JP2007513135A - 2−置換アデノシンの改良合成 - Google Patents

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Abstract

式Iの2−置換アデノシンの合成方法であって、該方法は式IIの化合物を式Iの化合物:
【化1】
Figure 2007513135

[式中:Rは、C1−6アルコキシ(直鎖または分枝)、フェノキシ基(置換されていないか、あるいはハロ、アミノ、CF−、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシによりモノ−置換またはジ−置換されている)、ベンジルオキシ基(置換されていないか、あるいはハロ、アミノ、CF−、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシによりモノ−置換またはジ−置換されている)、またはベンゾイル基(置換されていないか、あるいはハロ、アミノ、CF−、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシによりモノ−置換またはジ−置換されている)であり;
R’は、Hまたは保護基である]に変換することを含む。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、スポンゴシン(2−メトキシアデノシン)のような2−置換アデノシンの合成、かかる化合物の合成において使用するための中間体の合成に関する。
天然物のスポンゴシンは、1945年、フロリダ沿岸部から集められた海綿動物であるクリプトテシア・クリプタ(Cryptotethia crypta)から最初に単離された(Bergmann and Feeney, J.Org. Chem. 1951, 16, 981;Ibid 1956, 21, 226)。スポンゴシンは、それが天然で見出された最初のメトキシプリンであっただばかりでなく、動物組織から単離された最初のO−メチル化合物の1つであったという点で珍しいヌクレオシドと考えられた。
スポンゴシンのいくつかの合成が報告されている。公開されたこれらの最初のものの1つがBergmannおよびStempien(J. Org. Chem. 1957, 22, 1575)によるものであり、ここでスポンゴシンはクロロメルクル2−メトキシアデノシンの2,3,5−トリ−O−ベンゾイル−D−リボフラノシルクロライドへの結合を介して形成された。この単純な結合反応により粗収率31%のスポンゴシンが提供され、次にこれが温水から再結晶され、融点191〜191.5℃、旋光度−43.5°(NaOH)を示すスポンゴシンが提供された。
この主題の変法がOjha等(Nucleosides and Nucleotides, 1995, 14, 1889)により用いられた。彼らは最初に2−エチルチオアデニンを適当に保護されたリボースと結合させた。続く保護基および酸化の調節により、基質をナトリウムメトキシドと反応させ、最終工程で収率87%のスポンゴシンを得た。カラムクロマトグラフィー後の標題スポンゴシンの純度は、元素分析および融点(189〜190℃)の両方で改良された。
スポンゴシンの最も一般的な製造方法の1つは、2−置換塩素原子のメトキシドによる置換を介したものである。
Figure 2007513135
この方法論は多くのグループにより上手く応用され、収率および純度の変化したスポンゴシンが提供されてきた:Schaeffer et al., J. Am. Chem. Soc. 1958, 80, 3738(収率35%、融点190〜192℃);Bartlett et al., J. Med. Chem. 1981, 24, 947(収率および純度は示されていない);Sato et al., Synth. Proceed. Nucleic Acid Chem. 1968, 1, 264。しかしながら、この方法は、出発物質である2−クロロアデノシンを合成するのが難しく、結果として製造するのが高くつくという欠点に悩まされていた。
スポンゴシンは、イソグアノシンのヨウ化メチルによるメチル化反応における副産物としてCook等(J. Org. Chem. 1980, 45, 4020)により報告された。所望の1−メチルイソグアノシンおよびスポンゴシンの両方が不十分な粗収率(それぞれ、19%および30%)で得られた。粗スポンゴシン断片は、まずシリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(溶出:クロロホルム/メタノール)により精製され、次に水から再結晶され、融点189〜192℃の試料(収率7%、純品)がもたらされた。
