JPH0870218A - 温度補償水晶発振器 - Google Patents

温度補償水晶発振器

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JPH0870218A
JPH0870218A JP20377694A JP20377694A JPH0870218A JP H0870218 A JPH0870218 A JP H0870218A JP 20377694 A JP20377694 A JP 20377694A JP 20377694 A JP20377694 A JP 20377694A JP H0870218 A JPH0870218 A JP H0870218A
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JP
Japan
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temperature
converter
crystal oscillator
digital signal
data
Prior art date
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Pending
Application number
JP20377694A
Other languages
English (en)
Inventor
Riichi Funahara
利一 船原
Akira Kato
章 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0870218A publication Critical patent/JPH0870218A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】消費電力が比較的小さく、小型化が可能な温度
補償水晶発振器を提供する。 【構成】周囲温度を感知して温度情報を提供する感温素
子5と、感温素子5が提供した温度情報をデジタル信号
に変換するA/D変換器8と、A/D変換器8によって
デジタル信号に変換された温度情報に対応して、予め格
納した温度補償データを出力する不揮発性メモリ6と、
不揮発性メモリ6が出力したデジタル信号をアナログ電
圧に変換するD/A変換器9と、D/A変換器9によっ
てアナログ電圧に変換された温度補償データに応じて発
振周波数を調整可能な発振回路4と、を有し、これらす
べてを共通の基板上に集積回路化したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度補償水晶発振器に
関し、個々の水晶振動子の温度係数特性に簡単かつ忠実
に整合をとることにより高精度な温度補償を行い、安定
な所定周波数の発振を得る温度補償水晶発振器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に電圧制御された水晶発振器は非常
に正確であり、正確なクロック信号を必要とする電子回
路に使用される。しかし、このような水晶発振器におい
ても温度係数は存在し、より安定した発振周波数を得る
ためには高精度な温度補償が必要とされる。
【0003】しかるに従来は、図3に示すように、感温
素子31が発する温度情報をA/D変換器32でデジタ
ル信号に変換し、予め温度補償データ群を格納した不揮
発性メモリ33から温度情報に応じた温度補償データを
出力し、温度補償データをD/A変換器34でアナログ
電圧に変換して水晶発振器35に与えることにより、安
定な所定周波数の発振を得る温度補償水晶発振器36が
発表されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の温度補償水晶発振器36では、温度補償機能を備
えることで回路規模が大きくなり、それにより、当然な
がら消費電力が大きくなり、形状も大きくなるという問
題があった。
【0005】それゆえ、本発明の主たる目的は、消費電
力が比較的小さく、小型化が可能な温度補償水晶発振器
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、周囲温度を感知して温度情報を提供す
る感温素子と、該感温素子が提供した温度情報をデジタ
ル信号に変換するA/D変換器と、該A/D変換器によ
ってデジタル信号に変換された温度情報に対応して、予
め格納した温度補償データを出力する不揮発性メモリ
と、該不揮発性メモリが出力したデジタル信号をアナロ
グ電圧に変換するD/A変換器と、該D/A変換器によ
ってアナログ電圧に変換された温度補償データに応じて
発振周波数を調整可能な発振回路と、を有し、これらす
べてを共通の基板上に集積回路化したことを特徴とす
る。
【0007】また、直列データを並列データに変換する
直列・並列変換器を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、感温素子、発振回路、不
揮発性メモリ、A/D変換器、及びD/A変換器を共通
の基板上に集積回路化したことにより、温度補償水晶発
振器内に搭載する部品点数を減らすことができる。
【0009】また、直列・並列変換器を設けたことによ
り、不揮発性メモリに温度補償データ群を書き込む場合
に直列データで入力でき、データ書き込み端子を1つに
減らすことができる。
【0010】
【実施例】図1には、本発明による温度補償水晶発振器
1の原理ないし基本的な実施例の構成図が示されてい
る。
【0011】当該温度補償水晶発振器1は、モノリシッ
クIC2内に、水晶振動子3、電源回路のデカップリン
グコンデンサ(図示せず)、及び発振出力取出し用の結
合コンデンサ(図示せず)を除く、温度補償回路、及び
発振回路を集積回路化しており、モノリシックIC2に
は、CMOS形IC、またはCMOS形とバイポーラ形
を共有するBi−CMOS形ICなどを用いている。
【0012】当該モノリシックIC2の集積回路内にお
いて、発振回路4は、図2に示すように、CMOSイン
バータ21を用い、半導体の担体濃度が階段状に変化す
る超段階接合を形成してなる可変容量ダイオード22に
よって、周波数可変する。
【0013】ただし、発振回路4は例えば電圧に化体さ
れるなどした適当な形態の電気量による温度補償データ
に基づき、所定の周波数に向けて発振周波数を上下に調
整可能なものであればよく、バイポーラトランジスタの
コレクタ接地のコルピッツ回路でもよく、或いはAN
D,NAND,OR,NOR等のゲートICを用いても
