JP5206610B2 - アクチュエータ、光スキャナおよび画像形成装置 - Google Patents

アクチュエータ、光スキャナおよび画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、アクチュエータ、光スキャナおよび画像形成装置に関するものである。
レーザ光を用いるディスプレイ、プリンタ等に応用することを目的とした光偏向器においては、さらなる高速スキャンが要求されている。しかし、現状で用いられているポリゴンミラーやガルバノミラーの性能の向上には限界がある。これらに代わる光偏向器としてMEMS(Micro Electro Mechanical System)によってシリコン基板を加工することにより製作するミラーデバイスが期待されている。MEMSミラーはより高い共振周波数で駆動させることができるため、より解像度の高い画像形成が可能となる。
例えば、プリンタ等にて光走査により描画を行うための光スキャナとして、特許文献1に2次元的に光を走査するアクチュエータが開示されている。
特許文献1に記載のアクチュエータは、半導体基板に、枠状の外側可動板と該外側可動板の内側に配置される内側可動板とからなる可動部と、前記外側可動板を揺動可能に軸支する第1トーションバーと該第1トーションバーと軸方向が直交し前記内側可動板を揺動可能に軸支する第2トーションバーとからなる軸支部とを一体に形成し、前記外側可動板と内側可動板の各周縁部に設けた駆動コイルと、該駆動コイルに静磁界を与える磁界発生手段とを備え、前記駆動コイルに電流を流すことにより発生する磁気力により前記可動部を駆動する構成であり、一対の前記静磁界発生手段が、前記可動部の1つの対角線方向に当該可動部を挟んで配置されたものである。
特開平8−322227号公報
しかし、特許文献1に開示されたアクチュエータは、可動板上に駆動コイルが形成されているため、コイルの発熱によって可動板の撓みが生じる可能性がある。また、可動部を挟んで対向するように1対の磁界発生手段を設けているため、装置の小型化を図ることが難しい。また、駆動コイルを外側可動板および内側可動板のそれぞれに1つずつ設けているため、低コスト化を図ることが難しい。
そこで本発明の目的は、装置の小型化及び低コスト化を図りつつ、可動板を第1の軸および第1の軸に直交する第2の軸の周りに回動させることのできるアクチュエータ、光スキャナおよび画像形成装置を提供することである。
本発明に係るアクチュエータは、枠状部材と、前記枠状部材を第1の軸周りに回動可能とするように、前記枠状部材の前記第1の軸に沿う方向の両端に設けられた1対の第1の軸部材と、前記枠状部材の内側に設けられた可動板と、前記可動板を前記第1の軸に直交する第2の軸周りに回動可能とするように、前記可動板の前記第2の軸に沿う方向の両端に設けられ、前記可動板を前記枠状部材に支持する1対の第2の軸部材と、前記枠状部材に設けられ、両極が前記第1の軸を挟んで配置された少なくとも2つ以上の第1永久磁石と、前記可動板に設けられ、両極が前記第1の軸を挟んで配置された第2永久磁石と、前記枠状部材に対向するように配置され、電圧の印加により前記第1及び第2永久磁石に作用する磁力を発生するコイルと、前記コイルに電圧を印加する電圧印加手段と、を備え、各々の前記第1及び第2永久磁石は、前記第1の軸に対してθの角度を有するように、かつ各々の前記第1及び第2永久磁石の磁極の方向が同じになるように配置され、30度<θ<60度であり、前記電圧印加手段は、第1周波数の第1の電圧を発生させる第1電圧発生部と、前記第1周波数と周波数の異なる第2周波数の第2の電圧を発生させる第2電圧発生部と、前記第1の電圧と前記第2の電圧とを重畳する電圧重畳部とを備え、前記電圧重畳部で重畳された電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を前記第1周波数で前記第1の軸周りに回動させるとともに、前記第2周波数で前記第2の軸周りに回動させるものである。
本発明によれば、第1の電圧と第2の電圧とを重畳させた電圧をコイルに印加することにより、装置の小型化及び低コスト化を図りつつ、可動板を第1の軸および第1の軸に直交する第2の軸の周りに回動させることができる。また、簡単かつ小型な構成でありながら、2つ以上の第1永久磁石と第2永久磁石が設けられているため、コイルの数が少なくても大きな駆動力を得ることができる。これにより、振動系の走査角を大きくすることができるとともに、高速走査も可能となる。
また、各々の前記第1永久磁石は、一端が前記第2の軸部材と前記枠状部材との接続部に配置されていることが望ましい。
