JP2007329550A - 差動信号駆動回路及び差動信号駆動方法 - Google Patents

差動信号駆動回路及び差動信号駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】差動出力信号のばらつきを短時間で抑制することができる。
【解決手段】本発明による差動信号駆動回路は、2つの電流源P1、N1から供給される電流に基づき、入力される差動入力信号(Vin1−Vin2)に応じた差動出力信号(Va−Vb)を出力するドライバ回路1と、差動出力信号(a−Vb)に基づき2つの電流源P1、N1を制御して2つの電流源P1、N1から供給される電流の値を決定するコモンフィードバック回路2Aとを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、差動信号駆動回路及び差動信号駆動方法に関し、特に小振幅差動信号を生成する差動信号駆動回路及び差動信号駆動方法に関する。
近年、液晶等の表示装置を用いた携帯電話やデジタルカメラの小型化が急速に進んでいる。このため、少ない配線数で液晶パネルへデジタル信号を伝送でき、かつEMI(Electro Magnetic Interference)を低減できるLVDS(Low Voltage Differential Signaling)が広く採用されている。LVDSは、インターフェース技術TIA/EIA644規格(米国電子通信工業会/米国電子工業会)にて標準化された小振幅インタフェースである。
LVDSの伝送メディアは、その特性差動インピーダンスで終端して完全な電流ループを形成する必要がある。この伝送メディアがケーブルであっても、あるいはプリント基板上のインピーダンスを制御したトレースであっても、この要件は同じである。伝送メディアの終端が不適切な場合、ケーブルやトレースの遠端で信号が反射し、後続の信号に干渉を与える可能性がある。しかし、適切な終端は好ましくない電磁界放射を低減し、最適な信号品質を実現する。信号の反射を防ぐため、LVDS では、ケーブル又はPCBトレースの実際の差動インピーダンスに整合した終端抵抗を必要とする。一般に、終端抵抗として100Ωの抵抗が使用される。抵抗は、2本の信号線をまたがるように、レシーバの入力端のできるだけ近くに配置することが好ましい。
LVDSの伝送メディアでは、終端抵抗に入力される差動信号が安定して供給されることが重要視される。すなわち、差動出力信号の振幅や終端抵抗の両端にかかる電圧の中間電圧(出力オフセット電圧)は所定の範囲内であることが要求されている。例えば、IEEE Std 1596.3−1996で差動信号のばらつきの許容範囲が規定されている。一例として、出力オフセット電圧Vcm=1.2Vの場合、許容範囲は、±0.075Vと規定されている。このように、LVDSでは振幅や出力オフセット電圧のばらつきの少ない差動出力信号を安定して供給できる差動信号駆動回路が求められている。
ばらつきの少ない差動信号を供給できる差動信号駆動回路の従来時術が、WO 03/049291 A1(特許文献1)、特開2005−303830号公報(特許文献2)、特開2006−060320号公報(特許文献3)に記載されている。
図4に特許文献1に記載のラインドライバ(差動信号駆動回路)の構成を示す回路図を示す。図4を参照して、特許文献1に記載の差動信号駆動回路の構成を説明する。従来技術による差動信号駆動回路は、ドライバ回路10とドライバ回路10の動作を制御するためのレプリカ回路20とを具備する。
ドライバ回路10は、差動出力信号(Vin1−Vin2)がゲートに入力されてスイッチング動作を行うNチャネル型MOSトランジスタN11〜N14(以下、トランジスタN11〜N14)を備える出力回路と、高電位側の電源電位VDDとトランジスタN11、N13のドレインとの間に接続されたNチャネル型MOSトランジスタN16(以下、トランジスタN16)と、トランジスタN12、14のソースと低電位側の電源電位GNDとの間に接続されたNチャネル型MOSトランジスタN15(以下、トランジスタN15)とを備える。トランジスタN15のゲートには、レプリカ回路の出力端子204を介してリファレンス電圧Vref2が供給され、この電圧によって動作電流が決定される。又、トランジスタN16のゲートにはレプリカ回路の出力端子203が接続され、出力端子203から供給される電圧によって動作電流が決定される。
レプリカ回路20は、トランジスタN11〜N16のサイズの1/nのサイズのNチャネル型MOSトランジスタ17〜N20(以下、トランジスタN17〜N20)と、レシーバ側の終端抵抗Rの(n/2)倍の抵抗値を有する2つの抵抗nR/2を備える。レプリカ回路20のトランジスタN20とドライバ回路10のトランジスタN15は、カレントミラー回路を構成し、トランジスタ20には、トランジスタN15に流れる電流Iの1/nが流れる。
2つの抵抗nR/2は、接続点205を介して相互に接続され、終点抵抗Rのレプリカとして設けられる。又、2つの抵抗nR/2の両端には、トランジスタN11〜N14に対応するトランジスタN18、N19が接続される。ここでトランジスタN18、N19のゲートには電源電位VDDが供給され、常にオン状態になっている。トランジスタN17のゲートにはオペアンプOP10の出力端子203が接続され、ドレインには電源電位VDDが接続される。オペアンプOP10の非反転入力端子にはレファレンス電圧Vref1が供給され、反転入力端子は、2つの抵抗nR/2の接続点205に接続される。このため、オペアンプOP10は、接続点205の電位がレファレンス電圧Vref1に近づくようにフィードバックし、これに応じて出力端子203の電位を決定する。この際、出力端子203の電位によってトランジスタN16の動作電流が決定する。又、トランジスタN20には、レファレンス電位Vref2に従ってドレイン電流が流れ、これによってレプリカ回路20の動作電流及びトランジスタN15の動作電流が決定する。
