JP2015080355A - ブラシレスモータ - Google Patents

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Koichi Kinashi
好一 木梨
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Abstract

【課題】磁気センサを配置しつつもコストアップ及び大型化を抑制できるブラシレスモータを提供する。
【解決手段】ブラシレスモータ30は、同一円周上に隙間を空けて配置された9個のティース44がコアヨーク43から突出されたステータコア42と、各ティース44に外嵌されたインシュレータ45と、各ティース44にインシュレータ45を介して巻回されたコイル39と、ティース44と対向して配置された多極のマグネット40を有しており、上記同一円周の中心を通る軸線周りに回転自在なロータ31と、隣り合うティース44の隙間に配置されたホール素子34と、ステータコア42の軸方向102の一端側においてインシュレータ45に支持され、各ホール素子34が実装されたプリント基板35とを備える。プリント基板35は、各コイル39を結線する第1配線パターン81及びホール素子34と接続される第2配線パターン82を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、磁気センサによってロータの位置を検出可能なブラシレスモータに関する。
ブラシレスモータにおいて、磁界を形成するステータに対して回転するロータの回転角を検知するホール素子などの磁気センサが設けられたものが知られている(例えば特許文献1〜3参照)。
特許文献1に開示されたブラシレスモータにおいて、ホール素子は、ロータに設けられた永久磁石とは別に、モータケースの後蓋に設けられた位相検出用永久磁石と対向して配置されている。
また、特許文献2、3に開示されたブラシレスモータにおいて、ホール素子は、回路基板における永久磁石とは反対側の面に実装されている。ここで、ホール素子が実装される位置は、ロータに設けられた永久磁石に対して軸方向に対向する位置である。
特開平6−276719号公報 特開2012−120396号公報 特開2010−93905号公報
特許文献1に開示されたブラシレスモータでは、ロータに設けられた永久磁石に加えて位相検出用永久磁石を設ける必要があるため、ブラシレスモータのコストがアップしてしまう。
また、特許文献2、3に開示されたブラシレスモータでは、ホール素子は、永久磁石と軸方向に対向して配置されているため、ブラシレスモータが軸方向に大型化してしまう。
本発明は前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、磁気センサを配置しつつもコストアップ及び大型化を抑制できるブラシレスモータを提供することにある。
(1) 本発明に係るブラシレスモータは、同一円周上に隙間を空けて配置された少なくとも3個のティースがコアヨークから突出されたステータコアと、上記各ティースに外嵌されたインシュレータと、上記各ティースに上記インシュレータを介して巻回されたコイルと、上記ティースと隙間を空けて対向して配置された多極のマグネットを有しており、上記同一円周の中心を通る軸線周りに回転自在なロータと、隣り合う上記ティースの隙間のうちの少なくとも3つの隙間にそれぞれ配置された磁気センサと、上記ステータコアの上記軸線の方向の一端側において上記インシュレータによって支持されており、上記各磁気センサが実装されたプリント基板とを備える。上記プリント基板は、上記各コイルを結線する第1配線パターン及び上記磁気センサと接続される第2配線パターンを有する。
上記構成によれば、隣り合うティースの隙間に配置された磁気センサは、ロータに設けられたマグネットと対向する。そのため、磁気センサは、ロータに設けられたマグネットの磁極に対応する電圧を出力する。よって、磁気センサ専用のマグネットを設ける必要がない。これにより、ブラシレスモータのコストアップを抑制できる。また、磁気センサが隣り合うティースの隙間に配置されるため、ブラシレスモータに磁気センサを配置する専用のスペースを設ける必要がない。そのため、ブラシレスモータの大型化を抑制できる。
また、一枚のプリント基板に、各コイルを結線する第1配線パターンと、磁気センサと接続される第2配線パターンとが形成されているため、プリント基板を複数枚配置する必要がない。これにより、プリント基板を複数枚設けることによるブラシレスモータのコストアップを抑制できる。また、プリント基板の配置のためのスペースを小さくできるため、ブラシレスモータの大型化を抑制できる。
(2) 上記各磁気センサは、上記ティースと当接することによって上記同一円周の周方向に対して位置決めされている。
上記構成によれば、磁気センサが周方向に位置決めされるため、磁気センサによるロータの回転位置の検出精度を向上させることができる。
(3) 上記ステータコアは上記ティースを9個有するものである。上記マグネットは8極である。上記コイルは、連続して隣り合う3個の上記ティースを一群として、U相、V相、W相を構成する3つのコイル群を形成している。上記3つのコイル群は、上記第1配線パターンによって中性点が結線されている。
