JP2007319742A - 空気清浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファンを駆動するモータの定格電流の超過を防止する。
【解決手段】空気清浄機の制御部22は、直流モータ16の電流値を検出する電流検出部221と、直流モータ16の回転速度を検出する速度検出部222と、速度検出部222によって検出された回転速度を、予め設定された第1基準速度に一致させるべく直流モータ16の電流値を制御する速度制御部223と、電流検出部221によって検出された電流値を、予め設定された基準電流値に一致させるべく直流モータ16の回転速度を制御する電流制御部224と、直流モータ16の制御を、速度制御部223と電流制御部224との間で交互に切り換える制御切換部225と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、室内の空気を吸入するべく直流モータによりファンを駆動し、フィルタを通過させて空気を吸入することによって塵埃を除去する空気清浄機に関するものである。
従来、室内の空気を吸入するべく直流モータによりファンを駆動し、フィルタを通過させて空気を吸入することによって塵埃を除去する空気清浄機が使用されている。このような空気清浄機において、フィルタは、使用するにつれて塵埃が付着して汚れ、集塵能力が低下するため、適切な時期に交換(又は清掃)する必要がある。そのため、フィルタの交換(又は清掃)時期を判定する種々の方法が提案されている。
例えば、予め設定されたモータの基準回転速度と実際のモータの回転速度との差が所定値以上となった場合に、基準回転速度に近づけるためにモータの駆動電圧を変更する空気清浄機において、この駆動電圧を変更する動作が、所定時間内に複数回以上発生したタイミングをフィルタの交換(又は清掃)時期であると判定する空気清浄機が開示されている(特許文献1参照)。
特開2001−149728号公報
しかしながら、上述のようにフィルタは、使用するにつれて塵埃が付着し、その通気抵抗が増大するため、上記の空気清浄機では、基準回転速度に近づけるためにモータの駆動電流を増大する(=駆動電力を増大する)ことになり、製品(=空気清浄機のファンを駆動するモータ)の定格電流(又は定格電力)を超える虞がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、ファンを駆動するモータの定格電流の超過を防止することの可能な空気清浄機を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の空気清浄機は、室内の空気を吸入するべく直流モータによりファンを駆動し、フィルタを通過させて空気を吸入することによって塵埃を除去する空気清浄機であって、前記直流モータの電流値を検出する電流検出手段と、前記直流モータの回転速度を検出する速度検出手段と、前記速度検出手段によって検出された回転速度を、予め設定された第1基準速度に一致させるべく前記直流モータの電流値を制御する速度制御手段と、前記電流検出手段によって検出された電流値を、予め設定された基準電流値に一致させるべく前記直流モータの回転速度を制御する電流制御手段と、前記直流モータの制御を、前記速度制御手段と前記電流制御手段との間で交互に切り換える制御切換手段と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の空気清浄機は、請求項1に記載の空気清浄機であって、前記直流モータの制御が、前記電流制御手段によって行われている場合に、前記電流検出手段によって検出された電流値が前記基準電流値に略一致した時点で、前記速度検出手段によって検出された回転速度である第2基準速度を、前記速度制御手段に対して出力する速度更新手段を備え、前記速度制御手段が、前記速度更新手段から前記第2基準速度が入力された場合に、前記速度検出手段によって検出された回転速度を、前記第2基準速度に一致させるべく前記直流モータの電流値を制御することを特徴としている。
請求項3に記載の空気清浄機は、請求項2に記載の空気清浄機であって、前記制御切換手段が、前記直流モータの制御を前記速度制御手段に第1の所定時間だけ行わせた後、前記電流制御手段へ切り換え、前記速度更新手段が、前記制御切換手段によって、前記速度制御手段から前記電流制御手段へ切り換えられた後に、前記第2基準速度を前記速度制御手段に対して出力することを特徴としている。
請求項4に記載の空気清浄機は、請求項3に記載の空気清浄機であって、前記制御切換手段が、前記速度更新手段によって前記第2基準速度が前記速度制御手段に出力された後に、前記直流モータの制御を前記電流制御手段から前記速度制御手段へ切り換えることを特徴としている。
