JP4720723B2 - 光学デバイス、光スキャナ、および画像形成装置 - Google Patents

光学デバイス、光スキャナ、および画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、光学デバイス、光スキャナ、および画像形成装置に関するものである。
例えば、プロジェクタなどの画像形成装置としては、光を2次元的に走査することにより描画を行う光スキャナを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1にかかる光スキャナは、反射面を備えた可動板をY軸まわりに回動させる共振型MEMS偏向器と、この共振型MEMS偏向器自体をY軸に直交するX軸まわりに回動させるガルバノ偏向器とを備えている。このような光スキャナは、共振型MEMS偏向器が可動板をY軸まわりに回動させつつ、ガルバノ偏向器が共振型MEMS偏向器自体をX軸まわりに揺動(回転)させることで、可動板を互いに直交するX軸およびY軸のそれぞれの軸まわりに回動させ、反射面で反射した光を2次元的に走査することができる。
しかし、特許文献1にかかる光スキャナは、ガルバノ偏向器を用いて共振型MEMS偏向器自体をX軸まわりに揺動させるように構成されているため、装置全体の大型化を招き、小型化を図ることが難しいという問題がある。
特に、このような光スキャナにあっては、可動板の回動角(振れ角)をある程度大きなものとしつつ、装置全体の小型化を図ることが望まれている。
特開2005−156976号公報
本発明の目的は、小型化を図りつつ、可動板の振れ角を大きくするとともに、互いに直交する2つの軸線のそれぞれの軸線まわりに可動板を回動させることができる光学デバイス、光スキャナ、および画像形成装置を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の光学デバイスは、枠状をなす枠状部材と、
前記枠状部材の内側に設けられ、光反射性を有する光反射部を備えた可動板と、
前記枠状部材に対し前記可動板を第1の軸線まわりに回動可能に支持する1対の第1の軸部材と、
前記枠状部材を前記第1の軸線に直交する第2の軸線まわりに回動可能に支持する1対の第2の軸部材と、
前記第1の軸部材を捩れ変形させながら前記可動板を前記第1の軸線まわりに回動させる第1の駆動手段と、
前記第2の軸部材を捩れ変形させながら前記枠状部材を前記第2の軸線まわりに回動させることにより、前記可動板を前記第2の軸線まわりに回動させる第2の駆動手段とを有し
前記第2の駆動手段は、前記第1の軸線に平行な方向に伸縮するように設けられた圧電素子と、平面視における前記第2の軸線上で前記枠状部材の厚さ方向での一方の面に接合され、前記圧電素子の駆動力を前記枠状部材伝達する伝達部材とを備え、通電により前記圧電素子を伸縮させることにより、前記伝達部材を前記第1の軸線に平行な方向に変位させ、前記枠状部材前記第2の軸線まわりのトルクを与え、これにより、前記枠状部材を回動させるように構成され
前記伝達部材は、スペーサを介して前記枠状部材上に接合され、
前記伝達部材は、SOI基板の一方のSi層を加工することにより形成され、前記スペーサは、前記SOI基板のSiO 層を加工することにより形成されたものであり、前記枠状部材と前記可動板と前記第1の軸部材と前記第2の軸部材とは、前記SOI基板の前記一方のSi層と反対側のSi層を加工することにより形成されたものであることを特徴とする。
これにより、小型化を図りつつ、可動板の振れ角を大きくするとともに、互いに直交する2つの軸線のそれぞれの軸線まわりに可動板を回動させることができる。
特に、かかる光学デバイスは、圧電素子の伸縮方向が可動板や枠状部材の厚さ方向に直角な方向であるため、可動板や枠状部材の厚さ方向における光学デバイスの寸法を抑えつつ、圧電素子の伸縮方向での長さを大きくして、圧電素子の変位量を大きくすることができる。また、光学デバイス内の空間を有効利用して、圧電素子を設けることができる。これらのようなことから、光学デバイスの小型化を図りつつ、枠状部材の振れ角を大きくし、ひいては可動板の振れ角を大きくすることができる。
しかも、枠状部材の回動中心軸である第2の軸線近傍で枠状部材や第2の軸部材に第2の軸線まわりのトルクを与えることができる。そのため、圧電素子の変位量に対する枠状部材の回動角を大きくし、ひいては可動板の回動角を大きくすることができる。
圧電素子の変位量に対する枠状部材の回動角は、枠状部材の厚さ方向(第1の軸線および第2の軸線のそれぞれに直角な方向)における第2の軸線と圧電素子(力点)との距離に大凡応じたものとなり、当該距離や力点は、圧電素子の取り付け位置や形状などによって適宜設定される。また、圧電素子の取り付け位置は、伝達部材の厚さや形状などによって任意に設計することができる。そのため、光学デバイスの設計自由度を向上させることができる。
また、枠状部材を非共振で振動させても、枠状部材の回動角を大きくすることができる。この点でも、光学デバイスの設計自由度を向上させることができる。
本発明の光学デバイスでは、前記伝達部材は、スペーサを介して前記枠状部材上および/または前記各第2の軸部材上に接合されているので、伝達部材と枠状部材や第2の軸部材との不本意な接触を防止しつつ、伝達部材が枠状部材や第2の軸部材に圧電素子の駆動力を伝達することができる。その結果、枠状部材をより円滑に回動させることができる。
本発明の光学デバイスでは、前記伝達部材は、SOI基板の一方のSi層を加工することにより形成され、前記スペーサは、前記SOI基板のSiO層を加工することにより形成されたものであるので、比較的簡単かつ高精度に、スペーサや伝達部材を形成することができる。
本発明の光学デバイスでは、前記枠状部材と前記可動板と前記第1の軸部材と前記第2の軸部材とは、前記SOI基板の前記一方のSi層と反対側のSi層を加工することにより形成されたものであるので、比較的簡単かつ高精度に、枠状部材と可動板と第1の軸部材と第2の軸部材とを形成することができる。また、枠状部材と可動板と第1の軸部材と第2の軸部材とが一体的に形成され、かつ、これらがシリコンで構成されているため、優れた振動特性を発揮することができる。
本発明の光学デバイスでは、前記伝達部材は、前記第2の軸線の近傍で前記枠状部材上および/または前記各第2の軸部材上に接合されているので、伝達部材が圧電素子の駆動力を枠状部材や第2の軸部材に効率的に伝達することができる。
本発明の光学デバイスでは、前記圧電素子は、圧電体層と電極層とが交互に複数積層されてなることが好ましい。
これにより、圧電素子の伸縮方向の寸法と圧電素子に印加する電圧(駆動電圧)とを抑えつつ、圧電素子の変位量を大きくすることができる。
本発明の光学デバイスでは、前記圧電素子は、前記枠状部材を平面視したときに、前記枠状部材の外側に位置するように設けられていることが好ましい。
これにより、圧電素子を枠状部材に対しその厚さ方向に離間しなくても、圧電素子が枠状部材の回動を阻害するのを防止することができる。そのため、枠状部材の厚さ方向における光学デバイスの寸法を抑えつつ、枠状部材の回動角を大きくすることができる。
