JP5194931B2 - 運搬品代替システム - Google Patents

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Description

本発明は、目的地に運搬される運搬品の代替品を出庫するための支援を行う運搬品代替システムに関する。
電化製品などの説明書や保証書には、部品や消耗品などを管理し、製品を購入した後のアフターサービスを行う管理センターの連絡先が記されており、ユーザは、製品が故障した場合や、消耗品を交換する場合などには、製品の型番や故障状況などを管理センターに連絡することが一般的である。管理センターでは、ユーザから伝えられた製品の型番や故障状況などに応じて修理に必要な部品や消耗品が決定され、全国の複数箇所に設けられた倉庫における目的の物品の在庫状況が確認されて、物品の出荷が手配される。近年では、携帯電話機や車のカーナビゲーションシステムに、目的地までの移動経路、所要時間、公共の交通機関の乗り換え案内、交通機関の運行状況、迂回路などを提示する機能が搭載されてきており、これらを利用することによって、ユーザに素早く物品を届けることができるようになってきている。
ここで、物品を配達中の運搬者が事故にあってしまった場合、運搬者から管理センターに連絡が入ると、管理センターにおいて、再び、各倉庫における目的の物品の在庫状況が確認されて、新たな配送として代替品の出庫が手配される。しかし、運搬者が管理センターへの連絡を忘れてしまった場合などには、ユーザへの物品の配達が大幅に遅れてしまうこととなる。
この点に関し、特許文献1には、コンテナの内壁およびコンテナ内に積まれた荷物にICタグなどを取り付けておき、それらICタグ同士の距離が所定以上変化した場合に、コンテナの荷降ろし作業員などに注意を促すシステムについて記載されている。このシステムを流用し、例えば、事故などによって搬送物が大きく動いた場合に、運搬者に管理センターへの連絡を促すことによって、事故発生後の代替品の発送を素早く手配することができ、ユーザに確実に物品を配達することができる。
特許第3877167号公報
しかし、上述した技術では、例えば、運搬者が電車などといった公共の移動手段を利用して配達する場合、事故の発生を検出することができないうえ、運搬者が管理センターに連絡しない限りは、管理センター側では事故の発生を把握することができないという問題がある。また、管理センターのオペレータが、運搬者から事故発生の連絡を受けてから、事故状況の確認、在庫状況の確認、運搬者の決定、運搬方法の指示、およびユーザへの連絡などといった再送手続きを手動で行っているのが現状であり、物品を再送するまでに時間がかかってしまったり、土地勘がないオペレータでは、効率が悪い再送方法を指示してしまう恐れがある。
上記事情に鑑み、事故発生を管理センター側で確実に把握することができるとともに、慣れていないオペレータであっても、代替品の効率的な再送を指示することができる運搬品代替システムを提供する。
上記目的を達成する運搬品代替システムの基本形態は、
目的地に運搬される運搬品に装着される第1機器と、運搬品の運搬者に携帯される第2機器とが所定程度を越えて離間したか否かを検出する離間検出部と、
運搬者に携帯され、全地球測位システムを用いて運搬者の現在地を測る測位部と、
離間検出部から検出結果を取得し、測位部から現在地の測位結果を取得して、検出結果および測位結果を送信する送信部とを備えた運搬システム;および
運搬システムの送信部によって送信された検出結果および測位結果を受信する受信部と、
受信部によって受信された検出結果が、第1機器と第2機器とが所定程度を越えて離間したことを表していて、測位結果が表す運搬者の位置が目的地とは異なっている場合に、物品を保有している複数の保有庫それぞれの保有物品を表した物品情報を用いて、運搬品の代替品となる物品を保有している保有庫を検索する保有庫検索部と、
保有庫検索部によって見つけられた各保有庫の各位置を入手し、その見つけられた保有庫のうち代替品の出庫元として適した1つ以上の保有庫を、それら入手した位置と目的地と所定の選択アルゴリズムとに基づいて選択する保有庫選択部と、
保有庫選択部で選択された保有庫を表示する保有庫表示部とを備えた監視システム;
を備えたことを特徴とする。
この運搬品代替システムの基本形態によると、監視システム側には、運搬品に装着される第1機器と運搬者に携帯される第2機器とが所定程度を越えて離間したか否かが検出された検出結果と、運搬者の現在地とが伝えられる。運搬者の現在地が目的地とは異なっている状態で、第1機器と第2機器とが所定程度を超えて離間している場合、監視システムにおいて、運搬物の代替品を保有している複数の保有庫が検索されるため、運搬者から事故発生などの連絡を受けたらすぐに、検索された保有庫から代替品を運搬することができる。また、この運搬品代替システムでは、検索された複数の保有庫の中から、保有庫の位置と目的地と所定の選択アルゴリズムとに基づいて1つ以上の保有庫が選択されて表示されるため、土地勘がないオペレータであっても、目的地に近く効率的に代替品を再送することができる保有庫を選択することができる。
以上説明したように、運搬品代替システムの基本形態によると、事故発生を管理センター側で確実に把握することができるとともに、慣れていないオペレータであっても、代替品の効率的な再送を指示することができる。
以下、図面を参照して、上記説明した基本形体に対する具体的な実施形態を説明する。
図1は、物品運搬システムの概略構成図である。
この物品運搬システム1には、製品や部品などを保管し、監視センター20からの指示を受けて運搬者40が物品を発注者50に運搬する保管センター31,32,33,34,35,36と、発注者50から製品の故障や消耗品の交換などの連絡を受けて、複数の保管センター31,32,33,34,35,36のうち、修理などに必要な目的の物品を保有している保管センター31,32,33,34,35,36を検索するとともに、検索された保管センター31,32,33,34,35,36の中から運搬先に近い位置にある保管センター31,32,33,34,35,36を選択して物品を出庫させる監視センター20が備えられている。物品運搬システム1は、上述した運搬品代替システムの基本形態における一実施形態に相当するものであり、監視センター20は、上述した運搬品代替システムの基本形態における監視システムの一例に相当する。
