JP2007325033A - 関数生成回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】広い温度領域で基本周波数変動誤差±0.5ppm以下の高精度TCXOを実現することが可能な関数生成回路を提供する。
【解決手段】1次関数生成回路(4)は、温度センサ回路(2)の出力信号を受けて周囲温度に依存する1次関数制御信号V1を生成する。近似4次5次関数生成回路(7)は、温度センサ(2)からの出力信号を受けて近似3次関数生成回路(3)で生成された出力信号を受けて周囲温度に依存する近似4次5次関数制御信号V45を生成する。変極点調整回路(6)は、前記近似3次関数生成回路(3)と前記1次温度特性回路(4)と前記近似4次5次温度特性回路(7)の変極点温度Tiの値を調整するための出力信号を出力する。上記制御信号V0、V1、V3、V45を加算することによって、温度補償回路(9)の制御信号Vcが出力される。
【選択図】図1

Description

本発明は、水晶発振周波数を使用した温度補償型水晶発振回路、電子機器および通信機器に使用される関数生成回路に関するものである。
近年、携帯型の電子機器の需要が飛躍的に伸びており、該電子機器には基準クロック信号を生成するための小型で且つ高精度な水晶発振装置が必須である。
水晶発振装置における水晶発振器の発振周波数は、水晶発振器に用いられる水晶振動子に起因する3次及び1次成分を持つ温度特性を有している。すなわち、図17(a)に示すように、横軸に周囲温度Ta、縦軸に発振周波数fをとると、温度補償を行なわない場合の水晶発振器の発振周波数fは、その特性が極大値と極小値との間において10ppm〜30ppm程度のずれを有する概ね3次曲線101Aとなる。なお、本願においては、周囲温度Taを−30℃〜+80℃程度としている。従って、図17(b)に示すように、横軸に周囲温度Ta、縦軸に制御電圧Vcをとると、理想的な制御電圧曲線102Aを生成し、水晶発振器に印加すれば、図17(c)に示すように、df/dTa=0となって発振周波数fは実質的に温度に依存しなくなる。
温度補償方法には、例えば、水晶発振器に周波数調整素子であるバラクタダイオード(=可変容量ダイオード)を接続し、該バラクタダイオードに水晶発振器の温度特性を補償する3次及び1次の温度特性を持つ制御電圧を印加し、発振周波数の温度特性を安定させる方法がある。
実際には、図17(b)に示す理想的な温度特性を持つ制御電圧Vcを発生させることは技術的に難しく、一般には、擬似的な3次の温度特性を持つ制御電圧を様々な方法で発生させ、発振周波数の温度補償を行なっている。
図18は従来の温度補償機能付き水晶発振装置の機能ブロック構成を示している。この水晶発振装置の温度補償方法は、水晶発振器における3次及び1次の温度特性を、複数の温度領域に分割し、分割した温度領域ごとに温度の関数である電圧を温度直線として折れ線近似を行なっている。
具体的には、図18に示すメモリ回路111Aに、分割した各温度領域と該温度領域における温度直線の温度係数(比例係数)と温度直線の常温における電圧値とを各電圧直線領域ごとに記憶させておき、温度センサ回路112Aが検出した周囲温度に対応する電圧直線データをメモリ回路111Aから選択的に読み出す。増幅回路113Aは読み出された制御電圧データに基づいて所定の制御電圧を生成し、生成した制御電圧を電圧制御水晶発振器114Aに印加することにより、発振周波数の温度補償を行なって、発振周波数を安定化させている。
特開平8−288741号公報
しかしながら、前記従来の温度補償機能付き水晶発振装置は、温度補償用の制御電圧を生成するための折れ線近似にA/D変換を用いているため、量子化ノイズが発生し、周波数飛びから原理的に免れられない。また、クロック信号生成回路が必要となり、クロックノイズが混入するという問題や、サンプルホールド回路115Aの時定数により電源起動時に発振周波数が安定するまでに時間がかかるという問題を有している。
さらに、温度特性を測定し且つ調整する際に、離散的に周囲温度を変化させながら水晶発振装置の発振周波数の温度特性を測定し、該水晶発振装置の温度補償を行なうため、調整自体に誤差が生じることになる。この誤差を低減するには、温度領域の分割数を増やす必要があり、メモリ回路111Aのメモリ量が増大するという問題を有している。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、広い温度領域で基本周波数変動誤差±0.5ppm以下の高精度TCXO(温度補償型水晶発振器)を実現することが可能な関数生成回路を提供することを目的としている。
また、本発明は、電圧制御発振回路の温度特性、水晶振動子の温度特性を含めた温度補償を、温度補償回路により実現することを可能にする関数生成回路を提供することを目的としている。
本発明の請求項1記載の関数生成回路は、水晶発振装置の温度補償を行うための関数生成回路であって、周囲温度に依存しない所定のアナログ信号を生成して出力する第1のアナログ信号生成回路と、周囲温度に依存する1次関数に近似されるアナログ信号を生成して出力する第2のアナログ信号生成回路と、前記第1のアナログ信号生成回路からの出力信号と前記第2のアナログ信号生成回路からの出力信号とを受け、周囲温度のとり得る範囲が低温側から高温側にかけて連続するm個(mは3以上の整数)の温度領域に順次分割されてなるm個の温度領域のそれぞれに対応する制御信号を生成して出力する近似3次関数生成回路と、前記第2のアナログ信号生成回路の出力を受け、周囲温度に依存する1次関数制御信号を生成する1次関数生成回路と、前記第1のアナログ信号生成回路の出力を受け、周囲温度に依存しない0次関数制御信号を生成する0次関数生成回路と、前記第2のアナログ信号生成回路の出力を受け、変極点温度を調整し、前記近似3次関数生成回路及び前記1次関数生成回路に出力する変極点調整回路と、第g(gは1以上m以下の整数)の温度領域において前記近似3次関数生成回路から出力される前記第gの制御信号と第h(hはg以外の1以上m以下の整数)の温度領域において前記近似3次関数生成回路から出力される第hの制御信号を用いて4次関数および5次関数に近似される制御信号を生成する近似4次5次関数生成回路と、前記近似3次関数生成回路の出力信号と前記1次関数生成回路の出力信号と前記0次関数生成回路の出力信号と前記近似4次5次関数生成回路の出力信号を合成して出力する加算器とを備える。mは絶対値が3以上の整数である。
ある動作温度領域に対応する制御信号を生成するためには、温度センサから出力されるアナログ信号は1次の温度特性をもつため、定電圧回路から出力される所定の出力レベルの設定により動作温度領域を設定するように構成される。
