JP5378131B2 - 窒化物半導体発光ダイオード素子 - Google Patents

窒化物半導体発光ダイオード素子 Download PDF

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Description

本発明は、窒化物半導体発光ダイオード素子に関する。
窒化物半導体発光ダイオード素子の発光効率に大きな影響を与えるパラメータとしては、内部量子効率およびキャリアの注入効率に加えて、光取り出し効率が挙げられる。
たとえば特許文献1には、窒化物半導体発光ダイオード素子の光取り出し効率を高める構造として、フリップチップ型の窒化物半導体発光ダイオード素子とすることが提案されている。
特許文献1に記載のフリップチップ型の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、透明導電膜上に誘電体からなる多重反射膜と金属からなる反射膜との積層構造が設けられており、発光層から透明導電膜側に進行した光を多重反射膜で透光性基板方向に反射させて、透光性基板から光を取り出している。
そして、特許文献1に記載のフリップチップ型の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、誘電体からなる多重反射膜と金属からなる反射膜との積層構造を採用しているため、多重反射膜と透明導電膜との境界における多重反射を考慮した反射率が向上し、透光性基板から取り出すことができる光量を増大させることができるとされている。
特開2006−120913号公報
しかしながら、特許文献1に記載のフリップチップ型の窒化物半導体発光ダイオード素子よりもさらに発光効率が高く、かつ動作電圧の低い窒化物半導体発光ダイオード素子が要望されている。
上記の事情に鑑みて、本発明の目的は、発光効率が高く、かつ動作電圧の低い窒化物半導体発光ダイオード素子を提供することにある。
本発明は、n型窒化物半導体層と、n型窒化物半導体層上に設けられた窒化物半導体発光層と、窒化物半導体発光層上に設けられたp型窒化物半導体層と、p型窒化物半導体層上に設けられた第1の反射層と、第1の反射層上に設けられた第2の反射層と、を含み、第1の反射層は、ITO層と、ニオブがドープされた二酸化チタンからなる層との交互積層体からなり、第2の反射層は層であるフリップチップ型の窒化物半導体発光ダイオード素子である。
また、本発明の窒化物半導体発光ダイオード素子において、p型窒化物半導体層とITO層とは接触していることが好ましい。
また、本発明の窒化物半導体発光ダイオード素子において、n型窒化物半導体層は基板上に設けられており、基板のn型窒化物半導体層側の表面およびn型窒化物半導体層側とは反対側の表面の少なくとも一方が凹凸を有していることが好ましい。
また、本発明の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、第1の導電性酸化物層の1層の厚さL1と発光波長λとは0.15λ≦L1≦0.25λの関係を満たし、第2の導電性酸化物層の1層の厚さL2と発光波長λとは0.12λ≦L2≦0.2λの関係を満たすことが好ましい。
さらに、本発明の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、第1の導電性酸化物層の1層の厚さL1と発光波長λとは0.16λ≦L1≦0.21λの関係を満たし、第2の導電性酸化物層の1層の厚さL2と発光波長λとは0.13λ≦L2≦0.17λの関係を満たすことが好ましい。
本発明によれば、動作電圧が低く、かつ高い発光効率の窒化物半導体発光ダイオード素子を提供することができる。
実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子の模式的な断面図である。 実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例の製造工程の一部について図解する模式的な断面図である。 実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例の製造工程の他の一部について図解する模式的な断面図である。 実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例の製造工程の他の一部について図解する模式的な断面図である。 実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例の製造工程の他の一部について図解する模式的な断面図である。 実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例の製造工程の他の一部について図解する模式的な断面図である。 実施の形態2の窒化物半導体発光ダイオード素子の模式的な断面図である。 実施の形態2の窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例の製造工程の一部について図解する模式的な断面図である。 