Deghati等(Tetrahedron Letters 41 (2000) 1291-1295)およびWanner等(Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters 10 (2000) 2141-2144)により、2−ニトロアデノシンペンタアセテートのメタノール中のシアン化カリウムでの処理による2−ニトロアデノシンの合成における有意な副産物としてのスポンゴシンの形成が記載されている。2−ニトロアデノシンは収率たった10%、そしてスポンゴシンは収率47%で得られた(Deghati et al.)。2−ニトロアデノシンペンタアセテートは、アデノシンペンタアセテートの硝酸テトラブチルアンモニウム/トリフルオロ酢酸無水物(TBAN/TFAA)でのニトロ化により生成された:
Figure 2007513135
この方法の欠点は、スポンゴシンが高収率および高純度で生成されないことである。さらなる欠点は、毒性試薬であるシアン化カリウムの使用を含むことである。
それゆえ、スポンゴシンおよび他の2−置換アデノシン、およびこれらの化合物の合成に使用するための中間体を合成するための別法を提供することが望まれる。2−置換アデノシンおよび得られた中間体の収率および純度を改良することがまた望まれる。
本発明の第1の態様により、式Iの化合物の合成方法が提供され、該方法は式IIの化合物を式Iの化合物:
Figure 2007513135
[式中:
Rは、C1−6アルコキシ(直鎖または分枝)、フェノキシ基(置換されていないか、あるいはハロ、アミノ、CF−、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシによりモノ−置換またはジ−置換されている)、ベンジルオキシ基(置換されていないか、あるいはハロ、アミノ、CF−、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシによりモノ−置換またはジ−置換されている)、またはベンゾイル基(置換されていないか、あるいはハロ、アミノ、CF−、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシによりモノ−置換またはジ−置換されている)であり;
R’は、Hまたは保護基である]
に変換することを含む。
好ましくは、Rは、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、フェノキシ、ベンジルオキシ、またはベンゾイルである。より好ましくは、Rはメトキシである。
式IIのR基は互いに同じであることが好ましいが、状況次第では好ましくはR基はそれぞれ異なっていてもよい。
R’は互いに同じであることが好ましい。しかしながら、状況次第では好ましくは2個または3個の異なるR’基(例えば、1個のアセチル基および2個のベンゾイル基、あるいは2個のアセチル基および1個のベンゾイル基)が用いられてもよい。
好ましくは、生成された式Iの化合物は単離される。
本発明のある好ましい実施態様において、R’はHであり、式IIの化合物はアミノ化され、式Iの化合物が形成される。これは、例えば、式IIの化合物をアンモニア溶液中で加熱(例えば、80℃まで)し、次に該溶液を冷却して、式Iの化合物を沈殿させることにより、達成されてもよい。好ましくは、アンモニアの水性溶液が用いられるが、メタノールまたはエタノール中のアンモニアが代わりに用いられてもよい。次に、好ましくは、沈殿物が、例えば濾過および洗浄により単離される。
好ましくは、式IIの化合物は2,6−ジメトキシアデノシンであり、式Iの化合物はスポンゴシンである。2,6−ジメトキシアデノシンのスポンゴシンへの変換方法、および生成されたスポンゴシンの単離方法は、以下の実施例の工程5に記載されている。
本発明の他の好ましい実施態様において、R’は保護基である。式IIの化合物のプリン成分の6位のR基をアミノ基で置換するのと同じ条件下で保護基が除去されるなら好都合である。これにより、式IIの化合物が単一の反応工程で式Iの化合物に変換されることが可能になる。R’は、アンモニアでの処理により除去され得る保護基であることが好ましい。適当な保護基はアセチルおよびベンゾイルである。
好ましくは、本発明の第1の態様の方法は、式III
Figure 2007513135
(式中、R’’は保護基であり、好ましくはアセチルまたはベンゾイルである)
の化合物(好ましくは、トリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシン)を式IIの化合物に変換することをさらに含む。
R’’保護基は互いに同じであることが好ましい。しかしながら、状況次第では好ましくは2個または3個の異なるR’’保護基(例えば、1個のアセチル基および2個のベンゾイル基、あるいは2個のアセチル基および1個のベンゾイル基)が用いられてもよい。
本発明のさらなる態様により、式Iの化合物の合成方法が提供され、該方法は、式IIIの化合物(好ましくは、トリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシン)を式IIの化合物に変換する工程を含む。
