JP2007332528A - ジャカード方式の杼口を形成するための装置、その装置を備えた織機及びその織機において杼口を形成する方法 - Google Patents

ジャカード方式の杼口を形成するための装置、その装置を備えた織機及びその織機において杼口を形成する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 この発明は、ジャカード方式の杼口を形成するための装置に関する。
【解決手段】 この装置は、複数の電気アクチュエータ(61 )と、各アクチュエータ(61 )を制御するとともに、少なくとも一つのパラメータ(A)の値を表す信号(S211 )を生成するのに適した制御手段(C1 ,C21)とを有する。制御手段は、少なくとも1回の杼投げ(dn )に対して、1回以上の杼投げに対応するデザインを解析するのに適した解析器(C’21)を備えている。また、制御手段は、解析器(C’21)によって実行された解析結果にもとづき、コンピュータにより決定されたパラメータの値(A)を修正するための修正係数を決定するためのユニット(C”21)を備えている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ジャカード方式の杼口を形成するための装置及びその装置を備えた織機に関する。また、この発明は、その織機において杼口を形成する方法に関する。
杼口を形成する分野において、特許文献1は、ジャカード式織機での電気アクチュエータの電気的な制御について開示している。特許文献2は、コンピュータ制御式電気アクチュエータを使用して、ジャカード式ハーネスの通糸を動かして、ヘドルの高い位置と低い位置との間の変位を制御することが可能であり、それにより杼投げ毎に杼口を形成することを可能とすることについて開示している。ジャカード式ハーネスは、20,000回以上の杼投げを必要とするデザインを製作するために、個別に制御される1,2000本以上の通糸を持つことができる。
杼口は、ヘドルにより一定時間に渡って作られる杼道として定義され、そのため、杼口のパラメータは、動きの振幅、形状、交差時点として規定できる基準時点に対して相対的な時間的オフセット、或いは交差時点における経糸面と規定できる基準面に対して相対的な垂直方向のオフセットとすることができる。これらの杼口パラメータを修正するのが適切である場合、織工は、これらのパラメータの非常に多くの調整を続ける必要が有り、それらの調整は、時間と手間がかかり、従って、間違いの元となる。
国際特許公開第90/01081号明細書 欧州特許公開第1559816号明細書
この発明の課題は、詳しくは、織機において新しいデザインを設定する場合、或いは杼口パラメータを修正する必要が有る場合に、織工によって実行されるプログラミング作業を非常に大幅に簡単化する新しい杼口形成装置を提案することによって、前記の欠点を解消することである。
この課題に対して、この発明は、ジャカード方式の杼口を形成するための装置であって、この装置が、複数の電気アクチュエータと、これらのアクチュエータを制御するとともに、各アクチュエータに対して、コンピュータにより決定された少なくとも一つのパラメータの値を表す信号を生成するのに適した制御手段とを有する装置に関する。この装置は、当該の制御手段が、少なくとも一つのアクチュエータに対して、
・1回の杼投げに関して、1回以上の杼投げに対応するデザインを自動的に解析するのに適した解析器と、
・この解析器によって実行された解析結果にもとづき、コンピュータにより決定されたパラメータの値を修正するための修正係数を決定するためのユニットと、
を備えていることを特徴とする。
この発明の意味する範囲内において、1回の杼投げとは、1回の横糸を通すサイクルに対応する。デザインとは、織物を定義したものである。織物は、少なくともデザインの織り方と、任意選択として、1回の杼投げで通される横糸の形式に関する情報などのその他の要素とを含むものである。織物の織り方とは、横糸に関して、並びに各杼投げに対して各アクチュエータによって制御される、当該の糸又は各糸の位置を定義したものである。織り方は、従来から列がアクチュエータに、行が杼投げに対応するテーブルによって表されている。セルは、その列のアクチュエータによって制御される糸が、その行内の当該の杼投げに対して、横糸の上を通ることを意味するために黒く塗られるか、或いはX印を付けられる。逆に、白いセルは、アクチュエータによって制御される糸が当該の杼投げに対して横糸の下を通ることを意味する。コンピュータの観点から、アクチュエータにより制御される各糸の位置は、杼投げ毎に1ビットで保存することができる。そのビットは、制御される糸が横糸の上に来る場合には値1に、その糸が横糸の下に来る場合には値0を取る。
1回の杼投げは、織機の1回の行程、即ち、織機の主軸の360°の回転だけ続く。動く経糸は、杼投げの開始時において、交差時点、即ち、ほぼ杼口の中心面近傍に有る。それらの経糸は、織機の角度が杼投げの開始時に対して相対的に約180°回転した時に、その極値点、即ち、高い位置又は低い位置に到達する。
