JP2007333873A - ビームスキャナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 高速で動作が可能なビームスキャナを提供する。
【解決手段】 支持部材に支持された回転軸と、回転軸側面の一部領域に対向配置され、支持部材に固定されたヨークであって、回転軸側面への対向面から回転軸へ突出し、回転軸の回転方向に並ぶように配置された一対の磁極を含むヨークと、回転軸に固定された反射鏡と、回転軸が回転方向に関し中立位置に静止している時、ヨーク側側面に回転方向に並ぶように配置され、回転軸径方向に磁化された複数の永久磁石と、磁極に巻かれたコイルを有し、一対の磁極は、中立平面に関し対称関係になるよう配置され、複数の永久磁石及びその極性の向きは回転軸が中立位置に静止しているときに、中立平面に関し対称関係になるように配置されており、コイルは中立平面に関し対称位置に配置される磁極の回転軸側端部が反対極性に励磁されるよう巻かれているビームスキャナを提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入射したビームを反射して走査することのできるミラーを備えるビームスキャナに関する。
半導体や電子部品に関連する分野では、電子機器、たとえば携帯電話などの情報通信端末の小型化、高機能化を実現するための部品の高密度実装が必要であり、高いスループットで、高密度の基板穴開け加工を行うシステムが求められている。
レーザビームを照射して加工を行なう場合、ガルバノミラー(回転ミラー)でビームを反射して走査するガルバノスキャナ(ビームスキャナ)を用いて照射位置を移動させる方法を採ると、高速な加工が可能になる。
したがって、レーザ加工の高速化、高精度化、高スループット化を実現するため、レーザ加工装置のキーコンポーネントとなるガルバノスキャナに対する要求が高まっている。
図5は、ガルバノスキャナを含むレーザ加工装置の概略図である。レーザ加工装置は、レーザ発振器12、第1ガルバノスキャナ20、第2ガルバノスキャナ24、fθレンズ6、及びステージ8を含んで構成される。第1及び第2ガルバノスキャナ20、24は、それぞれ回転ミラー20a、24aを備える。図示するようにXYZ直交座標系を画定するとき、第1ガルバノスキャナ20の回転ミラー20aは、たとえばZ軸に平行な軸の周囲を回転し、第2ガルバノスキャナ24の回転ミラー24aは、たとえばY軸に平行な軸の周囲を回転する。
レーザ発振器12が、たとえばXY平面に平行な方向に、パルスレーザビーム14を出射する。出射したパルスレーザビーム14は、第1ガルバノスキャナ20の回転ミラー20aでXY平面に平行な所定の方向に反射される。パルスレーザビーム14は、更に、第2ガルバノスキャナ24の回転ミラー24aで所定の方向に反射され、fθレンズ6を経て、ステージ8上に載置された加工対象物10に照射される。パルスレーザビーム14は、fθレンズ6により、加工対象物10の表面に対して垂直な方向に偏向して、加工対象物10に入射する。
第1及び第2ガルバノスキャナ20、24の回転ミラー20a、24aを回転し、レーザビーム14の進行方向を変えることによって、レーザビーム14が加工対象物10上を走査する。
図6は、ムービングコイル式ガルバノスキャナの概略を示す断面図である。ガルバノスキャナは、入射光を反射する回転ミラー33、回転ミラー33を先端に保持し、周囲に回転させる回転軸30、回転軸30を回転自在に支持する第1及び第2軸受31、32、回転軸30に固着されたコイル34、コイル34に電流を流したとき、回転ミラー33を回転させるトルクを発生させる永久磁石35及びヨーク36、並びに、回転ミラー33の回転角度を検出するための角度センサ37を含んで構成される。
永久磁石35とヨーク36とで作られた磁界の中に配置されたコイル34に電流を流したとき発生するトルクは、第1及び第2軸受31、32により支持された回転軸30に伝達され、回転ミラー33を回転させる。回転ミラー33の回転角度は、回転軸30の回転ミラー33とは反対側の端部に取り付けられた角度センサ37によって計測される。
前述したように、ガルバノスキャナの高速、高精度な駆動への要求が高まっている。しかしながら図6に示したガルバノスキャナにおいては、回転ミラー33、コイル34、角度センサ37が回転軸30に、直列的に配置されているため、回転軸30の捩れ変形による共振が発生しやすい。特に、回転軸30の両端に取り付けられている回転ミラー33と角度センサ37とは、回転軸30の捩れ変形による共振現象の主原因となり、回転ミラー33の高速駆動を妨げる。
