JP2006290370A - 帯掛け装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 商品載置部を囲むように帯シートをループ状に繰り出し、その帯シートの先端部を固定し、反対側を引き戻して初期ループを商品載置部に置かれた商品外周に沿うループに絞り、帯シートの先端部と重合する部分を圧着すると共に切断して帯シートを商品に帯掛けする帯掛け装置において、前記ループを形成する帯シートaの先端部と重合する重合部との間に接着シートcを挿入する挿入手段6と、その接着シートが挿入された積層シート群を圧着する圧着手段7とを備えた。
【選択図】 図2
Description
又、他の目的は、帯シートの重合部を接着するヒータに、ヒータとしての加熱機能が低下するような影響を与えない帯掛け装置を提供することにある。
重合する帯シート相互を接着シートで接着する形態は、溶着に限らず、予め粘着性のある接着シートの場合における圧着でもよいものである。
上記接着シートとしては、例えば固形糊(ホットメルト)を平板上に延伸したもの、或いは熱可塑性樹脂(フィルム)等が挙げられる。これらは、何れも加熱することで溶融し、該接着シートを挟む帯シート相互を接着する。
その場合、接着シートとしては、加熱により溶融して帯シート相互を接着する固形糊(ホットメルト)を平板上に延伸したもの、或いは熱可塑性樹脂(フィルム)等も使用することができる。
上記手段によれば、接着シート先端が圧着手段近傍で、且つ、挿入位置の水平高さと略同じ高さに水平に位置しているため、接着シートを帯シートの重合箇所に挿入するための移動距離(時間)は短く、しかも水平移動のみで方向変更などないため、安定してスムーズに挿入できる。そして、接着に必要な所定量だけフィードするため、接着シートを無駄に使用することがない。
上記手段によれば、接着シートは繰り出し方向にのみ回転する挟持部で挟持されるので、接着シート先端が該接着シートのロール方向に戻ることはない。そして、その挟持部の一方向駆動ローラは電磁ソレノイドで所定角度回転駆動するため、接着シートを所定量だけフィードする制御を安定して確実に行なうことができる。
上記手段によれば、接着シートのフィード量(長さ)を、圧着手段の略幅分としたので、該圧着手段で圧着される長さ分だけ接着シートをフィードする。従って、接着シートを無駄に使用することがない。
上記手段によれば、帯掛けする帯シートの融点より接着シートの融点が低いので、帯シートの間に挟まれた接着シートが溶融して上下の帯シートを接着する。そして、圧着手段と接する帯シートは溶融しない為、圧着手段に溶融滓が付着することはない。
更に、接着シートの挿入方向は、前記帯シートの搬送方向とする(請求項8)。この手段によれば、接着シートの挿入手段を帯シートの搬送方向の線上(横方向)に配置できる為、装置の奥行き寸法を大きくしなくてすむ。
そして、圧着手段を請求項2記載の構成とした場合は、帯シート相互を接着する接着シートとして、加熱により溶融して帯シート相互を接着する固形糊(ホットメルト)を平板上に延伸したもの、或いは熱可塑性樹脂(フィルム)等も使用することができる。
又、請求項3記載の構成とした場合は、接着シートを帯シートの重合箇所に挿入するための移動距離(時間)は短く、しかも水平移動のみで方向変更などないため、安定してスムーズに挿入できる。そして、接着に必要な所定量だけフィードするため、接着シートを無駄に使用することがない。
また、請求項5記載の構成により、接着シートのフィード量(長さ)は、圧着手段の略幅分だけフィードされる。従って、接着シートを必要以上にフィードすることはなく、無駄に使用することがない。
更に、請求項6記載の構成により、帯シートの間に挟まれた接着シートが溶融して上下の帯シートを接着する。そして、圧着手段と接する帯シートは溶融しない為、圧着手段に溶融滓が付着することはない。従って、加熱手段を備えた圧着手段の機能を長期に亘って安定よく保持することができる。
更に、請求項8記載の構成により、帯掛け装置の奥行寸法を大きくしなくてすむという利点が得られる。
図1は帯掛け装置Aの概略を示す全体図で、該装置Aは商品Wの周りに帯シートaを周回させるための初期ループを形成する環状のガイド1と、そのガイド1の側方に配置した帯シートロールa’の装填部2と、前記帯シートaにバーコード印字用のラベルbを貼付するラベル貼付部3と、前記帯シートaに貼付されたラベルb及び帯シートaに商品情報を印字する印字部4と、商品情報が印字された帯シートを前記環状のガイド1内面に沿って繰り出し及び引き戻す駆動部5と、初期ループ状態から帯シートの後端側を引き戻して商品Wの外周に沿うループ形状に縮径した帯シートの先端部と重合する重合部との間に接着シートcを挿入する挿入手段6と、接着シートcが挿入された帯シートの先端部と重合部の積層シート群を圧着する圧着手段7と帯シートを切断するカッタ8、及びこれら圧着手段7とカッタ8を上下駆動する駆動部9と、更に商品情報等が表示される表示部10と、操作部10’とで構成されている。
