JP2007308187A - 帯掛け方法及びその帯掛け装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋を固定する帯掛けと、ラベルの貼付を単一の装置で効率よく行うことができる帯掛け方法、及び帯掛け装置を提供する。
【解決手段】帯シートをループ状に繰り出し、その帯シートの先端部を固定し、反対側を引き戻して初期ループを商品外周に沿うループに絞り、帯シートの先端部と重合する部分を接着し切断して帯シートを商品に帯掛けする帯掛け方法において、帯シートに少なくとも商品の値段を印字するステップと、帯シートに販促ラベルを貼付するステップと、前記印字と販促ラベルが貼付された帯シートで商品に帯掛けするステップと、を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、帯シートで商品を巻き締める、所謂「帯掛け」する帯掛け方法及びその帯掛け方法の実施に使用する帯掛け装置に関する。
従来、この種の帯掛け装置として、例えば特許文献1に開示されているような、葉書や封書或いは新聞等を帯シートで巻き締める装置は知られている。
一方、例えばスーパーマーケット等の小売店では、寿司や惣菜、その他の生鮮食料品を容器に盛り付け、その商品を盛り付けた容器に蓋を被せて販売しているケースが多く、その場合、通常はその蓋を固定するために容器に亘ってテープを貼って止めている。そして、お客に購買意欲を促すため、前記蓋に、例えば特売商品であることを目立たせる為のラベルや、この商品は本物の○○産の魚であることを表示する特別のラベル(漁協、生産者組合等から提供されるラベル等)を貼付して、商品を陳列棚に陳列する場合がある。
従って、上記したような蓋付き容器の商品を、特許文献1に記載の帯掛け装置を用いて巻き締めた場合、蓋を固定することはできるが、前記のようなラベルの貼付は帯掛け作業とは別に、手貼り或いは機械貼りで行わなければならず、作業性が悪いという問題があった。
特開平6−312713号公報
本発明は上記した従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、蓋を固定する帯掛けとラベルの貼付を単一の装置で効率よく行うことができる帯掛け方法、及び帯掛け装置を提供することにある。
上記課題を達成するために本発明の帯掛け方法は、商品載置部を囲むように帯シートをループ状に繰り出し、その帯シートの先端部を固定し、反対側を引き戻して初期ループを商品外周に沿うループに絞り、帯シートの先端部と重合する部分を接着し切断して帯シートを商品に帯掛けする帯掛け方法において、帯シートに少なくとも商品の値段を印字するステップと、帯シートに販促ラベルを貼付するステップと、前記印字と販促ラベルが付着された帯シートで商品に帯掛けするステップと、を有することを特徴とする(請求項1)。
上記販促ラベルとしては、特売商品であることを目立たせるためのPOP(Point of Purchase)ラベル、或いは本物の○○産の品物であることを表示するための特別のラベルや、店舗のロゴ等が挙げられる。
上記印字するステップと、販促ラベルを帯シートに貼付するステップの順序は、どちらが先でもよい。即ち、帯シートに所定事項を印字した後に販促ラベルを貼付しても、或いは帯シートに販促ラベルを貼付した後に帯シート又は帯シートと販促ラベルに所定事項を印字するなど何れでもよい。
そして、販促ラベルを貼付するステップにおける販促ラベルの貼付位置は、商品の表面側に位置する帯シートの範囲内で、且つ該帯シートに対する印字ステップの印字範囲外とする。即ち、販促ラベルの貼付位置は、商品の表面側に現出する帯シートの印字された情報と重なり合わない位置とする(請求項2)。
上記手段によれば、商品を帯掛けする帯シートに販促ラベルを貼付し、その帯シートに商品の値段等、商品情報を印字し、その印字し、且つ販促ラベルを貼付した帯シートで商品に帯掛けするため、蓋を固定する帯掛けと、販促ラベルを蓋に貼付する二つの作業を、帯掛けによって同時に完了することができる。
又、上記帯掛け方法の実施に使用する帯掛け装置は、商品載置部を囲むように帯シートをループ状に繰り出し、その帯シートの先端部を固定し、反対側を引き戻して初期ループを商品外周に沿うループに絞り、帯シートの先端部と重合する部分を接着し切断して帯シートを商品に帯掛けする帯掛け装置において、帯シートを、商品載置部を囲むループ状に供給するフィード手段と、商品毎の品名、値段等の印字情報が設定されている商品ファイルを有する記憶手段と、前記商品を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された商品の印字情報を前記帯シートに印字する印字手段と、前記帯シートに販促ラベルを貼付する貼付手段と、を備えていることを特徴とする(請求項3)。
上記帯掛けに使用する帯シートとしては、フィード手段のフィードローラによる繰り出しで環状のガイド内側に沿って直進するだけの剛性(コシの強さ)を備えており、例えば合成樹脂製の帯状のシート、或いは紙シートを使用することができる。そして、帯シートの重合する部分の接着とは、熱溶着、接着剤などによるどのような接着方法であってもよい。
又、上記商品ファイルには、商品毎の印字情報の他に、その印字情報の印字フォーマット、販促ラベル発行の有無等が設定されている。
