JP2008055362A - 空気清浄機 - Google Patents
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Abstract
【課題】センサー感度切り替え時に、使用者に設定状況を分かり易く報知して誤設定を防ぐとともに、不適切なスイッチボタン操作を行った場合でも、適正な操作方法を案内することで、使いやすい空気清浄機を提供することを目的とする。
【解決手段】粉塵濃度を検出する埃センサー部7またはガス濃度を検出するガスセンサー8の感度を段階的に調整するスイッチボタン12c、12dと、音声で報知するスピーカ11を有し、スイッチボタン12c、12dの操作時に各センサー部の設定状況をスピーカ11で設定状況を報知することにより、使用者に分かり易く設定状況を認識させることができ、また本体1運転中の不適切なスイッチボタン操作に対して、スピーカ11で適正な操作方法を報知することにより、誤った操作をした場合でも使用者に不快感を与えない応答ができる空気清浄機が得られる。
【選択図】図1
【解決手段】粉塵濃度を検出する埃センサー部7またはガス濃度を検出するガスセンサー8の感度を段階的に調整するスイッチボタン12c、12dと、音声で報知するスピーカ11を有し、スイッチボタン12c、12dの操作時に各センサー部の設定状況をスピーカ11で設定状況を報知することにより、使用者に分かり易く設定状況を認識させることができ、また本体1運転中の不適切なスイッチボタン操作に対して、スピーカ11で適正な操作方法を報知することにより、誤った操作をした場合でも使用者に不快感を与えない応答ができる空気清浄機が得られる。
【選択図】図1
Description
本発明は、清浄すべき空気のガス濃度を検出するガスセンサーなどの感度調整ができる空気清浄機に関する。
従来、この種の空気清浄機の一例として、使用者がガスセンサーのセンサー感度を調整できる空気清浄装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その空気清浄機について図13および図14を参照しながら説明する。
図に示すように、赤外線発信部101の切り替え操作により、赤外線受信部102を介して、ガスセンサー103のセンサー感度が切り替えできるとともに、センサー感度表示部104に切り替えた感度状態を表示させるように構成している。
特公平7−57296号公報(2頁右欄15行〜22行、3頁左欄30行〜32行、第1図、第2図)
このような従来の空気清浄機では、ガスセンサーのセンサー感度切り替えを行うときに、センサー感度表示部の表示のみを頼りにして調整するため、使用者の不注意で誤設定をすることがあり、その結果、空気清浄機が思い通りに運転制御されない場合があるという課題があり、センサー感度切り替え時に設定状況を分かり易く認識できようにして誤設定を防ぐことが要求されている。
また、空気清浄機のある機能が既に設定された状態で、スイッチボタンを操作すると、ブザー音による警告音あるいは何ら反応せずに、その操作が受け付けられない場合があり、使用者に困惑を与えることがあるという課題があり、使用者が不適切なスイッチボタン操作を行った場合でも、耳障りなブザー音や無反応ではなく、親しみやすい反応をして適正な情報が提供されることが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、センサー感度切り替え時に、使用者に設定状況を分かり易く報知して誤設定を防ぐとともに、不適切なスイッチボタン操作を行った場合でも、適正な操作方法を案内することで、使いやすい空気清浄機を提供することを目的としている。
本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、本体内部の通風路に設けた送風ファンおよびフィルター部と、粉塵濃度またはガス濃度を検出するセンサー部と、このセンサー部の感度を段階的に調整するための調整操作手段と、音声で報知する音声ガイド手段とを有し、前記調整操作手段の操作時に音声ガイド手段により前記センサー部の設定状態を報知する構成としたものである。