叉、上記ガイド1の窓孔の下側孔縁は商品Wの載置部として機能する。尚、前後の側板に開設する窓孔の形状は長方形状に限定されず、商品の出し入れに支障とならなければ形状は任意である。
そして、プラテンローラ24をサーマルヘッド23に対して接離させる移動機構26は、前記フレーム28に横架した軸31に前記プラテンローラ支持枠27を下方に押し下げる押圧片32を固着し、軸31の回転による押圧片32の下向き回動で前記プラテンローラ支持枠27が軸29を中心として下方に押し下げられることでプラテンローラ24がサーマルヘッド23に押し付けられる。そして、前記押圧片32を軸着した軸31の回転は、モータ33の回転軸と該軸31とを複数のリンク片(図示省略)で連結し、モータ33の回転が軸31に伝達されるように構成されている。
尚、押圧片32を固着した軸31の前面側端部には操作レバー(図示省略)が取り付けられ、手動操作で押圧片32によるプラテンローラ支持枠27の押圧を解除できるように構成されている。
そして、下側のフィードローラ5bはモータ5cによって駆動回転するように構成され、上側のフィードローラ5aは前記印字部4におけるプラテンローラ24の上下動(開閉動)に連繋して下側のフィードローラ5bに対する接触圧が強弱切り換わるように構成されている。この上下一対のフィードローラ5a,5bによって帯シートaが挾着され、下側のフィードローラ5bが正転方向(時計回り方向)に駆動回転することで帯シートaはガイド1に向けて送り出され、逆転方向(反時計回り方向)に駆動回転することで帯シートaは引き戻される。
上記押圧カム35の回動は、前記印字部4における押圧片32を固着した軸31と押圧カム35とをリンク36で連結し、軸31の回動により押圧カム35がリンク36を介して揺動するように構成されている。
上記駆動部5の下流側で前記ガイド1の下側位置には、前記接着シートcが挿入された帯シートaの先端部と重合部の積層シート群を圧着して帯シートaの重合部分を接着し、且つ帯シートロールa’に繋がる帯シートaを切断する圧着手段7、カッタ8、及びその圧着手段7とカッタ8を上下駆動する駆動部9が配置されている。
又、前記一方向駆動ローラ38の外周面に当接する押さえ付けローラ39は、一方向駆動ローラ39と略同じ幅を有し、支持フレーム43に開設した縦長孔44に軸部39’が上下移動可能に嵌合装着されている。それにより、押さえ付けローラ39は自重で縦長孔44内を下方に移動し、前記一方向駆動ローラ38の外周面に当接し、接着シートcを該ローラ39の自重で一方向駆動ローラ38の周面に押え付けている。尚、一方向駆動ローラ38に対する押さえ付けローラ39の位置は、接着シートcの繰り出し方向を規制する為に一方向駆動ローラ38の軸芯を通る鉛直線より外方(図面では右方向)にずれているが、接着シートcの挿入箇所水平線上に前記一方向駆動ローラ38と押さえ付けローラ39による挟持部6aの出口が位置する場合は、押さえ付けローラ39の軸芯を一方向駆動ローラ38の軸芯を通る鉛直線上に位置させてもよい。
例えば、帯シートaが紙製である場合は、接着シートcを重合される帯シートaの間に挟まるように挿入し、その挟まれた接着シートcを溶融することで該接着シートcの上下に位置する帯シートaが前記溶融した接着シートcで接着される。それにより、帯掛けに使用する帯シートaは、従来のように紙の帯シート片面一面に粘着層を設ける必要がなくなる。
又、帯シートcが熱可塑性樹脂のフィルムで場合、帯シート間に挿入する接着シートを帯シートaの融点よりも低い融点の熱可塑性樹脂の接着シートを用いることで、帯シート間に挿入された接着シートcが先に溶融して上下に配置された帯シート相互を接着する。この場合は、加熱手段(ヒータ)を備えた圧着手段に接する帯シートaが直接溶融されることがないので、圧着手段にシートの溶融滓等が付着することがない。
上記接着シートcは、前記挿入手段6によって繰り出され、帯シートaの先端部と重合部との間の手前位置に水平に案内され、前記重合部に確実に挿入されるようになっている。
そして、前記駆動部5寄りに配置した第1押え板45には上端面より僅か下方位置に帯シートaが嵌挿される通孔49が開設されており、駆動部5の作動で繰り出される帯シートaの先端はこの通孔49を通ってガイド1に供給される。その為に、第1押え板45より下流側に配置される第2押え板46の上端は前記第1押え板45の通孔49の下側孔縁と面一か或いは下側孔縁より下方となるように配置されている。
