JP2005165954A - 発振装置および半導体集積回路装置 - Google Patents

発振装置および半導体集積回路装置 Download PDF

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Abstract

【課題】広い動作温度範囲にわたって発振周波数が安定なクロック信号を生成可能であり、その発振周波数の制御性が高く、消費電力が小さく、小型化が容易で集積化に適した発振装置を提供する。
【解決手段】温度センサ12は周囲温度に対応する電圧Vtを生成する。メモリ22には、発振装置10の使用環境の複数の所定における温度データ信号DTに対して所望の発振周波数のクロック信号CKが得られるような周波数制御データ信号DFが記憶されている。周波数制御データ生成回路16は演算回路20およびメモリ22から構成され、メモリ22のデータに基づいて温度データ信号DTから周波数制御データ信号DFを算出する。デジタル制御発振回路18は周波数制御データ信号DFに対応した発振周波数のクロック信号CKを生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発振装置および半導体集積回路装置に係り、詳しくは、発振周波数をデジタルデータによって制御可能なデジタル制御発振回路を備えた発振装置と、その発振装置を半導体チップ上に集積化した半導体集積回路装置とに関するものである。
従来より、ASIC、DRAM、フラッシュEEPROMなどの内部クロック信号が必要なIC(半導体集積回路装置)では、水晶発振子やセラロック(セラミック発振子)などの外部発振素子をICに外付けし、その外部発振素子からICへクロック信号を与えるようにしていた。
しかし、外部発振素子をICに外付けする場合、(1)外付けした外部発振素子の分だけシステム全体が大型化する、(2)外部発振素子の接続用のピン端子をICに設ける必要があるためICが大型化することに加えてICのコストが増大する、(3)外部発振素子は比較的高価であるためシステム全体のコストが増大する、などの欠点があった。
そこで、発振周波数(発振周期)をアナログ制御電圧によって制御可能な電圧制御発振回路(VCO:Voltage Controlled Oscillator)をIC内に組み込む技術が開発された(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−215258号公報(第5〜9頁、図1〜図7)
電圧制御発振回路(VCO)をIC内に組み込む技術には以下の問題がある。
(1)電圧制御発振回路では、所望の発振周波数を得るために固有の抵抗やコンデンサが必要である。そのため、発振周波数を変更するには抵抗やコンデンサを取り替えなければならず、発振周波数の精度を確保するには抵抗やコンデンサの微調整を行う必要があることから、発振周波数の制御性が悪い。また、電圧制御発振回路は、アナログ回路を用いるために、小型化が困難であり消費電力が大きい。
(2)電圧制御発振回路は、広い動作温度範囲にわたって発振周波数が安定なクロック信号を生成できない。例えば、特許文献1には、広い動作温度範囲にわたってクロック信号の実際の発振周期を温度補償して一定に保持できる旨の記載がある。しかし、電圧制御発振回路が安定なクロック信号を生成できるのは、せいぜい−10℃〜+80℃程度であり、例えば、自動車の電子制御システムに用いられるECUのように、−40℃〜+120℃といった非常に広い動作温度範囲で使用される電子機器を構成するICには使用できない。
(3)上記(1)(2)のような問題のある電圧制御発振回路を組み込んだICは、内部クロック信号の発振周波数の温度変動によって動作が不安定になり、半導体チップが大型化し、消費電力が大きくなる。
ところで、本出願人は、発振周波数をデジタルデータによって制御可能なデジタル制御発振回路(DCO:Digitally Controlled Oscillator)を種々提案している(例えば、特開平7−106923号公報など)。
このデジタル制御発振回路は、電圧制御発振回路における上記(1)の問題を解決することが可能であり、発振周波数の制御性が高く、消費電力が小さく、小型化が容易で集積化に適している。