請求項5に記載の空気清浄機は、請求項3又は請求項4に記載の空気清浄機であって、前記直流モータの制御が前記速度制御手段によって前記第1の所定時間以下の第2の所定時間だけ行われた後に、前記電流検出手段によって検出された電流値である実績電流値の、前記基準電流値に対する比率に基づいて、前記フィルタの通気状態の良否を判定する通気判定手段と、前記通気判定手段の判定結果に基づいて、前記フィルタの通気状態の良否を示す情報を外部に報知する報知手段と、を備えることを特徴としている。
請求項6に記載の空気清浄機は、請求項3又は請求項4に記載の空気清浄機であって、前記第2基準速度の前記第1基準速度に対する比率に基づいて、前記フィルタの通気状態の良否を判定する通気判定手段と、前記通気判定手段の判定結果に基づいて、前記フィルタの通気状態の良否を示す情報を外部に報知する報知手段と、を備えることを特徴としている。
請求項7に記載の空気清浄機は、請求項5又は請求項6に記載の空気清浄機であって、前記報知手段が、音声情報及び画像情報の少なくとも一方を介して報知することを特徴としている。
請求項1に記載の空気清浄機によれば、直流モータの制御が、検出された回転速度を予め設定された第1基準速度に一致させるべく直流モータの電流値を制御する速度制御手段と、検出された電流値を予め設定された基準電流値に一致させるべく直流モータの回転速度を制御する電流制御手段との間で交互に切り換えるため、適時、電流制御手段に切り換えることによってファンを駆動する直流モータの定格電流の超過を防止することができる。
請求項2に記載の空気清浄機によれば、検出された電流値が基準電流値に略一致した時点で、速度制御手段によって直流モータの制御に使用される基準速度が、検出された回転速度である第2基準速度に更新され、基準速度が適正な値に更新されるため、速度制御手段によって直流モータを制御する場合であっても、ファンを駆動する直流モータの定格電流の超過を防止することができる。
請求項3に記載の空気清浄機によれば、直流モータの制御が速度制御手段によって第1の所定時間だけ行われた後、電流制御手段へ切り換えられ、第2基準速度が速度制御手段に対して出力されるため、第1の所定時間を適正値に設定することによって、適正なタイミングで、電流制御手段へ切り換えられると共に、第2基準速度を出力することができる。
請求項4に記載の空気清浄機によれば、第2基準速度が速度制御手段に出力された後に、直流モータの制御が電流制御手段から速度制御手段へ切り換えられるため、電流制御手段と速度制御手段とを適正なタイミングで切り換えることができる。
請求項5に記載の空気清浄機によれば、実績電流値の基準電流値に対する比率に基づいて、フィルタの通気状態の良否が判定され、その判定結果に基づいて、フィルタの通気状態の良否を示す情報が外部に報知されるため、フィルタの取付不良や交換(又は清掃)時期を適正に判定することができる。
請求項6に記載の空気清浄機によれば、第2基準速度の第1基準速度に対する比率に基づいて、フィルタの通気状態の良否が判定され、その判定結果に基づいて、フィルタの通気状態の良否を示す情報が外部に報知されるため、フィルタの取付不良や交換(又は清掃)時期を適正に判定することができる。
請求項7に記載の空気清浄機によれば、フィルタの通気状態の良否を示す情報を音声情報及び画像情報の少なくとも一方を介して報知するため、ユーザは、容易にフィルタの通気状態の良否を示す情報を確認することができる。
以下に、本発明に係る空気清浄機の実施形態の一例について図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る空気清浄機の一例を示す斜視図である。空気清浄機1は、本体部11が立設され、本体部11の前面は前面パネル12により覆われている。前面パネル12には、室内の空気を取り込む吸気口121が形成されていると共に、本体部11と前面パネル12との隙間に、室内の空気を取り込む側面吸気口122が形成されている。本体部11の上部にはユーザからの操作を受け付ける操作パネル111が配設されている。
図2は、空気清浄機1の前面パネル12を取り外した状態(すなわち、本体部11)の一例を示す側面断面図である。本体部11内には、軸方向に吸気して周方向に排気するファン15が配設されている。直流モータ16によって駆動されるファン15は、吸気側が通気パネル14に面して配され、通気口を有する通気パネル14により前面が覆われている。通気パネル14によって本体部11の後部には上下に延びる通風路17が形成される。
通風路17は、上方に向けて開口する第1吹出口113が設けられると共に、斜め上方に屈曲して前方に開口する第2吹出口112が形成されている。前面パネル12と通気パネル14との間には空気清浄用のフィルタ13が配設されている。吸気口121(図1参照)に面して配設されているフィルタ13は、空気清浄機1に組み込むものとして設計されている。