よい。また、可変容量ダイオード22の部分にはバイポ
ーラトランジスタのベース・エミッタ間を用いてもよ
く、或いは可変容量素子としてショットキー接合ダイオ
ードを設けてもよい。
【0014】一方、実際の外部環境温度に応じて出力電
気量を可変する感温素子5としては、温度−電圧特性を
有する半導体のPN接合部を形成してもよく、各々固有
の温度係数を有するニッケル、白金などの金属を膜形成
してもよい。
【0015】そして、感温素子5と発振回路4の間に
は、不揮発性メモリ6としてプログラム可能なPROM
を用いる。ただし、不揮発性メモリ6は電気的にデータ
の消去が可能なEEPROM(Electric Er
asable Programmable Read
Only Memory)を用いてもよい。
【0016】当該PROM6には、予め各温度において
感温素子5が発するその時々の出力電気量に対して各々
最適な補正を施して、この最適化した温度補償データな
らば発振回路4が所定の周波数を発振し得るというデー
タ群が書き込まれている。
【0017】この温度補償データの書き込む場合、まず
温度補償水晶発振器1全体を恒温槽にいれ、当該恒温槽
の温度を、例えば−20℃〜85℃間の5℃刻みの各温
度ポイントで安定化させる。すなわち、この温度ポイン
トの数22個がPROM6のアドレスの数に等しい。そ
して、ある温度ポイントでの発振器4の発振周波数を外
部の周波数カウンタで測定し、その周波数が所定の周波
数になるように感温素子5の出力電気量を補正するデー
タをPROM6に送り、温度補償水晶発振器1全体が熱
平衡に達したら、PROM6に書き込み制御信号を送っ
て、その温度ポイント(アドレス)でのデータをPRO
M6に書き込む。この作業を各温度ポイント毎に行うこ
とにより、各温度ポイント毎の感温素子5の出力電気量
に対して最適な温度補償データ群をPROM6に書き込
むことができる。むろん、このような温度補償データの
書き込み作業は、実際上コンピュータを用いることで自
動化することは容易である。
【0018】なお、この温度補償データを何ビットにす
るかについては、発振回路4の可変電圧範囲と必要とす
る温度補償水晶発振器1の安定度によって決まるが、1
ppmレベルでの精度を必要とする温度補償水晶発振器
1においては、8〜10ビット程度が必要となる。
【0019】また、当実施例においては、感温素子5か
ら温度情報が電圧に変換されて得られることを想定して
おり、したがって、PROM6内のアドレス指定のため
に、電圧増幅する定振増幅器7と、温度情報をデジタル
データに変換するA/D変換器8とが感温素子5とPR
OM6の間に設けられている。
【0020】同様に、発振回路4は電圧次元でのデータ
により発振周波数の制御を受けることを想定しているた
め、PROM6の出力するデジタルデータを電圧データ
に変換するD/A変換器9がPROM6と発振回路4の
間に設けられている。
【0021】さらに、PROM6には並列データ入出力
タイプを想定しているため、温度補償データの書き込む
場合に、直列データを並列データに変換する直列・並列
変換器10がモノリシックIC3内に設けられている。
これは、モノリシックIC2のデータ書き込み端子11
を直列にして1つに減らすことにより、ICのパッケー
ジを小さくするためのものである。
【0022】いずれにしても、本発明の温度補償水晶発
振器1によれば、外部環境温度に応じて感温素子5が発
する出力電気量に対応する温度補償データをPROM6
が出力して発振回路4に与えることにより、極めて高精
度の温度補償を実現できる。しかも、個々の水晶振動子
3、或いは個々の感温素子5に温度係数曲線のバラツキ
があっても、これを吸収して高精度の温度補償をするこ
とができる。
【0023】そして、CMOS形、或いはBi−CMO
S形のモノリシックIC2に温度補償機能、及び発振回
路を集積回路化することにより、消費電力を小さくし、
小型化できることはもちろん、搭載する部品点数が減っ
て製品の製造工程が簡素化され、コストの削減が可能と
なる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる温
度補償水晶発振器によれば、CMOS形、或いはBi−
CMOS形のモノリシックICに温度補償回路、及び発
振回路を集積回路化することにより、消費電力を小さく
し、小型化できることはもちろん、部品点数が減って製
品の製造工程が簡素化され、コストの削減が可能とな
る。
【0025】さらに、直列・並列変換器をモノリシック
IC内に設ければ、データ書き込み端子を直列にして1
つに減らすことでICのパッケージを小さくでき、それ
に応じて、温度補償水晶発振器自体も小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における温度補償水晶発振器を
示す概略構成図である。
【図2】本発明の実施例における発振回路の回路図であ
る。
【図3】従来の温度補償水晶発振器を示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
1 温度補償水晶発振器 2 モノリシックIC 4 発振回路 5 感温素子 6 不揮発性メモリ(PROM) 8 A/D変換器 9 D/A変換器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周囲温度を感知して温度情報を提供する感
    温素子と、該感温素子が提供した温度情報をデジタル信
    号に変換するA/D変換器と、該A/D変換器によって
    デジタル信号に変換された温度情報に対応して、予め格
    納した温度補償データを出力する不揮発性メモリと、該
    不揮発性メモリが出力したデジタル信号をアナログ電圧
    に変換するD/A変換器と、該D/A変換器によってア
    ナログ電圧に変換された温度補償データに応じて発振周
    波数を調整可能な発振回路と、を有し、 これらすべてを共通の基板上に集積回路化したことを特
    徴とする温度補償水晶発振器。
  2. 【請求項2】前記不揮発性メモリに温度補償データ群を
    書き込む場合に、直列データを並列データに変換する直
    列・並列変換器を設けたことを特徴とする請求項1記載
    の温度補償水晶発振器。
JP20377694A 1994-08-29 1994-08-29 温度補償水晶発振器 Pending JPH0870218A (ja)

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