しかし、デジタル制御発振回路は、遅延素子(ゲートディレイ、インバータゲート、反転回路)を複数個リング状に連結したリングオシレータを用いるため、発振周波数の分解能が遅延素子の遅延時間によって規定され、発振周波数が遅延素子の遅延時間に依存する。そして、遅延素子の遅延時間は動作温度によって大きく変動するため、デジタル制御発振回路の発振周波数も動作温度によって変動する。つまり、デジタル制御発振回路においても、電圧制御発振回路と同様に、広い動作温度範囲にわたって発振周波数が安定なクロック信号を生成できないという問題があった。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであって、その目的は、広い動作温度範囲にわたって発振周波数が安定なクロック信号を生成可能であり、その発振周波数の制御性が高く、消費電力が小さく、小型化が容易で集積化に適した発振装置を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、広い動作温度範囲にわたって安定な動作が可能であり、消費電力が小さく半導体チップが小型な半導体集積回路装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、デジタルデータである周波数制御データ信号によって発振周波数を制御可能なデジタル制御発振手段と、周囲温度を検出する温度検出手段と、その温度検出手段が検出した周囲温度に対応する温度データ信号を生成する温度データ生成手段と、その温度データ生成手段が生成した温度データ信号と、前記デジタル制御発振手段の発振周波数の温度変動特性を補正するための周波数制御データ信号との対応関係を記憶する記憶手段と、その記憶手段から読み出した前記対応関係に基づき、前記温度データ生成手段が生成した温度データ信号から、前記デジタル制御発振手段の発振周波数の温度変動特性を補正するための周波数制御データ信号を生成する制御データ生成手段とを備え、前記デジタル制御発振手段は、前記制御データ生成手段が生成した周波数制御データ信号に対応した発振周波数のクロック信号を生成する発振装置を技術的特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発振装置において、前記記憶手段は、複数の所定温度における温度データ信号に対して、所望の発振周波数のクロック信号が得られるような周波数制御データ信号を記憶しており、前記制御データ生成手段は、前記複数の所定温度における温度データ信号に対しては、前記記憶手段から読み出した周波数制御データ信号をそのまま出力し、前記複数の所定温度の中間値に対応する温度データ信号に対しては、予め設定されている温度データ信号と周波数制御データ信号との対応関係に基づき、温度データ信号を周波数制御データ信号に写像することによって生成することを技術的特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発振装置における前記各手段は同一の半導体チップ上に集積化され、その半導体チップ上に集積化されて前記デジタル制御発振手段が生成したクロック信号を内部クロックとして用いる半導体集積回路装置を技術的特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、デジタルデータである周波数制御データ信号によって発振周波数を制御可能なデジタル制御発振手段を用いるため、クロック信号の発振周波数の制御性が高く、消費電力が小さく、小型化が容易で集積化に適している。そして、デジタル制御発振手段の発振周波数の温度変動特性を補正するための周波数制御データ信号が制御データ生成手段によって生成され、その周波数制御データ信号に対応した発振周波数のクロック信号がデジタル制御発振手段によって生成されるため、デジタル制御発振手段の発振周波数の温度変動特性が補正され、広い動作温度範囲にわたって発振周波数が安定なクロック信号を生成できる。
請求項2に記載の発明によれば、前記複数の所定温度における温度データ信号に対しては記憶手段から読み出された周波数制御データ信号がそのまま出力され、前記複数の所定温度の中間値に対応する温度データ信号に対しては、予め設定されている温度データ信号と周波数制御データ信号との対応関係に基づき、温度データ信号を周波数制御データ信号に写像することによって生成されるため、請求項1に記載の発振装置を簡単に構成することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発振装置を半導体チップ上に集積化し、その発振装置が生成したクロック信号を内部クロック信号として用いるため、消費電力を低減して半導体チップが小型化できることに加え、広い動作温度範囲にわたって安定な動作が可能になる。
(用語の説明)
尚、上述した[課題を解決するための手段]に記載した構成要素と、後述する[発明を実施するための最良の形態]に記載した構成部材との対応関係は以下のようになっている。
「デジタル制御発振手段」は、デジタル制御発振回路18に該当する。「温度検出手段」は、温度センサ12に該当する。「温度データ生成手段」は、A/Dコンバータ14に該当する。「記憶手段」は、メモリ22に該当する。「制御データ生成手段」は、周波数制御データ生成回路16に該当する。
図1は、本発明を具体化した一実施形態の発振装置10の構成を説明するためのブロック回路図である。発振装置10は、温度センサ12、A/D(Analog to Digital)コンバータ(ADC)14、周波数制御データ生成回路16、デジタル制御発振回路(VCO)18から構成され、クロック信号CKを生成して出力する。