上記構成によれば、3つのコイル群は第1配線パターンによって中性点が結線されているため、循環電流が流れない。更に、コイルは、連続して隣り合う3個のティースを一群として、U相、V相、W相を構成する3つのコイル群を形成している。これらのため、ブラシレスモータが不平衡に構成されていても、電気角に対する相電圧の正負の波形の非対称を小さくすることができる。
また、上記構成によれば、ステータコアはティースを9個有するものであり、マグネットは8極である。つまり、ブラシレスモータは、8極9スロットである。そして、8極9スロットのブラシレスモータは、他の極数及びスロット数(例えば6極9スロット)のブラシレスモータに比べて、コギングトルクが小さく、且つ高効率で相電圧を発生させることができる。また、スロット数が9スロットよりも多い場合、隣り合うティースの隙間が小さくなるため、当該隙間に磁気センサを配置するだけのスペースを形成することが困難であるが、9スロットのブラシレスモータは、隣り合うティースの隙間に磁気センサを配置するだけのスペースを形成することが容易である。
また、上記構成によれば、ロータが後述する(4)のように構成されることで不平衡に構成されている場合でも、相電圧の正負の波形の非対称を極めて小さくすることができる。
(4) 上記多極のマグネットは、各極毎の複数のマグネットで構成されている。上記ロータは、積層された複数の鋼板からなる筒形状のロータヨークを有している。上記各鋼板には、上記各マグネットが挿通される貫通孔が設けられている。上記貫通孔は、上記複数のマグネットのうち第1のマグネットが挿通される第1挿通領域と、当該第1挿通領域と上記同一円周の周方向に間隔を空けて配置されており上記複数のマグネットのうち第2のマグネットが挿通される第2挿通領域と、上記第1挿通領域及び上記第2挿通領域の対向する端部同士を連続させ、かつ上記ティースと対向する縁に開口する連通領域と、を有するものである。
上記構成によれば、第1のマグネット及び第2のマグネットの間に連通領域が設けられているため、第1のマグネット及び第2のマグネットの間におけるロータヨークの断面積が小さくなる。これにより、第1のマグネット及び第2のマグネットの間において、ロータヨークの磁気抵抗が大きくなる。その結果、第1のマグネットまたは第2のマグネットの一方による磁束の一部が、コイルへ向かわずに、第1のマグネットまたは第2のマグネットの他方へ向かってしまう所謂漏洩磁束を低減することができる。これにより、高い相電圧を得ることができるため、ロータを高効率で回転させることができる。
(5) 上記全鋼板において、上記第1挿通領域は上記周方向における上記連通領域の一方側に位置しており、上記第2挿通領域は上記周方向における上記連通領域の他方側に位置している。
上記構成によれば、全ての鋼板において、周方向における連通領域の位置が同じとなるため、連通領域の周方向の両側に対向して配置されている第1のマグネット及び第2のマグネット相互間の漏洩磁束を大きく低減させることができる。
(6) 上記各鋼板は、上記第1挿通領域が上記周方向における上記連通領域の一方側に位置し且つ上記第2挿通領域が上記周方向における上記連通領域の他方側に位置する第1鋼板、または、上記第1挿通領域が上記周方向における上記連通領域の他方側に位置し且つ上記第2挿通領域が上記周方向における上記連通領域の一方側に位置する第2鋼板のいずれかである。上記ロータヨークは、上記第1鋼板が積層された第1鋼板群と上記第2鋼板が積層された第2鋼板群とが積層されてなる。
上記構成によれば、第1鋼板群と第2鋼板群とで、周方向における連通領域の位置が異なる位置となる。そのため、ロータヨークにおいて連通領域の存在により強度が弱くなる部分を分散させることができる。
(7) 上記各鋼板は、上記第1挿通領域が上記周方向における上記連通領域の一方側に位置し且つ上記第2挿通領域が上記周方向における上記連通領域の他方側に位置する第1鋼板、または、上記第1挿通領域が上記周方向における上記連通領域の他方側に位置し且つ上記第2挿通領域が上記周方向における上記連通領域の一方側に位置する第2鋼板のいずれかである。上記ロータヨークは、上記第1鋼板と上記第2鋼板とが交互に積層されてなる。
上記構成によれば、軸線の方向に連続して隣り合う鋼板において、連通領域は異なる位置となる。そのため、ロータヨークにおいて連通領域の存在により強度が弱くなる部分を分散させることができる。
本発明に係るブラシレスモータによれば、磁気センサを配置しつつもコストアップ及び大型化を抑制できる。