上記手段によれば、特定手段によって帯掛けする商品を特定することで、該商品の印字情報と、販促ラベルの発行の有無等が設定された商品ファイルが記憶手段から読み出され、販促ラベルの発行が「有」と設定された商品の場合は、帯シートの操出途中に該帯シートに販促ラベルが付着され、且つ印字情報に基づいて所定の印字が帯シートに行われ、その帯シートで帯掛けが行われる。又、販促ラベルの発行が「無」と設定された商品の場合は、帯シートの操出途中で所定の印字を該帯シートに行ってループ状に繰り出し、その初期ループを商品に応じて絞り、帯シートの先端部と重合する部分を接着し切断して帯掛けを完了する。
又、前記記憶手段は、販促ラベルの発行が「有」と設定された商品毎に帯シートに対する販促ラベルの貼付位置を規定する販促ラベルフォーマットを有し、前記特定手段は前記販促ラベルフォーマットを読み出す読み出し手段を有し、該読み出し手段により読み出された販促ラベルフォーマットに基づき、帯シートに前記販促ラベルが貼付されるようにしてもよい(請求項4)。
上記手段によれば、販促ラベルは商品毎に設定された販促ラベルフォーマットに基づいて帯シートに貼付されるので、販促ラベルの貼付位置についていちいち考える必要がなく、最適な位置に貼付することができる。
更に、前記商品ファイルは、帯シートに対する印字位置を定める印字フォーマットを有し、前記販促ラベルフォーマットは販促ラベルの貼付位置を、前記印字フォーマットで設定される印字位置と重複しない位置に設定する(請求項5)。
上記手段によれば、帯シートに印字される印字情報の印字位置と異なる位置に販促ラベルが貼付されるため、印字情報が販促ラベルで隠れて読み取りが不能となることはない。それにより、印字情報及び販促ラベルの情報の両方を、お客に対して確実に提示することができる。
また、前記特定手段が、前記読み出し手段を兼ねるように構成してもよい(請求項6)。
上記手段によれば、印字情報を特定するという作業にて、販促ラベルフォーマット(販促ラベルを貼付するための位置情報(タイミングデータ)のフォーマット)が読み出されるので、帯シートに印字を行うための作業だけで、販促ラベルを貼付するフォーマットを読み出し、帯シートに販促ラベルを貼付することができる。
本発明の帯掛け方法は請求項1、2記載の方法により、値段等の印字情報が印字される帯シートに、販促ラベルが貼付されるので、帯掛けという一つの作業で、商品への帯掛けと販促ラベルの貼付を行うことができ、作業性の向上を図ることができる。
しかも、前記販促ラベルは帯シート上に貼付されるので、帯シートが内容物を隠す面積(範囲)内に、販促ラベルが内容物を隠す面積が重なるため、内容物を隠す面積を増やすことなく、お客に必要な情報(値付情報と販促情報等)をアピールすることができる。
又、帯掛け装置は請求項3記載の構成により、帯掛けという一つの作業で、商品への帯掛けと販促ラベルの貼付を行うことができ、作業性の向上を図ることができる帯掛け装置を提供できる。そして、販促ラベルの貼付は帯シートに貼付するため、該販促ラベルの貼付によって内容物が隠れる面積は増えず、従って商品をしっかり現出させながら、お客にアピールしたい情報を確実に提示することができる。
更に、請求項4記載の構成により、販促ラベルは商品毎に設定された販促ラベルフォーマットに基づいて帯シートに貼付されるので、販促ラベルの貼付位置についていちいち考える必要がなく、最適な位置に貼付することができる。
また、請求項5記載の構成により、帯シートに印字される印字情報の印字位置と異なる位置に販促ラベルが貼付されるため、印字情報が販促ラベルで隠れて読み取りが不能となることはない。それにより、印字情報及び販促ラベルの情報の両方を、お客に対して確実に提示することができる。
更に、請求項6記載の構成により、印字情報を特定するという作業にて、販促ラベルフォーマットが読み出されるので、帯シートに印字を行うための作業だけで、販促ラベルを貼付するフォーマットを読み出し、帯シートに販促ラベルを貼付することができる。
以下、本発明に係る帯掛け装置の実施の一例を図面に基づいて説明する。
図1乃至図3は、帯シートで商品に帯掛けする帯掛け装置Aの概略を示し、該装置は商品Wの周りに帯シートaを周回させるための初期ループを形成する環状のガイド1と、そのガイド1の側方に配置した帯シートロールa’の装填部2と、前記帯シートaに販促ラベルbを貼付するラベル貼付部(貼付手段)3と、前記帯シートaに商品情報を印字する印字部(印字手段)4と、商品情報が印字された帯シートを前記環状のガイド1内面に沿って繰り出し及び引き戻すフィード手段5と、初期ループ状態から帯シートの後端側を引き戻して商品Wの外周に沿うループ形状に縮径して帯シートの先端部と重合部を熱溶着する溶着部6と、帯シートを切断するカッタ7、及びこれら溶着部6とカッタ7を上下駆動する駆動部8と、更に商品情報等が表示される表示部9と、操作部10とで構成されている。
上記環状のガイド1は、商品Wの出し入れに供する正面略長方形状の窓孔11を開設した前後一対の側板1a,1bと、その前後の側板1a,1bを帯シートaのテープ幅よりやや広い間隔を置いて対峙させ、且つ前記窓孔の開口縁より所定寸法外側に入った位置に沿って周方向に回した底板1cとで構成され、底板1cの表面が帯シートaの案内面として作用する。そして、底板1cは窓孔の孔縁に沿わせて略楕円形状に湾曲形成され、繰り出される帯シートaがスムーズに案内されて初期ループを確実に形成できるように構成されている。そして、底板1cは繰り出された帯シートaの先端と帯シートロールa’に連続する部分が重なってループを形成できるように該底板1cに開設した開口12を挟む始端と終端は上下方向にずらして取り付けられており、更に底板1cの始端側の上方における側板1a,1bの内面にはストッパ13が取り付けられ、帯シートaの先端が位置決めされるように構成されている。
