JP2007329151A - 発光素子 - Google Patents

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英徳 亀井
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Abstract

【課題】ラージチップにおいても、反射による光の損失を抑制することで、光取り出し効率を向上させることが可能な発光素子を提供する。
【解決手段】基板11上に、n層121、発光層122、およびp層123が半導体層12として積載された素子本体15と、p層123のほぼ全面に形成された反射電極142とを備え、半導体層12が積層された面とは反対側となる基板の面を主発光面P1とした発光素子10において、基板11の中心O1から側面S1までの距離をL1とし、素子本体15の厚みをH1とし、主発光面P1での臨界角をθ1としたときに、距離L1≧300μm、かつ厚みH1>L1/2×1/tanθ1の関係を満足するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板上に発光層を含む半導体層が積層され、発光層からの光を基板側に反射する反射電極が設けられたラージチップと呼ばれるサイズの発光素子に関する。
従来の発光素子として特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子は、n型の基板の上に、中間層と、活性層(発光層)と、第一および第二p型クラッド層と、p型コンタクト層とが順次積層され、p型コンタクト層の表面上にはp側電極が形成され、このp側電極として発光波長に対する反射率が高いPt,Mg等の金属を用いたものである。
この従来の発光素子では、p側電極として反射率の高い金属を用いることで、発光層からp側電極へ向かう光を、反射機能を有するp側電極で反射させて、発光層からn層側へ向かう光と共に、基板側から取り出している。
特開2000−174341号公報
しかし、p側電極へ到達する光は、全てが反射する訳ではなく一部が減衰して損失となってしまう。また、基板を進行する光は、基板と基板外側との界面(主発光面)に到達すると、臨界角以上の角度で到達した光は全反射してしまい、再度、発光層側への戻り光となってしまう。つまり、発光層からの光は、基板の界面(主発光面)と反射機能を有するp側電極との間を、反射を繰り返し減衰しながら基板の側面方向へ進行することになる。
従って、p側電極での反射による損失を例えば50%とすれば、光の強度は1回目の反射で50%となり、二回目の反射で25%となり、三回目の反射で12.5%となってしまい、基板の側面から出射する頃には、光強度が大幅に低下した状態となってしまう。つまり発光層からの光は、発光した位置から基板の側面までの距離が遠ければ遠いほど基板の界面(主発光面)と反射電極との間での反射回数が増えるので減衰が大きくなる。
発光素子は、益々発光強度の向上が望まれている。そのためには、基板面積を広くして発光層の発光面積を広くすることで対応を図ることも可能だが、基板面積を広くすると、基板面積が狭いものと比較して側面までの距離が遠くなるため、反射する回数も増える。特に、基板が矩形状に形成され、基板の一辺が600μm以上のラージチップと呼ばれる大型サイズの発光素子では、基板側面から出射する光の減衰が、反射回数と共に増加するので顕著である。
そこで本発明は、ラージチップにおいても、反射による光の損失を抑制することで、光取り出し効率を向上させることが可能な発光素子を提供することを目的とする。
本発明の発光素子は、基板上に、n層、発光層、およびp層が半導体層として積載された素子本体と、前記p層のほぼ全面に形成された反射電極とを備え、前記半導体層が積層された面とは反対側となる前記基板の面を主発光面とした発光素子において、前記基板の中心から側面までの距離をLとし、前記素子本体の厚みをHとし、前記主発光面での臨界角をθとしたときに、距離L≧300μm、かつ厚みH>L/2×1/tanθの関係を満足することを特徴とする。
本発明の発光素子は、基板の中心からの光が戻り光(主発光面で全反射して素子内部に戻ってくる光)となったときに、反射電極に到達せずに基板の側面から出射できるので、基板全体の大きさが600μm以上のラージチップにおいても、光取り出し効率を向上させることができる。