この発明にもとづき、解析器と修正係数を決定するためのユニットとにより、自動的に、即ち、人の介入無しに、アクチュエータの制御パラメータの動的な調整を実現して、それにより織工が各アクチュエータ又はアクチュエータグループに対して個々にプログラミングする必要性を回避することが可能となる。
この発明の有利であるが、必須ではない側面において、そのような装置は、請求項2〜6の特徴の中の一つ以上を組み入れることができる。
また、この発明は、織機において杼口を形成するための方法であって、前記の装置を用いて実施するのに適した方法を規定する。この方法では、ジャカード方式の製織機構の通糸は、複数の電気アクチュエータを用いて制御され、これらのアクチュエータは、各アクチュエータに対して、計算したパラメータの値を表す信号を生成するのに適した手段によって制御される。この方法は、少なくとも1回の杼投げに対して、
a)少なくとも一つのアクチュエータに関して、1回以上の杼投げに対応するデザインを解析する工程と、
b)任意選択で、工程a)の解析結果の関数として、アクチュエータを制御するための少なくとも一つの制御パラメータの値を修正する工程と、
から成る自動的な工程を有することを特徴とする。
この発明にもとづき、一つのアクチュエータに対して、1回以上の杼投げに対応するデザインを考慮して、そのアクチュエータの制御パラメータの中の一つを自動的に調整することが可能である。言い換えると、この発明による方法は、アクチュエータを適切に制御することによって、杼口を動的に修正することである。
この発明の有利であるが、必須ではない側面において、その方法は、請求項8〜18の特徴の中の一つ以上を組み入れることができる。
最後に、この発明は、前述した杼口形成装置を備えた織機を規定し、その織機は、従来技術の織機よりも簡単で安価に動作するものである。
以下における、純粋に例として挙げ、添付図面を参照した、この発明の原理にもとづく杼口形成装置、織機及び複数の方法の実現形態の記述を考慮すると、この発明をより良く理解することができるとともに、その他の利点がより明確となる。
図1に模式的に図示されている織機Mは、経糸1を有し、各糸は、両方向の矢印F1 で表示された垂直方向の往復運動により駆動されるヘドル3のアイレット2を通過しており、この往復運動は、通常横糸が杼口に投入される方向(両方向の矢印F2 で表示されている)に対して垂直である。各ヘドルは、プーリー5に対するアクチュエータを構成する電気サーボモータ6によって回転駆動されるプーリー5と、通糸4を介して接続されている。各ヘドル3は、その底部位置において、織機Mの構造9に固定された伸縮ばね8と、ロッド7を介して接続されている。
実際には、織機M内のアクチュエータ6の数は、12,000個以上とすることができる。
アクチュエータ6の全て又は一部を制御するために、複数のリモートコンピュータC21,C22,C23... ,C2iと共に、中央コンピュータC1 が使用され、この場合、iは、アクチュエータ6の数に応じた値である。各コンピュータC21又は同等のコンピュータは、それが制御するサーボモータ6の近くに配置される。コンピュータC21及び同等のコンピュータは、専用の電気配線L21,L22,L23... ,L2iを介して中央コンピュータC1 と接続されている。コンピュータC1 は、織機Mの主軸のサイクル内の瞬間的な位置を表す信号S1 を受信する。この信号は、主軸10の瞬間的な位置に対応し、基準位置に対して相対的な角度位置θによって計測することができる。
コンピュータC1 は、所望の織り方、即ち、製織時に形成されるパターンに関する情報を含む、デザインに関するデータが保存されている電子ユニットU1 と接続されている。製作するデザインDに依存して、コンピュータC1 は、デザインを表す信号S2 をユニットU1 から受信する。
コンピュータC21は、図3Bに図示されたプロファイル形式P1 〜P8 を表す値、或いはそれらの値を計算するためのアルゴリズムを保存したライブラリを形成するメモリM211 と関連付けられている。
これらのプロファイル形式P1 〜P8 は、時間tに関する織機の主軸の角度位置θの関数としての、アイレット2により起こすことができる垂直方向Z−Z’の運動形式に対応しており、この運動は、両方向の矢印F1 の方向に対応している。プロファイル形式P1 ,P2 ,P3 4 は、アイレットが横糸に対して相対的に変化する位置に対応する一方、P5 ,P6 ,P7 及びP8 の形式は、アイレットが横糸に対して相対的に位置を維持することに対応する。
図2は、どのようにアクチュエータ61 が制御されるのかを図示しており、その他のアクチュエータ62 〜6k も同様の手法でコンピュータC21により制御されることが分かる。
