JP2007324276A - 磁気メモリ装置及びその製造方法 - Google Patents

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Masashige Sato
雅重 佐藤
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Abstract

【課題】高集積化を容易に実現し得る磁気メモリ装置及びその製造方法を提供することにある。
【解決手段】基板10上に形成された線状の記録層70であって、磁壁の移動を規制する複数の規制領域52が所定の間隔で形成され、複数の規制領域52間の領域が複数の記録ビット72となる記録層70を有し、記録層は、第1の記録層部分46と第2の記録層部分68とを含み、第2の記録層部分は、第1の記録層部分の上方に位置しており、第2の記録層部分の一方の端部と第1の記録層部分の一方の端部とが互いに接続されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁気メモリ装置及びその製造方法に係り、特に線状の記録層を有する磁気メモリ装置及びその製造方法に関する。
近年、書き換え可能な不揮発性メモリとして、磁気抵抗効果素子をマトリクス状に配列した磁気ランダムアクセスメモリ(以下、MRAM:Magnetic Random Access Memoryという)が注目されている。MRAMは、2つの磁性層における磁化方向の組み合わせを利用して情報を記憶し、これら磁性層間の磁化方向が平行である場合と反平行である場合とにおける抵抗変化(すなわち電流或いは電圧の変化)を検知することによって記憶情報の読み出しを行うものである。
MRAMを構成する磁気抵抗効果素子としては、GMR(Giant MagnetoResistive)素子やTMR(Tunneling MagnetoResistive)素子が知られている。なかでも、大きな抵抗変化が得られるTMR素子が、MRAMに用いる磁気抵抗効果素子として注目されている。TMR素子は、2つの強磁性層がトンネル絶縁膜を介して積層されたものであり、2つの強磁性層の磁化方向の関係に基づいてトンネル絶縁膜を介して磁性層間を流れるトンネル電流が変化する現象を利用したものである。すなわち、TMR素子は、2つの強磁性層の磁化方向が平行のときに低い素子抵抗を有し、反平行のときには高い素子抵抗を有する。この2つの状態をデータ“0”及びデータ“1”に関連づけることにより、記憶素子として用いることができる。
近時では、情報を記録するためのU字形の記録層を基板に対して縦方向に形成し、磁壁の移動を規制する規制領域を所定の間隔で記録層に形成し、かかる規制領域より画定された各々の記録ビットに対して情報の書き込みや読み出しを行う技術が提案されている(特許文献1)。
米国特許第6,834,005号明細書 A. Yamaguchi et al., "Real-Space Observation of Current-Driven Domain Wall Motion in Submicron Magnetic Wires", Physical Review Letters, Vol. 92, No. 7, p. 077205-1 (2004)
しかしながら、特許文献1において提案されている技術では、U字形等の記録層を基板に対して縦方向に形成するため、記録層を形成することが容易ではない。また、かかる記録層に磁壁の移動を規制する規制領域(ピニングサイト)を形成することも容易ではない。また、特許文献1において提案されている技術では、記録層を基板に対して縦方向に形成するため、製造工程が極めて多くなり、低コスト化が困難である。
本発明の目的は、高集積化を容易に実現し得る磁気メモリ装置及びその製造方法を提供することにある。
本発明の一観点によれば、基板上に形成された線状の記録層であって、磁壁の移動を規制する複数の規制領域が所定の間隔で形成され、前記複数の規制領域間の領域が複数の記録ビットとなる記録層を有し、前記記録層は、第1の記録層部分と第2の記録層部分とを含み、前記第2の記録層部分は、前記第1の記録層部分の上方に位置しており、前記第2の記録層部分の一方の端部と前記第1の記録層部分の一方の端部とが互いに接続されていることを特徴とする磁気メモリ装置が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、基板上に形成された線状の記録層であって、磁壁の移動を規制する複数の規制領域が所定の間隔で形成され、前記複数の規制領域間の領域が複数の記録ビットとなる記録層を有し、前記記録層は、前記基板の面に並行に配された第1の記録層部分と第2の記録層部分とを含み、前記第1の記録層部分の一方の端部と前記第2の記録部分の一方の端部とが互いに接続されていることを特徴とする磁気メモリ装置が提供される。
また、本発明の更に他の観点によれば、磁壁の移動を規制する規制領域が所定の間隔で形成された線状の第1の記録層を基板上に形成する工程と、前記第1の記録層のうちの一方の端部を除く領域を、所定の厚さになるまでエッチングする工程と、前記第1の記録層を埋め込む絶縁層を形成する工程と、前記第1の記録層の上方領域における前記絶縁層上に、前記第1の記録層の前記一方の端部に接続された第2の記録層を線状に形成する工程であって、磁壁の移動を規制する規制領域が前記所定の間隔で形成された第2の記録層を形成する工程とを有することを特徴とする磁気メモリ装置の製造方法が提供される。
また、本発明の更に他の観点によれば、磁壁の移動を規制する規制領域が所定の間隔で形成された線状の記録層を基板上に形成する工程を有する磁気メモリ装置の製造方法であって、前記記録層は、前記基板の面に並行に配された第1の記録層部分と第2の記録層部分とを含み、前記第1の記録層部分の一方の端部と前記第2の記録部分の一方の端部とが互いに接続されていることを特徴とする磁気メモリ装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、第2の記録層部分が第1の記録層部分の上方に位置するように形成されており、第2の記録層部分の端部と第1の記録層部分の端部とが互いに接続されているため、記録層を形成するのに要するスペースを小さくすることができる。しかも、このような記録層は比較的容易に形成することができる。また、本発明によれば、磁壁の移動を規制する規制領域を記録層にフォトリソグラフィ技術により容易に形成することができる。従って、本発明によれば、高集積化を容易に実現し得る磁気メモリ装置及びその製造方法を提供することができる。