また、回転軸30に捩れ変形が生じると、回転ミラー33の実際の回転角度と、角度センサ37による測定値との間にずれが生じ、レーザ照射位置の位置決め精度が低下する場合もある。
このような問題点を解決するため、回転軸の端部に、回転ミラーを直列に配置しない構成が提案されている(たとえば、特許文献1、2、及び3参照)。特許文献1には、ミラーの裏面に直接コイルを取り付ける構成のガルバノミラー装置が開示されている。また、特許文献2及び3には、ミラーの両端にコイルを配置する構成(それぞれミラー式光路偏向装置、及び、スキャナ装置)が開示されている。
これらの構成は、小さなミラーの回転を行う機構をコンパクトに構築する場合に有効である。しかし、慣性モーメントが大きくなってしまうため、ミラーが大きい場合に、駆動に十分なトルクを発生させることは容易ではなく、また、高速、高精度の駆動には適さない。
特に、ミラーにコイルを直接取り付ける構成においては、コイルで発生した熱がミラーに伝達しやすく、その結果、ミラーで反射されたレーザビームの断面形状が劣化したり、位置決め精度が低下する恐れがある。このため、高速駆動に十分な電流を流せないという問題もある。更に、コイルで発生した熱がコイルの剛性を低下させるため、可動部に共振が発生しやすく、高速性、高精度性の実現が困難となる。
ムービングコイル式ガルバノスキャナは、回転子にコイルが配設され、固定子に永久磁石が配置される構成を有する。一方、回転子に永久磁石が配置され、固定子にコイルが配設された構成を備えるムービングマグネット式のガルバノスキャナも知られている(たとえば、特許文献4参照)。
特許文献4記載のガルバノスキャナ(ガルバノミラーアクチュエータ)は、ミラーを保持するミラー枠の裏面に、永久磁石を配置した構成を有する。この構成によれば、コイルで発生した熱のミラーへの伝導を防止することができる。しかし、ミラーが大きい場合には、駆動に十分なトルクを発生させることは容易ではない。
なお、コイルの巻数を増やすことで大きいトルクを得ることは可能である。しかし、この場合、コイルギャップも厚くなり、パーミアンス係数が小さくなって、永久磁石に減磁が生じる。また、コイルでの発熱量が増加する。このため、コイルの巻数を増やすことは、高速、高精度駆動の要求に応えるものとはいえない。
特開平7−104207号公報 特開平6−331909号公報 特開2003−43405号公報 特開2000−81588号公報
本発明の目的は、高速で動作が可能なビームスキャナを提供することである。
また、高精度で動作が可能なビームスキャナを提供することである。
更に、安定な動作が可能なビームスキャナを提供することである。
本発明の一観点によれば、支持部材と、前記支持部材に、回転可能に支持された回転軸と、前記回転軸の側面の、周方向に関して一部の領域に対向するように配置され、前記支持部材に固定されたヨークであって、該回転軸の側面に対向する面から前記回転軸に向かって突出し、該回転軸の側面との間に間隙を画定し、該回転軸の回転方向に並ぶように配置された一対の磁極を含むヨークと、前記回転軸に固定された反射鏡と、前記回転軸が回転方向に関して中立位置に静止しているとき、前記ヨーク側を向く側面に固定され、回転方向に並ぶように配置され、該回転軸の径方向に磁化された複数の永久磁石と、前記磁極に巻かれたコイルとを有し、前記一対の磁極は、前記回転軸の回転中心となる仮想直線を含む中立平面に関して対称の関係になるように配置されており、前記複数の永久磁石、及びその極性の向きは、前記回転軸が中立位置に静止しているときに、前記中立平面に関して対称の関係になるように配置されており、前記コイルは、前記中立平面に関して対称の位置に配置される磁極の前記回転軸側の端部が反対極性に励磁されるように巻かれているビームスキャナが提供される。
このビームスキャナは、動作における高速性、高精度性、安定性を有するビームスキャナである。
本発明によれば、高速で動作が可能なビームスキャナを提供することができる。
また、高精度で動作が可能なビームスキャナを提供することができる。
更に、安定な動作が可能なビームスキャナを提供することができる。
図1(A)〜(C)は、第1の実施例によるガルバノスキャナを示す概略的な断面図である。
