JP2007311154A - シールド電線の製造装置及び製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】シールド部材の幅方向の一端部に他端部が重なった状態でシールド部材を電線に巻き付けることができるシールド電線の製造装置及び製造方法を提供する。
【解決手段】ラッピングブロック15が、ガイド穴を構成する第1の凹部27が設けられた第1の型25と、該第1の凹部25と重なってガイド穴を構成する第2の凹部28が設けられた第2の型26とを有する。第2の凹部28の幅が第1の凹部27の幅よりも大きくなるように、第1の凹部27及び第2の凹部28が設けられ、また、第1の凹部27及び第2の凹部28の幅方向の一端同士が重なるようにガイド穴が設けられる。そして、このガイド穴の挿入口から出口に向かって導体薄膜シートが搬送される。
【選択図】図3

Description

本発明は、ノイズに対するシールド機能を備えたシールド電線の製造装置及び製造方法に関するものである。
移動体としての自動車には、搭載される種々のランプや種々のモータなどの電子機器にバッテリなどの電源から電力を供給したり制御装置から制御信号を送ったりするためにワイヤハーネスが配索されている。ワイヤハーネスは、複数の電線と、該電線の端末に取り付けられた端子金具などを備えている。前述したワイヤハーネスを構成する電線として、たとえば、図7に示されたシールド電線201を用いることがある(例えば特許文献1を参照)。
図7に例示されたシールド電線201は、複数の被覆電線102と、一つのドレイン線103と、シールド部材としての導体薄膜シート106と、を備えている。被覆電線102は、それぞれ、導電性を有する芯線110と、この芯線110を被覆する被覆部111と、を備えている。芯線110は、断面丸形に形成されており、銅または銅合金を含んでいる。被覆部111は、絶縁性を有する合成樹脂からなる。ドレイン線103は、断面丸形に形成されており、銅または銅合金などの導電性を有する金属からなる。
導体薄膜シート106は、薄い導体層107と、該導体層107に積層された絶縁層108と、を備えて、薄いシート状に形成されている。導体層107は、たとえば、銅または銅合金、アルミニウムなどの導電性を有する金属からなる。導体薄膜シート106は、全ての被覆電線102とドレイン線103とを覆うとともに、前記ドレイン線103に接触している。また、この導体薄膜シート106は、幅方向の一端部に他端部が重ねられかつ前記一端部の絶縁層108の面と前記他端部の導体層107の面とが接触する格好で被覆電線102とドレイン線103とを覆っている。
上記したシールド電線201は、外部からのノイズが各被覆電線102の芯線110に侵入しようとすると、このノイズが前記導体層107に伝わる。そして、前記ノイズは、ドレイン線103を介して、シールド電線201外に逃がされる。こうして、シールド電線201の導体層107は、各被覆電線102の芯線110に外部からのノイズが侵入することを防止する。
上述した複数の被覆電線102及びドレイン線103の外周に導体薄膜シート106を巻き付けるシールド電線201の製造装置として、図11に示されたものが提案されている(例えば特許文献2を参照)。
同図に示すように、製造装置は、ガイド穴203が設けられた立方体状の型204を有している。このガイド穴203は、断面円形であり、挿入口205から出口206に向かうに従って直径が小さくなるように設けられている。
上述したガイド穴203に被覆電線102及びドレイン線103を挿入させた状態で導体薄膜シート106をガイド穴203の挿入口205から出口206に向かって送り出すと導体薄膜シート106が被覆電線102及びドレイン線103の外周に巻き付けられた状態で出口206から出される。
特開2001−057114号公報 特開平8−77835号公報
上述した製造装置によれば、導体薄膜シート106をガイド穴203に通すだけで簡単に被覆電線102及びドレイン線103の外周に導体薄膜シート106を巻き付けることができる。しかしながら、上述した従来の製造装置は、ガイド穴203の断面が円状に形成されているため、図12に示すように、導体薄膜シート106の幅方向の一端部と他端部とがケンカしてしまい、一端部に他端部を重ねた状態で導体薄膜シート106を巻き付けることが難しいという問題があった。このため、導体薄膜シート106の幅方向の一端部と他端部との間に隙間などが生じやすく、その隙間からノイズが侵入する恐れがある。
また、上述した従来の製造装置は、端子金具が取り付けられた被覆電線102及びドレイン線103に導体薄膜シート106を巻き付けることはできないという問題があった。
