JPH0753552A - 2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類とその製造方法 - Google Patents
2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類とその製造方法Info
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- JPH0753552A JPH0753552A JP3070535A JP7053591A JPH0753552A JP H0753552 A JPH0753552 A JP H0753552A JP 3070535 A JP3070535 A JP 3070535A JP 7053591 A JP7053591 A JP 7053591A JP H0753552 A JPH0753552 A JP H0753552A
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- Japan
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- dideoxy
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- thymine
- mmol
- disubstituted
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
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- Saccharide Compounds (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】
【化1】
化1で表される2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−
ジ置換−ヌクレオシド類を、短工程で収率良く合成す
る。 【構成】 【化2】 化2中の1−チオグリコシド誘導体[2]、[4]とビ
ス(トリメチルシリル)チミンとを、N−ブロモコハク
酸イミドの存在下に反応させ、N−グリコシド[3]、
[5]を合成し、これらを2’,3’−ジデオキシ−
2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類へ導く。
ジ置換−ヌクレオシド類を、短工程で収率良く合成す
る。 【構成】 【化2】 化2中の1−チオグリコシド誘導体[2]、[4]とビ
ス(トリメチルシリル)チミンとを、N−ブロモコハク
酸イミドの存在下に反応させ、N−グリコシド[3]、
[5]を合成し、これらを2’,3’−ジデオキシ−
2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類へ導く。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬品として期待されて
いる2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−ヌ
クレオシド類とその製造方法に関するものである。
いる2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−ヌ
クレオシド類とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の方法】近年、ウィルス感染症に対する様々な化
学療法薬が開発されているが、現在使用が許可されてい
る化学療法薬は、水への溶解性が低いことや、副作用等
の問題を有しており、これに代わる抗ウィルス活性を有
する新規の化合物の開発が強く求められている。その中
でも2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−ヌ
クレオシド類には、現在使用されている化学療法薬より
も高い抗ウイルス活性や、さらに抗腫瘍、抗菌活性が期
待されているものが存在する。2’,3’−ジデオキシ
−2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類の合成法には天
然に存在するヌクレオシド類を原料とする方法や、糖誘
導体とピリミジン、プリン塩基とをカップリングさせる
方法等がある。
学療法薬が開発されているが、現在使用が許可されてい
る化学療法薬は、水への溶解性が低いことや、副作用等
の問題を有しており、これに代わる抗ウィルス活性を有
する新規の化合物の開発が強く求められている。その中
でも2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−ヌ
クレオシド類には、現在使用されている化学療法薬より
も高い抗ウイルス活性や、さらに抗腫瘍、抗菌活性が期
待されているものが存在する。2’,3’−ジデオキシ
−2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類の合成法には天
然に存在するヌクレオシド類を原料とする方法や、糖誘
導体とピリミジン、プリン塩基とをカップリングさせる
方法等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法では合成できる化合物の構造や置換基が制限され
てしまうことや、反応工程数が多いこと等の問題があ
り、工業的に有利な方法とはいい難い。
の方法では合成できる化合物の構造や置換基が制限され
てしまうことや、反応工程数が多いこと等の問題があ
り、工業的に有利な方法とはいい難い。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の観点から、優れた
化学療法薬として新規な2’,3’−ジデオキシ−
2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類の開発を主たる目
的とし、その合成法について鋭意検討した。その結果、
化2の反応工程に示したようにNBS等の活性化剤の存
在下、1−チオグリコシド誘導体とピリミジン、プリン
塩基とをカップリングさせることによって、2’,3’
−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類を
容易に合成できることを見いだし、化学療法薬として期
待される新規化合物を合成した。すなわち、本発明は
2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−ヌクレ
オシド類とその製造方法に関するものである。本発明の
方法によれば、様々な1−チオグリコシド誘導体を原料
として用いることが出来るので、種々の構造や置換基を
有する2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−
ヌクレオシド類を合成することが可能である。
化学療法薬として新規な2’,3’−ジデオキシ−
2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類の開発を主たる目
的とし、その合成法について鋭意検討した。その結果、
化2の反応工程に示したようにNBS等の活性化剤の存
在下、1−チオグリコシド誘導体とピリミジン、プリン
塩基とをカップリングさせることによって、2’,3’
−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類を
容易に合成できることを見いだし、化学療法薬として期
待される新規化合物を合成した。すなわち、本発明は
2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−ヌクレ
オシド類とその製造方法に関するものである。本発明の
方法によれば、様々な1−チオグリコシド誘導体を原料
として用いることが出来るので、種々の構造や置換基を
有する2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−
ヌクレオシド類を合成することが可能である。
【0005】本発明の方法でピリミジン、プリン塩基と
のカップリングに使用される1−チオグリコシド誘導体
に対する制限は無いが、2’,3’−ジデオキシ−
2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類の合成原料として
は、化2で表される1−チオグリコシド誘導体[2]、
[4]が適当である。この化合物は公知の方法を応用し
て合成することが出来る。保護基P1、P2、P3として
は、通常の水酸基の保護基として使用されるものであれ
ばよく、例えばアセチル、ピバロイル等のアシル基、ト
リチル等のアルキル基、t−ブチルジメチルシリル等の
シリル保護基が例示出来る。
のカップリングに使用される1−チオグリコシド誘導体
に対する制限は無いが、2’,3’−ジデオキシ−
2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類の合成原料として
は、化2で表される1−チオグリコシド誘導体[2]、
[4]が適当である。この化合物は公知の方法を応用し
て合成することが出来る。保護基P1、P2、P3として
は、通常の水酸基の保護基として使用されるものであれ
ばよく、例えばアセチル、ピバロイル等のアシル基、ト
リチル等のアルキル基、t−ブチルジメチルシリル等の
シリル保護基が例示出来る。
【0006】ピリミジン、プリン塩基としては、周知の
チミン、アデニン等の水酸基やアミノ基を保護した誘導
体が使用できる。保護基としては特に制限はないが、ト
リアルキルシリル基などが有用である。
チミン、アデニン等の水酸基やアミノ基を保護した誘導
体が使用できる。保護基としては特に制限はないが、ト
リアルキルシリル基などが有用である。
【0007】活性化剤としては、一般にチオグリコシド
のグリコシル化の際に用いられるものが挙げられる。す
なわち、酢酸水銀、硝酸水銀などの水銀塩、銀トリフル
オロメタンスルホナート等の銀塩、NBS、N−ヨード
コハク酸イミド(NIS)−トリフルオロメタンスルホ
ン酸塩、さらに臭素、ヨウ素等があるが、NBSが極め
て有効である。
のグリコシル化の際に用いられるものが挙げられる。す
なわち、酢酸水銀、硝酸水銀などの水銀塩、銀トリフル
オロメタンスルホナート等の銀塩、NBS、N−ヨード
コハク酸イミド(NIS)−トリフルオロメタンスルホ
ン酸塩、さらに臭素、ヨウ素等があるが、NBSが極め
て有効である。
【0008】反応に用いる溶媒はエーテル、ベンゼン、