叉、上記ガイド1の窓孔11の下側孔縁は商品Wの載置部として機能する。尚、前後の側板に開設する窓孔11の形状は長方形状に限定されず、商品の出し入れに支障とならなければ形状は任意である。
前記ガイド1の側方に配置した帯シートロールa’の装填部2は、帯掛けの材料となるテープ状の帯シートがロール状に巻かれたロールa’を装填する場所で、中央には帯シートを前記ガイドに向けて繰り出す方向には自由回転し、逆方向には帯シートロールを一体化して駆動回転する一方向クラッチ内蔵の回転軸14が取り付けられており、その回転軸14はモータ15で駆動するように構成されている。この帯シートロールa’がモータ15で逆回転されることで、後述するフィード手段5の逆回転による帯シートの引き戻し分が帯シートロールa’に巻き取られる。叉、この装填部2の前面には開閉自在な扉(図示省略)が取り付けられ、帯シートにゴミや埃などが付着しないように構成されている。尚、回転軸14には帯シートが引き出される方向の回転に対して過剰回転を防止する摩擦板ブレーキ構造16が装備されている。
上記装填部2に装填された帯シートロールa’の帯シートa先端部は、本体ケースに取り付けたガイドローラ17及びガイド板17’を径由してフィード手段5に供給され、そのフィード手段5の作動で帯シートaは前記ガイド1内側に繰り出される。そして、前記ガイド板17’の途中にはラベル貼付部3が配置され、そのラベル貼付部3より下流側でフィード手段5より上流側には販促ラベルbが貼付された帯シート1に印字を行う印字部(印字手段)4が配置されている。
ラベル貼付部(貼付手段)3は、帯シート1が搬送される搬送路近傍に位置し、ロール状に巻いた台紙b’の外側に販促ラベルbを剥離可能に貼付したラベルロールb”と、台紙巻取りリール18と、台紙b’から販促ラベルbを剥離するディスペンサ19と、そのディスペンサ19より下流側に台紙b’から剥離した販促ラベルbを帯シートaに対して貼付するために押え付ける押え部材20が配置されて構成され、前記台紙巻取りリール18がモータ21で駆動回転されることで、ラベルロールb”から販促ラベルbを貼着した台紙b’が引き出されるように構成されている。
そして、ディスペンサ19で台紙b’から剥離された販促ラベルbは、粘着面を帯シートaに付着して該帯シートaと共に搬送され、その貼付状態(貼付状態)をより確実なものとする為に押え部材20で押え付けられる。
その押さえ部材20としては、図4(b)に示す平板部材で構成した押圧ガイド20a、或いは図4(c)に示す押圧ローラ20b等、何れでもよい。
上記販促ラベルbは、特売やセールを告知するようなPOPラベルの他に、その商品が本物の○○産の物であることを表示証明するための特別のラベル等、種類及び形状は問わない。
販促ラベルbが貼付された帯シートaに商品情報を印字する印字部(印字手段)4は、インクリボン22と、サーマルヘッド23と、プラテンローラ24と、前記プラテンローラ24を駆動回転させるステッピングモータ25と、同プラテンローラ24を上下移動させる移動機構26とで構成され、前記サーマルヘッド23とプラテンローラ24とは対向して配置されている。これにより、帯シートaに商品に関する所定項目、及びJANコード(バーコード)等が印字される。つまり、ラベル貼付部(貼付手段)3にて、帯シートaに販促ラベルbが貼付されてから印字部(印字手段)4にて帯シートaへの印字がされるので、ラベル貼付部3の位置は、帯シートaの搬送路近傍で印字部(印字手段)4より上流であればよい。尚、帯シートaへの印字は、帯シートの先端からの長さによって管理制御される。この点については後段で説明する。
叉、上記印字部(印字手段)4におけるプラテンローラ24は、断面略コ字型に形成したプラテンローラ支持枠27の一側に回転自在に横架支持され、そのプラテンローラ支持枠27の他端側はフレーム28に軸29で上下回動可能に支持されており、更に前記プラテンローラ支持枠27内に支持されたプラテンローラ24の軸部はフレームに開設した円弧案内孔30に嵌挿され、軸29を中心としたプラテンローラ24の上下動が円弧案内孔30によって案内されるように構成されている。
そして、プラテンローラ24をサーマルヘッド23に対して接離させる移動機構26は、前記フレーム28に横架した軸31に前記プラテンローラ支持枠27を下方に押し下げる押圧片32を固着し、軸31の回転による押圧片32の下向き回動で前記プラテンローラ支持枠27が軸29を中心として下方に押し下げられることでプラテンローラ24がサーマルヘッド23に押し付けられる。そして、前記押圧片32を軸着した軸31の回転は、モータ33の回転軸と該軸31とを複数のリンク片34で連結し、モータ33の回転が軸31に伝達されるように構成されている。
叉、前記押圧片32を固着した軸31の端部にはプラテンローラ24がサーマルヘッド23に対する接離(開閉)を検出するフラグ35が取り付けられており、そのフラグ35の回動軌跡上にセンサ36,36’が配置されている。更に、プラテンローラ24をサーマルヘッド23に対して当接させる動作は前記したモータ33の回転により行われるが、プラテンローラ24をサーマルヘッド23から離反させる動作は、前記プラテンローラ支持枠27とフレーム28とに亘って引張りバネ37を張設し、この引張りバネ37の張力でプラテンローラ支持枠27が上方に引き上げられ、プラテンローラ24がサーマルヘッド23から離反される。プラテンローラ24の離反は、前記モータ33の回転により押圧片32がプラテンローラ支持枠27から離れる上向き方向に回動された時、前記引張りバネ37が機能して行われる。