これは、端子金具が取り付けられた被覆電線102及びドレイン線103をガイド穴203に挿入するためにはガイド穴203の出口206を端子金具よりも大きくする必要があるからである。通常、端子金具は、被覆電線102及びドレイン線103よりも大きい。このため、導体薄膜シート106が被覆電線102及びドレイン線103にぴったりと巻き付けられず、ブカブカな状態で巻き付けられてしまう。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、シールド部材の幅方向の一端部に他端部が重なった状態でシールド部材を電線に巻き付けることができるシールド電線の製造装置及び製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、挿入口から出口に向かうに従って小さくなるガイド穴が設けられた型と、前記ガイド穴に電線を挿入した状態でシート状のシールド部材を前記ガイド穴の前記挿入口から前記出口に向かって搬送する搬送手段とを有するシールド電線の製造装置において、前記型が、前記ガイド穴を構成する第1の凹部が設けられた第1の型と、該第1の凹部と重なって前記ガイド穴を構成する第2の凹部が設けられた第2の型とを有し、前記第2の凹部の幅が第1の凹部の幅よりも大きくなるように、前記第1の凹部及び前記第2の凹部が設けられ、そして、前記第1の凹部及び第2の凹部の幅方向の一端同士が重なるように前記ガイド穴が設けられることを特徴とするシールド電線の製造装置に存する。
請求項1記載の発明によれば、第1の凹部の幅と第2の凹部の幅とに差が設けられているので、シールド部材の第1の凹部に沿って変形する部分の幅が、第2の凹部に沿って変形する部分の幅よりも小さくなるように、シールド部材がガイド穴の内側面に沿って変形する。
請求項2記載の発明は、前記第1の型に前記第2の凹部の幅方向の他端に沿った溝が設けられていることを特徴とする請求項1記載のシールド電線の製造装置に存する。
請求項2記載の発明によれば、第2の凹部の幅方向の他端に沿った溝が第1の型に設けられているので、シールド部材の幅方向の他端部が溝内に挿入されてシールド部材の幅方向の一端部に他端部がスムースに重なる。
請求項3記載の発明は、前記第1の凹部の幅と前記第2の凹部の幅との差が前記シールド部材のシート厚以上になるように、前記第1の凹部と前記第2の凹部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のシールド電線の製造装置に存する。
請求項3記載の発明によれば、第1の凹部の幅と第2の凹部の幅との直径の差がシールド部材のシート厚以上になるように、第1の凹部と第2の凹部とが設けられているので、シールド部材の幅方向の一端部に他端部がスムースに重なる。
請求項4記載の発明は、前記第1の型と前記第2の型とが互いに接離可能に設けられたことを特徴とする請求項1〜3何れか1項記載のシールド電線の製造装置に存する。
請求項4記載の発明によれば、第1の型と第2の型とが接離可能に設けられているので、第1の型と第2の型とを離した状態で電線を第1の凹部、第2の凹部の何れか一方に搭載して、その後第1の型と第2の型とを重ねて、ガイド穴に電線を挿入することができる。これにより、ガイド穴の出口の大きさが端子金具の大きさより小さくてもガイド穴に端子金具が取り付けられた電線を簡単に挿入することができる。
請求項5記載の発明は、前記第1の型の出口側の端部が、前記第2の型の出口側の端部よりも前記挿入口側に設けられていることを特徴とする請求項1〜4何れか1項記載のシールド電線の製造装置に存する。
請求項5記載の発明によれば、第1の型の出口側の端部が、第2の型の出口側の端部よりも挿入口側に設けられているので、より一層、シールド部材の幅方向の一端部に他端部がスムースに重なる。
請求項6記載の発明は、前記第1の型の出口側が、前記第2の型の幅方向の他端よりも前記一端側に設けられていることを特徴とする請求項1〜5何れか1項記載のシールド電線の製造装置に存する。
請求項6記載の発明によれば、第1の型の出口側が、第2の型の幅方向の他端よりも一端側に設けられているので、より一層、シールド部材の幅方向の一端部に他端部がスムースに重なる。
請求項7記載の発明は、前記第1の型及び前記第2の型よりも前記挿入口側に設けられて前記シールド部材を前記挿入口に向かって押し出す押し出し手段と、前記第1の型及び前記第2の型よりも前記出口側に設けられ前記シールド部材が巻き付けられた電線を狭持した状態で前記出口側に引っ張る引っ張り手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜6何れか1項記載のシールド電線の製造装置に存する。
請求項7記載の発明によれば、引っ張り手段が、第1の型及び第2の型よりも出口側に設けられてシールド部材が巻き付けられた電線を狭持した状態で出口側に引っ張ることにより、シールド部材がガイド穴内で折れ曲がることなくスムーズに挿入口から出口まで送り出される。
請求項8記載の発明は、請求項4項記載のシールド電線の製造装置を用いたシールド電線の製造方法であって、前記第1の型及び第2の型を離した状態で前記第1の凹部及び前記第2の凹部の何れか一方に電線を搭載する電線搭載工程と、前記電線搭載工程後に前記第1の型と前記第2の型とを重ねて前記ガイド穴に電線を挿入する重ね工程と、前記重ね工程後に前記ガイド穴の前記挿入口から前記出口に向かって前記シールド部材を送り出す送り出し工程とを備えたことを特徴とするシールド電線の製造方法に存する。