図1は、本発明の実施形態に係るブラシレスモータ30及びコントローラ37の構成を示した模式図である。 図2は、ブラシレスモータ30の斜視図である。 図3は、ブラシレスモータ30の内部構成を示す平面図である。 図4は、ブラシレスモータ30の内部構成を示す断面図である。 図5は、コイル39の結線図である。 図6(A)は、連通領域63が設けられていないブラシレスモータ30の内部構造を模式的に示す平面図であり、図6(B)、連通領域63が設けられた本発明の実施形態に係るブラシレスモータ30の内部構造を模式的に示す平面図である。 図7は、プリント基板35の平面図である。 図8(A)は、図6(A)に示されたブラシレスモータ30が動作されたときの電気角と相電圧との関係を示す図であり、図8(B)は、図6(B)に示されたブラシレスモータ30が動作されたときの電気角と相電圧との関係を示す図である。 図9(A)は、マグネット40が挿通されていない状態のロータ31の平面図であり、図9(B)は、図9(A)のロータ31の斜視図であり、図9(C)は、マグネット40が挿通された状態のロータ31の平面図であり、図9(D)は、図9(C)のロータ31の斜視図である。 図10は、変形例に係るロータ31の斜視図であり、(A)及び(C)にはマグネット40が挿通されていない状態が示されており、(B)及び(D)にはマグネット40が挿通された状態が示されている。 図11は、変形例に係るブラシレスモータ30の内部構造を模式的に示す平面図であり、(A)には6極9スロットのブラシレスモータ30が示されており、(B)には10極12スロットのブラシレスモータ30が示されている。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。なお、本実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更され得る。
[ブラシレスモータ30の概略構成]
図1に示されるブラシレスモータ30は、ロータ31、シャフト32、ステータ33、ホール素子34(図2〜図4参照)、プリント基板35、及びハウジング36などを備えている。ハウジング36は、ロータ31、シャフト32、ステータ33、及びホール素子34を内部に収容している。ブラシレスモータ30は、電力を供給するコントローラ37とハーネス38により電気的に接続されている。コントローラ37はステータ33のコイル39と電気的に接続されており、コントローラ37から供給された電圧はコイル39へ印加される。コントローラ37は、U相、V相、W相の3相の電圧をそれぞれ印加する。これにより、ロータ31が回転する。
[ステータ33]
図1〜4に示されるように、ステータ33は、ステータコア42と、インシュレータ45と、コイル39とを備えている。ステータ33は、概ね筒形状のステータコア42にコイル39が巻回されたものである。ステータコア42は、図3に示される平面視の形状の鋼板が軸方向102に複数枚が積層され、カシメによって相互に結合されることにより一体にされている。
図6(B)に示されるように、ステータコア42は、外周側にコアヨーク43を有している。コアヨーク43から円筒の中心へ突出されたティース44が、周方向101に均等に隔てられて9個配置されている。つまり、ティース44は、同一円周上に隙間を空けて配置されている。
図1〜4に示されるインシュレータ45は、軸方向102におけるステータコア42の一方側に配置される部材と他方側に配置される部材とで構成されている。これら2つの部材はそれぞれ一体成形されている。そして、これら2つの部材が9個のティース44の各々を挟むように接続される。これにより、インシュレータ45は、各ティース44を外嵌した状態となる。なお、図6,11において、インシュレータ45の図示は省略されている。
図2〜4に示されるように、インシュレータ45のうち、軸方向102におけるステータコア42の一方側に配置される部材には、軸方向102に突出した突部46が設けられている。図3,4に示されるように、突部46は周方向101に沿って等間隔に配置されている。一部の突部46には穴47が形成されている。穴47は、周方向101に沿って等間隔となるように配置されている。本実施形態において、穴47は6個設けられているが、穴47の数は6個に限らない。穴47には、支柱48(図4参照)の一端側が取り付けられる。なお、支柱48の他端側には、後述するプリント基板35が取り付けられる。
図1〜4に示されるように、各ティース44には、インシュレータ45を介してコイル39がそれぞれ巻回されている。ここで、図6(B)に示されるように、各ティース44の突出先端部は、ティース44の他の部分よりも周方向101の長さが長い幅広部59を形成している。これにより、巻回されるコイル39がティース44の先端部側から外れてしまうことを防止できる。図1に示されるように、コイル39は、コントローラ37と電気的に接続されており、コントローラ37から与えられた電圧に基づく磁界を生じさせる。
図6(B)に示されるように、ステータコア42の各ティース44に巻回された9個のコイル39は、コントローラ37から印加される電圧の位相によって、U相、V相、W相の3相に分類される。図6(B)において、U相に分類されるコイル39は3個であり、U1,U2,U3と示されている。V相に分類されるコイル39は3個であり、V1,V2,V3と示されている。W相に分類されるコイル39は3個であり、W1,W2,W3と示されている。
ステータ33において、各相のコイル39は、図6(A)における12時の位置から反時計回りに、U1,U2,U3,V1,V2,V3,W1,W2,W3の順に配置されている。