本発明のさらなる態様により、式IIの化合物の合成方法がまた提供され、該方法は、式IIIの化合物(好ましくは、トリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシン)を式IIの化合物に変換することを含む。
好ましくは、生成された式IIの化合物は単離される。
式IIの化合物のR’基が保護基である場合、それらは通常互いに同じであり、かつ式IIIの化合物のR’’保護基と同じであることが意図されるだろう。しかしながら、状況次第では、R’’保護基がR’保護基と異なっていることが望まれてもよい。
好ましくは、式IIIの化合物(例えば、トリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシン)は、2位および6位でアルコキシル化またはベンゾイル化され、式IIの化合物が形成される。
好ましくは、式Iの化合物はスポンゴシンであり、式IIの化合物は2,6−ジメトキシアデノシンである。
式IIの化合物が2,6−ジメトキシアデノシンであり、式IIIの化合物がトリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシンである本発明の実施態様について、好ましくは、トリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシンは2位および6位でメトキシル化され、2,6−ジメトキシアデノシンが形成される。これは、例えば、メタノール中のナトリウムメトキシド溶液をジクロロメタン(DCM)またはクロロホルム中のトリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシン溶液と接触させることにより、達成されてもよい。
ナトリウムメトキシド/メタノールのメトキシル化試薬としての使用の利点は、Deghati等およびWanner等により用いられたシアン化カリウム/メタノールよりずっと毒性が低いことである。ナトリウムメトキシド/メタノールはまた、シアン化カリウム/メタノールより高収率のメトキシル化生成物を生じるようである。
好ましくは、次に2,6−ジメトキシアデノシンは、例えば、メタノールおよびDCMを除去し、2,6−ジメトキシアデノシンを逆相カラムクロマトグラフィーにより精製することにより、接触溶液から単離される。
好ましい、トリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシンの2,6−ジメトキシアデノシンへの変換方法、および生成された2,6−ジメトキシアデノシンの単離方法は以下の実施例の工程4に記載されている。
好ましくは、本発明の第1またはさらなる態様の方法は、
式IV
Figure 2007513135
(式中、R’’は保護基であり、好ましくはアセチルまたはベンゾイルである)
の化合物(好ましくは、トリアセトキシ6−クロロアデノシン)を式IIIの化合物(好ましくは、トリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシン)に変換することをさらに含む。R’’保護基は、好ましくは式IIIのR’’保護基と同じである。
本発明のさらなる態様により、式Iの化合物または式IIの化合物の合成方法が提供され、該方法は、式IVの化合物(好ましくは、トリアセトキシ6−クロロアデノシン)を式IIIの化合物(好ましくは、トリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシン)に変換する工程を含む。
好ましくは、生成された式IIIの化合物(例えば、トリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシン)は単離される。
好ましくは、式Iの化合物はスポンゴシンであり、式IIの化合物は2,6−ジメトキシアデノシンである。
好ましくは、トリアセトキシ6−クロロアデノシンは2位でニトロ化され、トリアセトキシ2−ニトロ,6−クロロアデノシンが形成される。適当なニトロ化試薬は、硝酸テトラブチルアンモニウム(TBAN)、硝酸テトラメチルアンモニウム(TMAN)および硝酸ナトリウムを含む。例えば、トリアセトキシ6−クロロアデノシン溶液は、TBANおよびトリフルオロ酢酸(TFAA)溶液、またはTMANおよびTFAA溶液と接触されてもよい。好ましくは、DCMまたはクロロホルムのような塩素化溶媒が用いられる。
DCM中のTBAN/TFAAを用いたトリアセトキシ6−クロロアデノシンのトリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシンへのニトロ化はDeghati等の1292頁、4〜6行目に記載されている(しかしながら、スポンゴシンの合成には関連して記載されてはいない)。TBAN/TFAAはまたDeghati等により用いられ、この文献において開示されたスポンゴシンの合成方法においてアデノシンペンタアセテートがニトロ化される。