請求項8記載の発明によれば、第1の型と第2の型とを離した状態で電線を第1の凹部、第2の凹部の何れか一方に搭載して、その後第1の型と第2の型とを重ねて、ガイド穴に電線を挿入することができる。これにより、ガイド穴の出口の大きさが端子金具の大きさより小さくてもガイド穴に端子金具が取り付けられた電線を簡単に挿入することができる。
請求項9記載の発明は、請求項7記載のシールド電線の製造装置を用いたシールド電線の製造方法であって、前記ガイド穴に電線を挿入する電線挿入工程と、前記電線挿入工程後に前記押し出し手段によって前記ガイド穴の前記挿入口から前記出口に向かって前記シールド部材を押し出す押し出し工程と、前記押し出し工程により前記シールド部材が前記出口に達した後に、前記引っ張り手段によって前記シールド部材が巻き付けられた電線を狭持した状態で前記出口側に引っ張る引っ張り工程とを備えたことを特徴とするシールド電線の製造方法に存する。
請求項9記載の発明によれば、引っ張り手段が、第1の型及び第2の型よりも出口側に設けられてシールド部材が巻き付けられた電線を狭持した状態で出口側に引っ張ることにより、シールド部材がガイド穴内で折れ曲がることなくスムーズに挿入口から出口まで送り出される。
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、シールド部材の第1の凹部に沿って変形する部分の幅が、第2の凹部に沿って変形する部分の幅よりも小さくなるように、シールド部材がガイド穴の内側面に沿って変形するので、シールド部材の幅方向の一端部に他端部が重なった状態でシールド部材を電線に巻き付けることができる。
請求項2記載の発明によれば、シールド部材の幅方向の他端部が溝内に挿入されてシールド部材の幅方向の一端部に他端部がスムースに重なるので、シールド部材の幅方向の一端部に他端部がキレイに重なった状態でシールド部材を電線に巻き付けることができる。
請求項3記載の発明によれば、シールド部材の幅方向の一端部に他端部がスムースに重なるので、シールド部材の幅方向の一端部に他端部がキレイに重なった状態でシールド部材を電線に巻き付けることができる。
請求項4記載の発明によれば、ガイド穴の出口の大きさが端子金具の大きさより小さくてもガイド穴に端子金具が取り付けられた電線を簡単に挿入することができるので、シールド部材の幅方向の一端部に他端部がキレイに重なった状態でシールド部材を端子金具が取り付けられた電線に巻き付けることができる。
請求項5及び6記載の発明によれば、より一層、シールド部材の幅方向の一端部に他端部がスムースに重なるので、シールド部材の幅方向の一端部に他端部がキレイに重なった状態でシールド部材を電線に巻き付けることができる。
請求項7記載の発明によれば、シールド部材がガイド穴内で折れ曲がることなくスムーズに挿入口から出口まで送り出されるので、シールド部材の幅方向の一端部に他端部がキレイに重なった状態でシールド部材を電線に巻き付けることができる。
請求項8記載の発明によれば、ガイド穴の出口の大きさが端子金具の大きさより小さくてもガイド穴に端子金具が取り付けられた電線を簡単に挿入することができるので、シールド部材の幅方向の一端部に他端部がキレイに重なった状態でシールド部材を端子金具が取り付けられた電線に巻き付けることができる。
請求項9記載の発明によれば、シールド部材がガイド穴内で折れ曲がることなくスムーズに挿入口から出口まで送り出されるので、シールド部材の幅方向の一端部に他端部がキレイに重なった状態でシールド部材を電線に巻き付けることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態にかかるシールド電線の製造装置を示す説明図であり、図7は、図1及び図2に示された製造装置によって製造されるシールド電線を示す斜示図である。
シールド電線については上述した背景技術で既に説明しているので、ここではその詳細な説明は省略する。
まず、図7に示すシールド電線201の製造装置の構成を説明する。製造装置は、巻取ローラ10と、矯正ユニット11と、切断機構12と、押し出しユニット13と、電線ガイドローラ14と、ラッピングブロック15と、保持部16、17と、引っ張りローラ18と、電線ガイドローラ19、20と、シールド線収容穴21とを備え、これらは工場などのフロア上に設置されている。
上述したラッピングブロック15(型)には、図2に示すように、挿入口22から出口23に向かうに従って直径が小さくなるガイド穴24が設けられている。ラッピングブロック15は、略直方体状の第1の型25と、第2の型26とを有している。図3に示すように、第1の型25にはガイド穴24を構成する第1の凹部27が設けられ、第2の型26には第1の凹部27と重なってガイド穴24を構成する第2の凹部28が設けられている。
第1の凹部27、第2の凹部28は、断面半円状に設けられいる。第1の凹部27、第2の凹部28は、第1の凹部27の直径よりも第2の凹部28の直径が大きくなるように設けられている。即ち、第1の凹部27の幅よりも第2の凹部28の幅の方が大きい。第1の凹部27、第2の凹部28はそれぞれ、挿入口22から出口23に向かうに従って直径が小さくなるように設けられている。そして、図4及び図5に示すように、第1の凹部27及び第2の凹部28の幅方向Y1の一端T1、T2同士が重なるようにガイド穴24が設けられている。
