JPS6281397A - リボフラノシド誘導体の製造法 - Google Patents

リボフラノシド誘導体の製造法

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JPS6281397A
JPS6281397A JP60220186A JP22018685A JPS6281397A JP S6281397 A JPS6281397 A JP S6281397A JP 60220186 A JP60220186 A JP 60220186A JP 22018685 A JP22018685 A JP 22018685A JP S6281397 A JPS6281397 A JP S6281397A
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良治 野依
Yoshihiro Hayakawa
芳宏 早川
Keiichi Uchida
内田 啓一
Arata Yasuda
新 安田
Yoshitomi Morisawa
義富 森澤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はフッ素原子を有する新規なりポフラノシド誘導
体、およびその製造法に関するものである。 フッ素原子を有する糖は、医薬や生化学用薬剤などの重
要な構成単位として、また糖自身がもつ生理活性の面か
ら近年注目されている。たとえば、含フッ索動を有する
ヌクレオシドは抗ウィルス剤や抗@瘍剤として知られて
いる。 具体的には、2−デオキシ−2,2−ジフルオロ−リボ
フラノシド誘導体(特開昭59−175498号公報参
照)や3−デオキシ−3−フルオロ−α−D−キシロフ
ラノシド誘導体(J、AJright他。 Carbohydrate Re+earch、18.
345−347(1971)、およびY、Fouron
他、 J、Org、chem−、19,1584−15
70(1974)参照)などが知られている。 フッ素原子は水酸基に比較して炭素原子に対する結合力
が極めて大きく、不活性で、かつ疎水性であり、しかも
水酸基に近似した原子サイズを有する。従って、糖の水
酸基をフッ素原子に置換すると代1括抗作用などの面で
優れた効果を期待しうる。一方、糖としては、ヌクレオ
シドの構成単位であるリポースや2−デオキシリポース
が応用範囲が広い、しかし、上記公知の含フッ索動は、
リポースや2−デオキシリポースの水酸基の立体的位置
のみにフッ素原子が置換されていない、たとえば、2−
デオキシ−2,2−ジフルオロリボフラノシド誘導体で
あっては本来水酸基の存在しなかった位置にもフッ素原
子が存在し、3−デオキシ−3−フルオロ−β−D−キ
シロフラノシド誘導体(下記式[ml参照)にあっては
、リポースの水酸基の存在する位置にフッ素原子が存在
していない。 H 本発明者は、リポースの3位の水酸基の立体的位置にフ
ッ素原子を導入すべく研究検討した結果、新規な3−デ
オキシ−3−フルオロ−D−リボフラノシド誘導体を見
い出すに至った0本発明は以下のこの新規なフッ素原子
を有するリボフラノシド誘導体とその製造法である。 下記式[I]で表わされる3−デオキシ−3−フルオロ
−〇−リボフラノシド誘導体。 ただし、R:フッ素原子を除くハロゲン原子、−ox 
(xは水素原子、アル キル基、あるいは保護基)、 あるいは核酸塩基類の残基。 1171 、Q2 、水素原子、あるいは保護基。 下記式
【■】で表わされるフラノシド誘導体をフッ素化
して3位にフッ素原子を導入すること、次いで必要によ
り脱保護、核酸塩基類の導入などを行なうことを特徴と
する上記式[I]で表わされる3−デオキシ−3−フル
オロ−トリポフラノシド誘導体の製造法。 ただし、R3:アルコキシ基、あるいはフッ素原子を除
くハロゲン原子。 R1、R2:保護基。 Y:水素原子、あるいは脱S基。 上記式[I] で表わされる化合物は、含フツ素ヌクレ
オシド類とその合成中間体として有用な含フツ素リボフ
ラノシド類の両者を含む、後者は、Rが核酸塩基類を除
