JP2007329567A - オーディオミキサおよびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 オーディオミキサに接続し、音声信号の記録・再生を行うレコーダに、USBメモリ等を使用した。このUSBメモリに対する入出力信号を適切に監視する。
【解決手段】 CUEバス114には、入力チャンネル調整部110およびMIX出力チャンネル調整部116から一または複数のCUE対象信号(監視用の音声信号)が供給される。これらは、CUEバス114においてミキシングされ、切換部134を介してモニタ用のヘッドホン等に出力される。ここで、内蔵レコーダ12に入出力される信号を、CUEオンオフ切換部126,128を介してCUEバス114に供給し、入出力チャンネルと同様に切換部134を介して監視できるようにした。但し、CUEオンオフ切換部126,128のうち一方がオン状態になると、CUEバス114に供給される音声信号は、該切換部126,128のうち何れか一方を介して供給される信号のみになる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、音声信号の編集に用いて好適なオーディオミキサおよびプログラムに関する。
特許文献1に開示されたデジタルミキサにおいては、外部から供給された様々な音声信号が入力ポートに入力される。また、これら入力ポートに入力された信号が入力チャンネル調整部に供給され、ここで音量や周波数特性等の調整が行われる。入力ポートと入力チャンネルとの対応関係を決定するものは入力パッチと呼ばれる。各入力チャンネル調整部において調節された信号は複数のMIXバスに供給され、ここで複数の入力チャンネルの信号がミキシングされる。そして、これらのミキシング結果は、各MIXバス毎に設けられたMIX出力チャンネル調整部に供給され、ここでさらに音量や周波数特性等の調整が行われる。そして、MIX出力チャンネル調整部からの出力信号は、客席への放音や、録音などに使用される。
ここで、音声の録音および再生を行うレコーダをデジタルミキサに接続する場合には、何れかのMIX出力チャンネルの出力信号が録音信号としてレコーダに供給され、レコーダから出力される再生信号が入力パッチ部を介して何れかの入力チャンネル調整部に供給されるように、レコーダをデジタルミキサに接続することが一般的である。また、ユーザは、各入力チャンネルまたはMIX出力チャンネルの信号を、CUE信号として適宜選択してその音声を監視することができる。
特許第3661622号公報
上述した従来のデジタルミキサにおいては、ユーザは「レコーダに供給される録音信号」または「レコーダから入力される再生信号」をCUE信号として選択することができなかった。一方、このようにレコーダの再生信号および録音信号が監視できないことは、実際は特に不便なことではなかった。これは、一般的にレコーダにはモニタ用の端子が設けられており、再生信号および録音信号の監視はレコーダそのものを用いて行えばよかったからである。
ところで、本出願人は、例えばUSBメモリなどの着脱可能な不揮発性メモリを記憶媒体とするレコーダをデジタルミキサに内蔵し、所望の出力チャンネルの信号が録音でき、再生した信号を所望の入力チャンネルに供給できるようにすることを検討している。外部接続されたレコーダであれば、該レコーダのヘッドフォン端子からの信号を検聴することにより録音する信号や再生された信号の確認を行うことができるが、この内蔵するレコーダでは、その確認を簡単には行うことができない。すなわち、録音する信号の確認する際は、どの出力チャンネルの信号を録音しているかを判別して、その出力チャンネルのCUEを行わねばならず、また、再生された信号を確認する際は、再生した信号がどの入力チャンネルに供給されているかを判別して、その入力チャンネルのCUEを行わねばならない。
この発明は上述した事情を鑑みてなされたものであり、内蔵されたレコーダの入出力信号を簡単な操作で監視することができるオーディオミキサおよびプログラムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するため本発明にあっては、下記構成を具備することを特徴とする。なお、括弧内は例示である。
請求項1記載のオーディオミキサにあっては、それぞれ供給される信号を混合し、混合信号を出力する複数のミキシングバス(112)と、それぞれ入力される信号の特性を調整して前記ミキシングバス(112)に選択的に供給する複数の入力チャンネル(110)と、前記各ミキシングバス(112)に対応して設けられ、前記各混合信号の特性を調整して出力する複数の出力チャンネル(116)と、供給される信号を記憶媒体(34)に記録する機能と、該記憶媒体(34)に記憶された信号を再生して出力する機能とを備えたレコーダ(12)と、前記複数の出力チャンネル(116)の出力信号のうち何れか一つを選択し、選択した出力信号を前記レコーダ(12)に供給する録音選択手段(120)と、前記レコーダ(12)から再生された再生信号を、前記複数の入力チャンネル(110)のうち任意のものに供給する出力先選択手段(108)と、供給された信号をキュー信号(CUE信号)として出力するキュー信号出力手段(114)と、前記複数の入力チャンネル(110)の出力信号、前記複数の出力チャンネル(116)の出力信号、および前記録音選択手段の出力信号のうち何れかの信号のキュー指示(CUEボタンまたはCUEキーの押下)に応じて、その指示された信号を選択的に前記キュー信号出力手段(114)に供給するキュー信号制御手段(CPU22,SP28)とを有することを特徴とする。
また、請求項2記載のオーディオミキサにあっては、それぞれ供給される信号を混合し、混合信号を出力する複数のミキシングバス(112)と、それぞれ入力される信号の特性を調整して前記ミキシングバス(112)に選択的に供給する複数の入力チャンネル(110)と、前記各ミキシングバス(112)に対応して設けられ、前記各混合信号の特性を調整して出力する複数の出力チャンネル(116)と、供給される信号を記憶媒体(34)に記録する機能と、該記憶媒体(34)に記憶された信号を再生して出力する機能とを備えたレコーダ(12)と、前記複数の出力チャンネル(116)の出力信号のうち一つを選択し、選択した出力信号を前記レコーダ(12)に供給する録音選択手段(120)と、前記レコーダ(12)から再生された再生信号を、前記複数の入力チャンネル(110)のうち任意のものに供給する出力先選択手段(108)と、供給される信号をキュー信号(CUE信号)として出力するキュー信号出力手段(114)と、前記複数の入力チャンネル(110)の出力信号、前記複数の出力チャンネル(116)の出力信号、および前記レコーダ(12)によって再生された再生信号のうち何れかの信号のキュー指示(CUEボタンまたはCUEキーの押下)に応じて、その指示された信号を選択的に前記キュー信号出力手段(114)に供給するキュー信号制御手段(CPU22,SP28)とを有することを特徴とする。