本発明の光学デバイスでは、前記枠状部材を前記第2の軸部材を介して支持する支持体を有しており、前記圧電素子は、前記支持体に支持されていることが好ましい。
これにより、伝達部材の形状を簡単なものとし、光学デバイスの低コスト化を図ることができる。
本発明の光学デバイスでは、前記各第2の軸部材は、その幅が厚さよりも大きい部分を有することが好ましい。
これにより、第2の軸線のブレを防止しつつ、伝達部材が圧電素子の駆動力を枠状部材や第2の軸部材に伝達することができる。
本発明の光学デバイスでは、前記第1の駆動手段は、前記可動板に対し間隔を隔てて設けられた電極を備え、前記可動板と前記電極との間に電圧を印加することによりこれらの間に静電引力を生じさせ、前記可動板を回動させるように構成されていることが好ましい。
これにより、光学デバイスの小型化を図りつつ、可動板の第1の軸線まわりの回動角を大きくすることができる。
本発明の光学デバイスでは、前記第1の駆動手段は、前記可動板を回動させる圧電素子を備えていることが好ましい。
これにより、光学デバイスの小型化を図りつつ、可動板の第1の軸線まわりの回動角を大きくすることができる。
本発明の光学デバイスでは、前記第の駆動手段は、磁性体と、該磁性体に対向するように設けられたコイルを備えた磁界印加手段とを備え、前記コイルに電圧を印加することにより前記可動板を回動させるように構成されていることが好ましい。
これにより、光学デバイスの小型化を図りつつ、可動板の第1の軸線まわりの回動角を大きくすることができる。
本発明の光スキャナは、枠状をなす枠状部材と、
前記枠状部材の内側に設けられ、光反射性を有する光反射部を備えた可動板と、
前記枠状部材に対し前記可動板を第1の軸線まわりに回動可能に支持する1対の第1の軸部材と、
前記枠状部材を前記第1の軸線に直交する第2の軸線まわりに回動可能に支持する1対の第2の軸部材と、
前記第1の軸部材を捩れ変形させながら前記可動板を前記第1の軸線まわりに回動させる第1の駆動手段と、
前記第2の軸部材を捩れ変形させながら前記枠状部材を前記第2の軸線まわりに回動させることにより、前記可動板を前記第2の軸線まわりに回動させる第2の駆動手段とを有し
前記第2の駆動手段は、前記第1の軸線に平行な方向に伸縮するように設けられた圧電素子と、平面視における前記第2の軸線上で前記枠状部材の厚さ方向での一方の面に接合され、前記圧電素子の駆動力を前記枠状部材伝達する伝達部材とを備え、通電により前記圧電素子を伸縮させることにより、前記伝達部材を前記第1の軸線に平行な方向に変位させ、前記枠状部材前記第2の軸線まわりのトルクを与え、これにより、前記枠状部材を回動させるように構成され
前記伝達部材は、スペーサを介して前記枠状部材上に接合され、
前記伝達部材は、SOI基板の一方のSi層を加工することにより形成され、前記スペーサは、前記SOI基板のSiO 層を加工することにより形成されたものであり、前記枠状部材と前記可動板と前記第1の軸部材と前記第2の軸部材とは、前記SOI基板の前記一方のSi層と反対側のSi層を加工することにより形成されたものであることを特徴とする。
これにより、小型化を図りつつ、可動板の振れ角を大きくするとともに、互いに直交する2つの軸線のそれぞれの軸線まわりに可動板を回動させることができる光スキャナを提供することができる。
本発明の画像形成装置は、枠状をなす枠状部材と、
前記枠状部材の内側に設けられ、光反射性を有する光反射部を備えた可動板と、
前記枠状部材に対し前記可動板を第1の軸線まわりに回動可能に支持する1対の第1の軸部材と、
前記枠状部材を前記第1の軸線に直交する第2の軸線まわりに回動可能に支持する1対の第2の軸部材と、
前記第1の軸部材を捩れ変形させながら前記可動板を前記第1の軸線まわりに回動させる第1の駆動手段と、
前記第2の軸部材を捩れ変形させながら前記枠状部材を前記第2の軸線まわりに回動させることにより、前記可動板を前記第2の軸線まわりに回動させる第2の駆動手段とを有し
前記第2の駆動手段は、前記第1の軸線に平行な方向に伸縮するように設けられた圧電素子と、平面視における前記第2の軸線上で前記枠状部材の厚さ方向での一方の面に接合され、前記圧電素子の駆動力を前記枠状部材伝達する伝達部材とを備え、通電により前記圧電素子を伸縮させることにより、前記伝達部材を前記第1の軸線に平行な方向に変位させ、前記枠状部材前記第2の軸線まわりのトルクを与え、これにより、前記枠状部材を回動させるように構成され
前記伝達部材は、スペーサを介して前記枠状部材上に接合され、
前記伝達部材は、SOI基板の一方のSi層を加工することにより形成され、前記スペーサは、前記SOI基板のSiO 層を加工することにより形成されたものであり、前記枠状部材と前記可動板と前記第1の軸部材と前記第2の軸部材とは、前記SOI基板の前記一方のSi層と反対側のSi層を加工することにより形成されたものであることを特徴とする。
これにより、小型化を図りつつ、可動板の振れ角を大きくするとともに、互いに直交する2つの軸線のそれぞれの軸線まわりに可動板を回動させることができる画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の光学デバイス、光スキャナ、および画像形成装置の好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の光学デバイスの第1実施形態を説明する。
図1は、本発明の光学デバイスの第1実施形態を示す斜視図、図2は、図1に示す光学デバイスの平面図、図3は、図2中のA−A線断面図、図4は、図2中のB−B線断面図、図5は、図1に示す光学デバイスの制御系の構成を示すブロック図である。
なお、以下では、説明の便宜上、図2中の紙面手前側を「上」、紙面奥側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言い、図3中の上側を「上」、下側を「下」、右側を「奥」、左側を「手前」と言い、図4中の上側を「上」、下側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言う。
図1および図2に示す光学デバイス1は、振動系を有する基体2と、この基体2を支持する支持体3とを有している。
かかる光学デバイス1にあっては、基体2の振動系に互いに直交する第1の軸線Xおよび第2の軸線Yまわりの振動を生じさせる。なお、図1では、第1の軸線Xに平行な方向を「x方向」とし、第2の軸線Yに平行な方向を「y方向」とし、x方向およびy方向のそれぞれに直角な方向を「z方向」とし、これらを図示している。
以下、光学デバイス1を構成する各部を順次説明する。
基体2は、図1および図2に示すように、枠状をなす枠状部材21と、枠状部材21の内側に設けられた可動板22と、枠状部材21に対し可動板22を回動可能に支持する1対の第1の軸部材23、24と、枠状部材21を回動可能に支持する1対の第2の軸部材25、26と、各第2の軸部材25、26を支持するための支持部27とを有している。
本実施形態では、基体2は、平面視したときに、左右対称な形状となるように形成されている。
枠状部材21は、枠状(より具体的には四角環状)をなしている。そして、この枠状部材21の下面には、枠状部材21を第2の軸線Yまわりに回動させる第2の駆動手段6の伝達部材61、63が接合されている。なお、第2の駆動手段6については、後に詳述する。