く基である化合物である。この場合、Rは塩素原子、臭
素原子、あるいはヨウ素原子であるか、上記−Oxがア
ルコキシ基であることが好ましく、特に臭素原子である
か低級アルコキシ基(炭素数4以下のものをいう)、特
にメトキシ基、が好ましい、Rの位置はβ位(前記式[
I]において図上方)が適当であるが、反応経路の途中
ではα位あるいはβ位とα位の混合物となってもよい、
含フツ素ヌクレオシド類においてはRはβ位である。 R1,R2、およびXが水酸基の保護基である場合。 それらは公知の水酸基の保護基が適当である。 たとえば、トリ(アルキル、アリール、あるいはアルア
ルキル)シリル基、アシル基、アルアルギル基などがあ
る。アリール基やアルアルキル基の芳香核はアルキル基
やアルコキシ基などの置換基を有していてもよい、また
、ケイ素原子に結合する3個の上記有機基は同一でも互
いに異なっていてもよい、具体的には、たとえば、トリ
メチルシリル基、トリエチルシリル基、t−ブチルジメ
チルシリル基、フェニルジメチルシリル基、アセチル基
、ベンゾイル基、ベンジル基、トリチル基、トリス(P
−メトキシフェニル)メチル基などの保護基がある。さ
らに、ある場合には、アルキル基を保護基として使用し
うる、このアルキル基としては低級アルキル基、特にメ
チル基が適当である。 Rが核酸塩基類である場合、それらはプリン残基、ピリ
ミジン残基、およびハロゲン原子、ハロアルキル基、ア
ルキル基、その他の置換基を有するプリン残基あるいは
ピリミジン残基からなる。たとえば、アデニン、グアニ
ン、シトシン、チミン、ウラシル、5−フルオロウラシ
ル、5−フルオロシトシン、2−フルオロアデニン、5
−トリフルオロメチルウラシル、5−ヨードウラシルな
どの化合物から環の窒素原子に結合した水素原子を除い
た残基である。好ましくは、置換基を有しない上記5種
の核酸塩基あるいは5−フルオロウラシルの残基である
。 前記式[I] で表わされる含フッ素側は、前記式[I
]で表わされるフラノシド誘導体よりフッ素化工程を経
て製造されることが好ましい、 Rffは低級アルコキ
シ基、特にメトキシ基が好ましい、 Iffはハロゲン
原子であってもよいが、フッ素化時ではアルコキシ基で
あることが好ましい、また、その位aはβ位であること
が好ましい、 R4とR5はいずれも前記と同様の水酸
基の保′a基であり1両者は同一であっても異っていて
もよい、その内 R5はアルキル基やアルアルキル基が
好ましく、特にベンジル基などのアルアルキル基が好ま
しい R4はアルキル基以外の保;1基、たとえばトリ
アルキルシリル基やアルアルキル基が好ましく、特にt
−ブチルジメチルシリル基が好ましい、Yは水素原子で
あってもよいが、3位に結合した水酸基のフッ素化は必
ずしも容易ではなく、好ましくは脱離基を導入した後フ
ッ素化が行なわれている。この脱離基は3位の水酸基を
活性化した後フッ素化を容易にする基であり、たとえば
、メタンスルホニル基、トリフルオロメタンスルホニル
基、p−トルエンスルホニル基、イミダゾリルスルホニ
ル基、アセチル基、トリメチルシリル基などがある。特
にトリフルオロメタンスルホニル基が活性化作用が高く
、好ましい脱離基として使用される。 フッ素化剤としては、公知のフッ素化剤を使用しうるが
、特にフッ素化テトラアルキル(あるいはアルアルキル
)アンモニウムが適当である。アルキル基としては低級
アルキル基。 アルアルキル基としてはベンジル基が適当であり、4個
のアルキル基やアルアルキル基は異っていてもよく、ア
ルキル基とアルアルキル基の両者からなっていてもよい
、好ましくは、フッ素化テトラブチルアンモニウムが使
用される、これらツー/素化剤は通常テトラビトロフラ
ンなどの不活性溶媒に溶解して使用される。フッ素か反
応は通常不活性溶媒中数十度以下の温度で行なわれ、特
に約り℃〜室温下で行なわれることが好ましい。 前記式[II]で表わされるフラノシド誘導体は立体特
異的に合成される必要がある。また、3位の水酸基を除
く他の水酸基はフッ素化反応を受けないように選択的に
保護されていなくてはならない、これらの理由により、