また、請求項3記載のプログラムにあっては、それぞれ供給される信号を混合し、混合信号を出力する複数のミキシングバス(112)と、それぞれ入力される信号の特性を調整して前記ミキシングバス(112)に選択的に供給する複数の入力チャンネル(110)と、前記各ミキシングバス(112)に対応して設けられ、前記各混合信号の特性を調整して出力する複数の出力チャンネル(116)と、供給される信号を記憶媒体(34)に記録する機能と、該記憶媒体(34)に記憶された信号を再生して出力する機能とを備えたレコーダ(12)と、前記複数の出力チャンネル(116)の出力信号のうち一つを選択し、選択した出力信号を前記レコーダ(12)に供給する録音選択手段(120)と、前記レコーダ(12)から再生された再生信号を、前記複数の入力チャンネル(110)のうち任意のものに供給する出力先選択手段(108)と、供給される信号をキュー信号(CUE信号)として出力するキュー信号出力手段(114)と、処理装置(22)とを有するオーディオミキサに適用されるプログラムであって、前記複数の入力チャンネル(110)の出力信号、前記複数の出力チャンネル(116)の出力信号、および前記録音選択手段の出力信号のうち何れかの信号のキュー指示(CUEボタンまたはCUEキーの押下)に応じて、その指示された信号を選択的に前記キュー信号出力手段(114)に供給する過程(SP28)を前記処理装置(22)に実行させることを特徴とする。
また、請求項4記載のプログラムにあっては、それぞれ供給される信号を混合し、混合信号を出力する複数のミキシングバス(112)と、それぞれ入力される信号の特性を調整して前記ミキシングバス(112)に選択的に供給する複数の入力チャンネル(110)と、前記各ミキシングバス(112)に対応して設けられ、前記各混合信号の特性を調整して出力する複数の出力チャンネル(116)と、供給される信号を記憶媒体(34)に記録する機能と、該記憶媒体(34)に記憶された信号を再生して出力する機能とを備えたレコーダ(12)と、前記複数の出力チャンネル(116)の出力信号のうち一つを選択し、選択した出力信号を前記レコーダ(12)に供給する録音選択手段(120)と、前記レコーダ(12)から再生された再生信号を、前記複数の入力チャンネル(110)のうち任意のものに供給する出力先選択手段(108)と、供給される信号をキュー信号(CUE信号)として出力するキュー信号出力手段(114)と、処理装置(22)とを有するオーディオミキサに適用されるプログラムであって、前記複数の入力チャンネル(110)の出力信号、前記複数の出力チャンネル(116)の出力信号、および前記レコーダ(12)によって再生された再生信号のうち何れかの信号のキュー指示(CUEボタンまたはCUEキーの押下)に応じて、その指示された信号を選択的に前記キュー信号出力手段(114)に供給する過程(SP28)を前記処理装置(22)に実行させることを特徴とする。
このように、キュー信号制御手段において録音選択手段の出力信号またはレコーダによって再生された再生信号を選択できる構成によれば、通常の入出力チャンネルの信号と同様に、レコーダの入出力信号を監視することができる。
1.実施例の構成
1.1.ハードウエア構成
次に、本発明の一実施例のデジタルミキサ1のハードウエア構成を図1を参照し説明する。
図において2は表示器であり、例えば「1024×768」程度の解像度を有するフラットパネルディスプレイによって構成されている。また、表示器2はタッチパネルを備えており、表示されているボタンに対する押下等の操作を検出できるように構成されている。4は電動フェーダ群であり、操作者の操作に基づいて各入出力チャンネルの信号レベルを調節する。さらに、電動フェーダ群4は、バスライン18を介して操作コマンドが供給されると、その操作位置が自動設定されるように構成されている。なお、詳細は後述するが、電動フェーダ群4は、複数の(P系統の)電動フェーダ244−1〜244−P(図2参照)から構成されている。
6は操作子群であり、各種のスイッチ、ノブおよびLEDキーから構成され、LEDキーに内蔵されたLEDの点滅状態はバスライン18を介して設定される。ノブは各入出力チャンネルの左右の音量バランスを設定するノブ249−1〜249−P(図2参照)等から構成されている。そして、これらノブの操作量はバスライン18を介して出力される。8は波形I/O部であり、アナログ音声信号またはデジタル音声信号を入出力する。
本実施例においては、各種音声信号のミキシング処理・効果処理等は全てデジタル処理により実行される。しかし、外部から入力される音声信号および外部に出力すべき音声信号はデジタル、アナログ信号の双方が考えられる。このため、波形I/O部8においては、アナログ信号とデジタル信号間の変換、複数種類のデジタル信号相互間の変換等の処理が行われる。
次に、10は信号処理部であり、一群のDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)によって構成されている。信号処理部10は、波形I/O部8を介して供給されたデジタル音声信号に対してミキシング処理や効果処理を施し、その結果を波形I/O部8に出力する。14はUSB・I/O部であり、コネクタ16に挿入されたUSBメモリ34に対して各種データの書き込みや読み出しを行う。12は内蔵レコーダであり、信号処理部10から供給されたデジタル音声信号に対してMP3形式の圧縮処理を行い、その結果をUSB・I/O部14を用いてUSBメモリ34に書き込むとともに、USB・I/O部14を用いてUSBメモリ34からMP3形式のデータを読み出し伸長処理を施して、その伸長結果のデジタル音声信号を信号処理部10に供給する。
ここで、USBメモリ34に対して入出力されるデータは、内蔵レコーダ12を介して入出力される音声信号の他、バスライン18を介して入出力される信号処理部10の設定データなどが含まれる。これらのデータは、通常のコンピュータ等においても読出し/編集が可能になるように、所定のファイルシステムおよび所定のファイル形式でUSBメモリ34内に記録される。20はその他I/O部であり、各種の外部機器との間でデータを入出力する。22はCPUであり、後述する制御プログラムに基づいて、バスライン18を介して各部を制御する。24はフラッシュメモリであり、その内部のプログラム領域には上記制御プログラムが記憶されている。28はRAMであり、CPU22のワークメモリとして使用される。
本実施例のミキシングシステムにおいては、当該システムの現在の動作を制御する各種パラメータ(カレントデータ)がRAM28の所定領域(カレント領域)に記憶されている。すなわち、電動フェーダ群4または操作子群6を操作することによりカレントデータの内容が更新され、また、該カレントデータに基づいて信号処理部10におけるミキシング処理や効果処理、表示器2における表示状態、操作子群6のLEDの点滅状態、電動フェーダ群4の各フェーダの位置などが制御される。
1.2.実施例のミキシングアルゴリズム構成
1.2.1.全体構成
次に、信号処理部10等において実現されるアルゴリズムの内容を図3を参照し説明する。なお、当該アルゴリズムは信号処理部10に設定されるプログラムによって実現されるものであり、該プログラムは、CPU22の制御の下、フラッシュメモリ24等から信号処理部10にロードされる。
図3において102はアナログ入力部であり、マイクレベルまたはラインレベルのアナログ音声信号を受信すると、これをデジタル音声信号に変換し、信号処理部10に供給する。104はデジタル入力部であり、デジタル音声信号を受信すると、これを信号処理部10内部のフォーマットに変換する。122はアナログ出力部であり、信号処理部10から供給されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し外部に出力する。124はデジタル出力部であり、信号処理部10から供給された内部フォーマットのデジタル音声信号を所定フォーマット(AES/EBU,ADAT,TASCAM等)のデジタル音声信号に変換し出力する。