このような構成により、従来技術の差動信号駆動回路では、レプリカ回路20において、接続点205とレファレンス電圧Vref1との誤差がなくなるように、ドライバ回路10の電流源となるトランジスタN16のゲート電圧を調整し、終端抵抗Rにかかる電圧を決定している。
特許文献2及び特許文献3に記載の差動出力回路(差動信号駆動回路)では、異なるレファレンス電圧がそれぞれ入力される2つのオペアンプによって、ドライバ回路の2つの電流源が制御され、外部の終端抵抗に出力する差動出力(差動出力信号)のばらつきを抑制している。特許文献2及び3に記載の技術によれば、2つのオペアンプの一方には、差動信号の中間電圧が供給され、この中間電圧とレファレンス電圧との比較結果に基づいて電流源の一方が制御される。又、2つのオペアンプの他方には、ドライバ回路に入力される入力信号の大きさに応じて、ドライバ回路の2つの出力端子の一方が選択的に接続する選択回路が設けられる。このオペアンプは、選択回路によって接続された出力端子から供給される電圧とレファレンス電圧との比較結果に基づいて電流源の他方を制御する。このように、ドライバ回路の2つの電流源が制御され、差動出力信号のばらつきが抑制される。
国際公開03/049291号パンフレット 特開2005−303830号公報 特開2006−060320号公報
特許文献1に記載の差動信号駆動回路では、レプリカ回路20のばらつきやレプリカ回路とドライバ回路とのインタフェース間のばらつきによって、出力される差動出力信号の振幅や出力オフセット電圧が大きく変動してしまう。又、特許文献2及び3に記載の差動信号駆動回路では、ドライバ回路の電流源を制御するオペアンプに供給する電圧を決定する選択回路が設けられている。このため、選択回路によってドライバ回路から出力される電圧値は変動してオペアンプに入力される。オペアンプに入力される電圧は選択回路によって変動するため、ドライバ回路から出力される差動出力信号が所望の範囲内に収束するまでの時間は大きくなり、あるいは、所望の値から外れた値になってしまう。
上記の課題を解決するために、本発明は、以下に述べられる手段を採用する。その手段を構成する技術的事項の記述には、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]の記載との対応関係を明らかにするために、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号・符号が付加されている。但し、付加された番号・符号は、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲を限定的に解釈するために用いてはならない。
本発明による差動信号駆動回路は、2つの電流源(P1、N1)から供給される電流に基づき、入力される差動入力信号(Vin1−Vin2)に応じた差動出力信号(Va−Vb)を出力するドライバ回路(1)と、差動出力信号(Va−Vb)に基づき2つの電流源(P1、N1)を制御して2つの電流源(P1、N1)から供給される電流の値を決定するコモンフィードバック回路(2A、2B)とを具備する。このように、コモンフィードバック回路は、2つの電流源を制御することができるので、ドライバ回路から出力される差動出力信号(Va−Vb)のばらつきを短時間に抑制することができる。
この際、コモンフィードバック回路(2A、2B)は、差動出力信号(Va−Vb)の中間電圧(出力オフセット電圧Vcm)を抽出し、中間電圧(Vcm)と、入力される1つの参照電圧(Vref)との比較結果をドライバ回路(1)に帰還して、2つの電流源(P1、N1)を制御することが好ましい。このため、回路内の構成要素のばらつきによる差動出力信号(Va−Vb)への影響を排除することができる。又、1つの参照電圧(Vref)に基づいて、ドライバ回路(1)の動作電流を決定しているため、参照電圧(Vref)を発生する基準電圧発生回路は1つでよく、回路面積が縮小され得る。
コモンフィードバック回路(2A、2B)は、中間電圧(Vcm)と参照電圧(Vref)とが入力される入力段(入力差動対)と、出力端子を介して入力段に接続される能動負荷とを有する差動増幅回路(20、21及び22)を備えることが好ましい。この際、出力端子は、2つの電流源(P1、N1)に接続される。又、能動負荷は、中間電圧(Vcm)と参照電圧(Vref)に応じ、出力端子を介して2つの電流源(P1、N1)を制御する。このように本発明に係るコモンフィードバック回路(2A、2B)は、中間電圧(Vcm)と参照電圧(Vref)を入力とし、増幅率を決定する能動負荷が、2つの電流源(P1、N1)を制御する。
2つの電流源(P1、N1)は、第1の電源(VDD)に接続される第1の導電型の第1のトランジスタ(P1)を含む第1の電流源と、第2の電源(GND)に接続される第2の導電型の第2のトランジスタ(N1)を含む第2の電流源であることが好ましい。この際、能動負荷は、中間電圧(Vcm)及び参照電圧(Vref)に応じて、第1のトランジスタ(P1)のゲート電圧を制御する第1の能動負荷(N4、P11)と、中間電圧(Vcm)及び参照電圧(Vref)に応じて、第2のトランジスタ(N1)のゲート電圧を制御する第2の能動負荷(N5、N9)とを備える。
この場合、第2の能動負荷は、第2の電源(GND)に接続され、第2のトランジスタ(N1)とともにカレントミラー回路を形成する第2の導電型の第4のトランジスタ(N5、N9)であることが好ましい。すなわち、本発明に係るコモンフィードバック回路(2A、2B)は、増幅率を決める能動負荷がドライバ回路(1)の動作電流を決める電流源とカレントミラー回路を形成し、中間電圧(Vcm)と参照電圧(Vref)との比較結果をドライバ回路(1)に帰還する。