図1(A)を参照する。第1の実施例によるガルバノスキャナは、磁性体で形成され、長さ方向に内部を貫く揺動軸Cが画定され、揺動軸Cの周囲に回転(自転)可能なシャフト52、シャフト52の径方向上部(光入射側)に取り付けられ、入射光を反射する平面ミラー51、磁性体で形成された突極形ヨーク62、及び、コイル61を含む。
なお、次図に示すように、シャフト52の側面には永久磁石が固定されており、突極形ヨーク62及びコイル61とともに動力源(シャフト52を自転させる駆動トルクを発生させるトルク発生源)を構成する。
コイル61は、突極形ヨーク62に配設されており、突極形ヨーク62は固定ベース65に固着されている。固定ベース65は、実施例によるガルバノスキャナの固定的基準位置を定める。
シャフト52は、長さ方向に沿って離れた2点で、軸受け54a、54bを介して、固定ベース65に固着された軸受けホルダ64a、64bに、揺動軸Cの周囲を揺動(自転)自在に、支持されている。
シャフト52の長さ方向の一端部には、ストッパ55が取り付けられている。ストッパ55と、軸受けホルダ64aに固定されたストッパホルダ63とで、シャフト52の自転可能範囲を制限することができる。
また、ガルバノスキャナは、角度センサ42を含む。角度センサ42は、シャフト52の、ストッパ55が取り付けられた端部とは反対側の端部に固着されたスケール42a、及び、固定ベース65に間接的に固定された(固定ベース65との位置関係が変化しない)エンコーダヘッド42bを含んで構成される。スケール42aには、原点位置が画定されている。エンコーダヘッド42bは、スケール42aの揺動に伴う原点位置の変位を読み取ることで、ミラー51の回転位置を検出することができる。
図1(B)は、図1(A)の1B−1B線に沿う断面図である。
シャフト52の長さ方向の中心付近は、たとえば円筒の一部を、中心軸(揺動軸C)に沿って、切り口が平面となるように、切り取った形状を有する。したがって、この位置におけるシャフト52の断面は、円から弧の一部を弦状に切り取った形状を有する。シャフト52の切り取られた平面部分上には、ミラー51が直接固定される。
シャフト52の円筒側面には、相互に同形、同特性の永久磁石53a〜dが固着される。永久磁石53a〜dは、シャフト52の回転方向に並ぶように配置され、シャフト52の径方向に磁化された永久磁石である。
永久磁石53a、53bは、シャフト52の径方向について、S極とN極とが相互に同じ向きに配置される。たとえば、シャフト52側にN極、突極形ヨーク62側(スロット66a、66b側)にS極を向けて配置される。
また、永久磁石53c、53dも、シャフト52の径方向について、S極とN極とが相互に同じ向きに配置される。更に、永久磁石53a、53cは、シャフト52の径方向について、S極とN極とが相互に逆向きである。したがって、たとえば、永久磁石53c、53dは、シャフト52側にS極、突極形ヨーク62側(スロット66a、66b側)にN極を向けて配置される。
永久磁石53a〜dは、シャフト52の中心軸(揺動軸C)に平行に形成される。また、永久磁石53aと53bとは、シャフト52の中心軸(揺動軸C)を含み、かつ、平面ミラー51と垂直に交わる仮想平面P(仮想平面Pはシャフト52に固定され、シャフト52とともに揺動軸Cの周囲を揺動する仮想平面である。)に関して、対称に配置される。永久磁石53cと53dとについても同様である。
すなわち、永久磁石53a〜d及びその極性の向きは、仮想平面Pに関して対称の関係になるように配置されている。
更に、永久磁石53aと53cとは、シャフト52の中心軸(揺動軸C)を含み、かつ、仮想平面Pと垂直に交わる仮想平面Q(仮想平面Qもまた、シャフト52に固定され、シャフト52とともに揺動軸Cの周囲を揺動する仮想平面である。)に関して、対称に配置される。永久磁石53bと53dも、仮想平面Qに関して対称に配置される。
なお、平面ミラー51及びシャフト52も仮想平面Pに関して、自己対称である。
図示するようにXYZ座標系を画定する。鉛直方向をZ方向とし、XY平面に平行な面内に固定ベース65を配置するとき、シャフト52は、中心軸(揺動軸C)がY方向と平行となるように配置される。
突極形ヨーク62は、シャフト52の側面の、周方向に関して一部の領域に対向するように配置される。突極形ヨーク62には、シャフト52側(永久磁石53a〜d側)に向かって突き出した凸部であるスロット66a及び66bが形成されている。たとえばスロット66a及びbは、それぞれ相互に同形である。スロット66a及びbは、シャフト52の側面との間に間隙を画定する。