以上に述べた構成は、信号処理部10とは別体のハードウェアである波形I/O部8およびここに挿入される各種カードによって実現されており、図3の内蔵レコーダ12は、図1のレコーダ12、USB・I/O部14、コネクタ16、およびUSBメモリ34で構成されるが、それ以外の構成は、波形処理部10において動作するプログラムによって実現されている。110は入力チャンネル調整部であり、操作パネル上の電動フェーダおよび操作子の操作に基づいて、最大「24」チャンネルの入力チャンネルに対して音量・音質等の調整を行う。
108は入力パッチ部であり、ユーザの指示に応じて、入力チャンネル調整部110の各入力チャンネルの入力(受信側)に対し、入力部102、104、内蔵レコーダ12等の各ブロックからの複数の出力(送信側)のうちの任意の1の出力を接続し、各入力チャンネルにその接続されたブロックからのデジタル音声信号を選択的に供給する。112はMIXバス群であり、「12」系統のMIXバスから構成されている。各MIXバスにおいては、各入力チャンネルのデジタル音声信号のうち当該MIXバスに供給されたものがミキシングされる。各入力チャンネルにおいては、音声信号をMIXバスに供給するか否かを各MIXバス毎に設定することができ、供給する場合には各MIXバスに対するセンドレベル等も系統毎に独立して設定することができる。
次に、116はMIX出力チャンネル調整部であり、上記各MIXバスにおけるミキシング結果に対して、レベル調節および音質調節等を行なう。118は出力パッチ部であり、ユーザの指示に応じて、各出力部122、124の各出力ポートの入力(受信側)に対し、MIX出力チャンネル調整部116の複数の出力チャンネルの出力(送信側)のうちの任意の一の出力を接続し、各出力ポートにその接続された出力チャンネルからのデジタル音声信号を選択的に供給する。120は録音セレクタであり、120は録音セレクタであり、MIX出力チャンネルの中から、内蔵レコーダ12を介してUSBメモリ34に録音すべきチャンネルを選択する。
ところで、デジタルミキサ1において、ユーザがヘッドホン等を用いて監視する信号(以下、ユーザ向け放音信号という)には、「モニタ信号」と「CUE信号」の二種類がある。ここで、モニタ信号は通常の状態で監視する信号であり、CUE信号は一時的に監視する信号である。また、CUE信号およびモニタ信号は、それぞれ一または複数の音声信号をミキシングして生成される。CUE信号を生成するためにミキシングの対象になる信号を「CUE対象信号」といい、モニタ信号を生成するためにミキシングの対象になる信号を「モニタ対象信号」という。
114はCUEバスであり、デジタルミキサ1内の各部の信号のうち、CUE対象信号として選択された一または複数の信号をミキシングし、このミキシング結果をCUE信号として出力する。ここで、CUE対象信号として選択され得る信号は、例えば、入力チャンネル調整部110およびMIX出力チャンネル調整部116の各部の信号、内蔵レコーダ12への入出力信号である。126,128は内蔵レコーダ12のCUEオンオフ切換部であり、内蔵レコーダ12の出力信号および入力信号をCUE対象信号としてCUEバス114に供給するか否かを切り替える。但し、CUEオンオフ切換部126,128は、両者のうち一方のみをオン状態に設定することができ、一方がオン状態に設定されたのであれば、他方は強制的にオフ状態に設定される。
130はモニタセレクタであり、デジタルミキサ1内の各部の信号から、モニタ対象信号として一または複数の信号を選択する。ここで、モニタ対象信号として選択され得る信号は、アナログ入力部102の一部の出力信号、内蔵レコーダ12の出力信号およびMIX出力チャンネルの出力信号等である。132はモニタ用ミキサであり、モニタセレクタ130において選択された一または複数のモニタ対象信号をミキシングし、その結果をモニタ信号として出力する。134は切換部であり、ユーザ向け放音信号としてモニタ信号またはCUE信号のうち一方を選択する。但し、CUE信号が選択された場合には、モニタ信号を完全に消音するのではなく、CUE信号に対してモニタ信号を若干ミキシングした結果をユーザ向け放音信号にすることができる。
1.2.2.入力チャンネル部
次に、入力チャンネル調整部110におけるアルゴリズム構成の詳細を図4を参照し説明する。図において110−nは第n入力チャンネル調整部であり、第n入力チャンネル(1≦n≦24)における音質・音量調整を行う。従って、入力チャンネル調整部110は、「24」系統の第n入力チャンネル調整部110−nによって構成されている。第n入力チャンネル調整部110−nの内部において150は音質調整部であり、第n入力チャンネルにおけるリミッタ処理、コンプレッサ処理、イコライザ処理等を行う。152は音量調整部であり、第n入力チャンネルの音声信号のゲインを調節する。154はオンオフ切換部であり、第n入力チャンネルの音声信号のオンオフを切り換える。
160−1〜160−12は信号切換部であり、第n入力チャンネルから「12」系統のMIXバスに各々出力され得る音声信号を「プリフェード」または「ポストフェード」のうち一方から選択する。すなわち、「プリフェード」が選択されると、音質調整部150の出力信号が選択され、「ポストフェード」が選択されるとオンオフ切換部154の出力信号が選択される。162−1〜162−12はセンドレベル調節部であり、各MIXバスに出力する信号のゲインすなわちセンドレベルを調節する。164−1〜164−12はセンドオンオフ切換部であり、各MIXバスに対する音声信号供給のオン/オフ状態を設定する。158はCUEオンオフ切換部であり、当該第n入力チャンネルの音声信号をCUE対象信号としてCUEバス114に供給するか否かを切り替える。156は信号切換部であり、CUEバス114に出力され得る音声信号を「プリフェード」または「ポストフェード」のうち一方から選択する。
1.2.3.出力チャンネル部
次に、MIX出力チャンネル調整部116におけるアルゴリズム構成の詳細を図5を参照し説明する。
図において116−mは第mMIX出力チャンネル調整部であり、第mMIX出力チャンネル(1≦m≦12)における音質・音量調整を行う。従って、MIX出力チャンネル調整部116は、「12」系統の第mMIX出力チャンネル調整部116−mによって構成されている。第mMIX出力チャンネル調整部116−mの内部において172は音質調整部であり、第mMIX出力チャンネルにおけるリミッタ処理、コンプレッサ処理、イコライザ処理等を行う。178は音量調整部であり、該出力チャンネルの出力ゲインを調節する。180はオンオフ切換部であり、第mMIX出力チャンネルのオン/オフ状態を切り換える。
176は信号切換部であり、第mMIX出力チャンネルからCUEバス114に出力され得る音声信号を「プリフェード」または「ポストフェード」のうち一方から選択する。すなわち、「プリフェード」が選択されると、音質調整部172の出力信号が選択され、「ポストフェード」が選択されるとオンオフ切換部180が選択される。174はCUEオンオフ切換部であり、当該第mMIX出力チャンネルの音声信号をCUE対象信号としてCUEバス114に供給するか否かを切り替える。
1.3.パネル構成
