JP2007334901A - 物流管理方法、物流管理システム及び荷札 - Google Patents

物流管理方法、物流管理システム及び荷札 Download PDF

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Abstract

【課題】荷札によって荷物の位置を管理できるうえ、荷札の表示手段に表示される表示情報の書き替えが荷物の運送中に必要になってもその書き替えを遠隔から行うことができる物流管理方法、物流管理システム及び荷札を提供する。
【解決手段】移動体16に積まれた荷物2に付された荷札3には、識別コードが記憶されるとともにGPS信号を受信して現在位置を測位する測位演算部が備えられている。サーバ11は端末5から荷物の問い合わせを受け付けると、インターネット4および中継局25を介して移動体16内の荷札3の識別コードの照合を指示し、識別コードが合うと荷札3から取得した位置情報をサーバ11へ返信する。荷札3は表示装置を有し、表示装置の表示内容が、端末からの変更要求に応じてサーバが書き替え可能となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、運送中の荷物の位置を管理する物流管理方法、物流管理システム及び荷札に関するものである。
例えば特許文献1には、荷物の最適な運搬ルートを割り出すシステムが開示されている。このシステムが決めた最適ルートで荷物が運搬されれば、ユーザは荷物の送り先へほぼ最短時間で配達される。
ところで、最適ルートで運搬されてもそのルート上における交通渋滞や事故などの不測の事情により、荷物の到着が予定配達時刻より遅れたり早まったりすることがある。そのため、ユーザは荷物が現在どの辺りを運ばれているかその運搬状況を知りたい場合がある。また、運搬業者にとっても荷物の位置情報などを入手して、荷物の現在位置や運搬状況を中央監視センターで集中管理し、これを物流システムの円滑的運用および効率化を図るために利用すると共に、ユーザの問合せに対して荷物の運搬状況(現在位置など)を的確に知らせて顧客満足度を向上させたい要求がある。
従来、この種の物流管理システムでは、荷物にバーコードを付与して識別し、集配所や、飛行機から列車、列車からトラックなど異なる運搬手段(移動体)に荷物を積み直す際、荷物に付されたバーコードを読み込んで、荷物が載せられた移動体を移し替えの度に登録する方法が採られていた。そして、バーコードの読み取り情報からその荷物がどの地点でどの移動体に移し替えられ、さらにその移動体がその地点を離れる出発時刻が分かるとともに、その移動体の平均時速がおおまかに分かることから、集中管理センターでは移動体の位置をおおよそ予測することができる。そして、その移動体に載せられた荷物の現在位置は、移動体の位置を予測することで間接的に予測できていた。この方法は、ルート上におけるその移動体が運搬の担当をする所定区間の起点位置および出発時刻の情報に基づきその区間内のルート上を移動する移動体の現在位置を予測して荷物の現在位置を予測するものであるが、荷物の現在位置の監視は一応できていた。
しかし、上記従来の物流管理方法では、運搬ルート上の所定通過地点の位置および時刻の情報から荷物の現在位置の予測はできるが、それはあくまで予測であって、荷物の現在位置を正確に知ることができないという問題があった。例えば交通渋滞や交通事故等のトラブル等によって、所定の移動区間における移動体の平均時速に遅れが生じたときには、荷物の予測現在位置と実際の現在位置とに大きな隔たりが生じる。この場合、荷物の運搬の遅れを把握することができない。
例えば特許文献2には、荷物情報を記憶し位置情報送信手段を有する荷札を付して移動体にて運送すると共に、移動体又は荷札に設けられた測位手段により荷物の位置を測位し、各荷物の位置情報をセンターに送信することにより、車両等の移動体への積み込み、積み卸しといった作業の際に、逐一荷物の現状を記録して送信する作業を行うことなしに荷物の現在の位置を追跡することが可能な物流管理システムが開示されている。
また、特許文献3には、無線タグを移送すべき荷物に着脱自在に取り付け、GPS回路等の測位手段を有する携帯電話等の無線交信装置を配送車に装備し、無線タグのID識別情報と位置情報とに基づき荷物の位置を把握する物流管理システムが開示されている。
さらに特許文献4には、運搬車両側において、運搬車両に積載された荷物の配送状況にかかる情報を収集して荷物配送状況情報を荷物毎に生成すると共に、配送状況の問い合わせのあった荷物に対する荷物配送状況情報を、センター側管理装置に返信する物流運搬車両管理システムが開示されている。
特開平7−160997号公報 特開2002−29606号公報 特開2001−328713号公報 特開平11−3489号公報
ところで、特許文献2〜4の技術によれば、GPSを利用して荷物の位置を管理することができるが、使用される電子タグは荷札の機能は備えていなかった。例えば荷札に電子タグを設けると共に、配送先等の情報を表示させる表示画面を設ける構成とすると、荷札を付した荷物の位置管理が可能なうえ、荷札の表示画面を見ることで配送先等の情報を確認できるため、利便性が高まるものと期待される。しかし、運送中に例えば配送先情報の変更など表示内容の変更が必要になった場合は、例えば配送車の運転手が電子タグのメモリへの書込み情報の書き替え操作を行わなければならないという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、荷札によって荷物の位置を管理できるうえ、荷札の表示手段に表示される表示情報の書き替えが荷物の運送中に必要になってもその書き替えを遠隔から行うことができる物流管理方法、物流管理システム及び荷札を提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明では、サーバがコンピュータネットワークを介して運送中の荷物の位置を管理する物流管理方法であって、前記荷物を運送する移動体又は前記荷物に付される荷札には測位手段が設けられ、前記荷札の荷札本体には、前記荷物を識別可能な識別コードが記憶されたメモリと、前記移動体に設けられた通信手段と無線通信可能な無線通信手段と、表示手段と、前記表示手段に表示される表示情報を記憶する表示記憶部と、前記サーバから前記通信手段を介して表示情報書替え要求を受信すると、前記表示記憶部の表示情報を表示情報書替え要求の指示通りの内容に書き替える表示情報書替手段とが備えられており、前記荷札を付した荷物が移動体にて運送されている運送中に、前記移動体又は前記荷札に設けられた測位手段が荷物の位置を測位するとともに、測位された荷物の位置情報と前記荷札のメモリに記憶された識別コードとを、前記移動体に設けられた通信手段がコンピュータネットワークを介してサーバに送信する段階と、前記サーバが、前記通信手段からコンピュータネットワークを介して受信した前記位置情報と前記識別コードとをデータベースに格納して荷物の位置を管理する段階と、