トルエン、ジクロロメタン、クロロホルム、アセトニト
リル、ジメチルスルホキシド等周知の非プロトン性有機
溶媒がよく、特に制限はない。反応温度、反応時間は用
いる触媒、溶媒等により異なり、特に限定されないが、
それぞれ0〜 25℃、10分〜1時間が適当である。
活性化剤の使用量に特に制限はないが、通常は1−チオ
グリコシド誘導体に対して1.0〜2.0当量の範囲で
添加する。1−チオグリコシド誘導体に対して核酸塩基
を過剰に用いる方がよく、通常は2.0〜5.0当量で
ある。
トルエン、ジクロロメタン、クロロホルム、アセトニト
リル、ジメチルスルホキシド等周知の非プロトン性有機
溶媒がよく、特に制限はない。反応温度、反応時間は用
いる触媒、溶媒等により異なり、特に限定されないが、
それぞれ0〜 25℃、10分〜1時間が適当である。
活性化剤の使用量に特に制限はないが、通常は1−チオ
グリコシド誘導体に対して1.0〜2.0当量の範囲で
添加する。1−チオグリコシド誘導体に対して核酸塩基
を過剰に用いる方がよく、通常は2.0〜5.0当量で
ある。
【0009】本発明化合物である2’,3’−ジデオキ
シ−2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類は、化1で表
されるものである。該化1におけるR1、R2およびBは
前記定義の通りであるが、R1の具体例としては、メチ
ル、エチル、イソプロピル、アセトキシメチル、ヒドロ
キシメチル等が挙げられ、R2の具体例としては、アジ
ド、フッ素原子が挙げられる。このような本発明化合物
の代表例としては、例えば、1−(3−アジド−2,3
−ジデオキシ−2−C−メチル−D−エリトロ−ペント
フラノシル)チミン、1−(3−アジド−2,3−ジデ
オキシ−2−C−ヒドロキシメチル−D−エリトロ−ペ
ントフラノシル)チミン、1−(3−アジド−2,3−
ジデオキシ−2−C−エチル−D−エリトロ−ペントフ
ラノシル)チミン、1−(3−アジド−2,3−ジデオ
キシ−2−C−イソプロピル−D−エリトロ−ペントフ
ラノシル)チミン、1−(2,3−ジデオキシ−3−フ
ルオロ−2−C−メチル−D−エリトロ−ペントフラノ
シル)チミン等のピリミジン類、9−(3−アジド−
2,3−ジデオキシ−2−C−メチル−D−エリトロ−
ペントフラノシル)アデニン等のプリン類が挙げられ
る。
シ−2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類は、化1で表
されるものである。該化1におけるR1、R2およびBは
前記定義の通りであるが、R1の具体例としては、メチ
ル、エチル、イソプロピル、アセトキシメチル、ヒドロ
キシメチル等が挙げられ、R2の具体例としては、アジ
ド、フッ素原子が挙げられる。このような本発明化合物
の代表例としては、例えば、1−(3−アジド−2,3
−ジデオキシ−2−C−メチル−D−エリトロ−ペント
フラノシル)チミン、1−(3−アジド−2,3−ジデ
オキシ−2−C−ヒドロキシメチル−D−エリトロ−ペ
ントフラノシル)チミン、1−(3−アジド−2,3−
ジデオキシ−2−C−エチル−D−エリトロ−ペントフ
ラノシル)チミン、1−(3−アジド−2,3−ジデオ
キシ−2−C−イソプロピル−D−エリトロ−ペントフ
ラノシル)チミン、1−(2,3−ジデオキシ−3−フ
ルオロ−2−C−メチル−D−エリトロ−ペントフラノ
シル)チミン等のピリミジン類、9−(3−アジド−
2,3−ジデオキシ−2−C−メチル−D−エリトロ−
ペントフラノシル)アデニン等のプリン類が挙げられ
る。
【0010】
【実施例1】 1−(3−アジド−2,3−ジデオキシ−2−C−メチ
ル−5−O−ピバロイル−D−エリトロ−ペントフラノ
シル)チミン[9]
ル−5−O−ピバロイル−D−エリトロ−ペントフラノ
シル)チミン[9]
【化3】
【0011】チミン196mg(1.6mmol)にア
ルゴン雰囲気下、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチ
ルジシラザン0.9ml(4.3mmol)、N,N−
ジメチルホルムアミド(以下DMFと略す)0.1ml
(1.3mmol)を加え16時間加熱還流する。加熱
した状態で減圧下、過剰の1,1,1,3,3,3−ヘ
キサメチルジシラザンとDMFを除去し乾燥する。得ら
れたビス(トリメチルシリル)チミンを2mlのジクロ
ロメタンに溶解し、これを1−チオグリコシド誘導体
[8]268mg(0.78mmol)のジクロロメタ
ン溶液(8ml)の中へ加える。この溶液にモレキュラ
ーシーブス4Aを加え15分間攪はんした後、NBS1
59mg(0.89mmol)を加え、室温にて1時間
攪はんした後、濾過し、濾液をチオ硫酸ナトリウム水溶
液で洗浄する。無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離精製し
て1−(3−アジド−2,3−ジデオキシ−2−C−メ
チル−5−O−ピバロイル−D−エリトロ−ペントフラ
ノシル)チミン[9]を273mg(98モル%)得
る。
ルゴン雰囲気下、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチ
ルジシラザン0.9ml(4.3mmol)、N,N−
ジメチルホルムアミド(以下DMFと略す)0.1ml
(1.3mmol)を加え16時間加熱還流する。加熱
した状態で減圧下、過剰の1,1,1,3,3,3−ヘ
キサメチルジシラザンとDMFを除去し乾燥する。得ら
れたビス(トリメチルシリル)チミンを2mlのジクロ
ロメタンに溶解し、これを1−チオグリコシド誘導体
[8]268mg(0.78mmol)のジクロロメタ
ン溶液(8ml)の中へ加える。この溶液にモレキュラ
ーシーブス4Aを加え15分間攪はんした後、NBS1
59mg(0.89mmol)を加え、室温にて1時間
攪はんした後、濾過し、濾液をチオ硫酸ナトリウム水溶
液で洗浄する。無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離精製し
て1−(3−アジド−2,3−ジデオキシ−2−C−メ
チル−5−O−ピバロイル−D−エリトロ−ペントフラ
ノシル)チミン[9]を273mg(98モル%)得
る。
【0012】1HNMR(CDCl3):δ 1.04(d, J=
7.3Hz, 3H), 1.24(s, 9H), 1.89-1.98(m, 3H), 2.87-3.
17(m, 1H), 3.97-4.37(m, 3H), 4.37-4.65(m, 1H), 5.8
8(d,J=8.2Hz, 0.1H), 6.31(d, J=7.3Hz, 0.9H), 7.17
(s, 0.1H), 7.28(d, J=1.2Hz,0.9H).
7.3Hz, 3H), 1.24(s, 9H), 1.89-1.98(m, 3H), 2.87-3.
17(m, 1H), 3.97-4.37(m, 3H), 4.37-4.65(m, 1H), 5.8
8(d,J=8.2Hz, 0.1H), 6.31(d, J=7.3Hz, 0.9H), 7.17
(s, 0.1H), 7.28(d, J=1.2Hz,0.9H).
【0013】
【実施例2】 1−(2−C−アセトキシメチル−3−アジド−2,3
−ジデオキシ−5−O−ピバロイル−D−エリトロ−ペ
ントフラノシル)チミン[11]
−ジデオキシ−5−O−ピバロイル−D−エリトロ−ペ
ントフラノシル)チミン[11]
【化4】
【0014】チミン229mg(1.8mmol)、1
−チオグリコシド誘導体[10]310mg(0.9m
mol)を用い、実施例1と同様の操作を行い、1−
(2−C−アセトキシメチル−3−アジド−2,3−ジ
デオキシ−5−O−ピバロイル−D−エリトロ−ペント
フラノシル)チミン[11]303mg(81モル%)
を得る。
−チオグリコシド誘導体[10]310mg(0.9m
mol)を用い、実施例1と同様の操作を行い、1−
(2−C−アセトキシメチル−3−アジド−2,3−ジ
デオキシ−5−O−ピバロイル−D−エリトロ−ペント
フラノシル)チミン[11]303mg(81モル%)
を得る。
【0015】1HNMR(CDCl3):δ 1.24(s, 9
H), 1.86-1.99(m, 3H), 1.99-2.11(m,3H), 3.07-3.48
(m, 1H), 3.90-4.73(m, 7H), 4.80-5.04(m, 1H), 5.99
(d, J=7.9Hz, 0.4H), 6.41(d, J=7.8Hz, 0.6H), 7.16-
7.38(m, 1H).
H), 1.86-1.99(m, 3H), 1.99-2.11(m,3H), 3.07-3.48
(m, 1H), 3.90-4.73(m, 7H), 4.80-5.04(m, 1H), 5.99
(d, J=7.9Hz, 0.4H), 6.41(d, J=7.8Hz, 0.6H), 7.16-
7.38(m, 1H).
【0016】
【実施例3】 1−(2,3−ジデオキシ−3−フルオロ−2−C−メ
チル−5−O−t−ブチルジメチルシリル−D−エリト
ロ−ペントフラノシル)チミン[13]
チル−5−O−t−ブチルジメチルシリル−D−エリト
ロ−ペントフラノシル)チミン[13]
【化5】
【0017】チミン180mg(1.4mmol)、1
−チオグリコシド誘導体[12]248mg(0.7m
mol)を用い、実施例1と同様の操作を行い、1−
(2,3−ジデオキシ−3−フルオロ−2−C−メチル
−5−O−t−ブチルジメチルシリル−D−エリトロ−
ペントフラノシル)チミン[13]193mg(75モ
ル%)を得る。
−チオグリコシド誘導体[12]248mg(0.7m
mol)を用い、実施例1と同様の操作を行い、1−
(2,3−ジデオキシ−3−フルオロ−2−C−メチル
−5−O−t−ブチルジメチルシリル−D−エリトロ−
ペントフラノシル)チミン[13]193mg(75モ
ル%)を得る。
【0018】1HNMR(CDCl3):δ 0.09(s, 4.8
H), 0.14(s, 1.2H), 0.89(s, 7.2H), 0.94(s, 1.8H),
0.96-1.29(m, 3H), 1.94(s, 3H), 2.47-2.81(m, 0.5H),
2.86-3.26(m, 0.5H), 3.50-3.92(m, 2H), 4.38-4.84
(m, 1.5H), 5.19-5.41(m, 0.5H), 6.12(d, J=10Hz, 0.2
H), 6.43(d, J=8.0Hz, 0.8H), 7.18(s, 0.8H), 7.44(s,
0.2H), 9.80(s, 1H).
