JP2007307486A - ラジカル処理システム - Google Patents

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Yuji Okita
裕二 沖田
Takafumi Iijima
崇文 飯島
Takaaki Murata
隆昭 村田
Kikei Kubo
貴恵 久保
Susumu Ehata
享 江幡
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Abstract

【課題】ラジカルを利用し、水中に溶存する難分解性物質の分解効率を向上させることを可能とする。
【解決手段】第1の処理部10及び第2の処理部11は、処理水槽1及び電極部をそれぞれ有し、階層化構成である。処理水槽(反応容器)1は、処理対象水2を内部に蓄える。電極部は、第1の電極(高電圧電極)3、第2の電極4(接地電極)及び本体5を含む。第1の電極3は、本体5に接続され、処理対象水2に対して放電ラジカル処理を行うための放電を発生する。第2の電極4は、処理対象水2の内部に配置される。電源部6は、第1の電極3及び第2の電極4に接続されており、高電圧を印加する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ラジカル処理システムに関し、特に放電を利用して処理対象水に含まれる有機物を分解するラジカル処理システムに関する。
近年、塩素を利用して処理対象水に含まれる有機物を分解処理する分解処理方法以外に、オゾン(O3)の酸化反応を利用した分解処理方法が適用されつつある。両方法とも、化学的に強い酸化力を利用して水中に溶存する有機物を分解することができる。
一般的に、それらの酸化力は、塩素が1.4電子ボルトであるのに対し、オゾンは2.07電子ボルトと高い。また、塩素は高分子で形成される有機物と反応すると、クロロフェノール類やトリハロメタン、ハロ酢酸、ハロケトン、ハロアセトニトリルなどの消毒副生成物が生成される。これらの一部は、発ガン性物質である可能性が示唆されており、それ自身も人体に有害な物質である。
これに対して、オゾンは酸素原子のみで構成されているため、環境への影響が少なく、異臭味物質の分解に有効であることから、近年オゾンを利用した処理方法が普及している。
しかしながら、オゾンはダイオキシンや農薬、環境ホルモンなどの難分解性有機物との反応速度が遅く、これらを分解処理することは困難である。また、有機物との反応により例えばアルデヒドの生成などの懸念もある。
そこで、化学反応を利用して難分解性有機物を分解処理するために、オゾンよりも酸化力の高い化学物質を用いる方法がある。この方法で用いられる化学物質の酸化力は、高いほどよく、具体的にはヒドロキシルラジカル(OHラジカル)や酸素原子ラジカル(Oラジカル)がある。これらの酸化力は、それぞれ2.85電子ボルト、2.42電子ボルトであり、オゾンより高い。更に、これらは、有機物に対する反応速度定数もオゾンより高い。このため、OHラジカルやOラジカルは、ダイオキシンなどの難分解性物質をすばやく分解することが可能である(例えば、特許文献1を参照)。ここで、前述したOHラジカル、Oラジカルなどを総称して、以下単にラジカルと表記する。
特開2001−70946号公報
先行技術に用いられるラジカルは、水分の多い気体中で放電を発生させることにより得られる。ラジカルは、反応性が非常に高く、発生した後すぐに消滅する。このラジカルにより水中に溶存する難分解性物質を分解するためには、ラジカルが発生するとすぐに、ラジカルを水中へ溶け込ませる必要がある。しかしながら、水中へ溶解されたラジカルは更に消滅確率が高くなるため、放電による分解処理効率は低くなる。
本発明の目的は、ラジカルを利用し、水中に溶存する難分解性物質の分解効率を向上させることが可能なラジカル処理システムを提供することにある。
本発明の1つの態様によれば、放電を利用してラジカル処理を実行するラジカル処理システムが提供される。このラジカル処理システムは、処理対象水を内部に蓄えることが可能な反応容器及び前記処理対象水に対して放電ラジカル処理を行うための放電を発生する電極を含む電極手段をそれぞれ有する階層化構成の処理手段と、前記電極に対して、高電圧を印加する電源手段とを具備する。