実施の形態2の窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例の製造工程の他の一部について図解する模式的な断面図である。 実施の形態2の窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例の製造工程の他の一部について図解する模式的な断面図である。 実施の形態3の窒化物半導体発光ダイオード素子の模式的な断面図である。 実施の形態3の窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例の製造工程の一部について図解する模式的な断面図である。 実施の形態4の窒化物半導体発光ダイオード素子の模式的な断面図である。 実施の形態4の窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例の製造工程の一部について図解する模式的な断面図である。 実施の形態4の窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例の製造工程の他の一部について図解する模式的な断面図である。 実施の形態4の窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例の製造工程の他の一部について図解する模式的な断面図である。 実施例1の窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の製造工程の一部について図解する模式的な断面図である。 実施例1の窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の製造工程の他の一部について図解する模式的な断面図である。 実施例1の窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の製造工程の他の一部について図解する模式的な断面図である。 実施例1の窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の製造工程の他の一部について図解する模式的な断面図である。 実施例1の窒化物半導体発光ダイオード素子の模式的な断面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。
<実施の形態1>
図1に、本発明の窒化物半導体発光ダイオード素子の一例である実施の形態1のフリップチップ型の窒化物半導体発光ダイオード素子の模式的な断面図を示す。
実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子は、基板1と、基板1の表面に接して設けられたn型窒化物半導体層2と、n型窒化物半導体層2の表面に接して設けられた窒化物半導体発光層3と、窒化物半導体発光層3の表面に接して設けられたp型窒化物半導体層4と、p型窒化物半導体層4の表面に接して設けられた第1の反射層5と、第1の反射層5に接して設けられた第2の反射層6と、第2の反射層6の表面に接して設けられたp側電極7と、n型窒化物半導体層2の露出表面に接して設けられたn側電極8と、を備えている。
そして、p側電極7はサブマウント11の表面上に設けられた金属バンプ9上に電気的に接続して設けられており、n側電極8はサブマウント11の表面上に設けられた金属バンプ10上に電気的に接続して設けられている。
ここで、実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子の第1の反射層5においては、第1の導電性酸化物層5aと、第2の導電性酸化物層5bとが1層ずつ交互に積層された交互積層体から構成されている。なお、第1の導電性酸化物層5aと第2の導電性酸化物層5bとは互いに屈折率が異なっている。
以下、実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例について説明する。
まず、図2の模式的断面図に示すように、たとえばMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition:有機金属気相成長)法などによって、基板1の表面上に、n型窒化物半導体層2、窒化物半導体発光層3およびp型窒化物半導体層4をこの順序で積層する。
ここで、基板1としては、たとえば窒化物半導体発光層3から発光する光に対して透明な基板を用いることができ、たとえば炭化珪素基板、窒化ガリウム基板またはサファイア基板などを用いることができる。
また、n型窒化物半導体層2としては、たとえば、Alx1Gay1Inz1Nの式で表わされるIII族窒化物半導体からなる窒化物半導体層(0≦x1≦1、0≦y1≦1、0≦z1≦1、x1+y1+z1≠0)にn型ドーパントをドーピングした層などを積層することができる。なお、n型ドーパントとしては、たとえばシリコンおよび/またはゲルマニウムなどをドーピングすることができる。
