JP7417237B2 - 包装装置 - Google Patents
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Description
包装装置は、一の操作手段を有し、
前記一の操作手段は、複数の包装動作モードに応じて、包装動作モードごとに異なる動作のトリガーとなり、
前記一の操作手段による前記動作のトリガーは、包装開始待ち状態において、包装処理を行う動作のトリガーと、包装処理を中止する動作のトリガーのいずれかとなることを特徴とする。
また、詳細には、本発明に係る包装装置を、帯掛け包装装置に適用した実施形態を説明する。
ただし、包装装置は上記に限られず様々な種類の包装装置でもよく、また、様々な種類の包装材で被包装物を巻く等の包装処理を行うものとする。
帯掛け包装装置100は、被包装物としての物品(被帯掛け商品W)に、包装材としての帯シートsを周回させ、帯シートsの先端部分と重なり合う重合部分(重合部)を溶着することで、例えば物品としての蓋付きの商品Wの蓋を固定する。
具体的には、帯掛け包装装置100は、装填部2、ラベル貼付部3、印字部4(印刷手段)、フィード部5(帯シート搬送部)、溶着部6、切断部7、巻回部101、待機部80、表示操作部9などを有する。本実施形態では、帯掛け包装装置100は、その本体部100aに上記構成要素を備えている。なお、帯掛け包装装置100は、ラベル貼付部3を備えていてもよいし、備えていなくともよい。
図2に示す例では、フットスイッチ545は、U字形状の本体部545bと、本体部545bに上下動自在に設けられた可動部545aを有する。
帯掛け包装装置100の制御部は、操作者により可動部545aが操作された場合にそれをトリガーとして、モードに応じて、モードごとに異なる動作や、1つのモードにおいて、包装装置の工程ごとに異なる動作を行う。
装填部2は、帯シートロールR(フィルムロール)を装填する場所において、中央に回転支持軸21が取り付けられており、その回転支持軸21はモータ15(帯シート巻取り駆動用モータ)で駆動するように構成されている。帯シートロールRから帯シートsを繰り出す場合、回転支持軸21が正回転(図1に示す例では左回り)するようにモータ15が駆動制御される。
また、帯シートロールRがモータ15により逆回転することで、フィード部5の逆回転による帯シートsの引き戻し分が帯シートロールRに巻き取られる。また、装填部2は、テンションローラg1と巻取り駆動用モータ15を制御することにより帯シートsのたるみ等を防止するように構成されている。帯シートsのたるみ防止機構については、後述する。
また、帯掛け包装装置100は、装填部2の前面に、開閉自在な扉等のカバー部材(図示省略)が設けられており、帯シートsや帯シートロールRにゴミや埃などが付着しないように構成されている。
また、印字部4は、帯シートsに貼付されたラベルに、商品情報等を印字してもよい。
フィード部5は一対のフィードローラ5a、5bを有し、フィードローラ5aとフィードローラ5bが対向して配置されている。図1に示す例では、フィードローラ5bは大径駆動ローラであり、フィードローラ5aは小径従動ローラである。フィード部5は、帯シートsを巻回部101の初期ループ形成方向(正方向)に搬送し(繰り出し)、又は帯シートである初期ループを被帯掛け商品の外周に沿うように縮径する引き戻し方向(逆方向)に帯シートsを搬送する。
底板1cは窓孔11の孔縁に沿わせて略楕円形状に湾曲形成され、繰り出される帯シートsが環状ループガイド(環状ガイド部1)の帯シート挿入部(始端1s)に、傾斜面を備えた案内部1dを介してスムーズに案内されて初期ループを確実に形成できるように構成されている。底板1cは繰り出された帯シートsの先端とロールに連続する部分が重なってループを形成できるように該底板1cに開設した開口を挟む始端1sと終端1eは上下方向にずらして取り付けられており、詳細には、環状ガイド部の始端1sは、終端1eよりも帯シート搬送方向下流側に所定距離だけ離れた位置で、終端1eよりも下方にずれて設けられ、この始端1sに設けられた開口部(帯シート挿入部)に、包装材である帯シートsが案内部1dを介して案内可能に形成され、さらに底板1cの始端側の上方における側板の内面にはストッパが取り付けられ、帯シートsの先端が位置決めされるように構成されている。環状ガイド部1の窓孔の下側孔縁は被帯掛け商品Wの載置部として機能する。
