JP2007109494A - シールド電線の製造装置及び製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工が容易で良好なシールド性能が得られるシールド電線を製造するシールド電線の製造装置及び製造方法を提供する。
【解決手段】保持部2によって両端が保持された複数の被覆電線13及びドレイン線14をその長手方向に沿って移動させるとともに、供給ユニット3によって帯状のALS17を電線13,14の長手方向に沿って送り出し、電線13,14の搬送方向先端から後端にかけて徐々にALS17を電線13,14に縦添えして、成型ローラ5によって電線13,14をくるむ格好でALS17をコの字状に曲げた後に、互いに相対されたALS17の幅方向の端部17a,17b同士を超音波接合機6によって接合させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ノイズに対するシールド機能を備えたシールド電線の製造装置及び製造方法に関するものである。
移動体としての自動車には、搭載される種々のランプや種々のモータなどの電子機器にバッテリなどの電源から電力を供給したり制御装置から制御信号を送ったりするためにワイヤハーネスが配索されている。ワイヤハーネスは、複数の電線と、該電線の端末に取り付けられた端子金具などを備えている。前述したワイヤハーネスを構成する電線として、たとえば、図4及び図5に示されたシールド電線101,201を用いることがある(例えば特許文献1を参照)。
図4に例示されたシールド電線101は、複数の被覆電線102と、一つのドレイン線103と、金属箔104と、シース105と、を備えている。被覆電線102は、それぞれ、導電性を有する芯線110と、この芯線110を被覆する被覆部111と、を備えている。芯線110は、断面丸形に形成されており、銅または銅合金を含んでいる。被覆部111は、絶縁性を有する合成樹脂からなる。
ドレイン線103は、断面丸形に形成されており、銅または銅合金などの導電性を有する金属からなる。金属箔104は、たとえば、銅または銅合金、アルミニウムなどの導電性を有する金属からなり、箔状に形成されている。金属箔104は、全ての被覆電線102とドレイン線103とを覆うとともに、前記ドレイン線103に接触している。
シース105は、絶縁性を有する合成樹脂からなり、被覆電線102とドレイン線103とを金属箔104で覆った電線束の外周を覆っている。このシース105は、これらの電線束の外周に押出し成形によって形成される。
図5に例示されたシールド電線201は、複数の被覆電線102と、一つのドレイン線103と、導体薄膜シート106と、を備えている。なお、被覆電線102及びドレイン線103は図4に示したものと同一である。
導体薄膜シート106は、薄い導体層107と、該導体層107に積層された絶縁層108と、を備えて、薄いシート状に形成されている。導体層107は、たとえば、銅または銅合金、アルミニウムなどの導電性を有する金属からなる。導体薄膜シート106は、全ての被覆電線102とドレイン線103とを覆うとともに、前記ドレイン線103に接触している。また、この導体薄膜シート106は、幅方向の一端部に他端部が重ねられかつ前記一端部の絶縁層108の面と前記他端部の導体層107の面とが接触する格好で被覆電線102とドレイン線103とを覆っている。
上記したシールド電線101,201は、外部からのノイズが各被覆電線102の芯線110に侵入しようとすると、このノイズが前記金属箔104または導体層107に伝わる。そして、前記ノイズは、ドレイン線103を介して、シールド電線101,201外に逃がされる。こうして、シールド電線101の金属箔104及びシールド電線201の導体層107は、各被覆電線102の芯線110に外部からのノイズが侵入することを防止する。
特開2001−057114号公報
上述したシールド電線101に端末処理を施す際には、両端の金属箔104及びシース105を所要長さ剥ぎ取るシースストリップを行って、被覆電線102及びドレイン線103の両端に端子金具を取り付けていた。しかしながら、これらの工程は工数が多く複雑である上に線材を傷付け易いため自動化には適しておらず、加工時間及び加工費が増加してしまうという問題があった。さらに、シースストリップによって剥ぎ取られた部分は廃棄されるため、材料が無駄になると同時に環境保全の観点からも望ましくないという問題があった。
