JP2007322579A - 顕微鏡用落射照明光学系 - Google Patents

顕微鏡用落射照明光学系 Download PDF

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Abstract

【課題】シンプルで明るいケーラー照明系と照明ムラの少ない集光レンズアレイを用いたケーラー照明系との両方が簡単な構成で交換使用可能な顕微鏡落射照明光学系。
【解決手段】顕微鏡の対物レンズをコンデンサレンズと兼用させる顕微鏡用落射照明光学系において、顕微鏡の対物レンズの後側焦点位置5に光源の像を結像させるリレー光学系4の少なくとも一部を共通化させ、その入射側に、少なくとも光源1とコレクターレンズ2とからなる第1の照明光学系Bと、少なくとも光源11とコリメートレンズ12と集光レンズアレイ13とからなる第2の照明光学系Cとを、それぞれの光学系による光源の像位置が相互に一致するように入れ換え可能に配置した顕微鏡落射照明光学系。
【選択図】図1

Description

本発明は、顕微鏡用落射照明光学系に関し、特に、2つの異なる照明光学系を切り換えて使用可能な顕微鏡用落射照明光学系に関するものである。
通常、光学顕微鏡の落射照明に用いられる光源は、その明るさ、入手のしやすさから水銀、キセノンランプが使用されることが多い。また、照明光学系としては、特許文献1に記載のように、ケーラー照明を行う光学系が用いられる。特許文献1では、光源、コレクターレンズ及びリレーレンズで光学系を構成している。そして、この光学系によって、光源像を対物レンズの射出瞳位置に結像させるというシンプルな構成となっている。
一方、集光レンズアレイを用いて光源像アレイを結像させ、その光源像アレイの像を対物レンズの射出瞳位置に結像させる落射照明光学系が特許文献2で提案されている。
特開平6−289301号公報 特開2005−283879号公報
特許文献1に記載のケーラー照明系では、上記のように、光源の配光特性による照明ムラが生じる。他方、特許文献2に記載の集光レンズアレイを用いたケーラー照明系では、照明の均一性は得られるものの、従来のシンプルなケーラー照明系に比べて明るさが暗くなる問題がある。
本発明は従来技術のこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的は、シンプルで明るい照明系と照明ムラの少ない照明系との両方が簡単な構成で実現できる顕微鏡落射照明光学系を提供することである。
上記目的を達成する本発明の顕微鏡落射照明光学系は、顕微鏡の対物レンズをコンデンサレンズと兼用させる顕微鏡用落射照明光学系において、
顕微鏡の対物レンズの後側焦点位置に光源の像を結像させるリレー光学系の少なくとも一部を共通化させ、その入射側に、少なくとも光源とコレクターレンズとからなる第1の照明光学系と、少なくとも光源とコリメートレンズと集光レンズアレイとからなる第2の照明光学系とを、それぞれの光学系による光源の像位置が相互に一致するように入れ換え可能に配置したことを特徴とするものである。
この場合に、顕微鏡の対物レンズの後側焦点位置に光源の像を結像させるリレー光学系と視野絞りとを共通化させることが望ましい。
また、前記第1の照明光学系が前記コレクターレンズの射出側に開口絞りを備えていることが望ましい。
また、前記第2の照明光学系が前記集光レンズアレイによって結像された光源の像アレイの位置に開口絞りを備えていることが望ましい。
また、前記第1の照明光学系において光源の実像が前記コレクターレンズによって結像されないようにしてもよい。
本発明の顕微鏡用落射照明光学系によれば、少ない部品数でかつ構成を簡素化してコストダウンを図りながら、明るさを重視する照明と照明ムラの少なさを重視する照明が実現できる。さらに、これら2つの照明を、選択的に使用できる。
以下に、実施例に基づいて本発明の顕微鏡用落射照明光学系を説明する。以下、顕微鏡用落射照明光学系を、単に落射照明光学系と称する。