前記運送中において、前記サーバから前記通信手段を介して前記荷札の前記無線通信手段が表示情報書替え要求を受信すると、前記表示情報書替手段が、前記表示記憶部に記憶された表示情報を表示情報書替え要求の指示通りの内容に書き替える段階と、を備えたことを要旨とする。
この発明によれば、識別コードが登録された荷札を付した状態で荷物は移動体により運送される。移動体又は荷札に設けられた測位手段により荷物の位置が測位される。測位された位置情報と荷札に登録された識別コードとを、移動体と共に移動する通信手段から、コンピュータネットワークを介してサーバが受信する。通信手段から受信した位置情報と識別コードとをサーバがデータベースに格納して荷物の位置を管理する。従って、荷札の識別コードから荷物は識別でき、しかも荷札または移動体に設けられた測位手段によって荷物の位置が測位されることで、サーバは荷物の位置情報を取得できる。例えば荷物の移動体への積み忘れや積み替え間違いがあっても、荷札の識別コード等から荷物の位置を特定できるので、これらの不都合も発見できる。また、運送中において、サーバから通信手段を介して荷札の無線通信手段が表示情報書替え要求を受信すると、表示情報書替手段が、表示記憶部に記憶された表示情報を表示情報書替え要求の指示通りの内容に書き替える。この結果、例えば運送途中で荷札の表示内容の書き替えが必要になっても、その書き替えを遠隔から行うことができる。
上記目的を達成するために請求項2に記載の発明では、サーバがコンピュータネットワークを介して運送中の荷物の位置を管理する物流管理システムであって、荷物を識別可能な識別コードが記憶されたメモリを有する荷札と、前記荷札を付した荷物を運送する移動体又は前記荷札に設けられた測位手段と、前記測位手段により測位された位置情報と前記荷札のメモリに記憶された識別コードとを、コンピュータネットワークを介して前記サーバに送信するとともに前記移動体に設けられた通信手段と、前記通信手段からコンピュータネットワークを介して受信した前記位置情報と前記識別コードとをデータベースに格納して荷物の位置を管理する前記サーバと、を備え、前記荷札の荷札本体には、前記移動体の前記通信手段との間で無線通信可能な無線通信手段と、表示手段と、前記表示手段に表示される表示情報を記憶する表示記憶部と、前記サーバから前記通信手段を介して前記無線通信手段が表示情報書替え要求を受信すると、前記表示記憶部の表示情報を表示情報書替え要求の指示通りの内容に書き替える表示情報書替手段とが備えられていることを要旨とする。
この発明によれば、請求項1の発明と同様の作用効果が得られる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の物流管理システムにおいて、前記測位手段は前記移動体に設けられていることを要旨とする。
この発明によれば、請求項2に記載の発明の作用に加え、以下の作用効果が得られる。移動体に載せられた多くの荷物の位置は、移動体に設けられた1つの測位手段で測位することが可能となる。従って、荷札の位置を知るために荷札の1つひとつに測位手段を設ける必要がない。また、仮に荷札に測位手段を設けると、荷札が付された荷物が収容される移動体の荷物載置室(コンテナ)内は、外部と遮蔽されるため、測位手段による測位に必要な測位信号(例えばGPS信号)の受信が不能となる場合がある。しかし、測位手段が移動体に設けられればアンテナを外部に付けるなどして測位信号を受信できるので、荷物の位置検出不能となる頻度を少なく済ませられる。
請求項4に記載の発明では、運送中の荷物に付されて使用されるとともに荷物の位置を管理するために前記荷物を搬送する移動体に設けられた通信手段を介してサーバとコンピュータネットワークを通じて通信可能に構成された物流管理用の荷札であって、荷物を識別可能な識別コードが記憶されたメモリと、荷札自体の位置を測位可能な測位手段と、表示手段と、前記表示手段に表示される表示情報を記憶する表示記憶部と、前記荷物の位置を前記サーバのデータベース上で管理するために前記測位手段により測位された位置情報と前記メモリに記憶された識別コードとを、前記サーバからの要求に応じて、前記サーバにコンピュータネットワークを介して送信し、かつ前記サーバからコンピュータネットワークを介して送信された要求を受信するために前記移動体の前記通信手段との間で無線通信可能な無線通信手段と、前記サーバから前記通信手段を介して前記無線通信手段が表示情報書替え要求を受信すると、前記表示記憶部に記憶された表示情報を表示情報書替え要求で指示された内容に書き替える表示情報書替手段とを荷札本体に備えたことを要旨とする。
この発明によれば、荷札を使用することで、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明と同様の効果を期待できる。
本発明によれば、荷札によって荷物の位置を管理できるうえ、荷札の表示手段に表示される表示情報の書き替えが荷物の運送中に必要になってもその書き替えを遠隔から行うことができる物流管理方法、物流管理システム及び荷札を提供することにある。
以下に、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1は物流管理システムの模式構成図である。物流管理システム1は、荷物2に付された荷札3に登録されている識別コードから荷物2を照合するとともに、荷札3に内蔵されたGPS測位モジュールにより測位された荷札3の位置情報をコンピュータネットワークを介して取得して、荷物2の現在位置を把握する物流管理を行うものである。