また、窒化物半導体活性層3としては、たとえば、互いに組成の異なる、Alx2Gay2Inz2Nの式で表わされるIII族窒化物半導体からなる窒化物半導体井戸層(0≦x2≦1、0≦y2≦1、0≦z2≦1、x2+y2+z2≠0)と、窒化物半導体井戸層よりもバンドギャップの大きいAlx3Gay3Inz3Nの式で表わされるIII族窒化物半導体からなる窒化物半導体障壁層(0≦x3≦1、0≦y3≦1、0≦z3≦1、x3+y3+z3≠0)とを1層ずつ交互に積層した層などを積層することができる。窒化物半導体活性層3における窒化物半導体井戸層の数は、たとえば6層とすることができるがこれに限定されるものではない。なお、窒化物半導体活性層3は、上記の窒化物半導体井戸層を1層のみ有する単一量子井戸構造であってもよく、上記の窒化物半導体井戸層を複数層有する多重量子井戸構造であってもよい。
また、p型窒化物半導体層4としては、たとえばAlx4Gay4Inz4Nの式で表わされるIII族窒化物半導体からなる窒化物半導体層(0≦x4≦1、0≦y4≦1、0≦z4≦1、x4+y4+z4≠0)にp型ドーパントをドーピングした層などを積層することができる。なお、p型ドーパントとしては、たとえばマグネシウムおよび/または亜鉛などをドーピングすることができる。
次に、図3の模式的断面図に示すように、たとえばスパッタ法などによって、p型窒化物半導体層4の表面上に、第1の導電性酸化物層5a、第2の導電性酸化物層5b、第1の導電性酸化物層5a、第2の導電性酸化物層5bおよび第1の導電性酸化物層5aをこの順序で1層ずつ積層することによって、第1の導電性酸化物層5aと第2の導電性酸化物層5bとが1層ずつ交互に積層された交互積層体からなる第1の反射層5を形成する。
第1の導電性酸化物層5aとしては、インジウム、錫および亜鉛からなる群から選択された少なくとも1種の金属の酸化物からなる層を積層することが好ましく、なかでもインジウムと錫とを含む酸化物であるITO(Indium Tin Oxide)を積層することがより好ましい。第1の導電性酸化物層5aとしてインジウム、錫および亜鉛からなる群から選択された少なくとも1種の金属の酸化物からなる層を積層した場合、特にITOを積層した場合には、第1の導電性酸化物層5aとp型窒化物半導体層4との接触抵抗が低くなる傾向にある。そのため、この場合には、実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子の動作電圧を低くすることができる傾向にある。
また、第2の導電性酸化物層5bとしては、ニオブ、タンタル、モリブデン、ヒ素、アンチモン、アルミニウム、タングステン、チタン、セリウム、銅、クロムおよび白金からなる群から選択された少なくとも1種の金属がドープされた二酸化チタンからなる層を積層することが好ましく、なかでも10原子%以下の濃度でニオブがドープされた二酸化チタンからなる層を積層することがより好ましい。第2の導電性酸化物層5bとして、ニオブ、タンタル、モリブデン、ヒ素、アンチモン、アルミニウム、タングステン、チタン、セリウム、銅、クロムおよび白金からなる群から選択された少なくとも1種の金属がドープされた二酸化チタンからなる層を積層した場合、特に10原子%以下の濃度でニオブがドープされた二酸化チタンからなる層を積層した場合には、屈折率が高く、かつ導電性が高い第2の導電性酸化物層5bとすることができる。そのため、この場合には、実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子の動作電圧を低くすることができるとともに、窒化物半導体活性層3から発光した光のうち基板1側とは反対側に向かう光を高い反射率で反射して基板1側から取り出すことにより発光効率を高めることができる傾向にある。
また、第2の導電性酸化物層5bとしては、1原子%以上7原子%以下の濃度でニオブがドープされた二酸化チタンからなる層を積層することがさらに好ましい。第2の導電性酸化物層5bが1原子%以上7原子%以下の濃度でニオブがドープされた二酸化チタンからなる層である場合には、第2の導電性酸化物層5bの導電性をさらに高くして、実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子の動作電圧をさらに低くすることができる傾向にある。
また、第2の導電性酸化物層5bとしては、1原子%以上6原子%以下の濃度でニオブがドープされた二酸化チタンからなる層を積層することが特に好ましい。第2の導電性酸化物層5bが1原子%以上6原子%以下の濃度でニオブがドープされた二酸化チタンからなる層である場合には、第2の導電性酸化物層5bの導電性をさらに高くすることができるとともに、第2の導電性酸化物層5bの透明度(窒化物半導体活性層3から発生する光に対する透明度)も高くすることができる。そのため、この場合には、実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子の動作電圧をさらに低くすることができるとともに、発光効率をさらに高くすることができる傾向にある。
なお、第2の導電性酸化物層5bがニオブがドープされた二酸化チタンからなる場合には、ニオブ濃度の上昇とともに第2の導電性酸化物層5bの導電性が高くなるが第2の導電性酸化物層5bの透明度が低下する関係にある。しかしながら、実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、第2の反射層6によって電流を拡散することができるため、第2の導電性酸化物層5bの導電性がある程度確保されていれば、第2の導電性酸化物層5bの透明度を高くすることによって、第2の導電性酸化物層5bによる光の吸収を抑制して、発光効率を高くする方が好ましい。