H), 0.14(s, 1.2H), 0.89(s, 7.2H), 0.94(s, 1.8H),
0.96-1.29(m, 3H), 1.94(s, 3H), 2.47-2.81(m, 0.5H),
2.86-3.26(m, 0.5H), 3.50-3.92(m, 2H), 4.38-4.84
(m, 1.5H), 5.19-5.41(m, 0.5H), 6.12(d, J=10Hz, 0.2
H), 6.43(d, J=8.0Hz, 0.8H), 7.18(s, 0.8H), 7.44(s,
0.2H), 9.80(s, 1H).
【0019】
【実施例4】 1−(3−アジド−2,3−ジデオキシ−2−C−メチ
ル−D−エリトロ−ペントフラノシル)チミン[14]
ル−D−エリトロ−ペントフラノシル)チミン[14]
【化6】
【0020】[9]186mg(0.51mmol)
に、1規定の水酸化カリウム−エタノール溶液5mlを
加えて攪はんする。1時間後、陽イオン交換樹脂(Do
wex50W)を加えて中和した後、濾過し、濾液を濃
縮する。シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単
離精製して1−(3−アジド−2,3−ジデオキシ−2
−C−メチル−D−エリトロ−ペントフラノシル)チミ
ン[14]107mg(75モル%)を得る。
に、1規定の水酸化カリウム−エタノール溶液5mlを
加えて攪はんする。1時間後、陽イオン交換樹脂(Do
wex50W)を加えて中和した後、濾過し、濾液を濃
縮する。シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単
離精製して1−(3−アジド−2,3−ジデオキシ−2
−C−メチル−D−エリトロ−ペントフラノシル)チミ
ン[14]107mg(75モル%)を得る。
【0021】1HNMR(CD3OD):δ 0.98(d, J=
7.0Hz, 3H), 1.91(d, J=1.1Hz, 3H),2.92-3.21(m, 1H),
3.60-3.68(m, 2H), 6.25(d, J=7.0Hz, 1H), 7.47(d, J
=1.1Hz, 1H).
7.0Hz, 3H), 1.91(d, J=1.1Hz, 3H),2.92-3.21(m, 1H),
3.60-3.68(m, 2H), 6.25(d, J=7.0Hz, 1H), 7.47(d, J
=1.1Hz, 1H).
【0022】
【実施例5】 1−(3−アジド−2,3−ジデオキシ−2−C−ヒド
ロキシメチル−D−エリトロ−ペントフラノシル)チミ
ン[15]
ロキシメチル−D−エリトロ−ペントフラノシル)チミ
ン[15]
【化7】
【0023】[11]82mg(0.19mmol)を
用い、実施例4と同様に処理して1−(3−アジド−
2,3−ジデオキシ−2−C−ヒドロキシメチル−D−
エリトロ−ペントフラノシル)チミン[15]45mg
(79モル%)を得る。
用い、実施例4と同様に処理して1−(3−アジド−
2,3−ジデオキシ−2−C−ヒドロキシメチル−D−
エリトロ−ペントフラノシル)チミン[15]45mg
(79モル%)を得る。
【0024】1HNMR(CD3OD):δ 1.81-2.04
(m, 3H), 2.50-3.44(m, 1H), 3.46-4.14(m, 5H), 4.34-
4.60(m, 1H), 5.95(d,J=7.9Hz, 0.4H), 6.32(d, J=7.1H
z, 0.6H), 7.50(s, 0.6H), 7.80(s, 0.4H).
(m, 3H), 2.50-3.44(m, 1H), 3.46-4.14(m, 5H), 4.34-
4.60(m, 1H), 5.95(d,J=7.9Hz, 0.4H), 6.32(d, J=7.1H
z, 0.6H), 7.50(s, 0.6H), 7.80(s, 0.4H).
【0025】
【実施例6】 1−(3−アジド−2,3−ジデオキシ−2−C−エチ
ル−D−エリトロ−ペントフラノシル)チミン[21]
ル−D−エリトロ−ペントフラノシル)チミン[21]
【化8】
【0026】チミン750mg(6,0mmol)にア
ルゴン雰囲気下、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチ
ルジシラザン3.6ml(17mmol)、DMF0.
3ml(3.9mmol)を加え16時間加熱還流す
る。加熱した状態で減圧下、過剰の1,1,1,3,
3,3−ヘキサメチルジシラザンとDMFを除去し乾燥
する。得られたビス(トリメチルシリル)チミンをml
のジクロロメタンに溶解し、これを1−チオグリコシド
誘導体[16]872mg(3.0mmol)のジクロ
ロメタン溶液(30ml)の中へ加える。この溶液にモ
レキュラーシーブス4Aを加え15分間攪はんした後、
NBS581mg(3.3mmol)を加え、室温にて
1時間攪はんした後、濾過し、濾液をチオ硫酸ナトリウ
ム水溶液で洗浄する。無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃
縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離
精製して[17]919mg(100モル%)を得る。
ルゴン雰囲気下、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチ
ルジシラザン3.6ml(17mmol)、DMF0.
3ml(3.9mmol)を加え16時間加熱還流す
る。加熱した状態で減圧下、過剰の1,1,1,3,
3,3−ヘキサメチルジシラザンとDMFを除去し乾燥
する。得られたビス(トリメチルシリル)チミンをml
のジクロロメタンに溶解し、これを1−チオグリコシド
誘導体[16]872mg(3.0mmol)のジクロ
ロメタン溶液(30ml)の中へ加える。この溶液にモ
レキュラーシーブス4Aを加え15分間攪はんした後、
NBS581mg(3.3mmol)を加え、室温にて
1時間攪はんした後、濾過し、濾液をチオ硫酸ナトリウ
ム水溶液で洗浄する。無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃
縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離
精製して[17]919mg(100モル%)を得る。
【0027】[17]717mg(2.3mmol)を
メタノール(23ml)、脱イオン水(7ml)に溶解
し、p−トルエンスルホン酸1.06g(5.6mmo
l)を加え22時間攪はんする。炭酸水素ナトリウムを
加えて中和し、メタノールを除去した後クロロホルムで
抽出する。無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮し、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにより単離精製して[1
8]605mg(97モル%)を得る。
メタノール(23ml)、脱イオン水(7ml)に溶解
し、p−トルエンスルホン酸1.06g(5.6mmo
l)を加え22時間攪はんする。炭酸水素ナトリウムを
加えて中和し、メタノールを除去した後クロロホルムで
抽出する。無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮し、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにより単離精製して[1
8]605mg(97モル%)を得る。
【0028】[18]346mg(1.3mmol)を
ピリジン(4ml)に溶解し、4,4,4’−ジメトキ
シトリフェニルメチルクロリド954mg(2.8mm
ol)を加え20時間攪はんする。氷冷下、メタンスル
ホニルクロリド741mg(6.4mmol)を加え
る。3.5時間後、氷水に注ぎクロロホルムで抽出し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮し、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにより単離精製して[19]79
1mg(95モル%)を得る。
ピリジン(4ml)に溶解し、4,4,4’−ジメトキ
シトリフェニルメチルクロリド954mg(2.8mm
ol)を加え20時間攪はんする。氷冷下、メタンスル
ホニルクロリド741mg(6.4mmol)を加え
る。3.5時間後、氷水に注ぎクロロホルムで抽出し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮し、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにより単離精製して[19]79
1mg(95モル%)を得る。
【0029】[19]789mg(1.2mmol)を
DMF(19ml)に溶解し、アジ化ナトリウム789
mg(12mmol)を加え、110℃で攪はんする。
8時間後室温に戻してクロロホルムで抽出し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後濃縮し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより単離精製して[20]559mg(7
2モル%)を得る。
DMF(19ml)に溶解し、アジ化ナトリウム789
mg(12mmol)を加え、110℃で攪はんする。
8時間後室温に戻してクロロホルムで抽出し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後濃縮し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより単離精製して[20]559mg(7
2モル%)を得る。
【0030】[20]310mg(0.51mmol)
を80%酢酸水溶液(7.5ml)に溶解し、85゜で
攪はんする。1時間後、無水炭酸水素ナトリウムを加
え、酢酸をトルエンと共沸させた後、クロロホルムで抽
出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮し、シリカゲル
カラムクロマトグラフィーにより単離精製して1−(3
−アジド−2,3−ジデオキシ−2−C−エチル−D−
エリトロ−ペントフラノシル)チミン[21]110m
g(72モル%)を得る。
を80%酢酸水溶液(7.5ml)に溶解し、85゜で
攪はんする。1時間後、無水炭酸水素ナトリウムを加
え、酢酸をトルエンと共沸させた後、クロロホルムで抽
出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮し、シリカゲル
カラムクロマトグラフィーにより単離精製して1−(3
−アジド−2,3−ジデオキシ−2−C−エチル−D−
エリトロ−ペントフラノシル)チミン[21]110m
g(72モル%)を得る。
【0031】1HNMR(CD3OD):δ 0.97(t, J=
6.3Hz, 3H), 1.16-1.81(m2H), 1.91(d,J=1.1Hz, 3H),
2.24-2.65(m, 1H), 3.64-3.75(m, 2H), 4.01-4.16(m, 1
H), 4.35(dd,J=2.7Hz, J=6.3Hz, 1H), 5.88(d, J=9.0H
z, 1H), 7.78(d, J=1.1Hz, 1H).