本発明の請求項1記載の構成によれば、前記近似3次関数生成回路からの出力信号は、下記3次関数に近似される温度特性を持つ。
Figure 2007325033
上記数式(1)において、V3は前記近似3次関数生成回路の出力制御信号、Tは周囲温度、Aは3次の係数、Bは1次の係数、Cは0次の係数、Tiは関数V3の変極点である。さらに、前記近似3次関数生成回路は、後述する図1に示したPROM回路(13)と接続されており、複数の温度補償用パラメータA及びBの調整を可能としている。
本発明の請求項1記載の構成によれば、前記近似3次関数生成回路は第1の温度領域から第mの温度領域に分割して制御信号を生成することが可能なため、mにより温度領域の分割を多くすることで、広い温度領域で精度良く3次関数近似される制御信号を生成可能である。
前記近似4次5次関数生成回路からの出力信号は、下記5次関数に近似される温度特性を持つ。
Figure 2007325033
上記数式(2)において、V45は前記近似4次5次関数生成回路の出力制御信号、Tは周囲温度、Dは5次の係数、Eは4次の係数、Tiは関数V45及びV3の変極点である。さらに、前記近似4次5次関数生成回路は、後述する図1に示したPROM回路(13)と接続されており、複数の温度補償用パラメータD及びEの調整を可能としている。
本発明の請求項1記載の構成によれば、前記近似4次5次関数生成回路は、前記近似3次関数生成回路内の前記第gの温度領域において出力される前記第gの制御信号と前記第hの温度領域において出力される第hの制御信号を用いるため、前記近似4次5次関数生成回路の変極点を前記変極点調整回路で共通に調整可能であり、回路規模拡大を抑制することが可能である。
ここで、gは、低温領域における温度領域を意味し、1以上m以下の値である。hは、低温領域における温度領域を意味し、1以上m以下の値である。また、前記第gの温度領域及び前記第hの温度領域以外の温度領域、つまり前記第(g+1)の温度領域から前記第(h−1)の温度領域までの領域では近似4次5次関数生成回路の影響はないため、前記第2の温度領域から前記第(m−1)の温度領域におけるノイズは、近似4次5次関数生成回路が存在しない場合と同等である。
また、本発明の請求項4記載の関数生成回路は、水晶発振装置の温度補償を行うための関数生成回路であって、周囲温度に依存しない所定のアナログ信号を生成して出力する第1のアナログ信号生成回路と、周囲温度に依存する1次関数に近似されるアナログ信号を生成して出力する第2のアナログ信号生成回路を備え、前記第1のアナログ信号生成回路からの出力信号と前記第2のアナログ信号生成回路からの出力信号とを受けて出力する近似3次関数生成回路と、前記第2のアナログ信号生成回路の出力を受け、周囲温度に依存する1次関数制御信号を生成する1次関数生成回路と、前記第1のアナログ信号生成回路の出力を受け、周囲温度に依存しない0次関数制御信号を生成する0次関数生成回路と、前記第2のアナログ信号生成回路の出力を受け、変極点温度を調整し、前記近似3次関数生成回路及び1次温度特性回路に出力する第1の変極点調整回路と、前記第2のアナログ信号生成回路の出力信号を受け、低温領域に対応する低温領域制御信号を出力する低温領域制御回路の動作温度領域を調整する低温動作領域調整回路と、高温領域に対応する高温領域制御信号を出力する高温領域制御回路の動作温度領域を調整する高温動作領域調整回路と、前記低温動作領域調整回路の出力信号と前記高温動作領域調整回路の出力信号と前記第2のアナログ信号生成回路からの出力信号とを受け、低温領域に対応する前記低温領域制御信号と高温領域に対応する前記高温領域制御信号を生成して出力する近似n次関数生成回路と、前記第2のアナログ信号生成回路の出力を受け、変極点温度を調整し、前記近似n次関数生成回路に出力する第2の変極点調整回路を備え、前記近似3次関数生成回路と前記1次関数生成回路の出力信号と前記0次関数生成回路の出力信号と前記近似n次関数生成回路の出力信号を合成して出力する加算器とを備える。
本発明の請求項4記載の構成によれば、前記近似3次関数生成回路からの出力信号は、数式(1)に示す温度特性を持つ。また、本発明の請求項4記載の構成によれば、前記近似n次関数生成回路は低温領域の動作点と高温領域の動作点を独立に調整できるため、近似4次関数、近似5次関数のみならず、下記n次関数に近似される温度特性を持つ。
Figure 2007325033
上記数式(3)において、Vnは前記近似n次関数生成回路の出力制御信号、Tは周囲温度、Dnはn次の係数、T2は関数Vnの変極点であり、nは絶対値が4以上の実数である。
本発明の請求項4記載の構成によれば、前記近似n次関数生成回路は、周囲温度に依存しない所定のアナログ信号を生成して出力する前記第1のアナログ信号生成回路とは異なる、周囲温度に依存しない所定のアナログ信号を生成して出力する前記第3のアナログ信号生成回路により制御信号を生成して出力するため、前記近似3次関数生成回路及び前記0次関数生成回路の変極点Tiは前記第1の変極点調整回路と、前記近似n次関数生成回路の変極点T2を前記第2の変極点調整回路とで独立に調整可能である。
さらに、前記近似n次関数生成回路は、後述する図13に示したPROM回路(13)と接続されており、上記数式(3)の複数の温度補償用パラメータDn、Dn−1、・・・及びD4の調整を可能としている。
また、近似n次関数生成回路の動作温度領域以外の温度領域では近似n次関数生成回路の影響はないため、関数生成回路の電圧ノイズは近似n次関数生成回路が存在しない場合と同等である。
また、本発明の請求項8記載の関数生成回路は、水晶発振装置の温度補償を行うための関数生成回路であって、周囲温度に依存しない所定のアナログ信号を生成して出力する第1のアナログ信号生成回路と、周囲温度に依存する1次関数に近似されるアナログ信号を生成して出力する第2のアナログ信号生成回路を備え、前記第1のアナログ信号生成回路からの出力信号と前記第2のアナログ信号生成回路からの出力信号とを受けて出力する近似3次関数生成回路と、前記第2のアナログ信号生成回路の出力を受け、周囲温度に依存する1次関数制御信号を生成する1次関数生成回路と、前記第1のアナログ信号生成回路の出力を受け、周囲温度に依存しない0次関数制御信号を生成する0次関数生成回路と、前記第2のアナログ信号生成回路の出力を受け、変極点温度を調整し、前記近似3次関数生成回路及び1次関数生成回路に出力する第1の変極点調整回路と、前記第2のアナログ信号生成回路の出力信号を受け、低温領域に対応する低温領域制御信号を出力する低温領域制御回路の動作温度領域を調整する低温動作領域調整回路と、高温領域に対応する高温領域制御信号を出力する高温領域制御回路の動作温度領域を調整する高温動作領域調整回路と、前記低温動作領域調整回路の出力信号と前記高温動作領域調整回路の出力信号と前記第2のアナログ信号生成回路からの出力信号とを受け、周囲温度のとり得る範囲が低温領域における連続するs(sは2以上の整数)個の温度領域に順次分割されてなるs個の温度領域のそれぞれに対応する低温領域制御信号と、周囲温度のとり得る範囲が高温領域における連続するt(tは2以上の整数)個の温度領域に順次分割されてなるt個の温度領域のそれぞれに対応する高温領域制御信号を生成して出力する近似n次関数生成回路と、前記第2のアナログ信号生成回路の出力を受け、変極点温度を調整し、前記近似n次関数生成回路に出力する第2の変極点調整回路を備え、前記近似3次関数生成回路と前記1次関数生成回路の出力信号と前記0次関数生成回路の出力信号と前記近似n次関数生成回路の出力信号を合成して出力する加算器とを備える。