図2は、運搬者40が運搬する物品、および運搬者40の携帯品を示す図である。
図2のパート(A)に示すように、運搬者40が運搬する物品60には、指示に応じて発光する発光ダイオード62を備え、物品60を識別する識別情報が記憶された無線タグ61が取り付けられており、さらに、物品60の識別情報を表わすQRコードが記載されたラベル63が貼り付けられている。無線タグ61は、上述した運搬品代替システムの基本形態における第1機器の一例に相当する。
また、運搬者40は、図2のパート(B)に示す携帯電話機70を携帯しているとともに、図2のパート(C)に示す腕時計型のタグリーダ・ライタ80も携帯している。携帯電話機70には、運搬者40の現在位置を計測するGPS(Global Positioning System)機能と、QRコードを読み取るQRコードリーダ機能とが搭載されており、タグリーダ・ライタ80には、無線タグ61に記憶された情報を読み取るタグリーダ機能に加えて、携帯電話機70との間で無線通信を行う通信機能が搭載されている。タグリーダ・ライタ80は、上述した運搬品代替システムの基本形態における第2機器の一例にあたるとともに、上述した運搬品代替システムの基本形態における離間検出部一例にも相当する。また、無線タグ61、携帯電話機70、およびタグリーダ・ライタ80を合わせたものは、上述した運搬品代替システムの基本形態における運搬システムの一例に相当する。
図3は、図1に示す物品運搬システム1の機能ブロック図である。
図1に示す保管センター31,32,33,34,35,36には、製品や部品などを保管する倉庫301と、倉庫301に保管された物品の型番や数量などを管理する在庫管理装置302とが備えられている。監視センター20から物品の在庫を確認する問合せを受けると、在庫管理装置では、目的の物品の在庫が検索され、監視センター20に検索結果が返答される。監視センター20から物品の出庫要求を受けると、保管センター31,32,33,34,35,36では、運搬される物品60に発光ダイオード62が備えられた無線タグ61やラベル63などが取り付けられ、運搬者40に物品60を運搬させる。
図2にも示す携帯電話機70、およびタグリーダ・ライタ80は、物品60を運搬する運搬者40によって携帯される。
タグリーダ・ライタ80には、無線タグ61に記憶された識別情報を読み取るタグリーダ部81と、無線タグ61に向けて発光ダイオード62の発光指示を送信する発光指示部82が備えられており、携帯電話機70との間で赤外線などを使った通信を行う携帯通信部83と、タグリーダ部81において無線タグ61の信号が読み取れるか否かを検出する離間検出部84も備えられている。タグリーダ部81において無線タグ61の信号が読み取れない場合は、タグリーダ・ライタ80と無線タグ61とが所定距離以上離れていると考えられる。離間検出部84は、上述した運搬品代替システムの基本形態における離間検出部の一例に相当する。
携帯電話機70には、タグリーダ・ライタ80との間で赤外線などを使った通信を行う近距離通信部71と、監視センター20との間で基地局などを経由した通信を行う遠距離通信部72と、監視センター20から伝えられた指示などを表示する表示部73と、GPS機能を使って運搬者40の現在位置を測位する測位部74と、運搬者40の操作に応じて監視センター20に対して各種報告を行う報告部75と、QRコードを読み取るQRコード取得部76と、運搬者40が操作する操作部77が備えられている。測位部74は、上述した運搬品代替システムの基本形態における測位部の一例にあたり、近距離通信部71と遠距離通信部72とを合わせたものは、上述した運搬品代替システムの基本形態における送信部の一例に相当する。
また、発注者50も携帯電話機50´を有しており、発注者50の携帯電話機50´には、赤外線などを使った通信を行う近距離通信部51と、基地局などを介して監視センター20などと通信を行う遠距離通信部52と、監視センター20から送られてきたメッセージなどを表示する表示部53と、発注者50が操作する操作部55と、QRコードを読み取るQRコード取得部54などが備えられている。
監視センター20には、運搬者40の携帯電話機70との間で通信を行う運搬者通信部201と、発注者50の携帯電話機50´との間で通信を行う発注者通信部202と、各保管センター31,32,33,34,35,36の在庫管理装置302との間で通信を行う保管センター通信部208と、運搬者40から伝えられた報告を分析する報告分析部203と、複数の保管センター31,32,33,34,35,36のうち、発注者50に運搬する物品60を保管している保管センターを検索する検索部204と、2地点間の移動時間を算出する算出部207と、検索部204で検索された保管センターの中から、所定のアルゴリズムに従って1つ以上の保管センターを選択する選択部205と、選択部205で選択された保管センターを地図上に表示する表示部206と、保管センター31,32,33,34,35,36に対して、物品60の出庫を要求する出庫要求部209と、運搬者40に各種指示および通知を伝える指示・通知部210と、監視センター20のオペレータが操作する操作部211と、保管センター31,32,33,34,35,36それぞれの住所や発注者50の情報や各種テーブルなどが登録されているデータベース(DB)212が備えられている。運搬者通信部201は、上述した運搬品代替システムの基本形態における受信部の一例にあたり、検索部204は、上述した運搬品代替システムの基本形態における保有庫検索部の一例に相当する。また、選択部205は、上述した運搬品代替システムの基本形態における保有庫選択部の一例にあたり、表示部206は、上述した運搬品代替システムの基本形態における保有庫表示部の一例に相当する。
図4は、発注者50に物品60を届けるまでの一連の処理の流れを示すフローチャート図である。