また、図5に示す、第1の凹部27と第2の凹部28との直径の差ΔR(即ち、第1の凹部27と第2の凹部28の幅の差)が、導体薄膜シート106のシート厚以上となるように、第1の凹部27及び第2の凹部28とが設けられている。また、図4に示すように、第1の型25の出口23側の端部T3が、第2の型26の出口23側の端部T4よりも挿入口22側に設けられている。即ち、上方から視認すると、第2の凹部28の出口23側が露出して、視認される。
また、図4に示すように、第1の型25の出口23側には、幅方向Y1が狭くなる幅狭部29が設けられている。そして、幅狭部29が、第2の凹部28の幅方向Y1の他端T5よりも一端T1、T2側に設けられている。即ち、上方から視認すると、幅狭部29よりも幅方向Y1の他端T5側にある第2の凹部28が露出して、視認される。
また、第1の型25及び第2の型26の幅方向Y1の他端側同士が、ヒンジ30を介して連結され、第1の型25と第2の型26とが開閉可能に設けられている。即ち、第1の型25と第2の型26とが接離可能に設けられている。
また、図3に示すように、第1の型25には、4つの位置決め凸部31が設けられている。第2の型26には、4つの位置決め穴32が設けられている。位置決め凸部31が位置決め穴32に挿入されるように第1の型25と第2の型26とを閉じると、第1の凹部27及び第2の凹部28の一端T1、T2同士が重なるように第1の型25と第2の型26とが重ねられる。
上記巻取ローラ10は、図1に示すように、シールド部材としての導体薄膜シート106を巻いている。巻取ローラ10は、工場などのフロア上などに巻取軸方向が床に対して水平方向になるように設置されている。
矯正ユニット11は、ラッピングブロック15よりも導体薄膜シート106の搬送方向Y2の上流側に設けられており、巻取ローラ10と切断機構12との間に設けられている。矯正ユニット11は、板状のユニット本体33と、複数の第1ローラ34と、複数の第2ローラ35とを備えている。
第1及び第2ローラ34、35はそれぞれ、ユニット本体33に回転自在に支持されている。複数の第1ローラ34は、水平方向に沿って並べられ、導体薄膜シート106の上方に配されている。複数の第2ローラ35は、水平方向に沿って並べられ、導体薄膜シート106の下方に配されている。第1ローラ34と第2ローラ35とは、図1に示すように、千鳥状に配されている。
矯正ユニット11は、巻取ローラ10から引き出された導体薄膜シート106を第1ローラ34と第2ローラ35との間に挟む。そして、矯正ユニット11は、上記導体薄膜シート106を平面状にする。また、矯正ユニット11は、第1ローラ34と第2ローラ35との間に挟むことにより、導体薄膜シート106に摩擦力を付与する。即ち、矯正ユニット11は、後述する押し出しユニット13が導体薄膜シート106を押し出す方向(即ち搬送方向Y2の下流側に向かう方向)とは逆向きの摩擦力を導体薄膜シート106に付与する。この摩擦力は、押し出しユニット13が導体薄膜シート106を押し出す力よりも弱い。このため、矯正ユニット11は、長さ方向に沿った張力を導体薄膜シート106に付与して、導体薄膜シート106を張る。
切断機構12は、ラッピングブロック15よりも前記搬送方向Y2の上流側に設けられており、矯正ユニット11と電線ガイドローラ14との間に設けられている。切断機構12は、切断刃36を有している。切断刃36は、導体薄膜シート106の上方に配されている。切断刃36は、鉛直方向に沿って導体薄膜シート106に近づいたり離れたりする。切断刃36は、導体薄膜シート106に近づいて導体薄膜シート106を切断する。
押し出しユニット13は、ラッピングブロック15よりも前記搬送方向Y2の上流側(即ち、ラッピングブロック15の挿入口22側)に設けられており、切断機構12と電線ガイドローラ14との間に設けられている。押し出しユニット13は、板状のユニット本体37と、複数の第1ローラ38と、複数の第2ローラ39とを備えている。
第1及び第2ローラ38、39はそれぞれ、ユニット本体37に回転自在に支持されている。複数の第1ローラ38は、水平方向に沿って並べられ、導体薄膜シート106の上方に配されている。複数の第2ローラ39は、水平方向に沿って並べられ、導体薄膜シート106の下方に配されている。第1ローラ38と第2ローラ39とは、図1に示すように、千鳥状に配されている。
第1ローラ38と第2ローラ39とは、図示しないモータなどにより、互いに逆方向に同回転数で回転される。押し出しユニット13は、第1ローラ38と第2ローラ39との間に導体薄膜シート106を挟み、かつこの導体薄膜シート106を搬送方向Y2下流側に押し出す。押し出しユニット13は、第1の型25及び第2の型26よりも挿入口22側に設けられて導体薄膜シート106を挿入口22に向かって押し出す押し出し手段を成している。
電線ガイドローラ14は、図示しない板状の本体部50に回転自在に支持されている。本体部50には図示しないスライダ及び駆動手段が取り付けられており、本体部50が、フロアに沿って設けられたレールに沿って、前後方向Y3に移動自在となっている。
