JP4232835B2 - アクチュエータ、光スキャナおよび画像形成装置 - Google Patents

アクチュエータ、光スキャナおよび画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、アクチュエータ、光スキャナおよび画像形成装置に関するものである。
例えば、プリンタ等にて光走査により描画を行うための光スキャナとして、2次元的に光を走査する光スキャナが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の光スキャナは、枠状の外側可動板と、この外側可動板をX軸まわりに遥動(回動)可能に軸支する1対の第1のトーションバーと、外側可動板の内側に設けられた内側可動板と、この内側可動板をX軸に直交するY軸まわりに遥動可能に軸支する1対の第2のトーションバーとを備えるスキャナ本体と、外側可動板および内側可動板のそれぞれに設けられた1対の駆動コイルと、スキャナ本体を介して互いに対向するように設けられた1対の永久磁石とを有している。
しかし、このような光スキャナは、光スキャナ本体を介して互いに対向するように1対の永久磁石を設けているため、光スキャナの小型化を図ることが難しい。また、駆動コイルを外側可動板および内側可動板のそれぞれに1つずつ設けているため、低コスト化を図ることが難しい。
特開平8−322227号公報
本発明の目的は、低コスト化および小型化を図りつつ、可動板をX軸およびX軸に直交するY軸のそれぞれの軸まわりに回動させることのできるアクチュエータ、光スキャナおよび画像形成装置を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明のアクチュエータは、枠状の駆動部材と、前記駆動部材をX軸まわりに回動可能とするように、前記駆動部材を両持ち支持する1対の第1の軸部材とで構成された第1の振動系と、
前記駆動部材の内側に設けられた可動板と、前記可動板を前記X軸に直交するY軸まわりに回動可能とするように、前記可動板を前記駆動部材に両持ち支持する1対の第2の軸部材とで構成された第2の振動系と、
前記駆動部材に設けられた永久磁石と、該永久磁石に対向するように設けられたコイルと、該コイルに電圧を印加する電圧印加手段とを備える駆動手段とを有し、
前記永久磁石は、前記可動板の平面視にて、両極を結ぶ線分が前記X軸および前記Y軸のそれぞれの軸に対して傾斜するように設けられており、
前記電圧印加手段は、互いに周波数の異なる第1の交番電圧と第2の交番電圧とを発生させる電圧発生部と、前記第1の電圧と前記第2の電圧とを重畳する電圧重畳部とを備え、前記電圧重畳部で重畳された電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を前記第1の電圧の周波数で前記X軸まわりに回動させつつ、前記第2の電圧の周波数で前記Y軸まわりに回動させるように構成されていることを特徴とする。
これにより、低コスト化および小型化を図りつつ、前記可動板を前記X軸および前記Y軸のそれぞれの軸まわりに回動させることのできるアクチュエータを提供することができる。
本発明のアクチュエータでは、前記第1の電圧の周波数が前記第1の振動系の共振周波数と等しいか、または、前記第2の電圧の周波数が前記第2の振動系の共振周波数と等しいことが好ましい。
これにより、円滑に、前記可動板を前記X軸および前記Y軸のそれぞれの軸まわりに回動させることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記第2の電圧の周波数が前記第2の振動系の共振周波数と等しく、前記第1の電圧の周波数が前記第1の振動系の共振周波数と異なっている好ましい。
これにより、極めて円滑に、前記可動板を前記X軸および前記Y軸のそれぞれの軸まわりに回動させることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記第2の電圧の周波数は、前記第1の電圧の周波数よりも大きいことが好ましい。
これにより、より確実かつより円滑に、前記可動板を前記X軸まわりに前記第1の電圧の周波数で回動させつつ、前記Y軸まわりに前記第2の電圧の周波数で回動させることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記永久磁石は、長手形状をなし、前記X軸と前記Y軸との交点を通り、かつ、前記X軸または前記Y軸に対して30〜60度傾斜する線分に沿って設けられていることが好ましい。
これにより、極めて円滑に、前記可動板を前記X軸および前記Y軸のそれぞれの軸まわりに回動させることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記永久磁石には、前記可動板との接触を防止する逃げ部が形成されていることが好ましい。