また、上述したシールド電線201は、被覆電線102及びドレイン線103に端子金具を取り付けた後にこれらの外周に導体薄膜シート106を被せるので、シースストリップが不要になりシールド電線101に比べて工数は少なくて済む。しかしながら、このシールド電線201は、電線102,103と導体薄膜シート106とを長手方向全長に亘って引張させた状態で、導体薄膜シート106を電線102,103に縦添えさせるとともに、導体薄膜シート106の幅方向の一端部の絶縁層108に他端部の導体層107を接触させるように巻くので、導体薄膜シート106と同じ長さの大きな製造設備が必要になる。したがって、シールド電線201の長尺化に限界がある。一方、電線102,103の長手方向の先端から後端にかけて徐々に導体薄膜シート106を巻こうとするとシワが寄ってしまう。シワが寄らないように巻くために導体薄膜シート106を分割することが考えられるが、このようにした場合、工数が増えるという問題や、導体薄膜シート106の継ぎ目に無駄な重なり代が生じて電線が肥大化するなどの問題が新たに生じてしまう。
その他、図示しないが、あらかじめ端子金具を取り付けた状態の被覆電線及びドレイン線の外周に、導体薄膜シートが螺旋状に巻かれたシールド電線も考案されている。しかしながら、このシールド電線は、導体薄膜シートを螺旋状に巻くために生じる無駄な重なり代によって電線が肥大化・重量化してしまうという問題があった。また、このシールド電線は、導体薄膜シートを螺旋状に巻くために繋ぎ目に隙間が生じ易く、この隙間からノイズが漏れ易くなる、即ちシールド性能が低くなるという問題があった。
したがって、本発明は、加工が容易で良好なシールド性能が得られるシールド電線を製造するシールド電線の製造装置及び製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、複数の電線の両端を保持するとともに、該電線の長手方向に沿って移動自在な保持部と、両保持部の間に位置し、かつ、導体層と該導体層の片面に積層された絶縁層とを有した帯状の導体薄膜シートを前記電線に縦添えする状態に前記電線の長手方向に沿って送り出す供給部と、前記供給部より前記導体薄膜シートの搬送方向下流側に配され、かつ、前記電線をくるむ格好に前記導体薄膜シートをコの字状に曲げる成型機と、前記成型機より前記搬送方向下流側に配され、かつ、互いに相対された前記導体薄膜シートの幅方向の端部同士を固定する固定手段と、を備えたことを特徴とするシールド電線の製造装置である。
請求項2に記載された発明は、複数の電線に、導体層と該導体層の片面に積層された絶縁層とを有した帯状の導体薄膜シートを縦添えするとともに、前記導体薄膜シートをその長手方向に移動させながら前記電線をくるむ格好でコの字状に曲げた後に、互いに相対された前記導体薄膜シートの幅方向の端部同士を固定させることを特徴とするシールド電線の製造方法である。
請求項1に記載された発明によれば、シールド電線の製造装置が、あらかじめ端子金具が取り付けられた電線を導体薄膜シートでくるむことができるので、シースストリップを施す必要がなくなり、加工が容易でかつ材料に無駄が生じない環境に配慮したシールド電線の製造装置を提供することができる。また、導体薄膜シートにくるまれた電線を移動させながらこの導体薄膜シートの両端部を固定していくので、固定手段を電線の移動方向先端側の一箇所に設けるだけで良く製造装置の簡素化及び小型化を図ることができる。さらに、導体薄膜シートにくるまれた電線を移動させながら先端から後端にかけて導体薄膜シートの両端部を固定していくので、長尺のシールド電線であっても導体薄膜シートを分割することなく電線に一体化させることができ、このために、継ぎ目が生じず良好なシールド性能を有するとともに無駄な重なり代がない細径化・軽量化したシールド電線の製造装置を提供することができる。