発注者50は、消耗品の交換や製品の故障などによって、物品を取り寄せる必要が生じると(図4のステップS401)、監視センター20に製品の型番、故障状況、運搬先の住所、電話番号、配達希望日時などを連絡する。その結果、監視センター20に用意されている発注システムに、発注者の氏名、製品の型番、故障状況、運搬先の住所、電話番号、配達希望日時などが入力される(図4のステップS402)。この物品の発注処理は、発注者50が監視センター20に電話して、監視センター20のオペレータが発注システムに入力してもよく、発注者50が監視センター20が提供しているウェブサイトにアクセスして必要項目を直接的に入力してもよく、発注者50が電子メールなどを使って監視センター20に必要項目を連絡してもよい。
監視センター20では、入力された運搬先の住所に基づいて、保管センター31,32,33,34,35,36の中から、物品60を出庫する保管センターの候補が選択される(図4のステップS301)。
図5は、保管センターの候補を選択する処理を示すフローチャート図である。
ここで、一旦、図4のフローチャート図の説明を中断し、図5のフローチャート図に従って保管センターの候補を選択する処理について説明する。
監視センター20の発注システムに物品の型番、数量、運搬先の住所、電話番号、配達希望日時などが入力されると(図5のステップS501)、それらの情報がDB212に登録される。
続いて、監視センター20のオペレータが操作部211を使って保管センターを選択する指示を入力すると、保管センター通信部208を介して、検索部204から保管センター31,32,33,34,35,36それぞれに向けて物品の型番と数量が問い合わせられる。各保管センター31,32,33,34,35,36では、問合せを受けた物品の在庫状況が確認され、在庫状況が監視センター20に伝えられる。保管センター31,32,33,34,35,36から伝えられた在庫状況は、保管センター通信部208を介して検索部204に伝えられる。
検索部204では、保管センター31,32,33,34,35,36のうち、物品の在庫があるという在庫状況が伝えられた保管センターが検索され、検索結果が選択部205に伝えられる。
選択部205では、DB212から、検索部204で検索された各保管センターの住所と、運搬先の住所とが取得されるとともに、検索部204で検索された保管センターのうち、運搬先との間の距離が所定距離以下である保管センターが選択される(図5のステップS502)。選択された保管センターの住所と、運搬先の住所は、算出部207に伝えられる。
算出部207では、選択された各保管センターの住所と、運搬先の住所とに基づいて、各保管センターから運搬先までのルート、到着予定時刻、および運送費用が算出される(図5のステップS503)。
図6は、DB212に記憶された運搬方法テーブルを示す図である。
DB212には、図6に示す運搬方法テーブルが記憶されている。この運搬方法テーブルには、各保管センター31,32,33,34,35,36(出荷元)ごとに、保管センター31,32,33,34,35,36の住所(出発地)、運送種別、利用会社、およびルート検索サービスを提供しているウェブサイトのアドレス(データ取得先)が登録されている。算出部207では、運搬方法テーブル中のデータ取得先のルート検索サービスが利用され、発注者50の住所と選択された保管センターの住所とに基づいて、各保管センターと運搬先までのルート、到着予定時刻、および運送費用が取得される。
図7は、各保管センターと運搬先までのルート、到着予定時刻、および運送費用が登録された検索結果テーブルを示す図である。
この検索結果テーブルには、運搬先との間の距離が所定距離以下である各保管センターそれぞれの住所(出発地)、運搬先、運搬先の住所(目的地)、保管センターから運搬先までの距離、到着予定時刻、運送種別(電車、チャーター車など)、利用手段(新幹線利用、有料道路利用など)、ルート、所要時間、運賃、有料道路代、タクシー代(交通機関料金)、運搬費用総額、およびデータ取得先が登録されている。
尚、図6に示す運搬方法テーブルにおいて、データ取得先が登録されていない場合には、各保管センターと運搬先との間の距離と、予め記憶されている各運送種別ごとの平均時速とに基づいて、到着予定時刻が算出される。検索結果テーブルは、算出部207から選択部205に伝えられる。
選択部205では、発注者50によって指定された配送希望日時と検索結果テーブル中の到着予定時刻との差分が算出され、算出された差分と所定のアルゴリズムとに基づいて、検索結果テーブル中のルートの中から複数のルートが選択される(図5のステップS504)。
図8は、ルートを選択するアルゴリズムを示す図であり、図9は、選択されたルートを示す出庫候補テーブルを示す図である。
図8に示すように、本実施形態においては、複数のルートを選択するのにあたり、発注者50によって指定された配送希望日時と検索結果テーブル中の到着予定時刻との差分が「0〜10分」「−1〜−10分」「11〜30分」「−11〜−20分」・・・という順に高い優先度で選択され、同じ差分範囲内に複数のルートが含まれる場合には、差分が小さいルートが高い優先度で選択される。
選択部205では、図7に示す検索結果テーブル中のルートの中から、図8に示すアルゴリズムに従って複数のルート(この例では、4つ)が選択され、図9に示す出庫候補テーブルが生成される。この出庫候補テーブルには、ユーザ名、運搬先の住所、配達希望日時、保管センター名(出荷元)、保管センターの住所(出発地)、距離、到着予定時刻、運送種別、利用手段、ルート、所要時間、運搬費用総額、時間差分、および情報入手先が登録されている。
以上のようにして、物品60を出庫する保管センターの候補が選択される。
選択部205で生成された出庫候補テーブルは、表示部206に伝えられる。表示部206では、出庫候補テーブルに登録された保管センターが地図上に強調表示される(図4のステップS302)。
図10は、監視センター20の表示モニタ上に表示された候補表示画面300を示す図である。
候補表示画面300には、運搬先から所定範囲内の地図が表示されており、地図上に、目的の物品を保有していない保管センターが白丸でプロットされ、目的の物品を保有している保管センターが黒丸でプロットされ、図9に示す出庫候補テーブルに登録された保管センターが黒丸でプロットされるとともに点滅表示されている。
監視センター20のオペレータは、候補表示画面300を確認し、運搬される物品の重量などを考慮して、物品を出庫する保管センターと運搬ルートとを決定する(図4のステップS303)。