これにより、より円滑に、前記可動板を前記Y軸まわりに回動させることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記逃げ部は、前記永久磁石の前記可動板側の面に形成された凹部であることが好ましい。
これにより、極めて簡単に前記逃げ部を形成することができる。
本発明のアクチュエータでは、前記コイルは、前記永久磁石の直下に設けられていることが好ましい。
これにより、アクチュエータの省電力化および小型化を図ることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記コイルは、前記可動板の平面視にて、前記駆動部材の外周を囲むように形成されていることが好ましい。
これにより、前記コイルと前記永久磁石との離間距離を極めて小さくすることができる。その結果、前記コイルから発生する磁界を効率的に前記永久磁石に作用させることができる。すなわち、アクチュエータの省電力化および小型化を図ることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記可動板は、前記永久磁石とは反対側の面に光反射性を有する光反射部を備えていることが好ましい。
これにより、アクチュエータを例えば、レーザープリンタ、バーコードリーダー、走査型共焦点レーザー顕微鏡、イメージング用ディスプレイ等の画像形成装置に備える光学デバイスとして用いることができる。
本発明の光スキャナは、枠状の駆動部材と、前記駆動部材をX軸まわりに回動可能とするように、前記駆動部材を両持ち支持する1対の第1の軸部材とで構成された第1の振動系と、
前記駆動部材の内側に設けられ、光反射性を有する光反射部を備える可動板と、前記可動板を前記X軸に直交するY軸まわりに回動可能とするように、前記可動板を前記駆動部材に両持ち支持する1対の第2の軸部材とで構成された第2の振動系と、
前記駆動部材に設けられた永久磁石と、該永久磁石に対向するように設けられたコイルと、該コイルに電圧を印加する電圧印加手段とを備える駆動手段とを有し、
前記永久磁石は、前記可動板の平面視にて、両極を結ぶ線分が前記X軸および前記Y軸のそれぞれの軸に対して傾斜するように設けられており、
前記電圧印加手段は、互いに周波数の異なる第1の交番電圧と第2の交番電圧とを発生させる電圧発生部と、前記第1の電圧と前記第2の電圧とを重畳する電圧重畳部とを備え、前記電圧重畳部で重畳された電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を前記第1の電圧の周波数で前記X軸まわりに回動させつつ、前記第2の電圧の周波数で前記Y軸まわりに回動させ、前記光反射部で反射した光を2次元的に走査するように構成されていることを特徴とする。
これにより、低コスト化および小型化を図りつつ、前記可動板を前記X軸および前記Y軸のそれぞれの軸まわりに回動させ、2次元的に光を走査することのできる光スキャナを提供することができる。
本発明の画像形成装置は、枠状の駆動部材と、前記駆動部材をX軸まわりに回動可能とするように、前記駆動部材を両持ち支持する1対の第1の軸部材とで構成された第1の振動系と、
前記駆動部材の内側に設けられ、光反射性を有する光反射部を備える可動板と、前記可動板を前記X軸に直交するY軸まわりに回動可能とするように、前記可動板を前記駆動部材に両持ち支持する1対の第2の軸部材とで構成された第2の振動系と、
前記駆動部材に設けられた永久磁石と、該永久磁石に対向するように設けられたコイルと、該コイルに電圧を印加する電圧印加手段とを備える駆動手段とを有し、
前記永久磁石は、前記可動板の平面視にて、両極を結ぶ線分が前記X軸および前記Y軸のそれぞれの軸に対して傾斜するように設けられており、
前記電圧印加手段は、互いに周波数の異なる第1の交番電圧と第2の交番電圧とを発生させる電圧発生部と、前記第1の電圧と前記第2の電圧とを重畳する電圧重畳部とを備え、前記電圧重畳部で重畳された電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を前記第1の電圧の周波数で前記X軸まわりに回動させつつ、前記第2の電圧の周波数で前記Y軸まわりに回動させ、前記光反射部で反射した光を2次元的に走査するように構成された光スキャナを備えることを特徴とする。
これにより、低コスト化および小型化を図りつつ、前記可動板を前記X軸および前記Y軸のそれぞれの軸まわりに回動させ、2次元的に光を走査することのできる光スキャナを備えた画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明のアクチュエータ、光スキャナおよび画像形成装置の好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明のアクチュエータの好適な実施形態を示す平面図、図2は、図1中のA−A線断面図、図3は、図1に示すアクチュエータが備える駆動手段を示すブロック図、図4は、図3に示す第1の電圧発生部および第2の電圧発生部での発生電圧の一例を示す図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1中の紙面手前側を「上」、紙面奥側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言い、図2中の上側を「上」、下側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言う。