次に、デジタルミキサ1の操作パネルの要部の平面図を図2に示す。上述したように、デジタルミキサ1は「24」入力チャンネルを有しているが、これら入力チャンネルは「12」チャンネルづつの「2」レイヤに分割される。また、「12」MIX出力チャンネルは「1」レイヤ(マスタレイヤ)にまとめられている。204,206,208はレイヤ・キーであり、これら何れかのレイヤを択一的に選択する。また、これらキーにはLEDが内蔵され、選択されているレイヤに係るLEDが点灯状態にされる。なお、本明細書においてその他「キー」の名称が付されている構成要素には、全てLEDが内蔵されており、当該キーに係るパラメータがオン状態になると、そのLEDが点灯状態になる。220〜226はカーソルボタンであり、表示器2上に表示されたカーソルを上下左右方向に移動する。230はインクリメントキー、232はデクリメントキー、233はジョグダイヤルであり、カーソル位置に表示された数値等を増減する。234はENTERキーであり、カーソル位置に表示された数値等を確定する。
また、240−1〜240−Pはチャンネルストリップであり、各チャンネルストリップは選択されたレイヤに属する入出力チャンネル、およびレイヤの選択状態にかかわらず操作が必要なチャンネル等に割り当てられる。チャンネルストリップ240−1の内部において、242−1はCUEキーであり、対応する入出力チャンネルの音声信号をCUE対象信号としてCUEバス114に供給するか否か、すなわちCUEオンオフ切換部158,174(図4,5参照)のオン/オフ状態を切り替える。244−1は電動フェーダであり、対応する入出力チャンネルの音量、すなわち音量調整部152,178のゲインを調節する。246−1はオン/オフ・キーであり、対応する入出力チャンネルのオンオフ切換部154,180におけるオン/オフ状態を設定する。また、248−1はSELキーであり、チャンネルストリップ240−1に係る入出力チャンネルを択一的に「選択状態」に設定する。
ここで「選択状態」とは、音質調整部150やセンドレベル調節部162−1〜162−12等に対する詳細な設定を行うべきチャンネルとして選択された状態の意である。また、249−1はノブであり、該チャンネルストリップ240−1が入力チャンネルに割当てられている場合には、当該入力チャンネルのPANなどを設定する。そして、他のチャンネルストリップ240−i(1≦i≦P)においても、チャンネルストリップ240−1と同様に、CUEキー242−i、電動フェーダ244−i、オン/オフ・キー246−i、SELキー248−iおよびノブ249−iが各々設けられている。
また、250はヘッドフォン端子であり、図示せぬヘッドフォンを介してユーザ向け放音信号(CUE信号またはモニタ信号)を放音する。252は音量調節ノブであり、ヘッドフォンに供給される音声信号レベルを調節する。260はモニタ用選択スイッチ群であり、モニタセレクタ130(図3参照)における各信号のオン/オフ状態をトグルで切り替える。
2.実施例の動作
2.1.変数およびパラメータ
以下、本実施例の動作について説明するが、最初に本実施例において使用される一時変数やパラメータについて説明しておく。
(1)チャンネル番号c(またはch):これは、入出力チャンネル等に対して与えられる番号である。まず、第1〜第24入力チャンネルに対しては、それぞれ「1」〜「24」のチャンネル番号cが与えられる。また、第1〜第12MIX出力チャンネルには、それぞれ「25」〜「36」のチャンネル番号cが与えられる。また、内蔵レコーダ12の入力端には「37」、出力端には「38」のチャンネル番号cが与えられる。
(2)CUEオンパラメータCON(c):これは、チャンネルcのCUEオンオフ切換部126,128,158,174がオン状態であるか否か、すなわちチャンネルcの音声信号がCUE対象信号として選択されているか否かを示すパラメータであり、CON(c)が“1”に設定された場合は、チャンネルcのCUEオンオフ切換部がオン状態となり、チャンネルcの音声信号がCUEバス114に供給される。また、CON(c)が “0”に設定された場合は、チャンネルcのCUEオンオフ切換え部がオフ状態となる。
(3)キューモードMC:これは、“0”(単一CUEモード)または“1”(MIX・CUEモード)の何れかに設定されるパラメータである。“0”(単一CUEモード)においては、「1」チャンネルの音声信号のみをCUE対象信号として選択することができ、“1”(MIX・CUEモード)においては一定の条件下で複数チャンネルの音声信号をCUE対象信号として選択することができる。なお、何れのキューモードMCを選択するかは、ユーザが適宜指定することが可能である。ここで、「一定の条件」とは、「全てのCUE対象信号が入力チャンネルの音声信号である」、または「全てのCUE対象信号がMIX出力チャンネルの音声信号である」のうち何れかを満たすことである。従って、任意のタイミングにおいてCUE対象信号として選択されている一または複数の音声信号の全ては、「入力チャンネル」、「MIX出力チャンネル」または「レコーダ」のうち何れか一の共通のグループに属していることになる。このグループを「CUE対象グループ」という。ここで、あるグループの1ないし複数の音声信号が CUE対象信号として選択されているときに、そのグループとは別のグループの音声信号を新たなCUE対象信号として選択する操作が行われた場合には、該あるグループの該選択が全て解除され、該別のグループの該音声信号が新たなCUE対象信号として選択されるとともに、CUE対象グループが該あるグループから該別のグループへ移行する。
(4)CUEステートCS:これは、現在CUE対象信号として選択されている音声信号のCUE対象グループを表すパラメータである。すなわち、CUE対象グループが入力チャンネルの場合には“1”、MIX出力チャンネルの場合には“2”、レコーダの場合には“3”に設定される。また、CUE対象信号として何れの音声信号も選択されていない場合には、CUEステートCSは“0”に設定される。
2.2.CUEキー・オンイベント処理(図6)
2.2.1.オン状態からオフ状態への切換
チャンネルストリップ240−i内のCUEキー242−iが押下されると、図6に示すCUEキー・オンイベント処理ルーチンが起動される。図6において処理がステップSP2に進むと、レイヤ番号LNと、チャンネルストリップ番号iとに基づいて、CUEキー242−iに係るチャンネルcが特定される。このチャンネルcは、入力チャンネルまたはMIX出力チャンネルのうち何れかである。次に、処理がステップSP4に進むと、CUEオンパラメータCON(c)が“0”(オフ状態)であるか否かが判定される。
CUEキー242−iが押下される前にチャンネルcの音声信号がCUE対象信号であった場合はCUEオンパラメータCON(c)は“1”(オン状態)であるから、ステップSP4において「NO」と判定され、処理はステップSP6に進む。ここでは、CUEオンパラメータCON(c)が“0”(オフ状態)に変更される。次に、処理がステップSP8に進むと、キューモードMCが“0”であるか否かが判定される。ここで、キューモードMCが“0”(単一CUEモード)であった場合には、ステップSP8において「YES」と判定され、処理はステップSP12に進む。
今回のようにキューモードMCが“0”(単一CUEモード)であったのであれば、先のステップSP6においてチャンネルcのCUEオンパラメータCON(c)がオン状態からオフ状態に変更されたことにより、CUE対象信号として選択されている信号は存在しない筈である。このため、ステップSP12においては、切換部134においてモニタ信号がユーザ向け放音信号として選択される。次に、処理がステップSP14に進むと、CUEステートCSが“0”(グループ無)に設定され、本ルーチンの処理が終了する。
