JP2007318919A - 車両用全閉形電動機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、大型化することなく軸受の温度を低減することが出来る全閉形電動機を提供することを目的とする。
【解決手段】ステータと、ステータの内周側に配置されたロータと、ステータの片端に設けられたブラケットと、このブラケットの内周部側に設けられた軸受により支持されるロータシャフトとを有し、前記ステータの他端が駆動装置と直接ダイレクト接続される車両用全閉形電動機において、前記ブラケットの機内側側面に接続された遮蔽カバーと、前記遮蔽カバーにより囲まれた前記ブラケットの機内側側面の内周部側に設けられた第1の通風穴と、前記遮蔽カバーにより囲まれた前記ブラケットの機内側側面かつ前記第1の通風穴よりも外周側に設けられた第2の通風穴とを備えることを特徴とする車両用全閉形電動機。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用全閉形電動機に関する。
一般に電車等の鉄道車両では、車体の下に配置された台車に車両用全閉形電動機を搭架し、この電動機の回転力を歯車装置を介して車輪に伝達して車両を走行させるようにしている。
従来の車両用全閉形電動機について図を参照し詳細に説明する。図12は、従来の車両用全閉形電動機の縦断図である。
図12に記載の従来の車両用全閉形電動機は、スペースに制限がある低床式車両向けの電動機である。低床式の車両ではスペースに制限があるので、電動機1と歯車装置(以下駆動装置と呼ぶ)がダイレクトに直結される方式が一般的である。図12に記載の車両用全閉形電動機においても、車両用全閉形電動機の本体と歯車装置2(以下駆動装置2と呼ぶ)はダイレクトに直結されている。駆動装置2の固定側はブラケット8と接続し、回転側はロータ5のシャフト(ロータシャフト)の先端にカップリング3及びカップリング4を設けることにより接続している。
従来の車両用全閉形電動機は、外周部に冷却用の排気穴6aを有するステータ6と、ステータ6の内周側に設けられたロータ5とから主に構成されている。ステータ6の一端側には、ブラケット9を介して軸受装置30を取り付け構成され、ステータ6の他端側には、ブラケット8及びカップリング3及びカップリング4を介して駆動装置2が取り付けされている。軸受装置30の反駆動装置側には、ロータシャフトの回転に伴い回転し風を送風する冷却ファン31を設けている。冷却ファン31の反歯車装置2側には、ブラケット9と接続されたエンドカバー12と,エンドカバー12に取り付けられた入気ネット13が設けられている。
このように構成された車両用全閉形電動機において、冷却ファン31の吸引力により入気ネット13から流入した風は、ブラケット9、ステータ6の外周側に設けられた排気穴6aを介して外部に排気される。
このように構成された車両用全閉形電動機は、ステータ6から発生する熱を入気ネット13から吸引した風により冷却することにより、鉄道車両に搭架された際に正常に運転をすることが出来た。
また、図12に記載の車両用全閉形電動機は、ステータ6及びロータ5が設置してある電動機の内部空間が閉じられた全閉形電動機であるので、ステータ6及びロータ5の間等に外気に含まれる塵埃が入る可能性が極めて少なく、外気を電動機の機内に流入させステータやロータを冷却する開放形の電動機に比べて、メンテナンスを省力化することが出来る。
特開2004−166464号公報
しかしながら、従来の車両用全閉形電動機において、ステータ6から発生する熱は、冷却ファン31により送風される風により放熱(冷却)されるが、ロータ5から発生する熱はロータシャフトを介して軸受装置30に伝達されるため、軸受装置30は高温になり、更に軸受装置30内に封入されているグリースも劣化が早まってしまう。その結果、グリースの交換周期が短くなるという問題があった。