6.3Hz, 3H), 1.16-1.81(m2H), 1.91(d,J=1.1Hz, 3H),
2.24-2.65(m, 1H), 3.64-3.75(m, 2H), 4.01-4.16(m, 1
H), 4.35(dd,J=2.7Hz, J=6.3Hz, 1H), 5.88(d, J=9.0H
z, 1H), 7.78(d, J=1.1Hz, 1H).
【0032】
【実施例7】 1−(3−アジド−2,3−ジデオキシ−2−C−イソ
プロピル−D−エリトロ−ペントフラノシル)チミン
[27]
プロピル−D−エリトロ−ペントフラノシル)チミン
[27]
【化9】
【0033】チミン626mg(5.0mmol)にア
ルゴン雰囲気下、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチ
ルジシラザン3.0ml(14mmol)、DMF0.
25ml(3.2mmol)を加え16時間加熱還流す
る。加熱した状態で減圧下、過剰の1,1,1,3,
3,3−ヘキサメチルジシラザンとDMFを除去し乾燥
する。得られたビス(トリメチルシリル)チミンをml
のジクロロメタンに溶解し、これを1−チオグリコシド
誘導体[22]765mg(2.5mmol)のジクロ
ロメタン溶液(30ml)の中へ加える。この溶液にモ
レキュラーシーブス4Aを加え15分間攪はんした後、
NBS486mg(2.8mmol)を加え、室温にて
1時間攪はんした後、濾過し、濾液をチオ硫酸ナトリウ
ム水溶液で洗浄する。無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃
縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離
精製して[23]702mg(87モル%)を得る。
ルゴン雰囲気下、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチ
ルジシラザン3.0ml(14mmol)、DMF0.
25ml(3.2mmol)を加え16時間加熱還流す
る。加熱した状態で減圧下、過剰の1,1,1,3,
3,3−ヘキサメチルジシラザンとDMFを除去し乾燥
する。得られたビス(トリメチルシリル)チミンをml
のジクロロメタンに溶解し、これを1−チオグリコシド
誘導体[22]765mg(2.5mmol)のジクロ
ロメタン溶液(30ml)の中へ加える。この溶液にモ
レキュラーシーブス4Aを加え15分間攪はんした後、
NBS486mg(2.8mmol)を加え、室温にて
1時間攪はんした後、濾過し、濾液をチオ硫酸ナトリウ
ム水溶液で洗浄する。無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃
縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離
精製して[23]702mg(87モル%)を得る。
【0034】[23]699mg(2.2mmol)を
メタノール(22ml)に溶解し、p−トルエンスルホ
ン酸819mg(5.6mmol)を加え32時間攪は
んする。炭酸水素ナトリウムを加えて中和し、メタノー
ルを除去した後クロロホルムで抽出する。無水硫酸ナト
リウムで乾燥後濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにより単離精製して[24]437mg(71モ
ル%)を得る。
メタノール(22ml)に溶解し、p−トルエンスルホ
ン酸819mg(5.6mmol)を加え32時間攪は
んする。炭酸水素ナトリウムを加えて中和し、メタノー
ルを除去した後クロロホルムで抽出する。無水硫酸ナト
リウムで乾燥後濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにより単離精製して[24]437mg(71モ
ル%)を得る。
【0035】[24]221mg(0.78mmol)
をピリジン(2.5ml)に溶解し、トリフェニルメチ
ルクロリド1.1g(4.0mmol)を加え20時間
攪はんする。氷冷下、メタンスルホニルクロリド450
mg(3.9mmol)を加える。3.5時間後、氷水
に注ぎクロロホルムで抽出し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに
より単離精製して[25]456mg(97モル%)を
得る。
をピリジン(2.5ml)に溶解し、トリフェニルメチ
ルクロリド1.1g(4.0mmol)を加え20時間
攪はんする。氷冷下、メタンスルホニルクロリド450
mg(3.9mmol)を加える。3.5時間後、氷水
に注ぎクロロホルムで抽出し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに
より単離精製して[25]456mg(97モル%)を
得る。
【0036】[25]456mg(0.75mmol)
をDMF(12ml)に溶解し、アジ化ナトリウム49
1mg(7.6mmol)を加え、110℃で攪はんす
る。9時間後室温に戻してクロロホルムで抽出し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮し、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにより単離精製して[26]316mg
(76モル%)を得る。
をDMF(12ml)に溶解し、アジ化ナトリウム49
1mg(7.6mmol)を加え、110℃で攪はんす
る。9時間後室温に戻してクロロホルムで抽出し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮し、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにより単離精製して[26]316mg
(76モル%)を得る。
【0037】[26]313mg(0.57mmol)
を80%酢酸水溶液(8.3ml)に溶解し、85゜で
攪はんする。1時間後、無水炭酸水素ナトリウムを加
え、酢酸をトルエンと共沸させた後、クロロホルムで抽
出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮し、シリカゲル
カラムクロマトグラフィーにより単離精製して1−(3
−アジド−2,3−ジデオキシ−2−C−イソプロピル
−D−エリトロ−ペントフラノシル)チミン[27]1
76mg(65モル%)を得る。
を80%酢酸水溶液(8.3ml)に溶解し、85゜で
攪はんする。1時間後、無水炭酸水素ナトリウムを加
え、酢酸をトルエンと共沸させた後、クロロホルムで抽
出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮し、シリカゲル
カラムクロマトグラフィーにより単離精製して1−(3
−アジド−2,3−ジデオキシ−2−C−イソプロピル
−D−エリトロ−ペントフラノシル)チミン[27]1
76mg(65モル%)を得る。
【0038】1HNMR(CD3OD):δ 0.81(d, J=
5.9Hz, 3H), 1.08(d<J=5.9Hz, 3H),1.88(d, J=1.1Hz, 3
H), 2.02-2.67(m, 1H), 3.70-3.83(m, 2H), 4.04-4.20
(m, 1H), 4.29-4.34(m,1H), 4.50-4.70(m, 2H), 6.03
(d,J=9.0Hz, 1H), 7.83(d, J=1.1Hz, 1H).
5.9Hz, 3H), 1.08(d<J=5.9Hz, 3H),1.88(d, J=1.1Hz, 3
H), 2.02-2.67(m, 1H), 3.70-3.83(m, 2H), 4.04-4.20
(m, 1H), 4.29-4.34(m,1H), 4.50-4.70(m, 2H), 6.03
(d,J=9.0Hz, 1H), 7.83(d, J=1.1Hz, 1H).
