JP2007332161A - コラーゲン及びコラーゲン入り化粧品 - Google Patents

コラーゲン及びコラーゲン入り化粧品 Download PDF

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【課題】 牛由来のコラーゲンに変わる、熱安定性に優れ、またゼラチン変移点が高く、且つ個体間のバラツキの少ない材料から安定的に得られるコラーゲン、及び該コラーゲンを配合して成る化粧品を提供すること。
【解決手段】 成育温度が10℃以上で養殖してなる淡水魚、例えばティラピアの腹部の皮から抽出して得られるコラーゲン、及び該コラーゲンを、0.1〜5.0重量部配合して成る、クリーム、軟膏、ローション、シャンプー、リンス、ヘアートリートメント等の化粧品とした。
【選択図】 なし

Description

本発明は、コラーゲン及びコラーゲン入り化粧品に関するものであって、特に、魚の皮から抽出して得られるコラーゲン及び該コラーゲンを配合した化粧品に関するものである。
コラーゲンは、牛,豚,鳥などの動物の皮膚を形成する主要タンパク質で、高い保湿性を有し、皮膚に滑らかな感触を付与することから、化粧品に多量に利用されている。
現在、コラーゲンを得るために主に使用されている材料は牛皮であり、最近では、魚の皮から抽出したコラーゲンについても開示されている(特許文献1,特許文献2)。
特開平9−278639号公報 特開2000−256398号公報
しかしながら、牛皮からコラーゲンを得るためには、毛及び皮下組織の除去に係る処理の負担や、抽出収量が比較的少ない等の問題点があった上、近年発生した狂牛病問題が牛由来の加工品にも飛び火し、例え問題のない部位よりの製品にしても、牛由来の加工品であると言うだけでユーザーより敬遠されだした。特に、化粧品の場合、その使用者の大半が女性であり、デリケートな使用だけにその影響は大きいものであった。また、この狂牛病に端を発し、牛以外の豚,鳥などの動物にも異常プリオンの発生が懸念され、化粧品として利用するコラーゲンを得る材料として動物不使用と言う動きまでが高まっている。
一方、魚由来のコラーゲンについては、近年、その研究が始まったばかりであり、上記した特許文献1,2に魚由来のコラーゲンの化粧品への使用が提案されているが、特許文献1,2に記載されているようなタラ,ニシン,マス等の海水魚から得られるコラーゲンは、本発明者等の研究によれば、熱安定性が悪く、またゼラチン変移点が低いと言う問題点を有し、該海水魚由来のコラーゲンを化粧品に配合し、特に夏期等温度が上昇した場合には、コラーゲンの変性により製品の粘度が低下し、性状が不安定となり、のびがなくなり、皮膚や頭髪等の表面に十分な被膜を形成することができないと言うことが生じていた。また、比較的熱安定性の高いコラーゲンが得られるシタビラメ,キハダマグロ,サメなどの海水魚も存在するが、いずれにしても海水魚はコラーゲンを抽出する材料としては個体間のバラツキが大きく、安定的にコラーゲンを抽出することが出来ないと言う問題点を有していた。
そこで、本発明の目的は、牛由来のコラーゲンに変わる、熱安定性に優れ、またゼラチン変移点が高く、且つ個体間のバラツキの少ない材料から安定的に得られるコラーゲン、及び該コラーゲンを配合して成る化粧品を提供することにある。
本発明者等は、上記した目的を達成すべく鋭意研究を進めた結果、魚由来のコラーゲンの熱変性温度は、由来する魚の成育温度に依存し、例えば熱帯或いは亜熱帯地域に生息する熱帯魚から抽出したコラーゲンの熱変性温度は高く、熱安定性に優れ、またゼラチン変移点も高いことを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、成育温度が10℃以上で養殖してなる淡水魚の皮から抽出して得られるコラーゲン、及び該コラーゲンを配合して成る化粧品である。
ここで、上記淡水魚が、養殖したティラピアであることは、コラーゲンを抽出する材料として安定的に得られ、且つ個体間のバラツキが少ないことから好ましい。
また、上記コラーゲンがサクシニル化コラーゲンであることは、人間の肌に適正である弱酸性から中性領域で十分に溶解し、より使用し易い化粧品を提供できるために好ましい。
上記した本発明に係るコラーゲン及びコラーゲン入り化粧品によれば、夏期等の高温下において保存した場合にも、粘度の低下による製品の不均一化、不安定化が生じず、良好な肌触りやしっとり感を長期にわたって維持することができる化粧品を提供できる効果がある。