本発明によれば、ラジカルを利用し、水中に溶存する難分解性物質の分解効率を向上させることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るラジカル処理システムの構成を示す図である。
このラジカル処理システムには、第1の処理部10、第2の処理部11及び電源部6が設けられている。
第1の処理部10及び第2の処理部11は、処理対象水2に含まれる例えば難分解性有機物を分解するためのラジカル処理を実行する。
このラジカル処理システムでは、処理対象水2は、まず第1の処理部10によって処理された後、更に第2の処理部11によって処理される。つまり、本実施形態に係るラジカル処理システムは、処理部が第1の処理部10及び第2の処理部11からなる階層化構成である。
第1の処理部10及び第2の処理部11は、処理水槽1と電極部とをそれぞれ有する。処理水槽1は、処理対象水2を内部に蓄えることが可能な反応容器である。処理水槽1は、例えばステンレス材質によって構成される。
処理水槽1に蓄えられる処理対象水2は、難分解性有機物や廃棄物、最終処分場の浸出水、ダイオキシン類、工場の排水、家庭排水等を含有した排水である。なお、通常、処理水槽1内の処理対象水2は、例えば難分解性物質を効率良く分解するために攪拌されている。
電極部は、第1の電極(高電圧電極)3、第2の電極(接地電極)4及び本体5を含む。第1の電極3は、処理対象水2の表面(水面)に対して対向方向に、本体5に接続されている。第1の電極3は、複数のピン状の放電部30を有し、当該放電部30が処理対象水2と一定の距離を置いて配置されている。第2の電極4は、処理水槽1の処理対象水2の中に配置されている。また、本体5は、処理水槽1とは例えば絶縁部(図示せず)を介して取り付けられている。
電源部6は、第1の電極3及び第2の電源4に接続されている例えば高電圧パルスを発生するパルス電源である。電源部6は、第1の電極3と第2の電極4との間に高電圧を印加する。第1の電極3は、高電圧が印加されると、処理対象水2に対して放電ラジカル処理を行うための放電例えばコロナ放電を、放電部30で発生する。この放電により、例えばヒドロキシラジカル(以下、OHラジカルと表記)のようなラジカルが発生する。
次に、本実施形態に係るラジカル処理システムにおける放電によるラジカルの生成の動作について説明する。
電源部6から高電圧が印加されると、これに応じて、放電が発生する。この放電が酸素(O原子)を含有する雰囲気中で発生した場合、放電内では電子eと気体分子の衝突により基底状態の酸素原子O(3P)や励起状態の酸素原子O(1D)が発生する。これを下記の化学式(1)で表現する。
e+O→O(1D)+O(3P) …(1)
ここで、O(1D)は、水分子と反応し、OHラジカルを発生する。すなわち、下記の化学式(2)が成立する。
O(1D)+HO→2OH・ …(2)
O(3P)原子からは、O分子と中性分子Mとの3体衝突によりオゾンOが発生する。すなわち、下記の化学式(3)が成立する。
O(3P)+O+M→O+M …(3)
また、水分子に直接電子が衝突することによっても、H原子及びOHラジカルが発生する。これを下記の化学式(4)で表現する。
e+HO→H+OH・ …(4)
また、OHラジカルからは過酸化水素Hも発生する。これを、下記の化学式(5)で表現する。
OH・+OH・→H …(5)
このようにして生成されたO原子、OHラジカル、オゾン及び過酸化水素が、ラジカルとして、熱運動、拡散、ガス流により処理水中へ溶け込むことによって処理される。
直接処理では、放電から発生したOHラジカルが処理対象水2の水中へと溶解し、すぐに難分解性有機物と反応し、水HOと二酸化炭素COと過酸化水素に分解する。これを、下記の化学式(6)で表現する。
OH・+R→HO+CO+H …(6)
これに対し、間接処理では、放電から発生したオゾンと過酸化水素との反応によりOHラジカルが発生し難分解性有機物を分解する。
過酸化水素は水中に溶解すると解離してHO と水素イオンHを形成する。これを、下記の化学式(7)で表現する。
⇔HO +H …(7)
発生したHO は、Oと反応しO とHOラジカルを形成する。これを、下記の化学式(8)で表現する。