図1は、第1の実施例の落射照明光学系を説明するための光路展開図である。ここで、図1(a)及び図1(b)は、いずれもケーラー照明を行う構成となっている。図1(a)は単レンズで構成された落射照明光学系(以下、照明光学系Xと称する。)、図1(b)は集光レンズアレイを用いた落射照明光学系(以下、照明光学系Yと称する。)である。落射照明光学系としては、さらに、コンデンサレンズを兼用する顕微鏡対物レンズを含んでいるが、何れの図にいても顕微鏡対物レンズの図示は省いてある。
図1(a)の照明光学系Xについて説明する。照明光学系Xは、光源1、コレクターレンズ2、開口絞り3、視野絞り6及びリレーレンズ4で構成されている。コレクターレンズ2及びリレーレンズ4には、単レンズあるいは、単レンズを接合した接合レンズが用いられている。この照明光学系Xでは、アレイ状のレンズ(レンズアレイ)は用いられていない。そのような意味で、照明光学系Xは単レンズで構成された光学系である。
照明光学系Xでは、光源1からの発散光はコレクターレンズ2により集光され、この集光位置に中間像(光源1の像)が形成される。開口絞り3は、この中間像の位置に配置されている。中間像の位置から発散された光は、リレーレンズ4で再び集光される。この集光位置は、顕微鏡対物レンズ(不図示)の後側焦点位置である射出瞳位置5に一致している。よって、顕微鏡対物レンズの射出瞳位置5に光源1の像が結像される。そして、開口絞り3とリレーレンズ4の間に、視野絞り6が配置されている。視野絞り6の位置は、標本面(不図示)と共役な位置である。
次に、図1(b)の照明光学系Yについて説明する。照明光学系Yは、光源11、コリメートレンズ12、レンズアレイ13、開口絞り15、像位置調節光学系14、視野絞り6及びリレーレンズ4で構成されている。コリメートレンズ12、像位置調節光学系14及びリレーレンズ4には、単レンズあるいは、単レンズを接合した接合レンズが用いられている。一方、レンズアレイ13は、同一の正レンズ(微小レンズ)がアレイ状に配置された構成となっている。
照明光学系Yでは、光源11からの発散光は、コリメートレンズ12によりコリメートされる。そのコリメート光はレンズアレイ13に入射する。レンズアレイ13は、射出側のレンズ面が後側焦点位置と一致する構成となっている。よって、レンズアレイ13に入射したコリメート光は、射出側のレンズ面上に集光される。すなわち、射出側のレンズ面に、中間像(光源11の像)が形成される。このとき、中間像は、各正レンズ(微小レンズ)の配列と数とに対応した像(光源像アレイ)になる。像位置調節光学系14は中間像の虚像を形成する。虚像の位置は、図1(a)の開口絞り3の位置に対応する位置9である。その虚像から発散された光は、視野絞り6とリレーレンズ4を介して、射出瞳位置5に集光される。なお、射出瞳位置5は、図1(a)の場合と同様に、顕微鏡対物レンズ(不図示)の後側焦点位置である。このようにして、射出瞳位置5に光源11(あるいは中間像)の像が結像する。開口絞り15は、レンズアレイ13の射出側のレンズ面の位置、すなわち中間像が形成されている位置に配置されている。
図1(a)と図1(b)からわかるように、リレーレンズ4は、照明光学系Xと照明光学系Yの両方において、同じ位置で用いられている。よって、リレーレンズ4は、照明光学系Xと照明光学系Yで、共通化されたレンズ系(共通光学系)ということになる。また、視野絞り6も、照明光学系Xと照明光学系Yの両方に、同じ位置で用いられている。よって、視野絞り6も、照明光学系Xと照明光学系Yで、共通化されているといえる。なお、リレーレンズ4と視野絞り6を一体とみなせば、共通化されたレンズ系が視野絞り6を含んでいることになる。
