JP6087096B2 - 半導体発光素子及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、半導体発光素子に関する。特に、半導体発光素子の発光層からの光を基板側から放射するフリップチップ型の半導体発光素子に関する。
近年、窒化物半導体素子を発光素子として用いた青色発光素子と蛍光体とを利用した白色発光装置が、大型液晶テレビのバックライトおよび照明用の光源等に用いられるようになりつつある。このような大型液晶テレビおよび照明等の製品には、一度に大量の白色発光装置を使用する。そのため、これらの製品に用いられる青色発光素子は、良質に大量生産できることが求められている。
このような、大型液晶テレビのバックライトおよび照明用の光源等に用いられる窒化物半導体発光素子は、従来の窒化物半導体発光素子のような20mA程度の比較的低電流領域ではなく、例えば、80mA以上の大電流領域で駆動されるのが一般的となりつつある。
しかしながら、上記従来の窒化物半導体発光素子を大電流、高温で駆動すると、発光効率の低下を招くことがあることが問題となっていた。これにより、単位電力当たりの電力効率の低下を招くことがあった。
上記従来の窒化物半導体発光素子は、熱導電率の悪いサファイア基板等の絶縁性の基板上に形成され、実装基板にはこのサファイア基板が固定される構造となっていた為、特に大電流駆動時における窒化物半導体発光素子の放熱が課題となっていた。
そこで、上記放熱特性が改善された窒化物半導体発光素子として、例えば、特許文献1に示すような、フリップチップタイプの窒化物半導体発光素子が提案されている。
特許文献1には、フリップチップ型のIII族窒化物系化合物半導体発光素子について開示されている。図24は、フリップチップ型の半導体発光素子について示しており、サファイア基板などの透光性基板34の側から光が外部に出力される。透光性基板34の上には、バッファ層33、n型コンタクト層32、歪み緩和層31、発光層30、p型クラッド層29などのIII族窒化物半導体から成る半導体層が積層されており、最上層がp型コンタクト層28である。このp型コンタクト層28の上に、順次、透明導電膜27、誘電体から成る多重反射膜(DBR)26、金属から成る反射膜25が形成されている。そして、n電極23と対角の位置にある透明導電膜27上の位置には、多重反射膜(DBR)26と反射膜25とが形成されていない露出部が設けられており、この露出部上にp電極である電極層24が形成されている。このような構成とすることで、前記多重反射膜により、反射膜と透明導電膜との界面反応が抑制され、透明導電膜の透過率および反射膜の反射率の低下を防止することができるため、透光性基板を通して外部に出力される光の取出し効率が向上させられる技術について開示されている。
また、特許文献2には、n型電極を形成するための凹部の傾斜面に反射層を形成し、該反射層の作用により特に発光層側面から漏れる光を支持基板側へ反射させて、光の取り出し効率を高められる半導体発光素子について開示されている。
図25は、半導体発光素子35の断面模式図について示していて、36はp型電極、37は第2の反射層、38は第2の透明導電層、39はp層、40は発光層、41はn層、42は支持基板、43はn型電極、44はAl層、45はAu層、46はTi層、47は第1の反射層、48は絶縁膜である。
このような構成とすることで、発光層から凹部側に向かう光A2及びA3は、反射層によって支持基板側に反射され、p側電極側へ向かう光A1及びA4は、第2の反射層によって反射されるため、光の取り出し効率を高められる。また、反射層を絶縁膜を介して形成することにより、該反射層によるリーク電流の発生を防止することができる。
特開2006−120913号公報 特開2005−039197号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、n電極を形成するためのn型層に達する凹部を形成しているが、凹部の側面は半導体層が露出しているため、該露出部分より発光層から発光した光が漏れるという問題があった。
また、特許文献2に記載の発明は、反射層の素材としてAl、Rh、Agなどを挙げており、こういった導電物質をpn接合面に直接形成することは、電流のリークパスを形成することになり、特に大電流を印加する場合や長期信頼性等を考えた場合、好ましくなく、実用的ではない。この点、特許文献2に記載の発明は、反射層を絶縁膜を介して形成することにより、リーク電流の発生を防止するとしている。