本願の第1の発明は、基板上に、n層、発光層、およびp層が半導体層として積載された素子本体と、p層のほぼ全面に形成された反射電極とを備え、半導体層が積層された面とは反対側となる基板の面を主発光面とした発光素子において、基板の中心から側面までの距離をLとし、素子本体の厚みをHとし、主発光面での臨界角をθとしたときに、距離L≧300μm、かつ厚みH>L/2×1/tanθの関係を満足することを特徴としたものである。
素子本体として、n層、発光層、およびp層が基板上に積載されている。そしてp層のほぼ全面に反射電極が形成されている。従って、発光層から反射電極に向かう光は、反射電極に反射して、発光層からn層側に向かう光と共に基板内を進行する。そして、基板と基板外側との界面である主発光面に、臨界角θ以上の角度で到達した光は、その基板の界面で反射する。本発明の発光素子は、基板の中心から側面までの距離をLとし、素子本体の厚みをHとし、主発光面での臨界角をθとしたときに、距離L≧300μm、かつ厚みH>L/2×1/tanθの関係を満足するように形成されている。これは、基板中心からの光が、L/2の距離にある主発光面に臨界角θで到達すると同じ角度θで反射し、反射した光がL/2ほど進行するだけの厚みHを基板が有していれば、反射電極に到達することなく基板の側面まで到達することを意味している。つまり、基板の界面(主発光面)で反射した光が再度戻り光となったときに、素子本体の厚みHが、L/2×1/tanθより厚ければ、再度、反射電極に到達する前に基板の側面に到達させることができる。従って、基板の中心からの光が戻り光となったときに、反射電極に到達せずに基板の側面から出射できる。従って、反射電極による損失無しに側面から出射させることができる。反射電極に到達せずに基板の側面から出射できるのであれば、基板の中心の周囲部分からの光が戻り光となっても、反射電極に到達せずに基板の側面から出射させることができる。よって、基板全体の大きさが600μm以上のラージチップにおいて、光取り出し効率を向上させることができる。
本願の第2の発明は、基板と半導体層とがほぼ同じ屈折率であることを特徴としたものである。
基板と半導体層とがほぼ同じ屈折率であれば、発光層からの光は、半導体層と基板との界面で屈折したり全反射したりすることが、ほとんどない状態で基板内を進行させることができる。
本願の第3の発明は、基板は、GaNあるいはSiCから形成され、半導体層は、窒化ガリウム系半導体から形成されていることを特徴としたものである。
基板をGaNあるいはSiCで形成し、半導体層を、GaN系半導体層で形成することで、基板と半導体層との屈折率をほぼ同じとすることができるので、発光層からの光は、半導体層と基板との界面で屈折したり全反射したりすることがほぼない状態で基板内を進行させることができる。
本願の第4の発明は、基板は、直方体状に形成されていることを特徴としたものである。
基板を直方体状とすることで、半導体層を積層したときに厚みHとなるようなウエハを準備し、距離Lの2倍が一辺の長さとなるように、ダイシングすることで容易に本発明の発光素子を作製することができる。
本願の第5の発明は、基板は、側面が粗面に形成されていることを特徴としたものである。
基板の側面を粗面とすることで、基板の主発光面から戻り光となって側面に到達した光を側面で再度反射させることを抑止し、良好に側面から出射させることができるので、更に光取り出し効率を向上させることができる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る発光素子を図面に基づいて説明する。まずは発光素子の構成について図1および図2に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る発光素子を示す断面図である。図2は、図1に示す発光素子の基板側から見た図である。
図1および図2に示すように発光素子10は、基板11と、半導体層12と、n側電極13と、p側電極14とを備えたラージチップである。この基板11と半導体層12とで素子本体15を構成している。発光素子10が発光装置としてリードフレームや配線基板に搭載されるときには、保護のために樹脂によって封止される。
基板11は、窒化ガリウム系半導体であるn型GaNで形成され、一辺が600μm、厚みが200μmの平面視してほぼ正方形状の直方体状に形成されている。つまり基板11の中心O1から側面S1までの距離L1が300μmに形成されている。本実施の形態1では、基板11をGaNで形成しているが、SiCで形成しても、屈折率が2.4とGaNとほぼ同じであるので使用することができる。また基板11の側面S1は粗面に形成されている。この粗面は、基板11の側面S1をエッチングにより形成することができる。また、基板11の側面S1を結晶構造の劈開面とは異なる面で形成することで粗面とすることも可能である。