本発明の請求項8記載の構成によれば、前記近似3次関数生成回路からの出力信号は、数式(1)に示す温度特性を持ち、前記近似n次関数生成回路からの出力信号は、数式(3)に示す温度特性を持つ。
本発明の請求項8記載の構成によれば、前記近似n次関数生成回路は、周囲温度に依存しない所定のアナログ信号を生成して出力する前記第1のアナログ信号生成回路とは異なる、周囲温度に依存しない所定のアナログ信号を生成して出力する前記第3のアナログ信号生成回路により制御信号を生成して出力するため、前記近似3次関数生成回路及び前記0次関数生成回路の変極点Tiは前記第1の変極点調整回路と、前記近似4次5次関数生成回路の変極点T2を前記第2の変極点調整回路とで独立に調整可能である。
さらに、前記近似n次関数生成回路は、後述する図13に示したPROM回路(13)と接続されており、上記数式(3)の複数の温度補償用パラメータDn、Dn−1、・・・及びD4の調整を可能としている。
本発明の請求項8記載の構成によれば、前記近似n次関数生成回路は、周囲温度のとり得る範囲が低温領域における連続するs個の温度領域に順次分割されてなるs個の温度領域のそれぞれに対応する制御信号と周囲温度のとり得る範囲が高温領域における連続するt個の温度領域に順次分割されてなるt個の温度領域のそれぞれに対応する制御信号を生成するため、s及びtにより温度領域の分割を多くすることで精度良く近似n次関数近似される制御信号を生成可能である。
また、近似n次関数生成回路の動作温度領域以外の温度領域では近似n次関数生成回路の影響はないため、関数生成回路の電圧ノイズは近似n次関数生成回路が存在しない場合と同等である。
本発明に係る関数生成回路によれば、広い温度領域で基本周波数変動誤差±0.5ppm以下の高精度TCXOを実現することが可能である。
以下、本発明の実施形態に係る関数生成回路の具体例について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る関数生成回路の第1の実施形態を説明するための図である。本実施形態において関数生成回路は、点線で示すブロック(9)の温度補償回路として実装される。図1において、定電圧回路(1)はレギュレータ回路(8)から出力される制御信号を受けて周囲温度に依存しないアナログ信号を生成する。温度センサ回路(2)は周囲温度に依存するアナログ信号を出力する。
近似3次関数生成回路(3)は、定電圧回路(1)と温度センサ回路(2)の出力信号を受けて3次の温度特性パラメータに対応する近似3次関数制御信号V3を生成する。1次関数生成回路(4)は、温度センサ回路(2)の出力信号を受けて周囲温度に依存する1次関数制御信号V1を生成する。
0次関数生成回路(5)は定電圧回路(1)の出力信号を受けて周囲温度に依存しない0次制御信号V0を生成する。近似4次5次関数生成回路(7)は、温度センサ(2)からの出力信号を受けて近似3次関数生成回路(3)で生成された出力信号を受けて周囲温度に依存する近似4次5次関数制御信号V45を生成する。
変極点調整回路(6)は、前記近似3次関数生成回路(3)と前記1次温度特性回路(4)と前記近似4次5次温度特性回路(7)の変極点温度Tiの値を調整するための出力信号を出力する。上記制御信号V0、V1、V3、V45を加算することによって、温度補償回路(9)の制御信号Vcが出力される。
PROM回路(13)は、温度補償回路(9)が出力する制御信号Vcに対して、水晶振動子を備えた電圧制御発振回路(12)が出力する発振周波数の温度特性を最適化するために制御信号Vcの温度特性を補償する温度補償用パラメータを記憶する。出力周波数は、温度補償回路(9)から出力される制御信号Vcを水晶振動子(15)と電圧制御発振回路(12)によって周波数変換される。
図2は、本実施形態の関数生成回路が組み込まれる温度補償型発振器(以下TCXO)の概略構成を示している。本実施形態の関数生成回路は、温度補償回路(9)に適用される。同図に示すように、TCXO(14)は電子機器内の基準となる周波数として多用されており、水晶振動子(15)と可変容量素子(11)を備えた電圧制御発振回路(12)と水晶の発振周波数の温度補償回路(9)と水晶の温度補償データを記憶するPROM回路(13)で構成される温度補償型水晶発振器で構成される。
電圧制御発振回路(12)は可変容量素子(11)と増幅器(10)から構成され、温度補償回路(9)から出力される制御信号Vcは可変容量素子(11)に入力される。制御信号Vcを受けた可変容量素子(11)は制御信号Vcを増幅器(10)の負荷容量に変換し、制御信号Vcで増幅器(10)の負荷容量を変化させることで電圧制御発振回路(12)の出力周波数を変化させる。
水晶振動子は、下記3次関数に近似される温度特性を持つ。
Figure 2007325033
上記数式(4)において、Fcは水晶振動子の出力周波数、Tは周囲温度、aは3次の係数、bは1次の係数、cは0次の係数、T0は関数Fcの変極点である。
また、可変容量素子を備えた電圧制御発振回路は、下記1次関数に近似される温度特性を持つ。
Figure 2007325033
上記数式(5)において、Foは温度特性を持たない振動子を備えた電圧制御発振回路の出力周波数、Tは周囲温度、dは1次の係数、eは0次の係数、T1は関数Foの変極点である。
上記の数式(4)及び(5)より、水晶振動子と可変容量素子を備えた電圧制御発振回路全体の温度特性は、下記3次関数に近似される温度特性を持つことになる。
Figure 2007325033
上記数式(6)において、Fは水晶振動子を備えた電圧制御発振回路の出力周波数、Tは周囲温度、αは3次の係数、βは1次の係数、γは0次の係数であり、F=Fc+Fo、α=a、β=b+d、γ=c+d(T0−T1)+eである。