しかしながら、反射層は、絶縁膜を介しているものの、p側電極及びn側電極と近接しており、前記絶縁膜に水分等が浸入した場合には、マイグレーションが発生したり、大電流駆動時に反射層を介して、pn電極が短絡するという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、フリップチップ型の半導体発光素子において、電流のリークパスの形成やpn電極間の短絡の発生を防止しつつ、発光層から電極形成面側に放射された光の基板側への反射率を向上させ、半導体発光素子の光取り出し効率を向上させられる半導体発光素子及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体発光素子は、透光性を有する基板、該基板上に少なくとも第1導電型半導体層、発光層および第2導電型半導体層がこの順で積層された半導体層、前記第2導電型半導体層上に形成された第1導電性バンプ、及び前記第1導電型半導体層の一部を露出させ形成した第2導電性バンプを有するフリップチップ型の半導体発光素子において、前記第2導電型半導体層上には、透明電極、該透明電極上に形成され、屈折率の異なる誘電体からなる層が交互に積層された多層反射膜、及び該多層反射膜上に形成された第1反射膜を有し、該第1反射膜は、前記発光層からの光に対して高反射率を有する金属からなり、前記第1反射膜上には絶縁膜が形成され、該絶縁膜上には、断面視において、少なくとも前記第1反射膜が形成されない位置に第2反射膜が形成される、ことを特徴とする。
前記第2反射膜は、前記第2導電性バンプにより覆われるように形成されることを特徴とする。
前記第2反射膜は、前記半導体層の側面を覆うように形成されることを特徴とする。
前記第1導電性バンプが前記第1反射膜と接する接触部と、前記第1反射膜が前記透明電極と接する接触部とは平面視において異なる位置に形成されることを特徴とする。
本発明に係る半導体発光素子の製造方法は、透光性を有する基板上に少なくとも第1導電型半導体層、発光層および第2導電型半導体層をこの順で積層し半導体層を形成する工程、前記第2導電型半導体層上に第1導電性バンプ形成する工程、及び前記第1導電型半導体層の一部を露出させ第2導電性バンプを形成する工程を有するフリップチップ型の半導体発光素子において、前記第2導電型半導体層上に透明電極を形成する工程、前記透明電極上に、屈折率の異なる誘電体からなる層が周期的に積層された多層反射膜を形成する工程、及び該多層反射膜上に形成された第1反射膜であって、該第1反射膜は、前記発光層からの光に対して高反射率を有する金属からなり、前記第1反射膜上に絶縁膜を形成し、該絶縁膜上に、断面視において、少なくとも前記第1反射膜が形成されない位置に第2反射膜を形成する工程を有する、ことを特徴とする。
本発明に係る半導体発光素子及びその製造方法によれば、フリップチップ型の半導体発光素子において、電流のリークパスの形成やpn電極間の短絡の発生を防止しつつ、発光層から電極形成面側に放射された光の基板側への反射率を向上させ、半導体発光素子の光取り出し効率を向上させられる。
本発明の実施形態1に係る半導体発光素子の平面図。 本発明の実施形態1に係る半導体発光素子の断面図。 本発明の実施形態1に係る半導体発光素子の断面図。 本発明の実施形態1に係る半導体発光素子の断面図。 本発明の実施形態1に係る半導体発光素子の製造工程を説明する断面図。 本発明の実施形態1に係る半導体発光素子の製造工程を説明する平面図及び断面図。 本発明の実施形態1に係る半導体発光素子の製造工程を説明する平面図及び断面図。 本発明の実施形態1に係る半導体発光素子の製造工程を説明する平面図及び断面図。 本発明の実施形態1に係る半導体発光素子の製造工程を説明する平面図及び断面図。 本発明の実施形態1に係る半導体発光素子の製造工程を説明する平面図及び断面図。 本発明の実施形態1に係る半導体発光素子の製造工程を説明する平面図及び断面図。 本発明の実施形態1に係る半導体発光素子の製造工程を説明する平面図及び断面図。 本発明の実施形態1に係る半導体発光素子の製造工程を説明する平面図及び断面図。 本発明の実施形態2に係る半導体発光素子の平面図。 本発明の実施形態2に係る半導体発光素子の断面図。 本発明の実施形態2に係る半導体発光素子の断面図。 本発明の実施形態2に係る半導体発光素子の断面図。 本発明の実施形態2に係る半導体発光素子の製造工程を説明する平面図及び断面図。 本発明の実施形態2に係る半導体発光素子の製造工程を説明する平面図及び断面図。 本発明の実施形態2に係る半導体発光素子の製造工程を説明する平面図及び断面図。 本発明の実施形態3に係る半導体発光装置の平面図。 本発明の実施形態3に係る半導体発光装置の平面図。 本発明の実施形態3に係る半導体発光装置の断面図。 従来技術に関する説明図。 従来技術に関する説明図。