尚、前後の側板1a,1bに開設する窓孔11の形状は長方形状に限定されず、商品の出し入れに支障とならなければ形状は任意である。
フィード部5寄りに配置した第1押え板43には、上端面より僅か下方位置に帯シートsが嵌挿される通孔43hが開設されており、フィード部5の作動で繰り出される帯シートの先端はこの通孔43hを通って環状ガイド部1に供給される。
第1押え板43より下流側に配置される第2押え板44の上端は、第1押え板43の通孔43hの下側孔縁と面一か或いは下側孔縁より下方となるように配置されている。よって、帯シートsを挿通するのを妨げることはない。
また、第1押え板43と第2押え板44との間に配置する熱溶着部45は、第1押え板43と第2押え板44で帯シートsを押えた後、熱溶着するため、待機時には、熱溶着部45の上端は第2押え板44の上端より下方に位置されている。
受け板46と環状ガイド部1の底板1cとで区画される通路空間に帯シートの先端部が嵌入し、その帯シートの先端部は開口12より下流側における側板の内面に突出形成したストッパに衝合して先端の位置決めが行われる。
詳細には、図4(a)、図4(b)に示したように、帯シートsが第1押え板43(フロントクランプ)の通孔43hを通って、受け板46上に配置された商品(不図示)に巻回された状態で、第1押え板43が上方に移動し、帯シートsを受け板46に押圧することで、その帯シートsを把持する。次に、図4(c)、図4(d)に示したように、第2押え板44が上方に移動し、帯シートsを受け板46に押圧することで、その帯シートsを把持する。そして、熱溶着部45が上方に移動して、帯シートsの重合部に当接して熱溶着する。略同時に、切断部7が上方に移動して、その通孔43hを貫通している帯シートsが第1押え板43の通孔43hの孔縁と切断部7により切断される。帯シートを切断後、図4(a)に示すように、第1押え板43、第2押え板44、熱溶着部45、及び切断部7は、受け板46から離間する方向へ移動し、それぞれの待機位置に戻る。
なお、切断部7は、重合部近傍をせん断作用にて切断して、第1押え板43にて帯シートを押えておき、その後、熱溶着部45にて溶着するようにしてもよいし、帯シートの重合部を溶着部6により溶着したのち切断してもよい。
つまり、駆動部8が作動してカム機構が作動することで切断部7が上昇し、受け板46が切断部7の上方位置へ突出移動し、受け板46と切断部7とで帯シートが挟まれ、帯シートが切断される。
環状ガイド部1における被帯掛け商品Wが載置される位置の線上外側には、商品検出センサ54が設置され、環状ガイド部1内の所定位置に被帯掛け商品Wが置かれているか否かが検出されるように構成されており、被帯掛け商品Wが検出されるとフィード部5が起動し、帯シートの引き戻しを開始するように構成されている。
この待機部80は、帯掛け包装装置100の本体部100aの内部に、その本体部100a内の他の部分と区画された構造を有する。詳細には、待機部80は収容部80cを有し、収容部80cの上方に開口部80aが形成されている。開口部80aの帯シート搬送方向の長さは、収容部80cの搬送方向の長さよりも小さい。開口部80aの幅(搬送方向に対して直交する方向の長さ)は、帯シートsの幅と略同じ又はそれよりも大きく規定されている。また、待機部80の内側面は、印字済みの帯シートが汚れないように、インクなどの付着を防止する表面処理が施されていることが好ましい。詳細には、待機部80の内側面にインク付着防止層や鏡面などが形成されていることが好ましい。
