなく、生物特異的相互作用をリアルタイムで研究するための技術である(例えば、BIAcore)。表面プラズモン共鳴(SPR)の光学的現象の変化は、生物学的分子間のリアルタイムの反応の指標として使用され得る。
別の実施形態において、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質の活性を調節する試験化合物の能力の決定は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の標的分子の下流エフェクターの活性をさらに調節する44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質の能力を決定することにより達成され得る。例えば、適切な標的に対するエフェクター分子の活性が決定され得るか、または適切な標的へのエフェクターの結合が、以前に記載されたように決定され得る。
なお別の実施形態において、無細胞アッセイは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質またはその生物学的に活性な部分と、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質に結合する既知の化合物とを接触させてアッセイ混合物を形成させる工程、そのアッセイ混合物と試験化合物を接触させる工程、および44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質と相互作用する試験化合物の能力を決定する工程(44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質と相互作用する試験化合物の能力を決定する工程は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の標的分子に優先的に結合するかまたはその活性を調節する44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質の能力を決定する工程を包含する)を包含する。
本発明の上記アッセイ方法の1つより多くの実施形態において、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053またはその標的分子のいずれかを固定化して、そのタンパク質の1つまたは両方の複合体化形態と非複合体化形態との分離を容易にすること、およびこのアッセイの自動化に適応させることが望ましくあり得る。候補化合物の存在下および非存在下での、試験化合物と、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質との結合、または44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質と、標的分子との相互作用は、反応物を収容するのに適した任意の容器で達成され得る。このような容器の例としては、マイクロタイタープレート、試験管、およびマイクロ遠心分離管が挙げられる。1つの実施形態において、1つまたは両方のタンパク質がマトリクスに結合することを可能にするドメインを付加した融合タンパク質が、提供され得る。
例えば、グルタチオン−S−トランスフェラーゼ/44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質またはグルタチオン−S−トランスフェラーゼ/標的融合タンパク質が、グルタチオンセファロースビーズ(Sigma Chemical、St.Louis、MO)またはグルタチオン誘導体化マイクロタイタープレート上に吸着され得、これらは、次いで、試験化合物、または試験化合物および非吸着標的タンパク質もしくは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質のいずれかと合わされ、そしてこの混合物は、複合体形成が生じる条件下(例えば、塩およびpHについての生理学的条件)でインキュベートされる。インキュベーション後、このビーズまたはマイクロタイタープレートウェルは、全ての非結合成分を除去するために洗浄され、ビーズの場合、マトリクスが固定化され、複合体が、例えば、上記のように、直接的にかまたは間接的にかのいずれかで決定される。あるいは、複合体は、マトリクスから解離され得、そして正常な技術を用いて、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の結合または活性のレベルが決定される。
タンパク質をマトリクス上に固定化するための他の技術がまた、本発明のスクリーニングアッセイにおいて使用され得る。例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質または44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の標的分子のいずれかは、ビオチンとストレプトアビジンとの結合体を使用して固定化され得る。ビオチン化された44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質または44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の標的分子を、当該分野において公知の技術を使用して、ビオチン−NHS(N−ヒドロキシ−スクシンイミド)から調製し得(例えば、ビオチン化キット、Pierce Chemicals、Rockford、IL)、そしてストレプトアビジンでコーティングした96ウェルのプレート(Pierce Chemical)のウェル中に固定し得る。あるいは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質または44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の標的分子と反応性であるが、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質のその標的への結合と干渉しない抗体を、プレートのウェルに誘導体化し得、そして非結合標的または44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質が、抗体結合によってウェルに捕捉される。
このような複合体を検出する方法としては、GST固定化複合体についての上記方法に加えて、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質または44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の標的分子と反応性の抗体を用いる複合体の免疫検出、および44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質または44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の標的分子に関連する酵素活性の検出に基づく酵素連結アッセイが挙げられる。
別の実施形態において、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の発現のモジュレーターは、細胞が候補化合物と接触され、そして細胞中での44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のmRNAまたは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質の発現が決定される方法が同定される。候補化合物の存在下での44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のmRNAまたは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質の発現のレベルは、候補化合物の非存在下での44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のmRNAまたは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質の発現のレベルと比較される。
次いで、候補化合物は、この比較に基づき、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の発現のモジュレーターとして同定され得る。例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のmRNAまたは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質の発現が、候補化合物の非存在下よりも存在下で多い(統計的に有意に多い)場合、候補化合物は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のmRNAまたは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質の発現の刺激物質として同定される。
あるいは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のmRNAまたは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質の発現が、候補化合物の非存在下よりも存在下でより低い(統計学的に有意に低い)場合、候補化合物は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のmRNAまたは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質の発現のインヒビターとして同定される。細胞中での44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のmRNAまたは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質のレベルは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のmRNAまたは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質の検出について本明細書中に記載される方法により決定され得る。
本発明のなお別の局面において、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質は、ツーハイブリッドアッセイまたはスリーハイブリッドアッセイ(例えば、米国特許第5,283,317号;Zervosら、(1993)Cell 72:223〜232;Maduraら(1993)J.Biol.Chem.268:12046〜12054;Bartelら(1993)Biotechniques 14:920〜924;Iwabuchiら(1993)Oncogene 8:1693−1696;およびBrent WO94/10300を参照のこと)において「ベイト(bait)タンパク質」として使用されて、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053(「44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質」または「44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053−bp」)と結合または相互作用し、そして44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の活性に関連する他のタンパク質を同定し得る。
このような44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の結合タンパク質はまた、例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の媒介性シグナル伝達経路の下流エレメントのような、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質または44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の標的によるシグナル伝達に関連する可能性がある。あるいは、このような44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の結合タンパク質は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のインヒビターである可能性がある。
ツーハイブリッドシステムは、別個のDNA結合ドメインおよび活性化ドメインからなる大半の転写因子のモジュラー性質に基づく。手短には、このアッセイは、2つの異なるDNA構築物を利用する。1つの構築物において、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質をコードする遺伝子は、公知の転写因子(例えば、GAL−4)のDNA結合ドメインをコードする遺伝子に融合される。もう一方の構築物において、同定されていないタンパク質(「プレイ(prey)」または「サンプル」)をコードするDNA配列のライブラリー由来のDNA配列は、公知の転写因子の活性化ドメインをコードする遺伝子に融合される。「ベイト」タンパク質および「プレイ」タンパク質がインビボで相互作用して44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の依存性複合体を形成し得る場合、転写因子のDNA結合ドメインおよび活性化ドメインは、近接する。このように近接することにより、転写因子に応答性の転写調節部位に作動可能に連結したレポーター遺伝子(例えば、LacZ)の転写が可能になる。レポーター遺伝子の発現は検出され得、そして機能的転写因子を含む細胞コロニーは、単離され得、そして44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質と相互作用するタンパク質をコードするクローン化遺伝子を得るために使用され得る。
別の局面において、本発明は、本明細書中に記載されるアッセイの2つ以上の組み合わせに関する。例えば、調節剤は、細胞ベースのアッセイまたは無細胞アッセイを用いて同定され得、そして44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のタンパク質の活性を調節する因子の能力は、例えば、動物(例えば、本明細書中に記載される、泌尿器系障害の動物モデル)においてインビボで確認され得る。
本発明は、さらに上記のスクリーニングアッセイによって同定される新規薬剤に関する。従って、適切な動物モデルにおいて、本明細書中で記載されるように同定された薬剤をさらに使用することは本発明の範囲内である。例えば、本明細書中に記載されるように同定された薬剤(例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の調節剤、アンチセンス44390核酸分子、アンチセンス54181核酸分子、アンチセンス211核酸分子、アンチセンス5687核酸分子、アンチセンス884核酸分子、アンチセンス1405核酸分子、アンチセンス636核酸分子、アンチセンス4421核酸分子、アンチセンス5410核酸分子、アンチセンス30905核酸分子、アンチセンス2045核酸分子、アンチセンス16405核酸分子、アンチセンス18560核酸分子、アンチセンス2047核酸分子、アンチセンス33751核酸分子、アンチセンス52872核酸分子、アンチセンス14063核酸分子、アンチセンス20739核酸分子、アンチセンス32544核酸分子、アンチセンス43239核酸分子、アンチセンス44373核酸分子、アンチセンス51164核酸分子、アンチセンス53010核酸分子、アンチセンス16852核酸分子、アンチセンス1587核酸分子、アンチセンス2207核酸分子、アンチセンス22245核酸分子、アンチセンス2387核酸分子、アンチセンス52908核酸分子、アンチセンス69112核酸分子、アンチセンス14990核酸分子、アンチセンス18547核酸分子、アンチセンス115核酸分子、アンチセンス579核酸分子、アンチセンス15985核酸分子、アンチセンス15625核酸分子、アンチセンス760核酸分子、アンチセンス18603核酸分子、アンチセンス2395核酸分子、アンチセンス2554核酸分子、アンチセンス8675核酸分子、アンチセンス32720核酸分子、アンチセンス4809核酸分子、アンチセンス14303核酸分子、アンチセンス16816核酸分子、アンチセンス17827核酸分子、アンチセンス32620核酸分子、アンチセンス577核酸分子、アンチセンス619核酸分子、アンチセンス1423核酸分子、アンチセンス2158核酸分子、アンチセンス8263核酸分子、アンチセンス15402核酸分子、アンチセンス16209核酸分子、アンチセンス16386核酸分子、アンチセンス21165核酸分子、アンチセンス30911核酸分子、アンチセンス41897核酸分子、アンチセンス1643核酸分子、アンチセンス2543核酸分子、アンチセンス9626核酸分子、アンチセンス13231核酸分子、アンチセンス32409核酸分子、アンチセンス84260核酸分子、アンチセンス2882核酸分子、アンチセンス8203核酸分子、アンチセンス32678核酸分子もしくはアンチセンス55053核酸分子、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の特異的抗体、または44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の結合パートナー)は、このような薬剤を用いる処置の効果、毒性、または副作用を決定するために、動物モデルにおいて使用され得る。あるいは、本明細書中に記載されるように同定される薬剤は、このような薬剤の作用の機構を決定するために、動物モデルにおいて使用され得る。さらに、本発明は、本明細書中に記載されるような処置のための上記スクリーニングアッセイによって同定された新規薬剤の使用に関する。
任意の化合物(上記アッセイ系において同定されるような化合物が挙げられるがこれらに限定されない)が、泌尿器系障害の少なくとも1つの徴候を改善する能力について試験され得る。泌尿器系障害の少なくとも1つの徴候を改善するこのような能力を示す化合物の同定のための細胞ベースのアッセイおよび動物モデルベースのアッセイは、本明細書中に記載される。
さらに、泌尿器系障害の動物ベースのモデル(例えば、本明細書中に記載されるようなモデル)は、泌尿器系障害を処置し得る化合物を同定するために使用され得る。このような動物モデルは、泌尿器系障害を処置する上で有効であり得る薬物、医薬品、治療、および介入の同定のための試験基質として使用され得る。例えば、動物モデルは、泌尿器系障害を処置する能力を示すことが予測される化合物に、曝露された動物における泌尿器系障害の少なくとも1つの徴候のこのような改善を導くのに十分な濃度および十分な時間、曝露され得る。この曝露に対する動物の応答は、処置の前および後の泌尿器系障害の徴候の逆転を評価することによりモニタリングされ得る。
本発明に関して、泌尿器系障害の任意の局面を逆転する(すなわち、UIおよび/またはBPHに対する効果を有する)任意の処置が、ヒト泌尿器系障害治療介入の候補として考慮されるべきである。試験薬剤の用量は、用量応答曲線を得ることによって決定され得る。
さらに、遺伝子発現パターンは、泌尿器系障害の少なくとも1つの徴候を改善する化合物の能力を評価するために使用され得る。例えば、1つ以上の遺伝子の発現パターンは、「遺伝子発現プロフィール」または「転写プロフィール」の一部を形成し得、次いで、このような評価において使用され得る。本明細書中で使用される場合、「遺伝子発現プロフィール」または「転写プロフィール」は、所定のセットの条件下で、所定の組織または細胞型について獲得されるmRNA発現のパターンを含む。遺伝子発現プロフィールは、例えば、ディファレンシャルディスプレイ手順、ノーザン分析、および/またはRT−PCRを使用することによって、生成され得る。1つの実施形態において、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の遺伝子配列は、このような遺伝子発現プロフィールの作製および裏付けのためのプローブおよび/またはPCRプライマーとして使用され得る。
遺伝子発現プロフィールは、細胞および/または動物ベースのモデル系における、既知の状態(心臓血管疾患または正常のいずれか)について特徴付けられ得る。その後、これらの既知の遺伝子発現プロフィールは、効果を確認するために比較され得、試験化合物は、このような遺伝子発現プロフィールを改変する必要があり、そしてそのプロフィールがより望ましいプロフィールの化合物とより緊密に類似させる必要がある。
例えば、化合物の投与は、泌尿器系障害疾患モデル系の遺伝子発現プロフィールを、コントロール系とより緊密に類似させ得る。あるいは、化合物の投与は、コントロール系の遺伝子発現プロフィールに、泌尿器系障害または泌尿器系障害疾患状態を模倣させ得る。このような化合物は、例えば、目的の化合物のさらなる特徴付けにおいて使用され得るか、または、さらなる動物モデルの作製において使用され得る。
(細胞ベースおよび動物ベースのモデル系)
泌尿器系障害のためのモデルとしての役割を果たす、細胞ベースおよび動物ベースの系が、本明細書中に記載される。これらの系は、種々の適用において使用され得る。例えば、細胞ベースおよび動物ベースのモデル系を使用して、泌尿器系障害に関連する、差次的に発現される遺伝子(例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053)をさらに特徴付けし得る。さらに動物ベースおよび細胞ベースのアッセイは、以下に記載されるような泌尿器系障害の少なくとも1つの症状を回復させ得る化合物を同定するように設計された、スクリーニングストラテジーの一部として使用され得る。従って、動物ベースおよび細胞ベースのモデルを使用して、泌尿器系障害を処置する際に有効であり得る薬物、医薬品、治療およびインターベンションを同定し得る。さらに、このような動物モデルを使用して、動物被験体におけるLD50およびED50を決定し得、そしてこのようなデータを使用して、潜在的な泌尿器系障害処置のインビボでの効力を決定し得る。
(動物ベースの系)
泌尿器系障害の動物ベースのモデル系としては、非組換え動物および操作されたトランスジェニック動物が挙げられ得るがこれらに限定されない。
泌尿器系障害のための非組換え動物モデルとしては、例えば、遺伝的モデルが挙げられ得る。
さらに、泌尿器系障害を示す動物モデルは、例えば、当業者に周知であるトランスジェニック動物を作製するための技術とともに、上記の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子配列を使用して操作され得る。例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子配列は、目的の動物のゲノムに導入され得、そしてこの目的の動物のゲノムにおいて過剰発現され得るか、あるいは内因性の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子配列が存在する場合、これらは、過剰発現され得るか、またはあるいは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子配列を過少発現させるかまたはこれらの遺伝子発現を不活化させるために破壊され得るかのいずれかであり得る。
本発明の宿主細胞をまた使用して、非ヒトトランスジェニック動物を作製し得る。例えば、1つの実施形態において、本発明の宿主細胞は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のコード配列が導入された、受精卵または胚性幹細胞である。次いで、このような宿主細胞を使用して、非ヒトトランスジェニック動物を作製し得、この非トランスジェニック動物において、外因性の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の配列が変更された、それらのゲノムまたは相同組み換え動物に導入されている。このような動物は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の機能および/または活性を研究するため、ならびに44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性のモジュレーターを同定および/または評価するために、有用である。本明細書中で使用される場合、「トランスジェニック動物」は、非ヒト動物であり、好ましくは、哺乳動物であり、より好ましくは、ラットまたはマウスのようなげっ歯類であり、ここで、この動物の1つ以上の細胞が、導入遺伝子を含む。トランスジェニック動物の他の例としては、非ヒト霊長類、ヒツジ、イヌ、ウシ、ヤギ、ニワトリ、両生類などが挙げられる。導入遺伝子は、外因性DNAであり、この外因性DNAは、トランスジェニック動物が成長する細胞のゲノムに取り込まれ、かつ成熟動物のゲノムにおいて維持され、それによってこのトランスジェニック動物の1つ以上の細胞型または組織における、コードされた遺伝子産物の発現を指向する。本明細書中で使用される場合、「相同な組換え動物」は、非ヒト動物であり、好ましくは、哺乳動物であり、より好ましくは、マウスであり、ここで、内因性の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子は、この内因性遺伝子と、この動物の発生前にこの動物の細胞(例えば、動物の胚細胞)に導入される外因性DNA分子との間の相同組換えによって変更されている。
本発明の方法において使用されるトランスジェニック動物は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のコード核酸を、受精卵の雄前核に、例えば、マイクロインジェクション、レトロウイルス感染によって導入し、そしてこの卵母細胞を偽妊娠雌養母動物において発生させることによって作製され得る。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のcDNA配列は、導入遺伝子として、非ヒト動物のゲノムに導入され得る。あるいは、ヒトの44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子の非ヒトホモログ(例えば、マウスまたはラットの44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子)が、導入遺伝子として使用され得る。あるいは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子ホモログ(例えば、別の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のファミリーメンバー)は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のcDNA配列へのハイブリダイゼーションに基づいて単離され得、そして導入遺伝子として使用され得る。イントロン配列およびポリアデニル化シグナルもまた、導入遺伝子の発現の効率を増加させるように、この導入遺伝子に含まれ得る。組織特異的調節配列は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の導入遺伝子に作動可能に連結されて、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の発現を特定の細胞に指向し得る。胚操作およびマイクロインジェクションを介して、トランスジェニック動物(特に、マウスのような動物)を作製するための方法は、当該分野において慣習的であり、例えば、以下に記載されている:
米国特許第4,736,866号および同第4,870,009号(両方が、Lederらによる)、米国特許第4,873,191号(Wagnerらによる)、ならびにHogan,B.,Manipulating the Mouse Embryo(Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor,N.Y.,1986)。類似の方法が、他のトランスジェニック動物の作製のために使用される。トランスジェニックファウンダー(founder)動物は、そのゲノムにおける44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の導入遺伝子の存在、および/あるいはその動物の組織または細胞における44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のmRNAの発現に基づいて、同定され得る。次いで、トランスジェニックファウンダー動物を使用して、導入遺伝子を保有するさらなる動物を産出し得る。さらに、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質をコードする導入遺伝子を有するトランスジェニック動物はさらに、他の導入遺伝子を有する他のトランスジェニック動物と交配され得る。
相同な組換え動物を作製するために、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子の少なくとも一部を含むベクターが調製され、このベクターには、欠失、付加または置換が導入されており、それによって、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子が変更される(例えば、機能的に破壊される)。この444390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子は、ヒト遺伝子であり得るが、より好ましくは、ヒトの44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子の非ヒトホモログである。例えば、ラットの44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子を使用して、マウスゲノムにおいて内因性の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子を変更するのに適切な、相同な組換え核酸分子(例えば、ベクター)を構築し得る。
好ましい実施形態において、相同な組換え核酸分子は、相同組換えの際に、内因性の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子が機能的に破壊される(すなわち、もはや機能的タンパク質をコードしない;「ノックアウト」ベクターとも呼ばれる)ように、設計される。あるいは、相同な組換え核酸分子は、相同組換えの際に、内因性の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子が変異されるか、さもなければ変更されるが依然として機能的タンパク質をコードする(例えば、上流の調節領域が変更され、それによって内因性の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の発現を変更し得る)ように、設計され得る。相同な組換え核酸分子において、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子の変更された部分は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子のさらなる核酸配列と、その5’末端および3’末端において隣接し、相同な組換え核酸分子によって保有される外因性の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子と、細胞(例えば、胚性幹細胞)における内因性44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子との間に、相同組換えが生じることを可能にする。さらなる隣接の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の核酸配列は、内因性遺伝子との首尾よい相同組換えに十分な長さの核酸配列である。
代表的には、隣接したDNA(5’末端と3’末端との両方)の数キロベースが、この相同組換え核酸分子に含まれる(例えば、相同組換えベクターの記載については、Thomas,K.R.およびCapecchi,M.R.(1987)Cell 51:503を参照のこと)。相同組換え核酸分子は、細胞(例えば、胚性幹細胞株)に(例えば、エレクトロポーションによって)導入され、そして導入された44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子が内因性の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子と相同に組み換わる細胞が、選択される(例えば、Li,E.ら(1992)Cell 69:915を参照のこと)。次いで、この選択された細胞は、動物(例えば、マウス)の胚盤胞に注射され、凝集キメラを形成し得る。(例えば、Bradley,A.Teratocarcinomas and Embryonic Stem Cells:A Practical Approach,E.J.Robertson編(IRL,Oxford,1987)113−152頁)を参照のこと)。次いで、キメラ胚は、適切な偽妊娠雌養母動物に移植され得、そしてこの胚は、生殖(term)され得る。生殖細胞において相同組換えされたDNAを含む子孫を使用して、動物を繁殖させ得、この動物において、この動物の全ての細胞は、導入遺伝子の生殖系列伝達によって相同組換えされたDNAを含む。相同な組換え核酸分子(例えば、ベクター)または相同な組換え動物を構築するための方法は、以下にさらに記載される:Bradley,A.(1991)Current Opinion in Biotechnology 2:823−829、およびLe Mouellecらによる、PCT国際公開番号WO 90/11354;Smithiesらによる、WO 91/01140;Zijlstraらによる、WO 92/0968;およびBernsらによる、WO 93/04169。