また、本発明によれば、第1の記録層部分と第2の記録層部分とが基板の面に並行に配されており、第1の記録層部分の端部と第2の記録層部分の端部とが互いに接続されているため、記録層を形成するのに要する領域の長さを短くすることができる。このため、本発明によれば集積度の高い磁気メモリ装置を提供することが可能となる。また、本発明によれば、設計を行う際におけるレイアウトの自由度を高くすることもできる。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置及びその製造方法を図1乃至図13を用いて説明する。図1は、本実施形態による磁気メモリ装置を示す断面図である。図2は、本実施形態による磁気メモリ装置の記録層を示す斜視図である。なお、本実施形態による磁気メモリ装置の記録層には数百個〜数万個の記録ビットを形成することが可能であるが、ここでは数個の記録ビットを図示している。
(磁気メモリ装置)
まず、本実施形態による磁気メモリ装置について図1乃至図2を用いて説明する。
シリコン基板10上には、素子領域を画定する素子分離領域12が形成されている。
素子分離領域12が形成されたシリコン基板10上には、ゲート絶縁膜14を介してゲート電極16が形成されている。
ゲート電極16の両側の素子領域には、ソース/ドレイン領域18、20がそれぞれ形成されている。こうして、素子領域に、ゲート電極16とソース/ドレイン領域18、20とを有するトランジスタ22が形成されている。
トランジスタ22が形成されたシリコン基板10上には、層間絶縁膜24が形成されている。
層間絶縁膜24には、ソース/ドレイン領域20に達するコンタクトホール26が形成されている。
コンタクトホール26内には、ソース/ドレイン領域20に接続されたコンタクトプラグ28が埋め込まれている。
層間絶縁膜24上には、コンタクトプラグ28を介してソース/ドレイン領域20に電気的に接続された下部電極層30が形成されている。
下部電極層30上には、固定磁化層32及びバリア層(トンネル絶縁膜)34が形成されている。固定磁化層32は、例えばIrMn又はPtMn等より成る反強磁性層36と、例えばCoFe等より成る強磁性層38と、例えばRu、Rh又はCr等より成る非磁性層40と、例えばCoFe等より成る強磁性層42とを順次積層して成る積層膜により構成されている。バリア層34の材料としては、例えばAlが用いられている。
下部電極層30、固定磁化層32及びバリア層34が形成された層間絶縁膜24上には、バリア層34の上面が露出するように層間絶縁膜44が埋め込まれている。
層間絶縁膜44上には、線状(帯状)の第1の磁性層(第1の記録層部分)46が形成されている。第1の磁性層46の幅D(図2参照)は、例えば10〜100nm程度とする。第1の磁性層46の材料としては、例えばCoFeBが用いられている。
第1の磁性層46の側壁部分には、所定の間隔で切り欠き(ノッチ)48が形成されている。切り欠き48の形状は、例えばくさび形とする。切り欠き48は、第1の磁性層46の両側の側壁部分に形成されている。
切り欠き48が形成された箇所においては、第1の磁性層46の断面積が小さくなっている。第1の磁性層46のうちの断面積が小さい箇所は、第1の磁性層46のうちの断面積が大きい箇所と比較して、エネルギー的に安定している。このため、切り欠き48により第1の磁性層46の断面積が小さくなっている箇所には、磁壁50(図2参照)をトラップさせることが可能となる。このため、第1の磁性層46のうちの切り欠き48が形成されている箇所は、磁壁50の移動を規制する規制領域(ピニングサイト)52として機能する。
規制領域52にトラップされた磁壁50は、第1の磁性層46の長手方向に電流を流した際に生ずるスピントルクにより、適宜移動させることが可能である。
第1の磁性層46の一方の端部は、上方に突出する突出部54を有している。換言すれば、第1の磁性層46の一方の端部の厚さは、第1の磁性層46の一方の端部を除く領域における第1の磁性層46の厚さより厚くなっている。第1の磁性層46の一方の端部において第1の磁性層46を上方に突出させているのは、第1の磁性層46と第2の磁性層68との接続を確保するためである。
第1の磁性層46の一方の端部の近傍における第1の磁性層46上には、非磁性金属層56が形成されている。非磁性金属層56は、後述する配線58と記録層46とを磁気的に分離しつつ、配線58と記録層46とを接続するためのものである。
非磁性金属層56の上方には、書き込み用と読み出し用とを兼ねる配線58が形成されている。配線58は、非磁性金属層60と強磁性金属層62とにより構成されている。強磁性金属層62は、非磁性金属層60のうちの第2の磁性層68に対向する面を除く面を覆うように形成されている。このような配線58の構造は、クラッド構造と称されている。クラッド構造の配線58は、非磁性金属層60の周囲が強磁性金属層62によりシールドされているため、第2の磁性層68側に磁束を集中させることが可能である。
配線58上には、例えばシリコン酸化膜より成る絶縁膜64が形成されている。絶縁膜64は、配線58と第2の磁性層68とを分離するためのものである。
第1の磁性層46等が形成された層間絶縁膜44上には、第1の磁性層46の突出部54の表面が露出するように層間絶縁膜66が埋め込まれている。
層間絶縁膜66上には、線状(帯状)の第2の磁性層(第2の記録層部分)68が形成されている。第2の磁性層68の幅D(図2参照)は、第1の磁性層46の幅と同様に、例えば10〜100nm程度とする。第2の磁性層68の材料としては、第1の磁性層の材料と同様に、例えばCoFeBが用いられている。
第2の磁性層68の側壁部分には、所定の間隔で切り欠き(ノッチ)48が形成されている。切り欠き48の形状は、例えばくさび形とする。切り欠き48は、第2の磁性層68の両側の側壁部分に形成されている。
切り欠き48が形成された箇所においては、第2の磁性層68の断面積が小さくなっている。第2の磁性層68のうちの断面積が小さい箇所は、第2の磁性層68のうちの断面積が大きい箇所と比較して、エネルギー的に安定している。このため、切り欠き48により第2の磁性層68の断面積が小さくなっている箇所には、磁壁50(図2参照)をトラップさせることが可能となる。このため、第2の磁性層68のうちの切り欠き48が形成されている箇所は、磁壁50の移動を規制する規制領域52として機能する。