しかしながら、本発明者等は、スポンゴシンがDeghati等の方法により高収率および高純度で生成されない主な理由の1つは、TBANおよび他のテトラブチルアンモニウム(TBA)塩が2−ニトロアデノシンペンタアセテート中間体に混入し、続く合成工程を妨害することであると考えた。
本発明によると、混入しているTBA塩の量が低減されると、スポンゴシン生成物の収率および純度は有意に改良され得る。しかしながら、これらの混入物の除去には問題がある。なぜなら、それらが両親媒性であり、それゆえ水性後処理により完全に除去されないからである。
本発明者等は、意外なことに、トリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシン、および続いて生成される2,6−ジメトキシアデノシンおよびスポンゴシンの純度および収率は、トリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシンのイソプロパノールまたは好ましくはエタノールからの粉砕、および水とエタノールの混合物での洗浄により、TBAN不純物を除去することにより有意に改良されることを見出した。
本発明者等は、同様の方法を用いて、硝酸テトラメチルアンモニウム(TMAN)をTBANの代わりにニトロ化試薬として用いた場合のテトラメチルアンモニウム(TMA)不純物を除去できると考えた。TMANのニトロ化剤としての使用は、TMANがTBANより水で洗浄されやすいので、TBANの使用より好ましい。
TBAまたはTMA不純物は、2−ニトロアデノシンペンタアセテート(Deghati等により用いられた)からよりトリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシンから除去するのが容易である。なぜなら、この後者の化合物は水中で分解するからである。従って、スポンゴシンは、トリアセトキシ6−クロロアデノシン中間体を用いることにより高収率および高純度で容易に合成され得る。
好ましい、トリアセトキシ6−クロロアデノシンのトリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシンへの変換方法、および生成されたトリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシンの単離方法は、以下の実施例の工程3に記載されている。
本発明者等は、上記方法を用いて、他の反応方法においてTBANまたはTMANを用いた置換アデノシンのニトロ化により合成された化合物に混入しているTBAまたはTMA不純物が除去され得ると考えた。それにより、該化合物は高純度で生成され、続く合成工程により生成される生成物の純度および収率が増大され得る。
従って、本発明のさらなる態様により、置換アデノシンのTBANまたはTMANでのニトロ化により形成された生成物に混入しているTBAまたはTMA不純物の量の低減方法が提供され、該方法は、生成物をイソプロパノールまたはエタノールから粉砕し、該生成物を水とエタノールの混合物で洗浄することを含む。
本発明により、ニトロ化された置換アデノシンの生成方法がまた提供され、該方法は、置換アデノシンをTBANまたはTMANを用いてニトロ化し、ニトロ化された置換アデノシンに混入しているTBAまたはTMA不純物の量を低減することを含む。
好ましくは、置換されたアデノシンは式VI:
Figure 2007513135
(式中、
Xはハロであり、好ましくはClまたは−OMeであり;そして
R’’はHであるか、あるいは保護基であり、好ましくはアセチルまたはベンゾイルである)
の化合物である。
好ましくは、TBAまたはTMA不純物の量は、ニトロ化された置換アデノシンをイソプロパノールまたはエタノールから粉砕し、粉砕した生成物を水とエタノールの混合物で洗浄することにより低減される。
一般に、最低3回の水/エタノールでの洗浄が、大部分のTBAまたはTMA不純物を除去するのに必要とされることが見出された。しかしながら、一般に5回の洗浄が行われ、できるだけ多くのTBAまたはTMA不純物の除去を確実にする。
粉砕の代わりに、カラムクロマトグラフィーまたは逆相クロマトグラフィーを用いて、存在するTBAまたはTMA不純物の量を低減することが可能である。
本発明はまた、かかる方法により生成されたニトロ化された置換アデノシンを提供する。
好ましくは、本発明の第1またはさらなる態様の方法は、
式V
Figure 2007513135
(式中、R’’は保護基であり、好ましくはアセチルまたはベンゾイルである)
の化合物(好ましくは、トリアセトキシイノシン)を式IVの化合物(好ましくは、トリアセトキシ6−クロロアデノシン)に変換することをさらに含む。R’’保護基は、好ましくは式IV(および/または式III)のR’’保護基と同じである。