また、二酸化チタンの結晶構造は、アナターゼ型の結晶構造であることが好ましい。二酸化チタンの結晶構造としては、ルチル型の結晶構造とアナターゼ型の結晶構造とがあるが、第2の導電性酸化物層5bとしてアナターゼ型の結晶構造の二酸化チタンからなる層を積層した場合には、第2の導電性酸化物層5bの導電性を高くすることができる傾向にある。
なお、実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、窒化物半導体発光層3中のある発光点から球状に光が放射されるため、p型窒化物半導体層4と第1の反射層5との界面にはあらゆる入射角で光が入射することになる。そのうち、入射角が臨界角以上の入射光は全反射され、臨界角未満の入射角で入射する入射光をできるだけ反射するように第1の反射層5を設計することが好ましい。
たとえば、実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子のp型窒化物半導体層4に接する第1の反射層5として、ITOからなる第1の導電性酸化物層5aと、ニオブがドープされた二酸化チタンからなる第2の導電性酸化物層5bとを1層ずつ交互に積層した交互積層体を用いた場合には、第1の導電性酸化物層5aの屈折率が約2.0となり、第2の導電性酸化物層5bの屈折率が約2.5となる。そして、これらの屈折率から計算されるp型窒化物半導体層4と第1の反射層5との界面に入射する入射光の臨界角は約53°となるため、p型窒化物半導体層4と第1の反射層5との界面に約53°の臨界角以上の入射角で入射する光については全反射されることになる。そして、p型窒化物半導体層4と第1の反射層5との界面に約53°の臨界角未満の入射角で入射する光を第1の反射層5によってできるだけ多く反射させるためには、第1の導電性酸化物層5aの1層の厚さL1および第2の導電性酸化物層5bの1層の厚さL2はそれぞれ、発光波長λ(窒化物半導体発光層3で発光した光の波長;入射光の波長)と以下の式(1)および式(2)の関係を満たすことが好ましい。
0.15λ≦L1≦0.25λ …(1)
0.12λ≦L2≦0.2λ …(2)
なお、上記の式(1)の関係は、下記の式(3)から算出したものであり、上記の式(2)の関係は、下記の式(4)から算出したものである。上記の式(1)および式(2)に示される範囲は、臨界角である53°以下の範囲(0°〜53°の範囲)において反射させるための距離の条件である。
n1×L1/cosθ=λ/4 …(3)
n2×L2/cosθ=λ/4 …(4)
上記の式(3)において、n1は第1の導電性酸化物層5aの屈折率を示し、L1は第1の導電性酸化物層5aの厚さを示し、θは入射光の入射角を示し、λは発光波長を示している。
また、上記の式(4)において、n2は第2の導電性酸化物層5bの屈折率を示し、L2は第2の導電性酸化物層5bの厚さを示し、θは入射光の入射角を示し、λは発光波長を示している。
p型窒化物半導体層4と第1の反射層5との界面に約53°の臨界角未満の入射角で入射する光の第1の反射層5による反射量をさらに多くするためには、第1の導電性酸化物層5aの1層の厚さL1および第2の導電性酸化物層5bの1層の厚さL2はそれぞれ、発光波長λと以下の式(5)および式(6)の関係を満たすことが好ましい。
0.16λ≦L1≦0.21λ …(5)
0.13λ≦L2≦0.17λ …(6)
なお、上記の式(5)の関係は、上記の式(3)から算出したものであり、上記の式(6)の関係は、上記の式(4)から算出したものである。上記の式(5)および式(6)に示される範囲は、臨界角である53°以下の範囲(0°〜53°の範囲)のうち高角側(30°〜50°の範囲)において反射させるための距離の条件である。この場合には、高角側にあることでより多くの光を反射させることができる。
上記の式(1)、(2)、(5)および(6)のように、第1の導電性酸化物層5aの1層の厚さL1および第2の導電性酸化物層5bの1層の厚さL2にそれぞれ幅がある理由は、第1の導電性酸化物層5aと第2の導電性酸化物層5bとの屈折率差および第1の反射層5における第1の導電性酸化物層5aと第2の導電性酸化物層5bとのペア数により、p型窒化物半導体層4と第1の反射層5との界面に入射する入射光を高い反射率で第1の反射層5により反射することができる範囲は入射光の入射角に対してある程度の幅(約10°〜30°程度)を有するためである。
次に、図4の模式的断面図に示すように、たとえばEB(Electron Beam)蒸着法などによって、第1の反射層5の表面上に第2の反射層6を積層して積層体を作製する。