本発明の第1の態様に係る差動信号駆動回路において、第1の能動負荷は、第2の電源(GND)に接続される第2の導電型の第3のトランジスタ(N4)である。又、第2の能動負荷は、第2の電源(GND)に接続され、第2のトランジスタ(N1)とともにカレントミラー回路を形成する第2の導電型の第4のトランジスタ(N5)である。更に、入力段は、中間電圧(Vcm)が、入力端子(104)を介してゲートに入力され、第1の出力端子(107)を介して第3のトランジスタ(N4)に接続される第1の導電型の第5のトランジスタ(P4)と、参照電圧(Vref)がゲートに入力され、第2の出力端子(106)を介して前記第4のトランジスタ(P5)に接続される第1の導電型の第6のトランジスタとを備える。この際、コモンフィードバック回路(2A)は、第1の電源(VDD)に接続され、第1のトランジスタ(P1)とともにカレントミラー回路を形成する第7のトランジスタ(P6)と、第1の電源(VDD)に接続され、第7のトランジスタ(P6)とともにカレントミラー回路を形成する第8のトランジスタ(P7)と、第2の電源(GND)に接続され、ゲートが第1の出力端子(107)及び第3のトランジスタ(N4)のゲートに共通接続され、第3のトランジスタ(N4)とともにカレントミラー回路を形成する第9のトランジスタ(N6)と、第2の電源(GND)に接続され、ゲートが第2の出力端子(106)及び第4のトランジスタ(N5)のゲートに共通接続され、第4のトランジスタ(N5)とともにカレントミラー回路を形成する第10のトランジスタ(N7)とを更に具備することが好ましい。ここで、第7のトランジスタ(P6)と第9のトランジスタ(N6)は接続され、第8のトランジスタ(P7)と第10のトランジスタ(N7)は入力端子(104)を介して接続される。
第1の態様に係るコモンフィードバック回路(2A)は、入力端子(104)に接続される位相補償容量(C1)を更に備えることが好ましい。この位相補償容量によって、コモンフィードバック回路(2A)からドライバ回路(1)への帰還信号の位相を制御して差動出力信号(Va−Vb)の発振を防止する。
本発明の第1の態様に係る差動信号駆動回路において、コモンフィードバック回路(2B)は、第1の増幅回路(22)と、第2の増幅回路(21)とを備える。第1の増幅回路(22)は、第1の能動負荷(P11)と、中間電圧(Vcm)及び参照電圧(Vref)が入力される第1の入力段(N10及びN11)とを有する。第2の増幅回路(21)は、第2の能動負荷(N9)と、中間電圧(Vcm)及び参照電圧(Vref)が入力される第2の入力段(P8及びP9)とを有する。
この場合、第1の入力段は、中間電圧(Vcm)がゲートに入力される第2の導電型の第11のトランジスタ(N10)と、参照電圧(Vref)がゲートに入力される第2の導電型の第12のトランジスタ(N11)とを有する。第1の能動負荷は、第1の電源(VDD)と第12のトランジスタ(N11)との間に設けられ、第1のトランジスタ(P1)とともにカレントミラー回路を形成する第1の導電型のトランジスタ(P11)であることが好ましい。
又、第2の入力段は、中間電圧(Vcm)がゲートに入力される第1の導電型の第13のトランジスタ(P8)と、参照電圧(Vref)がゲートに入力される第1の導電型の第14のトランジスタ(P9)とを有する。第2の能動負荷は、第2の電源(GND)と第14のトランジスタ(P9)との間に設けられ、第2のトランジスタ(N1)とともにカレントミラー回路を形成する第2の導電型のトランジスタ(N9)であることが好ましい。このように、第2の態様に係る差動信号駆動回路では、入力段が互いに異なる差動増幅回路によって、ドライバ回路(1)の2つの電流源(P1、N1)を制御する。このため、大きな中間電圧(Vcm)の変動に対応して差動出力信号(Va−Vb)のばらつきを抑制することができる。
本発明によれば、差動出力信号の出力オフセット電圧のばらつきを小さくできる。
又、差動出力信号の出力オフセット電圧を短時間でレファレンス電圧に収束できる。
更に、回路面積を縮小し、コストの削減が可能となる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図面において同一、又は類似の参照符号は、同一、類似、又は等価な構成要素を示している。
1.第1の実施の形態
(構成)
図1は、本発明による差動信号駆動回路の第1の実施の形態における構成を示す回路図である。図1を参照して本発明による差動信号駆動回路の第1の実施の形態の構成を説明する。第1の実施の形態における差動信号駆動回路は、例えば図示しないレシーバに接続される外部抵抗R3に差動出力信号(Va−Vb)を出力するドライバ回路1と、ドライバ回路1の動作電流を制御し、差動信号の出力オフセット電圧Vcmを所望の範囲内で安定化させるコモンフィードバック回路2A(以下、CMFB回路2Aと称す)とを具備する。
ドライバ回路1は、第1の電源(電源電位VDD)とPチャネル型MOSトランジスタP1とを有する第1の電流源と、第2の電源(接地電位GND)とNチャネル型MOSトランジスタN1とを有する第2の電流源と、第1の電流源と第2の電流源との間に設けられた出力回路とを具備する。ここで、Pチャネル型MOSトランジスタP1及びNチャネル型MOSトランジスタN1は飽和領域で動作する。出力回路は、入力される差動入力信号(Vin1−Vin2)に応答して差動出力信号(Va−Vb)を外部抵抗R3に出力する。ここで、外部抵抗R3は、出力回路の出力端子101と出力端子102との間に接続される。ドライバ回路1の出力回路は、入力電位Vin1が供給されるPチャネル型MOSトランジスタP2及びNチャネル型MOSトランジスタN2と、入力電位Vin2が供給されるPチャネル型MOSトランジスタP3及びNチャネル型MOSトランジスタN3とを備える(以下、Pチャネル型MOSトランジスタP1〜P3をトランジスタP1〜P3、Nチャネル型MOSトランジスタN1〜N3をトランジスタN1〜N3と称す)。