以下、本発明の実施形態として、本発明をLED(Light Emitting Diode)に適用する場合を例示する。ただし、本発明が適用可能な半導体発光素子は、LEDに限られない。例えばレーザダイオードなど、電極を介して供給される電力により発光する半導体発光素子の全般に対して、本発明を適用することが可能である。
尚、各実施形態に係る発明の図面において、長さ、幅、及び厚さなどの寸法関係は図面の明瞭化と簡略化のために適宜変更されており、実際の寸法関係を表すものではない。また、以下より、同一の構成については同一の符号を付してその説明は省略するものとする。
(実施形態1)
図1は、本実施形態により得られる半導体発光素子の平面図であり、図2〜図4は、前記平面図においてA−A’、B−B’、C−C’の断面で切断したときの断面図を示している。上記各図面を用いて、本実施形態により得られる半導体発光素子の説明を行う。尚、図1〜図4で示す各部材の詳細については後述するものとする。
図1において、10bはn側電極、18aはp側導電性バンプ、18bはn側導電性バンプであり、図中に示すRは、p側電極10aと透明電極5とが接触する接触部である。
図2は、図1におけるA−A’で切断したときの断面図を示していて、1は基板、2はn型窒化物半導体層、3は発光層、4はp型窒化物半導体層、5は透明電極、8は多層反射膜、11は絶縁膜、13は反射膜である。10a、10bはそれぞれ反射膜を兼ねるp側電極、n側電極である。図2に示すように、絶縁膜11上に、反射膜を兼ねるp側電極10aが形成されていない位置に反射膜13を形成することで、基板1側への反射率を向上させられるため、半導体発光素子の光取り出し効率を向上させられる。
また、図2におけるRは、p側電極10aと前記透明電極5とが接触する接触部であり、応力等が透明電極5に直接かかることを防止するために、p側導電性バンプ18aの下面とは異なる位置に形成している。つまり、平面視したときには、p側導電性バンプ18aがp側電極10aと接する接触部と、p側電極10aが透明電極5と接する接触部とが異なる位置に形成されるということである。このように、p側導電性バンプを多層反射膜を介してp側電極に形成し、p側導電性バンプの下面以外の部分、すなわちp側導電性バンプの直下以外の部分でp側電極と透明電極とを接触させるように形成したため、透明電極に対して応力をかけることがなく、透明電極に歪みやクラックが入ることを防止できることにより、発光素子の動作電圧を上昇させずに、光取り出し効率を向上させることが可能となる。
図3は、主にp側導電性バンプ18aを通過するように、図1におけるB−B’で切断したときの断面図を示していて、17は金属バリア層である。
また、図4は、主にn側導電性バンプ18bを通過するように、図1におけるC−C’で切断したときの断面図であり、13は反射膜である。図4に示すように、n側導電性バンプ18bの下部を覆うように、反射膜13を形成することで、金属バリア層17において光が吸収されることなく、基板側への光の反射率を向上させられるため、半導体発光素子の光取り出し効率を向上させられる。
以下、本実施形態に係る半導体発光素子及びその製造方法の一例について、主に半導体層を形成するまでを図5を用いて説明する。半導体発光素子の電極部分等の成膜に係る工程の詳細については後述する。図5は、本発明の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の一例を示す断面図である。
最初に、図5(a)に示すように、サファイアなどから成る透光性を有する基板1を用意する。そして、図5(b)に示すように、基板1の一方の主面(以下、表面とする)を凹凸状に加工する。例えば、このような凹凸状は、凹部(溝)を形成すべき部分を除いて基板1の表面上にフォトレジストマスクを形成し、例えば、BCl、Cl及びArの混合ガスなどのハロゲン系ガスを用いたICP(Inductively Coupled Plasma)等のエッチングを行うことで、形成することができる。
上記基板は、例えばGaN、SiCまたはZnOなどのような導電性基板であっても良い。
尚、前記サファイア基板は、後述する電極部分の成膜後に、レーザーリフト法など種々の好適な周知技術を用いて除去されるとしてもよい。