【0039】
【発明の効果】本発明は、このように2’,3’−ジデ
オキシ−2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類を簡便に
しかも良好な収率で得るものであり、その工業的価値は
大である。また、この様にして合成された化合物はいず
れも新規な化学療法薬として期待されている。
オキシ−2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類を簡便に
しかも良好な収率で得るものであり、その工業的価値は
大である。また、この様にして合成された化合物はいず
れも新規な化学療法薬として期待されている。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 2’,3’−ジデオキシ−2’,3’
−ジ置換−ヌクレオシド類とその製造方法
−ジ置換−ヌクレオシド類とその製造方法
【特許請求の範囲】
【化1】 (化1中、R1は低級アルキル、アセトキシメチル、ヒ
ドロキシメチル基、R2はアジど、ハロゲン、Bはピリ
ミジン塩基を示す。)
ドロキシメチル基、R2はアジど、ハロゲン、Bはピリ
ミジン塩基を示す。)
【化2】 (化2中、R1低級アルキル、アセトキシメチル、ヒド
ロキシメチル基、R2はアジド、ハロゲン、R3はアル
キルまたはアリール基、P1は保護基、Bはピリミジン
塩基を示す。)
ロキシメチル基、R2はアジド、ハロゲン、R3はアル
キルまたはアリール基、P1は保護基、Bはピリミジン
塩基を示す。)
【化3】 (化3中、R1は低級アルキル、アセトキシメチル、ヒ
ドロキシメチル基、R2はアジド、ハロゲン、R3はア
ルキルまたはアリール基、P2は保護基、Bはピリミジ
ン塩基を示す。)
ドロキシメチル基、R2はアジド、ハロゲン、R3はア
ルキルまたはアリール基、P2は保護基、Bはピリミジ
ン塩基を示す。)
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】医薬品中間体として有用な新規
2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−ヌクレ
オシド類とその製造方法に関する。
2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−ヌクレ
オシド類とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばアジドチミジンの様なウイ
ルス感染症に対する様々な化学療法剤が開発されている
が、現在使用が許可されている化学療法剤は、水への溶
解性が低いことや、副作用等の問題を有しており、更に
優れた抗ウィルス活性を有する新規化合物の開発が強く
求められている。従来、開発されたこれらの2’,3’
−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類の
合成法は天然に存在するヌクレオシト類を原料とする方
法、あるいは糖誘導体と核酸塩基をカップリングさせる
方法等がある。
ルス感染症に対する様々な化学療法剤が開発されている
が、現在使用が許可されている化学療法剤は、水への溶
解性が低いことや、副作用等の問題を有しており、更に
優れた抗ウィルス活性を有する新規化合物の開発が強く
求められている。従来、開発されたこれらの2’,3’
−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類の
合成法は天然に存在するヌクレオシト類を原料とする方
法、あるいは糖誘導体と核酸塩基をカップリングさせる
方法等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
これらの方法では合成できる化合物の構造や置換基が制
限されること、あるいは反応の工程数が多い等の問題が
あり、工業的に必ずしも有利な方法とはいい難い。
これらの方法では合成できる化合物の構造や置換基が制
限されること、あるいは反応の工程数が多い等の問題が
あり、工業的に必ずしも有利な方法とはいい難い。
【0004】
【課題を解決するための手段】この様な理由から、新規
なヌクレオシド類を効率よく合成する方法について検討
した結果、従来ヌクレオシド類の合成に用いられたこと
のない1−チオグリコシド誘導体を用いることにより、
新規な2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−
ヌクレオシド類の合成とその合成法を開発するに至っ
た。
なヌクレオシド類を効率よく合成する方法について検討
した結果、従来ヌクレオシド類の合成に用いられたこと
のない1−チオグリコシド誘導体を用いることにより、
新規な2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−
ヌクレオシド類の合成とその合成法を開発するに至っ
た。
【0005】すなわち、本発明の要旨は下記一般式化1
で表される新規な2’,3’−ジデオキシ−2’,3’
−ジ置換−ヌクレオシド類であり、
で表される新規な2’,3’−ジデオキシ−2’,3’
−ジ置換−ヌクレオシド類であり、
【化1】(化1中、R1よ低級アルキル、アセトキシメ
チル、ヒドロキシメチル基、R2はアジド、ハロゲン、
Bはピリミジン塩基を示す。)また、下記一般式化2お
よび化3で表す様に、1−チオグリコシド誘導体とピリ
ミジン塩基を活性化剤の存在下にカップリングすること
を特徴とする2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジ
置換−ヌクレオシド類の製造方法である。
チル、ヒドロキシメチル基、R2はアジド、ハロゲン、
Bはピリミジン塩基を示す。)また、下記一般式化2お
よび化3で表す様に、1−チオグリコシド誘導体とピリ
ミジン塩基を活性化剤の存在下にカップリングすること
を特徴とする2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジ
置換−ヌクレオシド類の製造方法である。
【化2】
【化3】(化2、化3中、R1ほ低級アルキル、アセト
キシメチル、ヒドロキシメチル基、R2はアジト、ハロ
ゲン、R3はアルキルまたはイリール基、P1、P2は
保護基、Bはピリミジン塩基を示す。)
キシメチル、ヒドロキシメチル基、R2はアジト、ハロ
ゲン、R3はアルキルまたはイリール基、P1、P2は
保護基、Bはピリミジン塩基を示す。)
【0006】本発明に使用される化2、化3に示す1−
チオグリコシド誘導体
チオグリコシド誘導体
【化2】
【化3】は公知の方法で合成することが出来る。式中の
R1で示される低級アルキル基としてはメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル等であり、R2で
示されるハロゲンとは塩素、フッ素、臭素等を挙げるこ
とが出来る。また、P1で示す保護基としては、通常の
糖水酸基の保護基として使用されるものであればよく、
アセチル、ピバロイル等のアシル基、トリチル等のアル
キル基、第三ブチル−ジメチルシリル等のシリル基が例
示出来る。また、P2で示す保護基としては、イソプロ
ピリデンあるいはベンジリデン基が挙げられる。
R1で示される低級アルキル基としてはメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル等であり、R2で
示されるハロゲンとは塩素、フッ素、臭素等を挙げるこ
とが出来る。また、P1で示す保護基としては、通常の
糖水酸基の保護基として使用されるものであればよく、
アセチル、ピバロイル等のアシル基、トリチル等のアル
キル基、第三ブチル−ジメチルシリル等のシリル基が例
示出来る。また、P2で示す保護基としては、イソプロ
ピリデンあるいはベンジリデン基が挙げられる。
【0007】ピリミジン塩基としてはチミンあるいはト
リアルキルシリルで水酸基を保護したチミン誘導体が使
用出来る。
リアルキルシリルで水酸基を保護したチミン誘導体が使
用出来る。
【0008】活性化剤としては、一般にチオグリコシト
のグリコシル化の際に用いられるものが挙げられる。す
なわち、酢酸水銀、硝酸水銀などの水銀塩、銀トリフル
オロメタンスルホナート等の銀塩、N−ブロモコハク酸
イミド(以下NBS)、N−ヨードコハク酸イミド−ト
リフルオロメタンスルホン酸塩、さらに臭素、ヨウ素等
があるが、NBSが特に有効である。
のグリコシル化の際に用いられるものが挙げられる。す
なわち、酢酸水銀、硝酸水銀などの水銀塩、銀トリフル
オロメタンスルホナート等の銀塩、N−ブロモコハク酸
イミド(以下NBS)、N−ヨードコハク酸イミド−ト
リフルオロメタンスルホン酸塩、さらに臭素、ヨウ素等
があるが、NBSが特に有効である。
【0009】反応に用いる溶媒はエーテル、ベンゼン、
トルエン、ジクロロメタン、クロロホルム、アセトニト
リル、ジメチルスルホキシド等周知の有機溶媒で、特に
制限はない。反応温度、反応時間は用いる触媒、溶媒等
により異なり、特に限定されないが、それぞれ0〜25
℃、10分〜1時間が適当である。活性化剤の使用量に
特に制限はないが、通常は1−チオグリコシド誘導体に
対して1.0〜2.0当量の範囲で添加する。1−チオ
グリコシド誘導体に対して核酸塩基を過剰に用いる方が
よく、通常は2.0〜5.0当量である。
トルエン、ジクロロメタン、クロロホルム、アセトニト
リル、ジメチルスルホキシド等周知の有機溶媒で、特に
制限はない。反応温度、反応時間は用いる触媒、溶媒等