この問題を解決するために、電動機自体を大型化するという方法も考えられるが、鉄道車両に搭載される電動機の場合は、産業用の電動機と異なり、搭載されるスペースに大きな制限があるため、電動機自体を大型化してしまうと車両に搭載が出来なくなるため、この方法も採用することが出来ない。
そこで、本発明の目的は、大型化することなく軸受の温度を低減することが出来る車両用全閉形電動機を提供することを目的とする。
上記課題は、ステータと、ステータの内周側に配置されたロータと、ステータの両側に設けられたブラケットと、このブラケットの内周部側に設けられた軸受により支持されるロータシャフトと、前記ブラケットの機内側側面に接続された遮蔽カバーと、前記遮蔽カバーにより囲まれた前記ブラケットの機内側側面の内周部側に設けられた第1の通風穴と、前記遮蔽カバーにより囲まれた前記ブラケットの機内側側面かつ前記第1の通風穴よりも外周側に設けられた第2の通風穴とを備によって達成することが出来る。
上記課題は、ステータと、ステータの内周側に配置されたロータと、このロータの内周側と接続されたロータシャフトと、このロータシャフトと接続された軸受と、前記ステータと前記軸受と接続されたブラケットと、前記ステータから前記軸受に伝わる熱を遮断する第1の遮断手段と、前記ステータ及び前記ロータにより暖められた機内空気から前記軸受に伝わる熱を遮断する第2の遮断手段と、前記軸受を冷却する冷却手段とを備えたことを特徴とする車両用全閉形電動機。
本発明により、大型化することなく軸受の温度を低減することが出来る車両用全閉形電動機を提供することができる。
(第1の実施の形態)
本発明に基づく第1の実施の形態の車両用全閉形電動機について、図を参照し詳細に説明する。図1は、本発明に基づく第1の実施の形態の車両用全閉形電動機の縦断図である。
本明細書において、ブラケットやハウジング及びステータにより囲まれ外気が流入しない空間を機内と定義し、機内以外の空間を機外と定義する。また、軸方向と直行する周方向において、ロータシャフトに近いほうを内周側(内径側)と定義し、逆にロータシャフトから遠いほうを外周側(外径側)と定義する。
第1の実施の形態の車両用全閉形電動機は、車両用全閉形電動機の本体1と駆動装置2はダイレクトに直結されている。
第1の実施の形態の車両用全閉形電動機において、ステータ6の内周側にはロータ5が設けられている。薄板が積層された円筒状のステータ6の軸方向の片側には、鉄心押え6bを介してブラケット9が取り付けられ、ステータ6の他方側に鉄心抑え6cを介してブラケット8が取り付けられている。ステータ6の内周側に設けられた多数の溝内にコイル7が収納されている。ブラケット9の内周部分には、ハウジング24が取り付けられている。ハウジング24の内周部側かつ反駆動装置2側には端ふた19が取り付けられ、端ふた19とハウジング24の間に軸受10が取り付けられている。ブラケット8は、駆動装置2の固定側と接続され、ブラケット8の内周側には、仕切り板15が接続されている。駆動装置2の回転側はロータシャフト5aの先端にカップリング3及びカップリング4を設けることにより接続している。端ふた19の反駆動装置側には、ロータシャフト5aの回転に伴い回転し風を送風する冷却ファン11が設けられている。冷却ファン11の反駆動装置2側には、ブラケット9と接続されたエンドカバー12と,エンドカバー12に取り付けられた入気ネット13が設けられている。
このように構成された車両用全閉形電動機において、ハウジング24の機内側側面には断面形状が略コの字状の遮蔽板10aが取り付けられている。遮蔽板10aとハウジング24の外周側の接続部分と、遮蔽板10aとハウジング24の内周側の接続部分には、機外側の空間と連通させる複数第1の通風穴10cが設けられ、遮蔽板10aとハウジング24の外周側の接続部分かつブラケット9とハウジング24の接続部分かつ第1の通風穴よりも外周側に、複数の第2の通風穴10bが設けられ、第1の通風穴10cはハウジング24及び端フタ19を連通し、第2の通風穴10bはハウジング24及びブラケット9を連通している。図2に示すように第1の通風穴10cは、円周上に4つ設けられ、第2の通風穴10bは円周上に7個設設けられている。また、冷却ファン11の内周部側には、円周上に10個の通風穴11aが設けられている。