この手段により、調整操作手段の操作時に音声ガイド手段によりセンサー部の設定状態を音声で報知し、使用者にわかり易く認識させることのできる空気清浄機が得られる。
また、他の手段は、調整操作手段が、操作部に設けた特定の2つのスイッチボタンの同時長押し操作としたものである。
この手段により、操作部に調整操作手段用のスイッチボタンを設ける必要が無く、スイッチ部品も削減できる空気清浄機が得られる。
また、他の手段は、調整操作手段の操作を止めたときに、センサー部の感度が設定され、設定されたセンサー感度を音声ガイド手段で報知する構成としたものである。
この手段により、調整操作手段の操作を止めた段階で、設定されたセンサー感度を音声ガイド手段で報知することで、使用者に分かりやすく確実にセンサー感度の設定値を認識させて操作を完了することができる空気清浄機が得られる。
また、他の手段は、操作部に運転状態を表示する複数のLED表示部を設け、調整操作手段の操作に対応してセンサー感度の設定値を順次表示するために、前記LED表示部を兼用してなる構成としたものである。
この手段により、LED表示部を順次変えることでセンサー感度の設定状態が目視確認できるだけでなく、風速表示などの運転状態を表示する複数のLEDをセンサー感度設定用のLEDに兼用することで、LEDの数量を減らして製造コストを低減するとともに、操作部の表示スペースを簡略化して通常運転時の操作性を良くすることができる空気清浄機が得られる。
また、他の手段は、本体が運転状態にあるときは、センサー感度の切り換えのための調整操作手段の操作を受け付けないようにするとともに、前記調整操作手段が操作されたときは、音声ガイド手段で報知してなる構成としたものである。
この手段により、本体が運転状態にあるときは、センサー部の検知感度および運転状態を安定に保ち、このとき音声ガイド手段でセンサー感度を切り換え不可とした仕様、ならびにセンサーの検知感度を切り換える方法を報知することにより、使用者が困惑しないようにできる空気清浄機が得られる。
また、他の手段は、短時間だけ最高機能を発揮する高機能運転モードを設け、この高機能運転モードを選択したとき、運転内容を音声ガイド手段で報知してなる構成としたものである。
この手段により、使用者に実施する運転内容を判り易く知らせることができ、短時間高機能運転モードを十分理解して使用してもらうことができる空気清浄機が得られる。
また、他の手段は、高機能運転モードを運転中に、節電モードを選択するスイッチボタンを操作した場合は、このスイッチ操作を受け付けないとともに、音声ガイド手段で報知してなる構成としたものである。
この手段により、高機能運転は最優先の運転であること、および相反する運転モードに安易に変更できないことを音声ガイド手段で報知して、使用者に認識させることができる空気清浄機が得られる。
また、他の手段は、操作部に多機能スイッチボタンを設け、この多機能スイッチボタンを異なる操作方法で操作することにより、複数の機能を選択可能に設け、選択したいずれかの機能を、音声ガイド手段で報知する構成としたものである。
この手段により、スイッチボタンの数や設置スペースを抑えて、操作部の省スペース化を図り、操作性も向上することができ、選択した機能を音声ガイド手段で報知することで、選択した機能を確実に知らせることができる空気清浄機が得られる。
また、他の手段は、音声ガイド手段に音声以外のブザー音を発生可能に設け、スイッチボタン操作を受け付けない運転状態のときは、通常より低い周波数のブザー音を発生してなる構成としたものである。
この手段により、スイッチボタン操作を受け付けない運転状態のときにスイッチボタン操作をしても、通常より低い周波数のブザー音を鳴動することにより、比較的低音の柔らかいブザー音となり、使用者は不快感を受けることなく、安心してスイッチ操作を続けることができる空気清浄機が得られる。
本発明によれば 使用者に対して音声で判りやすく調整中の設定状態を認識させることができ、センサー感度調整時の操作性を改善して誤操作を防止することができるという効果のある空気清浄機を提供できる。
また、操作部に調整操作手段としての新たなスイッチボタンを設けるスペースが削減でき、制御基板のスイッチ部品等の部品点数も削減でき、省スペース化とコストダウンを図ることができるという効果のある空気清浄機を提供できる。