物流管理システム1は、物流管理センター(集中管理センター)に設置されたサーバシステム10を備えている。このサーバシステム10は、サーバコンピュータ(以下、サーバという)11、表示装置12、入力装置13およびデータベース14,15を備えている。サーバ11はインターネット4を介してユーザの端末(クライアント)5と接続されている。ユーザの端末5としては、パーソナルコンピュータ(パソコン)6やPDA、あるいは基地局7を介してインターネット4に接続される携帯電話8などが挙げられる。またこの種の端末を所有しないユーザからの注文にも対応できるように、コンビニなどの店や駅に設置された端末とも接続されている。
サーバ11は、ユーザから端末5を通じて依頼された荷物の配達注文を受け付けるとともに、ユーザにより指定された配達区間および配達方法などの配達条件に基づいて、車両、鉄道、飛行機、船舶などの運搬手段が考慮された最適ルートを決定する。データベース14,15には、顧客情報、荷物管理情報、最適ルート決定処理に使われる各種データが記憶されている。配達注文が受け付けられた荷物2には識別コードが付与される。なお、最適ルート決定処理については後述する。
ユーザから配達注文を受け付けた荷物2は、ユーザの自宅またはユーザ最寄りの集配所で回収され、サーバシステム10による最適ルート決定時に一緒に決まる、車両(トラック等)、バイク、鉄道、飛行機、船舶などの公知の輸送用移動体によって配達される。図1では、輸送用移動体16が車両(トラック)の例を示しているが、もちろん車両に限らず、バイク、鉄道(列車)、飛行機、船舶など、その他の公知の輸送用移動体に適用できる。
この実施形態では、輸送用移動体(以下、単に移動体という)16には、サーバシステム10と通信するための通信装置(移動通信端末)20が装備されている。通信装置20は、遠距離用の通信アンテナ21、GPS受信アンテナ22、GPS転送アンテナ23および近距離用の通信アンテナ24を備えている。遠距離用の通信アンテナ21は移動体16が移動する地域にある最寄りの中継局25と通信するためのもので、移動体16に装備された通信装置20は、中継局25を介してインターネット4に接続することでサーバ11との双方向通信が可能となっている。また通信装置20は、GPS衛星27,27からのGPS信号(測位信号)をGPS受信アンテナ22で受信して、荷物2の現在位置情報の取得を支援する。GPS転送アンテナ23はGPS信号を通信装置20から荷札3に転送するためのもので、近距離用の通信アンテナ24は通信装置20と荷札3間で通信するためのものである。
移動体16のコンテナ(荷物載置室)30内に積載された荷物2に付された荷札3は、荷物2を識別するための識別コードを記憶するとともに、通信装置20と通信アンテナ24を介した近距離無線通信が可能となっている。
顧客(ユーザ)は、運送中の荷物2について現在の運搬状況を確認するために端末5を通じて物流管理センターのサーバシステム10に対して問い合わせができるようになっている。サーバ11は、顧客が問い合わせ時に指定した識別コードを手掛かりに荷物2に付された荷札3を探し出し、その荷札3の現在位置から荷物2の位置を割り出す。
図3は荷札を示す。荷札3は、四角板状の荷札本体31を備えている。荷札本体31はその表面に例えば液晶表示の画面32Aを有する表示装置32を内蔵し、例えば宛先人の住所、氏名、連絡先等の宛先人情報や、配達依頼人情報、配達希望時刻、その他運搬上の注意事項などの各種情報が、画面32Aに表示される。本例では、画面32Aはタッチパネル式であって、画面32A中の下方に表れた選択ボタンを押すことにより表示内容の切替え等が可能となっている。
また荷札本体31の底側面にはスロット33が設けられ、このスロット33にGPS部品(GPS測位システムモジュール部品)35をスライド挿着することで、GPS部品35を荷札本体31に一体化できる構造となっている。
また、荷札本体31の表面下部にはバーコード36が付されている。このバーコード36は荷札3を識別する識別コード(IDコード)となっており、この識別コードによって荷札3が付された荷物2は識別される。荷札本体31に内蔵された回路基板(図示省略)上に実装されたメモリには、バーコード36と同じ識別コード(データ)が記憶されている。また荷札本体31の底側面右側には樹脂製の通信窓37が設けられ、この通信窓37を介する通信により画面32Aに表示される表示内容のデータ等が荷札3内のメモリ(後述する表示記憶部47)に書き込まれるようになっている。
表示装置32、GPS部品35および回路基板上の各種回路は、荷札本体31に内蔵された電池(図示省略)により駆動される。荷札本体31の側面には電源スイッチ38が設けられ、この電源スイッチ38を1回押す度に電源のオン・オフが切り替わる。荷札3は電源スイッチ38をオンにして電源を入れた状態で使用される。但し、節電モードが採用されており、一定時間(例えば10〜30秒の範囲内の値)、何も操作されないと画面32Aの表示が消えるようになっている。節電モードで消えた内容を画面に再び表示させるときは、別途用意された表示スイッチ(図示省略)を操作する。
この実施形態では、荷札本体31に表示装置32を内蔵する構成としたが、表示装置32の替わりに配達伝票の用紙を差し込み可能な透明樹脂製の差込ポケットを設け、配達伝票などの用紙の記載内容を見て宛先人情報等を確認できる構成とすることもできる。また、荷札本体31に設けたスロット33にGPS部品35を比較的簡単に挿抜(着脱)できる構成に替え、スロット33を廃止し、GPS部品35を荷札本体31に内蔵する構造も採用できる。
ここで、荷札本体31にスロット33を設けたのは、比較的高価であるGPS部品35を複数の荷札本体31間で使い回しする場合、その取り替え作業を簡単とするためである。GPS部品35を使い回しすることにより、荷札本体31の個数(在庫数)に比べGPS部品35の必要個数を少なく抑えられ、物流管理システム1の全体コストを低く抑えられる。もちろん表示装置32についても同様の趣旨から着脱式構造を採用してもよい。
図2は、荷札および通信装置の概略構成を示すブロック図である。
荷札3には、制御部40、GPS受信アンテナ41、通信アンテナ42、GPS受信部43、測位演算部44、通信部45、ID記憶部46、表示記憶部47、ID判定部48、表示制御部49および表示装置32が備えられている。なお、前記GPS部品35によって、GPS受信アンテナ41、GPS受信部43および測位演算部44は構成されている。