規制領域52にトラップされた磁壁50は、第2の磁性層68の長手方向に電流を流した際に生ずるスピントルクにより、適宜移動させることが可能である。
第2の磁性層68は、第1の磁性層46の突出部54において、第1の磁性層46に接続されている。即ち、第2の磁性層68は、第1の磁性層46に直列に接続されている。第1の磁性層46と第2の磁性層68とが相俟って、記録層70が構成されている。
記録層70は、記録層70の全長のほぼ半分の箇所で折り返すように形成されている。換言すれば、第1の記録層部分46と第2の記録層部分68の長さは、互いにほぼ等しく設定されている。第2の記録層部分68は、第1の記録層部分46の上方に位置している。
本実施形態では、第2の記録層部分68が第1の記録層部分46の上方に位置するように形成されており、第2の記録層部分68の端部と第1の記録層部分46の端部とが互いに接続されているため、記録層70を形成するのに要するスペースを小さくすることが可能となる。即ち、本実施形態によれば、集積度の高い磁気メモリ装置を容易に構成することができる。
規制領域52にトラップされた磁壁50は、記録層70の長手方向に電流を流した際に生ずるスピントルクにより、適宜移動させることが可能である。
規制領域52間の領域は、記録ビット72となる。即ち、記録層70の各々の記録ビット72は、規制領域52により画定される。このため、1つの記録ビット72の長さLは、規制領域52の間隔Lと等しい。
下部電極30、固定磁化層32、バリア層34、非磁性金属層56及び配線(上部電極)58等により、記録層70の記録ビット72に記録された情報を読み出すための磁気抵抗効果素子より成る読み出し素子(読み出し手段)2が構成されている。
読み出し素子2は、記録層70が折り返された箇所の近傍に設けられている。換言すれば、読み出し素子2は、記録層70の全長のほぼ半分の箇所の近傍に設けられている。本実施形態において読み出し素子2を記録層70が折り返された箇所の近傍に設けている理由については、後述することとする。
また、クラッド構造の配線58により、記録層70の記録ビット72に情報を書き込むための書き込み素子(書き込み手段)4が構成されている。
書き込み素子4は、記録層70が折り返された箇所の近傍に設けられている。換言すれば、書き込み素子4は、記録層70の全長のほぼ半分の箇所の近傍に設けられている。本実施形態において書き込み素子4を記録層70が折り返された箇所の近傍に設けている理由については、後述することとする。
第2の磁性層68が形成された層間絶縁膜66上には、第2の磁性層68を埋め込むように層間絶縁膜74が形成されている。
こうして本実施形態による磁気メモリ装置が構成されている。
(動作原理)
次に、本実施形態による磁気メモリ装置の動作原理について図3及び図4を用いて説明する。図3は、本実施形態による磁気メモリ装置の動作原理を示す断面図(その1)である。図4は、本実施形態による磁気メモリ装置の動作原理を示す断面図(その2)である。
まず、記録層22の記録ビット34への情報の書き込み方法について図3を用いて説明する。なお、図3における太い矢印の方向は、磁化方向を示している。
記録層70の記録ビット72への情報の書き込みは、配線58に書き込み電流を流すことにより行う。配線58に流す書き込み電流の向きを適宜設定することにより、記録ビット72における磁化方向を所望の方向に設定することが可能である。
互いに隣接する記録ビット72の磁化方向が反対方向を向いている場合には、これらの記録ビット72の間には磁壁50が存在する。一方、互いに隣接する記録ビット72の磁化方向が同じ方向である場合には、これらの記録ビット72の間には磁壁50は存在しない。なお、磁壁50を介して磁化方向が反対方向を向くことは、強磁性体の一般的な性質である。
本実施形態による磁気メモリ装置では、記録層70の長手方向に電流を流す際に生ずるスピントルクにより、磁壁50を適宜移動させることが可能であり、これに伴って、記録ビット72に書き込まれた情報を適宜シフトさせることができる。書き込み素子4により直接情報が書き込まれる記録ビット72は1つのみであるが、磁壁50を移動させることにより記録ビット72に書き込まれた情報をシフトさせることができるため、各々の記録ビット72に情報を書き込むことが可能である。
即ち、記録層70の長手方向に沿って電流を流すと、電子スピンの流れる方向に磁壁50が移動する。例えば、図3においてIの方向に電流を流すと、電子スピンは電流の方向とは反対方向に流れ、磁壁50も電流の方向とは反対の方向に移動する。また、図3においてIの方向に電流を流すと、電子スピンは電流の方向とは反対の方向に流れ、磁壁50も電流の方向とは反対の方向に移動する。磁壁50の移動に伴って、磁壁50により画定されている磁区が移動する。換言すれば、磁壁50の移動に伴って、記録ビット72に書き込まれている情報がシフトする。記録ビット72に書き込まれている情報を適宜シフトさせつつ記録ビット72への情報の書き込むことにより、各々の記録ビット72に情報を書き込むことが可能である。
書き込み素子4を記録層70の端部近傍に設けた場合には、記録ビット72に書き込まれている情報を適宜シフトさせて書き込み素子4に対向する記録ビット72に情報を書き込む際に、電子スピンが記録層70の端部を超えて移動してしまう場合がある。かかる場合には、記録層70の各々の記録ビット72に書き込まれた情報の一部が消失してしまうこととなる。このため、本実施形態では、書き込み素子4を記録70が折り返された箇所の近傍に設けている。
次に、記録層22の記録ビット34に書き込まれた情報の読み出し方法について図4を用いて説明する。
図4に示すように、固定磁化層42の磁化方向と固定磁化層42に対向する記録ビット72の磁化方向とが同じ方向(平行)の場合には、下部電極層30と配線58との間は低抵抗状態となる。
一方、固定磁化層42の磁化方向と固定磁化層42に対向する記録ビット72の磁化方向とが反対方向(反平行)の場合には、下部電極層30と配線58との間は高抵抗状態となる。
高抵抗状態と低抵抗状態の2つの状態は、データ“0”又はデータ“1”に関連づけられている。高抵抗状態と低抵抗状態の2つの状態が、データ“0”又はデータ“1”に関連づけられているため、記録層70の記録ビット34に書き込まれた情報を判定することができる。
例えば、配線58を所定の電位に接続し、トランジスタ22をオン状態としたときの下部電極層30の電位を観測することにより、記録ビット34に書き込まれた情報を判定することが可能である。