また、使用者に確実にセンサー感度の設定値を認識させることができ、センサー感度の設定操作を完了することができるという効果のある空気清浄機を提供できる。
また、センサー感度の設定状態が目視確認できるとともに、LEDの数量を減らして製造コストを低減するとともに、操作部の表示スペースを簡略化して通常運転時の操作性をよくすることができるという効果のある空気清浄機を提供できる。
また、音声ガイド手段で、使用者に運転中はセンサー感度を切り換えできない仕様であること、さらに運転中においてセンサーの検知感度を切り換える方法を報知することにより、使用者が困惑せず操作できるという効果のある空気清浄機を提供できる。
また、特別な機能としての高機能運転モードを十分理解して使用してもらうことができるという効果のある空気清浄機を提供できる。
また、高機能運転モードを運転中に、節電モードを選択しても、スイッチ操作を受け付けないようにして、高機能運転は最優先の運転であること、および相反する運転モードに安易に変更できないことを音声ガイド手段で報知して、使用者に認識させることができるという効果のある空気清浄機を提供できる。
また、多機能スイッチボタンにより、スイッチボタンの数や設置スペースを抑えて、操作部の省スペース化を図り、また操作方法が変わるので、選択した機能を音声ガイド手段で報知することで、選択中の機能を確実に知らせることができ、使用者の誤選択による誤使用を防止することができるという効果のある空気清浄機を提供できる。
また、スイッチボタン操作を受け付けない運転状態のときにスイッチボタン操作をしても、比較的低音の柔らかいブザー音が鳴動するので、使用者は不快感を受けることなく、安心してスイッチ操作を続けることができるという効果のある空気清浄機を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、本体内部の通風路に設けた送風ファンおよびフィルター部と、粉塵濃度またはガス濃度を検出するセンサー部と、このセンサー部の感度を段階的に調整するための調整操作手段と、音声で報知する音声ガイド手段とを有し、前記調整操作手段の操作時に音声ガイド手段により前記センサー部の設定状態を報知する構成としたものであり、調整操作手段を用いてセンサー部の感度を調整しているときに、センサー感度の設定状態を音声ガイド手段で報知することで、使用者に対して音声で分かり易く調整中の設定状態を認識させることができ、センサー感度調整時の操作性を改善して誤操作を防止することができるという作用を有する。
また、請求項2記載の発明は、調整操作手段は、操作部に設けた特定の2つのスイッチボタンの同時長押し操作としたものであり、調整操作手段として、操作部に設けた特定の2つのスイッチボタンを用いることにより、操作部に調整操作手段としての新たなスイッチボタンを設けるスペースが削減でき、制御基板のスイッチ部品等の部品点数も削減でき、省スペース化とコストダウンを図ることができるという作用を有する。
また、請求項3記載の発明は、調整操作手段の操作を止めたときに、センサー部の感度が設定され、設定されたセンサー感度を音声ガイド手段で報知してなる構成としたものであり、調整操作手段の操作を止めた段階で、設定されたセンサー感度を音声ガイド手段で報知することで、使用者に分かりやすく確実にセンサー感度の設定値を認識させることができ、センサー感度の誤設定を未然に防止することができるという作用を有する。
また、請求項4記載の発明は、操作部に運転状態を表示する複数のLED表示部を設け、調整操作手段の操作に対応してセンサー感度の設定値を順次表示するために、前記LED表示部を兼用してなる構成としたものであり、調整操作手段の操作に対応した音声ガイド手段の音声案内に合わせて、LED表示部を順次変えることでセンサー感度の設定状態が目視確認できるだけでなく、風速表示などの運転状態を表示する複数のLEDをセンサー感度設定用のLEDに兼用することで、LEDの数量を減らして製造コストを低減するとともに、操作部の表示スペースを簡略化して通常運転時の操作性をよくすることができるという作用を有する。