尚、押圧片32を固着した軸31の前面側端部には操作レバー38が取り付けられ、手動操作で押圧片32によるプラテンローラ支持枠27の押圧を解除できるように構成されている。
上記印字部(印字手段)4で所定事項(品名、値段等)の印字Pが行われた帯シートaをガイド1側に供給するフィード手段5は、上下一対のフィードローラ5a,5bで構成され、下側のフィードローラ5bは定位置に支持され、上側のフィードローラ5aは下側のフィードローラ5bに対して接離するよう上下回動可能に支持されている。
そして、下側のフィードローラ5bはモータ5cによって駆動回転するように構成され、上側のフィードローラ5aは前記印字部4におけるプラテンローラ24の上下動(接離動)に連繋して下側のフィードローラ5bに対する接近/離反が切り換わるように構成されている。即ち、印字部(印字手段)4のプラテンローラ24がサーマルヘッド23に接近する印字状態時は上側のフィードローラ5aは下側のフィードローラ5bから離反し、印字手段4のプラテンローラ24がサーマルヘッド23から離反する時は上側のフィードローラ5aは下側のフィードローラ5bと接触するように構成されている。
この上側のフィードローラ5aが下側のフィードローラ5bと接触し、上下のフィードローラ5a,5bによって帯シートaが挾着され、下側のフィードローラ5bが正転方向(時計回り方向)に駆動回転することで帯シートaはガイド1に向けて送り出され、逆転方向(反時計回り方向)に駆動回転することで帯シート1は引き戻される。
上側のフィードローラ5aは、矩形状の枠体39に回転可能に横架支持され、その枠体39はフレーム28に対し軸40で上下回動可能に軸支されている。枠体39の回動支点となる軸40の位置は、上側のフィードローラ5aが下方に回動して下側のフィードローラ5bと接触する接点が下側のフィードローラの軸芯を通る鉛直線上となる位置とする。
そして、この前記枠体39は、該枠体39の側近でフレーム28に回動自在に軸支した押圧カム41によって下方に回動されるように構成されている。
上記押圧カム41の回動は、前記印字部(印字手段)4における押圧片32を固着した軸31と押圧カム41とをリンク42で連結し、軸31の回動により押圧カム41がリンク42を介して揺動されるように構成されている(図4(a)参照)。尚、上側のフィードローラ5aを保持した枠体39の上方への回動(フィードローラの離反)は、前記押圧カム41による枠体39の押圧が解除された時、付勢手段64によって軸40を中心として上方に回動することで離反される。
上記フィード手段5の下流側で前記ガイドの下側位置には、前記ガイド1内に供給した帯シートaを該ガイド1の内面に沿って案内し、初期ループを形成し、その後ガイド内に載置した商品Wの外周面に沿うように初期ループを絞って縮径し、帯シートaの先端部と重なり合う部分を熱溶着し、且つ帯シートロールa’に繋がる帯シートaを切断する溶着部6、カッタ7、及びこれら溶着部6とカッタ7を上下駆動する駆動部8が配置されている。
上記溶着部6は、前記ガイド1の窓孔11における下側の底板1cの開口12内に、帯シートの繰り出し方向に向かい所定間隔をおいて鉛直に起立配置した第1押え板43,第2押え板44と、その第1押え板43と第2押え板44との間に配置した熱溶着板45と、これら第1押え板43、第2押え板44及び熱溶着板45の真上位置にガイド1の側方から出没自在に配置した受け板46とで構成されている。
そして、前記フィード手段5寄りに配置した第1押え板43には上端面より僅か下方位置に帯シートaが嵌挿される通孔47が開設されており、フィード手段5の作動で繰り出される帯シートaの先端はこの通孔47を通ってガイド1に供給される。その為に、第1押え板43より下流側に配置される第2押え板44の上端は前記第1押え板43の通孔47の下側孔縁と面一か或いは下側孔縁より下方となるように配置されている。
叉、第1押え板43と第2押え板44との間に配置する熱溶着板45は、第1押え板43と第2押え板44で帯シートaを押えた後熱溶着する為、該熱溶着板45の上端は第2押え板44の上端より下方に位置されている。
前記第1押え板43と熱溶着板45の上端面を受け止める受け板46は、前記ガイド1の側方(裏側)に該ガイドと直交して配置され、且つその受け板46の上面はガイド1の窓孔11の下側孔縁と面一に保持され、ガイド1内に突出して商品載置面を形成する。そして、この受け板46とガイド1の底板1cとで区画される通路(空間)に帯シートaの先端部が嵌入し、その帯シートaの先端部は前記開口12より下流側における側板1a,1bの内面に突出形成したストッパ13に衝合して先端の位置決めが行われる。
カッタ7は、帯シートaの重合部を熱溶着してループを完成させた後、そのループに連続する帯シートを溶着部近傍で切断するもので、前記第1押え板43と熱溶着板45との間に挾着配置され、且つ前記第1押え板43の側面に沿って該第1押え板43の通孔47を越える位置まで上下することで、該通孔47を貫通している帯シートaは第1押え板43の通孔47の孔縁とカッタ7によるせん断作用で切断されるように構成されている。