別の実施形態において、本発明の方法において使用するためのトランスジェニック非ヒト動物が作製され得、この動物は、導入遺伝子の調節された発現を可能にする、選択された系を含む。このような系の1つの例は、バクテリオファージP1のcre/loxPリコンビナーゼ系である。cre/loxPリコンビナーゼ系の記載については、例えば、Laksoら(1992)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 89:6232−6236を参照のこと。リコンビナーゼ系の別の例は、Saccharomyces cerevisiaeのFLPリコンビナーゼ系である(O’Gormanら(1991)Science 251:1351−1355)。cre/loxPリコンビナーゼ系を使用して導入遺伝子の発現を調節する場合、Creリコンビナーゼおよび選択されたタンパク質の両方をコードする導入遺伝子を含む動物が、必要とされる。このような動物は、「二重」トランスジェニック動物の構築によって(例えば、2種のトランスジェニック動物(一方は、選択されたタンパク質をコードする導入遺伝子を含み、他方は、リコンビナーゼをコードする導入遺伝子を含む)を交配させることによって)提供され得る。
本明細書中に記載される非ヒトトランスジェニック動物のクローンはまた、以下に記載される方法に従って作製され得る:Wilmut,I.ら(1997)Nature 385:810−813およびPCT国際公開番号WO 97/07668およびWO 97/07669。簡潔には、トランスジェニック動物由来の細胞(例えば、体細胞)が単離され得、そして増殖周期を出てGo期に入るように誘導され得る。次いで、休止細胞は、例えば、電気パルスの使用により、この休止細胞が単離される種と同じ種の動物由来の除核された卵母細胞に融合され得る。次いで、この再構築された卵母細胞は、発生して、桑実胚または未分化胚芽細胞になるように培養され、次いで、偽妊娠雌養母動物に移される。この雌養母動物の子孫は、細胞(例えば、体細胞)が単離される動物のクローンである。
次いで、容易に検出可能なレベルの44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のmRNAあるいは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のペプチド(44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または5505344390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のエピトープに対する抗体を使用して、免疫細胞化学的に検出される)を発現する、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のトランスジェニック動物は、特徴的な泌尿器系障害を表示する動物を同定するために、さらに評価されるべきである。
(細胞ベースの系)
44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質をコードする、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子配列を含み、かつこれらを発現し、そしてさらにBPHおよび/またはUIに関連する細胞表現型を示す細胞を使用して、泌尿器系障害に対する効果を示す化合物を同定し得る。このような細胞としては、以下が挙げられ得る:非組換え単球細胞株(例えば、U937(ATCC番号CRL−1593)、THP−1(ATCC番号TIB−202)、およびP388D1(ATCC番号TIB−63));内皮細胞(例えば、ヒト臍静脈内皮細胞(HUVEC)、ヒト微小血管内皮細胞(HMVEC)、およびウシ大動脈内皮細胞(BAEC));ならびに、一般的な哺乳動物細胞株(例えば、HeLa細胞およびCOS細胞(例えば、COS−7(ATCC番号CRL−1651)、前立腺細胞株および膀胱細胞株))。さらに、このような細胞としては、組換え細胞株、トランスジェニック細胞株が挙げられ得る。例えば、上で議論される、本発明の泌尿器系障害の動物モデルを使用して、この障害に対する細胞培養モデルとして使用され得る細胞株(これは、BPHおよび/またはUIに関与する1種以上の細胞型を含有する)を作製し得る。本発明の泌尿器系障害モデルのトランスジェニック動物由来の一次培養物が利用され得るが、連続した細胞株の作製が、好ましい。トランスジェニック動物から連続した細胞株を誘導するために使用され得る技術の例については、Smallら(1985)Mol.Cell Biol.5:642−648を参照のこと。
あるいは、BPHおよび/またはUIに関与することが知られている細胞型の細胞は、細胞内での44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子発現の量を増加または低下させ得る配列でトランスフェクトされ得る。例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子配列は、目的の細胞のゲノムに導入され得、そしてこの目的の動物のゲノムにおいて過剰発現され得るか、あるいは内因性の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子配列が存在する場合、これらは、過剰発現され得るか、またはあるいは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子を過少発現させるかまたはこれらの遺伝子発現を不活化させるために破壊され得るかのいずれかであり得る。
44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子を過剰発現させるために、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子のコード部分は、目的の細胞型(例えば、内皮細胞)において遺伝子発現を駆動し得る調節配列に連結され得る。このような調節領域は、当業者に周知であり、そして過度な実験を行うことなく利用され得る。標的遺伝子を発現させるための組換え方法は、上に記載されている。
内因性の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子配列の過少発現のために、このような配列は、単離され得、そして目的の細胞型のゲノムに再導入された場合、内因性の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の対立遺伝子が不活化されるように、操作され得る。好ましくは、この操作された44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の配列は、遺伝子ターゲティングを介して導入され、その結果、内因性の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の配列は、操作された44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の配列を、細胞のゲノムに組み込む際に破壊される。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子を用いた、宿主細胞のトランスフェクションは、上に記載されている。
化合物で処置されたかあるいは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子を用いてトランスフェクトされた細胞は、BPHおよび/またはUIに関連する表現型について試験され得る。
44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の核酸のトランスフェクションは、正常な技術(例えば、Ausubel(1989)前出、に記載される)を使用することによって、達成され得る。トランスフェクトされた細胞は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の組換え遺伝子配列の存在について、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のmRNAの発現および蓄積について、ならびに44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の組換えタンパク質産物の存在について、評価されるべきである。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子発現の減少が望ましい例において、正常な技術を使用して、内因性の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子発現および/あるいは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質産生の低下が達成されるか否かを、実証し得る。
内因性の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053が、通常は、内因性の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子の発現を制御しない調節配列の制御下にある、細胞またはその精製した調製物(例えば、ヒト細胞)がまた提供される。細胞(例えば、細胞株または微生物)内の内因性遺伝子の発現特性は、異種DNA調節性エレメントを、挿入された調節性エレメントが、内因性の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子に作動可能に連結されるように、細胞のゲノムに挿入することによって、改変され得る。例えば、内因性の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053遺伝子(例えば、通常は発現していないか、または、非常に低いレベルでのみ発現している「転写サイレント(transcriptionally silent)」である遺伝子)が、その細胞において通常発現される遺伝子産物の発現を促進し得る調節性エレメントを挿入することによって活性化され得る。標的化相同組換えのような技術は、例えば、Chappel,US 5,272,071;WO 91/06667(1991年5月16日公開)に記載されるように、異種DNAを挿入するのに用いられ得る。
(予測医学)
本発明はまた、予測医学の分野に関し、ここにおいて、診断アッセイ、予後アッセイ、モニタリング臨床試験が、診断(予測)目的のために使用され、それによって個体を予防的に処置する。従って、本発明の1つの局面は、生物学的サンプル(例えば、血液、血清、細胞(例えば、内皮細胞)、または組織(例えば、血管組織、膀胱組織または前立腺組織))の状況において、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質および/または核酸の発現、ならびに44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性を決定し、それによって、個体が、泌尿器系障害の素因に罹患しているかまたは泌尿器系障害を被っているか否かを決定するための診断アッセイに関する。本発明はまた、個体が泌尿器系障害を発病する危険性があるか否かを決定するための、診断(または予測)アッセイを提供する。例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子における変異が、生物学的サンプルにおいてアッセイされ得る。このようなアッセイは、予後目的または予測目的のために使用され得、それによって個体は、泌尿器系障害の発症前に、予防的に(phophylactically)処置される。
本発明の別の局面は、臨床試験における、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の発現または活性に対する、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のモジュレーター(例えば、抗44390抗体、抗54181抗体、抗211抗体、抗5687抗体、抗884抗体、抗1405抗体、抗636抗体、抗4421抗体、抗5410抗体、抗30905抗体、抗2045抗体、抗16405抗体、抗18560抗体、抗2047抗体、抗33751抗体、抗52872抗体、抗14063抗体、抗20739抗体、抗32544抗体、抗43239抗体、抗44373抗体、抗51164抗体、抗53010抗体、抗16852抗体、抗1587抗体、抗2207抗体、抗22245抗体、抗2387抗体、抗52908抗体、抗69112抗体、抗14990抗体、抗18547抗体、抗115抗体、抗579抗体、抗15985抗体、抗15625抗体、抗760抗体、抗18603抗体、抗2395抗体、抗2554抗体、抗8675抗体、抗32720抗体、抗4809抗体、抗14303抗体、抗16816抗体、抗17827抗体、抗32620抗体、抗577抗体、抗619抗体、抗1423抗体、抗2158抗体、抗8263抗体、抗15402抗体、抗16209抗体、抗16386抗体、抗21165抗体、抗30911抗体、抗41897抗体、抗1643抗体、抗2543抗体、抗9626抗体、抗13231抗体、抗32409抗体、抗84260抗体、抗2882抗体、抗8203抗体、抗32678抗体または抗55053抗体、あるいは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のリボザイム)の影響のモニタリングに関する。
これらの因子および他の因子は、以下の節で、さらに詳細に記載される。
(診断アッセイ)
被験体が疾患に罹患しているか否かを決定するために、生物学的サンプルが被験体から得られ得、そしてこの生物学的サンプルは、この生物学的サンプル中で、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質、あるいは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質をコードする核酸(例えば、mRNAまたはゲノムDNA)を検出し得る、化合物または因子と接触され得る。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のmRNAまたはゲノムDNAを検出するために好ましい因子は、標識核酸プローブであり、このプローブは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のmRNAまたはゲノムDNAにハイブリダイズし得る。
この核酸プローブは、例えば、配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号もしくは配列番号135に示される44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の核酸またはそれらの一部(例えば、少なくとも15ヌクレオチド長、20ヌクレオチド長、25ヌクレオチド長、30ヌクレオチド長、25ヌクレオチド長、40ヌクレオチド長、45ヌクレオチド長、50ヌクレオチド長、100ヌクレオチド長、250ヌクレオチド長または500ヌクレオチド長であり、かつストリンジェントな条件下で、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のmRNAまたはゲノムDNAに特異的にハイブリダイズするに十分であるオリゴヌクレオチド)であり得る。本発明の診断アッセイにおいて使用するのに適切な他のプローブが、本明細書中に記載されている。
サンプル中で、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質を検出するのに好ましい因子は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質に結合し得る抗体であり、好ましくは、検出可能な標識を有する抗体である。抗体は、ポリクローナル抗体であり得、より好ましくは、モノクローナル抗体であり得る。インタクトな抗体、またはそのフラグメント(例えば、FabまたはF(ab’)2)が、使用され得る。プローブまたは抗体に関して、用語「標識(された)」は、検出可能な物質をそのプローブまたは抗体にカップリング(すなわち、物理的に連結する)し、そして直接的に標識される別の試薬との反応性によってこのプローブまたは抗体を間接的に標識することによる、プローブまたは抗体の直接的な標識を含むことが意図される。間接的な標識の例は、蛍光標識された二次抗体を使用し、そして蛍光標識されたストレプトアビジンで検出され得るように、ビオチンでDNAプローブを末端標識する、一次抗体の検出を含む。
用語「生物学的サンプル」は、被験体から単離された組織、細胞、および生物学的流体、ならびに被験体内に存在する組織、細胞、および流体を含むことが意図される。すなわち、本発明の検出方法を使用して、インビトロおよびインビボで、生物学的サンプル中の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のmRNA、タンパク質、またはゲノムDNAを検出し得る。例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のmRNAを検出するためのインビトロ技術としては、ノーザンハイブリダイゼーションおよびインサイチュハイブリダイゼーションが挙げられる。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質を検出するためのインビトロ技術としては、酵素結合イムノソルベント検定法(ELISA)、ウエスタンブロット、免疫沈降および免疫蛍光検査法が挙げられる。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のゲノムDNAを検出するためのインビトロ技術としては、サザンハイブリダイゼーションが挙げられる。
さらに、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質を検出するためのインビボ技術は、被験体に、標識された抗44390抗体、抗54181抗体、抗211抗体、抗5687抗体、抗884抗体、抗1405抗体、抗636抗体、抗4421抗体、抗5410抗体、抗30905抗体、抗2045抗体、抗16405抗体、抗18560抗体、抗2047抗体、抗33751抗体、抗52872抗体、抗14063抗体、抗20739抗体、抗32544抗体、抗43239抗体、抗44373抗体、抗51164抗体、抗53010抗体、抗16852抗体、抗1587抗体、抗2207抗体、抗22245抗体、抗2387抗体、抗52908抗体、抗69112抗体、抗14990抗体、抗18547抗体、抗115抗体、抗579抗体、抗15985抗体、抗15625抗体、抗760抗体、抗18603抗体、抗2395抗体、抗2554抗体、抗8675抗体、抗32720抗体、抗4809抗体、抗14303抗体、抗16816抗体、抗17827抗体、抗32620抗体、抗577抗体、抗619抗体、抗1423抗体、抗2158抗体、抗8263抗体、抗15402抗体、抗16209抗体、抗16386抗体、抗21165抗体、抗30911抗体、抗41897抗体、抗1643抗体、抗2543抗体、抗9626抗体、抗13231抗体、抗32409抗体、抗84260抗体、抗2882抗体、抗8203抗体、抗32678抗体または抗55053抗体を導入することを含む。例えば、抗体は、被験体における存在および位置が、正常な画像化技術によって検出され得る放射標識マーカーで、標識され得る。
別の実施形態において、本発明はさらに、以下の工程を包含する:コントロール被験体から、コントロールの生物学的サンプルを得る工程;このコントロールサンプルを、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質、mRNAまたはゲノムDNAを検出し得る化合物または因子と接触させる工程であって、その結果、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質、mRNAまたはゲノムDNAの存在が、生物学的サンプル中で検出される、工程;ならびに、コントロールサンプルにおける44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質、mRNAまたはゲノムDNAの存在を、試験サンプルにおける44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質、mRNAまたはゲノムDNAの存在と比較する工程。
(予後アッセイ)
本発明はさらに、異常な44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の発現または活性に関連する疾患を有するかまたはそのような疾患を発症する危険性のある被験体を同定するための方法に関する。
本明細書中で使用される場合、用語「異常な」は、野生型の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の発現または活性から逸脱した、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の発現または活性を含む。異常な発現または活性は、発現または活性の増加または減少、ならびに野生型の発生的な発現のパターンまたは亜細胞の発現パターンに従わない、発現または活性を含む。例えば、異常な44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の発現または活性は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子における変異により、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子が、過少発現または過剰発現される場合、ならびにこのような変異によって、非機能的な44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質または野生型様式で機能しないタンパク質(例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の基質と相互作用しないタンパク質、または非44390基質、非54181基質、非211基質、非5687基質、非884基質、非1405基質、非636基質、非4421基質、非5410基質、非30905基質、非2045基質、非16405基質、非18560基質、非2047基質、非33751基質、非52872基質、非14063基質、非20739基質、非32544基質、非43239基質、非44373基質、非51164基質、非53010基質、非16852基質、非1587基質、非2207基質、非22245基質、非2387基質、非52908基質、非69112基質、非14990基質、非18547基質、非115基質、非579基質、非15985基質、非15625基質、非760基質、非18603基質、非2395基質、非2554基質、非8675基質、非32720基質、非4809基質、非14303基質、非16816基質、非17827基質、非32620基質、非577基質、非619基質、非1423基質、非2158基質、非8263基質、非15402基質、非16209基質、非16386基質、非21165基質、非30911基質、非41897基質、非1643基質、非2543基質、非9626基質、非13231基質、非32409基質、非84260基質、非2882基質、非8203基質、非32678基質もしくは非55053基質と相互作用するタンパク質)が生じる状況、を含むことが意図される。
本明細書中に記載されるアッセイ(例えば、前述の診断アッセイまたは以下のアッセイ)を使用して、疾患を有する被験体または疾患が発症する危険性のある被験体を同定し得る。生物学的サンプルを、被験体より取得し得、そして遺伝的変更の存在または非存在について試験し得る。例えば、このような遺伝的変更は、以下の少なくとも1つの存在を確認することにより検出され得る:1)44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子からの1つ以上のヌクレオチドの欠失、2)44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子への1つ以上のヌクレオチドの付加、3)44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子の1つ以上のヌクレオチドの置換、4)44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子の染色体再構築、5)44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子のメッセンジャーRNA転写物のレベルにおける変更、6)ゲノムDNAのメチル化パターンのような、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子の異常な改変、7)44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子のメッセンジャーRNA転写物の非野生型スプライシングパターンの存在、8)44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の非野生型レベル、9)44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子の対立遺伝子喪失、および10)44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の不適切な翻訳後修飾。
本明細書中で記載されるように、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子における遺伝的変更を検出するために使用され得る当該分野において公知の多くのアッセイが、存在する。例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子における遺伝的変更は、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)(例えば、米国特許第4,683,195号および同第4,683,202号を参照のこと)(例えば、アンカーPCRまたはRACE PCR)あるいは、ライゲーション連鎖反応(LCR)(例えば、Landegranら(1988)Science 241:1077−1080;およびNakazawaら(1994)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 91:360−364を参照のこと)においてプローブ/プライマーを使用して検出され得、これらのうちの後者は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子における点変異を検出するために特に有用であり得る(Abravayaら(1995)核酸s Res.23:675−682を参照のこと)。この方法は、被験体から生物学的サンプルを収集する工程、このサンプルから核酸(例えば、ゲノムDNA、mRNAまたはこれらの両方)を単離する工程、(存在するならば)44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子のハイブリダイゼーションおよび増幅が生じるような条件下で、この核酸サンプルを、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子に特異的にハイブリダイズする1つ以上のプライマーと接触させる工程;ならびに増幅産物の存在または非存在を検出するかまたは増幅産物のサイズを検出しそしてコントロールサンプルと長さを比較する工程を包含する。PCRおよび/またはLCRが、本明細書中に記載される変異を検出するために使用される任意の技術と組み合わせて予備的増幅工程として使用するに望ましくあり得ることは、明白である。
代替の増幅法としては以下が挙げられる:持続的配列増幅(Guatelli,J.C.ら(1990)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 87:1874−1878)、転写増幅系(Kwoh,D.Y.ら(1989)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 86:1173−1177)、Q−βレプリカーゼ(Lizardi,P.M.ら(1988)Bio−Technology 6:1197)、または他の核酸増幅法のいずれか、その後の当業者に周知の技術を使用する増幅分子の検出。これらの検出スキームは、このような分子が非常に少数で存在する場合に、核酸分子の検出に特に有用である。
代替の実施形態において、生物学的サンプル由来の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子における変異は、制限酵素切断パターンにおける変更によって同定され得る。例えば、サンプルおよびコントロールDNAが、単離され、(必要に応じて)増幅され、1つ以上の制限エンドヌクレアーゼで消化され、そしてフラグメント長サイズが、ゲル電気泳動によって決定され、そして比較される。サンプルとコントロールDNAとの間のフラグメント長サイズの差異は、サンプルDNA中の変異を示す。さらに、配列特異的リボザイム(例えば、米国特許第5,498,531号)の使用は、リボザイム切断部位の発生または喪失によって、特異的変異の存在についてスコア付けられ得る。
他の実施形態において、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053における遺伝的変異は、生物学的サンプル由来の核酸およびコントロール核酸(例えば、DNAまたはRNA)を、何百個または何千個のオリゴヌクレオチドプローブを含む高密度アレイにハイブリダイズさせることによって同定され得る(Cronin,M.T.ら(1996)ヒトMutation 7:244−255;Kozal,M.J.ら(1996)Nature Medicine 2:753−759)。例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053における遺伝的変異は、Cronin,M.T.ら(1996)(上述)に記載されるような光生成DNAプローブを含む2次元アレイにおいて同定され得る。簡単には、プローブの第1のハイブリダイゼーションアレイを使用して、連続的で重複するプローブの線状アレイを作製することによって、サンプルおよびコントロールにおけるDNAの長鎖を通して走査して配列間の塩基変化を同定し得る。この工程は、点変異の同定を可能とする。この工程の後、検出される全ての改変体または変異に相補的なより小さな特定化されたプローブアレイを使用することによって、特異的変異の特徴付けを可能にする第2のハイブリダイゼーションアレイが続く。各変異アレイは、パラレルプローブセット、野生型遺伝子に対するある相補体および変異遺伝子に対する他の相補体から構成される。
なお別の実施形態において、当該分野において公知の種々の配列決定反応のいずれかを使用して、生物学的サンプル中の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子を直接的に配列決定し得、そして生物学的サンプル中の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の配列を、対応する野生型(コントロール)配列と比較することによって変異を検出し得る。配列決定反応の例としては、MaxamおよびGilbert(1977)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 74:560またはSanger(1977)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 74:5463によって開発された技術に基く反応が挙げられる。種々の自動化配列決定手順が、質量分析法による配列決定(例えば、PCT国際公開番号WO94/16101;Cohenら(1996)Adv.Chromatogr.36:127−162;およびGriffinら(1993)Appl.Biochem.Biotechnol.38:147−159を参照のこと)を含む診断アッセイ(Naeve,C.W.(1995)Biotechniques 19:448−53)を行う場合に利用され得ることもまた、企図される。
44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子における変異を検出するための他の方法としては、切断剤からの保護がRNA/RNA異種二重鎖またはRNA/DNA異種二重鎖中でミスマッチした塩基を検出するために使用される方法が挙げられる(Myersら(1985)Science 230:1242)。一般に、「ミスマッチ切断」の分野の技術は、野生型44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の配列を含む(標識された)RNAまたはDNAを、組織サンプルより得られた潜在的変異RNAまたはDNAとハイブリダイズさせることによって形成される異種二重鎖を提供することによって開始する。二本鎖二重鎖は、コントロール鎖とサンプル鎖との間の塩基対ミスマッチに起因して存在するような二本鎖の一本鎖領域を切断する因子で処理される。例えば、ミスマッチ領域を酵素的に消化するために、RNA/DNA二重鎖はRNaseで処理され得、DNA/DNAハイブリッドはS1ヌクレアーゼで処理され得る。他の実施形態において、DNA/DNA二重鎖またはRNA/DNA二本鎖のいずれかが、ヒドロキシルアミンまたは四酸化オスミウムで処理され、そして、ミスマッチ領域を消化するためにピペリジンで処理される。ミスマッチ領域の消化後、次いで、生じた物質が、変異部位を決定するために変性ポリアクリルアミドゲル上でサイズで分けられる。例えば、Cottonら(1988)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 85:4397およびSaleebaら(1992)Methods Enzymol.217:286−295を参照のこと。好ましい実施形態において、コントロールDNAまたはRNAが、検出のために標識され得る。