これにより、可動板を第2の軸周りに効率よく回動させることができる。
また、前記第2永久磁石は、両極が前記第2の軸を挟んで配置されていることが望ましい。
これにより、可動板を第2の軸周りに回動させるための大きな駆動力を得ることができる。これにより、振動系の走査角を大きくすることができるとともに、高速走査も可能となる。
また、前記第1永久磁石の磁極方向の長さをL、前記枠状部材の前記第1の軸に垂直な方向の長さをdとすると、Lsinθ>0.5dであることが望ましい。
これにより、第1永久磁石の両極が第1の軸を挟んで配置されるので、枠状部材及び可動板を第1の軸周りに効率よく回動させることができる。Lsinθが0.5d以下の場合、第1永久磁石の両極は、第1の軸で分割される2つの領域のうち片方の領域に配置される。この状態では、コイルが生じる磁界によって第1永久磁石に作用する回転トルクは、N極側とS極側でそれぞれ第1の軸に対して逆回転の方向の力となる。このため、第1永久磁石に全体として作用する回転トルクはいちじるしく減少することになり、枠状部材及び可動板の回動効率が悪くなる。
また、前記第2周波数は、前記第2永久磁石と、前記可動板と、前記1対の第2の軸部材とで構成される前記第2の軸部材を回動軸とする振動系の共振周波数と略等しく、前記第1周波数は、前記第2永久磁石と、前記可動板と、前記1対の第2の軸部材と、前記第1永久磁石と、前記枠状部材と前記1対の第1の軸部材とで構成される前記第1の軸部材を回動軸とする振動系の共振周波数と異なっていることが望ましい。
これにより、極めて円滑に、可動板を第1の軸及び第2の軸の周りに回動させることができる。
また、前記第2周波数は、前記第1周波数よりも大きいことが望ましい。
これにより、より確実かつ円滑に、可動板を第1の軸まわりに第1の電圧の周波数で回動させつつ、第2の軸まわりに第2の電圧の周波数で回動させることができる。
本発明に係る光スキャナは、枠状部材と、前記枠状部材を第1の軸周りに回動可能とするように、前記枠状部材の前記第1の軸に沿う方向の両端に設けられた1対の第1の軸部材と、前記枠状部材の内側に設けられ、光反射性を有する光反射部を備える可動板と、前記可動板を前記第1の軸に直交する第2の軸周りに回動可能とするように、前記可動板の前記第2の軸に沿う方向の両端に設けられ、前記可動板を前記枠状部材に支持する1対の第2の軸部材と、前記枠状部材に設けられ、両極が前記第1の軸を挟んで配置された少なくとも2つ以上の第1永久磁石と、前記可動板に設けられ、両極が前記第1の軸を挟んで配置された第2永久磁石と、前記枠状部材に対向するように配置され、電圧の印加により前記第1及び第2永久磁石に作用する磁力を発生するコイルと、前記コイルに電圧を印加する電圧印加手段と、を備え、各々の前記第1及び第2永久磁石は、前記第1の軸に対してθの角度を有するように、かつ各々の前記第1及び第2永久磁石の磁極の方向が同じになるように配置され、30度<θ<60度であり、前記電圧印加手段は、第1周波数の第1の電圧を発生させる第1電圧発生部と、前記第1周波数と周波数の異なる第2周波数の第2の電圧を発生させる第2電圧発生部と、前記第1の電圧と前記第2の電圧とを重畳する電圧重畳部とを備え、前記電圧重畳部で重畳された電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を前記第1周波数で前記第1の軸周りに回動させるとともに、前記第2周波数で前記第2の軸周りに回動させるものである。
本発明によれば、第1の電圧と第2の電圧とを重畳させた電圧をコイルに印加することにより、装置の小型化及び低コスト化を図りつつ、可動板を第1の軸および第1の軸に直交する第2の軸の周りに回動させることができる。また、簡単かつ小型な構成でありながら、2つ以上の第1永久磁石と第2永久磁石が設けられているため、コイルの数が少なくても大きな駆動力を得ることができる。これにより、振動系の走査角を大きくすることができるとともに、高速走査も可能となる。
本発明に係る画像形成装置は、上記の光スキャナを備えた画像形成装置であって、前記可動部を回動させることにより、前記光反射部で反射した光を2次元走査して、対象物上に画像を形成するものである。
これにより、装置の小型化及び低コスト化を図りつつ、可動板を第1の軸および第1の軸に直交する第2の軸の周りに回動させることにより光を2次元走査して、画像を形成することができる。