叉、第1押え板45と第2押え板46との間に配置する熱溶着板47は、第1押え板45と第2押え板46で帯シートaを押えた後熱溶着する為、該熱溶着板47の上端は第2押え板46の上端より下方に位置されている。
更に、前記ガイド1における商品Wが載置される位置の手前位置には、商品検出センサ53が設置され、ガイド1内の所定位置に商品Wが置かれているか否かが検出されるようになっており、仮に商品Wが検出されなければ帯シートaの絞りが停止されるようになっている。
帯掛制御部54は、通信用INFを介して印字制御部と接続され相互に交信できるようにしてあり、各制御部54,59は、マイクロコンピュータで構成されるCPU(中央処理装置)55,60により制御される。
CPU55には、バス55aを介してROM56、RAM57、帯掛機構駆動部58、帯シート先端検出センサ(停止センサ)52、商品検出センサ53、カム原点センサ、ラベル貼付部(ラベル発行部)3が接続されている。
ROM56は、CPU55が実行する制御プログラムが格納されており、RAM57には、演算等を行うためのワークエリアが設けられている。
ROM61は、CPU60が実行する制御プログラムが格納されており、RAM62には商品Wに関する各種データを記憶しておく商品ファイルや、トレイに関する各種データを記憶しておくトレイファイルや、帯掛けの帯シート(ラベルを含む)に商品に関する所定の項目を印字する為の印字フォーマット番号を記憶しておく印字フォーマットファイル等のファイル領域が設けられている。
表示操作部10は、タッチパネルで構成されており、CPU60の指令に基づいて入力データの表示、プリセットデータの表示、各種メッセージの表示を行うものである。
キー操作部10’は、装置の起動、停止等のための各種スイッチ及びデータの入力等を行うキーボードからなる。
(スタート)…帯掛け装置の電源スイッチをONする。
(ステップ1)…表示操作部10叉はキー操作部10’から品番入力が行われたか判断し、品番入力が確認されるまで繰り返す。
(ステップ2)…入力された品番に該当する商品情報を商品ファイルから読み出す。次に、商品ファイル中のトレイ番号に該当するトレイ情報をトレイファイルから読み出す。次に、トレイ情報中の印字フォーマット番号に該当する印字フォーマット情報を印字フォーマットファイルから読み出す。
(ステップ3)…駆動部5のフィードローラを回転駆動させて帯シートaをガイド1に供給を開始する。これと同時に、読み出した印字フォーマット情報の各項目の印字位置が、帯シートaの先端からの印字部の位置と一致すると、前記駆動部5における上側のフィードローラの下向き付勢を解放し、印字部4のプラテンローラ24をサーマルヘッド23側へ移動当接させて該当項目の印字を帯シートaに行う。叉、JANコードの印字位置データがラベル用紙bが貼着された位置に一致するようにラベル貼付部3における台紙巻取りリール16を駆動回転するモータ21を駆動する。この際の帯シートaに対するラベル用紙bの貼付位置は、フィードローラ5b、またはプラテンローラ24を駆動するそれぞれのステッピングモータ5c、25のフィード開始からの回転量を管理することで分かるようになっている。
叉、JANコードは印字位置データに基づいて印字を行うと、帯シートaに貼着されたラベル用紙b上にJANコード(バーコード)を印字できるようになっている。そして、印字が終了すると駆動部5における上側のフィードローラ5aが下方に付勢されて下側のフィードローラ5bとによる挟持力が強くなり、前記印字部4のプラテンローラ24をサーマルヘッド23上から引き離して、印字された帯シートaを高速で繰り出すことが出来るようになる。尚、帯シートaの繰り出しは圧着手段7を構成する第1押え板45の通孔49を通ってガイド1に供給される。
(ステップ5)…前記圧着手段7が駆動部9により駆動され、第1押え板45が上昇して帯シートaの先端部より僅か上流側が受け板49と第1押え板45とで挾着される。そして、駆動部5における上側のフィードローラ5aの、下側のフィードローラ5bへの押圧力が絞り情報の硬度データに応じた位置となるよう調整する。即ち、プラテン/フィードローラ開閉駆動用モータ(ステッピングモータ)33を制御する。これにより、駆動部5のスリップ限界力が調整される。トレイ情報に設定されている絞り情報の引戻し量になるように駆動部5のフィードローラを逆回転(反時計回り方向)させて帯シートaを前記第1押え板45の通孔49を通して引戻し、初期ループを絞ると共に、その引戻した帯シートaが弛まないように、小さい力で帯シートロールa’を逆回転させて該ロールに巻き取る。即ち、モータ15を駆動回転させて帯シートロールa’を逆回転させる。
