JP2007317742A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンタクトプラグ内のボイドの露出を防止し、強誘電体キャパシタを構成する容量下部電極の下にある拡散防止膜とコンタクトプラグとの接触面積を増加させ、強誘電体キャパシタの電気特性の劣化を防止する。
【解決手段】半導体基板11の上に形成された第1の層間絶縁膜16と、第1の層間絶縁膜中に形成され、半導体基板11に接続されたコンタクトプラグ17と、コンタクトプラグ17及び第1の層間絶縁膜16の上に形成された導電性の拡散防止膜21と、拡散防止膜21の上に下から順に配置された、容量下部電極22、容量絶縁膜24及び容量上部電極25を有する容量素子とを備え、コンタクトプラグ17の上面の高さは、第1の層間絶縁膜16の上面よりも高い。
【選択図】図1

Description

この発明は、絶縁性金属酸化物からなる容量絶縁膜を有する容量素子を備えた半導体装置およびその製造方法に関する。
図7は、例えば特許文献1に記載された、絶縁性金属酸化物からなる容量絶縁膜を有する容量素子を備えた従来の半導体装置の断面図である。半導体基板101の表面部には不純物拡散領域105が形成され、半導体基板101上における不純物拡散領域105間には、ゲート絶縁膜103を介してゲート電極104が形成されている。これら不純物拡散領域105及びゲート電極104によって電界効果型トランジスタが構成されている。102は素子分離層である。半導体基板101の上にはさらに、電界効果型トランジスタを覆うように第1の層間絶縁膜106が形成され、第1の層間絶縁膜106には、不純物拡散領域105と接続されたコンタクトホールが形成されている。コンタクトホール内には充填剤としてタングステン膜が形成され、コンタクトプラグ107が形成されている。
コンタクトプラグ107上を被覆して、第1の層間絶縁膜106の上には、拡散防止膜109が設けられている。拡散防止膜109の上には、容量下部電極110が設けられ、容量下部電極110の周囲の第1の層間絶縁膜106上には、第2の層間絶縁膜111が形成され、平坦化されて容量下部電極110の表面を露出させている。容量下部電極110の上には、容量下部電極110を覆うように、絶縁性金属酸化物からなる容量絶縁膜112が設けられ、容量絶縁膜112の上には、容量上部電極113が設けられている。
以下、上記構成を有する従来の半導体装置の製造方法について、図8(a)〜(c)を参照しながら説明する。
まず、図8(a)に示すように、半導体基板101上にゲート絶縁膜103を介してゲート電極104を形成した後、半導体基板101の表面部に不純物拡散領域105を形成することにより、電界効果型トランジスタを形成する。102は素子分離層である。その後、半導体基板101の表面に電界効果型トランジスタを覆うように第1の層間絶縁膜106を堆積した後、第1の層間絶縁膜106にコンタクトホール106aを形成し、コンタクトホール106a内にタングステン層を形成して、コンタクトホール106aをタングステンで埋め込むことにより、不純物拡散領域105と接続されるコンタクトプラグ107を形成する。
次に、図8(b)に示すように、コンタクトプラグ107の直上に拡散防止膜109を形成し、拡散防止膜109上に容量下部電極110を形成する。次に、図8(c)示すように、容量下部電極110と第1の層間絶縁膜106の上に全面に亘って、第2の層間絶縁膜111を堆積し、CMP法により、研磨して平坦化を行い容量下部電極110の表面を露出させる。さらに、容量下部電極110上に、絶縁性金属酸化物からなる容量絶縁膜112を形成し、その後、容量絶縁膜112上に容量上部電極113を形成する。
以上のような構成により、電界効果型トランジスタと強誘電体キャパシタとからなるスタック型メモリセルが得られる。
特開2001−217400号公報
しかしながら、CVD法により、コンタクトホール106a内にタングステン層を形成して、コンタクトホール106a内にタングステンを埋め込む際、タングステン層内にボイド108が形成される。このようなボイド108の存在は、以下に挙げるような問題を発生させる。
第1に、コンタクトプラグ107の上端部の表面には、ボイド108の影響で凹所が形成される。それにより、コンタクトプラグ107と、コンタクトプラグ107の上に形成される拡散防止膜109との接触面積が減少して、コンタクトプラグ107が高抵抗化してしまうという問題が発生する。
第2に、ボイド108の影響で形成された凹所により発生する非平坦部は、強誘電体キャパシタを構成している容量絶縁膜112の結晶性、粒子サイズ、膜の厚さ及び組成の均一さを低下させる。そのため、容量素子としての電気特性のばらつきを大きくさせるという問題が発生する。