図1に示すように、アクチュエータ1は、第1の振動系21と第2の振動系22とを備える基体2を備えている。さらに、図2に示すように、アクチュエータ1は、接合層4を介して基体2を支持する支持基板3と、支持基板3を介して基体2と対向する対向基板5と、第1の振動系21および第2の振動系22のそれぞれを駆動させる駆動手段6とを備えている。
図1に示すように、基体2は、枠状の支持部23と、支持部23に支持された第1の振動系21と、第1の振動系21に支持された第2の振動系22とを備えている。
第1の振動系21は、支持部23の内側に設けられた枠状の駆動部材211と、駆動部材211を支持部23に両持ち支持する1対の第1の軸部材212、213とで構成されている。また、第2の振動系22は、駆動部材211の内側に設けられた可動板221と、可動板221を駆動部材211に両持ち支持する1対の第2の軸部材222、223とで構成されている。
すなわち、基体2は、可動板221と、1対の第2の軸部材222、223と、駆動部材211と、1対の第2の軸部材212、213と、支持部23とで構成されている。
駆動部材211は、図1の平面視(すなわち、可動板221の平面視)にて、円環状をなしている。ただし、駆動部材211の形状は、枠状をなしていれば、特に限定されない。そして、この駆動部材211の下面には、後述する永久磁石61が設けられている。このような駆動部材211は、1対の第1の軸部材212、213によって支持部23に両持ち支持されている。
第1の軸部材212、213のそれぞれは、長手形状をなしており、弾性変形可能である。第1の軸部材212、213のそれぞれは、駆動部材211を支持部23に対して回動可能とするように、駆動部材211と支持部23とを連結している。このような、第1の軸部材212、213は、互いに同軸的に設けられており、この軸(以下、「回動中心軸X」という)を中心として、駆動部材211が支持部23に対して回動するように構成されている。
駆動部材211の内側に形成された可動板221は、その平面視にて、円形状をなしている。だたし、可動板221の形状は、特に限定されない。また、可動板221の上面には、光反射性を有する光反射部221aが形成されている。このような可動板221は、1対の第2の軸部材222、223によって、駆動部材211に両持ち支持されている。
第2の軸部材222、223のそれぞれは、長手形状をなしており、弾性変形可能である。第2の軸部材222、223のそれぞれは、可動板221を駆動部材211に対して回動可能とするように、可動板221と駆動部材211とを連結している。このような第2の軸部材222、223は、互いに同軸的に設けられており、この軸(以下、「回動中心軸Y」という)を中心として、可動板221が駆動部材211に対して回動するように構成されている。
なお、図1に示すように、回動中心軸Xと回動中心軸Yとは、互いに直交する軸である。すなわち、回動中心軸Xと回動中心軸Yとのなす角は、90度である。また、駆動部材211の中心および可動板221の中心のそれぞれは、図1の平面視にて、回動中心軸Xと回動中心軸Yとの交点上に位置している。
このような基体2は、例えば、シリコンを主材料として構成されていて、可動板221と、第2の軸部材222、223と、駆動部材211と、第1の軸部材212、213と、支持部23とが一体的に形成されている。シリコンを主材料とすることで、優れた回動特性を実現できるとともに、優れた耐久性を発揮することができる。また、微細な処理(加工)が可能であり、アクチュエータ1の小型化を図ることができる。
なお、基体2は、SOI基板等の積層構造を有する基板から、可動板221と、第2の軸部材222、223と、駆動部材211と、第1の軸部材212、213と、支持部23とを形成したものであってもよい。その際、可動板221と、第2の軸部材222、223と、駆動部材211と、第1の軸部材212、213と、支持部23とが一体的となるように、これらを積層構造基板の1つの層で構成するのが好ましい。
図2に示すように、以上のような基体2は、接合層4を介して支持基板3と接合している。このような支持基板3は、例えば、ガラスやシリコンを主材料として構成されている。支持基板3は、可動板221の平面視にて、支持部23とほぼ同一形状をなしている(すなわち、枠状をなしている)。ただし、支持基板3の形状については、基体2を支持することができれば、特に限定されない。また、支持部23の形状などによっては、支持基板3を省略してもよい。