により異なり、特に限定されないが、それぞれ0〜25
℃、10分〜1時間が適当である。活性化剤の使用量に
特に制限はないが、通常は1−チオグリコシド誘導体に
対して1.0〜2.0当量の範囲で添加する。1−チオ
グリコシド誘導体に対して核酸塩基を過剰に用いる方が
よく、通常は2.0〜5.0当量である。
【0010】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明するが、本発明は以下の実施例により何等制限を受
けるものではない。
説明するが、本発明は以下の実施例により何等制限を受
けるものではない。
【0011】
【実施例1】1−(3−アジド−2,3−ジデオキシ−
2−C−メチル−5−O−ピバロイル−D−エリトロ−
ペントフラノシル)チミン[2]の製造方法は化4に示
す通りである。
2−C−メチル−5−O−ピバロイル−D−エリトロ−
ペントフラノシル)チミン[2]の製造方法は化4に示
す通りである。
【化4】
【0012】チミン196mg(1.6mmol)にア
ルゴン雰囲気下、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチ
ルジシラザン0.9ml(4.3mmol)、N,N−
ジメチルホルムアミト(以下DMFと略す)0.1ml
(1.3mmol)を加え16時間加熱還流する。加熱
した状態で減圧下、過剰の1,1,1,3,3,3−ヘ
キサメチルジシラザンとDMFを除去し乾燥する。得ら
れたビス(トリメチルシリル)チミンを2mlのジクロ
ロメタンに溶解し、これを1−チオグリコシド誘導体
[1]268mg(0.78mmol)のジクロロメタ
ン溶液(8ml)の中へ加える。この溶液にモレキュラ
ーシーブス4Aを加え15分間攪はんした後、NBS1
59mg(0.89mmol)を加え、室温にて1時間
攪はんした後、濾過し、濾液をチオ硫酸ナトリウム水溶
液で洗浄する。無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離精製し
て1−(3−アジド−2,3−ジデオキシ−2−C−メ
チル−5−O−ピバロイル−D−エリトロ−ペントフラ
ノシル)チミン[2]を273mg(98モル%)得
る。
ルゴン雰囲気下、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチ
ルジシラザン0.9ml(4.3mmol)、N,N−
ジメチルホルムアミト(以下DMFと略す)0.1ml
(1.3mmol)を加え16時間加熱還流する。加熱
した状態で減圧下、過剰の1,1,1,3,3,3−ヘ
キサメチルジシラザンとDMFを除去し乾燥する。得ら
れたビス(トリメチルシリル)チミンを2mlのジクロ
ロメタンに溶解し、これを1−チオグリコシド誘導体
[1]268mg(0.78mmol)のジクロロメタ
ン溶液(8ml)の中へ加える。この溶液にモレキュラ
ーシーブス4Aを加え15分間攪はんした後、NBS1
59mg(0.89mmol)を加え、室温にて1時間
攪はんした後、濾過し、濾液をチオ硫酸ナトリウム水溶
液で洗浄する。無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離精製し
て1−(3−アジド−2,3−ジデオキシ−2−C−メ
チル−5−O−ピバロイル−D−エリトロ−ペントフラ
ノシル)チミン[2]を273mg(98モル%)得
る。
【0013】1HNMR(CDCl3):δ1.04
(d,J=7.3Hz,3H),1.24(s,9
H),1.89−1.98(m,3H),2.87−
3.17(m,1H),3.97−4.37(m,3
H),4.37−4.65(m,1H),5.88
(d,J=8.2Hz,0.1H),6.31(d、J
=7.3Hz,0.9H),7.17(s,0.1
H),7.28(d,J=1.2Hz,0.9H).
(d,J=7.3Hz,3H),1.24(s,9
H),1.89−1.98(m,3H),2.87−
3.17(m,1H),3.97−4.37(m,3
H),4.37−4.65(m,1H),5.88
(d,J=8.2Hz,0.1H),6.31(d、J
=7.3Hz,0.9H),7.17(s,0.1
H),7.28(d,J=1.2Hz,0.9H).
【0014】
【実施例2】 1−(2−C−アセトキシメチル−3−アジド−2,3
−ジデオキシ−5−O−ピパロイル−D−エリトロ−ペ
ントフラノシル)チミン[4]
−ジデオキシ−5−O−ピパロイル−D−エリトロ−ペ
ントフラノシル)チミン[4]
【化5】
【0015】チミン229mg(1.8mmol)、1
−チオグリコシド誘導体[3]310mg(0.9mm
ol)を用い、実施例1と同様の操作を行い、1−(2
−C−アセトキシメチル−3−アジド−2,3−ジデオ
キシ−5−O−ピバロイル−D−エリトロ−ペントフラ
ノシル)チミン[4]303mg(81モル%)を得
る。
−チオグリコシド誘導体[3]310mg(0.9mm
ol)を用い、実施例1と同様の操作を行い、1−(2
−C−アセトキシメチル−3−アジド−2,3−ジデオ
キシ−5−O−ピバロイル−D−エリトロ−ペントフラ
ノシル)チミン[4]303mg(81モル%)を得
る。
【0016】1HNMR(CDCl3):δ1.24
(s,9H),1.86−1.99(m,3H),1.
99−2.11(m,3H),3.07−3.48
(m,1H),3.90−4.73(m,7H),4.
80−5.04(m,1H),5.99(d,J=7.
9Hz,0.4H),6.41(d,J=7.8Hz,
0.6H),7.16−7.38(m,1H).
(s,9H),1.86−1.99(m,3H),1.
99−2.11(m,3H),3.07−3.48
(m,1H),3.90−4.73(m,7H),4.
80−5.04(m,1H),5.99(d,J=7.
9Hz,0.4H),6.41(d,J=7.8Hz,
0.6H),7.16−7.38(m,1H).
【0017】
【実施例3】 1−(2,3−ジデオキシ−3−フルオロ−2−C−メ
チル−5−O−t−ブチルジメチルシリル−D−エリト
ロ−ペントフラノシル)チミン[6]
チル−5−O−t−ブチルジメチルシリル−D−エリト
ロ−ペントフラノシル)チミン[6]
【化6】
【0018】チミン180mg(1.4mmol)、1
−チオグリコシド誘導体[5]248mg(0.7mm
ol)を用い、実施例1と同様の操作を行い、1−
(2,3−ジデオキシ−3−フルオロ−2−C−メチル
−5−O−t−ブチルジメチルシリル−D−エリトロ−
ペントフラノシル)チミン[6]193mg(75モル
%)を得る。
−チオグリコシド誘導体[5]248mg(0.7mm
ol)を用い、実施例1と同様の操作を行い、1−
(2,3−ジデオキシ−3−フルオロ−2−C−メチル
−5−O−t−ブチルジメチルシリル−D−エリトロ−
ペントフラノシル)チミン[6]193mg(75モル
%)を得る。
【0019】1HNMR(CDCl3):δ0.09
(s,4.8H),0.14(s,1.2H),0.8
9(s,7.2H),0.94(s,1.8H),0.
96−1.29(m,3H),1.94(s,3H),
2.47−2.81(m,0.5H),2.86−3.
26(m,0.5H),3.50−3.92(m,2
H),4.38−4.84(m,1.5H),5.19
−5.41(m,0.5H)6.12(d,J=10H
z,0.2H),6.43(d,J=8.0Hz,0.
8H),7.18(s,0.8H),7.44(s,
0.2H),9.80(s,1H)・
(s,4.8H),0.14(s,1.2H),0.8
9(s,7.2H),0.94(s,1.8H),0.
96−1.29(m,3H),1.94(s,3H),
2.47−2.81(m,0.5H),2.86−3.
26(m,0.5H),3.50−3.92(m,2
H),4.38−4.84(m,1.5H),5.19
−5.41(m,0.5H)6.12(d,J=10H
z,0.2H),6.43(d,J=8.0Hz,0.
8H),7.18(s,0.8H),7.44(s,
0.2H),9.80(s,1H)・
【0020】
【実施例4】 1−(3−アジド−2,3−ジデオキシ−2−C−メチ
ル−D−エリトロ−ペントフラノシル)チミン[7]
ル−D−エリトロ−ペントフラノシル)チミン[7]
【化7】
【0021】化合物[2]186mg(0.51mmo
l)に、1規定の水酸化カリウムーエタノール溶液5m
lを加えて攪はんする。1時間後、陽イオン交換樹脂
(Dowex 50W)を加えて中和した後、濾過し、
濾液を濃縮する。シリカゲルカラムクロマトグラフィー
により単離精製して1−(3−アジド−2,3−ジデオ
キシ−2−C−メチル−D−エリトロ−ペントフラノシ
ル)チミン[7]107mg(75モル%)を得る。
l)に、1規定の水酸化カリウムーエタノール溶液5m
lを加えて攪はんする。1時間後、陽イオン交換樹脂
(Dowex 50W)を加えて中和した後、濾過し、
濾液を濃縮する。シリカゲルカラムクロマトグラフィー
により単離精製して1−(3−アジド−2,3−ジデオ
キシ−2−C−メチル−D−エリトロ−ペントフラノシ
ル)チミン[7]107mg(75モル%)を得る。
【0022】1HNMR(CD3OD):δ0.98
(d,J=7.0Hz,3H),1.91(d,J=
1.1Hz,3H),2.92−3.21(m,1
H),3.60−3.68(m,2H),6.25
(d,J=7.0Hz,1H),7.47(d,J=
1.1Hz,1H).