第3に、コンタクトプラグ107の上端部の表面に形成される凹所のため、凹所の直上に形成される拡散防止膜109の結晶性が低下し、水素に対するバリア性が劣化する。
そこで、上記の問題を解決するために、例えば、特許文献1に開示された半導体装置及びその製造方法では、図9に示すように、ボイド108、及び当該凹所にTiN層114を充填する方法が用いられる。すなわち、図9(a)に示すように、コンタクトホール106a内にコンタクトプラグ107を形成した後、図9(b)に示すようにボイド108内を埋め込んでTiN層114を形成する。さらに図9(c)に示すように、例えば研磨処理によりTiN層114を平坦化し、その上に図9(d)に示すように拡散バリア層115を形成する。
しかしながら、コンタクトホール106a内のタングステン層にあるボイド108の大きさ及び形状は、均一ではなく、それぞれ異なっている。従って、CVD法によるTiN層114でボイド108を埋め込む際、タングステン層に存在する全てのボイド108に対して、TiN層114を完全に充填することは困難である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、コンタクトプラグ内のボイドの露出を防止し、コンタクトプラグと強誘電体キャパシタとの接触面積を増加させることができる半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の半導体装置は、半導体基板の上に形成された層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜中に形成され、前記半導体基板に接続されたコンタクトプラグと、前記コンタクトプラグ及び前記層間絶縁膜の上に形成された導電性の拡散防止膜と、前記拡散防止膜の上に下から順に配置された、下部電極、容量絶縁膜及び上部電極を有する容量素子とを備え、前記コンタクトプラグの上面の高さは、前記層間絶縁膜の上面よりも高いことを特徴とする。
上記構成の半導体装置によれば、コンタクトプラグの上面の高さが層間絶縁膜の上面よりも高いことにより、コンタクトプラグは層間絶縁膜から突出しており、拡散防止膜との接触面積が増加しているため、安定なコンタクト抵抗を確保できる。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板の上に層間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜中にコンタクトホールを形成し、前記コンタクトホール内に導電材料を埋め込む工程と、前記導電材料を埋め込む際に形成された前記コンタクトホール内のボイドの上方の前記導電材料以外を除去して、コンタクトプラグを形成する工程と、前記層間絶縁膜の上に、前記コンタクトプラグと接続される導電性の拡散防止膜を形成する工程と、前記拡散防止膜の上に、下から順に下部電極、容量絶縁膜、及び上部電極が配置された容量素子を形成する工程とを備える。
上記構成の半導体装置の製造方法によれば、コンタクトプラグを形成する工程において、コンタクトプラグ内のボイドがコンタクトプラグ上端部の表面で露出しない。このため、層間絶縁膜とコンタクトプラグを被覆して形成される拡散防止膜において、コンタクトプラグ直上の拡散防止膜の部分で生じる結晶性低下による水素バリア性の劣化を防止できる。また、コンタクトプラグの上端部の表面は、ボイドが露出しないため、凹所が形成されず、非平坦になることを防止できる。したがって、コンタクトプラグと層間絶縁膜の上に形成される強誘電体キャパシタを構成する容量絶縁膜の結晶性、粒子サイズ、膜の厚さ及び組成はより均一になり、容量素子としての電気特性の劣化を低減できる。さらに、コンタクトプラグが層間絶縁膜から突出して、拡散防止膜との接触面積を増やすことができるため、安定なコンタクト抵抗を実現できる。
本発明によれば、コンタクトプラグの上面を層間絶縁膜の上面よりも高くすることにより、コンタクトの低抵抗化を図った半導体装置を提供することができる。
本発明の半導体装置において、前記コンタクトプラグは内部にボイドを有しており、前記ボイドは前記コンタクトプラグの上端部より下方に位置する構成とすることができる。
それにより、コンタクトプラグ内にあるボイドは、コンタクトプラグの上端部の表面において露出しないため、凹所が形成されず、非平坦になることを防止できる。その結果、コンタクトプラグと層間絶縁膜の上に形成される強誘電体キャパシタを構成する容量絶縁膜の結晶性、粒子サイズ、膜の厚さ及び組成はより均一になり、容量素子としての電気特性の劣化を低減できる。さらに、コンタクトプラグの上端部の表面のボイド直上にある拡散防止膜の部分において、窒化チタンの結晶性が低下し、水素に対するバリア性が劣化することを防止できる。