TCXOは、水晶振動子と可変容量素子を備えた電圧制御発振回路全体の温度特性を温度補償回路で補償することにより、いかなる環境においても一定の発振周波数を出力するように構成される。
温度補償回路は、外部環境の周囲温度を感知するために、バンドギャップリファレンスのVtに比例した電流を使用したものや、抵抗の温度特性を使用したもの、ダイオードの温度特性を使用したものが主に使用されている。
これ等の温度センサを使用して、近似3次関数生成回路を構成し、バラクタにその制御電圧を印加して、水晶振動子を備えた電圧制御発振回路と組み合わせることにより、水晶振動子が持つ温度特性の温度補償を行っている。
温度補償回路(9)によって生成された制御信号は、電圧制御発振回路(12)内の可変容量素子(11)に入力される。温度補償回路(9)によって生成された制御信号が可変容量素子(11)により容量値に変換され、その容量値が水晶振動子(15)と電圧制御発振回路(12)により周波数に変換され、出力される。
温度補償回路(9)によって生成された制御信号と出力周波数との関係は、比例定数Kの1次関数に近似されるため、温度補償回路(9)によって生成された制御信号と比例定数Kの積が出力周波数として、出力されることとなる。
図3は、本出願人が先に出願(特願平11−508441)した温度補償回路(A)の概略構成を示す。本実施形態の関数生成回路は、先の出願の温度補償回路における出力信号に4次以上の温度特性パラメータを盛り込むことを特徴としているが、まず、先の出願の温度補償回路について説明する。
図3において、定電圧回路(17)と温度センサ回路(18)によって、周囲温度のとり得る範囲が低温側から高温側にかけて連続する第1の温度領域、第2の温度領域、第3の温度領域、第4の温度領域及び第5の温度領域に順次分割されてなる5つの温度領域のそれぞれに対応する制御信号y1、y2、y3、y4、y5が生成される。その制御信号y1、y2、y3、y4、y5をMAX回路(19a)、及びMIN回路(19b)から構成される信号合成回路(19)へ入力することにより、周囲温度に依存した3次関数に近似される制御信号y7が生成される。
このように、温度補償機能付き水晶発振装置(16)には、周囲温度に依存しない所定の電圧値を生成して出力する第1のアナログ信号生成回路としての定電圧回路(17)と、周囲温度に比例した電圧値を生成して出力する第2のアナログ信号生成回路としての温度センサ回路(18)と、定電圧回路(17)からの定電圧出力と温度センサ回路(18)からの温度に比例した電圧出力を受け、周囲温度の全温度領域にわたって水晶振動子の温度特性を補償するための負の3次曲線を連続した直線を用いて折れ線近似を行なう制御電圧Vcを生成する制御回路(19)と、制御回路(19)からの制御電圧Vcを受け、該制御電圧Vcにより発振周波数が所定値に制御される電圧制御水晶発振回路(以下、VCXOと略称する。)(20)と、制御回路(19)が出力する制御電圧Vcに対して、VCXO(20)が出力する発振周波数を最適化するために該制御電圧Vcの温度特性を補償する温度補償用パラメータを記憶するROM/RAM回路(21)とを備えている。ここで、周囲温度は、VCXO(20)の温度でもよく、さらに、水晶発振装置(16)の温度でもよい。
図3で示した回路構成では温度に比例した電圧出力y1、y2、y3、y4、y5を生成する回路においてROM/RAM回路に温度補償用パラメータ調整する構成となっている。この回路構成の場合、ROM/RAM回路により温度補償用パラメータ調整を行われた電圧出力y1、y2、y3、y4、y5を生成した後、MAX回路及びMIN回路を経由して出力されるため、MAX回路及びMIN回路の特性から、電圧出力y1、y2、y3、y4、y5の温度特性における比例係数によっては温度補償回路の出力に温度補償用パラメータを精度良く反映できない可能性があるという課題がある。
図4は、先の出願(特願平11−508441)の温度補償回路(B)の概略構成を示す。図4に示す温度補償回路(40)は、図3の制御回路(19)と同一構成であって、定電圧回路(17)及び温度センサ回路(18)の出力を受け、温度補償用の制御電圧Vcにおいて所定温度範囲内で3次の温度特性パラメータαに対応する3次制御電圧αVcを生成するMAX/MIN回路(25)と、温度センサ回路(18)の出力を受け、温度補償用の制御電圧Vcにおいて所定温度範囲内で1次の温度特性パラメータβに対応した1次制御電圧βVcを生成する1次温度特性生成回路(22)と、定電圧回路(17)の出力を受け、温度補償用の制御電圧Vcにおいて所定温度範囲内で0次の温度特性パラメータγに対応した、すなわち、所定温度範囲内で温度に依存しない0次制御電圧γVcを生成する0次温度特性生成回路(23)と、温度センサ回路(18)の出力を受け、変極点温度Tiの値を調整し、MAX/MIN回路(25)及び1次温度特性回路(22)に出力するTi調整回路(24)とから構成されている。
図4の温度補償回路(B)は、図3での温度補償回路(A)における課題を改善すべく構成されている。図4に示す構成は、前記電圧出力y1、y2、y3、y4、y5をMAX回路/MIN回路において3次の温度特性パラメータ調整及び変極点パラメータ調整を行われた電圧出力αVcを生成する。
また、1次特性回路で1次の温度特性パラメータ調整を行われたβVcを出力し、0次特性回路で0次の温度特性パラメータ調整を行われたγVcを出力する。それらの出力αVc、βVc、γVcを加算することにより、温度補償用パラメータを精度良く反映された制御信号Vcを出力することが可能である。
しかし、上記構成にて、温度補償用パラメータを精度良く反映された制御信号Vcにおいても、電圧制御発振回路の温度特性の影響、及び、水晶振動子の温度特性に3次以上の温度特性パラメータが存在するため、基本周波数変動誤差±0.5ppm以内という精度を満足できないのが現状である。
図5は、先の出願(特願平11−508441)の温度補償回路(B)における温度補償用パラメータ変化に対するVcの特性変化である。この温度補償回路の出力Vcは、下記3次関数に近似される温度特性を持つ。
Figure 2007325033
上記数式(7)において、Vcは温度補償回路の出力信号、Tは周囲温度、acは3次の係数、βcは1次の係数、γcは0次の係数、Tcは関数Vcの変極点である。
図5(a)は、数式(7)における3次の温度補償用パラメータαc変化によるVcの特性変化である。図5(b)は、数式(7)における1次の温度補償用パラメータβc変化によるVcの特性変化である。図5(c)は、数式(7)における0次の温度補償用パラメータγc変化によるVcの特性変化である。図5(d)は、数式(7)における変極点の温度補償用パラメータTc変化によるVcの特性変化である。