本発明の実施の形態1による、光スキャナ(アクチュエータ)の構成を示す平面図。 図1のA−A線断面図。 図1のB−B線断面図。 図1に示す光スキャナが備える駆動手段を示すブロック図。 図4に示す第1の電圧発生部および第2の電圧発生部での発生電圧の一例を示す図。 本発明によるに画像形成装置の一例を示す図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による、光スキャナ(アクチュエータ)10の構成を示す平面図、図2は、図1のA−A線断面図、図3は、図1のB−B線断面図、図4は、図1に示す光スキャナ10が備える駆動手段を示すブロック図、図5は、図4に示す第1の電圧発生部および第2の電圧発生部での発生電圧の一例を示す図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1の紙面手前側を「上」、紙面奥側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言い、図2の上側を「上」、下側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言う。
図1〜図3に示すように、光スキャナ10は、可動板11、光反射部12、軸部材(第2の軸部材)13a,13b、枠状部材14、軸部材(第1の軸部材)15a,15b、支持枠16、ホルダ17、永久磁石(第1永久磁石)20a,20b、永久磁石(第2永久磁石)20c、コイル30、電圧印加手段40を備えている。永久磁石20a,20bと、可動板11(光反射部12)と、軸部材13a,13bと、第2永久磁石20cと、枠状部材14及び軸部材15a,15bで、軸部材15a,15bを回動軸とする第1の振動系が構成され、第2永久磁石20cと、可動板11(光反射部12)と、軸部材13a,13bで軸部材13a,13bを回動軸とする第2の振動系が構成される。光反射部12は可動板11上に形成されている。
枠状部材14は、軸部材15a,15bによって支持枠16に支持されている。また、可動板11は軸部材13a,13bによって枠状部材14に支持されている。また、支持枠16はホルダ17に支持されている。なお、枠状部材14、可動板11の形状は図1に示すものに限られず、枠状部材14は枠状であれば特に限定されない。また、可動板11は枠状部材14の内側に形成することができれば特に限定されない。
軸部材13a,13b及び軸部材15a,15bは弾性変形可能である。軸部材15a,15bは、枠状部材14を図1に示すX軸(第1の軸)周りに回動可能とするように、枠状部材14と支持枠16を連結している。軸部材13a,13bは、可動板11を図1に示すY軸(第2の軸)周りに回動可能とするように、可動板11と枠状部材14を連結している。X軸とY軸は、互いに直交している。また、枠状部材14の中心および可動板11の中心は、図1の平面視にて、X軸とY軸の交点上に位置している。
枠状部材14をX軸周りに回動可能とし、可動板11をY軸周りに回動可能とすることにより、可動板11をX軸及びY軸の直交する2軸周りに回動させることができる。
可動板11、軸部材13a,13b、枠状部材14、軸部材15a,15b、及び支持枠16は、例えばシリコンを主材料として一体に形成されている。シリコンを主材料とすることにより、優れた回動特性を実現できるとともに、優れた耐久性を発揮することができる。また、微細な処理(加工)が可能であり、光スキャナ10の小型化を図ることができる。なお、SOI基板等の積層構造を有する基板を用いてこれらを形成してもよく、この場合、可動板11、軸部材13a,13b、枠状部材14、軸部材15a,15b、及び支持枠16が一体となるように、積層構造基板の1つの層で形成するのが好ましい。
ホルダ17は、例えば、ガラスやシリコンを主材料として構成されている。ホルダ17の形状は、支持枠16を支持することができれば特に限定されない。支持枠16とホルダ17との接合方法は特に限定されず、例えば接着剤を用いて接合してもよいし、陽極接合により接合してもよい。また、例えば、支持枠16とホルダ17との間にSiO2を主材料として構成されたSiO2層が介在していてもよい。
枠状部材14の下面(ホルダ17と対向する面)には永久磁石20a,20bが設けられており、可動板11の下面(光反射部12とは反対側の面)には永久磁石20cが設けられている。ホルダ17の上面にはコイル30が設けられている。コイル30は電圧印加手段40に電気的に接続されている。永久磁石20a,20b,20c、コイル30、及び電圧印加手段40によって可動板11及び枠状部材14を回動させる駆動手段が形成される。
永久磁石20a,20b,20cは、X軸に対して傾斜角θ(ここでは45度)だけ傾いた線分に沿って、磁極の方向が揃うように配置されている。すなわち、永久磁石20a,20b,20cのS極とN極とを結ぶ線分が、X軸に対して角度θ傾斜している。