次に、図5(c)に示すように、凹凸状になった基板1の表面上に、例えばn型のGaNから成るn型窒化物半導体層2、GaNから成る障壁層とInGa1−xN(0<x≦1)から成る井戸層とが交互に積層されるとともに最初及び最後の層が障壁層となる多重量子井戸構造を備えた発光層3、例えばp型のGaNから成るp型窒化物半導体層4をこの順番で積層する。
上記多重量子井戸構造における各井戸層の組成は、半導体発光素子1に求められる発光波長に合わせて調整されることが好ましく、例えばAlGaIn(1−a−b)N(0≦a<1、0<b≦1)であれば良く、好ましくはAlを含まないInGa(1−c)N(0<c≦1)層である。例えば、波長が375nm以下の紫外光を発光させる場合、MQW発光層のバンドギャップエネルギーを大きくする必要があり、各井戸層の組成はAlを含むこととなる。
また、最初の障壁層及び最後の障壁層を含む各障壁層を構成する材料はそれぞれ各井戸層を構成する材料よりもバンドギャップエネルギーが大きい方が好ましい。具体的には、AlGaIn(1−d−e)N(0≦d<1、0<e≦1)からなることが好ましく、Alを含まないInGa(1−f)N(0<f≦1、c>f)からなることがより好ましく、井戸層を構成する材料と格子定数がほぼ同一であるAlGaIn(1−g−h)N(0≦g<1、0<h≦1)からなることがさらに好ましい。
n型窒化物半導体層2、発光層3及びp型窒化物半導体層4は、例えばMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法などによって積層することができる。
上記n型窒化物半導体層2は単層か、あるいは、下地層、コンタクト層、クラッド層、中間層、歪み緩和層、超格子層などの、組成やドーパント濃度の異なる複数の窒化物半導体層の組合せにより構成される。
また、上記p型窒化物半導体層4は単層か、あるいは、中間層、蒸発防止層、超格子層、クラッド層、コンタクト層などの、組成やドーパント濃度の異なる複数の窒化物半導体層の組合せにより構成される。
n型窒化物半導体層2のドーパントとしては、例えば、Siを用いることができ、p型窒化物半導体層のドーパントとして、例えば、Mgを用いることができる。
尚、このp型窒化物半導体層4の積層後、p型ドーパンドを活性化するべくアニールを行ってもよい。また、n型窒化物半導体層2、発光層3及びp型窒化物半導体層4を構成するGaNやInGa1−xNに、Alなどの他の元素が含まれていてもよい。
次に、図5(d)に示すように、p型窒化物半導体層4上に、ITO(Indium Tin Oxide)から成る透明電極5を形成する。この透明電極5は、例えばスパッタリング法などによって形成することができる。
本実施形態における半導体発光素子の製造方法では、後の工程でn型窒化物半導体層2に電極を形成するため、当該電極を形成する領域についてはn型窒化物半導体層2を露出させる必要がある。そこで、図5(e)に示すように、当該領域における透明電極5と、p型窒化物半導体層4と、発光層3と、n型窒化物半導体層2の一部を除去する。
例えば、透明電極5は、王水等によるエッチングによって除去することができる。また、p型窒化物半導体層4、発光層3及びn型窒化物半導体層2は、例えば、SiClハロゲン系ガスを用いたICP等のエッチングによって除去することができる。ただし、これらのエッチングを行う場合、除去すべき部分を除いてフォトレジストマスクを形成する必要がある。尚、それぞれのエッチングで使用したそれぞれのフォトレジストマスクは、それぞれのエッチングの終了後に除去する。
次に、主に電極部分の成膜工程について工程図にて説明する。図6(a)は、透明電極5に対してフォトレジストマスク6を形成してテーパーエッチングを行った後の半導体発光素子の平面図を示している。図6(b)、(c)、(d)は、図6(a)において示すA−A’、B−B’、C−C’で切断した切断面に係る断面図である。尚、A−A’、B−B’、C−C’は、それぞれ後述するp側導電性バンプ18a、p側電極と前記透明電極とが接触する接触部、n側導電性バンプ18bの断面を主に示すための切断線である。
図6(b)、(d)に示すように、p型窒化物半導体4上に形成されたITO(Indium Tin Oxide)から成る透明電極5上に対してフォトレジストマスク6を形成し、該フォトレジストマスク6から露出したp型窒化物半導体層4を、n型窒化物半導体層2が露出するまで所定量テーパー状にエッチングを行い、窒化物半導体層の面に対して傾斜した端面(メサ部)を形成する。前記透明電極5の厚みは、例えば130nmである。前記エッチングは、例えばClガスをエッチングガスに用いたRIE(Reactive Ion Etching)により行い、前記テーパーエッチングを行った後に、フォトレジストマスク6については除去する。