以下、上記した本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
本発明で使用する成育温度が10℃以上で養殖してなる淡水魚としては、例えばティラピア,コイ,草魚,れん魚等を挙げることができ、これらの淡水魚の皮であれば、その魚体のどの部分のものであっても良いが、好ましくは腹部の皮を用いる。
上記淡水魚の中でも、ティラピアの皮が本発明においては最も好ましい。
これは、ティラピアは、原産地はエジプトナイル河で、雑食性であり、水質に対して適応性が広く、病気の発生も少なく飼育し易く、美味であることから、近年、我が国においても温泉や温排水を利用した養殖が盛んになってきている。そのため、コラーゲンを抽出する材料として安定的に得られ、且つ個体間にバラツキが少ないために適している。
上記淡水魚の皮からコラーゲンを抽出するにあたっては、先ず、皮から不純タンパク質,血液,色素,脂質等のコラーゲン以外の成分を物理的方法又は化学的方法で除去する。
上記不純物を除去する物理的方法としては、ナイフ等の刃物を用いて除去する方法、ホモジナイザー,ミキサーなどの機器を利用する方法、水圧を利用する方法などが挙げられ、化学的方法としては、塩化ナトリウム,塩化カリウム,酢酸ナトリウム,クエン酸ナトリウム等の塩溶液を用いる方法、水酸化ナトリウム,水酸化カリウム等の塩基性溶液を使用する方法が挙げられる。
続いて、不純物が除去された魚皮は、酢酸,クエン酸,乳酸などの希有機酸や、塩酸,リン酸などの希無機酸を用いて酸抽出することによりコラーゲンが得られる。
即ち、例えば0.01〜2mol/Lの濃度の希酢酸溶液に不純物を除いた魚皮を加え、15℃以下で、12〜48時間撹拌することによりコラーゲン(一般的に、、かかるコラーゲンをトロポコラーゲンと言う。)が抽出される。
抽出されたコラーゲン溶液に不溶解分が残存している場合には、濾過法、遠心分離法により不溶解分を除去することが望ましい。
また、得られたコラーゲンは、酸溶液に溶解しているので、そのままでも使用可能であるが、さらに精製するのが好ましい。精製方法としては、抽出コラーゲン液に塩を添加して沈殿させる塩析法、有機溶媒を添加する有機溶媒沈殿法、塩基を添加する等電点沈殿法によりコラーゲンを沈殿させ、生成した沈殿を分離することによりコラーゲンは精製される。また、コラーゲンは、消化酵素(例えばペプシン)やアルカリ剤により、テロペプチドを除去したアテロ化コラーゲンとしての使用も可能である。
更に、これらのコラーゲンをアシル化(該アシル化としてサクシニル化,フタル化,アセチル化)並びにメチル化等により修飾し、コラーゲン誘導体としても良い。
即ち、例えばコラーゲンのアシル化反応は、コラーゲン溶液に水酸化ナトリウム,炭酸ナトリウムなどのアルカリを添加し、pH9〜12に調整した後、無水コハク酸、無水フタル酸、無水マレイン酸などの酸無水物を加え、反応系のpHが低下するのを防ぐためにアルカリを添加してpHを9〜12に調整しながら反応させる。反応温度は、コラーゲンの変性を防ぐために15℃以下、望ましくは5〜10℃で行うのが望ましい。
反応終了後、アシル化コラーゲン液に塩を添加して沈殿させる塩析法、有機溶媒を添加する有機溶媒沈殿法、酸を添加する等電点沈殿法等によりアシル化コラーゲンを沈殿させ、生成した沈殿を洗浄することによりアシル化コラーゲンが得られる。
アシル化コラーゲンの洗浄は、アシル化コラーゲンの等電点付近の水溶液、例えばpH4.5付近に等電点を持つサクシニル化コラーゲンの場合には、pH4.0〜5.0の酸性水、含水有機溶媒などを使用することが可能である。酸性水はいずれの酸を使用しても調製可能であるが、希塩酸、希酢酸、希クエン酸、希乳酸などを使用して調製するのが好ましい。また、それらの酸の緩衝液として利用することも可能である。含水有機溶媒に使用する有機溶媒は水と混合可能な溶媒であればいかなる有機溶媒でも使用することが出来るが、アルコール類、ケトン類が好ましい。
上記のようにして成育温度が10℃以上で養殖してなる淡水魚の皮から抽出したコラーゲンは、熱安定性に優れ、またゼラチン変移点が高いことから、クリーム、軟膏、ローション、シャンプー、リンス、ヘアートリートメント等の化粧品に配合することによって、これらの製品の保湿性や肌触り感等を改善し、良好なしっとり感を付与することが出来ると共に、該製品を夏期等の高温下において保存した場合にも、粘性の低下による製品の不均一化、不安定化が生じず、前記した良好な肌触りやしっとり感を長期にわたって維持することができる化粧品となる。