ここで、第2の反射層6としては、たとえば抵抗率が1×10-4Ω・cm以下の高い導電性を有する金属層を積層することができるが、なかでも銀、白金、ロジウムおよびアルミニウムからなる群から選択されたいずれか1種の金属またはこの群から選択された少なくとも1種を含む合金からなる層を積層することが好ましい。第2の反射層6として銀、白金、ロジウムおよびアルミニウムからなる群から選択されたいずれか1種の金属またはこの群から選択された少なくとも1種を含む合金からなる層を積層した場合には、たとえば抵抗率が1×10-4Ω・cm以下といったさらに高い導電性を有する第2の反射層6を積層することができるため、実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子の動作電圧をさらに低くすることができる傾向にある。
次に、図5の模式的断面図に示すように、図4に示す積層体の一部をエッチングなどにより除去することによって、n型窒化物半導体層2の表面の一部を露出させる。
次に、図6の模式的断面図に示すように、たとえばEB蒸着法などによって、第2の反射層6の表面上にたとえば金層を積層することによってp側電極7を形成するとともに、n型窒化物半導体層2の表面上にたとえばチタン層およびアルミニウム層をこの順序で積層することによってn側電極8を形成する。
そして、図1に示すように、サブマウント11の表面上に設けられた金属バンプ9上にp側電極7を電気的に接続するとともに、サブマウント11の表面上に設けられた金属バンプ10上にn側電極8を電気的に接続することによって、実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子を作製することができる。
なお、金属バンプ9および金属バンプ10としてはそれぞれ、たとえば、金などの金属を用いることができる。
また、サブマウント11としては、たとえば、窒化アルミニウム基板またはシリコン基板などを用いることができる。
上記のようにして作製された図1に示す構成の実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、窒化物半導体発光層3において発生し、窒化物半導体発光層3から基板1側と反対側に進行した光は、以下の(a)〜(c)のいずれかの反射により、基板1側へ進行方向が変更させられて基板1側から取り出すことができる。そのため、実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、発光効率を高くすることができる。
(a)p型窒化物半導体層4と第1の反射層5との界面における第1の反射層5による全反射(たとえば図1の矢印12に示される光の反射)。
(b)第1の反射層5の内部の第1の導電性酸化物層5aと第2の導電性酸化物層5bとの界面における第1の導電性酸化物層5aまたは第2の導電性酸化物層5bによる反射(たとえば図1の矢印13に示される光の反射)。
(c)第1の反射層5と第2の反射層6との界面における第2の反射層6による反射(たとえば図1の矢印14に示される光の反射)。
さらに、実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、p型窒化物半導体層4の表面全面に第1の反射層5を形成することができるため、誘電体であるために、p型コンタクト層の表面全面に形成することができない多重反射膜を用いた従来の特許文献1のフリップチップ型の窒化物半導体発光ダイオード素子と比べて、窒化物半導体発光層3から基板1側とは反対側に進行した光を多く反射させることができる。
したがって、実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、従来の特許文献1の窒化物半導体発光ダイオード素子と比べて、発光効率をさらに高いものとすることができる。
また、実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、以下の(d)〜(f)の要因によって、実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子の動作電圧を低くすることができる。
(d)p型窒化物半導体層4と第1の導電性酸化物層5aとの低い接触抵抗。
(e)第1の反射層5が導電性の第1の導電性酸化物層5aと第2の導電性酸化物層5bとから形成されていることによる第1の導電性酸化物層5aと第2の導電性酸化物層5bとの低い直列抵抗。
(f)第1の反射層5と第2の反射層6における低い接触抵抗。
以上により、実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子の構成とすることによって、発光効率が高く、かつ動作電圧の低い窒化物半導体発光ダイオード素子とすることができる。
<実施の形態2>
図7に、本発明の窒化物半導体発光ダイオード素子の他の一例である実施の形態2のフリップチップ型の窒化物半導体発光ダイオード素子の模式的な断面図を示す。実施の形態2の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、基板1のn型窒化物半導体層2側の表面が凹凸50を有していることを特徴としている。
以下、実施の形態2の窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例について説明する。