このように構成された車両用全閉形電動機に電力が供給され、電動機が駆動すると、ロータシャフト5aの回転にともない、冷却ファン11も回転し、外気が入気ネット13から流入する。外気の一部は、ブラケット9、ステータ6の排風穴6aの順に流れ全閉形電動機から排出されるが、一部の外気は、冷却ファン11の外周側端部から内周側へと流れ、第2の通風穴10bに流入する。第2の通風穴10bに流入した外気は、遮蔽板10aとブラケット9により囲まれた空間を内周側へ流れ、第1の通風穴へ流入する。第1の通風穴へ流入した外気は、通風ファン11の通風穴11aに流れ、入気ネット13から新たに流入した外気と合流する。
このように構成された車両用全閉形電動機は、ブラケット9とハウジング24の接続部にブラケット9とハウジング2を貫通する第2の通風穴10bを設け、ブラケット9及びハウジング4の一部に空気の層を設けているので、ステータ6から伝熱される熱の一部を遮断し更に外気を流すことにより冷却することが出来る(第1の遮断手段)。また、ハウジング4及び端フタ19を貫通する第1の通風穴10cを設け、第1の通風穴10cにも外気が流れるので、軸受10も冷却することが出来る(軸受の冷却手段)。更に、電動機の駆動により高温となる機内の空気も遮蔽板10aをハウジング24に設け、ハウジング24の大部分が機内の空気とは直接接触しない構成としているので、高温な機内空気からの伝熱も遮断することが出来る(第2の遮断手段)。
また第1の通風穴10cと第2の通風穴10b、更に通風ファン11にも通風穴11aを設けているので、通風ファンから第2の通風穴10b、遮蔽板に囲まれた空間、第1の通風穴10c、通風ファンの通風穴11aに流れる風量が格段に多くなり、冷却性能が大幅に向上する。
このように構成された車両用全閉形電動機は、外気の一部を軸受周りの空間に流すと共に、ステータ6からの熱、ロータ5からの熱、ロータ5やステータ6により暖められた機内空気からの熱という3方向の発熱経路を第1の通風穴10c、第2の通風穴10b、遮蔽板10aにより遮断することにより、電動機自体の大きさを大型化することなく軸受の温度を低減することが出来る。
(第2の実施の形態)
本発明に基づく第2の実施の形態の車両用全閉形電動機について図を参照し詳細に説明する。図4は、本発明にに基づく第2の実施の形態の車両用全閉形電動機の縦断図である。
第1の実施の形態の車両用全閉形電動機は、電動機の本体1と駆動装置2がダイレクトに直結された構成を取っていたが、第2の実施の形態の車両用全閉形電動機は、駆動装置2とダイレクトに直結されていない点で異なる。
そのため、第2の実施の形態の車両用全閉形電動機は、ステータ6の両端に設けられた鉄心押さえ6b、6cの両側にブラケット8、ブラケット9が設けられ、ブラケット8の内周側にはハウジング33が設けられ、ブラケット8及びブラケット9とロータシャフト5aを支持する軸受32及び軸受10が接続される。
本実施の形態の車両用全閉形電動機においても第1の実施の形態の車両用全閉形電動機と同様に、冷却ファン11の周方向端部よりも内周側(内径部)にブラケット9を貫通する第2の通風穴10bを設け、ブラケット9の一部に空気の層を設けているので、ステータ6から伝熱される熱の一部を遮断し更に外気を流すことにより冷却することが出来る(第1の遮断手段)。また、ブラケット9及び端フタ19を貫通する第1の通風穴10cを第2の通風穴よりも内周側に設け、第1の通風穴10cにも外気が流れるので、軸受10も冷却することが出来る(軸受の冷却手段)。更に、電動機の駆動により高温となる機内の空気も遮蔽板10aをブラケット9に設け、ブラケット9の軸受10に隣接する部分が機内の空気とは直接接触しない構成としているので、高温な機内空気からの伝熱も遮断することが出来る(第2の遮断手段)。