上記した溶着部6とカッタ7を上下駆動する駆動部8は、モータ48とカム機構49とで構成され、カム機構49はカムやリンク機構を前記第1押え板43、第2押え板44、熱溶着板45、カッタ7に連結し、更に前記第1押え板43、第2押え板44、熱溶着板45とカッタ7が順次時間差をおいて上下作動するように構成されている。そして、カム機構49の動作を制御する為に該カムを回転する軸に回転板51を固着し、回転板51の外周所定箇所に設けた原点をカム原点センサ52で検知し、駆動部8が制御されるようになっている。
叉、前記ガイド1の帯シートaの先端が位置決め停止される位置より手前側(上流側)の所定位置には、帯掛けする為に供給される帯シートaの先端部が所定位置に到達したことを検出する帯シート先端検出センサ(停止センサ)53が配置されている。この帯シート先端検出センサ53の検出信号により前記帯シートaを繰り出すフィード手段5の駆動が停止され、再度駆動して帯シートaの先端がストッパに当接するまでの繰り出しが制御されている。
更に、前記ガイド1における商品Wが載置される位置の線上外側には、商品検出センサ54が設置され、ガイド1内の所定位置に商品Wが置かれているか否かが検出されるようになっており、商品Wが検出されると前記フィード手段5が起動し、帯シートaの引き戻しを開始するようになっている。
図5は、上記の如く構成した帯掛け装置Aの帯掛けの作動を制御する制御部と、帯掛けの帯シートaに印字を行う印字部の電気的構成を示すブロック図である。
帯掛制御部55は、通信用INFを介して印字制御部56と接続され相互に交信できるようにしてあり、各制御部55,56は、マイクロコンピュータで構成されるCPU(中央処理装置)57,61により制御される。
CPU57には、バス57aを介してROM58、RAM59、帯掛機構駆動部60、帯シート先端検出センサ(停止センサ)53、商品検出センサ54、カム原点センサ52、ラベル貼付部(貼付手段)3が接続されている。
ROM58は、CPU57が実行する制御プログラムが格納されており、RAM59には、CPU57とCPU61との通信データ等を一時記憶するエリアである。
前記帯掛機構駆動部60としては、溶着部6の熱溶着板45への通電のON/OFF、プラテンローラ22及び上側フィードローラ5aの開閉駆動モータ33、下側フィードローラ5bの駆動用モータ5c、帯シート巻取り駆動用モータ15、溶着切断手段6及びカッタ7の上下駆動用モータ48、プラテンローラ駆動用モータ25が挙げられ、これ等の駆動/停止が制御される。
印字制御部56のCPU61には、バス61aを介してROM62、RAM63、表示操作部9、キー操作部10、印字部4が接続されている。
ROM62は、CPU61が実行する制御プログラムが格納されており、RAM63には商品毎の品名等の商品情報を記憶しておく商品ファイル(図8参照)、商品を収容する蓋付き容器(トレイ)に関する各種データを記憶しておくトレイファイル(不図示)、帯掛けの帯シートに商品に関する所定の項目を印字する為の印字位置情報を記憶しておく印字フォーマットファイル(図9参照)、帯シートaに対する販促ラベルbの付着位置を規定する販促ラベルフォーマット(図9参照)等のファイルが記憶されている。
表示操作部9は、タッチパネルで構成されており、CPU61の指令に基づいて入力データの表示、プリセットデータの表示、各種メッセージの表示を行うものである。
キー操作部10は、装置の起動、停止等のための各種スイッチ及びデータの入力等を行うキーボードからなる。
前記RAM63に記憶される商品ファイルは、図8に示すように、品番(商品番号)、品名、値段、POPラベル(販促ラベル)bの発行の有無を表すフラグ、印字フォーマット番号等が設けられており、品番を特定することで、各商品を特定することができる(特定手段)。
POPラベル(販促ラベル)bの発行の有無を表すフラグは、例えば「1」はPOPラベル発行有、「0」はPOPラベル発行無を表し、「1」が設定されていると、印字フォーマットのPOP欄に設定されているタイミングで前記ラベル貼付部(貼付手段)3のモータ21が駆動される。
印字フォーマットファイルは、図9(a)、(b)、(c)に示すように、印字フォーマット番号(識別子)毎に印字開始、印字項目(品名、値段、バーコード等)毎の印字位置情報が設定されており、印字位置は帯シートの先端からの距離、帯シートの幅に対する位置(帯シートの幅方向の一方端を基点O(0,0)とし、その基点から幅方向(X)、及び長手方向(Y)を始点として、そこからのX方向の幅(印字領域X幅)、Y方向の幅(印字領域Y幅)が設定されている。
印字位置Xは、対応項目の印字エリアについて、印字時における帯シートの進行方向と直交する方向における基点Oから印字開始位置のX座標を表し、ドット単位で示される値である。
印字位置Yは、対応項目の印字エリアについて、印字時における帯シートの進行方向における基点Oから印字開始位置のY座標を表し、ドット単位で示される値である。
印字領域X幅は、対応項目の印字エリアのX座標方向のドット数、印字領域Y幅は対応項目の印字エリアのY座標方向のドット数を表す。上記各ドット数は、キー操作部10の数字キーによる入力により任意の数字に設定することができる。また、本実施例では8ドット分が1mmに該当するようになっている。
尚、JANコード(バーコード)を帯シートに印字する場合、JANコードの印字位置データも印字フォーマットファイルに設定される。