次に、空気清浄機1の動作について説明する。空気清浄機1のファン15が直流モータ16によって駆動されると、第1、第2吹出口113、112の両方に向かって通風路17が開放される。そして、吸気口121から本体部11内に室内の空気が取り込まれる。吸気口121から取り込まれた空気は矢印A(図2参照)に示すように空気清浄用のフィルタ13を通過して空気中の塵埃がフィルタ13によって捕集される。フィルタ13を通過した空気は通気パネル14を介して通風路17に流入する。通風路17に流入した空気は第1、第2吹出口113、112から室内に送出される。
図3は、空気清浄機1の直流モータ16の制御装置の一例を示す構成図である。ファン15を駆動する直流モータ16の制御装置2は、定電圧回路21、制御部22、電流センサ23、スピーカ24及び電圧源25を備えている。
ここで、直流モータ16は、回転速度を検出するセンサ(以下、速度センサという)を備え、検出した回転速度信号を制御部22に出力すると共に、制御部22からの指示信号に応じて、回転速度又は駆動電流を制御するものである。具体的には、直流モータ16は、回転速度センサにより検出された回転速度を制御部22から指示される回転速度に一致させるべく制御するものである。なお、速度センサ161(速度検出手段の一部に相当する:図4参照)は、例えば、パルス・ジェネレータ(Pulse Generators)等から構成される。
定電圧回路21は、直流モータ16を駆動する電圧源であって、電圧源25から供給される電圧を変動の少ない一定の電圧にして直流モータ16に供給するものである。
制御部22は、直流モータ16を制御するものであって、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)を備えている。制御部22の詳細については、図4を用いて後述する。
電流センサ23(電流検出手段の一部に相当する)は、直流モータ16の駆動電流を検出すると共に、検出した電流値を制御部22に出力するものである。スピーカ24(報知手段の一部に相当する)は、制御部22からの指示に従って、種々の音声を出力するものである。
図4は、制御部22の機能構成の一例を示す機能構成図である。制御部22は、機能的に、電流検出部221、速度検出部222、速度制御部223、電流制御部224、制御切換部225、基準速度更新部226、通気判定部227、及び、報知部228を備えている。
ここでは、制御部22のCPUが、ROM等に予め格納されたプログラムを読み出して実行することにより、電流検出部221、速度検出部222、速度制御部223、電流制御部224、制御切換部225、基準速度更新部226、通気判定部227、及び、報知部228等の機能部として機能するものである。
また、制御部22のRAM、ROMに格納された各種データのうち装着脱可能な記録媒体に格納され得るデータは、例えばハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、フレキシブルディスクドライブ、シリコンディスクドライブ、カセット媒体読み取り機等のドライバで読み取り可能にしてもよく、この場合、記録媒体は、例えばハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、CD、DVD、半導体メモリ等である。
電流検出部221(電流検出手段の一部に相当する)は、図3に示す電流センサ23からの信号に基づいて、直流モータ16の電流値を検出するものである。速度検出部222(速度検出手段の一部に相当する)は、直流モータ16に配設された回転速度センサからの信号に基づいて、直流モータ16の回転速度を検出するものである。
速度制御部223(速度制御手段に相当する)は、速度検出部222によって検出された回転速度を、予め設定された第1基準速度に一致させるべく直流モータ16の電流値を制御するものである。また、速度制御部223は、基準速度更新部226から後述する第2基準速度が入力された場合に、速度検出部222によって検出された回転速度を、第2基準速度に一致させるべく直流モータ16の電流値を制御するものである。具体的には、速度制御部223は、速度検出部222によって検出された回転速度が第1基準速度(又は第2基準速度)より小さい場合には、直流モータ16の電流値を増加させ、逆に、速度検出部222によって検出された回転速度が第1基準速度(又は第2基準速度)より大きい場合には、直流モータ16の電流値を減少させるものである。
電流制御部224(電流制御手段に相当する)は、電流検出部221によって検出された電流値を、予め設定された基準電流値に一致させるべく直流モータ16の回転速度を制御するものである。具体的には、電流制御部224は、電流検出部221によって検出された電流値が基準電流値より小さい場合には、直流モータ16の回転速度を増加させ、逆に、電流検出部221によって検出された電流値が基準電流値より大きい場合には、直流モータ16の回転速度を減少させるものである。