また第1の通風穴10cと第2の通風穴10b、更に通風ファン11にも通風穴11aを設けているので、通風ファンから第2の通風穴10b、遮蔽板に囲まれた空間、第1の通風穴10c、通風ファンの通風穴11aに流れる風量が格段に多くなり、冷却性能が大幅に向上する。
更に、外気の一部を軸受周りの空間に流すと共に、ステータ6からの熱、ロータ5からの熱、ロータ5やステータ6により暖められた機内空気からの熱という3方向の発熱経路を第1の通風穴10c、第2の通風穴10b、遮蔽板10aにより遮断することにより、電動機自体の大きさを大型化することなく軸受の温度を低減することが出来る。
(第3の実施の形態)
本発明に基づく第3の実施の形態の車両用全閉形電動機について、図を参照し詳細に説明する。図5は、本発明に基づく第3の実施の形態の車両用全閉型電動機の部分断面図である。尚、図1乃至図4に記載したものと同一の構造をとるものについては、同符号を付して説明を省略する。
本発明に基づく第3の実施の形態の車両用全閉型電動機は、第2の通風穴よりも外周側に、軸方向に延出した円周状の突起20aを端フタ20に設け、冷却ファン11と突起20aの間に微小空間を形成した点で、本発明に基づく第1の実施の形態の車両用全閉形電動機と異なる。
このように構成された車両用全閉形電動機は、軸方向に延出した突起20aを第2の通風穴よりも外周側の端フタ20の機外側側面(図において、右側の側面)に設け、冷却ファン11と突起20aの間には微小な空間が空いているだけであるので、冷却ファン11とブラケット9の間の空間から流入した外気が、直接冷却ファン11の通風穴11aから流出しづらくなり、外気は、第2の通風穴10b、遮蔽版10aとハウジング24により囲まれた空間、第1の通風穴10cの経路で流れやすくなる。そのため、軸受周辺に形成した冷却循環路(第2の通風穴、遮蔽板10aとハウジング24により囲まれた空間、第1の通風穴の経路)での通風量が、第1及び第2の実施の形態での通風量よりも増加し、冷却性能がより向上する。
尚、本実施の形態の車両用全閉形電動機も他の実施の形態の車両用全閉形電動機と同様に、電動機自体の大きさを大型化することなく軸受の温度を低減することが出来る。
(第4の実施の形態)
本発明に基づく第4の実施の形態の車両用全閉形電動機について、図を参照し詳細に説明する。図6は、本発明に基づく第4の実施の形態の車両用全閉型電動機の部分断面図である。尚、図1乃至図5に記載したものと同一の構造をとるものについては、同符号を付して説明を省略する。
本発明に基づく第4の実施の形態の車両用全閉型電動機は、第2の通風穴よりも外周側に、軸方向に延出した円周状の突起22aを端フタ22に設け、更に突起22aよりも外周側に、軸方向に延出した円周状の突起21aを冷却ファン21に設け、冷却ファン21と突起22aの間に微小空間を形成するとともに、突起21aと突起22aとの間に微小空間を形成した点で、本発明に基づく第1の実施の形態の車両用全閉形電動機と異なる。
このように構成された車両用全閉形電動機は、軸方向に延出した突起22aを第2の通風穴よりも外周側に設け、冷却ファン11と突起22aの間には微小な空間とし、更に突起22aと突起21aとの間にも微小な空間があるだけであるので、冷却ファン11とブラケット9の間の空間から流入した外気が、直接冷却ファン11の通風穴11aから流出しづらくなり、外気は、第2の通風穴10b、遮蔽版10aとハウジング24により囲まれた空間、第1の通風穴10cの経路で流れやすくなる。そのため、軸受周辺に形成した冷却循環路(第2の通風穴、遮蔽板10aとハウジング24により囲まれた空間、第1の通風穴の経路)での通風量が、第1及び第2の実施の形態での通風量よりも増加し、冷却性能がより向上する。
尚、本実施の形態の車両用全閉形電動機も他の実施の形態の車両用全閉形電動機と同様に、電動機自体の大きさを大型化することなく軸受の温度を低減することが出来る。
(第5の実施の形態)