図5に示されるように、9個のコイル39において、U1,U2,U3が直列に結線されており、V1,V2,V3が直列に結線されており、W1,W2,W3が直列に結線されている。つまり、9個のコイル39は、隣り合う3個のティース44を一群として連続巻きされている。これにより、9個のコイル39は、U1,U2,U3よりなりU相の電圧が印加されるコイル群と、V1,V2,V3よりなりV相の電圧が印加されるコイル群と、W1,W2,W3よりなりW相の電圧が印加されるコイル群とを形成している。すなわち、9個のコイル39は、3つのコイル群を形成している。そして、この3つのコイル群は、各々の一端が中性点で接続されている。つまり、3つのコイル群は、スター結線されている。
[ロータ31]
図1〜4及び図6(B)に示されるように、ロータ31は、ステータコア42の内側に設けられている。なお、図2〜4では、ロータ31は模式的に記されている。ロータ31は、ロータヨーク49と8個のマグネット40とで構成されている。図9に示されるように、ロータヨーク49は、略筒形状を呈している。ロータヨーク49は、図9(B)に示されるように、円盤形状の鋼板41が軸方向102に複数枚が積層され、カシメによって相互に結合されることにより一体にされている。図6(B)に示されるように、ロータヨーク49の外周面53は、ステータコア42に設けられたティース44と隙間を空けて対向している。
図9(A),(B)に示されるように、各鋼板41には周方向101に隔てられて後述する貫通孔50が設けられている。また、各鋼板41の中心にも貫通孔51が形成されており、その貫通孔51に軸方向102に延びるシャフト32が圧入されている。図1に示されるように、シャフト32は、ベアリング52を介してハウジング36に回転自在に支持されている。これにより、ロータ31は、シャフト32の中心、つまりティース44が配置された同一円周の中心を通る軸線74(図4参照)周りに回転可能である。
図9(A),(B)に示されるように、4個の貫通孔50は、ロータヨーク49の外周側に、周方向101に均等に隔てられて設けられている。貫通孔50は、概ね直方体の第1挿通領域61及び第2挿通領域62と、連通領域63とで構成されている。
全ての鋼板41において、第1挿通領域61及び第2挿通領域62は、図9(A)において時計回りに第1挿通領域61、第2挿通領域62の順に配置されている。また、第1挿通領域61と第2挿通領域62とは周方向101に間隔を空けて設けられている。
連通領域63は、第1挿通領域61及び第2挿通領域62の間に設けられている。連通領域63の周方向101における一端は第1挿通領域61と連続され、連通領域63の周方向101における他端は第2挿通領域62と連続されている。つまり、連通領域63は、第1挿通領域61及び第2挿通領域62の対向する端部同士を連続させている。以上より、全ての鋼板41において、第1挿通領域61は周方向101における連通領域63の一方側に位置しており、第2挿通領域62は周方向101における連通領域63の他方側に位置している。
また、連通領域63は、ロータヨーク49の外周面53に開口している。つまり、連通領域63は、ティース44と対向する縁に開口している。
8個のマグネット40は、それぞれ貫通孔50に挿入可能な形状に構成されており、本実施形態では直方体形状である。マグネット40は永久磁石である。8個のマグネット40は、第1のマグネット71及び第2のマグネット72に分類される。第1のマグネット71は、N極またはS極の一方の極を外周側に向けた状態で、第1挿通領域61に挿通されるマグネットである。第2のマグネット72は、N極またはS極の他方の極を外周側に向けた状態で、第2挿通領域62に挿通されるマグネットである。本実施形態では、第1のマグネット71及び第2のマグネット72は4個ずつ設けられている。第1挿通領域61に挿通された第1のマグネット71及び第2挿通領域62に挿通された第2のマグネット72は、接着剤などにより固定されている。
4個の第1のマグネット71が4個の貫通孔50の第1挿通領域61に挿通され、4個の第2のマグネット72が、4個の貫通孔50の第2挿通領域61に挿通されることによって、8個のマグネット40には、周方向101にN極とS極とが交互となった8極の磁極が形成される。また、上述したように、ロータヨーク49の外周面53は、ティース44と隙間を空けて対向している。以上より、ロータ31は、ティース44と隙間を空けて対向して配置された8極のマグネット40を有している。また、当該8極のマグネット40は、当該8極における各極毎の8個のマグネット40で構成されている。
[ホール素子34]
図2,3に示されるように、ブラシレスモータ30は、3個のホール素子34(本発明の磁気センサの一例)を有している。ホール素子34は、電源、グランド、及び信号用の3本のリード線58(図4参照)を有するラジアル部品である。図4に示されるように、ホール素子34は、後述するプリント基板35に実装されている。