制御切換部225(制御切換手段に相当する)は、直流モータ16の制御を、速度制御部223と電流制御部224との間で交互に切り換えるものである。具体的には、制御切換部225は、直流モータ16の制御を速度制御部223に第1の所定時間(例えば、50時間)だけ行わせた後、電流制御部224へ切り換えると共に、基準速度更新部226によって第2基準速度が速度制御部223に出力された後に、直流モータ16の制御を電流制御部224から速度制御部223へ切り換えるものである(図5参照)。
基準速度更新部226(速度更新手段に相当する)は、制御切換部225によって速度制御部223から電流制御部224へ切り換えられた後に、電流検出部221によって検出された電流値が基準電流値に略一致した時点で、速度検出部222によって検出された回転速度である第2基準速度を速度制御部223に対して出力するものである。
通気判定部227(通気判定手段に相当する)は、直流モータ16の制御が速度制御部223によって第1の所定時間以下の第2の所定時間(例えば、45時間)だけ行われた後に、電流検出部221によって検出された電流値である実績電流値の、基準電流値に対する比率に基づいて、フィルタ13の通気状態の良否を判定するものである。具体的には、通気判定部227は、実績電流値の基準電流値に対する比率が大きい程、フィルタ13の通気状態が悪い、又は、取り付け状態が悪い(=フィルタ13が適正に取り付けられていない)と判定するものであって、例えば、実績電流値の基準電流値に対する比率が所定の閾値(例えば、1.2)以上である場合には、報知部228に対して、フィルタ13の取付状態の点検や交換(又は清掃)を実施する旨の情報を出力するべく指示するものである。
報知部228(報知手段の一部に相当する)は、通気判定部227の判定結果に基づいて、フィルタ13の通気状態の良否を示す情報を外部に報知するものである。ここでは、報知部228は、報知部228から、フィルタ13の取付状態の点検、又は、交換(又は清掃)を実施する旨の情報を出力する旨の指示を受け付けた場合に、スピーカ24に対して、所定の音声情報(例えば、「フィルタの交換時期です」というメッセージ)を出力するべく指示するものである。
図5は、制御部22の動作の一例を示すフローチャートである。ただし、ここでは、便宜上、第2の所定時間が第1の所定時間未満である場合について説明する。まず、速度制御部223によって、速度検出部222を介して、直流モータ16の回転速度が検出される(S101)。そして、速度制御部223によって、検出された回転速度が基準回転速度と一致しているか否かの判定が行われる(S103)。検出された回転速度が基準回転速度と一致していないと判定された場合(S103でNO)には、速度制御部223によって、直流モータ16の回転速度を基準回転速度と一致するべく、直流モータ16の電流値が制御され(S105)、処理がステップ101に戻される。
検出された回転速度が基準回転速度と一致していると判定された場合(S103でYES)には、通気判定部227によって、直流モータ16の駆動開始(=空気清浄機1の運転開始)から第2の所定時間(例えば、49時間)が経過したか否かの判定が行われる(S107)。第2の所定時間が経過していないと判定された場合(S107でNO)には、処理がステップS101に戻される。第2の所定時間が経過したと判定された場合(S107でYES)には、制御切換部225によって、直流モータ16の駆動開始(=空気清浄機1の運転開始)から第1の所定時間(例えば、50時間)が経過したか否かの判定が行われる(S109)。
第1の所定時間が経過していないと判定された場合(S109でNO)には、通気判定部227によって、電流検出部221を介して、直流モータ16の電流値が検出される(S111)。そして、通気判定部227によって、検出された電流値の基準電流値に対する比率に基づいて、フィルタ13の通気状態の良否が判定される(S113)。次に、報知部228によって、ステップS113の判定結果に対応する音声情報がスピーカ24を介して出力され(S115)、処理がステップS101に戻される。
ステップS109において、第1の所定時間が経過したと判定された場合(S109でYES)には、制御切換部225によって、直流モータ16の制御が速度制御部223から電流制御部224へ切り換えられる(S117)。そして、電流制御部224によって、電流検出部221を介して、直流モータ16の電流値が検出される(S119)。そして、電流制御部224によって、検出された電流値が基準電流値と一致しているか否かの判定が行われる(S121)。検出された電流値が基準電流値と一致していないと判定された場合(S121でNO)には、電流制御部224によって、直流モータ16の電流値を基準電流値と一致するべく、直流モータ16の回転速度が制御され(S123)、処理がステップ119に戻される。