本発明に基づく第5の実施の形態の車両用全閉形電動機について、図を参照し詳細に説明する。図7(a)は、本発明に基づく第5の実施の形態の車両用全閉型電動機の部分断面図である。図7(b)は、図7(a)のア矢視図である。尚、図1乃至図6に記載したものと同一の構造をとるものについては、同符号を付して説明を省略する。
本発明に基づく第5の実施の形態の車両用全閉型電動機は、外周側から内周側へと延出する冷却フィン23aを、端フタ23に円周状に複数配置した点(図7(b)参照)で、本発明に基づく第1の実施の形態の車両用全閉形電動機と異なる。
このように構成された車両用全閉形電動機は、端フタ23に外周側から内周側へと延出した冷却フィン23aを、複数個配置しているので、軸受10からの発熱を冷却フィン23aで放熱することが出来る。そのため、本実施の形態の車両用全閉形電動機の冷却性能は、第1の実施の形態の車両用全閉形電動機の冷却性能よりも向上する。
尚、本実施の形態の車両用全閉形電動機も他の実施の形態の車両用全閉形電動機と同様に、電動機自体の大きさを大型化することなく軸受の温度を低減することが出来る。
(第6の実施の形態)
本発明に基づく第6の実施の形態の車両用全閉形電動機について、図を参照し詳細に説明する。図8(a)は、本発明に基づく第6の実施の形態の車両用全閉型電動機の部分断面図である。図8(b)は、図8(a)のア矢視図である。尚、図1乃至図7に記載したものと同一の構造をとるものについては、同符号を付して説明を省略する。
本発明に基づく第6の実施の形態の車両用全閉型電動機は、遮蔽板10aと対向するハウジング24の側面に、冷却フィン24aを円周状に設けた点で、本発明に基づく第5の実施の形態の車両用全閉形電動機と異なる。
このように構成された車両用全閉形電動機は、遮蔽板10aと対向するハウジング24の側面に、冷却フィン24aを円周状に設けているので、第2の通風穴から流入した外気により、ステータ6や軸受10にから伝熱される熱が放熱される。そのため、本実施の形態の車両用全閉形電動機の冷却性能は、第5の実施の形態の車両用全閉形電動機の冷却性能よりも向上する。
尚、本実施の形態の車両用全閉形電動機も他の実施の形態の車両用全閉形電動機と同様に、電動機自体の大きさを大型化することなく軸受の温度を低減することが出来る。
(第7の実施の形態)
本発明に基づく第7の実施の形態の車両用全閉形電動機について、図を参照し詳細に説明する。図9は、本発明に基づく第7の実施の形態の車両用全閉型電動機の部分断面図である。尚、図1乃至図7に記載したものと同一の構造をとるものについては、同符号を付して説明を省略する。
本発明に基づく第7の実施の形態の車両用全閉形電動機は、ハウジング26と対向する遮蔽板26aの側面に、断熱材26bを取り付けた点で、第6の実施の形態の車両用全閉形電動機と異なる。
このように構成された車両用全閉形電動機は、断熱材26bを遮蔽板26aに取り付けているので、軸受10及びハウジング26に伝熱する機内空気からの熱をより効率よく遮断することが出来る。そのため、本実施の形態の車両用全閉形電動機は、第1の実施の形態の車両用全閉形電動機に比べて、軸受10の温度が上がりにくくなる。
尚、断熱材26bは、遮蔽板26aの側面に部分的に(たとえば円周状に)取り付けても良いし、ハウジング26aと対向する遮蔽板26aの側面を全てを覆うように取り付けても良い。
本実施の形態の車両用全閉形電動機も他の実施の形態の車両用全閉形電動機と同様に、電動機自体の大きさを大型化することなく軸受の温度を低減することが出来る。
(第8の実施の形態)
本発明に基づく第8の実施の形態の車両用全閉形電動機について、図を参照し詳細に説明する。図10は、本発明に基づく第8の実施の形態の車両用全閉型電動機の部分断面図である。尚、図1乃至図9に記載したものと同一の構造をとるものについては、同符号を付して説明を省略する。
本発明に基づく第8の実施の形態の車両用全閉形電動機は、冷却ファン25に設けた通風穴25aを傾斜させ、冷却ファン25に円周状に複数個設けた点で、本発明に基づく第3の実施の形態の車両用全閉形電動機と異なる。