又、印字フォーマットファイルには、図9(d)に示すように、上記した印字情報の印字位置データの他に、前記したPOPラベル(販促ラベル)を帯シートaに対して貼付するタイミング(位置)が設定されている
POPラベル(販促ラベル)bを貼付するタイミングデータは、印字部(印字手段)のプラテンローラ24を駆動回転させるステッピングモータ25が駆動を開始して印字が開始された後、何秒後にラベル貼付部(貼付手段)3のモータ21を駆動させるかが設定されている。この時間を変えることで、帯シートaの長さ方向でのラベル貼付位置が可変される。
上記印字フォーマットは、各商品の品番に対応して設定されていることで、品番を選択することで、印字情報である品名や値段等の他に、POPラベル(販促ラベル)bの発行の有無、及びPOPラベル(販促ラベル)bを発行する場合の付着位置のデータ(タイミングデータ)が読み出される。
次に、帯シートaに販促ラベル(POPラベル)bを貼付し、帯シートaに印字し、その印字した帯シートで商品に帯掛けする動作の概略を図10のフローチャートに基づいて説明する。尚、以下の例では各商品に、印字位置情報の識別子である印字フォーマット番号が設定されており、商品が特定されることで当該商品の品名や値段などといった商品情報の印字位置情報が読み出される。
(S1)…帯シートaがセットされていることを確認し、オペレータにより電源スイッチがONされる。電源スイッチがONされるとCPU57は、溶着部6とカッタ部7を上下するカム機構49のカムが初期位置(カム原点センサ52を遮る)に戻るよう制御する。そして、フィード手段5が作動して帯シートaの先端を所定位置まで繰り出し、駆動部8が作動してカム機構49が作動することでカッタ7が上昇し、受け板46がカッタ7の上方位置へ突出移動し、受け板46とカッタ7とで帯シートaが挟まれ、帯シートaが切断される。そして、CPU57はフィード手段5を逆回転させて前記帯シートaの切断先端部を該フィード手段5(上下一対のフィードローラの接点間に帯シートの先端が挟まれる位置)へ引き戻し、位置させるよう制御する(図6参照)。この位置が帯シートの初期位置である。尚、印字部(印字手段)4のサーマルヘッドとプラテンローラとの接点からフィード手段5上の初期位置までの距離は装置構成時に決定される。本実施例では、この距離を40mmとする。
(S2)…表示操作部9に表示された商品情報の商品ファイルから、オペレータの選択操作により、帯掛けする被帯掛け商品Wの品番が選択され(特定手段)、当該品番の商品情報が読み出される。
(S3)…スタートボタンがオペレータにより押される。
(S4)…(S2)で選択された品番に関連付けられている印字フォーマット番号の印字位置情報がRAM63の印字フォーマットファイルより読み出され、同様に品番に関連付けられているPOPラベル(販促ラベル)bを貼付するか否かを示すフラグがRAM63より読み出され(読み出し手段)、その読み出された品番の商品情報、印字位置情報、及びPOPラベル貼付有無情報がRAM63の他のエリアに一時記憶される。そして、RAM63の他のエリアに一時記憶された印字位置情報の印字開始データが40mmか否かをCPU61が判断する。つまり、該印字開始データから40mmを減算し、その値が“0(ゼロ)”かどうかを判断する。そして、その減算値(差分データ)を前記RAM63の他のエリアに一時記憶する。
(S5)…(S4)で読み出した印字位置情報に基づき、印字開始位置が合わされる。尚、前記印字位置情報には、印字開始データの他に、帯シートaに印字する項目毎に、印字位置の始点である幅方向(X)、長さ方向(Y)、その始点からのX方向の幅、Y方向の幅等のデータが設定されている(図9参照)。
(S4)で読み出した印字開始データが40mmでない場合、つまり40mm以上(本実施例では40mmが最小値)と判断された場合は、(S4)で一時記憶された印字位置情報の、印字開始データと初期位置である40mmとの差分データと、更にプラテン/フィードローラ開閉駆動モータ33を駆動させプラテンローラをサーマルヘッドから離反させる信号とを、通信INFを介してCPU61(印字制御部)からCPU57(帯掛制御部)へ送信する。つまり40mm以上(本実施例では40mmが最小値)と判断された場合は、印字部(印字手段)4のプラテンローラ24がサーマルヘッド23から離反するよう上昇する。
印字部(印字手段)4のプラテンローラの上下動と、フィード手段5の上側のフィードローラ5aの上下動は相反する動きをするようリンク結合されているので、フィード手段5の上側のフィードローラ5aは下降して下側のフィードローラ5bとで帯シートaを挟持し、(S4)でRAM59に一時記憶した印字開始データと40mmとの差分データ分だけ、フィード手段5のフィードローラモータ5cを回転させる。例えば、印字開始データが60mmである場合は、フィードローラモータ5cの駆動で帯シートaの先端を初期位置から20mmだけ前方に繰り出し、印字部(印字手段)4の位置から帯シートaの先端までの長さを60mmに合わせる。
(S6)…(S4)でRAM63の他のエリアに一時記憶されたPOPラベル(販促ラベル)bを貼付するか否かを示すフラグ(1:貼付する、0:貼付しない)があるかをCPU61が判断する。YESの場合はS7に進む。
(S7)…RAM63からラベル貼付フラグに[1]が設定されている場合、ラベル貼付位置Y(貼付開始のタイミングデータ)が読み出される。