このような枠状部材21の内側には、枠状部材21に対し離間した状態で、可動板22が設けられている。
可動板22は、板状をなし、その一方の板面(上面)に光反射部221が設けられている。これにより、光学デバイス1を光スキャナ、光アッテネータ、光スイッチなどの光デバイスに適用することができる。
また、可動板22の他方の板面(下面)には、第2の軸線Yに沿って永久磁石222が設けられている。
永久磁石222は、薄膜状をなし、強磁性体を主材料として構成され、第2の軸線Yに平行な方向(y方向)に着磁(磁化)されている。すなわち、永久磁石222のx方向での両端部のうち、一端部をN極とし、他端部をS極としている。
強磁性体材料としては、特に限定されないが、各種硬磁性体材料が好適に用いられる。
また、永久磁石222は、第2の軸線Yに平行な方向にて可動板22のほぼ全域に亘って設けられている。これにより、後述するコイル41から発生した磁界を永久磁石222に対し効果的に作用させることができる。その結果、より省電力化および小型化を図りつつ、可動板22の第1の軸線Xまわりの回動角をより大きくすることができる。また、永久磁石222が可動板22の光反射部221と反対側の面に設けられているため、この点でも、光反射部221の光反射利用可能な面積を大きくすることができる。
本実施形態では、可動板22の平面視形状が円形である。すなわち、可動板22は、円板状をなしている。そのため、可動板22の慣性モーメントを抑えつつ、光反射部221の光反射に利用可能な面積を大きくすることができる。なお、可動板22の平面視形状は、光学デバイス1の設計などに応じて決定されるものであり、前述したような円板状に限定されず、例えば、4角形、5角形などの多角形状や、楕円形状、長円形状などであってもよい。
このような枠状部材21および可動板22にあっては、可動板22が1対の第1の軸部材23、24を介して枠状部材21に支持され、また、枠状部材21が1対の第2の軸部材25、26を介して支持部27に支持されている。
1対の第1の軸部材23、24および1対の第2の軸部材25、26は、それぞれ、弾性変形可能に構成されている。
そして、第1の軸部材23は、可動板22を枠状部材21に対して回動可能とするように連結し、第1の軸部材24は、可動板22を枠状部材21に対して回動可能とするように連結している。
1対の第1の軸部材23、24は、第1の軸線Xに沿って同軸的に設けられており、これらを回動中心軸(回転軸)として、可動板22が枠状部材21に対して回動可能となっている。
このような可動板22および1対の第1の軸部材23、24からなる振動系は、1対の第2の軸部材25、26を介して支持部27に支持されている。
支持部27は、前述した枠状部材21を第2の軸部材25を介して支持する支持部材271と、枠状部材21を第2の軸部材26を介して支持する支持部材272とを備えている。
第2の軸部材25、26は、それぞれ、弾性変形可能に構成されている。そして、第2の軸部材25は、枠状部材21を支持部材271に対して回動可能とするように連結し、第2の軸部材26は、枠状部材21を支持部材272に対して回動可能とするように連結している。
1対の第2の軸部材25、26、前述した第1の軸線Xに直交する第2の軸線Yに沿って同軸的に設けられており、これらを回動中心軸(回転軸)として、枠状部材21が支持部材271、272に対して回動可能となっている。
以上説明したような基体2は、例えば、シリコンを主材料として構成されている。また、基体2は、枠状部材21と可動板22と1対の第1の軸部材23、24と1対の第2の軸部材25、26と支持部27とが一体的に形成されている。
特に、本実施形態では、SOI基板の一方のSi層を加工することにより、基体2が形成されている。また、当該SOI基板の他方のSi層(前記一方のSi層とは反対側のSi層)を加工することにより、後述するスペーサ32の第2の層322と伝達部材61、63とが形成されている。さらに、当該SOI基板のSiO層を加工することにより、後述するスペーサ32の第1の層321と伝達部材63のためのスペーサ65、66とが形成されている。
前述したように枠状部材21と可動板22と1対の第1の軸部材23、24と1対の第2の軸部材25、26とがSOI基板のSi層を加工することにより形成されたものであると、比較的簡単かつ高精度に、枠状部材21と可動板22と1対の第1の軸部材23、24と1対の第2の軸部材25、26とを形成することができる。また、枠状部材21と可動板22と1対の第1の軸部材23、24と1対の第2の軸部材25、26とが一体的に形成され、かつ、これらがシリコンで構成されているため、優れた振動特性を発揮することができる。
このようにSOI基板を用いて基体2等を製造すると、簡単かつ高精度に、基体2等の構造体を形成することができる。そのため、優れた特性を有する光学デバイス1を安価に製造することができる。なお、基体2等の製造に用いる基板や基材は、前述したSOI基板に限定されない。
以上説明したような基体2の支持部27の下面には、支持体3が接合されている。
支持体3は、基板31と、この基板31の上面に接合された1対のスペーサ32とを備えている。
基板31、例えば、ガラスやシリコンなどを主材料として構成されている。
このような基板31の上面には、前述した永久磁石222に対向するようにコイル41が設けられている。
コイル41は、平面視にて可動板22の外周を囲むように形成(巻回)されており、枠状をなしている。そのため、コイル41の内側にて可動板22を回動させることができ、光学デバイス1の上下方向での寸法を抑えつつ、可動板22の回動角を大きくすることができる。
このようなコイル41には、後述する電源回路5が接続されている。この電源回路5は、周期的に変化する電圧をコイル41に印加するように構成されている。ここで、コイル41の磁界を、前述した永久磁石222に作用させることで、可動板22を第1の軸線Xまわりに回動させるようにして第1の駆動手段を構成している。
このような基板31の上面に接合された1対のスペーサ32は、一方のスペーサ32が支持部材271の下面に接合され、他方が支持部材272の下面に接合されており、基体2の振動系が振動する際、すなわち枠状部材21および可動板22が回動(振動)する際に、基板31に接触するのを防止する逃げ部(空間)を形成する。
各スペーサ32は、支持部27の下面にそれぞれ接合された第1の層321と、第1の層321の下面に接合された第2の層322とで構成されている。
前述したように、第1の層321は、SiOを主材料として構成され、第2の層322は、シリコンを主材料として構成されている。
また、各スペーサ32は、平面視にて略L字状をなしていて、第1の軸線Xに直行する面に平行な側面を有している。そして、その側面上に、後述する第2の駆動手段6の圧電素子62、64が接合・支持されている。
ここで、第2の駆動手段6について、詳述する。
枠状部材21を第2の軸線Yまわりに回動させる第2の駆動手段6は、前述した支持体3のスペーサ32に接合・支持された1対の圧電素子62、64と、1対の圧電素子62、64と前述した枠状部材21とを連結してなる1対の伝達部材61、63とを有している。