HO +O→O +HO・ …(8)
発生したHO・は、解離し、O とHを形成する。これを、下記の化学式(9)で表現する。
HO・⇔O +H …(9)
発生したO は、オゾンと反応し、O を形成する。これを、下記の化学式(10)で表現する。
+O→O +O …(10)
は、Hと反応し、HOを形成する。これを、下記の化学式(11)で表現する。
+H→HO …(11)
HOは解離し、OHラジカルを形成する。これを、下記の化学式(12)で表現する。
HO→OH・+O …(12)
以上のようにして、放電により発生したラジカルを処理対象水2に溶解させて、当該ラジカルによる直接処理及び間接処理の2段階により、処理対象水2に対する分解処理を行う。
図1に示すように、第1の処理部10によって上記したような処理が実行されると、処理された処理対象水2は、第2の処理部11に移される。移された処理対象水2は、第2の処理部11によって処理される。なお、前述したように第2の処理部11の構成は第1の処理部10と同様であり、ここで実行される処理は、上記した第1の処理部10の処理と同様である。
上述したように本実施形態においては、第1の処理部10と第2の処理部11とを階層構造とすることで、処理対象水2を連続的に処理することができるため、難分解性物質の分解効率を向上することが可能となる。また、本実施形態によれば、処理対象水2が第1の処理部10から第2の処理部11に移される際、処理対象水2が攪拌されるため、特に攪拌素子を用いて攪拌することなく例えばOHラジカルの反応の効率が向上する。このため、水中に溶存する難分解性物質の分解効率を向上させることが可能となる。
[第2の実施形態]
次に、図2を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。図2は、本実施形態に係るラジカル処理システムの構成を示す図である。なお、図1と同様の部分には同一参照符号を付してその詳しい説明を省略する。また、図2では、第2の処理部11についての記載は省略されており、図1に示す第2の処理部11と構成は同様である。
本実施形態の特徴は、前述した第1の実施形態に係るラジカル処理システムの電極部が複数、例えば2つに分割されて配置されている点にある。なお、前述した第1の実施形態における第1の処理部10または第2の処理部11に配置される電極部のうち、いずれか一方が分割されて配置される構成でもよいし、その両方が分割されて配置される構成であっても構わない。
上述したように本実施形態においては、電極部を複数に分割して配置することによって、例えば電極部の一部に不具合が発生した場合であっても、その一部のみを交換するだけでよく、電極部全体を交換する手間を省くことが可能となる。また、本実施形態においては、例えば分割された電極部の電極にかかる負荷を変化させることによって、処理対象水2の処理量をコントロールすることが可能となる。これにより、安定した処理を確保することが可能となる。また、本実施形態においては、処理対象水2の処理容量に応じて、分割された電極部の稼動数を変化させることでコストを下げることが可能となる。
[第3の実施形態]
次に、図3を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。図3は、本実施形態に係るラジカル処理システムの構成を示す図である。なお、図1と同様の部分には同一参照符号を付してその詳しい説明を省略する。また、図3では、第2の処理部11についての記載は省略されており、図1に示す第2の処理部11と構成は同様である。
本実施形態の特徴は、前述した第1の実施形態に係るラジカル処理システムの処理水槽1の内部に処理対象水2を供給する際にポンプ8を用いる場合、ポンプ8から処理対象水2を供給する水路の供給口に金属メッシュ部材7が設けられている点にある。
金属メッシュ部材7は、処理対象水2が処理水槽1に供給される際、当該処理対象水2をろ過するために設けられる。また、金属メッシュ部材7は、接地されており、耐腐食性を有する金属から構成される。
ポンプ8は、処理対象水2を処理水槽1に供給することによって、処理水槽1の処理対象水2を所定の高さに上げる機能を有する。これにより、処理対象水2と第1の電極3の放電部30との間隔が例えば一定に調整される。