請求項2に記載された発明によれば、あらかじめ端子金具が取り付けられた電線を導体薄膜シートでくるむことができるので、シースストリップを施す必要がなくなり、加工が容易でかつ材料に無駄が生じない環境に配慮したシールド電線の製造方法を提供することができる。また、導体薄膜シートでくるまれた電線を移動させながらこの導体薄膜シートの両端部を固定していくので、該両端部を固定する固定手段を電線の移動方向先端側の一箇所に設けるだけで良く製造装置の簡素化及び小型化を図ることができる。さらに、導体薄膜シートでくるまれた電線を移動させながら先端から後端にかけて導体薄膜シートの両端部を固定していくので、長尺のシールド電線であっても導体薄膜シートを分割することなく電線に一体化させることができ、このために、継ぎ目が生じず良好なシールド性能を有するとともに無駄な重なり代がない細径化・軽量化したシールド電線の製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施の形態にかかるシールド電線の製造装置を示す説明図であり、図3は、図1及び図2に示された製造装置によって製造されるシールド電線を示す斜視図である。
図3に示すように、シールド電線10は、コの字状に曲げられた導体薄膜シートとしてのアルミラミネートシート(以下ALSと呼ぶ)17の間に複数の被覆電線13と一つのドレイン線14とを挟んで構成されている。
上記被覆電線13は、芯線11と、芯線11を被覆する被覆部12と、を備えた断面丸型に形成されている。この芯線11は、銅または銅合金などの導電性を有する金属からなる複数の導線が撚られて形成されており、断面丸型に形成されている。即ち、芯線11は撚線である。また、被覆部12は、絶縁性を有する合成樹脂からなり、芯線11を絶縁状態に保って被覆している。
上記ドレイン線14は、断面丸型に形成されており、銅または銅合金などの導電性を有する金属からなる。また、このドレイン線14及び上記被覆電線13の両端には配線用の端子金具18(図1及び図2に示す)が取り付けられている。
上記ALS17は、可撓性を有しかつ薄い導体層15と、この導体層15に積層された薄い絶縁層16と、を有して比較的薄い帯状に形成されている。導体層15は、アルミニウムまたはアルミニウム合金を含んだ導電性を有する金属からなる。絶縁層16は、例えばポリ塩化ビニル(Polyvinylchloride:PVC)などの絶縁性を有する合成樹脂からなりかつ導体層15の片面に積層されている。
さらに、上記シールド電線10は、ALS17が、内側に導体層15が位置しかつ外側に絶縁層16が位置した状態で被覆電線13とドレイン線14を合わせた電線束の外周を覆っている。このALS17の幅方向の一端部17aと他端部17bは、超音波接合によって導体層15同士が互いに金属結合している。また、このシールド電線10は、上述したドレイン線14と導体層15とが接触しており、導体層15と接触されたドレイン線14は、所望のアース回路などと接続される。このようなシールド電線10は、ワイヤハーネスを構成する電線などとして用いられるとともに、被覆電線13の芯線11に侵入しようとするノイズを、導体層15及び該導体層15に接触したドレイン線14を介して、前記アース回路即ちシールド電線10外へ逃がす。
次に、上記したシールド電線10の製造装置の構成を説明する。上記シールド電線10は、図1及び図2に示す製造装置1によって製造される。この製造装置1は、工場のフロアなどに設置されるとともに、複数の電線13,14の両端を保持するとともにこの電線13,14の長手方向に沿って移動自在な一対の保持部2と、両保持部2の間に位置しかつALS17を電線13,14に縦添えする状態に送り出す供給部としての供給ユニット3と、電線13,14の位置決めを行う位置決めローラ4と、供給ユニット3よりALS17の搬送方向下流側に配されかつ電線13,14をくるむ格好にALS17をコの字状に曲げる成型機としての成型ローラ5と、成型ローラ5より前記搬送方向下流側に配されかつ互いに相対されたALS17の幅方向の端部17a,17b同士を固定する固定手段としての超音波接合機6などを備えている。前記「電線」は、本明細書においては、複数の被覆電線13及び一つのドレイン線14を総称したものを意味する。