また、請求項5記載の発明は、本体が運転状態にあるときは、センサー感度の切り換えのための調整操作手段の操作を受け付けないようにするとともに、前記調整操作手段が操作されたときは、音声ガイド手段で報知してなる構成としたものであり、本体が運転状態にあるときは、調整操作手段の操作を受け付けないようにして、センサー部の検知感度および運転状態を安定に保つことができ、このとき音声ガイド手段で報知することで、使用者に運転中はセンサー感度を切り換えできない仕様であること、さらに運転中においてセンサーの検知感度を切り換える方法を知らせることにより、使用者が困惑せずに操作できるという作用を有する。
また、請求項6記載の発明は、短時間だけ最高機能を発揮する高機能運転モードを設け、この高機能運転モードを選択するスイッチボタンを操作したとき、運転内容を音声ガイド手段で報知してなる構成としたものであり、高機能運転モードのスイッチボタンを押すと、その運転方法と運転時間を音声ガイド手段で報知することで、使用者に実施する運転内容を分かり易く知らせることができ、高機能運転モードを十分理解して使用してもらうことができるという作用を有する。
また、請求項7記載の発明は、高機能運転モードを運転中に、節電モードを選択するスイッチボタンを操作した場合は、スイッチ操作を受け付けないとともに、音声ガイド手段で報知してなる構成としたものであり、高機能運転モードを運転中に、節電モードを選択しても、スイッチ操作を受け付けないようにして、高機能運転は最優先の運転であること、および相反する運転モードに安易に変更できないことを音声ガイド手段で報知して、使用者に認識させることができるという作用を有する。
また、請求項8記載の発明は、操作部に多機能スイッチボタンを設け、この多機能スイッチボタンを異なる操作方法で操作することにより、複数の機能を選択可能に設け、選択したいずれかの機能を、音声ガイド手段で報知してなる構成としたものであり、操作頻度の少ない機能を1つの多機能スイッチボタンに集約して、この多機能スイッチボタンの押し方を変えることで、複数の機能の1つを選択できるようにすることにより、スイッチボタンの数や設置スペースを抑えて、操作部の省スペース化を図り、また操作方法が変わるので、使用者の操作に応じて選択された機能を音声ガイド手段で報知することで、選択中の機能を確実に知らせることができ、使用者の誤選択による誤使用を防止することができるという作用を有する。
また、請求項9記載の発明は、音声ガイド手段にブザー音を発生させるとともに、スイッチボタン操作を受け付けない運転状態のときは、通常より低い周波数の注意ブザー音を発生してなる構成としたものであり、スイッチボタン操作を受け付けない運転状態のときにスイッチボタン操作をしても、通常より低い周波数の注意ブザー音を鳴動することにより、比較的低音の柔らかいブザー音となり、使用者は不快感を受けることなく、安心してスイッチ操作を続けることができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図9に示すように、本体1の吸気口2から吐出口3に至る通風路4に送風ファン5およびフィルター部9を設け、フィルター部9はプリフィルター9a、集塵フィルター9bおよび脱臭フィルター9cとからなり、吐出口3にはイオン発生部6を設けている。
図1〜図9に示すように、本体1の吸気口2から吐出口3に至る通風路4に送風ファン5およびフィルター部9を設け、フィルター部9はプリフィルター9a、集塵フィルター9bおよび脱臭フィルター9cとからなり、吐出口3にはイオン発生部6を設けている。
本体1の吸気口2近傍には粉塵濃度を検出する埃センサー部7を収納し、本体1の前面上部に悪臭ガスの濃度を検出するガスセンサー部8を収納している。
本体1の上面に設けた操作パネル12の下方に制御手段となる制御基板10を収納し、制御基板10には音声ガイド手段となるスピーカ11が搭載されるとともに、LED14〜LED17とスイッチボタン12a〜12dに対応して複数のスイッチ素子が搭載されている。操作パネル12には、スイッチ操作用のスイッチボタン12a〜12dとLED表示部13を備え、LED表示部13は送風ファン5の風速(微弱、中、急速、ターボ)に対応したLED14〜LED17を視認可能に形成している。