さらに別の実施形態において、ミスマッチ切断反応は、細胞のサンプルより得られた44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のcDNA中の点変異を検出およびマッピングするために規定された系において二本鎖DNA中のミスマッチ塩基対を認識する1つ以上のタンパク質(「DNAミスマッチ修復」酵素と呼ばれる)を使用する。例えば、E.coliのmutY酵素は、G/AミスマッチでAを切断し、そしてHeLa細胞由来のチミジンDNAグリコシラーゼは、G/TミスマッチでTを切断する(Hsuら(1994)Carcinogenesis 15:1657−1662)。例示的実施形態に従って、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の配列)に基くプローブは、試験細胞からのcDNA産物または他のDNA産物にハイブリダイズされる。二重鎖は、DNAミスマッチ修復酵素で処理され、そして存在する場合、切断産物は、電気泳動的プロトコルなどから検出され得る。例えば、米国特許第5,459,039号を参照のこと。
他の実施形態において、電気泳動的移動度の変更を使用して、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子における変異を同定する。例えば、一本鎖コンフォーメーション多型(SSCP)を使用して、変異体核酸と野生型核酸との間の電気泳動的移動度の差異を検出し得る(Oritaら(1989)Proc.Natl.Acad.Sci.USA:86:2766;Cotton(1993)Mutat.Res.285:125−144およびHayashi(1992)Genet.Anal.Tech.Appl.9:73−79もまた参照のこと)。サンプルおよびコントロールの44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の核酸の一本鎖DNAフラグメントは変性され、そして再生される。一本鎖核酸の二次構造は、配列に従って変化し、電気泳動的移動度において生じた変更は、単一の塩基変化の検出さえ可能にする。DNAフラグメントは、標識されたプローブで標識されても検出されてもよい。このアッセイの感度は、(DNAではなく)RNAを用いることにより増強され、ここで二次構造は、配列の変化により感受性である。好ましい実施形態において、目的の方法は、電気泳動的移動度の変化に基いて二本鎖へテロ二重鎖分子を分離するためにヘテロ二重鎖分析を利用する(Keenら(1991)Trends Genet 7:5)。
なお別の実施形態において、変性剤の勾配を含有するポリアクリルアミドゲル中での変異体フラグメントまたは野生型フラグメントの移動は、変性勾配ゲル電気泳動(DGGE)(Myersら(1985)Nature 313:495)を使用してアッセイされる。DGGEが分析法として使用される場合、DNAは、例えば、PCRによって約40bpの高温融解GCリッチDNAのGCクランプを付加することにより完全には変性していないことを確認するために改変される。さらなる実施形態において、温度勾配は、コントロールDNAおよびサンプルDNAの移動度の差異を同定するための変性勾配の代わりに使用される(RosenbaumおよびReissner(1987)Biophys Chem 265:12753)。
点変異を検出するための他の技術の例としては、以下が挙げられるがこれらに限定されない:選択的オリゴヌクレオチドハイブリダイゼーション、選択的増幅、または選択的プライマー伸長。例えば、オリゴヌクレオチドプライマーが調製され得、ここで、公知の変異が中心におかれ、次いで、完全な一致が見出される場合にのみハイブリダイゼーションを可能にする条件下で標的DNAにハイブリダイズする(Saikiら(1986)Nature 324:163);Saikiら(1989)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 86:6230)。このような対立遺伝子特異的オリゴヌクレオチドは、このオリゴヌクレオチドがハイブリダイズ膜に結合しそして標識標的DNAとハイブリダイズする場合に、PCR増幅標的DNAまたは多くの種々の変異にハイブリダイズされる。
あるいは、選択的PCR増幅に依存する対立遺伝子特異的増幅技術は、本発明と組合わせて使用され得る。増幅に特異的なプライマーとして使用されるオリゴヌクレオチドは、分子の中心に目的の変異を保有し得るか(その結果、増幅は、差示的ハイブリダイゼーションに依存する)(Gibbsら(1989)核酸s Res.17:2437−2448)、または適切な条件下で、ミスマッチが、防がれ得るかまたはポリメラーゼ伸長を低減され得る場合、一方のプライマーの3’末端で目的の変異を保有し得る(Prossner(1993)Tibtech 11:238)。さらに、切断ベース検出を作製するために、変異領域中に新規の制限部位を導入することが、好ましくあり得る(Gaspariniら(1992)Mol.Cell Probes 6:1)。特定の実施形態において、増幅のためにTaqリガーゼを使用して増幅が行われ得ることもまた、明らかである(Barany(1991)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 88:189)。このような場合に、連結は、5’配列の3’末端で完全なミスマッチが存在する場合にのみ生じ、これにより、増幅の存在または非存在を探索することによって特定の部位で既知の変異の存在を検出し得る。
さらに、本明細書中に記載される診断アッセイを使用して、疾患を効果的に処置するために、被験体が44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のモジュレーター(例えば、アゴニスト、アンタゴニスト、ペプチド模倣物、タンパク質、ペプチド、核酸または低分子)を投与され得るか否かを、決定し得る。
(臨床試験の間の効果のモニタリング)
本発明はさらに、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のモジュレーター(例えば、本明細書中において同定された44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のモジュレーター)の、疾患の処置に対する有効性を決定するための方法を提供する。例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子の発現増加、タンパク質レベル増加、あるいは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性のアップレギュレートにおいて、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のモジュレーターは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子の発現減少、タンパク質レベル減少、あるいは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性のダウンレギュレートを示す被験体の臨床試験においてモニタリングされ得る。
あるいは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子の発現減少、タンパク質レベル減少、あるいは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性のダウンレギュレートにおける44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のモジュレーターの有効性は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子の発現増加、タンパク質レベル増加、あるいは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性の増加を示す被験体の臨床試験においてモニタリングされ得る。このような臨床試験において、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子、好ましくは、痛覚に関与する任意の遺伝子の発現または活性が、「読み出し」すなわち特定の細胞の表現型のマーカーとして使用され得る。
例えば(限定のためではなく)、(例えば、本明細書中に記載されるようなスクリーニングアッセイにおいて同定される)44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性を調節する因子での処置によって細胞において調節される、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053を含む遺伝子が、同定され得る。よって、泌尿器系障害を罹患する被験体に対する44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性を調節する因子の効果を(例えば、臨床試験において)研究するために、細胞が単離され得、そしてRNAが調製され得、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053、および泌尿器系障害に関連する他の遺伝子の発現レベルについて分析され得る。遺伝子発現レベル(例えば、遺伝子発現パターン)は、本明細書中に記載されるようなノザンブロット分析またはRT−PCRによって、あるいは本明細書中に記載される方法の1つによって生成されるタンパク質の量を測定することによって、または44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053、または他の遺伝子の活性レベルを測定することによって、定量され得る。この方法において、遺伝子発現パターンは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性を調節する因子に対する細胞の生理学的応答を示すマーカーとして働き得る。この応答状態は、個体を44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性を調節する因子で処置する前、あるいはその間の種々の時点で測定され得る。
好ましい実施形態において、本発明は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性を調節する因子(例えば、アゴニスト、アンタゴニスト、ペプチド模倣物、タンパク質、ペプチド、核酸、または本明細書中に記載されるスクリーニングアッセイによって同定される低分子)での被験体の処置の有効性をモニタリングするための方法を提供し、以下の工程を包含する:(i)この因子の投与前に予め投与するサンプルを被験体から得る工程;(ii)この予め投与するサンプル中の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質、mRNA、またはゲノムDNAの発現レベルを検出する工程;(iii)1つ以上の後に投与するサンプルを被験体から得る工程;(iv)これらの後に投与するサンプル中の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質、mRNA、またはゲノムDNAの発現レベルまたは活性レベルを検出する工程;(v)予め投与するサンプル中の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質、mRNA、またはゲノムDNAの発現レベルまたは活性レベルを、後に投与するサンプル中の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質、mRNA、またはゲノムDNAの発現レベルまたは活性レベルと比較する工程;ならびに(vi)よって被験体に対する因子の投与を変更する工程。例えば、因子の投与増加は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の発現または活性を、検出された(すなわち、因子の有効性を増加させる)レベルよりも高いレベルに増加することが、好ましくあり得る。あるいは、因子の投与減少は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の発現または活性を、検出された(すなわち、因子の有効性を減少させる)レベルよりも低いレベルに減少することが、好ましくあり得る。この実施形態に従って、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の発現または活性は、観察可能な表現型応答の非存在下ですら、因子の有効性の指標として使用され得る。
(処置方法)
本発明は、被験体(例えば、疾患の危険性のある(または疾患を罹患しそうな)ヒト)を処置する予防法および治療法を提供する。処置の予防法および治療法の両方の観点で、このような処置は、薬理ゲノム学(pharmacogenomics)の分野から得られる知識に基いて、特異的に仕立てられ(tailore)得るかまたは改変され得る。本明細書中で使用される場合、「薬理ゲノム学」は、遺伝子配列決定、統計的遺伝学および遺伝子発現分析のようなゲノム技術の、臨床開発および市場での薬物に対する適用をいう。より詳細には、この用語は、患者の遺伝子がどのように薬物に対する患者の応答(例えば、患者の「薬物応答表現型」または「薬物応答遺伝子型」)を決定するのかについての研究をいう。
従って、本発明の別の局面は、個々の薬物応答遺伝子型に従って、本発明の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の分子、あるいは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のモジュレーターのいずれかを用いる被験体の予防処置または治療処置を仕立てるための方法を提供する。薬理ゲノム学によって、臨床医(clinician)または内科医(physician)は、この処置から最も利益を得る患者に対して予防処置または治療処置を標的化することが可能になり、そして毒性薬物関連副作用を被る患者の処置を避けることが可能になる。
(予防方法)
一局面において、本発明は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678またはは55053の発現あるいは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性を調節する薬剤を被験体に投与することによって、被験体において疾患を防ぐ方法を提供する。泌尿器系障害(例えば、BPHおよび/またはUI)に対する危険性のある被験体は、例えば、本明細書中に記載の任意の診断的または予後的なアッセイまたはそれらの組み合わせによって同定され得る。予防薬物の投与は、異常な44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の発現あるいは異常な44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性の特徴的症状の発生に先立って生じ得、これによって疾患が予防されるか、あるいは、その進行が遅延される。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の異常の型に依存して、例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のアゴニストあるいは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のアンタゴニスト薬剤が、被験体の処置に関して使用され得る。適切な薬剤は、本明細書中に記載のスクリーニングアッセイに基づいて決定され得る。
(治療的方法)
本明細書中に記載したのは、泌尿器系障害を回復し得る方法および組成物である。特定の泌尿器系障害は、少なくとも部分的に、遺伝子産物の過度のレベルによって、あるいは異常または過剰な活性を示す遺伝子産物の存在によって、もたらされる。このように、このような遺伝子産物のレベルおよび/または活性の減少は、泌尿器系障害の少なくとも1つの症状の回復をもたらす。遺伝子発現のレベルまたはタンパク質の活性の減少に関する技術は、以下に議論される。
あるいは、特定の他の泌尿器系障害は、少なくとも一部、遺伝子発現のレベルの欠損もしくは減少、またはタンパク質の活性のレベルの減少によってもたらされる。このように、遺伝子の発現レベルおよび/またはこのようなタンパク質の活性の増加は、泌尿器系障害の少なくとも1つの症状の回復をもたらす。
いくつかの場合において、疾患状態における遺伝子の上方調節は、疾患状態に対しての応答において、その遺伝子産物に対する保護的な役割を反映する。このような遺伝子発現または遺伝子産物の活性の促進は、それが発揮する保護的な効果を強固にする。いくつかの泌尿器系疾患の状態は、このような保護的遺伝子の活性のレベルの異常に低いレベルに起因し得る。これらの場合において、また、遺伝発現のレベルおよび/またはこのような遺伝子産物の活性の増加は、泌尿器系障害の少なくとも1つの症状の回復をもたらす。標的遺伝子発現レベルまたは標的遺伝子産物活性レベルを増加させるための技術は本明細書中に議論される。
従って、本発明の別の局面は、治療的目的での44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の発現あるいは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性の調節方法に関する。従って、例示的な実施形態において、本発明の調節方法は、細胞に、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053、あるいは細胞(例えば、内皮細胞、卵巣細胞、膀胱細胞および前立腺細胞)に関連する44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の質活性の1つ以上の活性を調節する薬剤を接触させる工程を包含する。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、3267または55053のタンパク質活性を調節する薬剤は、本明細書中に記載されるような薬剤であり得、例えば、核酸またはタンパク質、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の天然に存在する標的分子(例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のリガンドまたは基質)、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の抗体、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のアンタゴニスト、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のアゴニストまたはアンタゴニストのペプチド模倣物、あるいは他の低分子である。
一実施形態において、薬剤は、1つ以上の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性を刺激する。このような刺激薬剤の例として、活性な44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質および細胞内に導入されている、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053をコードする核酸分子が挙げられる。別の実施形態において、薬剤は、1つ以上の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性を阻害する。このような阻害薬剤の例としては、アンチセンス44390核酸分子、アンチセンス54181核酸分子、アンチセンス211核酸分子、アンチセンス5687核酸分子、アンチセンス884核酸分子、アンチセンス1405核酸分子、アンチセンス636核酸分子、アンチセンス4421核酸分子、アンチセンス5410核酸分子、アンチセンス30905核酸分子、アンチセンス2045核酸分子、アンチセンス16405核酸分子、アンチセンス18560核酸分子、アンチセンス2047核酸分子、アンチセンス33751核酸分子、アンチセンス52872核酸分子、アンチセンス14063核酸分子、アンチセンス20739核酸分子、アンチセンス32544核酸分子、アンチセンス43239核酸分子、アンチセンス44373核酸分子、アンチセンス51164核酸分子、アンチセンス53010核酸分子、アンチセンス16852核酸分子、アンチセンス1587核酸分子、アンチセンス2207核酸分子、アンチセンス22245核酸分子、アンチセンス2387核酸分子、アンチセンス52908核酸分子、アンチセンス69112核酸分子、アンチセンス14990核酸分子、アンチセンス18547核酸分子、アンチセンス115核酸分子、アンチセンス579核酸分子、アンチセンス15985核酸分子、アンチセンス15625核酸分子、アンチセンス760核酸分子、アンチセンス18603核酸分子、アンチセンス2395核酸分子、アンチセンス2554核酸分子、アンチセンス8675核酸分子、アンチセンス32720核酸分子、アンチセンス4809核酸分子、アンチセンス14303核酸分子、アンチセンス16816核酸分子、アンチセンス17827核酸分子、アンチセンス32620核酸分子、アンチセンス577核酸分子、アンチセンス619核酸分子、アンチセンス1423核酸分子、アンチセンス2158核酸分子、アンチセンス8263核酸分子、アンチセンス15402核酸分子、アンチセンス16209核酸分子、アンチセンス16386核酸分子、アンチセンス21165核酸分子、アンチセンス30911核酸分子、アンチセンス41897核酸分子、アンチセンス1643核酸分子、アンチセンス2543核酸分子、アンチセンス9626核酸分子、アンチセンス13231核酸分子、アンチセンス32409核酸分子、アンチセンス84260核酸分子、アンチセンス2882核酸分子、アンチセンス8203核酸分子、アンチセンス32678核酸分子またはアンチセンス55053核酸分子、抗44390抗体、抗54181抗体、抗211抗体、抗5687抗体、抗884抗体、抗1405抗体、抗636抗体、抗4421抗体、抗5410抗体、抗30905抗体、抗2045抗体、抗16405抗体、抗18560抗体、抗2047抗体、抗33751抗体、抗52872抗体、抗14063抗体、抗20739抗体、抗32544抗体、抗43239抗体、抗44373抗体、抗51164抗体、抗53010抗体、抗16852抗体、抗1587抗体、抗2207抗体、抗22245抗体、抗2387抗体、抗52908抗体、抗69112抗体、抗14990抗体、抗18547抗体、抗115抗体、抗579抗体、抗15985抗体、抗15625抗体、抗760抗体、抗18603抗体、抗2395抗体、抗2554抗体、抗8675抗体、抗32720抗体、抗4809抗体、抗14303抗体、抗16816抗体、抗17827抗体、抗32620抗体、抗577抗体、抗619抗体、抗1423抗体、抗2158抗体、抗8263抗体、抗15402抗体、抗16209抗体、抗16386抗体、抗21165抗体、抗30911抗体、抗41897抗体、抗1643抗体、抗2543抗体、抗9626抗体、抗13231抗体、抗32409抗体、抗84260抗体、抗2882抗体、抗8203抗体、抗32678抗体または抗55053抗体、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のインヒビターが挙げられる。
これらの調節方法は、インビトロで(例えば、細胞を薬剤と共に培養することによって)、あるいは、インビボで(例えば、被験体に薬剤を投与することによって)実行され得る。このように、本発明は、異常なまたは望まない44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質あるいは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の核酸分子の発現または活性によって特徴付けられる、疾患または障害で悩む個体を処置する方法を提供する。一実施形態において、この方法は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の発現または活性を調節(例えば、上方調節または下方調節)する薬剤(例えば、本明細書中に記載されるスクリーニングアッセイによって同定される薬剤)または薬剤の組み合わせの投与を含む。別の実施形態において、この方法は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の、減少したか、異常であるかまたは望まない発現または活性の補償のための治療としての44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質あるいは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の核酸分子の投与を包含する。
44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性の刺激は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053が異常に下方調節され、および/あるいは増加した44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性が利益的な効果を有するようである状況において所望される。同様に、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性の阻害は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053が異常に上方調節される状況においておよび/あるいは減少した44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性が、利益的な効果を有するようである状況において所望される。
(標的遺伝子の発現、合成または活性を阻害するための方法)
上で議論されるように、泌尿器科障害に関与する遺伝子は、遺伝子活性のレベルの増加を介してこのような障害を引き起こし得る。いくつかの場合において、このようなアップレギュレーションは、疾患状態の原因となる作用または悪化させる作用を有し得る。種々の技術が、このような遺伝子および/またはタンパク質の発現、合成または活性を阻害するために用いられ得る。
例えば、上記のアッセイを通して同定したような化合物は、阻害活性を示し、本発明に従って、泌尿器系障害の少なくとも1つの症状を弛緩するために使用され得る。このような分子として、有機低分子、ペプチド、抗体など挙げられ得るが、それに限定されない。
例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質に対する内因性のリガンドと競合する化合物が、投与され得る。生じるリガンド結合性44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の量の減少は、内皮細胞の生理学を調節する。この目的に対して特に有用であり得る化合物としては、例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の可溶性タンパク質またはペプチド(例えば、1つ以上の細胞外ドメインを含むペプチド)、あるいはそれらの部分および/またはアナログ(例えば、Igテールド融合タンパク質のような可溶性融合タンパク質が挙げられる)が挙げられる(Ig−テールド融合タンパク質の産生についての考察について、例えば、米国特許第5,116,964号を参照のこと)。あるいは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のレセプター部位に結合するが、タンパク質を活性化しない、リガンドアナログまたは抗体のような化合物(例えば、レセプター−リガンドアンタゴニスト)は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質活性を阻害するのに有効であり得る。
さらに、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子の発現を阻害するアンチセンス分子およびリボザイム分子もまた、本発明に従って、異常な44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子活性を阻害するために使用され得る。なおさらに、3重らせん分子は、異常な44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子活性を阻害する際に利用され得る。
本発明の方法において使用されるアンチセンス核酸分子は、典型的に、被験体に投与されるか、またはインサイチュで生成され、その結果、それらは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質をコードする細胞mRNAおよび/またはゲノムDNAにハイブリダイズまたは結合し、それによってこれらのタンパク質の発現を阻害する(例えば、転写および/または翻訳を阻害することによって)。このハイブリダイゼーションは安定な二重鎖を形成するための従来のヌクレオチド相補性により得るか、あるいは、例えばDNA二重鎖と結合するアンチセンス核酸分子の場合、二重らせんの主溝における特異的相互作用を介し得る。本発明のアンチセンス核酸分子の投与経路の例としては、組織部位での直接的な注射が挙げられる。あるいは、アンチセンス核酸分子は、選択された細胞を標的とするように改変され得、次いで、全身投与され得る。例えば、全身投与に関して、アンチセンス分子は、調節され得、その結果、アンチセンス分子は、(例えば、アンチセンス核酸分子を細胞表面レセプターまたは抗原に結合するペプチドまたは抗体に結合することによって)選択された細胞表面上に発現するレセプターまたは抗原に特異的に結合するように改変され得る。アンチセンス核酸分子はまた、本明細書中に記載のベクターを使用して細胞に送達され得る。アンチセンス分子の十分な細胞内濃度を達成するために、アンチセンス核酸分子が強力なpolIIまたはpolIIIプロモーターの制御下に置かれるベクター構築物が、好ましい。
さらに別の実施形態において、本発明の方法において使用されるアンチセンス核酸分子は、α−アノマー型核酸分子である。α−アノマー型核酸分子は、相補的なRNAと特異的な二本鎖ハイブリッドを形成し、ここで、通常のβユニットに反して、鎖は互いに平行に走る(Gaultierら、(1987)核酸s.Res.15:6625−6641)。アンチセンス核酸分子はまた、2’−o−メチルリボヌクレオチド(Inoueら、(1987)核酸s Res.15:6131−6148)またはキメラRNA−DNAアナログ(Inoueら(1987)FEBS Lett.215:327−330)を含み得る。
なお別の実施形態において、本発明の方法に使用されるアンチセンス核酸は、リボザイムである。リボザイムは、これらのリボザイムが相補的領域を有する、一本鎖核酸(例えば、mRNA)を切断し得るリボヌクレアーゼ活性を有する触媒性RNA分子である。従って、リボザイム(例えば、ハンマーヘッドリボザイム(HaselhoffおよびGerlach(1988)Nature 334:585−591に記載される))は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のmRNA転写物を触媒的に切断するために使用されて、それによって、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のmRNAの翻訳を阻害し得る。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のコード核酸に対して特異性を有するリボザイムは、本明細書中に開示される44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のcDNAのヌクレオチド配列(すなわち、配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号または配列番号135 )に基づいて設計され得る。
例えば、Tetrahymena L−19 IVS RNAの誘導体は、活性部位のヌクレオチド配列が、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のコードmRNA中の切断されるべきヌクレオチド配列に対して相補的であるように構築され得る(例えば、Cechら、米国特許第4,987,071号;およびCechら、米国特許第5,116,742号を参照のこと)。あるいは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のmRNAを使用して、RNA分子のプールから特異的なリボヌクレアーゼ活性を有する触媒性RNAを選択し得る(例えば、Bartel,D.およびSzostak,J.W.(1993)Science 261:1411−1418を参照のこと)。