図2は、発振装置10が内蔵されたIC(半導体集積回路装置)100の構成を説明するためのブロック図である。発振装置10は、IC100の内部に組み込まれ、IC100が形成されたシリコン基板(半導体チップ)上に集積化されたモノリシック集積回路によって構成されている。そして、IC100は、発振装置10が生成したクロック信号CKを内部クロック信号として用いる。尚、内部クロック信号が必要なIC100には、例えば、ASIC、DRAM、フラッシュEEPROMなどがある。
図1に示すように、温度センサ12は、定電圧電源Vccとアース間に各抵抗Ra,Rbがこの順番に直列接続されることで構成され、各抵抗Ra,Rb間のノードから電圧Vtを生成する。
定電圧電源Vccは、例えば、バンドギャップ定電圧回路などから構成されている。抵抗Raは、IC100と同一のシリコン基板上に形成されたポリシリコン層からなるポリシリコン抵抗素子によって形成されている。ポリシリコン抵抗素子である抵抗Raの抵抗温度係数および温度非直線性は共にほぼゼロである。
抵抗Rbは、IC100と同一のシリコン基板に形成されたベース拡散層またはエミッタ拡散層を用いた拡散抵抗素子によって形成されている。ちなみに、拡散抵抗素子の比抵抗は、エミッタ拡散層に比べてベース拡散層の方が大きいため、抵抗Rbの抵抗値が大きい場合にはベース拡散層を用いることにより、基板上の占有面積を小さくして高集積化を図ることができる。拡散抵抗素子である抵抗Rbは、不純物濃度を調整することにより、その抵抗温度係数および温度非直線性を適宜に設定することができる。
そのため、各抵抗Ra,Rbの温度特性(抵抗温度係数および温度非直線性)の違いにより、温度センサ12が形成されたシリコン基板の周囲温度に対応して電圧Vtが変化する。つまり、温度センサ12が生成する電圧Vtは、周囲温度に対応した電圧値になる。
A/Dコンバータ14は、温度センサ12が生成したアナログ信号である電圧Vtを、デジタル信号である温度データ信号DTにA/D変換して出力する。
周波数制御データ生成回路16は、演算回路20およびメモリ22から構成されている。演算回路20は、予めメモリ22に記憶(記録)してあるデータに基づいて、A/Dコンバータ14が生成した温度データ信号DTから、デジタルデータである周波数制御データ信号DFを算出して出力する。尚、メモリ22は、どのような半導体メモリ(例えば、EBSRAM、DRAM、マスクROM、EPROM、EEPROM、ヒューズROMなど)によって構成してもよい。
デジタル制御発振回路18は、周波数制御データ生成回路16が生成した周波数制御データ信号DFに対応した発振周波数のクロック信号CKを生成して出力する。尚、デジタル制御発振回路18の具体的な内部構成は、例えば、特開平7−106923号公報に開示されているものと同様である。
つまり、デジタル制御発振回路18は、遅延素子(ゲートディレイ、インバータゲート、反転回路)を複数個リング状に連結したリングオシレータを用いるため、発振周波数の分解能が遅延素子の遅延時間によって規定され、発振周波数が遅延素子の遅延時間に依存する。そして、遅延素子の遅延時間は動作温度によって大きく変動するため、デジタル制御発振回路18の発振周波数も動作温度によって変動する。
そこで、本実施形態では、デジタル制御発振回路18の発振周波数の温度変動特性を補正するための周波数制御データ信号DFを周波数制御データ生成回路16によって生成するようにしている。
図3は、温度データ信号DTと周波数制御データ信号DFとの関係の一例を模式的に示すグラフである。
メモリ22には、3つの温度データ信号DT(DTa,DTb,DTc)にそれぞれ対応する周波数制御データ信号DF(DFa,DFb,DFc)が記憶されている。
各温度データ信号DTa〜DTcはそれぞれ、IC100を使用環境の最低温度,中間温度,最高温度に置いた場合に、A/Dコンバータ14が生成する温度データ信号DTを予め実験的に求めておくことによって設定される。例えば、IC100を自動車の電子制御システムに用いられるECUに使用する場合には、最低温度を−40℃、中間温度を+25℃、最高温度を+120℃に設定する。
つまり、温度データ信号DTaは、IC100を最低温度(−40℃)の環境に置いた場合にA/Dコンバータ14が生成する温度データ信号DTである。また、温度データ信号DTbは、IC100を中間温度(+25℃)の環境に置いた場合にA/Dコンバータ14が生成する温度データ信号DTである。また、温度データ信号DTcは、IC100を最高温度(+120℃)の環境に置いた場合にA/Dコンバータ14が生成する温度データ信号DTである。