各圧電素子62、64は、第1の軸線Xに平行な方向(すなわち図1に示すx方向)に伸縮するように配置されている。このような圧電素子62は、その伸縮方向での一端がスペーサ32の支持部材271側の部分に接合・支持され、他端が伝達部材61に接合されている。また、圧電素子64は、その伸縮方向での一端がスペーサ32の支持部材272側の部分に接合・支持され、他端が伝達部材63に接合されている。
このような圧電素子62、64としては、特に限定されないが、圧電体層と電極層とが交互に複数積層されてなるものが好ましい。これにより、圧電素子62、64の伸縮方向の寸法と圧電素子62、64への印加電圧(駆動電圧)とを抑えつつ、圧電素子62、64の変位量を大きくすることができる。
このような圧電素子62、64は、後述する電源回路7に接続されていて、周期的に変化する電圧が印加されるようになっている。これにより、圧電素子62、64を伸縮させることができる。
伝達部材61は、前述した圧電素子62の駆動力を受けて、第1の軸線Xに平行な方向に変位することにより、枠状部材21を第2の軸線Yまわりに回動させる機能を有する。伝達部材61と同様に、伝達部材63は、前述した圧電素子64の駆動力を受けて、第1の軸線Xに平行な方向に変位することにより、枠状部材21を第2の軸線Yまわりに回動させる機能を有する。
このような伝達部材61は、第2の軸線Yに対し枠状部材21の厚さ方向(図1に示すz方向)に偏心した位置で枠状部材21に接合され、圧電素子62の駆動力を枠状部材21に伝達するように構成されている。伝達部材61と同様に、伝達部材63は、第2の軸線Yに対し枠状部材21の厚さ方向に偏心した位置で枠状部材21に接合され、圧電素子64の駆動力を枠状部材21に伝達するように構成されている。
より具体的に説明すると、伝達部材61は、前述した圧電素子62に支持・固定され、基板31と基体2との間でこれらに沿って設けられている。そして、伝達部材61は、第2の軸部材25近傍で枠状部材21の下面に接合されている。伝達部材61と同様に、伝達部材63は、前述した圧電素子64に支持・固定され、基板31と基体2との間でこれらに沿って設けられている。そして、伝達部材63は、第2の軸部材26近傍で枠状部材21の下面に接合されている。本実施形態では、伝達部材61は、スペーサ65を介して枠状部材21に接合され、伝達部材63は、スペーサ66を介して枠状部材21に接合されている。
このような第2の駆動手段6は、通電により圧電素子62、64を伸縮させることにより、伝達部材61、63が枠状部材21に第2の軸線Yまわりのトルクを与え、枠状部材21を回動させる。
このような第2の駆動手段6は、圧電素子62、64の伸縮方向が可動板22や枠状部材21の厚さ方向(図1に示すz方向)に直角な方向であるため、可動板22や枠状部材21の厚さ方向における光学デバイス1の寸法を抑えつつ、圧電素子62、64の伸縮方向での長さを大きくして、圧電素子62、64の変位量を大きくすることができる。また、光学デバイス1内の空間(本実施形態では平面視にて枠状部材21と支持部27との間の空間)を有効利用して、圧電素子62、64を設けることができる。これらのようなことから、光学デバイス1の小型化を図りつつ、枠状部材21の振れ角を大きくし、ひいては可動板22の振れ角を大きくすることができる。
しかも、枠状部材21の回動中心軸である第2の軸線Y近傍で枠状部材21に第2の軸線Yまわりのトルクを与えることができる。そのため、圧電素子62、64の変位量に対する枠状部材21の回動角を大きくすることができる。その結果、圧電素子62、64の伸縮方向での長さを抑えることができ、光学デバイス1は、前述したように光学デバイス1内の空間を有効利用して圧電素子62、64を配置することが容易なものとなっている。
圧電素子62、64の変位量に対する枠状部材21の回動角は、枠状部材21の厚さ方向(すなわちz方向)における第2の軸線Yと圧電素子62、64(力点)との距離に大凡応じたものとなり、当該距離や力点は、圧電素子62、64の取り付け位置や形状などによって適宜設定される。また、圧電素子62、64の取り付け位置は、伝達部材61、63の厚さや形状などによって任意に設計することができる。そのため、光学デバイス1の設計自由度を向上させることができる。
また、圧電素子62、64の変位量に対する枠状部材21の回動角を大きくすることができるため、枠状部材21を非共振で振動させても、枠状部材21の回動角を大きくすることができる。この点でも、光学デバイス1の設計自由度を向上させることができる。
さらに、伝達部材61、63が枠状部材21の厚さ方向における枠状部材21の一方の端(本実施形態では、下面)に接合されているため、伝達部材61、63が枠状部材21に効果的に第2の軸線Yまわりのトルクを与えることができる。そのため、枠状部材21の回転中心軸である第2の軸線Yのブレを防止して、枠状部材21を円滑に回動させることができる。
また、枠状部材21を平面視したときに(以下、単に「平面視」とも言う。)、伝達部材61、63が枠状部材21の外側に位置するように設けられているため、伝達部材61、63を枠状部材21に対しその厚さ方向に離間しなくても、伝達部材61、63が枠状部材21の回動を阻害するのを防止することができる。すなわち、伝達部材61、63が枠状部材21の直下に位置しないので、枠状部材21が回動時に回動角度に関わらず伝達部材61、63に不本意に接触するのを防止することができる。そのため、枠状部材21の厚さ方向における光学デバイス1の寸法を抑えつつ、枠状部材21の回動角を大きくすることができる。
また、伝達部材61がスペーサ65を介して枠状部材21に接合されるとともに伝達部材63がスペーサ66を介して枠状部材21に接合されているため、伝達部材61、63と枠状部材21や各第2の軸部材25、26との不本意な接触を防止しつつ、伝達部材61、63が枠状部材21に圧電素子62、64の駆動力を伝達することができる。その結果、枠状部材21(ひいては可動板22)をより円滑に回動させることができる。
ここで、伝達部材61、63がSOI基板の一方のSi層を加工することにより形成され、スペーサ65、66が前記SOI基板のSiO層を加工することにより形成されたものであるため、比較的簡単かつ高精度に、スペーサ65、66や伝達部材61、63を形成することができる。
また、伝達部材61、63が第2の軸線Yの近傍で枠状部材21に接合されているため、伝達部材61、63がそれぞれ対応する圧電素子62、64の駆動力を枠状部材21に効率的に伝達することができる。
さらに、平面視にて圧電素子62、64が第1の軸線Xに対して対称になるように設けられているため、より確実に、伝達部材61、63がそれぞれ対応する圧電素子62、64の駆動力を第1の軸線Xに平行な方向のまま枠状部材21に伝達することができる。そのため、第2の軸線Yのブレを防止して、枠状部材21(ひいては可動板22)をより安定的に回動させることができる。
また、平面視にて圧電素子62、64が枠状部材21の外側に位置するように設けられているため、圧電素子62、64を枠状部材21に対しその厚さ方向に離間しなくても、圧電素子62、64が枠状部材21の回動を阻害するのを防止することができる。そのため、枠状部材21の厚さ方向における光学デバイス1の寸法を抑えつつ、枠状部材21の回動角を大きくすることができる。