また、上記成育温度が10℃以上で養殖してなる淡水魚の皮から抽出したコラーゲンに化学修飾を施し、サクシニル化コラーゲンとした場合は、弱酸性から中性領域において十分に溶解するコラーゲンとなり、該サクシニル化コラーゲンを配合した化粧品は、人間の肌に適正である弱酸性から中性領域でより使用し易い化粧品となる。
ここで、上記成育温度が10℃以上で養殖してなる淡水魚の皮から抽出したコラーゲン、或いは前記コラーゲンに化学修飾を施したサクシニル化コラーゲンの化粧品への配合割合は、0.05〜10重量部、特には0.1〜5重量部とすることが、化粧品としての保湿性や肌触り感等の観点から好ましい。
以下、上記した本発明に係るコラーゲン及びコラーゲン入り化粧品の実施例を記載するが、本発明は、何ら下記する実施例に限定されるものではない。
−コラーゲンの抽出−
ティラピアの腹部の皮50gを、冷水にて洗浄後、0.5mol/Lの濃度の酢酸水溶液2000mLに加え、家庭用ミキサーで10℃で24時間攪拌した。
得られた泥状溶液をフィルタープレスにより濾過し、粘性のある溶液を得た。更に、本液を6000rpm,10分間の遠心分離により不溶解分を除去した後、上澄みに最終濃度5%となるように食塩を加え、コラーゲンを析出させた。
得られたコラーゲン沈殿物を6000rpm,10分間の遠心分離により分離し、分離した沈殿物を水に再分散し、透析膜を用いて水で3回透析し、食塩を除去した。その後、得られたゲル状物を凍結乾燥し、ティラピアのコラーゲン(白色の綿状固体)3gを得た。
−抽出したコラーゲンの物性−
上記抽出したコラーゲン2g及びクエン酸・一水和物0.2gを水で100ccとし、10℃以下で攪拌後、遠心分離機により真空脱気してサンプルを作成した。
このサンプルに対し、株式会社オリエンテック製振子型粘弾性測定装置DDV−OPAを用い、10℃より0.5℃/分の昇温速度でコラーゲンのゼラチンへの変移点を測定した。その結果、ティラピア由来の上記コラーゲンのゼラチンへの変移点は、35℃であった。
同様にして他の魚(タラ、サメ)に由来するコラーゲンのゼラチンへの変移点を測定したところ、タラは16℃、サメは28℃であった。
−化学修飾(コラーゲンのサクシニル化)−
ティラピアの腹部の皮50gと、0.5mol/Lの濃度の塩化ナトリウム溶液100mLを家庭用ミキサーに入れ、2分間ホモジナイズした後、沈殿物を6000rpm,10分間の遠心分離により分離する操作を3回繰り返した。
得られた沈殿物を冷水を使用して水洗後、エタノール1000mLに加え10℃で一晩攪拌し、沈殿物を6000rpm,10分間の遠心分離により回収し、再度、沈殿物に同様のエタノール処理を加えた後、沈殿物を0.1mol/Lの水酸化ナトリウム溶液に加え、5℃で一晩攪拌した。その後、沈殿物を6000rpm,10分間の遠心分離により回収し、得られた沈殿物を冷水で洗浄した後、0.05mol/Lの濃度のクエン酸水溶液3000mLに加え、5℃で24時間攪拌してコラーゲンを抽出した。得られた溶液中から6000rpm,20分間の遠心分離により不溶解分を除去した後、上澄みに最終濃度が10%となるようにクエン酸ナトリウムを加え、コラーゲン沈殿物200gを得た。
上記処理で得られたコラーゲン沈殿物20gを冷脱塩水50mLに分散し、1mol/Lの濃度の水酸化ナトリウム溶液を添加してpH10に調整し、得られた液にアセトン12mLに溶解した無水コハク酸0.9gを3回に分けて加え、1mol/Lの濃度の水酸化ナトリウム溶液を用いて、反応系のpHを9〜10に維持させながら5℃で6時間反応させた。
得られた反応溶液に1mol/Lの濃度の希塩酸を加え、pH4.2に調整してサクシニル化コラーゲンを沈殿させた後、pH4.2の希塩酸水で沈殿物を洗浄した。得られた沈殿物を凍結乾燥することにより、サクシニル化コラーゲン0.95gを得た。
−修飾したコラーゲン(サクシニル化コラーゲン)の物性−
上記により得られたサクシニル化コラーゲンを使用し、下記の配合割合の化粧品基材を作成し、その物性(1か月保存の粘度安定性)を評価した。同様にして他の魚(タラ,サメ)に由来するサクシニル化コラーゲンの物性も評価した。
その評価結果を表1に示す。