図2,3に示されるように、3個のホール素子34は、隣り合う2個のティース44の幅広部59の間に形成された隙間に位置するように実装される。隣り合う幅広部59の隙間の周方向101の長さは、配置された状態のホール素子34の周方向101の長さと略同一である。ここで、略同一とは、上記の2つの長さには、ホール素子34の寸法公差とティース44の配置公差とによる相違が存在してもよいということである。以上のように、上記の2つの長さが、略同一であることにより、ホール素子34は、周方向101の両側のティース44の少なくとも一方と当接することによって、周方向101に位置決めされている。
また、3個のホール素子34の各々は、9つ存在する隣り合う2個のティース44間の隙間のうち、互いに異なる3箇所の隙間に1個ずつ配置されている。本実施形態において、3個のホール素子34は、周方向101に等間隔に配置されている。つまり、本実施形態において、3個のホール素子34の各々の間には、ホール素子34が配置されていない上記隙間が2つ存在する。なお、3個のホール素子34は、周方向101に等間隔に配置されていなくてもよい。例えば、3個のホール素子34は、連続して隣り合う3つの上記隙間の各々に1個ずつ配置されていてもよい。以上より、ホール素子34は、隣り合うティース44の隙間のうち少なくとも3つの隙間にそれぞれ配置されている。
3個のホール素子34の軸方向102における位置は、ホール素子34がロータ31に設けられたマグネット40と対向可能であるならば、いずれの位置でもよい。また、3個のホール素子34の上記同一円周の径方向の位置は、マグネット40やロータ31とは接触しない位置である。なお、3個のホール素子34の上記同一円周の径方向の位置は、回転するロータ31の回転角を検知するために、マグネット40に近い方が好ましい。
[プリント基板35]
図1,4に示されるように、プリント基板35は、ステータコア42の軸方向102における一端側に、ステータコア42と隙間を空けて配置されている。プリント基板35は、図7における平面視において円環形状である。図4に示されるように、当該円環の外径はステータコア42の外径と略同一であり、当該円環の内径はステータコア42の内径と略同一である。プリント基板35の支柱48に対応する位置には、基板固定用孔(不図示)が設けられている。当該基板固定用孔に挿通されたビス(不図示)が支柱48に締められることによって、プリント基板35は、インシュレータ45に支持される。なお、プリント基板35の形状は、シャフト32が挿通可能な開口が設けられていることを条件として、円環形状に限らない。
図4に示されるように、プリント基板35には、3個のホール素子34が実装されている。以下に詳述する。図7に示されるように、プリント基板35には、3個のホール素子34(以下、IC1,IC2,IC3とも記す。)の電源用リード線、グランド用リード線、及び信号用リード線よりなる3本のリード線58が挿通されるスルーホールが設けられている。そして、3本のリード線58がスルーホールに挿通されて半田付けされることによって、ホール素子34はプリント基板35に実装されている。
なお、IC1のリード線58が挿通されるのは、図7に示されるスルーホール111,114,117であり、IC2のリード線58が挿通されるのは、図7に示されるスルーホール112,115,119であり、IC3のリード線58が挿通されるのは、図7に示されるスルーホール113,116,121である。
図7に示されるように、プリント基板35は、第1配線パターン81と第2配線パターン82と複数のスルーホールとを有する。第1配線パターン81は、スルーホール83、87、91と接続されている。
図5及び図7に示されるように、スルーホール83は、スルーホール84と配線パターン75を介して接続されている。スルーホール84は、U相に分類される3個のコイル39の一端、つまりU3と接続されている。U相に分類される3個のコイル39の他端、つまりU1は、スルーホール85と接続されている。スルーホール85は、スルーホール86と配線パターン76を介して接続されている。スルーホール86は、ハーネス38のうちU相の電圧を供給するための電線55と接続されている。これにより、コントローラ37からコイル39へU相の電圧が供給可能である。
図5及び図7に示されるように、スルーホール87は、スルーホール88と配線パターン77を介して接続されている。スルーホール88は、V相に分類される3個のコイル39の一端、つまりV3と接続されている。V相に分類される3個のコイル39の他端、つまりV1は、スルーホール89と接続されている。スルーホール89は、スルーホール90と配線パターン78を介して接続されている。スルーホール90は、ハーネス38のうちV相の電圧を供給するための電線56と接続されている。これにより、コントローラ37からコイル39へV相の電圧が供給可能である。
図5及び図7に示されるように、スルーホール91は、スルーホール92と配線パターン79を介して接続されている。スルーホール92は、W相に分類される3個のコイル39の一端、つまりW3と接続されている。W相に分類される3個のコイル39の他端、つまりW1は、スルーホール93と接続されている。スルーホール93は、スルーホール94と配線パターン80を介して接続されている。スルーホール94は、ハーネス38のうちW相の電圧を供給するための電線57と接続されている。これにより、コントローラ37からコイル39へW相の電圧が供給可能である。