一方、通信装置20は、前記GPS受信アンテナ22、通信アンテナ21、GPS転送アンテナ23、通信アンテナ24、GPS受信部51、増幅回路52、制御部53および3つの通信部54,55,56を備えている。図1に示すように、移動体16のコンテナ30内に収容された荷物2に付された荷札3は、移動体16の外部から遮蔽されるため、GPS衛星27,27からのGPS信号をそのGPS受信アンテナ41によって直接受信することができない。そこで、この実施形態では、移動体16に設けたGPS受信アンテナ22で受信したGPS信号をコンテナ30内の荷札3に無線で転送するようにしている。
詳しくは図2に示すように、GPS受信アンテナ22を介してGPS受信部51が受信したGPS信号は増幅回路52で増幅された後、通信部55に接続されたGPS転送アンテナ23から、コンテナ30内の荷札3側のGPS受信アンテナ41へ無線で転送される。
荷札3側では、GPS受信アンテナ41で受信されたGPS信号に基づいて測位演算部44は荷札3の位置(正確には移動体16の位置)を測位する演算を実行する。この測位された位置情報は測位演算部44から制御部40へ送られることで、制御部40は荷物2の現在位置情報を把握する。なお、GPS受信部43および測位演算部44により測位手段が構成される。
一方、サーバ11は、ユーザの端末5から運送中の荷物2について現在の運搬状況の問い合わせを受け付けると、ユーザが指定した識別コード(IDコード)を指定してインターネット4およびアンテナ21などを介して、通信装置20に対して荷物位置確認要求の信号を送信する。アンテナ21に受信された荷物位置確認要求信号は通信部54を介して制御部53が受信し、制御部53は要求のあった識別コードを指定して通信部56およびアンテナ24を介して、コンテナ30内の荷札3に対しID照合処理要求の信号を送信する。このID照合処理要求の信号はアンテナ42および通信部45を介して荷札3側の制御部40に受信される。
ID記憶部46には、前記識別コード(IDコード)が記憶されている。制御部40は識別コードが指定されたID照合処理要求を受信すると、ID判定部48に識別コードを受け渡してID照合処理を実行させる。ID判定部48は、指定された識別コードがこの荷札3自身の識別コードと一致するか否かを判定する。ID判定部48はID照合処理を実行し、指定された識別コードとID記憶部46に記憶された自身の識別コードとの照合を行い、その照合判定結果を制御部40に通知する。制御部40はID判定部48から両識別コードが一致した照合判定結果を取得すると、測位演算部44から取得した位置情報を位置確認要求の応答として、通信部45およびアンテナ42を介して通信装置20側へ返送する。通信装置20側の制御部53は、荷札3から受信した応答信号をアンテナ21およびインターネット4等を介してサーバ11に送信する。一方、両識別コードが一致しない照合判定結果のときは、通信装置20からサーバ11への返信は行われない。
次にユーザが配達依頼時に使う申し込み画面について説明する。
図4に示す画面60は、配達依頼時の初期画面で、荷物を配達する区間の起点と終点を入力してこれを確定した後、端末5の画面に表示されるものである。同図に示すように、この画面60では、ユーザが配達の条件として希望する優先順位を指定できるようになっている。
画面60には、ユーザが配達条件として指定できる項目として、「移動体優先」「納期優先(時間優先)」「価格優先(コスト優先)」「運転手優先」「なし」の5項目用意されている。もちろんその他に、割れ物や高価な品物、生ものなどを配達するときのために品質優先(安全優先)などの条件を加えることもできる。同図の画面では最優先の1つのみ選択できる様式となっているが、実際には、複数の項目について優先順位の順番を指定できるようになっている。
例えば一刻も早く相手先に渡したい荷物は、「納期優先」を指定して配達の申し込みをする。また配達価格を安く済ませたい場合は、「価格優先」を指定して配達の申し込みをする。さらに荷物が高価であったり割れ物であって安全性を重視したい場合は、「品質優先」を指定して配達を申し込む。また、希望する条件が複数あれば、第1優先から複数の条件を優先順位を付けて申し込みをする。
図4の画面では、優先条件入力欄61に「1」を入力して、第1優先として「移動体優先」選択した後、決定ボタン62を選択すると、下段の表示内容が表示される。ここでは、さらに細かく条件を優先順位をつけて指定できる。この例では、第1優先である「移動体」の下に、「期日(時間)」「場所」「価格」「返却」「信頼度」の5項目について入力欄63に優先順位をつけて指定できる。優先順位を指定しないときは「なし」を選択する。また「移動体」については、指定された配達区間内で選択できる移動体の種類として表示された、例えば「道路車両」「鉄道」「航空機」「船舶」「その他」の中から指定することもできる。
この例では、入力指定欄64に「A」の「道路車両」を指定している。さらにその指定した移動体をどの区間で使うかも細かく指定できるようになっている。但し、最適配達条件を自動で割り出す機能も備わっているため、細かな指定は必ずしも必要ではない。
配達条件の指定が終わると、決定ボタン65を選択する。すると、配達条件データがサーバ11に送信される。サーバ11はメモリに記憶する最適配達条件決定プログラムを実行して、ユーザが優先順位をつけて指定した配達条件を基にデータベース14,15を使って、最適ルート、最適な移動体およびその移動体を利用する区間などを自動で割り出す。
例えば「価格優先」での海外運送であれば船便(船舶)が選択され、「納期優先」であれば航空便(航空機)が選択される。また最適ルート決定に際して利用されるデータベース14,15には、サーバ11がリアルタイムで入手する各地の最新交通情報や最新運送情報等が逐次蓄積されるため、刻々変化する各種条件を加味して最適配達条件が割り出される。
さらに本実施形態では、各地に荷物2とともに運搬される荷札3から取得される情報を運送情報の一つとして利用する。制御部40は、位置情報を利用して荷札3の辿った経路および所要時間を逐次算出し、各地区の道路における平均移動速度などの運送情報パラメータを求めるプログラムを実行する。制御部40は、荷札3が辿った経路長の算出、配達ルート上における各区間毎の移動所要時間のタイマによる計時を逐次実行し、ルート上の各地点における平均移動速度を求め、これをその他の算出情報と共に運送情報パラメータとして定期的に通信装置20を介してサーバ11に送信する。もちろん、平均移動速度などの運送情報パラメータの取得方法は、サーバ11が荷札3から定期的に位置情報を取得するようにし、この位置情報からサーバ11が演算して取得する方法を採用してもよい。