支持基板3と基体2との間に形成された接合層4は、例えば、ガラス、シリコン、またはSiOを主材料として構成されている。ただし、このような接合層4は、省略してもよい。すなわち、基体2と支持基板3とが直接接合されているものであってよい。
図2に示すように、支持基板3を介して、基体2と対向するように対向基板5が設けられている。このような対向基板5は、例えば、ガラスやシリコンを主材料として構成されている。
対向基板5の上面には、永久磁石61に磁界を作用させるためのコイル62が設けられている。このコイル62は、図2に示すように、電圧印加手段63と電気的に接続されている。このような永久磁石61と、コイル62と、電圧印加手段63とで駆動手段6を構成している。
図2に示すように、永久磁石61は、長手形状をなしている。そして、永久磁石61は、接着層81、82を介して、駆動部材211の下面に接合されている。すなわち、永久磁石61は、可動板221の光反射部221aと反対の面側に設けられている。これにより、永久磁石61によって、光反射部221aでの光走査が阻害されてしまうことを防止することができる。
また、永久磁石61は、図1の平面視にて、回動中心軸Xと回動中心軸Yとの交点(以下、この交点を「交点G」ともいう)を通り、回動中心軸Xおよび回動中心軸Yのそれぞれの軸に対して傾斜した線分(以下、この線分を「線分J」ともいう)に沿って設けられている。
このような永久磁石61は、その長手方向の交点Gに対して一方の側がS極、他方の側がN極となっている。つまり、永久磁石61のS極とN極とを結ぶ線分(すなわち、線分J)が、回動中心軸Xおよび回動中心軸Yのそれぞれの軸に対して傾斜している。なお、図2では、説明の便宜上、永久磁石61の長手方向の紙面左側をS極とし、紙面右側をN極としたものについて図示している。
図1の平面視にて、線分Jの回動中心軸Xに対する傾斜角θは、30〜60度であるのが好ましく、40〜50度であるのがより好ましく、ほぼ45度であるのがさらに好ましい。このように永久磁石61を設けることで、極めて円滑に、可動板221を回動中心軸Xおよび回動中心軸Yのそれぞれの軸まわりに回動させることができる。これに対し、傾斜角θが前記下限値未満であると、コイル62に印加される電圧の強さなどによっては、円滑に、可動板221をX軸まわりに回動させることができない場合がある。一方、傾斜角θが前記上限値を超えると、コイル62に印加される電圧の強さなどによっては、円滑に、可動板221をY軸まわりに回動させることができない場合がある。
本実施形態では、線分Jは、回動中心軸Xおよび回動中心軸Yのそれぞれの軸に対して45度傾斜している。
また、図2に示すように、永久磁石61の可動板221側の面(すなわち、上面)には、凹部611が形成されている。この凹部611は、永久磁石61と可動板221との接触を防止するための逃げ部である。このような凹部(逃げ部)611を形成することで、可動板221の回動中心軸Yまわりの回動を円滑に行うことができる。また、逃げ部を凹部611とすることで、極めて簡単に永久磁石61と可動板221との接触を防止することができる。だだし、逃げ部としては、可動板221と永久磁石61との接触を防止することができれば、とくに限定されず、例えば、回動中心軸Xおよび回動中心軸Yのそれぞれの軸に直交する方向へ形成された貫通孔であってもよい。また、例えば、接着層81、82が、可動板221と永久磁石61との接触を防止することができる程度の厚さを有する場合などには、このような凹部611を省略してもよい。
このような永久磁石61としては、特に限定されず、例えば、ネオジウム磁石、フェライト磁石、サマリウムコバルト磁石、アルニコ磁石、ボンド磁石などの硬磁性体を着磁したものを好適に用いることができる。
なお、既に着磁された硬磁性体(すなわち、永久磁石)を駆動部材211の下面に設けることで永久磁石61としてもよいし、硬磁性体を駆動部材211に設けてから、その硬磁性体を着磁することで永久磁石61としてもよい。
永久磁石61と駆動部材211とを接合するための接着層81、82は、例えば、接着剤で構成されている。これにより、駆動部材211と永久磁石61とを強固に接着(接合)することができる。だたし、永久磁石61を駆動部材211の下面に設けることができれば、接着層81、82を構成する材料は特に限定されない。また、永久磁石61と駆動部材211との接合方法などにとっては、接着層81、82を省略してもよい。
永久磁石61の直下には、コイル62が設けられている。すなわち、可動板221および駆動部材211のそれぞれの下面と対向するように、コイル62が設けられている。このように、コイル62を永久磁石61の直下に設けることで、コイル62から発生する磁界を効率的に永久磁石61に作用させることができる。これにより、アクチュエータ1の省電力化および小型化を図ることができる。