44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子の発現はまた、標的細胞中で44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子の転写を阻害する三重ヘリックス構造を形成するために、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の調節領域(例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のプロモーターおよび/またはエンハンサー)に相補的なヌクレオチド配列を標的化することによって阻害され得る(例えば、Helene,C.(1991)Anticancer Drug Des.6(6):569−84;Helene,C.ら(1992)Ann.N.Y.Acad.Sci.660:27−36;およびMaher,L.J.(1992)Bioassays 14(12):807−15を参照のこと)。
44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質に特異的であり、かつその活性を妨害する抗体もまた、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質機能を調節または阻害するために使用され得る。このような抗体は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質自体、あるいはこのタンパク質の部分に対応するペプチドに対して、本明細書中に記載される標準的技術を使用して作製され得る。このような抗体としては、ポリクローナル抗体、モノクローナル抗体、Fabフラグメント、単鎖抗体、またはキメラ抗体が挙げられるが、これらに限定されない。
標的遺伝子タンパク質が細胞内であり、かつ全抗体が使用される例において、内部移行(internalizing)抗体が好ましくあり得る。リポフェクチンリポソームは、標的エピトープを細胞に結合する抗体またはFab領域のフラグメントを送達するために使用され得る。抗体のフラグメントが使用される場合、標的タンパク質の結合ドメインに結合する最小の阻害性フラグメントが、好ましい。例えば、標的遺伝子タンパク質に結合する抗体の可変領域のドメインに対応するアミノ酸配列を有するペプチドが使用され得る。このようなペプチドは、当該分野で周知の方法を使用して、化学的に合成され得るかまたは組換えDNA技術を介して産生され得る(例えば、Creighton(1983)、上記;およびSambrookら、(1989)上記に記載される)。細胞内標的遺伝子エピトープに結合する単鎖中和抗体もまた、投与され得る。このような単鎖抗体は、例えば、Marascoら、(1993)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 90:7889−7893に記載されるような技術を利用することにより、例えば、標的細胞集団内で単鎖抗体をコードするヌクレオチド配列を発現させることによって、投与され得る。
いくつかの例において、標的遺伝子タンパク質は、細胞外であるか、または膜貫通タンパク質(例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質)である。例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の1つ以上の細胞外ドメインに特異的であり、かつその活性を妨害する抗体は、泌尿器系障害の処置に特に有用である。このような抗体は、特に効率的である。なぜなら、これらは、血流から直接的に標的ドメインにアクセスし得るからである。ペプチド投与に適切な、以下に記載される任意の投与技術が、阻害性標的遺伝子抗体をそれらの作用部位に効率的に投与するために利用され得る。
(標的遺伝子活性を再生または増大させる方法)
泌尿器系障害を生じる遺伝子は、BPHおよび/またはUI内で過小発現され得る。あるいは、このような遺伝子のタンパク質産物の活性は、低下され得、泌尿器系障害の発症を導く。このような遺伝子発現のダウンレギュレートまたはタンパク質活性の低下は、疾患状態に対する原因的影響または悪化させる影響を有し得る。
いくつかの場合、疾患状態においてアップレギュレートされる遺伝子は、予防効果を発揮し得る。種々の技術が、泌尿器系障害に対する予防効果を発揮する、遺伝子および/またはタンパク質の発現、合成、または活性を増大させるために用いられ得る。
この節に記載されるものは、泌尿器系障害の症状が改善されるレベルまで、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性のレベルが増大され得る方法である。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性のレベルは、例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子発現のレベルを増加させるか、または存在する活性な44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質のレベルを増加させることのいずれかによって、増加され得る。
例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質は、泌尿器系障害の少なくとも1つの症状を改善するのに十分なレベルで、このような症状を示す患者に投与され得る。以下で議論される技術のいずれかが、このような投与のために用いられ得る。当業者は、以下に記載されるような技術を利用して、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の有効な、非毒性用量の濃度を決定する方法を容易に知る。
さらに、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質をコードするRNA配列は、泌尿器系障害を示す患者に、泌尿器系障害が改善される44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質のレベルを生じるのに十分な濃度で、直接投与され得る。化合物の細胞内投与を達成する以下に記載される技術(例えば、リポソーム投与)のいずれかは、このようなRNA分子の投与のために用いられ得る。RNA分子は、例えば、本明細書中に記載されるような組換え技術により作製され得る。
さらに、被験体は、遺伝子置換治療により処置され得る。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の機能を有する、正常な44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の産生を指向する、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子、あるいはその部分の1以上のコピーは、DNAを細胞へと導入する他の粒子(例えば、リポソーム)に加えて、アデノウイルスベクター、アデノ随伴ウイルスベクター、およびレトロウイルスベクターを含むが、これらに限定されない、ベクターを用いて細胞へと挿入され得る。さらに、上記のような技術は、ヒト細胞への、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子配列の導入のために用いられ得る。
次いで、細胞、好ましくは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の発現遺伝子配列を含む自系の細胞は、泌尿器系障害の少なくとも1つの症状の改善を可能にする位置で被験体へと導入または再導入され得る。このような細胞置換技術は、例えば、遺伝子産物が、分泌された、細胞外遺伝子産物である場合、好適であり得る。
(薬学的組成物)
本発明の別の局面は、疾患に罹患した被験体を処置するための方法に関する。これらの方法は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の発現または活性を調節する因子(例えば、本明細書中に記載されるスクリーニングアッセイにより同定される因子)、またはこのような因子の組み合わせを、被験体に投与することを包含する。別の実施形態では、この方法は、低下した、異常な、または望ましくない、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の発現または活性を補償するための治療として、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質または核酸分子を、被験体に投与することを包含する。
44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性の刺激は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053が異常にダウンレギュレートされる、そして/あるいは増大した44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性が、有益な効果を有すると考えられる状況において好適である。同様に、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性の阻害は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053が、異常にアップレギュレートされる、そして/あるいは減少した44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性が、有益な効果を有すると考えられる状況において好適である。
44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性を調節する因子は、このような投与に適切な薬学的組成物を用いて、被験体に投与され得る。このような組成物は、代表的には、因子(例えば、核酸分子、タンパク質、または抗体)および薬学的に受容可能なキャリアを含む。本明細書中で使用される場合、語「薬学的に受容可能なキャリア」は、薬学的投与に適合性の、任意および全ての溶媒、分散媒体、コーティング、抗菌性および抗真菌性の薬剤、等張剤および吸収遅延剤などを含むことが意図される。このような媒体および薬剤の、薬学的に活性な物質のための使用は、当該分野で周知である。活性な化合物と非適合性の任意の従来の媒体または薬剤の範囲を除いて、このような媒体の本発明の組成物における使用が意図される。補助的な活性化合物もまた、この組成物に組み込まれ得る。
本発明の治療方法において用いられる薬学的組成物は、その意図される投与経路と適合性となるように処方される。投与経路の例としては、非経口的(例えば、静脈内)、皮内、皮下、経口(例えば、吸入)、経皮(局所的)、経粘膜、および直腸投与が挙げられる。非経口、皮内、または皮下適用のために使用される溶液または懸濁液は、以下の成分を含み得る:滅菌希釈剤(例えば、注射のための水、生理食塩水溶液、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールまたは他の合成溶媒);抗菌剤(例えば、ベンジルアルコールまたはメチルパラベン);抗酸化剤(例えば、アスコルビン酸または亜硫酸水素ナトリウム);キレート剤(例えば、エチレンジアミン四酢酸);緩衝液(例えば、酢酸塩、クエン酸塩、またはリン酸塩)、および張性を調整するための薬剤(例えば、塩化ナトリウムまたはデキストロース)。pHは、酸または塩基(例えば、塩酸または水酸化ナトリウム)を用いて調整され得る。非経口的調製物は、ガラス製またはプラスチック製のアンプル、使い捨てシリンジ、または複数用量のバイアルに封入され得る。
注射用途に適切な薬学的組成物は、滅菌注射溶液または分散液の即時調製物のための滅菌水溶液(水溶性の場合)または分散液、および滅菌粉末を含む。静脈内投与については、適切なキャリアには、生理学的生理食塩水、静菌水、Cremophor ELTM(BASF;Parsippany、NJ)またはリン酸緩衝化生理食塩水(PBS)が挙げられる。全ての場合において、この組成物は、滅菌されなければならず、そして容易なシリンジ能力(syringability)が存在する程度にまで流動的にされるべきである。これは製造および貯蔵の条件下で安定でなければならず、そして微生物(例えば、細菌および真菌)の汚染作用に対して保護されなければならない。このキャリアは、溶媒または分散媒体(例えば、水、エタノール、ポリオール(例えば、グリセロール、プロピレングリコール、および液体ポリエチレングリコールなど)を含む)、ならびにそれらの安定な混合物であり得る。適切な流動性は、例えば、コーティング(例えば、レシチン)の使用によって、分散の場合に必要とされる粒子サイズの維持によって、および界面アクチベーターの使用によって維持され得る。微生物の作用の予防は、種々の抗菌剤および抗真菌剤(例えば、パラベン、クロロブタノール、フェノール、アスコルビン酸、チメロサールなど)によって達成され得る。多くの場合、等張剤(例えば、糖、ポリアルコール(例えば、マンニトール、ソルビトール)、および塩化ナトリウム)をこの組成物中に含むことが好ましい。注射用組成物の延長した吸収は、吸収を遅延させる薬剤(例えば、モノステアリン酸アルミニウムおよびゼラチン)をこの組成物中に含むことによって、もたらされ得る。
滅菌注射用溶液は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性を調節する因子(例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質のフラグメント、あるいは抗44390抗体、抗54181抗体、抗211抗体、抗5687抗体、抗884抗体、抗1405抗体、抗636抗体、抗4421抗体、抗5410抗体、抗30905抗体、抗2045抗体、抗16405抗体、抗18560抗体、抗2047抗体、抗33751抗体、抗52872抗体、抗14063抗体、抗20739抗体、抗32544抗体、抗43239抗体、抗44373抗体、抗51164抗体、抗53010抗体、抗16852抗体、抗1587抗体、抗2207抗体、抗22245抗体、抗2387抗体、抗52908抗体、抗69112抗体、抗14990抗体、抗18547抗体、抗115抗体、抗579抗体、抗15985抗体、抗15625抗体、抗760抗体、抗18603抗体、抗2395抗体、抗2554抗体、抗8675抗体、抗32720抗体、抗4809抗体、抗14303抗体、抗16816抗体、抗17827抗体、抗32620抗体、抗577抗体、抗619抗体、抗1423抗体、抗2158抗体、抗8263抗体、抗15402抗体、抗16209抗体、抗16386抗体、抗21165抗体、抗30911抗体、抗41897抗体、抗1643抗体、抗2543抗体、抗9626抗体、抗13231抗体、抗32409抗体、抗84260抗体、抗2882抗体、抗8203抗体、抗32678抗体または抗55053抗体)を、上記で列挙した成分の1以上の組合せを用いて、必要とされる量で、適切な溶媒中に取り込ませ、必要に応じて、続いて濾過滅菌することによって調製され得る。一般に、分散剤は、活性化合物を、塩基性分散媒体および上記に列挙された成分のうちの必要とされる他の成分を含む滅菌ビヒクル中に取り込むことによって調製される。滅菌注射用溶液の調製のための滅菌粉末の場合、調製の好ましい方法は、減圧乾燥および凍結乾燥であり、これらによって、予め滅菌濾過された溶液から活性成分および任意のさらなる所望の成分の粉末が生じる。
経口組成物は、一般に、不活性希釈剤または食用キャリアを含む。これらは、ゼラチンカプセルに封入され得るか、または錠剤に加圧され得る。経口治療投与の目的で、この活性化合物は、賦形剤と共に組み込まれ、そして錠剤、トローチ、またはカプセルの形態で使用され得る。経口組成物はまた、うがい薬としての使用のための流体キャリアを使用して調製され得、ここで、流体キャリア中の化合物は、経口的に適用され、そしてスウィッシュ(swish)されて、吐き出されるか、または飲み込まれる。薬学的に適合性の結合剤、および/またはアジュバント材料が、この組成物の一部として含まれ得る。錠剤、丸剤、カプセル剤、トローチ剤などは、以下の成分のいずれかまたは同様の性質を有する化合物を含み得る:結合剤(例えば、微結晶セルロース、ガムトラガントまたはゼラチン);賦形剤(例えば、デンプンまたはラクトース)、崩壊剤(例えば、アルギン酸、Primogel、またはコーンスターチ);滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウムまたはSterotes);グライダント(glidant)(例えば、コロイド状二酸化ケイ素);甘味剤(例えば、スクロースまたはサッカリン);あるいは矯味矯臭剤(例えば、ペパーミント、サリチル酸メチル、またはオレンジフレーバー)。
吸入による投与のために、化合物は、適切な噴霧剤(例えば、二酸化炭素のような気体)を含む加圧容器もしくはディスペンサー、またはネブライザーからのエアロゾルスプレーの形態で送達される。
全身投与もまた、経粘膜手段または経皮手段によってなされ得る。経粘膜投与または経皮投与のために、透過されるべき障壁に対して適切な透過剤が、処方物中に使用される。そのような透過剤は、当該分野で一般的に公知であり、そのような透過剤としては、例えば、経粘膜投与のためには、界面アクチベーター、胆汁酸塩、およびフシジン酸誘導体が挙げられる。経粘膜投与は、経鼻スプレーまたは坐剤の使用を介して達成され得る。経皮投与のために、活性化合物は、当該分野で一般的に公知であるような、軟膏、軟膏剤、ゲル、またはクリームへと処方される。
44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性を調節する薬剤もまた、(例えば、カカオ脂および他のグリセリドのような、従来の坐剤基剤を用いて)坐剤の形態で調製され得るか、または経直腸送達のために保持浣腸の形態で調製され得る。
1つの実施形態において、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性を調節する薬剤は、その化合物が身体から迅速に排出されるのを防ぐキャリアを用いて調製される(例えば、移植物および微小カプセル化送達システムを含む、徐放性処方物)。生分解性の生体適合性ポリマー(例えば、エチレン酢酸ビニル、ポリ無水物、ポリグリコール酸、コラーゲン、ポリオルトエステル、およびポリ乳酸)が、使用され得る。そのような処方物の調製方法は、当業者にとって明らかである。それらの物質はまた、Alza CorporationおよびNova Pharmaceuticals,Inc.から商業的に入手され得る。リポソーム懸濁物(ウイルス抗原に対するモノクローナル抗体を含む、感染細胞標的化リポソームを含む)もまた、薬学的に受容可能なキャリアとして使用され得る。これらは、例えば、米国特許第4,522,811号に記載されるような、当業者に公知の方法に従って調製され得る。
投与の容易さおよび投与量の均一さのために、単位投与形態で、経口組成物または非経口組成物を処方することが、特に有利である。本明細書中で使用される場合、単位投与形態とは、処置される被験体にとっての単位投与量として適切な、物理的に別個の単位を指す;各単位は、必要な薬学的キャリアに付随した状態で、所望の治療効果を生じるように計算された所定量の活性化合物を含む。本発明の単位投薬形態についての説明は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性を調節する薬剤の独特の特徴、ならびに達成されるべき特定の治療効果、ならびに被験体の処置のためにそのような薬剤を配合する分野に固有の制限により決定され、直接依存する。
そのような薬剤の毒性および治療効力は、例えば、LD50(集団の50%に対して致死生である用量)およびED50(集団のうちの50%において治療上有効な用量)を決定するための、細胞培養物または実験動物における標準的薬学的手順によって決定され得る。毒性効果と治療効果との間の用量比は、治療指数であり、そしてそれは、比LD50/ED50として表され得る。大きな治療指数を示す薬剤が、好ましい。毒性副作用を示す薬剤が使用され得るが、非感染細胞に対して生じ得る損傷を最小にして副作用を低減するために、罹患した組織部位にそのような薬剤を標的とする送達システムを設計するために注意が払われるべきである。
細胞培養アッセイおよび動物実験から得られるデータは、ヒトにおける使用のために一定範囲の投与量を処方する際に使用され得る。そのような44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の調節薬剤の投与量は、好ましくは、毒性をほ張りど伴わないかまたは全く伴わない、ED50を含む一定範囲の循環濃度内に存在する。その投与量は、使用される投薬量および利用される投与経路に依存して、この範囲内で変動し得る。本発明の治療方法において使用されるどの薬剤についても、治療上有効な用量は、細胞培養アッセイからまず推定され得る。細胞培養において決定されるようなIC50(すなわち、症状の最大阻害半分を達成する試験化合物濃度)を含む循環血漿濃度範囲を達成するための用量が、動物モデルにおいて処方され得る。そのような情報は、ヒトにおいて有用な用量をより正確に決定するために、使用され得る。血漿中のレベルは、例えば、高速液体クロマトグラフィーによって測定され得る。
本明細書中で規定される場合、タンパク質またはポリペプチドの治療上有効な量(すなわち、有効投与量)は、約0.001〜30mg/kg体重、好ましくは、約0.01〜25mg/kg体重、より好ましくは、約0.1〜20mg/kg体重、およびなおより好ましくは、約1〜10mg/kg体重、2〜9mg/kg体重、3〜8mg/kg体重、4〜7mg/kg体重、または5〜6mg/kg体重の範囲である。特定の要因が、被験体を有効に処置するために必要な投与量に影響し得ることを当業者は認識し、そのような要因としては、疾患もしくは障害の重篤度、以前の処置、被験体の全身の健康および/または年齢、ならびに存在する他の疾患が挙げられるが、これらに限定されない。さらに、治療上有効な量のタンパク質、ポリペプチド、または抗体を用いる被験体の処置は、単回処置を包含し得、好ましくは、一連の処置を包含し得る。
好ましい例において、被験体は、約0.1mg/kg体重〜20mg/kg体重の間の範囲にある抗体、タンパク質、またはポリペプチドを用いて、1週間に1回、約1〜10週間の間、好ましくは2〜8週間の間、より好ましくは約3〜7週間の間、なおより好ましくは約4週間、5週間、または6週間の間、処置される。処置に使用される抗体、タンパク質、またはポリペプチドの有効投与量は、特定の処置経過にわたって増加または減少し得ることもまた、認識される。投与量の変化は、本明細書中に記載される診断アッセイの結果から生じ得、そしてその結果から明らかになり得る。
本発明は、発現または活性を調節する薬剤を包含する。薬剤は、例えば、低分子であり得る。例えば、そのような低分子としては、ペプチド、ペプチド模倣物、アミノ酸、アミノ酸アナログ、ポリヌクレオチド、ポリヌクレオチドアナログ、ヌクレオチド、ヌクレオチドアナログ、約10,000グラム/モル未満の分子量を有する有機化合物もしくは無機化合物(すなわち、ヘテロ有機化合物および有機金属化合物を含む)、約5,000グラム/モル未満の分子量を有する有機化合物もしくは無機化合物、約1,000グラム/モル未満の分子量を有する有機化合物もしくは無機化合物、約500グラム/モル未満の分子量を有する有機化合物もしくは無機化合物、ならびにそのような化合物の塩、エステル、および他の薬学的に受容可能な形態が挙げられるが、これらに限定されない。低分子薬剤の適切な用量は、当業者である医師、獣医師、または研究者の知識内にある多数の要因に依存することが理解される。この低分子の用量は、例えば、処置される被験体またはサンプルの身元、サイズおよび状態に依存して変化し、さらに、該当する場合は、その組成物が投与される経路、ならびに本発明の核酸もしくはポリペプチドに対してその低分子が有することを実施者が望む効果に依存して変化する。
例示的な用量としては、被験体またはサンプルの重量1kgあたり、ミリグラム量またはマイクログラム量の低分子(例えば、約1μg/kg〜約500mg/kg、約100μg/kg〜約5mg/kg、または約1μg/kg〜約50μg/kg)が挙げられる。低分子の適切な用量は、調節されるべき発現または活性に関するその低分子の能力に依存することが、さらに理解される。そのような適切な用量は、本明細書中に記載されるアッセイを使用して決定され得る。これらの低分子のうちの1つ以上が、本発明のポリペプチドまたは核酸の発現もしくは活性を調節するために動物(例えば、ヒト)に投与される場合、医師、獣医師、または研究者は、例えば、最初に比較的低用量を処方し、その後、適切な応答が得られるまでその用量を増加させ得る。さらに、特定の任意の動物被験体についての特定の用量レベルは、種々の要因(使用される特定の化合物の活性、被験体の年齢、被験体の体重、被験体の全身の健康、被験体の性別、および被験体の食餌、投与時期、投与経路、排出速度、任意の薬物組み合わせ、ならびに調節されるべき発現または活性の程度を含む)に依存することが、理解される。
さらに、抗体(またはそのフラグメント)は、治療部分(例えば、サイトトキシン)、治療剤、または放射性金属イオンに結合体化され得る。サイトトキシンまたは細胞傷害性薬剤は、細胞に対して有害な任意の薬剤を包含する。例としては、タキソール、サイトカラシンB、グラミシジンD、臭化エチジウム、エメチン、マイトマイシン、エトポシド、テノポシド、ビンクリスチン、ビンブラスチン、コルヒチン、ドキソルビシン、ダウノルビシン、ジヒドロキシアントラシンジオン、ミトキサントロン、ミトラマイシン、アクチノマイシンD、1−デヒドロテストステロン、グルココルチコイド、プロカイン、テトラカイン、リドカイン、プロパロノール、およびピューロマイシン、ならびにそれらのアナログまたはホモログが挙げられる。治療剤としては、代謝拮抗物質(例えば、メトトレキサート、6−メルカプトプリン、6−チオグアニン、シタラビン、5−フルオロウラシル、ダカルバジン)、アルキル化剤(例えば、メクロレタミン、チオエパクロラムブシル、メルファラン、カルムスチン(BSNU)、およびロムスチン(CCNU)、シクロホスファミド(cyclothosphamide)、ブスルファン、ジブロモマンニトール、ストレプトゾトシン、マイトマイシンC、およびcis−ジクロロジアミン白金(II)(DDP)シスプラチン)、アントラサイクリン(例えば、ダウノルビシン(前名ダウノマイシン)およびドキソルビシン)、抗生物質(例えば、ダクチノマイシン(前名アクチノマイシン)、ブレオマイシン、ミトラマイシン、およびアントラマイシン(AMC))、ならびに抗有糸分裂薬(例えば、ビンクリスチンおよびビンブラスチン)が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の結合体は、所定の生物学的応答を改変するために使用され得、その薬物部分は、古典的な化学的治療剤に限定するように解釈されるべきではない。例えば、その薬物部分は、所望の生物学的活性を保有するタンパク質またはポリペプチドであり得る。そのようなタンパク質としては、例えば、トキシン(例えば、アブリン、リシンA、シュードモナス外毒素、またはジフテリアトキシン);タンパク質(例えば、腫瘍壊死因子、α−インターフェロン、β−インターフェロン、神経成長因子、血小板由来増殖因子、組織プラスミノゲン活性化因子);または生物学的応答改変因子(例えば、リンホカイン、インターロイキン−1(「IL−1」)、インターロイキン−2(「IL−2」)、インターロイキン−6(「IL−6」)、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(「GM−CSF」)、顆粒球コロニー刺激因子(「G−CSF」)、あるいは他の増殖因子が挙げられ得る。
そのような治療部分を抗体に結合体化するための技術は、周知である。例えば、Monoclonal Antibodies And Cancer Therapy,Reisfeldら編(Alan R.Liss,Inc.,1985)、pp.243〜56のArnonら、「Monoclonal Antibodies For Immunotargeting Of Drugs In Cancer Therapy」;Controlled Drug Delivery(第2版)、Robinsonら編(Marcel Dekker,Inc.,1987)pp.623〜53のHellstromら「Antibodies For Drug Delivery」;Monoclonal Antibodies ’84:Biological And Clinical Applications,Pincheraら編,pp.475〜506(1985)のThorpe,「Antibody Carriers Of Cytotoxic Agents In Cancer Therapy:A Review」,Monoclonal Antibodies For Cancer Detect
ion And Therapy,Baldwinら編(Academic Press
1985)pp.303〜16の「Analysis,Results,And Future Prospective Of The Therapeutic Use Of Radiolabeled Antibody In Cancer Therapy」;ならびにThorpeら「The Preparation And Cytotoxic Properties Of Antibody−Toxin Conjugates」Immunol.Rev.62:119〜58(1982)を参照のこと。あるいは、抗体は、Segalによって米国特許第4,676,980号中に記載されるように、抗体へテロ結合体を形成するために二次抗体と結合され得る。
本発明の方法において使用される核酸分子は、ベクター中に挿入され得、そして遺伝子治療ベクターとして使用され得る。遺伝子治療ベクターは、例えば、静脈内注射、局所投与(米国特許第5,328,470号を参照のこと)または定位注射(例えば、Chenら、(1994)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 91:3054〜3057を参照のこと)によって、被験体に送達され得る。その遺伝子治療ベクターの薬学的調製物は、受容可能な希釈剤中に遺伝子治療ベクターを含み得るか、または遺伝子送達ビヒクルが組み込まれた徐放マトリクスを含み得る。あるいは、完全な遺伝子送達ベクター(例えば、レトロウイルスベクター)が組換え細胞からインタクトで産生され得る場合、その薬学的調製物は、遺伝子送達系を産生する1つ以上の細胞を含み得る。
(薬理ゲノム学(pharmacogenomics))
本発明の治療法と組み合わせて、薬理ゲノム学(すなわち、被験体の遺伝子型と、外来化合物または外来薬物に対するその被験体の応答との間の関連性の研究)が、考慮され得る。治療剤の代謝における差異は、薬理学的に活性な薬物の用量と血液濃度との間の関係を変更することによって、重篤な毒性または治療の失敗をもたらし得る。従って、医師または臨床医は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性を調節する薬剤を投与するか否か、ならびに44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性を調節する薬剤を用いる処置の投与量および/もしくは治療レジメンを変更するか否かを決定する際に、適切な薬理ゲノム学研究において得られる知識を適用することを考慮し得る。
薬理ゲノム学は、罹患した個人における変化した薬物の性質および異常な作用に起因する、薬物に対する応答における臨床学的に有意な遺伝的変動を取り扱う。例えば、Eichelbaum,M.ら、(1996)Clin.Exp.Pharmacol.Physiol.23(10〜11):983〜985およびLinder,M.W.ら、(1997)Clin.Chem.43(2):254〜266を参照のこと。一般に、2つの型の薬理遺伝学的条件は、区別され得る。遺伝的条件は、薬物が身体に作用する様式を変更する(変化した薬物作用)単一因子として伝達したか、または遺伝的条件は、身体が薬物に作用する様式を変更する(変化した薬物代謝)単一因子として伝達した。これらの薬理遺伝学的条件は、稀な遺伝子欠損または天然に存在する多型のいずれかとして、存在し得る。例えば、グルコース−6−リン酸アミノペプチダーゼ欠損(G6PD)は、一般的な遺伝性酵素病であり、ここで、主な臨床学的合併症は、酸化剤薬物(抗マラリア薬、スルホンアミド、鎮痛薬、ニトロフラン)の摂取およびソラマメの消費後の溶血である。
「ゲノムワイド相関解析(genome−wide association)」として知られている、薬物応答を予測する遺伝子を同定するための1つの薬理ゲノム学的アプローチは、すでに知られている遺伝子関連マーカー(例えば、「二座対立遺伝子」マーカーマップ(これは、ヒトゲノム上の60,000〜100,000の多型部位または変動部位からなり、その部位の各々は、2つの改変体を有する))からなるヒトゲノムの高分離度マップに、主に依存する。このような高分離度ゲノムマップは、特定の観察された薬物応答または副作用に関連したマーカーを同定するために、フェーズII/フェーズIIIの薬物試験に参加した統計学的に有意な数の患者の各々のゲノムのマップと比較され得る。あるいは、このような高分離度マップは、ヒトゲノムにおいて、数千万個の公知の一塩基多型(SNP)の組み合わせから生じ得る。本明細書中で使用される場合、「SNP」とは、DNAストレッチにおいて、単一のヌクレオチド塩基において生じる共通の変化である。例えば、SNPは、1000塩基のDNAごとに1回生じ得る。SNPは、疾患プロセスに関与し得るが、大部分は、疾患に関連していないかもしれない。このようなSNPの発生に基づく遺伝MAPを考慮すると、個体は、個々のゲノムにおける特定のSNPパターンに依存して、複数の遺伝カテゴリーへと分類され得る。このような様式において、処置レジメンは、遺伝的に類似する個体の間で共通であり得る特性を考慮して、そのような遺伝的に類似する個体の群に合わせて変更され得る。