検出された電流値が基準電流値と一致していると判定された場合(S121でYES)には、基準速度更新部226によって、速度検出部222を介して直流モータ16の回転速度が検出される(S125)。そして、基準速度更新部226によって、ステップ125において検出された回転速度が、基準回転速度として、速度制御部223に対して出力され、速度制御部223によって、基準回転速度が更新される(S127)。そして、制御切換部225によって、直流モータ16の制御が電流制御部224から速度制御部223へ切り換えられ(S219)、処理が終了される。
このようにして、直流モータ16の制御が、検出された回転速度を予め設定された第1基準速度に一致させるべく直流モータ16の電流値を制御する速度制御部223と、検出された電流値を予め設定された基準電流値に一致させるべく直流モータ16の回転速度を制御する電流制御部224との間で交互に切り換えるため、適時、電流制御部224に切り換えることによってファン15を駆動する直流モータ16の定格電流の超過を防止することができる。
また、検出された電流値が基準電流値に略一致した時点で、速度制御部223によって直流モータ16の制御に使用される基準速度が、検出された回転速度である第2基準速度に更新され、基準速度が適正な値に更新されるため、速度制御部223によって直流モータ16を制御する場合であっても、ファン15を駆動する直流モータ16の定格電流の超過を防止することができる。
更に、直流モータ16の制御が速度制御部223によって第1の所定時間だけ行われた後、電流制御部224へ切り換えられ、第2基準速度が速度制御部223に対して出力されるため、第1の所定時間を適正値に設定することによって、適正なタイミングで、電流制御部224へ切り換えられると共に、第2基準速度を出力することができる。
加えて、第2基準速度が速度制御部223に出力された後に、直流モータ16の制御が電流制御部224から速度制御部223へ切り換えられるため、電流制御部224と速度制御部223とを適正なタイミングで切り換えることができる。
また、実績電流値の基準電流値に対する比率に基づいて、フィルタ13の通気状態の良否が判定され、その判定結果に基づいて、フィルタ13の通気状態の良否を示す情報が外部に報知されるため、フィルタ13の交換(又は清掃)時期を適正に判定することができる。
更に、フィルタ13の通気状態の良否を示す情報が音声情報を介して報知されるため、ユーザは、容易にフィルタ13の通気状態の良否を示す情報を確認することができる。
なお、本発明は、以下の形態にも適用可能である。
(A)本実施形態では、制御切換部225が、直流モータ16の制御が速度制御部223によって第1の所定時間だけ行われた後、電流制御部224へ切り換える場合について説明したが、制御切換部225が、電流検出部221によって検出された電流値が所定の閾値(例えば、定格電流の95%)以上となった場合に、電流制御部224へ切り換える形態でもよい。この場合には、更に確実に、ファン15を駆動する直流モータ16の定格電流の超過を防止することができる。
(B)本実施形態では、制御切換部225が、第2基準速度が速度制御部223に出力された後に、直流モータ16の制御を電流制御部224から速度制御部223へ切り換える場合について説明したが、制御切換部225が、第2基準速度が速度制御部223に出力された後であって、且つ、第2基準速度が所定の条件を満たす場合に直流モータ16の制御を電流制御部224から速度制御部223へ切り換える形態でもよい。
例えば、第2基準速度の第1基準速度に対する比率が所定値(例えば、95%)以下である場合(=フィルタ13の目詰まりが早期に進行する場合)に電流制御部224から速度制御部223へ切り換える形態でもよい。この場合には、更に確実に、ファン15を駆動する直流モータ16の定格電流の超過を防止することができる。
(C)本実施形態では、通気判定部227が、実績電流値の基準電流値に対する比率に基づいて、フィルタ13の通気状態の良否を判定する場合について説明したが、通気判定部227が、第2基準速度の第1基準速度に対する比率に基づいて、フィルタ13の通気状態の良否を判定する形態でもよい。
(D)本実施形態では、報知部228が、スピーカ24を介して音声情報を出力する場合について説明したが、報知部228が、音声情報及び画像情報の少なくとも一方を介して報知する形態であればよい。すなわち、報知部228が、音声情報及び画像情報を出力する形態でもよいし、画像情報を出力する形態でもよい。
(E)本実施形態では、通気判定部227による、フィルタ13の通気状態の判定を第2の所定時間経過後に行う場合について説明したが、第1の所定時間が経過した後にフィルタ13の通気判定を行う形態でもよいし、第1所定時間経過後及び第2所定時間経過後に複数回行う形態でもよい。