式[nlで表わされるフラノシド誘導体は下記の経路で
合成されることが好ましい、なお R3はアルコキシ基
であるとする。 R6はアルキリデン基を表わし、炭素数7以下のアルキ
リデン基が好ましく、特にインプロピリデン基が好まし
い0式(1)の化合物は3位と5位の水酸基がこのアル
キリデン基で保護されたβ−D−キシロフラノシド誘導
体であり、この化合物の2位の水酸基を前記R5、特に
ベンジル基。 で保護して式(2)で表されるキシロフラノシド誘導体
とする0次にR6を外して、3位と5位の水酸基を脱保
護する、この脱保護は酸触媒存在下で容易に行いうる。 酸触媒としては硫酸や塩酸などの無機酸や酢酸などの有
機酸を使用しうるが、酢酸を用いるのが簡便である。こ
のとき、R5は脱離してはならず、従って前記のような
保護基が採用される。得られた式(3)で表わされる化
合物の5位の水酸基を選択的に保護ノ^R4,特にt−
ブチルジメチルシリル基で保護することにより1式(4
)で表わされる化合物が得られる。 次に、3位の水酸基に脱離基Y′を導入して、目的とす
る式(5)で表わされる化合物を得る。 これら式(4)および(5)で表わされる化合物は前記
式In] で表わされる化合物のIMである。このよう
な反応経路を採用する理由は、2位と3位の水酸基の反
応性が近似しているため、2位の水酸基のみに保護基を
導入する必要があることと、3位の水酸基の立体位置を
保持させる必要があることによる。 前記式[I]で表わされるフラノシド誘導体をフッ素化
することにより、フッ素原子がOY基の立体的に反対の
側に結合し、 OYが脱離する。 通常、このフッ素化と同時に、5位の水酸基の保護基が
外れ、下記式(8)のフッ素化物が得られる0次に、2
位の水酸基を脱保護し、下記式(7)のジオールとする
。2位の水酸基の保護基R5の脱離は水素添加などによ
って行なわれる。 たとえば、R5がベンジル基の場合、パラジウム黒など
を触媒として水素添加により脱離され。 る、下記式(7)の化合物に核酸塩基類の残基を導入す
る場合は、2位と5位の水酸基を再び保護することが通
常必要である。この保護基としては、アセチル基やベン
ゾイル基などのアシル基を採用しうる。なお下記式(6
)および(7)は前記式[I]で表わされる本発明の化
合物の1種である。 核酸塩基類の残基の導入は種々の方法で行いうる。たと
えば、文献(Wr ight 、Carbahydra
teResearch、18,345(1971)記載
の方法などを採用しうる。この方法は、1位の水酸基や
その誘導基を臭素原子に置換し、この水1JjX子を核
酸塩基類の残基に置換する方法である。具体的には、1
記式(7)で表わされる化合物の2個の水酸基を保護し
、これを臭素化水酸−酢酸溶液でそのR3を臭素原子に
変換し、次いでこのプロミドと8−ベンズアミノプリン
などの反応性プリン誘導体とをシアン化第2水銀存在下
ニトロメタン中で反応させて臭素原子をプリン残基に置
換する。同様にピロジン残基の導入を行うことができる
。最後に保護基を外すことにより、フッ素原子含有ヌク
レオシドが得られる。 以下、本発明は実施例等により具体的の説明するが、本
発明はこれら実施例に限られるものではない、なお、合
成例は、前記式1■】で表わされる化合物の合成例であ
り、実施例1は式[R1で表わされる化合物のフッ素化
とその生成物(前記式(8)で表わされる化合物)の例
であり、実施例2以下は実施例1の生成物よりフッ素原
子含有ヌクレオシドを合成する例である。 合成例 ■ メチル 2−0−ベンジル−3,5−0−インプロ
ピリデン−β−0−+シロフラノシド[式(2)におい
て、R3がメトキシ基、R5がベンジル基、R6がイン
プロピリデン基である化合物]の合成。 メチル 3.5−0−インプロピリデン−β−トキシロ
フラノシド12.8g(B1.6m go+)と、酸化
銀(15,0g)のN、N−ジメチルホルムアミド懸濁
液にベンジルプロミド(211g)を加え、室温で36
時間攪拌した0反応液を濾過し、水を加え、クロロホル
ム抽出した。有機層を水で洗浄後、硫酸マグネシウムで