スイッチボタン12aは「運転切/入」表示のスイッチボタンであり、本体1に電源を供給して運転可能状態となし、スイッチボタン12bは「運転切/入」表示のスイッチボタンであり、マニュアル運転での風量選択あるいは自動運転の選択を行ない、またスイッチボタン12cは「イオンショット」表示のスイッチボタンであり、大量のマイナスイオンを発生するとともに、ターボモード(最高風量)で15分間のタイマー運転を行うものである。
スイッチボタン12dは「チャイルドロック(長押し)/節電」表示のスイッチボタンであり、3秒以上の長押し操作で、全てのスイッチボタンの操作を無効化するチャイルドロックを行ない、3秒未満の押し操作で送風量を一段下げて運転するとともに、マイナスイオン発生中の運転ではイオン発生部6の通電を停止して、節電モードに切り換えるものである。
調整操作手段として、スイッチボタン12c、12dを同時に長押し操作することにより、埃センサー部7とガスセンサー部8を「高、中、低」と段階的に3秒間隔で感度調整ができるようになっており、さらに長押し操作による感度調整中に、制御基板10はスピーカ11によりセンサー感度の調整段階を3秒間隔で報知するとともに、センサー感度の高、中、低に対応したLED14〜16を同じタイミングで順次点灯するように設けている。
また、最終的にスイッチボタン12c、12dの操作を止めると、感度調整の作業が終了し、制御基板10は設定されたセンサー感度を、スピーカ11により報知するように設けている。
また、「運転切/入」ボタンの入り状態のときに、調整操作手段としてのスイッチボタン12c、12dの同時長押し操作をしても、この操作を受け付けないようにして、安定した運転を続けることができるようにしている。このとき、制御基板10はスピーカ11を通して、運転中はセンサー感度の切り換えができない旨とその対応策を、「運転中はセンサー感度の切り換えができません。運転を停止して切り換えてください。」と報知する。
また、外出先からの帰宅時やタバコ吸引時など、空気の汚れ度合いが大きくなる場合を想定して、短時間で効率良く空気清浄を行う高機能運転モードを設けている。高機能運転モードのスイッチボタン12cを押した時に、大量のマイナスイオンを発生する付加機能を発揮するとともに、ターボモードである最大風量の空気清浄運転を15分間行なう。このときスピーカ11で「イオンを発生させ、大風量で15分間運転します。」と報知して、使用者に運転内容を知らせることができる。
この高機能運転を実行しているとき、スイッチボタン12dを押して節電モードを選択しても、スイッチ操作を受け付けない仕様としており、このことをスピーカ11で報知することで、使用者に安易に変更できないことを伝えることができる。すなわち節電モードは、消費電力を抑えるために、風量を一段階落として、マイナスイオンの発生を停止する運転となっているが、高機能運転モードとは相反する機能設定になっているため、節電モードへ簡単に切り替えできない仕様として、スイッチ操作に制限を加えるとともに、スピーカ11で「イオンショット運転中です。節電モードを設定することはできません。」と報知するものである。ここで高機能運転モードを解除するには、「イオンショット」のスイッチボタンを再度押すことで可能となり、他の運転モードのスイッチボタンを選択することができる。
また、「チャイルドロック/節電」が併記された多機能スイッチボタンとしてのスイッチボタン12dを3秒以上長押しした場合は、「チャイルドロックを設定しました。」とスピーカ11が報知するとともに、「鍵マーク」のLED点灯を行ない、スイッチボタン12dを3秒未満の短押しした場合は、「節電モードを設定しました。」とスピーカ11が報知するとともに、「節電」のLED点灯することで、選択した機能を使用者に確実に知らせることができる。
また、高機能運転中に節電モードのスイッチボタン12dを押したときや、チャイルドロック機能が設定されているときに、チャイルドロック解除となるスイッチボタン12d操作以外のボタン操作をしたときは、スイッチボタン操作が切り替わらない状態となり、通常は使用者にブザー音で操作ができないことを知らせる。この音は2KHzに設定してあるため、高周波で耳障りに感じる場合があり、使用者に不快感を与えてしまうことがある。しかし注意用のブザー音として、周波数を1〜1.8KHzに設定して比較的柔らかくて低いブザー音(周波数)とすることで、不快感を与えずにスイッチボタンの操作が拒否されたことを使用者に知らせることができる。