リレーレンズ4と視野絞り6を共通部分とすると、照明光学系Xでは、光源1、コレクターレンズ2及び開口絞り3が非共通部分となる。このうち、少なくとも光源1とコレクターレンズ2が非共通部分(第1の照明光学系)であればよい。一方、照明光学系Yでは、光源11、コリメートレンズ12、レンズアレイ13、開口絞り15及び像位置調節光学系14が非共通部分となる。このうち、少なくとも光源11、コリメートレンズ12及びレンズアレイ13が非共通部分(第2の照明光学系)であればよい。
また、照明光学系Yでは、像位置調節光学系14とリレーレンズ4によって、中間像(光源11の像)が射出瞳位置5に形成されている。すなわち、像位置調節光学系14とリレーレンズ4でリレー光学系を構成していると見なすことができる。よって、リレーレンズ4はリレー光学系の一部ということができる。
このように、本実施例では、図1(a)の照明光学系Xと図1(b)の照明光学系Yとでは、視野絞り6とリレーレンズ4からなる光学系Aを共通にしている。そして、その入射側に、光源1とコレクターレンズ2と開口絞り3とからなる光学系B(図1(a))と、光源11とコリメートレンズ12とレンズアレイ13と像位置調節光学系14とからなる光学系C(図1(b))とを入れ換えるようにしている。その際、光源像が位置9で一致するように、光学系Bと光学系Cを入れ換えるようにしている。このようにすることで、照明光学系Xではシンプルで明るいケーラー照明が行え、照明光学系Yでは照明ムラの少ないケーラー照明が行える。すなわち、2つの光学系を交換して使用することが可能な顕微鏡落射照明光学系となる。
なお、この実施例における照明光学系全体の構成を図2と図3の光路図に示す。図2は図1(a)の照明光学系Xを用いた場合の構成であり、図3は図1(b)の照明光学系Yを用いた場合の構成である。落射照明光学系の場合、落射照明光学系のコンデンサレンズは顕微鏡対物レンズ23が兼ねることになる。また、リレーレンズ4と視野絞り6も共通に用いられる。よって、バンドパスフィルター21とダイクロイックミラー22も、照明光学系Xと照明光学系Yとで共通に用いられることになる。
図2、図3何れの場合も、光源1の像あるいは光源11(光源像アレイ)の像を形成する光線は、顕微鏡対物レンズ(コンデンサレンズ)23の後側焦点位置である射出瞳位置5(図1)に集光する。一方、標本面24は、顕微鏡対物レンズ(コンデンサレンズ)23の前側焦点位置に位置している。よって、図2、図3何れの場合も、標本面24をケーラー照明することができる。
図4は顕微鏡の光学系の一部を含めた光路図である。図4は、図1(a)、図2の照明光学系Xが光路中に配置されている場合を示す図である。照明光学系Yにした場合については、図示は省く。また、照明光学系Yを構成する光学系Cの構成も図示を省く。
図4において、25は励起光カットフィルター、26は反射鏡、27は結像レンズである。30は移動機構で、本実施例ではステージである。また、31はステージ30を制御する制御装置である。図4では、光学系Bと光学系Cが、ステージ30上に並んで配置されている。ステージ30は光軸と直交する方向に移動可能に構成されている。よって、ステージ30を移動させることで、光路中に、光学系Bと光学系Cの何れか一方を配置させることができる。これにより、照明光学系Xによる照明と、照明光学系Yによる照明のいずれかを選択することができる。ステージ30の代わりに、ターレットに光学系Bと光学系Cを保持し、ターレットを回転させることで、光路中に、光学系Bと光学系Cの何れか一方を配置させてもよい。
なお、図2〜図4の顕微鏡対物レンズ23は、いずれも無限遠補正光学系である。よって、標本(試料)からの光は、顕微鏡対物レンズ23でコリメートされる。コリメートされた光は、ダイクロイックミラー22と励起光カットフィルター25及び反射鏡26を経て、結像レンズ27に入射する。そして、結像レンズ27により所定の位置に拡大結像される。この結像された像は、接眼レンズを介して拡大観察されたり、撮影光学系を経て撮像・測定される。なお、この実施例では、顕微鏡の光学系は、標本の蛍光像を観察する光学系になっている。