図4に示した先の出願(特願平11−508441)の温度補償回路(B)における特性を図6に示す。図6(a)は、図5のVcの特性であり、図6(b)は、VcとVcを近似した時の理想3次曲線との差ΔVcの特性である。
Vcは近似3次関数生成を目的とした温度補償回路の出力信号であるが、理想3次曲線と比較すると多少の誤差が生じる。この要因としては、半導体IC製造工程における拡散バラツキやICチップ内のレイアウトによる誤差等が考えられる。図6(c)は、温度補償後の出力周波数のf0との周波数誤差Δfを示している。上記制御信号における誤差ΔVc、電圧制御発振回路における理想1次近似からの誤差、水晶振動子における理想3次近似からの誤差により、Δfは約±1ppmの誤差を生じる。
このように、図4に示した温度補償回路(40)の制御信号Vcの特性は、図6(a)に示す特性となり、制御信号Vcを3次関数により近似し、3次関数との誤差を求めたものを図6(b)に、図6(b)に示される誤差を周波数変換したものを図6(c)示す。図4に示した温度補償回路では、温度補償後の基本周波数変動誤差は±1.0ppm程度である。
情報化の流れが進むにつれ、電子機器の用途は多様化されており、GPS機能の普及等に伴い、TCXOの高精度化が進み、基本周波数変動誤差±0.5ppm以内の精度が必要とされる。
また、電子機器内で用いられるTCXOは、電子機器内でさまざまな機器と混在して用いられるため、TCXOから発生するノイズが他の機器に影響し、電子機器の特性の劣化および誤動作の原因となる。
このように、先の出願(特願平11−508441)の温度補償回路(図3及び図4)を用いた場合、温度補償回路の出力電圧は3次以下の関数に近似されているため、電圧制御発振回路に用いられる水晶振動子の温度特性を温度補償回路により補償した後の発振出力周波数は、基本周波数変動誤差±1.0ppm程度であった。
水晶振動子の温度特性は一般的に上記数式(4)の3次関数に近似されるが、より精度良く関数近似するためには、さらに大きい次数を考慮して近似する必要がある。また、可変容量素子を備えた電圧制御発振回路の温度特性も1次関数で近似しているが、1次関数との誤差が無視できない精度となるため、同様により精度良く関数近似する必要がある。すなわち、電圧制御発振回路の温度特性、水晶振動子の温度特性を含めた温度特性温度補償を温度補償回路により実現する必要がある。
先の温度補償回路のように3次以下の関数生成回路を用いて水晶振動子の温度特性を近似してしまうと基本周波数変動誤差±0.5ppm以内という精度を満足できないのが現状である。また、電圧制御発振回路の温度特性も無視できない精度になっている。
そのため、温度補償回路は、3次以下の関数制御電圧生成ではなく、4次関数、5次関数、k次関数成分近似される制御電圧生成を、電源電流特性、ノイズ特性等の他の諸特性を悪化させることなく実現することが必要となっている。ここで、kは絶対値が1以上の実数である。
図7は、本発明に係る関数生成回路の温度センサ回路の実施例を示す。図7(a)は、ダイオードの温度特性を使用した温度センサの回路例である。ダイオードは1ダイオード当たり約−4mV/℃の1次の温度特性を持ち、ダイオードの個数により温度センサの出力バイアス、及び1次の温度特性の傾きが変化する。図7(b)は、2種類の抵抗の温度特性を使用した温度センサの回路例である。カレントミラー回路のミラー比を抵抗の温度特性により変化させる。
図8は、本発明に係る関数生成回路の定電圧回路の実施例を示す。レギュレータ回路(8)によって生成された定電圧VREGを抵抗により所望の定電圧値への設定を可能とする。また、所望の定電圧値を得るためにPROM回路(13)による調整を可能とする。
図9は、本発明に係る関数生成回路の第1の実施形態における近似3次関数生成回路の実施例である。図9(a)は、図4における定電圧回路(17)と温度センサ回路(18)とからなり、周囲温度Taの上昇に比例して電圧値が減少する第1の制御電圧y1又は第5の制御電圧y5を生成して出力する単調減少電圧生成回路(90a)の回路構成例を示している。
図9に示すように、単調減少電圧生成回路(90a)は、定電圧回路(91)と温度センサ回路としてのバンドギャップレファレンス回路(92)とカレントミラー回路(93)とから構成されており、バンドギャップレファレンス回路(92)において周囲温度Taに依存しない約1.25Vの基準電圧V0を発生させ、該基準電圧V0に基づき、定電圧回路(91)において定電流I0を生成する。
また、バンドギャップレファレンス回路(92)において周囲温度Taに依存する電流IT0を生成すると共に、カレントミラー回路93において周囲温度Taに比例する電流ITを生成し、定電圧回路(91)とカレントミラー回路(93)との接続部から、定電流I0と、周囲温度Taに比例する電流ITとの差分電流I0―ITを取り出し、抵抗(94)を用いて電流電圧変換を行ない、周囲温度Taの上昇に連れて減少する電圧である第1の制御電圧y1又は第5の制御電圧y5を生成する。
ここで、第1の制御電圧y1又は第5の制御電圧y5の絶対値は、定電圧回路(91)における電源電圧Vccが印加される抵抗(91a)の抵抗値をそれぞれ調整して設定される。
図9(b)は、図4における定電圧回路(17)と温度センサ回路(18)とからなり、周囲温度Taの上昇に比例して電圧値が増加する第3の制御電圧y3を生成して出力する単調増加電圧生成回路(91b)の回路構成例を示している。
図9に示すように、単調増加電圧生成回路(91b)は、定電圧回路(95)と温度センサ回路としてのバンドギャップレファレンス回路(96)とカレントミラー回路87とから構成されており、バンドギャップレファレンス回路(96)において周囲温度Taに依存しない約1.25Vの基準電圧V0を発生させ、該基準電圧V0に基づき、定電圧回路(95)において定電流I0を生成する。
また、バンドギャッブレファレンス回路(96)において周囲温度Taに依存する電流IT0を生成すると共に、カレントミラー回路(97)において周囲温度Taに比例する電流ITを生成し、定電圧回路(85)とカレントミラー回路(97)との間から周囲温度Taに比例する電流ITと定電流I0との差分電流IT―I0を取り出し、抵抗(98)を用いて電流電圧変換を行ない、周囲温度Taに比例する電圧である第3の制御電圧y3を生成する。
ここで、常温における第3の制御電圧y3の、変位点温度における基準周波数を与える電圧との電圧差は、定電圧回路(85)内の抵抗(95a)の抵抗値を調整して設定される。
図9(c)は、電圧出力y1、y2、y3、y4、y5を合成し、出力する信号合成回路(MIN/MAX回路)の回路例である。まず、入力された入力電圧y1、y2、y3の中で最大電圧(MAX値)を選択し、y6を出力する。その後、その電圧出力y6と、y4、y5の中で最小電圧(MIN値)を選択し、図9(d)に示す電圧出力y7を出力する。