図7(a)は、多層反射膜8の形成後に、フォトレジストマスク7のリフトオフを行った後の平面図を示している。図7(b)は、図7(a)において示すA−A’、B−B’、C−C’で切断した切断面に係る断面図である。
図7(b)、(c)、(d)に示すようなフォトレジストマスク7のパターンを形成し、発光層からの光を基板側に向かって反射させる多層反射膜8であるDBR(Distributed Bragg Reflector)を蒸着などにより形成する。
前記DBRとは、高屈折率を有する誘電体からなる層と低屈折率を有する誘電体からなる層との多層構造からなる反射層であり、層厚を下部から上部にかけて少しずつ変化させるチャープ構造とすることが好ましい。より具体的には、透明電極5から、厚さが556nmのSiO、厚さが60nmのTiO、厚さが78nmのSiO、厚さが78nmのTiO、厚さが55nmのSiOの順番で積層することが好ましい。前記DBRの形成後に、前記フォトレジストマスク7をリフトオフする。
図8(a)は、電極10の形成後に、フォトレジストマスク9のリフトオフを行った後の平面図を示している。図8(b)、(c)、(d)は、図8(a)において示すA−A’、B−B’、C−C’で切断した切断面に係る断面図である。
上記多層反射膜8であるDBRは、特定の角度範囲から入射する光に対しては高い反射率を有するが、それ以外の光は透過するので、DBRにより反射されなかった光を更に反射させる目的で、図8(b)、(c)、(d)に示すようなフォトレジストマスク9のパターンを形成し、反射膜を兼ねる電極10を蒸着などにより形成する。10aがp側電極で、10bがn側電極である。尚、n側電極10bとして用いられる場合は、反射膜を兼ねる電極10はn型窒化物半導体層とのオーミック電極を兼ねている。
前記電極10は、例えばAlにより形成される。Alを用いるのは、紫外〜赤色までの波長の光を比較的高効率で反射することが出来るからである。電極10の材料としては、他に、Agが窒化物半導体発光素子における近紫外〜青色領域の光を高効率で反射させることが可能であるが、マイグレーションを起こし易い為、取り扱いに注意が必要である。
また、図8(c)においてRは、p側電極10aと前記透明電極5とが接触する接触部である。これは、半導体発光素子の製造工程において、後述するp側導電性バンプ18aの下面に前記接触部が形成されることを防止することにより、前記透明電極5に対して、導電性バンプによる応力等が直接かからないようにするためである。すなわち、平面視したときには、p側導電性バンプがp側電極と接する接触部と、p側電極が透明電極と接する接触部とが異なる位置に形成されるということである。
前記電極10の形成後に、前記フォトレジストマスク9をリフトオフする。
図9(a)は、絶縁膜11の形成後の平面図を示している。図9(b)、(c)、(d)は、図9(a)において示すA−A’、B−B’、C−C’で切断した切断面に係る断面図である。
図9(b)、(c)、(d)に示すように、層間膜として絶縁膜11をプラズマCVD法などにより、形成する。
尚、絶縁膜としては、例えばSiO、ZnO、Al、AiN、AlON、SiNなどが用いられる。
図10(a)は、反射膜13の形成後に、フォトレジストマスクのリフトオフを行った後の平面図を示している。図10(b)、(c)、(d)は、図10(a)において示すA−A’、B−B’、C−C’で切断した切断面に係る断面図である。
図10(b)、(c)、(d)に示すようなフォトレジストマスク12のパターンを形成し、発光層3からの光を基板1側に向かって反射させる反射膜13を蒸着などにより、形成する。前記反射膜13は、前記電極10と同一材料により形成されるものであり、例えばAlが用いられる。尚、本実施形態では、電極と反射膜とは同一材料で形成されるとしたが、異なる材料で形成されるものであってもよいし、電極と反射膜とがそれぞれ複数の金属層から形成されるものであってもよい。
図11(a)は、絶縁膜11のエッチング後、フォトレジストマスク14を除去する前の平面図を示している。図11(b)、(c)、(d)は、図11(a)において示すA−A’、B−B’、C−C’で切断した切断面に係る断面図である。
図11(b)、(c)、(d)に示すように、前記絶縁膜11上にフォトレジストマスク14を形成し、後述する導電性バンプと電気的導通を得るための凹部15の形成のために、ICP等のドライエッチングにより絶縁膜11をエッチングにより除去する。エッチングを行った後に、フォトレジストマスク14を除去する。