あるいは、「候補遺伝子アプローチ」と呼ばれる方法が、薬物応答を予測する遺伝子を同定するために用いられ得る。この方法に従って、薬物標的をコードする遺伝子が既知である場合(例えば、本発明の方法において使用される44390タンパク質、54181タンパク質、211タンパク質、5687タンパク質、884タンパク質、1405タンパク質、636タンパク質、4421タンパク質、5410タンパク質、30905タンパク質、2045タンパク質、16405タンパク質、18560タンパク質、2047タンパク質、33751タンパク質、52872タンパク質、14063タンパク質、20739タンパク質、32544タンパク質、43239タンパク質、44373タンパク質、51164タンパク質、53010タンパク質、16852タンパク質、1587タンパク質、2207タンパク質、22245タンパク質、2387タンパク質、52908タンパク質、69112タンパク質、14990タンパク質、18547タンパク質、115タンパク質、579タンパク質、15985タンパク質、15625タンパク質、760タンパク質、18603タンパク質、2395タンパク質、2554タンパク質、8675タンパク質、32720タンパク質、4809タンパク質、14303タンパク質、16816タンパク質、17827タンパク質、32620タンパク質、577タンパク質、619タンパク質、1423タンパク質、2158タンパク質、8263タンパク質、15402タンパク質、16209タンパク質、16386タンパク質、21165タンパク質、30911タンパク質、41897タンパク質、1643タンパク質、2543タンパク質、9626タンパク質、13231タンパク質、32409タンパク質、84260タンパク質、2882タンパク質、8203タンパク質、32678タンパク質または55053タンパク質)、その遺伝子の共通のすべての改変体は、その集団においてかなり容易に同定され得、そして別の遺伝子バージョンに対する1つの遺伝子バージョンを有することが特定の薬物応答に関連するか否かが決定され得る。
例示的実施形態として、薬物代謝酵素の活性は、薬物作用の強度および持続時間の両方の主要な決定因子である。薬物代謝酵素(例えば、N−アセチルトランスフェラーゼ2(NAT2)およびシトクロムP450酵素であるCYP2D6およびCYP2C19)の遺伝子多型の発見は、標準的かつ安全な用量の薬物を摂取した後に、予測される薬物効果を得ることも過大な薬物応答および重篤な毒性を示すこともない患者が存在する理由に関する説明を提供した。これらの多型は、その集団中で2つの表現型(代謝が速い者(EM)および代謝が遅い者(PM))の状態で発現される。PMの普及率は、種々の集団間で異なる。例えば、CYP2D6をコードする遺伝子は、非常に多型性であり、いくつかの変異が、PMにおいて同定されており、そのすべてが、機能的CYP2D6の不在をもたらす。CYP2D6およびCYP2C19の代謝速度が遅い者は、標準的用量を受けたときに、過大な薬物応答および副作用を非常に頻繁に経験する。代謝物が活性な治療部分である場合、PMは、CYP2D6が形成した代謝物であるモルヒネにより媒介されるコデインの鎮痛効果について示されるような、治療応答を示さない。その他の極端な者は、標準的用量に対して応答しない、いわゆる代謝が著しく速い者である。最近、著しく速い代謝の分子的基礎が、CYP2D6遺伝子増幅に起因することが同定された。
あるいは、「遺伝子発現プロファイリング」と呼ばれる方法が、薬物応答を予測する遺伝子を同定するために用いられ得る。例えば、薬物(例えば、本発明の方法において使用される44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の分子、または44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のモジュレーター)を投薬された動物の遺伝子発現は、毒性に関連する遺伝子経路が作動するかの指標を与え得る。
上記薬理ゲノム学的アプローチのうちの1つより多くから得られる情報が、被験体の予防的処置または治療的処置のための、適切な投薬量および処置レジメンを決定するために使用され得る。この知識は、投薬または薬物選択に適用される場合、有害な反応または治療の失敗を回避し得、それによって、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の活性を調節する薬剤で、心血管疾患(例えば、アテローム性動脈硬化症)に罹患している被験体を処置する場合、治療効果または予防効果を増強し得る。
(本発明の方法において使用される、組換え発現ベクターおよび宿主細胞)
本発明の方法(例えば、本明細書中に記載されるスクリーニングアッセイ)は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質(もしくはその一部)をコードする核酸を含むベクター(好ましくは発現ベクター)の使用を包含する。本明細書中で使用される場合、用語「ベクター」とは、連結された別の核酸を輸送可能である、核酸分子を指す。1つの型のベクターは、「プラスミド」であり、「プラスミド」とは、さらなるDNAセグメントが連結され得る、環状の二本鎖DNAの輪を指す。別の型のベクターは、ウイルスベクターであり、そのベクターにおいて、さらなるDNAセグメントが、ウイルスゲノム中に連結され得る。特定のベクターは、導入される宿主細胞中で自律複製可能である(例えば、細菌複製起点を有する細菌ベクター、およびエピソーム性哺乳動物ベクター)。他のベクター(例えば、非エピソーム性哺乳動物ベクター)は、宿主細胞中に導入された際に、宿主細胞のゲノム中に組み込まれ、それによって、その宿主ゲノムとともに複製される。さらに、特定のベクターは、作動可能に連結された遺伝子の発現を指向可能である。そのようなベクターは、本明細書中で「発現ベクター」と呼ばれる。一般に、組換えDNA技術において有用な発現ベクターは、しばしば、プラスミドの形態である。本明細書において、「プラスミド」と「ベクター」とは、互換可能に使用され得る。なぜなら、プラスミドは、ベクターの最も一般的に使用される形態であるからである。しかし、本発明は、等価な機能を提供する、そのような他の形態の発現ベクター(例えば、ウイルスベクター(例えば、複製欠損レトロウイルス、アデノウイルス、およびアデノ随伴ウイルス))を包含することが意図される。
本発明の方法において使用される組換え発現ベクターは、宿主細胞中での核酸の発現に適切な形態にある本発明の核酸を含む。このことは、その組換え発現ベクターが、発現されるべき核酸配列に作動可能に連結された1つ以上の調節配列(発現のために使用される宿主細胞に基いて選択される)を含むことを意味する。組換え発現ベクターにおいて、「作動可能に連結された」とは、目的のヌクレオチド配列が、(例えば、インビトロでの転写/翻訳系において、またはそのベクターが宿主細胞中に導入される場合は、その宿主細胞において)そのヌクレオチド配列の発現を可能にする様式で調節配列に連結されていることを意味することが意図される。用語「調節配列」は、プロモーター、エンハンサー、および他の発現制御エレメント(例えば、ポリアデニル化シグナル)を含むことが意図される。そのような調節配列は、例えば、Goeddel(1990)Methods Enzymol.185:3〜7に記載される。調節配列とは、多くの型の宿主細胞においてヌクレオチド配列の構成的発現を指向する配列、および特定の宿主細胞においてのみそのヌクレオチド配列の発現を指向する配列(例えば、組織特異的調節配列)を包含する。発現ベクターの設計は、形質転換される宿主細胞の選択、所望されるタンパク質発現レベルなどのような因子に依存し得ることが、当業者により認識される。本発明の発現ベクターは、宿主細胞内に導入され得、それにより本明細書中に記載されるような核酸によってコードされるタンパク質またはペプチド(融合タンパク質または融合ペプチドを含む)(例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の変異体形態、融合タンパク質など)を産生し得る。
本発明の方法において使用される組換え発現ベクターは、原核生物細胞または真核生物細胞における44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の発現のために設計され得る。例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質は、E.coliのような細菌細胞、昆虫細胞(バキュロウイルス発現ベクターを使用する)、酵母細胞、または哺乳動物細胞において発現され得る。適切な宿主細胞は、Goeddel(1990)前出においてさらに記載される。あるいは、組換え発現ベクターは、例えば、T7プロモーター調節配列およびT7ポリメラーゼを使用して、インビトロで転写および翻訳され得る。
原核生物におけるタンパク質の発現は、融合タンパク質または非融合タンパク質のいずれかの発現を指向する構成性プロモーターまたは誘導性プロモーターを含むベクターを使用して、E.coliにおいて最も頻繁に行われる。融合ベクターは、ベクター中にコードされるタンパク質に、通常は、組換えタンパク質のアミノ末端に、多くのアミノ酸を付加する。このような融合ベクターは、代表的には、以下の3つの目的を果たす:1)組換えタンパク質の発現を増加すること;2)組換えタンパク質の可溶性を増大させること;および3)アフィニティー精製におけるリガンドとして作用することにより、組換えタンパク質の精製を補助すること。しばしば、融合発現ベクターにおいて、タンパク質分解性切断部位は、融合部分と組換えタンパク質の接合部に導入され、融合タンパク質の精製に続いて、組換えタンパク質を融合部分から分離することを可能にする。このような酵素、およびそれらのコグネイト認識配列は、第Xa因子、トロンビンおよびエンテロキナーゼを含む。代表的な融合発現ベクターとしては、それぞれ、グルタチオンS−トランスフェラーゼ(GST)、マルトースE結合タンパク質、またはプロテインAを、標的組換えタンパク質に融合させる、pGEX(Pharmacia Biotech Inc;Smith,D.B.およびJohnson,K.S.(1988)Gene 67:31−40)、pMAL(New England Biolabs,Beverly,MA)およびpRIT5(Pharmacia,Piscataway,NJ)が挙げられる。
精製融合タンパク質は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性アッセイ(例えば、以下に詳細に記載される直接的アッセイまたは競合アッセイ)において、または44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質に特異的な抗体を生成するために利用され得る。好ましい実施形態において、本発明のレトロウイルス発現ベクターにおいて発現される44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の融合タンパク質は、骨髄細胞に感染させるために利用され得、続いて、この骨髄細胞は、照射されたレシピエントに移植される。次いで、被験体レシピエントの病態は、十分な時間(例えば、6週間)が経過した後に試験される。
別の実施形態において、本発明の核酸は、哺乳動物発現ベクターを使用して、哺乳動物細胞において発現される。哺乳動物発現ベクターの例としては、pCDM8(Seed,B.(1987)Nature 329:840)およびpMT2PC(Kaufmanら(1987)EMBO J.6:187−195)が挙げられる。哺乳動物細胞において使用される場合、発現ベクターの制御機能は、しばしば、ウイルス調節エレメントにより提供される。例えば、一般に使用されるプロモーターは、ポリオーマウイルス、アデノウイルス2、サイトメガロウイルスおよびシミアンウイルス40に由来する。原核生物細胞および真核生物細胞両方について適切な他の発現系については、Sambrook,J.ら,Molecular Cloning:A Laboratory Manual.第2版、Cold Spring Harbor Laboratory,Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor,NY,1989の第16章および第17章を参照のこと。
別の実施形態において、組換え哺乳動物発現ベクターは、特定の細胞型においてこの核酸の発現を優先的に指向し得る(例えば、組織特異的調節エレメントがこの核酸を発現させるために使用される)。
本発明の方法は、本発明のDNA分子を含む組換え発現ベクター(このDNA分子は、この発現ベクターにアンチセンス方向にてクローニングされる)をさらに使用し得る。すなわち、このDNA分子は、(このDNA分子の転写による)44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のmRNAに対してアンチセンスであるRNA分子の発現を可能にする様式にて、調節配列に作動可能に連結される。種々の細胞型におけるアンチセンスRNA分子の連続的発現を指向する、アンチセンス方向にクローニングされる核酸に作動可能に連結される調節配列(例えば、ウイルスプロモーターおよび/またはエンハンサー)が選択され得るか、またはアンチセンスRNAの構成的発現、組織特異的発現、または細胞型特異的発現を指向する調節配列が、選択され得る。このアンチセンス発現ベクターは、組換えプラスミド、ファージミド、または弱毒化ウイルスの形態にあり得、この中でアンチセンス核酸は、高効率調節領域の制御下で生成され、その活性は、ベクターが導入される細胞型により決定され得る。アンチセンス遺伝子を使用する遺伝子発現の調節の議論については、Weintraub,H.ら,Antisense RNA as a molecular tool for genetic analysis,Reviews−Trends in Genetics,Vol.1(1)1986を参照のこと。
本発明の別の局面は、本発明の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、3267または55053の核酸分子(例えば、組換え発現ベクター内の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の核酸分子、あるいは宿主細胞ゲノムの特定の部位への相同組換えを可能にする配列を含む、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の核酸分子)が導入される宿主細胞の使用に関する。用語「宿主細胞」および「組換え宿主細胞」は、本明細書中で交換可能に使用される。このような用語は、特定の被験体細胞のみならず、このような細胞の子孫または潜在的子孫もまた言及することが理解される。特定の改変が、変異または環境的影響のいずれかに起因して、次の世代に生じ得るので、このような子孫は、実際に、親細胞と同一でなくてもよいが、本明細書中で使用される用語の範囲内になお含まれる。
宿主細胞は、任意の原核生物細胞または真核生物細胞であり得る。例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質は、細菌細胞(例えば、E.coli)、昆虫細胞、酵母または哺乳動物細胞(例えば、チャイニーズハムスター卵巣細胞(CHO)またはCOS細胞)で発現され得る。他の適切な宿主細胞は、当業者に公知である。
ベクターDNAは、従来の形質転換技術またはトランスフェクション技術を介して、原核生物細胞または真核生物細胞に導入され得る。本明細書中で使用される場合、用語「形質転換」および「トランスフェクション」とは、外来性の核酸(例えば、DNA)を宿主細胞中に導入するための当該分野で認識される種々の技術をいうことを意図し、これらとしては、リン酸カルシウムまたは塩化カルシウムの共沈殿、DEAEデキストラン媒介性トランスフェクション、リポフェクション、またはエレクトロポレーションが挙げられる。宿主細胞を形質転換またはトランスフェクトするための適切な方法は、Sambrookら(Molecular Cloning:A Laboratory Manual,第2版,Cold Spring Harbor Laboratory,Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor,NY,1989)および他の実験室マニュアルに見出され得る。
本発明の方法において使用される宿主細胞(例えば、培養物中の原核生物宿主細胞または真核生物宿主細胞)を使用して、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質を産生(すなわち、発現)し得る。従って、本発明はさらに、本発明の宿主細胞を使用して44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質を産生するための方法を提供する。1つの実施形態において、本方法は、本発明の宿主細胞(この細胞中に44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質をコードする組換え発現ベクターが導入されている)を適切な培地中で培養し、その44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質が産生される工程を、包含する。別の実施形態において、本方法はさらに、培地または宿主細胞から44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質を単離する工程を包含する。
(本発明の方法において使用される、単離された核酸分子)
本発明の方法は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質またはその生物学的に活性な部分をコードする、単離された核酸分子、ならびに、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053をコードする核酸分子(例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のmRNA)を同定するための、ハイブリダイゼーションプローブとしての使用に足りる核酸フラグメント、および44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の核酸分子を増幅または変異誘発するためのPCRプライマーとしての使用のためのフラグメントの使用を、包含する。本明細書中で使用される場合、用語「核酸分子」は、DNA分子(例えば、cDNAまたはゲノムDNA)およびRNA分子(例えば、mRNA)、ならびにヌクレオチドアナログを使用して生成されたDNAアナログまたはRNAアナログを含むことを意図される。この核酸分子は一本鎖または二本鎖であり得るが、好ましくは二本鎖DNAである。
本発明の方法において使用される核酸分子(例えば、配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号もしくは配列番号135、またはその部分のヌクレオチド配列を有する核酸分子)を、正常な分子生物学的技術および本明細書中に提供される配列情報を使用して単離し得る。ハイブリダイゼーションプローブとして、配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号もしくは配列番号135の核酸配列の全部または一部を使用して、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の核酸分子を、(例えば、Sambrook,J.Fritsh,E.F.,およびManiatis,T.Molecular Cloning:A Laboratory Manual,第2版,Cold Spring Harbor Laboratory,Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor,NY,1989に記載されるような)正常なハイブリダイゼーション技術およびクローニング技術を使用して単離し得る。
さらに、配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号もしくは配列番号135の全部または一部を含む核酸分子を、配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号または配列番号135の配列に基づいて設計した合成オリゴヌクレオチドプライマーを使用するポリメラーゼ連鎖反応(PCR)によって、単離し得る。
本発明の方法において使用される核酸を、正常なPCR増幅技術に従って、テンプレートとしてのcDNA、mRNAあるいはゲノムDNA、および適切なオリゴヌクレオチドプライマーを使用して、増幅し得る。さらに、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のヌクレオチド配列に対応するオリゴヌクレオチドを、正常な合成技術(例えば、自動DNA合成機を使用すること)によって、調製し得る。
好ましい実施形態において、本発明の方法において使用される単離された核酸分子は、配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号もしくは配列番号135に示されるヌクレオオチド配列、配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号もしくは配列番号135に示されるヌクレオオチド配列の相補体、またはこれらのヌクレオチド配列の任意の部分を含む。配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号または配列番号135に示されるヌクレオチド配列に相補的である核酸分子とは、配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号または配列番号135に示されるヌクレオチド配列に十分に相補的である核酸分子であり、その結果、この核酸分子は配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号または配列番号135に示されるヌクレオチド配列にハイブリダイズし得、それによって安定な二重鎖を形成する。
なお別の好ましい実施形態において、本発明の方法において使用される単離された核酸分子は、配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号もしくは配列番号135に示されるヌクレオチド配列の全長、またはこのヌクレオオチド配列の任意の部分に、少なくとも約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%、約96%、約97%、約98%、約99%以上同一であるヌクレオチド配列を含む。
さらに、本発明の方法において使用される核酸分子は、配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号または配列番号135の核酸配列の部分(例えば、プローブもしくはプライマーとして使用され得るフラグメント)、または44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の部分(例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の生物学的に活性な部分)をコードするフラグメント)のみを含み得る。代表的に、プローブ/プライマーは、実質的に精製されたオリゴヌクレオチドを含む。
代表的に、オリゴヌクレオチドは、配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号または配列番号135のセンス配列、配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号または配列番号135のアンチセンス配列、あるいは配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号または配列番号135の天然に存在する対立遺伝子の改変体または変異体の、少なくとも約12または15、好ましくは約20または25、より好ましくは約30、35、40、45、50、55、60、65または75個連続したヌクレオチドに、ストリンジェントな条件下で、ハイブリダイズするヌクレオチド配列の領域を含む。1つの実施形態において、本発明の方法において使用される核酸分子は、100、100〜200、200〜300、300〜400、400〜500、500〜600、600〜700、700〜800、800〜900、900〜1000、1000〜1100、1100〜1200、1200〜1300以上のヌクレオチド長よりも長く、かつストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下で、配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号または配列番号135の核酸分子にハイブリダイズするヌクレオチド配列を含む。
本明細書中で使用される場合、用語「ストリンジェントな条件下でハイブリダイズする」は、お互いに有意に同一または相同であるヌクレオチ配列が、お互いにハイブリダイズされたままである状態でハイブリダイゼーションおよび洗浄するための条件を記載することを意図する。好ましくは、この条件は、少なくとも約70%、より好ましくは少なくとも約80%、なおより好ましくは少なくとも約85%または90%で、互いに同一な配列が、互いにハイブリダイズしたままであるような条件である。このようなストリンジェントな条件は、当業者に公知であり、そしてCurrent Protocols in Molecular Biology,Ausubelら編、John Wiley & Sons,Inc.(1995),2節,4節および6節に見出され得る。さらなるストリンジェントな条件は、Molecular Cloning:A Laboratory Manual,Sambrookら、Cold Spring Harbor Press,Cold Spring Harbor,NY(1989),7節、9節および11節に見出され得る。好ましい、ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件の非限定的な例としては、約65〜70℃での、4×塩化ナトリウム/クエン酸ナトリウム(SSC)中でハイブリダイゼーション(または約42〜50℃での、4×SSC+50%ホルムアミド中でハイブリダイゼーション)、次いで約65℃〜70℃での、1×SSCで1回以上の洗浄が挙げられる。好ましい、高度にストリンジェントなハイブリダイゼーション条件の非限定的な例としては、約65〜70℃での、1×SSC中でハイブリダイゼーション(または約42〜50℃での、1×SSC+50%ホルムアミド中でハイブリダイゼーション)、次いで約65℃〜70℃での、0.3×SSCで1回以上の洗浄が挙げられる。好ましい、低いストリンジェンシーのハイブリダイゼーション条件の非限定的な例としては、約50〜60℃での、4×SSC中でハイブリダイゼーション(あるいは約40〜45℃での、6×SSC+50%ホルムアミド中でハイブリダイゼーション)、次いで約50℃〜60℃での、2×SSCで1回以上の洗浄が挙げられる。上記の値の中間の範囲(例えば、65〜70℃または42〜50℃)もまた、本発明に含まれることが意図される。SSPE(1×SSPEは、0.15M NaCl、10mM NaH2PO4および1.25mM EDTA、pH 7.4である)は、ハイブリダイゼーション緩衝液および洗浄緩衝液中でSSC(1×SSCは、0.15M NaClおよび15mMクエン酸ナトリウムである)に代わり得る;洗浄は、各ハイブリダイゼーションが終了した後で、15分間実行される。50塩基対長未満であることが予測されるハイブリッドのハイブリダイゼーション温度は、ハイブリッドの融解温度(Tm)より5〜10℃低くあるべきであり、ここでTmが以下の式に従って決定される。18塩基対長未満であるハイブリッドについて、Tm(℃)=2(A+T塩基の数)+4(G+C塩基の数)。18塩基対長と49塩基対長の間であるハイブリッドについて、Tm(℃)=81.5+16.6(log10[Na+])+0.41(%G+C)−(600/N)、ここで、Nはハイブリッド中の塩基の数であり、そして[Na+]は、ハイブリダイゼーション緩衝液中のナトリウムイオンの濃度である(1×SSCに対する[Na+]=0.165M)。膜(例えば、ニトロセルロース膜、またはナイロン膜)への核酸分子の非特異的ハイブリダイゼーションを減少させるために、さらなる試薬物が、ハイブリダイゼーション緩衝液および/または洗浄緩衝液に添加され得ることが当業者によってまた認識され、この試薬としては、限定されないが以下が挙げられる:ブロッキング剤(例えば、BSA、もしくはサケまたはニシンの精子キャリアDNA)、界面アクチベーター(例えば、SDS)、キレート剤(例えば、EDTA)、Ficoll、PVPなど。ナイロン膜が使用される場合、特にさらなる好ましい、ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件の非限定的な例としては、約65℃での、0.25〜0.5M NaH2PO4、7% SDS中でハイブリダイゼーション、次いで65℃での、0.02M NaH2PO4、1% SDS(あるいは、0.2×SSC、1% SDS)で1回以上の洗浄である(例えば、ChurchおよびGilbert(1984)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 81:1991−1995を参照のこと。
好ましい実施形態において、プローブは、プローブに結合した標識基をさらに含む(例えば、標識基は放射性同位元素、蛍光化合物、酵素、または酵素補因子であり得る)。このようなプローブは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質を誤発現する細胞や組織を同定するための診断試験キットの一部として使用され得る(例えば、被験体由来の細胞サンプル中の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のコード核酸のレベルを測定すること、例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のmRNAレベルを検出するか、またはゲノムの44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子が変異されているか除去されているかを測定することによって)。
本発明の方法は、遺伝暗号の縮重に起因して、配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号または配列番号135に示されるヌクレオチド配列とは異なり従って、配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号または配列番号135に示される核酸配列によってコードされるタンパク質を同じ44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質をコードする核酸分子の使用をさらに含む。別の実施形態において、本発明の方法に含まれる単離された核酸分子は、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配列番号18、配列番号20、配列番号22、配列番号24、配列番号26、配列番号28、配列番号30、配列番号32、配列番号34、配列番号36、配列番号38、配列番号40、配列番号42、配列番号44、配列番号46、配列番号48、配列番号50、配列番号52、配列番号54、配列番号56、配列番号58、配列番号60、配列番号62、配列番号64、配列番号66、配列番号68、配列番号70、配列番号72、配列番号74、配列番号76、配列番号78、配列番号80、配列番号82、配列番号84、配列番号86、配列番号88、配列番号90、配列番号92、配列番号94、配列番号96、配列番号98、配列番号100、配列番号102、配列番号104、配列番号106、配列番号108、配列番号110、配列番号112、配列番号114、配列番号116、配列番号118、配列番号120、配列番号122、配列番号124、配列番号126、配列番号128、配列番号130、配列番号132、配列番号134または配列番号136に示されたアミノ酸配列を有するタンパク質をコードするヌクレオチド配列を有する。
本発明の方法は、ヒト44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の対立遺伝子改変体(例えば、機能的対立遺伝子改変体および非機能的対立遺伝子改変体)の使用をさらに含む。機能的対立遺伝子改変体は、ヒト44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の天然に存在するアミノ酸配列改変体であって、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性を維持するアミノ酸配列改変体である。機能的対立遺伝子改変体は、代表的に、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配列番号18、配列番号20、配列番号22、配列番号24、配列番号26、配列番号28、配列番号30、配列番号32、配列番号34、配列番号36、配列番号38、配列番号40、配列番号42、配列番号44、配列番号46、配列番号48、配列番号50、配列番号52、配列番号54、配列番号56、配列番号58、配列番号60、配列番号62、配列番号64、配列番号66、配列番号68、配列番号70、配列番号72、配列番号74、配列番号76、配列番号78、配列番号80、配列番号82、配列番号84、配列番号86、配列番号88、配列番号90、配列番号92、配列番号94、配列番号96、配列番号98、配列番号100、配列番号102、配列番号104、配列番号106、配列番号108、配列番号110、配列番号112、配列番号114、配列番号116、配列番号118、配列番号120、配列番号122、配列番号124、配列番号126、配列番号128、配列番号130、配列番号132、配列番号134または配列番号136の1つ以上のアミノ酸の保存的置換、またはそのタンパク質の非必須領域における非必須残基の置換、欠失、もしくは挿入のみを含む。