制御部57には、バス(通信線など)を介して、通信部50、ROM58(記憶部)、RAM59(記憶部)、帯掛機構駆動部60、帯シートの先端を検出する帯シート先端検出センサ53(停止センサ)、商品が載置される載置部付近に設けられた商品検出センサ54、カム原点センサ52、ラベル貼付部3(ラベル発行部)、ガイド状態検出部542等が接続されている。
ROM62には、CPU61が実行する制御プログラムが格納されており、RAM63には被帯掛け商品毎の品名などの商品情報を記憶しておく商品ファイル(図6(a)参照)、トレーに関する各種データを記憶しておくトレーファイル(図6(b)参照)、帯掛けの帯シート(ラベルを含む)に商品に関する所定の項目を印字する為の印字位置情報を記憶しておく印字フォーマットファイル(図6(c)参照)などのファイルが記憶されている。
表示操作部9は、タッチパネルで構成されており、CPU61の指令に基づいて入力データの表示、プリセットデータの表示、各種メッセージの表示を行うものである。
キー操作部10は、帯掛け包装装置の起動、停止等のための各種スイッチ及びデータの入力等を行うキーボードからなる。
印字部4は、サーマルヘッド4a(印字ヘッド)により印字を行う。
また、商品ファイルの各被帯掛け商品(各品番)毎に、後述する印字フォーマット番号が識別子として関連付けられて記憶してあるので、被帯掛け商品を特定することで各印字項目のレイアウトである印字フォーマットも特定できる。
なお、包装モードはトレーサイズ(寸法)に応じて判定しているので、特に包装モードを事前に記憶する必要はないが、強制的に、包装モードを指定する場合は、包装モードを管理してもよい。例えば、小さなサイズの被帯掛け商品の場合、後述する第2の包装モードで包装しても良い。
また、後述する印字フォーマットファイルの印字フォーマット番号が、識別子として記憶されている。従って、トレー番号を特定することで、各印字項目のレイアウトである印字フォーマット番号も特定できる。
また、帯シートの引き戻し量などが設定されている絞り情報ファイル(図示省略)をRAM63に有し、該ファイル中の絞り情報を識別するための識別子が、各トレー番号に割り振られている。
また、包装モードについては、被包装物のトレー幅上面、下面、高さから第一包装モードの包装可能寸法(サイズ)とを比較して、環状ループガイドの状態を報知しても良い。
上記のように、前記商品ファイルに印字フォーマット番号を関連付けることで、各被帯掛け商品、品番を選択するだけで、被帯掛け商品に合わせて帯シートの所定の位置に印字することができる。
また、各被帯掛け商品に印字フォーマット番号を関連付ける代わりに、各トレー番号を関連付けるようにしてもよい。図6(b)に示すように、各トレー番号には印字フォーマット番号が識別子として記憶されているので、被帯掛け商品(品番)を特定するだけで、選択した商品の品名等の商品情報、トレーデータ(トレー番号)、印字位置情報(印字フォーマット番号)が特定されるので、トレーの大きさに合った正しい位置に印字された帯シートで、被帯掛け商品を帯掛け包装することができる。
また、印字フォーマット番号を商品ファイルの各品番、トレーファイルの各トレー番号の、それぞれに関連付けておいて、且つ、トレー番号を商品ファイルの各品番に関連付けた場合は、例えば、トレー番号に関連付けておいた印字フォーマット番号を優先して使用するようにしてもよいし、またその逆で、各品番に関連付けられた印字フォーマット番号を優先するようにしてもよい。
図8に示した例では、被帯掛け商品W(商品)は、開口部を有する容器W1と、開口部を塞ぐ蓋部W2とを有し、蓋部W2が開口部を塞いた状態で、帯シートsが巻回される。帯シートsには直接またはラベルLに、印字部により印字された印刷部分Pが形成されている。
なお、帯掛け包装装置100により帯シートsを巻回した商品(物品)は、上記実施形態に限られるものではない。