まず、図8の模式的断面図に示すように、基板1の表面の凹凸50上に、n型窒化物半導体層2、窒化物半導体発光層3、p型窒化物半導体層4、第1の反射層5および第2の反射層6をこの順序で積層して積層体を作製する。
次に、図9の模式的断面図に示すように、図8に示す積層体の一部をエッチングなどにより除去することによって、n型窒化物半導体層2の表面の一部を露出させる。
次に、図10の模式的断面図に示すように、たとえばEB蒸着法などによって、第2の反射層6の表面上にたとえば金層を積層することによってp側電極7を形成するとともに、n型窒化物半導体層2の表面上にたとえばチタン層およびアルミニウム層をこの順序で積層することによってn側電極8を形成する。
そして、図7に示すように、サブマウント11の表面上に設けられた金属バンプ9上にp側電極7を電気的に接続するとともに、サブマウント11の表面上に設けられた金属バンプ10上にn側電極8を電気的に接続することによって、実施の形態2の窒化物半導体発光ダイオード素子を作製することができる。
上記のようにして作製された実施の形態2の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、基板1のn型窒化物半導体層2側の表面に凹凸50を設けていることによって、基板1の表面の凹凸50による光の回折効果により、実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子よりもさらに多くの光を外部に取り出すことができる。
したがって、実施の形態2の窒化物半導体発光ダイオード素子は、実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子と比べて発光効率をさらに高くすることができる。
実施の形態2における上記以外の説明は実施の形態1と同様であるため、ここではその説明については省略する。
<実施の形態3>
図11に、本発明の窒化物半導体発光ダイオード素子の他の一例である実施の形態3のフリップチップ型の窒化物半導体発光ダイオード素子の模式的な断面図を示す。実施の形態3の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、基板1のn型窒化物半導体層2側の表面が凹凸50を有しているとともに、基板1のn型窒化物半導体層2側とは反対側の表面が凹凸51を有していることを特徴としている。
以下、実施の形態3の窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例について説明する。
まず、図12の模式的断面図に示すように、両面にそれぞれ凹凸50および凹凸51を有している基板1を用意し、基板1の凹凸50を有する表面上に、実施の形態2と同様にして、n型窒化物半導体層2、窒化物半導体発光層3、p型窒化物半導体層4、第1の反射層5および第2の反射層6をこの順序で積層して積層体を作製した後に、この積層体の一部をエッチングなどにより除去することによってn型窒化物半導体層2の表面の一部を露出させる。その後、第2の反射層6の表面上にp側電極7を形成するとともに、n型窒化物半導体層2の露出表面上にn側電極8を形成する。
そして、図11に示すように、サブマウント11の表面上に設けられた金属バンプ9上にp側電極7を電気的に接続するとともに、サブマウント11の表面上に設けられた金属バンプ10上にn側電極8を電気的に接続することによって、実施の形態3の窒化物半導体発光ダイオード素子を作製することができる。
上記のようにして作製された実施の形態3の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、基板1のn型窒化物半導体層2側の表面に凹凸50および基板1のn型窒化物半導体層2側とは反対側の表面に凹凸51をそれぞれ設けていることによって、基板1の表面の凹凸50および凹凸51による光の回折効果により、実施の形態2の窒化物半導体発光ダイオード素子よりもさらに多くの光を外部に取り出すことが可能となる。
したがって、実施の形態3の窒化物半導体発光ダイオード素子は、実施の形態1の窒化物半導体発光ダイオード素子および実施の形態2の窒化物半導体発光ダイオード素子と比べて発光効率をさらに高くすることができる。
なお、実施の形態3の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、基板1の表面に凹凸50を形成せずに、凹凸51のみを形成してもよい。
実施の形態3における上記以外の説明は実施の形態1および実施の形態2と同様であるため、ここではその説明については省略する。
<実施の形態4>
図13に、本発明の窒化物半導体発光ダイオード素子の他の一例である実施の形態4の上下電極構造型の窒化物半導体発光ダイオード素子の模式的な断面図を示す。実施の形態4の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、n型窒化物半導体層2の一方の表面に形成されている凹凸52上にn側電極8を形成するとともに、第2の反射層6の表面上に第1の金属層22と第2の金属層23との積層体を介してp側電極7を形成することによって上下電極構造型の窒化物半導体発光ダイオード素子を実現している点に特徴がある。