また、上記構成の半導体装置において、前記容量絶縁膜は、ビスマス層状ペロブスカイト構造を有する強誘電体であって、チタン酸ジルコン鉛、チタン酸バリウムストロンチウムまたは五酸化タンタルのうちいずれか1つからなることが好ましい。
また、前記拡散防止膜は、チタン、タンタル、タングステン、アルミニウム若しくはこれらの合金、またはチタン、タンタル、タングステン、アルミニウム若しくはこれらの合金の窒化物からなる膜の単層膜または積層膜からなることが好ましい。
本発明の半導体装置の製造方法において、前記拡散防止膜を形成した後、前記拡散防止膜の表面を平坦化する工程をさらに含むことが好ましい。これによれば、拡散防止膜の表面の平坦性をさらに向上させることで、強誘電体キャパシタを構成する容量絶縁膜の結晶性、粒子サイズ、膜の厚さ及び組成はより均一になり、容量素子としての電気特性の劣化をより低減できる。
また、前記容量素子を形成する工程は、前記下部電極を形成した後、前記半導体基板及び前記下部電極を覆う絶縁膜を形成する工程と、前記下部電極の表面が露出するように前記絶縁膜を除去する工程とを含むことが好ましい。これにより、容量絶縁膜を下部電極と絶縁膜との上に形成することができため、容量絶縁膜の平坦性を向上させることができる。
以下に、本発明の各実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1および図2を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る半導体装置の断面図である。
図1に示すように、半導体基板11の表面部には不純物拡散領域15が形成され、半導体基板11上における不純物拡散領域15間には、ゲート絶縁膜13を介してゲート電極14が形成されており、これら不純物拡散領域15及びゲート電極14によって電界効果型トランジスタが構成されている。12は素子分離層である。半導体基板11の上にはさらに、電界効果型トランジスタを覆うように第1の層間絶縁膜16が形成され、第1の層間絶縁膜16には、不純物拡散領域15と接続されたコンタクトホール16aが形成されている。コンタクトホール16a内には充填剤としてタングステン膜が形成され、コンタクトプラグ17が形成されている。
コンタクトプラグ17上を被覆して、第1の層間絶縁膜16の上には、窒化チタン膜からなる拡散防止膜21が設けられている。拡散防止膜21の上には、下層のイリジウム膜と上層の酸化イリジウム膜との積層膜からなる容量下部電極22が設けられている。容量下部電極22の周囲の第1の層間絶縁膜16上には、酸化珪素からなる第2の層間絶縁膜23が形成され、平坦化されて容量下部電極22の表面を露出させている。
容量下部電極22の上には、容量下部電極22を覆うように、絶縁性金属酸化物としてビスマス層状ペロブスカイト構造を有するSrBi2(Ta1-XNbX)O9等の強誘電体からなる容量絶縁膜24が設けられている。容量絶縁膜24の上には、容量上部電極25が設けられている。
本実施形態の特徴として、コンタクトプラグ17は、第1の層間絶縁膜16から突出し、コンタクトプラグ17中のボイド18が、コンタクトプラグ17の上端部20の表面で露出しないように形成されている。また、拡散防止膜21は、コンタクトプラグ17を被覆して形成されている。
以上のようにして、容量下部電極22、容量絶縁膜24及び容量上部電極25によってデータ記憶用の容量素子が構成されていると共に、容量素子と上述の電界効果型トランジスタによってメモリセルが構成されている。
以下に、上記構成を有する半導体装置の製造方法について説明する。図2(a)〜(d)は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
まず、図2(a)に示すように、半導体基板11の上にゲート絶縁膜13を介してゲート電極14を形成した後、半導体基板11の上部に不純物拡散領域15を形成して、これらの不純物拡散領域15及びゲート電極14からなる電界効果型トランジスタを形成する。次に、半導体基板11の上に全面に亘って酸化珪素からなる第1の層間絶縁膜16を形成した後、第1の層間絶縁膜16にコンタクトホール16aを形成する。そして、CVD法により、コンタクトホール16a内と第1の層間絶縁膜16の上に全面に亘って、導電材料であるタングステン膜19を堆積する。