よって、全国各地に荷物2とともに運搬される荷札3からサーバ11がリアルタイムに取得する各地の運送情報に基づいて最適ルートが割り出されるので、既存の情報提供機関が提供する交通情報等を使用しただけの場合に比べ、より的確に最適ルートを決定することが可能となる。
配達を申し込んだ荷物2は、近くのコンビニか、時間帯を指定しておけばその指定した時間帯に自宅まで取りに来てくれる。回収された荷物2には荷札3が付される。荷札3のバーコードはバーコードリーダーにより読取られ、荷物2は識別コードで識別され、サーバ11により管理される。
例えばユーザは、運送中にある荷物の運搬状況を端末5から問い合わせることができる。この問い合わせには、図5に示す画面70で必要事項を入力する。まず「依頼者氏名」、「ユーザID」、「荷物ID」を各入力欄71〜73に入力し、配達状況を確認する際は配達状況確認ボタン74を選択し、ルート変更を希望するときはルート変更ボタン75を選択する。
配達状況確認ボタン74を選択すると、図5における下段に示す表示内容が、荷物2の現在ステータス情報として表示される。すなわち、画面上に地図76が表示され、地図76上に荷物2の現在位置マーク77が表示される。また、起点から終点までの配達区間における現在位置を相対スケール78により視覚的に知ることができる。その他にもこの画面70では、現在使用されている移動体の種類、配達予定時刻、交通情報、天気など、運送状況に関する各種情報がリアルタイムに取得できる。
ここで、荷物2の現在位置を取得する処理は次のように行われる。
ユーザの端末5から荷物2の現在位置を問い合わせる要求を受け付けると、サーバ11は、問い合わせのあった荷物2の識別コードを指定してインターネット4等を介して全ての移動体16の通信装置20に対し位置確認要求を発信する。
位置確認要求を受信した通信装置20では、制御部53が識別コードを指定してその照合処理要求をアンテナ24,42を介して荷札3に対し指令する。荷札3では、照合処理要求に従ってID判定部48が識別コードの照合処理を実行し、照合判定結果は制御部40に送られる。一方、荷札3は、アンテナ22により受信されたGPS衛星27,27からのGPS信号(測位信号)をアンテナ23,41を介して通信装置20から受信している。荷札3では、GPS受信部43で受信されたGPS信号に基づき測位演算部44は3辺測量(または4辺測量)の演算を行って荷札3(厳密には移動体16)の現在位置を取得する。この荷札3の現在位置の位置情報は制御部40に送られる。
制御部40は、ID判定部48から受け取った照合判定結果に基づき問い合わせ識別コードと荷札識別コードとが一致した場合は、その旨と荷札3の現在位置情報とを、アンテナ42,24を介して照合処理要求に対する応答として通信装置20へ返送する。さらにその応答を受信した通信装置20は、問い合わせのあった荷物2の位置情報として荷札3の現在位置情報を、位置確認要求に対する応答としてサーバ11へ返送する。こうしてサーバ11は、ユーザから端末5を通じて問い合わせのあった荷物2の現在位置を取得し、これを反映させた画面データを端末5に送信すると、端末5では図5に示す画面70が表示される。
また、ユーザは画面70を見て配達予定時刻に遅れがあるときや、当初の希望より早い配達時刻を希望するために依頼内容を変更するとき、ユーザはルート変更ボタン75を選択する。このルート変更ボタン75が選択されると、サーバ11は、最適配達条件決定プログラムを再実行することで現時点での最低ルートを割り出し、ユーザの端末5の画面にその結果を表示する。そして最適ルートが見つかればユーザはその画面でルート変更を指定する。
一方、物流管理会社においても、サーバ11と全国規模で繋がる各地の支店や集配所などの端末(PC)の画面上で、全ての荷物2の現在ステータスや配達進捗状況などの各種情報を監視できるようになっている。また、サーバ11は管理プログラムを実行することで荷物2の運送状況を管理する。例えば予定時刻より遅れのある荷物2を検出したり、荷物2を当初の予定時刻より早く配達できるルートを探し出すと、配達条件変更、ルート変更や配達順序変更など適切な措置を、携帯電話などの公知の通信手段により運転者(配達員)に指示する。さらにサーバ11は、情報提供機関から配信される交通情報などから配達の遅れ原因となる情報(渋滞、事故等)を入手すると、その遅れを避ける、もしくは最小限に抑えられる現時点での最適ルートを割り出して運転者に知らせる。
ところで、例えば配達経路途中の中継地点で移動体16を変更する場合は、この中継地点において例えば鉄道と道路車両、道路車両と航空機、道路車両と船舶などの間で荷物2の移し替えが行われる。従来の物流管理方法によれば、この荷物の移し替え時に荷物に付されたバーコードを読み取るなど、荷物を次の移動体16に移し替えた作業記録を残す必要があり、荷物2の移し替え先の移動体16の位置を追うことで荷物の現在位置を予測できた。これに対し、本実施形態では、荷札3との通信により荷物2の現在位置情報を取得できるので、これまでの移動体16から次の移動体16へ荷物2を移し替えるだけで、その移し替えの記録をとるためのバーコード読取り作業は必要ではない。
この第1の実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)識別コードを記憶する荷札3を荷物2に付し、サーバ11から位置確認要求があればその指定された識別コードを照合し該当する荷札3であるか否かを調べ、問い合わせのあった荷札3であれば、測位演算部44により測位された現在位置情報とともにその旨を通信装置20を介してサーバ11に返信する。従って、荷物2の積み替えの度にバーコード読取り作業を行わなくても済む。また、荷物2の積み忘れや積み替え間違いがあっても、荷札3の識別コードからこれらの不都合を発見できる。
(2)通信装置20のアンテナ22で受信したGPS信号をアンテナ23,41を介して荷札3へ転送するので、荷札3が収容されるコンテナ30内が電波の届かない遮蔽空間であっても、荷札3はGPS信号を受信できる。よって、荷札3に内蔵された測位演算部44によりGPS信号に基づき荷札3の現在位置情報を求めることができる。