保管センターおよび運搬ルートが決定されると、保管センター通信部208を介して出庫要求部209から決定された保管センターに向けて出庫要求が送られる(図4のステップS304)。
保管センターの在庫管理装置302では、監視センター20から送られてきた出庫要求が受信されると(図4のステップS101)、各保管センターに登録されている複数の運搬予定者の連絡先が監視センター20に伝えられる(図4のステップS102)。さらに、保管センターの作業者によって、倉庫から目的の物品60が出庫され(図4のステップS103)、その物品60に識別情報が記憶された無線タグ61と、識別情報を表わすQRコードが記載されたラベル63が取り付けられる(図4のステップS104)。
また、監視センター20では、保管センター通信部208において運搬予定者の連絡先が受信されると、通知部210によって、運搬者通信部201を介して各運搬予定者の携帯電話機70に向けて順次に運搬手段および運搬ルートが記載された電子メールが送信される(図4のステップS305)。
各運搬予定者の携帯電話機70では、遠距離通信部72において電子メールが受信されると、電子メールの内容が表示部73に表示される。運搬予定者は、電子メールに記載された運搬手段および運搬ルートを確認し、運搬要求を受諾するか否かを示す電子メールを作成して監視センター20に向けて返信する(図4のステップS201)。
監視センター20において、運搬予定者から運搬要求を受諾する電子メールが受信されると、その運搬予定者が運搬者40に決定され(図4のステップS306)、運搬者40の移動を管理するための移動管理テーブルが作成される。
図11は、移動管理テーブルを示す図である。
図11に示すように、移動管理テーブルには、物品60の運搬作業に対して付加された移動番号、発注番号、発注者50の氏名、発注者50の電話番号、発注日時、顧客名、運搬先の住所、製品の型番、発注物品の型番、数量、配達希望日時、出庫保管センター名、保管センターの電話番号、運搬者40の氏名、運搬者40の携帯電話機70の電話番号、異常発生時の連絡先、運搬者40の出発時刻、運搬者40の到着時刻、出発してからの経過時間、運搬者40の現在位置、運搬者40と物品との離間状態、異常判定時刻、状況報告時刻、状況報告内容、継続運搬判定結果などが登録されている。運搬予定者が決定されると、図11に示す移動管理テーブルのうち、移動番号から異常発生時の連絡先までの項目が入力される。
また、運搬者40の携帯電話機70では、測位部74において現在位置が取得され、取得された現在位置の情報が遠距離通信部72を介して監視センター20に伝えられる。監視センター20では、運搬者通信部201において運搬者40の現在位置の情報が取得されると、その現在位置の情報が算出部207に伝えられ、算出部207において、運搬者40の現在位置と保管センターとの間の距離が算出されるとともに、運搬者40が保管センターに到着する予定時刻が算出される。算出された到着予定時刻は、保管センター通信部208を介して保管センターに通知される。
保管センターでは、運搬者40の到着予定時刻が取得されると、到着した運搬者40に運搬する物品60が手渡される(図4のステップS105)。
運搬者40は、物品60を受け取ると、携帯電話機70を使って物品60に貼り付けられたラベル63中のQRコードを読み取る。このとき、携帯電話機70では、QRコード取得部76で取得されたQRコードが遠距離通信部72から監視センター20に向けて送信される(図4のステップS202)。
監視センター20では、運搬者40の携帯電話機70からQRコードが取得されると、報告分析部203において、物品60を運搬先に受け渡す際に利用される受領キーが発行される。発行された受領キーは、運搬者通信部201を介して運搬者40に伝達されるとともに、受領キーと運搬者の到着予定時刻が発注者通信部202を介して発注者50に伝えられる(図4のステップS307、ステップS403)。
ここで、運搬者40が携帯しているタグリーダ・ライタ80では、所定のタイミング毎に、物品60に取り付けられた無線タグ61に記憶された情報が読み取られている。タグリーダ・ライタ80の離間検出部63では、タグリーダ部81において無線タグ61の情報が読み取られたか否かが検出され、検出結果が携帯通信部83を介して運搬者40の携帯電話機70に送信される。
運搬者40の携帯電話機70では、監視センター20から受領キーが取得されると(図4のステップS203)、所定のタイミング毎に、測位部74で取得された運搬者40の現在位置の情報と、タグリーダ・ライタ80から伝えられた検出結果とが監視センター20に送られる(図4のステップS204)。すなわち、運搬者40が物品60を運搬している間、物品60に取り付けられた無線タグ61と運搬者40が携帯しているタグリーダ・ライタ80とが所定程度以上離間しているか否かが検出され、その検出結果と運搬者40の現在位置とが監視センター20に報告されている。
運搬者40が物品60を持って移動を始めると、運搬者40が携帯しているタグリーダ・ライタ80と物品60に取り付けられた無線タグ61との距離がほぼ一定となり、監視センター20には、無線タグ61とタグリーダ・ライタ80とが離間していないという検出結果が送られてくる。
運搬者40が目的地に到着し、車から降りて物品60を取りに行く場合などには、無線タグ61とタグリーダ・ライタ80との距離が一旦、離れることとなり、監視センター20には、無線タグ61とタグリーダ・ライタ80とが離間したという検出結果が送られてくる(図4のステップS205)。
監視センター20では、運搬者通信部201において検出結果と運搬者40の現在位置の情報とが所定のタイミング毎に取得され(図4のステップS308)、取得された検出結果および現在位置の情報とが報告分析部203に伝えられる。
報告分析部203では、運搬者40の現在位置および検出結果が取得されると、図11に示す移動管理テーブル中の測定時刻、運搬者40の現在位置、離間状況などの項目が更新される。また、無線タグ61とタグリーダ・ライタ80とが離間したという検出結果が取得されると、運搬者40の現在位置と目的地(運搬先の住所が示す位置)とが比較される(図4のステップS309)。