次に、図2(b)に示すように、CMP法により、タングステン膜19を第1の層間絶縁膜16の上に残すように研磨し、平坦化する。第1の層間絶縁膜16上に残すタングステン膜19の膜厚は、第1の層間絶縁膜16上で約50〜60nmの範囲とすることが好ましい。
次に、リソグラフィー工程を経て、例えばRIE(Reactive Ion Etching)法により、タングステン膜19の一部をエッチングして、図2(c)に示すように、第1の層間絶縁膜16の上面から突出したコンタクトプラグ17を形成する。
次に、第1の層間絶縁膜16の上に全面に亘って、下から順に、窒化チタン膜、イリジウム膜及び酸化イリジウム膜を順次堆積した後、この膜をパターンニングすることにより、コンタクトプラグ17の上端部20と接続された窒化チタン膜からなる水素の拡散防止膜21と、拡散防止膜21の上にイリジウム膜及び酸化イリジウム膜からなる容量下部電極22を形成する。
次に、容量下部電極22と第1の層間絶縁膜16の上に全面に亘って、酸化珪素からなる第2の層間絶縁膜23を堆積し、CMP法により研磨して平坦化を行い、容量下部電極22の表面を露出させる。
次に、例えばスパッタリング法または有機CVD法により、容量下部電極22及び第2の層間絶縁膜の上に全面に亘って、下から順に、ビスマス層状ペロブスカイト構造を有するSrBi2(Ta1-XNbX)O9等の強誘電体膜及び白金膜を堆積した後、当該積層膜をパターニングすることにより、強誘電体膜からなる容量絶縁膜24と白金膜からなる容量上部電極25を形成する。これにより、本実施形態に係る半導体装置が得られる。
本実施形態に係る半導体装置及びその製造方法によれば、タングステン膜19を堆積した後、CMP法により、第1の層間絶縁膜16の上にタングステン膜19を残すように研磨し、平坦化されたタングステン膜19をパターニングして、コンタクトプラグ17を形成する。これにより、コンタクトプラグ17の上部が第1の層間絶縁膜16から突き出した形状となる。そのため、コンタクトプラグ内のボイド18がコンタクトプラグの上端部20の表面で露出しない。
したがって、本実施形態によれば、第1の層間絶縁膜16とコンタクトプラグ17を被覆して形成される拡散防止膜21において、コンタクトプラグ17直上の拡散防止膜21の部分で生じる結晶性低下による水素バリア性の劣化という問題を防止できる。
また、コンタクトプラグ上端部20の表面に、ボイド18が露出しないため、凹所が形成されることを防止できる。このため、コンタクトプラグ17と第1の層間絶縁膜16の上に形成される強誘電体キャパシタにおいて、強誘電体キャパシタを構成する容量絶縁膜の結晶性、粒子サイズ、膜の厚さ及び組成はより均一になり、容量素子としての電気特性の劣化を低減できる。
さらに、コンタクトプラグ17は第1の層間絶縁膜16から突出しており、拡散防止膜21との接触面積を増やすことができるため、安定なコンタクト抵抗が得られる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について、図3および図4を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る半導体装置の断面図である。図1および図2に示した第1の実施形態の要素と同様の要素については、共通の参照符号を付して、説明の繰り返しを省略する。
図3に示すように、本実施形態においても、コンタクトプラグ17は第1の層間絶縁膜16から突出しており、コンタクトプラグ17のボイド18がコンタクトプラグの上端部20の表面に露出しないように形成されている。さらに、本実施形態の特徴としては、拡散防止膜21の表面が平坦化されている。
以下に、上記構成を有する半導体装置の製造方法について説明する。図4(a)〜(d)は、本実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
まず、図4(a)に示すように、突出したプラグコンタクト17を形成する工程までは、第1の実施形態と同様である。次に、突出したプラグコンタクト17を覆うように第1の層間絶縁膜16の上に全面に亘って、窒化チタン膜26を堆積する。
次に、図4(b)に示すように、CMP法により、窒化チタン膜26を研磨し、平坦化する。
次に、リソグラフィー工程を経て、例えばRIE法により、窒化チタン膜26をエッチングして、図4(c)に示すように、平坦化された窒化チタン膜からなる、コンタクトプラグ17の上端部と接続された拡散防止膜21を形成する。
次いで、第1の層間絶縁膜16の上に全面に亘って、イリジウム膜及び酸化イリジウム膜を順次堆積した後、これらの積層膜をパターンニングすることにより、図4(d)に示すように、窒化チタン膜からなる拡散防止膜21の上に、イリジウム膜及び酸化イリジウム膜からなる容量下部電極22を形成する。