(3)GPS部品35を荷札3が内蔵しているので、例えば集配所や積み替え地点で荷物2が移動体16から降ろされた状態でも、GPS信号をGPS受信アンテナ41により受信できる。よって、GPS転送アンテナ23から発信される電波の強さはコンテナ30内にある荷札3に受信され得る程度で済む。また、荷物2が移動体16から降ろされた状態でも、集配所や積み替え地点に設置された通信装置(GPS信号転送機能なし)を介して荷札3はサーバ11と通信できる。
(4)ユーザは端末5の画面60を通して荷物2の配達条件を優先順位をつけて指定できるので、ユーザは、移動体、納期、価格、運転手、品質(安全)などの各種条件に応じて自分の希望をかなえることができる。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態を図6に基づいて説明する。
この実施形態では、荷札3の位置を測位するGPS部品(GPS測位システムモジュール部品)が、移動体16に装備された通信装置20に内蔵されている。
図6に示すように、通信装置20には、遠距離用の通信アンテナ21、GPS受信アンテナ22、近距離用の通信アンテナ24、GPS受信部51、測位演算部81、制御部53および通信部54,56を備えている。なお、GPS受信アンテナ22、GPS受信部51および測位演算部81により測位手段が構成される。
一方、荷札3には、表示装置32、制御部40、通信アンテナ42、通信部45、ID記憶部46、表示記憶部47、ID判定部48および表示制御部49を備えている。
前記第1の実施形態と同様に、通信装置20は、サーバ11から位置確認要求を受信すると、その識別コードを指定して識別コード照合処理要求を荷札3に対して送信する。そして、荷札3においてID判定部48による照合判定処理が実行され、制御部40がその照合判定結果から問い合わせ識別コードと荷札識別コードとが一致した(照合一致判定)と判断すれば、その旨をアンテナ42,24を介して荷札3から通信装置20へ返信する。一方、通信装置20では、GPS受信アンテナ22を介してGPS受信部51で受信されたGPS信号に基づき測位演算部81が移動体16の位置を測位する。荷札3から照合一致判定の旨の応答を受信した通信装置20は、問い合わせのあった荷物2の現在位置情報として(位置確認要求の応答として)、測位演算部81により測位された移動体16の現在位置情報を、アンテナ21およびインターネット4を介してサーバ11に送信する。
この第2の実施形態における物流管理システム1によれば、前記第1の実施形態における効果(1),(4)の他、以下の効果が得られる。
(5) 移動体16に装備された通信装置20が内蔵するGPS測位システムモジュール部品(GPS受信アンテナ22、GPS受信部51および測位演算部81)によって、荷物2の位置を測位する。従って、移動体16に載せられた多くの荷物2の位置は1つのGPS測位システムモジュール部品(22,51,81)によって測位できるため、荷物2の位置を知るために、荷札3の1つひとつに測位手段(GPS部品)を設ける必要がない。また、第1の実施形態において、GPS信号転送機能を付与するために必要であったアンテナ23,41を廃止できる。よって、荷札3のコストを安く抑えることができ、しかも荷札3の小型化を図ることができる。
(第3の実施形態)
次に第3の実施形態を図7に基づいて説明する。
図7に示すように、この荷札3は、識別コードを発信する無線タグ82を内蔵している。荷札3からは前記各実施形態では備えていたID判定部48は廃止され、識別コード照合処理は通信装置20に内蔵されたID判定部が実行する。すなわち、図6(第2の実施形態)において、荷札3のID判定部48が、通信装置20が備えることになった点のみ異なる。なお、無線タグ82は、図6における通信アンテナ42、通信部45およびID記憶部46により構成される。
通信装置20はサーバ11から位置確認要求を受信すると、荷札3に対し識別コード通知要求(リクエスト)を送信する。各荷札3では無線タグ82がリクエスト信号を受信すると、ID記憶部46に記憶された識別コードを発信し、アンテナ42,24を介して荷札3から通信装置20へ識別コードが通知される。通信装置20では、ID判定部が各荷札3から受信した識別コードを順番に照合判定処理し、問い合わせ識別コードと一致する識別コードの有無を判定する。照合一致判定を得ると、その旨を測位演算部81により測位された移動体16の現在位置情報とともにサーバ11に対し位置確認要求の応答として返信する。もちろん、各荷札3からの識別コードの取得処理は、通信装置20が定期的にリクエスト信号を発信することで全ての荷札3から予め取得した識別コードをメモリに記憶しておくこととし、サーバ11からの位置確認要求受信時に、メモリから読み出した識別コードに対し照合判定処理を実行する方法も採用できる。
この第3の実施形態によれば、前記第1の実施形態における効果(1),(4)および第2の実施形態における効果(5)の他、以下の効果が得られる。
(6)ID判定部48を廃止できるので、荷札3に内蔵される制御回路(CPU等)を安価なものに済ませられ、また無線タグ82のような小型部品採用により荷札3の小型化を一層図り易い。
(第4の実施形態)
次に第4の実施形態を図8に基づいて説明する。
この実施形態は、第3の実施形態の荷札3に使用された液晶ディスプレイの表示装置32を廃止し、表示部として電子ペーパー83を採用することで薄型化が図られたカード型の荷札84とした例である。荷札本体85は、無線タグ82が埋設される枠形状の樹脂からなる基部85Aと、基部85Aの略中央に嵌め込まれた状態で一体成形されるとともに表示部として機能する電子ペーパー83とを備える。図示しない入力ポートから宛先人情報などの表示データの入力が可能になっており、電子ペーパー83には宛先人情報などの表示データの内容が表示される。カード型の荷札84は、例えば荷物に貼られた透明樹脂製ポケットに差し込んで使用される。物流管理システム1における荷札84の使い方は、前記第3の実施形態と同様で、無線タグ82は、通信装置20からのリクエスト信号に応じて識別コードを発信する。通信装置20の制御部53はサーバ11から位置確認要求のあった識別コードと一致する識別コードを持つ荷札84(荷物)がその移動体16のコンテナ30内に存在するかどうかを照合する。この荷札84によれば、無線タグ82および電子ペーパー83の採用によりカード型とし薄型化を実現できる。
(第5の実施形態)