所与の各杼投げdn に関して、完全なデザインDの織り方に対応する一連の杼投げにおける順序番号がnで示されており、コンピュータC21は、先行する2回の杼投げで使用された横糸に対する相対的な位置を保存したメモリM212 にアクセスし、それらの位置が、それぞれPos(dn-2 )とPos(dn-1 )で示され、また、当該の杼投げで使用される横糸に対する相対的な位置がPos(dn )で、それに続く2回の杼投げで使用される横糸に対する相対的な位置がPos(dn+1 )とPos(dn+2 )で示されている。従って、コンピュータC21は、その時点の杼投げを含む連続した五回の杼投げに対して、サーボモータ61 により駆動されるヘドル3が占める位置に関する情報を有する。これらの横糸に対して相対的な五つの位置は、織機により実行される織り方の、所謂「部分」を構成する。
織機Mの動作中に、並びに所与の杼投げdn の開始時にサーボモータ61 を制御する必要が有る場合に、コンピュータC21は、当該の杼投げに続く第二の杼投げ、即ち、dn+2 で示された杼投げに関してヘドル3が取るべき横糸に対して相対的な位置Pos(dn+2 )を規定する信号S21をコンピュータC1 から受信する。
メモリM212 に保存された値は、一つずつシフトされ、値Pos(dn-1 )が値Pos(dn-2 )となる云々。
コンピュータC21と関連したメモリM214 は、
・アクチュエータ61に対する所望の変位の最大振幅Amp、
・当該のアクチュエータに対する、横糸に対して相対的な位置を変更するのに望ましいプロファイル形式Pc
・当該のアクチュエータに対する、横糸に対して相対的な位置を維持するのに望ましいプロファイル形式Pm
・当該のアクチュエータに対する、望ましいプロファイルの交差時点でのオフセットΔθ、
・当該のアクチュエータに対する、交差時点での経糸面の高さとすることができる基準面に対して相対的なプロファイルの垂直方向のオフセットΔZ、
も含んでいる。
Amp,Pc ,Pm ,Δθ及びΔZは、所与のアクチュエータ6に関する基本的な杼口パラメータである。
伝送された織り方と杼口パラメータとを出発点として、コンピュータC21は、アクチュエータにより駆動されるヘドル3に関する変位関係を決定して、それを杼投げの長さに対応する間隔に関して制御することができる。この間隔は、杼投げの開始時から180°で始まり、その開始時から540°で終了する。
実際には、各アクチュエータに関する設定ポイント位置は、所与の周期Δtに関してコンピュータC21で計算される。言い換えると、各アクチュエータ61 ,62 ... ,6k に関する設定ポイント値K1 ,K2 ... ,Kk は、一連の瞬間的な設定ポイント値である。次に、このようにして計算された各設定ポイント値K1 ,K2 ... ,Kk は、信号S211 ... ,S21k の形で、それぞれ各アクチュエータ61 ,62 ... ,6k を専ら制御するための制御ユニットA211 ... ,A21k に入力される。
次に、コンピュータC21は、織り方の解析に進み、それにより、信号S211 の形でサーボモータ61 の制御ユニットA211 に伝送するための杼口パラメータの値を決定することができる。
この解析は、メモリM212 内に含まれるdn を中心とする各位置に対する五回の杼投げに対して自動的に、即ち、人の介入無しに行われる。
ヘドルが杼口の上の経糸面に有る位置に対応する一方、空のセルは、ヘドルが杼口の下の経糸面に有る状況に対応する図3Aに戻って、「X」印を付けられたセル又はボックスは、連続した五つのヘドル位置を考慮した場合、32個のヘドルの高い位置と低い位置の間の運動の組み合わせであることが分かる。
計算の観点から、いずれか一つのアクチュエータによって制御される通糸の横糸に対して相対的な位置Pos(dn-2 ),Pos(dn-1 ),Pos(dn ),Pos(dn+1 )及びPos(dn+2 )は、それぞれ1ビットで符号化される。このビットは、通糸が横糸の上に来る場合には値1を取り、横糸の下に来る場合には値0を取る。32個の相異なる位置の組み合わせを区別するために、杼口dn に関して、Pos(dn-2 ),Pos(dn-1 ),Pos(dn ),Pos(dn+1 )及びPos(dn+2 )を連接して、5ビットの2進ワードを生成する。そのような状況において、図3Aの上側の列内に有る五つのセルの各組み合わせは、二進数値と関連付けることができる。例えば、矢印F3 で指定された列は、十進数値10に等しい二進値01010と関連付けることができる。
同様に、矢印F4 で指定された列は、十進数値13と関連付けることができる。
図5には、サーボモータ61 により作動されるヘドル3の運動関係が、織機の主軸の角度θの関数として図示されている。
図面内の値Δθは、主軸の360°の回転、即ち、1回の杼投げに対応する。この発明の記述を分かり易くするために、点線L1 は、タフタ織りを実行するヘドルの運動関係を表しており、それにより、織機Mのサイクルを可視化することができる。
図5で実線で表された状況において、ヘドルは、織機の最初の4回転の間高い位置に維持されており、次に織機の5回目の回転を出発点として、タフタ織りの動きに対して高い位置と低い位置の間を交替している。