運搬者40の現在位置と目的地とが一致せず(図4のステップS310:No)、運搬者40の現在位置が別の運搬物の目的地と一致している場合(図4のステップS310:Yes)、報告分析部203から通知部210に「運搬先が間違っている」旨が伝えられ、運搬者通信部201を介して通知部210から運搬者40の携帯電話機70に「運搬先が間違っている」ことを示すメッセージが送信される。運搬者40の携帯電話機70では、遠距離通信部72において取得されたメッセージが表示部73に表示される(図4のステップS206)。運搬者40は、表示部73に表示されたメッセージを確認し、正しい運搬先に移動する(図4のステップS207)。
ここで、上述した運搬品代替システムの基本形態に対して、上記運搬システムが、監視システムから送られてくる通信文を受信して運搬者に提示する通信文提示部を備えたものであり、
上記保有庫検索部は、受信部によって受信された検出結果が、第1機器と第2機器とが所定程度を越えて離間したことを表していて、測位結果が表す運搬者の位置が目的地とは異なっている場合であっても、運搬者の位置が上記運搬品とは別の運搬品の目的地に一致している場合には保有庫の検索を行わないものであり、
監視システムが、受信部によって受信された検出結果が、第1機器と第2機器とが所定程度を越えて離間したことを表していて、測位結果が表す運搬者の位置が目的地とは異なっている場合であって、更に、運搬者の位置が運搬品とは別の運搬品の目的地に一致している場合に、運搬システムの通信文提示部に、運搬先の誤りを指摘する通信文を送る誤り通知部を備えたものであるという応用形態は好ましい。
運搬者40の現在位置が本来の目的地とは異なる別の運搬物の目的地と一致している場合には、後述する代替品の検索などを行わずに、運搬者40の携帯電話機70に運搬先が間違っていることを示すメッセージを表示することによって、処理の負荷を抑えることができるとともに、正しい目的地に確実に物品を運搬することができる。運搬者通信部201は、上述した運搬品代替システムの応用形態における誤り通知部の一例にも相当し、運搬者40の携帯電話機70の表示部73は、上述した運搬品代替システムの応用形態における通信文提示部の一例に相当する。
また、運搬者40の現在位置と目的地とが一致する場合(図4のステップS310:Yes)、監視センター20の運搬者通信部201から運搬者40の携帯電話機70に向けて発光ダイオード62を発光させる指示が伝えられるとともに、発注者50の携帯電話機50´に向けて運搬品到着通知が伝えられる(図4のステップS313)。さらに、運搬者40の携帯電話機70および発注者50の携帯電話機50´に向けて、受領キーの送信依頼も伝えられる(図4のステップS324)。
運搬者40の携帯電話機70では、遠距離通信部72において発光指示が受信されると、発光指示部82から無線タグ61に発光指示が伝えられる。無線タグ61において発光指示が取得されると、発光ダイオード62が発光される。運搬者40は、発光ダイオード62が発光している物品60を用意し(図4のステップS208)、ステップS203において受信された受領キーを管理システム20に伝える(図4のステップS209)。
発注者50は、運搬品到着通知を受け取ると(図4のステップS404)、指定の運搬先に移動するとともに(図4のステップS405)、ステップS403において受信された受領キーを管理システム20に伝える(図4のステップS406)。
管理システム20では、発注者50から伝えられた受領キーと運搬者40から伝えられた受領キーとが比較され、それらが不一致である場合(図4のステップS315:No)、発注者50の携帯電話機50´および運搬者40の携帯電話機70に向けて受け渡し不可通知が送信される(図4のステップS210,S407)。発注者50から伝えられた受領キーと運搬者40から伝えられた受領キーとが不一致である場合には、管理システム20から送信された受領キー自体が間違っていることが考えられるため、再度、管理システム20において物品60および運搬先の確認が行われる。
発注者50から伝えられた受領キーと運搬者40から伝えられた受領キーとが一致する場合(図4のステップS315:Yes)、管理システム20から運搬者40の携帯電話機70に向けて運搬品の受け渡し許可が伝えられ(図4のステップS211)、携帯電話機70の表示部73に許可メッセージが表示される。運搬者40は、許可メッセージを確認すると、発光ダイオード62が点灯している物品60を発注者50に引き渡す(図4のステップS212)。
ここで、上述した運搬品代替システムの基本形態において、第1機器が、発光する発光器を有し、所定の発光指示信号を受けて発光器を発光させるものであり、
運搬システムが、所定の指示要求信号を受信して第1機器に発光指示信号を発する発光指示部を備えたものであり、
監視システムが、受信部によって受信された検出結果が、第1機器と第2機器とが所定程度を越えて離間したことを表していて、測位結果が表す運搬者の位置が目的地と一致している場合に、運搬システムの発光指示部に指示要求信号を送信する要求送信部を備えたものであるという応用形態は好ましい。
運搬物が目的地に到着した場合に、その運搬物に取り付けられた発光器が発光することによって、運搬者は正しい物品をユーザに引き渡すことができる。発光ダイオード62は、上述した運搬品代替システムの応用形態における発光器の一例にあたり、タグリーダ部81は、上述した運搬品代替システムの応用形態における発光指示部の一例にあたり、運搬者通信部201は、上述した運搬品代替システムの応用形態における要求送信部の一例に相当する。
発注者50は、物品60を受け取ると、携帯電話機50´を使って物品60のラベル63に記載されたQRコードを読み取る。携帯電話機50´のQRコード取得部54で読み取られたQRコードは、遠距離通信部52を介して監視センター20に送信される(図4のステップS408)。
監視センター20では、発注者50の携帯電話機50´から送られてきたQRコードが正しい物品60の識別情報を表わしていることを確認すると、運搬者40の携帯電話機70および保管センターに向けて運搬終了通知が送信される(図4のステップS314)。
以上のようにして、物品60の運搬が行われる。
また、運搬者40の携帯電話機70から監視センター20に、無線タグ61とタグリーダ・ライタ80とが離間したという検出結果が取得されるとともに(図4のステップS205、S309)、運搬者40の現在位置と目的地とが一致せず(図4のステップS310:No)、運搬者40の現在位置が別の運搬物の目的地とも一致していない場合(図4のステップS310:No)、事故発生時の処理が実行される(図4のステップS312)。