(S8)…(S7)でRAM63に一時記憶されたラベル貼付位置情報の貼付位置Yのデータが70mm以上か否かをCPU61が判断する。ここで、70mmとは、サーマルヘッド23とラベル貼付部との間隔で、装置の機構的な理由によって決定される。70mmより小さい数値の場合は、ラベル貼付部よりも印字部(印字手段)4寄りになる為、ラベル用紙を貼付することは物理的に不可能である。YESの場合は(S9)に進み、NOの場合は(S12)に進む。
(S9)…(S7)でRAM63から読み出された印字項目の印字位置Yの座標ドットから70mmに該当する560ドット分を減算し、その減算したデータと、プラテン/フィードローラ開閉駆動モータを駆動させプラテンローラをサーマルヘッドから離反させる信号とを、通信INFを介してCPU61からCPU57へ送信する。
(S10)…(S5)で既に印字開始位置が合っているので、(S4)で一時記憶された印字位置情報にて印字を開始する。
(S11)…(S9)にて、帯掛制御部側で受信したデータはRAM59の一時記憶エリアに記憶される。そして、CPU57の制御により、(S9)で算出された距離分、ステッピングモータが回転してPOPラベル(販促ラベル)bを帯シートa上に貼付する。
(S12)…(S6)でNOの場合は、POPラベル(販促ラベル)bは貼付されず、(S13)で帯シートa上に、CPU61の制御により、RAM63に記憶された印字フォーマットファイルと商品ファイルとに基づき印字部(印字手段)4で所定項目の印字が行われる。(S8)の判断がNOの場合も同様である。
(S14)…印字が終了したら、CPU57の制御により印字部4のプラテンローラをサーマルヘッドから離反させるモータを駆動させ、これによりプラテンローラがサーマルヘッドから離反し、フィード手段5にて帯シートを挟持する。
そして、フィード手段5により帯シートが所定量繰り出され、ガイド1内の商品載置部に置かれた商品Wに帯シートを帯掛けし、帯シートを商品外周に沿うように縮径させて商品Wへの帯掛けが完了する。
以上のようにすることで、図11(a)、(b)に示すように帯シートaにPOPラベル等の販促ラベルbを貼付することができ、該販促ラベルbが貼付された帯シートaによって商品Wを帯掛けすることができる。
上記の説明では、各商品に印字位置情報の識別子である印字フォーマット番号が設定されており、その印字フォーマット中に、POPラベル(販促ラベル)bの貼付位置を決めるタイミングデータが設定されている実施例を示したが、これに限定されるものではない。
例えば、印字フォーマットとPOPラベル(販促ラベル)bの貼付のための貼付位置フォーマットは別でもよい。
即ち、図12に示すように、商品ファイルに、品番(商品番号)毎にPOPラベル(販促ラベル)発行の有無と、POPラベル(販促ラベル)の発行有の場合は同時に該ラベルを帯シートに対して貼付する貼付位置を決めるタイミングデータの識別子であるPOP貼付フォーマット番号(例えば、「0」はPOPラベル発行無、「1」〜「4」はPOPラベル発行有を表す)を設定し、図13に示すように、POP貼付フォーマットファイルにはPOP貼付フォーマット番号毎に、帯シートに対するPOPラベルの貼付位置を決めるタイミングデータを設定してもよい。その場合は、所定の品番をキー操作で呼び出してから、POPラベル(販促ラベル)bの貼付位置を規定するファイルから使用するフォーマットを選択し、設定するようにしてもよい。
更に、POPラベル(販促ラベル)の貼付位置は、上記したようにフォーマットにより可変可能としたが、商品(品番)に関係なく貼付位置を一定(固定)としてもよい。
また、例えば商品が収納されるトレイのサイズ毎にトレイ番号を識別子として定まっているようなトレイファイルを有し、各トレイ番号毎に帯掛けする際の帯シートを縮径する絞り量が割振られており、更にトレイ番号にPOPラベル(販促ラベル)bを貼付するか否かのフラグ、またPOPラベル(販促ラベル)bを貼付のための貼付位置フォーマットが設定されており、トレイ番号を商品毎に設定するようにしてもよい。各商品(各品番)に設定されているようにしてもよい。これにより、商品が特定されることでトレイ番号も特定され、使用するトレイの大きさに合った帯シートの絞り量にて帯掛けをすることができ、且つPOPラベル(販促ラベル)bを帯シートa上に貼付することができる。
帯シート上にPOPラベル(販促ラベル)を貼付する位置は、図11(a)、(b)に示す商品Wの表面側に位置する帯シートの範囲内に限定されない。例えば、図11(a)、(b)に示すように商品Wにおける蓋付きトレイの蓋の形状が、側面から上面に向かって傾斜面がある場合、その傾斜面(バーコードが印字されている位置)に対応位置する帯シート上にPOPラベル(販促ラベル)を貼付するようにしてもよい。
また、帯シートa上に貼付するPOPラベル(販促ラベル)の種類、形状は問わない。即ち、特売やセールを告知するようなラベルの他に、その商品がある特定の産地のものであることを証明するラベルや、トレーサビリティ用ラベルでも良いし、或いはその店舗のロゴでもよい。即ち、少なくとも販売促進の効果があるラベルであればよい。
又、商品を帯掛けする帯シートの色や材質は問わない。少なくともPOPラベル(販促ラベル)の粘着面が帯シートに対して付着できるものであればよい。更に、帯シートはループ状に絞って重合部を熱溶着によって固着する場合は、熱溶着できる材質の他、紙でもよいが、紙の場合はシートとシートとの間に粘着材を挿入する手段が必要となる。