傾斜角θは、30〜60度であるのが好ましく、40〜50度であるのがより好ましく、ほぼ45度であるのがさらに好ましい。このように永久磁石20a,20b,20cを設けることで、極めて円滑に可動板11をX軸及びY軸の周りに回動させることができる。これに対し傾斜角θが30度未満であると、電圧印加手段40に印加される電圧の強さなどによっては、可動板11を円滑にX軸周りに回動させることができない場合がある。一方、傾斜角θが60度を超えると、電圧印加手段40に印加される電圧の強さなどによっては、可動板11を円滑にY軸まわりに回動させることができない場合がある。
また、本実施形態では、軸部材13a,13bと枠状部材14の接続部付近に、永久磁石20a,20bの一端が位置するように配置されている。すなわち、図1に示すように、永久磁石20aのN極端が軸部材13aと枠状部材14の接続部付近に配置され、永久磁石20bのS極端が軸部材13bと枠状部材14の接続部付近に配置されている。
また、永久磁石20a,20bは、永久磁石20a,20bの磁極方向の長さをL、枠状部材14のX軸に垂直な方向の長さをdとすると、Lsinθ>0.5dを満たすように配置されている。すなわち、永久磁石20a,20bは、それぞれの端部(磁極)が、X軸で分割される2つの領域に位置するように配置される。また、永久磁石20aと20b間の距離は、可動板11の回動の妨げにならない程度に離れている。
なお、本実施形態では、永久磁石20a,20bは枠状部材14の下面(ホルダ17と対向する面)に設けられているが、永久磁石20a,20bは、枠状部材14の上面(光反射部12が設けられている面)に配置することもできる。また、枠状部材14の下面と上面の両方に設けてもよい。
永久磁石20cは、両極がX軸とY軸を挟むように配置されている。すなわち、永久磁石20cは、それぞれの端部(磁極)が、X軸で分割される2つの領域に位置するように配置されると共に、Y軸で分割される2つの領域に位置するように配置される
永久磁石20a,20b、20cとしては、例えば、ネオジウム磁石、フェライト磁石、サマリウムコバルト磁石、アルニコ磁石、ボンド磁石などの硬磁性体を着磁したものを好適に用いることができる。永久磁石20a,20b、20cは、磁性体を枠状部材14及び、可動板11に接着した後に着磁を行う。既に着磁された永久磁石20a,20b、20cを枠状部材14及び、可動板11に接着しようとすると、着磁済みの磁石を枠状部材14及び可動板11上に配置した際に、各々の永久磁石同士が磁力によって引き寄せ合い、その力によって枠状部材14及び可動板11の構造が破壊されるからである。
永久磁石20a,20b,20cの直下には、コイル30が設けられている。すなわち、可動板11および枠状部材14の下面に対向するように、コイル30が設けられている。これにより、コイル30から発生する磁界を効率的に永久磁石20a,20b,20cに作用させることができる。これにより、光スキャナ10の省電力化および小型化を図ることができる。
コイル30は、電圧印加手段40と電気的に接続されている。そして、電圧印加手段40によりコイル30に電圧が印加されることで、コイル30からX軸およびY軸に直交する磁束を有する磁界が発生する。なお、コイル30は磁心に巻き付けられていてもよい。
電圧印加手段40は、図4に示すように、可動板11をX軸まわりに回動させるための第1の電圧V1を発生させる第1の電圧発生部41と、可動板11をY軸まわりに回動させるための第2の電圧V2を発生させる第2の電圧発生部42と、第1の電圧V1と第2の電圧V2とを重畳し、その電圧をコイル30に印加する電圧重畳部43とを備えている。
第1の電圧発生部41は、図5(a)に示すように、周期T1で周期的に変化する第1の電圧V1(垂直走査用電圧)を発生させるものである。
第1の電圧V1は、鋸波のような波形をなしている。そのため、光スキャナ10は効果的に光を垂直走査(副走査)することができる。なお、第1の電圧V1の波形は、これに限定されない。ここで、第1の電圧V1の周波数(1/T1)は、垂直走査に適した周波数であれば、特に限定されないが、30〜80Hz(60Hz程度)であるのが好ましい。
本実施形態では、第1の電圧V1の周波数は、枠状部材14と軸部材15a,15bとで構成された第1の振動系のねじり共振周波数と異なる周波数となるように調整されている。
一方、第2の電圧発生部42は、図5(b)に示すように、周期T1と異なる周期T2で周期的に変化する第2の電圧V2(水平走査用電圧)を発生させるものである。