また、圧電素子62、64が支持体3(より具体的にはスペーサ32)に支持されているため、伝達部材61、63の形状を簡単なものとし、光学デバイス1の低コスト化を図ることができる。
このように第2の駆動手段6が枠状部材21を回動させる圧電素子62、64を備えて構成されていると、光学デバイス1の小型化を図りつつ、可動板22の第2の軸線Yまわりの回動角を大きくすることができる。
ここで、図5に基づいて、光学デバイス1の制御系を説明する。
光学デバイス1は、前述したコイル41および圧電素子62、64に電圧を印加する電源回路7と、この電源回路7の駆動を制御する制御部8とを有している。
電源回路7は、コイル41に印加する第1の電圧を発生する第1の電圧発生部71と、圧電素子62、64にそれぞれに印加する第2の電圧を発生する第2の電圧発生部72とを備えている。
第1の電圧発生部71は、第1の周波数にて周期的に変化する第1の電圧を発生するようになっている。そして、第1の電圧発生部71は、コイル41に接続されていて、かかる第1の電圧をコイル41に印加する。
第1の電圧としては、コイル41に周期的に強度の変化する磁界を発生させることができるものであれば、特に限定されず、例えば、交流、間欠的な直流などが挙げられる。また、後述するように可動板22の第1の軸線Xまわりの回動を水平走査に用いる場合、第1の電圧としては、例えば、正弦波や矩形波のような波形をなすものが好適に用いられる。
また、第1の周波数としては、特に限定されないが、後述するように可動板22の第1の軸線Xまわりの回動を水平走査に用いる場合、例えば、10〜40kHzが好適に用いられる。
第2の電圧発生部72は、第2の周波数にて周期的に変化する第2の電圧を発生するようになっている。そして、第2の電圧発生部72は、圧電素子62、64にそれぞれ接続されていて、かかる第2の電圧を圧電素子62、64のそれぞれに印加する。
第2の電圧としては、圧電素子62、64を伸縮することができるものであれば、特に限定されず、例えば、交流、間欠的な直流などが挙げられる。また、後述するように可動板22の第2の軸線Yまわりの回動を垂直走査に用いる場合、第2の電圧としては、例えば、鋸波のような波形をなすものが好適に用いられる。
また、第2の周波数としては、特に限定されないが、後述するように可動板22の第2の軸線Yまわりの回動を垂直走査に用いる場合、例えば、40〜80Hz(60Hz程度)が好適に用いられる。
このように構成された電源回路7の駆動を制御する制御部8は、図示しない挙動検出手段によって検出された可動板22の挙動情報(例えば、周波数)に基づき、前述した第1の電圧発生部71および第2の電圧発生部72のそれぞれの駆動を制御するようになっている。
以上説明したように構成された光学デバイス1は、次のようにして作動する。
電源回路7が、コイル41に前述した第1の電圧を印加するとともに、圧電素子62、64にそれぞれ前述した第2の電圧を印加する。
例えば、第1の電圧が交流である場合、コイル41に流れる電流の方向が交互に切り換わる。
このとき、コイル41が可動板22の厚さ方向の磁界を発生させる。そのため、可動板22と永久磁石222との間には、可動板22を傾けるような吸引力および反発力が生じる。したがって、前述したようにコイル41に流れる電流の方向が交互に切り換わると、可動板22が第1の軸線Xまわりに回動・振動する。
一方、第2の電圧が印加された圧電素子62、64は、前述した第2の周波数で、第1の軸線Xに平行な方向(すなわち図1に示すx方向)に伸縮する。このような圧電素子62、64の駆動力を受けて、伝達部材61、63が、前述した第2の周波数で、第1の軸線Xに平行な方向(すなわち図1に示すy方向)に振動(変位)する。その結果、圧電素子62、64の駆動力が伝達部材61、63を介して枠状部材21の下面の第2の軸線Y付近に伝達される。すなわち、枠状部材21に第2の軸線Yまわりのトルクを与え、1対の第2の軸部材25、26を捩れ変形させながら枠状部材21を回動させ、これに伴って、可動板22を第2の軸線Yまわりに回動させる。
このような駆動により、可動板22を、第1の軸線Xまわりに第1の周波数で回動(振動)させながら、第2の軸線Yまわりに第2の周波数で回動(振動)させる。すなわち、可動板22を互いに直交する2軸まわりに回動させることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の光学デバイスの第2実施形態を説明する。
図6は、本発明の光学デバイスの第2実施形態を示す平面図、図7は、図6中のB−B線断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図6中の紙面手前側を「上」、紙面奥側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言い、図7中の上側を「上」、下側を「下」、右側を「奥」、左側を「手前」と言う。
以下、第2実施形態の光学デバイスについて、前述した第1実施形態の光学デバイスとの相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2実施形態の光学デバイス1Aは、図6および図7に示すように、第1の駆動手段の構成が異なる以外は、第1実施形態の光学デバイス1とほぼ同様である。
第2実施形態の光学デバイス1Aは、図6および図7に示すように、1対の第1の軸部材23、24に回動可能に支持された可動板22Aの板面(下面)に対向する1対の電極42、43を備えている。かかる光学デバイス1Aでは、電極42と可動板22Aとの間と、電極43と可動板22Aとの間とに交互に電圧を印加することにより、可動板22Aを第1の軸線Xまわりに回動させるようにして第1の駆動手段を構成している。
1対の電極42、43は、それぞれ、支持体3の基板31の上面に支持・固定されている。
また、1対の電極42、43は、平面視にて第1の軸線Xを介して互いに離間しつつ、可動板22Aに対向している。
各電極42、43は、薄膜状をなし、平面視にて第1の軸線Xに対し対称となるように形成されている。
このような電極42、43は、図示しない電源回路に接続されている。
このような第1の駆動手段は、次のようにして作動する。
電極42と可動板22Aとの間と、電極43と可動板22Aとの間とに交互に電圧を印加する(電位差を生じさせる)。すると、電極42と可動板22Aとの間と、電極43と可動板22Aとの間とに交互に静電引力が生じる。
この静電気力により、可動板22Aは、第1の軸線Xまわりに回動・振動する。
以上のような本実施形態の光学デバイス1Aにおいても、前述した第1の実施形態の光学デバイス1と同様の効果の効果を発揮することができる。また、本実施形態の光学デバイス1Aは、前述したような第1の駆動手段を備えているので、光学デバイス1Aの小型化を図りつつ、可動板22の第1の軸線Xまわりの回動角を大きくすることができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の光学デバイスの第3実施形態を説明する。