次に、第2の実施例の顕微鏡用落射照明光学系を説明する。この実施例は、第1の実施例の照明光学系Xにおいて中間像(実像)を形成しないようにした例である。よって、本実施例の照明光学系Xは、開口絞りを持たない。図5はこの実施例の顕微鏡用落射照明光学系を説明するための光路展開図である。ここで、図5(a)及び図5(b)は、いずれもケーラー照明を行う構成となっている。図5(a)は、単レンズで構成された落射照明光学系(以下、照明光学系X’と称する。)、図5(b)は、レンズアレイを用いた落射照明光学系(以下、照明光学系Y’と称する。)である。落射照明光学系としては、さらに、コンデンサレンズを兼用する顕微鏡対物レンズを含んでいるが、何れの図においても顕微鏡対物レンズの図示は省いてある。
図5(a)の照明光学系X’について説明する。照明光学系X’は、光源1、コレクターレンズ2’、視野絞り6及びリレーレンズ4’で構成されている。コレクターレンズ2’及びリレーレンズ4’には、単レンズあるいは、単レンズを接合した接合レンズが用いられている。この照明光学系X’では、アレイ状のレンズ(レンズアレイ)は用いられていない。そのような意味で、照明光学系X’は単レンズで構成された光学系である。
照明光学系X’では、光源1からの発散光はコレクターレンズ2’により集められるが、若干発散光としてコレクターレンズ2’から射出する。そのため、照明光学系X’では、光源1の実像の中間像は形成されず、光源1側の遠方に虚像を形成する。その遠方の虚像から発散された光はリレーレンズ4’で集光される。この集光位置は、顕微鏡対物レンズ(不図示)の後側焦点位置である射出瞳位置5に一致している。よって、顕微鏡対物レンズ射出瞳位置5に光源1の像が結像されることになる。そして、コレクターレンズ2’とリレーレンズ4’の間に、視野絞り6が配置されている。視野絞り6の位置は、標本面(不図示)と共役な位置である。
次に、図5(b)の照明光学系Y’について説明する。照明光学系Y’は、光源11、コリメートレンズ12、レンズアレイ13、像位置調節光学系14’、視野絞り6及びリレーレンズ4’で構成されている。コリメートレンズ12、像位置調節光学系14’及びリレーレンズ4’には、単レンズあるいは、単レンズを接合した接合レンズが用いられている。一方、レンズアレイ13は、同一の正レンズ(微小レンズ)がアレイ状に配置された構成となっている。
照明光学系Y’では、光源11からの発散光は、コリメートレンズ12によりコリメートされる。そのコリメート光はレンズアレイ13に入射する。レンズアレイ13は、射出側のレンズ面が後側焦点位置と一致する構成となっている。よって、レンズアレイ13に入射したコリメート光は、射出側のレンズ面上に集光される。すなわち、射出側のレンズ面に、中間像(光源11の像)が形成される。このとき、中間像は、各正レンズ(微小レンズ)の配列と数とに対応した像(光源像アレイ)になる。像位置調節光学系14’は中間像の虚像を形成する。虚像の位置は、図5(a)の遠方の光源1の虚像の位置に対応する位置である。その虚像から発散された光は、視野絞り6とリレーレンズ4’を介して、射出瞳位置5に集光される。なお、射出瞳位置5は、図5(a)の場合と同様に、顕微鏡対物レンズ(不図示)の後側焦点位置である。このようにして、射出瞳位置5に光源11(あるいは中間像)の像が結像する。
図5(a)と図5(b)からわかるように、リレーレンズ4’は、照明光学系X’と照明光学系Y’の両方において、同じ位置で用いられている。よって、リレーレンズ4’は、照明光学系X’と照明光学系Y’で、共通化されたレンズ系(共通光学系)ということになる。また、視野絞り6も、照明光学系X’と照明光学系Y’の両方に、同じ位置で用いられている。よって、視野絞り6も、照明光学系X’と照明光学系Y’で、共通化されているといえる。なお、リレーレンズ4’と視野絞り6を一体とみなせば、共通化されたレンズ系が視野絞り6を含んでいることになる。