図12(a)は、フォトレジストマスク16の形成後の平面図を示している。図12(b)、(c)、(d)は、図12(a)において示すA−A’、B−B’、C−C’で切断した切断面に係る断面図である。
図12(b)に示すように、チップの端を除いてフォトレジストマスク16を形成し、チップ分割溝を形成するために、層間膜をICP等のドライエッチングにより除去する。前記エッチングの後にフォトレジストマスク16については除去する。
図13(a)は、導電性バンプの形成後の平面図を示している。図13(b)、(c)、(d)は、図13(a)において示すA−A’、B−B’、C−C’で切断した切断面に係る断面図である。
図13(b)、(c)、(d)は、フォトレジストマスク(図示せず)を形成し、金属バリア層17を形成し、厚さが3μmのAu層からなる導電性バンプ18を印刷により形成して、フォトレジストマスク(図示せず)のリフトオフを行ったときの様子を示している。
前記金属バリア層17は、Alからなる前記電極10と導電性バンプ18とが相互拡散することを防止するために設けられる層であり、タングステンを主要成分とする合金膜であるTiWをスパッタリング法により形成される。
また、導電性バンプ18は、厚さが3μmのAu層からなり、印刷により形成される。紙面に向かって左側に形成される導電性バンプがp側導電性バンプ18aであり、右側がn側導電性バンプ18bである。
以上、上述したように、本実施形態に係る半導体発光素子及びその製造方法によれば、反射膜を兼ねるp側電極が形成されていない絶縁膜上に反射膜を形成することにより、基板側への反射率を向上させられるため、半導体発光素子の光取り出し効率を向上させられる。また、n側導電性バンプの下部を覆うように、反射膜を形成することにより、発光層から放射された光が金属バリア層において吸収されることなく、基板側への光の反射率を向上させられるため、半導体発光素子の光取り出し効率を向上させられる。
(実施形態2)
以下、本実施形態により得られる半導体発光素子について説明する。図14は、本実施形態により得られる半導体発光素子の平面図であり、図15〜図17は、前記平面図においてD−D’、E−E’、F−F’の断面で切断したときの断面図を示している。
図15は、図14におけるD−D’で切断したときの断面図を示している。図15に示すように、反射膜を兼ねるp側電極10aを半導体発光素子の側面を覆うように形成することで、発光層から放射された光が漏れることなく基板側へ反射されるため、半導体発光素子の光取り出し効率を向上させられる。
図16は、主にp側導電性バンプ18aを通過するように、図14におけるE−E’で切断したときの断面図を示している。図16に示すように、p側導電性バンプ18aの下部を覆うように、反射膜13を形成することで、金属バリア層17に吸収されることなく基板1側への光の反射率を向上させられるため、半導体発光素子の光取り出し効率を向上させられる。
また、図17は、主にn側導電性バンプ18bを通過するように、図14におけるF−F’で切断したときの断面図である。図17に示すように、n側導電性バンプ18bの下部を覆うように、反射膜13を形成することで、金属バリア層17において光が吸収されることなく、基板1側への光の反射率を向上させられるため、半導体発光素子の光取り出し効率を向上させられる。
次に、実施形態2における電極の成膜方法について工程図にて説明する。尚、絶縁膜を形成するまでの工程については図5〜図9を用いて既に上述したとおりであり、説明は省略する。 図18(a)は、反射膜13に金属バリア層17を形成した後の平面図を示している。図18(b)、(c)、(d)は、図18(a)において示すD−D’、E−E’、F−F’で切断した切断面に係る断面図である。
図18(b)、(c)、(d)に示すように、絶縁膜11に対して反射膜13を蒸着などにより形成し、該反射膜13上に金属バリア層17をスパッタリング法により形成する。
図19(a)は、導電性バンプを形成しフォトレジストマスク19を除去した後の平面図を示している。図19(b)、(c)、(d)は、図19(a)において示すD−D’、E−E’、F−F’で切断した切断面に係る断面図である。