スロット66a、bは、たとえばY軸と平行、すなわち揺動軸Cと平行に形成される。また、揺動軸Cを含み、YZ平面に平行な平面(中立平面、図1(B)においては、仮想平面Pと一致する平面)に関して対称な関係となるように配置される。なお、たとえば突極形ヨーク62自体も、中立平面に関し自己対称である。
スロット66a、bには、それぞれコイル61a、bが巻かれている。
前述したように、実施例によるガルバノスキャナは、ミラー51が直接シャフト52に固着される。ミラー51をシャフト52に取り付ける際に、たとえばミラー51を保持するミラー枠を用いることがないため、剛性を高くすることができる。これにより、ミラー51の曲げ変形による共振と、シャフト52の捩れ変形による共振を抑止し、ミラー51を高速、高精度で位置決めすることが可能となる。
また、コイル61a、bは、ヨーク62(スロット66a、b)に配設され、シャフト52側には配置されない。したがって、コイル61a、bで発生した熱が、ミラー51に伝導することで生じる、レーザビーム(ミラー51で反射されるレーザビーム)の形状の劣化や、位置決め精度の低下を防止することができる。
図1(C)を参照して、動力源の構造と動作を説明する。なお、本図に示すのは、コイルに通電せず、永久磁石53a〜dの磁力を考慮しないときの平衡位置(中立位置)に、シャフト52が回転方向に関して静止している状態である。
永久磁石53a〜dは、シャフト52の、突極形ヨーク62側を向く側面に固定され、中立平面に関して相互に対称の関係になるように配置されている。なお、永久磁石53a〜dの断面形状は、たとえばすべて、揺動軸Cを中心とする扇形から、シャフト52を除いた形状である。
突極形ヨーク62のスロット66a及びbの中心線は、それぞれX軸正方向及び負方向に沿って、揺動軸Cに向かって伸びている。
スロット66a、bのシャフト52側端部は、シャフト52の回転方向に相互に隣り合う2つの永久磁石の間に配置される。第1の実施例においては、スロット66aは、永久磁石53aと53cとの間に配置され、スロット66bは、永久磁石53bと53dとの間に配置される。
スロットのシャフト側端部は、永久磁石が4つ以上配置されている場合、たとえば仮想平面Pに関して同じ側に配置され、かつ、シャフト52の回転方向に関して相互に隣り合う2つの永久磁石の間に配置される。
スロット66a及びbには、連続した一本の導線により、それぞれ同一の巻き数で、コイル61a及びbが形成されている。コイルは、スロット66aと66bのシャフト52側端部(スロットの先端部)が反対極性に励磁されるように巻かれている。コイル61aとコイル61bの巻き方向は逆向きである。
たとえば図の「電流方向」の矢印に沿って電流を流したとき、スロット66aについては、シャフト52(揺動軸C)側端部にN極が形成され、スロット66bについては、シャフト52(揺動軸C)側端部にS極が形成される。
本図には、ガルバノスキャナ内に形成される磁力線を、閉曲線に矢印を付して示した。永久磁石53d、スロット66b(コイル61b)、突極形ヨーク62、スロット66a(コイル61a)、永久磁石53a、シャフト52、永久磁石53dの向きに磁気回路が形成される。
図に示すような磁極が形成された状態において、永久磁石53aとスロット66aとの間には吸引力、永久磁石53cとスロット66aとの間には反発力が働く。また、永久磁石53dとスロット66bとの間には吸引力、永久磁石53bとスロット66bとの間には反発力が作用する。
これらの吸引力及び反発力によって、可動部(シャフト52、ミラー51、永久磁石53a〜d、及びスケール42a)を揺動軸Cの周囲に揺動させる回転トルク(本図に示す場合においては、反時計回りの向きのトルク)が発生する。
図2は、第2の実施例によるガルバノスキャナの動力源近傍を示す概略的な断面図であり、図1(C)に対応する図である。第2の実施例によるガルバノスキャナは、シャフト52の構成において、第1の実施例によるガルバノスキャナと特徴的に異なる。なお、本図に示すのは、コイルに通電せず、永久磁石53a、53bの磁力を考慮しないときの平衡位置(中立位置)に、シャフト52が回転方向に関して静止している状態である。
第2の実施例においては、シャフト52に2つの突極56a、56bが形成されている。
突極56a、56bは、シャフト52の円筒側面に磁性体で形成され、突極形ヨーク62側(スロット66a、66b側)に向かって突き出す凸部である。たとえば突極56a、56bは、相互に同形であり、突極形ヨーク62(スロット66a、66b)との間に間隙を画定する。