また、図1に示すように、コイル62は、図1の平面視にて、駆動部材211の外周を囲むように形成されている。このようにコイル62を形成することで、アクチュエータ1の駆動の際、駆動部材211とコイル62との接触を確実に防止することができる。これにより、コイル62と永久磁石61との離間距離を極めて小さくすることができ、コイル62から発生する磁界を効率的に永久磁石61に作用させることができる。すなわち、アクチュエータ1の省電力化および小型化を図ることができる。このようなコイル62は、例えば、磁心に巻き付けられていてもよい。
このようなコイル62は、電圧印加手段63と電気的に接続されている。そして、電圧印加手段63によりコイル62に電圧が印加されることで、コイル62から回動中心軸Xおよび回動中心軸Yのそれぞれの軸に直交する軸方向の磁束を有する磁界が発生する。
図3に示すように、電圧印加手段63は、可動板221を回動中心軸Xまわりに回動させるための第1の電圧V1を発生させる第1の電圧発生部631と、可動板221を回動中心軸Yまわりに回動させるための第2の電圧V2を発生させる第2の電圧発生部632と、第1の電圧V1と第2の電圧V2とを重畳し、その電圧をコイル62に印加する電圧重畳部633とを備えている。
第1の電圧発生部631は、図4(a)に示すように、周期T1で周期的に変化する第1の電圧V1(垂直走査用電圧)を発生させるものである。
第1の電圧V1は、鋸波のような波形をなしている。そのため、アクチュエータ1は効果的に光を垂直走査(副走査)することができる。なお、第1の電圧V1の波形は、これに限定されない。ここで、第1の電圧V1の周波数(1/T1)は、垂直走査に適した周波数であれば、特に限定されないが、30〜80Hz(60Hz程度)であるのが好ましい。
本実施形態では、第1の電圧V1の周波数は、駆動部材211と1対の第1の軸部材212、213とで構成された第1の振動系21のねじり共振周波数と異なる周波数となるように調整されている。
一方、第2の電圧発生部632は、図4(b)に示すように、周期T1と異なる周期T2で周期的に変化する第2の電圧V2(水平走査用電圧)を発生させるものである。
第2の電圧V2は、正弦波のような波形をなしている。そのため、アクチュエータ1は効果的に光を主走査することができる。なお、第2の電圧V2の波形は、これに限定されない。
このような第2の電圧V2の周波数は、第1の電圧V1の周波数よりも大きいのが好ましい。すなわち、周期T2は、周期T1よりも短いのが好ましい。これにより、より確実かつより円滑に、可動板221を回動中心軸Xまわりに第1の電圧V1の周波数で回動させつつ、回動中心軸Yまわりに第2の電圧V2の周波数で回動させることができる。
また、第2の電圧V2の周波数は、第1の電圧V1の周波数と異なり、かつ、水平走査に適した周波数であれば、特に限定されないが、10〜40kHzであるのが好ましい。このように、第2の電圧V2の周波数を10〜40kHzとし、前述したように第1の電圧V1の周波数を60Hz程度とすることで、ディスプレイでの描画に適した周波数で、可動板221を回動中心軸Xおよび回動中心軸Yのそれぞれの軸まわりに回動させることができる。ただし、可動板221を回動中心軸Xおよび回動中心軸Yのそれぞれの軸まわりに回動させることができれば、第1の電圧V1の周波数、第2の電圧V2の周波数、第1の電圧V1の周波数と第2の電圧V2の周波数との組み合わせなどは、特に限定されない。
本実施形態では、第2の電圧V2の周波数は、可動板221と1対の第2の軸部材222、223とで構成された第2の振動系22のねじり共振周波数と等しくなるように調整されている。つまり、第2の振動系22は、そのねじり共振周波数が水平走査に適した周波数になるように設計(製造)されている。これにより、可動板221の回動中心軸Yまわりの回動角を大きくすることができる。
また、第1の振動系21の共振周波数をf[Hz]とし、第2の振動系22の共振周波数をf[Hz]としたとき、fとfとが、f>fの関係を満たすことが好ましく、f≧10fの関係を満たすことがより好ましい。これにより、より円滑に、可動板221を回動中心軸Xまわりに第1の電圧V1の周波数で回動させつつ、回動中心軸Yまわりに第2の電圧V2の周波数で回動させることができる。
このような第1の電圧発生部631および第2の電圧発生部632は、それぞれ、制御部7に接続され、この制御部7からの信号に基づき駆動する。このような第1の電圧発生部631および第2の電圧発生部632には、電圧重畳部633が接続されている。
この電圧重畳部633は、コイル62に電圧を印加するための加算器633aを備えている。加算器633aは、第1の電圧発生部631から第1の電圧V1を受けるとともに、第2の電圧発生部632から第2の電圧V2を受け、これらの電圧を重畳しコイル62に印加するようになっている。
以上のような構成のアクチュエータ1は、次のようにして駆動する。なお、本実施形態では、前述したように、第1の電圧V1の周波数は、第1の振動系21のねじり共振周波数と異なる値に設定されており、第2の電圧V2の周波数は、第2の振動系22のねじり共振周波数と等しく、かつ、第1の電圧V1の周波数よりも大きくなるように設定されている(例えば、第1の電圧V1の周波数が60Hzで、第2の電圧V2の周波数が15kHz)。