図8は、本発明の光学デバイスの第3実施形態を示す平面図、図9は、図8中のB−B線断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図8中の紙面手前側を「上」、紙面奥側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言い、図9中の上側を「上」、下側を「下」、右側を「奥」、左側を「手前」と言う。
以下、第3実施形態の光学デバイスについて、前述した第1実施形態の光学デバイスとの相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第3実施形態の光学デバイス1Bは、図8および図9に示すように、第1の駆動手段の構成が異なる以外は、第1実施形態の光学デバイス1とほぼ同様である。
第3実施形態の光学デバイス1B(基体2B)は、図8および図9に示すように、枠状部材21の内側に設けられ、光反射部221Bを備えた可動板22Bと、可動板22Bを枠状部材21に対し回動可能に支持する1対の第1の軸部材23B、24Bとを有している。
そして、第1の軸部材23Bは、可動板22Bに離間して設けられた駆動部材231と、駆動部材231と可動板22とを連結する第1の連結部材232と、駆動部材231と枠状部材21とを連結する1対の第2の連結部材233、234とを有している。これと同様に、第1の軸部材24Bは、可動板22Bに離間して設けられた駆動部材241と、駆動部材241と可動板22とを連結する第1の連結部材242と、駆動部材241と枠状部材21とを連結する1対の第2の連結部材243、244とを有している。
1対の駆動部材231、241は、可動板22Bを介して互いに間隔を隔てて設けられている。
第1の連結部材232は、弾性変形可能に構成され、可動板22Bを駆動部材231に対して回動可能とするように連結している。同様に、第1の連結部材242は、弾性変形可能に構成され、可動板22を駆動部材241に対して回動可能とするように連結している。
1対の第1の連結部材232、242は、第1の軸線Xに沿って同軸的に設けられており、これらを回動中心軸(回転軸)として、可動板22Bが各駆動部材231、241に対して回動可能となっている。
一方、1対の第2の連結部材233、234は、第1の軸線Xを介して互いに対向するように設けられ、それぞれ、弾性変形可能に構成されているとともに、駆動部材231を枠状部材21に対して回動可能とするように連結している。同様に、1対の第2の連結部材243、244は、第1の軸線Xを介して互いに対向するように設けられ、それぞれ、弾性変形可能に構成されているとともに、駆動部材241を枠状部材21に対して回動可能とするように連結している。
このような1対の第2の連結部材233、234および1対の第2の連結部材243、244は、第1の軸線Xを回動中心軸(回転軸)として、各駆動部材231、241が枠状部材21に対して回動可能となっている。
また、第2の連結部材233上には圧電素子235、第2の連結部材234上には圧電素子236が接合されている。圧電素子235、236は、それぞれ、第1の軸線Xに平行な方向に伸縮するように設けられている。このような圧電素子235、236を交互に作動させること(一方を伸張させ、他方を収縮させること)により、1対の第2の連結部材233、234を互いに反対方向に曲げ変形させ、駆動部材231を第1の軸線Xまわりに回動させることができる。
これと同様に、第2の連結部材243上には圧電素子245、第2の連結部材244上には圧電素子246が接合されている。圧電素子245、246は、それぞれ、第1の軸線Xに平行な方向に伸縮するように設けられている。このような圧電素子245、246を交互に作動させること(一方を伸張させ、他方を収縮させること)により、1対の第2の連結部材243、244を互いに反対方向に曲げ変形させ、駆動部材241を第1の軸線Xまわりに回動させることができる。
このような圧電素子235、236、245、246は、それぞれ、図示しない電源回路に接続されている。
このように圧電素子235、236、245、246の作動により、各第2の連結部材233、234、243、244を曲げ変形させて、駆動部材231、241を回動させ、これに伴って、各第1の連結部材232、242を捩れ変形させながら可動板22Bを回動させるようにして第1の駆動手段を構成している。
以上のような本実施形態の光学デバイス1Bにおいても、前述した第1の実施形態の光学デバイス1と同様の効果の効果を発揮することができる。また、本実施形態の光学デバイス1Bは、前述したような第1の駆動手段を備えているので、光学デバイス1Bの小型化を図りつつ、可動板22の第1の軸線Xまわりの回動角を大きくすることができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の光学デバイスの第4実施形態を説明する。
図10は、本発明の光学デバイスの第4実施形態を示す平面図、図11は、図10中のB−B線断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図10中の紙面手前側を「上」、紙面奥側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言い、図11中の上側を「上」、下側を「下」、右側を「奥」、左側を「手前」と言う。
以下、第4実施形態の光学デバイスについて、前述した第1実施形態の光学デバイスとの相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第4実施形態の光学デバイス1Cは、図10および図11に示すように、第1の駆動手段の構成が異なる以外は、第1実施形態の光学デバイス1とほぼ同様である。
第4実施形態の光学デバイス1Cは、図10および図11に示すように、基体2Cにて1対の第1の軸部材23、24に回動可能に支持された可動板22Cの下面に設けられた1対の軟磁性体223、224と、この1対の軟磁性体223、224に対応して可動板22Cの下方に設けられた1対のコイル44、45とを備えている。かかる光学デバイス1Cでは、コイル44とコイル45とに交互に通電することにより、可動板22Cを第1の軸線Xまわりに回動させるようにして第1の駆動手段を構成している。
1対の軟磁性体223、224は、第2の軸線Yに平行な方向(y方向)における可動板22Cの両端部(第1の軸線Xに対して可動板22Cの遠位の両端部)に設けられている。
1対の軟磁性体223、224は、それぞれ、薄膜状をなし、軟磁性体材料を主材料として構成されている。
軟磁性体材料としては、特に限定されないが、例えば、Fe、各種Fe合金(ケイ素鉄、パーマロイ、アモルファス、センダストなど)、軟磁性フェライトなどが挙げられる。
一方、1対のコイル44、45は、支持体3の基板31の上面に支持・固定されている。
図10に示すように、コイル44は、平面視にて軟磁性体223の外周を囲むように形成(巻回)されており、枠状をなしている。コイル44と同様に、コイル45は、平面視にて軟磁性体224の外周を囲むように形成(巻回)されており、枠状をなしている。
