JP2004064913A - ガルバノモータ - Google Patents

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JP2004064913A
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Yasuhiro Soeda
添田 康宏
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Abstract

【課題】低振動のガルバノモータを提供する。
【解決手段】揺動板の周辺にそれぞれ異なる角度回転させた位置にコイル固定させたことを特徴とするガルバノモータを提供する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば光偏向子のアクチュエータとなるガルバノモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のガルバノモータは走査方式ディスプレイの光偏向子駆動に応用される。図8は走査方式ディスプレイの一般的な構成の部分で画像信号から画像が描画されるまでの原理を説明する図である。画像源17から出力される画像信号18は画像処理回路19にて光源駆動回路20を駆動する信号21に変換される。信号21は光源23のONあるいはOFFを決定する信号で、信号20に応じて光源駆動回路21は電力線22を通じて光源23に電力を供給し、光源23をONあるいはOFFの状態にする。光源から投射された光24は水平手段25にて水平に走査され、水平に走査された光26は垂直走査手段27に入射され2次元に走査された光28としてスクリーン29に投射され2次元画像を描画する。
【0003】
図8の構成要素のうち垂直走査手段27はガルバノモータと呼ばれる電気モータの出力軸に光偏向子を固定したものが知られている。
【0004】
図9は前記ガルバノモータの例を示す図である。図9は、回転子30、出力軸31、コイル32、角度検出手段33からなる。回転子30は円筒形の永久磁石で図示しない軸受けにより出力軸31を軸に回転可能に支持されている。また前記永久磁石は磁界が出力軸31にほぼ垂直をなすような2極に着磁されている。回転子30の周辺にはコイル32が巻装されるが、コイル32はガルバノモータの固定子側に、回転子30の出力軸31を通る断面がなす長方形の周辺に沿うように巻装される。角度検出手段33は、回転子30の回転角度を検出するセンサで例えばホール素子などが用いられる。角度検出手段33の角度信号は、前記ガルバノモータをフィードバック駆動するための信号として使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのようなのガルバノモータでは、光偏向子と共に慣性モーメントの大きな回転子や出力軸も回転運動するため、一般に40Hz〜150Hzで往復運動させる必要のある2次元走査方式の表示装置の副走査装置に適用する場合に、角速度が変化する回転方向の折り返しにて、瞬間的に大きなトルクを必要とする。このため大きな電力を必要とし、装置が大型になってしまうなどの問題が生じる。また慣性モーメントの大きな部材が往復運動するため、副走査装置で生じる振動等を抑えるための手段が必要となり、表示装置がより大きくなってしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】
よって本発明は、
2相のコイルが巻装された揺動板を、回転軸で支持させる構造のガルバノモータであって、前記2相のコイルは、前記揺動板の周辺に沿って巻装したものであって且つ前記回転軸を中心にそれぞれ異なる角度回転させた位置に固定させたものであることを特徴とするガルバノモータを提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を明らかにするため、図面に沿って具体的に説明する。
【0008】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係るガルバノモータの揺動板を図1に模式的に示す。図1には揺動板1、1aは回転軸、コイル2a,2b、磁界Bからなる。p1〜p8はコイル2a、2b上の点である。揺動板1には回転軸1aが突出しており、図示しない回転軸受けによって揺動板1を図中矢印で示すように回転(往復つまり揺動)可能に支持されている。2相のコイル2a,2bは、揺動板1に巻装された平面状コイルであるが、各々のコイル面は異なる角度を成し、各々のコイル面は回転軸1上で交差するようにする。図1に示すと、コイル2aは、…、位置p1、位置p2、位置p3、位置p4、位置p1…、の順に、コイル2bは、…、位置p5、位置p6、位置p7、位置p8、位置p5…、の順に巻装される。以下では揺動板1と共に揺動する揺動板1、回転軸1a、コイル2a、コイル2bを揺動部と記す。前記揺動部には前記回転軸にほぼ垂直な磁界Bを図示しない永久磁石により作用させておく。