以上より、U1,U2,U3よりなりU相を構成するコイル群と、V1,V2,V3よりなりV相を構成するコイル群と、W1,W2,W3よりなりW相を構成するコイル群とよりなる3つのコイル群は、第1配線パターン81によって中性点が結線されている。
第2配線パターン82は、電源配線パターン95と、グランド配線パターン96と、第1信号配線パターン97と、第2信号配線パターン98と、第3信号配線パターン99とよりなる。
電源配線パターン95は、IC1,IC2,IC3の電源用リード線が半田付けされたスルーホール111,112,113と接続されている。また、電源配線パターン95は、ハーネス38のうちホール素子34へ電圧を供給するための電線64と接続されたスルーホール123と接続されている。
グランド配線パターン96は、IC1,IC2,IC3のグランド用リード線が半田付けされたスルーホール114,115,116と接続されている。また、グランド配線パターン96は、ホール素子34を接地するための電線65と接続されたスルーホール124と接続されている。
第1信号配線パターン97は、一端をIC1の信号用リード線が半田付けされたスルーホール117と接続され、他端をハーネス38のうちIC1の信号用の電線66と接続されたスルーホール118と接続されている。第2信号配線パターン98は、一端をIC2の信号用リード線が半田付けされたスルーホール119と接続され、他端をハーネス38のうちIC2の信号用の電線67と接続されたスルーホール120と接続されている。第3信号配線パターン99は、一端をIC3の信号用リード線が半田付けされたスルーホール121と接続され、他端をハーネス38のうちIC3の信号用の電線68と接続されたスルーホール122と接続されている。以上のように、第2配線パターン81は、3個のホール素子34と接続されている。
[本実施形態に係るブラシレスモータ30の相電圧]
本実施形態に係るブラシレスモータ30(図6(B)参照)を動作させたときの、電気角と相電圧との関係を図8(B)に示す。また、連通領域63が設けられていないことを除いて本実施形態に係るブラシレスモータ30と同様の構成のブラシレスモータ30(図6(A)参照)を動作させたときの、電気角と相電圧との関係を図8(A)に示す。
図8(A)、(B)を比較すると、図8(B)における相電圧は、図8(A)における相電圧に比べて略130%の大きさである。これは、本実施形態に係るブラシレスモータ30は、連通領域63が設けられていることによって、図6(A)に係るブラシレスモータ30よりも、漏洩磁束が少なく抑えられているからである。
また、図8(A)、(B)を比較すると、図8(A)における電圧の正負の特性が対称であるのに対して、図8(B)における電圧の正負の特性が電圧の大きさの最大値付近でやや非対称となっている。図8(A)における特性が対称であるのは、ブラシレスモータ30が平衡に構成されているからである。図8(B)における特性が非対称であるのは、ブラシレスモータ30が連通領域63を有するために非平衡に構成されているからである。しかしながら、図8(B)より明らかなように、特性の非対称は極めて軽微である。これは、本実施形態に係るブラシレスモータ30が、ティース44を9個有し且つマグネットが8極である所謂8極9スロットの構成であることや、コイル39が図5に示されるように巻回及び結線されていることなどといった、本発明の特徴を備えていることによる。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態によれば、隣り合うティース44の隙間に配置されたホール素子34は、ロータ31に設けられたマグネット40と対向する。そのため、ホール素子34は、ロータ31に設けられたマグネット40の磁極に対応する電圧を出力する。よって、ホール素子34専用のマグネットを設ける必要がない。これにより、ブラシレスモータ30のコストアップを抑制できる。また、ホール素子34が隣り合うティース44の隙間に配置されるため、ブラシレスモータ30にホール素子34の配置専用のスペースを設ける必要がない。そのため、ブラシレスモータ30の大型化を抑制できる。
また、本実施形態によれば、一枚のプリント基板35に、各コイル39を結線する第1配線パターン81と、ホール素子34と接続される第2配線パターン82とが形成されているため、プリント基板35を複数枚配置する必要がない。これにより、プリント基板35を複数枚設けることによるブラシレスモータ30のコストアップを抑制できる。また、プリント基板35の配置のためのスペースを小さくできるため、ブラシレスモータ30の大型化を抑制できる。