図9(c)はフィードローラ5a,5bを停止した状態で、印字された帯シートsを待機部80の収容部80cへ一時的に収容(待機)させている状態を示す図である。図9(d)は印字部のプラテンローラ24(印字ローラ)を停止した状態で、待機部80に一時待機していた印字済みの帯シートs(フィルム)をフィードローラ5a,5bにより巻回部側へ搬送する動作の一例を説明するための図である。
商品(物品)が搬入され、巻回部101(ループ形成手段)の載置部に商品が載置される。検知部により、巻回部の載置部に商品が載置されたことを検知した信号が制御部57に出力される。
なお、溶着部6の熱溶着部45による帯シートsの重合部を熱溶着した後、上記切断部7により帯シートsを切断してもよいし、逆に、切断部7により帯シートsを切断したのち、熱溶着部45により帯シートsの重合部を熱溶着してもよいし、上記切断と熱溶着を略同時に行ってもよい。
詳細には、フィード部5による帯シートの搬送が停止した状態で、印字部4のプラテンローラ24を駆動することで、帯シートs(フィルム)が撓み、帯シートが撓んだ湾曲部分が下方へ移動し、待機部80の開口部80aから収容部80cに一時的に収容される。
なお、印字部4のプラテンローラ24とフィード部5のフィードローラ5a、5bとの間に規制部88が配置されており、この規制部88は、帯シートの撓んだ部分である湾曲部分が上方へ移動することを規制する。通常時、この規制部88と待機部80の開口部80aとの間に、帯シートs(フィルム)が配置されている。
そして、図9(d)に示したように、制御部57は、帯シートを搬送方向(正方向)に搬送するように、フィード部5のフィードローラを駆動する処理を行う。待機部80に収容されている帯シートは、巻回部101へ搬送される。帯掛け包装装置100は、上記帯掛け包装動作を適宜繰り返す。
図10は帯掛け包装装置100の巻回部101(ループ形成部)がオープン状態(大トレーモード時)の正面図である。図11は図10に示した帯掛け包装装置100の斜視図である。
本発明の実施形態に係る帯掛け包装装置100は、巻回部101の窓孔11内に載置できない大きいサイズの商品W(物品)に対して、手動にて帯巻きシートを商品W(物品)に巻回可能に構成されている。
例えば、図10、図11に示す帯掛け包装装置100では、ループ形成手段としての巻回部101が、帯掛け包装装置100の本体部100aに対して回転軸100gを回転中心として回動自在に設けられている。
操作者は、フィード部5(帯シート搬送部)から所定量だけ繰り出された帯シートsを指などで掴み、小さいループを形成して受け板46や溶着部6等により保持したのち、帯掛け包装装置100がそのループを被包装物の大きさよりも僅かに大きいサイズに拡大する。すなわち被包装物に応じて帯掛け包装可能な帯シートsの長さになるように所定量をさらに繰り出す。
次に、帯シートsのループ内に被包装物が操作者により配置された場合、帯掛け包装装置100が帯シートsを絞り込むことで、被包装物に帯シートsを巻回し、帯シートの重合部を溶着部6の熱溶着部により熱溶着する。
帯掛け包装装置100は、表示操作部が設けられていなくともよく、操作者が包装装置の状態を目視で確認することができる報知ランプ71(表示灯)を備えていてもよい。帯掛け包装装置100の本体部100aの上部に設けられた報知ランプ71(表示灯)は、故障や包装の異常、包装モードなどを報知する。
また、報知ランプ71(表示灯)は、例えば、正常待機中を示す点灯、動作中を示す1秒周期の点滅、包装装置の何らかのエラーを示す0.5秒周期の点滅等となるように、制御部により制御されてもよい。
また、報知ランプ71は、包装モードに応じて、点灯や点滅のタイミングが異なるように構成されていてもよい。この報知ランプ71は、包装モード、正常待機状態、動作中、エラー状態などに対応して、規定された色、例えば、赤色、緑色、青色などを点灯/点滅するように構成されていてもよい。また、報知ランプ71の代わりに、LED表示ユニット等による文字表示可能な簡単な構成の表示部が、包装装置に設けられていてもよい。