以下、実施の形態4の窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例について説明する。
まず、図14の模式的断面図に示すように、たとえばMOCVD法などによって、成長基板21の表面上に、n型窒化物半導体層2、窒化物半導体発光層3およびp型窒化物半導体層4をこの順序で積層する。ここで、成長基板21としては、たとえばサファイア基板などを用いることができる。
次に、図14に示すように、たとえばスパッタ法などによって、p型窒化物半導体層4の表面上に第1の導電性酸化物層5aと第2の導電性酸化物層5bとの交互積層体からなる第1の反射層5を積層し、その後、たとえばEB蒸着法などによって第1の反射層5の表面上に第2の反射層6を積層して積層体を作製する。
次に、図15の模式的断面図に示すように、上記のようにして作製した積層体の第2の反射層6と、第1の金属層22と第2の金属層23との積層体の第1の金属層22とをたとえば共晶接合法などによって接合する。
次に、図16の模式的断面図に示すように、成長基板21側からたとえばレーザ光などを照射することによって、成長基板21をn型窒化物半導体層2から剥離するとともに、成長基板21が剥離されたn型窒化物半導体層2の表面に凹凸52を形成する。
その後、図13に示すように、n型窒化物半導体層2の表面の凹凸52上にn側電極8を形成するとともに、第2の金属層23の表面上にp側電極7を形成することによって、実施の形態4の上下電極構造型の窒化物半導体発光ダイオード素子を作製することができる。
上記のようにして作製された実施の形態4の窒化物半導体発光ダイオード素子においても、上記と同様の理由により、動作電圧が低く、かつ高い発光効率の窒化物半導体発光ダイオード素子とすることができる。
また、実施の形態4の窒化物半導体発光ダイオード素子は、上下電極構造型の窒化物半導体発光ダイオード素子であるため、実施の形態1〜3のフリップチップ型の窒化物半導体発光ダイオード素子と比べて、素子を小型化することができる。
(実施例1)
まず、図17の模式的断面図に示すように、サファイア基板101の凹凸150の表面上に、GaNからなるバッファ層(図示せず)、厚さ2μmのアンドープGaN層(図示せず)および厚さ5μmのSiドープn型GaN層102(Siドーピング濃度:5×1018/cm3)をこの順序でMOCVD法により積層する。
ここで、サファイア基板101の表面の凹凸150において、凹部は4.5μm間隔で複数形成されており、個々の凹部は1.2μmの深さに形成されている。
次に、図17に示すように、Siドープn型GaN層102の表面上に、MOCVD法により、厚さ10nmのGaN層と厚さ3nmのIn0.15Ga0.85N層とを1層ずつ交互に10周期積層することによって、多重量子井戸構造のMQW発光層103を積層する。
次に、図17に示すように、MQW発光層103の表面上に、MOCVD法により、厚さ20nmのMgドープp型AlGaN層と厚さ100nmのMgドープp型GaN層とをこの順序に1層ずつ積層することによってp型窒化物半導体層104を形成する。
次に、図17に示すp型窒化物半導体層104の形成後のウエハを窒素と酸素との混合雰囲気において700℃に加熱して熱処理をする。
次に、図18の模式的断面図に示すように、上記の熱処理後のウエハのp型窒化物半導体層104の表面上に、スパッタ法にて、ITO層とNbドープTiO2層(Nbの原子濃度:6原子%)とを1層ずつ交互に5周期積層することによってITO層とNbドープTiO2層との交互積層体からなる透明導電性光学多層膜層105を形成する。なお、上記のp型窒化物半導体層104の形成後のウエハは複数作製されており、ITO層の厚さは55nm〜95nmの範囲内の任意の厚さにウエハごとに変えられており、NbドープTiO2層の厚さは45nm〜77nmの範囲内の任意の厚さにウエハごとに変えられている。
次に、図18に示すように、上記の透明導電性光学多層膜層105の形成後のそれぞれのウエハの透明導電性光学多層膜層105の表面上に、EB蒸着法により、Ag層からなる金属反射層106を100nmの厚さに積層する。
その後、図19の模式的断面図に示すように、RIE(Reactive Ion Etching)を用いたフォトエッチングにより、上記の金属反射層106の形成後のそれぞれのウエハをエッチングして、Siドープn型GaN層102の表面を露出させる。
次に、図20の模式的断面図に示すように、EB蒸着法により、上記のフォトエッチング後のSiドープn型GaN層102の表面上にAu層からなるn側パッド電極108を形成するとともに、金属反射層106の表面上にTi層とAl層との積層体からなるp側パッド電極107を形成する。
その後、p側パッド電極107およびn側パッド電極108の形成後のそれぞれのウエハを複数のチップ状に分割することによって、LED(Light Emitting Diode)チップを得る。