(d,J=7.0Hz,3H),1.91(d,J=
1.1Hz,3H),2.92−3.21(m,1
H),3.60−3.68(m,2H),6.25
(d,J=7.0Hz,1H),7.47(d,J=
1.1Hz,1H).
【0023】
【実施例5】 1−(3−アジド−2,3−ジデオキシ−2−C−ヒド
ロキシメチル−D−エリトロ−ペントフラノシル)チミ
ン[8]
ロキシメチル−D−エリトロ−ペントフラノシル)チミ
ン[8]
【化8】
【0024】化合物[4]82mg(0.19mmo
l)を用い、実施例4と同様に処理して1−(3−アジ
ド−2,3−ジデオキシ−2−C−ヒドロキシメチル−
D−エリトロ−ペントフラノシル)チミン[8]45m
g(79モル%)を得る。
l)を用い、実施例4と同様に処理して1−(3−アジ
ド−2,3−ジデオキシ−2−C−ヒドロキシメチル−
D−エリトロ−ペントフラノシル)チミン[8]45m
g(79モル%)を得る。
【0025】1HNMR(CD3OD):δ1.81−
2.04(m,3H),2.50−3.44(m,1
H),3.46−414(m,5H),4.34−4.
60(m,1H),5.95(d,J=7.9Hz,
0.4H),6.32(d,J=7.1Hz,0.6
H),7.50(s,0.6H),7.80(s,0.
4H).
2.04(m,3H),2.50−3.44(m,1
H),3.46−414(m,5H),4.34−4.
60(m,1H),5.95(d,J=7.9Hz,
0.4H),6.32(d,J=7.1Hz,0.6
H),7.50(s,0.6H),7.80(s,0.
4H).
【0026】
【実施例6】 1−(3−アジド−2,3−ジデオキシ−2−C−エチ
ル−D−エリトロ−ペントフラノシル)チミン[7]
ル−D−エリトロ−ペントフラノシル)チミン[7]
【化9】
【0027】チミン750mg(6.0mmol)にア
ルゴン雰囲気下、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチ
ルジシラザン3.6m1(17mmol)、DMF0.
3ml(3.9mmol)を加え16時間加熱還流す
る。加熱した状態で減圧下、過剰の1,1,1,3,
3,3−ヘキサメチルジシラザンとDMFを除去し乾燥
する。得られたビス(トリメチルシリル)チミンをml
のジクロロメタンに溶解し、これを1−チオグリコシド
誘導体[9]872mg(3.0mmol)のジクロロ
メタン溶液(30ml)の中へ加える。この溶液にモレ
キュラーシーブス4Aを加え15分間攪はんした後、N
BS581mg(3.3mmol)を加え、室温にて1
時間攪はんした後、濾過し、濾液をチオ硫酸ナトリウム
水溶液で洗浄する。無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離精
製して[10]919mg(100モル%)を得る。
ルゴン雰囲気下、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチ
ルジシラザン3.6m1(17mmol)、DMF0.
3ml(3.9mmol)を加え16時間加熱還流す
る。加熱した状態で減圧下、過剰の1,1,1,3,
3,3−ヘキサメチルジシラザンとDMFを除去し乾燥
する。得られたビス(トリメチルシリル)チミンをml
のジクロロメタンに溶解し、これを1−チオグリコシド
誘導体[9]872mg(3.0mmol)のジクロロ
メタン溶液(30ml)の中へ加える。この溶液にモレ
キュラーシーブス4Aを加え15分間攪はんした後、N
BS581mg(3.3mmol)を加え、室温にて1
時間攪はんした後、濾過し、濾液をチオ硫酸ナトリウム
水溶液で洗浄する。無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離精
製して[10]919mg(100モル%)を得る。
【0028】化合物[10]717mg(2.3mmo
l)をメタノール(23ml)、脱イオン水(7ml)
に溶解し、p−トルエンスルホン酸1.06g(5.6
mmol)を加え22時間攪はんする。炭酸水素サトリ
ウムを加えて中和し、メタノールを除去した後クロロホ
ルムで抽出する。無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離精製し
て[11]605mg(97モル%)を得る。
l)をメタノール(23ml)、脱イオン水(7ml)
に溶解し、p−トルエンスルホン酸1.06g(5.6
mmol)を加え22時間攪はんする。炭酸水素サトリ
ウムを加えて中和し、メタノールを除去した後クロロホ
ルムで抽出する。無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離精製し
て[11]605mg(97モル%)を得る。
【0029】化合物[11]346mg(1.3mmo
l)をピリジン(4ml)に溶解し、4,4’−ジメト
キシトリフェニルメチルクロリド954mg(2.8m
mol)を加え20時間攪はんする。氷冷下、メタンス
ルホニルクロリド741mg(6.4mmol)を加え
る。3.5時間後、氷水に注ぎクロロホルムで抽出し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮し、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにより単離精製して[12]79
1mg(95モル%)を得る。
l)をピリジン(4ml)に溶解し、4,4’−ジメト
キシトリフェニルメチルクロリド954mg(2.8m
mol)を加え20時間攪はんする。氷冷下、メタンス
ルホニルクロリド741mg(6.4mmol)を加え
る。3.5時間後、氷水に注ぎクロロホルムで抽出し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮し、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにより単離精製して[12]79
1mg(95モル%)を得る。
【0030】化合物[12]789mg(1.2mmo
l)をDMF(19ml)に溶解し、アジ化ナトリウム
789mg(12mmol)を加え、110℃で攪はん
する。8時間後室温に戻してクロロホルムで抽出し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮し、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにより単離精製して[13]559m
g(72モル%)を得る。
l)をDMF(19ml)に溶解し、アジ化ナトリウム
789mg(12mmol)を加え、110℃で攪はん
する。8時間後室温に戻してクロロホルムで抽出し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮し、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにより単離精製して[13]559m
g(72モル%)を得る。
【0031】化合物[13]310mg(0.51mm
ol)を80%酢酸水溶液(7.5ml)に溶解し、8
5°Cで攪はんする。1時間後、無水炭酸水素ナトリウ
ムを加え、酢酸をトルエンと共沸させ除去した後、クロ
ロホルムで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離精
製して1−(3−アジド−2,3−ジデオキシ−2−C
−エチル−D−エリトロ−ペントフラノシル)チミン
[7]110mg(72モル%)を得る。
ol)を80%酢酸水溶液(7.5ml)に溶解し、8
5°Cで攪はんする。1時間後、無水炭酸水素ナトリウ
ムを加え、酢酸をトルエンと共沸させ除去した後、クロ
ロホルムで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離精
製して1−(3−アジド−2,3−ジデオキシ−2−C
−エチル−D−エリトロ−ペントフラノシル)チミン
[7]110mg(72モル%)を得る。
【0032】1HNMR(CD3OD):δ0.97
(t,J=6.3Hz,3H),1.16−1.81
(m2H),1.91(d,J=1.1Hz,3H),
2.24−2.65)m,1H),3.64−3.75
(m,2H),4.01−4.16(m,1H),4.
35(dd,J=2.7Hz,J=6.3Hz,1
H),5.88(d,J=9.0Hz,1H),7.7
8(d,J=1.1Hz,1H).
(t,J=6.3Hz,3H),1.16−1.81
(m2H),1.91(d,J=1.1Hz,3H),
2.24−2.65)m,1H),3.64−3.75
(m,2H),4.01−4.16(m,1H),4.
35(dd,J=2.7Hz,J=6.3Hz,1
H),5.88(d,J=9.0Hz,1H),7.7
8(d,J=1.1Hz,1H).
【0033】
【実施例7】 1−(3−アジト−2,3−ジデオキシ−2−C−イソ
プロピル−D−エリトロ−ペントフラノシル)チミン
[19]
プロピル−D−エリトロ−ペントフラノシル)チミン
[19]
【化10】
【0034】チミン626mg(5.0mmol)にア
ルゴン雰囲気下、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチ
ルジシラザン3.0ml(14mmol)、DMF0.