本発明の空気清浄機は、室内の空気を吸入するべく直流モータによりファンを駆動し、フィルタを通過させて空気を吸入することによって塵埃を除去する空気清浄機であって、ファンを駆動するモータが、その定格値を超過することを防止することができる。
は、本発明に係る空気清浄機の一例示す斜視図である。 は、空気清浄機の前面パネルを取り外した状態の一例を示す側面断面図である。 は、空気清浄機の直流モータの制御装置の一例を示す構成図である。 は、制御部の機能構成の一例を示す機能構成図である。 は、制御部の動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 空気清浄機
13 フィルタ
15 ファン
16 直流モータ
161 速度センサ(速度検出手段の一部)
2 制御装置
22 制御部
221 電流検出部(電流検出手段の一部)
222 速度検出部(速度検出手段の一部)
223 速度制御部(速度制御手段)
224 電流制御部(電流制御手段)
225 制御切換部(制御切換手段)
226 基準速度更新部(速度更新手段)
227 通気判定部(通気判定手段)
228 報知部(報知手段の一部)
23 電流センサ(電流検出手段の一部)
24 スピーカ(報知手段の一部)

Claims (7)

  1. 室内の空気を吸入するべく直流モータによりファンを駆動し、フィルタを通過させて空気を吸入することによって塵埃を除去する空気清浄機であって、
    前記直流モータの電流値を検出する電流検出手段と、
    前記直流モータの回転速度を検出する速度検出手段と、
    前記速度検出手段によって検出された回転速度を、予め設定された第1基準速度に一致させるべく前記直流モータの電流値を制御する速度制御手段と、
    前記電流検出手段によって検出された電流値を、予め設定された基準電流値に一致させるべく前記直流モータの回転速度を制御する電流制御手段と、
    前記直流モータの制御を、前記速度制御手段と前記電流制御手段との間で交互に切り換える制御切換手段と、
    を備えることを特徴とする空気清浄機。
  2. 前記直流モータの制御が、前記電流制御手段によって行われている場合に、前記電流検出手段によって検出された電流値が前記基準電流値に略一致した時点で、前記速度検出手段によって検出された回転速度である第2基準速度を、前記速度制御手段に対して出力する速度更新手段を備え、
    前記速度制御手段は、前記速度更新手段から前記第2基準速度が入力された場合に、前記速度検出手段によって検出された回転速度を、前記第2基準速度に一致させるべく前記直流モータの電流値を制御することを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機。
  3. 前記制御切換手段は、前記直流モータの制御を前記速度制御手段に第1の所定時間だけ行わせた後、前記電流制御手段へ切り換え、
    前記速度更新手段は、前記制御切換手段によって、前記速度制御手段から前記電流制御手段へ切り換えられた後に、前記第2基準速度を前記速度制御手段に対して出力することを特徴とする請求項2に記載の空気清浄機。
  4. 前記制御切換手段は、前記速度更新手段によって前記第2基準速度が前記速度制御手段に出力された後に、前記直流モータの制御を前記電流制御手段から前記速度制御手段へ切り換えることを特徴とする請求項3に記載の空気清浄機。
  5. 前記直流モータの制御が前記速度制御手段によって前記第1の所定時間以下の第2の所定時間だけ行われた後に、前記電流検出手段によって検出された電流値である実績電流値の、前記基準電流値に対する比率に基づいて、前記フィルタの通気状態の良否を判定する通気判定手段と、
    前記通気判定手段の判定結果に基づいて、前記フィルタの通気状態の良否を示す情報を外部に報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の空気清浄機。
  6. 前記第2基準速度の前記第1基準速度に対する比率に基づいて、前記フィルタの通気状態の良否を判定する通気判定手段と、
    前記通気判定手段の判定結果に基づいて、前記フィルタの通気状態の良否を示す情報を外部に報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の空気清浄機。
  7. 前記報知手段は、音声情報及び画像情報の少なくとも一方を介して報知することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の空気清浄機。
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