サクシニル化コラーゲン 0.3重量部
クエン酸・一水和物 0.2重量部
フェニルエタノール 0.5重量部
パラベン 0.2重量部
精製水 98.8重量部
Figure 2007332161
−化粧品(スキンクリーム)への配合−

配合−A
流動パラフィン 8.0重量部
セタノール 5.0重量部
ステアリルアルコール 2.0重量部
ミリスチン酸イソプロピル 2.0重量部
モノステアリン酸グリセリン0.50 0.5重量部
POE(20)セチルエーテル 1.0重量部
パラベン 0.1重量部

配合−B
カーボポール981 (0.5%水溶液) 20.0重量部
パラベン 0.1重量部
精製水 60.8重量部
上記配合−Aを攪拌しながら、80℃に加熱して溶解した後、同温度に加熱した上記配合−Bを加えてホモジナイズして乳化させた。その後、攪拌しながら室温まで冷却し、スキンクリームを得た。
このスキンクリームに、上記実施例において調整したサクシニル化コラーゲンを含む化粧品基材5.0重量部を添加し、化粧品を完成させた。
−化粧品(スキンクリーム)の物性−
得られた化粧品は、30℃,RH75%の条件下において3か月間安定であった。また上記化粧品、サクシニル化コラーゲンの無添加品、更には他の魚(タラ,サメ)に由来するサクシニル化コラーゲンを添加した化粧品について、各々専門パネラー10名による官能試験を行った。評価は下記の項目について5段階の評点評価を実施した。
パネラー10名の評点の平均を表2に示す。


(1) 肌のなめらかさ
1:ざらつく 2:ややざらつく 3:普通 4:ややなめらか
5:なめらか
(2) 肌のべたつき
1:べたつく 2:ややべたつく 3:普通 4:ややさっぱり
5:さっぱり
(3) 肌のしっとりさ
1:かさつく 2:ややかさつく 3:普通 4:ややしっとりする
5:しっとりする
Figure 2007332161
−化粧品(ハンドクリーム)への配合−
イソパラフィン 15.0重量部
C18アルキル変性シリコーン 10.0重量部
揮発性シリコーン 15.0重量部
ポリエーテル変性シリコーン 6.0重量部
α−モノステアリルグリセリルエーテル 2.0重量部
パラベン 0.2重量部
精製水 51.8重量部
上記精製水以外の成分を混合し、60℃に加熱して溶解した後、同温度に加熱した精製水を加え、ホモジナイズして乳化させた。その後、攪拌しながら室温まで冷却し、ハンドクリームを得た。
このハンドクリームに、下記のコラーゲン溶液5重量部を添加し、化粧品を完成させた。

実施例のコラーゲン 0.3重量部
クエン酸・一水和物 0.2重量部
パラベン 0.5重量部
フェニルエタノール 0.5重量部
精製水 98.5重量部
−化粧品(ハンドクリーム)の物性−
得られた化粧品は、30℃,RH75%の条件下において3か月間安定であった。また上記化粧品、及びコラーゲンの無添加品について、各々専門パネラー10名による官能試験を行った。評価は下記の項目について5段階の評点評価を実施した。
パネラー10名の評点の平均を表3に示す。


(1) 肌のなめらかさ
1:ざらつく 2:ややざらつく 3:普通 4:ややなめらか
5:なめらか
(2) 肌のべたつき
1:べたつく 2:ややべたつく 3:普通 4:ややさっぱり
5:さっぱり
(3) 肌のしっとりさ
1:かさつく 2:ややかさつく 3:普通 4:ややしっとりする
5:しっとりする
Figure 2007332161
また、人前碗内側にアセトン/エーテル(体積比1:1)を入れたガラス製カップ(内径2cm)を装着し、10分間脱脂処理を行ない、荒肌を誘発させた。その後、上記荒肌に上記化粧品を均一に塗布(20μl/3.14cm2)し、10分間かけて乾燥させた。ついで、界面活性剤溶液(0.1%ポリオキシエチレン(40EO)硬化ヒマシ油)1.0mLを入れ、テフロン(登録商標)の棒で1分間皮膚表面を擦った。処理液を回収後、剥がれてきた角質細胞をクマシープリリアントブルーを用いて染色し、顕微鏡で細胞数を測定した。その結果、コラーゲンの添加品は、0.3×104/cm2の脱落細胞数であった。一方、無添加品は、0.4×104/cm2の脱落細胞数であった。

Claims (4)

  1. 成育温度が10℃以上で養殖してなる淡水魚の皮から抽出して得られるコラーゲン。
  2. 上記淡水魚が、養殖したティラピアであることを特徴する請求項1記載のコラーゲン。
  3. 上記コラーゲンが、サクシニル化コラーゲンであること特徴とする請求項1又は2に記載のコラーゲン。
  4. 請求項1乃至3のいずれか記載のコラーゲン(但し、ティラピアの皮から得られたアテロコラーゲン、及び該アテロコラーゲンをサクシニル化したコラーゲンを除く。)を配合したことを特徴とするコラーゲン入り化粧品。
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