例えば、図4(a)に示すような第1の電圧V1と、図4(b)に示すような電圧V2とを電圧重畳部633にて重畳し、重畳した電圧をコイル62に印加する。
すると、第1の電圧V1によって、駆動部材211の接着層81付近をコイル62に引き付けようとするとともに、駆動部材211の接着層82付近をコイル62から離間させようとする磁界(この磁界を「磁界A1」という)と、駆動部材211の接着層81付近をコイル62から離間させようとするとともに、駆動部材211の接着層82付近をコイル62に引き付けようとする磁界(この磁界を「磁界A2」という)とが交互に切り換わる。
ここで、図1の平面視にて、駆動部材211の回動中心軸Xに対して一方側に接着層81が位置し、他方側に接着層82が位置している。言い換えれば、1対の第1の接着層81、82は、図1の平面視にて、回動中心軸Xを挟むようにして駆動部材211に設けられている。そのため、前述したような磁界A1と磁界A2とが交互に切り換わることで、第1の軸部材212、213を捩れ変形させつつ、駆動部材211が可動板221とともに、第1の電圧V1の周波数で回動中心軸Xまわりに回動する。
なお、第1の電圧V1の周波数は、第2の電圧V2の周波数に比べて極めて低く設定されている。また、第1の振動系21の共振周波数は、第2の振動系22の共振周波数よりも低く設計されている(例えば、第2の振動系22の共振周波数の1/10以下)。つまり、第1の振動系21は、第2の振動系22よりも振動しやすいように設計されているため、第1の電圧V1によって回動中心軸Xまわりに回動する。すなわち、第2の電圧V2によって、駆動部材211が回動中心軸Xまわりに回動してしまうことを防止することができる。
一方、第2の電圧V2によって、駆動部材211の接着層81付近をコイル62に引き付けようとするとともに、駆動部材211の接着層82付近をコイル62から離間させようとする磁界(この磁界を「磁界B1」という)と、駆動部材211の接着層81付近をコイル62から離間させようとするとともに、駆動部材211の接着層82付近をコイル62に引き付けようとする磁界(この磁界を「磁界B2」という)とが交互に切り換わる。
ここで、図1の平面視にて、駆動部材211の回動中心軸Yに対して一方側に接着層81が位置し、他方側に接着層82が位置している。言い換えれば、1対の第1の接着層81、82は、図1の平面視にて、回動中心軸Yを挟むようにして駆動部材211に設けられている。そのため、磁界B1と磁界B2とが交互に切り換わることで、第2の軸部材222、223を捩れ変形させつつ、可動板221が第2の電圧V2の周波数(15kHz)で回動中心軸Yまわりに回動する。
なお、第2の電圧V2の周波数は、第2の振動系22のねじり共振周波数と等しい。そのため、第2の電圧V2によって、支配的に、可動板221を回動中心軸Yまわりに回動させることができる。つまり、第1の電圧V1によって、可動板221が回動中心軸Yまわりに回動してしまうことを防止することができる。
以上より、アクチュエータ1にあっては、第1の電圧V1と第2の電圧V2とを重畳させた電圧をコイル62に印加することで、可動板221を回動中心軸Xまわりに第1の電圧V1の周波数で回動させつつ、回動中心軸Yまわりに第2の電圧のV2の周波数で回動させることができる。これにより、低コスト化および小型化を図りつつ、極めて円滑に、可動板221を回動中心軸Xおよび回動中心軸Yのそれぞれの軸まわりに回動させることができる。
特に、駆動源となる永久磁石とコイルのそれぞれの数を少なくすることができるため、簡単かつ小型な構成とすることができる。
また、第1の電圧V1および第2の電圧V2を適宜変更することで、基体2や永久磁石61の設計を変更することなく、所望の振動特性を得ることができる。
また、アクチュエータ1は、駆動部材211に永久磁石61を設け、永久磁石61に対向するように対向基板5上にコイル62を設けている。つまり、第1の振動系21上には発熱体であるコイル62が設けられていない。そのため、通電によってコイル62から発生する熱による基体2の熱膨張を抑制することができる。その結果、アクチュエータ1は、長時間の連続使用であっても、所望の振動特性を発揮することができる。
以上説明したようなアクチュエータ1は、光反射部221aを備えているため、例えば、レーザープリンタ、バーコードリーダー、走査型共焦点レーザー顕微鏡、イメージング用ディスプレイ等の画像形成装置に備える光スキャナに好適に適用することができる。なお、本発明の光スキャナは、前述したアクチュエータと同様の構成であるため、その説明を省略する。