図12は、事故発生時における一連の処理の流れを示すフローチャート図である。
運搬者40が移動を開始すると(図12のステップS221)、監視センター20において、運搬者40の携帯電話機70から送られてくる無線タグ61とタグリーダ・ライタ80との離間検出結果と運搬者40の現在位置とが受信される(図12のステップS321)。
無線タグ61とタグリーダ・ライタ80とが離間したという検出結果が取得されるとともに、運搬者40の現在位置が物品60や他の運搬物の目的地と一致しない場合(図12のステップS322)、監視センター20では、運搬中に事故が発生したと仮判定される。
事故が発生したと仮判定されると、図4のステップS301,S302,S303と同様に、図5に示すフローチャート図に従って、運搬者40が運搬している物品60の代替品の在庫が検索され、代替品を出庫する保管センターの候補が選択される(図12のステップS323)。
まず、監視センター20の検索部204から保管センター31,32,33,34,35,36それぞれに向けて物品の型番と数量が問い合わせられる。各保管センター31,32,33,34,35,36では、問合せを受けた物品の在庫状況が確認され、在庫状況が監視センター20に伝えられる。
検索部204では、保管センター31,32,33,34,35,36のうち、物品の在庫がある保管センターが検索され、選択部205では、検索された各保管センターの住所と、運搬先の住所とに基づいて、各保管センターと運搬先との間の距離が算出されるとともに、検索部204で検索された保管センターのうち、算出された距離が所定距離以下である保管センターが選択される(図5のステップS502)。
続いて、算出部207では、図6に示す運搬方法テーブルが参照され、選択された保管センターから運搬先までのルート、到着予定時刻、および運送費用が取得されて(図5のステップS503)、図7に示す検索結果テーブルが作成される。
さらに、選択部205において、発注者50によって指定された配送希望日時と、検索結果テーブル中の到着予定時刻との差分が算出され、算出された差分と図8に示すアルゴリズムとに基づいて、検索結果テーブル中のルートの中から複数(この例では、4つ)のルートが選択されて(図5のステップS504)、図9に示す出庫候補テーブルが生成される。
ここで、上述した運搬品代替システムの基本形態に対し、上記監視システムが、地図情報を用いて2地点間の移動時間を算出する時間算出部を備えたものであり、
保有庫選択部が、保有庫検索部によって見つけられた保有庫の各位置から目的地までの各移動時間を時間算出部に算出させ、算出された移動時間が短い保有庫を移動時間が長い保有庫よりも優先して選択するものであるという応用形態は好ましい。
本実施形態によると、目的の物品を保有している保管センターが検索されるとともに、算出部207において、検索された各保管センターと運搬先との間の距離が算出され、その算出された距離が短い保管センターほど高い優先度で出庫候補として選択される。このため、運搬先付近の土地勘がないオペレータであっても、運搬先に近い保管センターを容易に選択することができる。算出部207は、上述した運搬品代替システムの応用形態における時間算出部の一例に相当する。
以上のようにして、物品60の代替品を出庫する保管センターの候補が選択されると、図10に示すように、選択された保管センターが地図上に強調表示された候補表示画面300が表示される(図12のステップS324)。監視センター20のオペレータは、候補表示画面300を確認し、物品60の代替品を出庫する保管センターと運搬ルートとを仮決定する(図12のステップS325,S327)。このように、本実施形態によると、運搬中に事故が発生したことが検出されると、運搬者40からの報告を待たずに代替品を出庫する保管センターが選択されるため、運搬先に素早く代替品を運搬することができる。
また、運搬中に事故が発生したと仮判定されると(図12のステップS322)、通知部210によって、監視センター20から運搬者40の携帯電話機70に向けて、運搬事故発生が検出されたことを通知するメッセージが伝えられる(図12のステップS326)。
運搬者40の携帯電話機70では、遠距離通信部72によってメッセージが受信されると(図12のステップS222)、表示部73によって「運搬事故発生検出」「状況を報告してください」というメッセージが画面上に表示される。運搬者は、メッセージを確認すると、操作部77を使って現在の状況を入力する。入力内容は、現在の状況を表わす状況情報として報告部75によって監視センター20に向けて返信される(図12のステップS223)。
監視センター20では、運搬者通信部201において受信された状況情報が報告分析部203に伝えられ、報告分析部203において、運搬者40の現在の状況が分析されるとともに、DB212に予め記憶されている運搬継続判定テーブルに基づいて、運搬継続の可否が判定される。
図13は、運搬継続判定テーブルを示す図である。
この運搬継続判定テーブルには、監視センター20において想定される複数の状況パターン(異常内容)と、各状況パターンそれぞれにおけるキーワードと、各状況パターンにおける運搬継続の可否とが登録されている。
報告分析部203では、運搬者40の携帯電話機70から送られてきた状況情報と、運搬継続判定テーブル中のキーワードとが比較されて、運搬者40の現在の状況が運搬継続判定テーブル中のいずれの状況パターンに当てはまるかが判定され、判定された状況パターンと対応する運搬継続の可否が取得される。
運搬継続が可能な状況パターンである場合には(図12のステップS328:Yes)、監視センター20の通知部210から運搬者40の携帯電話機70に向けて運搬継続指示が伝えられ、運搬者40によって物品60の運搬が継続される(図12のステップS224)。
また、運搬継続が不可能な状況パターンである場合には(図12のステップS328:No)、ステップS325において予め仮決定された保管センターに向けて出庫要求が送られる(図12のステップS329)。