リレーレンズ4’と視野絞り6を共通部分とすると、照明光学系X’では、光源1とコレクターレンズ2’が非共通部分となる。よって、少なくとも光源1とコレクターレンズ2’が非共通部分(第1の照明光学系)であればよい。一方、照明光学系Y’では、光源11、コリメートレンズ12、レンズアレイ13及び像位置調節光学系14’が非共通部分となる。このうち、少なくとも光源11、コリメートレンズ12及びレンズアレイ13が非共通部分(第2の照明光学系)であればよい。
また、照明光学系Y’では、像位置調節光学系14’とリレーレンズ4’によって、中間像(光源11の像)が射出瞳位置5に形成されている。すなわち、像位置調節光学系14’とリレーレンズ4’でリレー光学系を構成していると見なすことができる。よって、リレーレンズ4’はリレー光学系の一部ということができる。
このように、本実施例でも、図5(a)の照明光学系X’と図5(b)の照明光学系Y’とでは、視野絞り6とリレーレンズ4’からなる光学系A’を共通にしている。そして、その入射側に、光源1とコレクターレンズ2’とからなる光学系B’(図5(a))と、光源11とコリメートレンズ12と集光レンズアレイ13と像位置調節光学系14’とからなる光学系C’(図5(b))とを入れ換えるようにしている。その際、遠方の光源1の虚像の位置で一致するように、光学系B’と光学系C’を入れ換えるようにしている。このようにすることで、照明光学系X’ではシンプルで明るいケーラー照明が行え、照明光学系Y’では照明ムラの少ないケーラー照明が行える。すなわち、2つの光学系を交換して使用することが可能な顕微鏡落射照明光学系となる。
この実施例における照明光学系全体の構成を図6と図7の光路図に示す。図6は図5(a)の単照明光学系X’を用いた場合の構成であり、図7は図5(b)の照明光学系Y’を用いた場合の構成である。落射照明光学系の場合、落射照明光学系のコンデンサレンズは顕微鏡対物レンズ23が兼ねることになる。また、リレーレンズ4’と視野絞り6も共通に用いられる。よって、バンドパスフィルター21とダイクロイックミラー22も、照明光学系X’と照明光学系Y’とで共通に用いられることになる。
図6、図7何れの場合も、光源1の像あるいは光源11(光源像アレイ)の像を形成する光線は、顕微鏡対物レンズ(コンデンサレンズ)23の後側焦点位置である射出瞳位置5(図5)に集光する。一方、標本面24は、顕微鏡対物レンズ(コンデンサレンズ)23の前側焦点位置に位置している。よって、図6、図7何れの場合も、標本面24をケーラー照明することができる。なお、この実施例の図4に対応する顕微鏡の光学系の一部を含めた光路図は省く。
以上のように、上記実施例の落射照明光学系は、顕微鏡対物レンズの射出瞳(後側焦点)位置に光源の像を結像させる光学系の少なくとも一部、すなわち、上記実施例における視野絞り6とリレーレンズ4,4’の全部を共通化させている。このようにすることで、落射照明光学系において、少ない部品数でかつ構成を簡素化してコストダウンを図ることができる。さらに、明るさを重視する照明系と照明ムラの少なさを重視する照明系とを切り換えて使用することができる。
以上、本発明の顕微鏡用落射照明光学系を実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。
本発明の1実施例の顕微鏡用落射照明光学系を説明するための単純なケーラー照明系の光路展開図(a)と、集光レンズアレイを用いたケーラー照明系の光路展開図(b)である。 図1の実施例における単純なケーラー照明系を用いる場合の照明光学系全体の構成を示す光路図である。 図1の実施例における集光レンズアレイを用いたケーラー照明系を用いる場合の照明光学系全体の構成を示す光路図である。 図1の実施例における顕微鏡の光学系の一部を含めた光路図である。 本発明の別の実施例の顕微鏡用落射照明光学系を説明するための単純なケーラー照明系の光路展開図(a)と、集光レンズアレイを用いたケーラー照明系の光路展開図(b)である。 図5の実施例における単純なケーラー照明系を用いる場合の照明光学系全体の構成を示す光路図である。 図5の実施例における集光レンズアレイを用いたケーラー照明系を用いる場合の照明光学系全体の構成を示す光路図である。