経糸の縦の収縮は、織物から引き出された時の長さと織物の長さとの間の差として定義される。タフタ織りでの経糸の縦の収縮は、製織シーケンスが二進値で01111,10111,11011,11101及び11110である5本ハーネス式繻子織での経糸の縦の収縮よりも大きい。二本の経糸が、同じビームから来ている場合、縦の収縮の差分は、それらの経糸が従う織り方が異なるために、外見での欠陥となる。これらの差分を低減するために、特に、5本ハーネス式繻子織を織る糸と比べて、タフタ織りを織る糸の交差時点を進めることによって、経糸の交差時点にオフセットを持たせることが可能である。そのような状況では、パターンの行程がより効果的となる。
これらの状況において、図5に図示されている通り、ヘドル3の動きを実線L2 で表されているように修正して、正弦波L1 に対してオフセットを持った曲線に従うようにしている。
先行する2回の杼投げd2 とd3 及び後続する2回の杼投げd5 とd6 に対応する値を定義することができる4番目の杼投げd4 について考察すると、曲線L2 は、それ以降における曲線L2 により中心面と交差する値よりも20°の値だけ小さい角度θで杼口の中心面と交差している、即ち、交差時点に到達している。
言い換えると、織工は、一連の杼投げdn-2 ,dn-1 ,dn ,dn+1 及びdn+2 がタフタ織り、即ち、図3Aで矢印F3 とF5 により指定された列の構成に対応する場合、各値Vを交差時点の進みに対するオフセットdθと関連付けることができる。
図3Aに図示されている通り、織工が値Vの線と対応するオフセットdθの線との間の関係を決定することで十分であり、この関係は、コンピュータC21により、各杼投げに対して自動的に付与される。実際には、図2に図示されている、コンピュータC21がアクセスするメモリM213 に、図3Aの下の二つの行に対応するテーブルが保存されている。
杼投げdn のアクチュエータ61 を制御するコンピュータC21の操作は、図4に示されたフローチャートに従う。準備工程100では、コンピュータC21は、コンピュータC1 から信号S21を受信する。第一の工程101では、杼投げdn+2 に関する位置Pos(dn+2 )の値がメモリM212 に保存される。第二の工程102では、コンピュータは、メモリM212 にアクセスして、杼投げdn-2 ,dn-1 ,dn ,dn+1 及びdn+2 に関する位置Pos(dn-2 ),Pos(dn-1 ),Pos(dn ),Pos(dn+1 )及びPos(dn+2 )に関する情報を取り出す。第三の工程103では、この情報及び図3Aに図示された形式のテーブルにもとづき、コンピュータC21は、杼投げdn-2 ,dn-1 ,dn ,dn+1 及びdn+2 の各々と関連付けられた値0又は1を使用して、図3Aの列の中の一つに対応する値Vを計算する。言い換えると、工程103では、杼投げdn 、その前の2回の杼投げ及びその後の2回の杼投げに対して、アクチュエータ61 に対応するデザイン部分を解析することによって、値Vを計算している。工程104では、メモリM213 にアクセスして、Vに関して計算した値にもとづき、交差時点を実現するために、どのような値を角度オフセットdθに対して付与すべきかを決定している。
この角度オフセット値が決定されると、工程105では、角度θの関数として、従うべき振幅Aの値に対応する信号S211 が生成される。言い換えると、工程105では、杼投げdn の開始後の180°〜540°に渡る間隔、場合によってはヘドルが交差時点を実現する角度に対して係数dθだけ補正した後の間隔に対応する、曲線L2 の部分が生成される。曲線L2 の部分の補正は、係数dθがゼロでない場合には必要に応じて実行する形で、任意選択として行われる。従って、工程104と105の組み合わせは、角度θの関数としてアクチュエータ61 により生成される変位の振幅Aの値を修正する、即ち、図5において曲線L1 から曲線L2 に乗り換える役割を果たすものである。
このように、コンピュータC21は、その時点、それ以前及びそれ以降の杼投げに対応するデザインDを解析する役割を果たす第一のモジュールC’21と、当該の解析結果の関数として、即ち、Vに関する値の関数として、オフセットdθの値を交差時点に対して適用するために決定する第二のモジュールC”21とを有するものと考えることができ、このオフセットは、実際には図5の振幅Aに対して与えられる角度θの関数として、一連の値を修正又は補正するための係数である。そのようなθの関数としての振幅Aの一連の値は、信号S211 の形で制御ユニット21に伝送され、そして、この信号の関数として、ユニットA211 がアクチュエータ61 を制御する。
この発明の図示されていない側面において、オフセットdθは、Vの値が10及び21と異なる場合にゼロでない値を持つこともできる。例えば、Vが2,4,5,6,8,9,11,12,13,14,17,18,20,22及び26に等しい場合、dθの値は10°に等しくすることができる。これは、織工が行う選択であり、この選択は、織物の全ての杼投げが従うべき規則として付与し、それにより時間のかかるプログラミングを防止することができる。