非機能的対立遺伝子改変体は、ヒト44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の天然に存在するアミノ酸配列改変体であって、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性を有さない自発的アミノ酸配列改変体である。非機能的対立遺伝子改変体は、代表的には、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配列番号18、配列番号20、配列番号22、配列番号24、配列番号26、配列番号28、配列番号30、配列番号32、配列番号34、配列番号36、配列番号38、配列番号40、配列番号42、配列番号44、配列番号46、配列番号48、配列番号50、配列番号52、配列番号54、配列番号56、配列番号58、配列番号60、配列番号62、配列番号64、配列番号66、配列番号68、配列番号70、配列番号72、配列番号74、配列番号76、配列番号78、配列番号80、配列番号82、配列番号84、配列番号86、配列番号88、配列番号90、配列番号92、配列番号94、配列番号96、配列番号98、配列番号100、配列番号102、配列番号104、配列番号106、配列番号108、配列番号110、配列番号112、配列番号114、配列番号116、配列番号118、配列番号120、配列番号122、配列番号124、配列番号126、配列番号128、配列番号130、配列番号132、配列番号134または配列番号136のアミノ酸配列の非保存的置換、欠失、もしくは未成熟短縮化(premature truncation)、あるいはこのタンパク質の必須残基または必須領域の置換、挿入、または欠失を含む。
本発明の方法は、ヒト44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の非ヒトオルソログをさらに使用し得る。ヒト44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質のオルソログは、非ヒト生物から単離され、そして同じ44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053活性を有するタンパク質である。
本発明の方法は、配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号または配列番号135のヌクレオチド配列またはそれらの一部を含む核酸分子であって、変異が導入されている核酸分子の使用をさらに包含する。変異は、「非必須」アミノ酸残基または「必須」アミノ酸残基でのアミノ酸置換を導き得る。「非必須」アミノ酸残基とは、その生物学的活性を変化することなく、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の野生型配列(例えば、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配列番号18、配列番号20、配列番号22、配列番号24、配列番号26、配列番号28、配列番号30、配列番号32、配列番号34、配列番号36、配列番号38、配列番号40、配列番号42、配列番号44、配列番号46、配列番号48、配列番号50、配列番号52、配列番号54、配列番号56、配列番号58、配列番号60、配列番号62、配列番号64、配列番号66、配列番号68、配列番号70、配列番号72、配列番号74、配列番号76、配列番号78、配列番号80、配列番号82、配列番号84、配列番号86、配列番号88、配列番号90、配列番号92、配列番号94、配列番号96、配列番号98、配列番号100、配列番号102、配列番号104、配列番号106、配列番号108、配列番号110、配列番号112、配列番号114、配列番号116、配列番号118、配列番号120、配列番号122、配列番号124、配列番号126、配列番号128、配列番号130、配列番号132、配列番号134または配列番号136の配列)から変化され得る残基であり、一方、「必須」アミノ酸残基は、生物学的活性のために必要とされる。例えば、本発明の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の間で保存されたアミノ酸残基は、変化を受容する可能性は低い。
変異は、標準技術(例えば、部位特異的変異誘発およびPCR媒介変異誘発)により配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号または配列番号135に導入され得る。好ましくは、保存的アミノ酸置換が、1つ以上の予想される非必須アミノ酸残基でなされる。「保存的アミノ酸置換」とは、アミノ酸残基が類似の側鎖を有するアミノ酸残基で置換されるアミノ酸置換である。類似の側鎖を有するアミノ酸残基のファミリーが、当該分野において規定されている。これらのファミリーとしては、塩基性側鎖を有するアミノ酸(例えば、リジン、アルギニン、ヒスチジン)、酸性側鎖を有するアミノ酸(例えば、アスパラギン酸、グルタミン酸)、非荷電の極性側鎖を有するアミノ酸(例えば、アスパラギン、グルタミン、セリン、トレオニン、チロシン、システイン)、非極性側鎖を有するアミノ酸(例えば、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、フェニルアラニン、メチオニン、トリプトファン)、β−分枝鎖を有するアミノ酸(例えば、トレオニン、バリン、イソロイシン)および芳香族側鎖を有するアミノ酸(例えば、チロシン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジン)が挙げられる。従って、好ましくは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質において予想される非必須アミノ酸残基は、同じ側鎖のファミリーからの別のアミノ酸残基で置換される。あるいは、別の実施形態において、変異は、例えば、飽和変異誘発(saturation mutagenesis)によって、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のコード配列の全てまたは一部に沿って、ランダムに導入され得、そして得られた変異体は、活性を保持する変異体を同定するために、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の生物学的活性についてスクリーニングされ得る。配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号または配列番号135の変異誘発の後、コードされたタンパク質が、組換え発現され得、そしてそのタンパク質の活性が、本明細書中に規定されたアッセイを用いて決定され得る。好ましくは、保存的アミノ酸置換が、1つ以上の予想される非必須アミノ酸残基でなされる。
「保存的アミノ酸置換」とは、アミノ酸残基が類似の側鎖を有するアミノ酸残基で置換されるアミノ酸置換である。類似の側鎖を有するアミノ酸残基のファミリーが、当該分野において規定されている。これらのファミリーとしては、塩基性側鎖を有するアミノ酸(例えば、リジン、アルギニン、ヒスチジン)、酸性側鎖を有するアミノ酸(例えば、アスパラギン酸、グルタミン酸)、非荷電の極性側鎖を有するアミノ酸(例えば、アスパラギン、グルタミン、セリン、トレオニン、チロシン、システイン)、非極性側鎖を有するアミノ酸(例えば、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、フェニルアラニン、メチオニン、トリプトファン)、β−分枝鎖を有するアミノ酸(例えば、トレオニン、バリン、イソロイシン)および芳香族側鎖を有するアミノ酸(例えば、チロシン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジン)が挙げられる。従って、好ましくは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053において予想される非必須アミノ酸残基は、同じ側鎖のファミリーからの別のアミノ酸残基で置換される。あるいは、別の実施形態において、変異は、例えば、飽和変異誘発(saturation mutagenesis)によって、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のコード配列の全てまたは一部に沿って、ランダムに導入され得、そして得られた変異体は、活性を保持する変異体を同定するために、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の生物学的活性についてスクリーニングされ得る。配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号または配列番号135の変異誘発の後、コードされたタンパク質が、組換え発現され得、そしてそのタンパク質の活性が、本明細書中に規定されたアッセイを用いて決定され得る。
本発明の別の局面は、配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号19、配列番号21、配列番号23、配列番号25、配列番号27、配列番号29、配列番号31、配列番号33、配列番号35、配列番号37、配列番号39、配列番号41、配列番号43、配列番号45、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号53、配列番号55、配列番号57、配列番号59、配列番号61、配列番号63、配列番号65、配列番号67、配列番号69、配列番号71、配列番号73、配列番号75、配列番号77、配列番号79、配列番号81、配列番号83、配列番号85、配列番号87、配列番号89、配列番号91、配列番号93、配列番号95、配列番号97、配列番号99、配列番号101、配列番号103、配列番号105、配列番号107、配列番号109、配列番号111、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号119、配列番号121、配列番号123、配列番号125、配列番号127、配列番号129、配列番号131、配列番号133、配列番号または配列番号135のヌクレオチド配列に対するアンチセンスである単離された核酸分子の使用に関する。「アンチセンス」核酸は、タンパク質をコードする「センス」核酸に相補的である(例えば、二本鎖cDNA分子のコード鎖に相補的であるかまたはmRNA配列に相補的である)ヌクレオチド配列を含む。従って、アンチセンス核酸は、センス核酸に水素結合し得る。アンチセンス核酸は、全44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のコード鎖または、それらの一部のみに相補的であり得る。1実施形態において、アンチセンス核酸分子は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053をコードするヌクレオチド配列のコード鎖の「コード領域」に対するアンチセンスである。用語「コード領域」とは、アミノ酸残基に翻訳されるコドンを含むヌクレオチド配列の領域をいう。別の実施形態において、このアンチセンス核酸分子は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053をコードするヌクレオチド配列のコード鎖の「非コード領域」に対するアンチセンスである。用語「非コード領域」とは、コード領域に隣接する5’配列および3’配列であって、アミノ酸に翻訳されない配列をいう(5’および3’の非翻訳領域ともいう)。
本明細書中に開示される44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053をコードするコード鎖配列を考慮して、本発明のアンチセンス核酸は、WatsonおよびCrickの塩基対形成の法則に従って、設計され得る。アンチセンス核酸分子は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のmRNAの全コード領域に相補的であり得るが、より好ましくは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のmRNAのコード領域または非コード領域の一部のみに対してアンチセンスであるオリゴヌクレオチドである。例えば、アンチセンスオリゴヌクレオチドは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のmRNAの翻訳開始部位の周辺領域に相補的であり得る。アンチセンスオリゴヌクレオチドは、例えば、約5、10、15、20、25、30、35、40、45または50ヌクレオチド長であり得る。本発明のアンチセンス核酸は、当該分野で公知の手順を使用して、化学的合成および酵素的連結反応を使用して構築され得る。例えば、アンチセンス核酸(例えば、アンチセンスオリゴヌクレオチド)は、天然に存在するヌクレオチド、あるいは分子の生物学的安定性を増大するように、またはアンチセンス核酸とセンス核酸との間に形成される二重鎖の物理的安定性を増大するように設計された、種々に改変されたヌクレオチドを使用して、化学的に合成され得る。例えば、ホスホロチオエート誘導体およびアクリジン置換ヌクレオチドが使用され得る。アンチセンス核酸を生成するために使用され得る改変ヌクレオチドの例としては、以下が挙げられる:5−フルオロウラシル、5−ブロモウラシル、5−クロロウラシル、5−ヨードウラシル、ヒポキサンチン、キサンチン、4−アセチルシトシン、5−(カルボキシヒドロキシルメチル)ウラシル、5−カルボキシメチルアミノメチル−2−チオウリジン、5−カルボキシメチルアミノメチルウラシル、ジヒドロウラシル、β−D−ガラクトシルキューオシン、イノシン、N6−イソペンテニルアデニン、1−メチルグアニン、1−メチルイノシン、2,2−ジメチルグアニン、2−メチルアデニン、2−メチルグアニン、3−メチルシトシン、5−メチルシトシン、N6−アデニン、7−メチルグアニン、5−メチルアミノメチルウラシル、5−メトキシアミノメチル−2−チオウラシル、β−D−マンノシルキューオシン、5’−メトキシカルボキシメチルウラシル、5−メトキシウラシル、2−メチルチオ−N6−イソペンテニルアデニン、ウラシル−5−オキシ酢酸(v)、ワイブトキソシン(wybutoxosine)、プソイドウラシル、キューオシン、2−チオシトシン、5−メチル−2−チオウラシル、2−チオウラシル、4−チオウラシル、5−メチルウラシル、ウラシル−5−オキシ酢酸メチルエステル、ウラシル−5−オキシ酢酸(v)、5−メチル−2−チオウラシル、3−(3−アミノ−3−N−2−カルボキシプロピル)ウラシル、(acp3)wおよび2,6−ジアミノプリン。あるいは、アンチセンス核酸は、核酸がアンチセンス方向でサブクローニングされた発現ベクターを使用して、生物学的に生成され得る(すなわち、挿入された核酸から転写されるRNAは、目的の標的核酸に対してアンチセンス方向のRNAである)。本発明の方法において使用されるアンチセンス核酸分子は、さらに、上記の第IV節において記載される。
なお別の実施形態において、本発明の方法において使用される44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の核酸分子は、塩基部分、糖部分またはリン酸骨格において改変されて、例えば、分子の安定性、ハイブリダイゼーションまたは可溶性を改善し得る。例えば、核酸分子のデオキシリボースリン酸骨格は、ペプチド核酸を生成するために改変され得る(Hyrup B.ら、(1996)Bioorganic&Medicinal Chemistry 4(1):5−23を参照のこと)。本明細書中で使用される場合、用語「ペプチド核酸」すなわち「PNA」は、核酸模倣物(例えば、DNA模倣物)をいい、ここで、デオキシリボースリン酸骨格は、偽ペプチド骨格によって置換され、そして4種の天然の核酸塩基だけが維持される。PNAの天然の骨格は、低イオン強度の条件下で、DNAおよびRNAへの特異的ハイブリダイゼーションを可能にすることが示されている。PNAオリゴマーの合成は、正常な固相ペプチド合成プロトコルを使用して、Hyrup B.ら、(1996)前出;Perry−O’Keefeら、(1996)Proc.Natl.Acad.Sci.93:14670−675に記載されるように実施され得る。
44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の核酸分子のPNAは、本明細書中に記載される治療適用および診断適用において使用され得る。例えば、PNAは、例えば、転写もしくは翻訳の停止を誘導するか、または複製を阻害することによって、遺伝子発現の配列特異的調節のためのアンチセンス因子またはアンチ遺伝子(antigene)因子として使用され得る。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の核酸分子のPNAはまた、遺伝子中の単一塩基対の変異の分析において(例えば、PNA指向性のPCRクランピングによって);他の酵素と組み合わせて使用する場合には、「人工制限酵素」として(例えば、S1ヌクレアーゼ(Hyrup B.ら、(1996)前出));またはDNA配列決定もしくはハイブリダイゼーションのためのプローブもしくはプライマーとして(Hyrup B.ら、(1996)前出;Perry−O’Keefeら、(1996)前出)、使用され得る。
別の実施形態において、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のPNAは、(例えば、PNAの安定性または細胞取り込みを増強するために)、PNAに新油性もしくは他のヘルパー基を結合させることによってか、PNA−DNAキメラの形成によってか、またはリポソームもしくは当該分野で公知の他の薬物送達技術の使用によって、改変され得る。例えば、PNAおよびDNAの有利な特性を組み合わせ得る44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の核酸分子のPNA−DNAキメラが、生成され得る。このようなキメラは、DNA認識酵素(例えば、RNAse HおよびDNAポリメラーゼ)に、DNA部分と相互作用させ、一方、PNA部分は、高い結合親和性および結合特異性を提供する。PNA−DNAキメラは、塩基スタッキング、核酸塩基間の結合の数および方向に関して選択される、適切な長さのリンカーを使用して、連結され得る(Hyrup B.ら、(1996)前出)。PNA−DNAキメラの合成は、Hyrup B.ら、(1996)前出およびFinn P.J.ら、(1996)核酸s Res.24(17):3357−63に記載されるように実施され得る。例えば、DNA鎖は、正常なホスホロアミダイトカップリング化学および改変ヌクレオシドアナログを使用して、固体支持体上で合成され得る。例えば、5’−(4−メトキシトリチル)アミノ−5’−デオキシ−チミジンホスホラミダイトが、PNAとDNAの5’末端との間として使用され得る(Mag、M.ら、(1989)核酸 Res.17:5973−88)。次いで、PNAモノマーは、段階的な様式でカップリングされて、5’PNAセグメントおよび3’DNAセグメントを有するキメラ分子を生成する(Finn P.J.ら、(1996)前出)。あるいは、キメラ分子は、5’DNAセグメントおよび3’PNAセグメントを用いて合成され得る(Peterser、K.H.ら、(1975)Bioorganic Med.Chem.Lett.5:1119−11124)。
他の実施形態において、本発明の方法において使用されるオリゴヌクレオチドは、他の付随的な基(例えば、(例えば、インビボで宿主細胞レセプターを標的化するための)ペプチド、または細胞膜(例えば、Letsingerら、(1989)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 86:6553−6556;Lemaitreら、(1987)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 84:648−652;PCT公開番号W088/09810を参照のこと)もしくは血液−脳関門(例えば、PCT公開番号W089/10134を参照のこと)を横切る輸送を促進するための因子を含み得る。さらに、オリゴヌクレオチドは、ハイブリダイゼーションが引き金を引く切断因子(例えば、Krolら、(1988)Bio−Techniques 6:958−976を参照のこと)またはインターカレート因子を用いて改変され得る(例えば、Zon(1988)Pharm. Res.5:539−549を参照のこと)。最後に、オリゴヌクレオチドは、別の分子(例えば、ペプチドハイブリダイゼーションが引き金を引く架橋剤、輸送因子またはハイブリダイゼーションが引き金を引く切断因子)に結合体化され得る。
(本発明の方法において使用される、単離された44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質、および抗44390抗体、抗54181抗体、抗211抗体、抗5687抗体、抗884抗体、抗1405抗体、抗636抗体、抗4421抗体、抗5410抗体、抗30905抗体、抗2045抗体、抗16405抗体、抗18560抗体、抗2047抗体、抗33751抗体、抗52872抗体、抗14063抗体、抗20739抗体、抗32544抗体、抗43239抗体、抗44373抗体、抗51164抗体、抗53010抗体、抗16852抗体、抗1587抗体、抗2207抗体、抗22245抗体、抗2387抗体、抗52908抗体、抗69112抗体、抗14990抗体、抗18547抗体、抗115抗体、抗579抗体、抗15985抗体、抗15625抗体、抗760抗体、抗18603抗体、抗2395抗体、抗2554抗体、抗8675抗体、抗32720抗体、抗4809抗体、抗14303抗体、抗16816抗体、抗17827抗体、抗32620抗体、抗577抗体、抗619抗体、抗1423抗体、抗2158抗体、抗8263抗体、抗15402抗体、抗16209抗体、抗16386抗体、抗21165抗体、抗30911抗体、抗41897抗体、抗1643抗体、抗2543抗体、抗9626抗体、抗13231抗体、抗32409抗体、抗84260抗体、抗2882抗体、抗8203抗体、抗32678抗体または抗55053抗体)
本発明の方法は、単離された44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質およびこれらの生物学的に活性な部分、ならびに抗44390抗体、抗54181抗体、抗211抗体、抗5687抗体、抗884抗体、抗1405抗体、抗636抗体、抗4421抗体、抗5410抗体、抗30905抗体、抗2045抗体、抗16405抗体、抗18560抗体、抗2047抗体、抗33751抗体、抗52872抗体、抗14063抗体、抗20739抗体、抗32544抗体、抗43239抗体、抗44373抗体、抗51164抗体、抗53010抗体、抗16852抗体、抗1587抗体、抗2207抗体、抗22245抗体、抗2387抗体、抗52908抗体、抗69112抗体、抗14990抗体、抗18547抗体、抗115抗体、抗579抗体、抗15985抗体、抗15625抗体、抗760抗体、抗18603抗体、抗2395抗体、抗2554抗体、抗8675抗体、抗32720抗体、抗4809抗体、抗14303抗体、抗16816抗体、抗17827抗体、抗32620抗体、抗577抗体、抗619抗体、抗1423抗体、抗2158抗体、抗8263抗体、抗15402抗体、抗16209抗体、抗16386抗体、抗21165抗体、抗30911抗体、抗41897抗体、抗1643抗体、抗2543抗体、抗9626抗体、抗13231抗体、抗32409抗体、抗84260抗体、抗2882抗体、抗8203抗体、抗32678抗体または抗55053抗体を惹起するための免疫原として使用されるのに適切なポリペプチドフラグメントの使用を包含する。1つの実施形態において、ネイティブの44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質は、正常なタンパク質精製技術を使用する、適切な精製スキームによって、細胞供給源または組織供給源から単離され得る。別の実施形態において、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質は、組換えDNA技術によって生成される。組換え発現と代替的に、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質またはポリペプチドは、正常なペプチド合成技術を使用して、化学的に合成され得る。
本明細書中で使用する場合、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の「生物学的に活性な部分」は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性を有する、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質のフラグメントを含む。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の生物学的に活性な部分は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質のアミノ酸配列に十分に同一であるか、あるいはこれらに由来するアミノ酸配列(例えば、全長の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質より少ないアミノ酸を含み、かつ44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の少なくとも1つの活性を示す、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配列番号18、配列番号20、配列番号22、配列番号24、配列番号26、配列番号28、配列番号30、配列番号32、配列番号34、配列番号36、配列番号38、配列番号40、配列番号42、配列番号44、配列番号46、配列番号48、配列番号50、配列番号52、配列番号54、配列番号56、配列番号58、配列番号60、配列番号62、配列番号64、配列番号66、配列番号68、配列番号70、配列番号72、配列番号74、配列番号76、配列番号78、配列番号80、配列番号82、配列番号84、配列番号86、配列番号88、配列番号90、配列番号92、配列番号94、配列番号96、配列番号98、配列番号100、配列番号102、配列番号104、配列番号106、配列番号108、配列番号110、配列番号112、配列番号114、配列番号116、配列番号118、配列番号120、配列番号122、配列番号124、配列番号126、配列番号128、配列番号130、配列番号132、配列番号134または配列番号136に示されるアミノ酸配列)を含むペプチドを含む。
代表的には、生物学的に活性な部分は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の少なくとも1つの活性を有するドメインまたはモチーフ(例えば、アポトーシス活性の調節に関与すると考えられている、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質のN末端領域)を含む。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の生物学的に活性な部分は、例えば、25、50、75、100、125、150、175、200、250、300以上のアミノ酸長である、ポリペプチドであり得る。44390タンパク質、54181タンパク質、211タンパク質、5687タンパク質、884タンパ44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の生物学的に活性な部分は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の活性を調節する薬剤を開発するための標的として使用され得る。
好ましい実施形態において、本発明の方法において使用される44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053タンパク質は、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配列番号18、配列番号20、配列番号22、配列番号24、配列番号26、配列番号28、配列番号30、配列番号32、配列番号34、配列番号36、配列番号38、配列番号40、配列番号42、配列番号44、配列番号46、配列番号48、配列番号50、配列番号52、配列番号54、配列番号56、配列番号58、配列番号60、配列番号62、配列番号64、配列番号66、配列番号68、配列番号70、配列番号72、配列番号74、配列番号76、配列番号78、配列番号80、配列番号82、配列番号84、配列番号86、配列番号88、配列番号90、配列番号92、配列番号94、配列番号96、配列番号98、配列番号100、配列番号102、配列番号104、配列番号106、配列番号108、配列番号110、配列番号112、配列番号114、配列番号116、配列番号118、配列番号120、配列番号122、配列番号124、配列番号126、配列番号128、配列番号130、配列番号132、配列番号134または配列番号136に示されるアミノ酸配列を有する。他の実施形態において、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質は、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配列番号18、配列番号20、配列番号22、配列番号24、配列番号26、配列番号28、配列番号30、配列番号32、配列番号34、配列番号36、配列番号38、配列番号40、配列番号42、配列番号44、配列番号46、配列番号48、配列番号50、配列番号52、配列番号54、配列番号56、配列番号58、配列番号60、配列番号62、配列番号64、配列番号66、配列番号68、配列番号70、配列番号72、配列番号74、配列番号76、配列番号78、配列番号80、配列番号82、配列番号84、配列番号86、配列番号88、配列番号90、配列番号92、配列番号94、配列番号96、配列番号98、配列番号100、配列番号102、配列番号104、配列番号106、配列番号108、配列番号110、配列番号112、配列番号114、配列番号116、配列番号118、配列番号120、配列番号122、配列番号124、配列番号126、配列番号128、配列番号130、配列番号132、配列番号134または配列番号136に対して実質的に同一であり、そして配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配列番号18、配列番号20、配列番号22、配列番号24、配列番号26、配列番号28、配列番号30、配列番号32、配列番号34、配列番号36、配列番号38、配列番号40、配列番号42、配列番号44、配列番号46、配列番号48、配列番号50、配列番号52、配列番号54、配列番号56、配列番号58、配列番号60、配列番号62、配列番号64、配列番号66、配列番号68、配列番号70、配列番号72、配列番号74、配列番号76、配列番号78、配列番号80、配列番号82、配列番号84、配列番号86、配列番号88、配列番号90、配列番号92、配列番号94、配列番号96、配列番号98、配列番号100、配列番号102、配列番号104、配列番号106、配列番号108、配列番号110、配列番号112、配列番号114、配列番号116、配列番号118、配列番号120、配列番号122、配列番号124、配列番号126、配列番号128、配列番号130、配列番号132、配列番号134または配列番号136のタンパク質の機能的活性を保持するが、上記第V節において詳細に記載されるように、天然の対立遺伝子改変体または変異誘発に起因して、アミノ酸配列が異なる。従って、別の実施形態において、本発明の方法において使用される44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質は、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配列番号18、配列番号20、配列番号22、配列番号24、配列番号26、配列番号28、配列番号30、配列番号32、配列番号34、配列番号36、配列番号38、配列番号40、配列番号42、配列番号44、配列番号46、配列番号48、配列番号50、配列番号52、配列番号54、配列番号56、配列番号58、配列番号60、配列番号62、配列番号64、配列番号66、配列番号68、配列番号70、配列番号72、配列番号74、配列番号76、配列番号78、配列番号80、配列番号82、配列番号84、配列番号86、配列番号88、配列番号90、配列番号92、配列番号94、配列番号96、配列番号98、配列番号100、配列番号102、配列番号104、配列番号106、配列番号108、配列番号110、配列番号112、配列番号114、配列番号116、配列番号118、配列番号120、配列番号122、配列番号124、配列番号126、配列番号128、配列番号130、配列番号132、配列番号134または配列番号136に対して少なくとも約50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%またはそれ以上同一なアミノ酸配列を含むタンパク質である。