制御部57は、モード設定部570、及び複数の包装モード等を有する。
ここで、包装モードとは被包装物を連続して巻くか1つずつ巻く単巻かの包装処理のモードを意味し、動作モードとは、手動で包装処理を行うか自動で包装処理を行うかを意味し、包装動作モードとは上記の2つのモードを併せた意味を持つ。
動作モードとしては、例えば、手動動作モード(手動モードという)、自動動作モード(自動モードという)を切替可能に設定することができる。また、包装モードとしては、単巻き包装モード(単巻モードという)と連続包装モード(連続モードという)を切替可能に設定することができる。
また、通常以外の包装処理として、大トレーモード5705を設定することができる。
詳細には、自動モードでは、非透明性のトレー等の被包装物が包装装置の本体部に設けられた検知手段により検知された場合、それをトリガーとして、包装装置の帯掛け包装処理の動作が開始する。
自動単巻モード5702は自動モード且つ単巻モードである。
自動連続モード5703は自動モード且つ連続モードである。
手動連続モード5704は手動モード且つ連続モードである。
大トレーモード5705は、図10、図11に示したように、帯掛け包装装置100の本体部100aに対してループガイド(巻回部101)を取り外し又は開状態(回動した状態)のとき、ループガイドなしで被包装物の包装を行う包装モードである。
図13に示すように帯掛け包装装置の表示操作部に操作可能に表示される設定画面は、例えば、被包装物としてのトレーの名称を設定するためのトレー名称設定部D91、印字開始位置設定方法設定部D92、トレー上面の幅を設定するためのトレー幅上面設定部D93、トレー下面の幅を設定するためのトレー幅下面設定部D94、トレーの高さを設定するための高さ設定部D95、印字開始位置を微調整するための印字開始位置調整部D96、印字開始位置を設定するための印字開始位置設定部D97、手動モード又は自動モードの包装開始方法を設定するための包装開始方法設定部D98、絞り込み量調整設定部D99、単巻モード又は連続モードを設定するための設定部D981、品番登録ボタンB99、コピーボタンB910(コピー元選択ボタン)、削除ボタンB911等を有する。
図14に示す画面は、「確認 包装開始待ち」と表示され、且つ「商品を置いてください [消]キーBdを押すとリセット動作を行い、終了します。」とポップアップ表示を有する。また、[消]キーBdをポップアップ画面に操作可能に表示してもよい。
そして、帯掛け包装装置100は、ループガイド内の載置部に被包装物が載置され、検知手段としての商品検出センサで被包装物(商品)が検知された場合、帯掛け包装処理を開始する。
そして、帯掛け包装処理中、図15に示すような、確認画面(包装終了待ち画面)が表示操作部の表示装置に表示される。
図15に示す画面例では、「確認 包装終了待ち」、且つ「商品を取り除いてください。」とポップアップ表示を有する。載置部から包装済みの商品が取り除かれた場合、上記ポップアップ表示が終了する。
手動モード(商品検出センサが無効状態に設定)時、手動モードが開始され、包装材に印字やラベル貼付が施された後、包装開始待ち状態となり、例えば図16に示すように、包装確認のポップアップ画面が表示される。このポップアップ画面は、「確認 包装開始待ち」、且つ、「商品(被包装物)を置いてください」、「[中止]:リセット動作を行い、終了します」、「[実行]:包装を開始します。」の画面表示と、実行ボタンB1、中止ボタンB2を有する。
手動モード時、実行ボタンB1が操作された場合やフットスイッチ545が操作された場合に帯掛け包装が開始し、中止ボタンB2が操作された場合にリセットを行い包装処理を中止する。