本発明のさらなる態様により、式Iの化合物、式IIの化合物または式IIIの化合物の合成方法が提供され、該方法は、式Vの化合物(好ましくは、トリアセトキシイノシン)を式IVの化合物(好ましくは、トリアセトキシ6−クロロアデノシン)に変換する工程を含む。
好ましくは、生成された式IVの化合物(例えば、トリアセトキシ6−クロロアデノシン)は単離される。
好ましくは、式Iの化合物はスポンゴシンであり、式IIの化合物は2,6−ジメトキシアデノシンである。
好ましくは、トリアセトキシイノシンは塩素化されて、トリアセトキシ6−クロロアデノシンが形成される。これは、例えば、DMFおよび塩化チオニルをクロロホルム中のトリアセトキシイノシン溶液と接触させることにより達成されてもよい。クロロホルムの代わりに、DCMが溶媒として用いられてもよい。塩化チオニルの代わりに、POClが塩素化試薬として用いられてもよい。
好ましくは、トリアセトキシ6−クロロアデノシンは、接触されたDMF、塩化チオニルおよびトリアセトキシイノシン溶液から、例えば、DMF、塩化チオニルおよびクロロホルムを除去し、生じた残渣をDCMと水性重炭酸ナトリウム間に分配させ、分離した有機相を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させることにより単離される。
好ましい、トリアセトキシ6−クロロアデノシンのトリアセトキシイノシンからの形成方法、および生成されたトリアセトキシ6−クロロアデノシンの単離方法は、以下の実施例の工程2に記載されている。
好ましくは、本発明の第1またはさらなる態様の方法は、イノシンを式Vの化合物(好ましくは、トリアセトキシイノシン)に変換することをさらに含む。
本発明のさらなる態様により、式I、II、IIIまたはIVの化合物の合成方法が提供され、該方法は、イノシンを式Vの化合物(好ましくは、トリアセトキシイノシン)に変換する工程を含む。
好ましくは、生成された式Vの化合物(例えば、トリアセトキシイノシン)は単離される。
好ましくは、式Iの化合物はスポンゴシンであり、式IIの化合物は2,6−ジメトキシアデノシンである。
好ましくは、イノシンはアセチル化またはベンゾイル化され、式Vの化合物(好ましくは、トリアセトキシイノシン)が形成される。トリアセトキシイノシンを形成するためのイノシンのアセチル化は、例えば、イノシンとMeCN中の触媒DMAPの懸濁液をEtNおよび無水酢酸と接触させて、溶液を形成し、該溶液をメタノールと接触させることにより達成されてもよい。
好ましい、イノシンのトリアセトキシイノシンへの変換方法、および生成されたトリアセトキシイノシンの単離方法は、以下の実施例の工程1に記載されている。
本発明により、式Iの化合物の合成における式IIの化合物、式IIIの化合物(好ましくは、トリアセトキシ2−ニトロ,6−クロロアデノシン)、式IVの化合物(好ましくは、トリアセトキシ6−クロロアデノシン)、式Vの化合物(好ましくは、トリアセトキシイノシン)またはイノシンの使用がまた提供される。
本発明はさらに、式IIの化合物の合成における式IIIの化合物(好ましくは、トリアセトキシ2−ニトロ,6−クロロアデノシン)、式IVの化合物(好ましくは、トリアセトキシ6−クロロアデノシン)、式Vの化合物(好ましくは、トリアセトキシイノシン)またはイノシンの使用を提供する。
好ましくは、式Iの化合物はスポンゴシンであり、式IIの化合物は2,6−ジメトキシアデノシンである。
本発明の方法により、2−置換アデノシンおよび2−置換アデノシンの合成において使用するための中間体の高収率および高純度での合成が可能となり、かつ該方法はシアン化カリウムのような毒性試薬の使用を必要としない。
本発明の実施例はここで例示の目的で記載され、イノシンからのスポンゴシンの合成を示す付随のスキーム1は参考にされるのみである。
実施例
Figure 2007513135
工程1
イノシン(10g、37.3mmol)およびMeCN(60mL)中の触媒DMAPの懸濁液に、EtN(20mL、143mmol)および無水酢酸(12.5mL)を添加し、生じた溶液を1時間、周囲温度にて攪拌し、次にMeOH(5mL)を添加した。5分間攪拌した後、溶液を真空下で濃縮し、イソプロピルアルコールで洗浄してトリアセトキシイノシンを白色固形物(12.1g、82%)として得た。
工程2
CHCl(25mL)中のトリアセトキシイノシン(3.00g、7.63mol)溶液にDMF(1.80mL、22.9mmol)および塩化チオニル(1.68mL、22.9mmol)を添加し、生じた溶液を一晩還流した後、溶媒を減圧除去した。次に残渣をDCMと水性NaHCO間に分配させ、分離した有機相を塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、トリアセトキシ6−クロロアデノシンを淡黄色油状物(3.03g、96%)として得た。