そして、各周波数制御データ信号DFa〜DFcはそれぞれ、IC100を前記最低温度,中間温度,最高温度の環境に置いた場合に、デジタル制御発振回路18が生成するクロック信号CKの発振周波数が、所望の一定周波数になるような周波数制御データ信号DFを予め実験的に求めておくことによって設定される。
つまり、周波数制御データ信号DFaは、IC100を最低温度(−40℃)の環境に置いた場合にクロック信号CKを一定周波数にするための周波数制御データ信号DFである。また、周波数制御データ信号DFbは、IC100を中間温度(+25℃)の環境に置いた場合にクロック信号CKを一定周波数にするための周波数制御データ信号DFである。また、周波数制御データ信号DFcは、IC100を最高温度(+120℃)の環境に置いた場合にクロック信号CKを一定周波数にするための周波数制御データ信号DFである。
そして、周波数制御データ生成回路16は、各温度データ信号DTa〜DTcに対しては、メモリ22から読み出した各周波数制御データ信号DFa〜DFcをそのまま出力する。また、周波数制御データ生成回路16は、前記最低温度,中間温度,最高温度の中間値に対応する各温度データ信号DTa〜DTcの中間値に対しては、予め実験的に求めておいた温度データ信号DTと周波数制御データ信号DFとの対応関係(関数)に基づき、演算回路20の演算処理により、温度データ信号DTを周波数制御データ信号DFに写像(マッピング)する。
つまり、図3に示すように、演算回路20は、各温度データ信号DTa,DTbの中間値である温度データ信号DTdを、前記関数を表す直線上にある周波数制御データ信号DFdに写像する。尚、図3に示す例では、周波数制御データ生成回路16の発振周波数の温度変動特性が非直線性を示すため前記関数が直線で表されるが、当該発振周波数の温度変動特性が非直線性を示す場合は前記関数が曲線で表される。
[実施形態の作用・効果]
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下の作用・効果を得ることができる。
[1]発振装置10は、デジタル制御発振回路18を用いるため、クロック信号CKの発振周波数の制御性が高く、消費電力が小さく、小型化が容易で集積化に適している。
[2]メモリ22には、IC100の使用環境の最低温度,中間温度,最高温度における温度データ信号DTa,DTb,DTcに対して、所望の発振周波数のクロック信号CKが得られるような周波数制御データ信号DFa,DFb,DFcが記憶されている。そして、周波数制御データ生成回路16は、前記最低温度,中間温度,最高温度における温度データ信号DTa,DTb,DTcに対しては、メモリ22から読み出した周波数制御データ信号DFa,DFb,DFcをそのまま出力する。また、前記最低温度,中間温度,最高温度の中間値に対応する温度データ信号(例えば、DTd)に対しては、予め設定されている温度データ信号DTと周波数制御データ信号DFとの対応関係に基づき、演算回路20が温度データ信号DTを周波数制御データ信号DFに写像する。デジタル制御発振回路18は、周波数制御データ生成回路16が生成した周波数制御データ信号DFに対応した発振周波数のクロック信号CKを生成する。
従って、発振装置10によれば、デジタル制御発振回路18の発振周波数の温度変動特性が補正され、広い動作温度範囲にわたって発振周波数が安定なクロック信号CKを生成できる。
[3]IC100は、上記[1]の作用・効果を奏する発振装置10を半導体チップ(シリコン基板)上に集積化し、そのクロック信号CKを内部クロック信号として用いるため、消費電力を低減して半導体チップが小型化できる。また、IC100は、上記[2]の作用・効果を奏する発振装置10を集積化して内蔵するため、広い動作温度範囲にわたって安定な動作が可能になる。
[別の実施形態]
ところで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、上記実施形態と同等もしくはそれ以上の作用・効果を得ることができる。
[ア]上記実施形態の温度センサ12は、定電圧電源Vccとアース間に各抵抗Ra,Rbがこの順番に直列接続されることで構成されている。しかし、図4(A)に示すように、定電圧電源Vccとアース間に各抵抗Rb,Raをこの順番で直列接続して温度センサ12を構成してもよい(つまり、各抵抗Ra,Rbを入れ替えてもよい)。
また、図4(B)に示すように、図1に示す温度センサ12において、拡散抵抗素子である抵抗Rbをダイオード接続されたNMOSトランジスタTaに置き換えてもよい。また、図4(C)に示すように、図4(A)に示す温度センサ12において、拡散抵抗素子である抵抗Rbをダイオード接続されたPMOSトランジスタTbに置き換えてもよい。図4(B)(C)に示す温度センサ12では、ダイオード接続されたMOSトランジスタTa,Tbが拡散抵抗素子と同様に作用し、周囲温度に対応した電圧Vtが生成される。さらに、図4(B)(C)に示す温度センサ12において、ダイオード接続されたMOSトランジスタTa,TbをPN接合ダイオードに置き換えてもよい。