突極56a、56bは、中立平面に関して対称な関係となるように配置される。たとえば図示するように、突極56aのY方向に沿う側面の一方が仮想平面Q上にあり、他方がミラー51側にあるように配置される。突極56bについても同様である。
第1の実施例においては、シャフト52の円筒側面に4つの永久磁石53a〜dが固定されていたが、第2の実施例においては、シャフト52の円筒側面に2つの永久磁石53a及びbが固定される。
第2の実施例における永久磁石53a及びbは、第1の実施例における永久磁石53c及びdにそれぞれ対応し、基本的構成は一致する。しかし、図示するように、永久磁石53aのY方向に沿う側面の一方が仮想平面Q上にあり、他方がミラー51とは反対側(突極形ヨーク62側)にあるように配置される点において異なる。永久磁石53bについても同様である。
図2に示す形態においては、永久磁石53aと突極56aとは隣接し、スロット66aは両者にまたがる位置に配置される。永久磁石53aと突極56aとの間に空隙が設けられ、スロット66aが両者にまたがる位置に配置されていてもよい。更に、永久磁石53aと突極56aとの間に空隙が設けられ、スロット66aが両者間に配置されていてもよい。永久磁石53b、突極56b、及びスロット66bとの関係についても同様である。
スロット66a及びbに巻かれたコイル61a及びbに、図の「電流方向」の矢印に沿って電流を流したとき、スロット66aについては、シャフト52(揺動軸C)側端部にN極が形成され、スロット66bについては、シャフト52(揺動軸C)側端部にS極が形成される。それに伴って、永久磁石53b、スロット66b(コイル61b)、突極形ヨーク62、スロット66a(コイル61a)、突極56a、シャフト52、永久磁石53bの向きに磁気回路が形成される。
永久磁石53bとスロット66bとの間に働く吸引力と、突極56aとスロット66aとが一直線上に並ぼうとする力により、可動部は揺動軸Cの周囲に、反時計回りに回転する。
第1及び第2の実施例によるガルバノスキャナは、永久磁石の吸引力を利用しているため、大ミラーの高速駆動に充分な、大きいトルクを発生させることができる。また、ミラーの曲げ変形や、シャフトの捩れ変形による共振を抑え、ミラーを高速、安定に位置決めすることができる。更に、コイルの発熱量が小さく、永久磁石の減磁が生じにくい。実施例によるガルバノスキャナは、大ミラーを用いた場合であっても、高速、高精度な動作を実現することができる。
図3は、第1及び第2の実施例によるガルバノスキャナの出力トルク特性を示すグラフである。
グラフの横軸は、0°位置からの回転角を単位「度(°)」で示し、縦軸は、相対的な出力トルクを、単位「%」で示した。ここで0°位置とは、図1(C)及び図2に図示されているように、仮想平面Pが中立平面と一致する位置のことをいう。
可動部が揺動したとき、中立平面と仮想平面Pとのなす角を回転角と定義した。また、図1(C)及び図2において、仮想平面Pが0°位置から反時計回りに回転したとき、回転角を正と定義し、時計回りに回転したとき、回転角を負と定義した。
曲線aは、第1の実施例によるガルバノスキャナについての、回転角と出力トルクとの関係を示し、曲線bは、第2の実施例によるガルバノスキャナについての両者の関係を示す。
第1の実施例によるガルバノスキャナ(曲線a)の方が、第2の実施例によるガルバノスキャナ(曲線b)よりも、トルク変動が小さく、本図に示したグラフだけから判断すると、高速、高精度、高安定の駆動を実現しやすいことがわかる。
図4は、第1及び第2の実施例によるガルバノスキャナのコギングトルク特性を示すグラフである。
グラフの横軸の意味するところは、図3と同じである。縦軸は、相対的なコギングトルクを、単位「%」で示した。図1(C)及び図2において、シャフト(仮想平面)を反時計回りに回転させようとするコギングトルクを正、時計回りに回転させようとするコギングトルクを負と定義した。
曲線cは、第1の実施例によるガルバノスキャナについての、回転角とコギングトルクとの関係を示し、曲線dは、第2の実施例によるガルバノスキャナについての両者の関係を示す。グラフは、コイルに流す電流をゼロ(非通電)として作成した。