制御部57のモード設定部570は、図13に示すような設定画面を表示操作部9に表示する。詳細には、操作者により、包装開始方法設定部D98、設定部D981にて、手動モード又は自動モード、及び、単巻モード又は連続モードが設定される。
なお、制御部57のモード設定部570は、ループガイドが本体部から取り外された状態、又は開状態となった場合に、ステップST500の処理に進み、大トレーモードに設定する。
詳細には、手動連続モード(手動モード且つ連続モード)の場合にステップST100の処理に進み、手動単巻モード(手動モード且つ単巻モード)の場合にステップST200の処理に進み、自動連続モード(自動モード且つ連続モード)の場合にステップST300の処理に進み、自動単巻モード(自動モード且つ単巻モード)の場合にステップST400の処理に進み、大トレーモードの場合にステップST500の処理に進み、各モードの処理が終了後、初期待機モードとなり、ステップST1の処理に進む。
次に、図18を参照しながら、手動連続モード時の帯掛け包装装置の動作の一例を説明する。
ステップST101において、制御部57は、初期待機状態では、初期画面(不図示)を表示して待機する処理を行う。
本件実施例のフットスイッチの操作を先に行えば、画面操作をスキップして巻き操作が開始されるので他のモードと同じメリットを享受できる。帯巻きの動作は手動単巻モード及び手動連続モードと同じである。
連続動作中の場合、画面表示が出ているときに、包装処理操作のトリガーとして、発行作動中は次の発行操作の中止のトリガーとなる、フットスイッチの押下操作は作動する。
また、音声や帯掛け包装装置100に設置されている報知ランプ71などでセンサが動いてないことがわかるよう作動を設けてもよい。
次に、図19を参照しながら、手動単巻モード時の帯掛け包装装置の動作の一例を説明する。
ステップST201において、制御部57は、初期待機状態では、初期画面(不図示)を表示して待機する処理を行う。
次に、図20を参照しながら、自動連続モード時の帯掛け包装装置の動作の一例を説明する。
ステップST301において、制御部57は、初期待機状態では、初期画面(不図示)を表示して待機する処理を行う。
次に、図21を参照しながら、自動単巻モード時の帯掛け包装装置の動作の一例を説明する。
ステップST401において、制御部57は、初期待機状態では、初期画面(不図示)を表示して待機する処理を行う。
なお、大トレーモード時、フットスイッチの機能や動作は、手動単巻モードと略同じであり説明を省略する。大トレーモード時の包装処理では、ループガイドが本体部から取り外された状態または開状態で、操作者が所定距離だけ繰り出された包装材を小さいリング状にした状態で、フットスイッチ545が操作された場合、包装材を繰り出してループを被包装物よりも僅かに大きい大径とし、そして、ループ内に被包装物を配置した後、フットスイッチが操作された場合に、包装材を逆方向に搬送して絞り込みを行い、被包装物を包装材で締め付けた後、包装材の重合部を固着する処理を行う。
すなわち、簡単な構成で、包装作業時に包装処理に関する操作を効率よく行うことができる包装装置を提供することができる。
また、包装装置の表示操作部9等から操作することなく、包装モード(巻き種別)に応じて包装材(帯シートs等)の包装動作を制御することができるので、操作者は効率よく包装作業を行うことができる。
包装動作モード(包装モード、動作モード)や包装装置の工程としては、上記実施形態に限られるものではなく、各種包装動作モードや包装装置の様々な工程を含む。
詳細には、この帯掛け包装装置100は、モードの設定を行う設定手段(表示操作部9やモード設定部570)と、スイッチ(フットスイッチ545等)によるトリガーに応じて、設定手段(表示操作部9やモード設定部570)で設定したモードに基づいた包装動作制御を行う制御手段(制御部57)などを有する。
すなわち、帯掛け包装装置100は、簡単な構成で、スイッチ(フットスイッチ545等)によるトリガーに応じて、設定手段(表示操作部9やモード設定部570)で設定したモードに基づいた包装動作を行うことができる。