乾燥し、濃縮した。カラムクロマトグラフで精製した。 ベンジルエーテル12.8g(収率68%)を得た。 I H−NMR(CDC13) :δ1.38(s、8
H)、3.41(s、3H)。 :18−4.5(m、5H)、  4.59(s、2H
)、  4.98(s、IH)。 7.32(s、5H)。 ■ メチル 2−0−ベンジル−β−D−キシロフラノ
シド[式(3)において、R3がメトキシ基、R5がベ
ンジル基である化合物]の合成。 メチル 2−0−ベンジル−3,5−0−インプロピリ
デン−β−D−キシロフラノシド30.1g(0,1H
mo1)を酢酸(80m<2)−水(24m<2)に溶
かし、50℃の温浴上で1時間反応させた。湯呑を50
℃に保ったままで低沸点物を流出した。 カラムマドグラフで精製しジオール2o、9g(収″:
u80%)を得た。 Rt 0.40(ベンゼン−酢酸エチル=  l:l)
 。 ■ メチル 2−ローベンジル−5−0−t−ブチルジ
メチル−β−D−キシロフラノシド[式(4)において
、R3がメトキシ基、R4がt−ブチルジメチルシリル
基、R5がベンジル基である化合物]の合成。 ジオール20Jg(82履層o1)を、N、11−ジメ
チルホルムアミド(80sQ)に溶解し、イミダゾール
(18,8g)を加えた。この溶液に、塩化t−ブチル
ジメチルシラン12−4gのN、N−ジメチルホルムア
ミド(80鳳Q)を0℃で30分かけて滴下した。3時
間攪拌の後常法に従い後処理した。 カラムクロマトグラフ精製して、シリルエーテル30.
2g(収率100%)を得た。 I H−)IMR(CDCh ) :δ0.10Cs、
8H)、 0.91(s、911)。 3.37(s、3H)、  3.9−4.1(m、3H
)、  4.22−4−4(,3H)、 4.81(s
、2H)、 4.93(s、IH)、 7.32(s、
5H)。 実施例1 メチル 2−0−ベンジル−3−デオキシ−3−フルオ
ロ−β−D−リボフラノシド[式(6)において 93
がメトキシ基 95がベンジル基である化合物]の合成
。 前記合成例で合成したメチル 2−0−ベンジル−5−
D−t−ブチルジメチルシリル−β−D−キシロフラノ
シド13.Og(35,0mmol)のジクロロメタン
(80■Q)溶液に2.6−ルチジン11.4gを加え
0℃に冷却した。ここへ無水トリフルオロメタンスル酸
(20,0g)を15分かけて滴下し、さらに30分反
応させた。氷を加え後処理し、ショートカラムクロマト
グラフで粗生成物を1111.8glを取り出した。 このものをテトラヒドロフラン(60鳳Q)に溶解し、
フッ素化テトラブチルアンモニウムのテトラヒドロフラ
ン溶液(f−1,0)92■Qを0℃で20分かけて滴
下した。0℃で24時間室温で3時間攪拌の後、テトラ
ヒドロフランを留去し、飽和硫酸アン七ニウム水溶液で
処理した。カラムクロマトグラフ生成をし、ri記のフ
ッ素化体を5.4g得た。 19F−NMR(CDC13) :(CG13F基準)
−207,1(ddd、j=53.7.22.0.13
.4Hz)。 IH−NMR(CDCh ):  δ3.47(s、3
H)、4.0−4.2(m。 2H)、 4−55(s、2H)、 4.8−5.2(
m、5H)。 7.33(s、5H)。 IR(C)IC13) 3300cm−1゜実施例2 8−(3−デオキシ−3−フルオロ−β−D−リボフラ
ノシル)アデニン[式[I]において、Rがβ位の結合
したアデニン残基であり、R1とR2が水素原子である
化合物]の合成。 実施例1で合成したベンジルエーテル5.6(21,1
層温o1)をエタノール70膳Qに溶解し、5%−パラ
ジウム黒5.5g存在下、室温、常圧で水素添加した。  10時間後セライト 545を通し濾過をして濃縮し
た。 粗生成物をピリジン35膳Qに溶解し、ベンゾイルクロ
リド8.1gを加え室温で38時間反応した。 ピリジン留去後、カラムクロマトグラフ精製し、メチル
 2.5−ジ−ローベンゾイル−3−フルオロ−β−D
−リボフラノシドを2.2g得た。このジベンゾイル体
は式(7)の化合物(R3はメトキシ基)の2位と5位