読み出し素子2を記録層70の端部近傍に設けた場合には、記録ビット72に書き込まれている情報を適宜シフトさせて読み出し素子2に対向する記録ビット72から情報を読み出す際に、電子スピンが記録層70の端部を超えて移動してしまう場合がある。かかる場合には、記録層70の各々の記録ビット72に書き込まれた情報の一部が消失してしまうこととなる。このため、本実施形態では、読み出し素子2を記録70が折り返された箇所の近傍に設けている。
このように、本実施形態によれば、第2の記録層部分68が第1の記録層部分46の上方に位置するように形成されており、第2の記録層部分68の端部と第1の記録層部分46の端部とが互いに接続されているため、記録層70を形成するのに要するスペースを小さくすることが可能となる。しかも、このような記録層70は比較的容易に形成することが可能である。また、このような記録層70には、磁壁の移動を規制する規制領域をフォトリソグラフィ技術により容易に形成することが可能である。従って、本実施形態によれば、高集積化を容易に実現し得る磁気メモリ装置を提供することができる。
(磁気メモリ装置の製造方法)
次に、本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を図5乃至図13を用いて説明する。図5乃至図13は、本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程図である。
まず、シリコン基板10上に、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)法により、素子領域を画定する素子分離領域12を形成する。
次に、素子分離領域12により画定された素子領域に、通常のMOSトランジスタの形成方法と同様にして、ゲート電極16及びソース/ドレイン領域18、20を有するトランジスタ22を形成する(図5(a)参照)。
次に、トランジスタ22等が形成されたシリコン基板10上に、例えばCVD法により、シリコン酸化膜24を形成する。
次に、例えばCMP法により、シリコン酸化膜24の表面を平坦化する。こうして、シリコン酸化膜より成る層間絶縁膜24が形成される。
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、層間絶縁膜24に、ソース/ドレイン領域20に達するコンタクトホール26を形成する。
次に、例えばCVD法により、窒化チタンより成るバリアメタル膜を形成する。
次に、例えばCVD法により、タングステン膜を形成する。
次に、例えばCMP法により、層間絶縁膜24の表面が露出するまで、タングステン膜及びバリアメタル膜を研磨する。こうして、コンタクトホール26内にコンタクトプラグ28が埋め込まれる。
次に、全面に、例えばスパッタリング法により、膜厚5〜50nmのTa膜30を形成する。Ta膜30は、下部電極層となるものである。
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、Ta膜30をパターニングする。これにより、Taより成る下部電極層30が形成される(図5(b)参照)。
次に、全面に、例えばスパッタリング法により、IrMn又はPtMnより成る反強磁性層36を形成する。反強磁性層36の厚さは、例えば5〜20nmとする。
次に、全面に、例えばスパッタリング法により、厚さ1〜5nmのCoFeより成る強磁性層38を形成する。
次に、全面に、例えばスパッタリング法により、厚さ0.2〜1.5nmのRuより成る非磁性層40を形成する。
次に、全面に、例えばスパッタリング法により、厚さ1〜5nmのCoFeより成る強磁性層42を形成する。
次に、全面に、例えばスパッタリング法により、厚さ0.4〜2nmのAlより成るバリア層(トンネル絶縁膜)34を形成する。
次に、例えばスピンコート法により、フォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、バリア層34、強磁性層42、非磁性層40、強磁性層38及び反強磁性層36をパターニングする。こうして、強磁性層42、非磁性層40、強磁性層38及び反強磁性層36により固定磁化層32が構成される(図5(c)参照)。
次に、例えばCVD法により、下部電極層30、固定磁化層32及びバリア層34が形成された層間絶縁膜24上に、シリコン酸化膜44を形成する。
次に、例えばCMP法により、バリア層34の表面が露出するまでシリコン酸化膜44の表面を研磨する。こうして、シリコン酸化膜より成る層間絶縁膜44が形成される(図6(a)参照)。
次に、全面に、例えばスパッタリング法により、CoFeB膜46を形成する。CoFeB膜46の膜厚は、例えば10〜100nmとする。CoFeB膜46は、第1の磁性層(第1の記録層部分)46(図1参照)を形成するためのものである(図6(b)参照)。
次に、例えばスピンコート法により、フォトレジスト膜76を形成する。
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜76を第1の磁性層46の平面形状にパターニングする(図7(a)参照)。磁壁50の移動を規制する規制領域52を切り込み48により形成する場合には、フォトレジスト膜76に切り込みを形成する。
次に、フォトレジスト膜76をマスクとして、イオンミリング又はRIE(Reactive Ion Etching、反応性イオンエッチング)により、CoFeB膜46をパターニングする(図7(b)参照)。この後、フォトレジスト膜76を剥離する。
次に、例えばスピンコート法により、フォトレジスト膜78を形成する。
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜78をパターニングする。具体的には、第1の磁性層となるCoFeB膜46の一方の端部を覆うとともに、CoFeB膜46が形成された領域を除く領域を覆うように、フォトレジスト膜78に開口部80を形成する(図8(a)参照)。
次に、フォトレジスト膜78をマスクとして、イオンミリング又はRIEにより、CoFeB膜46をエッチングする。この際、CoFeB膜46のうちの一方の端部を除く領域が所定の厚さになるまで、CoFeB膜46をエッチングする。こうして、CoFeBより成る第1の磁性層(第1の記録層部分)46が形成される(図8(b)参照)。
この後、フォトレジスト膜78を剥離する(図9(a)参照)。
次に、例えばCVD法により、第1の磁性層46が形成された層間絶縁膜44上に、シリコン酸化膜66を形成する。