前述した実施形態では、メモリM213 内に有るテーブルは、全てのアクチュエータに対して同じものとすることができる。そのような状況において、織工は、一つのテーブルに対応する値だけを入力すればよく、それらの値は、全てのアクチュエータと全ての杼投げに対して使用することができる。そのような状況において、メモリM213 は、全てのコンピュータC21と全てのアクチュエータ6に対して共通である。一つの変化形態では、メモリM213 内に有るテーブルが、各アクチュエータ又は各アクチュエータグループ、例えば、織物の縁を織るためのアクチュエータに特有なものである。
この発明は、その時点の杼投げの前後2回の杼投げを考慮した方法に関して前述している。この発明は、1回前の杼投げだけ及び/又は1回後の杼投げだけを考慮した方法としても適用可能である。この発明は、その時点の杼投げを中心とする、或いは中心としないm回の杼投げを考慮した一般的な形態としても適用可能である。そのような状況において、メモリM213 内に有るテーブルは、パラメータVに対して付与することができる0〜2m −1の範囲の2m 個の値を有する。
この発明は、アクチュエータに対して本来意図していた交差時点にオフセットΔθを与えるために適用されるオフセットdθを決定する状況に関して前述している。この発明は、Amp,Pc ,Pm 又はΔZなどの杼口パラメータの中の別の一つのパラメータを修正するために適用することもできる。
前記において、二つのモジュールC’21とC”21を規定した。実際には、これらのモジュールは、コンピュータC21の中央部を形成するマイクロプロセッサであって、個々のモジュールC’21又はC”21として順次動作するようにプログラミングされた、即ち、コンピュータC21の別個の機能を実行するマイクロプロセッサによって構成することもできる。
図2では、メモリM211 ,M212 ,M213 及びM214 がコンピュータC21の外部に有るように図示されている。実際には、コンピュータの中にメモリを組み込むことができる。図1では、図面を分かり易くするために、コンピュータC21と関連したメモリだけを図示している。
この発明の図示されていない変化形態では、各アクチュエータに対して、主コンピュータC1 でオフセットdθを計算することができる。そのような状況において、オフセットの値は、信号S21に組み入れることができる。
この発明は、中央コンピュータC1 がリモートコンピュータC21,C22... ,C2iと共に用いられる状況に対して前述されている。この発明は、アクチュエータ6を制御する単一のコンピュータを使用する場合にも適用可能である。
この発明の図6に図示した第二の実施形態は、1回の杼投げに対して、全てのアクチュエータ6に関するデザインDを解析する関数として杼口パラメータを修正する状況に関する。
開いた杼口の幾何学的な形状は、それぞれ高い位置と低い位置に有る糸数間の不平衡に依存することが知られている。特に、レピア織機において、良好な効率と良好な品質の通しを実現するために、杼口の幾何学的な形状は、出来る限り安定して維持されなければならない。安定して良好な杼口を実現するために、適切な手法で一定の杼口パラメータを調整することが可能である。
そのような状況では、図1を参照して、全てのアクチュエータ6に関するデータにアクセスする中央コンピュータC1 で解析が行われる。
例えば、織工は、各ヘドルに対して上方又は下方に適用される過剰な行程dAに関する値を、杼口に関して見込まれる不平衡の関数として、特に、その次の杼口に関して目標とする高い位置の糸数と低い位置の糸数間の比率の関数として、中央コンピュータC1 がアクセスするメモリM213 と同様のメモリに入力することができる。
動作時において、コンピュータC1 は、各杼投げdn の開始時に、次の杼投げdn+1 に対する糸の位置に関して持っている情報にもとづき、当該の次の杼投げに対する不平衡を評価する。この評価にもとづき、コンピュータC1 は、杼投げdn の開始時に続く織機の180°〜540°の角度に拡がる間隔に渡って、対応する杼口パラメータに対して行う修正、特に、ヘドル行程の最大振幅Ampに対して行う修正を決定する。これらの修正は、信号S21... ,S2i内でリモートコンピュータC21... ,C2iに送信される。
従って、図6に図示されている通り、実線L2 は、アクチュエータ6により制御されるヘドルの行程を主軸10の角度θの関数として表している。杼投げが、それぞれ順序番号d1 ,d2 ,d3 ... を持つものと考える。杼投げdn に対する杼口の不平衡の値は、高い位置の糸数と低い位置の糸数間の差を糸の全数で割り算した比率に対応するものと定義される。この不平衡は、コンピュータC1 によって、各杼投げdn 及び全てのアクチュエータ6に対して計算することができる。不平衡に関して計算した値は、0.1内に丸めることができる。それは、0〜1の範囲に渡る11個の値の中から一つの値を指定するものである。