上述したように本実施形態においては、ポンプ8から処理対象水2を供給する水路の供給口に金属メッシュ部材7を設けることによって、処理水槽1に供給される処理対象水2がろ過されるため、難分解性物質の分解処理の効率を向上させることが可能となる。また、金属メッシュ部材7は、接地されているため、ポンプ8への漏電等を防ぐことが可能となり、安定した処理を実行することが可能となる。また、本実施形態においては、金属メッシュ部材7が耐腐食性を有することで、当該金属メッシュ部材7の寿命が長く、長期にわたって安定した処理を実行することが可能となる。
[第4の実施形態]
次に、図4を参照して、本発明の第4の実施形態について説明する。図4は、本実施形態に係るラジカル処理システムの構成を示す図である。なお、図1と同様の部分には同一参照符号を付してその詳しい説明を省略する。また、図4では、第2の処理部11についての記載は省略されており、図1に示す第2の処理部11と構成は同様である。
本実施形態の特徴は、前述した第1の実施形態に係るラジカル処理システムの第1の電極3の放電部30が複数、例えば3つのグループに分割されて配置されている点にある。図4に示すように、本実施形態では、第1の実施形態の第1の電極3は、電極31、32及び33の3つのグループに分割されている。この電極31、32及び33は、1つの本体5に接続されている。なお、前述した第2の実施形態と同様に、第1の処理部10または第2の処理部11に配置される第1の電極3のうち、いずれか一方が複数のグループに分割されて配置される構成でもよいし、その両方が複数のグループに分割されて配置される構成であっても構わない。
上述したように本実施形態においては、第1の電極3を複数のグループに分割して配置することによって、例えば第1の電極3の一部(複数のグループのうちの1つ)に不具合が発生した場合であっても、その一部のみを交換するだけでよいため、第1の電極3の全部を交換する手間を省くことができる。そのため、メンテナンス時間が短縮され、コストを下げることが可能となる。また、大きな電極はコストが高いため、分割された小さな電極を用いることでコストを下げることが可能となる。
[第5の実施形態]
次に、図5を参照して、本発明の第5の実施形態について説明する。図5は、本実施形態に係るラジカル処理システムの構成を示す図である。なお、図1と同様の部分には同一参照符号を付してその詳しい説明を省略する。また、図5では、第2の処理部11についての記載は省略されており、図1に示す第2の処理部11と構成は同様である。
本実施形態の特徴は、前述した第1の実施形態に係るラジカル処理システムの処理水槽1の内部に、処理対象水2の水面の揺れを低減する部材9が配置される点にある。この部材9は、例えば耐腐食性を有する金属から構成される。部材9は、第1の処理部10に備えられる処理水槽1の処理対象水2が第2の処理部11の処理水槽1に遷移する際の流れの向きに対して、処理水槽1の上流側に配置されるのが好ましい。なお、部材9は、前述した第1の実施形態における第1の処理部10または第2の処理部11に設けられる処理水槽1のうち、いずれか一方に配置される構成でもよいし、両方に配置される構成であっても構わない。
上述したように本実施形態においては、処理水槽1に部材9を配置することによって、処理対象水2の水面の揺れが低減されるため、第1の電極3と第2の電極4との間での放電が均一化され、処理効率を上げることが可能となる。また、部材9を処理水槽1の上流側に配置すれば、処理対象水2の水面の揺れを全体的に低減することが可能となるため、より放電を均一化できる。また、本実施形態においては、耐腐食性を有する金属から構成される部材9を配置することで、長期にわたって安定した処理を実施することが可能となる。
なお、本実施形態では、部材9は、例えば耐腐食性を有する金属として説明したが、この部材9として無機物を使用する構成であっても構わない。
[第6の実施形態]
次に、図6を参照して、本発明の第6の実施形態について説明する。図6は、本実施形態に係るラジカル処理システムの構成を示す図である。なお、図1と同様の部分には同一参照符号を付してその詳しい説明を省略する。また、図6では、第2の処理部11についての記載は省略されており、図1に示す第2の処理部11と構成は同様である。