25ml(3.2mmol)を加え16時間加熱還流す
る。加熱した状態で減圧下、過剰の1,1,1,3,
3,3−ヘキサメチルジシラザンとDMFを除去し乾燥
する。得られたビス(トリメチルシリル)チミンをml
のジクロロメタンに溶解し、これを1−チオグリコシド
誘導体[14]765mg(2.5mmol)のジクロ
ロメタン溶液(30ml)の中へ加える。この溶液にモ
レキュラーシーブス4Aを加え15分間攪はんした後、
NBS486mg(2.8mmol)を加え、室温にて
1時間攪はんした後、濾過し、濾液をチオ硫酸ナトリウ
ム水溶液で洗浄する。無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃
縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離
精製して[15]702mg(87モル%)を得る。
ルゴン雰囲気下、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチ
ルジシラザン3.0ml(14mmol)、DMF0.
25ml(3.2mmol)を加え16時間加熱還流す
る。加熱した状態で減圧下、過剰の1,1,1,3,
3,3−ヘキサメチルジシラザンとDMFを除去し乾燥
する。得られたビス(トリメチルシリル)チミンをml
のジクロロメタンに溶解し、これを1−チオグリコシド
誘導体[14]765mg(2.5mmol)のジクロ
ロメタン溶液(30ml)の中へ加える。この溶液にモ
レキュラーシーブス4Aを加え15分間攪はんした後、
NBS486mg(2.8mmol)を加え、室温にて
1時間攪はんした後、濾過し、濾液をチオ硫酸ナトリウ
ム水溶液で洗浄する。無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃
縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離
精製して[15]702mg(87モル%)を得る。
【0035】化合物[15]699mg(2.2mmo
l)をメタノール(22ml)に溶解し、p−トルエン
スルホン酸819mg(5.6mmol)を加え32時
間攪はんする。炭酸水素ナトリウムを加えて中和し、メ
タノールを除去した後クロロホルムで抽出する。無水硫
酸ナトリウムで乾燥後濃縮し、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにより単離精製して[16]437mg
(71モル%)を得る。
l)をメタノール(22ml)に溶解し、p−トルエン
スルホン酸819mg(5.6mmol)を加え32時
間攪はんする。炭酸水素ナトリウムを加えて中和し、メ
タノールを除去した後クロロホルムで抽出する。無水硫
酸ナトリウムで乾燥後濃縮し、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにより単離精製して[16]437mg
(71モル%)を得る。
【0036】化合物[16]221mg(0.78mm
ol)をピリジン(2.5ml)に溶解し、トリフェニ
ルメチルクロリド1.1g(4.0mmol)を加え2
0時間攪はんする。氷冷下、メタンスルホニルクロリド
450mg(3.9mmol)を加える。3.5時間
後、氷水に注ぎクロロホルムで抽出し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにより単離精製して[17]456mg(97モ
ル%)を得る。
ol)をピリジン(2.5ml)に溶解し、トリフェニ
ルメチルクロリド1.1g(4.0mmol)を加え2
0時間攪はんする。氷冷下、メタンスルホニルクロリド
450mg(3.9mmol)を加える。3.5時間
後、氷水に注ぎクロロホルムで抽出し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにより単離精製して[17]456mg(97モ
ル%)を得る。
【0037】化合物[17]456mg(0.75mm
ol)をDMF(12ml)に溶解し、アジ化ナトリウ
ム491mg(7.6mmol)を加え、110℃で攪
はんする。9時間後室温に戻してクロロホルムで抽出
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮し、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにより単離精製して[18]3
16mg(76モル%)を得る。
ol)をDMF(12ml)に溶解し、アジ化ナトリウ
ム491mg(7.6mmol)を加え、110℃で攪
はんする。9時間後室温に戻してクロロホルムで抽出
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮し、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにより単離精製して[18]3
16mg(76モル%)を得る。
【0038】化合物[18]313mg(0.57mm
ol)を80%酢酸水溶液(8.3ml)に溶解し、8
5°Cで攪はんする。1時間後、無水炭酸水素ナトリウ
ムを加え、酢酸をトルエンと共沸させ除去した後、クロ
ロホルムで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離精
製して1−(3−アジド−2,3−ジデオキシ−2−C
−イソプロピル−D−エリトロ−ペントフラノシル)チ
ミン[19]176mg(65モル%)を得る。
ol)を80%酢酸水溶液(8.3ml)に溶解し、8
5°Cで攪はんする。1時間後、無水炭酸水素ナトリウ
ムを加え、酢酸をトルエンと共沸させ除去した後、クロ
ロホルムで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより単離精
製して1−(3−アジド−2,3−ジデオキシ−2−C
−イソプロピル−D−エリトロ−ペントフラノシル)チ
ミン[19]176mg(65モル%)を得る。
【0039】1HNMR(CD3OD):δ0.81
(d,j=5.9Hz,3H),1.08(d<J=
5.9Hz,3H),1.88(d,J=1.1Hz,
3H),2.02−2.67(m,1H),3.70−
3,83(m,2H),4.04−4.20(m,1
H),4.29−4.34(m,1H),4.50−
4.70(m,2H),6.03(d,J=9.0H
z,1H),7.83(d,J=1.1Hz,1H).
(d,j=5.9Hz,3H),1.08(d<J=
5.9Hz,3H),1.88(d,J=1.1Hz,
3H),2.02−2.67(m,1H),3.70−
3,83(m,2H),4.04−4.20(m,1
H),4.29−4.34(m,1H),4.50−
4.70(m,2H),6.03(d,J=9.0H
z,1H),7.83(d,J=1.1Hz,1H).
【0040】
【発明の効果】本発明は、このように2’,3’−ジデ
オキシ−2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類を簡便に
しかも良好な収率で得るものであり、その工業的価値は
大である。また、この様にして合成された化合物は新規
な2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−ヌク
レオシドであり、医薬品の中間体として貴重な化合物で
ある。
オキシ−2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類を簡便に
しかも良好な収率で得るものであり、その工業的価値は
大である。また、この様にして合成された化合物は新規
な2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−ヌク
レオシドであり、医薬品の中間体として貴重な化合物で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07H 19/16
Claims (5)
- 【請求項1】 【化1】 (化1中、R1はアルキル基、アリール基、またはハロ
ゲン、R2はアルキル基、アジド基、シアノ基、アミノ
基、またはハロゲン、Bはピリミジン、プリン塩基を示
す。)で表される2’,3’−ジデオキシ−2’,3’
−ジ置換−ヌクレオシド類。 - 【請求項2】 R1がメチル基、エチル基、イソプロピ
ル基、アセトキシメチル基、ヒドロキシメチル基、R2
がアジド基、フッ素原子である化1で表される2’,
3’−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド
類。 - 【請求項3】 【化2】 (化2中、R1、R2、Bは前記と同意義であり、R3は
アルキル基またはアリール基、P1、P2、P3は保護
基、を示す。)活性化剤の存在下、1−チオグリコシド
誘導体[2]、[4]とピリミジン、プリン塩基とをカ
ップリングさせることを特徴とする、化2の反応工程よ
りなる化1で表される2’,3’−ジデオキシ−2’,
3’−ジ置換−ヌクレオシド類の製造方法。 - 【請求項4】 活性化剤としてN−ブロモコハク酸イミ
ド(以下NBSと略す)を用いることを特徴とする請求
項3の製造方法。 - 【請求項5】 核酸塩基としてビス(トリメチルシリ
ル)チミンを用いることを特徴とする請求項3の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3070535A JP2547125B2 (ja) | 1990-03-13 | 1991-03-11 | 2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-62122 | 1990-03-13 | ||
JP2062122A JPH03264582A (ja) | 1990-03-13 | 1990-03-13 | 2’,3’―ジデオキシ―2’,3’―ジ置換―ヌクレオシド類とその製造方法 |
JP3070535A JP2547125B2 (ja) | 1990-03-13 | 1991-03-11 | 2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0753552A true JPH0753552A (ja) | 1995-02-28 |
JP2547125B2 JP2547125B2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=26403180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3070535A Expired - Fee Related JP2547125B2 (ja) | 1990-03-13 | 1991-03-11 | 2’,3’−ジデオキシ−2’,3’−ジ置換−ヌクレオシド類とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2547125B2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-11 JP JP3070535A patent/JP2547125B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2547125B2 (ja) | 1996-10-23 |
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