トランジスタP2及びP3のソースは、トランジスタP1のドレインに共通接続される。トランジスタN2及びN3のソースは、トランジスタN1のドレインに共通接続される。トランジスタP2及びP3のドレインは、それぞれ出力端子101及び102を介してトランジスタN2及びN3のドレインに接続される。又、トランジスタP1のゲートはCMFB回路2Aの出力端子105に接続される。更に、トランジスタN1のゲートはCMFB回路2Aの出力端子106に接続される。CMFB回路2Aは出力端子105及び106を介してそれぞれトランジスタP1及びN1のゲート電圧を制御する。
CMFB回路2Aは、電流源I1と、第2の電源(接地電位GND)との間に設けられた差動増幅回路20、Pチャネル型MOSトランジスタP6及びP7、Nチャネル型MOSトランジスタN6及びN7、出力端子101と出力端子102との間に、外部抵抗R3と並列に接続される抵抗R1及びR2を具備する。電流源I1は第1の電源VDDに接続され、差動増幅回路20に電流を供給する。抵抗R1と抵抗R2は、中間電圧点103を介して相互に接続される。抵抗R1と抵抗R2は外部抵抗R3(例えばR3=100Ω)に対して十分大きいインピーダンス(外部抵抗R3の100倍以上)を有する。このため、第1の電流源(トランジスタP1)からの電流は、抵抗R1及びR2にはほとんど流れない。又、そのインピーダンスは同じ値であることが好ましい。この場合、抵抗R1とR2による抵抗分割により、中間電圧点103の電圧は、差動出力信号(Va−Vb)の中間電圧(出力オフセット電圧Vcm)となる。尚、抵抗R1、R2は抵抗に限らず同じインピーダンスを持てば他の負荷素子や負荷回路でも構わない。
CMFB回路2Aの差動増幅回路20は、出力オフセット電圧Vcmと参照電圧Vrefが入力される入力段と、出力端子106及び107を介して入力段に接続される能動負荷とを備える。入力段は、ゲートが入力端子104を介して中間電圧点103に接続されるPチャネル型MOSトランジスタP4と、外部の図示しない基準電圧発生回路から参照電圧Vrefがゲートに供給されるPチャネル型MOSトランジスタP5とを備える。ここで、参照電圧Vrefを生成する基準電圧発生回路は、バンドギャップレギュレータであることが好ましい。バンドギャップレギュレータは、製造、電源電圧、温度のばらつきに対して強く、ほぼ一定の電圧を出力するため、差動出力信号のばらつき許容範囲が厳しく規定されている規格(例えば、携帯電話に使用される液晶パネルへの画像データ転送)に対して有効である。
能動負荷は、ドレインとゲートが接続されたNチャネル型MOSトランジスタN4及びN5を備える。(以下、Pチャネル型MOSトランジスタP4〜P7をトランジスタP4〜P7、Nチャネル型MOSトランジスタN4〜N7をトランジスタN4〜N7と称す)。トランジスタP4及びP5のソースは、電流源I1に共通接続される。トランジスタN4及びN5のソースは、第2の電源(接地電位GND)に共通接続される。トランジスタP4及びP5のドレインは、それぞれ出力端子107及び106を介してトランジスタN4及びN5のドレインに接続される。トランジスタN5のゲートは出力端子106を介してトランジスタN1及びトランジスタN7に接続される。これにより、トランジスタN5とトランジスタN1、トランジスタN5とトランジスタN7のそれぞれは、カレントミラー回路を構成する。ここで、トランジスタN7のドレインは入力端子104及びトランジスタP7を介して第1の電源(電源電位VDD)に接続され、ソースは第2の電源(接地電位GND)に接続される。
トランジスタN6のドレインはトランジスタP6のドレインに接続され、ソースは第2の電源(接地電位GND)に接続される。トランジスタN4のゲートはトランジスタN6のゲートに接続され、カレントミラー回路を形成する。トランジスタP6のゲートとドレインは接続され、ソースは第1の電源(電源電位VDD)に接続される。又、トランジスタP6のゲートは、出力端子105を介してトランジスタP1及びP7にそれぞれ接続される。これにより、トランジスタP6とトランジスタP1、トランジスタP6とトランジスタP7のそれぞれは、カレントミラー回路を構成する。トランジスタP7のソースは第1の電源(電源電位VDD)に接続され、ドレインは、入力端子104を介してトランジスタN7のドレイン、トランジスタP4のゲート、及び中間電圧点103に接続される。又、中間電圧点103と入力端子104との間の配線に、他端が第2の電源に接続された位相補償容量C1が接続されることが好ましい。位相補償容量C1は、CMFB回路2Aの差動増幅回路20及びドライバ回路1の利得周波数特性を適正にし、差動増幅回路20からドライバ回路1への帰還信号の位相をコントロールして差動出力信号の発振を防止する。又、位相補償容量C1は、出力オフセット電圧Vcmの微小な変動(交流成分)を吸収するため、更に短時間に差動出力信号のばらつきを抑制できる。
以上のような構成により、CMFB回路2Aは、レファレンス電圧Vrefと出力オフセット電圧Vcm(中間電圧)とを比較し、その検出結果を電源電位VDD側の電流源であるトランジスタP1のゲートと、接地電位GND側の電流源であるトランジスタN1のゲートに入力して、ドライバ回路1の動作電流を調整する。ドライバ回路1は、CMFB回路2Aによって制御された動作電流に基づき、差動出力信号(Va−Vb)を決定する。このように本発明による差動信号駆動回路は、出力オフセット電圧Vcmのばらつきが規定の許容範囲内に抑制された差動出力信号を出力することができる。
従来技術では、レプリカ回路や、電流源を制御するオペアンプに帰還信号を選択出力する選択回路(スイッチ等を含む)によって回路面積が大きくなっていた。しかし、本発明では、ドライバ回路1の他に、8個のMOSトランジスタ及び2つの抵抗で構成されたCMFB回路2Aが設けられているだけなので、回路面積を縮小することができる。このため製造コストや面積コストを大きく削減することができる。