また、本実施形態によれば、ホール素子34が周方向101に位置決めされるため、ホール素子34によるロータ31の回転位置の検出精度を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、3つのコイル群は第1配線パターン81によって中性点が結線されているため、循環電流が流れない。更に、コイル39は、連続して隣り合う3個のティース44を一群として、U相、V相、W相を構成する3つのコイル群を形成している。これらのため、ブラシレスモータ30が不平衡に構成されていても、電気角に対する相電圧の正負の波形の非対称を小さくすることができる。
また、本実施形態によれば、ステータコア42はティース44を9個有するものであり、マグネット40は8極である。つまり、ブラシレスモータ30は、8極9スロットである。そして、8極9スロットのブラシレスモータ30は、他の極数及びスロット数(例えば6極9スロット)のブラシレスモータに比べて、コギングトルクが小さく、且つ高効率で相電圧を発生させることができる。また、スロット数が9スロットよりも多い場合、隣り合うティース44の隙間が小さくなるため、当該隙間にホール素子44を配置するだけのスペースを形成することが困難であるが、9スロットのブラシレスモータ30は、隣り合うティース44の隙間にホール素子34を配置するだけのスペースを形成することが容易である。
また、本実施形態によれば、ロータ31に連通領域63が設けられることでブラシレスモータ30が不平衡に構成されているが、上述したように、相電圧の正負の波形の非対称を極めて小さくすることができる。
また、本実施形態によれば、第1のマグネット71及び第2のマグネット72の間に連通領域63が設けられているため、第1のマグネット71及び第2のマグネット72の間におけるロータヨーク49の断面積が小さくなる。これにより、第1のマグネット71及び第2のマグネット72の間において、ロータヨーク49の磁気抵抗が大きくなる。その結果、第1のマグネット71または第2のマグネット72の一方による磁束の一部が、コイル39へ向かわずに、第1のマグネット71または第2のマグネット72の他方へ向かってしまう所謂漏洩磁束を低減することができる。これにより、高い相電圧を得ることができるため、ロータ31を高効率で回転させることができる。
また、本実施形態によれば、全ての鋼板41において、周方向101における連通領域63の位置が同じとなるため、連通領域63の周方向101の両側に対向して配置されている第1のマグネット71及び第2のマグネット72相互間の漏洩磁束を大きく低減させることができる。
[変形例]
上述の実施形態では、ロータヨーク49を構成する全ての鋼板41において、第1挿通領域61及び第2挿通領域62は、図9(A)において時計回りに第1挿通領域61、第2挿通領域62の順に配置されていたが、このような構成に限らない。例えば、図10に示されるように、各鋼板41は、第1鋼板41Aと第2鋼板41Bとに分類されており、第1鋼板41Aにおいて、第1挿通領域61及び第2挿通領域62は、図9(A)において時計回りに第1挿通領域61、第2挿通領域62の順に配置されている一方、第2鋼板41Bにおいて、第1挿通領域61及び第2挿通領域62は、図9(A)において時計回りに第2挿通領域62、第1挿通領域61の順に配置されていてもよい。つまり、各鋼板41は、第1挿通領域61が周方向101における連通領域63の一方側に位置し且つ第2挿通領域62が周方向101における連通領域63の他方側に位置する第1鋼板41A、または、第1挿通領域61が周方向101における連通領域63の他方側に位置し且つ第2挿通領域62が周方向101における連通領域63の一方側に位置する第2鋼板41Bのいずれかであってもよい。
そして、この場合において、ロータヨーク49は、第1鋼板41Aが積層された第1鋼板群と第2鋼板41Bが積層された第2鋼板群とが積層されてなるものであってもよい。例えば、図10(A),(B)に示されるように、ロータヨーク49は、軸方向102の一方側の半分が第1鋼板群であり、軸方向102の他方側の半分が第2鋼板群であってもよい。
図10(A),(B)の構成によれば、第1鋼板群と第2鋼板群とで、周方向101における連通領域63の位置が異なる位置となる。そのため、ロータヨーク49において連通領域63の存在により強度が弱くなる部分を分散させることができる。
また、各鋼板41が第1鋼板41Aと第2鋼板41Bとに分類されている場合において、ロータヨーク49は、図10(C),(D)に示されるように、第1鋼板41Aと第2鋼板41Bとが交互に積層されていてもよい。
図10(C),(D)によれば、軸方向102に連続して隣り合う鋼板41において、連通領域63は異なる位置となる。そのため、ロータヨーク49において連通領域63の存在により強度が弱くなる部分を分散させることができる。
上述の実施形態では、ティース44は9個設けられていたが、ティース44は3個以上であるならば9個でなくてもよい。
上述の実施形態では、インシュレータ45は、2つの部材で構成されていたが、インシュレータ45は、2つ以外の数の部材で構成されていてもよい。例えば、インシュレータ45は、ティース44毎に2つずつ、つまりティース44が9個設けられている場合に合計18の部材で構成されていてもよい。
