JP2003273646A - 温度補償用1次関数発生回路 - Google Patents
温度補償用1次関数発生回路Info
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Abstract
図り、高精度な温度補償用1次関数発生回路を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 周囲温度の変化を検出した信号を出力す
る温度センサー1と、温度センサー1の出力信号を与え
て温度変化に応じて線形特性を備えた信号を出力する1
次関数発生回路2と、1次関数発生回路2の出力信号を
与えて位相反転させた信号を出力する反転アンプ3と、
反転アンプ3の出力信号を与えて外部から与える信号に
応じて開閉動作する第1のスイッチ4と、反転アンプ3
の入力側に接続される第2のスイッチ5と、1次関数発
生回路2の出力信号を制御すると共に第1,第2のスイ
ッチ4,5の開閉動作を選択する信号を出力する調整回
路6とを備える。この構成によって、温度補償用1次関
数発生回路の合理化を実現し、特性シフト等に対して高
精度な温度補償を実現する。
Description
いたTCXO(温度制御用水晶発振器)において、特に
高精度な周波数制御を必要とする温度補償用1次関数発
生回路に関する。 【0002】 【従来の技術】電圧に応じて発振器の周波数を可変する
ことのできる電圧制御型温度補償発振器を携帯電話機に
用いる場合において、−30〜+85度の範囲で2pp
m以内に周波数を安定させる必要があり、そのために高
精度な水晶の温度補償回路が要求されていた。 【0003】以下、従来の温度補償用1次関数発生回路
について説明する。 【0004】図2は従来の温度補償用1次関数発生回路
を示すブロック図の一例である。図2において、11,
21は−30〜+85度の温度変化を検出する温度セン
サーを示している。また、12,22は温度変化に応じ
て線形特性を備えた信号を出力する1次関数発生回路を
示し、13は1次関数発生回路12の出力信号を位相反
転させる反転アンプを示し、14,15は1次関数発生
回路12の温度傾斜の反転又は非反転の何れかを選択し
て出力させるためのスイッチを示している。また、16
は、1次関数発生回路の出力電圧を外部から与えられる
D/Aコンバータの出力信号により制御する機能と、ス
イッチ14,15の開閉のいずれかを選択する機能を有
する調整回路を示している。 【0005】このように構成された従来の温度補償用1
次関数発生回路について、その動作を説明する。 【0006】−30〜+85度の温度変化を温度センサ
ー11,21によって検出し、温度変化に応じた信号を
それぞれ1次関数発生回路12,22に生成する。ここ
で、1次関数発生回路12の位相を反転させるには、1
次関数発生回路12の出力信号を反転アンプ13に入力
して反転させた信号をスイッチ14に与えた後にスイッ
チ14を閉じ(ON)、スイッチ15を開放(OFF)
する。これによって1次関数発生回路12の側の信号を
出力する。また1次関数発生回路の位相を反転させない
場合は、スイッチ14をOFFし、スイッチ15をON
させて1次関数発生回路22側を出力する。ここで、調
整回路D/Aコンバータ16は、スイッチ14,15の
制御と共に1次関数発生回路の温度傾斜をDAコンバー
タ機能を用いて制御している。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】従来の構成では、温度
センサーと1次関数発生回路をそれぞれ2個必要とする
ため、その分回路規模が大きくなっていた。また、2個
備えることで、各々の温度センサーと1次関数発生回路
に相対的なバラツキが生じていた。半導体装置で実現し
た場合に、各々の温度センサーの基準温度T0が、拡散
の面内バラツキや組み立て応力による特性シフト等によ
り相対的に1〜2%ずれていた。このために、水晶発信
周波数の温度補償精度が劣化していた。 【0008】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
のであり、温度センサーと1次関数発生回路の構成の合
理化を図り、回路規模を大幅に削減すると共に、より高
精度な温度補償用1次関数発生回路を提供することを目
的とした。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の温度補償用1次関数発生回路は、周囲温度
の変化を検出した信号を出力する温度センサーと、前記
温度センサーの出力信号を与えて温度変化に応じて線形
特性を備えた信号を出力する1次関数発生回路と、前記
1次関数発生回路の出力信号を与えて位相反転させた信
号を出力する反転アンプと、前記反転アンプの出力信号
を与えて外部から与える信号に応じて開閉動作する第1
のスイッチと、前記反転アンプの入力側に接続される第
2のスイッチと、前記1次関数発生回路の出力信号を制
御すると共に、前記第1、第2のスイッチの開閉動作を
選択する信号を出力する調整回路とを備える。 【0010】これにより、温度センサーと1次関数発生
回路の合理化を図り、回路規模を大幅に削減するととも
に、高精度な温度補償を実現している。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。 【0012】図1は本発明の一実施形態における温度補
償用1次関数発生回路の構成図を示す図である。 【0013】図1において、1は−30〜+85度の温
度変化を検出する温度センサーであり、2は温度変化に
応じて線形特性を備えた信号を出力する1次関数発生回
路であり、3は1次関数発生回路2の出力信号の位相を
反転させる反転アンプであり、4,5は1次関数発生回
路の温度傾斜の反転若しくは非反転のいずれかを選択し
て出力するためのスイッチである。また、6は、1次関
数発生回路の出力信号をD/Aコンバータによって制御
する機能とスイッチ4,5の何れかを選択する機能を有