本実施形態の特徴は、前述した第1の実施形態に係るラジカル処理システムの電源部6が複数、例えば2つに分割されて配置されている点にある。この場合、図6に示すように分割された電源部6の各々に対応する電極部が備えられる。この電極部は、分割された電源部6のうち、対応する電源部6から高電圧が印加される。なお、前述した第2または第4の実施形態と同様に、第1の処理部10または第2の処理部11に配置される電源部6のうち、いずれか一方が分割されて配置される構成でもよいし、その両方が分割されて配置される構成であっても構わない。
上述したように本実施形態においては、電源部6を分割して配置することによって、例えば電源部6の一部に不具合が発生した場合であっても、その一部のみを交換するだけでよいため、電源部6の全部を交換する手間を省くことができ、メンテナンス時間が短縮され、コストを下げることが可能となる。
[第7の実施形態]
次に、図7を参照して、本発明の第7の実施形態について説明する。図7は、本実施形態に係るラジカル処理システムの構成を示す図である。なお、図1と同様の部分には同一参照符号を付してその詳しい説明を省略する。また、図7では、第2の処理部11についての記載は省略されており、図1に示す第2の処理部11と構成は同様である。
本実施形態の特徴は、前述した第1の実施形態に係るラジカル処理システムの処理水槽1に蓄えられる処理対象水2の水面に複数の浮き部材100が配置され、第1の電極3及び本体5が浮き部材100の上に配置される点にある。また、浮き部材100は、絶縁体で構成される方が好ましい。なお、前述した第1の実施形態における第1の処理部10または第2の処理部11のうち、いずれか一方が上記したような浮き部材100を備える構成でもよいし、その両方が上記したような構成であっても構わない。
上述したように本実施形態においては、本体5及びそれに接続されている第1の電極3を浮き部材100等で処理対象水2の水面に対して浮かせて配置することで、常に第1の電極3が処理対象水2に対して一定の間隔で配置されるため、安定した処理が可能となる。また、本実施形態において、浮き部材100が絶縁体で構成されていれば、高電圧による漏電を防止することが可能となる。
なお、本願発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合せてもよい。
本発明の第1の実施形態に係るラジカル処理システムの構成を示す図。 本発明の第2の実施形態に係るラジカル処理システムの構成を示す図。 本発明の第3の実施形態に係るラジカル処理システムの構成を示す図。 本発明の第4の実施形態に係るラジカル処理システムの構成を示す図。 本発明の第5の実施形態に係るラジカル処理システムの構成を示す図。 本発明の第6の実施形態に係るラジカル処理システムの構成を示す図。 本発明の第7の実施形態に係るラジカル処理システムの構成を示す図。
符号の説明
1…処理水槽、2…処理対象水、3…第1の電極、4…第2の電極、5…本体、6…電源部、7…金属メッシュ部材、8…ポンプ、9…部材、10…第1の処理部、11…第2の処理部、30…放電部、100…浮き部材。

Claims (16)

  1. 放電を利用してラジカル処理を実行するラジカル処理システムにおいて、
    処理対象水を内部に蓄えることが可能な反応容器、及び前記処理対象水に対して放電ラジカル処理を行うための放電を発生する電極を含む電極手段をそれぞれ有する階層化構成の処理手段と、
    前記電極に対して、高電圧を印加する電源手段と
    を具備することを特徴とするラジカル処理システム。
  2. 前記処理手段は、第1の処理手段と第2の処理手段に階層化されて、
    前記第2の処理手段は、前記第1の処理手段によって処理された前記処理対象水を処理することを特徴とする請求項1に記載のラジカル処理システム。
  3. 放電を利用してラジカル処理を実行するラジカル処理システムにおいて、
    処理対象水を内部に蓄えることが可能な反応容器、及び前記処理対象水に対して放電ラジカル処理を行うための放電を発生する電極を含む電極手段をそれぞれ有する処理手段と、
    前記電極に対して、高電圧を印加する電源手段とを具備し、