一方、キューモードMCが“1”(MIX・CUEモード)であった場合には、ステップSP8において「NO」と判定され、処理はステップSP10に進む。ここでは、CUE対象信号として選択し得る全チャンネルのCUEオンパラメータCONが“0”(オフ状態)であるか否かが決定される。この決定処理としては、 CUEステートCSの示すCUEオンパラメータCON(c)を判定すれば充分であり、必ずしも全てのチャンネルのチェックをしなくてよい。ここで、少なくとも一のチャンネルに係るCUEオンパラメータCON(c)が“1”(オン状態)であれば「NO」と判定され、本ルーチンの処理は終了する。従って、以後は、CUEオンパラメータCONがオン状態である残りの音声信号に基づいてCUE信号が引き続き生成され続けられ放音される。一方、全チャンネルのCUEオンパラメータCONが“0”(オフ状態)であればステップSP10において「YES」と判定され、上述したステップSP12およびSP14の処理が実行される。
2.2.2.オフ状態からオン状態への切換
CUEキー242−iが押下される前にチャンネルcの音声信号がCUE対象信号でなかった場合はCUEオンパラメータCON(c)は“0”(オフ状態)である。従って、上記ステップSP4において「YES」と判定され、処理はステップSP16に進む。ここでは、現在のCUEステートCSが、チャンネルcの属するグループに一致しているか否か、すなわち当該CUE対象グループの音声信号がCUE対象信号として選択されている状態であるか否かが判定される。
ここで「NO」と判定されると、処理はステップSP18に進み、全チャンネルのCUEオンパラメータCONが“0”(オフ状態)にクリアされる。このクリア処理としては、CUEステートCSの示すグループのオン状態にあるCUEオンパラメータCON(c)をクリアすれば充分であり、必ずしも全チャンネルのCUEオンパラメータCON(c)に“0”を書き込む必要はない。次に、処理がステップSP20に進むと、切換部134においてユーザ向け放音信号としてCUE信号が選択される。次に、処理がステップSP22に進むと、チャンネルcの属するグループ番号がCUEステートCSに設定される。一方、チャンネルcがCUEステートCSに係るグループに属する場合には、ステップSP16において「YES」と判定され、上記ステップSP18〜SP22はスキップされる。
次に、処理がステップSP24に進むと、キューモードMCが“0”(単一CUEモード)であるか否かが判定される。ここで「YES」と判定されると処理はステップSP28に進み、CUEオンパラメータCON(c)が“1”(オン状態)に設定されるとともに、他の全てのチャンネルに係るCUEオンパラメータCONが“0”(オフ状態)に設定される。CUEオンパラメータCON(c)が“1”のチャンネルは存在したとしてもCUEステートCSの示すグループの1チャンネルだけであり、ここではそのチャンネルのCUEオンパラメータCON(c)さえ“0”に設定すればそれで充分である。一方、キューモードMCが“1”(MIX・CUEモード)であれば処理はステップSP26に進み、CUEオンパラメータCON(c)が“1”(オン状態)に設定される。なお、ステップSP26においては、他のチャンネルに係るCUEオンパラメータCONは変更されないため、チャンネルcの音声信号は、CUEオンパラメータCONがオン状態である他の音声信号とともにミキシングされ、その結果がCUE信号として出力される。
2.3.各種設定画面の表示(図7)
2.3.1.レコーダ設定画面300
ユーザが所定の操作を行うと、図7に示すレコーダ設定画面300が表示器2に表示される。レコーダ設定画面300の内部において310は録音信号設定部であり、USBメモリ34に記録される録音信号に係る各種のパラメータを設定する。312は左チャンネル指定部、314は右チャンネル指定部であり、ステレオ録音される左右の音声信号の供給元としてMIX出力チャンネルを一チャンネルづつ指定する。316は録音レベル表示部であり、左右の録音信号の録音レベルを表示する。318は録音ゲイン設定部であり、左右の録音信号の録音ゲインを設定する。
320は再生信号設定部であり、USBメモリ34から再生される再生信号に係るパラメータを設定する。322は左チャンネル指定部、324は右チャンネル指定部であり、左右の再生信号の供給先として一または複数の入力チャンネルを指定することができる。但し、チャンネル指定部322,324には一つのチャンネル番号しか表示できるスペースがないので、複数の入力チャンネルが指定された場合は、その中の最小のチャンネル番号のみを表示し、その後に「+」を付与して表示することで、それ以外の入力チャンネルの存在を示すようにしている。
図示の例においては、左チャンネル指定部322においては「CH15+」と表示されているから、左チャンネルの再生信号は、第15入力チャンネルに供給されるとともに、少なくとも一の他の入力チャンネルに供給されることが解る。同様に、右チャンネル指定部324においては「CH16+」と表示されているから、右チャンネルの音声信号は、第16入力チャンネルに供給されるとともに、少なくとも一の他の入力チャンネルに供給されることが解る。326は再生レベル表示部であり、左右の再生信号のレベルを表示する。
次に、330は録音CUEボタンであり、押下されるとCUEオンオフ切換部128のオン/オフ状態を切り替える。また、336は再生CUEボタンであり、押下されるとCUEオンオフ切換部126のオン/オフ状態を切り替える。CUEボタン330,336は、対応するCUEオンオフ切換部126,128がオン状態に設定されると点灯状態になる(図上ではハッチングで表示する)。但し、上述したように、CUEオンオフ切換部126,128は、両者のうち一方のみをオン状態に設定することができるから、CUEボタン330,336のうち点灯するボタンも一方のみである。
332,334は動作状態表示部である。USBメモリ34に対して音声信号を録音している状態では動作状態表示部332が点灯され、USBメモリ34から音声信号を再生している場合には動作状態表示部334が点灯される。また、USBメモリ34に対する録音/再生とも実行されていない場合には、動作状態表示部332,334の双方が消灯される。なお、USBメモリ34に対する録音および再生を同時に行うことはできないため、動作状態表示部332,334が同時に点灯されることはない。
次に、340は録音・再生操作部であり、録音・再生に係る各種のパラメータの表示および操作を行う。録音・再生操作部340の内部において342はタイトル表示部であり、録音・再生に係る音声ファイルのタイトル(曲名)を表示する。344は演奏者名表示部であり、該音声ファイルに記録された楽曲の演奏者名を表示する。346はタイムコード表示部であり、現在の録音・再生位置を表すタイムコードを表示する。348は圧縮形式表示部であり、該音声ファイルの圧縮形式を表示する。350は入力ビットレート表示部であり、録音セレクタ120から内蔵レコーダ12に入力される音声信号のビットレートを表示する。
352は巻き戻しボタンであり、内蔵レコーダ12の録音・再生位置を時間軸上で前方向に移動させる。354は停止ボタンであり、内蔵レコーダ12の録音・再生動作を停止させる。356は再生・ポーズボタンであり、音声信号の再生およびその一時停止を行う。358は早送りボタンであり、録音・再生位置を時間軸上で後方向に移動させる。360は録音ボタンであり、内蔵レコーダ12の録音動作を開始させる。362は再生モード設定部であり、ユーザはここを押下することによって各種の再生モードを選択することができる。366は再生モード表示部であり、現在選択されている再生モードを表示する。364は録音レート設定部であり、ユーザはここを押下することによって各種の録音レートを選択することができる。368は録音レート表示部であり、現在選択されている録音レートを表示する。