の水酸基をベンゾイル基で保護した化合物である。 ”F−NMR(CDC13):(CGhF基準)−21
1,8(ddd。 j=53.2.18.1.4.9Hz)。 このジベンゾイル体2.2g(5,9層温o1)を酢酸
(15■Q)−無水酢酸(0,4腸Q)に溶かす、ここ
に30%−臭化水素−酢酸溶液を加えて室温で3時間攪
拌する。酢酸、無水、酢酸などを完全に留去後、ニトロ
メタン(10s+Q)に溶解し、アデニンモノベンゾエ
ート1.3gのニトロメタン溶液(80鳳Q)に加え、
さらにシアン化第2水銀2gを加え、1時間加熱還流し
た。ニトロメタンを留去後30%ヨウ化カリウム水溶液
、木で洗浄し濃縮した。ショートカラムで粗分離し、次
の反応に用いた。 トリベンゾイル体1.29gをメタノール(38m(2
)に溶解し、ここに IM−ナトリウムメトキシド−メ
タノール溶液を加え、1時間加熱還流した。 メタノールを留去抜水(40s12)を加え、 2ト酢
酸水溶液で中和した。水層をクロロホルムで抽出し、有
機物を除去した後、濃縮した。99.5%−エタノール
から再結晶し、最終生成物である標記のフルオロアデノ
シン0.80g ヲ得た。 19F−NMR(D)ISO−db) :(CC13F
基準)−197,8(dt。 =54.t、 27.1Hz)。 IH−NMR(DMSO−db):  δ3.8−3.
7(履、2H)、  4.29(dt、  J=27.
8. 3.7Hz、  IH)、   4.8−5.0
(s。 IH)、 5.09(dd、J=54.4.4.2Hz
、IH)、 5.89(dd、J=7.3.4.9Hz
、IH)、 5.89(d、J=IE1.3Hz。 11)、 5.93(d、J=8.1Hz、 IH)、
  7.39(s、2H)。 8.13(s、LH)、  8.313(s、IH)。 13C−NMR(DNSO−db)  δ81.1(d
、J−12,2Hz。 G−5’ )、?2−0(d、J−15,9Hz、C−
2’ )、83.9(d、J−22,0Hz、C−4°
)、  88.9(C−1’)。 93.1(d、J=181.8Hz、C−3°)、11
9.4(C−5)。 140.1(C−8)、149.1(C−4)、152
−4(C−2)。 158.2(C−8)。 IR(KBr 73剤) 3300.1850 cm−
l。 融点 205.8 ”0゜ 実施例3 l−(3−デオキシ−3−フルオロ−β−D−リボフラ
ノシル)ウラシル[式[I]において、Rがβ位に結合
したウラシル残基であり、R1とR2が水素原子である
化合物]の合成。 実施例2と同様にジベンゾイル体を合成しこの0.40
g (1,1+++nol)を酢酸(1,8謹Q)−無
水酢酸(0,08s(2)に溶かす、ここに30%−臭
化水素−酢酸溶液(5,8m(2)を加え室温で3時間
攪拌する。 酢酸、無水酢酸など完全に留去後、ニトロメタン(5謹
Q)に溶解し、ウラシル(0,l1g)、シアン化第2
水銀(0,27g)を加え、5時間加8還流した。 ショートカラム精製しウラシル化体0.1gヲf!)た
。 19F−NMR(C[1C13) :(CG13F基準
)−210,37(ddd。 j=54.20.25.39.18.00Hz)。 上で得られた生成物をメタノール(3腸Q)に溶解し、
 1トナトリウムメトキシド−メタノール溶液(0,4
9■Q)を加え、1時間加熱還流した。実施例2と同様
に後処理し最終生成物である標記の化合物(非常に吸湿
性)を得た(0.0軸)。 1”F−NMR(アセトン−db) : (CChF基
準)−220,2(ddd、J=54.68.27.3
4.2?、17Hz)。 I H−NNR(アセトン−db):  83.8−3
.8(層、2H1H−5°)、 4.25(dt、 J
=2.8.27.3Hz、 IH。 ト鴫’ )、 4.2−4.8(m、3H)、 5.0
2(dd、J=4.0゜54.7Hz、IH,H−3’
 )、 5.84(d、J−8,1Hz、IH)。 8.02(d、J=7.9Hz、IH)、 7.85(
s、IH)、  ?、94s、IH)。 IR(KBr  Q作j)  3400. 1700.