2つのアミノ酸配列、または2つの核酸配列のパーセント同一性を決定するために、これらの配列は、最適な比較目的で整列される(例えば、ギャップは、最適な整列のために、第1および第2のアミノ酸配列または核酸配列の一方または両方に導入され得、そして非相同配列は、比較目的で無視され得る)。好ましい実施形態において、比較目的で整列される参照配列の長さは、参照配列の少なくとも30%、好ましくは少なくとも40%、より好ましくは少なくとも50%、なおより好ましくは少なくとも60%、およびさらにより好ましくは、少なくとも70%、80%または90%の長さである(例えば、500アミノ酸残基を有する、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配列番号18、配列番号20、配列番号22、配列番号24、配列番号26、配列番号28、配列番号30、配列番号32、配列番号34、配列番号36、配列番号38、配列番号40、配列番号42、配列番号44、配列番号46、配列番号48、配列番号50、配列番号52、配列番号54、配列番号56、配列番号58、配列番号60、配列番号62、配列番号64、配列番号66、配列番号68、配列番号70、配列番号72、配列番号74、配列番号76、配列番号78、配列番号80、配列番号82、配列番号84、配列番号86、配列番号88、配列番号90、配列番号92、配列番号94、配列番号96、配列番号98、配列番号100、配列番号102、配列番号104、配列番号106、配列番号108、配列番号110、配列番号112、配列番号114、配列番号116、配列番号118、配列番号120、配列番号122、配列番号124、配列番号126、配列番号128、配列番号130、配列番号132、配列番号134または配列番号136の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の第二の配列を整列させる場合、少なくとも75、好ましくは少なくとも150、より好ましくは少なくとも225、なおより好ましくは少なくとも300およびなおより好ましくは少なくとも400またはそれ以上のアミノ酸残基が整列される)。次いで、対応するアミノ酸位置またはヌクレオチド位置のアミノ酸残基またはヌクレオチドが、比較される。第1の配列における位置が、第2の配列の対応する位置と同じアミノ酸残基またはヌクレオチドで占められる場合、これらの分子は、その位置で同一である(本明細書中で使用される場合、アミノ酸または核酸の「同一性」は、アミノ酸または核酸の「相同性」と等しい)。2つの配列間のパーセント同一性は、それらの配列により共有される同一の位置の数の関数である(ギャップの数、および、2つの配列の最適なアラインメントのために導入される必要のある各ギャップの長さが考慮される)。
配列の比較および2つの配列間のパーセント同一性の決定は、数学的アルゴリズムを用いて達成され得る。好ましい実施形態において、2つのアミノ酸配列間のパーセント同一性は、GCGソフトウェアパッケージ(http://www.gcg.comから入手可能)中のGAPプログラムに組み込まれたNeedlemanおよびWunsch(J.Mol.Biol.48:444−453(1970))のアルゴリズムを用い、Blosum 62マトリクスまたはPAM250マトリクスのいずれか、ならびにギャップウェイト16、14、12、10、8、6、または4およびレングスウェイト(length weight)1、2、3、4、5、または6を用いて決定される。さらに別の好ましい実施形態において、2つのヌクレオチド配列間のパーセント同一性は、GCGソフトウェアパッケージ中のGAPプログラムを用い、NWSgapdna.CMPマトリクスならびにギャップウェイト40、50、60、70、または80およびレングスウェイト1、2、3、4、5、または6を用いて決定される。別の実施形態において、2つのアミノ酸配列間または2つのヌクレオチド配列間のパーセント同一性は、ALIGNプログラム(バージョン2.0または2.0U)に組みこまれたE.MeyersおよびW.Miller(Comput.Appl.Biosci.4:11−17(1988))のアルゴリズムを使用し、のアルゴリズムを用い、PAM120ウェイトレジデューテーブル(weight redidue table)、ギャップレングスペナルティー12、およびギャップペナルティー4を用いて決定され得る。
本発明の方法はまた、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のキメラタンパク質または融合タンパク質を使用し得る。本明細書中で使用される場合、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の「キメラタンパク質」または「融合タンパク質」は、非44390ポリペプチド、非54181ポリペプチド、非211ポリペプチド、非5687ポリペプチド、非884ポリペプチド、非1405ポリペプチド、非636ポリペプチド、非4421ポリペプチド、非5410ポリペプチド、非30905ポリペプチド、非2045ポリペプチド、非16405ポリペプチド、非18560ポリペプチド、非2047ポリペプチド、非33751ポリペプチド、非52872ポリペプチド、非14063ポリペプチド、非20739ポリペプチド、非32544ポリペプチド、非43239ポリペプチド、非44373ポリペプチド、非51164ポリペプチド、非53010ポリペプチド、非16852ポリペプチド、非1587ポリペプチド、非2207ポリペプチド、非22245ポリペプチド、非2387ポリペプチド、非52908ポリペプチド、非69112ポリペプチド、非14990ポリペプチド、非18547ポリペプチド、非115ポリペプチド、非579ポリペプチド、非15985ポリペプチド、非15625ポリペプチド、非760ポリペプチド、非18603ポリペプチド、非2395ポリペプチド、非2554ポリペプチド、非8675ポリペプチド、非32720ポリペプチド、非4809ポリペプチド、非14303ポリペプチド、非16816ポリペプチド、非17827ポリペプチド、非32620ポリペプチド、非577ポリペプチド、非619ポリペプチド、非1423ポリペプチド、非2158ポリペプチド、非8263ポリペプチド、非15402ポリペプチド、非16209ポリペプチド、非16386ポリペプチド、非21165ポリペプチド、非30911ポリペプチド、非41897ポリペプチド、非1643ポリペプチド、非2543ポリペプチド、非9626ポリペプチド、非13231ポリペプチド、非32409ポリペプチド、非84260ポリペプチド、非2882ポリペプチド、非8203ポリペプチド、非32678ポリペプチドまたは非55053ポリペプチドに作動可能に連結された、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のポリペプチドを含む。
「44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のポリペプチド」は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の分子に対応するアミノ酸配列を有するポリペプチドをいうが、一方、「非44390ポリペプチド、非54181ポリペプチド、非211ポリペプチド、非5687ポリペプチド、非884ポリペプチド、非1405ポリペプチド、非636ポリペプチド、非4421ポリペプチド、非5410ポリペプチド、非30905ポリペプチド、非2045ポリペプチド、非16405ポリペプチド、非18560ポリペプチド、非2047ポリペプチド、非33751ポリペプチド、非52872ポリペプチド、非14063ポリペプチド、非20739ポリペプチド、非32544ポリペプチド、非43239ポリペプチド、非44373ポリペプチド、非51164ポリペプチド、非53010ポリペプチド、非16852ポリペプチド、非1587ポリペプチド、非2207ポリペプチド、非22245ポリペプチド、非2387ポリペプチド、非52908ポリペプチド、非69112ポリペプチド、非14990ポリペプチド、非18547ポリペプチド、非115ポリペプチド、非579ポリペプチド、非15985ポリペプチド、非15625ポリペプチド、非760ポリペプチド、非18603ポリペプチド、非2395ポリペプチド、非2554ポリペプチド、非8675ポリペプチド、非32720ポリペプチド、非4809ポリペプチド、非14303ポリペプチド、非16816ポリペプチド、非17827ポリペプチド、非32620ポリペプチド、非577ポリペプチド、非619ポリペプチド、非1423ポリペプチド、非2158ポリペプチド、非8263ポリペプチド、非15402ポリペプチド、非16209ポリペプチド、非16386ポリペプチド、非21165ポリペプチド、非30911ポリペプチド、非41897ポリペプチド、非1643ポリペプチド、非2543ポリペプチド、非9626ポリペプチド、非13231ポリペプチド、非32409ポリペプチド、非84260ポリペプチド、非2882ポリペプチド、非8203ポリペプチド、非32678ポリペプチドまたは非55053ポリペプチド」は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質に実質的に相同でないタンパク質に対応するアミノ酸配列を有するポリペプチド(例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の質とは異なり、かつ同じ生物または異なる生物由来のタンパク質)をいう。タンパク質好ましい実施形態において、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053融合タンパク質は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053タンパク質の生物学的に活性な部分のうち少なくとも1つを含む。
別の好ましい実施形態において、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053融合タンパク質は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053タンパク質の生物学的に活性な部分のうち少なくとも2つを含む。融合タンパク質において、用語「作動可能に連結した」は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のポリペプチドおよび非44390ポリペプチド、非54181ポリペプチド、非211ポリペプチド、非5687ポリペプチド、非884ポリペプチド、非1405ポリペプチド、非636ポリペプチド、非4421ポリペプチド、非5410ポリペプチド、非30905ポリペプチド、非2045ポリペプチド、非16405ポリペプチド、非18560ポリペプチド、非2047ポリペプチド、非33751ポリペプチド、非52872ポリペプチド、非14063ポリペプチド、非20739ポリペプチド、非32544ポリペプチド、非43239ポリペプチド、非44373ポリペプチド、非51164ポリペプチド、非53010ポリペプチド、非16852ポリペプチド、非1587ポリペプチド、非2207ポリペプチド、非22245ポリペプチド、非2387ポリペプチド、非52908ポリペプチド、非69112ポリペプチド、非14990ポリペプチド、非18547ポリペプチド、非115ポリペプチド、非579ポリペプチド、非15985ポリペプチド、非15625ポリペプチド、非760ポリペプチド、非18603ポリペプチド、非2395ポリペプチド、非2554ポリペプチド、非8675ポリペプチド、非32720ポリペプチド、非4809ポリペプチド、非14303ポリペプチド、非16816ポリペプチド、非17827ポリペプチド、非32620ポリペプチド、非577ポリペプチド、非619ポリペプチド、非1423ポリペプチド、非2158ポリペプチド、非8263ポリペプチド、非15402ポリペプチド、非16209ポリペプチド、非16386ポリペプチド、非21165ポリペプチド、非30911ポリペプチド、非41897ポリペプチド、非1643ポリペプチド、非2543ポリペプチド、非9626ポリペプチド、非13231ポリペプチド、非32409ポリペプチド、非84260ポリペプチド、非2882ポリペプチド、非8203ポリペプチド、非32678ポリペプチドまたは非55053ポリペプチドは、互いにインフレームで融合される。非44390ポリペプチド、非54181ポリペプチド、非211ポリペプチド、非5687ポリペプチド、非884ポリペプチド、非1405ポリペプチド、非636ポリペプチド、非4421ポリペプチド、非5410ポリペプチド、非30905ポリペプチド、非2045ポリペプチド、非16405ポリペプチド、非18560ポリペプチド、非2047ポリペプチド、非33751ポリペプチド、非52872ポリペプチド、非14063ポリペプチド、非20739ポリペプチド、非32544ポリペプチド、非43239ポリペプチド、非44373ポリペプチド、非51164ポリペプチド、非53010ポリペプチド、非16852ポリペプチド、非1587ポリペプチド、非2207ポリペプチド、非22245ポリペプチド、非2387ポリペプチド、非52908ポリペプチド、非69112ポリペプチド、非14990ポリペプチド、非18547ポリペプチド、非115ポリペプチド、非579ポリペプチド、非15985ポリペプチド、非15625ポリペプチド、非760ポリペプチド、非18603ポリペプチド、非2395ポリペプチド、非2554ポリペプチド、非8675ポリペプチド、非32720ポリペプチド、非4809ポリペプチド、非14303ポリペプチド、非16816ポリペプチド、非17827ポリペプチド、非32620ポリペプチド、非577ポリペプチド、非619ポリペプチド、非1423ポリペプチド、非2158ポリペプチド、非8263ポリペプチド、非15402ポリペプチド、非16209ポリペプチド、非16386ポリペプチド、非21165ポリペプチド、非30911ポリペプチド、非41897ポリペプチド、非1643ポリペプチド、非2543ポリペプチド、非9626ポリペプチド、非13231ポリペプチド、非32409ポリペプチド、非84260ポリペプチド、非2882ポリペプチド、非8203ポリペプチド、非32678ポリペプチドまたは非55053ポリペプチドは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のポリペプチドのN末端またはC末端に融合され得る。
例えば、1つの実施形態において、融合タンパク質は、GST−44390融合タンパク質、GST−54181融合タンパク質、GST−211融合タンパク質、GST−5687融合タンパク質、GST−884融合タンパク質、GST−1405融合タンパク質、GST−636融合タンパク質、GST−4421融合タンパク質、GST−5410融合タンパク質、GST−30905融合タンパク質、GST−2045融合タンパク質、GST−16405融合タンパク質、GST−18560融合タンパク質、GST−2047融合タンパク質、GST−33751融合タンパク質、GST−52872融合タンパク質、GST−14063融合タンパク質、GST−20739融合タンパク質、GST−32544融合タンパク質、GST−43239融合タンパク質、GST−44373融合タンパク質、GST−51164融合タンパク質、GST−53010融合タンパク質、GST−16852融合タンパク質、GST−1587融合タンパク質、GST−2207融合タンパク質、GST−22245融合タンパク質、GST−2387融合タンパク質、GST−52908融合タンパク質、GST−69112融合タンパク質、GST−14990融合タンパク質、GST−18547融合タンパク質、GST−115融合タンパク質、GST−579融合タンパク質、GST−15985融合タンパク質、GST−15625融合タンパク質、GST−760融合タンパク質、GST−18603融合タンパク質、GST−2395融合タンパク質、GST−2554融合タンパク質、GST−8675融合タンパク質、GST−32720融合タンパク質、GST−4809融合タンパク質、GST−14303融合タンパク質、GST−16816融合タンパク質、GST−17827融合タンパク質、GST−32620融合タンパク質、GST−577融合タンパク質、GST−619融合タンパク質、GST−1423融合タンパク質、GST−2158融合タンパク質、GST−8263融合タンパク質、GST−15402融合タンパク質、GST−16209融合タンパク質、GST−16386融合タンパク質、GST−21165融合タンパク質、GST−30911融合タンパク質、GST−41897融合タンパク質、GST−1643融合タンパク質、GST−2543融合タンパク質、GST−9626融合タンパク質、GST−13231融合タンパク質、GST−32409融合タンパク質、GST−84260融合タンパク質、GST−2882融合タンパク質、GST−8203融合タンパク質、GST−32678融合タンパク質もしくはGST−55053融合タンパク質であり、ここで、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053の配列は、GST配列のC末端に融合されている。このような融合タンパク質は、組換え44390、組換え54181、組換え211、組換え5687、組換え884、組換え1405、組換え636、組換え4421、組換え5410、組換え30905、組換え2045、組換え16405、組換え18560、組換え2047、組換え33751、組換え52872、組換え14063、組換え20739、組換え32544、組換え43239、組換え44373、組換え51164、組換え53010、組換え16852、組換え1587、組換え2207、組換え22245、組換え2387、組換え52908、組換え69112、組換え14990、組換え18547、組換え115、組換え579、組換え15985、組換え15625、組換え760、組換え18603、組換え2395、組換え2554、組換え8675、組換え32720、組換え4809、組換え14303、組換え16816、組換え17827、組換え32620、組換え577、組換え619、組換え1423、組換え2158、組換え8263、組換え15402、組換え16209、組換え16386、組換え21165、組換え30911、組換え41897、組換え1643、組換え2543、組換え9626、組換え13231、組換え32409、組換え84260、組換え2882、組換え8203、組換え32678もしくは組換え55053の精製を容易にし得る。
別の実施形態において、この融合タンパク質は、そのN末端において異種シグナル配列を含む44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質である。特定の宿主細胞(例えば、哺乳動物宿主細胞)において、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の発現および/または分泌は、異種シグナル配列の使用によって増大され得る。
本発明の方法において使用される44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の融合タンパク質は、薬学的組成物中に組み込まれ得、そして被験体にインビボで投与され得る。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の基質のバイオアベイラビリティーに影響を与えるために使用され得る。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の融合タンパク質の使用は、例えば、以下によって引き起こされる障害の処置のために治療的に有用であり得る:(i)44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質をコードする遺伝子の異常な改変または変異;(ii)44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の遺伝子の誤調節;ならびに(iii)44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の異常な翻訳後修飾。
さらに、本発明の方法において使用される44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質は、被験体において抗44390抗体、抗54181抗体、抗211抗体、抗5687抗体、抗884抗体、抗1405抗体、抗636抗体、抗4421抗体、抗5410抗体、抗30905抗体、抗2045抗体、抗16405抗体、抗18560抗体、抗2047抗体、抗33751抗体、抗52872抗体、抗14063抗体、抗20739抗体、抗32544抗体、抗43239抗体、抗44373抗体、抗51164抗体、抗53010抗体、抗16852抗体、抗1587抗体、抗2207抗体、抗22245抗体、抗2387抗体、抗52908抗体、抗69112抗体、抗14990抗体、抗18547抗体、抗115抗体、抗579抗体、抗15985抗体、抗15625抗体、抗760抗体、抗18603抗体、抗2395抗体、抗2554抗体、抗8675抗体、抗32720抗体、抗4809抗体、抗14303抗体、抗16816抗体、抗17827抗体、抗32620抗体、抗577抗体、抗619抗体、抗1423抗体、抗2158抗体、抗8263抗体、抗15402抗体、抗16209抗体、抗16386抗体、抗21165抗体、抗30911抗体、抗41897抗体、抗1643抗体、抗2543抗体、抗9626抗体、抗13231抗体、抗32409抗体、抗84260抗体、抗2882抗体、抗8203抗体、抗32678抗体または抗55053抗体を産生するための免疫原として、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のリガンドを精製するために、そして44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の基質との相互作用を阻害する分子を同定するためのスクリーニングアッセイにおいて、使用され得る。
好ましくは、本発明の方法において使用される44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のキメラタンパク質または融合タンパク質は、正常な組換えDNA技術によって産生される。例えば、異なるポリペプチド配列をコードするDNAフラグメントは、従来技術に従って、例えば、連結のために平滑末端または付着末端を使用し、適切な末端を提供するための制限酵素消化を使用し、適切な場合粘着末端をフィルインし、所望でない連結を回避するためのアルカリホスファターゼ処理を使用し、そして酵素的連結を使用することによって一緒にインフレームで連結される。別の実施形態において、融合遺伝子は、自動化DNA合成機を含む従来技術によって合成され得る。あるいは、遺伝子フラグメントのPCR増幅は、引き続いてアニーリングおよび再増幅されてキメラ遺伝子配列を生成し得る2つの連続遺伝子フラグメント間の相補的オーバーハングを生じるアンカープライマーを使用して実施され得る(例えば、Current Protocols in Molecular Biology、Ausubelら、編、John Wiley&Sons:1992を参照のこと)。さらに、すでに融合部分(例えば、GSTポリペプチド)をコードしている多くの発現ベクターが市販されている。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053をコードする核酸は、この融合部分が、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質にインフレームで連結されるように、このような発現ベクター中にクローニングされ得る。
本発明はまた、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のアゴニスト(模倣物)、または44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のアンタゴニストのいずれかとして機能する、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の改変体の使用に関する。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の改変体は、変異誘発(例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の別個の点変異または短縮)によって生成され得る。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質のアゴニストは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の天然に存在する形態の生物学的活性と実質的に同じ生物学的活性またはそのサブセットを保持し得る。
44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質のアンタゴニストは、例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053媒介性の活性を拮抗的に調節することによって、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の天然に存在する形態の活性の1以上を阻害し得る。従って、特定の生物学的効果は、機能が限定された改変体を用いる処置によって排除され得る。1つの実施形態において、タンパク質の天然に存在する形態の生物学的活性のサブセットを有する改変体を用いる被験体の処置は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の天然に存在する形態を用いた処置と比較して、被験体における副作用がより小さい。
1つの実施形態において、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のアゴニスト(模倣物)、または44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678もしくは55053のアンタゴニストのいずれかとして機能する、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の改変体は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質のアゴニスト活性またはアンタゴニスト活性について、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の変異体(例えば、短縮変異体)のコンビナトリアルライブラリーをスクリーニングすることによって、同定され得る。1つの実施形態において、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の改変体の多様なライブラリーは、核酸レベルでのコンビナトリアル変異誘発によって生成され、そして多様な遺伝子ライブラリーによってコードされる。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の改変体の多様なライブラリーは、例えば、合成オリゴヌクレオチドの混合物を遺伝子配列に酵素的に連結することによって生成され得、その結果、潜在的な44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の配列のセットを含む、より大きい融合タンパク質のセットとして(例えば、ファージディスプレイについて)発現可能である。縮重オリゴヌクレオチド配列から潜在的な44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の改変体のライブラリーを生成するために、種々の方法が使用され得る。縮重遺伝子配列の化学的合成は、自動化DNA合成機において実施され得、次いで、この合成遺伝子は、適切な発現ベクター中に連結され得る。遺伝子の縮重セットの使用は、潜在的な44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の配列の所望のセットをコードする全ての配列を1つの混合物中で準備することを可能にする。縮重オリゴヌクレオチドを合成するための方法は、当該分野で公知である(例えば、Narang、S.A.(1983)Tetrahedron 39:3;Itakuraら、(1984)Annu.Rev.Biochem.53:323;Itakuraら、(1984)Science 198:1056;Ikeら、(1983)核酸 Res.11:477を参照のこと)。
さらに、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質コード配列のフラグメントのライブラリーは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の改変体のスクリーニングおよび引き続く選択のために、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のフラグメントの多様な集団を生成するために使用され得る。1つの実施形態において、コード配列フラグメントのライブラリーは、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のコード配列の二本差PCRフラグメントを、ニック形成が1分子当たりほぼ1回だけ生じるような条件下でヌクレアーゼで処理し、二重鎖DNAを変性し、異なるニック形成産物由来のセンス/アンチセンス対を含み得る二重鎖DNAを形成するためにDNAを再生し、S1ヌクレアーゼでの処理によって、再形成された二重鎖から一本鎖部分を除去し、そして得られたフラグメントライブラリーを発現ベクター中に連結することによって、生成され得る。この方法によって、種々のサイズの44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質のN末端フラグメント、C末端フラグメントおよび内部フラグメントをコードする、発現ライブラリーが誘導され得る。
点変異または短縮によって作成されたコンビナトリアルライブラリーの遺伝子産物をスクリーニングするためのいくつかの技術、および選択された特性を有する遺伝子産物についてのcDNAライブラリーをスクリーニングするためのいくつかの技術が、当該分野で公知である。このような技術は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質のコンビナトリアル変異誘発によって生成された遺伝子ライブラリーの迅速なスクリーニングのために適合可能である。大きい遺伝子ライブラリーをスクリーニングするための高スループットの分析に使用されやすい、最も広く使用される技術は、代表的に、遺伝子ライブラリーを複製可能な発現ベクター中にクローニングする工程、ベクターの得られたライブラリーで適切な細胞を形質転換する工程、および所望の活性の検出が、産物が検出された遺伝子をコードするベクターの単離を容易にするような条件下でコンビナトリアル遺伝子を発現する工程を包含する。再帰的アンサンブル変異誘発(recursive ensemble mutagenesis (REM))(これは、ライブラリー中の機能的変異体の頻度を増強する新たな技術である)は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の改変体を同定するためのスクリーニングアッセイと組み合わせて使用され得る(ArkinおよびYourvan(1992)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 89:7811−7815;Delgraveら、(1993)Protein Engineering 6(3):327−331)。
