JP2007327868A - レゾルバ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この発明に係るレゾルバは、ティース30が周方向に間隔をおいて形成されたステータコア21と、各ティース30に導線が巻回して構成された、1相の励磁巻線40,41及び2相の出力巻線と、ステータコア21の中心に回転可能に設けられ、回転角度に応じてステータコア21との間でのギァップパーミアンスが正弦波状に変化する外周曲線を有するロータとを備え、ロータの回転に伴うギャップパーミアンスの変化を出力巻線からの出力電圧として検出し、この出力電圧からロータの回転角度を検出するレゾルバにおいて、ステータコア21には、励磁電圧がそれぞれに印加される2組の励磁巻線40,41が組み込まれている。
【選択図】図5
Description
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1のレゾルバ9が組み込まれた電動パワーステアリング装置用モータ(以下、「モータ」と略称する)1の側断面図である。
モータ1は、有底円筒形状のフレーム2と、このフレーム2に固定された固定子3と、この固定子3の内側に回転可能に設けられた回転子6と、フレーム2の周縁部にボルト7で固定されるとともに作業用孔50を有するブラケット8と、ブラケット8に固定されたレゾルバ9とを備えている。
前記レゾルバ9は、シャフト4に固定された楕円形状のロータ20と、ロータ20の外周に設けられたステータコア21と、ステータコア21に導線が巻回して構成された、後で詳述する巻線とを備えている。
回転子6は、シャフト4と、このシャフト4の外周面に固定されたN磁極、S磁極からなる円筒状の磁石5とを備えている。
前記結線板12は、溝部を有するホルダ22と、各溝部に収まったU相、V相、W相の各固定子側ターミナル23と、各相の固定子側ターミナル23の先端部から接続ベース16側に延びた接続部27を備えている。この各相の固定子側ターミナル23は、固定子巻線18に接続されており、平面状に展開したときには帯状であり、各溝部に収まっているときには、円形状である。
この接続ターミナル28には、U相、V相、W相の各相のリード線14の端部に形成された各相のリード線側ターミナル29が重ねられ、リード線側ターミナル29の貫通孔(図示せず)と接続ターミナル28の貫通孔(図示せず)とリード線側ターミナル29の貫通孔(図示せず)を通じて雄ねじ部材であるねじ30をベース部25に螺着することで接続されている。
また、楕円形状のロータ20の回転により、ステータコア21とロータ20との間のギャップパーミアンスが変化し、この変化を巻線からの出力電圧として検出し、この出力電圧は、センサ信号線15を通じて出力回路に出力され、そこで回転子6の回転角度が検知される。
図2のレゾルバ9の正面図、図3は図2に示されたレゾルバ9の側面図、図4は上カバー33が除かれた図2のレゾルバ9を示す正面図である。
ステータコア21には、ティース30に樹脂製のインシュレータ34を介して導線が巻回された巻線35が装着されている。インシュレータ34の片側には、端子38を有するコネクタ36が形成されている。このインシュレータ34の上側は、巻線35及び端子38を覆った上カバー33が嵌着されている。このインシュレータ34の下側は、下カバー37が嵌着されている。
ロータ20の外形は、ステータコア21とロータ20との間のギャップパーミアンスが、ロータ20の回転角度に応じて正弦波状に変化する、特殊曲線になっている。
また、図8はScos出力巻線43のステータコア21における位置を示した図であり、図9はSsin出力巻線44のステータコア21における位置を示した図である。
第1の励磁巻線40及び第2の励磁巻線41は、それぞれの各ティース30における導線の巻回数が同一になるように順次周方向に沿って連続的に巻回されており、それぞれの導線の両端部が、端子38に接続されている。図5〜図7中に示された「R」は、ステータコア21の中心から径方向外側に沿って視たときの導線の巻回方向が時計方向であることを示しており、「L」は、導線の巻回方向が反時計方向であることを示している。