そして、帯シートの引戻しにより初期ループを絞り、その絞りが進行するに伴い該帯シートが商品Wを絞り、駆動部(フィードローラ)5にスリップ限界力を越える反力が加わると、駆動部5のフィードローラはスリップして帯シートaの引戻しが停止し、縮径が停止することになる(図9(b)参照)。これにより、帯シートaの先端部(上シート)、接着シート、帯シートの重合部(下シート)が積層状態となる。
(ステップ6)…第2押え板46が上昇して、帯シートaの先端部と該帯シートaの先端部の下に位置する帯シートロールa’に連続する帯シートとの重なり部の先端を押える(図10(a)参照)。更に、熱溶着板47が上昇して前記積層状態のシート群(上下帯シートと接着シート)を前記受け板49に圧着し、加熱する。それにより、帯シート間に挟まれた接着シートが溶融し、上シートと下シートが接着される(図10(b)参照)。
(ステップ7)…カッタ8が上昇して第1押え板45の通孔49の孔縁とで接着部より上流側近傍の帯シートaの下シートと接着シートcが切断される(図10(c)参照)。
c…接着シート 1…ガイド
5…駆動部(フィードローラ) 6…挿入手段
6a…挟持部 7…圧着手段
8…カッタ 9…圧着手段/カッタの上下駆動部
38…一方向駆動ローラ 39…押え付けローラ
40…電磁ソレノイド 47…熱溶着板
Claims (8)
- 商品載置部を囲むように帯シートをループ状に繰り出し、その帯シートの先端部を固定し、反対側を引き戻して初期ループを商品載置部に置かれた商品外周に沿うループに絞り、帯シートの先端部と重合する部分を圧着すると共に切断して帯シートを商品に帯掛けする帯掛け装置において、
前記ループを形成する帯シートの先端部と重合する重合部との間に接着シートを挿入する挿入手段と、
その接着シートが挿入された積層シート群を圧着する圧着手段と、
を備えることを特徴とする帯掛け装置。 - 前記圧着手段は、熱源を備えていることを特徴とする請求項1記載の帯掛け装置。
- 前記接着シートの先端は、前記圧着手段の手前で、且つ、挿入される位置と略水平に位置し、前記挿入手段は前記帯シートの重合部の接着に必要な所定量だけフィードされるように制御されることを特徴とする請求項1叉は2記載の帯掛け装置。
- 前記挿入手段は、接着シートロールから引き出された接着シートを一方向駆動ローラと押え付けローラとで挟持する挟持部を有し、その挟持部の一方向駆動ローラは電磁ソレノイドによって所定角度回転駆動されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の帯掛け装置。
- 前記接着シートの接着に必要な所定量とは、前記圧着手段における帯シートの搬送方向に沿った幅と略同幅であることを特徴とする請求項3記載の帯掛け装置。
- 前記圧着手段は加熱手段を備え、前記帯シート及び接着シートは熱により溶融するシートで、前記接着シートの融点は前記帯シートの融点よりも低いことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載の帯掛け装置。
- 前記接着シートの切断は、前記重合部への挿入後に行うことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載の帯掛け装置。
- 前記接着シートの挿入方向は、帯シートの搬送方向と同方向としたことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項記載の帯掛け装置。
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CN113666180A (zh) * | 2020-05-13 | 2021-11-19 | 株式会社理光 | 片材处理装置、层压处理装置、图像形成装置及图像形成系统 |
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DE10321687A1 (de) * | 2003-05-14 | 2004-12-02 | Checkpoint Systems International Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Sicherung von Gegenständen durch Umreifung |
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- 2005-04-06 JP JP2005109801A patent/JP2006290370A/ja active Pending
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