ここで、図5に基づき、画像形成装置の一例として、アクチュエータ1をイメージング用ディスプレイの光スキャナとして用いた場合を説明する。なお、スクリーンSの長手方向を「横方向」といい、長手方向に直角な方向を「縦方向」という。また、回動中心軸XがスクリーンSの横方向と平行であり、回動中心軸YがスクリーンSの縦方向と平行である。
画像形成装置(プロジェクタ)9は、レーザーなどの光を照出する光源装置91と、複数のダイクロイックミラー92、92、92と、アクチュエータ1とを有している。
光源装置91は、赤色光を照出する赤色光源装置911と、青色光を照出する青色光源装置912と、緑色光を照出する緑色光源装置913とを備えている。
各ダイクロイックミラー92は、赤色光源装置911、青色光源装置912、緑色光源装置913のそれぞれから照出された光を合成する光学素子である。
このようなプロジェクタ9は、図示しないホストコンピュータからの画像情報に基づいて、高原装置91(赤色光源装置911、青色光源装置912、緑色光源装置913)から照出された光をダイクロイックミラー92で合成し、この合成された光がアクチュエータ1によって2次元走査され、スクリーンS上でカラー画像を形成するように構成されている。
2次元走査の際、アクチュエータ1の可動板221の、回動中心軸Yまわりの回動により光反射部221aで反射した光がスクリーンSの横方向に走査(主走査)される。一方、アクチュエータ1の可動板221の、回動中心軸Xまわりの回動により光反射部221aで反射した光がスクリーンSの縦方向に走査(副走査)される。
なお、図5中では、ダイクロイックミラー92で合成された光をアクチュエータ1によって2次元的に走査した後、その光を固定ミラーMで反射させてからスクリーンSに画像を形成するように構成されているが、固定ミラーMを省略し、アクチュエータ1によって2次元的に走査された光を直接スクリーンSに照射してもよい。
以上、本発明のアクチュエータ、光スキャナおよび画像形成装置について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明のアクチュエータ、光スキャナおよび画像形成装置では、各部の構成は、同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。
また、前述した実施形態では、アクチュエータは、Y軸およびX軸のそれぞれの軸に対しほぼ対称な形状をなしているが、非対称であってもよい。
また、前述した実施形態では、長手形状をなす永久磁石を用いたものについて説明したが、可動板の平面視にて、両極を結ぶ線分がX軸およびY軸のそれぞれの軸に対して傾斜するように設けられていれば、その形状は特に限定されず、例えば、可動板の平面視して、円形をなしていてもよいし、正方形状をなしていてもよい。また、例えば、永久磁石をその両極を結ぶ線分方向にて狭持するように、1対のヨークを設け、このヨークによって磁束を導くように構成してもよい。
本発明のアクチュエータの好適な実施形態を示す斜視図である。 図1中のA−A線断面図である。 図1に示すアクチュエータが備える駆動手段の電圧印加手段を示すブロック図である。 図3に示す第1の電圧発生部および第2の電圧発生部での発生電圧の一例を示す図である。 本発明の画像形成装置を示す概略図である。
符号の説明
1‥‥‥アクチュエータ 2‥‥‥基体 21‥‥‥第1の振動系 211‥‥‥駆動部材 212、213‥‥‥第1の軸部材 22‥‥‥第2の振動系 221‥‥‥可動板 221a‥‥‥光反射部 222、223‥‥‥第2の軸部材 23‥‥‥支持部 3‥‥‥支持基板 4‥‥‥接合層 5‥‥‥対向基板 6‥‥‥駆動手段 61‥‥‥永久磁石 611‥‥‥凹部 62‥‥‥コイル 63‥‥‥電圧印加手段 631‥‥‥第1の電圧発生部 632‥‥‥第2の電圧発生部 633‥‥‥電圧重畳部 633a‥‥‥加算器 7‥‥‥制御部 81、82‥‥‥接着層 9‥‥‥画像形成装置(プロジェクタ) 91‥‥‥光源装置 911‥‥‥赤色光源装置 912‥‥‥青色光源装置 913‥‥‥緑色光源装置 92‥‥‥ダイクロイックミラー M‥‥‥固定ミラー S‥‥‥スクリーン X、Y‥‥‥回動中心軸

Claims (12)

  1. 枠状の駆動部材と、前記駆動部材をX軸まわりに回動可能とするように、前記駆動部材を両持ち支持する1対の第1の軸部材とで構成された第1の振動系と、
    前記駆動部材の内側に設けられた可動板と、前記可動板を前記X軸に直交するY軸まわりに回動可能とするように、前記可動板を前記駆動部材に両持ち支持する1対の第2の軸部材とで構成された第2の振動系と、
    前記駆動部材に設けられた永久磁石と、該永久磁石に対向するように設けられたコイルと、該コイルに電圧を印加する電圧印加手段とを備える駆動手段とを有し、
    前記永久磁石は、前記可動板の平面視にて、両極を結ぶ線分が前記X軸および前記Y軸のそれぞれの軸に対して傾斜するように設けられており、