第2の電圧V2は、正弦波のような波形をなしている。そのため、光スキャナ10は効果的に光を主走査することができる。なお、第2の電圧V2の波形は、これに限定されない。
このような第2の電圧V2の周波数(第2周波数)は、第1の電圧V1の周波数(第1周波数)よりも大きいことが好ましい。すなわち、周期T2は、周期T1よりも短いことが好ましい。これにより、より確実かつより円滑に、可動板11をX軸まわりに第1周波数で回動させつつ、Y軸まわりに第2周波数で回動させることができる。
また、第2周波数は、第1周波数と異なり、かつ、水平走査に適した周波数であれば、特に限定されないが、10〜40kHzであるのが好ましい。このように、第2の電圧V2の周波数を10〜40kHzとし、前述したように第1の電圧V1の周波数を60Hz程度とすることで、ディスプレイでの描画に適した周波数で、可動板11を互いに直交する2軸(X軸およびY軸)のそれぞれの軸まわりに回動させることができる。ただし、可動板11をX軸およびY軸のそれぞれの軸まわりに回動させることができれば、第1の電圧V1の周波数と第2の電圧V2の周波数との組み合わせは、特に限定されない。
本実施形態では、第2周波数は、永久磁石20cと、可動板11と軸部材13a,13bとで構成される軸部材13a,13bを回動軸とする第2の振動系のねじり共振周波数(f2)と等しくなるように設定されている。つまり、第2の振動系は、そのねじり共振周波数f2が水平走査に適した周波数になるように設計(製造)されている。これにより、可動板11のY軸まわりの回動角を大きくすることができる。また、第1周波数は、永久磁石20cと、可動板11と、軸部材13a,13bと、永久磁石20a,20bと、枠状部材14と、軸部材15a,15bとで構成される軸部材15a,15bを回動軸とする第1の振動系の共振周波数(f1)の10分の1以下であることが望ましい。第1の振動系を非共振状態(振幅ゲインが1)で駆動するためには、第1周波数はf1の10分の1以下に設定する必要がある。10分の1より大きい周波数で駆動すると、第1の振動系の共振を起こす可能性があるからである。
また、第2周波数は、第1の振動系を非共振状態(振幅ゲインが1)で駆動するため、第1周波数の10倍以上に設定することが望ましい。第2周波数が第1周波数に対して10倍未満であると、第2の電圧V2をコイル30に印加した時に、第1の振動系も回転運動してしまい、駆動信号のクロストークが発生してしまう。なお、上述のように、第1周波数はf1の10分の1以下が望ましいので、これらの関係から第2周波数は第1周波数よりも大きいことが望ましい。
また、第1の振動系の共振周波数をf1[Hz]とし、第2の振動系の共振周波数をf2[Hz]としたとき、f1とf2とが、f2>f1の関係を満たすことが好ましく、f2≧10f1の関係を満たすことがより好ましい。これにより、より円滑に、可動板11をX軸まわりに第1の電圧V1の周波数で回動させつつ、Y軸まわりに第2の電圧V2の周波数で回動させることができる。f2≦f1とした場合は、第1周波数による第2の振動系の振動が起こる可能性がある。
このような第1の電圧発生部41および第2の電圧発生部42は、それぞれ、制御部7に接続され、この制御部7からの信号に基づき駆動する。このような第1の電圧発生部41および第2の電圧発生部42には、電圧重畳部43が接続されている。
電圧重畳部43は、コイル30に電圧を印加するための加算器43aを備えている。加算器43aは、第1の電圧発生部41から第1の電圧V1を受けるとともに、第2の電圧発生部42から第2の電圧V2を受け、これらの電圧を重畳しコイル30に印加するようになっている。
次に、光スキャナ10の駆動方法について説明する。なお、本実施形態では、前述したように、第1の電圧V1の周波数は、第1の振動系のねじり共振周波数と異なる値に設定されており、第2の電圧V2の周波数は、第2の振動系のねじり共振周波数と等しく、かつ、第1の電圧V1の周波数よりも大きくなるように設定されている(例えば、第1の電圧V1の周波数が60Hzで、第2の電圧V2の周波数が15kHz)。
例えば、図5(a)に示すような第1の電圧V1と、図5(b)に示すような電圧V2とを電圧重畳部43にて重畳し、重畳した電圧をコイル30に印加する。
すると、第1の電圧V1によって、枠状部材14と永久磁石20a,20bのN極との接着部付近をコイル30に引き付けようとするとともに枠状部材14と永久磁石20a,20bのS極との接着部付近をコイル30から離間させようとする磁界(この磁界を「磁界A1」という)と、枠状部材14と永久磁石20a,20bのN極との接着部付近をコイル30から離間させようとするとともに枠状部材14と永久磁石20a,20bのS極との接着部付近をコイル30に引き付けようとする磁界(この磁界を「磁界A2」という)とが交互に切り換わる。
