JP2003273646A - 温度補償用1次関数発生回路 - Google Patents

温度補償用1次関数発生回路

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JP2003273646A
JP2003273646A JP2002075761A JP2002075761A JP2003273646A JP 2003273646 A JP2003273646 A JP 2003273646A JP 2002075761 A JP2002075761 A JP 2002075761A JP 2002075761 A JP2002075761 A JP 2002075761A JP 2003273646 A JP2003273646 A JP 2003273646A
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linear function
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function generating
signal
temperature
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Motoki Sakai
基樹 酒井
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度センサーと1次関数発生回路の合理化を
図り、高精度な温度補償用1次関数発生回路を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 周囲温度の変化を検出した信号を出力す
る温度センサー1と、温度センサー1の出力信号を与え
て温度変化に応じて線形特性を備えた信号を出力する1
次関数発生回路2と、1次関数発生回路2の出力信号を
与えて位相反転させた信号を出力する反転アンプ3と、
反転アンプ3の出力信号を与えて外部から与える信号に
応じて開閉動作する第1のスイッチ4と、反転アンプ3
の入力側に接続される第2のスイッチ5と、1次関数発
生回路2の出力信号を制御すると共に第1,第2のスイ
ッチ4,5の開閉動作を選択する信号を出力する調整回
路6とを備える。この構成によって、温度補償用1次関
数発生回路の合理化を実現し、特性シフト等に対して高
精度な温度補償を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、温度センサーを用
いたTCXO(温度制御用水晶発振器)において、特に
高精度な周波数制御を必要とする温度補償用1次関数発
生回路に関する。 【0002】 【従来の技術】電圧に応じて発振器の周波数を可変する
ことのできる電圧制御型温度補償発振器を携帯電話機に
用いる場合において、−30〜+85度の範囲で2pp
m以内に周波数を安定させる必要があり、そのために高
精度な水晶の温度補償回路が要求されていた。 【0003】以下、従来の温度補償用1次関数発生回路
について説明する。 【0004】図2は従来の温度補償用1次関数発生回路
を示すブロック図の一例である。図2において、11,
21は−30〜+85度の温度変化を検出する温度セン
サーを示している。また、12,22は温度変化に応じ
て線形特性を備えた信号を出力する1次関数発生回路を
示し、13は1次関数発生回路12の出力信号を位相反
転させる反転アンプを示し、14,15は1次関数発生
回路12の温度傾斜の反転又は非反転の何れかを選択し
て出力させるためのスイッチを示している。また、16
は、1次関数発生回路の出力電圧を外部から与えられる
D/Aコンバータの出力信号により制御する機能と、ス
イッチ14,15の開閉のいずれかを選択する機能を有
する調整回路を示している。 【0005】このように構成された従来の温度補償用1
次関数発生回路について、その動作を説明する。 【0006】−30〜+85度の温度変化を温度センサ
ー11,21によって検出し、温度変化に応じた信号を
それぞれ1次関数発生回路12,22に生成する。ここ
で、1次関数発生回路12の位相を反転させるには、1
次関数発生回路12の出力信号を反転アンプ13に入力
して反転させた信号をスイッチ14に与えた後にスイッ
チ14を閉じ(ON)、スイッチ15を開放(OFF)
する。これによって1次関数発生回路12の側の信号を
出力する。また1次関数発生回路の位相を反転させない
場合は、スイッチ14をOFFし、スイッチ15をON
させて1次関数発生回路22側を出力する。ここで、調
整回路D/Aコンバータ16は、スイッチ14,15の
制御と共に1次関数発生回路の温度傾斜をDAコンバー
タ機能を用いて制御している。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】従来の構成では、温度
センサーと1次関数発生回路をそれぞれ2個必要とする
ため、その分回路規模が大きくなっていた。また、2個
備えることで、各々の温度センサーと1次関数発生回路
に相対的なバラツキが生じていた。半導体装置で実現し
た場合に、各々の温度センサーの基準温度T0が、拡散
の面内バラツキや組み立て応力による特性シフト等によ
り相対的に1〜2%ずれていた。このために、水晶発信
周波数の温度補償精度が劣化していた。 【0008】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