次に第5の実施形態について説明する。前記各実施形態では、サーバ11は、端末5を通じてユーザからの問合せを受け付ける度にその荷物2に関する位置確認要求を発信し、その応答として通信装置20から受信した位置データ等に基づいて荷物2の現在位置状況等の情報を端末5に返す方法を採用した。これに対し、本実施形態では、サーバ11が各通信装置20から荷物2の現在位置情報等を定期的に取得してデータベース14,15に蓄積し、端末5から問合せがあればデータベース14,15から必要なデータを取り出して配達状況確認画面情報として端末5に返信する方法を採用する。
サーバ11はメモリに記憶されたプログラムを実行することで、各移動体16に対し位置確認要求を順次発信し、各通信装置20から返信されたその応答内容に基づき荷物2の位置を定期的に把握する。この際、通信装置20は位置確認要求を受信すると、コンテナ30内の荷札3と通信すること荷物2の識別コードを全て取得するとともに、GPS測位演算部で得られる移動体16の現在位置情報と共に全ての識別コードをサーバ11へ送信する。サーバ11は、例えば移動体識別コード、現在位置データおよび荷物識別コード等が含まれるデータを受信するとその中にある現在位置情報と識別コード等に基づいて荷物2の現在位置を把握し、これをデータベース14,15で管理する。もちろん、GPS信号そのものを位置情報としてサーバ11に転送し、サーバ11が荷物(移動体)の位置を測位演算する演算処理を担当する構成も採用できる。この場合はGPS信号が位置情報となる。また、通信装置20の制御部53が定期的に位置情報を測位し自発的にサーバ11へ転送する方式を採用することもできる。また通信装置20がサーバ11へ送信する情報は、荷物又は移動体の位置情報そのものである必要はなく、位置情報から加工した所定の情報をサーバ11へ送信してもよい。例えば通信装置20の制御部53は、定期的に取得した荷物又は移動体の現在位置と、前回位置と現在位置との移動に要したタイマから取得される経過時間とを用いて算出した荷物又は移動体の平均移動速度を、サーバ11へ送信する構成を採ることもできる。さらに荷物2の配達遅れ時間などを計算してサーバ11へ送信することも可能である。
なお、実施の形態は上記のみに限定されるものではなく、以下の変形例を採用することもできる。
・ 前記第4の実施形態では、電子ペーパー83の採用により荷札の薄型化を図ったが、電子ペーパー83を廃止し、樹脂板(荷札本体)の表面に宛先人情報を印刷したシールを貼付する構成の荷札とすることもできる。この荷札はカード型でありしかも宛先人情報はシールを貼る構成なので、荷札コストを一層安価とすることができる。
・ 前記第1の実施形態において、GPS部品35により逐次取得した荷札3の現在位置情報を蓄積して運搬中に辿った経路情報を制御部40が取得するとともに、ルート上の運搬所要時間を制御部40内のタイマにより計時する。制御部40はこれら経路情報と運搬所要時間とに基づいて荷物の平均移動速度を含む運送情報を取得する。そして、サーバ11は、荷札3の制御部40から通信装置20を介する通信により取得した運送情報(平均移動速度等)に基づき運搬ルートの適切性を判断するようにする。
・ 荷札3の画面32Aに表示される表示内容を、サーバ11から送信される情報に基づき変更できる構成を採用することができる。すなわち、サーバ11から識別コードを指定して所定の情報を通信装置20を介して荷札3に送信すると、荷札3の表示記憶部47に記憶された情報が書き替えられ、荷札3の画面32Aには変更後の情報が表示されるようになる。例えばユーザが端末5からサーバ11に対し配達条件の変更を依頼すると、その変更情報がサーバ11から通信装置20を介して荷札3に送信されてその表示記憶部47の情報が書き替えられる。例えば宛先、配達ルート、配達時刻、配達料金などの荷札に登録された情報を、後からユーザの都合等によりサーバ11から変更できる。なお、表示記憶部47に対する表示情報の書き替え処理は、荷札3の制御部40が所定のプログラムを実行することで行う。
・ 荷札3は荷物2に貼付するシールとしてもよい。
・ 第1の実施形態において、アンテナ41とGPS受信部43からなる通信機器部と、アンテナ42と通信部45からなる通信機器部を、1つの通信機器部で構成し、この1つの通信機器部がGPS受信機能と通信機能とを兼ねる構成を採用できる。
・ 荷札3のアンテナ41,42は指向性が少なくなるよう構成するが、指向性が多少あっても通信装置20のアンテナ23からの受信あるいはアンテナ24との送受信が確実に行われるように、アンテナ23,24をコンテナ内の複数箇所に設置してもよい。この構成によれば、荷札3の向きにさほど影響されず荷札3と通信装置20との通信が円滑に行われ、通信ミスによる位置情報等の取得の失敗を少なく抑えられる。
・ 前記各実施形態では、荷物2を異なる移動体16間で移し替える際、その移し替えの旨の情報を登録するための識別コード読取り作業(バーコード読取り作業)を実施しない物流管理方法で説明したが、このような荷物の移し替え時に荷札3のバーコード読取りを行う物流管理方法を採用しても構わない。この場合、バーコード読取り情報と荷物現在位置情報とをその使用目的に応じて使い分ければ、より適切な物流管理を実現できる。
・ この物流管理システムの利用目的は、ユーザからの荷物位置確認の問合せに応答する目的、配達ルートの選択や配達ルートの適切性判断に用いる情報取得の目的などに限定されない。すなわち、荷物個々の位置を正確に知ることで期待できる他の種々の目的達成のためにこの物流管理システムを採用できる。例えば物流管理センターで荷物の位置をただ把握するだけの位置管理目的や、荷物の誤配達や移し替えミスなどミスの発見を目的とする物流管理にも採用できる。
・ コンピュータネットワークは、公衆電話回線などの有線通信を利用したインターネットを含むものに限定されず、例えば無線通信のみからなるネットワークでも構わない。例えばFM波など所定周波数の帯域の電波を通信に利用するネットワークでもよい。
以下、前記各実施形態及び別例などから把握される技術的思想を記載する。
(1)請求項1〜4のいずれか一項において、前記コンピュータネットワークは、少なくとも前記移動体と中継局間に無線通信域を含むコンピュータネットワークである。
(2) 請求項4に記載の荷札において、前記測位手段により逐次取得した荷札の現在位置情報を蓄積して運搬中に辿った経路情報を取得する経路情報取得手段と、前記運搬所要時間を計時するタイマと、前記経路情報と前記運搬所要時間とに基づいて平均移動速度を含む運送情報を取得する運送情報取得手段とを備えたことを特徴とする荷札。