本発明の方法はさらに、抗44390抗体、抗54181抗体、抗211抗体、抗5687抗体、抗884抗体、抗1405抗体、抗636抗体、抗4421抗体、抗5410抗体、抗30905抗体、抗2045抗体、抗16405抗体、抗18560抗体、抗2047抗体、抗33751抗体、抗52872抗体、抗14063抗体、抗20739抗体、抗32544抗体、抗43239抗体、抗44373抗体、抗51164抗体、抗53010抗体、抗16852抗体、抗1587抗体、抗2207抗体、抗22245抗体、抗2387抗体、抗52908抗体、抗69112抗体、抗14990抗体、抗18547抗体、抗115抗体、抗579抗体、抗15985抗体、抗15625抗体、抗760抗体、抗18603抗体、抗2395抗体、抗2554抗体、抗8675抗体、抗32720抗体、抗4809抗体、抗14303抗体、抗16816抗体、抗17827抗体、抗32620抗体、抗577抗体、抗619抗体、抗1423抗体、抗2158抗体、抗8263抗体、抗15402抗体、抗16209抗体、抗16386抗体、抗21165抗体、抗30911抗体、抗41897抗体、抗1643抗体、抗2543抗体、抗9626抗体、抗13231抗体、抗32409抗体、抗84260抗体、抗2882抗体、抗8203抗体、抗32678抗体または抗55053抗体の使用を包含する。単離された44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質、またはそれらの一部分もしくはフラグメントは、ポリクローナル抗体およびモノクローナル抗体の調製のための正常な技術を用いて、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053に結合する抗体を生成するための免疫原として使用され得る。全長の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質が使用され得るか、あるいは44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の抗原性ペプチドフラグメントが免疫原として使用され得る。44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の抗原性ペプチドは、配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列番号16、配列番号18、配列番号20、配列番号22、配列番号24、配列番号26、配列番号28、配列番号30、配列番号32、配列番号34、配列番号36、配列番号38、配列番号40、配列番号42、配列番号44、配列番号46、配列番号48、配列番号50、配列番号52、配列番号54、配列番号56、配列番号58、配列番号60、配列番号62、配列番号64、配列番号66、配列番号68、配列番号70、配列番号72、配列番号74、配列番号76、配列番号78、配列番号80、配列番号82、配列番号84、配列番号86、配列番号88、配列番号90、配列番号92、配列番号94、配列番号96、配列番号98、配列番号100、配列番号102、配列番号104、配列番号106、配列番号108、配列番号110、配列番号112、配列番号114、配列番号116、配列番号118、配列番号120、配列番号122、配列番号124、配列番号126、配列番号128、配列番号130、配列番号132、配列番号134または配列番号136に示されるアミノ酸配列の少なくとも8アミノ酸残基を含み、そしてこのペプチドに対して惹起された抗体が、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のンパク質と特異的に免疫複合体を形成するように、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のエピトープを含む。好ましくは、抗原性ペプチドは、少なくとも10アミノ酸残基、より好ましくは、少なくとも15アミノ酸残基、さらにより好ましくは、少なくとも20アミノ酸残基、そして最も好ましくは、少なくとも30アミノ酸残基を含む。
抗原性ペプチドにより含まれる、好ましいエピトープは、タンパク質の表面に局在される44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の領域(例えば、親水性領域)、および高抗原性を有する領域である。
44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の免疫原は、代表的に、適切な被験体(例えば、ウサギ、ヤギ、マウス、または他の哺乳動物)を、免疫原を用いて免疫することにより抗体を調製するために使用される。適切な免疫原性調製物は、例えば、組換え的に発現された44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質、あるいは化学的に合成された44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のポリペプチドを含み得る。この調製物はさらに、アジュバント(例えば、フロイントの完全アジュバントもしくは不完全アジュバント)、あるいは類似の免疫刺激剤を含み得る。免疫原性の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の調製物を用いる、適切な被験体の免疫は、抗44390ポリクローナル抗体、抗54181ポリクローナル抗体、抗211ポリクローナル抗体、抗5687ポリクローナル抗体、抗884ポリクローナル抗体、抗1405ポリクローナル抗体、抗636ポリクローナル抗体、抗4421ポリクローナル抗体、抗5410ポリクローナル抗体、抗30905ポリクローナル抗体、抗2045ポリクローナル抗体、抗16405ポリクローナル抗体、抗18560ポリクローナル抗体、抗2047ポリクローナル抗体、抗33751ポリクローナル抗体、抗52872ポリクローナル抗体、抗14063ポリクローナル抗体、抗20739ポリクローナル抗体、抗32544ポリクローナル抗体、抗43239ポリクローナル抗体、抗44373ポリクローナル抗体、抗51164ポリクローナル抗体、抗53010ポリクローナル抗体、抗16852ポリクローナル抗体、抗1587ポリクローナル抗体、抗2207ポリクローナル抗体、抗22245ポリクローナル抗体、抗2387ポリクローナル抗体、抗52908ポリクローナル抗体、抗69112ポリクローナル抗体、抗14990ポリクローナル抗体、抗18547ポリクローナル抗体、抗115ポリクローナル抗体、抗579ポリクローナル抗体、抗15985ポリクローナル抗体、抗15625ポリクローナル抗体、抗760ポリクローナル抗体、抗18603ポリクローナル抗体、抗2395ポリクローナル抗体、抗2554ポリクローナル抗体、抗8675ポリクローナル抗体、抗32720ポリクローナル抗体、抗4809ポリクローナル抗体、抗14303ポリクローナル抗体、抗16816ポリクローナル抗体、抗17827ポリクローナル抗体、抗32620ポリクローナル抗体、抗577ポリクローナル抗体、抗619ポリクローナル抗体、抗1423ポリクローナル抗体、抗2158ポリクローナル抗体、抗8263ポリクローナル抗体、抗15402ポリクローナル抗体、抗16209ポリクローナル抗体、抗16386ポリクローナル抗体、抗21165ポリクローナル抗体、抗30911ポリクローナル抗体、抗41897ポリクローナル抗体、抗1643ポリクローナル抗体、抗2543ポリクローナル抗体、抗9626ポリクローナル抗体、抗13231ポリクローナル抗体、抗32409ポリクローナル抗体、抗84260ポリクローナル抗体、抗2882ポリクローナル抗体、抗8203ポリクローナル抗体、抗32678ポリクローナル抗体または抗55053ポリクローナル抗体の応答を誘導する。
本明細書中で使用される場合、用語「抗体」は、免疫グロブリン分子および免疫グロブリン分子の免疫学的に活性な部分、すなわち、抗原(例えば、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053)に、(免疫反応を伴って)特異的に結合する抗原結合部位を含む分子をいう。免疫グロブリン分子の免疫学的に活性な部分の例としては、ペプシンのような酵素で抗体を処理することによって生成され得るF(ab)フラグメントおよびF(ab’)2フラグメントが挙げられる。本発明は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の分子に結合するポリクローナル抗体およびモノクローナル抗体を提供する。本明細書中で使用される場合、用語「モノクローナル抗体」または「モノクローナル抗体組成物」は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の特定のエピトープと免疫反応し得る抗原結合部位の1つの種のみを含む抗体分子の集団をいう。従って、モノクローナル抗体組成物は、代表的に、その抗体が免疫反応する、特定の44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質に対して単一結合親和性を示す。
抗44390ポリクローナル抗体、抗54181ポリクローナル抗体、抗211ポリクローナル抗体、抗5687ポリクローナル抗体、抗884ポリクローナル抗体、抗1405ポリクローナル抗体、抗636ポリクローナル抗体、抗4421ポリクローナル抗体、抗5410ポリクローナル抗体、抗30905ポリクローナル抗体、抗2045ポリクローナル抗体、抗16405ポリクローナル抗体、抗18560ポリクローナル抗体、抗2047ポリクローナル抗体、抗33751ポリクローナル抗体、抗52872ポリクローナル抗体、抗14063ポリクローナル抗体、抗20739ポリクローナル抗体、抗32544ポリクローナル抗体、抗43239ポリクローナル抗体、抗44373ポリクローナル抗体、抗51164ポリクローナル抗体、抗53010ポリクローナル抗体、抗16852ポリクローナル抗体、抗1587ポリクローナル抗体、抗2207ポリクローナル抗体、抗22245ポリクローナル抗体、抗2387ポリクローナル抗体、抗52908ポリクローナル抗体、抗69112ポリクローナル抗体、抗14990ポリクローナル抗体、抗18547ポリクローナル抗体、抗115ポリクローナル抗体、抗579ポリクローナル抗体、抗15985ポリクローナル抗体、抗15625ポリクローナル抗体、抗760ポリクローナル抗体、抗18603ポリクローナル抗体、抗2395ポリクローナル抗体、抗2554ポリクローナル抗体、抗8675ポリクローナル抗体、抗32720ポリクローナル抗体、抗4809ポリクローナル抗体、抗14303ポリクローナル抗体、抗16816ポリクローナル抗体、抗17827ポリクローナル抗体、抗32620ポリクローナル抗体、抗577ポリクローナル抗体、抗619ポリクローナル抗体、抗1423ポリクローナル抗体、抗2158ポリクローナル抗体、抗8263ポリクローナル抗体、抗15402ポリクローナル抗体、抗16209ポリクローナル抗体、抗16386ポリクローナル抗体、抗21165ポリクローナル抗体、抗30911ポリクローナル抗体、抗41897ポリクローナル抗体、抗1643ポリクローナル抗体、抗2543ポリクローナル抗体、抗9626ポリクローナル抗体、抗13231ポリクローナル抗体、抗32409ポリクローナル抗体、抗84260ポリクローナル抗体、抗2882ポリクローナル抗体、抗8203ポリクローナル抗体、抗32678ポリクローナル抗体または抗55053ポリクローナル抗体は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の免疫原を用いて適切な被験体を免疫することによって、上記のように調製され得る。
免疫された被験体における、抗44390抗体、抗54181抗体、抗211抗体、抗5687抗体、抗884抗体、抗1405抗体、抗636抗体、抗4421抗体、抗5410抗体、抗30905抗体、抗2045抗体、抗16405抗体、抗18560抗体、抗2047抗体、抗33751抗体、抗52872抗体、抗14063抗体、抗20739抗体、抗32544抗体、抗43239抗体、抗44373抗体、抗51164抗体、抗53010抗体、抗16852抗体、抗1587抗体、抗2207抗体、抗22245抗体、抗2387抗体、抗52908抗体、抗69112抗体、抗14990抗体、抗18547抗体、抗115抗体、抗579抗体、抗15985抗体、抗15625抗体、抗760抗体、抗18603抗体、抗2395抗体、抗2554抗体、抗8675抗体、抗32720抗体、抗4809抗体、抗14303抗体、抗16816抗体、抗17827抗体、抗32620抗体、抗577抗体、抗619抗体、抗1423抗体、抗2158抗体、抗8263抗体、抗15402抗体、抗16209抗体、抗16386抗体、抗21165抗体、抗30911抗体、抗41897抗体、抗1643抗体、抗2543抗体、抗9626抗体、抗13231抗体、抗32409抗体、抗84260抗体、抗2882抗体、抗8203抗体、抗32678抗体または抗55053抗体の力価は、正常な技術(例えば、免疫した44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053を用いる、酵素結合免疫吸着検出法(ELISA))によって、経時的にモニターされ得る。所望の場合、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053に対して指向される抗体分子は、哺乳動物(例えば、その血液)から単離され得、そしてさらに、周知の技術(例えば、IgG画分を得るためのプロテインAクロマトグラフィー)によって精製され得る。免疫後の適切なとき(例えば、抗44390抗体、抗54181抗体、抗211抗体、抗5687抗体、抗884抗体、抗1405抗体、抗636抗体、抗4421抗体、抗5410抗体、抗30905抗体、抗2045抗体、抗16405抗体、抗18560抗体、抗2047抗体、抗33751抗体、抗52872抗体、抗14063抗体、抗20739抗体、抗32544抗体、抗43239抗体、抗44373抗体、抗51164抗体、抗53010抗体、抗16852抗体、抗1587抗体、抗2207抗体、抗22245抗体、抗2387抗体、抗52908抗体、抗69112抗体、抗14990抗体、抗18547抗体、抗115抗体、抗579抗体、抗15985抗体、抗15625抗体、抗760抗体、抗18603抗体、抗2395抗体、抗2554抗体、抗8675抗体、抗32720抗体、抗4809抗体、抗14303抗体、抗16816抗体、抗17827抗体、抗32620抗体、抗577抗体、抗619抗体、抗1423抗体、抗2158抗体、抗8263抗体、抗15402抗体、抗16209抗体、抗16386抗体、抗21165抗体、抗30911抗体、抗41897抗体、抗1643抗体、抗2543抗体、抗9626抗体、抗13231抗体、抗32409抗体、抗84260抗体、抗2882抗体、抗8203抗体、抗32678抗体または抗55053抗体の力価が最も高いとき)に、抗体産生細胞は被験体から入手され得、そして正常な技術(例えば、KohlerおよびMilstein(1975)Nature 256:495−497)(Brownら(1981)J.Immunol.127:539−46;Brownら(1980)J.Biol.Chem.255:4980−83;Yehら(1976)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 76:2927−31;ならびにYehら(1982)Int.J.Cancer 29:269−75もまた参照のこと)によってもともと記載されるハイブリドーマ技術、つい最近のヒトB細胞ハイブリドーマ技術(Kozborら(1983)Immunol Today 4:72)、EBV−ハイブリドーマ技術(Coleら(1985)Monoclonal Antibodies and Cancer Therapy,Alan R.Liss,Inc.,pp.77−96)またはトリーマ技術)によってモノクローナル抗体を調製するために使用され得る。モノクローナル抗体ハイブリドーマを生成するための技術は周知である(一般的に、Kenneth,R.H.in Monoclonal Antibodies:A New Dimension In Biological Analyses,Plenum Publishing Corp.,New York,New York(1980);Lerner,E.A.(1981)Yale J.Biol.Med.54:387−402;Gefter,M.L.ら(1977)Somatic Cell Genet.3:231−36を参照のこと)。簡単に言えば、不死化した細胞株(代表的に黒色腫)は、上記のような44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053の免疫原で免疫した哺乳動物に由来するリンパ球(代表的に脾細胞)と融合され、そして得られたハイブリドーマ細胞の、細胞培養上清は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053に結合するモノクローナル抗体を生成するハイブリドーマを同定するためにスクリーニングされる。
リンパ球と不死化細胞株との融合のために使用される、任意の多くの周知のプロトコルが、抗44390モノクローナル抗体、抗54181モノクローナル抗体、抗211モノクローナル抗体、抗5687モノクローナル抗体、抗884モノクローナル抗体、抗1405モノクローナル抗体、抗636モノクローナル抗体、抗4421モノクローナル抗体、抗5410モノクローナル抗体、抗30905モノクローナル抗体、抗2045モノクローナル抗体、抗16405モノクローナル抗体、抗18560モノクローナル抗体、抗2047モノクローナル抗体、抗33751モノクローナル抗体、抗52872モノクローナル抗体、抗14063モノクローナル抗体、抗20739モノクローナル抗体、抗32544モノクローナル抗体、抗43239モノクローナル抗体、抗44373モノクローナル抗体、抗51164モノクローナル抗体、抗53010モノクローナル抗体、抗16852モノクローナル抗体、抗1587モノクローナル抗体、抗2207モノクローナル抗体、抗22245モノクローナル抗体、抗2387モノクローナル抗体、抗52908モノクローナル抗体、抗69112モノクローナル抗体、抗14990モノクローナル抗体、抗18547モノクローナル抗体、抗115モノクローナル抗体、抗579モノクローナル抗体、抗15985モノクローナル抗体、抗15625モノクローナル抗体、抗760モノクローナル抗体、抗18603モノクローナル抗体、抗2395モノクローナル抗体、抗2554モノクローナル抗体、抗8675モノクローナル抗体、抗32720モノクローナル抗体、抗4809モノクローナル抗体、抗14303モノクローナル抗体、抗16816モノクローナル抗体、抗17827モノクローナル抗体、抗32620モノクローナル抗体、抗577モノクローナル抗体、抗619モノクローナル抗体、抗1423モノクローナル抗体、抗2158モノクローナル抗体、抗8263モノクローナル抗体、抗15402モノクローナル抗体、抗16209モノクローナル抗体、抗16386モノクローナル抗体、抗21165モノクローナル抗体、抗30911モノクローナル抗体、抗41897モノクローナル抗体、抗1643モノクローナル抗体、抗2543モノクローナル抗体、抗9626モノクローナル抗体、抗13231モノクローナル抗体、抗32409モノクローナル抗体、抗84260モノクローナル抗体、抗2882モノクローナル抗体、抗8203モノクローナル抗体、抗32678モノクローナル抗体または抗55053モノクローナル抗体を生成する目的のために適用され得る(例えば、G.Galfreら(1977)Nature 266:550−52;Gefterら(1977)前出;Lerner(1981)前出;およびKenneth(1980)前出を参照のこと)。さらに、通常の当業者は、このような方法の多くのバリエーションもまた有用であることを理解する。代表的に、不死化細胞株(例えば、黒色腫細胞株)は、リンパ球のような同一の哺乳動物種由来である。例えば、マウスハイブリドーマは、本発明の免疫原性調製物で免疫したマウスに由来するリンパ球を、不死化マウス細胞株と融合させることによって作製され得る。好ましい不死化細胞株は、ヒポキサンチン、アミノプテリンおよびチミジン(「HAT培地」)を含む培養培地に感受性である、マウス黒色腫細胞株である。任意の多くの黒色腫細胞株が、正常な技術に従う融合パートナー(例えば、P3−NS1/1−Ag4−1黒色種細胞株、P3−x63−Ag8.653黒色種細胞株またはSp2/O−Ag14黒色種細胞株)として使用され得る。これらの黒色種細胞株は、ATCCから入手可能である。代表的に、HAT感受性マウス黒色種細胞は、ポリエチレングリコール(「PEG」)を用いてマウス脾細胞に融合される。次いで、融合によって得られたハイブリドーマ細胞は、HAT培地を用いて選択される(これは、融合していない黒色腫細胞および非生産性融合黒色腫細胞を殺傷する(融合していない脾細胞は形質転換されないので、数日後に死滅する))。本発明のモノクローナル抗体を生成するハイブリドーマ細胞は、例えば、正常なELISAアッセイを用いて、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053に結合する抗体について、ハイブリドーマ培養物の上清をスクリーニングすることによって検出される。
あるいは、モノクローナル抗体スクリーニングハイブリドーマを調製するために、抗44390モノクローナル抗体、抗54181モノクローナル抗体、抗211モノクローナル抗体、抗5687モノクローナル抗体、抗884モノクローナル抗体、抗1405モノクローナル抗体、抗636モノクローナル抗体、抗4421モノクローナル抗体、抗5410モノクローナル抗体、抗30905モノクローナル抗体、抗2045モノクローナル抗体、抗16405モノクローナル抗体、抗18560モノクローナル抗体、抗2047モノクローナル抗体、抗33751モノクローナル抗体、抗52872モノクローナル抗体、抗14063モノクローナル抗体、抗20739モノクローナル抗体、抗32544モノクローナル抗体、抗43239モノクローナル抗体、抗44373モノクローナル抗体、抗51164モノクローナル抗体、抗53010モノクローナル抗体、抗16852モノクローナル抗体、抗1587モノクローナル抗体、抗2207モノクローナル抗体、抗22245モノクローナル抗体、抗2387モノクローナル抗体、抗52908モノクローナル抗体、抗69112モノクローナル抗体、抗14990モノクローナル抗体、抗18547モノクローナル抗体、抗115モノクローナル抗体、抗579モノクローナル抗体、抗15985モノクローナル抗体、抗15625モノクローナル抗体、抗760モノクローナル抗体、抗18603モノクローナル抗体、抗2395モノクローナル抗体、抗2554モノクローナル抗体、抗8675モノクローナル抗体、抗32720モノクローナル抗体、抗4809モノクローナル抗体、抗14303モノクローナル抗体、抗16816モノクローナル抗体、抗17827モノクローナル抗体、抗32620モノクローナル抗体、抗577モノクローナル抗体、抗619モノクローナル抗体、抗1423モノクローナル抗体、抗2158モノクローナル抗体、抗8263モノクローナル抗体、抗15402モノクローナル抗体、抗16209モノクローナル抗体、抗16386モノクローナル抗体、抗21165モノクローナル抗体、抗30911モノクローナル抗体、抗41897モノクローナル抗体、抗1643モノクローナル抗体、抗2543モノクローナル抗体、抗9626モノクローナル抗体、抗13231モノクローナル抗体、抗32409モノクローナル抗体、抗84260モノクローナル抗体、抗2882モノクローナル抗体、抗8203モノクローナル抗体、抗32678モノクローナル抗体または抗55053モノクローナル抗体は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053を用いて、組換えコンビナトリアル免疫グロブリンライブラリー(例えば、抗体ファージディスプレイライブラリー)をスクリーニングすることによって同定および単離され得、それによって、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053に結合する免疫グロブリンライブラリーメンバーを単離する。ファージディスプレイライブラリーを生成およびスクリーニングするためのキットは、市販されている(例えば、the Pharmacia Recombinant Phage Antibody System、カタログ番号27−9400−01;およびthe Stratagene SurfZAPTM Phage Display Kit、カタログ番号240612)。さらに、抗体ディスプレイライブラリーの生成およびスクリーニングにおける使用のために特に適切な方法および試薬物の例は、以下において見出され得る:例えば、Ladnerら、米国特許第5,223,409号;Kangら、PCT国際公開番号WO92/18619;Dowerら、PCT国際公開番号WO91/17271;Winterら、PCT国際公開WO92/20791;Marklandら、PCT国際公開番号WO92/15679;Breitlingら、PCT国際公開WO93/01288;McCaffertyら、PCT国際公開番号WO92/01047;Garrardら、PCT国際公開番号WO92/09690;LadnerらPCT国際公開番号WO90/02809;Fuchsら(1991)Bio/Technology 9:1370−1372;Hayら(1992)Hum.Antibod.Hybridomas 3:81−85;Huseら(1989)Science 246:1275−1281;Griffithsら(1993)EMBO J 12:725−734;Hawkinsら(1992)J.Mol.Biol.226:889−896;Clarksonら(1991)Nature 352:624−628;Gramら(1992)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 89:3576−3580;Garradら(1991)Bio/Technology 9:1373−1377;Hoogenboomら(1991)Nuc.Acid Res.19:4133−4137;Barbasら(1991)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 88:7978−7982;およびMcCaffertyら(1990)Nature 348:552−554。
さらに、正常な組換えDNA技術を用いて作製され得る、組換え抗44390抗体、組換え抗54181抗体、組換え抗211抗体、組換え抗5687抗体、組換え抗884抗体、組換え抗1405抗体、組換え抗636抗体、組換え抗4421抗体、組換え抗5410抗体、組換え抗30905抗体、組換え抗2045抗体、組換え抗16405抗体、組換え抗18560抗体、組換え抗2047抗体、組換え抗33751抗体、組換え抗52872抗体、組換え抗14063抗体、組換え抗20739抗体、組換え抗32544抗体、組換え抗43239抗体、組換え抗44373抗体、組換え抗51164抗体、組換え抗53010抗体、組換え抗16852抗体、組換え抗1587抗体、組換え抗2207抗体、組換え抗22245抗体、組換え抗2387抗体、組換え抗52908抗体、組換え抗69112抗体、組換え抗14990抗体、組換え抗18547抗体、組換え抗115抗体、組換え抗579抗体、組換え抗15985抗体、組換え抗15625抗体、組換え抗760抗体、組換え抗18603抗体、組換え抗2395抗体、組換え抗2554抗体、組換え抗8675抗体、組換え抗32720抗体、組換え抗4809抗体、組換え抗14303抗体、組換え抗16816抗体、組換え抗17827抗体、組換え抗32620抗体、組換え抗577抗体、組換え抗619抗体、組換え抗1423抗体、組換え抗2158抗体、組換え抗8263抗体、組換え抗15402抗体、組換え抗16209抗体、組換え抗16386抗体、組換え抗21165抗体、組換え抗30911抗体、組換え抗41897抗体、組換え抗1643抗体、組換え抗2543抗体、組換え抗9626抗体、組換え抗13231抗体、組換え抗32409抗体、組換え抗84260抗体、組換え抗2882抗体、組換え抗8203抗体、組換え抗32678抗体または組換え抗55053抗体(例えば、ヒトおよび非ヒトの両方の部分を含むキメラモノクローナル抗体およびヒト化モノクローナル抗体)は、本発明の方法の範囲内にある。このようなキメラモノクローナル抗体およびヒト化モノクローナル抗体は、例えば、以下に記載される方法を用いて、当該分野に公知の組換えDNA技術によって作製され得る:Robinsonら国際出願番号PCT/US86/02269;Akiraら、欧州特許出願第184,187号;Taniguchi,M.,欧州特許出願第171,496号;Morrisonら、欧州特許出願第173,494号;Neubergerら、PCT国際出願番号WO86/01533;Cabillyら、米国特許第4,816,567号;Cabillyら、欧州特許出願第125,023号;Betterら(1988)Science 240:1041−1043;Liuら(1987)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 84:3439−3443;Liuら(1987)J.Immunol.139:3521−3526;Sunら(1987)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 84:214−218;Nishimuraら(1987)Canc.Res.47:999−1005;Woodら(1985)Nature 314:446−449;Shawら(1988)J.Natl.Cancer Inst.80:1553−1559;Morrison,S.L.(1985)Science 229:1202−1207;Oiら(1986)BioTechniques 4:214;Winter、米国特許第5,225,539号;Jonesら(1986)Nature 321:552−525;Verhoeyanら(1988)Science 239:1534;およびBeidlerら(1988)J.Immunol.141:4053−4060。
抗44390抗体、抗54181抗体、抗211抗体、抗5687抗体、抗884抗体、抗1405抗体、抗636抗体、抗4421抗体、抗5410抗体、抗30905抗体、抗2045抗体、抗16405抗体、抗18560抗体、抗2047抗体、抗33751抗体、抗52872抗体、抗14063抗体、抗20739抗体、抗32544抗体、抗43239抗体、抗44373抗体、抗51164抗体、抗53010抗体、抗16852抗体、抗1587抗体、抗2207抗体、抗22245抗体、抗2387抗体、抗52908抗体、抗69112抗体、抗14990抗体、抗18547抗体、抗115抗体、抗579抗体、抗15985抗体、抗15625抗体、抗760抗体、抗18603抗体、抗2395抗体、抗2554抗体、抗8675抗体、抗32720抗体、抗4809抗体、抗14303抗体、抗16816抗体、抗17827抗体、抗32620抗体、抗577抗体、抗619抗体、抗1423抗体、抗2158抗体、抗8263抗体、抗15402抗体、抗16209抗体、抗16386抗体、抗21165抗体、抗30911抗体、抗41897抗体、抗1643抗体、抗2543抗体、抗9626抗体、抗13231抗体、抗32409抗体、抗84260抗体、抗2882抗体、抗8203抗体、抗32678抗体または抗55053抗体は、44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質の存在量および発現パターンを評価するために、(例えば、細胞溶解物または細胞上清において)44390、54181、211、5687、884、1405、636、4421、5410、30905、2045、16405、18560、2047、33751、52872、14063、20739、32544、43239、44373、51164、53010、16852、1587、2207、22245、2387、52908、69112、14990、18547、115、579、15985、15625、760、18603、2395、2554、8675、32720、4809、14303、16816、17827、32620、577、619、1423、2158、8263、15402、16209、16386、21165、30911、41897、1643、2543、9626、13231、32409、84260、2882、8203、32678または55053のタンパク質を検出するために使用され得る。抗44390抗体、抗54181抗体、抗211抗体、抗5687抗体、抗884抗体、抗1405抗体、抗636抗体、抗4421抗体、抗5410抗体、抗30905抗体、抗2045抗体、抗16405抗体、抗18560抗体、抗2047抗体、抗33751抗体、抗52872抗体、抗14063抗体、抗20739抗体、抗32544抗体、抗43239抗体、抗44373抗体、抗51164抗体、抗53010抗体、抗16852抗体、抗1587抗体、抗2207抗体、抗22245抗体、抗2387抗体、抗52908抗体、抗69112抗体、抗14990抗体、抗18547抗体、抗115抗体、抗579抗体、抗15985抗体、抗15625抗体、抗760抗体、抗18603抗体、抗2395抗体、抗2554抗体、抗8675抗体、抗32720抗体、抗4809抗体、抗14303抗体、抗16816抗体、抗17827抗体、抗32620抗体、抗577抗体、抗619抗体、抗1423抗体、抗2158抗体、抗8263抗体、抗15402抗体、抗16209抗体、抗16386抗体、抗21165抗体、抗30911抗体、抗41897抗体、抗1643抗体、抗2543抗体、抗9626抗体、抗13231抗体、抗32409抗体、抗84260抗体、抗2882抗体、抗8203抗体、抗32678抗体または抗55053抗体は、臨床試験手順(例えば、所定の処置レジメンの効率を決定するために)の一部として、組織においてタンパク質のレベルをモニタリングするために診断的に使用され得る。検出は、検出可能な物質に抗体を結合させる(すなわち、物理的連結)ことによって促進され得る。検出可能な物質の例としては、種々の酵素、補欠分子族、蛍光物質、発光物質、生物発光物質、および放射活性物質が挙げられる。適切な酵素の例としては、西洋ワサビペルオキシダーゼ、アルカリホスファターゼ、□−ガラクトシダーゼまたはアセチルコリンエステラーゼが挙げられ;適切な補欠分子団複合体の例としては、ストレプトアビジン/ビオチンおよびアビジン/ビオチンが挙げられ;適切な蛍光物質の例としては、ウンベリフェロン、フルオレセイン、フルオレセインイソチオシアネート、ローダミン、ジクロロトリアジニルアミンフルオレセイン、ダンシルクロリドまたはフィコエリトリンが挙げられ;発光物質の例としては、ルミノールが挙げられ;生物発光物質の例としては、ルシフェラーゼ、ルシフェリンおよびエクオリンが挙げられ;そして適切な放射活性物質の例としては、125I、131I、35Sまたは3Hが挙げられる。
本発明はさらに、限定と解釈されるべきではない以下の実施例によって例示される。本出願、ならびに図面および配列表を通して引用される全ての参考文献、特許および公開された特許出願の内容は、本明細書中に参考として援用される。