次に、容量下部電極22と第1の層間絶縁膜16の上に全面に亘って、酸化珪素からなる第2の層間絶縁膜23を堆積し、CMP法により研磨して平坦化を行い、容量下部電極22の表面を露出させる。
次に、例えばスパッタリング法または有機CVD法により、容量下部電極22及び第2の層間絶縁膜の上に全面に亘って、下から順に、ビスマス層状ペロブスカイト構造を有するSrBi2(Ta1-XNbX)O9等の強誘電体膜及び白金膜を堆積した後、該積層をパターニングすることにより、強誘電体膜からなる容量絶縁膜24と白金膜からなる容量上部電極25を形成する。これにより、本実施形態に係る半導体装置が得られる。
本実施形態に係る半導体装置及びその製造方法によれば、拡散防止膜21の表面が平坦化されているため、拡散防止膜21の結晶性、粒子サイズ、膜の厚さ及び組成はより均一になり、水素に対するバリア性の劣化が、第1の実施形態と比較してさらに低減できる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について、図5及び図6を参照して説明する。本実施形態は、第2の実施形態とは、容量下部電極の形状が相違する。すなわち、図5に示すように、拡散防止膜21の表面が平坦であるとともに、さらに、拡散防止膜21の上に形成された容量下部電極22の表面も平坦である。
本実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程について、図6(a)〜(d)に示す断面図を参照して説明する。
図6(a)に示すように、突出したコンタクトプラグ17を覆うように窒化チタン膜26を堆積し、CMP法により、第1の層間絶縁膜16及びコンタクトプラグ17上の窒化チタン膜26を残すように研磨し、平坦化するまでの工程は、第2の実施形態の製造方法と同じである。
次に、平坦化された窒化チタン膜26上の全面に亘って、図6(b)のようにイリジウム膜及び酸化イリジウム膜を順次堆積して積層膜27を形成する。
次に、窒化チタン膜26と、イリジウム膜及び酸化イリジウム膜の積層膜27を、リソグラフィー工程を経て例えばRIE法により、同時にエッチングして、図6(c)に示すように、窒化チタン膜からなる拡散防止膜21、およびその上に設けられたイリジウム膜及び酸化イリジウム膜からなる容量下部電極22を同時に形成する。
次に、図6(d)に示すように、容量下部電極22と第1の層間絶縁膜16の上に全面に亘って、酸化珪素からなる第2の層間絶縁膜23を堆積し、CMP法により研磨して平坦化を行い、容量下部電極22の表面を露出させる。
次に、例えばスパッタリング法または有機CVD法により、容量下部電極22及び第2の層間絶縁膜23の上に全面に亘って、下から順に、ビスマス層状ペロブスカイト構造を有するSrBi2(Ta1-XNbX)O9等の強誘電体膜及び白金膜を堆積した後、該積層をパターニングすることにより、強誘電体膜からなる容量絶縁膜24と白金膜からなる容量上部電極25を形成する。これにより、本実施形態に係る半導体装置が得られる。
本実施形態に係る半導体装置及びその製造方法によれば、拡散防止膜21と容量下部電極22を同時にパターニングして形成するため、量産性を高めることができる。
さらに、容量下部電極22の上面は平坦で、且つ第2の層間絶縁膜23の上面と面一であるため、容量下部電極22の上に形成される強誘電体キャパシタにおいて、容量絶縁膜の結晶性、粒子サイズ、膜の厚さ及び組成の均一性が向上し、上述した他の実施形態に係る半導体装置よりも、容量素子の特性をより向上させることができる。
以上の各実施形態において、容量絶縁膜として、ビスマス層状ペロブスカイト構造を有する強誘電体膜または高誘電率膜等の絶縁性金属酸化物からなり、強誘電体、チタン酸ジルコン鉛、チタン酸バリウムストロンチウムまたは五酸化タンタルのうちいずれか1つを用いることができる。それにより、データ記憶用の容量素子を構成することができる。
また、拡散防止膜は、チタン、タンタル、タングステン、アルミニウム若しくはこれらの合金、またはチタン、タンタル、タングステン、アルミニウム若しくはこれらの合金の窒化物からなる膜を有する単層膜または積層膜により構成することができる。それらの膜は、膜質が緻密であって拡散が防止する機能が高いとともに、層間絶縁膜との密着性に優れている。
なお、半導体基板としては、GaAs等の半導体基板、導電性領域が形成された半導体基板、またはドレイン領域若しくはソース領域およびゲート電極からなるトランジスタが形成されている半導体基板を用いることができる。