上記保持部16、17は、ラッピングブロック15よりも前記搬送方向Y2の下流側(即ち、ラッピングブロック15の出口23側)に設けられている。保持部16、17は、互いに搬送方向Y2に並んで設けられている。保持部16、17は、電線102、103を保持すると共にフロア上を搬送方向Y2に移動自在に設けられている。前記「電線」は、本明細書においては、複数の被覆電線102及び一つのドレイン線103とを総称したものを意味する。
上記保持部16、17はそれぞれ、本体部40と、本体部40に連なりかつ電線102、103をまとめて狭持する一対のチャック41と、を備えている。本体部40には図示しないスライダ及び駆動手段が取り付けられており、保持部16、17が、フロアに設けられたレールに沿って、ラッピングブロック15の出口23から引っ張りローラ18、電線ガイドローラ19、20を経由してシールド線収容穴21まで移動自在となっている。そして、該保持部16、17が移動することによって、電線102、103が搬送される。
上記引っ張りローラ18は、ラッピングブロック15よりも前記搬送方向Y2の下流側(即ち、ラッピングブロック15の出口23側)に設けられている。引っ張りローラ18は、図示しない本体部と、一対の第1ローラ42及び第2ローラ43とを備えている。第1ローラ42、第2ローラ43はそれぞれ、本体部に回転自在に支持されている。一対の第1ローラ42は、搬送方向Y2に沿って並べられ、電線102、103の左右方向の一方側に配されている。一対の第2ローラ43は、搬送方向Y2に沿って並べられ、電線102、103の左右方向の他方側に配されている。
上記一対の第1ローラ42、第2ローラ43には、無端状のタイミングベルト44が掛け渡されている。第1ローラ42と第2ローラ43とは、図示しないモータなどにより、互いに逆方向に同回転数で回転される。また、引っ張りローラ18の本体部には図示しないスライダ及び駆動手段が取り付けられており、第1ローラ42及び第2ローラ43が互いに接離する方向に移動自在になっている。引っ張りローラ18は、第1ローラ42及び第2ローラ43を互いに近づけて、第1ローラ42及び第2ローラ43との間に電線102、103を挟み、かつこの電線102、103を搬送方向Y2下流側に引っ張る。
電線ガイドローラ19、20は、引っ張りローラ18からシールド線収容穴21までの電線102、103の搬送経路に沿って設けられている。電線ガイドローラ19、20は、その回転軸が鉛直方向に向くようにフロア上に回転可能に支持されている。
また、製造装置は、保持部45、46を備え、これらは工場などの天井から吊り下げられている。保持部45、46は、本体部47と、本体部47に連なりかつ電線102、103を狭持するチャック48と、を備えている。本体部47は、吊下紐49を介して天井に取り付けられた図示しない支持部に支持されている。
支持部には図示しないスライダ及び駆動手段が取り付けられており、保持部45、46が天井に設けられたレールに沿って移動自在となっている。また、支持部には、吊下紐49の巻取ローラ(図示せず)と、巻取ローラの駆動手段とが設けられており、吊下紐49を巻取ローラによって巻き取ったり、巻き戻したりすることにより、本体部47の上下方向の移動を可能にしている。
上述した切断機構12の切断動作、押し出しユニット13の押し出し操作、ラッピングブロック15の開閉動作、保持部16、17、45、46の移動動作、引っ張りローラ18の引っ張り動作などは図示しない制御装置によって制御されている。
次に、前述した構成のシールド電線201の製造装置を用いて端子金具51が取り付けられた電線102、103に導体薄膜シート106を巻き付けて、シールド電線201を製造する工程を以下説明する。
シールド電線201を製造する際には、まず、ラッピングブロック15のガイド穴24に電線102、103を挿入する電線挿入工程を行う。電線挿入工程において、まず、第1の型25、第2の型26を離した状態で第2の凹部28上に電線102、103を搭載する電線搭載工程と、電線搭載工程後に第1の型25と第2の型26とを重ねてガイド穴24に電線102、103を挿入する重ね工程とを順番に行う。
詳しくは、まず、図1に示すように、第1の型25、第2の型26とを離して開いた状態にする。保持部45、46を、ラッピングブロック15の出口23側の近くに位置した状態にする。電線ガイドローラ14を後ろ側に待機させた状態にする。引っ張りローラ18の第1ローラ42、第2ローラ43は互いに離した状態にする。次に、両端部に端子金具51が取り付けられた電線102、103の両端を保持部45、46のチャック48でそれぞれ挟んで保持する。
保持部46は天井のレールに沿って保持部17の上方まで移動する。保持部45は天井のレールに沿ってラッピングブロック15の挿入口22側まで移動する。次に、保持部46は、鉛直下向きに移動し、電線102、103を第2の凹部28上、保持部16、17のチャック41間に位置付ける。その後、保持部46は、チャック41を外し、代わりに保持部17のチャック41が電線102、103の一端を挟んで保持する。次に、電線ガイドローラ14が前に向かって移動して、電線102、103の上方に位置させる。そして、第1の型25、第2の型26とを重ねてガイド穴24に電線102、103を挿入する。