2.3.2.出力先設定ウィンドウ370
上記レコーダ設定画面300においてユーザが左チャンネル指定部322または右チャンネル指定部324を押下すると、RAM28内のカレント領域の中から入力パッチ部108に対する設定データが読み出され、その読出し結果に基づいて、レコーダ設定画面300に隣接するように(またはレコーダ設定画面300に重なるように)、同一画面内に出力先設定ウィンドウ370が表示される。なお、図示の設定ウィンドウ370は、右チャンネル指定部324が押下された場合に表示される右チャンネル用の設定ウィンドウである。
出力先設定ウィンドウ370の内部において372は出力先選択ボタン群であり、第1〜第24入力チャンネルに対応する「24」の出力先選択ボタンから構成されている。これら出力先選択ボタンのうちハッチングを施しているボタン(図示の例では第16,第20入力チャンネル)はオン状態、すなわち対応する入力チャンネルが再生信号の出力先として選択されていることを表す。なお、出力先設定ウィンドウ370が表示された時点における各出力先選択ボタンのオン/オフ状態(初期設定状態)は、入力パッチ部108に対するその時点の設定データに基づいて決定される。すなわち、入力パッチ部108において、接続先として内蔵レコーダの右チャンネル出力が設定されている入力チャンネルについては、対応する出力先選択ボタンがオン状態に初期設定され、それ以外の入力チャンネルの出力先選択ボタンはオフ状態に初期設定される。
各出力先選択ボタンは、押下される毎にそのオン/オフ状態がトグルで切り替えられる。従って、ユーザは、「24」の出力先選択ボタンのうち任意の一または複数のボタンをオン状態に設定することができる。374はOKボタンであり、これが押下されると各出力先選択ボタンのオン/オフ状態がカレントデータ内の入力パッチ部108の設定データに反映され、出力先設定ウィンドウ370が閉じられる。また、376はキャンセルボタンであり、これが押下されると入力パッチ部108の設定が変更されることなく出力先設定ウィンドウ370が閉じられる。以上、右チャンネル用の設定ウィンドウ370について説明したが、ユーザが左チャンネル指定部322を押下した場合には、左チャンネルに対して同様の設定ウィンドウが表示される。なお、OKボタン374が押下されたとき、出力先選択ボタン群372の状態をカレントデータに反映させる処理については後述する。
2.3.3.入力元設定ウィンドウ380
また、レコーダ設定画面300においてユーザが左チャンネル指定部312または右チャンネル指定部314を押下すると、レコーダ設定画面300に隣接するように(またはレコーダ設定画面300に重なるように)、同一画面内に入力元設定ウィンドウ380が表示される。入力元設定ウィンドウ380の内部において382は入力元選択ボタン群であり、第1〜第12入力チャンネルに対応する「12」の入力元選択ボタンから構成されている。これら入力元選択ボタンのうちハッチングを施している一のボタン(図示の例では第8MIX出力チャンネル)はオン状態、すなわち対応するMIX出力チャンネルが入力元として選択されていることを表す。
これら入力元選択ボタンは、一のボタンのみをオン状態にすることができる。すなわち、現在オフ状態である何れかの入力元選択ボタンが押下されると、当該ボタンがオン状態に変更され、他の全ての入力元選択ボタンがオフ状態にされる。また、現在オン状態である一のボタンが押下されると、当該ボタンがオフ状態にされる結果として、全てのボタンがオフ状態にされる。384はOKボタンであり、これが押下されると各入力元選択ボタンのオン/オフ状態が録音セレクタ120の設定に反映され、入力元設定ウィンドウ380が閉じられる。また、386はキャンセルボタンであり、これが押下されると録音セレクタ120の設定が変更されることなく入力元設定ウィンドウ380が閉じられる。
2.4.レコーダCUEボタン・オンイベント処理(図8)
レコーダ設定画面300において録音CUEボタン330または再生CUEボタン336が押下されると、図8に示すレコーダCUEボタン・オンイベント処理ルーチンが起動される。図8において処理がステップSP42に進むと、CUEボタン330,336のうち押下された側のチャンネル番号(「37」または「38」)がチャンネルcに設定される。次に、処理がステップSP44に進むと、CUEオンパラメータCON(c)が“0”であるか否かが判定される。
今回押下されたCUEボタン330または336が、押下される前にCUE対象信号であった場合はCUEオンパラメータCON(c)は“1”(オン状態)であるから、ステップSP44において「NO」と判定され、処理はステップSP46に進む。ここでは、CUEオンパラメータCON(c)が“0”(オフ状態)に変更される。次に、ステップSP48おいてはユーザ向け放音信号としてモニタ信号が選択される。これは、CUE対象信号が全く無くなり、CUE信号が無音になるためである。次に、処理がステップSP50に進むと、CUEステートCSが“0”(グループ無)に設定され、本ルーチンが終了する。
一方、今回押下されたCUEボタン330または336が、押下される前にCUE対象信号ではなかった場合は、ステップSP44において「YES」と判定され、処理はステップSP52に進む。ここでは、全チャンネルのCUEオンパラメータCONが“0”(オフ状態)に設定される。次に、処理がステップSP54に進むと、切換部134において、ユーザ向け放音信号としてCUE信号が選択される。次に、処理がステップSP56に進むと、CUEステートCSが“3”(レコーダ)に設定される。次に、処理がステップSP58に進むと、チャンネルcに係るCUEオンパラメータCON(c)が“1”(オン状態)に設定される。
以上のステップSP52〜SP58の処理により、当該チャンネルcの音声信号のみがCUE対象信号として選択される。換言すれば、CUEオンオフ切換部126,128の一方のみからCUEバス114にCUE対象信号が供給され、当該CUE対象信号がそのままCUE信号になる。このように、内蔵レコーダ12に係るCUEボタン330,336が押下された場合には、キューモードMCが“0”(単一CUEモード)であるか“1”(MIX・CUEモード)であるかにかかわらず、一系統の音声信号のみがCUE対象信号として選択されることになる。
2.5.OKボタン374のイベント処理(図9)
次に、上記出力先設定ウィンドウ370内のOKボタン374が押下された際の処理を説明する。該ボタンが押下されると、図9に示すOKボタンイベント処理ルーチンが起動される。図において処理がステップSP102に進むと、入力パッチ部108に係る設定データにおいて変更対象になるチャンネルを指定するチャンネル番号chが「1」に設定される。次に、処理がステップSP104に進むと、出力先選択ボタン群372においてチャンネルchに対応するボタンがオン状態であるか否かが判定される。ここで「YES」と判定されると、処理はステップSP106に進み、チャンネル番号chに係る入力チャンネルの入力に、内蔵レコーダ12の出力(右チャンネルまたは左チャンネルのうち設定ウィンドウ370に対応する側)が接続され、該出力からの音声信号が当該入力チャンネルに供給されるように、カレントデータ内の入力パッチ部108に係る設定データのうちの当該入力チャンネルに係る設定データが更新される。