第1の励磁巻線40と第2の励磁巻線41とは、センサ信号線15を通じて図示しない励磁回路にそれぞれ独立に接続されている。
なお、第1の励磁巻線40の上層に第2の励磁巻線41を装着することで、隔壁42を廃止するようにしてもよい。
Scos出力巻線43及びSsin出力巻線44は、センサ信号線15を通じて図示しない出力回路に接続されている。
第1の励磁巻線40、第2の励磁巻線41には、一例として10kHz、5Vppの正弦波電圧が印加されている。ロータ20が回転すると、ステータコア21とロータ20との間のリラクタンスが変化し、図11に示した2相のScos出力巻線43及びSsin出力巻線44の振幅と励磁信号に対する位相とが変化する。Scos出力巻線43とSsin出力巻線44との出力電圧の振幅変化は位相が90度ずれており、この信号を検出回路によって信号処理することにより、回転角度を検出することができる。
ここで、励磁電圧を
V=E・sinωt・・・(1)
2相の出力電圧を
Scos=K・E・sinωt・cos(θ)・・・(2)
Ssin=K・E・sinωt・sin(θ)・・・(3)
Eは入力電圧、Kはレゾルバ9の変圧比、ωは励磁電圧の角速度、tは時間、θはレゾルバ9の電気角としたとき、角度θは以下の式で求められる。
θ=tan−1(Ssin/Scos)・・・(4)
この際、出力電圧は励磁電圧と同じく10kHzの正弦波で出力されているので、振幅値として検出し、出力の符号は励磁電圧と出力電圧が同相の場合を正、逆相の場合を負として計算する。
第1のScos出力巻線43Aは、図18に示すように、インシュレータ34に形成された隔壁42を境にしてティース30の外径側に装着されている。第2のScos出力巻線43Bは、図19に示すように、隔壁42を境にしてティース30の内径側に装着されている。
なお、図13〜図21における「L」、「R」も、実施の形態1に示した各図と同様に導線の巻回方向を示している。
なお、第1のScos出力巻線43A上に第2のScos出力巻線43Bを装着し、また第1のSsin出力巻線44A上に第2のSsin出力巻線44Bを装着することで、隔壁42を廃止するようにしてもよい。
また、2組の、2相の第1のScos出力巻線43A及び第1のSsin出力巻線44A、第2のScos出力巻線43B及び第2のSsin出力巻線44Bがステータコア21に組み込まれているので、一方の2相の出力巻線の導線が断線した場合でも、正常に角度を検出することができる。
Claims (5)
- リング形状で径内側方向に突出した複数のティースが周方向に間隔をおいて形成されたステータコアと、
各前記ティースにインシュレータを介して導線が巻回して構成された、1相の励磁巻線及び2相の出力巻線と、
前記ステータコアの中心に回転可能に設けられ、回転角度に応じてステータコアとの間でのギァップパーミアンスが正弦波状に変化する外周曲線を有するロータとを備え、
前記励磁巻線に励磁電圧が印加された状態で、前記ロータの回転に伴う前記ギャップパーミアンスの変化を前記出力巻線からの出力電圧として検出し、この出力電圧から前記ロータの回転角度を検出するレゾルバにおいて、
前記ステータコアには、前記励磁電圧がそれぞれに印加される2組の前記励磁巻線が組み込まれていることを特徴とするレゾルバ。 - 前記インシュレータには、前記ティースの径方向内側と径方向外側とで前記励磁巻線同士を仕切る隔壁が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のレゾルバ。
- 前記ステータコアには、前記出力電圧がそれぞれ出力される2組の前記出力巻線が組み込まれていることを特徴とする請求項1または2に記載のレゾルバ。
- 前記インシュレータには、前記ティースの径方向内側と径方向外側とで前記出力巻線同士を仕切る隔壁が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のレゾルバ。
- 前記ロータは、パワーステアリング装置用モータの回転子のシャフトに固定されることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のレゾルバ。
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