CMFB回路2Aは、1つのレファレンス電圧Vrefを目標電圧として差動出力信号のばらつきを抑えるため制御を行う。このため、レファレンス電圧Vrefを発生する基準電圧発生回路は1つで良い。従って、複数のレファレンス電圧を用いる従来技術に比べ、更に回路面積を縮小できる。例えば、差動出力信号の精度を上げる際、基準電圧発生回路としてバンドギャップレギュレータが用いられる。バンドギャップレギュレータは回路面積が大きいため、基準電圧発生回路が1つで良い本発明は、回路面積を抑制する上で特に有効である。
(動作)
図1及び図2を参照して、本発明による差動信号駆動回路の第1の実施の形態における動作の詳細を説明する。図2は、(a)ドライバ回路1に入力される入力電位Vin1及びVin2、(b)差動出力信号(外部抵抗R3の両端にかかる電圧Va及びVb)、(c)出力オフセット信号Vcmの出力波形の一例である。
図2(a)に示されるような差動入力信号(Vin1−Vin2)に応答してドライバ回路1は、図2(b)に示される差動出力信号(Va−Vb)を出力する。このとき、図2(c)に示されるように、出力オフセット電圧Vcmは、レファレンス電圧Vref近傍(規定のばらつき許容範囲VTa〜VTb内、例えば、出力オフセット電圧Vcm=1.2Vの場合、許容範囲は−0.075〜0.075V)に収束するようにCMFB回路2Aによって制御される。ここで、図2(c)に示される時刻T1及びT2に注目して本発明による差動信号駆動回路の動作の詳細を説明する。
出力オフセット電圧Vcmがレファレンス電圧Vrefより小さくなる場合、すなわち時刻T1の場合について、以下に説明する。ここで、トランジスタP4のドレインからトランジスタN4のソース方向に流れる電流を電流Ia1、トランジスタP5のドレインからトランジスタN5のソース方向に流れる電流を電流Ib1とする。
中間電圧点103における出力オフセット電圧Vcmが、Vcm<Vrefとなると、トランジスタP4のゲート電圧はトランジスタP5のゲート電圧より小さくなり、Ia1>Ib1となる。このため、トランジスタN4及びN6のゲート電圧が上がり、トランジスタP6及びP1のゲート電圧は下がる。又、トランジスタN5、N7及びN1のゲート電圧は下がる。トランジスタP1及びトランジスタN1のゲート電圧が下がるため、第1の電流源に流れる電流は増加し、第2の電流源に流れる電流は減少する。従って、外部抵抗R3の両端にかかる電圧(Va−Vb)の電圧レベル(差動出力信号の振幅レベル)は増加し、出力オフセット電圧Vcmの値も増加する。このようにして、出力オフセット電圧Vcmは、レファレンス電圧Vrefの電圧レベルに近づくように増加する。
次に、出力オフセット電圧Vcmがレファレンス電圧Vrefより大きくなる場合、すなわち時刻T2の場合について、以下に説明する。
中間電圧点103における出力オフセット電圧Vcmが、Vcm>Vrefとなると、トランジスタP4のゲート電圧はトランジスタP5のゲート電圧より大きくなり、Ia1<Ib1となる。このため、トランジスタN4及びN6のゲート電圧が下がり、トランジスタP6及びP1のゲート電圧は上がる。又、トランジスタN5、N7及びN1のゲート電圧は上がる。トランジスタP1及びトランジスタN1のゲート電圧が上がるため、第1の電流源に流れる電流は減少し、第2の電流源に流れる電流は増加する。従って、外部抵抗R3の両端にかかる電圧(Va−Vb)の電圧レベル(差動出力信号の振幅レベル)は減少し、出力オフセット電圧Vcmの値も減少する。このようにして、出力オフセット電圧Vcmは、レファレンス電圧Vrefの電圧レベルに近づくように減少する。
以上のように、本発明に係るCMFB回路2Aは、出力オフセット電圧Vcmを帰還して、ドライバ回路1の動作電流を決定する第1の電流源と第2の電流源を制御し、出力オフセット電圧Vcmをレファレンス電圧Vrefに収束する。このように、高電位側(電源電位VDD)の第1の電流源と低電位側(接地電位GND)側の第2の電流源の両方を制御するため、電流源の一方のみを制御する従来技術よりも短時間に差動出力信号のばらつきを抑えることができる。
又、MOSトランジスタを用いたカレントミラー回路によって電流源のゲート電圧を制御しているため、適切に設定されたディメンジョンのトランジスタを用いることで、差動出力信号を所望の精度で安定化することができる。
2.第2の実施の形態
図3を参照して、本発明による差動信号駆動回路の第2の実施の形態を説明する。図3は、本発明による差動信号駆動回路の第2の実施の形態における構成を示す回路図である。図3を参照して、第2の実施の形態における差動信号駆動回路は、第1の実施の形態におけるCMFB回路2Aに替えて、CMFB回路2Bを具備する構成である。
(構成)
図3を参照して、本発明による差動信号駆動回路の第2の実施の形態における構成の詳細を説明する。本実施の形態における差動信号駆動回路は、ドライバ回路1と、入力段の導電型が異なるMOSトランジスタを用いた2つの差動増幅回路21、22を有するCMFB回路2Bとを具備する。
本実施の形態におけるドライバ回路1の第1の電流源(トランジスタP1)のゲートは、CMFB回路2Bの出力端子109に接続され、第2の電流源(トランジスタN1)のゲートは、CMFB回路2Bの出力端子108に接続される。その他の構成は、第1の実施の形態と同様なので説明を省略する。
CMFB回路2Bは、入力段がPチャネル型MOSトランジスタで構成され、出力端子108を介してトランジスタN1のゲート電圧を制御する差動増幅回路21と、入力段がNチャネル型MOSトランジスタで構成され、出力端子109を介してトランジスタP1のゲート電圧を制御する差動増幅回路22と、外部抵抗R3の両端の間に設けられる抵抗R1及びR2とを具備する。