半導体層12は、n層121と、発光層122と、p層123とを備え、窒化ガリウム系半導体で形成されている。n層121は、基板11にGaNやAlGaN等を積層して形成され、層厚が0.5μm〜5μmとしたn型半導体層である。n層121と基板11の間にGaNやInGaN等で形成したバッファ層を設けることも可能である。発光層122は、n層121に、井戸層となるInGaN等を0.001μm〜0.005μmの層厚とし、障壁層となるGaN等を0.005μm〜0.02μmの層厚とし、これらを交互に積層した多重量子井戸構造で積層したものである。また、p層123は、発光層122にAlGaNを積層して形成され、層厚が0.05μm〜0.5μmとしたp型半導体層である。半導体層12としては、n層121と、発光層122と、p層123とを合計した約0.6μm〜6μmの層厚で形成されている。
n側電極13は、n層121に、発光層122とp層123とを積層した後に、ドライエッチングにより発光層122とp層123とn層121の一部とを除去して、n側電極13を形成する領域を露出させ、この露出したn層121上に形成されている。
p側電極14は、三層構造を有しており、p層123側から、pコンタクト電極141と、反射電極142と、pボンディング電極143とを備えている。
pコンタクト電極141は、膜厚0.001μm程度のPtとすることで、コンタクト抵抗を抑えつつ、高透過率を維持することができる。
反射電極142は、発光層122からの光を基板11側へ反射するために高反射率のRh、Ag、またはAg合金から形成することができる。反射電極142の膜厚は光を反射させるために、0.01μm〜0.5μmとしている。
pボンディング電極143は、AuやAlとすることができる。pボンディング電極143は、pコンタクト電極141および反射電極142との密着性の点から、表面層となるAuやAlと反射電極142の間にTi、Cr、Mo、W等の単層または多層膜を形成することが望ましい。本実施の形態1では、pボンディング電極143を多層とし、1層目にTi、2層目Auを採用している。最外層をボンディング性の観点からAuとするのが望ましい。
次に、素子本体15の厚みH1について、図1および図2に基づいて詳細に説明する。
まず、発光素子10の発光層122から出射した光の進行状態から説明する。発光層122から基板11へ向かう光としては、発光層122からn層121を通過する光の他に、発光層122からp層123を一旦通過した後に反射電極142で反射して、再度、p層123、発光層122、n層121を通過する光も、基板11へ向かう光となる。基板11へ向かう光は、基板11内を進行して主発光面P1から出射する。しかし、この主発光面P1に到達したときに、臨界角θ1以上の角度で到達した光は基板11で全反射して戻り光となる。
つまり、発光素子10から出射される光は、主に基板11の主発光面P1から出射されるが、基板11の側面S1や半導体層12の側面などの素子本体15の側面からも出射されることになる。
基板11の厚みは、200μmで形成されているのに対し、半導体層12の厚みはn層121、発光層122およびp層123を合計した0.6μm〜6μm程度なので、素子本体15の側面から出射される光は、ほとんどが基板11の側面S1からの光と見なすことができる。
また、発光層122からの光はn層121を通過して基板11へ進行したり、p層123を通過して反射電極142にて反射して、再度p層123を通過した後、発光層122とn層121とを通過するが、p層123の厚み0.05μm〜0.5μmは基板11の厚み200μmに対して無視できる程度の厚みであり、半導体層12に積層されるpコンタクト電極141は更に薄い膜であるので、発光層122の発光面および反射電極142の反射面は、素子本体15の主発光面P1の反対側となる面として近似しても問題はない。
また、基板11と半導体層12との界面が存在するが、基板11がGaNで形成され、半導体層12は窒化ガリウム系半導体で形成されているので、ほぼ同じ屈折率である。従って、基板11と半導体層12との界面で、光が屈折したり全反射したりすることなく通過できるので、光の進行に基板11と半導体層12との界面を考慮する必要はない。
発光層122からの光が、基板11の主発光面で反射して戻り光となって、反射電極142まで到達せずに、そのまま基板11の側面S1から出射することができれば、反射電極142での反射による損失を抑制することができる。