本発明に係る半導体装置およびその製造方法によれば、特性の良好な強誘電体キャパシタを形成することができ、例えば、電界効果型トランジスタと強誘電体キャパシタとからなるスタック型メモリセルの作製に有用である。
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の要部断面図 (a)〜(d)は本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の工程断面図 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の要部断面図 (a)〜(d)は本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の工程断面図 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の要部断面図 (a)〜(e)は本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法の工程断面図 従来の半導体装置の要部断面図 (a)〜(d)は従来の半導体装置の製造方法の工程断面図 (a)〜(c)は従来の半導体装置の製造方法の工程断面図
符号の説明
11,101 シリコン基板
12,102 素子分離層
13,103 ゲート酸化膜
14,104 ゲート電極
15,105 不純物拡散領域
16,106 第1の層間絶縁膜
16a, 106a コンタクトホール
17,107 コンタクトプラグ
18,108 ボイド
19 タングステン層
20 コンタクトプラグ上端部
21,109 拡散防止膜
22,110 容量下部電極
23,111 第2の層間絶縁膜
24,112 容量絶縁膜
25,113 容量上部電極
26 窒化チタン膜
27 イリジウム膜及び酸化イリジウム膜の積層膜
114 TiN層
115 拡散バリア層

Claims (7)

  1. 半導体基板の上に形成された層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜中に形成され、前記半導体基板に接続されたコンタクトプラグと、
    前記コンタクトプラグ及び前記層間絶縁膜の上に形成された導電性の拡散防止膜と、
    前記拡散防止膜の上に下から順に配置された、下部電極、容量絶縁膜及び上部電極を有する容量素子とを備え、
    前記コンタクトプラグの上面の高さは、前記層間絶縁膜の上面よりも高いことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記コンタクトプラグは内部にボイドを有しており、
    前記ボイドは前記コンタクトプラグの上端部より下方に位置する請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記容量絶縁膜は、ビスマス層状ペロブスカイト構造を有する強誘電体であって、
    チタン酸ジルコン鉛、チタン酸バリウムストロンチウムまたは五酸化タンタルのうちいずれか1つからなる請求項1記載の半導体装置。
  4. 前記拡散防止膜は、チタン、タンタル、タングステン、アルミニウム若しくはこれらの合金、またはチタン、タンタル、タングステン、アルミニウム若しくはこれらの合金の窒化物からなる膜の単層膜または積層膜からなる請求項1記載の半導体装置。
  5. 半導体基板の上に層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜中にコンタクトホールを形成し、前記コンタクトホール内に導電材料を埋め込む工程と、
    前記導電材料を埋め込む際に形成された前記コンタクトホール内のボイドの上方の前記導電材料以外を除去して、コンタクトプラグを形成する工程と、
    前記層間絶縁膜の上に、前記コンタクトプラグと接続される導電性の拡散防止膜を形成する工程と、
    前記拡散防止膜の上に、下から順に下部電極、容量絶縁膜、及び上部電極が配置された容量素子を形成する工程とを備えた半導体装置の製造方法。
  6. 前記拡散防止膜を形成した後、前記拡散防止膜の表面を平坦化する工程をさらに含む請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記容量素子を形成する工程は、
    前記下部電極を形成した後、前記半導体基板及び前記下部電極を覆う絶縁膜を形成する工程と、
    前記下部電極の表面が露出するように前記絶縁膜を除去する工程とを含む請求項5又は6に記載の半導体装置の製造方法。

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