次に、ガイド穴24の挿入口22から出口23に向かって導体薄膜シート106を送り出す送り出し工程を行う。送り出し工程において、まず、押し出しユニット13によってガイド穴24の挿入口22から出口23に向かって導体薄膜シート106を押し出す押し出し工程と、この押し出し工程により導体薄膜シート106が出口23に達した後に、保持部16、17、引っ張りローラ18によって導体薄膜シート106が巻き付けられた電線102、103を狭持した状態で出口23側に引っ張る引っ張り工程とを順番に行う。
詳しくは、押し出しユニット13の第1ローラ38と第2ローラ39との間に導体薄膜シート106を挟んだ状態で、第1ローラ38、第2ローラ39を互いに逆方向に同回転数で回転させる。これにより、ガイド穴24の挿入口22から出口23に向かって導体薄膜シート106を押し出す。また、切断機構12は、押し出しユニット13によって所定長さの導体薄膜シート106が押し出される毎に導体薄膜シート106に切断刃36を近づけて、導体薄膜シート106を切断する。
導体薄膜シート106は、ガイド穴24の内側面に沿って変形しながら挿入口22から出口23に向かって押し出される。上述したようにガイド穴24を構成する第1の凹部27と第2の凹部28との直径に差が設けられている。このため、図6(A)に示すように、導体薄膜シート106の第1の凹部27に沿って変形する部分の直径が、第2の凹部28に沿って変形する部分の直径よりも小さくなるように、導体薄膜シート106がガイド穴24の内側面に沿って変形して、導体薄膜シート106の幅方向の一端部に他端部が重なった状態で導体薄膜シート106を電線102、103に巻き付けることができる。
また、上述したように幅狭部29が、第2の凹部28の幅方向Y1の他端T5よりも一端T1、T2側に設けられている。また、上述したように第1の型25の出口23側の端部T3が、第2の型26の出口23側の端部T4よりも挿入口22側に設けられている。これにより、図6(B)及び図6(C)に示すように、導体薄膜シート106の幅方向の他端部が第1の型25よりも上側になるように導体薄膜シート106が変形するため、より一層、導体薄膜シート106の幅方向の一端部に他端部がスムースに重なり、導体薄膜シート106の幅方向の一端部に他端部がキレイに重なった状態で導体薄膜シート106を電線102、103に巻き付けることができる。
また、上述したラッピングブロック15は、第1の凹部27と第2の凹部28との直径の差ΔR(=幅の差)が導体薄膜シート106のシート厚以上になるように、第1の凹部27と第2の凹部28とが設けられているので、導体薄膜シート106の幅方向の一端部に他端部がスムースに重なり、導体薄膜シート106の幅方向の一端部に他端部がキレイに重なった状態で導体薄膜シート106を電線102、103に巻き付けることができる。
そして、上述した押し出しユニット13により導体薄膜シート106が出口23に達した後、保持部16のチャック41で電線102、103の導体薄膜シート106が巻き付けられた部分を挟んで保持する。その後、保持部16、17は搬送方向Y2下流側に移動して導体薄膜シート106を出口23側に引っ張る。保持部16、17は、引っ張りローラ18の第1ローラ42と第2ローラ43との間を通って搬送方向Y2下流側に向かって移動する。
保持部16、17が第1ローラ42、第2ローラ43よりも搬送方向Y2下流側に達すると、第1ローラ42、第2ローラ43が互いに近づいてシールド電線201を挟む。また、保持部16は、第1ローラ42、第2ローラ43の搬送方向Y2下流側で停止すると共に、チャック41によるシールド電線201の狭持を外す。次に、第1ローラ42、第2ローラ43を互いに逆方向に同回転数で回転させる。これにより、導体薄膜シート106が引っ張りローラ18によって出口23側に引っ張られる。
以上のことから明らかなように、保持部16、引っ張りローラ18は、第1の型25及び第2の型26よりも出口23側に設けられて導体薄膜シート106が巻き付けられた電線102、103を狭持した状態で出口23側に引っ張る引っ張り手段をなしている。
引っ張りローラ18により引っ張った結果、導体薄膜シート106が巻き付けられた電線102、103の他端が保持部16に達すると、保持部16のチャック41がその電線102、103の他端を狭持する。これにより、導体薄膜シート106が巻き付けられた電線102、103の両端を保持部16、17のチャック41でそれぞれ狭持して保持される。
その後、保持部16、17は、シールド線収容穴21まで移動した後待機する。これにより、導体薄膜シート106が巻き付けられた電線102、103、即ちシールド線201がシールド線収容穴21まで運ばれ、シールド線201は、両端が保持部16、17によって保持された状態でその中央部がシールド線収容部21内に挿入される。その後、保持部45、46によってシールド線201は別の場所に運ばれる。このようにしてシールド電線201を得る。