差動増幅回路21は、ソースが電流源I1に共通接続され、入力段を形成する電流源Pチャネル型MOSトランジスタP8及びP9と、ソースが第2の電源(接地電位GND)に共通接続され、能動負荷を形成するNチャネル型MOSトランジスタN8及びN9とを備える(以下、Pチャネル型MOSトランジスタP8、P9をトランジスタP8、P9、Nチャネル型MOSトランジスタN8、N9をトランジスタN8、N9と称す)。トランジスタP8のゲートは入力端子110を介して中間電圧点103に接続され、出力オフセット電圧Vcmが入力される。トランジスタP9のゲートには図示しない基準電圧発生回路からレファレンス電圧Vrefが供給される。トランジスタP8のドレインはトランジスタN8のドレインに接続される。又、トランジスタN8のゲートとドレインは接続される。トランジスタP9のドレインは、出力端子108を介してトランジスタN9のドレイン及びトランジスタN1のゲートに接続される。又、トランジスタN9のゲートとドレインは出力端子108を介して接続される。以上のように、能動負荷であるトランジスタN9と、第2の電流源を構成するトランジスタN1とはカレントミラー回路を構成する。このため、差動増幅回路21は、入力される出力オフセット電圧Vcmとレファレンス電圧Vrefとに応じて、第2の電流源(トランジスタN1)のゲート電圧を制御する。
差動増幅回路22は、ソースが電流源I2に共通接続され、入力段を形成する電流源Nチャネル型MOSトランジスタN10及びN11と、ソースが第1の電源(電源電位VDD)に共通接続され、能動負荷を形成するPチャネル型MOSトランジスタP10及びP11とを備える(以下、Pチャネル型MOSトランジスタP10、P11をトランジスタP10、P11、Nチャネル型MOSトランジスタN10、N11をトランジスタN10、N11と称す)。トランジスタN10のゲートは入力端子110を介して中間電圧点103に接続され、出力オフセット電圧Vcmが入力される。トランジスタN11のゲートには図示しない基準電圧発生回路からレファレンス電圧Vrefが供給される。トランジスタN10のドレインはトランジスタP10のドレインに接続される。又、トランジスタP10のゲートとドレインは接続される。トランジスタN11のドレインは、出力端子109を介してトランジスタP11のドレイン及びトランジスタP1のゲートに接続される。又、トランジスタP11のゲートとドレインは出力端子109を介して接続される。以上のように、能動負荷であるトランジスタP11と、第1の電流源を構成するトランジスタP1とはカレントミラー回路を構成する。このため、差動増幅回路22は、入力される出力オフセット電圧Vcmとレファレンス電圧Vrefとに応じて、第1の電流源(トランジスタP1)のゲート電圧を制御する。
以上のような構成により、CMFB回路2Bは、レファレンス電圧Vrefと出力オフセット電圧Vcm(中間電圧)とを比較し、その検出結果を電源電位VDD側の電流源であるトランジスタP1のゲートと、接地電位GND側の電流源であるトランジスタN1のゲートに入力して、ドライバ回路1の動作電流を調整する。ドライバ回路1は、CMFB回路2Bによって制御された動作電流に基づき、差動出力信号(Va−Vb)を決定する。このように本発明による差動信号駆動回路は、出力オフセット電圧Vcmのばらつきが規定の許容範囲内に抑制された差動出力信号を出力することができる。
CMFB回路2Bは、第1の実施の形態と同様に、1つのレファレンス電圧Vrefを目標電圧として差動出力信号のばらつきを抑えるため制御を行う。このため、レファレンス電圧Vrefを発生する基準電圧発生回路は1つでよく回路面積を抑制できる。
(動作)
図2及び図3を参照して、本発明による差動信号駆動回路の第2の実施の形態における動作の詳細を説明する。
図2(a)に示されるような差動入力信号(Vin1−Vin2)に応答してドライバ回路1は、図2(b)に示される差動出力信号(Va−Vb)を出力する。このとき、図2(c)に示されるように、出力オフセット電圧Vcmは、レファレンス電圧Vref近傍(規定のばらつき許容範囲VTa〜VTb内、例えば、出力オフセット電圧Vcm=1.2Vの場合、許容範囲は−0.075〜0.075V)に収束するようにCMFB回路2Aによって制御される。ここで、図2(c)に示される時刻T1及びT2に注目して本発明による差動信号駆動回路の動作の詳細を説明する。
出力オフセット電圧Vcmがレファレンス電圧Vrefより小さくなる場合、すなわち時刻T1の場合について、以下に説明する。ここで、トランジスタP8のドレインからトランジスタN8のソース方向に流れる電流を電流Ia2、トランジスタP9のドレインからトランジスタN9のソース方向に流れる電流を電流Ib2、トランジスタP10のドレインからトランジスタN10のソース方向に流れる電流を電流Ia3、トランジスタP11のドレインからトランジスタN11のソース方向に流れる電流を電流Ib3とする。
中間電圧点103における出力オフセット電圧Vcmが、Vcm<Vrefとなると、トランジスタP8のゲート電圧はトランジスタP9のゲート電圧より小さくなり、Ia2>Ib2となる。このため、トランジスタN9のゲート電圧が下がるとともに、トランジスタN1のゲート電圧は下がる。同様に、トランジスタN10のゲート電圧はトランジスタN11のゲート電圧より小さくなり、Ia3<Ib3となる。このため、トランジスタP11のゲート電圧が下がるとともに、トランジスタP1のゲート電圧は下がる。トランジスタP1及びトランジスタN1のゲート電圧が下がるため、第1の電流源に流れる電流は増加し、第2の電流源に流れる電流は減少する。従って、外部抵抗R3の両端にかかる電圧(Va−Vb)の電圧レベル(差動出力信号の振幅レベル)は増加し、出力オフセット電圧Vcmの値も増加する。このようにして、出力オフセット電圧Vcmは、レファレンス電圧Vrefの電圧レベルに近づくように増加する。
次に、出力オフセット電圧Vcmがレファレンス電圧Vrefより大きくなる場合、すなわち時刻T2の場合について、以下に説明する。