各アクチュエータ6及び各杼投げdn に関して、並びに杼投げdn+1 に対して見込まれる不平衡の値の関数として、どのような補正操作をヘドル行程の最大振幅Ampに対して適用する必要が有るのかを、杼投げdn+1 に対して期待される不平衡を少なくとも部分的に補償することができる正又は負の過剰行程dAの形で決定する。
第一のコンピュータC1 は、適用すべき過剰行程dAを決定して、それに対応する情報を信号S21... ,S2i内で各リモートコンピュータC21... ,C2iに送信する。過剰行程dAの値は、アクチュエータ毎に相違する場合も有る。
各リモートコンピュータC21... ,C2iは、その制御下に有るアクチュエータに送信する、位置の設定ポイントを計算する場合に、過剰行程dAを考慮する。
一つの変化形態では、過剰行程dAを適用する代わりに、並びに杼投げdn+1 に対して期待される不平衡を少なくとも部分的に補償するために、経糸の面の垂直方向のオフセットΔZを修正することも考えられる。杼投げdn の解析により、各アクチュエータ6に対してdZの値を決定することが可能となり、それにより、適用すべき交差時点での高さを交差時点の不平衡の関数として修正するものであり、それは、オフセット値dZを加算することによって行われる。
この発明の図7に図示した第三の実施形態では、各杼投げに対して選定された経糸を考慮する。この情報は、デザインの一部を構成する場合も有る。使用される経糸の特性は、特に、単一の織物内で異なる経糸を使用する場合、杼投げ毎に変化する可能性が有る。
この発明では、適用する横糸の形式に対して実行する解析関数として、杼口パラメータを動的に修正することが可能である。比較的大きな直径の横糸を通すことを容易にするために、杼口のプロファイルを大きく開いたものとする必要が有る。それでも、そのようなプロファイルを使用することは、経糸を切る虞を大幅に増大させる。この発明により、この危険性を解消することが可能となる。
図7の例では、三つの形式のプロファイル、即ち、杼投げd1 とd3 の間に図示され、正弦波L1 と一致するほぼ正弦波形である第一の形式のプロファイルP1 と、P1のプロファイル形式よりも広く開がった第二の形式のプロファイルP’1 と、ほぼ長方形である第三の形式のプロファイルP”1 とが有るものと仮定している。
そのような状況において、織工は、横糸を直径で分類することにより、使用する横糸の各形式に対応するプロファイル形式P1 ,P’1 又はP”1 を、それらに対応するテーブルに入力する。例えば、織物は、直径がT1 からT3 まで大きくなる、三つの形式の横糸T1 ,T2 及びT3 を持つことができる。織工は、プロファイルP1 ,P’1 ,P”1 をそれぞれ横糸T1 ,T2 及びT3 に割り当てるものと仮定する。
各杼投げdn の開始時に、第一のコンピュータC1 により横糸の解析を行い、その解析は、その時点の杼投げdn とその次の杼投げdn+1 の間に通される、直径が最も大きな横糸に対応するプロファイル形式を選択する役割を果たす。プロファイル形式は、杼口の一方の極端な位置から他方の極端な位置で定義されるので、横糸が通過する最も適した大きさを保証するプロファイルを選択する場合、2回の杼投げを考慮するのが適切である。
杼投げd7 の開始時点aを考察する。角度θが、この点に対応する値に達した場合、コンピュータC1 は、杼投げd7 及びd8 の間に通すべき横糸を考慮することにより、製作するデザインを解析する。杼投げd8 で通す糸が形式T3 である一方、杼投げd7 で通す糸が形式T1 である場合、コンピュータは、時点aから180°の値の角度θだけずらした時点bから適用するプロファイルが、期待される最も大きな直径の経糸に対応するプロファイル形式P”1 であると決定する。
時点bを出発点として、コンピュータC21は、360°の角度範囲に渡ってプロファイル形式P”1 を用いるように、対応するアクチュエータの制御パラメータを修正する。
杼投げd8 後において、杼投げd9 ,d10及びd11で通す横糸が、より小さい公称直径である場合、システムは、プロファイルP1 とP”1 の間の中間に有るプロファイル形式P’1 を介して、プロファイル形式P”1 からプロファイル形式P1 に漸次移行する。
杼投げd9 の開始時に、コンピュータは、時点cとdの間に適用すべきプロファイル形式が、織工により横糸の形式T2 に割り当てられているプロファイル形式P’1 であると決定する。
図7では、使用する糸の形式は、杼投げ毎に動的に表示されている。
前述した各方法では、準拠すべきデザインにもとづき行った解析と織機から来る外部データにもとづき行った解析の両方を考慮することによって、杼口パラメータを修正することが可能である。例えば、前述した第三の方法では、経糸の比較的大きな張力が、それらの糸の交差の解消を改善して、そのため非常に特徴的なプロファイルを使用する必要が無い場合、経糸の張力を考慮することが可能である。同様に、糸の強さに影響を与える可能性の有る外部パラメータ、例えば、周囲の温度や湿度を考慮することが可能である。