[イ]温度センサ12において、抵抗Rbは、拡散抵抗素子に限らず、抵抗温度係数および温度非直線性を適宜設定可能であればどのような抵抗素子(例えば、PVD(Physical Vapour Deposition)法を用いてシリコン基板上に形成された熱敏感性抵抗体など)によって形成してもよい。
[ウ]温度センサ12において、抵抗Raは、ポリシリコン抵抗素子に限らず、抵抗温度係数および温度非直線性が共にほぼゼロであればどのような抵抗素子(例えば、PVD法を用いてシリコン基板上に形成された薄膜抵抗素子など)によって形成してもよい。
[エ]上記実施形態のメモリ22には、3つの温度データ信号DTa,DTb,DTcにそれぞれ対応する周波数制御データ信号DFa,DFb,DFcが記憶されている。
しかし、2つの温度データ信号DTに対応する周波数制御データ信号DFをメモリ22に記憶させるようにしてもよく、この場合には、メモリ22に記憶させるデータ量が少なくなるため、データ容量が小さく小型かつ低コストなメモリ22を使用可能になり、上記[1][3]の作用・効果を高めることができる。
また、4つ以上の温度データ信号DTに対応する周波数制御データ信号DFをメモリ22に記憶させるようにしてもよく、この場合には、メモリ22に記憶させておく各データ信号DT,DFが多くなるほど、温度データ信号DTに対応する周波数制御データ信号DFをより正確に得ることが可能になるため、上記[2]の作用・効果を高めることができる。
本発明を具体化した一実施形態の発振装置10の構成を説明するためのブロック回路図。 発振装置10が内蔵されたIC(半導体集積回路装置)100の構成を説明するためのブロック図。 発振装置10において、A/Dコンバータ14が生成した温度データ信号DTと、周波数制御データ生成回路16が生成した周波数制御データ信号DFとの関係の一例を模式的に示すグラフ。 発振装置10における温度センサ12の別の構成例を示す回路図。
符号の説明
10…発振装置
12…温度センサ
14…A/Dコンバータ
16…周波数制御データ生成回路
18…デジタル制御発振回路
20…演算回路
22…メモリ
100…IC
DT(DTa,DTb,DTc,DTd)…温度データ信号
DF(DFa,DFb,DFc,DFd)…周波数制御データ信号
CK…クロック信号

Claims (3)

  1. デジタルデータである周波数制御データ信号によって発振周波数を制御可能なデジタル制御発振手段と、
    周囲温度を検出する温度検出手段と、
    その温度検出手段が検出した周囲温度に対応する温度データ信号を生成する温度データ生成手段と、
    その温度データ生成手段が生成した温度データ信号と、前記デジタル制御発振手段の発振周波数の温度変動特性を補正するための周波数制御データ信号との対応関係を記憶する記憶手段と、
    その記憶手段から読み出した前記対応関係に基づき、前記温度データ生成手段が生成した温度データ信号から、前記デジタル制御発振手段の発振周波数の温度変動特性を補正するための周波数制御データ信号を生成する制御データ生成手段とを備えた発振装置であって、
    前記デジタル制御発振手段は、前記制御データ生成手段が生成した周波数制御データ信号に対応した発振周波数のクロック信号を生成することを特徴とする発振装置。
  2. 請求項1に記載の発振装置において、
    前記記憶手段は、複数の所定温度における温度データ信号に対して、所望の発振周波数のクロック信号が得られるような周波数制御データ信号を記憶しており、
    前記制御データ生成手段は、
    前記複数の所定温度における温度データ信号に対しては、前記記憶手段から読み出した周波数制御データ信号をそのまま出力し、
    前記複数の所定温度の中間値に対応する温度データ信号に対しては、予め設定されている温度データ信号と周波数制御データ信号との対応関係に基づき、温度データ信号を周波数制御データ信号に写像することによって生成することを特徴とする発振装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の発振装置における前記各手段は同一の半導体チップ上に集積化され、その半導体チップ上に集積化されて前記デジタル制御発振手段が生成したクロック信号を内部クロックとして用いることを特徴とする半導体集積回路装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013235025A (ja) * 2012-05-02 2013-11-21 Sony Corp 表示装置、表示装置の駆動方法、及び、電子機器

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