    前記電極手段は、複数に分割されて配置された構成である
    ことを特徴とするラジカル処理システム。
  4. 前記処理手段は、階層化構成であることを特徴とする請求項3に記載のラジカル処理システム。
  5. 放電を利用してラジカル処理を実行するラジカル処理システムにおいて、
    処理対象水を内部に蓄えることが可能な反応容器、及び前記処理対象水に対して放電ラジカル処理を行うための放電を発生する電極を含む電極手段をそれぞれ有する処理手段と、
    前記電極に対して、高電圧を印加する電源手段と、
    前記処理対象水を前記反応容器に供給するポンプと、
    前記ポンプから前記処理対象水を前記反応容器に供給する水路の供給口に設けられた金属メッシュ部材と
    を具備することを特徴とするラジカル処理システム。
  6. 前記金属メッシュ部材は、接地された構成であることを特徴とする請求項5記載のラジカル処理システム。
  7. 前記処理手段は、階層化構成であることを特徴とする請求項5または6に記載のラジカル処理システム。
  8. 放電を利用してラジカル処理を実行するラジカル処理システムにおいて、
    処理対象水を内部に蓄えることが可能な反応容器、及び前記処理対象水に対して放電ラジカル処理を行うための放電を発生する電極を含む電極手段をそれぞれ有する処理手段と、
    前記電極に対して、高電圧を印加する電源手段とを具備し、
    前記電極は、複数のピン状の放電部を有し、
    前記放電部は、複数のグループに分割されて配置された構成である
    ことを特徴とするラジカル処理システム。
  9. 前記処理手段は、階層化構成であることを特徴とする請求項8に記載のラジカル処理システム。
  10. 放電を利用してラジカル処理を実行するラジカル処理システムにおいて、
    処理対象水を内部に蓄えることが可能な反応容器、及び前記処理対象水に対して放電ラジカル処理を行うための放電を発生する電極を含む電極手段をそれぞれ有する処理手段と、
    前記電極に対して、高電圧を印加する電源手段と、
    前記処理対象水の水面の揺れを低減する部材とを具備し、
    前記部材は、前記反応容器の内部に配置された構成である
    ことを特徴とするラジカル処理システム。
  11. 前記処理手段は、階層化構成であることを特徴とする請求項10に記載のラジカル処理システム。
  12. 前記処理手段は、第1の処理手段と第2の処理手段に階層化されて、
    前記第2の処理手段は、前記第1の処理手段によって処理された前記処理対象水を処理し、
    前記部材は、前記第1の処理手段によって処理された前記処理対象水が前記第2の処理手段に遷移する際の流れの向きに対して上流側に配置された構成である
    ことを特徴とする請求項11に記載のラジカル処理システム。
  13. 放電を利用してラジカル処理を実行するラジカル処理システムにおいて、
    処理対象水を内部に蓄えることが可能な反応容器、及び前記処理対象水に対して放電ラジカル処理を行うための放電を発生する電極を含む電極手段をそれぞれ有する処理手段と、
    前記電極に対して、高電圧を印加する電源手段とを具備し、
    前記電源手段は、複数に分割されて配置された構成である
    ことを特徴とするラジカル処理システム。
  14. 前記処理手段は、階層化構成であることを特徴とする請求項13に記載されるラジカル処理システム。
  15. 放電を利用してラジカル処理を実行するラジカル処理システムにおいて、
    処理対象水を内部に蓄えることが可能な反応容器、及び前記処理対象水に対して放電ラジカル処理を行うための放電を発生する電極を含む電極手段をそれぞれ有する処理手段と、
    前記電極に対して、高電圧を印加する電源手段と、
    前記反応容器に蓄えられる処理対象水の水面に配置される複数の浮き部材とを具備し、
    前記電極は、前記複数の浮き部材の上に配置された構成である
    ことを特徴とするラジカル処理システム。
  16. 前記処理手段は、階層化構成であることを特徴とする請求項15記載のラジカル処理システム。
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