JPH07224790A - ファンモータ駆動装置 - Google Patents

ファンモータ駆動装置

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JPH07224790A
JPH07224790A JP6017195A JP1719594A JPH07224790A JP H07224790 A JPH07224790 A JP H07224790A JP 6017195 A JP6017195 A JP 6017195A JP 1719594 A JP1719594 A JP 1719594A JP H07224790 A JPH07224790 A JP H07224790A
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JP
Japan
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motor
air volume
power supply
air conditioner
variable
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JP6017195A
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Kenichiro Miura
賢一郎 三浦
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルタ或は熱交換器が汚れた場合にも一定
の循環風量を確保するファンモータ駆動装置を提供する
ものである。 【構成】 モータ電流検出手段3で検出したモータ2の
電流値とモータ回転数検出手段4で検出したモータ2の
回転数の積を算出する乗算手段5の出力信号と、風量設
定手段6の出力信号を比較手段7で比較し、その比較結
果によってモータを駆動する電源の出力電圧を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機におけるフ
ァンモータ駆動制御技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、空気調和機の普及に伴い大幅な性
能向上(省電力、静粛性、省スペース)が求められてい
る。これを実現するため、循環風量を制御することも重
要な技術である。従来、一定風量を確保するために、フ
ァンを駆動するファンモータの回転数を一定に制御する
技術が採用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、空調機の運
転に伴い、フィルタ及び熱交換器は空気中のホコリ等に
より徐々に汚れてゆく。そのため、ファンモータの回転
数を一定に制御した場合に、必要な循環風量が得られな
いという不具合がある。通常は、循環風量が低下し能力
の低下及び消費電力の増大を招くことになる。これを避
けるため、特にフィルタに関しては定期的な清掃が必要
となる。
【0004】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、フィルタ或は熱交換器が汚れた場合にも一定の循環
風量を確保し、更に汚れが進んだ場合には、使用者に異
常状態を知らせ、清掃を促すものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、可変直流電圧電源と、前記電源により駆動さ
れ空気調和機のファンに結合された直流モータと、前記
モータの電流値を検出するモータ電流検出手段と、前記
モータの回転数を検出するモータ回転数検出手段と、前
記モータの電流値と回転数の積を算出する乗算手段と、
前記空気調和機の風量を設定する風量設定手段と、前記
乗算手段と風量設定手段の出力信号を比較する比較手段
を設け、前記比較手段の出力により前記可変直流電圧電
源の出力電圧を制御運転するものである。
【0006】また本発明は、一定の風量設定(電流値×
回転数)に対し、可変直流電圧電源の出力電圧が一定値
以上に上昇した場合は、空気調和機のフィルタ或は熱交
換器が汚れたと判断し、運転を停止し使用者に異常状態
を表示するものである。
【0007】
【作用】本発明は、本構成によって空気調和機のフィル
タ或は熱交換器が汚れた場合にも一定の風量が確保で
き、空調能力の低下及び消費電力の増大を防止すること
ができる。
【0008】また更に、空気調和機のフィルタ或は熱交
換器の汚れが一定以上に進んだ場合には、使用者に異常
状態を知らせ、清掃してもらうことにより過負荷運転及
び水滴飛び出し等の不具合を避けることができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本発明における空調機のファ
ンモータ駆動装置のブロック結線図である。同図におい
て、1は可変直流電圧電源、2は可変直流電圧電源1に
より駆動される直流モータであり、ファン(図示せず)
に結合されている。3は直流モータ2を流れる電流値を
検出するモータ電流検出装置、4は直流モータ2の回転
数を検出するモータ回転数検出装置である。5はモータ
電流検出装置3及びモータ回転数検出装置4の出力信号
の積を演算する乗算装置である。6は循環風量を設定す
る風量設定装置である。7は乗算装置5及び風量設定装
置6の出力信号を比較し、それらの値により可変直流電
圧電源1の出力電圧を制御する比較装置である。
【0010】図2はセパレート型空調機における室内機
の断面である。同図において、11はケーシング、12
はフィルタ、13は熱交換器、14は仕切り板、15は
ファンである。ファン15は直流モータ2に結合されて
おり、回転に伴い矢印の方向に空気が循環する。空調機
の運転時間の経過に伴い、空気中のホコリ等によりフィ
ルタ12の汚れは増加してゆく。この時の風量特性につ
いて図3により説明する。同図において、Aは可変直流
電圧電源1の出力電圧と循環風量の特性図、Bは直流モ
ータ2の回転数と循環風量の特性図、Cは直流モータ2
の回転数とモータ電流値の積と循環風量の特性図であ
る。これらの特性図から解るように、一定の風量を確保
するには、従来のモータ駆動電圧制御(A)やモータ回
転数制御(B)よりモータの回転数と電流値の積の制御
(C)が効果的である。
【0011】いま、一定の電圧により直流モータ2が運
転されている時に、フィルタ12の汚れが増大すると循
環風量が低下する。同時にわずかにモータ回転数が増加
し更にそれを上回るモータ電流の低下が起こる。この場
合、その状態を比較装置7により判断し、可変直流電圧
電源1の出力電圧を増加させることにより風量低下を防
止することができる。
【0012】また、一定風量を確保するための可変直流
電圧電源1の出力電圧値は、フィルタ12の汚れ度合の
バロメータとなる。本発明では、一定風量を確保するた
めの可変直流電圧電源1の出力電圧値が一定値を超えた
場合に、フィルタ12の汚れが大きくなったと判断し、
空調機の運転を停止し、使用者にフィルタ12の清掃を
促すようにしている。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は比較的簡
単な構成で、フィルタ或は熱交換器の汚れが大きくなっ
た場合でも一定の循環風量が確保できるため、空調能力
の低下及び消費電力の増加を防止することができる。
【0014】また更に、フィルタの汚れ度合も判断する
ことができるため、過負荷運転或は水滴飛び出し等の不
具合を未然に防ぐことができる等の効果を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるファン駆動装置のブロック結線
【図2】セパレート型空調機における室内機の断面図
【図3】フィルタの汚れ度合と循環風量の特性図
【符号の説明】
1 可変直流電圧電源 2 直流モータ 3 モータ電流検出装置 4 モータ回転数検出装置 5 乗算装置 6 風量設定装置 7 比較装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変直流電圧電源と、前記電源により駆動
    され空気調和機のファンに結合された直流モータと、前
    記モータの電流値を検出するモータ電流検出手段と、前
    記モータの回転数を検出するモータ回転数検出手段と、
    前記モータの電流値と回転数の積を算出する乗算手段
    と、前記空気調和機の風量を設定する風量設定手段と、
    前記乗算手段と風量設定手段の出力信号を比較する比較
    手段を設け、前記比較手段の出力により前記可変直流電
    圧電源の出力電圧を制御運転する空気調和機のファンモ
    ータ駆動装置。
  2. 【請求項2】一定の風量設定(電流値×回転数)に対
    し、可変直流電圧電源の出力電圧が一定値以上に上昇し
    た場合は、空気調和機のフィルタ或は熱交換器が汚れた
    と判断し、運転を停止し使用者に異常状態を表示する請
    求項1記載のファンモータ駆動装置。
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