主発光面P1での反射は臨界角θ1で決定されるが、臨界角θ1は、Sin-1(n2/n1)(但し、n1は基板11の屈折率、n2は封止樹脂の屈折率)で算出できる。この臨界角θ1で到達した光は、同じ角度(反射角)θ1で反射することになる。従って、発光層122(基板11)の中心O1で発光した光が、主発光面P1での1回目の反射で、基板11の側面S1まで到達できれば、発光層122から主発光面P1方向に放射された光で、主発光面P1での入射角がθ1およびこれより大きい光のほとんどが、反射電極142での反射による損失なく側面S1から出射することができる。
つまり、中心O1から側面S1までの距離をL1とすれば、主発光面P1での1回目の反射が臨界角θ1で中心O1からL1/2の位置に到達すればよいことになる。従って、そのときの素子本体15の厚みH1が、H1>L1/2×1/tanθ1の関係を満足するものであれば、主発光面P1で反射した光は、距離L1が300μm以上であっても、反射電極142での反射なしで側面S1まで到達させることができる。
基板11がGaNなので屈折率は2.4、封止樹脂の屈折率を1.5とすれば、臨界角θ1は38.7°である。基板11の一辺が600μmであるので、中心O1から側面S1までの距離L1は300μmである。
従って、素子本体15の厚みH1は、300μm/2×1/tan(38.7°)により約187.2μmより厚ければよい。本実施の形態1では、基板11の厚みを200μmとしているので、素子本体15として187.2μmより厚いので上記関係を満足している。
例えば、基板の一辺が800μmであれば、基板の中心から側面までの距離が400μmとなるので、基板にGaN、半導体層として窒化ガリウム系半導体、封止樹脂の屈折率を1.5とすると、素子本体の厚み(チップ厚)を約249.6μmより厚くする。また、基板の一辺が1000μmであれば、同様にチップ厚を約312.1μmより厚くする。そうすることで、反射電極での反射なしで側面まで到達させることができる。
基板11の中心O1から側面S1までの距離をL1として素子本体15の厚みH1を求めた。これは、基板11内を進行する光のうち、最も長い距離を進行するのは基板11の中心O1からの光であるためである。従って、距離L1は、平面視してほぼ正方形状に形成された基板11においては側面S1までの最短距離となるが、素子本体15の厚みを、L1/2×1/tanθ1より厚くすることで、同じ基板面積で、かつ素子本体の厚みH1より薄く形成された発光素子よりは、光取り出し効率が高い発光素子とすることができる。
また、基板11がGaNで形成され、半導体層12は窒化ガリウム系半導体で形成されているので、発光層122からの光は基板11と半導体層12との界面で屈折や全反射などをすることなく基板11内へ入射するので、良好に光を進行させることができる。例えば、基板がサファイアで形成され、半導体層が窒化ガリウム系半導体で形成されていると、それぞれの屈折率が異なるため、基板と半導体層との界面で、ほとんどが全反射して半導体層内への戻り光となる。そして、半導体層内への戻り光となると、半導体層内を複数回の反射を繰り返しながら半導体層の側面の方向へ進行する。従って、反射の度に光強度が減衰してしまい半導体層の側面に到達するまでには相当な損失が伴い、発光素子の輝度に寄与しない光となってしまう。しかし発光素子10は、ほぼ同じ屈折率を有する基板11と半導体層12とで形成しているので、基板11と半導体層12との界面で屈折や全反射などを抑制することで、高輝度化を図ることができる。
また、基板11の側面S1が粗面に形成されているので、基板11の主発光面P1から戻り光となって側面S1に到達した光を側面S1で再度反射させることを抑止することができる。従って、良好に側面S1から出射させることができるので、更に光取り出し効率を向上させることができる。
また、基板がほぼ円柱状に形成されていれば、基板中心から側面までの距離Lは半径Rとなるが、素子全体の厚みを、R/2×1/tanθ1より厚くすることで、同じ効果が得られる。
このように、基板11の中心O1からの光が戻り光となったときに、反射電極142に到達せずに基板11の側面S1から出射できるので、反射電極142による損失無しに側面から出射させることができる。反射電極142による損失無しに側面から出射させることができるのであれば、基板11の中心O1の周囲部分からの光が戻り光となっても、反射電極142に到達せずに基板11の側面S1から出射させることができる。よって、基板11全体の大きさが600μm以上のラージチップでおいて、光取り出し効率を向上させることができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る発光素子を図3に基づいて説明する。図3は、本発明の実施の形態2に係る発光素子を示す断面図である。なお、図3においては図1と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