図10は、本発明に係る関数生成回路の第1の実施形態における近似3次関数生成回路の実施例である。図10に示す近似3次関数生成回路は、定電圧回路(1)から出力される周囲温度に依存しない第1アナログ信号と、温度センサ回路(8)から出力される周囲温度に依存する1次関数に近似される第2アナログ信号を入力とした増幅回路(101)から出力されるアナログ信号y1と、定電圧回路(1)から出力される周囲温度に依存しない第3アナログ信号と、温度センサ回路(8)から出力される周囲温度に依存する1次関数に近似される第2アナログ信号を入力とした増幅回路(102)から出力されるアナログ信号y3と、定電圧回路(1)から出力される周囲温度に依存しない第4アナログ信号と、温度センサ回路(8)から出力される周囲温度に依存する1次関数に近似される第2アナログ信号を入力とした増幅回路(103)から出力されるアナログ信号y5を信号合成回路(104)に入力し、信号合成することにより、3次の温度特性に近似される出力電圧V3を生成する。
図11は、本発明に係る関数生成回路の第1の実施形態における近似4次5次関数生成回路の実施例を示す。図11において、定電圧回路(1)から出力される周囲温度に依存しない第1アナログ信号と、温度センサ回路(8)から出力される周囲温度に依存する1次関数に近似される第2アナログ信号を入力とした近似3次関数生成回路(111)の増幅回路(112)から出力されるアナログ信号b11及びb12と、定電圧回路(1)から出力される周囲温度に依存しない第3アナログ信号と、温度センサ回路(8)から出力される周囲温度に依存する1次関数に近似される第2アナログ信号を入力とした近似3次関数生成回路(111)の増幅回路(112)から出力されるアナログ信号b51及びb52が近似3次関数生成回路(111)から出力される。
近似3次関数生成回路(111)の出力信号b11、b12、b21、b22を入力として、近似4次5次関数生成回路(114)を構成している。また、PROM回路(13)によりスイッチ群を制御することにより、近似4次5次関数生成回路(114)から出力される制御信号V45の温度補償用パラメータを調整することが可能である。
以上、本発明に係る関数生成回路の第1の実施形態により、常温付近のノイズを悪化させることなく、また回路規模の拡大を抑制して、高精度温度補償のTCXOを実現することが可能である。
図12は、本発明に係る関数生成回路の第1の実施形態における特性例である。図12(a)は、近似3次関数生成回路の出力信号V3を示す。図12(b)は、近似4次5次関数生成回路の出力信号V45を示す。図1に示すように、前記出力信号V3と前記出力信号V45を加算することにより、図12(c)に示す温度補償回路の出力信号Vcが出力される。
(第2の実施形態)
図13Aは、本発明に係る関数生成回路の第2の実施形態を説明するための図である。図13Aにおいて、定電圧回路(1)はレギュレータ回路(8)から出力される制御信号を受けて周囲温度に依存しないアナログ信号を生成する。温度センサ回路(2)は周囲温度に依存するアナログ信号を出力する。
近似3次関数生成回路(3)は、定電圧回路(1)と温度センサ回路(2)の出力信号を受けて3次の温度特性パラメータに対応する近似3次関数制御信号V3を生成する。1次関数生成回路(4)は、温度センサ回路(2)の出力信号を受けて周囲温度に依存する1次関数制御信号V1を生成する。
0次関数生成回路(5)は定電圧回路(1)の出力信号を受けて周囲温度に依存しない0次制御信号V0を生成する。近似n次関数生成回路(26)は、定電圧回路(1)と温度センサ回路(2)の出力信号を受けて、低温領域に対応する制御信号と高温領域に対応する制御信号を生成する。
変極点調整回路(6a,6b)は、前記近似3次関数生成回路(3)と前記1次温度特性回路(4)の変極点温度Tiと、前記近似n次温度特性回路(26)の変極点温度T2の値を調整するための出力信号を出力する。上記制御信号V0、V1、V3、V45を加算することによって、温度補償回路(9)の制御信号Vcが出力される。
動作温度領域調整回路(6c)は、高温領域に対応する高温領域制御信号を出力する前記近似n次関数生成回路(26)内部の高温領域制御回路の動作温度領域と低温領域に対応する低温領域制御信号を出力する前記近似n次関数生成回路(26)内部の低温領域制御回路の動作温度領域を調整する。
PROM回路(13)は、温度補償回路(9)が出力する制御信号Vcに対して、電圧制御発振回路(12)が出力する発振周波数を最適化するために制御信号Vcの温度特性を補償する温度補償用パラメータを記憶する。出力周波数は、温度補償回路(9)から出力される制御信号Vcを水晶振動子(15)と電圧制御発振回路(12)によって周波数変換される。
図13Bは、図13Aの3次関数生成回路の特性(m=9の場合)を説明するための図である。前記3次関数生成回路の出力は、前記第1のアナログ信号生成回路(定電圧回路(1))からの出力信号と、前記第2のアナログ信号生成回路(温度センサ(2))からの出力信号を受ける。そして、定電圧回路(1)の出力と、温度センサ(2)の出力を利用して、図13Bに示す3次関数生成回路の特性を生成し、信号合成回路によって、前記3次関数回路の出力を生成する。
図14は、本発明に係る関数生成回路の第2の実施形態における近似n次関数生成回路の実施例である。図14において、低温領域において、定電圧回路(1)から出力される周囲温度に依存しない第1アナログ信号と、温度センサ回路(8)から出力される周囲温度に依存する1次関数に近似される第2アナログ信号を受けて1次の温度特性パラメータに対応する1次関数制御信号を生成する増幅回路(142)と、高温領域において、定電圧回路(1)から出力される周囲温度に依存しない第3アナログ信号と、温度センサ回路(8)から出力される周囲温度に依存する1次関数に近似される第2アナログ信号を受けて1次の温度特性パラメータに対応する1次関数制御信号を生成する増幅回路(143)とで構成される。増幅回路(142)から出力される制御信号と、増幅回路(143)から出力される制御信号を加算することで、近似n次関数に近似される制御信号Vnを出力する。
図15は、本出願人が先に出願した(特願平10−362689)近似3次関数生成回路であり、本発明に係る関数生成回路の第2の実施形態における近似3次関数生成回路の実施例である。以上、本発明に係る関数生成回路の第2の実施形態により、常温付近のノイズを悪化させることなく、高精度温度補償のTCXOを実現することが可能である。
(第3の実施形態)