このような各コイル44、45には、図示しない電源回路が接続されている。この電源回路は、間欠的な直流をコイル44、45に交互に印加するように構成されている。
このような第1の駆動手段は、次のようにして作動する。
1対のコイル44、45に交互に、間欠的な直流を印加する。
コイル44に電流が印加されているときには、コイル44による磁界により軟磁性体223がコイル44側へ引き付けられる。
一方、コイル45に電流が印加されているときには、コイル45による磁界により軟磁性体224がコイル45側へ引き付けられる。
したがって、前述したように1対のコイル44、45に交互に間欠的な直流を印加すると、可動板22Cが第1の軸線Xまわりに回動・振動する。
以上のような本実施形態の光学デバイス1Cにおいても、前述した第1の実施形態の光学デバイス1と同様の効果の効果を発揮することができる。また、本実施形態の光学デバイス1Cは、前述したような第2の駆動手段を備えているので、光学デバイス1Cの小型化を図りつつ、可動板22の第1の軸線Xまわりの回動角を大きくすることができる。
以上説明したような光学デバイス1〜1Cは、例えば、レーザープリンタ、バーコードリーダー、走査型共焦点レーザー顕微鏡、イメージング用ディスプレイ等の画像形成装置に備える光スキャナに好適に適用することができる。
ここで、図12および図13に基づき、画像形成装置の一例として、光学デバイス1をイメージング用ディスプレイの光スキャナとして用いた場合を説明する。
図12は、本発明の画像形成装置(イメージングディスプレイ)の一例を示す概略図、図13は、図12に示す画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。
図12に示すように、画像形成装置10は、光スキャナである光学デバイス1と、この光学デバイス1に光を照射する光照射装置9とを備え、光照射装置9からの光を光学デバイス1で主走査および副走査することにより、スクリーンS上に画像を形成(描画)する。
なお、スクリーンSは、画像形成装置10の本体に備えられたものであっても別体であってもよい。また、スクリーンSの表面(視認側の面)に光照射装置9からの光を照射し表示してもよいし、スクリーンSの裏面(視認側の面とは反対側の面)に光照射装置9からの光を照射し表面に透過させ表示してもよい。
光照射装置9は、図13に示すように、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色の光源91、92、93と、クロスダイクロイックプリズム(Xプリズム)94と、ミラー95と、レンズ96とを備えている。
光源91は、赤色の光を発するものであり、光源91を駆動するための光源ドライバー81に接続されている。また、光源92は、緑色の光を発するものであり、光源92を駆動するための光源ドライバー82に接続されている。また、光源93は、青色の光を発するものであり、光源93を駆動するための光源ドライバー83に接続されている。
各光源ドライバー81、82、83は、制御部8Aに接続されていて、この制御部8Aからの信号に基づき作動する。ここで、制御部8Aは、図示しないホストコンピュータから画像情報(画像信号)を受け、この画像情報に応じて、各光源ドライバー81、82、83を作動させる。また、制御部8Aは、図示しない検知手段によって検知された光学デバイス1(可動板22)の挙動情報に基づき電源回路7の駆動を制御するようになっている。
このような画像形成装置10にあっては、光源91、92、93からクロスダイクロイックプリズム94、ミラー95、およびレンズ96を介して光学デバイス1(光反射部221)に各色の光が照射される。このとき、光源91からの赤色の光と、光源92からの緑色の光と、光源93からの青色の光とが、クロスダイクロイックプリズム94にて合成される。また、各色の光源91、92、93から出力される光の強度は、図示しないホストコンピュータから受けた画像情報に応じて変化する。
そして、光反射部221で反射した光(3色の合成光)は、スクリーンS上に照射される。
その際、光学デバイス1の可動板22の第1の軸線Xまわりの回動により、光反射部221で反射した光は、スクリーンSの横方向に走査(主走査)される。一方、光学デバイス1の可動板22の第2の軸線Yまわりの回動により、光反射部221で反射した光は、スクリーンSの縦方向に走査(副走査)される。
このようにして画像形成装置10は、スクリーンS上に画像形成(描画)を行う。このような画像形成装置10にあって、光学デバイス1を1つ設けるだけで、2次元走査、すなわち主走査(水平走査)および副走査(垂直走査)を行うことができ、低コスト化および小型化を図ることができる。
以上、本発明の光学デバイス、光スキャナ、および画像形成装置について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、本発明の光学デバイス等では、各部の構成は、同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。
また、前述した実施形態では、第2の駆動手段が2つの圧電素子を有するものを説明したが、第1の駆動手段は1個または3個以上の圧電素子を有するものであってもよい。この場合、伝達部材は、第1の駆動手段と同様に1つであってもよいし、各圧電素子に対応して複数設けられていてもよい。
また、前述した実施形態では、第2の駆動手段の伝達部材が枠状部材に接合されているものを説明したが、かかる伝達部材は第2の軸部材に接合されていてもよい。
また、前述した実施形態では、可動板および1対の第1の軸部材が1自由度または2自由度の振動系を構成するように第1の軸部材が形成されているものを説明したが、可動板および1対の第1の軸部材は、3自由度以上の振動系を構成するものであってもよい。
また、前述した実施形態では、光反射部が可動板の上面(支持体とは逆側の面)に設けられている構成について説明したが、例えば、その逆に設けられている構成であってもよい。この場合、基板31に透明基板を採用したり、基板31に開口部を形成する。
本発明の光学デバイスの第1実施形態を示す斜視図である。 図1に示す光学デバイスの平面図である。 図2中のA−A線断面図である。 図2中のB−B線断面図である。 図1に示す光学デバイスの制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の光学デバイスの第2実施形態を示す平面図である。 図6中のB−B線断面図である。 本発明の光学デバイスの第3実施形態を示す平面図である。 図8中のB−B線断面図である。 本発明の光学デバイスの第4実施形態を示す平面図である。 図10中のB−B線断面図である。 本発明の画像形成装置(イメージングディスプレイ)の一例を示す概略図である。 図12に示す画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1、1A、1B、1C……光学デバイス(光スキャナ) 2、2B、2C……基体 21……枠状部材 22、22A、22B、22C……可動板 221、221B……光反射部 222……永久磁石 223、224……軟磁性体 23、23B、24、24B……第1の軸部材 231、241……駆動部材 232、242……第1の連結部材 233、234、243、244……第2の連結部材 235、236、245、246……圧電素子 25、26……第2の軸部材 271、272……支持部材 3……支持体 31……基板 32……スペーサ 41……コイル 42、43……電極 44、45……コイル 5……電源回路 55、56……スペーサ 6……第2の駆動手段 61、63……伝達部材 62、64……圧電素子 7……電源回路 71……第1の電圧発生部 72……第2の電圧発生部 8、8A……制御部 81、82、83……光源ドライバー 9……光照射装置 91、92、93……光源 94……クロスダイクロイックプリズム 95……ミラー 96……レンズ S……スクリーン 10……画像形成装置 X……第1の軸線 Y……第2の軸線