一方、チャンネル番号chに対応するボタンがオフ状態であった場合はステップSP104において「NO」と判定され、処理はステップSP108に進む。ここでは、現在のカレントデータの入力パッチ部108に係る設定データにおいて、チャンネル番号chの示す入力チャンネルの入力に内蔵レコーダ12の出力(設定ウィンドウ370に対応する側)が接続されてるか否かが判定される。ここで「YES」と判定されると、処理はステップSP110に進み、当該入力チャンネルの入力に何も接続されておらず、音声信号が供給されない(無音信号が供給される)ように、カレントデータ内の入力パッチ部108の設定データのうちの当該入力チャンネルに係る設定データが更新される。一方、ステップSP108において「NO」と判定されると、ステップSP110はスキップされる。従って、かかる場合には、該チャンネル番号chの示す入力チャンネルについては、入力パッチ部108の設定データは更新されず、元のままの接続が維持される。
次に、処理がステップSP112に進むと、チャンネル番号chが「1」だけインクリメントされる。次に、処理がステップSP114に進むと、チャンネル番号chは、入力チャンネルのチャンネル番号の最大値である「24」を超えているか否かが判定される。ここで「NO」と判定されると、処理はステップSP104に戻り、新たなチャンネル番号chに対して上記ステップSP104〜SP112の処理が繰り返される。そして、チャンネル番号chが「24」を超えると、全ての入力チャンネルに対して上記ステップSP104〜SP112の処理が実行されたことになるため、本ルーチンが終了する。
このように本実施例においては、OKボタンイベント処理ルーチン(図9)が実行される際に、出力先選択ボタン群372においてオン状態に設定されているボタンに対しては、そのボタンに対応する入力チャンネルに対して、内蔵レコーダ12からの再生信号が供給されるように入力パッチ部108が設定される。また、オフ状態に設定されているボタンに対しては、そのボタンに対応する入力チャンネルに対して、内蔵レコーダ12からの「再生信号が供給されない状態」に入力パッチ部108が設定される。
ここで、後者の「再生信号が供給されない状態」とは、
状態A:当該入力チャンネルに対して再生信号以外の何らかの音声信号が供給される状態、および
状態B:当該入力チャンネルに対して(再生信号を含めて)音声信号が全く供給されない状態
の双方が考えられる。しかし、出力先設定ウィンドウ370においては、当該入力チャンネルが状態A,Bの何れの状態であるのか、また、状態Aであった場合に具体的に当該入力チャンネルに何れの音声信号が供給されるのかを表示・設定することはできない。出力先設定ウィンドウ370は、「内蔵レコーダ12からの再生信号を何れの入力チャンネルに供給するか」についてのみの表示・設定を行うことに機能が特化されている。
このように、出力先設定ウィンドウ370において、入力パッチ部108の内蔵レコーダ12の1出力に関係する設定のみを表示することにより、その出力の設定にとっては余計な情報を隠されるので、ユーザによるパッチ設定が容易になる。かかる構成によれば、ユーザは、レコーダ設定画面300内において内蔵レコーダ12に係る各種パラメータ設定を行いつつ、出力先設定ウィンドウ370を用いて複数の入力チャンネルをその出力先として設定することができ、内挿レコーダ12に係る設定を統合的に行うことができる。さらに、当該ウィンドウ370をコンパクトにし、表示器2の一画面内にレコーダ設定画面300と出力先設定ウィンドウ370とを隣接させて表示できる。かかる構成によれば、ユーザは、レコーダ設定画面300内において内蔵レコーダ12等の各種設定を行いつつ、出力先設定ウィンドウ370を用いて出力先を設定することができ、内蔵レコーダ12に係る設定を一画面内で済ませることができる。なお、内蔵レコーダ12に関連しない音声信号を入力チャンネルに割り当てるためには、入力パッチ部108の状態設定を行う専用の設定画面(図示略)を表示器2に表示させ、この画面上で設定を行うとよい。
3.変形例
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、例えば以下のように種々の変形が可能である。
(1)上記実施例においては、CPU22によって実行されるプログラムによって各種処理を行ったが、このプログラムのみをCD−ROM、メモリカード等の記録媒体に格納して頒布し、あるいは伝送路を通じて頒布することもできる。
(2)上記実施例においては「記憶媒体」としてUSBメモリ34を使用したが、記憶媒体はUSBメモリに限定されるものではなく、コンパクト フラッシュ(登録商標)や SDメモリなどの各種不揮発性メモリや磁気記憶媒体などを使用したものであってもよい。
(3)また、上記実施例のレコーダ設定画面300は、内蔵レコーダ12を「特定音声信号供給源」及び「特定信号出力部」としてその内容を設定するものであった。しかし、かかる「特定音声信号供給源」及び「特定信号出力部」は、内蔵レコーダ12に限定されるものではなく、アナログ入力部102やデジタル入力部104の任意の入力ポートや、内蔵エフェクタ、内蔵オシレータ、入力チャンネル、出力チャンネル、ミキシングバス、カスケード入力部など、音声信号を出力することができるものであれば何でも特定音声信号供給源とすることができる。
(4)また、上記実施例において、出力先選択ボタン群372を構成する各ボタンのうちオフ状態であるボタンは状態A(当該入力チャンネルに対して再生信号以外の何らかの音声信号が供給される状態)または状態B(当該入力チャンネルに対して音声信号が全く供給されない状態)のうち何れかであるが、出力先設定ウィンドウ370内で状態A,Bを区別する表示は行われていなかった。しかし、状態A,Bに応じてボタンに異なる表示色を与えることにより、設定ウィンドウ370内で状態A,Bを区別できるようにしてもよい。
(5)また、内蔵レコーダ12(または「特定音声信号供給源」、「特定信号出力部」)に対して音声信号を供給する「供給手段」及び「信号供給部」は、入力パッチ108に限定されるものではなく、出力パッチ118であってもよい。また、オーディオミキサの入力パッチや出力パッチに限定されるものではなく、入力(送信側)から出力(受信側)への接続を行うあらゆるパッチであってよい。また本発明は、パッチを備えている音響機器であれば、例えば、PC用のオーディオインターフェース、効果付与用のエフェクタ、信号増幅用のアンプリファイアなどの何れにも適用することができる。
本発明の一実施例のデジタルミキサ1のハードウエアブロック図である。 デジタルミキサ1の操作パネルの要部の平面図である。 信号処理部10等において実現されるアルゴリズムのブロック図である。 第n入力チャンネル調整部110−nにおけるアルゴリズムの詳細ブロック図である。 第mMIX出力チャンネル調整部116−mにおけるアルゴリズムの詳細ブロック図である。 CUEキー・オンイベント処理ルーチンのフローチャートである。 表示器2に表示される表示画面の一例を示す図である。 レコーダCUEボタン・オンイベント処理ルーチンのフローチャートである。 OKボタンイベント処理ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