上述した製造装置によれば、第1の型25と第2の型26とが接離可能に設けられているので、第1の型25と第2の型26とを離した状態で電線102、103を第2の型26に搭載して、その後第1の型25と第2の型26とを重ねて、ガイド穴24に電線102、103を挿入することができる。これにより、ガイド穴24の出口23の大きさが端子金具51の大きさより小さくてもガイド穴24に端子金具51が取り付けられた電線102、103を簡単に挿入することができ、導体薄膜シート106の幅方向の一端部に他端部がキレイに重なった状態で導体薄膜シート106を端子金具51が取り付けられた電線102、103に巻き付けることができる。
また、上述した製造装置によれば、保持部45、46、引っ張りローラ18が、第1の型25及び第2の型26よりも出口23側に設けられて導体薄膜シート106が巻き付けられた電線102、103を狭持した状態で出口23側に引っ張ることにより、導体薄膜シート106がガイド穴24内で折れ曲がることなくスムーズに挿入口22から出口23まで送り出される。
なお、第1の型25及び第2の型は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、図8〜図10に示すような形状であってもよい。図8〜図10において、図1〜図6について上述した実施形態ですでに説明したラッピングブロックと同等の部――分については同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
ラッピングブロック15は、上述した実施形態と同様にガイド穴24が設けられている。ラッピングブロック15は、第1の型25と、第2の型26とを有している。第1の型25にはガイド穴24を構成する第1の凹部27が設けられ、第2の型26には第1の凹部27と重なってガイド穴24を構成する第2の凹部28が設けられている。第1の凹部27、第2の凹部28については、上述した実施形態と同様の構成のためここではその詳細な説明は省略する。
図8〜図10に示す実施形態において、第1の型25の出口23側端部には、第2の凹部27の幅方向Y1の他端T5に沿った溝52が設けられている。このように溝52を設けることにより、図10に示すように、導体薄膜シート106の幅方向の他端部が溝52に挿入されて第1の型25よりも上側になるように導体薄膜シート106が変形する。このため、導体薄膜シート106の幅方向の一端部に他端部がスムースに重なり、導体薄膜シート106の幅方向の一端部に他端部がキレイに重なった状態で導体薄膜シート106を電線102、103に巻き付けることができる。上記溝52は、例えば図1〜図6に示すようなラッピングブロック15に設けても良い。
また、上述した実施形態によれば、第1の型25及び第2の型26を別体に接離可能に設けていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、端子金具51が取り付けられていない電線102、103に導体薄膜シート106を巻き付ける製造装置であれば、第1の型25と第2の型26とを一体形成してもよい。この場合、挿入口22から電線102、103をガイド穴24に挿入すればよい。
また、上述した実施形態によれば、第1の型25の出口23側の端部が、第2の型26の出口23側の端部よりも挿入口22側に設けられていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、第1の型25の出口23側の端部と第2の型26の出口23側の端部とが重なっていても良い。即ち、上方から視認したとき、第2の凹部28の出口23側端部が露出しないようにしてもよい。
また、上述した実施形態によれば、第1の型25の出口23側が、第2の凹部28の幅方向の他端よりも一端側に設けられていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、第1の型25の出口23側が、第2の凹部28の幅方向の他端よりも他端側に設けてもよい。即ち、上方から視認したとき、幅狭部29よりも幅方向Y1の他端T5側にある第2の凹部28が露出しないようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、保持部16、引っ張りローラ18によりラッピングブロック15の出口23側から導体薄膜シート106を引っ張っていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、押し出しユニット13により導体薄膜シート106をラッピングブロック15の挿入口22側から押し出すだけでもよい。但し、この場合導体薄膜シート106が折れ曲がる可能性が高いため上記実施形態のように保持部16、引っ張りローラ18によりラッピングブロック15の出口23側から導体薄膜シート106を引っ張るのが最適である。