保管センターでは、出庫要求が受信されると(図12のステップS121)、倉庫301から目的の物品60の代替品が出庫され(図12のステップS122)、新たな運搬処理(図4のステップS104以降)が開始される。
また、監視センター20では、通知部210によって、発注者50の携帯電話機50´に向けて、事故状況と、物品60の運搬が遅れることを示す遅延情報とが送られ(図12のステップS330)、発注者50の携帯電話機50´では、事故状況と遅延情報とが受信されて表示部53に表示される(図12のステップS421)。
さらに、監視センター20では、物品60の代替品を運搬する新たな運搬者の情報が取得され、新たな運搬者の携帯電話機、および発注者50の携帯電話機51に向けて、新たな到着日時および受領キーが送信される(図12のステップS331)。新たな運搬者の携帯電話機で新たな受領キーが受信されると(図12のステップS225)、図4のステップS204以降に従って、代替品の運搬が開始される(図12のステップS226)。また、発注者50の携帯電話機50´においても新たな受領キーが受信され(図12のステップS422)、図4のステップS404以降に従った物品の受領処理が行われる(図12のステップS423)。
ここで、上述した運搬品代替システムの基本形態に対し、上記運搬システムが、監視システムから送られてくる通信文を受信して運搬者に提示する通信文提示部を備えたものであり、
上記送信部が、運搬者が入力した通信文も送信するものであり、
上記監視システムが、更に、
受信部によって受信された検出結果が、第1機器と第2機器とが所定程度を越えて離間したことを表していて、測位結果が表す運搬者の位置が目的地とは異なっている場合に、状況報告を求める通信文を運搬システムの通信文提示部に向けて送り、運搬者が通信文として入力して送信部が送信した報告文を取得する報告取得部と、
報告取得部によって取得された報告文が運搬の継続不能を表す所定の報告文である場合に、保有庫選択部で選択された保有庫のうちの1つの保有庫に対して運搬品の代替品の出庫を要求する代替出庫要求部とを備えたものであるという応用形態は好適である。
また、上述した運搬品代替システムの基本形態に対し、上記運搬システムが、監視システムから送られてくる通信文を受信して運搬者に提示する通信文提示部を備えたものであり、
上記送信部が、運搬者が入力した通信文も送信するものであり、
監視システムが、更に、
受信部によって受信された検出結果が、第1機器と第2機器とが所定程度を越えて離間したことを表していて、測位結果が表す運搬者の位置が目的地とは異なっている場合に、状況報告を求める通信文を運搬システムの通信文提示部に向けて送り、運搬者が通信文として入力して前記送信部が送信した報告文を取得する報告取得部と、
報告取得部によって取得された報告文が運搬の継続不能を表す所定の報告文である場合に、目的地で運搬品を待っている待機者に対し、運搬の不具合発生を通知する不具合通知部とを備えたものであるという応用形態も好ましい。
本実施形態によると、監視センター20において運搬者40の事故発生が検出されると、監視センター20から運搬者40の携帯電話機70に向けて状況の報告を促すメッセージが送られ、携帯電話機70にメッセージが表示されるため、運搬者40に確実に状況を報告させることができ、監視センター20で事故状況を確実に把握することができる。また、運搬者40から運搬継続が不可能であることを示す報告が伝えられると、監視センター20から発注者50の携帯電話機50´に遅延報告と新たな到着時刻とが自動的に送信されるため、発注者50に確実に代替品を届けることができる。運搬者40の携帯電話機70の表示部73は、上述した運搬品代替システムの応用形態における通信文提示部の一例に相当する。また、監視センター20の報告分析部203は、上述した運搬品代替システムの応用形態における報告取得部の一例にあたり、要求部209は、上述した運搬品代替システムの応用形態における代替出庫要求部の一例にあたり、通知部210は、上述した運搬品代替システムにおける不具合通知部の一例に相当する。
以上のように、本実施形態の物品運搬システム1によると、運搬者40からの報告を受ける前に、監視センター20側で事故発生が検出されて、運搬される物品60の代替品を保管している保管センターの中から、運搬先までの移動時間が短い保管センターが自動的に選択されるため、代替品を素早く発注者50に届けることができる。
ここで、上記では、物品を保管している保管センターの中から、運搬先までの移動時間が短い保管センターを選択して表示する例について説明したが、上述した運搬品代替システムの基本形態における保有庫選択部は、例えば、物品を保管しているとともに、配達希望時刻までに運搬可能な保有庫の中から、運搬費用が最も安い保有庫を選択するものであってもよい。
また、上記では、タグリーダ・ライタに離間検出部が備えられた例について説明したが、上述した運搬品代替システムの基本形態は、タグリーダ・ライタにおいて無線タグに記憶された情報が読み取られて携帯電話機に送られ、携帯電話機において、タグリーダ・ライタから取得された情報が正しいか否かに基づいて、タグリーダ・ライタと無線タグとの離間が検出されるものであってもよい。
物品運搬システムの概略構成図である。 運搬者が運搬する物品、および運搬者の携帯品を示す図である。 図1に示す物品運搬システムの機能ブロック図である。 発注者に物品を届けるまでの一連の処理の流れを示すフローチャート図である。 保管センターの候補を選択する処理を示すフローチャート図である。 DBに記憶された運搬方法テーブルを示す図である。 各保管センターと運搬先までのルート、到着予定時刻、および運送費用が登録された検索結果テーブルを示す図である。 ルートを選択するアルゴリズムを示す図であり、 選択されたルートが登録された出庫候補テーブルを示す図である。 監視センターの表示モニタ上に表示された候補表示画面を示す図である。 移動管理テーブルを示す図である。 事故発生時における一連の処理の流れを示すフローチャート図である。 運搬継続判定テーブルを示す図である。
符号の説明
1 物品運搬システム
20 監視センター
31,32,33,34,35,36 保管センター
60 物品
61 無線タグ
62 発光ダイオード
63 ラベル
70 携帯電話機
80 タグリーダ・ライタ
81 タグリーダ部
82 発光指示部
83 携帯通信部
84 離間検出部
71 近距離通信部