ここで、上述したように、永久磁石20a,20bは、それぞれの端部(磁極)が、X軸で分割される2つの領域に位置するように配置される。すなわち図1の平面視において、X軸を挟んで一方側に永久磁石20a,20bのN極が位置し、他方側にS極が位置している。そのため、前述したような磁界A1と磁界A2とが交互に切り換わることで、軸部材15a,15bを捩れ変形させつつ、枠状部材14が可動板11とともに、第1の電圧V1の周波数でX軸周りに回動する。永久磁石20a,20bの両極が、X軸で分割される2つの領域のうち片方の領域に配置されている場合、すなわちLsinθが0.5d以下の場合には、磁界A1またはA2によって永久磁石20a,20bに作用する回転トルクは、N極側とS極側でそれぞれX軸に対して逆回転の方向の力となる。このため、永久磁石20a,20bに全体として作用する回転トルクはいちじるしく減少することになり、枠状部材14及び可動板11の回動効率が悪くなる。
なお、第1の電圧V1の周波数は、第2の電圧V2の周波数に比べて極めて低く設定されている。また、第1の振動系の共振周波数は、第2の振動系の共振周波数よりも低く設計されている(例えば、第2の振動系の共振周波数の1/10以下)。つまり、第1の振動系は、第2の振動系よりも振動しやすいように設計されているため、第1の電圧V1によってX軸まわりに回動する。すなわち、第2の電圧V2によって、枠状部材14がX軸まわりに回動してしまうことを防止することができる。
一方、第2の電圧V2によって、枠状部材14と永久磁石20a,20bのN極との接着部付近、及び可動板11と永久磁石20cのN極との接着部付近をコイル30に引き付けようとするとともに、枠状部材14と永久磁石20a,20bのS極との接着部付近、及び可動板11と永久磁石20cのS極との接着部付近をコイル30から離間させようとする磁界(この磁界を「磁界B1」という)と、枠状部材14と永久磁石20a,20bのN極との接着部付近、及び可動板11と永久磁石20cのN極との接着部付近をコイル30から離間させようとするとともに、枠状部材14と永久磁石20a,20bのS極との接着部付近、及び可動板11と永久磁石20cのS極との接着部付近をコイル30に引き付けようとする磁界(この磁界を「磁界B2」という)とが交互に切り換わる。
ここで、上述したように、軸部材13a,13bと枠状部材14の接続部付近に、永久磁石20a,20bの一端が位置するように配置されている。すなわち、永久磁石20aのN極と永久磁石20bのS極がY軸上に位置し、Y軸を挟んで一方側に永久磁石20aのS極が位置し、他方側に永久磁石20bのN極が位置している。また、永久磁石20cは、両極がY軸を挟むように配置されている。そのため、磁界B1と磁界B2とが交互に切り換わることで、軸部材13a,13bを捩れ変形させつつ、可動板11が第2の電圧V2の周波数でY軸まわりに回動する。
なお、第2の電圧V2の周波数は、第2の振動系のねじり共振周波数と等しい。そのため、第2の電圧V2によって可動板11をY軸まわりに回動させることができる。つまり、第1の電圧V1によって、可動板11がY軸まわりに回動してしまうことを防止することができる。
以上のように、本実施形態によれば、第1の電圧V1と第2の電圧V2とを重畳させた電圧をコイル30に印加することで、可動板11をX軸まわりに第1の電圧V1の周波数で回動させつつ、Y軸まわりに第2の電圧のV2の周波数で回動させることができる。これにより、装置の低コスト化および小型化を図るとともに、可動板11をX軸およびY軸のそれぞれの軸まわりに回動させることができる。また、簡単かつ小型な構成でありながら、永久磁石20a,20b,20cが設けられているため、コイルの数が少なくても大きな駆動力を得ることができる。これにより、振動系の走査角を大きくすることができるとともに、高速走査も可能となる。また、軸部材13a,13bと枠状部材14の接続部付近に、永久磁石20a,20bの一端が位置するように配置しているため、すなわちY軸上に永久磁石20a,20bの一端が位置するために、枠状部材14のX軸に沿う方向に関して永久磁石20a,20bの磁石対が最も大きな有効長を持つ形態となっている。この為第2の電圧V2の第2周波数によって枠状部材14にY軸周りの第2周波数の微振動が効率よく生じ、この第2の振動系のねじり共振周波数と等しい微振動により可動板11をY軸周りに共振回動させることができる。また、可動板11に永久磁石20cが配置されており、永久磁石20cの両極がY軸を挟んで配置されているため、可動板11をY軸周りに共振回動させるための直接的な大きい駆動力を得ることができる。これにより、第2の振動系には二つの駆動力が働くことにより振動系の走査角を大きくすることができるとともに、高速走査も可能となる。