次に、例えばCMP法により、第1の磁性層46の突出部54の表面が露出するまでシリコン酸化膜66の表面を研磨する。こうして、シリコン酸化膜より成る層間絶縁膜66が形成される。
次に、例えばスピンコート法により、フォトレジスト膜82を形成する。
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜82に開口部84を形成する(図10(a)参照)。かかる開口部84は、層間絶縁膜66に溝86を形成するためのものである。
次に、フォトレジスト膜82をマスクとして、層間絶縁膜66をエッチングすることにより、層間絶縁膜66に第1の磁性層46に達する溝86を形成する(図10(b)参照)。
次に、例えばスパッタリング法により、溝86の下面に、非磁性金属層56を形成する。
次に、非磁性金属層56が形成された溝86内に、例えばスパッタリング法により強磁性金属層62を形成する。強磁性金属層62は、非磁性金属層56の上面及び溝86の側面を覆うように形成する。スパッタ原子の入射角を溝86の深さに応じて適宜設定することにより、非磁性金属層56の上面及び溝86の側面を覆うように強磁性金属層62を形成することが可能である。
次に、非磁性金属層56及び強磁性金属層62が形成された溝86内に、例えばスパッタリング法により、非磁性金属層60を形成する。
こうして、非磁性金属層60と強磁性金属層62とを有するクラッド構造の配線58が溝58内に埋め込まれる。
次に、配線58が形成された溝58内に、例えばスパッタリング法又はCVD法により、例えばシリコン酸化膜より成る絶縁膜64を形成する(図11(a)参照)。
次に、全面に、例えばスパッタリング法により、CoFeB膜68を形成する(図11(b)参照)。CoFeB膜68の膜厚は、例えば10〜100nmとする。CoFeB膜68は、第2の磁性層(第2の記録層部分)を形成するためのものである。
次に、例えばスピンコート法により、フォトレジスト膜88を形成する。
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜88を第2の磁性層68の平面形状にパターニングする(図12(a)参照)。
次に、フォトレジスト膜88をマスクとして、イオンミリング又はRIE(Reactive Ion Etching、反応性イオンエッチング)により、CoFeB膜68をパターニングする。こうして、CoFeBより成る第2の磁性層(第2の記録層部分)68が形成される。第1の磁性層46と第2の磁性層68とにより記録層70が構成される(図12(b)参照)。
次に、フォトレジスト膜88を剥離する(図13(a)参照)。
次に、全面に、例えばCVD法により、シリコン酸化膜より成る層間絶縁膜74を形成する。
こうして本実施形態による磁気メモリ装置が製造される。
このように、本実施形態によれば、第2の記録層部分68が第1の記録層部分46の上方に位置し、第2の記録層部分68の端部と第1の記録層部分46の端部とが互いに接続されるように第2の記録層部分68と第1の記録層部分46とを形成するため、記録層70を形成するのに要するスペースを小さくすることができる。しかも、このような記録層70は比較的容易に形成することができる。
また、本実施形態によれば、フォトリソグラフィ技術を用いて第1の記録層部分46や第2の記録層部分68をパターニングする際に、磁壁の移動を規制する規制領域を形成することができるため、規制領域を容易に形成することができる。
従って、本実施形態によれば、高集積化を実現し得る磁気メモリ装置を簡便な工程で容易に製造することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による磁気メモリ装置及びその製造方法を図14乃至図19を用いて説明する。図14は、本実施形態による磁気メモリ装置の記録層を示す平面図である。図15は、本実施形態による磁気メモリ装置を示す断面図である。なお、記録層には数百個〜数万個の記録ビットを形成することが可能であるが、ここでは数個の記録ビットを図示している。図1乃至図13に示す第1実施形態による磁気メモリ装置及びその製造方法と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
(磁気メモリ装置)
本実施形態による磁気メモリ装置は、記録層70aが周期的な蛇行形状に成形されていることに主な特徴がある。
図14に示すように、本実施形態による磁気メモリ装置では、記録層70aが周期的な蛇行形状に成形されている。換言すれば、記録層70aが基板10の面に並行に配された複数の記録層部分71a〜71dを含んでおり、記録層部分71aの一方の端部と記録層部分71bの一方の端部とが互いに接続されており、記録層部分71bの他方の端部と記録層部分71cの一方の端部とが互いに接続されており、記録層部分71cの他方の端部と記録層部分71dの一方の端部とが互いに接続されている。記録層22aの材料としては、例えば強磁性体であるCoFeBが用いられている。記録層22aの厚さは、例えば10〜100nmとする。本実施形態において記録層70aを蛇行するように形成しているのは、記録層70aを形成ために要する領域の長さを短くし、集積度を向上するとともに、設計の自由度を向上するためである。
記録層70の幅D、即ち、記録ビット72の幅Dは、例えば10〜100nm程度とする。
記録層70の側壁部分には、磁壁50の移動を規制する規制領域52が形成されている。規制領域52にトラップされた磁壁50は、記録層70aに電流を流した際に生ずるスピントルクにより、適宜移動させることが可能である。
記録層70aの各々の記録ビット72は、規制領域52により画定される。即ち、規制領域52間の領域が記録ビット72となる。このため、1つの記録ビット72の長さLは、規制領域52の間隔と等しくなる。規制領域52の間隔L、即ち1つの記録ビット72の長さLは、例えば10〜100nm程度とする。
記録層70aの下方の層間絶縁膜66には、読み出し素子2が埋め込まれている。
記録層70aが形成された層間絶縁膜66上には、記録層70aを埋め込むように層間絶縁膜(図示せず)が形成されている。
層間絶縁膜(図示せず)に埋め込まれた記録層70a上には、非磁性金属層56が形成されている。非磁性金属層56は、読み出し素子2の上部電極層として機能するものである。