上記構成において、通常はスイッチボタン12aおよび12bを操作して空気清浄機を運転すると、送風ファン5が駆動し、吸気口2から吸気された塵埃を含む空気は、プリフィルター9aにより大きな塵埃が除去され、集塵フィルター9bにより小さな塵埃が集塵され、脱臭フィルター9cにより臭気が除去され、新鮮になった空気が吐出口3より放出されて空気の清浄が行われる。
次に、センサー感度を切り換えるときの動作について図10のフローチャートに基づいて説明する。
まず、スイッチボタン12aまたは12bを操作して待機状態または運転状態であるとき、ステップ21でスイッチボタン12cと12dを同時に長押しすると、ステップ22で制御基板10により本体1が運転中であるかどうかを判断し、YESの場合は、ステップ23でセンサー感度の切り替え操作ができないことを、スピーカ11で「運転中はセンサー感度の切り換えができません。運転を停止して切り換えてください。」と報知する。またステップ22でNOの場合は、センサー感度の切り替えが可能であり、ステップ24でセンサー感度を順次変更するが、この設定状態をスピーカ11で「センサー感度 高です」「センサー感度 中です」「センサー感度 低です」と3秒毎に報知するとともに、LED表示部13のLED14、15、16を順次点灯する。
次に、ステップ25でスイッチボタン12cと12dの同時長押し操作を止めたかを判定し、YESの場合はステップ26でセンサー感度が決定したことをスピーカ11で報知する。すなわちスイッチボタン12cと12dの同時長押し操作を止めた時点のセンサー感度の設定段階に応じて「センサー感度を高に設定しました。」「センサー感度を中に設定しました。」「センサー感度を低に設定しました。」のいずれかを報知する。またステップ25でスイッチボタン12cと12dの同時長押し操作を止めない場合は、ステップ24の報知を継続する。
次に、「イオンショットボタン」となるスイッチボタン12cを操作するときの動作について図11のフローチャートに基づいて説明する。
まず、スイッチボタン12aまたは12bを操作して待機状態または運転状態であるとき、ステップ31でスイッチボタン12cを操作して15分間の最高機能運転となるイオンショット運転を選択すると、ステップ32で制御基板10によりイオンショットの運転モードと運転時間をスピーカ11で「イオンを発生させ、ターボモードで15分間運転します。」と報知する。同時にステップ33でイオンショット運転を開始する。
ステップ34で制御基板10は運転時間を計測して15分経過したか判定し、NOの場合はステップ35で「節電」ボタンであるスイッチボタン12dが操作されたかどうかを判定して、YESの場合はステップ37で「節電」モードは設定できないことをスピーカ11で報知する。この前に、ステップ36で通常の周波数(2KHz)より低い周波数(1KHz〜1.8KHz)のブザー音を鳴動して、使用者に不快感を与えないように、低周波でソフトな警告音で注意を喚起している。
なお、ステップ35でスイッチボタン12dが操作されない場合は、イオンショット運転を継続し、さらにステップ34で運転時間が15分経過した場合は、イオンショット運転を終了する。
次に節電モードまたはチャイルドロックを設定するときの動作について図12のフローチャートに基づいて説明する。ステップ41で「運転入/切」ボタンとなるスイッチボタン12aを押し、ステップ42で制御基板10によりスイッチボタン12dの押された時間が比較される。すなわち、使用者がスイッチボタン12dを3秒未満だけ押した場合は、節電モードを選択したと判定され、ステップ43でスピーカ11により「節電モードを設定しました。」と報知される。使用者がスイッチボタン12dを3秒以上長押しした場合は、チャイルドロックのモードを選択したと判定され、ステップ44でスピーカ11により「チャイルドロックを設定しました。他の機能は選択できません。」と報知される。なお、設定したチャイルドロックのモードを解除するときは、スイッチボタン12dを再度3秒以上長押しすることにより設定が解除できる。