図19(b)、(c)、(d)に示すように、フォトレジストマスク19を形成し、厚さが3μmのAu層からなるp側導電性バンプ18a、n側導電性バンプ18bを印刷により形成する。前記導電性バンプを形成した後に、フォトレジストマスク19を除去し、前記導電性バンプの下面以外の部分における金属バリア層17についてエッチングを行って絶縁膜11を露出させると図20に示すような電極部分を有する半導体発光素子が得られる。
以上、上述したように、本実施形態に係る半導体発光素子及びその製造方法によれば、p側及びn側導電性バンプの下部を覆うように、反射膜を形成することで、発光層から放射された光が金属バリア層において吸収されることなく、基板側への光の反射率を向上させられるため、半導体発光素子の光取り出し効率を向上させられる。
(実施形態3)
以下、本実施形態により得られる白色半導体発光装置の例を図21〜図23に示す。当該白色半導体発光装置は、実施形態1により得られるフリップチップタイプの半導体発光素子を実装している。
図21、22は、本実施形態に係る白色半導体発光装置の平面図であり、図23は、図21においてG−G’で切断した断面図である。図21は、当該半導体発光装置における下面図で、図22は上面図である。
図23に示すように、半導体発光素子は、基板1の裏面側を上面として、半導体発光層形成面側を下面として、透明封止材22で封止されて、例えばセラミックや樹脂パッケージなどの基体21上にp側導電性バンプ18a及びn側導電性バンプ18bを介して電気的に接続されている。
前記基体21の形状としては、平面板状や細長い棒状、凹上の窪みを有し、凹部の側面がリフレクタとして作用するバスタブ状など様々な形状のものが用途により選択可能である。基体には、外部との接続用の配線であるリードパターン20a、20bが形成されており、この配線を通して外部より電流が供給される。
尚、半導体発光素子と基体21との間に、実装の簡便性や放熱特性、外部光出力の向上などの観点からサブマウントを形成してもよい。基体21上に実装された発光素子は、発光素子からの光を他の波長の光に変換する蛍光体を含む樹脂によりコーティングされており、発光素子からの発光と蛍光体からの光とが混色されて白色光を放射する。
また、本実施形態に係る白色半導体発光装置は、実施形態1によって得られる半導体発光素子を実装しているものとしたが、実施形態2によって得られる半導体発光素子を実装するものであってもよい。
以上の様に、本実施形態に係る白色半導体発光装置によれば、発光層から放射された光の基板側への反射率を向上させられるため、半導体発光素子の光取り出し効率を向上させられ、ひいては白色半導体発光装置の光取り出し効率を向上させられる。
1 基板
2 n型窒化物半導体層
3 発光層
4 p型窒化物半導体層
5 透明電極
6、7、9、12、14、16、19 フォトレジストマスク
8 多層反射膜
10a p側電極 Al膜(反射膜)
10b n側電極
11 絶縁膜
13 反射膜
15 凹部
18a p側導電性バンプ
18b n側導電性バンプ
20a、20b リードパターン
21 基体
22 封止材
R 接触部





Claims (3)

  1. 透光性を有する基板、
    該基板上に少なくとも第1導電型半導体層、発光層および第2導電型半導体層がこの順で積層された半導体層、
    前記第2導電型半導体層上に形成された第1導電性バンプ、及び
    前記第1導電型半導体層の一部を露出させ形成した第2導電性バンプ
    を有するフリップチップ型の半導体発光素子において、
    前記第2導電型半導体層上には、
    透明電極、
    該透明電極上に形成され、屈折率の異なる誘電体からなる層が交互に積層された多層反射膜、及び
    該多層反射膜上に形成された第1反射膜を有し、
    該第1反射膜は、前記発光層からの光に対して高反射率を有する金属からなり、前記第1反射膜上には絶縁膜が形成され、該絶縁膜上には、断面視において、少なくとも前記第1反射膜が形成されない位置に第2反射膜が形成され、
    前記第1導電性バンプが前記第1反射膜と接する接触部と、前記第1反射膜が前記透明電極と接する接触部とは平面視において異なる位置に形成されることを特徴とする半導体発光素子。
  2. 前記第2反射膜は、前記第2導電性バンプにより覆われるように形成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  3. 前記第2反射膜は、前記半導体層の側面を覆うように形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体発光素子。
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