上記保持部2は、図2に示すように、本体部2aと、本体部2aに連なりかつ電線13,14を一本ずつ把持するチャック2bと、を備えている。チャック2bは、電線13,14の本数に応じて設けられている。本体部2aには図示しないスライダ及び駆動手段が取り付けられており、保持部2が、電線13,14の天井側に設けられた図示しないレールに沿って直線方向に移動自在となっている。そして、該保持部2が移動することによって、電線13,14がその長手方向に沿って搬送される。
なお、本実施形態における電線13,14(及びレール)は、設計上の都合により上面視がくの字状に屈曲された状態で張り巡らされているが、一直線に張り巡らせることも可能である。また、図示例では、端子金具18があらかじめ取り付けられた電線13,14が保持部2に保持されているが、該保持部2は、端子金具18が取り付けられていない電線13,14を保持することも可能である。
上記供給ユニット3は、ALS17がロール状に巻かれたALSリール7から、幅方向の一端部17aが図2中上側を向きかつ他端部17bが図2中下側を向いた状態で引き出されたALS17を製品線長毎に検尺して電線13,14の長手方向に交差する方向に送り出す検尺ローラ31と、検尺ローラ31から送り出されたALS17の搬送方向を電線13,14の長手方向と平行になるように方向変換する方向変換ローラ32と、所要長さに検尺されたALS17を切断するカッター33と、方向変換ローラ32によって搬送方向が電線13,14の長手方向に沿うように変換されたALS17を、導体層15が電線13,14側に位置した状態で電線13,14に縦添えする状態に送り出す搬送ローラ34などを備えて構成されている。前記「ALS17を電線13,14に縦添えする」とは、本明細書においては、電線13,14の長手方向に沿って該電線13,14の外表面にALS17を重ねることを意味する。
位置決めローラ4は、一対の保持部2の間に配されているとともに、前述した供給ユニット3よりも電線13,14の搬送方向下流側の成型ローラ5寄りに配されている。位置決めローラ4は、供給ユニット3から送り出されるALS17に対して電線13,14が平行に添い、かつ、後述の成型ローラ5によってコの字状に曲げられるALS17からはみ出さないように電線13,14を位置決めする。
成型ローラ5は、円柱状に形成されているとともに、軸芯回りに回転自在に設けられている。成型ローラ5は、その曲面(側面)にALS17の一端部17aが垂直にぶつかると、成型ローラ5自体が回転することでALS17を図2中下側に巻き込むとともに、電線13,14を包む格好にコの字状に曲げる。さらに成型ローラ5は、内側に電線13,14を挟んでコの字状に曲げられたALS17を、超音波接合機6に向かって送り出す。
超音波接合機6は、図2に示すように、チップ(工具ホーンともいう)61と、このチップ61に相対するアンビル62と、図示しない発振機と、振動子と、コーンと、ホーンなどを備えている。超音波接合機6は、チップ61とアンビル62との間に、両端部17a,17bが互いに相対された状態に曲げられたALS17を、両端部17a,17bの重なり代がチップ61及びアンビル62に当接するように位置付けて、これらのチップ61とアンビル62とを互いに近づける方向に加圧した状態で、発振機で振動子を振動させてこの振動をコーン、ホーン経由でチップ61に伝える。そして、超音波接合機6は、チップ61とアンビル62との間に挟んだALS17に超音波振動を加えて両端部17a,17bの重なり代を互いに接合させる。
次に、上述した製造装置1を用いてシールド電線10を製造する方法を説明する。シールド電線10を製造する際には、まず、両端部に端子金具18が取り付けられた被覆電線13及びドレイン線14の両端部を一対の保持部2のチャック2bで挟んで保持する。そして、供給ユニット3から送り出されたALS17を、導体層15が電線13,14側に位置した状態で電線13,14に縦添えさせると同時に位置決めローラ4で電線13,14をALS17に平行に添うように位置決めする。
続いて、電線13,14とALS17とを成型ローラ5に向かって搬送する。そして、成型ローラ5の曲面にALS17の一端部17aを垂直に当てるとともに該成型ローラ5を回転させることで、ALS17をその両端部17a,17bが互いに相対しかつ内側に電線13,14を挟む格好になるようにコの字状に曲げる。