上述の実施形態のように、ブラシレスモータ30は8極9スロットであることが好ましいが、ブラシレスモータ30は8極9スロット以外でもよい。例えば、ブラシレスモータ30は、図11(A)に示されるように6極9スロットであってもよいし、図11(B)に示されるように、10極12スロットであってもよい。
上述の実施形態では、各極毎に設けられた8個のマグネット40によって、8極のマグネットが構成されていたが、マグネット40はこのような構成に限らない。例えば、周方向101にN極とS極とが交互となって4極の磁極が形成されたマグネット40が2個設けられることによって、8極のマグネットが構成されていてもよい。
上述の実施形態では、ホール素子34は3個設けられていたが4個以上設けられていてもよい。
上述の実施形態では、ステータ33は、9個のティース44を有する1個のステータコア42を備えているが、ステータコア42は、複数に分割されていてもよい。
上述の実施形態では、ブラシレスモータ30は、ロータ31がステータコア42の内側に設けられた所謂インナーロータ型であったが、ロータ31がステータコア42の外側に設けられた所謂アウターロータ型であってもよい。この場合、貫通孔50の連通領域63はロータヨーク49の内周面に開口している。
30・・・ブラシレスモータ
31・・・ロータ
34・・・ホール素子
35・・・プリント基板
39・・・コイル
40・・・マグネット
42・・・ステータコア
43・・・コアヨーク
44・・・ティース
45・・・インシュレータ
81・・・第1配線パターン
82・・・第2配線パターン

Claims (7)

  1. 同一円周上に隙間を空けて配置された少なくとも3個のティースがコアヨークから突出されたステータコアと、
    上記各ティースに外嵌されたインシュレータと、
    上記各ティースに上記インシュレータを介して巻回されたコイルと、
    上記ティースと隙間を空けて対向して配置された多極のマグネットを有しており、上記同一円周の中心を通る軸線周りに回転自在なロータと、
    隣り合う上記ティースの隙間のうちの少なくとも3つの隙間にそれぞれ配置された磁気センサと、
    上記ステータコアの上記軸線の方向の一端側において上記インシュレータによって支持されており、上記各磁気センサが実装されたプリント基板と、を備え、
    上記プリント基板は、上記各コイルを結線する第1配線パターン及び上記磁気センサと接続される第2配線パターンを有するブラシレスモータ。
  2. 上記各磁気センサは、上記ティースと当接することによって上記同一円周の周方向に対して位置決めされている請求項1に記載のブラシレスモータ。
  3. 上記ステータコアは上記ティースを9個有するものであり、
    上記マグネットは8極であり、
    上記コイルは、連続して隣り合う3個の上記ティースを一群として、U相、V相、W相を構成する3つのコイル群を形成しており、
    上記3つのコイル群は、上記第1配線パターンによって中性点が結線されている請求項1または2に記載のブラシレスモータ。
  4. 上記多極のマグネットは、各極毎の複数のマグネットで構成されており、
    上記ロータは、積層された複数の鋼板からなる筒形状のロータヨークを有しており、
    上記各鋼板には、上記各マグネットが挿通される貫通孔が設けられており、
    上記貫通孔は、上記複数のマグネットのうち第1のマグネットが挿通される第1挿通領域と、当該第1挿通領域と上記同一円周の周方向に間隔を空けて配置されており上記複数のマグネットのうち第2のマグネットが挿通される第2挿通領域と、上記第1挿通領域及び上記第2挿通領域の対向する端部同士を連続させ、かつ上記ティースと対向する縁に開口する連通領域と、を有するものである請求項1から3のいずれかに記載のブラシレスモータ。
  5. 上記全鋼板において、上記第1挿通領域は上記周方向における上記連通領域の一方側に位置しており、上記第2挿通領域は上記周方向における上記連通領域の他方側に位置している請求項4に記載のブラシレスモータ。
  6. 上記各鋼板は、上記第1挿通領域が上記周方向における上記連通領域の一方側に位置し且つ上記第2挿通領域が上記周方向における上記連通領域の他方側に位置する第1鋼板、または、上記第1挿通領域が上記周方向における上記連通領域の他方側に位置し且つ上記第2挿通領域が上記周方向における上記連通領域の一方側に位置する第2鋼板のいずれかであり、
    上記ロータヨークは、上記第1鋼板が積層された第1鋼板群と上記第2鋼板が積層された第2鋼板群とが積層されてなる請求項4に記載のブラシレスモータ。
  7. 上記各鋼板は、上記第1挿通領域が上記周方向における上記連通領域の一方側に位置し且つ上記第2挿通領域が上記周方向における上記連通領域の他方側に位置する第1鋼板、または、上記第1挿通領域が上記周方向における上記連通領域の他方側に位置し且つ上記第2挿通領域が上記周方向における上記連通領域の一方側に位置する第2鋼板のいずれかであり、
    上記ロータヨークは、上記第1鋼板と上記第2鋼板とが交互に積層されてなる請求項4に記載のブラシレスモータ。
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