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で変更可能である。
(1)本実施例では帯シートでループを形成する為に環状のガイドを用いたが、ガイドを用いない帯掛け装置でもよいものである。
(2)帯シートの機械読みする印字項目の印字位置エリアの裏側に印刷(例えば白色塗料による)を施し、その印刷した位置の帯シート表面にバーコードを印字するようにしてもよい。
(3)本装置の商品載置部に計量装置を配置し、或いは計量装置を接続して、商品の重量を計測し、その計測した重量データを帯シートに印字するようにしてもよい。
(4)印字内容は問わない。被帯掛け商品の産地、添加物名、賞味期限、商品の原体を示す個体識別番号等を印字してもよい。
(5)本実施例では、図10のフローチャートで示したように、帯シートに品名や値段等を印字した後に、POPラベル(販促ラベル)を貼付する例を示したがこれに限らず、帯シートの所定位置にPOPラベル(販促ラベル)を貼付した後に、帯シートのラベルが貼付された以外の箇所に品名や値段等の所定事項を印字するように、作業ステップの順序を逆にし、装置もそのように構成してもよい。又、その際、貼付したPOPラベル(販促ラベル)上にも所定事項を印字するようにしてもよい。例えば、牛を示すPOPラベルを帯シートに貼付した後、帯シート上でPOPラベルが貼付された以外の箇所に品名等を印字し、POPラベル上には牛の個体識別番号を印字するようにしてもよい。尚、個体識別番号は牛に限らず、鳥や豚であってもよいし、更には魚介類であってもよい。また、印字される内容は個体識別番号に限定されず、その商品に関連した事項でもよい。
本発明に係る帯掛け装置の実施の一例を示す概略正面図。 同機構部の概略を示す平面図。 同機構部の概略を示す側面図。 (a)は帯シートに販促ラベルを貼付する部分を示す拡大図、(b)は帯シートに販促ラベルを押圧貼付する部分が平板からなる押圧ガイドである例、(c)は帯シートに販促ラベルを押圧貼付付着する部分が押圧ローラである例を示す。 帯掛制御部と印字制御部の電気的構成を示すブロック図。 帯シートが初期位置にセットされ、印字を開始する状態の同説明図。 帯シートに対する印字位置、及び販促ラベル(POPラベル)の貼付位置を示す説明図。 商品ファイルの一例を示す説明図。 (a)〜(d)は印字フォーマットファイルの一例を示す説明図。 帯掛け動作を説明するフローチャートである。 (a)は帯掛けを完成した商品の斜視図、(b)は(a)図の(X)−(X)線に沿える断面図。 商品ファイルの他の例を示す説明図。 POP貼付フォーマットファイルの他の例を示す説明図。
符号の説明
A…帯掛け装置 a…帯シート
b…販促ラベル(POPラベル) 1…ガイド
3…ラベル貼付部(貼付手段) 4…印字部(印字手段)
5…フィード手段 6…溶着部
7…カッタ 8…熱溶着部/カッタの上下駆動部
9…表示部 10…操作部
W…商品

Claims (6)

  1. 商品載置部を囲むように帯シートをループ状に繰り出し、その帯シートの先端部を固定し、反対側を引き戻して初期ループを商品外周に沿うループに絞り、帯シートの先端部と重合する部分を接着し切断して帯シートを商品に帯掛けする帯掛け方法において、
    帯シートに少なくとも商品の値段を印字するステップと、
    帯シートに販促ラベルを貼付するステップと、
    前記印字と販促ラベルが貼付された帯シートで商品に帯掛けするステップと、
    を有することを特徴とする帯掛け方法。
  2. 前記販促ラベルを貼付するステップにおける販促ラベルの貼付位置は、商品の表面側に位置する帯シートの範囲内で、且つ該帯シートに対する印字ステップの印字範囲外であることを特徴とする請求項1記載の帯掛け方法。
  3. 商品載置部を囲むように帯シートをループ状に繰り出し、その帯シートの先端部を固定し、反対側を引き戻して初期ループを商品外周に沿うループに絞り、帯シートの先端部と重合する部分を接着し切断して帯シートを商品に帯掛けする帯掛け装置において、
    帯シートを、商品載置部を囲むループ状に供給するフィード手段と、
    商品毎の品名、値段等の印字情報が設定されている商品ファイルを有する記憶手段と、
    前記商品を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された商品の印字情報を前記帯シートに印字する印字手段と、
    前記帯シートに販促ラベルを貼付する貼付手段と、
    を備えていることを特徴とする帯掛け装置。
  4. 前記記憶手段は、帯シートに対する販促ラベルの貼付位置を規定する販促ラベルフォーマットを有し、前記特定手段は前記販促ラベルフォーマットを読み出す読み出し手段を有し、該読み出し手段により読み出された販促ラベルフォーマットに基づき、帯シートに前記販促ラベルが貼付されることを特徴とする請求項3記載の帯掛け装置。
  5. 前記商品ファイルは、帯シートに対する印字位置を定める印字フォーマットを有し、前記販促ラベルフォーマットは販促ラベルの貼付位置を、前記印字フォーマットで設定される印字位置と重複しない位置に設定していることを特徴とする請求項4記載の帯掛け装置。
  6. 前記特定手段が、前記読み出し手段を兼ねていることを特徴とする請求項4記載の帯掛け装置。
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