すなわち、初期待機状態で、包装モードが設定済みのとき、操作者がスイッチ(フットスイッチ545等)を操作すると、印字手段により包装材(帯シートs等)に商品情報などを印字し、及び/又は、ラベル貼付手段(ラベル貼付部3)により包装材にラベルを貼付し、その包装材(帯シートs等)が待機位置で待機するので、スイッチ(フットスイッチ545等)によるトリガーに応じて、瞬時に帯巻き等の包装処理を開始することができる。
また、制御手段(制御部57)は、手動モード時、包装開始待ち状態で、スイッチ(フットスイッチ545等)によるトリガー(信号)が入力された場合に、包装処理を開始する。すなわち、手動モード時(被包装物を検知する検知部(センサ)が無効状態)、包装開始待ち状態で、フットスイッチ545等の操作手段によるトリガー(信号)が制御手段に入力された場合、短時間に、包装処理を開始することができる。
また、制御手段(制御部57)は、自動モード時、スイッチ(フットスイッチ545等)によるトリガー(信号)が入力された場合に、短時間に包装処理を中止することができる。
制御手段(制御部57)は、包装動作モードが手動、連続に設定されている場合に、操作手段(フットスイッチ545等)によるトリガー(信号)が入力されたとき、包装処理を開始することができる。
また、制御手段(制御部57)は、包装動作モードが自動、連続に設定されている場合に、操作手段(フットスイッチ545等)によるトリガー(信号)が入力されたとき、短時間に、包装処理を中止することができる。
すなわち、操作者が操作手段を所定のタイミングで操作することにより、短時間に、包装処理を開始することができる。
制御手段(制御部57)は、包装モードが自動(自動モード)に設定されている場合に、包装開始待ち状態で、検知手段により被包装物を検知したときに、包装処理を開始する。
また、制御手段(制御部57)は、包装モードが自動に設定されている場合に、包装開始待ち状態で、操作手段(フットスイッチ545等)によるトリガーを検出したときに、包装せずに、待機状態の印字済み又はラベル貼付済みの包装材を破棄する処理を行う。
すなわち、包装モードが自動に設定されている場合に、操作手段や検知手段からの信号に応じて、包装処理を行ったり、待機状態の印字済み又はラベル貼付済みの包装材を破棄する処理を行うことができる。
すなわち、連続モード時、包装処理中に、操作者が操作手段(フットスイッチ545等)を操作することにより、現在包装処理中の被包装物を包装した後、次の被包装物に対する包装を中止し、連続モードを中止することができる。
すなわち、自動連続モード(自動モード且つ連続モード)時、包装開始待ち状態で、操作者がスイッチ(フットスイッチ545等)を操作することで、簡単に、包装させずに、待機状態の印字済み及び/又はラベル貼付済みの包装材を破棄する処理を行わせ、自動連続モードを中止させることができる。つまり、連続モードの包装開始待ち状態の、印字及び/又はラベル貼付された包装材(帯シートs等)を、スイッチ(フットスイッチ545等)の操作により簡単に破棄することができる。
なお、破棄処理は、印字及び/又はラベル貼付された包装材を、印字された又はラベル貼付された部分の長さに応じた所定の長さだけ搬送方向に送り出し、カッタ等の切断部によりカットする。操作者は、その包装材を包装装置から取り出すことにより、簡単にその包装材を破棄することができる。
いままでは、包装装置の表示操作部が、包装装置の本体部から離れたところに設置されている場合、包装装置の表示操作部(コンソール)で操作し難い場合がある。操作者はその表示操作部と包装装置の本体部を行き来することを要し、作業が大幅に遅れる場合がある。
本発明の実施形態に係る包装装置としての帯掛け包装装置100は、他の装置と通信を行う通信手段(通信部50)を有する。制御手段(制御部57等)は、通信手段により受信された情報に基づいて包装処理を行う。