また、上述した実施形態では、第1の凹部27、第2の凹部28を断面半円状に形成していたが、本発明はこれに限ったものではない。第1の凹部27、第2の凹部28としては、第2の凹部28の幅が第1の凹部の幅よりも大きければ、断面半円状でなくてもよい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施の形態にかかるシールド電線の製造装置を示す説明図である。 図1に示すラッピングブロックを閉じた状態での斜示図である。 図1に示すラッピングブロックを開いた状態での斜示図である。 図2に示すラッピングブロックの上面概念図である。 図2に示すラッピングブロックのI−I線断面図である。 (A)は図2に示すラッピングブロックのシールド電線の製造過程におけるI−I線断面図であり、(B)は図2に示すラッピングブロックのシールド電線の製造過程におけるII−II線断面図であり、(C)は図2に示すラッピングブロックのシールド電線の製造過程におけるIII−III線断面図である。 シールド電線を示す斜視図である。 他の実施形態におけるラッピングブロックを閉じた状態での斜示図である。 図8に示すラッピングブロックの上面概念図である。 図8に示すラッピングブロックのIV−IV線断面図である。 従来のシールド電線の製造装置の一例を示す斜示図である。 図11に示す従来のシールド電線の製造装置の問題点を説明するための説明図である。
符号の説明
13 押し出しユニット(押し出し手段)
15 ラッピングブロック(型)
16 保持部(引っ張り手段)
17 保持部(引っ張り手段)
18 引っ張りローラ(引っ張り手段)
22 挿入口
23 出口
24 ガイド穴
25 第1の型
26 第2の型
27 第1の凹部
28 第2の凹部
106 導体薄膜シート(シールド部材)

Claims (9)

  1. 挿入口から出口に向かうに従って小さくなるガイド穴が設けられた型と、前記ガイド穴に電線を挿入した状態でシート状のシールド部材を前記ガイド穴の前記挿入口から前記出口に向かって搬送する搬送手段とを有するシールド電線の製造装置において、
    前記型が、前記ガイド穴を構成する第1の凹部が設けられた第1の型と、該第1の凹部と重なって前記ガイド穴を構成する第2の凹部が設けられた第2の型とを有し、
    前記第2の凹部の幅が第1の凹部の幅よりも大きくなるように、前記第1の凹部及び前記第2の凹部が設けられ、
    そして、前記第1の凹部及び第2の凹部の幅方向の一端同士が重なるように前記ガイド穴が設けられる
    ことを特徴とするシールド電線の製造装置。
  2. 前記第1の型に前記第2の凹部の幅方向の他端に沿った溝が設けられていることを特徴とする請求項1記載のシールド電線の製造装置。
  3. 前記第1の凹部の幅と前記第2の凹部の幅との差が前記シールド部材のシート厚以上になるように、前記第1の凹部と前記第2の凹部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のシールド電線の製造装置。
  4. 前記第1の型と前記第2の型とが互いに接離可能に設けられたことを特徴とする請求項1〜3何れか1項記載のシールド電線の製造装置。
  5. 前記第1の型の出口側の端部が、前記第2の型の出口側の端部よりも前記挿入口側に設けられていることを特徴とする請求項1〜4何れか1項記載のシールド電線の製造装置。
  6. 前記第1の型の出口側が、前記第2の型の幅方向の他端よりも前記一端側に設けられていることを特徴とする請求項1〜5何れか1項記載のシールド電線の製造装置。
  7. 前記第1の型及び前記第2の型よりも前記挿入口側に設けられて前記シールド部材を前記挿入口に向かって押し出す押し出し手段と、
    前記第1の型及び前記第2の型よりも前記出口側に設けられ前記シールド部材が巻き付けられた電線を狭持した状態で前記出口側に引っ張る引っ張り手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜6何れか1項記載のシールド電線の製造装置。
  8. 請求項4項記載のシールド電線の製造装置を用いたシールド電線の製造方法であって、
    前記第1の型及び第2の型を離した状態で前記第1の凹部及び前記第2の凹部の何れか一方に電線を搭載する電線搭載工程と、
    前記電線搭載工程後に前記第1の型と前記第2の型とを重ねて前記ガイド穴に電線を挿入する重ね工程と、
    前記重ね工程後に前記ガイド穴の前記挿入口から前記出口に向かって前記シールド部材を送り出す送り出し工程とを備えたことを特徴とするシールド電線の製造方法。
  9. 請求項7記載のシールド電線の製造装置を用いたシールド電線の製造方法であって、
    前記ガイド穴に電線を挿入する電線挿入工程と、
    前記電線挿入工程後に前記押し出し手段によって前記ガイド穴の前記挿入口から前記出口に向かって前記シールド部材を押し出す押し出し工程と、
    前記押し出し工程により前記シールド部材が前記出口に達した後に、前記引っ張り手段によって前記シールド部材が巻き付けられた電線を狭持した状態で前記出口側に引っ張る引っ張り工程とを備えたことを特徴とするシールド電線の製造方法。
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