前記の方法では、通常コンピュータによって決定されたパラメータを修正する工程は、必ずしも系統的に実行されない。第一の方法では、dθはゼロであり、第二の方法では、dAがゼロとなる場合が有る。第三の方法では、プロファイル形式を変更する必要が無い場合、プロファイル形式P1 は修正されない。
当該の実施形態が何であれ、少なくとも1回の杼投げに対応するデザインの解析により、杼口を所望のデザインに適合することを改善するために、アクチュエータの制御パラメータ値の修正を検討することが可能となり、そのことは、動的かつ自動的に行われ、従って、織工が各杼投げに対して各ヘドルの動きを個々にプログラミングする必要性が回避される。修正されるパラメータは、前述した杼口パラメータAmp,Pc ,Pm ,Δθ及びΔZの中の一つ以上とすることができる。
ここで述べた様々な実施形態の技術的な特徴は、この発明の意味する範囲内において互いに組み合わせることができる。前述した方法は、杼投げの一部だけ及び/又はアクチュエータの一部だけに適用することが必要な場合も有る。
この発明の意味する範囲内において、ジャカード式織機のアクチュエータは、一つ以上のヘドルを制御することができる。
この発明による杼口形成装置を組み込んだ、この発明による織機の原理を示す模式図 図1の装置のアクチュエータを制御するための手段の原理を示す模式図 この発明の意味する範囲内における、関連する数値と共に一連の五回の杼投げに関して可能な様々な形式の織り方を表すテーブル アクチュエータの制御パラメータを計算するために使用される異なる形式のプロファイルを表すグラフ この発明による第一の方法を表すブロック図 図4の方法を実施する場合、製織時における織機の主軸の角度位置の関数としてヘドルの変位を示す原理を表すグラフ この発明による第二の方法を実施する場合の図5と同様のグラフ この発明による第三の方法を実施する場合の図5と同様のグラフ
符号の説明
1 経糸
2 アイレット
3 ヘドル
4 通糸
5 プーリー
1 〜6k サーボモータ
7 伸縮ばね
8 ロッド
9 構造
10 主軸
100〜105 工程
a〜d 時点
A 振幅
dA 過剰行程
211 制御ユニット
1 中央コンピュータ
21〜C2i リモートコンピュータ
C’21,C”21 モジュール
n-2 〜dn+2 杼投げ
D デザイン
1 ,F2 運動方向
3 〜F4 列の位置
1 ,L2 曲線
21〜L2i 電気配線
M 織機
211 ,M212 ,M213 ,M214 メモリ
1 〜P8 ,P’1 ,P”1 プロファイル
Pos(dn-2 )〜Pos(dn+2 ) 位置
S,S,S21〜S2i 信号
1 〜T3 横糸の形式
1 電子ユニット
V パラメータ
θ 主軸10の角度
dθ オフセット
Δθ オフセット

Claims (19)

  1. ジャカード方式の杼口を形成するための装置であって、この装置が、複数の電気アクチュエータ(6)と、これらのアクチュエータを制御するとともに、各アクチュエータに対して、コンピュータ(C1 ,C21,C22)により決定された少なくとも一つのパラメータ(A)の値を表す信号(S211 )を生成するのに適した制御手段(C1 ,C21,C22... )とを有する装置において、
    この制御手段が、少なくとも一つのアクチュエータに対して、
    ・1回の杼投げ(dn )に関して、1回以上の杼投げ(dn-2 ,dn-1 ,dn ,dn+1 ,dn+2 )に対応するデザイン(D)を自動的に解析するのに適した解析器(C’21)と、
    ・この解析器によって実行された解析結果(V)にもとづき、コンピュータにより決定されたパラメータの値(A)を修正するための修正係数(dθ;dA;P’1 ,P”1 )を決定するためのユニット(C”21)と、
    を備えていることを特徴とする装置。
  2. 解析器(C’21)が、1回の杼投げ(dn )に対して、当該の杼投げ、並びにその前の少なくとも1回の杼投げ(dn-2 ,dn-1 )及び/又はその後の少なくとも1回の杼投げ(dn+1 ,dn+2 )に対応するデザイン(D)を解析するのに適していることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 解析器(C’21)が、コンピュータ(C1 ,C21,C22... ,C2i)により構成されるか、或いはコンピュータ(C1 ,C21,C22... ,C2i)に付属することを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  4. 修正係数を決定するためのユニット(C”21)が、コンピュータ(C1 ,C21,C22... ,C2i)により構成されるか、或いはコンピュータ(C1 ,C21,C22... ,C2i)に付属することを特徴とする請求項1から3までのいずれか一つに記載の装置。
  5. この装置が、デザイン(D)に依存した、1回の杼投げ(dn )並びにその前の少なくとも1回の杼投げ(dn-2 ,dn-1 )及び/又はその後の少なくとも1回の杼投げ(dn+1 ,dn+2 )に対応するパラメータ(Pos(dn-2 ),Pos(dn-1 ),Pos(dn ),Pos(dn+1 ),Pos(dn+2 ))を保存するためのメモリ(M212 )を有することを特徴とする請求項1から4までのいずれか一つに記載の装置。