また、層間絶縁膜(図示せず)に埋め込まれた記録層70a上には、絶縁膜64を介して書き込み用の配線58が形成されている。配線58は、非磁性金属層60と強磁性金属層62とにより構成されている。強磁性金属層62は、非磁性金属層60のうちの記録層70aに対向する面を除く面を覆うように形成されている。このようなクラッド構造の配線58は、非磁性金属層60の周囲が強磁性金属層62によりシールドされているため、記録層70a側に磁束を集中させることが可能である。
こうして、配線58等より成る書き込み素子4が構成されている。
非磁性金属層56及び配線58等が形成された層間絶縁膜(図示せず)上には、層間絶縁膜74が形成されている。
こうして本実施形態による磁気メモリ装置が構成されている。
本実施形態によれば、記録層70aが基板10の面に並行に配された複数の記録層部分71a〜71dを含んでおり、記録層部分71aの一方の端部と記録層部分71bの一方の端部とが互いに接続されており、記録層部分71bの他方の端部と記録層部分71cの一方の端部とが互いに接続されており、記録層部分71cの他方の端部と記録層部分71dの一方の端部とが互いに接続されているため、記録層22aを形成するのに要する領域の長さを短くすることができる。このため、本実施形態によれば集積度の高い磁気メモリ装置を提供することが可能となる。また、設計を行う際におけるレイアウトの自由度を高くすることも可能である。
(磁気メモリ装置の製造方法)
次に、本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を図16乃至図19を用いて説明する。図16乃至図19は、本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程図である。
まず、素子分離領域12を形成する工程から、層間絶縁膜44の表面を平坦化する工程までは、図5(a)乃至図6(a)を用いて上述した第1実施形態による磁気メモリ装置の製造方法と同様であるので説明を省略する(図16(a)乃至図17(a)参照)。
次に、全面に、例えばスパッタリング法により、膜厚10〜100nmのCoFeB膜70aを形成する。CoFeB膜70aは、記録層となるものである。
次に、例えばスピンコート法により、フォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、フォトレジスト膜を記録層70aの平面形状にパターニングする。即ち、フォトレジスト膜を蛇行するような平面形状にパターニングする。磁壁50の移動を規制する規制領域52を切り込み48により形成する場合には、フォトレジスト膜に切り込みを形成する。
次に、フォトレジスト膜をマスクとして、イオンミリング又はRIE(Reactive Ion Etching、反応性イオンエッチング)により、CoFeB膜70aをパターニングする。この後、フォトレジスト膜を剥離する(図17(b)参照)。こうして、CoFeBより成る記録層70aが形成される。
次に、全面に、例えばCVD法により、シリコン酸化膜を形成する。
次に、例えばCMP法により、記録層70aの表面が露出するまでシリコン酸化膜を研磨する。
次に、全面に、例えばスパッタリング法により、非磁性金属層56を形成する。
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、非磁性金属層56をパターニングする。こうして、非磁性金属層より成る上部電極層56が形成される(図18(a)参照)。
次に、全面に、例えばCVD法により、シリコン酸化膜64を形成する。
次に、全面に、例えばスパッタリング法により、非磁性金属層60を形成する。
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、非磁性金属層60を所定の形状にパターニングする。
次に、全面に、例えばスパッタリング法により、強磁性金属層62を形成する。
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、強磁性金属層62をパターニングする。こうして、非磁性金属層60の上面及び側面に強磁性金属層62が形成される。
こうして、シリコン酸化膜64上に、非磁性金属層60と強磁性金属層62とから成る配線58が形成される(図18(b)参照)。
次に、全面に、例えばCVD法により、シリコン酸化膜より成る層間絶縁膜74を形成する。
こうして本実施形態による磁気メモリ装置が製造される(図16参照)。
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、記録層70、70aを構成する強磁性体としてCoFeBを用いる場合を例に説明したが、記録層70、70aの材料はCoFeBに限定されるものではない。Co、Ni、Feのうちの少なくとも1種類以上を含む強磁性体を記録層70、70aの材料として適宜用いることができる。例えば、記録層70、70aとして、Co層、Ni層、Fe層、NiFe層、CoFe層、CoNi層、CoNiFe層等を用いてもよい。
また、上記実施形態では、記録層70、70aを構成する強磁性体としてCoFeBを用いる場合を例に説明したが、記録層70、70aの材料はCoFeBに限定されるものではない。垂直磁気記録材料であるFePt、CoPt、CoCrPt等を記録層70、70aの材料として用いてもよい。
また、上記実施形態では、固定磁化層32の一部を構成する強磁性層38としてCoFeを用いる場合を例に説明したが、かかる強磁性層38の材料はCoFeに限定されるものではない。Co、Ni、Feのうちの少なくとも1種類以上を含む強磁性体を強磁性層40の材料として適宜用いることができる。例えば、強磁性層40として、Co層、Ni層、Fe層、NiFe層、CoFeB層、CoNi層、CoNiFe層等を用いてもよい。
また、上記実施形態では、固定磁化層32の一部を構成する強磁性層42としてCoFeを用いる場合を例に説明したが、かかる強磁性層44の材料はCoFeに限定されるものではない。Co、Ni、Feのうちの少なくとも1種類以上を含む強磁性体を強磁性層44の材料として適宜用いることができる。例えば、強磁性層42として、Co層、Ni層、Fe層、NiFe層、CoFeB層、CoNi層、CoNiFe層等を用いてもよい。
また、上記実施形態では、固定磁化層32の一部を構成する反強磁性層36の材料としてIrMn又はPtMn等を用いる場合を例に説明したが、かかる反強磁性層32の材料はIrMn又はPtMnに限定されるものではない。例えば、PdPtMn等の他の反強磁性材料を反強磁性層36の材料として用いてもよい。