ステップ45ではチャイルドロックが設定された状態で、チャイルドロック解除以外のスイッチボタンを操作した場合は、ステップ46でブザーが通常より低い周波数(1KHz〜1.8KHz)のブザー音を鳴動して、使用者に不快感を与えないように、低周波でソフトな警告音を発生するとともに、ステップ47でスピーカ11が「チャイルドロック設定中です。操作できません。」と音声で報知するものである。
本発明にかかる空気清浄機は、使用者がセンサー感度を設定するときに感度設定状況を音声で報知し、また操作できない使用条件のときのスイッチ操作に対して音声で報知することで、使用者に分かり易くガイドして、変化する設定状況や正しい操作方法を伝達することができるという効果を奏するため、空気汚染を検出するセンサー部の調整機能を備え、また多様な設定条件で使用されるクリーンルーム、エアハンドリングユニット、エアコンなどの空調機器においても有用である。
1 本体
4 通風路
5 送風ファン
7 埃センサー部
8 ガスセンサー部
9 フィルター部
11 スピーカ
12 操作パネル
12c スイッチボタン
12d スイッチボタン
13 LED表示部
4 通風路
5 送風ファン
7 埃センサー部
8 ガスセンサー部
9 フィルター部
11 スピーカ
12 操作パネル
12c スイッチボタン
12d スイッチボタン
13 LED表示部
Claims (9)
- 本体内部の通風路に設けた送風ファンおよびフィルター部と、粉塵濃度またはガス濃度を検出するセンサー部と、このセンサー部の感度を段階的に調整するための調整操作手段と、音声で報知する音声ガイド手段とを有し、前記調整操作手段の操作時に音声ガイド手段により前記センサー部の設定状態を報知してなる空気清浄機。
- 調整操作手段は、操作部に設けた特定の2つのスイッチボタンの同時長押し操作とした請求項1記載の空気清浄機。
- 調整操作手段の操作を止めたときに、センサー部の感度が設定され、設定されたセンサー感度を音声ガイド装置で報知してなる請求項1または請求項2記載の空気清浄機。
- 操作部に風速表示などの運転状態を表示する複数のLED表示部を設け、調整操作手段の操作に対応してセンサー感度の設定値を順次表示するために、前記LED表示部を兼用してなる請求項1記載の空気清浄機。
- 本体が運転状態にあるときは、センサー感度の切り換えのための調整操作手段の操作を受け付けないようにするとともに、音声ガイド手段で報知してなる請求項1記載の空気清浄機。
- 短時間だけ最高機能を発揮する高機能運転モードを設け、この高機能運転モードを選択したとき、運転内容を音声ガイド手段で報知してなる請求項1記載の空気清浄機。
- 高機能運転モードを運転中に、節電モードを選択するスイッチボタンを操作した場合は、このスイッチ操作を受け付けないとともに、音声ガイド装置で報知してなる請求項6記載の空気清浄機。
- 操作部に多機能スイッチボタンを設け、この多機能スイッチボタンを異なる操作方法で操作することにより、複数の機能を選択可能に設け、選択したいずれかの機能を、音声ガイド装置で報知してなる請求項1記載の空気清浄機。
- 音声ガイド手段にブザー音を発生可能に設けるとともに、スイッチボタン操作を受け付けない運転状態のときは、通常より低い周波数のブザー音を発生してなる請求項5または7記載の空気清浄機。
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JP2011065584A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Sony Computer Entertainment Inc | 電子機器 |
US11933514B2 (en) | 2018-12-19 | 2024-03-19 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Air conditioner using gas sensing data and control method therefor |
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