Claims (10)

  1. 枠状をなす枠状部材と、
    前記枠状部材の内側に設けられ、光反射性を有する光反射部を備えた可動板と、
    前記枠状部材に対し前記可動板を第1の軸線まわりに回動可能に支持する1対の第1の軸部材と、
    前記枠状部材を前記第1の軸線に直交する第2の軸線まわりに回動可能に支持する1対の第2の軸部材と、
    前記第1の軸部材を捩れ変形させながら前記可動板を前記第1の軸線まわりに回動させる第1の駆動手段と、
    前記第2の軸部材を捩れ変形させながら前記枠状部材を前記第2の軸線まわりに回動させることにより、前記可動板を前記第2の軸線まわりに回動させる第2の駆動手段とを有し
    前記第2の駆動手段は、前記第1の軸線に平行な方向に伸縮するように設けられた圧電素子と、平面視における前記第2の軸線上で前記枠状部材の厚さ方向での一方の面に接合され、前記圧電素子の駆動力を前記枠状部材伝達する伝達部材とを備え、通電により前記圧電素子を伸縮させることにより、前記伝達部材を前記第1の軸線に平行な方向に変位させ、前記枠状部材前記第2の軸線まわりのトルクを与え、これにより、前記枠状部材を回動させるように構成され
    前記伝達部材は、スペーサを介して前記枠状部材上に接合され、
    前記伝達部材は、SOI基板の一方のSi層を加工することにより形成され、前記スペーサは、前記SOI基板のSiO 層を加工することにより形成されたものであり、前記枠状部材と前記可動板と前記第1の軸部材と前記第2の軸部材とは、前記SOI基板の前記一方のSi層と反対側のSi層を加工することにより形成されたものであることを特徴とする光学デバイス。
  2. 前記圧電素子は、圧電体層と電極層とが交互に複数積層されてなる請求項に記載の光学デバイス。
  3. 前記圧電素子は、前記枠状部材を平面視したときに、前記枠状部材の外側に位置するように設けられている請求項1または2に記載の光学デバイス。
  4. 前記枠状部材を前記第2の軸部材を介して支持する支持体を有しており、前記圧電素子は、前記支持体に支持されている請求項1ないしのいずれかに記載の光学デバイス。
  5. 前記各第2の軸部材は、その幅が厚さよりも大きい部分を有する請求項1ないしのいずれかに記載の光学デバイス。
  6. 前記第1の駆動手段は、前記可動板に対し間隔を隔てて設けられた電極を備え、前記可動板と前記電極との間に電圧を印加することによりこれらの間に静電引力を生じさせ、前記可動板を回動させるように構成されている請求項1ないしのいずれかに記載の光学デバイス。
  7. 前記第1の駆動手段は、前記可動板を回動させる圧電素子を備えている請求項1ないしのいずれかに記載の光学デバイス。
  8. 前記第の駆動手段は、磁性体と、該磁性体に対向するように設けられたコイルを備えた磁界印加手段とを備え、前記コイルに電圧を印加することにより前記可動板を回動させるように構成されている請求項1ないしのいずれかに記載の光学デバイス。
  9. 枠状をなす枠状部材と、
    前記枠状部材の内側に設けられ、光反射性を有する光反射部を備えた可動板と、
    前記枠状部材に対し前記可動板を第1の軸線まわりに回動可能に支持する1対の第1の軸部材と、
    前記枠状部材を前記第1の軸線に直交する第2の軸線まわりに回動可能に支持する1対の第2の軸部材と、
    前記第1の軸部材を捩れ変形させながら前記可動板を前記第1の軸線まわりに回動させる第1の駆動手段と、
    前記第2の軸部材を捩れ変形させながら前記枠状部材を前記第2の軸線まわりに回動させることにより、前記可動板を前記第2の軸線まわりに回動させる第2の駆動手段とを有し
    前記第2の駆動手段は、前記第1の軸線に平行な方向に伸縮するように設けられた圧電素子と、平面視における前記第2の軸線上で前記枠状部材の厚さ方向での一方の面に接合され、前記圧電素子の駆動力を前記枠状部材伝達する伝達部材とを備え、通電により前記圧電素子を伸縮させることにより、前記伝達部材を前記第1の軸線に平行な方向に変位させ、前記枠状部材前記第2の軸線まわりのトルクを与え、これにより、前記枠状部材を回動させるように構成され
    前記伝達部材は、スペーサを介して前記枠状部材上に接合され、
    前記伝達部材は、SOI基板の一方のSi層を加工することにより形成され、前記スペーサは、前記SOI基板のSiO 層を加工することにより形成されたものであり、前記枠状部材と前記可動板と前記第1の軸部材と前記第2の軸部材とは、前記SOI基板の前記一方のSi層と反対側のSi層を加工することにより形成されたものであることを特徴とする光スキャナ。
  10. 枠状をなす枠状部材と、
    前記枠状部材の内側に設けられ、光反射性を有する光反射部を備えた可動板と、
    前記枠状部材に対し前記可動板を第1の軸線まわりに回動可能に支持する1対の第1の軸部材と、
    前記枠状部材を前記第1の軸線に直交する第2の軸線まわりに回動可能に支持する1対の第2の軸部材と、
    前記第1の軸部材を捩れ変形させながら前記可動板を前記第1の軸線まわりに回動させる第1の駆動手段と、
    前記第2の軸部材を捩れ変形させながら前記枠状部材を前記第2の軸線まわりに回動させることにより、前記可動板を前記第2の軸線まわりに回動させる第2の駆動手段とを有し
    前記第2の駆動手段は、前記第1の軸線に平行な方向に伸縮するように設けられた圧電素子と、平面視における前記第2の軸線上で前記枠状部材の厚さ方向での一方の面に接合され、前記圧電素子の駆動力を前記枠状部材伝達する伝達部材とを備え、通電により前記圧電素子を伸縮させることにより、前記伝達部材を前記第1の軸線に平行な方向に変位させ、前記枠状部材前記第2の軸線まわりのトルクを与え、これにより、前記枠状部材を回動させるように構成され
    前記伝達部材は、スペーサを介して前記枠状部材上に接合され、
    前記伝達部材は、SOI基板の一方のSi層を加工することにより形成され、前記スペーサは、前記SOI基板のSiO 層を加工することにより形成されたものであり、前記枠状部材と前記可動板と前記第1の軸部材と前記第2の軸部材とは、前記SOI基板の前記一方のSi層と反対側のSi層を加工することにより形成されたものであることを特徴とする画像形成装置。
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