また、上記実施形態では、固定磁化層の一部を構成する非磁性層40の材料としてRu、Rh又はCrを用いる場合を例に説明したが、かかる非磁性層40の材料はRu、Rh又はCrに限定されるものではない。例えば、Cu、Al、Au等の非磁性材料を非磁性層40の材料として用いてもよい。
また、上記実施形態では、バリア層(トンネル絶縁膜)34の材料としてAlを用いる場合を例に説明したが、バリア層34の材料はAlに限定されるものではない。例えば、MgO、HfO、TiO、TaO等の絶縁材料をバリア層34の材料として適宜用いてもよい。
また、上記実施形態では、書き込み素子4として配線58を用いる場合を例に説明したが、書き込み素子4は配線58に限定されるものではない。例えばTMR素子やGMR素子を書き込み素子4として用いてもよい。
また、上記実施形態では、読み出し素子2としてTMR素子を用いる場合を例に説明したが、読み出し素子2はTMR素子に限定されるものではない。例えばGMR素子を読み出し素子2として用いてもよい。
以上詳述したように、本発明の特徴をまとめると以下のようになる。
(付記1)
基板上に形成された線状の記録層であって、磁壁の移動を規制する複数の規制領域が所定の間隔で形成され、前記複数の規制領域間の領域が複数の記録ビットとなる記録層を有し、
前記記録層は、第1の記録層部分と第2の記録層部分とを含み、前記第2の記録層部分は、前記第1の記録層部分の上方に位置しており、前記第2の記録層部分の一方の端部と前記第1の記録層部分の一方の端部とが互いに接続されている
ことを特徴とする磁気メモリ装置。
(付記2)
付記1記載の磁気メモリ装置において、
前記第1の記録層部分と前記第2の記録層部分の長さは、互いにほぼ等しい
ことを特徴とする磁気メモリ装置。
(付記3)
付記1又は2記載の磁気メモリ装置において、
前記第1の記録層部分と前記第2の記録層部分とが接続された箇所の近傍に設けられ、前記複数の記録ビットのうちの一の記録ビットに対向する書き込み手段を更に有する
ことを特徴とする磁気メモリ装置。
(付記4)
付記3記載の磁気メモリ装置において、
前記書き込み手段は、配線より成る
ことを特徴とする磁気メモリ装置。
(付記5)
付記1又は2記載の磁気メモリ装置において、
前記第1の記録層部分と前記第2の記録層部分とが接続された箇所の近傍に設けられ、前記複数の記録ビットのうちの一の記録ビットに対向する読み出し手段を更に有する
ことを特徴とする磁気メモリ装置。
(付記6)
付記5記載の磁気メモリ装置において、
前記読み出し手段は、磁気抵抗効果素子である
ことを特徴とする磁気メモリ装置。
(付記7)
基板上に形成された線状の記録層であって、磁壁の移動を規制する複数の規制領域が所定の間隔で形成され、前記複数の規制領域間の領域が複数の記録ビットとなる記録層を有し、
前記記録層は、前記基板の面に並行に配された第1の記録層部分と第2の記録層部分とを含み、前記第1の記録層部分の一方の端部と前記第2の記録部分の一方の端部とが互いに接続されている
ことを特徴とする磁気メモリ装置。
(付記8)
付記7記載の磁気メモリ装置において、
前記複数の記録ビットのうちの一の記録ビットに対向する書き込み手段を更に有する
ことを特徴とする磁気メモリ装置。
(付記9)
付記8記載の磁気メモリ装置において、
前記書き込み手段は、配線より成る
ことを特徴とする磁気メモリ装置。
(付記10)
付記7記載の磁気メモリ装置において、
前記複数の記録ビットのうちの一の記録ビットに対向する読み出し手段を更に有する
ことを特徴とする磁気メモリ装置。
(付記11)
付記10記載の磁気メモリ装置において、
前記読み出し手段は、磁気抵抗効果素子である
ことを特徴とする磁気メモリ装置。
(付記12)
付記1乃至11のいずれかに記載の磁気メモリ装置において、
前記記録層は、Co、Fe、Niのうちの少なくとも一種類以上を含む強磁性体より成る
ことを特徴とする磁気メモリ装置。
(付記13)
付記1乃至11のいずれかに記載の磁気メモリ装置において、
前記記録層は、FePt、CoPt又はCoCrPtより成る
ことを特徴とする磁気メモリ装置。
(付記14)
付記1乃至13のいずれかに記載の磁気メモリ装置において、
前記記録層の側部に形成された切り欠きにより、前記規制領域が形成されている
ことを特徴とする磁気メモリ装置。
(付記15)
磁壁の移動を規制する規制領域が所定の間隔で形成された線状の第1の記録層を基板上に形成する工程と、
前記第1の記録層のうちの一方の端部を除く領域を、所定の厚さになるまでエッチングする工程と、
前記第1の記録層を埋め込む絶縁層を形成する工程と、
前記第1の記録層の上方領域における前記絶縁層上に、前記第1の記録層の前記一方の端部に接続された第2の記録層を線状に形成する工程であって、磁壁の移動を規制する規制領域が前記所定の間隔で形成された第2の記録層を形成する工程と
を有することを特徴とする磁気メモリ装置の製造方法。
(付記16)
磁壁の移動を規制する規制領域が所定の間隔で形成された線状の記録層を基板上に形成する工程を有する磁気メモリ装置の製造方法であって、
前記記録層は、前記基板の面に並行に配された第1の記録層部分と第2の記録層部分とを含み、前記第1の記録層部分の一方の端部と前記第2の記録部分の一方の端部とが互いに接続されている
ことを特徴とする磁気メモリ装置の製造方法。
本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置を示す断面図である。 本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置の記録層を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置の動作原理を示す断面図(その1)である。 本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置の動作原理を示す断面図(その2)である。 本発明の第1実施形態本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程図(その1)である。 本発明の第1実施形態本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程図(その2)である。 本発明の第1実施形態本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程図(その3)である。 