図16は、本発明に係る関数生成回路の第3の実施形態における近似n次関数生成回路の実施例である。図16に示すように、低温領域の連続する3個の温度領域に順次分割されてなる3個の温度領域TL1、TL2、TL3において、TL1に対応する1次の温度特性パラメータに対応する1次関数制御信号を生成する増幅回路(162)と、TL2に対応する1次の温度特性パラメータに対応する1次関数制御信号を生成する増幅回路(162)と、TL3に対応する1次の温度特性パラメータに対応する1次関数制御信号を生成する増幅回路(163)から構成される。
増幅回路(162)から出力される制御信号と、増幅回路(163)から出力される制御信号、増幅回路(164)から出力される制御信号とを加算することで、近似n次関数に近似される制御信号Vnの低温側の制御信号VnLを得ることができる。
上記増幅回路(162)、(163)、(164)にカレントミラー比を可変するようにスイッチを追加することにより、n次の温度特性パラメータを制御することが可能となる。
高温領域も同様に、高温領域の連続する3個の温度領域に順次分割されてなる3個の温度領域TH1、TH2、TH3において、TH1に対応する1次の温度特性パラメータに対応する1次関数制御信号を生成する第4の増幅回路と、TH2に対応する1次の温度特性パラメータに対応する1次関数制御信号を生成する第5の増幅回路と、TH3に対応する1次の温度特性パラメータに対応する1次関数制御信号を生成する第6の増幅回路から構成される。
第4の増幅回路から出力される制御信号と、第5の増幅回路から出力される制御信号、第6の増幅回路から出力される制御信号とを加算することで、近似n次関数に近似される制御信号Vnの高温側の制御信号VnLを得ることができる。
以上、本発明に係る関数生成回路の第3の実施形態により、常温付近のノイズを悪化させることなく、広い温度領域で高精度温度補償のTCXOを実現することが可能である。
本発明の関数生成回路は、ローノイズで高精度に温度補償することができる効果を有し、TCXOの温度補償精度の向上、ローノイズに適したTCXO等に有用である。
本発明に係る関数生成回路の第1の実施形態を説明するための図 本発明の第1の実施形態におけるTCXOの構成例を示すブロック図 先の出願の温度補償回路(A)を示すブロック図 先の出願の温度補償回路(B)を示すブロック図 先の出願の温度補償回路(B)における温度補償用パラメータ調整による特性の変化を示す特性図 先の出願の温度補償回路(B)における出力信号Vcの特性と、出力信号Vcと理想3次曲線との電圧誤差と、出力周波数の基本周波数変動誤差を示す特性図 本発明の第1の実施形態に係る関数生成回路の温度センサ回路を示す回路図 本発明の第1の実施形態に係る関数生成回路の定電圧回路を示す回路図 本発明の第1の実施形態に係る関数生成回路における近似3次関数生成回路(1)を示す回路図、及びその特性図 本発明の第1の実施形態に係る関数生成回路における近似3次関数生成回路(1)を示す回路図、及びその特性図 本発明の第1の実施形態に係る関数生成回路における近似3次関数生成回路(2)を示す回路図 本発明の第1の実施形態に係る関数生成回路における近似4次5次関数生成回路を示す回路図 本発明の第1の実施形態に係る関数生成回路における近似3次関数生成回路と近似4次5次関数生成回路を用いた場合の温度補償回路の特性図 本発明に係る関数生成回路の第2の実施形態を説明するための図 図13Aの3次関数生成回路の特性を説明するための図(m=9の場合) 本発明の第2の実施形態に係る関数生成回路における近似n次関数生成回路を示す回路図 本発明の第2の実施形態に係る関数生成回路における近似3次関数生成回路を示す回路図 本発明の第3の実施形態に係る関数生成回路における近似n次関数生成回路を示す回路図 本発明の第3の実施形態に係る関数生成回路における近似n次関数生成回路を示す回路図 水晶発振器の発振周波数の温度特性図 従来の温度補償機能付き水晶発振装置のブロック構成図
符号の説明
1、17 定電圧回路
2、18 温度センサ回路
3 近似3次関数生成回路
4 1次関数生成回路
5 0次関数生成回路
6(a)(b) 変極点調整回路
6(c) 動作領域調整回路
7 近似4次5次関数生成回路
8 レギュレータ回路
9 温度補償回路
10 増幅器
11 可変容量素子
12、20 電圧制御発振回路
13 PROM回路
14、16 TCXO制御用IC
15 水晶振動子
19 信号合成回路
21 ROM/RAM回路
22 1次特性回路
23 0次特性回路
24 Ti調整回路
25 MAX/MIN回路
26 近似n次関数生成回路
70a 温度センサ回路の実施例(1)
70b 温度センサ回路の実施例(2)
71 ダイオード
72 電圧変換抵抗
80 定電圧生成回路
90a 単調減少電圧生成回路
90b 単調増加電圧生成回路
91 定電圧回路
91a 抵抗
92 温度センサ回路としてのバンドギャップレファレンス回路
93 カレントミラー回路
94 抵抗
95 定電圧回路
95a 抵抗
96 温度センサ回路としてのバンドギャップレファレンス回路
97 カレントミラー回路
98 抵抗
101、102、103 増幅回路
104 信号合成回路
111 近似3次関数生成回路の一部
112、113 単調増減信号生成回路
114 近似4次5次関数生成回路
115 近似4次5次パラメータ調整回路
141 近似n次関数生成回路
142、143 単調増減信号生成回路
161 近似n次関数生成回路
162 動作開始点TL1の単調増減信号生成回路
163 動作開始点TL2の単調増減信号生成回路
164 動作開始点TL3の単調増減信号生成回路

Claims (10)

  1. 水晶発振装置の温度補償を行なうための関数生成回路であって、
    周囲温度に依存しない所定のアナログ信号を生成して出力する第1のアナログ信号生成回路と、
    周囲温度に依存する1次関数に近似されるアナログ信号を生成して出力する第2のアナログ信号生成回路と、
    前記第1のアナログ信号生成回路からの出力信号と前記第2のアナログ信号生成回路からの出力信号とを受け、周囲温度のとり得る範囲が低温側から高温側にかけて連続するm個(mは3以上の整数)の温度領域に順次分割されてなるm個の温度領域のそれぞれに対応する制御信号を生成して出力する近似3次関数生成回路と、
    前記第2のアナログ信号生成回路の出力を受け、周囲温度に依存する1次関数制御信号を生成する1次関数生成回路と、
    前記第1のアナログ信号生成回路の出力を受け、周囲温度に依存しない0次関数制御信号を生成する0次関数生成回路と、
    前記第2のアナログ信号生成回路の出力を受け、変極点温度を調整し、前記近似3次関数生成回路及び前記1次関数生成回路に出力する変極点調整回路と、