  6. この装置が、解析器(C’21)により決定されたパラメータ値(V)と関連する修正係数値(dθ)を保存するためのメモリ(M213 )を有することを特徴とする請求項4に記載の装置。
  7. ジャカード方式の製織機構の通糸(4)を複数の電気アクチュエータ(6)を用いて制御することにより、織機において杼口を形成するための方法であって、これらのアクチュエータが、各アクチュエータに対して、計算されたパラメータ(A)の値を表す信号(S211 )を生成するのに適した手段(C1 ,C21,C22... )により制御される方法において、
    この方法が、少なくとも1回の杼投げ(dn )に対して、
    a)少なくとも一つのアクチュエータ(6)に関して、1回以上の杼投げ(dn-2 ,dn-1 ,dn ,dn+1 ,dn+2 )に対応するデザイン(D)を解析する工程(102,103)と、
    b)任意選択で、工程a)の解析結果の関数として、アクチュエータ(6)を制御するための少なくとも一つの制御パラメータの値(A)を修正する工程(104,105)と、
    から成る自動的な工程を有することを特徴とする方法。
  8. c)工程a)の間に、当該の杼投げ(dn )、並びにその前の少なくとも1回の杼投げ(dn-2 ,dn-1 )及び/又はその後の少なくとも1回の杼投げ(dn+1 ,dn+2 )に対応するデザイン(D)に関して解析を行うことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. d)工程a)の間に、一つのアクチュエータ(6)又はアクチュエータグループに対して、通糸の高い位置又は低い位置にもとづき、デザイン(D)を解析して、通糸の連続した位置を表す値をパラメータ(V)に付与することと、
    e)工程b)の間に、任意選択で、アクチュエータの制御パラメータ(A)を修正する(dθ)ために、所与の値(V)を考慮することと、
    を特徴とする請求項7又は8に記載の方法。
  10. 工程c)の間に解析される杼投げの数をmとして、工程a)の間に得られる値(V)が、0〜2m −1の範囲内に有る整数であることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 任意選択で修正されるパラメータ(V)は、交差時点における対応する通糸(4)の杼口中心面に対して相対的な角度に影響を与えることを特徴とする請求項7から10までのいずれか一つに記載の方法。
  12. f)工程a)の間に、次の杼投げ(dn+1 )に対して、杼口の高い位置の糸と低い位置の糸間での不平衡を決定して、その不平衡を表す値をパラメータに付与することと、
    g)工程b)の間に、任意選択で、アクチュエータの制御パラメータを修正する(dA)ために、その所与の値を考慮することと、
    を特徴とする請求項7に記載の方法。
  13. 当該の任意選択で修正されるパラメータが、アクチュエータ(6)又はアクチュエータグループにより駆動される通糸(4)の高い位置と低い位置間の変位(Amp)の振幅に影響を与えることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 任意選択で修正されるパラメータ(ΔZ)が、経糸の交差時点における基準面に対して相対的な振幅に影響を与えることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  15. h)工程a)の間に、次の杼投げ(dn+1 )に対して必要なプロファイル形式(P1 ,P’1 ,P”1 )を決定して、そのプロファイル形式を表す値をパラメータに付与することと、
    i)工程b)の間に、任意選択で、アクチュエータ(6)の制御パラメータを修正するために、その所与の値を考慮することと、
    を特徴とする請求項7又は8に記載の方法。
  16. 工程a)の間に、次の杼投げ(dn+1 )の間に通すべき横糸の直径を考慮して、プロファイル形式(P1 ,P’1 ... ,P”1 )を決定することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 工程b)の間に、その時点の杼投げ(dn )にもとづき、使用すべきプロファイル形式(P1 ,P’1 ... ,P”1 )を選定するために、当該の所与の値を考慮することを特徴とする請求項15又は16に記載の方法。
  18. 工程a)の間に、デザイン(D)以外のパラメータ、特に、経糸の張力を考慮することを特徴とする請求項7から17までのいずれか一つに記載の方法。
  19. 請求項1から6までのいずれか一つに記載の杼口形成装置(2〜6,C1 ,C21,C22... ,C2i,V1 ,M211 ,M212 ,M213 )を備えた織機(M)。
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