次に、図21の模式的断面図に示すように、AlNからなるサブマウント111上のAuからなる金属バンプ109および金属バンプ110上にそれぞれLEDチップのp側パッド電極107およびn側パッド電極108を設置する。その後、金属バンプ109,110と、p側パッド電極107,n側パッド電極108のそれぞれの接触部に、熱、荷重および超音波を加えることによって、金属バンプ109とp側パッド電極107とを接合するとともに、金属バンプ110とn側パッド電極108とを接合する。
以上により、実施例1のフリップチップ型の窒化物半導体発光ダイオード素子を作製する。
上記のようにして作製した実施例1のフリップチップ型の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、p型窒化物半導体層104と透明導電性光学多層膜層105との界面において臨界角以上の入射角で入射する入射光をITO層とNbドープTiO2層との交互積層体からなる透明導電性光学多層膜層105で全反射することができるために高い発光効率を得ることができる。
特に、透明導電性光学多層膜層105のITO層の厚さが72nm以上であって、NbドープTiO2層の厚さが59nm以上である場合には、さらに高い発光効率を得ることができる。
さらに、透明導電性光学多層膜層105で反射させることができず、透明導電性光学多層膜層105の内部に進行した入射光については透明導電性光学多層膜層105の内部および/またはAg層からなる高反射率の金属反射層106で反射させることができるため、高い発光効率を得ることができる。
(実施例2)
透明導電性光学多層膜層105のNbドープTiO2層のNbの原子濃度を3原子%に変更するとともに、ITO層の厚さを75nmとし、NbドープTiO2層の厚さを60nmとしたこと以外は実施例1と同様にして、フリップチップ型の窒化物半導体発光ダイオード素子(実施例2のフリップチップ型の窒化物半導体発光ダイオード素子)を作製した。
実施例2のフリップチップ型の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、透明導電性光学多層膜層105の全体の厚さは675nmであるが、NbドープTiO2層のNbの原子濃度が3原子%に低減されているため、透明導電性光学多層膜層105の透明度を高くすることができる。
これにより、実施例2のフリップチップ型の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、実施例1のフリップチップ型の窒化物半導体発光ダイオード素子と比べて、発光効率を高くすることができる。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれるこ
とが意図される。
本発明は、窒化物半導体発光ダイオード素子に好適に利用することができる。
1 基板、2 n型窒化物半導体層、3 窒化物半導体発光層、4,104 p型窒化物半導体層、5 第1の反射層、5a 第1の導電性酸化物層、5b 第2の導電性酸化物層、6 第2の反射層、7 p側電極、8 n側電極、9,10,109,110 金属バンプ、11,111 サブマウント、12,13,14 矢印、21 成長基板、22 第1の金属層、23 第2の金属層、50,51,52,150 凹凸、101 サファイア基板、102 Siドープn型GaN層、103 MQW発光層、105 透明導電性光学多層膜層、106 金属反射層、107 p側パッド電極、108 n側パッド電極。

Claims (5)

  1. n型窒化物半導体層と、
    前記n型窒化物半導体層上に設けられた窒化物半導体発光層と、
    前記窒化物半導体発光層上に設けられたp型窒化物半導体層と、
    前記p型窒化物半導体層上に設けられた第1の反射層と、
    前記第1の反射層上に設けられた第2の反射層と、を含み、
    前記第1の反射層は、ITO層と、ニオブがドープされた二酸化チタンからなる層との交互積層体からなり
    前記第2の反射層は層である、フリップチップ型の窒化物半導体発光ダイオード素子。
  2. 前記p型窒化物半導体層と前記ITO層とは接触していることを特徴とする、請求項1に記載の窒化物半導体発光ダイオード素子。
  3. 前記n型窒化物半導体層は基板上に設けられており、
    前記基板の前記n型窒化物半導体層側の表面および前記n型窒化物半導体層側とは反対側の表面の少なくとも一方が凹凸を有していることを特徴とする、請求項1または2に記載の窒化物半導体発光ダイオード素子。
  4. 前記第1の導電性酸化物層の1層の厚さL1と発光波長λとは0.15λ≦L1≦0.25λの関係を満たし、
    前記第2の導電性酸化物層の1層の厚さL2と発光波長λとは0.12λ≦L2≦0.2λの関係を満たすことを特徴とする、請求項1からのいずれかに記載の窒化物半導体発光ダイオード素子。
  5. 前記第1の導電性酸化物層の1層の厚さL1と発光波長λとは0.16λ≦L1≦0.21λの関係を満たし、
    前記第2の導電性酸化物層の1層の厚さL2と発光波長λとは0.13λ≦L2≦0.17λの関係を満たすことを特徴とする、請求項1からのいずれかに記載の窒化物半導体発光ダイオード素子。
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