    第g(gは1以上m以下の整数)の温度領域において前記近似3次関数生成回路から出力される前記第gの制御信号と第h(hはg以外の1以上m以下の整数)の温度領域において前記近似3次関数生成回路から出力される第hの制御信号を用いて4次関数および5次関数に近似される制御信号を生成する近似4次5次関数生成回路と、
    前記近似3次関数生成回路の出力信号と前記1次関数生成回路の出力信号と前記0次関数生成回路の出力信号と前記近似4次5次関数生成回路の出力信号を合成して出力する加算器とを備えることを特徴とする関数生成回路。
  2. 請求項1記載の関数生成回路であって、
    前記第2のアナログ信号生成回路から出力される第2のアナログ信号をダイオードの順方向電圧を使用して生成することを特徴とする関数生成回路。
  3. 請求項1記載の関数生成回路であって、
    前記第2のアナログ信号生成回路から出力される第2のアナログ信号を抵抗の第1の抵抗群と第2の抵抗群の温度係数の差を使用して生成することを特徴とする関数生成回路。
  4. 水晶発振装置の温度補償を行なうための関数生成回路であって、
    周囲温度に依存しない所定のアナログ信号を生成して出力する第1のアナログ信号生成回路と、
    周囲温度に依存する1次関数に近似されるアナログ信号を生成して出力する第2のアナログ信号生成回路を備え、
    前記第1のアナログ信号生成回路からの出力信号と前記第2のアナログ信号生成回路からの出力信号とを受けて出力する近似3次関数生成回路と、
    前記第2のアナログ信号生成回路の出力を受け、周囲温度に依存する1次関数制御信号を生成する1次関数生成回路と、
    前記第1のアナログ信号生成回路の出力を受け、周囲温度に依存しない0次関数制御信号を生成する0次関数生成回路と、
    前記第2のアナログ信号生成回路の出力を受け、変極点温度を調整し、前記近似3次関数生成回路及び前記1次関数生成回路に出力する第1の変極点調整回路と、
    前記第2のアナログ信号生成回路の出力信号を受け、低温領域に対応する低温領域制御信号を出力する低温領域制御回路の動作温度領域を調整する低温動作領域調整回路と、
    高温領域に対応する高温領域制御信号を出力する高温領域制御回路の動作温度領域を調整する高温動作領域調整回路と、
    前記低温動作領域調整回路の出力信号と前記高温動作領域調整回路の出力信号と前記第2のアナログ信号生成回路からの出力信号とを受け、低温領域に対応する前記低温領域制御信号と高温領域に対応する前記高温領域制御信号を生成して出力する近似n次関数生成回路と、
    前記第2のアナログ信号生成回路の出力を受け、変極点温度を調整し、前記近似n次関数生成回路に出力する第2の変極点調整回路を備え、
    前記近似3次関数生成回路と前記1次関数生成回路の出力信号と前記0次関数生成回路の出力信号と前記近似n次関数生成回路の出力信号を合成して出力する加算器とを備えることを特徴とする関数生成回路。
  5. 請求項4記載の関数生成回路であって、
    前記第2のアナログ信号生成回路から出力される第2のアナログ信号をダイオードの順方向電圧を使用して生成することを特徴とする関数生成回路。
  6. 請求項4記載の関数生成回路であって、
    前記第2のアナログ信号生成回路から出力される第2のアナログ信号を抵抗の第1の抵抗群と第2の抵抗群の温度係数の差を使用して生成することを特徴とする関数生成回路。
  7. 請求項4記載の関数生成回路であって、
    前記近似3次関数生成回路は、前記第1のアナログ信号生成回路からの出力信号と前記第2のアナログ信号生成回路からの出力信号とを受け、周囲温度のとり得る範囲が低温側から高温側にかけて連続するm個の温度領域に順次分割されてなるm個の温度領域のそれぞれに対応する制御信号を生成して出力することを特徴とする関数生成回路。
  8. 水晶発振装置の温度補償を行なうための関数生成回路であって、
    周囲温度に依存しない所定のアナログ信号を生成して出力する第1のアナログ信号生成回路と、
    周囲温度に依存する1次関数に近似されるアナログ信号を生成して出力する第2のアナログ信号生成回路を備え、
    前記第1のアナログ信号生成回路からの出力信号と前記第2のアナログ信号生成回路からの出力信号とを受けて出力する近似3次関数生成回路と、
    前記第2のアナログ信号生成回路の出力を受け、周囲温度に依存する1次関数制御信号を生成する1次関数生成回路と、
    前記第1のアナログ信号生成回路の出力を受け、周囲温度に依存しない0次関数制御信号を生成する0次関数生成回路と、
    前記第2のアナログ信号生成回路の出力を受け、変極点温度を調整し、前記近似3次関数生成回路及び前記1次関数生成回路に出力する第1の変極点調整回路と、
    前記第2のアナログ信号生成回路の出力信号を受け、低温領域に対応する低温領域制御信号を出力する低温領域制御回路の動作温度領域を調整する低温動作領域調整回路と、
    高温領域に対応する高温領域制御信号を出力する高温領域制御回路の動作温度領域を調整する高温動作領域調整回路と、
    前記低温動作領域調整回路の出力信号と前記高温動作領域調整回路の出力信号と前記第2のアナログ信号生成回路からの出力信号とを受け、周囲温度のとり得る範囲が低温領域における連続するs(sは2以上の整数)個の温度領域に順次分割されてなるs個の温度領域のそれぞれに対応する低温領域制御信号と、周囲温度のとり得る範囲が高温領域における連続するt(tは2以上の整数)個の温度領域に順次分割されてなるt個の温度領域のそれぞれに対応する高温領域制御信号を生成して出力する近似n次関数生成回路と、
    前記第2のアナログ信号生成回路の出力を受け、変極点温度を調整し、前記近似n次関数生成回路に出力する第2の変極点調整回路を備え、
    前記近似3次関数生成回路と前記1次関数生成回路の出力信号と前記0次関数生成回路の出力信号と前記近似n次関数生成回路の出力信号を合成して出力する加算器とを備えることを特徴とする関数生成回路。
  9. 請求項8記載の関数生成回路であって、
    前記第2のアナログ信号生成回路から出力される第2のアナログ信号をダイオードの順方向電圧を使用して生成することを特徴とする関数生成回路。
  10. 請求項8記載の関数生成回路であって、
    前記第2のアナログ信号生成回路から出力される第2のアナログ信号を抵抗の第1の抵抗群と第2の抵抗群の温度係数の差を使用して生成することを特徴とする関数生成回路。
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