(3) 測位手段により逐次取得した荷札の現在位置を蓄積して運搬中に辿った経路情報を取得する経路情報取得手段と、前記運搬所要時間を計時するタイマと、前記経路情報と前記運搬所要時間とに基づいて平均移動速度を含む運送情報を取得する運送情報取得手段とを備えた前記技術的思想(2)に記載の荷札と、サーバが前記荷札の前記運送情報取得手段から前記運送情報を取得し、該運送情報に基づき運搬ルートの適切性を判断することを特徴とする物流管理システム。
この構成によれば、運搬経路と運搬時間をメモリに記憶し、これら各情報を基に運搬ルートの適切性を判断できる。
(4)請求項4に記載の荷札において、前記発信手段は、外部からのリクエストを受信すると前記識別コードを発信することを特徴とする荷札。
第1の実施形態の物流管理システムを示す模式構成図。 物流管理システムの概略構成を示すブロック図。 荷札の斜視図。 配達依頼画面の画面図。 荷物位置検索画面の画面図。 第2の実施形態における物流管理システムの概略構成を示すブロック図。 第3の実施形態における荷札の斜視図。 第4の実施形態における荷札の斜視図。
符号の説明
1…物流管理システム、2…荷物、3,84…荷札、11…サーバ、14…データベース、16…移動体、20…通信手段としての通信装置、22…位置取得手段および転送手段を構成するGPS受信アンテナ、23…転送手段を構成するGPS転送アンテナ、30…荷物載置室としてのコンテナ、31,85…荷札本体、32…表示手段としての表示装置、40…表示情報書替手段としての制御部、41…測位用受信部としてのGPS受信アンテナ、42…無線通信手段を構成する通信アンテナ、43…測位手段を構成するとともに測位用受信部としてのGPS受信部、44…測位手段を構成する測位演算部、45…無線通信手段を構成する通信部、46…記憶部としてのID記憶部、47…表示記憶部、49…表示制御部、51…位置取得手段および測位手段を構成するGPS受信部、52…転送手段を構成する増幅回路、53…照合手段としての制御部、55…転送手段を構成する通信部、81…位置取得手段および測位手段を構成する測位演算部、82…発信手段としての無線タグ。

Claims (4)

  1. サーバがコンピュータネットワークを介して運送中の荷物の位置を管理する物流管理方法であって、
    前記荷物を運送する移動体又は前記荷物に付される荷札には測位手段が設けられ、
    前記荷札の荷札本体には、前記荷物を識別可能な識別コードが記憶されたメモリと、前記移動体に設けられた通信手段と無線通信可能な無線通信手段と、表示手段と、前記表示手段に表示される表示情報を記憶する表示記憶部と、前記サーバから前記通信手段を介して前記無線通信手段が表示情報書替え要求を受信すると、前記表示記憶部の表示情報を表示情報書替え要求の指示通りの内容に書き替える表示情報書替手段とが備えられており、
    前記荷札を付した荷物が移動体にて運送されている運送中に、前記移動体又は前記荷札に設けられた測位手段が荷物の位置を測位するとともに、測位された荷物の位置情報と前記荷札のメモリに記憶された識別コードとを、前記移動体に設けられた通信手段がコンピュータネットワークを介してサーバに送信する段階と、
    前記サーバが、前記通信手段からコンピュータネットワークを介して受信した前記位置情報と前記識別コードとをデータベースに格納して荷物の位置を管理する段階と、
    前記運送中において、前記サーバから前記通信手段を介して前記荷札の前記無線通信手段が表示情報書替え要求を受信すると、前記表示情報書替手段が、前記表示記憶部に記憶された表示情報を表示情報書替え要求の指示通りの内容に書き替える段階と、
    を備えたことを特徴とする物流管理方法。
  2. サーバがコンピュータネットワークを介して運送中の荷物の位置を管理する物流管理システムであって、
    荷物を識別可能な識別コードが記憶されたメモリを有する荷札と、
    前記荷札を付した荷物を運送する移動体又は前記荷札に設けられた測位手段と、
    前記測位手段により測位された位置情報と前記荷札のメモリに記憶された識別コードとを、コンピュータネットワークを介して前記サーバに送信可能な状態で前記移動体に設けられた通信手段と、
    前記通信手段からコンピュータネットワークを介して受信した前記位置情報と前記識別コードとをデータベースに格納して荷物の位置を管理する前記サーバと、を備え、
    前記荷札の荷札本体には、前記移動体の前記通信手段との間で無線通信可能な無線通信手段と、表示手段と、前記表示手段に表示される表示情報を記憶する表示記憶部と、前記サーバから前記通信手段を介して前記無線通信手段が表示情報書替え要求を受信すると、前記表示記憶部の表示情報を表示情報書替え要求の指示通りの内容に書き替える表示情報書替手段とが備えられていることを特徴とする物流管理システム。
  3. 前記測位手段は前記移動体に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の物流管理システム。
  4. 運送中の荷物に付されて使用されるとともに荷物の位置を管理するために前記荷物を搬送する移動体に設けられた通信手段を介してサーバとコンピュータネットワークを通じて通信可能に構成された物流管理用の荷札であって、
    荷物を識別可能な識別コードが記憶されたメモリと、
    荷札自体の位置を測位可能な測位手段と、
    表示手段と、
    前記表示手段に表示される表示情報を記憶する表示記憶部と、
    前記荷物の位置を前記サーバのデータベース上で管理するために前記測位手段により測位された位置情報と前記メモリに記憶された識別コードとを、前記サーバからの要求に応じて、前記サーバにコンピュータネットワークを介して送信し、かつ前記サーバからコンピュータネットワークを介して送信された要求を受信するために前記移動体の前記通信手段との間で無線通信可能な無線通信手段と、
    前記サーバから前記通信手段を介して前記無線通信手段が表示情報書替え要求を受信すると、前記表示記憶部に記憶された表示情報を表示情報書替え要求で指示された内容に書き替える表示情報書替手段と
    を荷札本体に備えたことを特徴とする荷札。
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