 1850  cm−1゜融点 205.8℃。 実施例4 l−(3−デオキシ−3−フルオロ−β−D−リボフラ
ノシル)−5−フルオロウラシル[式[I] において
、Rがβ位に結合した5−フルオロウラシル残基であり
、R1とR2が水素原子である化合物]の合成。 実施例2と同様にジベンゾイル体を合成しこの0.8H
g(1,8gmol)を酢酸(2,8膳Q)−無水酢酸
(0,128■Q)に溶かす、ここに30%−臭化水素
−酢酸溶液(8,13m(2)を加え室温で3時間攪拌
する。酢酸、無水酢酸など完全に留去後、トルエン(2
0g+12)に溶解し、5−フルオロウラシル水銀(0
,82g)のトルエン懸濁液に加えて1時間、加熱還流
した。ショートカラム精製しウラシル化体0.1gを得
た。 19F−NMR(CDCh) :CCC1xF基準)−
181,3(s)。 −210,4(ddd、 j=59.57.43.94
.18.07Hz)。 上で得られた生成物をメタノール(4mQ)に溶解し、
IM−ナトリウムメトキシド−メタノール溶液(0,3
4m12)を加え、1時間加熱還流した。実施例2と同
様に後処理し最終生成物である標記の化合物(非常に吸
湿性)を得た(0.02g) 。 19F−NMR(アセトン−d6):(CCIxF基準
)−173,05(s)、−209,77(ddd、J
=54.40.21.48゜12.08Hz)。 IH−NMR(アセトy−d6) :  δ 3.5B
(d、J=5.4Hz。 2H)、  3.5−5.1(扉、5H)、   4.
9(dt、  J−54,7゜4.7Hz、 IH)、
  7.82(s、IH)、 7.70(s、IH)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記式[ I ]で表わされる3−デオキシ−3−フ
    ルオロ−D−リボフラノシド誘導体。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・[ I ] ただし、R:フッ素原子を除くハロゲン原子、−OX(
    Xは水素原子、アルキル基、あるいは保護基)、あるい
    は核酸塩基類の残基。 R^1、R^2:水素原子、あるいは保護基。 2、下記式[II]で表わされるフラノシド誘導体をフッ
    素化して3位にフッ素原子を導入すること、次いで必要
    により脱保護、核酸塩基類の導入などを行うことを特徴
    とする下記式[ I ]で表わされる3−デオキシ−3−
    フルオロ−D−リボフラノシド誘導体の製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・[ I ] ただし、R:フッ素原子を除くハロゲン原子、−OX(
    Xは水素原子、アルキル基、あるいは保護基)、あるい
    は核酸塩基類の残基。 R^1、R^2:水素原子、あるいは保護基。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・[II] ただし、R^3:アルコキシ基、あるいはフッ素原子を
    除くハロゲン原子。 R^4、R^5:保護基。 Y:水素原子、あるいは脱離基。
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JOURNAL OF CARBOHYDRATE NUCLEOSIDES & NUCLEOTIDES=1975 *

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