すなわち、通信手段により他の装置、例えば上位管理装置(管理用コンピュータ)や、他の包装装置等から印字データや計量データを受信し、その包装材(フィルム等)の包装動作を行うことができる包装装置を提供することができる。
また、この包装装置は、当該包装装置自体に表示操作部を備えていなくとも、上記通信手段を備えるので、上記効果を得ることができ、簡単な構成の包装装置を提供することができる。
さらに、通信元の別包装装置で当該包装装置のモード設定等をしていれば、画面操作することなく、スイッチ操作でフィルムの印字や帯巻きの動作を行える。
上記通信は、有線無線を問わず別包装装置から当該包装装置を動かすデータを受信できていればよい。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
[付記1]
包装装置は、複数の包装動作モードのスタート又はストップのトリガーとして、包装処理を行う制御手段を有し、
該制御手段は前記包装動作モードごとに包装動作の工程で異なる包装処理のトリガーとなることを特徴とする。
3…ラベル貼付部
4…印字部(印刷手段)
5…フィード部(帯シート搬送部)
6…溶着部(帯巻用シート固着部)
7…切断部
9…表示操作部(設定手段、入力手段、表示手段)
46…受け板(受け部材)
50…通信部(通信手段)
54…商品検出センサ(被包装物検出手段)
57…制御部(制御手段)
80…待機部
100…帯掛け包装装置(包装装置、帯巻き包装装置)
100a…本体部
101…巻回部(ループガイド、ループ形成手段、ガイドレールともいう)
545…フットスイッチ(操作手段)
570…モード設定部(設定手段)
5701…手動単巻モード
5702…自動単巻モード
5703…自動連続モード
5704…手動連続モード
5705…大トレーモード
s…帯シート(包装材、帯巻き用シート)
W…商品(トレー等を含む商品、物品、被包装物ともいう)
Claims (5)
- 一の操作手段を有し、
前記一の操作手段は、複数の包装動作モードに応じて、包装動作モードごとに異なる動作のトリガーとなり、
前記一の操作手段による前記動作のトリガーは、包装開始待ち状態において、包装処理を行う動作のトリガーと、包装処理を中止する動作のトリガーのいずれかとなる
ことを特徴とする包装装置。 - 前記一の操作手段からの信号に応じた制御を行う制御手段と、
前記複数の包装動作モードを設定する設定手段と、を有し、
前記設定手段により、包装動作モードが手動に設定されている場合には、前記一の操作手段は、包装処理を行う動作のトリガーとなり、包装動作モードが自動に設定されている場合には、前記一の操作手段は包装処理を中止する動作のトリガーとなる
ことを特徴とする請求項1に記載の包装装置。 - 前記制御手段は、包装動作モードが手動に設定されている場合、包装開始待ち状態で、前記一の操作手段によるトリガーを検出したときに、包装処理を開始する
ことを特徴とする請求項2に記載の包装装置。 - 被包装物を検知する検知手段と、
少なくとも前記一の操作手段、前記検知手段からの信号に応じた制御を行う制御手段とを有し、
前記制御手段は、包装動作モードが自動に設定されている場合に、包装開始待ち状態で、前記検知手段により被包装物を検知したときに、包装処理を開始し、
包装動作モードが自動に設定されている場合に、包装開始待ち状態で、前記一の操作手段によるトリガーを検出したときに、包装せずに、待機状態の印字済み又はラベル貼付済みの包装材を破棄する処理を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の包装装置。 - 前記一の操作手段は、フットスイッチであることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の包装装置。
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