本発明の第1実施形態本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程図(その4)である。 本発明の第1実施形態本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程図(その5)である。 本発明の第1実施形態本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程図(その6)である。 本発明の第1実施形態本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程図(その7)である。 本発明の第1実施形態本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程図(その8)である。 本発明の第1実施形態本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程図(その9)である。 本発明の第2実施形態による磁気メモリ装置の記録層を示す平面図である。 本発明の第2実施形態による磁気メモリ装置を示す断面図である。 本発明の第2実施形態本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程図(その1)である。 本発明の第2実施形態本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程図(その2)である。 本発明の第2実施形態本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程図(その3)である。 本発明の第2実施形態本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程図(その4)である。
符号の説明
2…読み出し素子
4…書き込み素子
10…シリコン基板
12…層間絶縁膜
14…ゲート絶縁膜
16…ゲート電極
18…ソース/ドレイン拡散層
20…ソース/ドレイン拡散層
22…トランジスタ
24…層間絶縁膜
26…コンタクトホール
28…コンタクトプラグ
30…下部電極層
32…固定磁化層
34…バリア層(トンネル絶縁膜)
36…反強磁性層
38…強磁性層
40…非磁性層
42…強磁性層
44…層間絶縁膜
46…第1の磁性層、第1の記録層部分
48…切り込み
50…磁壁
52…規制領域(ピニングサイト)
54…突出部
56…非磁性金属層
58…配線
60…非磁性金属層
62…強磁性金属層
64…絶縁膜
66…層間絶縁膜
68…第2の磁性層、第2の記録層部分
70、70a…記録層
71a〜71d…記録層部分
72…記録ビット
74…層間絶縁膜
76…フォトレジスト膜
78…フォトレジスト膜
80…開口部
82…フォトレジスト膜
84…開口部
86…溝
88…フォトレジスト膜

Claims (10)

  1. 基板上に形成された線状の記録層であって、磁壁の移動を規制する複数の規制領域が所定の間隔で形成され、前記複数の規制領域間の領域が複数の記録ビットとなる記録層を有し、
    前記記録層は、第1の記録層部分と第2の記録層部分とを含み、前記第2の記録層部分は、前記第1の記録層部分の上方に位置しており、前記第2の記録層部分の一方の端部と前記第1の記録層部分の一方の端部とが互いに接続されている
    ことを特徴とする磁気メモリ装置。
  2. 請求項1記載の磁気メモリ装置において、
    前記第1の記録層部分と前記第2の記録層部分の長さは、互いにほぼ等しい
    ことを特徴とする磁気メモリ装置。
  3. 請求項1又は2記載の磁気メモリ装置において、
    前記第1の記録層部分と前記第2の記録層部分とが接続された箇所の近傍に設けられ、前記複数の記録ビットのうちの一の記録ビットに対向する書き込み手段を更に有する
    ことを特徴とする磁気メモリ装置。
  4. 請求項3記載の磁気メモリ装置において、
    前記書き込み手段は、配線より成る
    ことを特徴とする磁気メモリ装置。
  5. 請求項1又は2記載の磁気メモリ装置において、
    前記第1の記録層部分と前記第2の記録層部分とが接続された箇所の近傍に設けられ、前記複数の記録ビットのうちの一の記録ビットに対向する読み出し手段を更に有する
    ことを特徴とする磁気メモリ装置。
  6. 基板上に形成された線状の記録層であって、磁壁の移動を規制する複数の規制領域が所定の間隔で形成され、前記複数の規制領域間の領域が複数の記録ビットとなる記録層を有し、
    前記記録層は、前記基板の面に並行に配された第1の記録層部分と第2の記録層部分とを含み、前記第1の記録層部分の一方の端部と前記第2の記録部分の一方の端部とが互いに接続されている
    ことを特徴とする磁気メモリ装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の磁気メモリ装置において、
    前記記録層は、Co、Fe、Niのうちの少なくとも一種類以上を含む強磁性体より成る
    ことを特徴とする磁気メモリ装置。
  8. 付記1乃至7のいずれか1項に記載の磁気メモリ装置において、
    前記記録層の側部に形成された切り欠きにより、前記規制領域が形成されている
    ことを特徴とする磁気メモリ装置。
  9. 磁壁の移動を規制する規制領域が所定の間隔で形成された線状の第1の記録層を基板上に形成する工程と、
    前記第1の記録層のうちの一方の端部を除く領域を、所定の厚さになるまでエッチングする工程と、
    前記第1の記録層を埋め込む絶縁層を形成する工程と、
    前記第1の記録層の上方領域における前記絶縁層上に、前記第1の記録層の前記一方の端部に接続された第2の記録層を線状に形成する工程であって、磁壁の移動を規制する規制領域が前記所定の間隔で形成された第2の記録層を形成する工程と
    を有することを特徴とする磁気メモリ装置の製造方法。
  10. 磁壁の移動を規制する規制領域が所定の間隔で形成された線状の記録層を基板上に形成する工程を有する磁気メモリ装置の製造方法であって、
    前記記録層は、前記基板の面に並行に配された第1の記録層部分と第2の記録層部分とを含み、前記第1の記録層部分の一方の端部と前記第2の記録部分の一方の端部とが互いに接続されている
    ことを特徴とする磁気メモリ装置の製造方法。
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