中間電圧点103における出力オフセット電圧Vcmが、Vcm>Vrefとなると、トランジスタP8のゲート電圧はトランジスタP9のゲート電圧より大きくなり、Ia2<Ib2となる。このため、トランジスタN9のゲート電圧が上がるとともに、トランジスタN1のゲート電圧は上がる。同様に、トランジスタN10のゲート電圧はトランジスタN11のゲート電圧より大きくなり、Ia3>Ib3となる。このため、トランジスタP11のゲート電圧が上がるとともに、トランジスタP1のゲート電圧は上がる。トランジスタP1及びトランジスタN1のゲート電圧が上がるため、第1の電流源に流れる電流は減少し、第2の電流源に流れる電流は増加する。従って、外部抵抗R3の両端にかかる電圧(Va−Vb)の電圧レベル(差動出力信号の振幅レベル)は減少し、出力オフセット電圧Vcmの値も減少する。このようにして、出力オフセット電圧Vcmは、レファレンス電圧Vrefの電圧レベルに近づくように減少する。
以上のように、本発明に係るCMFB回路2Bは、出力オフセット電圧Vcmを帰還して、ドライバ回路1の動作電流を決定する第1の電流源と第2の電流源を制御し、出力オフセット電圧Vcmをレファレンス電圧Vrefに収束する。このように、高電位側(電源電位VDD)の第1の電流源と低電位側(接地電位GND)側の第2の電流源の両方を制御するため、電流源の一方のみを制御する従来技術よりも短時間に差動出力信号のばらつきを抑えることができる。
又、MOSトランジスタを用いたカレントミラー回路によって電流源のゲート電圧を制御しているため、適切に設定されたディメンジョンのトランジスタを用いることで、差動出力信号を所望の精度で安定化することができる。
本発明による差動信号駆動回路は、レプリカ回路を使用せず、差動出力信号の中間電圧を帰還してドライバ回路1の電流源を制御しているため、レプリカ回路自体のばらつきはレプリカ回路とドライバ回路1とのインタフェース間のばらつきに起因する誤差を無くすことができる。このため、厳しい規格(例えば、携帯電話に搭載される液晶パネルへのデータ転送規格)に規定されるばらつき許容範囲内に出力オフセット電圧Vrefを収めることができる。
又、第1の電流源(トランジスタP1)及び第2の電流源(トランジスタN1)の両方にレファレンス電圧Vrefとの比較結果を帰還しているので、各電流源のゲート電圧の変動が少なくなり、ドライバ回路1における動作電流の変化量が減少する。このため、出力オフセット電圧Vrefの変動の交流成分が小さくなり、短時間でレファレンス電圧Vrefに収束することができる。
第2の実施の形態における差動信号駆動回路における2つの差動増幅回路21及び22の入力段(入力差動対)は、互いに異なる導電型のMOSトランジスタで構成されている。このため、出力オフセット電圧Vcmが電源電位VDD近くまで上がりトランジスタP8がターンオフしても、Nチャネル型MOSトランジスタを入力段とする差動増幅回路22が機能し、ドライバ回路1の動作電流を制御することができる。すなわち、第2の実施の形態における差動信号駆動回路は、より広い範囲の出力オフセット電圧Vcmの変動に対応することができる。
以上、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は上記実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があっても本発明に含まれる。
図1は、本発明による差動信号駆動回路の第1の実施の形態における構成を示す回路図である。 図2は、本発明による差動信号駆動回路から出力される差動出力信号、差動入力信号、出力オフセット電圧の波形図である。 図3は、本発明による差動信号駆動回路の第2の実施の形態における構成を示す回路図である。 図4は、従来技術による差動信号駆動回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
1:ドライバ回路
2A、2B:コモンフィードバック回路(CMFB回路)
20〜22:差動増幅回路
P1〜P11:Pチャネル型MOSトランジスタ
N1〜N11:Nチャネル型MOSトランジスタ
101、102、105、106、107、108、109:出力端子
103:中間電圧点
104、110:入力端子
I1〜I2:電流源
R1、R2:抵抗
R3:外部抵抗
DD:第1の電源
GND:第2の電源
Vcm:出力オフセット電圧
Va、Vb:出力電位
Vin1、Vin2:入力電位

Claims (14)

  1. 2つの電流源から供給される電流に基づき、入力される差動入力信号に応じた差動出力信号を出力するドライバ回路と、
    前記差動出力信号に基づき前記2つの電流源を制御して前記電流の値を決定するコモンフィードバック回路と、
    を具備する
    差動信号駆動回路。
  2. 請求項1に記載の差動信号駆動回路において、
    前記コモンフィードバック回路は、前記差動出力信号の中間電圧を抽出し、前記中間電圧と、入力される1つの参照電圧との比較結果を前記ドライバ回路に帰還して、前記2つの電流源を制御する
    差動信号駆動回路。
  3. 請求項2に記載の差動信号駆動回路において、
    前記コモンフィードバック回路は、
    前記中間電圧と前記参照電圧とが入力される入力段と、出力端子を介して前記入力段に接続される能動負荷とを有する差動増幅回路を備え、
    前記出力端子は、前記2つの電流源に接続され、
    前記能動負荷は、前記中間電圧と前記参照電圧に応じ、前記出力端子を介して前記2つの電流源を制御する
    差動信号駆動回路。
  4. 請求項3に記載の差動信号駆動回路において、
    前記2つの電流源は、第1の電源に接続される第1の導電型の第1のトランジスタを含む第1の電流源と、第2の電源に接続される第2の導電型の第2のトランジスタを含む第2の電流源であり、
    前記能動負荷は、
    前記中間電圧及び前記参照電圧に応じて、前記第1のトランジスタのゲート電圧を制御する第1の能動負荷と、
    前記中間電圧及び前記参照電圧に応じて、前記第2のトランジスタのゲート電圧を制御する第2の能動負荷とを備える
    差動信号駆動回路。