【0009】
次に図2a〜cを使って本実施の形態のガルバノモータにおける駆動原理を示す。図2は図1に示したガルバノモータを回転軸に垂直な平面で切った断面図であり、図1と同等な構成要素には同じ番号を付した。図2では図示しない永久磁石により回転軸1aに垂直で一様な磁界が作用しているものとし、またコイル2a、2bが及ぼす磁界Bへの影響は無視する。このように簡略化しても、駆動原理の説明の本質が損なわれることは無い。
【0010】
図2(a)は、コイル2aに電流を流した場合の図で、以下の図では×は図面の垂直下方向に、●は垂直上方向に電流が流れている状態を示す。このとき、コイル2aの各部では右ねじの法則に従ってローレンツ力が発生するが、回転軸1aに垂直な面のコイルの形状は対向する2面で同形状とすることでローレンツ力は電流の向きや大きさにかかわらず常に相殺されるため無視できる。
【0011】
前述に対し回転軸と垂直なコイル部分でのローレンツ力は、回転軸1aを中心とする偶力F1、−F1となり、前記偶力の垂直B方向の距離をlとすると回転軸1aを中心に図中半時計方向のトルクQ(=l×F)を生じさせる。トルクQにより揺動板1は図中半時計方向に回転し、図2(b)に示すように、前記偶力の磁界B方向の距離が零となる角度で静止する。
【0012】
図2(c)は、コイル2bに電流を流した場合の平衡状態を示す図で、図2(a)の場合と同様に偶力F2、−F2が生じ、磁界B方向の距離が零となる角度で静止する。
図2(b)の状態から図中時計回りに図2(c)間の任意の角度に静止させるには、コイル2aと2bに後述する電流比で電流を流す。揺動板1を揺動させるには、揺動板1の静止角度を時間変化させる。
【0013】
コイル2a、2bの電流比は、コイル2a、2bに働く偶力の大きさの比率を決定し、揺動板1の角度を定める。図2(a)におけるのコイルの図面水平方向の長さをx、図面垂直方向の長さをy、磁界Bと揺動板1が垂直となる揺動板1の角度を基準角度とすると、図2(d)に示すように、基準角度から角度θ回転した角度で平衡するための電流比は力学的に求められ。コイル2a、2bの電流をそれぞれia、ibとすると、
【外1】
Figure 2004064913
【0014】
前述の通り、本実施形態のガルバノモータの最大振幅は、コイル2a、2bが回転軸1aに垂直方向にてなす角度であるが、前記角度が20度以下の場合、電流比と平衡角度変化はほぼ直線の関係となる。
【0015】
図3は最大振幅20度となるようにコイル2a、2bを巻装した場合の電流比と平衡角度の関係で、横軸は平衡角度、縦軸はコイル電流iaのコイル電流ibに対する百分率である。図3横軸の−10degに図2の(c)が、10degに図2の(b)がそれぞれ対応する。
【0016】
(第2の実施の形態)
図4に本発明の第2の実施の形態に係るガルバノモータの模式的分解図を示す。図4は、揺動板3、コイルを角部で押さえるための部材4、コイル5a、コイル5b、部材6、基部7、永久磁石8で構成される。
【0017】
揺動板3は、光偏向子を貼り付けるか、もしくは光偏向子で構成する。部材4には、揺動板1を固定するための枠4aを突出させておき、揺動板1を回転軸方向に枠4aに挿入して揺動板と部材4を固定する。また部材4にはコイルを巻装するための切れ込み4bを揺動板の回転軸に対して上下左右対称形に設けておく。図は切れ込み4bを揺動板1の回転軸方向から見て四角形状になるように表現しているが、例えば三角形状や半円状あるいは楕円状でも可能である。同形の2つの部材4を前述の固定手段で、両側から揺動板を挟み込むように固定する。
【0018】
コイルは切れ込み4bに引っ掛けるように巻装されるが、回転軸付近でコイル5a、コイル5bを交差させ、回転軸方向にはそれぞれのコイルが平行になるように巻装して回転軸を中心にそれぞれ異なる角度回転させた位置に2相のコイルを形成する。
【0019】
部材6は揺動板の回転軸となる部材で、コの字状の突起部6a、軸6bからなる。軸6bにはコイル5a、コイル5bの巻き線を通すための同軸穴6cを設けてある。部材6の突起部6aの、コノ字状開口部の垂直方向の幅と枠4aの垂直方向の厚みは一致させておき、部材6を回転軸方向にさし込み、コイル5a、コイル5bの回転軸方向の厚みdを逃がしつつ部材4に部材6を固定し軸6bを突出させ回転軸とする。なお部材6を揺動板に固定する際に、コイル5a、コイル5bの各巻線を同軸穴6cに通して図示しないコイルの給電部に接続する。
【0020】
基部7には軸受け7bを有する突起7aが突出しており、軸7bを回転可能に支持する。
【0021】
また、基部7の揺動板1の下部には永久磁石8が固定されている。