する調整回路とから構成される。 【0014】以上の様に構成された本発明の温度補償用
1次関数発生回路について、以下、その動作を説明す
る。 【0015】−30〜+85度の温度変化を温度センサ
ー1によって検出して1次関数発生回路2に入力し、温
度変化に応じて線形特性を備えた信号を出力する。ここ
で、1次関数発生回路2の位相を反転させる場合は、出
力信号を反転アンプ3に与えて反転しスイッチ4に与
え、スイッチ4をONする。一方、1次関数発生回路2
の出力信号をスイッチ5に与えるが、スイッチ5をOF
Fさせる。 【0016】また1次関数発生回路の位相を反転させな
い場合は、前段に反転アンプ3を有するスイッチ4をO
FFし、スイッチ5をONさせて出力する。さらに調整
回路6で、スイッチ4,5の制御と1次関数発生回路の
温度傾斜をDAコンバータ等を用いて制御している。 【0017】以上のように本実施形態によれば、従来で
はそれぞれ2つ必要としていた温度センサーと1次関数
発生回路を1つとすることが可能となる。 【0018】 【発明の効果】本発明は、1個の1次関数発生回路の出
力信号を反転若しくは非反転した信号を取り出すことに
よって、温度センサーと1次関数発生回路の構成の合理
化を図り、高精度な温度補償用1次関数発生回路を提供
することができる。
数発生回路を示すブロック図 【図2】従来の温度補償用1次関数発生回路を示すブロ
ック図 【符号の説明】 1 温度センサー 2 1次関数発生回路 3 反転アンプ 4,5 スイッチ 6 調整回路 11 温度センサー 12 1次関数発生回路 13 反転アンプ 14,15 スイッチ 16 調整回路 21 温度センサー 22 1次関数発生回路
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 周囲温度の変化を検出した信号を出力す
る温度センサーと、前記温度センサーの出力信号を与え
て温度変化に応じて線形特性を備えた信号を出力する1
次関数発生回路と、前記1次関数発生回路の出力信号を
与えて位相反転させた信号を出力する反転アンプと、前
記反転アンプの出力信号を与えて外部から与える信号に
応じて開閉動作する第1のスイッチと、前記反転アンプ
の入力側に接続される第2のスイッチと、前記1次関数
発生回路の出力信号を制御すると共に、前記第1,第2
のスイッチの開閉動作を選択する信号を出力する調整回
路とを備えた温度補償用1次関数発生回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002075761A JP2003273646A (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | 温度補償用1次関数発生回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002075761A JP2003273646A (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | 温度補償用1次関数発生回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003273646A true JP2003273646A (ja) | 2003-09-26 |
Family
ID=29204752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002075761A Pending JP2003273646A (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | 温度補償用1次関数発生回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003273646A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009267887A (ja) * | 2008-04-26 | 2009-11-12 | Kyocera Kinseki Corp | 温度補償型水晶発振器 |
US7633350B2 (en) | 2006-06-01 | 2009-12-15 | Panasonic Corporation | Function generation circuit |
US9252783B2 (en) | 2013-03-29 | 2016-02-02 | Seiko Epson Corporation | Oscillator, electronic device and moving object |
JP2016143965A (ja) * | 2015-01-30 | 2016-08-08 | セイコーエプソン株式会社 | 発振器、電子機器および移動体 |
-
2002
- 2002-03-19 JP JP2002075761A patent/JP2003273646A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9252783B2 (en) | 2013-03-29 | 2016-02-02 | Seiko Epson Corporation | Oscillator, electronic device and moving object |
US9444467B2 (en) | 2013-03-29 | 2016-09-13 | Seiko Epson Corporation | Oscillator, electronic device and moving object |
JP2016143965A (ja) * | 2015-01-30 | 2016-08-08 | セイコーエプソン株式会社 | 発振器、電子機器および移動体 |
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