このように構成された車両用全閉形電動機は、通風穴25aを傾斜させているので、通風穴25aの端部に第1の通風穴10cから流出した風がぶつかりやすく、通風穴25aにぶつかった風により冷却ファン25も冷却され(フィン効果)、冷却ファン25を介して、軸受10も冷却される。
このように構成された車両用全閉形電動機は、通風穴25aにより、軸受10が冷却され電動機の冷却性能が向上する。
本実施の形態の車両用全閉形電動機も他の実施の形態の車両用全閉形電動機と同様に、電動機自体の大きさを大型化することなく軸受の温度を低減することが出来る。
(第9の実施の形態)
本発明に基づく第9の実施の形態の車両用全閉形電動機について、図を参照し詳細に説明する。図11は、本発明に基づく第9の実施の形態の車両用全閉型電動機の部分断面図である。尚、図1乃至図10に記載したものと同一の構造をとるものについては、同符号を付して説明を省略する。
本発明に基づく第8の実施の形態の車両用全閉形電動機は、ハウジング26に設けられた第1の通風穴10cと外気を連通する連通穴26cを円周状に設けた点で、本発明に基づく第3の実施の形態の車両用全閉形電動機と異なる。
このように構成された車両用全閉形電動機において、冷却ファン11とブラケット9の間から流入した外気は、第2の通風穴10bへ流入するものと、連通穴26cへと流入するものへと分かれる。そのため、第1の通風穴10cには、ステータ6や機内の空気をから伝熱される熱により暖められていない外気が合流するので、軸受10を効果的に冷却することができる。
本実施の形態の車両用全閉形電動機も他の実施の形態の車両用全閉形電動機と同様に、電動機自体の大きさを大型化することなく軸受の温度を低減することが出来る。
本発明に基づく車両用全閉形電動機の他の実施の形態としては、冷却ファンの通風案を冷却ファンの羽根よりも内周側に、複数段の通風穴を円周上に設けるという構成等が考えられる。
また、第2の実施の形態を除く第1乃至第9実施の形態の車両用全閉形電動機では、第1の通風穴と第2の通風穴をハウジングに設けているが、例えば第2の通風穴を通風ファンの主板よりも内径側のブラケットに設け、第1の通風ファンをハウジングに設ける構成でも同様の効果が得られるので、この構成としても良い。
尚、本発明に基づく第2の実施の形態の車両用全閉形電動機は、駆動装置が直接ダイレクト接続される構成で記載をしているが、第2の実施の形態の車両用全閉形電動機のように、駆動装置が直接ダイレクト接続されない構成に各実施の形態の構成を適用しても同様の効果が得られるので、本発明は駆動装置と一体になった全閉形電動機のみに限定はしない。
本発明に基づく第1の実施の形態の車両用全閉形電動機の縦断図である。 ハウジング24の正面図である。 冷却ファン11の部分断面図である。 本発明に基づく第2の実施の形態の車両用全閉形電動機の縦断図である。 本発明に基づく第3の実施の形態の車両用全閉形電動機の縦断図である。 本発明に基づく第4の実施の形態の車両用全閉形電動機の縦断図である。 本発明に基づく第5の実施の形態の車両用全閉形電動機の縦断図である。 本発明に基づく第6の実施の形態の車両用全閉形電動機の縦断図である。 本発明に基づく第7の実施の形態の車両用全閉形電動機の縦断図である。 本発明に基づく第8の実施の形態の車両用全閉形電動機の縦断図である。 本発明に基づく第9の実施の形態の車両用全閉形電動機の縦断図である。 従来の車両用全閉形電動機の縦断図である。
符号の説明
1 電動機本体
2 歯車装置
3 カップリング
4 カップリング
5 ロータ
6 ステータ
6a 排風穴
7 コイル
8 ブラケット
9 ブラケット
10 軸受
10a遮蔽板
10b通風穴
10c通風穴
11 冷却ファン
11a通風穴
12 エンドカバー
13 入気ネット
15 仕切り版
20 端フタ
20a突起
21 冷却ファン
22a突起
23 端フタ
24 ハウジング
24a 冷却