図3に示すように、本実施の形態2に係る発光素子20は、基板21に半導体層22を積層した素子本体23と、基板21に積層された面とは反対側となる面に形成されたn側電極24と、半導体層22のほぼ全面に形成されたp側電極25とを備えたラージチップである。
なお、基板21と、n層221、発光層222、p層223が設けられた半導体層22との材質については実施の形態1と同様とすることができるので詳細は省略する。またn側電極24についても同様である。
p側電極25についても、やはり実施の形態1と同様に、pコンタクト電極251と、反射電極252と、pボンディング電極253とが形成されている。従って、反射電極252は、発光層222からの光を反射して基板21へ進行させる機能を有している。
図1に示す実施の形態1に係る発光素子10では、半導体層12にn側電極13およびp側電極14を形成しているが、図3に示す本実施の形態2に係る発光素子20では、基板21を挟んでn側電極24とp側電極25とが形成されている。このような発光素子20であっても、基板21の中心O2から側面S2までの距離をL2として、基板21の主発光面P2での臨界角をθ2としたときに、素子本体23の厚みH2を、L2/2×1/tanθ2より厚くすることで、距離L2≧300μmであっても、実施の形態1と同じ効果が得られる。
従って、基板21の中心O2からの光が戻り光となったときに、反射電極252に到達せずに基板21の側面S2から出射できるのであれば、基板21の中心O2の周囲部分からの光が戻り光となっても、反射電極252に到達せずに基板21の側面S2から出射させることができる。よって、基板21全体の大きさが600μm以上のラージチップでおいて、光取り出し効率を向上させることができる。
本発明は、ラージチップにおいても、反射による光の損失を抑制することで、光取り出し効率を向上させることが可能なので、基板上に発光層を含む半導体層が積層され、発光層からの光を基板側に反射する反射電極が設けられたラージチップの発光素子に好適である。
本発明の実施の形態1に係る発光素子を示す断面図 図1に示す発光素子の基板側から見た図 本発明の実施の形態2に係る発光素子を示す断面図
符号の説明
10 発光素子
11 基板
12 半導体層
13 n側電極
14 p側電極
15 素子本体
20 発光素子
21 基板
22 半導体層
23 素子本体
24 n側電極
25 p側電極
121 n層
122 発光層
123 p層
141 pコンタクト電極
142 反射電極
143 pボンディング電極
221 n層
222 発光層
223 p層
251 pコンタクト電極
252 反射電極
253 pボンディング電極
1,L2 距離
1,O2 中心
1,P2 主発光面
1,S2 側面
θ1,θ2 臨界角

Claims (5)

  1. 基板上に、n層、発光層、およびp層が半導体層として積載された素子本体と、前記p層のほぼ全面に形成された反射電極とを備え、前記半導体層が積層された面とは反対側となる前記基板の面を主発光面とした発光素子において、
    前記基板の中心から側面までの距離をLとし、前記素子本体の厚みをHとし、前記主発光面での臨界角をθとしたときに、距離L≧300μm、かつ厚みH>L/2×1/tanθの関係を満足することを特徴とする発光素子。
  2. 前記基板と前記半導体層とがほぼ同じ屈折率であることを特徴とする請求項1記載の発光素子。
  3. 前記基板は、GaNあるいはSiCから形成され、
    前記半導体層は、窒化ガリウム系半導体から形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の発光素子。
  4. 前記基板は、直方体状に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかの項に記載の発光素子。
  5. 前記基板は、側面が粗面に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかの項に記載の発光素子。
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