工程3
0℃のDCM(15mL)中のTBAN(4.43g、14.5mmol)溶液にTFAA(2.05mL、14.5mmol)を添加し、生じた溶液を5分間攪拌した後、DCM(20mL)中のトリアセトキシ6−クロロアデノシン(4g、9.7mmol)を添加した。生じた茶色溶液を2.5時間攪拌し、水性NaHCOでクエンチし、DCMに抽出し、MgSOで乾燥させた。EtOHからの粉砕を介して精製し、1:1 EtOH/水での洗浄により、トリアセトキシ2−ニトロ,6−クロロアデノシンを黄白色黄色固形物(2.57g、58%)として得た。
工程4
MeOH(10mL)中のNaOMe(590mg、10.9mmol)溶液にDCM(10mL)中のトリアセトキシ2−ニトロ,6−クロロアデノシン(1g、2.19mmol)溶液を滴下し、生じた赤色溶液を一晩攪拌した。次に溶媒を減圧除去し、生成物を逆相カラムクロマトグラフィー(勾配 30〜70% MeOH/水)により精製し、2,6−ジメトキシアデノシンを白色固形物(447mg、66%)として得た。
工程5
水性NH中の2,6−ジメトキシアデノシン(697mg、3.23mmol)溶液を、密閉した試験管中で80℃にて26時間加熱した。次に溶液を冷却し、生じた白色沈殿物を濾取し、冷水で洗浄し、2−メトキシアデノシン(406mg、61%)を得た。
他の好ましい実施態様において、示したアセチル保護基の代わりにベンゾイル保護基を用いてもよい。

Claims (40)

  1. 式Iの2−置換アデノシンの合成方法であって、式IIの化合物を式Iの化合物:
    Figure 2007513135
    [式中:
    Rは、C1−6アルコキシ(直鎖または分枝)、フェノキシ基(置換されていないか、あるいはハロ、アミノ、CF−、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシによりモノ−置換またはジ−置換されている)、ベンジルオキシ基(置換されていないか、あるいはハロ、アミノ、CF−、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシによりモノ−置換またはジ−置換されている)、またはベンゾイル基(置換されていないか、あるいはハロ、アミノ、CF−、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシによりモノ−置換またはジ−置換されている)であり;
    R’は、Hまたは保護基である]
    に変換することを含む、方法。
  2. Rが、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、フェノキシ、ベンジルオキシ、またはベンゾイルである、請求項1記載の方法。
  3. R’が、R基を式IIの化合物のプリン成分の6位でアミノ基で置換する条件下で除去され得る保護基である、請求項1または2記載の方法。
  4. 式IIの化合物が単一の反応工程で式Iの化合物に変換される、請求項3記載の方法。
  5. 保護基がアセチルまたはベンゾイルであり、式IIの化合物がアンモニアでの処理により式Iの化合物に変換される、請求項1から4のいずれか記載の方法。
  6. R’がHであり、式IIの化合物がアミノ化され、式Iの化合物が形成される、請求項1または2記載の方法。
  7. 式IIの化合物が、該化合物をアンモニア溶液中で加熱し、次に該溶液を冷却して式Iの化合物を沈殿させることによりアミノ化される、請求項6記載の方法。
  8. 生成された式Iの化合物を単離することをさらに含む、請求項1から7いずれか記載の方法。
  9. 式III
    Figure 2007513135
    (式中、R’’は保護基であり、好ましくはアセチルまたはベンゾイルである)
    の化合物を式IIの化合物に変換することをさらに含む、請求項1から8のいずれか記載の方法。
  10. 式IIの化合物の合成方法であって、式IIIの化合物を式IIの化合物に変換することを含む、方法。
  11. 式IIIの化合物が、アルコキシル化またはベンゾイル化され、式IIの化合物が形成される、請求項9または10記載の方法。
  12. 式IIIの化合物がトリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシンである、請求項9から11のいずれか記載の方法。
  13. トリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシンが、メタノール中のナトリウムメトキシドをメトキシル化試薬として用いてメトキシル化される、請求項12記載の方法。
  14. 生成された式IIの化合物を単離することをさらに含む、請求項9から13のいずれか記載の方法。
  15. 式IV