さらに、成型ローラ5を回転させることで、内側に電線13,14を挟んでコの字状に曲げられたALS17を、超音波接合機6に向かって搬送する。そして、チップ61とアンビル62との間に、ALS17の両端部17a,17bの重なり代を挟む。そして、チップ61とアンビル62とを互いに近づける方向に加圧したまま、発振機の振動をチップ61に伝える。すると、一端部17a及び他端部17bに位置する導体層15が溶融しない状態で固相のまま互いに金属結合する。
このように、電線13,14の搬送方向先端から後端に亘って上記工程を施して、シールド電線10を得る。
本実施形態のシールド電線10の製造装置1及び製造方法によれば、あらかじめ端子金具18が取り付けられた電線13,14をALS17でくるむことができるので、シースストリップを施す必要がなくなり、加工が容易でかつ材料に無駄が生じない環境に配慮したシールド電線10の製造装置1及び製造方法を提供することができる。また、ALS17でくるまれた電線13,14を移動させながらこのALS17の両端部17a,17bを固定していくので、超音波接合機6等の固定手段を電線13,14の移動方向先端側の一箇所に設けるだけで良く製造装置1の簡素化及び小型化を図ることができる。さらに、ALS17でくるまれた電線13,14を移動させながら先端から後端にかけてALS17の両端部17a,17bを固定していくので、長尺のシールド電線10であってもALS17を分割することなく電線に13,14一体化させることができ、このために、継ぎ目が生じず良好なシールド性能を有するとともに無駄な重なり代がない細径化・軽量化したシールド電線10の製造装置1及び製造方法を提供することができる。
なお、上述した実施形態では、ALS17の両端部17a,17b同士を超音波接合機6を用いて接合(固定)させていたが、本発明ではこれに限らず、ALS17の両端部17a,17b同士を接着剤又は導電性を有する接着剤で貼り付けるようにしても良い。前記「導電性を有する接着剤」は、エポキシ、ウレタン、アクリルなどの合成樹脂に金、銀、ニッケル、カーボンなどの導電性粒子を配合したものである。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施の形態にかかるシールド電線の製造装置を示す説明図である。 図1に示されたシールド電線の製造装置を示す説明図である。 図1及び図2に示された製造装置によって製造されるシールド電線を示す斜視図である。 従来のシールド電線を示す斜視図である。 従来の他のシールド電線を示す斜視図である。
符号の説明
1 製造装置
2 保持部
3 供給ユニット(供給部)
5 成型ローラ(成型機)
6 超音波接合機(固定手段)
10 シールド電線
13 被覆電線(電線)
14 ドレイン線(電線)
15 導体層
16 絶縁層
17 ALS(導体薄膜シート)
17a 一端部
17b 他端部

Claims (2)

  1. 複数の電線の両端を保持するとともに、該電線の長手方向に沿って移動自在な保持部と、
    両保持部の間に位置し、かつ、導体層と該導体層の片面に積層された絶縁層とを有した帯状の導体薄膜シートを前記電線に縦添えする状態に前記電線の長手方向に沿って送り出す供給部と、
    前記供給部より前記導体薄膜シートの搬送方向下流側に配され、かつ、前記電線をくるむ格好に前記導体薄膜シートをコの字状に曲げる成型機と、
    前記成型機より前記搬送方向下流側に配され、かつ、互いに相対された前記導体薄膜シートの幅方向の端部同士を固定する固定手段と、を備えたことを特徴とするシールド電線の製造装置。
  2. 複数の電線に、導体層と該導体層の片面に積層された絶縁層とを有した帯状の導体薄膜シートを縦添えするとともに、前記導体薄膜シートをその長手方向に移動させながら前記電線をくるむ格好でコの字状に曲げた後に、互いに相対された前記導体薄膜シートの幅方向の端部同士を固定させることを特徴とするシールド電線の製造方法。
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