のであり、温度センサーと1次関数発生回路の構成の合
理化を図り、回路規模を大幅に削減すると共に、より高
精度な温度補償用1次関数発生回路を提供することを目
的とした。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の温度補償用1次関数発生回路は、周囲温度
の変化を検出した信号を出力する温度センサーと、前記
温度センサーの出力信号を与えて温度変化に応じて線形
特性を備えた信号を出力する1次関数発生回路と、前記
1次関数発生回路の出力信号を与えて位相反転させた信
号を出力する反転アンプと、前記反転アンプの出力信号
を与えて外部から与える信号に応じて開閉動作する第1
のスイッチと、前記反転アンプの入力側に接続される第
2のスイッチと、前記1次関数発生回路の出力信号を制
御すると共に、前記第1、第2のスイッチの開閉動作を
選択する信号を出力する調整回路とを備える。 【0010】これにより、温度センサーと1次関数発生
回路の合理化を図り、回路規模を大幅に削減するととも
に、高精度な温度補償を実現している。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。 【0012】図1は本発明の一実施形態における温度補
償用1次関数発生回路の構成図を示す図である。 【0013】図1において、1は−30〜+85度の温
度変化を検出する温度センサーであり、2は温度変化に
応じて線形特性を備えた信号を出力する1次関数発生回
路であり、3は1次関数発生回路2の出力信号の位相を
反転させる反転アンプであり、4,5は1次関数発生回
路の温度傾斜の反転若しくは非反転のいずれかを選択し
て出力するためのスイッチである。また、6は、1次関
数発生回路の出力信号をD/Aコンバータによって制御
する機能とスイッチ4,5の何れかを選択する機能を有
する調整回路とから構成される。 【0014】以上の様に構成された本発明の温度補償用
1次関数発生回路について、以下、その動作を説明す
る。 【0015】−30〜+85度の温度変化を温度センサ
ー1によって検出して1次関数発生回路2に入力し、温
度変化に応じて線形特性を備えた信号を出力する。ここ
で、1次関数発生回路2の位相を反転させる場合は、出
力信号を反転アンプ3に与えて反転しスイッチ4に与
え、スイッチ4をONする。一方、1次関数発生回路2
の出力信号をスイッチ5に与えるが、スイッチ5をOF
Fさせる。 【0016】また1次関数発生回路の位相を反転させな
い場合は、前段に反転アンプ3を有するスイッチ4をO
FFし、スイッチ5をONさせて出力する。さらに調整
回路6で、スイッチ4,5の制御と1次関数発生回路の
温度傾斜をDAコンバータ等を用いて制御している。 【0017】以上のように本実施形態によれば、従来で
はそれぞれ2つ必要としていた温度センサーと1次関数
発生回路を1つとすることが可能となる。 【0018】 【発明の効果】本発明は、1個の1次関数発生回路の出
力信号を反転若しくは非反転した信号を取り出すことに
よって、温度センサーと1次関数発生回路の構成の合理
化を図り、高精度な温度補償用1次関数発生回路を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態における温度補償用1次関
数発生回路を示すブロック図 【図2】従来の温度補償用1次関数発生回路を示すブロ
ック図 【符号の説明】 1 温度センサー 2 1次関数発生回路 3 反転アンプ 4,5 スイッチ 6 調整回路 11 温度センサー 12 1次関数発生回路 13 反転アンプ 14,15 スイッチ 16 調整回路 21 温度センサー 22 1次関数発生回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 周囲温度の変化を検出した信号を出力す
    る温度センサーと、前記温度センサーの出力信号を与え
    て温度変化に応じて線形特性を備えた信号を出力する1
    次関数発生回路と、前記1次関数発生回路の出力信号を
    与えて位相反転させた信号を出力する反転アンプと、前
    記反転アンプの出力信号を与えて外部から与える信号に
    応じて開閉動作する第1のスイッチと、前記反転アンプ
    の入力側に接続される第2のスイッチと、前記1次関数
    発生回路の出力信号を制御すると共に、前記第1,第2
    のスイッチの開閉動作を選択する信号を出力する調整回
    路とを備えた温度補償用1次関数発生回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009267887A (ja) * 2008-04-26 2009-11-12 Kyocera Kinseki Corp 温度補償型水晶発振器
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US9252783B2 (en) 2013-03-29 2016-02-02 Seiko Epson Corporation Oscillator, electronic device and moving object
JP2016143965A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 セイコーエプソン株式会社 発振器、電子機器および移動体

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