【0022】
永久磁石8は、磁界が垂直方向に発生するように例えば上面をN極、底面をS極とする。
【0023】
前述の様に構成した本実施の形態のガルバノモータの完成図を図5に示す。図4と同じ構成部には同じ番号を付してある。
【0024】
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係るディスプレイを、図6を用いて説明する。図6はレーザなどのビーム状の光源を水平、垂直方向にそれぞれ走査して、2次元画像を描画するディスプレイの構成を示す模式図で、光源9から出力される光は水平走査手段10で水平に走査され、ガルバノモータにより駆動される垂直走査手段11で垂直走査され、2次元画像12が描画される。
【0025】
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態に係るディスプレイを、図7を用いて説明する。投射型ディスプレイの構成デバイスの一つとして微小な光偏向子を一列に並べたものが知られている(以下ミラーアレイと称す)。各画素に対応する光偏向子の状態によって、画素の発光状態が定まり、走査を行うことなく1次元の画像を描画する。
【0026】
本実施形態は、垂直なスリット状の光源13を前記ミラーアレイ14で反射させ、このガルバノモータにより駆動される水平走査手段15で水平走査する。水平走査手段15で水平に走査しつつ水平画素ごとに前記光偏向子の状態を変化させ2次元画像16を描画する。
【0027】
【発明の効果】
本発明のガルバノモータは、揺動部の慣性モーメントを小さくすることができるため低振動のものができる。また揺動部の角速度を変化させるトルクも小さくなり、小電力のものが出来る。さらに構造がシンプルであるため低コスト・小型軽量に製造することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガルバノモータを示す図である。
【図2】ガルバノモータの駆動原理を説明する図である。
【図3】ガルバノモータの電流比と平衡角度を示す図である。
【図4】ガルバノモータの分解図である。
【図5】ガルバノモータの完成図である。
【図6】ガルバノモータを有する走査式ディスプレイを示す図である。
【図7】ガルバノモータを有する走査式ディスプレイを示す図である。
【図8】一般のガルバノモータの応用例を示す図である。
【図9】一般のガルバノモータを示す図である。
【符号の説明】
1、3 揺動板
1a、6b 回転軸
2a、2b、5a、5b、32 コイル
7 基材
8 永久磁石
9、13,23 光源
10、25 水平走査手段
11、15 本発案のガルバノモータ
12、16 2次元画像
14 ミラーアレイ
17 画像源
18 画像信号
19 画像処理回路
21 光源駆動回路
27 垂直走査手段
29 スクリーン
30 回転子
31 出力軸
33 角度検出手段
B 磁界
F1、−F1、F2、−F2 偶力
x 偶力の力と平行な方向の距離
l 偶力の力と直角の方向の距離
Q トルク

Claims (4)

  1. 2相のコイルが巻装された揺動板を、回転軸で支持させる構造のガルバノモータであって、前記2相のコイルは、前記揺動板の周辺に沿って巻装したものであって且つ前記回転軸を中心にそれぞれ異なる角度回転させた位置に固定させたものであることを特徴とするガルバノモータ。
  2. 前記揺動板は光偏向子を有するか、或いは前記揺動板自体が光偏向子であることを特徴とする請求項1記載のガルバノモータ。
  3. 請求項2に記載のガルバノモータを有することを特徴とするディスプレイ。
  4. 請求項2に記載のガルバノモータと、光偏向子を一列に並べたデバイスとを有し、前記ガルバノモータから光偏向された光を前記デバイスが反射することで2次元画像を表示することを特徴とするディスプレイ。
JP2002221210A 2002-07-30 2002-07-30 ガルバノモータ Withdrawn JP2004064913A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011040455A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Shindengen Mechatronics Co Ltd ロータリソレノイド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011040455A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Shindengen Mechatronics Co Ltd ロータリソレノイド

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