符号の説明
1…光源
2、2’…コレクターレンズ
3…開口絞り
4、4’…リレーレンズ
5…顕微鏡対物レンズの後側焦点位置(射出瞳位置)
6…視野絞り
9…開口絞りの位置に対応する位置
11…光源
12…コリメートレンズ
13…集光レンズアレイ
14、14’…像位置調節光学系
15…開口絞り
21…バンドパスフィルター
22…ダイクロイックミラー
23…顕微鏡対物レンズ
24…標本面
25…励起光カットフィルター
26…反射鏡
27…結像レンズ
30…移動機構
31…制御装置
A、A’…視野絞りとリレーレンズからなる光学系
B、B’…光源とコレクターレンズと(開口絞りと)からなる光学系
C、C’…光源とコリメートレンズと集光レンズアレイと像位置調節光学系とからなる光学系

Claims (10)

  1. 顕微鏡の対物レンズをコンデンサレンズと兼用させる顕微鏡用落射照明光学系において、
    顕微鏡の対物レンズの後側焦点位置に光源の像を結像させるリレー光学系の少なくとも一部を共通化させ、その入射側に、少なくとも光源とコレクターレンズとからなる第1の照明光学系と、少なくとも光源とコリメートレンズとレンズアレイとからなる第2の照明光学系とを、それぞれの光学系による光源の像位置が相互に一致するように入れ換え可能に配置したことを特徴とする顕微鏡落射照明光学系。
  2. 顕微鏡の対物レンズの後側焦点位置に光源の像を結像させるリレー光学系と視野絞りとを共通化させたことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡落射照明光学系。
  3. 前記第1の照明光学系が前記コレクターレンズの射出側に開口絞りを備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の顕微鏡落射照明光学系。
  4. 前記第2の照明光学系が前記レンズアレイによって結像された光源の像アレイの位置に開口絞りを備えていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載の顕微鏡落射照明光学系。
  5. 前記第1の照明光学系において光源の実像が前記コレクターレンズによって結像されないことを特徴とする請求項1又は2記載の顕微鏡落射照明光学系。
  6. 顕微鏡の対物レンズを介して照明を行う落射照明光学系において、
    前記落射照明光学系は、前記対物レンズの後側焦点位置に光源の像を結像させるリレー光学系を有し、
    前記リレー光学系は、共通光学系と第1の照明光学系、又は、前記共通光学系と第2の照明光学系で構成され、
    前記第1の照明光学系は少なくとも前記光源とコレクターレンズとからなり、前記第2の照明光学系は少なくとも前記光源とコリメートレンズとレンズアレイとからなり、
    前記第1の照明光学系と前記第2の照明光学系を、光路に挿脱させる移動機構を備えることを特徴とする落射照明光学系。
  7. 前記共通光学系は視野絞りを含むことを特徴とする請求項6記載の落射照明光学系。
  8. 前記第1の照明光学系が前記コレクターレンズの前記対物レンズ側に開口絞りを備えていることを特徴とする請求項6又は7記載の落射照明光学系。
  9. 前記第2の照明光学系が前記レンズアレイによる集光位置に開口絞りを備えていることを特徴とする請求項6から8の何れか1項記載の落射照明光学系。
  10. 前記第1の照明光学系は、前記光源の虚像を前記コレクターレンズによって形成する光学系であることを特徴とする請求項6又は7記載の落射照明光学系。
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