また、第1の電圧V1および第2の電圧V2を適宜変更することで、第1の振動系及び第2の振動系の構造を変更することなく、所望の振動特性を得ることができる。
また、光スキャナ10は、枠状部材14に永久磁石20a,20bを設け、永久磁石20a,20bに対向するようにホルダ17上にコイル30を設けている。つまり、第1の振動系及び第2の振動系上には発熱体であるコイル30が設けられていない。そのため、通電によってコイル30から発生する熱による振動系の撓みや共振周波数の変化を抑制することができる。その結果、光スキャナ10は、長時間の連続使用であっても所望の振動特性を発揮することができる。
また、永久磁石20a,20b,20cの磁極の方向が同じになるよう、各々の磁性体を枠状部材14に平行に配置してから着磁を行っているため、着磁装置内で磁気の強い方向に沿って磁性体が動いてしまうことにより、枠状部材14を破損してしまう問題がない。
(画像形成装置)
図6は、本発明によるに画像形成装置の一例として、光スキャナ10をイメージング用ディスプレイの光スキャナとして用いた場合を説明する。なお、スクリーンSの長手方向を「横方向」といい、長手方向に直角な方向を「縦方向」という。また、回動中心軸XがスクリーンSの横方向と平行であり、回動中心軸YがスクリーンSの縦方向と平行である。
画像形成装置(プロジェクタ)9は、レーザーなどの光を照出する光源装置91と、複数のダイクロイックミラー92、92、92と、光スキャナ10とを有している。
光源装置91は、赤色光を照出する赤色光源装置911と、青色光を照出する青色光源装置912と、緑色光を照出する緑色光源装置913とを備えている。
各ダイクロイックミラー92は、赤色光源装置911、青色光源装置912、緑色光源装置913のそれぞれから照出された光を合成する光学素子である。
このようなプロジェクタ9は、図示しないホストコンピュータからの画像情報に基づいて、高原装置91(赤色光源装置911、青色光源装置912、緑色光源装置913)から照出された光をダイクロイックミラー92で合成し、この合成された光が光スキャナ10によって2次元走査され、スクリーンS上でカラー画像を形成するように構成されている。
2次元走査の際、光スキャナ10の可動板221の、回動中心軸Yまわりの回動により光反射部221aで反射した光がスクリーンSの横方向に走査(主走査)される。一方、光スキャナ10の可動板221の、回動中心軸Xまわりの回動により光反射部221aで反射した光がスクリーンSの縦方向に走査(副走査)される。
なお、図5中では、ダイクロイックミラー92で合成された光を光スキャナ10によって2次元的に走査した後、その光を固定ミラーKで反射させてからスクリーンSに画像を形成するように構成されているが、固定ミラーKを省略し、光スキャナ10によって2次元的に走査された光を直接スクリーンSに照射してもよい。
以上、本発明のアクチュエータ、光スキャナおよび画像形成装置について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明のアクチュエータ、光スキャナおよび画像形成装置では、各部の構成は、同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。
10 光スキャナ、11 可動板、12 光反射部、13a,13b 軸部材、14 枠状部材、15a,15b 軸部材、16 支持枠、17 ホルダ、20a,20b,20c 永久磁石、30 コイル、40 電圧印加手段、41 第1の電圧発生部、42 第2の電圧発生部、43 電圧重畳部、43a 加算器

Claims (8)

  1. 枠状部材と、
    前記枠状部材を第1の軸周りに回動可能とするように、前記枠状部材の前記第1の軸に沿う方向の両端に設けられた1対の第1の軸部材と、
    前記枠状部材の内側に設けられた可動板と、
    前記可動板を前記第1の軸に直交する第2の軸周りに回動可能とするように、前記可動板の前記第2の軸に沿う方向の両端に設けられ、前記可動板を前記枠状部材に支持する1対の第2の軸部材と、
    前記枠状部材に設けられ、両極が前記第1の軸を挟んで配置された少なくとも2つ以上の第1永久磁石と、