    Figure 2007513135
    (式中、R’’は保護基であり、好ましくはアセチルまたはベンゾイルである)
    の化合物を式IIIの化合物に変換することをさらに含む、請求項9から14のいずれか記載の方法。
  16. 式IVの化合物がニトロ化され、式IIIの化合物が形成される、請求項15記載の方法。
  17. 生成された式IIIの化合物を単離することをさらに含む、請求項15または16記載の方法。
  18. 式IVの化合物がトリアセトキシ6−クロロアデノシンであり、式IIIの化合物がトリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシンである、請求項15から17いずれか記載の方法。
  19. トリアセトキシ6−クロロアデノシンが、硝酸テトラブチルアンモニウム(TBAN)または硝酸テトラメチルアンモニウム(TMAN)をニトロ化試薬として用いてトリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシンにニトロ化される、請求項18記載の方法。
  20. トリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシンに混入しているテトラブチルアンモニウム(TBA)またはテトラメチルアンモニウム(TMA)不純物の量を低減することをさらに含む、請求項19記載の方法。
  21. TBAまたはTMA不純物の量が、トリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシンをイソプロパノールまたはエタノールから粉砕し、次に粉砕したトリアセトキシ2−ニトロ−6−クロロアデノシンを水とエタノールの混合物で洗浄することにより低減される、請求項20記載の方法。
  22. 式V
    Figure 2007513135
    (式中、R’’は保護基であり、好ましくはアセチルまたはベンゾイルである)
    の化合物を式IVの化合物に変換することをさらに含む、請求項15から21のいずれか記載の方法。
  23. 式Vの化合物を塩素化し、式IVの化合物が形成される、請求項22記載の方法。
  24. 式Vの化合物がトリアセトキシイノシンであり、式IVの化合物がトリアセトキシ6−クロロアデノシンである、請求項22または23記載の方法。
  25. トリアセトキシイノシンが塩化チオニルまたはPOClを塩素化試薬として用いて塩素化される、請求項24記載の方法。
  26. 生成された式IVの化合物を単離することをさらに含む、請求項22から25のいずれか記載の方法。
  27. イノシンを式Vの化合物に変換することをさらに含む、請求項22から26のいずれか記載の方法。
  28. イノシンがアセチル化またはベンゾイル化され、式Vの化合物が形成される、請求項27記載の方法。
  29. 式Vの化合物がトリアセトキシイノシンである、請求項27または28記載の方法。
  30. イノシンが無水酢酸をアセチル化試薬として用いてアセチル化される、請求項29記載の方法。
  31. 生成された式Vの化合物を単離することをさらに含む、請求項27から30のいずれか記載の方法。
  32. スキーム1に示される工程を含む、スポンゴシンの合成方法。
  33. 実施例の工程1から5をふまえて実質的に記載されている、スポンゴシンの合成方法。
  34. 請求項1から9または11から33のいずれか記載の方法により合成される、式Iの2−置換アデノシン。
  35. 実施例の工程1から4をふまえて実質的に記載されている、2,6−ジメトキシアデノシンの合成方法。
  36. 請求項10から31または35のいずれか記載の方法により合成される、式Iの化合物。
  37. 式Iの化合物の合成における式IIの化合物、式IIIの化合物、式IVの化合物、式Vの化合物、トリアセトキシ2−ニトロ,6−クロロアデノシン、トリアセトキシ6−クロロアデノシン、トリアセトキシイノシンまたはイノシンの使用。
  38. 式IIの化合物の合成における式IIIの化合物、式IVの化合物、式Vの化合物、トリアセトキシ2−ニトロ,6−クロロアデノシン、トリアセトキシ6−クロロアデノシン、トリアセトキシイノシンまたはイノシンの使用。
  39. ニトロ化された置換アデノシンの生成方法であって、置換アデノシンをTBANまたはTMANを用いてニトロ化し、次にニトロ化された置換アデノシンに混入しているTBAまたはTMA不純物の量を低減することを含む、方法。
  40. TBAまたはTMA不純物の量が、ニトロ化された置換アデノシンをイソプロパノールまたはエタノールから粉砕し、次に粉砕された生成物を水とエタノールの混合物で洗浄することにより低減される、請求項39記載の方法。
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