25 冷却ファン
25a通風穴
26 ハウジング
26a連通穴
27a遮蔽板
26b断熱材
30 軸受
31 冷却ファン

Claims (11)

  1. ステータと、
    ステータの内周側に配置されたロータと、
    ステータの両側に設けられたブラケットと、
    このブラケットは前記ブラケットの内周側に設けられたハウジングに内蔵された軸受により支持されるロータシャフトと、
    前記ブラケット又はハウジングの機内側側面に接続された遮蔽カバーと、
    前記遮蔽カバーにより囲まれた前記ブラケット又はハウジングの機内側側面の内周部側に設けられた第1の通風穴と、
    前記遮蔽カバーにより囲まれた前記ブラケット又はハウジングの機内側側面かつ前記第1の通風穴よりも外周側に設けられた第2の通風穴とを備えることを特徴とする車両用全閉形電動機。
  2. 前記請求項1記載の車両用全閉形電動機において、
    前記軸受より機外側の前記ロータシャフトに接続され、前記ロータシャフトの回転にともない風を送風する冷却ファンと、
    前記冷却ファンに設けられた通風穴とを備えることを特徴とする車両用全閉形電動機。
  3. 前記請求項2記載の車両用全閉形電動機において、
    前記ブラケット又はハウジングの機外側側面と接続した端フタと、
    前記冷却ファンと対向する前記端フタの側面に設けた突起とを備えることを特徴とする車両用全閉形電動機。
  4. 前記請求項2記載の車両用全閉形電動機において、
    前記ブラケット又はハウジングの機外側側面と接続された端フタと、
    前記端フタと対向する前記冷却ファンの側面に設けられた突起とを備えることを特徴とする車両用全閉形電動機。
  5. 前記請求項2記載の車両用全閉形電動機において、
    前記ブラケット又はハウジングの機外側側面と接続した端フタと、
    前記冷却ファンと対向する前記端フタの側面に設けられ軸方向に延出する突起と
    前記端フタと対向する前記冷却ファンの側面に設けられ延出する突起とを備えることを特徴とする車両用全閉形電動機。
  6. 前記請求項3乃至前記請求項5記載の車両用全閉形電動機において、
    前記端フタに設けられた突起よりも内周側に冷却フィンを複数設けたことを特徴とする車両用全閉形電動機。
  7. 前記請求項1乃至前記請求項6記載の車両用全閉形電動機において、
    前記遮蔽カバーにより囲まれた前記ブラケット又は前記ハウジングの機内側側面に冷却フィンを設けたことを特徴とする車両用全閉形電動機。
  8. 前記請求項1乃至前記請求項7記載の車両用全閉形電動機において、
    前記ブラケット又は前記ハウジングの機内側の側面と対向する前記遮蔽カバーの側面に断熱材を取り付けたことを特徴とする車両用全閉形電動機。
  9. 前記請求項1乃至前記請求項8記載の車両用全閉形電動機において、
    前記第1の通風穴と外気を連通する連通穴を備えたことを特徴とする車両用全閉形電動機。
  10. 前記請求項1乃至前記請求項9記載の車両用全閉形電動機において、
    前記第2の通風穴は、前記第1の通風穴よりも多いことを特徴とする車両用全閉形電動機。
  11. ステータと、
    ステータの内周側に配置されたロータと、
    このロータの内周側と接続されたロータシャフトと、
    このロータシャフトと接続された軸受と、
    前記ステータと前記軸受と接続されたブラケット又はハウジングと、
    前記ブラケット又はハウジングに設けられ、前記ステータから前記軸受に伝わる熱を遮断する第1の遮断手段と、
    前記ブラケット又はハウジングに設けられ、前記ステータ及び前記ロータにより暖められた機内空気から前記軸受に伝わる熱を遮断する第2の遮断手段と、
    前記軸受を冷却する冷却手段とを備えたことを特徴とする車両用全閉形電動機。
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