    前記可動板に設けられ、両極が前記第1の軸を挟んで配置された第2永久磁石と、
    前記枠状部材に対向するように配置され、電圧の印加により前記第1及び第2永久磁石に作用する磁力を発生するコイルと、
    前記コイルに電圧を印加する電圧印加手段と、を備え、
    各々の前記第1及び第2永久磁石は、前記第1の軸に対してθの角度を有するように、かつ各々の前記第1及び第2永久磁石の磁極の方向が同じになるように配置され、30度<θ<60度であり、
    前記電圧印加手段は、第1周波数の第1の電圧を発生させる第1電圧発生部と、前記第1周波数と周波数の異なる第2周波数の第2の電圧を発生させる第2電圧発生部と、前記第1の電圧と前記第2の電圧とを重畳する電圧重畳部とを備え、前記電圧重畳部で重畳された電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を前記第1周波数で前記第1の軸周りに回動させるとともに、前記第2周波数で前記第2の軸周りに回動させることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 各々の前記第1永久磁石は、一端が前記第2の軸部材と、前記枠状部材との接続部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記第2永久磁石は、両極が前記第2の軸を挟んで配置されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記第1永久磁石の磁極方向の長さをL、前記枠状部材の前記第1の軸に垂直な方向の長さをdとすると、Lsinθ>0.5dであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のアクチュエータ。
  5. 前記第2周波数は、前記第2永久磁石と、前記可動板と、前記1対の第2の軸部材とで構成される前記第2の軸部材を回動軸とする振動系の共振周波数と略等しく、前記第1周波数は、前記第2永久磁石と、前記可動板と、前記1対の第2の軸部材と、前記第1永久磁石と、前記枠状部材と前記1対の第1の軸部材とで構成される前記第1の軸部材を回動軸とする振動系の共振周波数と異なっていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のアクチュエータ。
  6. 前記第2周波数は、前記第1周波数よりも大きいことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のアクチュエータ。
  7. 枠状部材と、
    前記枠状部材を第1の軸周りに回動可能とするように、前記枠状部材の前記第1の軸に沿う方向の両端に設けられた1対の第1の軸部材と、
    前記枠状部材の内側に設けられ、光反射性を有する光反射部を備える可動板と、
    前記可動板を前記第1の軸に直交する第2の軸周りに回動可能とするように、前記可動板の前記第2の軸に沿う方向の両端に設けられ、前記可動板を前記枠状部材に支持する1対の第2の軸部材と、
    前記枠状部材に設けられ、両極が前記第1の軸を挟んで配置された少なくとも2つ以上の第1永久磁石と、
    前記可動板に設けられ、両極が前記第1の軸を挟んで配置された第2永久磁石と、
    前記枠状部材に対向するように配置され、電圧の印加により前記第1及び第2永久磁石に作用する磁力を発生するコイルと、
    前記コイルに電圧を印加する電圧印加手段と、を備え、
    各々の前記第1及び第2永久磁石は、前記第1の軸に対してθの角度を有するように、かつ各々の前記第1及び第2永久磁石の磁極の方向が同じになるように配置され、30度<θ<60度であり、
    前記電圧印加手段は、第1周波数の第1の電圧を発生させる第1電圧発生部と、前記第1周波数と周波数の異なる第2周波数の第2の電圧を発生させる第2電圧発生部と、前記第1の電圧と前記第2の電圧とを重畳する電圧重畳部とを備え、前記電圧重畳部で重畳された電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を前記第1周波数で前記第1の軸周りに回動させるとともに、前記第2周波数で前記第2の軸周りに回動させることを特徴とする光スキャナ。
  8. 請求項7に記載の光スキャナを備えた画像形成装置であって、
    前記可動部を回動させることにより、前記光反射部で反射した光を2次元走査して、対象物上に画像を形成する画像形成装置。
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