  5. 請求項4に記載の差動信号駆動回路において、
    前記第2の能動負荷は、前記第2の電源に接続され、前記第2のトランジスタとともにカレントミラー回路を形成する第2の導電型の第4のトランジスタである
    差動信号駆動回路。
  6. 請求項4に記載の差動信号駆動回路において、
    前記第1の能動負荷は、前記第2の電源に接続される第2の導電型の第3のトランジスタであり、
    前記入力段は、
    前記中間電圧が、入力端子を介してゲートに入力され、第1の出力端子を介して前記第3のトランジスタに接続される第1の導電型の第5のトランジスタと、
    前記参照電圧がゲートに入力され、第2の出力端子を介して前記第4のトランジスタに接続される第1の導電型の第6のトランジスタとを備え、
    前記コモンフィードバック回路は、
    前記第1の電源に接続され、前記第1のトランジスタとともにカレントミラー回路を形成する第7のトランジスタと、
    前記第1の電源に接続され、前記第7のトランジスタとともにカレントミラー回路を形成する第8のトランジスタと、
    前記第2の電源に接続され、ゲートが前記第1の出力端子及び前記第3のトランジスタのゲートに共通接続され、前記第3のトランジスタとともにカレントミラー回路を形成する第9のトランジスタと、
    前記第2の電源に接続され、ゲートが前記第2の出力端子及び前記第4のトランジスタのゲートに共通接続され、前記第4のトランジスタとともにカレントミラー回路を形成する第10のトランジスタとを更に具備し、
    前記第7のトランジスタと前記第9のトランジスタは接続され、
    前記第8のトランジスタと前記第10のトランジスタは前記入力端子を介して接続される
    差動信号駆動回路。
  7. 請求項6に記載の差動信号駆動回路において、
    前記コモンフィードバック回路は、
    前記入力端子に接続される位相補償容量を更に備える
    差動信号駆動回路。
  8. 請求項5に記載の差動信号駆動回路において、
    前記コモンフィードバック回路は、
    前記第1の能動負荷と、前記中間電圧及び前記参照電圧が入力される第1の入力段とを有する第1の差動増幅回路と、
    前記第2の能動負荷と、前記中間電圧及び前記参照電圧が入力される第2の入力段とを有する第2の差動増幅回路とを備える
    差動信号駆動回路。
  9. 請求項8に記載の差動信号駆動回路において、
    前記第1の入力段は、
    前記中間電圧がゲートに入力される第2の導電型の第11のトランジスタと、前記参照電圧がゲートに入力される第2の導電型の第12のトランジスタとを有し、
    前記第1の能動負荷は、前記第1の電源と前記第12のトランジスタとの間に設けられ、前記第1のトランジスタとともにカレントミラー回路を形成する第1の導電型のトランジスタであり、
    前記第2の入力段は、
    前記中間電圧がゲートに入力される第1の導電型の第13のトランジスタと、前記参照電圧がゲートに入力される第1の導電型の第14のトランジスタとを有し、
    前記第2の能動負荷は、前記第2の電源と第14のトランジスタとの間に設けられ、前記第2のトランジスタとともにカレントミラー回路を形成する第2の導電型のトランジスタである
    差動信号駆動回路。
  10. ドライバ回路が、2つの電流源から供給される電流に基づき、入力される差動入力信号に応じた差動出力信号を出力する信号出力ステップと、
    コモンフィードバック回路が、前記差動出力信号に基づき前記2つの電流源を制御して前記電流の値を決定する電流決定ステップと、
    を具備する
    差動信号駆動方法。
  11. 請求項10に記載の差動信号駆動方法において、
    前記電流決定ステップは、
    前記コモンフィードバック回路が、前記差動出力信号の中間電圧を抽出するステップと、
    前記コモンフィードバック回路が、前記中間電圧と、入力される1つの参照電圧とに基づいて、前記2つの電流源を制御するステップと、
    を備える
    差動信号駆動方法。
  12. 請求項11に記載の差動信号駆動方法において、
    前記電流決定ステップは、
    前記ドライバ回路が、前記コモンフィードバック回路内の差動増幅回路に前記中間電圧を供給するステップと、
    前記差動増幅回路の増幅率を決める能動負荷が、前記中間電圧と前記参照電圧に基づいて自身の負荷量を変えるステップと、
    前記能動負荷が、前記中間電圧と前記参照電圧に応じて、前記2つの電流源を制御するステップと、
    を備える
    差動信号駆動方法。
  13. 請求項12に記載の差動信号駆動方法において、
    前記電流決定ステップは、
    前記能動負荷が、
    前記中間電圧及び前記参照電圧に応じて、第1の電源に接続される第1の電流源のゲート電圧を制御するステップと、
    前記中間電圧及び前記参照電圧に応じて、第2の電源に接続される第2の電流源のゲート電圧を制御するステップと、
    を備える
    差動信号駆動方法。
  14. 請求項13に記載の差動信号駆動方法において、
    前記コモンフィードバック回路は、第1の導電型のトランジスタを入力段として備える第1の差動増幅回路と、第2の導電型のトランジスタを入力段として備える第2の差動増幅回路とを備え、
    前記電流決定ステップは、
    前記差動増幅回路が、前記第1及び第2の差動増幅回路に前記中間電圧を供給するステップと、
    前記第1の差動増幅回路が、前記中間電圧と前記参照電圧に応じて前記第1の電流源のゲート電圧を制御するステップと、
    前記第2の差動増幅回路が、前記中間電圧と前記参照電圧に応じて前記第2の電流源のゲート電圧を制御するステップと、
    を備える
    差動信号駆動方法。
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