第1、第2の実施例ともに、殊に、第1の実施例によるガルバノスキャナ(曲線c)は、コギングトルクの値が小さい。加えて、どちらの実施例(曲線c、曲線d)についても、0°位置において、曲線が右下がりになっており、可動部が0°位置から傾いた場合であっても、コギングトルクは可動部を0°位置に引き戻す方向に働くことがわかる。したがって、実施例によるガルバノスキャナは、安定性の高いガルバノスキャナである。このため、実施例によるガルバノスキャナを用いると、高精度で位置決め制御を行うことができる。
実施例によるガルバノスキャナは、大ミラーの高速駆動に充分な大トルクを得ることができる。また、大ミラーを使用した場合であっても、高速、高精度、高安定の駆動を実現することができる。
以上、実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者には自明であろう。
レーザ加工及びレーザ加工装置一般に利用することができる。殊に、高速、高精度、高安定のビーム走査が必要とされる、たとえばレーザ穴開け加工やレーザマーキング加工等のレーザ加工、及び、それらのレーザ加工を行う装置に好適に利用される。また、大ミラーが好適に用いられるレーザ加工、及び、レーザ加工装置に利用される。
(A)〜(C)は、第1の実施例によるガルバノスキャナを示す概略的な断面図である。 第2の実施例によるガルバノスキャナの動力源近傍を示す概略的な断面図であり、図1(C)に対応する図である。 第1及び第2の実施例によるガルバノスキャナの出力トルク特性を示すグラフである。 第1及び第2の実施例によるガルバノスキャナのコギングトルク特性を示すグラフである。 ガルバノスキャナを含むレーザ加工装置の概略図である。 ムービングコイル式ガルバノスキャナの概略を示す断面図である。
符号の説明
6 fθレンズ
8 ステージ
10 加工対象物
12 レーザ発振器
14 レーザビーム
20 第1ガルバノスキャナ
20a 回転ミラー
24 第2ガルバノスキャナ
24a 回転ミラー
30 回転軸
31 第1軸受
32 第2軸受
33 回転ミラー
34 コイル
35 永久磁石
36 ヨーク
37 角度センサ
42 角度センサ
42a スケール
42b エンコーダヘッド
51 ミラー
52 シャフト
53a〜d 永久磁石
54a、b 軸受け
55 ストッパ
56a、b 突極
61、61a、b コイル
62 突極形ヨーク
63 ストッパホルダ
64a、b 軸受けホルダ
65 固定ベース
66a、b スロット
C 揺動軸
P、Q 仮想平面

Claims (3)

  1. 支持部材と、
    前記支持部材に、回転可能に支持された回転軸と、
    前記回転軸の側面の、周方向に関して一部の領域に対向するように配置され、前記支持部材に固定されたヨークであって、該回転軸の側面に対向する面から前記回転軸に向かって突出し、該回転軸の側面との間に間隙を画定し、該回転軸の回転方向に並ぶように配置された一対の磁極を含むヨークと、
    前記回転軸に固定された反射鏡と、
    前記回転軸が回転方向に関して中立位置に静止しているとき、前記ヨーク側を向く側面に固定され、回転方向に並ぶように配置され、該回転軸の径方向に磁化された複数の永久磁石と、
    前記磁極に巻かれたコイルと
    を有し、
    前記一対の磁極は、前記回転軸の回転中心となる仮想直線を含む中立平面に関して対称の関係になるように配置されており、
    前記複数の永久磁石、及びその極性の向きは、前記回転軸が中立位置に静止しているときに、前記中立平面に関して対称の関係になるように配置されており、
    前記コイルは、前記中立平面に関して対称の位置に配置される磁極の前記回転軸側の端部が反対極性に励磁されるように巻かれているビームスキャナ。
  2. 前記永久磁石が4つ以上配置されており、前記回転軸が中立位置に静止しているときに、前記中立平面に関して同じ側に配置され、かつ、前記回転軸の回転方向に関して相互に隣り合う2つの永久磁石の間に、前記磁極が配置される請求項1に記載のビームスキャナ。
  3. 更に、前記回転軸が回転方向に関して中立位置に静止しているとき、前記中立平面に関して対称な関係となるように、前記回転軸の側面に一対の凸部が形成されており、
    前記回転軸が中立位置に静止しているときに、前記磁極が、回転方向に関して、前記永久磁石と前記凸部とにまたがる位置に、または前記永久磁石と前記凸部との間に配置される請求項1に記載のビームスキャナ。
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