    前記電圧印加手段は、互いに周波数の異なる第1の交番電圧と第2の交番電圧とを発生させる電圧発生部と、前記第1の電圧と前記第2の電圧とを重畳する電圧重畳部とを備え、前記電圧重畳部で重畳された電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を前記第1の電圧の周波数で前記X軸まわりに回動させつつ、前記第2の電圧の周波数で前記Y軸まわりに回動させるように構成されていることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記第1の電圧の周波数が前記第1の振動系の共振周波数と等しいか、または、前記第2の電圧の周波数が前記第2の振動系の共振周波数と等しい請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記第2の電圧の周波数が前記第2の振動系の共振周波数と等しく、前記第1の電圧の周波数が前記第1の振動系の共振周波数と異なっている請求項2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記第2の電圧の周波数は、前記第1の電圧の周波数よりも大きい請求項1ないし3のいずれかに記載のアクチュエータ。
  5. 前記永久磁石は、長手形状をなし、前記X軸と前記Y軸との交点を通り、かつ、前記X軸または前記Y軸に対して30〜60度傾斜する線分に沿って設けられている請求項1ないし4のいずれかに記載のアクチュエータ。
  6. 前記永久磁石には、前記可動板との接触を防止する逃げ部が形成されている請求項1ないし5のいずれかに記載のアクチュエータ。
  7. 前記逃げ部は、前記永久磁石の前記可動板側の面に形成された凹部である請求項6に記載のアクチュエータ。
  8. 前記コイルは、前記永久磁石の直下に設けられている請求項1ないし7のいずれかに記載のアクチュエータ。
  9. 前記コイルは、前記可動板の平面視にて、前記駆動部材の外周を囲むように形成されている請求項1ないし8のいずれかに記載のアクチュエータ。
  10. 前記可動板は、前記永久磁石とは反対側の面に光反射性を有する光反射部を備えている請求項1ないし9のいずれかに記載のアクチュエータ。
  11. 枠状の駆動部材と、前記駆動部材をX軸まわりに回動可能とするように、前記駆動部材を両持ち支持する1対の第1の軸部材とで構成された第1の振動系と、
    前記駆動部材の内側に設けられ、光反射性を有する光反射部を備える可動板と、前記可動板を前記X軸に直交するY軸まわりに回動可能とするように、前記可動板を前記駆動部材に両持ち支持する1対の第2の軸部材とで構成された第2の振動系と、
    前記駆動部材に設けられた永久磁石と、該永久磁石に対向するように設けられたコイルと、該コイルに電圧を印加する電圧印加手段とを備える駆動手段とを有し、
    前記永久磁石は、前記可動板の平面視にて、両極を結ぶ線分が前記X軸および前記Y軸のそれぞれの軸に対して傾斜するように設けられており、
    前記電圧印加手段は、互いに周波数の異なる第1の交番電圧と第2の交番電圧とを発生させる電圧発生部と、前記第1の電圧と前記第2の電圧とを重畳する電圧重畳部とを備え、前記電圧重畳部で重畳された電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を前記第1の電圧の周波数で前記X軸まわりに回動させつつ、前記第2の電圧の周波数で前記Y軸まわりに回動させ、前記光反射部で反射した光を2次元的に走査するように構成されていることを特徴とする光スキャナ。
  12. 枠状の駆動部材と、前記駆動部材をX軸まわりに回動可能とするように、前記駆動部材を両持ち支持する1対の第1の軸部材とで構成された第1の振動系と、
    前記駆動部材の内側に設けられ、光反射性を有する光反射部を備える可動板と、前記可動板を前記X軸に直交するY軸まわりに回動可能とするように、前記可動板を前記駆動部材に両持ち支持する1対の第2の軸部材とで構成された第2の振動系と、
    前記駆動部材に設けられた永久磁石と、該永久磁石に対向するように設けられたコイルと、該コイルに電圧を印加する電圧印加手段とを備える駆動手段とを有し、
    前記永久磁石は、前記可動板の平面視にて、両極を結ぶ線分が前記X軸および前記Y軸のそれぞれの軸に対して傾斜するように設けられており、
    前記電圧印加手段は、互いに周波数の異なる第1の交番電圧と第2の交番電圧とを発生させる電圧発生部と、前記第1の電圧と前記第2の電圧とを重畳する電圧重畳部とを備え、前記電圧重畳部で重畳された電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を前記第1の電圧の周波数で前記X軸まわりに回動させつつ、前記第2の電圧の周波数で前記Y軸まわりに回動させ、前記光反射部で反射した光を2次元的に走査するように構成された光スキャナを備えることを特徴とする画像形成装置。
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