72 遠距離通信部
73 表示部
74 測位部
75 報告部
76 QRコード取得部
77 操作部
201 運搬者通信部
202 発注者通信部
203 報告分析部
204 検索部
205 選択部
206 表示部
207 算出部
208 保管センター通信部

Claims (6)

  1. 目的地に運搬される運搬品に装着される第1機器と、該運搬品の運搬者に携帯される第2機器とが所定程度を越えて離間したか否かを検出する離間検出部と、
    前記運搬者に携帯され、全地球測位システムを用いて該運搬者の現在地を測る測位部と、
    前記離間検出部から検出結果を取得し、前記測位部から前記現在地の測位結果を取得して、該検出結果および該測位結果を送信する送信部とを備えた運搬システム;および
    前記運搬システムの前記送信部によって送信された前記検出結果および前記測位結果を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された検出結果が、前記第1機器と前記第2機器とが所定程度を越えて離間したことを表していて、前記測位結果が表す前記運搬者の位置が前記目的地とは異なっている場合に、物品を保有している複数の保有庫それぞれの保有物品を表した物品情報を用いて、前記運搬品の代替品となる物品を保有している保有庫を検索する保有庫検索部と、
    前記保有庫検索部によって見つけられた各保有庫の各位置を入手し、その見つけられた保有庫のうち代替品の出庫元として適した1つ以上の保有庫を、それら入手した位置と前記目的地と所定の選択アルゴリズムとに基づいて選択する保有庫選択部と、
    前記保有庫選択部で選択された保有庫を表示する保有庫表示部とを備えた監視システム;
    を備えたことを特徴とする運搬品代替システム。
  2. 前記運搬システムが、前記監視システムから送られてくる通信文を受信して前記運搬者に提示する通信文提示部を備えたものであり、
    前記送信部が、前記運搬者が入力した通信文も送信するものであり、
    前記監視システムが、更に、
    前記受信部によって受信された検出結果が、前記第1機器と前記第2機器とが所定程度を越えて離間したことを表していて、前記測位結果が表す前記運搬者の位置が前記目的地とは異なっている場合に、状況報告を求める通信文を前記運搬システムの前記通信文提示部に向けて送り、前記運搬者が前記通信文として入力して前記送信部が送信した報告文を取得する報告取得部と、
    前記報告取得部によって取得された報告文が運搬の継続不能を表す所定の報告文である場合に、前記保有庫選択部で選択された保有庫のうちの1つの保有庫に対して前記運搬品の代替品の出庫を要求する代替出庫要求部とを備えたものであることを特徴とする請求項1記載の運搬品代替システム。
  3. 前記運搬システムが、前記監視システムから送られてくる通信文を受信して前記運搬者に提示する通信文提示部を備えたものであり、
    前記送信部が、前記運搬者が入力した通信文も送信するものであり、
    前記監視システムが、更に、
    前記受信部によって受信された検出結果が、前記第1機器と前記第2機器とが所定程度を越えて離間したことを表していて、前記測位結果が表す前記運搬者の位置が前記目的地とは異なっている場合に、状況報告を求める通信文を前記運搬システムの前記通信文提示部に向けて送り、前記運搬者が前記通信文として入力して前記送信部が送信した報告文を取得する報告取得部と、
    前記報告取得部によって取得された報告文が運搬の継続不能を表す所定の報告文である場合に、前記目的地で前記運搬品を待っている待機者に対し、運搬の不具合発生を通知する不具合通知部とを備えたものであることを特徴とする請求項1または2記載の運搬品代替システム。
  4. 前記運搬システムが、前記監視システムから送られてくる通信文を受信して前記運搬者に提示する通信文提示部を備えたものであり、
    前記保有庫検索部は、前記受信部によって受信された検出結果が、前記第1機器と前記第2機器とが所定程度を越えて離間したことを表していて、前記測位結果が表す前記運搬者の位置が前記目的地とは異なっている場合であっても、該運搬者の位置が前記運搬品とは別の運搬品の目的地に一致している場合には前記保有庫の検索を行わないものであり、
    前記監視システムが、前記受信部によって受信された検出結果が、前記第1機器と前記第2機器とが所定程度を越えて離間したことを表していて、前記測位結果が表す前記運搬者の位置が前記目的地とは異なっている場合であって、更に、該運搬者の位置が前記運搬品とは別の運搬品の目的地に一致している場合に、前記運搬システムの前記通信文提示部に、運搬先の誤りを指摘する通信文を送る誤り通知部を備えたものであることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載の運搬品代替システム。
  5. 前記監視システムが、地図情報を用いて2地点間の移動時間を算出する時間算出部を備えたものであり、
    前記保有庫選択部が、前記保有庫検索部によって見つけられた保有庫の各位置から前記目的地までの各移動時間を前記時間算出部に算出させ、算出された移動時間が短い保有庫を移動時間が長い保有庫よりも優先して選択するものであることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項記載の運搬品代替システム。
  6. 前記第1機器が、発光する発光器を有し、所定の発光指示信号を受けて該発光器を発光させるものであり、
    前記運搬システムが、所定の指示要求信号を受信して前記第1機器に前記発光指示信号を発する発光指示部を備えたものであり、
    前記監視システムが、前記受信部によって受信された検出結果が、前記第1機器と前記第2機器とが所定程度を越えて離間したことを表していて、前記測位結果が表す前記運搬者の位置が前記目的地と一致している場合に、前記運搬システムの前記発光指示部に前記指示要求信号を送信する要求送信部を備えたものであることを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1項記載の運搬品代替システム。
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