2:表示器、4:電動フェーダ群、6:操作子群、8:波形I/O部、10:信号処理部、12:内蔵レコーダ(特定音声信号供給源)、14:USB・I/O部、16:コネクタ、18:バスライン、20:その他I/O部、22:CPU(処理装置)、24:フラッシュメモリ、28:RAM、32:操作者用モニタ、34:USBメモリ(記憶媒体)、102:アナログ入力部、102,104:入力部(音声信号供給源)、104:デジタル入力部、108:入力パッチ部(入力チャンネル割当手段、出力先選択手段)、110:入力チャンネル調整部、110−n:第n入力チャンネル調整部、112:MIXバス群(ミキシングバス)、114:CUEバス(キュー信号出力手段)、116:MIX出力チャンネル調整部、118:出力パッチ部、120:録音セレクタ(録音選択手段)、122:アナログ出力部、124:デジタル出力部、126,128,158,174:CUEオンオフ切換部、130:モニタセレクタ、132:モニタ用ミキサ、134:切換部、150:音質調整部、152:音量調整部、154,180:オンオフ切換部、156:信号切換部、160−1〜160−12:信号切換部、162−1〜162−12:センドレベル調節部、164−1〜164−12:センドオンオフ切換部、172:音質調整部、176:信号切換部、178:音量調整部、220〜226:カーソルボタン、230:インクリメントキー、232:デクリメントキー、233:ジョグダイヤル、234:ENTERキー、240−1〜240−P:チャンネルストリップ、242−1〜242−P:CUEキー、244−1〜244−P:電動フェーダ、246−1〜246−P:オン/オフ・キー、248−1〜248−P:SELキー、249−1〜249−P:ノブ、250:ヘッドフォン端子、252:音量調節ノブ、260:モニタ用選択スイッチ群、300:レコーダ設定画面、310:録音信号設定部、312:左チャンネル指定部、314:右チャンネル指定部、316:録音レベル表示部、318:録音ゲイン設定部、320:再生信号設定部、322:左チャンネル指定部、324:右チャンネル指定部、326:再生レベル表示部、330:録音CUEボタン、332,334:動作状態表示部、336:再生CUEボタン、340:録音・再生操作部、342:タイトル表示部、344:演奏者名表示部、346:タイムコード表示部、348:圧縮形式表示部、350:入力ビットレート表示部、352:巻き戻しボタン、354:停止ボタン、356:再生・ポーズボタン、358:早送りボタン、362:再生モード設定部、366:再生モード表示部、368:録音レート表示部、370:設定ウィンドウ、370:出力先設定ウィンドウ、372:出力先選択ボタン群(特定信号割当選択手段)、374,384:OKボタン、376,386:キャンセルボタン、380:入力元設定ウィンドウ、382:入力元選択ボタン群。

Claims (4)

  1. それぞれ供給される信号を混合し、混合信号を出力する複数のミキシングバスと、
    それぞれ入力される信号の特性を調整して前記ミキシングバスに選択的に供給する複数の入力チャンネルと、
    前記各ミキシングバスに対応して設けられ、前記各混合信号の特性を調整して出力する複数の出力チャンネルと、
    供給される信号を記憶媒体に記録する機能と、該記憶媒体に記憶された信号を再生して出力する機能とを備えたレコーダと、
    前記複数の出力チャンネルの出力信号のうち何れか一つを選択し、選択した出力信号を前記レコーダに供給する録音選択手段と、
    前記レコーダから再生された再生信号を、前記複数の入力チャンネルのうち任意のものに供給する出力先選択手段と、
    供給された信号をキュー信号として出力するキュー信号出力手段と、
    前記複数の入力チャンネルの出力信号、前記複数の出力チャンネルの出力信号、および前記録音選択手段の出力信号のうち何れかの信号のキュー指示に応じて、その指示された信号を選択的に前記キュー信号出力手段に供給するキュー信号制御手段と
    を有することを特徴とするオーディオミキサ。
  2. それぞれ供給される信号を混合し、混合信号を出力する複数のミキシングバスと、
    それぞれ入力される信号の特性を調整して前記ミキシングバスに選択的に供給する複数の入力チャンネルと、
    前記各ミキシングバスに対応して設けられ、前記各混合信号の特性を調整して出力する複数の出力チャンネルと、
    供給される信号を記憶媒体に記録する機能と、該記憶媒体に記憶された信号を再生して出力する機能とを備えたレコーダと、
    前記複数の出力チャンネルの出力信号のうち一つを選択し、選択した出力信号を前記レコーダに供給する録音選択手段と、
    前記レコーダから再生された再生信号を、前記複数の入力チャンネルのうち任意のものに供給する出力先選択手段と、
    供給される信号をキュー信号として出力するキュー信号出力手段と、
    前記複数の入力チャンネルの出力信号、前記複数の出力チャンネルの出力信号、および前記レコーダによって再生された再生信号のうち何れかの信号のキュー指示に応じて、その指示された信号を選択的に前記キュー信号出力手段に供給するキュー信号制御手段と
    を有することを特徴とするオーディオミキサ。
  3. それぞれ供給される信号を混合し、混合信号を出力する複数のミキシングバスと、
    それぞれ入力される信号の特性を調整して前記ミキシングバスに選択的に供給する複数の入力チャンネルと、
    前記各ミキシングバスに対応して設けられ、前記各混合信号の特性を調整して出力する複数の出力チャンネルと、
    供給される信号を記憶媒体に記録する機能と、該記憶媒体に記憶された信号を再生して出力する機能とを備えたレコーダと、
    前記複数の出力チャンネルの出力信号のうち一つを選択し、選択した出力信号を前記レコーダに供給する録音選択手段と、
    前記レコーダから再生された再生信号を、前記複数の入力チャンネルのうち任意のものに供給する出力先選択手段と、
    供給される信号をキュー信号として出力するキュー信号出力手段と、
    処理装置と
    を有するオーディオミキサに適用されるプログラムであって、
    前記複数の入力チャンネルの出力信号、前記複数の出力チャンネルの出力信号、および前記録音選択手段の出力信号のうち何れかの信号のキュー指示に応じて、その指示された信号を選択的に前記キュー信号出力手段に供給する過程を前記処理装置に実行させることを特徴とするプログラム。
  4. それぞれ供給される信号を混合し、混合信号を出力する複数のミキシングバスと、
    それぞれ入力される信号の特性を調整して前記ミキシングバスに選択的に供給する複数の入力チャンネルと、
    前記各ミキシングバスに対応して設けられ、前記各混合信号の特性を調整して出力する複数の出力チャンネルと、
    供給される信号を記憶媒体に記録する機能と、該記憶媒体に記憶された信号を再生して出力する機能とを備えたレコーダと、
    前記複数の出力チャンネルの出力信号のうち一つを選択し、選択した出力信号を前記レコーダに供給する録音選択手段と、
    前記レコーダから再生された再生信号を、前記複数の入力チャンネルのうち任意のものに供給する出力先選択手段と、
    供給される信号をキュー信号として出力するキュー信号出力手段と、
    処理装置と
    を有するオーディオミキサに適用されるプログラムであって、
    前記複数の入力チャンネルの出力信号、前記複数の出力チャンネルの出力信号、および前記レコーダによって再生された再生信号のうち何れかの信号のキュー指示に応じて、その指示された信号を選択的に前記キュー信号出力手段に供給する過程
    を前記処理装置に実行させることを特徴とするプログラム。
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